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いいね! ボタンのデザイン変更、スポット連携の星評価も表示スタート など5ネタ [そのまま会議に出せる!Facebookネタ] | Web担当者Forum

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忙しいWeb担当者のためのそのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルをそのまま使用・配布OK!

Facebookの仕様がまた変わっている!」「いつの間にこんな機能が?」……Facebookは次々に新しい機能を発表しているため、忙しいWeb担当者が情報をキャッチアップしていくのは非常に大変。本コラムでは、そんなWeb担当者をフォローすべく、最新のFacebookネタを厳選して紹介していく(月1回連載)。

本連載の特徴  本連載では、記事内容のポイント部分をまとめたPowerPointファイルを、毎回、別途用意しています。このファイルは、(利用上の注意に従った範囲内であれば)転載・コピー・共有・配布などが可能です。会議の資料として配付するもよし、社内の勉強会に使うもよし、最新ネタを捕捉するニュースペーパーとしてプリントを部内で配るもよし、ぜひご自由にお使いください。
※「利用上の注意」は、PowerPointファイルの最終ページに記載されています。

今回の内容

そのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルはここからダウンロード可能
skdfbn015.ppt
全10ページ/965KB
  1. スポットの評価がページ上部に表示開始
  2. ソーシャルプラグイン、新デザインへの変更を発表
  3. 写真投稿時の素材画像の適正サイズは?
  4. 投稿ネタTIPS 「クリスマス」
  5. 投稿ネタTIPS 「年末の挨拶」
そのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルはここからダウンロード可能
これらの画像をクリックしても、ファイルダウンロードは可能です。

ネタ1スポットの評価がページ上部に表示開始

11月より、スポットと連携したFacebookページでは、上部にファンからの評価(レーティング)が表示されるようになりました。

ページ上の表示

ページタイトル表示の下に「五つ星」でレーティングが表示されます。

表示にあたっての前提

スポットと連携しているFacebookページのみに表示されます。表示される数値についてはタイムライン上に表示のユーザーからのレビューの平均値が表示されているものと推測されます(メンバーズ調査)。

ユーザーからのレビュー

現状、スポットと紐づくFacebookページには、「レビュー」エリアよりユーザーが五段階で評価しコメントを残すことができます。五段階評価の内容は、「5:すばらしい、4:非常によい、3:よい、2:まあまあ、1:良くない」です。

ネタ2ソーシャルプラグイン、新デザインへの変更を発表

Facebookは米国時間11月6日、外部サイトに設置ができる“いいね!”ボタンなど、一部のソーシャルプラグインのデザイン変更を発表しました。

デザイン変更の概要

旧デザインに表示されていたサムアップ(親指を立てる画像)等が“fロゴ”に統一されます。また、背景色も水色から濃青色に変わります。

  • 現デザイン
  • 新デザイン

変更にあたり必要な対応は?

「既存のまま、特に対応は不要」というのが私たちの見解です。

理由は、既存の「いいね!」「シェア」ボタンは自動的に新デザインに切り替わるため、ソースコードの変更が不要であるからです。ボタンのサイズ自体も現デザインと変わらないため、ページの表示崩れなども発生しないと考えています。

日本での展開

今後、数週間かけて切り替わるとのことです。

参照元: Introducing new Like and Share buttons- Facebook Developers

ネタ3写真投稿時の素材画像の適正サイズは?

Facebookページ上で写真を投稿する場合の、適正サイズならびに各環境での表示について、11月に調査を行いました。

写真投稿の推奨サイズ

写真投稿の推奨サイズは、「縦横比1:1」で「1200×1200ピクセル」です。

推奨サイズは上記のとおりですが、以下の状況を確認しています。

  • 最低403×403ピクセルの正方形画像であれば、各環境で問題なく表示される。
  • 縦横比「1:1」の正方形画像でないと、タイムラインでの表示時に長辺が切れてしまう。

各環境での表示イメージ

PCとスマートフォンの各環境でのタイムラインとニュースフィードでの表示イメージを紹介します。ただし、スマートフォンの表示サイズについては、公式アプリでの表示や機種により異なるため、あくまで参考値です。

  • PCの場合
    タイムライン:403×403px、ニュースフィード:320×320px
  • スマートフォン(iOS)の場合
    タイムライン:618×618px、ニュースフィード:618×618px
  • スマートフォン(Android)の場合
    タイムライン:587×587px、ニュースフィード:587×587px

ネタ4投稿ネタTIPS 「クリスマス」

12月の一大イベントといえばクリスマス! イルミネーションなどで彩られる街並み。そんな風景を上手にとりいれ、高エンゲージメントにつなげている、昨年の事例をいくつかご紹介します。

Case. 1 セブン-イレブン・ジャパン

きれいなクリスマスイルミネーションの写真とあわせて、自社の新入社員が自身の クリスマスの予定を語っています。

  • 投稿日: 2012年12月19日(水)
  • いいね!数: 3,690
  • コメント数: 19
  • シェア 数: 20
  • 投稿時のファン数: 151,729人
  • エンゲージメント率: 1.94%
  • エンゲージメント率平均: 1.57%(直近25件)

Case. 2 キリンビール / KIRIN BEER

渋谷パルコとハイネケンのコラボによるイルミネーションスポットを紹介しています。

  • 投稿日: 2012年12月21日(金)
  • いいね!数: 1,974
  • コメント数: 7
  • シェア 数: 20
  • エンゲージメント率: 1.59%
  • 投稿時のファン数: 125,147人
  • エンゲージメント率平均: 1.29%(直近25件)

Case. 3 北海道Likers

新千歳空港に突如サンタクロースが出現。オフラインでのユニークなエピソードを紹介しています。

  • 投稿日: 2012年12月19日(水)
  • いいね!数: 13,100
  • コメント数: 67
  • シェア 数: 312
  • 投稿時のファン数: 205,650人
  • エンゲージメント率: 6.56%
  • エンゲージメント率平均: 1.18%(直近25件)

Case. 4 JAPAN AIRLINES (JAL)

きれいな風景写真がファンの心を掴んでいます。

  • 投稿日: 2012年12月24日(月)
  • いいね!数: 13,996
  • コメント数: 81
  • シェア 数: 255
  • 投稿時のファン数: 743,218人
  • エンゲージメント率: 1.93%
  • エンゲージメント率平均: 1.29%(直近25件)

ネタ5投稿ネタTIPS 「年末の挨拶」

1年の終わり、ファンへの感謝の気持ちをこめて。Facebookページの投稿を通して伝えてみてはいかがでしょうか?

Case. 1 JAPAN AIRLINES (JAL)

ファンに対して1年間の感謝のメッセージを送ると同時に2012年にさようならを。

  • 投稿日: 2012年12月28日(金)
  • いいね!数: 15,684
  • コメント数: 281
  • シェア 数: 242
  • 投稿時のファン数: 742,379人
  • エンゲージメント率: 2.18%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 0.79%

Case. 2 チキンラーメン ひよこちゃん

年越しといえば「年越しそば」。キャラクターが「年越しそば」ならぬ「年越しラーメン」を作っています。

  • 投稿日: 2012年12月31日(金)
  • いいね!数: 17,166
  • コメント数: 146
  • シェア 数: 319
  • 投稿時のファン数: 243,807人
  • エンゲージメント率: 7.23%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 1.29%

Case. 3 キリンラガービール

年末らしく除夜の鐘の写真を前面に出した投稿を行っています。

  • 投稿日: 2012年12月21日(金)
  • いいね!数: 1,974
  • コメント数: 7
  • シェア 数: 20
  • 投稿時のファン数: 125,147人
  • エンゲージメント率: 1.59%
  • エンゲージメント率平均: 1.29%(直近25件)

Case. 4 キリンビール / KIRIN BEER

自社社員がファンへ一年間の御礼を述べています。

  • 投稿日: 2012年12月31日(月)
  • いいね!数: 2,640
  • コメント数: 27
  • シェア 数: 13
  • 投稿時のファン数: 128,366人
  • エンゲージメント率: 2.09%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 1.22%
◇◇◇

『そのまま会議に出せる!Facebookネタ』連載15回目でしたが、いかがでしたでしょうか? 本コラムでは、今後もFacebookを中心とした最新かつ重要な情報を発信していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

この記事の筆者

エンゲージメント・ラボ(株式会社メンバーズ)

エンゲージメント・ラボとは、株式会社メンバーズのFacebookマーケティング推進における実績・ノウハウの蓄積とエンゲージメント向上に特化した事例を集約・研究し、顧客企業へのより一層の効果的なFacebookマーケティングサービスの提供や情報発信、新たなサービス開発を推進する研究機関。

※株式会社メンバーズとは?
1995年設立。創業以来インタラクティブエージェンシーとして、多くの大手クライアントのインターネットマーケティングを支援。近年では“ソーシャルメディア時代をリードし、顧客と共にビジネスを創造するネットビジネスパートナー”を標榜し、いち早くそのノウハウを活かしたFacebook活用の支援サービスを提供中。

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マルチデバイス対応を攻略! 4つの手法のメリット・デメリットを解説 [イベント・セミナー] | Web担当者Forum

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この記事を読むのにかかる時間: 約 3.5

Webサイト構築の最新テクニックとCMSの今後について語った「CMS DAYS TOKYO 2013」の第3部「Web共通基盤によるWeb戦略の最適化とROIの最大化」をレポートする。

登壇したミックスネットワーク代表取締役社長CEOの吉川隆二氏は「CMS製品の機能ということではなく、今後の方向性などを話していきたい」と挨拶し、次のように説明した。

CMSはコンテンツ管理ツールであるが、他のツールと連携して、パフォーマンス処理、開発ミドルウェア、マルチデバイス配信、マルチサイト管理などを提供する「Web基盤ツール」であると吉川氏は話す。

その上で、Webサイトが解決すべき課題は、コスト削減、スピードアップ、効果の最大化などのさまざまなものがあるが、今回の講演では「ターゲットデバイスの増加」ということに焦点を絞って解説するとした。

マルチデバイス対応の4つの方法とそのメリット・デメリット

デバイスが多様化するなか、同じ属性の1人の人間がPCやタブレット、スマートフォンをシチュエーションによって使い分けてWebにアクセスしている。コンテンツを配信する企業側は、スクリーン(デバイス)ごとに異なる属性の人がいて、その属性に合わせてコンテンツを配信すると考えがちだが、同じ属性の人が置かれたシーンによって使い分けるデバイスにいかに最適化したコンテンツを届けるかが重要になる。

これらのターゲットデバイスの増加に対応する方法について吉川氏は、「各デバイスサイトを個別構築」「自動変換サービス」「レスポンシブWebデザイン」「基盤ツール(CMS)の活用」の4つがあり、実現するサイトの規模や目的によって、それぞれ長短所があると説明する。

各デバイスサイトを個別構築
  • メリット
    デバイスごとに個別のサイトを構築する方法では、デバイスに合わせたデザイン、レイアウト、情報発信が可能で、閲覧性や操作性が高いサイトを作ることができる。

  • デメリット
    初期構築費用が高い、デバイスごとに更新する手間がかかる、サイト個別管理でマーケティングデータが分散される、更新に専門知識が必要で社内運用が難しい、URLがデバイスごとに異なるのでSEOに不利、新しいデバイスが出るたびにサイト構築が必要になるなどがある。

自動変換サービス
  • メリット
    外部サーバのコンバーターなどの自動変換サービスを使う方法では、構築・運用が楽、導入の手間やコストが低い

  • デメリット
    月額費用のサービスではPV数で料金が異なるためハイコストになる場合がある、外部サービス利用で表示に時間がかかり動作が重くなる場合がある、デザインの自由度が低いサービスはクオリティが重要なサイトには不向き、デバイスに合わせた訴求ができない、サービスによってはデバイスごとにURLが異なるのでSEOに不利といったことがある。

レスポンシブWebデザイン
  • メリット
    CSSやJavaScriptで表示を調整して、デバイスごとに表示を合わせるレスポンシブWebデザインの場合は、コンテンツの一元管理ができる、端末機種が増えても画面サイズの違いに対応できる、URLを一本化できるのでSEO効果が高い、といったことがある。

  • デメリット
    設計構築に費用や期間がかかる、構築後の改修や新規コンテンツ追加に設計の変更が必要になる場合がある、同じデータ量を読み込むので表示に時間がかかる場合がある、高い専門知識が必要なので社内運用が難しい、デバイスや端末に合わせた訴求ができない、IE6などの古いブラウザやフィーチャーフォンへの対応が難しいといったことがある。

基盤ツール(CMS)の活用
  • メリット
    基盤ツール(CMS)を利用する場合は、CMSだけでマルチデバイスに対応できるわけではない。多くのCMSは従来からPCファーストのコンセプトで作られており、マルチデバイス対応の機能がないツールや不十分なツールが存在する。CMSがマルチデバイスに対応の機能を備えている場合は、コンテンツを一元管理しながらデバイスに最適化できる、URLを一本化できてSEO効果が高い、コンテンツの更新・追加・管理に専門知識が不要、CMS側でマルチデバイスや新しいデバイスに対応、大規模サイトや複数サイトに対応できるといったメリットがある。

  • デメリット
    初期導入や構築に費用と期間がかかる、自社で更新や管理を行う場合に使用方法を習得する必要がある。

マルチデバイス対応と4つの手法について、ここまで講演で解説した内容は、SITE PUBLISのスペシャルコンテンツのページでも解説しており、吉川氏はそのURLhttp://www.sitepublis.net/special/multidevice.htmlを紹介している。また、パフォーマンスの確保やWebシステム開発についてもSITE PUBLISのスペシャルコンテンツのページで解説しているという。

複数サイト運営では共通のインフラ基盤整備が有効

吉川氏は、複数サイトを運営する場合の課題について話しを移す。企業サイトだけでなく、企画サイトやECサイトなど、さまざまなサイトを運用するケースがあるが、その際はサイトごとに個別に運用するケースが多く、コストがサイトごとにかかり、マーケティングデータも個別となりやすい。また、そのような個別運用されているWebサイトをマルチデバイスに対応させようとすると、運用サイト数×デバイスの種類で高額なコストが発生することになってしまう。

Webサイトのガバナンスにも注意しなければならない。企業サイトはセキュリティをしっかりと行っていても、企画サイトは予算も少なく、外部サービスやフリーツールなどを利用しているとプラグインなどがセキュリティホールとなりやすいという。企画サイトであっても、改ざんや情報漏えいがあれば企業の信用を失う結果となりかねない。

複数Webサイトの運営を支えるWeb共通基盤

「これらの課題に対処するために、サイト運営のための共通インフラ基盤を持つことをお勧めしたい」と吉川氏は説明する。複数サイトを運営する場合は、共通インフラ基盤によって無駄が省け、コストや管理の手間も低減される。

その基盤上でWebを構築するための部品群や運用ルール、ワークフローなどを共通化し、それぞれのサイトに実装していくことによってリスクを排除しながらサイト運用・構築の生産性を上げることが可能となる。そこからマルチデバイス対応を行えば、各デバイスに対して施策を行え、一元化されたマーケティングデータを使うことができることを示し、吉川氏は講演を終えた。

この記事の筆者

野本幹彦

IT系ローカライズ会社、IT関連雑誌記者を経て、フリーライターとなる。コンシューマから企業システム、ソーシャルアプリ、デジタルマーケティングまでの幅広い分野で記事を執筆。事例取材やインタビューを中心に、書籍、広報誌記事、Web記事などを手がけている。

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動的+静的CMS「NOREN6」をアシストがリリース、株式会社のれんを設立してCMS事業を推進 [ニュース] | Web担当者Forum

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この記事を読むのにかかる時間: 約 3 分

アシストは12月10日、同社のコンテンツ管理システムの最新バージョン「NOREN6 Content Server」を発表し、同時に、CMSと関連サービスを提供する新会社「株式会社のれん」の設立を発表した。また、2014年1月には、イベント「NORENフォーラム2014」を開催する。

NORENの最新バージョン6発表、動的コンテンツ対応のほか100の新機能

アシストは、同社が2002年から販売している企業Webサイト向けのコンテンツ管理システム「NOREN(のれん)」の最新バージョン「NOREN6 Content Server」を発表した。

NORENは、韓国アイオン・コミュニケーションズ社が開発しているCMSで、アシストが日本での独占販売権を取得しているもの。

NOREN6では、前バージョンで搭載していた静的コンテンツ管理の機能に加え、動的コンテンツを扱う機能を新たに搭載しているため、ユーザーの情報や行動に応じてコンテンツを出し分けたり、情報の絞り込みやフィルタリングを動的に行ったりできる。静的コンテンツと動的コンテンツの切り替えは、ページ単位のほか、ページ内のエリアごとにも設定できる。

動的コンテンツのサイトでコンテンツ量が膨大になったりアクセスが増えたりするとパフォーマンスが低下することが多いが、NOREN6では、複数のサーバーで処理を分散できる分散アーキテクチャの採用により、そうしたパフォーマンス低下を防げるとしている。

また、製品サイトに登録したコンテンツをECサイトやコーポレートサイトで表示したり、1つのコンテンツをPC向けとスマートフォン向けに表示したりといった、ワンソース・マルチユースやマルチデバイス対応の機能も強化している。

前バージョン「NOREN 5」のリリース(2008年)から5年ぶりの新バージョンとなることから、その間にNORENユーザ会やNORENのパートナー企業から寄せられた要望を新機能として100項目実装している。主な新機能としては、次のようなものがある。

  • ユーザーインターフェイス改善
  • スマートフォンなどモバイルデバイスへの対応
  • テンプレートで使えるアクションタグの追加
  • カテゴリ管理機能の強化
  • 管理者の運用を支援する機能
  • サーバーの負荷を軽減する機能
  • サーバーの使用容量を軽減する機能
  • など

パーソナライゼーションやテスト機能なども統合したマーケティングスイート的なシステムが増えてきているが、同社では、NORENはあくまでもコンテンツ管理のためのシステムとして開発していき、マーケティング機能に関しては周辺のサービスとの連携で実現していくとしている。

対応環境はLinuxのほか、Unix、Windowsで、Javaの動作が必要。データベースはOracleまたはMongoDBに対応している。

2014年1月24日より販売を開始し、3月1日より出荷を開始する(パートナー向けには2月1日より先行出荷開始)。

販売価格はレンタル版で144万円~(税別)。サイトリニューアルなどの案件での標準的な費用は、ライセンス料と構築費込みで2,000万円~3,000万円程度としている。

NOREN6に対応させたDeploy Serverは後日リリース予定(2014年後半を予定)。

株式会社のれん設立、CMSと関連サービスの提供を中小企業にも

Webコンテンツ管理システムと関連サービス提供に特化したグループ会社として、「株式会社のれん」を、株式会社アシストの100%子会社として2014年1月24日に設立する。

株式会社のれんでは、「NOREN6 Content Server」とその周辺製品を扱うほか、NORENパートナー企業のもつソリューションやサービスも扱い、今後はAWSをはじめとするクラウドを通してのCMSの提供なども進めていく。NORENの独占販売権も株式会社のれんに移す。

これまでアシストでは、NORENを主に大規模サイト向けに提供してきたが、今後は小規模サイトを含めたさまざまな規模のサイト向けにNORENを提供していく。

既存のNORENライセンスは中小規模のサイトには高額であるため、70社超のパートナー社を通じて特定ライセンスを提供することで対応する。特定ライセンスは、主に利用可能なページ数やユーザー数などが制限されるが安価なライセンス。のれんからの直販は行わず、パートナーを通じての販売となるが、標準的にはライセンス料で200万円程度を想定している(構築費込みで600万円~1300万円程度を想定)。

また小規模サイト向けにはクラウドなどを通じての提供も行っていく。

代表取締役社長には株式会社アシストの勝田誠氏が、取締役にはこれまでNORENに携わってきたアシストの根津豊氏が就くほか、アシスト会長のビル・トッテン氏とアシスト社長の大塚辰男氏が非常勤の取締役に就く。資本金は3,000万円。

NORENフォーラム2014を1月24日に開催

株式会社のれんの設立とNOREN6の販売開始を記念したイベント「NORENフォーラム2014」を、アシストとのれんが2014年1月24日(金)に開催する。

フォーラムでは、アイオン・コミュニケーションズ社のほか、パートナーのロフトワーク、キノトロープ、あとらす二十一、アイアクト、アクアリング、トランスコスモス、メガトレード、IIJなどのパートナー企業がそれぞれNORENや企業Webサイトに関する講演を行う。

  • イベント名称: NORENフォーラム2014
  • 開催日時: 2014年1月24日(金)13:00~17:35(受付開始12:30)
  • 場所:ステーションコンファレンス東京
    東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー5F
  • 参加費:無料(事前登録制)
  • 定員: 300名
  • 主催:株式会社アシスト(株式会社のれん)
  • 詳細情報と参加申し込み:https://mp.ashisuto.jp/public/seminar/view/2041

この記事の筆者

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレスビジネスメディア
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

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Webフォントをできるだけ軽く表示する圧縮の.htaccessや遅延ロードJSを作ってみた [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum

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この記事を読むのにかかる時間: 約 6.5

今日は、Webフォントのお話しを。Web担で初めてWebフォントを使ってみたのですが、予想どおり転送量が大きくてページ表示が重くなるので、できるだけ表示が快適になるように工夫してみました。

脱・新人Web担!あずさのWeb担当者日記という新コーナーで、Webフォントを使いました。

イベントなどでも女性Web担当者の数が増えていることから、現場の女性の方に執筆を依頼し、担当編集者も女性にして、女性向けの記事として作ってもらったら、「女性誌っぽいデザインにしたい」ということで、Webフォントを使うことになったのです。

しかし、重い! どれぐらい重いかというと、HTMLやCSSやJSや画像を全部あわせても740Kバイトぐらいなのに、フォントファイル1つで3.2Mバイトもあるのです!

Webフォントを使ってもできるだけページ表示を軽くするための注意点や工夫点をお伝えします。

ポイント1:本当に効果的なところ以外では使わない

なので、第1のポイントは「本当に効果的なところ以外では使わない」こと。

最初はタイトルや見出しなどにもWebフォントを使っていたのですが、デフォルトの表示と大きく変わるわけではないので、そこはWebフォントの適用を中止しました。

ポイント2:Webフォントは圧縮する

今回利用したWebフォントは、3.2Mバイトのサイズがあります。そのまま転送すると600ミリ秒~1秒の時間がかかります(他の環境やモバイルなどではもっとかかります)。

Webサーバー側で圧縮した状態で送り出すことで、転送サイズを減らしましょう。そのためには、.htaccessなどで次のような指示をします(Webサーバーでmod_deflateが有効になっている必要あり)。

WebフォントをApache側で圧縮して転送する.htaccessの記述
<IfModule mod_mime.c>AddType font/opentype         .otfAddType font/eot              .eotAddType font/truetype         .ttfAddType application/font-woff .woff</IfModule><IfModule mod_deflate.c>AddOutputFilterByType DEFLATE font/opentype font/eot font/truetype application/font-woff</IfModule>

これで、Webフォントへのアクセスは自動的にWebサーバーが圧縮して転送してくれ、転送量が2.3Mバイト、転送時間は450ミリ秒~800ミリ秒になりました。

さらに、毎回の圧縮処理が入るとアクセスが多いときには負荷になるだろうと、あらかじめgzip圧縮したフォントファイルをサーバー上の同じ場所に作っておいて、圧縮ファイルがある場合はそちらを転送するようにしました。

あらかじめ圧縮したWebフォントファイルが同じディレクトリにあればそれを使う.htaccessの設定
<IfModule mod_rewrite.c>RewriteCond %{HTTP:Accept-encoding} !gzipRewriteRule .* - [S=4]RewriteCond %{REQUEST_URI} \.otf$RewriteCond %{DOCUMENT_ROOT}%{REQUEST_URI}\.gz -sRewriteRule .* %{REQUEST_URI}\.gz [L,QSA,T=font/opentype,E=no-gzip:1]RewriteCond %{REQUEST_URI} \.eot$RewriteCond %{DOCUMENT_ROOT}%{REQUEST_URI}\.gz -sRewriteRule .* %{REQUEST_URI}\.gz [L,QSA,T=font/eot,E=no-gzip:1]RewriteCond %{REQUEST_URI} \.ttf$RewriteCond %{DOCUMENT_ROOT}%{REQUEST_URI}\.gz -sRewriteRule .* %{REQUEST_URI}\.gz [L,QSA,T=font/truetype,E=no-gzip:1]RewriteCond %{REQUEST_URI} \.woff$RewriteCond %{DOCUMENT_ROOT}%{REQUEST_URI}\.gz -sRewriteRule .* %{REQUEST_URI}\.gz [L,QSA,T=application/font-woff,E=no-gzip:1]</IfModule>

Webフォントは正しいコンテントタイプをHTTPヘッダーで返さないとブラウザがWebフォントとして扱ってくれない場合があります。最初、そこにハマりました。

RewriteRuleのTフラグでコンテントタイプを指示できると思ったのですが、うまくいかなかったので、結局次のようにしてForceTypeディレクティブで強引に上書きしています。このあたりはもう少し調べてみます。

強引にコンテントタイプを設定する.htaccessの設定
<FilesMatch "\.(?i:otf(\.gz)?)$">ForceType font/opentype</FilesMatch><FilesMatch "\.(?i:ttf(\.gz)?)$">ForceType font/eot</FilesMatch><FilesMatch "\.(?i:eot(\.gz)?)$">ForceType font/truetype</FilesMatch><FilesMatch "\.(?i:woff(\.gz)?)$">ForceType application/font-woff</FilesMatch>

ちなみに、最初にテストしたときはWebサーバーによる圧縮に時間がかかっているように見えたのですが、いまチェックしてみると、mod_deflateで圧縮した場合と比べて、特にリクエストに対する反応時間は変わっていませんでした。ですから、わざわざ圧縮済みファイルを置いておく効果はほとんどないかもしれません(アクセスが多い時間帯だと変わるのかな)。

まぁ、gzipで圧縮する際に最高圧縮率に設定したので4Kバイトほと節約できているのがメリットでしょうか。

手法転送サイズ転送時間の例
非圧縮3.2MB(3,311,516バイト)600ms~1000ms
Apacheのmode_deflate圧縮(標準)2.3MB(2,415,239バイト)450ms~800ms
gzip事前圧縮2.3MB(2,411,075バイト)400ms~800ms

ポイント3:ブラウザ側でキャッシュできるようにする

重いWebフォントファイルを何度もWebサーバーから取得する必要はありません。一度表示したWebフォントは、ブラウザがキャッシュして二度とサーバーに読みに行かないようにしましょう。

Webフォントファイルがブラウザ側でキャッシュされるようにするための.htaccessの設定
<FilesMatch "\.(?i:(otf|ttf|eot|woff)(\.gz)?)$">ExpiresDefault A25920000</FilesMatch>

これで、一度Webフォントファイルにアクセスした時点から300日間は、同じURLのフォントファイルを参照する場合でもサーバーに読みに行かずにローカルのキャッシュを使ってくれます。

ポイント4:Webフォントの適用を遅らせる

それでもやはりフォントの処理で1秒ぐらい余分にかかるのでWebフォントの適用をページ表示から少し遅らせることにしました。

まず、@font-faceの定義を独立したCSSファイルに移動してそのファイルはページから直接には読み込まないようにすることで、ページを表示しただけではフォント定義が読み込まれないようにします(つまりフォントファイルにもアクセアスしない)。

その状態で、グーグルのWbFont Loaderを使って、ページ表示が完了してから遅らせてフォントを適用します。

Webフォントを遅延ロードするためのJavaScript
<script type="text/javascript">
WebFontConfig = {
  custom: {
    families: ['HuiFont'],
    urls: ['/files/css/fonts.css']  // @font-face指定CSSファイル
  }
};
$(document).ready(function() {
  setTimeout(
    function() {
      var wf = document.createElement('script');
      wf.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https' : 'http') + '://ajax.googleapis.com/ajax/libs/webfont/1.4.7/webfont.js';
      wf.type = 'text/javascript';
      wf.async = 'true';
      var s = document.getElementsByTagName('script')[0];
      s.parentNode.insertBefore(wf, s);
    },
    5000
  );
});
</script>

この例では、ブラウザがページ表示を構築してから5秒後にWebフォントを適用しています。

ポイント5:ローカルの校正HTMLファイルでは適用できない

Webフォントは原則として「同じドメイン名じゃないと使えない」ものです。

どういうことかというと、Web担のサーバーに置いてあるWebフォントファイルは、Web担のサーバー上のHTMLファイルからでないと使えないのです。

ふだんはそれで問題ないのですが、校正用HTMLをHTMLファイルで関係者に送って確認してもらう場合には、その校正HTMLファイルをローカルにダウンロードして開いてもWebフォントが反映されません。

同じサーバーにあるHTML以外からもWebフォントを使えるようにするには、HTTPヘッダーでそれを指示しなければいけません。具体的には、.htaccessなどで次の命令を記述します。

Webフォントを他のドメイン名やローカルから使えるようにする.htaccessの設定
<FilesMatch "\.(?i:(otf|ttf|eot|woff)(\.gz)?)$">
  Header set Access-Control-Allow-Origin *</FilesMatch>

外部サーバーが決まっている場合はそのサーバー名を記述すればいいのですが、前述のようなローカルにダウンロードしたHTMLファイルの場合は、さまざまなブラウザで使えるようにするには上記の記述が必要になります。

ただし、こうすると、だれでもそのWebフォントを使えるようになってしまう点に注意が必要です。Web担では上記の指示は入れていません。

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安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレスビジネスメディア
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

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オリジナル記事:Webフォントをできるだけ軽く表示する圧縮の.htaccessや遅延ロードJSを作ってみた [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum
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ネットプライスドットコムが社名変更で「BEENOS株式会社」に 2014年10月に [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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ネットプライスやデファクトスタンダードなどの持ち株会社ネットプライスドットコムは11月25日、社名を「BEENOS(ビーノス)株式会社」に変更すると発表した。来年10月1日付で変更する。従来のeコマース事業に加えて、投資・育成事業も中核事業とする経営戦略を明確化するための社名変更と説明している。

「BEENOS」の意味は「ミツバチの巣」。イノベーションの花を咲かせる人材の集合体などを表している。

社名変更とともに、グループシナジーの向上と、新規事業の創造や国内外への投資育成を推進する。

子会社のネットプライスの社名は変更しない。

・定款一部変更(商号変更及び単元未満株式の権利の定めの新設)に関するお知らせ (ネットプライスドットコム)
http://www.netprice.com/ir/news/pdf/20131125_2_ir_report.pdf

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

→日本ネット経済新聞についてもっと詳しく知りたい

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リアル店舗に学ぶ客対応の心得。神対応と塩対応についての考察 [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum

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Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる 企業ホームページ運営の心得

コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。

宮脇 睦(有限会社アズモード)

心得其の339

土下座事件と神対応

衣料品販売の「しまむら」の店員を土下座させ、その写真をTwitterに投稿した女性が、名誉毀損罪で略式起訴され、罰金30万円の命令を受けました。ネット情報によれば、投稿した女性の日頃の素行に眉根を寄せ得るところも散見し、自業自得の声は少なくありません。購入した商品に不良があったからと、店員に土下座をさせることはやり過ぎで、しかもその姿を写真に納め公開した行為を弁護できるものではありません。しかし、店側の対応に瑕疵はなかったのでしょうか。

「神対応、塩対応」とはAKB48のファンの間で生まれた言葉です。主に握手会での対応を指し、前者が当意即妙なファンとの触れあいを指し、つれない(しょっぱい)態度をとるのが後者です。果たして「しまむら」の対応はどちらだったのか。

そこで今回は、私が知っている店頭での「神対応」を紹介します。リアルでの話ですが、ウェブにも通じます。ビジネスはネットだけでは完結しません。どんなにウェブのおもてなしが優れていても、リアルの対応で失敗することもあります。

クレーマー登場

あるテレビゲーム販売店を例に挙げます。CD-ROMなどで発売されているテレビゲームの定価は数千円し、高いものになれば1万円を越えることもあります。ゲームユーザーは大人から小学生まで幅広く、ゲーム販売店の店頭には老若男女が訪れます。

ある日、店頭で小学生が新品のゲームソフトを購入していきました。会計で小学生は1万円を出します。翌日、開店と同時に小学生の保護者が返品を求めて怒鳴り込んできました。昨日の小学生は親の財布から無断で1万円札を拝借していたのです。

保護者いわく「小学生が高額商品を買うのはおかしいと思わないのか!」と。

正当な対応だとしても

機械的に販売した店に責任があると、すでに開封された商品を返品の上、返金を求めます。この店ではゲームソフトの中古買取も行っており、中古としての買取価格でなら返金、すなわち買い取ると回答します。買い取り価格は新品売価のおおよそ3割で、仮に6,000円の商品なら2,000円の買い取りです。たった一晩で4,000円も損をするのかと、保護者は怒りに震えます。

一般論として店の対応に落ち度はありません。むしろこの保護者は「クレーマー」に属するでしょう。我が子の家庭内の事情を棚に上げて、店に損失を補填しろというのですから。そこに毅然とした態度で対応するのは必要なことです。冒頭の「しまむら」のケースで欠けていたのはこれではないでしょうか。

クレーマー対策のコツ

以前、「謝罪」の回で客への「卑屈な対応」をいさめました。クレーマーは下げた頭を踏みつける習性があり、一方的に卑屈な態度をとることは致命傷になりかねません。

しかし、クレーマーと口うるさいだけのお客は紙一重です。土下座を強要するような真性クレーマーはともかく、不幸なタイミングが重なり、声が大きくなった「仮性クレーマー」もいます。原理原則を楯に、すべてのケースを突き放すのは「塩対応」ではないでしょうか。返金が無理だとしても、保護者の愚痴ぐらいは聞いてあげてほしいものです。

一方、私が「神対応」と唸った店では、同様のケースで保護者の求めに応じ、新品価格での全額を返金することもあります。

神対応とはなにか

子供を相手にしなければならない商売では、こうした事例はよくあることで、昭和時代には駄菓子屋でも見聞きした話です。神対応の店が返金に応じるのは「滅多にないこと」だからです。よくあることと矛盾はしません。なぜなら神対応の店は、

新品を売らない

からです。小さな子供が大金片手に、新品のゲームソフトをレジに持ってきたとき、在庫があれば中古商品を提示し「こちらの方がお得だよ」と中古商品へ誘導しているのです。

お年玉など子供所有のお金であっても、高額商品を無断で買ったことを咎め、あるいはゲームを買ったことそのものを叱り、返品を求める保護者は本当に多いそうです。開封済みの中古商品なら、中身が破損していなければ商品価値が減ることはありません。そこで返品に応じるとともに、新品を売らなかった事情を説明すると、機転の利いた対応に感謝し、頭を下げる親が多いと言います。

トラブルを未然に防ぐための先制攻撃。これを「神対応」と唸ったのです。

神対応の結論はでている

中古を買わされたと保護者からクレームの電話がはいることもあります。しかし、差額を支払えば新品と交換しますし、事情を話せば理解してくれる保護者が大半だと言います。新品は開封されてしまえば、中古扱いとなり商品価値は大きく損なわれます。

一方で、クレーマーが自らの損失を拡大解釈し、拡声器で叫ぶ者であることは、冒頭のしまむら土下座事件が雄弁に語ります。ましてやゲーム屋にとって保護者もお客の1人です。目の前の小さなお客だけではなく、その背後にいる保護者までみての対応が「売らない」なのです。さらにすばらしいことは、「売らない」という対応を、運営するすべての店舗でノウハウとして共有していることです。

塩対応と神対応。中長期でみてどちらの店がお客の支持を集めるのか……の答えはすでに出ています。返品を断っていた店はすでに閉店し、神対応の企業は店舗を増やしています。トラブルの先回りをし、背後にいるお客まで見越し、さらに社内でノウハウとして共有する「神対応」。

業種業態は違ったとしても、Web担当者にとっても得るものは多いのではないでしょうか。

今回のポイント

トラブルの先回りをする神対応

「売らない」という選択肢もある

この記事の筆者
ユーザー 宮脇睦(有限会社アズモード) の写真

宮脇 睦(みやわき あつし)

プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。

制作、営業の双方の現場を知ることからウェブとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『完全! ネット選挙マニュアル』(Kindle版)、『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、冷静な視点からのIT業界分析に「週刊ポスト」など、様々な媒体から情報発信を続ける。

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Web担当者が日々の仕事をミスなく進める超便利タスク&コミュニケーション管理ツール11選 | Web担当者Forum

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企業内Webディレクターの役割も担うWeb担当者。「タスク管理やメールのやり取りにとられる時間を短縮したい」というあなたに、株式会社ロフトワークのベテランWebディレクターが11種のタスク管理・コミュニケーション管理ツールを紹介します。仕事をミスなく進めて時間を有効活用したいという人はぜひ参考にしてもらいたい。

この記事で紹介しているツール一覧
各リンクをクリックすると、そのツールの解説にジャンプします。上から順に筆者のおススメ順に並んでいます(★の数がおススメの度合いを表します)。

ロフトワークは、社内にデザイナーなどの制作部隊は抱えず、パートナーやクライアントとのプロジェクト進行管理を日々行っている、ディレクションやプロジェクトマネジメントの集団です。

そんなロフトワークでは、プロジェクトのコミュニケーションやタスク管理をスムーズに進めるために日頃から、さまざまなツールを積極的に活用しています。ロフトワークのディレクターが日常的に使用しているツールは2桁を軽く超えます。

今回は日々の激務に追われプロジェクトの管理に悩むWeb担当者やWebディレクターのために、プロジェクトをスムーズに進めるおススメツールを紹介します。

タスク管理編
タスクの所要時間を決めて、効率よく仕事を進める

タスクが溢れて決壊しそう!メールが多すぎてもう、わけがわからない……

まずはその日やることの優先順位付けと、ペースコントロールをしましょう!

HiTask(ハイタスク) ★★★
スタンダードなToDoリストかつグループ共有も可能
https://secure.hitask.com/

タスクの優先順位付けと所要時間の見込みを間違えると、非効率な時間が増えたり予想以上の時間がかかってしまったり、どんどんタスクが溢れていきます。そこでお勧めしたいツールがHiTask

11時からのタスクがまだ完了できていない!

後で紹介するRemember the milkやWunderlistなどのシンプル系タスク管理ツールとの違いは、登録したタスクを1日のタイムライン上に配置できることです。そして配置したタスクに必要な時間もドラッグ&ドロップで簡単に設定できます。

1日のタイムライン上にタスクを配置していくと、タスクの前後関係と所要時間の目安が一目でわかるようになります。また完了したタスク、完了していないタスクも、すぐに把握できるので、一日の予定の中で自分がどんなペースで進んでいるのか一目瞭然です。

朝出社したらまず、HiTaskでその日のタスク計画を立て、タスクを登録していきます。カレンダーに初めから登録されている会議の予定などを確認し、それらをHiTaskへ登録して、その隙間を縫う様に自分のタスクを登録していくと良いでしょう。

あとは登録したとおりに仕事を進めていくだけです。

翌日へタスクを繰り越すとこのような歯抜け状態に。これが一日のタスク管理の成績表です。

登録したとおりにタスクを進めることができずその結果、業務時間を大幅に超えてしまう場合は、優先度の低いタスクを翌日に繰り越す、もしくは人に依頼できるタスクをお願いするなどの対処がスムーズに行えます。1日の始めにタスクの登録と調整をしておくことで、手が回り切らずに遅れる、土壇場で人にお願いして嫌な顔をされる……などのシチュエーションを回避できます。

もし急な用事や1つのタスクに予想以上の時間を取られてしまっても焦らずに、残りのタスクの時間配分を調整しペースを維持しましょう。これを続けることによって、仕事の優先順位付けの最適化と所要時間見込みを予想するスキルアップにもつながるのです。

HiTaskを使って登録したタスクを1つずつ潰していくことに楽しさを感じ、予定通り一日が終わったことに快感を覚えるようになれば、もうあなたは立派なタスク管理主義者です。

対応OSWeb/iOS/Android
対応言語英語
価格
  • 無料版あり
  • パーソナル:6ドル~/1か月
  • ビジネス:23ドル~(5チーム、2.5GB)/1か月

Wunderlist(ワンダーリスト) ★★☆
究極にシンプルなタスク管理ツール
https://www.wunderlist.com/en/

究極にシンプルなタスク管理ツールです。デスクトップでのインターフェースとアプリでのインターフェースの差が少なく、外出先からも使いやすいです。僕もときどきこちらへ浮気します。

対応OSWeb/iOS/Android
対応言語英語
価格
  • 無料版あり
  • Pro:4.99ドル~/1か月
  • Pro for Teams:22.99ドル~(5チームまで)/1か月

Remember the milk(リメンバーザミルク) ★★☆
老舗タスク管理ツール
http://www.rememberthemilk.com/

タスク管理ツールの老舗といえる、シンプル系タスク管理ツール。このRemember the milkは進化を続け今ではEvernote(エバーノート)やSiri(シリ)とも連携できるそうです。老舗なのでTips記事など多数あることも魅力。

対応OSWeb/iOS/Android
対応言語英語・日本語
価格
  • 無料版あり
  • Pro:25ドル/年間

Asana(アーサナ) ★★☆
エレガントなタスク管理ツール
https://asana.com/

タスク管理ツールのRemember the milkと、プロジェクト管理ツールのBasecamp(後述)のいいとこ取りをしたような機能に、洗練されたデザインとUI(ユーザーインターフェース)。タスクごとの「コメント」で会話が可能なのでコミュニケーションを重視したい場合におススメです。

対応OSWeb/iOS/Android
対応言語英語
価格
  • 無料版あり
  • プレミアムプラン:50ドル~(15人まで)/1か月

Google To Do リスト(グーグルトゥドゥリスト)★★☆
Gmailユーザーならオススメ

Gmailをメインで使っている人にはおススメです。Googleメール画面の右下に常にTO DO が常に表示されているのでタスク漏れはありませんが、タスク管理ツールとしては最低限でシンプルなものです。

対応OSWeb/iOS/Android/サードパーティの製品で幅広く使える
対応言語日本語はもちろん多言語対応
価格
  • 無料版あり
  • ビジネス版:Google Appsは有料

Google Calendar(グーグルカレンダー) ★☆☆
定番中の定番
https://www.google.com/calendar/render?hl=ja

定番中の定番のGoogle Calendarですが、タスク管理目的には不向き。HiTaskと同じく一日のタイムライン上にタスクを配置できますが、完了したタスクと完了していないタスクの判別ができないため、タスク管理初心者にはあまりお勧めしません。タスクの処理漏れが起きがちです。

対応OSWeb/iOS/Android/サードパーティの製品で幅広く使える
対応言語日本語はもちろん多言語対応
価格
  • 無料版あり
  • ビジネス版:Google Appsは有料

コミュニケーション管理編
コミュニケーションツールを使ってプロジェクトメンバーで共有する

最近メールが多すぎて、大事なメールを見落としがちなんです……

コミュニケーションツールを使って一覧性を高めてみよう!

複数のプロジェクトを同時進行している場合や、ステークホルダーが多岐にわたる場合、メールが錯綜し対応漏れやメールの見落としが増えていませんか?

そんなプロジェクト管理には、コミュニケーションツールを利用して一覧性を高めことが有効です。基本的にはプロジェクトメンバー全員がそのコミュニケーションツールにサインインする必要があります。

Backlog(バックログ) ★★★
国産プロジェクト管理ツールの定番
http://www.backlog.jp/

社内外にメンバーが複数いて、さらにメンバーの専門領域が大きく異なる場合におススメしたいのがBacklogを使ったコミュニケーションです。

日本語インターフェースなので画面がシンプルで使いやすいです。また、ファイルのバーション管理システムのSubversion(サブバージョン)やGit(ギット)も利用可能なので開発系プロジェクトにもおススメ。

Backlogは「課題ごと」にスレッドを作り、その中でコミュニケーションをとれます。またスレッドは「処理中」「処理済み」「完了」などの状態を設定できるため、各課題の状況を一目で把握できます。

課題の検索を使用すれば、完了していない課題だけを抽出できます。

また各課題には「担当者」の設定も可能です。コミュニケーションの中で、次に回答すべき担当者は常に入れ替わっていきますが、メールを使用していると、その都度過去のメールを遡って、次の回答者は誰かを探す必要があります。

Backlogを使用すると、返信をするときに次の回答者を指名できるため、次の回答者を探す手間を大幅に削減できます。

コメントを登録する際に次の担当者を指名するのを忘れずに。

Backlogを使用するもう1つのメリット

Web担当者、Web責任者、企業の各製品担当者、ディレクター、デザイナー、コーダー、CMS開発者など複数の制作メンバーが関わるプロジェクトの場合、Backlog上でオープンにやり取りをすることで、連絡仲介者の不在による遅延を回避できます。

たとえば、Web担当者であれば、Web担当者からWeb責任者、または制作担当者への連絡や相談が必要になります。また、CMS開発者であれば、開発者からコーダーへの相談、コーダーからデザイナーへの連絡などが必要になった場合も、Backlog上でオープンにやり取りすることで、伝言ゲームによる意思疎通のズレが起きにくくなります。

Backlog上で行ったやり取りは、すべてログが残るため問題が発生したとき、経緯掘り起こしがスムーズにできます。また、スケジュール管理ツールとしても使えます。

スケジュール管理ツールとしても使える。
対応OSWeb
対応言語日本語・英語・中国語
価格
  • 30日間無料トライアルあり
  • ベーシック(プロジェクト数5、ユーザー数30、1GB)1,890円~/1か月

Basecamp(ベースキャンプ) ★★★
プロジェクト管理ツールの定番
http://basecamp.com/

プロジェクト管理ツールの定番、Basecampはディスカッションベースで管理します。Backlogよりも、会話のやり取りに重点をおいたツールです。そのためクライアント案件だけでなく、社内プロジェクトやイベント企画など小規模なプロジェクトにもおススメです。

Backlogが「課題」単位で管理をしているのに対して、Basecampは「ディスカッション」単位で管理します。Basecampではディスカッションごとにメッセージの配信相手を選択可能なので、ディスカッション単位で伝える相手を絞りながらコミュニケーションしたい場合に有効です。

もちろんBasecampでも課題の管理が可能です。Basecampではディスカッション管理の他に、ToDoリストを作成する機能があります。ディスカッションの中で発生した課題を、ToDoリストへ登録できるので、タスク管理としても利用できます。

ファイルの一元管理もできる

コミュニケーションツールを使用するメリットのひとつとして、ファイルの一元管理ができることが挙げられます。

メールのみのコミュニケーションの場合、過去のメールから添付ファイルを遡って探すことが非常に猥雑になりがちです。さらにファイルが最新版に変更になった場合、その都度ファイルを添付して他のメンバーへ送ることも面倒です。Backlog、Basecampともに、ツールの中で添付したファイルを一元管理できるので、関係者はいつでも必要な最新ファイルを手に入れることができます。

対応OSWeb/iOS/Android
対応言語英語
価格
  • 60日間無料トライアル
  • 20ドル~(プロジェクト数10、3GB)/1か月

Smartsheet(スマートシート) ★★★
WBSなどのスケジュール管理に特化
http://www.smartsheet.com/

プロジェクトの最新スケジュールをメンバー間で常に共有したい場合は、Smartsheetの利用がおススメです。オンラインツールのためメンバーは、いつでもどんな端末でもスケジュールを確認できます。

エクセルのようなローカルソフトウェアと違い、最新ファイルの取り違いやデグレード(降下・悪化)が発生するリスクを回避できます。また、Googleの各サービスとも連携します。

対応OSWeb/iOS/Android
対応言語英語
価格
  • 30日間無料トライアルあり
  • 14ドル~(シート数10、3GB、クリエイター数1)/1か月

ChatWork(チャットワーク) ★★☆
タスク管理も可能なシンプルなチャットツール
https://www.chatwork.com/

チャットによるコミュニケーションを主軸にしたコミュニケーション管理ツール。チャットの中で発言したことを、そのままToDoとして登録できます。小規模なプロジェクトやスピーディなやり取りが必要な場合におススメです。

対応OSWeb/iOS/Android
対応言語日本語
価格
  • 無料版あり
  • パーソナル(ユーザー数1、1.4GB):380円/1か月
  • ビジネス(ユーザー数10、10GB):1,980円~/1か月

Redmine(レッドマイン) ★★☆
オープンソースで使える高機能なプロジェクト管理ツール
http://redmine.jp/

チケット単位(チケットとは、Redmine上でタスクを管理するのに使われるもの)でタスクを管理するオープンソースのプロジェクト管理ツールです。案件の担当者が明確になり、チケットの一覧で「誰が」「何を」行っているのか確認できます。オープンソースで無料なのが魅力的です。

対応OSWeb/iOS/Android
対応言語日本語・英語
価格
  • 無料(オープンソース)
この記事の筆者
ユーザー 寺井翔茉(ロフトワーク) の写真寺井翔茉(てらいしょうま)

株式会社ロフトワーク シニアディレクター

1986年、京都生まれ。立命館大学卒業後、株式会社ロフトワークに入社。

ゲームイラストから大規模サイトへのCMS導入、地域とデザインを結ぶプロジェクトなど、幅広い案件のプロジェクトマネジメントとディレクションを手がけける。

気さくで人懐っこい、でも歯に衣着せない物言いでクライアントの信頼は厚いと評される。

ロフトワーク
ロフトワークWebサイトでの寺井翔茉プロフィール
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12月12日開催セミナー 仕事が加速するタブレット活用術セミナー~タブレットのビジネス活用術と仕事力向上のポイント~ [ニュース] | Web担当者Forum

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この記事を読むのにかかる時間: 約 1.5 分

日立システムズは、12月12日に「仕事が加速するタブレット活用術セミナー~タブレットのビジネス活用術と仕事力向上のポイント~」を開催する。

スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末が急速にビジネスユーザーに広がったことで、ワークスタイルは一気に多様化が進み、タブレットは多くのビジネスシーンで活用されている。

今回のセミナーでは、これからタブレットをビジネスシーンで有効活用していきたいユーザーに対し、実際に役立つ各種アプリケーションやクラウドサービスを使った、個人とチームの仕事力を向上させる方法を紹介するセッションが用意されている。

情報管理や共有方法、アイデアの生み出し方など、実例を元に詳しく紹介するとともに、ビジネスでタブレットを利用する上で、担保する必要があるセキュリティ対策についても解説する内容だ。

また、本セミナーの参加者には特典として、戸田 覚 氏の著書『新・あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』が全員に進呈される。

下記のような企業、担当者を来場者として想定。タブレット導入に躊躇している、もしくはせっかく導入したが思ったような効果が表れないといった課題、悩みを持っている担当者には、参考となる情報が得られるセッション構成となっている。

●タブレットの全社本格導入を検討している企業
●タブレットのセキュリティ面について課題を感じている企業
●タブレットの運用管理について課題を持つ企業

【開催概要】
■開催日程:
・2013年12月12日(木曜日)
■時間:
14時~17時30分(受付:13時30分~)
■会場:ハーモニアス・コンピテンス・センター
(東京都港区港南二丁目16番1号 品川イーストワンタワー13階)
http://www.hitachi.co.jp/products/harmonious/center/main/information/acc...

■参加費料:無料(事前登録制)
■定員:50名
■主催:株式会社日立システムズ
■協力:株式会社アバンギャルド、シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社

【プログラム】
□14時~14時05分 ご挨拶
□14時05分~15時05分
『仕事が加速する タブレット活用術』
ビジネス書籍作家 戸田 覚 氏
□15時05分~15時15分 休憩
□15時15分~16時
『いつでも、どこでもセキュアに業務実現…業務効率化を図るスマートデバイス活用法』
株式会社日立システムズ
□16時~16時10分 休憩
□16時10分~17時
『Going Mobile:シトリックスのモバイル最新技術とその活用事例』
シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社
システムズエンジニアリング本部 ソリューションSE部 リードシステムズエンジニア 大串 昌央 氏
□17時~17時30分
質疑応答・個別相談会

■申し込み・詳細
http://www.hitachi-systems.com/seminar/2013/12/1212a.html

株式会社日立システムズ
http://www.hitachi-systems.com/index.html

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カスタマーエクスペリエンスを高める「レコメンド」をユーザー登録なしのサイトで安価に導入するには [予算200万円から始めるOne to Oneマーケティング] | Web担当者Forum

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[PR]
200万円から始めるOne to Oneマーケティング 連載アイコン

予算200万円からトライアルとして実行できるOne to Oneマーケティングのアイデアを紹介し、スモールスタートの可能性を探っていく本連載。第2回となる今回は、個々のユーザーに合わせて適切なコンテンツを提示する「レコメンド」を、ユーザー登録やログイン機能のないサイトでも予算200万円以内で始めるやり方について解説する。

一人ひとりに最適なコンテンツを提供するレコメンド

あなたは、「レコメンド」といった言葉から何を思い浮かべるだろうか? ECサイト「Amazon」のおすすめ商品リンクを連想する方も多いのではないだろうか。

Amazonのレコメンド表示。自分や他のユーザーの購入情報に基づいておすすめを提示する。
Amazonのレコメンド表示。自分や他のユーザーの購入情報に基づいておすすめを提示する。
この商品を買った方は、以下の商品も買っています!
あなたへのおすすめ商品一覧はこちら!

こういった言葉とともに紹介された商品を見て、「今まさに買いたいと思っていた商品だ!」と驚いた経験のある方は少なくないだろう。

こうしたレコメンド機能による商品のおすすめは、多品種の商品を取り扱うWebサイトにおいて、繰り返し購入が想定される場合のみ利用されるものだと考えられてきた。

しかし、「O2O」「オムニチャネル」「カスタマーエクスペリエンス」といったキーワードが注目されたことで、レコメンド機能を使って「自社の顧客データベースやオフラインでの顧客接点から得られる情報に基づいて、一人ひとりに最適なコンテンツを提供しよう」という動きが脚光を浴びつつある。

ただし、CRMシステムや販売管理システムと連動したレコメンドの仕組みを構築するには、巨額の投資が必要となる。そこで今回は、将来的にCRMなどと連携が可能でありながら、予算200万円以内で始められるデジタルチャネル(Webサイト)限定のレコメンド導入について考えてみたい。

ユーザーごとに来訪目的が異なるからこそOne to Oneの発想が必要

当然のことだが、コーポレートサイトであれ、ECサイトであれ、そのサイトに来訪するユーザーの目的はそれぞれ異なっている。さらに同じユーザーであっても、来訪の時期によって目的が変化することは容易に想像できる。

ちなみに、「コーポレートサイト」という名称から会社情報を想起しがちだが、ほとんどの企業サイトでは主な目的が商品やサービスの販売促進なので、本来は「マーケティングサイト」と呼ぶ方が適切だろう。

「One to Oneマーケティング」という概念は、テレビCMや新聞広告などのマス媒体を使って不特定多数の顧客に対して画一的なマーケティングを行う「マスマーケティング」に対するアンチテーゼとして生まれた。しかし、多くのWebサイトでは依然としてマスマーケティングと大差ない情報の提供を行っている

それでは、どうやれば異なるニーズを持つ来訪ユーザーに対してOne to Oneで対応できるのだろうか。

従来は、「情報構造」という名の下にナビゲーションや画面レイアウトを工夫することでさまざまなニーズに対応するというやり方が一般的だった。しかし、それだとユーザーが能動的にリンクをクリックし、自分でページを移動しなければ、目的のコンテンツにたどり着くことはできない。

そこで、「過去の閲覧履歴を活用して一人ひとりに合わせて異なるページを提供することで、One to Oneマーケティングの第一歩とする」というのがレコメンドの基本的な考え方である。「個々のユーザーに対応する」という意味から、「パーソナライズ」と呼ばれることもある。

ページ閲覧履歴に基づいて実現できるOne to Oneの例:
ログインなしのサイトで個人向けと法人向けを自動選択する

ユーザーに会員登録をしてもらい、IDとパスワードでログインしてもらうサイトであれば、そのユーザーの属性情報などからニーズを推測してレコメンドを行うという流れはイメージしやすい。

だが、多くのサイト(特にコーポレートサイト)では、ユーザー登録や認証という機能が用意されていることは非常に少ない。

ログインする仕組みがないサイトでレコメンドを表示できるようにするには、個人情報を使わずに、ユーザーのページ閲覧履歴とクッキー情報のみを使ってレコメンドを実現する必要がある。

ここで、次のような単純な例について考えてみよう。

状況:

個人と法人の両方に向けた商品やサービスを提供している企業のWebサイト。トップページには、個人と法人のどちらかを選択するメニューを設置しているが、アクセス数の多い個人向け商品やサービスのコンテンツを中心に配置している。

BtoBとBtoCの両方の商材を扱っているサイトでは多い表示だろう。

だが、過去に訪問したことのあるユーザーならば、閲覧ページから個人なのか法人なのかを判別することは簡単だ。そのような再訪問のユーザーに対しては、個人なのか法人なのかを推測して、二度目以降はトップページでどちらかのコンテンツを優先して表示させるといった施策が可能になる。

閲覧履歴から来訪者の属性を法人ユーザーだと推測して法人向けページを表示。
閲覧履歴から来訪者の属性を法人ユーザーだと推測して法人向けページを表示。

レコメンドとしては、「(あなたは個人ユーザーだと思われるので)個人向けページをおすすめ」しただけだが、同時にユーザーにとっては「1クリック分の手間」が省けたことになる。些細なことだが、こうしたこと1つずつ積み重ねていくことでカスタマーエクスペリエンスの向上につながる。

同様のロジックで、次のような判断も考えられる。

  • 若年層向けのブランドページをよく見ている → 若年層?
  • 購買後のサポート情報を中心に閲覧している → 既存顧客?
  • 九州地区の店舗情報を繰り返し見ている → 九州在住?
  • 女性用のランニングシューズ情報を見ている → 女性?

閲覧履歴から来訪者の属性を推測し、クッキーを活用することで一人ひとりに最適なコンテンツを表示できる。

事前に個人情報を登録してもらったりマイページにログインしてもらったりしなくても、ある程度の範囲なら行動履歴から属性を推測することで、One to One対応を実現できるのだ。

将来のOne to Oneは顧客データベースとの連携でさらに進化

こうしたレコメンドによるOne to Oneマーケティングを実現するツールの中には、外部データベース(自社の顧客データやCRMシステムなど)との連携機能を有しているものもある(オプション機能として提供されていることが多い)。

外部データベースと連携するには、ツール側のオプション費用以外にも既存システムと連携するための開発が必要となるため、200万円という予算内ですべてを実現することは厳しいだろう。

だが、前述したようなWebサイト上の接点に限定した施策であれば、以下のような予算規模で実現できる。これなら、十分現実的な数字ではないだろうか。

  • 初期費用: 10万円~数十万円程度
  • 月額利用料: 5万円~20万円程度
レコメンド機能を備えるCMSも増加中。たとえばOracle WebCenter Sitesでは、レコメンドやセグメントの機能を使ってユーザーごとに個別のコンテンツを表示できる(画面は性別でコンテンツの出し分けを設定しているところ)。

また、最近ではレコメンド機能を備えたCMS(コンテンツ管理システム)も増えている。このようなCMSであれば、レコメンドによって表示させるコンテンツの制作、承認、公開まですべての工程を同一システム上で管理できるため、更新作業の効率化も期待できる。

外部データベースとの連携を次のフェーズとして見据えつつ、まずはWebサイト上の訪問履歴を活用したOne to Oneマーケティングでスモールスタートすることを提案したい。

◇◇◇

カスタマーエクスペリエンスを「ユーザーへのおもてなし」と考えれば、客の望むことに先んじて対応することもその1つだ。わかりきっていることなら、わざわざ選んでもらわずにこちらから提示することで、ユーザーの手間は減り、満足度は高まる。

高度な分析エンジンを駆使して膨大な商品から最適なものを選び出すというレコメンドの目指すゴールだ。ただし、今回挙げた例のように「個人か法人か」「男性か女性か」といったレベルでも、One to Oneへ向けた第一歩としては有効であろう。

この記事の筆者
田島 学(アンダーワークス株式会社代表取締役社長)の写真

田島 学(たじま まなぶ)

アンダーワークス株式会社
代表取締役社長

早稲田大学政治経済学部卒。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)にてeCRM戦略立案等に従事したのち、独立コンサルタントを経て2006年にアンダーワークス株式会社を創業。金融、情報通信、ヘルスケア、製造業などのWeb戦略/デジタルマーケティング戦略立案、顧客分析、テクノロジー活用、CRMなど多くのプロジェクトに携わる。

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セブン&アイがニッセンを買収へ 子会社ネットメディア社が126億円でTOB [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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セブン&アイ・ホールディングス(HD)は12月2日、通販大手のニッセンホールディングスを買収すると発表した。TOB(株式公開買い付け)により、議決権ベースで50.10%の株式の取得を目指す。取得額は約126億円の予定。セブン&アイグループはオムニチャネル戦略を進めており、カタログやネット通販などの実績を持つニッセンを傘下に加えることで、消費者との接点を増やす考え。

全額出資子会社で、ネット部門の持ち株会社であるセブン&アイ・ネットメディアを通じてTOBを行う。1株410円で買い付ける。すでに上位3株主(議決権ベースで計30.01%)から賛同を得ており、残りの20%強を市場から買い付ける。

ニッセンもTOBに賛同しており、応募が目標数に達しなかった場合は、ニッセンの第三者割当増資を引き受けることで目標の株式割合に引き上げる予定。この場合、買収額は最大177億円になる。

TOB成立後、セブン&アイが選任した取締役をニッセン側に派遣する予定。現時点で、代表取締役の交代や派遣する取締役の人数は未定としている。買収により、

  1. 顧客開拓
  2. マーケティング
  3. 取扱商品拡充
  4. 商品開発
  5. 物流、システム、決済などのインフラ

で相互協力を行う。具体的な内容は今後詰める。

実際の価値に比べ、市場価値がずいぶん低かったことも、数ある通販企業の中でニッセンを選んだ理由」(セブン&アイHD広報)としている。

  • 子会社による株式会社ニッセンホールディングス株式(証券コード:8248)に対する公開買付けの開始、第三者割当増資の引受け、及び資本業務提携契約の締結に関するお知らせ(セブン&アイ・ホールディングスのニュースリリース)
    http://www.7andi.com/company/news/release/001246.html
  • ニッセンホールディングス
    http://www.nissen-hd.co.jp/

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
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※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

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使いこなせばGA上級者! 自分用にカスタマイズしたレポートを作成したい(その2)(第81回) [衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座] | Web担当者Forum

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前回は、自分が見たい指標やディメンションを自由に組み合わせたレポートを作って登録しておく「カスタムレポート」の作り方・使い方を解説した。

前回解説したのは、「エクスプローラ」形式のカスタムレポートだったが、今回は、もう1つの形式である「フラットテーブル」のカスタムレポートを作成してみよう。

フラットテーブルとは?

「フラットテーブル」とは、ひとことで言えば、2つのディメンションを2列並べて表示した表形式のことだ。これは、標準のレポートにセカンダリディメンションを追加したレポートと同じ形式である。

たとえば下の図1は、標準レポートの1つである[集客]>[すべてのトラフィック]レポートで、セカンダリディメンションに「参照URL」を指定したものだ。

図1:[集客]>[すべてのトラフィック]レポート

左から2列目がセカンダリディメンションの表示列(図1青枠部分)だ。このように、自分が見たいディメンションを2つ同時に表示して確認したい場合に使うのが、フラットテーブル形式のカスタムレポートである。

今回は、「参照元」と「参照URL」という2つのディメンションを確認できるようなフラットテーブル形式のカスタムレポートを作ってみよう。

カスタムレポートの編集画面を開く

前回作成したカスタムレポートに追加する形で、作成を進めていくので、まずはカスタムレポートを開こう。

操作手順
  1. グローバルナビゲーションの[カスタマイズ]をクリックする
  2. 画面の左側にあるメニューにある、前回作成した[新しいカスタムレポート]をクリックする
  3. [編集]をクリックし、[レポートタブを追加](図2赤枠部分)をクリックする
図2:「カスタムレポートの編集」画面

フラットテーブルの作り方

追加したレポートタブの「名前」(図3赤枠部分)に、今回作成するレポートタブの名前を入力する。デフォルトでは「レポート タブ」と入力されているが、変更すると、連動して実際のタブの名前(図3赤枠部分)も変化する。自分の好きなタブの名前を付けよう。

「種類」は「フラットテーブル」を選択する(図3青枠部分)。

図3:「種類」で「フラットテーブル」を選択する

ディメンションを追加する

次に、「ディメンション」を指定する。「+ディメンションを追加」(図3緑枠部分、図4赤枠部分)をクリックすると、その下にディメンションを選択するプルダウンが表示される(図4)。

図4:「ディメンションを追加」の画面

表示されたプルダウンの「集客」(図4青枠部分)のカテゴリをクリックして、そのグループ配下にあるディメンション群を表示させて、その中から「参照元」を選択する。そうすると今作成したディメンション「参照元」(図5赤枠部分)の横に「+ディメンションを追加」の指定が現れる(図5青枠部分)。

図5:ディメンションを追加

同様に、2つ目のディメンションには、「トラフィック」配下の「参照 URL」を指定しよう。手順は同じなので、画面は省略する。ディメンションは2つまで指定できる。

指標を追加する

次に下にある「+指標を追加」(図5緑枠部分)をクリックすると、その下に指標を選択するプルダウンが表示される(図6赤枠部分)。ここでは、「コンテンツ」(図6青枠部分)のカテゴリをクリックして、そのグループ配下にある指標群を表示させて、その中から「閲覧開始数」を指定する。

図6:「指標を追加」の画面

そうすると今作成した指標「閲覧開始数」(図7赤枠部分)の横に「+指標を追加」の指定(図7青枠部分)が現れる。同じように、2つ目の指標には「ユーザー」配下の「直帰率」を指定しよう。こちらも手順は同じなので、画面は省略する。

図7:指標を追加

ディメンションに「参照元」「参照URL」(図8青枠部分)、指標に「閲覧開始数」「直帰率」(図8緑枠部分)を指定した画面は、図8のようになる。

図8:作成したカスタムレポートを保存する

とりあえず「フィルタ」や「ビュー」の指定はそのままで、図8の指定で設定画面下部の[保存]ボタン(図8赤枠部分)をクリックすれば、設定は完了だ。

新しく作成したカスタムレポートを見てみる

保存すると、今作成したカスタムレポートが表示されるので、「レポートタブB」(図9赤枠部分)をクリックしてみよう。

図9:完成したフラットテーブル形式のカスタムレポート

これがフラットテーブル形式のレポートで、左の2列(図9青枠部分)には、先ほど設定画面で指定した「ディメンション」である「参照元」と「参照元URL」(図8青枠部分)が表示され、その右側の2列(図9緑枠部分)には、指定した「指標」の「閲覧開始数」と「直帰率」(図8緑枠部分)が表示されている。

図9では、「参照元URL」の「(not set)」が上位に来て、わかりにくいレポートに なってしまうので、実際には「アドバンス」で「(not set)」を除いて表示させる、あるいは、次に解説するフィルタで、「参照元URL」が「(not set)」を除くフィルタをレポートに掛けるなどするとよい。

カスタムレポートは、右側に表示させる指標群をカスタマイズ指定できるが、標準のレポートで表示される指標群は、指標グループで決められた指標群に固定されている。

フィルタを指定してみる

さらに、オプションで指定可能な「フィルタ」を設定してみよう。フィルタとは、集計の絞り込みの機能のことである。ここでは、フィルタを使って、アクセスを日本からのアクセスだけに絞り込んで表示するような設定にしてみよう。

まずレポート表示画面上部の「編集」をクリックして(図10の赤枠部分)、レポート画面からカスタムレポート編集画面に切り替える。

図10:編集画面への切り替え

編集画面下のほうにある「+フィルタを追加」ボタン(図11赤枠部分)をクリックすると、図11のようにプルダウンが表示される(図11青枠部分)。

図11:フィルタの指定

ここで「ユーザー」(図11緑枠部分)のカテゴリをクリックして、そのグループ配下にある指標群を表示させ、その中から「国/地域」を選択したのが図12赤枠部分だ。

図12:フィルタ設定画面で「国/地域」を選択

日本からのアクセスだけに絞り込む設定にしたいので、中央のプルダウンからは「完全一致」(図13赤枠部分)を選択し、その右の入力ボックスには「Japan」(図13青枠部分)と指定する。

図13:フィルタ指定

なお左のプルダウン(図13緑枠部分)は「一致」か「除外」の2択で、中央のプルダウン(図13赤枠部分)は「完全一致」「正規表現」からの2択になっている。

ただしフィルタの設定には注意する点が1つある。今回のように、1つのカスタムレポートを複数のタブで構成させている場合、フィルタはすべてのタブに共通に掛かってしまうのだ。他のタブではフィルタを掛けずに保存してあっても、フィルタ機能は自動的にすべてのタブに共通で掛けられてしまうことに注意しよう。

筆者が講師の「Googleアナリティクス ゼミナール」が2014年1月29日+2月5日に開講されます。Googleアナリティクスを徹底的に使い倒せるようになるための丸2日間の講座です。  → お申し込みはこちらからどうぞ。

筆者のユニバーサルアナリティクス対応のGoogleアナリティクス本が出版されます。  → 『Google Analyticsによるアクセス解析入門~Universal Analyticsを使ったWebマーケティング実践テクニック100』

この記事の筆者
ユーザー 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン) の写真

衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)

1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社インターネット視聴率センター長を経て、2000年ネットレイティングス入社、視聴率サービス立ち上げに参画、2006年ネットレイティングス社(現ニールセン株式会社)フェローに就任。株式会社クロス・フュージョン代表取締役。またデジタルハリウッド大学院客員教授、米Digital Analytics Association会員、アクセス解析イニシアチブ副代表。

著書など:
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Webサイトのおもてなしできていますか? Webサイトの4つの課題をCMS導入で解決! [イベント・セミナー] | Web担当者Forum

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Webサイト構築の最新テクニックとCMSの今後について語られた「CMS DAYS TOKYO 2013」の第4部「今後のWebサイトに必要なもの」をレポートする。

第4部では、ジゾン代表取締役社長兼CEOの神野純孝氏が「今後のWebサイトに必要なもの」という講演を行った。

Webサイトに必要な4つのポイントと課題

東京オリンピック招致で流行語となる前から「おもてなし」が重要と説明してきたという神野氏は、Webサイトにもおもてなしが非常に重要だが、おもてなしできているWebサイトは少ない、と説明し、おもてなしを実現するにはCXM(カスタマーエクスペリエンスマネジメント)が必要だと話す。

神野氏はWebサイトのおもてなしに必要な4つのポイントを以下のように説明した。

  • 大手検索サイト(Googleなど)の攻略
    特に日本では、ユーザーが求めるコンテンツを探すときに検索することがほとんどで、Yahoo!からGoogleを検索したり、GoogleからYahoo!を検索するケースもあるほどだ。そのため、検索エンジン結果の上位に自社ページがランキングされるようにすることが重要だが、検索エンジン対策の会社にお金を支払って依頼する前に自分たちが行える対策は多数ある。

  • 自社サイトへの到着後の攻略
    訪問したユーザーが目的のコンテンツに1~2ページ以内でたどり着けなければ、ユーザーは検索ページに戻ってしまい、再度利用する確率も低くなる。この対策には最初にアクセスしたページに仕掛けを行うことで、ユーザーを取り込むことができる。

  • マルチデバイス対応
    スマートフォンやタブレットでWebにアクセスする人が増えただけでなく、同一人物がシーンごとに複数のデバイスを使い分けていることもポイントだ。これらが別々の人か、同一の人かを判断するには何らかのシステムが必要だ。

  • ソーシャルメディアとの連携・カスタマーエクスペリエンス
    探さなくてもコンテンツが見つかり、複数のデバイスでも同じ経験を得られるような、ユーザー行動に基づいたWebサイト制作が必要である。また、Googleが示したUX(ユーザーエクスペリエンス)の10か条のデザインガイドラインなども紹介した。

Googleの攻略についての説明に戻った神野氏は、実際のデータを示しながら、検索結果の1ページ以内では68%あるクリック率が2ページでは激減し、8ページ目ではほぼゼロになることを説明する。また、PCではF字状でページが見られているが、スマートフォンではI字状に上から下へ一瞬で見終わることが多く、PCでよかったサイトでもスマートフォンやタブレットでは使い物にならないサイトになる可能性があるという。

スマートフォンやタブレットからの閲覧率が上がってきているなかで、マルチデバイス対応を行う必要がある。しかし、レスポンシブWebデザインは非常に曲者で、PCなどの既存のWebサイトデザインをレスポンシブWebデザインに対応させるためにすべてやり直す必要があると神野氏は話す。そのためコストが大きくなり、既存のデザインが変わらないのに、レスポンシブ化のための修正費用がかかるという稟議は通りにくいというのだ。

CMSはレスポンシブWebデザインと相性がよく、Web制作のワークフローの中で、デバイスや機種ごとに行う必要があるデザイン、実装、テストという工程を同時に行うことができるメリットがあるという。

さらに、認知・関心、検索、情報収集・購入、評価・共有・再購入などのユーザー行動のすべてにソーシャルメディアがかかわる時代になっているなか、ソーシャルメディアとの連携が非常に重要となることも神野氏は説明した。

CMSを導入することによって多くの課題を解決できる

今まで説明した4つのポイントと課題は、CMSを導入することで簡単に解決できると神野氏はいい、それぞれの対応策を説明した。

  • 大手検索サイト(Googleなど)の攻略について
    ジゾンのCMSであるHeartCoreの事例として某銀行を示す神野氏は、HeartCoreでコンテンツを作成すれば自動的にSEOも行え、某銀行はSEOにコストをまったく使っていないと説明する。Webサイトの価値を上げるためにはシステムに頼るしかないと話す神野氏は、企業ブランドコンサルティングの日本ブランド戦略研究所が調査した「Webサイト価値ランキング2012」の上位10社中5社がHeartCoreを導入していることを明かす。

  • 自社サイトへの到着後の攻略について
    HeartCoreはLPO(ランディングページ最適化)という仕組みを持っておりユーザーが訪問してきたキーワードによってページ内のパーツを変更できる。たどり着いたユーザーが使っている検索キーワードに対応した、リンクや問い合わせ先を表示させることができれば、検索から来訪して直帰するユーザーを減らせるという。

  • マルチデバイス対応について
    ユーザーのデバイスを識別して自動的に最適な表示に変換して切り替える機能や、Facebookの企業ページの管理機能、デバイスごとにURLを変える方法など、HeartCoreの機能を実際のHPを見せながら説明した。神野氏は、新しいバージョンではIPアドレスやGoogleとの連携によって地域も識別し、季節商品のレコメンドなどに役立てられることも明かにした。

  • ソーシャルメディアとの連携・カスタマーエクスペリエンスについて
    探さなくてもコンテンツが見つかり、複数のデバイスでも同じ経験を得られるようなWebサイトの制作において、漠然としたキーワードで来訪したユーザーに対して、過去の行動パターンやGoogleの情報を元に自然語でシステムが自動的に提案を行う機能をHeartCoreの次期バージョンで提供する予定だとした。

これによって、マーケッターが分析してサイトを再構築することなく、マーケッターでなくても自動的にユーザーの目的に最適化されたWebサイトにできると話す神野氏は「今まで悩んでいたさまざまな問題点を解決するソリューションとしてCMSを使うことが最大のメリットとなる」と話し、第4部の講演をまとめた。

この記事の筆者

野本幹彦

IT系ローカライズ会社、IT関連雑誌記者を経て、フリーライターとなる。コンシューマから企業システム、ソーシャルアプリ、デジタルマーケティングまでの幅広い分野で記事を執筆。事例取材やインタビューを中心に、書籍、広報誌記事、Web記事などを手がけている。

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工数増でパンクしそうな広告運用の現場を助ける効率化ソリューション“アクイジオ”が日本法人設立、アイレップとの関係は? [注目企業のネットビジネス戦略] | Web担当者Forum

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リスティング広告運用担当者の「繁雑で多忙で大変すぎる」状態を楽にするための、統合デジタルマーケティングソリューション「Acquisio(アクイジオ)」を提供する日本法人「アクイジオジャパン(仮称)」を設立することを、アイレップが12月4日に発表した。

アイレップにおけるこのツールの位置づけや代理店業としてのアイレップとの関係について、日本法人の代表に就く井上氏と、アイレップの執行役員でありグループ戦略統括室長の北爪氏に聞いた。

代理店のアイレップではなく「アイレップグループ」としての日本法人設立

■アクイジオは、どんな人向けのどんなサービスなのでしょうか。

井上祥士郎氏
井上祥士郎氏(株式会社アクイジオジャパン(仮称) 代表取締役社長、株式会社アイレップ 執行役員)

●井上氏 アクイジオは、リスティング広告や運用型ディスプレイ広告の運用を楽にするための自動入札を中心としたサービスで、主に運用型広告に携わる代理店の現場の方向けのものです。

ですが、ツールに関して説明する前に、アクイジオとアイレップの関係について説明させてください。

●北爪氏 今回、カナダのアクイジオ社と合弁会社を日本に設立することにしたのですが、それは「株式会社アイレップ」としてではなく、「アイレップグループ」としてなのです。

つまり、アクイジオは株式会社アイレップとは独立した組織であり、「株式会社アイレップの事業」ではありません。

株式会社アイレップはこれまでも、これからも、デジタルマーケティングの代理店業を進めていきます。この点では何も変わりません。

ですから、株式会社アイレップは、マリンソフトウェア、アドビ システムズ、ケンショーといった(アクイジオに類するサービスを提供する)パートナーさまとも、引き続きこれまでと同様に取り組んで参ります。

いっぽうアイレップグループとしては、デジタルマーケティングの領域での代理店事業以外のこと、またはデジタルマーケティング以外の領域も含めて、長期で可能性を模索しています。今回のアクイジオ日本法人設立は、このグループとしての動きの第一弾なのです。

ですから、アクイジオジャパンとしては、株式会社アイレップ以外の代理店さまにもサービスを提供していきます。

●井上氏 株式会社アイレップという代理店はツール中立の立場であり、アクイジオというツールは代理店中立なのです。

アクイジオは「アイレップグループ」の事業であり、エージェンシー中立。アイレップはこれまでと変わらずツール中立で変わりません。

■と言っても、これでアイレップさんにお客さんを持って行かれるのではないかと心配する代理店さんもいるのでは?

北爪宏彰氏
北爪宏彰氏(株式会社アイレップ 執行役員 グループ戦略統括室長)

●北爪氏 とんでもない(笑)

そもそも我々の中期経営計画のなかに「自分たちの運用の効率化や定型作業にかかるリソースを削減していく」ことがありました。

アクイジオはそのためのツールの1つなのです。

代理店としてのアイレップでも、今まで使ってきたマリンソフトウェアを筆頭とするさまざまなプラットフォームの1つとして、うまく使っていこうという考えです。

アイレップの現場が疲弊せずに済むようなツールなら、同様に「真面目に広告主さまのために努力している」代理店さんには役に立つツールのはずです。

そういった方たちの助けになることは、マーケットのリーダーとしての責任の1つだと思っています。

株式会社アクイジオジャパン(仮称)は2013年12月設立予定

高度化・複雑化で疲弊するトレーディングデスクを楽にする

■なるほど、では、改めてアクイジオについて教えてください。

●井上氏 先ほども申しましたように、アクイジオは運用の現場を楽にするためのサービスです。

アイレップでは検索連動型広告や運用型ディスプレイ広告の運用をお手伝いしていますが、我々の業務を取り巻く環境は、アドテクの進化にともないどんどん複雑化・高度化してきました。

自動入札、DSPやRTB、さまざまなターゲティング、高度なウェブ解析などどんどん複雑化していくなか、広告主さまはより「成果」を求めるようになってきました。

その結果、運用の現場は、悪い言葉を使うと「どんどん疲弊」してきたのです。広告主さまの成果を伸ばそうとすると、多すぎるほどの「できること」があり、最適化とレポーティングをやってもやっても「完成形」が見えない状態なのですから。

そうした現場を工数削減したり効率化したりして、「運用の現場であるトレーディングデスクの人が、疲弊しなくても広告主さまの成果を伸ばす」ためのサービスが、アクイジオなのです。

●北爪氏 そもそもアクイジオ社はもともとカナダでSEMの代理店業を行っていた企業です。SEM代理店として運用を行いながら、自分たちの運用課題を解決するためにツールを作り、ツールベンダーになっていった企業です。

ですから、アクイジオのもともとの思想が「運用する現場の人が使いやすく、より効率化できるように」ということなのです。

運用の現場であるトレーディングデスクの人が、疲弊しなくても広告主の成果を伸ばす」ためのサービス

●井上氏 デジタルマーケティング全体の位置づけでいうと、CPAの最適化にフォーカスしているツールです。つまり、マーケティングファネル全体のなかでは、ニーズがある程度顕在化した状態の見込み客に自分のメディアを訪問してもらう部分がメインです。

ただし、アトリビューション分析の機能も含んでいますので、認知を獲得してニーズを顕在化していってもらう過程の部分も最適化できます。

予算の自動最適化とロジックやレポートのチーム共有が特徴

■デジタルマーケティングの統合ツールはさまざまありますが、アクイジオの特徴は?

●井上氏 今のところ大きな特徴としては、

  • 予算の自動最適化の機能をもつこと
  • ロジックやレポーティングのコンポーネントを共有できること

の2つがあります。

予算の最適化状況を一目で確認できるレポートの例

予算の自動最適化は、システム側で広告予算全体をチェックして、月間の予算消化をKPIにあわせて最適化して、プログラムで全体を自動コントロールする機能です。

コンポーネントの共有は、自動入札のロジックやレポーティングのデザインをコンポーネント化して、他のアカウントのスタッフと共有できる機能です。

同様の作業を行うスタッフ同士で知見を共有できるため、運用ノウハウの底上げができ、チームの成果を平準化していくのに役立ちます。

代理店ではさまざまな広告主の運用を行っていることがほとんどだと思います。各業界での知見をシステム的に共有できることで、高度なスキルをもっていないスタッフでも、熟練スタッフの経験を成果に反映しやすくなります。

つまり、その道のプロフェッショナル専用の高度なツールではなく、慣れていない人も含めたチーム全体の運用を助ける方向性ですね。

■DMP的な各種データの連携は?

●井上氏 アクイジオ自体はDMPのような機能をもっているわけではないのですが、「コネクタ」を使うことで、たとえばGoogleアナリティクスやAdobe Analyticsのような他のサービスと連携して、データを引っ張ってきてターゲティングや最適化に利用することも可能です。

運用チームやトレーディングデスクのある組織に

■どんな組織でアクイジオは効果を発揮しますか?

トレーディングデスク

検索連動型広告だけでなく、DSPなどを含めた運用型ディスプレイ広告なども総合的に扱う運用チーム。

●北爪氏 最適なのはアイレップのような運用型のエージェンシーで、運用型広告のチームやエージェンシートレーディングデスクがあるようなところならば、規模を問わず効率向上に役立つはずです。

Googleアドワーズ広告、Yahoo!プロモーション広告、Googleディスプレイネットワーク(GDN)、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)、DSPなどを使って、広告主の成果を伸ばす運用をしているところですね。

または、大型のEコマースサイトなどで膨大なキーワード数を扱っているところならば、インハウスでも便利になるはずです。

あとは、現時点ではPDCAをまわす余裕がないところですね。アクイジオによって自動化できるため、想定していたよりも少ない工数でPDCAをまわせるようになっていくはずです。

●井上氏 逆に言うと、枠の買い付け・コンサル・制作・クリエイティブに特化していて運用をしていない代理店や制作会社では効果を発揮できないということになります。

また、キーワード数が少なくて指名キーワードやブランド買いが中心のところや、短期のブランドキャンペーンを中心にしている代理店などでも、導入の効果を感じるのは難しいでしょう。

井上氏とRichard Couture氏(カナダAcquisio社の共同創設者 兼 製品担当副社長)

時代の変化に応じた組織の変革に、
そして、運用チームが疲弊しないために

■アクイジオの日本法人として、広告主や代理店の方にメッセージを

●井上氏氏 広告主の方には、「レポートがバラバラで、まとめて分析も判断もできない」という問題を解決することお勧めしたいです。

リスティング広告はデータ量が多くなりすぎていますし、さらに、さまざまなターゲティング手法やチャネルが出現しています。

それらをうまく活用できていなかったり、利用していても各チャネルのレポートがバラバラに代理店から届くため適切な分析も判断もアクションもしづらいという状況にあるのではないでしょうか。

そういう状況を脱して、あらゆるチャネルの情報がまとまったレポートを見るだけで適切に判断できるような方向にいくには、やはり統合型のマーケティングツールが不可欠です。

また、組織のスタイルを変えるためにも、今までとは違うやり方が必要になってきます。

これまでは特定の個人の経験やスキルに依存した判断や細かい運用をしてきた組織が、今後は個人に依存せずに組織としての判断や運用に切り替えていく傾向があります。

そうした動きのなかで、現場の濃い経験や知識がない人が携わることになったり、細かい運用ではなく予算アロケーションの判断をするような立場が必要になったりします。そうした立場の人にも、統合型のデジタルマーケティングツールが役に立つはずです。

●井上氏 代理店の方には、「工数の肥大化でパンクしないようにしましょう」と強く伝えたいですね。

サービスの多様化、タグの多様化、各種データの連携など、さまざまなことがテクノロジードリブンで可能になってきていますが、それに比例して運用の現場はどんどん疲弊していっています。

運用型の代理店は、運用業務を効率化していかなければ工数の肥大化でパンクしてしまいますし、そもそもうまく効率化しなければ、広告主もテクノロジーの進化の恩恵を受けられません。

そうした代理店の現場にとって大変な状況を乗り越えていくには、同様の苦しみを知る人たちが携わっているプラットフォームであることは心強いはずです。

●井上氏 アクイジオはCPAのための運用の効率化にフォーカスしていますが、今後は、そうしたツールは統合型デジタルマーケティングプラットフォーム(サーチ、ディスプレイ、ウェブ解析)として、さまざまなチャネルの情報や最適化を統合し、広告主のデジタルマーケティング活動全体の予算も管理できるようになっていくべきです。

アクイジオは、今後はそのような「統合型デジタルマーケティングプラットフォーム」として、あくまでも株式会社アイレップという代理店からは独立したエージェンシー中立のツールとして成長させていく予定です。

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安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレスビジネスメディア
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

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オリジナル記事:工数増でパンクしそうな広告運用の現場を助ける効率化ソリューション“アクイジオ”が日本法人設立、アイレップとの関係は? [注目企業のネットビジネス戦略] | Web担当者Forum
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ビデオリサーチ、Twitter上でテレビ番組の反応を測る「Twitter TV指標」提供に関しTwitter社と合意 [ニュース] | Web担当者Forum

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インターネット利用動向調査のビデオリサーチは、米Twitter社と「Twitter」上でのテレビ番組への反応を測る「Twitter TV指標」の提供開始について、協業して取り組むことで合意した、と12月10日発表した。テレビとソーシャルメディアの連携が活発になるなか、両者の関係性を表す共通指標整備としてTwitter TV指標に取り組み、2014年6月に提供を開始するという。

Twitter TV指標は、「ツイートの投稿数」「ツイートしたユーザー数」「インプレッション数」「インプレッションユーザー数」で構成。「インプレッション」はTwitter社との協業により、ビデオリサーチが国内で初めて提供する影響度合の把握に寄与する要素となる。また、従来、同社ではハッシュタグを基準とした指標の整備を目指していた。ハッシュタグを用いないツイートも多数存在することから、今後はハッシュタグとキーワードの両者を用いたツイートの取得に切り替える。

ビデオリサーチ
http://www.videor.co.jp/

TwitterTV指標プレスリリース
http://www.videor.co.jp/press/2013/131210.htm

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ブレインパッド、レコメンドエンジン「Rtoaster」の広告配信機能「Rtoaster Ads」と「MicroAd BLADE」を接続 [ニュース] | Web担当者Forum

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データマイニングと最適化技術のブレインパッドは、広告配信事業のマイクロアドが提供する仮想取引市場「BLADE Open App Market」において、ブレインパッドが提供するWebプラットフォーム/レコメンドエンジン「Rtoaster」の広告配信機能である「Rtoaster Ads」とマイクロアドが提供するDSP「MicroAd BLADE」を接続し、連携サービスを提供する、と12月10日発表した。サービスの提供開始は2014年1月を予定している。連携により、Rtoaster Adsの広告配信機能をMicroAd BLADEの広告ネットワークに適用できる。MicroAd BLADEを利用中の広告主は、Rtoaster Adsの広告配信機能を利用できるようになるという。

Rtoaster AdsとMicroAd BLADE連携サービスの特徴には、「プライベートDMP(顧客データベース)からの広告配信」、ユーザー個々の趣味や嗜好に合わせた「ダイナミックリターゲティング広告配信」がある。ダイナミックリターゲティング広告配信においては、商品カテゴリでのフィルタリングや「ユーザーが購買済みの商品は除外する」などのフィルタリング設定が可能。CRM(顧客関係管理)システムなど、顧客情報を含めたプライベートDMPからのレコメンドエンジンにより、サイト訪問経験の浅いユーザーに対しても精度の高いダイナミックリターゲティング広告を配信することができる。

ブレインパッド
http://www.brainpad.co.jp/

マイクロアド
http://www.microad.jp/

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ロックオン、広告運用を社内で行うインハウスマーケティングシステム「THREe」をバージョンアップ [ニュース] | Web担当者Forum

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インターネット関連ソフト開発のロックオンは、広告運用を自社内で行うインハウスマーケティングシステム「THREe」をバージョンアップし、広告効果測定システム「アドエビス」と連携したと12月9日発表した。これにより、他媒体のアトリビューション効果(成果に対する寄与)を基にしたリスティング広告の自動入稿が可能になる。

リスティング広告自動入稿機能のバージョンアップを記念し、ロックオンでは12月9日より先着50社限定で「THREe・アドエビス連携パッケージ」を特別価格で提供する。これまでTHREeを利用したことのないユーザーが対象で、THREeとアドエビスの2サービスをセットで申し込むと10万円+出稿手数料10%の特別価格で提供する。最低契約期間は半年間。

ロックオン
http://www.lockon.co.jp/

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トランスコスモス、メールマーケソリューション「ClickM@iler」に「シナリオ機能」を実装 [ニュース] | Web担当者Forum

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ITアウトソーシングサービスのトランスコスモスは、メールマーケティングソリューション「ClickM@iler(クリックメーラー)」に、顧客アクションに合わせたOne to Oneメールの自動配信を行う「シナリオ機能」を実装し、12月3日よりSaaS/ASP版で、2014年1月6日よりオンプレミス版でのサービス提供を開始する、と12月3日発表した。顧客アクションデータを利用してメールマーケティングの自動化と顧客コミュニケーションの最適化を行う新機能で、SaaS/ASP版およびオンプレミス版のオプション機能として提供する。

ClickM@ilerシナリオ機能は、メール配信結果、外部データソース、顧客ステータスに合わせた配信ターゲットリストを自動生成する。6種類のシナリオテンプレートによるメール配信の自動化と作業工数の削減を実現した。また、設定したシナリオの配信フローとシナリオメールの配信結果をひと目で把握できるUIを実装している。

トランスコスモス
http://www.trans-cosmos.co.jp/

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ハイブリス、中国市場向け「hybris B2C Commerce Accelerator for China」を発表 [ニュース] | Web担当者Forum

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コマース・プラットフォーム・プロバイダの独ハイブリスソフトウェアは、中国市場向けのオムニチャネル・コマース・システム「hybris B2C Commerce Accelerator for China」を12月10日発表した。単一チャネルのビジネスは、オンラインやモバイル、カタログやコールセンターなどの複数チャネルのビジネスへと進化しているため、オムニチャネルに対応したコマース・システムで、カスタマイズでき、Webやモバイル、コールセンター向けのサポートや、オーダー管理が可能なCommerce Acceleratorを提供することにした。中国市場向けのhybris Commerce Accelerator for Chinaは、中国国内でeコマースを実現するために必要な機能を備えている。

B2C Commerce Accelerator for Chinaは、あらゆるビジネスに最適化しており、Webのストアフロントとチャネル統合しているため、すぐに中国でビジネスを開始できる。中国市場向けに最適化したページテンプレートも提供。中国の消費者が好む大きな商品画像やメニュー、ビジュアルなユーザー体験の提供など、文化やショッピングの「雰囲気」に合わせて設計。動的なスクロール機能により中国の消費者向けに長いページを生成したり、店舗検索のために利用するBaiduの地図との連携によりサイト訪問者が希望の店舗を容易に見つけることができるようになっている。

ハイブリスソフトウェア
http://www.hybris.com/ja/

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モデューロのDMP「AudienceOne」とALBERTの「smarticA!DMP」がシステム連携を開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)の連結子会社のモデューロは、同社のDMP(デジタル・マネージメント・プラットフォーム)「AudienceONE」とマーケティングソリューションのALBERT(アルベルト)のプライベートDMP「smarticA!DMP」がシステム連携を開始した、と12月11日発表した。smarticA!DMPで収集した1stPartyデータを分析して自動生成するセグメント情報をAudienceOneに受け渡すことで、3rdPartyデータと組み合わせた分析や、広告配信等のマーケティングに活用することができるようになる。

AudienceOneは広告配信結果、ソーシャルメディア、提携企業の3rdPartyデータなどを収集/解析し、見込顧客の発見や既存顧客のロイヤルカスタマー化などのマーケティング施策に活用できるデータマネジメントプラットフォーム。収集したオーディエンスデータを基に多様なセグメントを作成し、セグメントのデモグラフィック情報や、流入キーワードとかけ合わせた分析を行うことができる。DACでは今後もAudienceONEの活用により、効果的なマーケティングソリューションを提供していくという。

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム
http://www.dac.co.jp/

モデューロ
http://modulo.co.jp/

ALBERT
http://www.albert2005.co.jp/

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住友電工情報システム、サイト内検索クラウドサービス「QS Rainbow」に新機能を追加 [ニュース] | Web担当者Forum

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業務用ソフトウェア開発の住友電工情報システムは、SaaS(ASP)型クラウドサービスのサイト内検索「QS Rainbow」に新機能を追加した、と12月11日発表した。QS Rainbowは、自社Webサイトに検索窓を追加して、自社Webサイト内コンテンツを全文検索できるサービス。自社でWebサイトを運営している企業や団体は検索窓が簡単に追加できるためシステムを構築することなく検索機能が追加できる。今回は同義語や類義語での検索、関連語での絞り込みやサジェスト機能を強化した。

QS Rainbowに追加した「同義語・類義語での検索」では、一般文書でよく利用する用語約18万1000語を収録したシソーラス基本語辞典を標準でバンドルし、検索キーワードの同義語を含めた幅広い検索ができるようになった。「関連語の表示」では、検索した際、入力したキーワードと関連があると思われる検索キーワードを関連語として検索窓の下に並べて表示する。「サジェスト表示」では、検索キーワードを入力中に、キーワードの検索候補を検索窓に表示する。

住友電工情報システム
http://www.sei-info.co.jp/

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