Quantcast
Viewing all 19485 articles
Browse latest View live

そんなに上手くいきますか…?/第8話 [【漫画】Webマーケッター瞳 シーズン4] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 1分弱
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Webマーケッター瞳シーズン4

前回までのあらすじ

アルバイト向け社内SNSはひとまず成功、現場の役に立っている実感を得た恵美は、Webのゴールや自分の仕事の目的を再認識した。そんな中、社内SNSの成功に気をよくした専務が、次は社外向けSNSをやろうと言ってきた!

→ネットデイズ在籍中のエピソードはシーズン1
→桜花転職後のエピソードはシーズン2
→桜花のエピソードはシーズン3

Image may be NSFW.
Clik here to view.
ここから始まります
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ここから始まります
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ここから始まります
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ここから始まります
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ここから始まります
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ここから始まります
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ここから始まります
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ここから始まります
Image may be NSFW.
Clik here to view.
一ヶ月後

昨日
イラストの
締切だったわね

一体
どれくらい
集まったんだろ

応募がゼロの
可能性もあるから

怖くて
聞けなかった…

もしもの時は
私が
描いたものを
ソッと…

瞳さん

!

大変です!

早く来て
下さい!

え…

第9話は2013年12月末公開予定

『マンガでわかるWebマーケティング シーズン2
―Webマーケッター瞳の挑戦!―』
待望の書籍化第二弾、今度は実践編!!

http://www.impressjapan.jp/books/3298

あの“瞳本”がパワーアップして帰ってきた!
マンガと解説による読みやすさは前作そのままに、
現場のWeb担に役立つ実践ノウハウ満載の一冊です。

この記事の筆者

原案、監修:村上 佳代(むらかみ かよ)

楽天株式会社モバイルコミュニケーション事業事業戦略部、マーケ・編成グループマネージャー。前職は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、TSUTAYA事業部Webマーケティングディレクター。ネットイヤーグループ株式会社にてWebマーケティングコンサルタント。

1996年より一貫して15年強Webマーケティング、デジタルコンテンツ業界に身を置く。

グロービス経営大学院MBAキャンディデイト。経営とマーケティングとITの橋渡しがコアコンピタンス。

原作:星井博文(ほしい・ひろふみ)

漫画家・漫画原作作家。ヤングジャンプにてデビュー。著作に『中京女大レスリング部物語「ちゅうじょ」』(実業之日本社)など多数。

作画:ソウ

漫画家。代表作は『マンガで分かる心療内科』(少年画報社)、『心理研究家ゆうきゆうのスーパーリアルRPG』(マガジンランド)ほか多数。

マンガ制作:トレンド・プロ

主に広告マンガ、イラスト、アニメ、キャラクターの制作を手がけるマンガ制作プロダクション。動機付け、興味の喚起、ストーリー性、分かりやすさなど、マンガの持つ強力な訴求力を活用し、企業が発信するさまざまなメッセージを織り込んだマンガ制作を得意としている。

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:そんなに上手くいきますか…?/第8話 [【漫画】Webマーケッター瞳 シーズン4] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

セグメント化&リタゲで純広告からの獲得効率が10%アップ! サイバーエージェントのヤフー広告活用術 [Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)活用講座] | Web担当者Forum

[PR]
この記事を読むのにかかる時間: 約 6 分
  1. Yahoo!プレミアム広告で良質なユーザーを集客

  2. サイト来訪者をYahoo!タグマネージャーで
    ページ内行動ごとにセグメント化

  3. 見込みの高そうなユーザーに対して
    YDNサイトリターゲティングで再リーチ

  4. → 顧客獲得が10%効率化

これは、株式会社サイバーエージェントがクライアント企業に対して提案したマーケティング施策だ。

具体的には、Yahoo!プレミアム広告のブランドパネルとYahoo!プロモーション広告のYDNサイトリターゲティングを組み合わせたものだが、そこで重要な役割を果たしたのがYahoo!タグマネージャーだった。

純広告でリーチしたユーザーを、Yahoo!タグマネージャーを使ってページ内行動ごとにセグメント化(分類)することで、見込み度合いの高い順にアプローチする。この施策によって、顧客獲得を10%効率化することができた。

施策の提案と運用はどのように進められたのか、担当した同社インターネット広告事業本部の鈴木祥彦氏と斎藤佐智子氏に話を伺った。

Yahoo!プレミアム広告で良質なユーザーを広く集めて
Yahoo!タグマネージャーでセグメント化&再リーチ

Image may be NSFW.
Clik here to view.
鈴木祥彦氏
鈴木 祥彦 氏
株式会社サイバーエージェント
インターネット広告事業本部 第2本部
3局1G

まずは良質なユーザーに向けてしっかりと商品の認知を図りたい。
さらに、リーチしたユーザーを見込顧客、顧客へとステップアップさせたい。

これがクライアント企業(以下、A社)からの要望だった。

「良質なユーザーの集客」には、Yahoo!のプレミアム広告のブランドパネルが利用できる。そして集めたユーザーを顧客化するために、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)のサイトリターゲティングを使って再リーチを行う。

これは、ユーザーに見込顧客から顧客へとステップアップしてもらうための基本ともいえるアプローチだ。

ここで、ステップアップ効率化のために加えた要素が、Yahoo!タグマネージャーを使ったページ内行動によるユーザーのセグメント化だ。

Yahoo!タグマネージャーは、Yahoo!インターネット広告のユーザーに対して提供されているタグ管理ツールで、強力なマーケティング支援機能も備えている。それがユーザーのセグメント化である。

鈴木氏は、Yahoo!プレミアム広告から集客したユーザーを、Yahoo!タグマネージャーを使ってセグメント化することで、顧客化への期待が高い層に向けてYDNサイトリターゲティングで再リーチするという施策を提案した。

サイバーエージェントが提案&実施した施策の流れ
  1. 良質なユーザーを集客Yahoo!プレミアム広告のブランドパネルを使って集客

    • クライアント企業の商品の訴求対象である「30~40代男女」ともマッチ
    • ブランドパネルで最初のセグメント化(30~40代男女)はできているので他のブロードリーチ(YDNなど)は使わない
  2. 行動ベースのセグメント化ランディングページでYahoo!タグマネージャーを使ってユーザーをセグメント化

    • 流入経路ごとにユーザーを分類
    • 滞在時間の長さによって商品に対するユーザーの関心度を判断
    • クリックやマウスオーバーなどのイベント検知によりユーザーが関心を持つ商品を把握
    →YDNサイトリターゲティング用のターゲットリストを作成
  3. 効率的に再訪問促進Yahoo!プロモーション広告のYDNサイトリターゲティングで、期待値の高い(=滞在時間の長い)ユーザーに対して優先的に再リーチ

まずYahoo!プレミアム広告のブランドパネルを使って、『30~40代の男女』に対して訴求しました。これはちょうどA社の商品ターゲットともマッチしています。そして、ランディングページに来たユーザーを、『滞在時間』と『訪問履歴の有効期間』(サイトリターゲティングの配信対象期間)でセグメント分けしました。

滞在時間に注目したのは、商品への関心度を測る要素として相関性が強いと判断したからです。ランディングページでじっくりと商品の説明を読んでいれば、滞在時間は長くなるはずです。『滞在時間が長いほど関心度が高いユーザー』と仮説を立てて、YDNサイトリターゲティングで優先的に再リーチすることにしました」(鈴木氏)

過剰なセグメント化は逆効果になることも
手段が目的にならないように注意

Image may be NSFW.
Clik here to view.
2013年10月からYahoo!インターネット広告のオンライン登録ユーザーも利用できるようになったYahoo!タグマネージャー。
Yahoo!タグマネージャー
2013年10月からYahoo!インターネット広告のオンライン登録ユーザーも利用できるようになった

Yahoo!タグマネージャーには、コンバージョン用タグなどの「タグ」を使ったユーザーセグメントが可能だが、さらに詳細な条件設定とセグメント化機能が備わっている。

A社の施策では、ランディングページに複数の商品説明を載せ、マウスオーバーの検知によってユーザーの興味関心対象を把握することも行った。ただし、技術的に可能だからといってセグメントを細かく分け過ぎることは禁物だと鈴木氏はいう。

クライアントはセグメントを細かく分けることを望むかもしれませんが、粒度が小さすぎるとセグメント当たりの広告配信量が少なくなり、その後のPDCAが回せなくなってしまいます

「ユーザーをキレイに分類できました!」で終わってしまっては意味がありませんし、セグメント化が目的になってはそれこそ本末転倒です。セグメントの粒度をどの程度にするか、試行錯誤を重ねました。

この施策を行った結果として、顧客獲得効率が10%ほど改善されました。もちろん、この10%すべてがセグメント化のおかげだと証明することは難しいですが、効果は確実にあったと確信しています」(鈴木氏)

これからの広告担当者に求められるのは
セグメント化とターゲットリストの見極め力

Image may be NSFW.
Clik here to view.
鈴木祥彦氏

サイバーエージェントの施策によって、A社は10%の顧客獲得効率化を達成した。しかし、Yahoo!タグマネージャーやYDNサイトリターゲティングでできることを考えると、これはまだ入り口に過ぎない。

鈴木氏も「Yahoo!タグマネージャーを活用した施策には、まだまだ大きな可能性がある」という。

今回の施策の明確な成果としては、『10%の獲得効率化を達成した』というだけです。しかし、実際に施策を行ったことで、セグメントを切り分ける際のポイントや優先度をどう判断すべきか、データとして確認できたことは大きいです。

これまでも、『デモグラフィックで分ける』『離脱してからの日数で分ける』『見ているページで分ける』など、セグメントの切り口は無数に考えられました。その中で、どの切り口がもっとも影響を与えるのか、これまでの仮説がデータとして裏付けられました。

今回の施策では、滞在時間を中心にYahoo!タグマネージャーで『ユーザーがどういう動きをして離脱したか』というシナリオを50~60パターン設定しました。そして、『10秒未満で離脱したユーザー』のように条件ごとに並べることで、どの要素が強く影響するのか可視化できました。

ただし、この程度のことは各代理店とも当然把握しているはずです。今後は、クライアント企業の業種や商材に対して持っている『どういった要素を軸にセグメント化するか』『リターゲティングでどの要素を重視するか』といったノウハウが、代理店を評価する物差しになるのではないでしょうか」(鈴木氏)

重要なのは広告手法ではなくクライアントにもたらす価値
目指すのは総合的に提案できる広告代理店

Image may be NSFW.
Clik here to view.
斎藤佐智子氏
斎藤 佐智子 氏
株式会社サイバーエージェント
インターネット広告事業本部 第2本部
SEMメディア局

サイバーエージェントには、Yahoo!プロモーション広告などのSEMを担当するチームと、Yahoo!プレミアム広告を担当するチームが存在する。

A社に対しては、これまで両チームからの施策提案は個別に行われてきた。しかし、今回の要望は、Yahoo!プレミアム広告とYahoo!プロモーション広告を組み合わせることで応えられるかもしれない。こうして、両チームの連携による提案がなされた。

鈴木氏と同じく、同社のインターネット広告事業本部でメディア視点でのSEMに取り組む斎藤佐智子氏は、総合的な視点で提案することが重要だと指摘する。

リスティング広告を担当していると、どうしてもその範囲内だけで施策を考えてしまいがちです。組織上そうなるのは当然かもしれませんが、一方でサーバーエージェントとしての強みは両方を提案できるところです。

広告代理店として重要なことは、リスティング広告か純広告かに関係なく、クライアントに対してどれだけ価値ある提案をできるかです。その意味でも、今回のように広告手法にこだわらないクライアント視点の提案を、特別なものではなく当たり前のものとして増やしていきたいです。

Yahoo!インターネット広告の大きな特徴の1つは、Yahoo! JAPANという国内屈指の媒体を持ち、SEMだけでなく純広告も利用できる点です。さらに、Yahoo!タグマネージャーやYahoo!アクセス解析などのマーケティング支援ツールを提供することで、広告全体を横断して活用するための環境を整えています。弊社も正規代理店として、このような環境を一緒に作っていく役割があると考えています。

Yahoo! JAPANは「マーケティングソリューションカンパニー」というキャッチフレーズを掲げていますが、同じように弊社もクライアントに対して総合的に提案できる代理店を目指しています。

その一貫として、Yahoo!タグマネージャーの活用ノウハウを追求するために、技術的なサポートチームを社内に設けるなど、Yahoo!プレミアム広告とYahoo!プロモーション広告で、相乗効果を生み出すための体制を準備しています」(斎藤氏)

今後の課題はセグメント化された見込顧客との
コミュニケーション設計&最適化

Yahoo!プレミアム広告とYahoo!プロモーション広告それぞれの長所を、Yahoo!タグマネージャーを使って引き出した。これが現在の状態だ。今後、さらに獲得効率を高め、獲得数そのものも増やすためには、ユーザーとのコミュニケーションをどう設計していくかが焦点になると鈴木氏は考える。

セグメント化されたユーザーに対して、どのようにコミュニケーションを取っていくか。今後の課題はこれに尽きます。

Yahoo!プレミアム広告をきっかけに入ってきたユーザーに、顧客までステップアップしてもらう。その間には、商品名や社名で検索してもらうなど、もう1ステップ、2ステップが必要になります。

そこがシンプルでストレートなスポンサードサーチとは異なり、手間と時間がかかるところですが、見込顧客を数多く連れてくることができるという長所もあります。顧客に引き上げるまでのプランをどうするか。それがこの施策のポイントです。

今回のA社で実施した施策は、ひと言でいえば『期待値の低いユーザーを除いた』だけです。それだけでも10%効率化できたわけですから、クリエイティブや訴求メッセージを個別に用意して最適化を突き詰めれば、さらによくなるはずです。

セグメント化のためのシナリオを考えるようになって、あらためて広告の裏側にいるユーザーがどのような人物なのかを意識するようになりました。ユーザーの具体像=ペルソナをどこまで鮮明にイメージできるか。そのうえで、クライアント企業のターゲットとしてマッチするのはどのような層なのか。さらに、その優先度(コンバージョンの期待値)をどう判断するか。今後の課題ですね」(鈴木氏)

Image may be NSFW.
Clik here to view.
鈴木祥彦氏と斎藤佐智子氏
株式会社サイバーエージェント
Image may be NSFW.
Clik here to view.
株式会社サイバーエージェント Webサイト
  • 本社所在地 ● 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1
  • 事業内容 ● ブログをはじめとしたコミュニティサービスやゲームを含むAmeba事業、インターネット広告事業、ソーシャルゲーム事業、投資育成事業など。
  • URL ● http://www.cyberagent.co.jp/
この記事の筆者

【撮影】
鹿野 宏
株式会社Lab

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:セグメント化&リタゲで純広告からの獲得効率が10%アップ! サイバーエージェントのヤフー広告活用術 [Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)活用講座] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

笑うに笑えない、グーグルの検索結果から消えてしまった6つの例 [Web担アクセス数上位ランキング] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 約 1.5
Image may be NSFW.
Clik here to view.
アクセス数上位ランキング

2013年11月23日~2013年11月29日の、Web担でアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?

  1. [ Facebookページ活用 実践ガイドImage may be NSFW.
    Clik here to view.
    Facebookページ活用 実践ガイド の記事一覧へ
    ]
    企業Facebookページ制作マニュアル:18個の手順 【タイムライン対応・制作編&集客編】

  2. [ 顧客の行動パターンを理解するためのカスタマージャーニーマップ入門Image may be NSFW.
    Clik here to view.
    顧客の行動パターンを理解するためのカスタマージャーニーマップ入門 の記事一覧へ
    ]
    2時間で作るカスタマージャーニーマップ――実例とともに考える新しい「おもてなし」のカタチ

  3. [ 海外&国内SEO情報ウォッチImage may be NSFW.
    Clik here to view.
    海外&国内SEO情報ウォッチ の記事一覧へ
    ]
    あなたのサイトがグーグルから消え去る6つの単純ミス など10+4記事

  4. [ 【漫画】Webマーケッター瞳 シーズン4Image may be NSFW.
    Clik here to view.
    【漫画】Webマーケッター瞳 シーズン4 の記事一覧へ
    ]
    そんなに上手くいきますか…?/第8話

  5. [ 日本ネット経済新聞ダイジェストImage may be NSFW.
    Clik here to view.
    日本ネット経済新聞ダイジェスト の記事一覧へ
    ]
    楽天、12月のスーパーセールを中止へ 二重価格対策が不十分として

  6. [ Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報Image may be NSFW.
    Clik here to view.
    Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報 の記事一覧へ
    ]
    リダイレクトはSEOには諸刃の剣――301/302のサイトを活かす使い方・殺す使い方

  7. [ 編集長ブログ―安田英久Image may be NSFW.
    Clik here to view.
    編集長ブログ―安田英久 の記事一覧へ
    ]
    Web担当者・Webマーケターに便利なChrome拡張機能7選(Google公式編)+2

  8. [ 【漫画】Webマーケッター瞳 シーズン4Image may be NSFW.
    Clik here to view.
    【漫画】Webマーケッター瞳 シーズン4 の記事一覧へ
    ]
    Webのゴール/第7話

  9. [ Webのコト、教えてホシイの!Image may be NSFW.
    Clik here to view.
    Webのコト、教えてホシイの! の記事一覧へ
    ]
    会社にWebの価値を認めてもらうには、何をすればいいの?/うさぎ薬局の中村真奈さんに聞いてきた

  10. [ セミナー開催実践マニュアルImage may be NSFW.
    Clik here to view.
    セミナー開催実践マニュアル の記事一覧へ
    ]
    失敗しないセミナー当日運営(持ち物リスト&司会台本サンプル付き)/セミナー開催マニュアル3

  1. [ スマートフォンレポートImage may be NSFW.
    Clik here to view.
    スマートフォンレポート の記事一覧へ
    ]
    iPhone 5の販売数を遂にXperia Aが上回る、10代20代以上で異なるOSシェア

  2. [ 誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニックImage may be NSFW.
    Clik here to view.
    誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニック の記事一覧へ
    ]
    最近、Googleアナリティクスもアクセス解析も、変化が激しくついていけません

  3. [ 用語集 ]
    O2O

  4. [ 海外&国内SEO情報ウォッチImage may be NSFW.
    Clik here to view.
    海外&国内SEO情報ウォッチ の記事一覧へ
    ]
    Google+の投稿/リンク共有はランキングに影響する? →調査によるとNO など10+3記事

  5. [ 中小企業のための失敗しないWebシステム発注・開発Image may be NSFW.
    Clik here to view.
    中小企業のための失敗しないWebシステム発注・開発 の記事一覧へ
    ]
    サンプルでわかる提案依頼書(RFP)作成6つのポイント、発注内容の伝言ゲームは失敗の第一歩/第3回

  6. [ 【漫画】Webマーケッター瞳 シーズン1Image may be NSFW.
    Clik here to view.
    【漫画】Webマーケッター瞳 シーズン1 の記事一覧へ
    ]
    PVだけでいいんですか?/【漫画】Webマーケッター瞳 第1話

  7. [ Facebookページ活用 実践ガイドImage may be NSFW.
    Clik here to view.
    Facebookページ活用 実践ガイド の記事一覧へ
    ]
    企業がFacebookページを始める時に押さえておきたい28個の手順 【準備&プランニング編】

  8. [ 上司を説得できる企画資料の作り方講座Image may be NSFW.
    Clik here to view.
    上司を説得できる企画資料の作り方講座 の記事一覧へ
    ]
    “通る企画書”作りの基本/上司を説得できる企画資料の作り方講座#1

  9. [ Web広告研究会セミナーレポートImage may be NSFW.
    Clik here to view.
    Web広告研究会セミナーレポート の記事一覧へ
    ]
    IE 6とWindows XPのシェアがサポート終了を前に大幅減、「第5回 企業内Web閲覧環境調査」

  10. [ 僕と彼女と著作権Image may be NSFW.
    Clik here to view.
    僕と彼女と著作権 の記事一覧へ
    ]
    写った人の承諾なく撮った写真は肖像権侵害になるの?/【漫画】僕と彼女と著作権・第5話

※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:笑うに笑えない、グーグルの検索結果から消えてしまった6つの例 [Web担アクセス数上位ランキング] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

毎日10件以上のFacebook・Twitter投稿でオウンドメディアをあと押し/ベネッセ「いぬのきもち」「ねこのきもち」 [企業担当者に聞くFacebook&Twitter運用の現場] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 約 7 分

FacebookとTwitterで一番意識していることは、ユーザーに楽しんでもらうことです。ユーザーが一緒に参加して盛り上がってもらえるように、販促の情報は抑えています。

「ぜひ、いいね!してください」「コンテンツを読んでね!」というような呼びかけをしていましたが、最近はほとんど書いていません。自然な流れで投稿すれば、良い反応をいただけけるからです。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
いぬのきもちweb・ねこのきもちweb
http://pet.benesse.ne.jp/

ヒトと愛犬・愛猫との生活総合誌『いぬのきもち』『ねこのきもち』(ベネッセコーポレーション刊)は、定期購読スタイルの月刊雑誌として、飼い主が必要とする情報がしつけ・健康からお手入れまで網羅されている。「いぬのきもち・ねこのきもち」のWebサイトは、2012年10月にリニューアルされ、オウンドメディア展開に合わせてFacebookとTwitterもスタートした。

その活動はFacebookを中心に、Twitterと合わせて毎日10件以上投稿するほどアクティブで、ユーザー参加型のコミュニケーションを積極的に築いている。『いぬのきもち』『ねこのきもち』のソーシャルメディアの運用を含め、Webサイト全体の運営を管理している松井大和氏に、ソーシャルメディア活用についてうかがった。

アカウント情報は2013年10月末時点の内容
いぬのきもち・ねこのきもち(@inunekome)
  • 運用開始時期:2012年8月
  • ツイート:4,039
  • フォロー:8,889
  • フォロワー:7,719

「いぬのきもち・ねこのきもち」Facebookページは飼い主さんだけでなく、犬や猫が好きな人が楽しめる情報や写真などをお届けしています。Facebookとtwitterを通じて、可愛いわんちゃん、ねこちゃんの画像や動画、キャンペーン情報をお届けします!是非遊びにきてください!

いぬのきもち・ねこのきもち
  • 運用開始時期:2012年7月
  • いいね!:96,868人
  • 話題にしている人:12,759人

Facebook・Twitter活用の目的
リニューアルするWebサイトを盛り上げるためにスタート

――FacebookとTwitterを運用されていますが、運用を始めるきっかけを教えて下さい。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
松井 大和氏
株式会社ベネッセコーポレーション
ペッツ事業部
商品企画課
ネット担当リーダー
愛玩動物飼養管理士
松井 大和氏

2012年10月に『いぬのきもち』『ねこのきもち』のWebサイトをオウンドメディアにリニューアルするにあたり、ユーザーとのつながりをリニューアル前から持ちたいということで、2012年8月にFacebookとTwitterをほぼ同時に、Webサイトに先行して開始しました。

『いぬのきもち』は約12万部、『ねこのきもち』は約10万部と、ペット向けの雑誌では最大規模ですが、リニューアル前のWebサイトは販売促進または既存読者向けのものでした。雑誌は知っていてもWebサイトを知らないという人も多いため、飼い主さんだけではなく、犬猫好きな方にも楽しんでいただけるオープンなサイトにしたいとの思いでリニューアルしました。

――ソーシャルメディアを始めるとき、社内の反応はどうでしたか。

すでに、社内の別の部署ではソーシャルメディアを活用(ソーシャルメディア公式アカウント一覧)していましたし、会社全体のソーシャルメディア活用のガイドラインがまとまっていたので、開始すること自体はすんなりと決まりました。とはいっても、自分たちでソーシャルメディアの公式アカウントを運用するのは初めての経験だったので、最初は手探り状態でした。

運用体制
本当のおもしろさや楽しさは、実際の作り手でないと伝えられない

――FacebookページやTwitterはどのような形で運用されていますか。

コンテンツのおもしろさ、楽しさを伝えるには、実際に作っている自分たちで試行錯誤しながらやるべきだと思っていますので、どちらもすべて自分たちで投稿内容を考え、運用を行っています。

最初に社内のガイドラインに合わせてマニュアルを作成し、アカウントを開設したばかりのときは、投稿内容を毎回メールベースで確認して承認していました。その後、1~2か月もすると安定してきたので、各担当者の自己判断で投稿できるようにして、今は必要なときだけ事前の確認をするような形で運用しています。

どちらもWebサイトの広報担当キャラクターの「いずみちゃん」が読者のみなさんに話しかけるという形で投稿を作成しています。

――FacebookとTwitterではどういう情報を発信していますか。

Facebookはだいたい1日に3~5回、Twitterは1日に8~12回ほど投稿しています。Facebookの投稿はTwitterとも連動する形になっています。

Facebookで投稿するのは、Webサイトのコンテンツの紹介、またWebサイトで読者から募集している写真を紹介することが多いです。写真を紹介する以外にも、「写真にアテレコをつけて!」「川柳を募集!」「犬猫あるある募集!」というような参加型の投稿を週に2~3回実施しています。

なかでもアテレコ募集は大変好評で、猫の写真のアテレコでは平均して100件ほどのコメントがつきます。そのなから、おもしろいアテレコを選んで、写真に付け加えた形で再度投稿して紹介しています。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
アテレコ募集は、多くのコメントが寄せられるユーザー参加型の人気企画

また、リアルな読者イベントとして「いぬのきもちフェスタ」を年に数回開催していますが、このイベントの情報をFacebookからリアルタイムで伝えることもあります。

Twitterでは、これらの情報を連動させて投稿することに加えて、ドッグカフェなど犬と猫に関連する施設情報を紹介したり、Webサイト内のコンテンツを紹介しています。

写真に感謝のコメントをもらうことも。飼い主ならではの気持ちに寄り添う

――投稿内容で気をつけていることはありますか。

Facebook、Twitterどちらの場合も一番意識していることは、ユーザーに楽しんでもらうことです。雑誌の購読につながるような販促の情報も挟みますが、ほとんどの投稿はユーザーに楽しんでもらったり、一緒に参加して盛り上がったりしてもらえるようなものにしています。

Facebookで紹介する写真は、Webサイトのコンテストや投稿コーナーで投稿された、自慢の愛犬・愛猫の写真です。Facebookで紹介して他の人からコメントや「いいね!」がつくことを喜んでもらっています。コンテストなどでは、賞品をプレゼントすることもありますが、プレゼント目当てというよりも、ピックアップされてみんなに見てもらうことのほうが、喜びの声をいただくことが多いです。

ユーザー同士がコミュニケーションを楽しんでいらっしゃるので、特にコメントをすることはしていませんが、もちろん、コメントはすべて楽しく拝見していて、質問や内容のミスの指摘などに対してはできる限り返信するようにしています。また、Webサイトのコンテンツ作成などに活用しています。

投稿予約で少人数でもラクラク運用

――投稿頻度がずいぶん高いですが、ユーザーの反応はいかがですか。運用は大変ではないですか。

Facebookは、朝、昼、夕方に投稿していますが、やはり、お昼休みや帰宅時間は反応が増えますね。アテレコの募集などは、参加しやすいお昼休みの時間、帰宅時間に投稿しています。

運用については、「つぶやきデスク」を使って、投稿予約を行っているので非常に効率的に運用できています。

――運用ツールはどういう経緯で選ばれたのですか。

もともと少人数でサイトの制作から運用までしているなかで、さらにFacebookとTwitterの両方を運用するのは大変ですから、最初から運用管理ツールを探していました。Webなどから検索で探したなかでいくつか比較検討したのですが、つぶやきデスクは価格が決め手となりました。しかも、必要な投稿予約や解析機能も備わっているので、助かっています。サポートがないフリーのツールは、何かあったときの対応ができませんので、商用ツールから探しました。

効果測定
ソーシャルメディアが“更新のお知らせ”の役割を担う

――販促だけでなく、コミュニケーションを強化するため、オウンドメディアとソーシャルメディアを始めたということですが、目標はどのように設定していますか。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
松本 大和氏

コミュニケーションを考えたときに、何を指標とするかは難しいところなので、われわれも「いいね!」や「フォロワー」の数以外の指標を模索している段階です。ただ、考えてからでは遅いので、まずはエンゲージメントと認知拡大のために始めました。当然、WebサイトのPVは指標に入っていて、連載記事の人気などを見ています。

ソーシャルメディアに関しては細かな運用分析は行っていませんが、シェアや「いいね!」、コメントの数はチェックしていて、ユーザーの反応を見ながら投稿する内容を選んでいます。Webサイトのアクセス解析にはGoogleアナリティクスを、ソーシャルメディアの拡散やクリック数などの計測には、つぶやきデスクの解析機能を利用しています。

運用当初は、慎重にやっていたこともあって投稿が固い感じでした。また「ぜひ、いいね!してください」「コンテンツを読んでね!」というような呼びかけをしていましたが、最近はあまり書いていません。自然な流れで投稿すれば、ユーザーに呼びかけなくても良い反応をいただけるからです。

実際、Webサイトへの流入元としては、Facebookが最も多くなっています。新着のコンテンツを紹介しているので、ユーザーはかつてのRSSのような感じで見ているのかなと感じています。Webサイトを訪れる人の約半数がスマートフォンです。スマートフォンでFacebookをチェックして、おもしろそうなコンテンツのリンク先を見るというスタイルになっているのでしょう。

一方でTwitterはFacebookと比べると、時々爆発的に拡散して流入が急増することがあります。犬、猫の飼い主さんにとって影響力がある、いわゆるインフルエンサーの方がツイートしてくれると、一気に拡散するのです。

犬、猫コンテンツのポテンシャルはもっと高いはず

――Facebookページの「いいね!」はもうすぐ10万に届きそうですね。「いいね!」を増やすための施策としてどんなことをされていますか。

Facebookページを開設したときに、「犬診断」「猫診断」というアプリを用意し、ここから拡散させてファンを増やしました。当初は3万「いいね!」を目指しましたが、順調に増えたので上方修正して5万にしました。今期は10万人を目指しています。

その他に、Facebook広告を出していて、広告代理店にお願いして毎月少額ですが出稿しています。広告代理店の担当者の話では、「犬、猫というテーマはポテンシャルが高い」ということで、他のFacebookページに比べて、1人あたりの獲得単価は低いそうです。

動物関連のFacebookページのなかには、もっと「いいね!」を集めているところもありますから、まだまだ伸びる余地はあると思っています。

ソーシャルメディアで拡散したコンテンツを書籍化

――今後、目標を達成するためにどんな展開を考えていますか。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

Webサイトの「小雪の怒ってなどいない!!」というコーナーで人気の猫、小雪ちゃんの本を今年の12月上旬に出版することが決定しました。

怒り顔の優しい猫の小雪ちゃんは、FacebookやTwitterでシェアされることで、人気に火が付きました。現在、小雪ちゃんのアテレコを特設サイトで募集していて、FacebookとTwitterアカウントで投稿できるようになっています。Webコンテンツもユーザーと一緒に作っている感じです。

また、「第二の小雪を探せ!〇〇顔猫コンテスト」という企画も開催しており、ソーシャルメディアとうまくからめて盛り上げていきたいです。

ソーシャルメディアに比べて、「いぬのきもち・ねこのきもち」のオウンドメディアであるWebサイトの方は、まだまだ知らない人が多いので、Webサイトの認知度を高めてメディア化していきたいと思っています。犬のための施設を検索できるページや犬・猫のグッズが検索できるページなどもあるので、ペットに関わるいろいろな方々・企業とも協力しあいながら業界を盛り上げ、犬・猫がいる生活のすばらしさを広めて、犬・猫のことをずっと愛してくれる飼い主さんが増えることを願っています。

この記事の筆者
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ユーザー 深谷歩+藤原亜希子 の写真

株式会社 深谷歩事務所
深谷歩

深谷歩事務所代表取締役。ソーシャルメディアやブロクを活用したコンテンツマーケティング支援を行う。Web メディア、雑誌の執筆に加え、講演活動も行う。

著書
  • 『小さな会社のFacebookページ制作・運用ガイド』
  • 『小さな会社のFacebookページ集客・販促ガイド』

http://officefukaya.com

アユダンテ株式会社
藤原 亜希子(Akiko Fujiwara)

神奈川県出身。横浜市立大学文理学部心理学科を卒業後、就職情報会社にて、Nifty-Serveを利用した就活学生の情報交換支援フォーラムを立ち上げ、運用する。その後、アユダンテ前身のイージャパン株式会社にて、企業サイトSEO施策プロジェクトを担当。子育て専念期間を経て、2011年12月より、アユダンテ株式会社にて、ディレクター、ソーシャルメディアマーケティング担当として、企業のSEOプロジェクト進行ならびに、企業のソーシャルメディア活用支援、コンテンツマーケティング支援を行っている。

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:毎日10件以上のFacebook・Twitter投稿でオウンドメディアをあと押し/ベネッセ「いぬのきもち」「ねこのきもち」 [企業担当者に聞くFacebook&Twitter運用の現場] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

基礎から学ぶアプリストア最適化「ASO」――インバウンドマーケター向けガイド(前編) [Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 約 6 分

この記事の内容はすべて筆者自身の見解であり(ありそうもないことだが、筆者が催眠状態にある場合を除く)、Mozの見解を反映しているとは限らない。

アプリのエコシステムは、これまでに存在したすべてのエコシステムに勝ると言ってもいいほどの速さで成長している。また、デスクトップ向けウェブからモバイルアプリへのシフトは、最も楽観的な予測よりも速く進んでいる。

Mozのブログでは従来、モバイル、アプリのエコシステム、アプリのマーケティングといったコンテンツはあまり扱ってこなかった。ランドは以前、アプリストア最適化(ASO)とモバイルアプリに関する持論を述べたことがあるが、消費者の関心が劇的にモバイルへと移行するなか、時代は変わりつつある。

デジタルマーケターが目指すゴールは、「顧客がいる場所で彼らにリーチすること」であり、その場所が「アプリストアを通じたモバイル機器(スマートフォンやタブレット)」であることが増えつつある。

私は、アプリストア最適化とアプリマーケティングツールを手がける新興企業のCEOとして、アプリストアの世界に深く関わり、アルゴリズムを追ったり、顧客がこの真新しい競争の場を理解するのを手伝ったりしている。その立場から見ると、われわれは今なお、アプリのエコシステムの第1章にいる。このエコシステムは、今も急速に変化しており、新しい発表(たとえば「iOS 7」)があるたびに、アプリマーケティングには大きな変化がもたらされる。

今回、Mozのブログでモバイルアプリのマーケティングに関する初心者向けガイドを書けることに、私は信じられないくらい幸せを感じている。アプリマーケティングの全チャネルに簡単に触れるつもりだが、重点はASO(アプリストアのためのSEO)に置こうと思っている。

この記事は、アプリマーケティングを高所から概観するものだ。高度な内容を詳細に解説するわけではないので、読者をある一分野の専門家にしようというものではない。そうではなく、ASOなど特定の部分を見る目を養いたくなるようなきっかけを読者に提供することを目指している。

モバイルアプリの爆発的な成長は続く

初めに、アプリのエコシステムをざっと概観してみよう。

このエコシステムは、アップルがApp Storeを開設したのが2008年(わずか5年前)ということもあって、全体的にとても若い。一般的に言って、この5年間という短い期間で、このエコシステムはApp StoreとGoogle Playという2強が争う場となった。もちろん、アマゾン、マイクロソフト、ブラックベリーなど生き残って3番手を狙える他社もあるが、App StoreとGoogle Playが集団をリードしているのは明らかだ。

App StoreとGoogle Playは、ダウンロード総数で拮抗している。

2013年5月時点で、App Storeが500億ダウンロード強、Google Playが480億ダウンロード強だ。ただし売上高を見ると、例外はあるが、一般的にiOSアプリがAndroidアプリを大きく上回っている。

しかし米国外に目を向けると、このゲームの様相は国によって劇的に変わる。たとえば、インドや中国などの発展途上国では、ほかのAndroidプラットフォームとアプリストアが急速に台頭してきていることがわかる。モバイルの国際市場シェアについては、このブログがわかりやすい。

アプリのエコシステム全体の成熟に伴い、アプリのマーケティングも急激に成熟してきた。

初期のアプリマーケティングは、他のアプリ内に設置するCPMバナーなどの非常にシンプルなチャネルだった(基本的に、「さあ、ウェブバナーを小さくしましたよ」程度の意味しかなかった)。

それから、インセンティブによるインストール(「ポーカーのチップがなくなりましたか? 大丈夫、この別アプリをインストールするだけで追加のチップを10枚入手できます」)など、複雑にはなったが利用者からすると不親切なチャネルが登場した。

その後、もっと割のいいチャネルへと急速に移行していった。たとえば、CPI(インストール件数に応じた課金制)や動画などだ。

現在、アプリのマーケティングは、オーガニックなチャネル(アプリストア検索やソーシャルなど)と有料のチャネルとをうまくブレンドしたものへと向かいつつある。どこかで聞いたような気がするって?

ユーザーはどのようにしてアプリを見つけるのか

アプリはウェブと異なり、どのような経路でダウンロードされたのかを正確に把握できる良い方法が存在しない。

その代わりに、アプリのマーケターは、次のような情報を頼りに、アプリ配布に最も効果的で利用度も高いチャネルを見つけ出す。

  • 調査
  • ほかのマーケターの体験談
  • プラットフォームを所有するアップルやグーグルからのデータ

多くのASO担当者が挙げる2大調査は、調査会社のニールセンフォレスターが提供しているものだ(調査結果全体はこれらのリンク先で閲覧できるが、一部を抜き出したものを以下に引用する)。

どちらの調査でも、アプリストア経由のオーガニックなチャネルがダウンロードの主な要因になっている。とりわけ、アプリストアでの検索が最大のチャネルである点で両社の調査は一致している。消費者の63%は、アプリストアでの検索でアプリを見つけている。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
どのチャネルでアプリを見つけるか(アプリユーザー内の%)
同期ソフト(iTunes)
メディア
アプリを探すアプリ
ウェブサイト(サードパーティ)
友人/家族
アプリストアの検索
Image may be NSFW.
Clik here to view.
どのチャネルでアプリを見つけるか(アプリユーザー内の%)
ウェブサイト(ブログ)
ウェブ検索
ウェブサイト(一般)
ソーシャル
プリインストール
アプリストアのトップチャート
友人/家族
アプリストアの検索

さらに、プラットフォームの運営者自身も、(完全公開ではないにせよ)優良なデータを一部提供している。Google PlayのSearch and Discovery部門の主任であるアンキット・ジェイン氏が最近Google I/Oで行ったプレゼンで、アプリストアの検索の威力についてすばらしい言葉を紹介した

平均的なアプリでは、
インストールの圧倒的多数を
検索が占めている。

Google PlayのSearch and Discovery部門主任 アンキット・ジェイン氏

ウェブ上のマーケティングとまったく同じように、アプリストアにおけるオーガニック検索は、アプリのインバウンドマーケティングの一要素でしかない。アプリのエコシステムにおけるインバウンドには、

  • 検索
  • ソーシャル
  • トップチャート(人気ランキング)
  • web-to-app

など、たくさんの種類がある。そのうち、ウェブと異なるものとして特筆したいのが、アプリストア内のトップチャートだ。

トップチャート(人気ランキング)がアプリストア内の検索と異なるのは、特に一般的な消費者向けのアプリの場合に、驚異的なダウンロード要因となるところだ。トップチャート入りして順位を管理するのは、それ自体が特殊技能であり、科学であり、何本ものブログ記事がかける題材だ。

トップチャートの何よりも興味深い側面の1つは、インバウンドマーケティングの「燃料」として有料のマーケティングを利用できる点だ。それはつまり、トップチャート入りをお金で買えるということに等しい。

ただし、これは要注意。アップルは、自分たちのシステムを露骨に出し抜く者を好まないので、そうした手法が使われたアプリをストアから排除する手を打とうとしてくるかもしれない(パンダおよびペンギンアップデートのアプリ版だと考えるといい)。

さらに、私の予想では、トップチャートがアプリストアで有効な期間はそう長くない。アプリが10万本の時はそれなりに興味深かったが、今では数百万のアプリの順位がマーケターによって買われている。さらにアプリ数が1億になるころには、トップチャートは無用になっているだろう。

アプリマーケティングとウェブマーケティングの違い

多くの点で、アプリマーケティングはウェブマーケティングと著しく異なっている。自分のどのスキルが転用できるのか、そして、どんなスキルを新たに学ぶべきなのかを認識することが重要だ。

まず、アプリのエコシステムは、現実に2強が争うレースであり、この2強の顔ぶれが変わることはおそらくない。

ウェブの世界では、検索を考えるとき、大半のSEO関係者が注目するプレイヤーは1社しかないので、注力する先を考える必要はない(Bingには申し訳ないけれど)。

しかし、アプリのエコシステムでは、開発者のリソースやマーケティングのリソースなどに基づいて、注力したいプラットフォーム(複数の場合も)について極めて具体的に判断を下す必要がある。各プラットフォームは完全に異なる(特に検索において)。そのため、各プラットフォームを別のものとして取り組む必要があることを理解するのが大切だ。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ウェブとアプリのエコシステムが異なる点として、アプリのエコシステムではアトリビューション(コンバージョンへの貢献度)の情報に乏しいこともある。

というのも、アプリストアはあくまでも門番であり、インストールがどこから来たものなのかを知ることはとても難しいのだ。

この事実は、どちらのプラットフォームを利用するかによって違いがあるかもしれないが(iOSのほうがこの傾向が強くなるのは間違いない)、どちらのプラットフォームにも存在する。そのため、ウェブなら、訪問がどこから来たものなのかを多くの場合知ることができるが(たとえグーグルがユーザーのプライバシーに必死になって検索キーワードを「not provided」に隠すようになってはいるが)、アプリストアでは、インストールがどこから来たものなのかは、高い地位にある人物であっても決して知り得ない。

ただし、これには裏技がいくつかあり、以下で概説するが、とにかく覚えておいてほしいのは、アプリストアにおけるアトリビューションは入手困難だということだ。

この項でもう1つだけ言い添えると、アプリのエコシステムはまだ第1章にすぎないということがある。つまり、われわれはまだこれから大いに成長していくのだ。なかでも特に、ロングテールがまだ伸びており、成功する事業のために何が必要なのかを教えてくれる。

私は、アプリのエコシステムを1990年代後半のウェブになぞらえることが多い。検索のアルゴリズムがまだ開発段階で、資金がまだ大手パブリッシャーに集中しているということだ。そのため、思い切って早い段階でこのプロセスに踏み出そうという人々には大きなチャンスがある。しかし、そのためには、教育と啓発を通じてこのエコシステム全体を成熟させる手助けをするのに時間を費やすことへの、理解と意欲が必要とされる。

私はアプリのエコシステムの姿を示すために次のようなグラフをよく描く。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
ウェブのエコシステムとアプリのエコシステムの比較(2013年)
ウェブのエコシステム
アプリのエコシステム
アプリ1本あたりの儲け
パブリッシャーの数

たくさん儲けているパブリッシャーが少しあり、大多数はほとんど稼げていない。ウェブのエコシステムでは興味深い額を稼いでいる厚い中間層があるのに対し、アプリのエコシステムでは、そういった中間層は、ほとんどない。

アプリのエコシステムは、さらに成長を続けてカーブを滑らかにし、ウェブのカーブにもっと近づく必要がある。私は、ウェブが年月を重ねてこうなったのだから、アプリにも同じことが起きると確信している。

この記事は、前後編の2回に分けてお届けする。後編となる次回は、ASOを実践する際に重要なポイントと役に立つツールを紹介する。(後編は12月9日公開予定)

この記事の筆者

この記事は、Moz Blogに掲載された以下の記事を日本語訳したものです。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
author photo

原文:「App Store SEO: The Inbound Marketer's Guide to Mobile」 by Ian Sefferman (2013/06/20)

記事セレクション:渡辺隆広株式会社アイレップ
翻訳:株式会社ガリレオ

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:基礎から学ぶアプリストア最適化「ASO」――インバウンドマーケター向けガイド(前編) [Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

カスタマージャーニーマップの実例と2時間でできる作成ステップ [先週のWeb担まとめ記事] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 約 10.5

先週のWeb担まとめ記事

Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 20本とニュース記事 14本です。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
忙しい人のためのこの記事の使い方:
  • 上のほうから内容をざっとチェックする
    重要なものほど上の方に置いてあります。
  • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
    要チェックのものは色を付けてあります。

今週の担当は、池田です。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
[今回の要チェック記事]↓セミナー・お知らせ | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
カスタマージャーニーマップの実例と2時間でできる作成ステップ

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • Image may be NSFW.
    Clik here to view.

    Image may be NSFW.
    Clik here to view.
    「2時間で作るカスタマージャーニーマップ――実例とともに考える新しい『おもてなし』のカタチ」の記事が、430いいね! 100ツイートと注目を集めました。

    連載「顧客の行動パターンを理解するためのカスタマージャーニーマップ入門」。今回の記事では、カスタマージャーニーマップを作成してそこから気付きを読み取る工程を実例で紹介します。

    インタビューやアンケートなどのユーザー調査で収集した「顧客体験」の情報は、分析を行うことで初めて新しい施策につなげることができます。その方法の1つとして、顧客の行動文脈を旅のプロセスに見立てて可視化する「カスタマージャーニーマップ」はとても有用です。実際の作成の流れを、5つのステップで見ていきましょう。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/11/27/16409

  • Image may be NSFW.
    Clik here to view.

    Image may be NSFW.
    Clik here to view.
    「あなたのサイトがグーグルから消え去る6つの単純ミス など10+4記事」は、金曜SEOコラム「海外&国内SEO情報ウォッチ」の記事です。

    もしグーグルの検索結果から消えてしまったら……。今週のトップストーリーでは、Webマスターの単純ミスでグーグルのインデックスから消えてしまった6つのパターンを解説しています。

    その他、「日本のグーグル サーチクオリティチームによるQ&A」や「米国最先端のブログ記事コンテンツ作成のコツ」などの情報をお届けします。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/11/29/16515

  • Image may be NSFW.
    Clik here to view.

    Image may be NSFW.
    Clik here to view.
    月末のお楽しみ、漫画Webマーケッター瞳「そんなに上手くいきますか…?」が公開されました。

    アルバイト向けの社内SNSはひとまず成功し、恵美はWebが現場の役に立っている実感を得ます。Webのゴールや自分の仕事の目的を再認識するなか、社内SNSの成功に気をよくした専務が、次は社外向けSNSをやろうと言ってくるのですが……。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/11/29/16320

  • Image may be NSFW.
    Clik here to view.

    Image may be NSFW.
    Clik here to view.
    「リダイレクトはSEOには諸刃の剣――301/302のサイトを活かす使い方・殺す使い方」は、Mozの記事です。

    恒久的な移動と一次的な移動で使い分けるリダイレクト(301/302)は、うまく使えばSEO担当者の助けになりますが、使い方を間違えると逆効果になることもあるといいます。

    SEO観点でのリダイレクトの使い方について、改めて解説します。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/11/25/16484

Web担の姉妹サイトもお役に立てるはずです。
データセンター(iDC)に携わる方には
データセンター完全ガイド
レンタルサーバーに興味のある方には
クラウド&サーバーホスティング完全ガイド
企業内情報システムのお仕事をされている方には
IT Leaders
ソフトウェア開発者の方には
Think IT

Image may be NSFW.
Clik here to view.
[セミナー・お知らせ]↑要チェック記事 | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
ソーシャルデータ分析、コンセプトダイアグラム解析など12月イベント情報

※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
ソーシャルデータ分析(12/5)

「ビッグデータからディープインサイトを導く消費データの積極的活用」と題したセミナーをデジタルハリウッドセミナーが12月5日に千代田区で開催します。ソーシャルデータ活用の幅と深さを分析事例を交えて解説。参加費は無料。

→ http://gs.dhw.ac.jp/event/131205/

Image may be NSFW.
Clik here to view.
2014年のIT・スマホ予測(12/10)

「東京IT新聞編集長と矢野総研がズバッと予測!~2014年IT&スマホはこれが来る!~」が12月10日に千代田区で開催されます。IT業界の潮流、スマートフォン・タブレット市場の解説など。参加費は1万円。

http://www.navit-j.com/press/sem131210.html

Image may be NSFW.
Clik here to view.
Google アナリティクス プレミアム(12/12)

「デジタルマーケティングを成功させるビッグデータ解析プラットフォーム」セミナーをNRIネットコムが12月12日に東京・六本木で開催します。グーグルと協力して、Google アナリティクス プレミアムによるデータ活用法を解説。参加費は無料、締切間近。

http://www.nri-net.com/seminar/seminar20131212.html

Image may be NSFW.
Clik here to view.
HTML5+CSS3(12/12)

CSS Niteとマイクロソフトがコラボした「HTML5+CSS3 Web Camp 2013」が12月12日に品川で開催されます。6都市開催イベントのファイナル版、HTML5の状況や基本マークアップ、マルチデバイス対応などの講演多数。参加費は7,000円(事前決済)。

http://cssnite.jp/shinagawa/vol03/

Image may be NSFW.
Clik here to view.
アクセス解析の実践(12/16)

「コンセプトダイアグラム解析」ライブ提案セミナーをビジネスサーチテクノロジが12月16日に港区で開催します。地ビール蔵サンクトガーレンのWeb解析データを分析し、マーケティング施策の効果や改善点を清水誠氏がその場でプレゼン。参加費は無料。

http://www.bsearchtech.com/news/event/20131216.html

Image may be NSFW.
Clik here to view.
先週の人気記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↓解説記事 | ↓ニュース記事

Web担で先週公開された記事のうち、「今回の要チェック」に次いでアクセスが多かった記事です。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • 編集長ブログ―安田英久
    Web担当者・Webマーケターに便利なChrome拡張機能7選(Google公式編)+2
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/11/26/16492
    by 安田英久(Web担 編集長)
  • 誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニック
    最近、Googleアナリティクスもアクセス解析も、変化が激しくついていけません
  • Web広告研究会セミナーレポート
    IE 6とWindows XPのシェアがサポート終了を前に大幅減、「第5回 企業内Web閲覧環境調査」
  • スマートフォンレポート
    iPhone 5の販売数を遂にXperia Aが上回る、10代20代以上で異なるOSシェア
  • Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)活用講座
    セグメント化&リタゲで純広告からの獲得効率が10%アップ! サイバーエージェントのヤフー広告活用術
  • 企業ホームページ運営の心得
    リニューアルは情報ダイエットの絶好の機会、必要なコンテンツを絞り込む
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/11/27/16485
    by 宮脇睦(有限会社アズモード)
  • 衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座
    ふだんよく見ているレポートから、手軽にマイレポートを作成する方法(第79回)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/11/28/16507
    by 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン)
  • 編集部ブログ―池田真也
    クリエイティブとテクノロジーが融合した18作品が集った「Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード 2013」贈賞式
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/11/27/16517
    by 池田真也(Web担 編集部)

Image may be NSFW.
Clik here to view.
先週の解説記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↑人気記事 | ↓ニュース記事

Web担の解説記事には、ウェブサイトをビジネス活用したい人向けの情報がたっぷり詰まっています。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • 日本ネット経済新聞ダイジェスト
    楽天、12月のスーパーセールを中止へ 二重価格対策が不十分として
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社マイナビ
    WordPressプラグインをちゃんと理解するための2時間セミナー
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社キノトロープ
    【12/13(金)開催】キノトロープ無料セミナー 「マルチデバイス時代到来!大規模Webサイトがビジネス成果を上げる対応方法」
  • ユーザー投稿記事 by ビジネスサーチテクノロジ株式会社
    売れるサイトで大事なのは顧客視点でデータを追うことだ! ~サンクトガーレンで実践~ 「コンセプトダイアグラム解析」ライブ提案セミナー 12/16開催のお知らせ
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社ディレクタス
    ディレクタス、ブレインパッド共催マーケティングセミナー「プライベートDMPとキャンペーンマネジメントシステムでCRMはこう変わる」
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社メンバーズ
    12/11(水)複数のセグメント・オファー・タイミング・チャネルでのメッセージ配信を実現するキャンペーンマネジメント(“個客”エンゲージメントによるマーケティング成果最大化セミナー)
  • Web担アクセス数上位ランキング
    笑うに笑えない、グーグルの検索結果から消えてしまった6つの例
  • 先週のWeb担まとめ記事
    オムニチャネル時代の新しいユーザー体験とは? 3つのポイントと実装例

Image may be NSFW.
Clik here to view.
先週のニュース記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↑人気記事 | ↑解説記事

大手のニュース媒体では紹介されない、ホームページの企画・構築・運営や、ウェブマーケティング関連のニッチなニュース記事ならWeb担で。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
編集後記

深夜のTwitterを使った飯テロがちょっとした話題ですが、深夜の通販番組にでてくる食品もなかなか。勢いで注文しようかと思いましたが、スマホで検索すると楽天でも売ってることに気づく。まあ当然ですね。うーん、めんたいこ1kgはちょっと多いなあ、どうしようか(池田)

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:カスタマージャーニーマップの実例と2時間でできる作成ステップ [先週のWeb担まとめ記事] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

Yahoo!タグマネージャーのここがスゴイ、実践! タグマネジメント入門 | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 約 18 分

御社のサイトでは、どのページに、どのベンダーの、どのツールのタグが入っていますか?

このように聞かれて即答できる企業のマーケティング担当者やシステム部門の方は少ないだろう。あるいは手作業で管理しているExcelを引っ張りだす必要があるかもしれない。

インターネットマーケティングの進化にともない、システム部門やマーケティング担当者の業務として、今までにはなかった作業が増えてきている。数年前は、アクセス解析やリスティング広告のコンバージョンタグぐらいだったものが、DSPやリマーケティング手法の浸透により、ここ数年でタグの種類が急増し、その管理に追われつつあるのだ。

インターネットのキャンペーン運営に必要不可欠な、トラッキングタグの追加・変更作業は、キャンペーンを企画運用するマーケティング担当者だけではどうにもならず、システム部門にとっては余計な作業が増えているように映るはずだ。

そうしたなか、2012年後半から活気づいてきたのがタグマネジメントシステムだ。そのなかで新たに登場したのが「Yahoo!タグマネージャー」である。先日のYahoo! JAPANの発表によれば、2014年春からは、Yahoo! JAPANのビッグデータと企業内のオフラインデータ(CRMなど)を統合管理するプライベートDMPの提供も開始される予定で、ますます注目が高まる。

Yahoo!タグマネージャーの登場で何が変わるのか。本コラムでは、Yahoo!タグマネージャーの認定パートナーのトランスコスモスに所属し、以前から国内外のタグマネジメントツールに触れてきた筆者が、無料で使えるYahoo!タグマネージャーの導入を検討する方に向けて参考になる情報や、技術的なアドバイスをまとめる。

タグマネジメントシステムのメリットとは

まず、タグマネジメントシステムがどういったものか整理しておこう。タグマネジメント導入のメリットは、大きく4つある。

  1. サイト上のさまざまなページのさまざまなタグを一元管理

  2. サイトパフォーマンスの向上

  3. タグ管理・運用コストの削減

  4. オンラインマーケティング施策の自由度の向上

まずタグマネジメントシステムが複数のベンダーやツールのタグを1つにまとめてくれるので、貼り付けるタグは1つで済み、1つの管理画面ですべてのタグを管理可能になる。今までのように個別に管理していては、どこに、どんなタグが、いつ貼られたかを把握するのに手間がかかったものだが、だれが何のタグをいつ貼ったのか、すべての履歴を一元管理できることは、マーケティング担当者にとっては夢のような話だ。

次に、多くのタグマネジメントシステムでは、利用することで「サイトパフォーマンス」を向上できるといわれている。詳しくは後述するが、その多くの仕組みは、JavaScriptの「非同期処理」という仕組みを使ってブラウザのコンテンツ表示とは違う処理を行い、ブラウザへの負荷を少なくするというものだ。

また、一度タグを貼ってしまえばサイトに手を入れる必要がほとんどなくなる。期間限定のキャンペーン終了に合わせてHTMLを更新し、タグを貼り替えるといった工数が丸々浮くことになる。ツールの仕様変更やキャンペーンに合わせてシステム担当者にタグをいちいち書き換えてもらう必要がなくなるため、マーケティング担当者が施策の選択肢を増やすことにもつながる。

国内外の主要タグマネジメントシステム

タグ管理ニーズの顕在化とともに、タグマネジメントシステムも急拡大しているため、どのシステムを使えばいいのか疑問が出てくるはず。まず、国内外の主要ベンダーを紹介しよう。

製品ベンダータグ配信方式
UNITAGDAC日本コンテナ方式
eco-tagCCI日本コンテナ方式
ADPLAN OTオプト日本コンテナ方式
Google Tag ManagerGoogle Inc.米国コンテナ方式
TagManTagMan英国コンテナ方式
EnsightenEnsighten米国コンテナ方式
Tealium iQTealium, Inc.米国コンテナ方式
BrightTag ONEBrightTag米国コンテナ方式/サーバーダイレクト方式
Yahoo!タグマネージャーは、BrightTagのテクノロジーを利用している

国内ベンダーやグーグルの製品は、自社で広告配信やネットマーケティングの仕組みを持っており、広告主を囲い込むことを目的に、自社の広告配信をより効果的に行うためのツールとして提供されている。それに対して、海外ベンダーの製品は純粋にタグを管理することを目的としている場合が多く、数多くのタグをサポートしているため、広告配信に限らず複数のタグを使うベンダーにとって、より中立的な立場になる。

それでは、どのタグマネジメントシステムを採用すべきだろうか。注目してもらいたいのはタグの配信方式だ。上記表を見ると、すべてのベンダーが共通して「コンテナ方式」を採用しているが、BrightTagだけが唯一、「サーバーダイレクト方式」も使えるようになっている。どちらの方式も管理するタグは1つなのだが、実はこの2つの配信方式の違いが、Webサイトのパフォーマンスに影響してくる。

タグ配信方式の主な違い
  • コンテナ方式

    管理画面で設定したタグを最終的にブラウザに戻す方式をとる。管理タグは1つだが、PCやスマホなどのデバイス上で実行されるタグの数が減るわけではない。実行タグの数に比例し、ブラウザが通信するデータ量も多くなる。

  • サーバーダイレクト方式

    タグマネジメントシステムのサーバーとタグベンダーのサーバーが直接通信を行い、タグがPCやスマホのブラウザに戻されることがない。各種タグの実行は、タグマネジメントシステムのサーバー上で行われるため、第三者タグによるパフォーマンス低下に対する効果が期待できる。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
コンテナ方式とサーバーダイレクト方式の違い
コンテナ方式とサーバーダイレクト方式の違い

Webサイトのパフォーマンス改善を重視するなら
お勧めはサーバーダイレクト方式のタグマネージャー

Yahoo! JAPANは、BrightTag社の技術を利用したタグマネジメントサービスを、「Yahoo!タグマネージャー」の名称で独占的に日本で提供する。

BrightTag社のタグマネジメント技術は、タグ管理にとどまらず、瞬時にデータを有効活用できるテクノロジー。タグによって蓄積されたデータをクラウド上で管理することで、単一のデータ統合レイヤを提供し、ウェブサイトオーナー、媒体社およびデジタルマーケティングサービス間の連携を容易にする。

2種類の配信方式のうち、弊社ではWebサイトのパフォーマンス改善を重視する方には、サーバーダイレクト方式のタグマネージャーをお勧めしている。具体的には、前述の主要システムの表にもあるように、Yahoo!タグマネージャーが当てはまる※1

サーバーダイレクト方式は、サイトの表示の際にブラウザに負荷がかからないだけでなく、サーバーサイドですべてのタグが同時並列に実行されるので、他のタグの実行に影響を受けることなく、より正確なリターゲティングやコンバージョン計測が可能になる。これにより、HTMLソースに貼り付けたタグを、1つひとつ順番に実行する従来方式のように、「途中のタグで問題が生じた場合にそれ以下のタグが実行されない」という問題も解決できる。

現状、Yahoo!タグマネージャーは、コンテナ/サーバーダイレクト方式の両方を実装している唯一の製品だ(バナーやリスティング広告のように、サイトにコンテンツを戻す必要があるものはコンテナ方式で実行される)。

コンテナ方式とサーバーダイレクト方式の両方を実装していても、タグの設定に関しては何の違いもない。以下のように、サーバーダイレクト方式で実装されたものは一目でわかるようになっているだけだ。まれに、SiteCatalystのように、まったく同じタグがコンテナ方式とサーバーダイレクト方式の両方で実装されている場合もあるが、SiteCatalystの場合、コンテナ方式はPC用、サーバーダイレクト方式はモバイル用と用途が分かれている。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
タグマネージャーでは、実装するタグの方式が一目でわかるようになっている
タグマネージャーでは、実装するタグの方式が一目でわかるようになっている

タグの実装の際には、どのタグがどの方式で実装することが適しているのか、各ベンダーやパートナーのサポートに問い合わせることをお勧めする。

サーバーダイレクト方式のタグ実装例

残念ながら、国内のタグマネジメントシステムには、まだサーバーダイレクト方式で実装されたものがないため、日本語版の実例を見せることはできないが、以下にCriteo(クリテオ)やYDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)のコンバージョン計測のタグの設定例を説明する。

次の例は、カート投入や購入などのコンバージョンを取得するときのサンプルになる。ここでは、「Market Channel = Ads(訪問者がバナー広告経由で訪れ)」かつ「Checkout Continue Button(チェックアウトの継続ボタンがクリックされた)」タイミングでタグが実行されるよう定義している。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
サーバーダイレクト方式のタグ実装例
サーバーダイレクト方式のタグ実装例
Webサイト上でのアクション
  • ① 訪問者がバナー広告をクリックしてきたかをチェックし、そうであれば処理を進める。そうでなければ処理はそれ以上行わない。

  • ② 「チェックアウトの継続」ボタンがクリックされたら、その時点でタグを実行する(ボタンのクリックをアクセス解析ツールにイベントとして記録する)

このようにYahoo!タグマネージャーは、多少プログラミングの知識が必要になるものの、コンテンツや環境変数の「Query_String」情報をもとにタグ配信のルールを定義したり、マウスクリックなどのイベントをトリガーにしたタグ配信を行ったりできる。また、定義した内容はフローチャート形式で表示され、後で定義内容の確認がしやすいような仕組みになっているのが特徴だ。

さて、ここまではタグの配信方式の違いなど、一般的なタグマネージャー導入におけるポイントを説明してきた。次からは、Yahoo!タグマネージャーがなぜお勧めなのか、具体的な導入メリットを説明していこう。

Yahoo!タグマネージャー導入6つのポイント

  1. 対応タグベンダーの数が豊富

    広告ツールにひも付いていない独立系タグマネジメントツールのため、対応するタグの種類が多く、いろんなツールを一括管理できる(サポートしているタグの種類は後述)。

  2. サーバーダイレクト方式に対応

    最新のタグ管理方式であるサーバーダイレクト方式に対応し、クラウドを利用したデータ収集が可能。ブラウザ上で行う処理が減るため、Webサイトの表示速度の改善効果も期待できる。

  3. 複雑なタグの実行条件も定義可能

    リンクAにマウスオーバーした際に、Bのタグを発行するといった条件処理が可能。Yahoo!タグマネージャーでは、非常に複雑なイベントと条件を組み合わせて設定できる。

  4. サイト分析タグへの対応が可能

    アクセス解析、広告効果測定などのサイト分析ツール関連のタグ管理に対応する。現状はYahoo!アクセス解析、Adobe SiteCatalyst、AD EBiS、Googleアナリティクスに対応。

  5. 有償サポートが利用可能

    タグをオンラインで一元管理するということは、タグサーバーがダウンした際に一切タグを読み込めなくなるというリスクも含んでいる。Yahoo!タグマネージャーに利用されているBrightTagは、海外で多くの導入実績があり信頼性は高いが、提供元であるYahoo! JAPAN公式の有償サポートがあるのは心強く、タグ設定などのテクニカルサポートも提供する。

  6. Yahoo!プロモーション広告のユーザーは原則無償

    現時点で、公式に無料提供されているタグマネジメントシステムは、「Yahoo!タグマネージャー」と「Google タグマネージャ」の2つ。

Yahoo!タグマネージャー導入にあたっての注意点

Yahoo!タグマネージャーを導入するうえで注意すべき点がいくつかある。

タグマネジメントシステムは、基本的にはサイトにタグを埋めてしまえば、あとは管理画面からタグ登録するだけでタグ管理ができるのだが、コンバージョンページなどの購入製品や個数、金額といった、訪問者の購買行動によって変わる可能性のある情報は、そのままではタグマネジメントシステムで取得することはできない。CVに関わる任意の可変情報は、サイト上にJavaScriptの変数として設定する必要がある。

以下は、ECサイトのカート投入ページまたはサンクスページの変数設定例だ。

<script type="text/javascript">
var pageData = {
  "navigation": {
    "pagename": "product"
  },
  "items": [
    {
      "productID": "8236",
      "productName": "Wilson Ball",
      "productCategory": "ball",
      "quantity": "10",
      "price": "100"
    },
    {
      "productID": "8237",
      "productName": "Wilson Hyper Hammer 5.3",
      "productCategory": "racket",
      "quantity": "1",
      "price": "30000"
    }
  ]
};</script>
このスクリプトは、価格100円のボールを10個、3万円のラケットを1本カートに入れたということを示している。

Yahoo!タグマネージャーの6つのQ&A

ここからは、弊社にも実際に寄せられる質問を答えていく。

1. サポートされているタグは何ですか?

サポートするタグの種類は日々増えており、現在国内外120以上の主要ベンダーのタグに対応している。カタログに掲載されているタグは、すべて動作検証済みだ。また、カタログに掲載されていないタグもカスタムタグで利用可能だ。以下に、Yahoo!タグマネージャーの管理画面からプルダウンで選択できる主なタグを記載する(2013年11月21日時点)。

中分類タグ名称
DMPOwldata カスタムパラメータタグ
DMPOwldata 基本タグ
DMPTurn Audience Suite
DMPTurn Campaign Suite
広告DoubleClick for Publishers
コンバージョンAD EBiS(アドエビス) コンバージョンタグ
コンバージョンADResult for Smartphone CVタグ
コンバージョンAOL Conversion (Pixel)
コンバージョンByPass コンバージョンタグ (JavaScript)
コンバージョンCAMP コンバージョンページタグ
コンバージョンCriteo OneTag - Conversion Page (JavaScript)
コンバージョンD2C Art(アート)成果タグ (Cvpoint) (Javascript)
コンバージョンDeqwas.AD 情報収集タグ(購入完了)| Conversion Tag (Client-Side)
コンバージョンDeqwas.AD 情報収集タグ(購入完了)| Conversion Tag (Server-Direct)
コンバージョンDeqwas.DSPコンバージョンタグ (JavaScript)
コンバージョンFacebook Conversion Pixel (JavaScript)
コンバージョンGMOMARS_CV成果用タグ
コンバージョンGoogle AdWords Conversion (JavaScript)
コンバージョンGoogle AdWords Conversion (Pixel)
コンバージョンGoogle Affiliate Network (JavaScript)
コンバージョンGoogle Analytics E-commerce Tracking (JavaScript)
コンバージョンGoogle Merchant Center - Product Listing Ads (JavaScript)
コンバージョンi-mobile コンバージョン測定タグ (JavaScript)
コンバージョンInvite Media Conversion (JavaScript)
コンバージョンInvite Media Conversion (Pixel)
コンバージョンKenshoo (JavaScript)
コンバージョンKenshoo Conversion (Server-Direct)
コンバージョンKenshoo Landing Page Utility (Server-Direct)
コンバージョン[Logicad] コンバージョンタグ(JavaScript)
コンバージョンログリー株式会社 logly DSPタグ
コンバージョンMarin Software Conversion Tracker (JavaScript)
コンバージョンMarin Software Conversion Tracker (Server-Direct)
コンバージョンMarin Software Conversion Tracker - Site Managed ID(Server-Direct)
コンバージョンMarketOneのコンバージョン計測タグ (JavaScript Conversion Tag)
コンバージョンMediaMath (Server-Direct)
コンバージョンMediaMind Sales Conversion Tag (JavaScript)
コンバージョンMicroAd BLADE CVタグ (JavaScript)
コンバージョンResponsys Conversion Pixel (Server-Direct)
コンバージョン株式会社ブレインパッド Rtoasterコンバージョンコード (JavaScript)
コンバージョンコマースリンク SS TK (Pixel)
コンバージョンVantageコンバージョン計測タグ (JavaScript)
コンバージョン[Yahoo!アクセス解析] コンバージョン測定タグ(JavaScript)
コンバージョン[Yahoo!ディスプレイアドネットワーク] コンバージョン測定タグ(JavaScript)
コンバージョン[Yahoo!ディスプレイアドネットワーク] コンバージョン測定タグ(Pixel)
コンバージョン[スポンサードサーチ] コンバージョン測定タグ(JavaScript)
コンバージョンフリークアウト コンバージョンタグ (JavaScript)
サイト分析AD EBiS(アドエビス) 計測タグ
サイト分析Adobe SiteCatalyst Event (JavaScript)
サイト分析Adobe SiteCatalyst Event (Server-Direct)
サイト分析Adobe SiteCatalyst Pageview (JavaScript)
サイト分析Adobe SiteCatalyst Pageview (Server-Direct)
サイト分析Google Analytics (JavaScript)
サイト分析[Yahoo!アクセス解析] アクセス解析タグ(JavaScript)
リターゲティングADResult for Smartphone リタゲタグ
リターゲティングAOL Leadback (Pixel)
リターゲティングByPass ターゲットタグ (JavaScript)
リターゲティングByPass 除外用タグ (JavaScript)
リターゲティングCriteo OneTag - Basket Page (JavaScript)
リターゲティングCriteo OneTag - Home Page (JavaScript)
リターゲティングCriteo OneTag - Listing Page (JavaScript)
リターゲティングCriteo OneTag - Product Page (JavaScript)
リターゲティングDeqwas.AD 情報収集タグ(その他)(Client-side)
リターゲティングDeqwas.AD 情報収集タグ(その他)(Server-direct)
リターゲティングDeqwas.AD 情報収集タグ(カートページ)| Cart Tag (Client-Side)
リターゲティングDeqwas.AD 情報収集タグ(カートページ)| Cart Tag (Server-Direct)
リターゲティングDeqwas.AD 情報収集タグ(商品詳細) | Product Details Tag (Client-side)
リターゲティングDeqwas.AD 情報収集タグ(商品詳細)| Product Details Tag (Server-Direct)
リターゲティングDeqwas.DSPカテゴリトップページタグ
リターゲティングDeqwas.DSPカートページタグ (JavaScript)
リターゲティングDeqwas.DSPトップページタグ (JavaScript)
リターゲティングDeqwas.DSP商品詳細タグ (JavaScript)
リターゲティングDoubleClick Floodlight (Iframe)
リターゲティングDoubleClick Floodlight/Spotlight (Pixel)
リターゲティングDoubleClick Boomerang (Pixel)
リターゲティングGMOMARS_アクション登録タグ
リターゲティングGMOMARS_月額コース会員登録タグ
リターゲティングGMOMARS_月額コース変更タグ
リターゲティングGMOMARS_月額コース退会タグ
リターゲティングSociomantic Retargeting Basket Page Tag (JavaScript)
リターゲティングSociomantic Retargeting Category Page Tag (JavaScript)
リターゲティングSociomantic Retargeting Confirmation Page Tag (JavaScript)
リターゲティングSociomantic Retargeting Customer Integration Tag (JavaScript)
リターゲティングSociomantic Retargeting Homepage Tag (JavaScript)
リターゲティングSociomantic Retargeting Product Page Tag (JavaScript)
リターゲティングInvite Media Segment Tag (JavaScript)
リターゲティングKenshoo Social Retargeting Homepage (Server-Direct)
リターゲティングKenshoo Social Retargeting Product (Server-Direct)
リターゲティングLinkshare Media Optimization (Pixel)
リターゲティングLinkshare Tracking Tag (Pixel)
リターゲティング[Logicad] リターゲティングタグ(JavaScript)
リターゲティングMarin Software Click Tracker (JavaScript)
リターゲティングMarin Software Click Tracker (Server-Direct)
リターゲティングMarin Software Click Tracker - Site Managed ID (Server-Direct)
リターゲティングMarketiaトラッキングのデータ (JavaScript)
リターゲティングMarketOneのリターゲティングタグ (JavaScript Retargeting Tag)
リターゲティングMediaMath Dynamic Creative (Pixel)
リターゲティングMediaMath Dynamic Creative Pixel (Server-Direct)
リターゲティングMediaMind Counter Tag (JavaScript)
リターゲティングMicroAd BLADE カスタムタグ (JavaScript)
リターゲティングMicroAd BLADE 計測タグ (JavaScript)
リターゲティング[Yahoo!ディスプレイアドネットワーク] サイトリターゲティングタグ(JavaScript)
リターゲティングフリークアウト ターゲティングタグ (JavaScript)
リマーケティングGoogle AdWords Remarketing Tag (JavaScript)
リマーケティングGoogle AdWords Remarketing Tag (Pixel)
その他Adobe AdLens Page View & Segment Tag (JavaScript)
その他AOL AOP Adlearn Platform Pixel (Server-Direct)
その他AppNexus Codes Version (Server-Direct)
その他AppNexus ID Version (Server-Direct)
その他BrightTag Campaign Tracker
その他BrightTag Console Tag
その他BrightTag Counter
その他Kenshoo FBX Segment (Server-Direct)
その他Right Media Add Segment Codes (Pixel)
その他Right Media Add Segment ID (Pixel)
その他Right Media Remove Segment Code (Pixel)
その他Right Media Remove Segment IDs (Pixel)
その他Rocket Fuel Data Transfer (Server-Direct)
その他株式会社ブレインパッド Rtoaster基本コード (JavaScript)

2. 今後サポートするタグは増える予定はあるか?

Yahoo! JAPANによれば、日本のベンダと連携して順次増やしていく方針とのことだ。

3. サーバーダイレクトをお勧めする理由は何ですか?

次の2点がポイントになる。

  • コンテナ方式よりもページ表示速度の向上面で優れる
  • 別のタグのエラーにより、後続のタグの実行が中断してしまうことを回避できる

4. タグベンダーのサーバーに障害があった場合、サーバーダイレクトのタグはどのように実行されますか?

エラーを検知した場合、一定時間ベンダーのサーバーが復旧するのを待ち、復旧次第タグを実行し、データのロスを防ぐ。

5. Google TagManagerと同時に使えますか

使用できる。ただし、タグマネジメントシステムの基本的な発想は、複数のタグを1つのシステムで管理するところにあるので、どのタグマネジメントシステムを使用する場合でも、一般的には複数のタグマネジメントシステムを併用するのは効率的とはいえない。

6. Google TagManagerとの違いは何ですか?

Googleサービスとの親和性の高いGoogleタグマネージャと比較すると、Yahoo!タグマネージャーは第三者事業者のタグサポート数が多い。また、タグごとに有効/無効の設定を柔軟に行うことができる。複数のベンダーサービスを使用する企業向けにはYahoo!タグマネージャーの使い勝手がよいと言えるだろう。サーバーダイレクト方式も、現状はYahoo!タグマネージャーだけがサポートしている。

タグマネージャーは魔法のツールではない

最後にYahoo!タグマネージャーに限らず、タグマネジメントシステムを導入する前に準備すべきことを説明する。

  1. 課題の整理ができているか

    どのページに、どのベンダーの、どのタグが入っているかを把握している企業が少なく、使ってもいないタグをそのままにしていることも多い。一元管理するにしても、まずは自社サイトのタグの課題・状況を整理できていることが重要だ。

  2. タグ実装の心得は「何を」「どこに」「何の目的」で導入するのか

    今までは、タグの実装に時間とコストがかかっていたため、すべてページにタグを実装していないという場合が多い。タグマネジメントシステムを導入するタイミングで全ページにタグを実装する場合、何のタグを、どのページに、何をするために実装するのかを明確にする必要がある。

  3. 事前のタグ動作検証が大事

    すべてのタグが同じような難易度で実装できるわけではないので、十分な動作検証をしないうちに、すべてのタグを一度にまとめて実装しようとすると、思ったように動かないことがある。

    よくあるのが、実装しているタグのバージョンが古く、タグマネジメントシステムのサポートしているバージョンと合わない場合だ。そのままでは実装できないので、タグを提供しているベンダーに確認して最新のタグを取り寄せる必要がある。また、必ずタグマネジメントシステムを導入する際の責任者をきちんとアサインし、実装計画を立てることが大事だ。

  4. CVデータなどの動的な値の取得方法の確認

    コンバージョンのデータは、動的に取得しなくてはならない場合がある。データを取得する場合、その値をどのようにタグマネジメントシステムに引き渡すか、はっきりさせておく必要がある。Yahoo!タグマネージャーの場合は、JavaScriptの変数やJSONなどをコンテンツに置いてもらう必要があるため、ある程度の専門知識が問われる。必要に応じて有償のテクニカルサポートなどを利用するとよいだろう。

この記事の筆者

會田 富士雄
トランスコスモス株式会社
デジタルマーケティングサービス総括 MCMソリューション事業部
タグマネジメントグループ責任者

2000年よりダブルクリック株式会社にて、広告配信システムの導入サポートを担当。2002年からはメール配信システム、モバイルのオーサリングツールなど、新規システムの開発・運用サポートに従事。2010年トランスコスモス株式会社に入社。Webサイト分析ソリューション、タグマネジメントシステムの立ち上げプロジェクトに参加。2012年からはタグマネジメントシステムの調査および導入サポート責任者として従事。

トランスコスモス株式会社
この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:Yahoo!タグマネージャーのここがスゴイ、実践! タグマネジメント入門 | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

サイバーエージェント、広告フォーマット開発の「スマホアドフォーマット研究所」設立 [ニュース] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

インターネット広告のサイバーエージェントは、広告フォーマットの研究開発を実施する「スマホアドフォーマット研究所」を12月2日に設立した、と同日発表した。広告技術分野のサービス開発強化を目的にする専門部署、アドテク本部内に設けた。スマートフォン広告の全体最適化を狙いに、広告の表現やサイズなどに加えて、配信の最適化手法も含めた研究開発を進める。

スマートフォン広告市場の進展に伴い、機器の特性やスマートフォンアプリ、ウェブなどメディア特性に合わせた広告表現や配信手法が求められていることに対応。自社が保有する知識を活用して効果が高いフォーマットを開発する。まずスマートフォン向けコミュニティ&ゲーム「Ameba」の新しいアドフォーマットを開発し、今後各広告商品と連携して効果の最大化を目指す。

サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:サイバーエージェント、広告フォーマット開発の「スマホアドフォーマット研究所」設立 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ユーザーローカル、アクセス解析「User Insight」に「一括マウスリプレイ機能」を追加 [ニュース] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

ビッグデータ分析ベンチャーのユーザーローカルは、同社のアクセス解析ツール「User Insight(ユーザーインサイト)」に、PCのマウス操作やスマートフォン、タブレットでのタップ操作を録画して複数ユーザー分をまとめて動画で再生する「一括マウスリプレイ機能」を追加する、と12月2日発表した。特定条件のユーザーの動きに絞って再生するフィルター機能も搭載する。

新機能は録画した複数の履歴が同時に再生でき、短期間で多くの訪問者の特徴が把握可能になる。フィルター機能は、購入ユーザーだけ、1ページで直帰した訪問者、特定の県から、などの条件で再生できる。マウス再生に対応した従来のアクセス解析ツールは訪問者のマウスの動きを1人分ずつ再生する必要があり、アクセスが多いページの分析に時間と手間がかかっていた。

ユーザーローカル
http://www.userlocal.jp/

User Insight
http://ui.userlocal.jp/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ユーザーローカル、アクセス解析「User Insight」に「一括マウスリプレイ機能」を追加 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

オイシックスが食品EC向け物流受託「オイシックスフルフィルメントサービス(オイフル)」開始 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 約 1 分

オイシックスは11月12日、食品ECに特化した物流拠点を活用し、三温度帯(冷凍・冷蔵・常温)の通販物流などを他社に提供する事業を開始した。

すでにリクルートホールディングスとの合弁会社ごちまる(本社東京都)が運営するグルメECサイト「ごちまる」や、三越伊勢丹府イードサービス(本社東京都)が運営する食品宅配事業「エムアイDeli」向けにサービスを展開している。

今後、食品EC事業者の物流を請け負うことで、来期の物流受託事業の流通総額を30億円に高めたい考えだ。

新サービスの名称は「オイシックスフルフィルメントサービス」(オイフル)。物流機能(梱包、荷造り、出荷)のほか、在庫管理機能、賞味期限管理機能(放射線検査含む)、クライアント企業のECサイトとのシステム連携などを提供する。また、オイシックスの商品と合わせた販売も可能とする。

三温度帯対応の物流センターで、デジタルピッキングなどの最新の設備も有しているため食品EC企業向けにサービスを展開していく考え。「オイシックスの物流だけでは物流センターの半分しか稼働できていない。物流受託を行うことで、稼働率を高めていきたい」(広報)としている。

・「オイシックスフルフィルメントサービス(略称:オイフル)」について(Oisix)
http://www.oisix.com/shop.g6--aboutus--oiful__html.htm

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

→日本ネット経済新聞についてもっと詳しく知りたい

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:オイシックスが食品EC向け物流受託「オイシックスフルフィルメントサービス(オイフル)」開始 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

旧ブラウザ対応よりもスマートデバイス対応が喫緊の課題、大手Webマスターが企業のスマホ対応を議論 [Web広告研究会セミナーレポート] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 約 8.5
Web広告研究会セミナーレポート

この記事は、公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会が開催およびレポートしたセミナー記事を、クリエイティブ・コモンズライセンスのもと一部編集して転載したものです。オリジナルの記事はWeb広告研究会のサイトでご覧ください。

企業ユーザーのWeb閲覧環境はどのようなものか、セミナー第一部の「企業内Web閲覧環境調査」の結果を受けて、第二部ではWeb広告研究会の企業広報委員会のメンバーによるパネルディスカッションが行われた。自身の企業は実際にどのような閲覧環境で、どんな対応を行っているかが話し合われた。

閲覧制限の現状は2005年から変わっていない?

Image may be NSFW.
Clik here to view.
日本ヒューレット・パッカード株式会社
菅原 裕氏
Image may be NSFW.
Clik here to view.
コクヨ株式会社
佐藤 詠美氏
Image may be NSFW.
Clik here to view.
日興アセットマネジメント株式会社
平山 かなえ氏
Image may be NSFW.
Clik here to view.
日本電気株式会社
田中 滋子氏

第二部では、日本ヒューレット・パッカードの菅原裕氏をモデレーターに、味の素の棗田眞次郎氏(企業広報委員会の立場で登壇)、日本電気の田中滋子氏、日興アセットマネジメントの平山かなえ氏、コクヨの佐藤詠美氏がパネリストとして登壇し、「スマート・デバイスへの対応が急務 ~『第5回 企業内Web閲覧環境調査』の結果から」と題されたパネルディスカッションが行われた。また、第一部で調査結果を発表した石村氏も引き続き登壇した。登壇者はすべて、Web広告研究会の企業広報委員会に属しているメンバーだ。

菅原氏は、2005年から5回目となる「企業内Web閲覧環境調査」の気づきとして、「閲覧制限の傾向は、調査開始以来ずっと変わらない」「スマートデバイスへのシフトが大きく進んでいる」という2点を掲げる。

まず閲覧制限に関して、「コクヨは閲覧制限を撤廃し、何でも見られるようになっている」と佐藤氏は話す。「一部のよくないアクセスのために、フィルタリングを会社全体にかけてバージョンアップを繰り返すためのコストのこともあり、もう制限するような時代でもないだろう考えて判断している」ことが理由だ。

閲覧制限が比較的厳しい、金融系企業である日興アセットマネジメントの平山氏は、「動画サイトでは社内からYouTubeは見られるなど、同じ金融系でも運用会社はそれほど厳しくない。以前勤務していた証券会社の方が閲覧制限は厳しかった」と話す。一方で、企業が株主総会などIR系の動画を提供するのは、アナリストなどが所属する金融系の企業だけを意識しているのではなく、株主全体に対して実施している側面が強いのではないかといったことも話し合われた。

IT企業である日本電気の田中氏は、「基本的には見る必要のあるサイトは、申請して許可をもらわなければならないし、業務に関係ないサイトは閲覧してはいけないことになっている。部門によって、閲覧できるサイトは異なる」と話す。

また、閲覧制限の傾向が2005年の調査からあまり変わっていないことについて、田中氏は「動画などはネットワーク負荷もあるので、会社によってはシステムに影響を与える動画閲覧に制限をかけ続けると感じている」と話した。

ブラウザの対応範囲はROIをもとに判断すべき

IE 6が主要なブラウザであると回答した割合が8.5%であったことに対して、菅原氏は「1~2%なら切り捨ててもよいと判断でき、10%以上ならしっかり対応しなければならないということになるが、8.5%というのは微妙な数字」と説明する。そのうえで菅原氏は、制作会社の立場でもある石村氏に、IE 6では閲覧できない表現方法について尋ねる。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
株式会社ネコメシ
石村 雅賜氏

通常のコンテンツであれば、最新のブラウザでもIE 6でも閲覧できるようなサイトを作ることは簡単になってきたが、パララックス(視差効果)やレスポンシブWebデザインを使う場合は注意が必要となる。

レスポンシブWebデザインについてはIE 6に対応したライブラリが整理されてきており、追加作業は発生するが、大きく作り直すことはない。パララックスもIE 6に対応させようとする動きがあるが、実現する内容によってはIE 6用に完全に作り直す必要が出てくるため、コストが倍になるケースもある。不可能ではないが、ROIとしては成り立たない場合もある(石村氏)

パララックス効果とは、Webサイトの画面スクロールに合わせて背景画像やパーツを異なる早さで動かすことで、奥行きを表現する視覚効果。昨今、注目されている手法の1つで、NECの「宇宙から海底まで、体感するNECのCSR」などで利用されている。

続けて石村氏は、今後のIE 6への対応方針について次のように話す。

B2B企業などでは、IE 6でサイトが見られないという取引先を無視するわけにいかないかもしれないが、ROIで投資を判断すべき。リッチな表現が必要ないコンテンツや、全員が見られることが前提となっているコンテンツはIE 6に対応させたほうがよいが、これだけ減った利用者に対応するために大変な作業を行うことは、ROI的に成り立たなくなってきていると思う(石村氏)

リッチコンテンツがもたらすインパクト

続いて、企業サイトでリッチコンテンツをどのように活用しているかのコクヨの事例を佐藤氏が発表する。デジタルコミュニケーション時代のなかで、さまざまな広報活動をやって行こうと部内に働きかけている佐藤氏は、「動画で企業活動を紹介するコクヨチャンネルというサイトを一年前からやっている」と説明し、企業情報や商品情報を動画で伝えるだけでなく、リクルーティングにも活用し、お客様相談室と連携して電話などでは説明しにくい商品の使い方なども動画で伝えるようにしているという。

また、佐藤氏は他の企業の動画活用も例示。キヤノンが新たにデータセンターを開設したニュースリリースに動画が埋め込まれている例では、「主力商品のリリースでなくてもニュースに取り上げられ、インパクトを付けられ、多くの人がリンクすることでアクセスも増えている」と説明した。

その他、動画配信チャネルを自社サイト内に設ける日産の「日産チャンネル23 TV」も紹介。「テレビ局のような制作体制で、お金をかけないのが広報と言われてきた自分にとって憧れる取り組みの1つ」と佐藤氏は語った。

続けて佐藤氏は、過去にコクヨが実施した施策の経験を説明する。当時、コクヨでは企業のYouTubeの閲覧制限が多いため、別の動画配信サーバーを利用していた。しかし、その動画配信サーバーがFlashを使っていたためiPhoneなどで再生できず、急いでYouTubeに動画をアップロードしてリンクのボタンを付けたのだが、PCのサイトをそのままスマートフォンで表示する形ではボタンが小さすぎて気づかれにくかったという。このような失敗を経て、現在はスマートフォンでも視聴できる動画配信サーバーに切り替え、デバイスごとのデザインが最適化できるようにレスポンシブWebデザインを採用したという。

動画などの閲覧制限について、菅原氏は「現在は担当者に郵送で回答をもらっているが、閲覧制限については、オンラインアンケートなどで企業内個人からも聞いていくようにしないと見えてこない部分があると思う」と話している。

企業各社のスマートデバイス対応と考え方

Image may be NSFW.
Clik here to view.
味の素株式会社
棗田 眞次郎氏

スマートデバイスへのシフトが大きく進んでいることについては、まず棗田氏がモバイルコンピューティングの歴史を解説し、次のように現状が変わってきていることを指摘した。

また、棗田氏は企業サイトのスマートフォン対応状況に触れたD2Cの調査「2013年企業のモバイル広告利用動向調査」を示し、「スマートフォン対応していない/する予定がない」が約5割あるのに対し、約4割がさまざまな方法でスマートフォンに対応しようとしていることも示された。これを受けて、話題は各企業のスマートフォンへの対応に移っていく。

モバイルコンピューティングのおさらい

NECでは、企業サイト全体としてはスマートフォン対応をしていないが、スマートフォンやタブレットでも一応は閲覧できると考えている。コンテンツによってはスマートフォンに最適化するようにしており、営業ツールとしてタブレットで見せたいという要望があるコンテンツは個別に対応している。また、動画コンテンツはスマートフォンでも見られるようにしている(田中氏)

スマートフォンからのアクセスは、全体の1割くらいになってきた。現状のコーポレートサイトを対応させる予定はないが、新しく作るサイトはタブレットを意識したデザインにしている。また、我々の商品を販売する証券会社や銀行の販売員が情報収集のために見ることを想定して、販売員のための会員サイトをフィーチャーフォン向けに提供しているが、そのフィーチャーフォンサイトの利用者や新たな会員登録は減ってきている。会員サイトと合わせて、一般向けのフィーチャーフォンサイトもあるが、同期更新が手動であるため、今後検討する必要がある(平山氏)

日興アセットマネジメントでは、今秋にもユーザー行動分析を行うというが、平山氏によれば、これまで多いと想定されていた販売員からのアクセスは2割程度であることはすでにわかっていて、残りの8割の閲覧者が何を目的にして来訪しているかを調べるという。

続いて田中氏が、実際のNECサイトのアクセス状況を示しながら説明を行った。BtoBコンテンツであるため、平日昼間のアクセスが多いのが特徴だ。

ターゲットが企業向けであるため平日のアクセスが圧倒的に多く、休日は減少し、ビジネスパーソンが会社で見ていることが想定される。モバイルやタブレットからのアクセスも増えているが、その数は少ない。

また、経営マネジメントに役立つ情報を配信するWISDOMの場合は、月曜のメルマガ配信に連動してアクセスが増えている。企業サイトとは異なり、空き時間や休日にも見てもらいたいコンテンツを配信しているので、スマートフォン最適化も行っており、モバイルやタブレットの割合は増加傾向にある(田中氏)

佐藤氏は、コクヨのスマートフォンアクセスは全体で約20%となり、コンテンツ別に見ると、プレスリリースは約30%、企業情報は約10%、製品・サービス情報は約15%、サポート情報は約7%、IR情報は約6%、読み物は約30%と差があることを明かした。佐藤氏は「プレスリリースや読み物は、Facebookから誘導しているので、スマートフォンのアクセスが多いのではないか」と説明する。

ユーザーニーズを常に把握し、最適な情報発信形態を選択する

各社のスマートフォン対応や調査結果を受けて、菅原氏は企業コンテンツの閲覧環境の変化について、次のように述べる。

この調査を始めた2005年当時は、企業コンテンツは当然会社で見るもので、家のPCでプレスリリースなどを見ることはないと思っていたが、どうやら違ってきたように感じる。これからは、プレスリリースや企業広報コンテンツもスマートデバイスで見られることを考えていく必要があるかもしれない(菅原氏)

また、佐藤氏は「今後はできる限りスマートフォン対応を行いたいと考えていて、新しく作るコンテンツはなるべくスマートフォン対応も一緒にやるようにしている」と話した。2年前に初めてスマートフォン対応したときには、トップページと第二階層までを対応させたが、スマートフォンからアクセスしている訪問者7万人のうち、トップページから第二階層までにアクセスした人は10人程度しかいなかったという。そのため、現在は、Facebookから誘導しているページなど、スマートフォンからのアクセスが予想されるコンテンツのスマートフォン対応を進め、下層ページほどスマートフォン対応するように心がけているという。

一方、平山氏はスマートフォン対応を検討するには、まずユーザーニーズを把握すべきだと指摘する。

今後スマートフォン対応はしていくのだろうが、業態的にも最先端の技術やデバイスを使って我々のサイトを見に来る人よりも、会社のインフラが変わらず、IE 6などの古い技術を使って見に来る人のほうが多い。そのため、最先端のものを追いかけるよりも、我々のサイトを本当に見に来る人にきちんと情報を届けることができたらよいと考えている。ユーザーの動向と実態、情報のニーズを把握し続けることが重要だと思う(平山氏)

グローバルでページ数が多いため、スマートフォン対応を一気にやるわけにはいかない」と話す田中氏は、「やはり、見に来る人やターゲットの閲覧状況によって対応を変えていかなければならない。現在、スマートフォン対応しているコンテンツの結果なども踏まえて、どう展開していくかを決めていく」と話す。

棗田氏は、以前、オープンモバイルコンソーシアムでスマートフォン最適化をテーマにセミナーを行ったことを話し、今後は単にスマートフォン向けに見せ方を変えるだけの時代ではなくなってくるだろうと説明する。

一般消費財を扱う企業の人たちからは、スマートフォンでPCサイトが見られているケースが多いということが話題となった。大半の企業は、現在はPCサイトがあるので、そのサイトをスマートフォンでどのように見せるかということを考えている。また、スマートフォンに対してPCサイトのコンテンツを変えて出すことは基本的にしたくない、という意見もあった。

今、我々はPCのために作ったサイトをどのようにスマートフォンで見せるかということを考えているが、2~3年後にはモバイルデバイスを中心に考えていかなければならない時代となってくるし、ユーザーからすれば見たいものは見たいはず(棗田氏)

トライ&エラーを積み重ねて想定の精度を上げていく

講演の最後、石村氏は、調査結果およびパネルディスカッションでの議論を経て、今後の企業対応について次のように提言する。

今回の調査結果でさまざまな課題が浮き彫りにされた。そのなかでも大きいのは、IE 6に代表されるような古いブラウザへの対応をどうするのかということ。もう1つは、スマートフォンを中心としたデバイスへのシフトをどう対応するのか。

古いブラウザへの対応については、前述のように、ROIを考えて早期にどう対応するかを決める必要がある。営業部門の偉い人にサイトが崩れていて恥をかいたなどと言われると判断に悩むと思うが、古いブラウザを利用している企業の数を見たうえで、修正のコストをかけるべきかどうかを判断して粛々と対応しなければならない。

古いブラウザへの対応よりも、スマートデバイスへの対応のほうが非常に大変な課題として存在しているので、こちらについても今回の調査結果を参考にしてほしい。スマートデバイスによって一般の人の行動が変化するなか、企業は溢れるほどのコンテンツのなかから自社のコンテンツを届けるために、その行動の変化に対応しなければならない。そのためにはユーザーの行動を把握する必要があるが、行動が変化しているなかでは、答えを持っている人はあまりいない。

先行してトライしている人はその答えを持っているが、だれも先行していない場合は、求める答えがないこともある。とにかく小さくてもよいから早く始めて、ユーザーの行動を想定してトライ&エラーで知見を生み、想定の精度を上げるようにしなければならない。このような経験を積むために今回の調査結果を活用してほしいし、自社でスマートデバイス対応のプロジェクトを作るためのネタとしてほしい(石村氏)

国内のスマートフォン契約数は、2013年内に5,000万件を突破するとされており、来年にはWindows XPのサポートも終了する。今回の調査では、企業内のWeb閲覧環境にさほど変化は見られなかったが、2年後の次回調査までにユーザーの行動が変化していくことは確かだ。いち早くユーザーの行動変化を捉えるためにも、今回の調査を参考に、トライ&エラーを繰り返しながら知見を積み重ねていってもらいたいと、セミナーは幕を閉じた。

この記事は、2013年9月22日に開催されたWeb広告研究会月例セミナーのレポート第二部です。→第一部を読む

オリジナル記事はこちら:「旧ブラウザ対応よりもスマートデバイス対応が喫緊の課題、大手Webマスターが企業のスマホ対応を議論」2013年9月24日開催 月例セミナーレポート(2)

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:旧ブラウザ対応よりもスマートデバイス対応が喫緊の課題、大手Webマスターが企業のスマホ対応を議論 [Web広告研究会セミナーレポート] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

インターネット白書が出ない2013年の日本のネット状況を、コムスコア資料に見る [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 約 4.5

今日は、日本(と世界)のインターネット状況がわかる資料を紹介します。コムスコアさんが出している「インターネットの今の姿」を解説するものです。インターネット白書2013が出ないようなので、こういう資料が重要になってくるのですね。

その資料とはコムスコアさんが公開している「comScore 2013 Japan Digital Future in Focus」で、コムスコアさんがもつさまざまなシステムで計測された、「どんなユーザーがどんなサイトをどれぐらい使っているか」の日本・アジア太平洋・全世界のデータが収録されています。

そもそもはコムスコアさんのリードジェネレーション用の資料だと思うのですが、ブログでグラフを出して紹介していいという許諾を得ましたので、中からいくつかの資料を紹介しますね。

気づいている方もいらっしゃると思いますが、インプレスが2001年から出版していた『インターネット白書』が、2013年は発行されていません。私は直接の担当ではないので詳細は語れないのですが、今のところ出す予定はないようです。

となると、インターネットの今の姿をどう把握するには、昔から発行されている総務省の「情報通信白書」となりますが、コムスコアさんの資料も、また違った角度の調査データですので、参考になります。

以下、データはすべて2013年コムスコア調べです。

PCネットユーザー7365万人、モバイルは1億人、
全体の2割がモバイルからのアクセスに

Image may be NSFW.
Clik here to view.
日本は計測対象の43カ国中、4位のインターネット人口
1位の中国は米国の約2倍
国別インターネットユーザー数 (000)
家または職場のPCからアクセスした全15歳以上のインターネットユーザー
出典: comScore Media Metrix 2013年5月 © comScore, Inc.

日本のインターネットユーザー数は7365万6000人で、中国(3億5000万人)、米国(1億9150万人)、インド(7600万人)に次ぐ世界4位としています。

これは「家または職場のPCから」で、モバイルユーザー数は別途調査されています。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
国内モバイルユーザー数は1.02億人
米国は日本の2倍以上
国別 モバイルユーザー総数 (000)
ヨーロッパ5ヶ国 241,000
米国 238,500
日本 102,700
ドイツ 61,000
英国 49,500
13歳以上の全モバイルユーザー
出典: comScore MobiLens 2013年5月までの3ヶ月平均 © comScore, Inc.

国内のモバイルユーザー数は1億270万人。他の地域をみると、ヨーロッパ5か国の2億4100万人、米国の2億3850万人というところ。

総務省統計局の出しているデータでは13歳以上の日本人口が1億1348万8000人ですから、約90%ですね(出典 総務省統計局刊行, 総務省統計研修所編集「日本の統計 2013」)。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
急激な伸びを見せるスマートフォン利用傾向
非PCのトラフィックシェアが20%越え
各デバイスのトラフィックのシェア
PC以外からのトラフィック12.0%
PC以外からのトラフィック14.3%
PC以外からのトラフィック20.6%
PC スマートフォン タブレット その他
出典:comScore Device Essentials 2012年5月から2013年5月 © comScore, Inc.

で、そのモバイルの状況がよくわかるのがこのグラフ。スマホやタブレットによるアクセス、特にスマホがここ1年でかなり伸びているのがわかります。

Web担ではだいたいこのデータに準ずるスマホ比率(よりちょっと高いぐらい)ですが、サイトによっては、すでにスマホからのアクセスが30%~40%になっているというところもあるようですね。

あ、ちなみにこのグラフは縦軸の基点が0%ではなく75%になっているため、変化が大きく見える点に注意が必要です。

FacebookとTwitterが同じぐらい、ただし年齢層はTwitterが低め

ソーシャルのデータも、なかなかおもしろいです。

利用ユーザー数でいうと、TwitterもFacebookも同じぐらい(21万人+)。違いは、Twitterのほうが若年層(15歳~24歳)の利用が多く、Facebookのほうが平均滞在時間が長い(特に35歳~44歳女性)ということ。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
FacebookとTwitterのユーザー数は同水準
1人あたりの平均利用分数ではAmeba Piggが突出
ソーシャルメディア ランキング
ユニークビジター数 (000)
21,747
21,321
12,294
8,230
4,644
3,403
1,634
1,336
1,323
1,177
TWITTER.COM
FACEBOOK.COM
PIXIV.NET
MIXI.JP
TUMBLR.COM
Hatena - Bookmark
Ameba Pigg
MBGA.JP
Gree, Inc
Linkedin
46.1
54.4
36.6
57.7
9.8
1.7
115.9
14.2
43.2
6.7
1人あたりの平均滞在分数
家または職場のPCからアクセスした全15歳以上の日本のインターネットユーザー
出典: comScore Media Metrix 2013年5月 © comScore, Inc.
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Twitterのデモグラフィック構成は若年層寄り
対して、Facebookユーザーは比較的全インターネット利用層に類似
PCから各ソーシャルメディアへアクセスしたユーザーの年齢構成
15%
13%
20%
19%
18%
18%
23%
24%
20%
18%
18%
18%
26%
27%
24%
全インターネット
Facebook
Twitter
15-24歳 25-34歳 35-44歳 45-54歳 55歳以上
家または職場のPCからアクセスした全15歳以上の日本のインターネットユーザー
出典: comScore Media Metrix 2013年5月 © comScore, Inc.
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Twitterは15-24歳の層が長時間利用する傾向に
Facebookを35-44歳女性
Twitter平均滞在分数
男性
89.0
32.0
29.5
23.5
30.8
女性
77.3
45.7
57.1
52.6
26.2
Facebook平均滞在分数
男性
46.2
48.0
33.4
44.6
48.9
女性
45.0
71.4
79.4
54.6
71.4
15-24歳 25-34歳 35-44歳 45-54歳 55歳以上
家または職場のPCからアクセスした全15歳以上の日本のインターネットユーザー
出典: comScore Media Metrix 2013年5月 © comScore, Inc.

日本はEC天国? その理由は比較サイトか

ECに関する調査も、なかなか興味深いです。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
オンラインリテールへのリーチは世界最高
滞在分数は日本が微増の中、アジアで急増
オンラインリテール
リーチ(%)
2012年5月 2013年5月
全世界
73%
77%
アジア太平洋
67%
79%
日本
86%
86%
平均滞在分数
2012年5月 2013年5月
全世界
59.6
90.0
アジア太平洋
66.8
127.4
日本
77.4
78.7
家または職場のPCからアクセスした全15歳以上のインターネットユーザー
出典: comScore Media Metrix 2012年5月、2013年5月 © comScore, Inc.

日本のオンラインリテール(ネット小売り)利用率が、他の地域に比べても高いのです(ただしこれはPCからのアクセスだけなので、モバイルも含めると他の地域との違いはどうなるか不明ですが)。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
カテゴリー別では価格比較サイトの利用が55%に
その他、食品など、複数のカテゴリーおいて国内利用が世界利用を大きく上回る
オンラインリテール サブカテゴリー別リーチ (%)
比較ショッピング
コンピューター/ハードウェア
本
コンピューター/ソフトウェア
アパレル
家電
映画(リテール)
食品(リテール)
音楽(リテール)
百貨店
オンラインリテール サブカテゴリー別リーチ (%)
日本
全世界
家または職場のPCからアクセスした全15歳以上の日本のインターネットユーザー
出典: comScore Media Metrix 2013年5月 © comScore, Inc.

しかし、その理由は「比較ショッピング」サイトへのアクセスが突出して高いということなのかもしれません。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
利用増加が著しいAmazon
国内企業最大手である楽天はユニークビジターで2位、利用時間は最長
オンラインリテール ランキング
Amazon Sites
Rakuten Inc
Yahoo! Shopping
Kakaku.com Inc.
Apple.com Worldwide Sites
Nico Nico Ichiba
DMM.COM
Toranoana Inc
Nissen Group
DOSPARA.CO.JP
ユニークビジター総数 (000)
45,364
37,651
27,557
23,560
9,811
8,062
7,832
4,230
3,286
3,133
1人あたりの平均滞在分数
27.4
32.9
7.4
12.6
4.8
5.3
7.7
9.0
19.3
4.2
家または職場のPCからアクセスした全15歳以上の日本のインターネットユーザー
出典: comScore Media Metrix 2013年5月 © comScore, Inc.

ちなみに最もアクセスを集めているのはアマゾンで、次いで楽天、Yahoo!ショッピングという順。

ネット広告の半分は見られず、ブランド毀損の露出も0.92%

最後に紹介しておきたいのが、「ディスプレイ広告がどのような場所でどう表示されているか」の調査。こちらは全体調査ではなく、特定のキャンペーンを対象に調べた結果ですね。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
日本のビューアビリティは他国に比べ低い
約半分は無効なインプレッション
調査対象のキャンペーンにおけるビューアビリティ 率
69% 67% 65%
58%
49%
米国 ヨーロッパ カナダ アジア 日本
*1… 広告枠の50%以上が1秒以上、閲覧可能な場所(スクリーン上)に掲出されていること(IAB定義より)
*2… US Charter Studyは「プレミアム」枠での調査結果
*3… アジア データは日本を含むアジアにおける全コムスコア調査対象国を含む
家または職場のPCからアクセスした全15歳以上のインターネットユーザー
出典: comScore vCE Charter Study – Japan(2013年9月発表) © comScore, Inc.

広告がちゃんと見られた(広告枠の50%以上が1秒以上画面上に表示された)のは、対象キャンペーンの露出のうち49%。つまり、「広告の半分は見られていなかった」のですね。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
国内キャンペーンにおける、国外への配信比率は4.2%
上記数値は世界的な平均に近い
ターゲット地域外への配信
米国 4%
ヨーロッパ 7%
カナダ 2%
アジア4%
日本 4.2%
家または職場のPCからアクセスした全15歳以上のインターネットユーザー
出典: comScore vCE Charter Study – Japan(2013年9月発表) © comScore, Inc.

そもそも、国内を対象にしているのに国外向けのサイトに表示されていたのは、対象キャンペーンの露出のうち4.2%。これは、いろんな広告ネットワークを経由して表示されてしまったものですね。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
0.92%の広告はブランド毀損につながるコンテンツに配信
1%以下ではあるものの、アジアに比べ9倍以上
ブランドイメージを損なうコンテンツに
配信された広告の割合
アジア太平洋 0.1%
日本 0.92%
家または職場のPCからアクセスした全15歳以上のインターネットユーザー
出典: comScore vCE Charter Study – Japan(2013年9月発表) © comScore, Inc.

そうした広告ネットワークシステム経由で表示されたもののうち、アダルトサイトなどのブランドイメージを損なう可能性がある場所に表示されたものが、日本のキャンペーンでは0.92%あったとのこと。

1%未満ではありますが、ブランド毀損を気にする人にとっては無視できない数字ではないでしょうか。

◇◇◇

ここでは一部のデータだけを紹介しましたが、資料は全72ページあり、次のような見出しで全50のデータを紹介したうえで、それらのデータから導かれる今後の見通しを解説しています。

資料の内容
  • グローバルの現状
  • 国内インターネットオーディエンス
  • 国内モバイル市場
  • オンライン利用動向
  • エンターテイメントとオンライン動画
  • ソーシャルメディア
  • オンラインリテール
  • オンライントラベル
  • オンラインニュース
  • ビジネス・ファイナンス
  • ディスプレイ広告

なんかコムスコアさんの資料の広告みたいになっていますが、そうじゃないんですよ。無料で入手できますので、見ておいて損はない資料だと思って紹介しました。

この記事の筆者
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ユーザー 安田英久(Web担 編集長) の写真

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレスビジネスメディア
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:インターネット白書が出ない2013年の日本のネット状況を、コムスコア資料に見る [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

at+link、専用サーバサービスのオリジナルマシンに米インテルの「Haswell」搭載機を追加 [ニュース] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

広告制作・インターネット関連サービスのリンクとサーバー機器のエーティーワークスが共同運営するホスティングサービス「at+link(エーティー・リンク)」は、「at+link専用サーバサービス」のオリジナルマシン、ATシリーズのラインアップに、米インテルの次世代CPU「Haswell(ハズウェル)」を搭載した「AT01-G2」を追加した、と12月3日発表した。Haswellは従来品と比べてパフォーマンスと省電力性能が向上し、AT01-G2は高負荷なWebサービスの運用に適している。

at+link専用サーバサービスは、自社オリジナルのATシリーズと富士通製のFJシリーズを提供。ATシリーズは拡張性の高さや、省電力・省スペースモデルを用意していることから利用が多い。ITインフラにクラウドを選ぶ企業が増えている一方、安定性やパフォーマンスを重視する企業を中心に、クラウドから専用サーバーに戻す「物理回帰」も目立っているため、オリジナルマシンを拡充した。結果的に物理サーバーの方がコスト削減につながる、との声も出ているという。

リンク
http://www.link.co.jp/

エーティーワークス
http://www.atworks.co.jp/

at+link
http://www.at-link.ad.jp/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:at+link、専用サーバサービスのオリジナルマシンに米インテルの「Haswell」搭載機を追加 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

大日本印刷、デジタルサイネージのネットワーク配信を可能にする「SmartSignage SD」開発 [ニュース] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

大日本印刷(DNP)は、無線LAN機能を搭載したSDメモリカードを電子看板(電子POP)など低価格のデジタルサイネージ機器に差し込むだけでコンテンツのネットワーク配信・管理を可能にするシステム「SmartSignage SD」を開発した、と12月3日発表した。2014年1月20日に販売を始める。通信機器がない機器でも、専用のSDメモリカードに変更するだけで、配信サーバーからコンテンツをダウンロードするネットワーク配信に切り替えられ、タイムリーに更新できるようになる。

専用のアプリケーションが不要で、コンテンツの登録・配信からデジタルサイネージ端末の状態監視まで、ブラウザの専用画面からできる。全国の店舗での運用など大規模な配信・管理も可能。USBメモリなどの媒体を介してコンテンツを更新する小型デジタルサイネージ機器は手作業が必要なため、遠隔地からの配信・管理を求める声があった。無線LAN機能を搭載した専用SDメモリカードは1枚1万500円(税別)から、月額利用料はSDメモリカード1枚あたり1500円(同)からとなる。

大日本印刷
http://www.dnp.co.jp/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:大日本印刷、デジタルサイネージのネットワーク配信を可能にする「SmartSignage SD」開発 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

トライベック・ストラテジー、「Webユーザビリティランキング2013(企業サイト編)」トップはau [ニュース] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 約 1 分

Webコンサルティングのトライベック・ストラテジーは、15業界の主要企業150サイトの使い勝手や安全性などを調べた「Webユーザビリティランキング2013(企業サイト編)」を12月3日発表した。トップはauで、NTTドコモ、東京メトロ、JX日鉱日石エネルギー、三菱重工と続いた。auのサイトは、ユーザーにとって関連性の低い情報や過度なPR情報を極力抑えてシンプルに表現され、どこにどのような情報があるかが一目で分かる設計になっている、と評価した。

トライベック・ストラテジーのユーザビリティ診断プログラムを使って8月中旬から10月下旬にかけて調査した。全体を通して、単なるカタログ的なサイトではなく、ユーザー視点の使いやすさや分かりやすさを重視し、さまざまな表現方法でユーザビリティ向上を図る流れが見えてきた、といい、変化に対応できている企業と、遅れている企業との間に大きな差が出た。業種別のベスト3は「IT・情報通信」「金融・証券」「食品・飲料・生活用品」の順だった。

企業の6~15位は、(6)三菱東京UFJ銀行(7)日本生命(8)日本ハム(9)みずほ銀行(10)マツダ(11)ダイハツ(12)第一生命保険(13)旭化成(14)中部電力(15)伊藤忠商事。業種別の4~10位は、(4)「精密機器・電子部品」(5)「鉄道・運輸」(6)「総合電機・エレクトロニクス」(7)「商社・流通・小売」(8)「電力・ガス・エネルギー」(9)「保険・クレジット」(10)「化学・繊維」。

トライベック・ストラテジー
http://www.tribeck.jp/

Webユーザビリティランキング2013(企業サイト編)
http://www.tribeck.jp/usability/ranking/2013/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:トライベック・ストラテジー、「Webユーザビリティランキング2013(企業サイト編)」トップはau [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ウェブはひとつのマーケティング装置。SNSを嫌う客もいる [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 約 3 分
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる 企業ホームページ運営の心得

コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。

宮脇 睦(有限会社アズモード)

心得其の338

時代の主役は

Image may be NSFW.
Clik here to view.

飽きもせずmixiにログインしていますが、そこに集う「マイミク」は減少傾向です。SNSの時代の主役は、全世界でユーザーが3億人を突破したLINEを筆頭に、Facebook、Twitterなのでしょう。しかし、勝者の玉座を明け渡したとしても、それぞれが突然死を迎えるわけではなく、私のようにログインするものは実在します。

時代の移り変わりを、先日リアルでも体験しました。破綻する直前の「ダイエー」で購入した冷蔵庫の製氷機能が破綻した、と妻からの報告を受け、この夏、冷蔵庫を買い換えたのですが、家電量販店に足を運び、時の流れを感じます。扉をタッチすると開閉する「タッチオープンドア」機能付きの冷蔵庫がなくなっていたのです。

当時の店員の説明によれば、現存するのは東芝の数機種のみ(最新カタログによれば3機種)といい、ウェブにも通じる問題と直感します。

家電開発の陥穽

私はタッチオープンドア機能付きの冷蔵庫を探し、家電量販店を6件ほど回りました。ある店員は現場の体感値として、冷蔵庫の耐久性は15年以上あるといいます。ダイエーで買った冷蔵庫はこれを少し下回りましたが、つまりタッチオープンドア機能が流行したのはそれだけ前だということです。

今から10数年前、タッチオープンドア冷蔵庫を購入し、その機能に満足していたお客が、故障や買い換えのタイミングで冷蔵庫を探しはじめると、その機能が市場から消えているのです。今も東芝がわずかながらも発売し続けるのは、そこに需要があるからではないでしょうか。

家電製品が新製品のたびに改良と称して手を加えられるなかで、消えていく機能は少なくありません。これはOS、ソフトウェアはもちろん、ウェブ上でのマーケティング全般にも同じことが言えます。

15年続くネットマーケティング手法

従来の方法を「終わった」と切り捨て、新しいツールやネットサービスを礼賛するのがウェブ業界のならわしですが、果たしてそれにより取りこぼしているお客はどれだけいるのでしょうか。代表例が「メルマガ」です。本コラムでも何度か話題にしていますが、販促ツールにおいてメルマガの効果はいまも現役です。

時の流れに合わせ、TwitterやFacebook、そしてLINEの活用も叫ばれていますが、これらSNSを「生理的に無理」という人は実在します。その人にとってTwitterのフォロー/フォロワーの関係はストーカーにしか見えず、Facebookで可視化される人間関係をおぞましいと眉根を寄せます。

人間関係には大好きと好き、本当は嫌いだけど好きなふり、死ぬほど嫌いだけで取引があるなど、さまざまな感情と利害関係の上にあるもので、それを「友だち」と「いいね!」だけで表現する世界観を嫌うのです。その点「メルマガ」は、嫌ならゴミ箱に捨て、配信を解除すればいいので気楽だと、ある主婦は言います。

今もいるブログファン

ブログを読むのが好きという主婦もいます。フィードを購読することはありませんが、お気に入りに登録(ブックマーク)して、気が向いたときに訪問します。「メルマガ」は、通販サイトなどで登録すると、しつこいぐらいにセールスのメールが届くので敬遠しますが、ブックマークなら所有するパソコンのなかで完結し、押しつけられないところがいいというのです。そして彼女もSNSをやっていません。

私のように、mixiにログインする人もいます。理由は「日常」です。参加者が減り、盛り上がりはありませんが、ブログやツイートをmixiに反映させている人は多く、マイミク(と、いまは呼びませんが)たちの日常をぼんやりと知ることができるからです。

心の安まらない実名空間

FacebookとTwitterおよびmixiの決定的な違いは「匿名性」です。かつてmixiでも「実名」がうたわれましたが、普及期に入る前から事実上は、「匿名=ハンドルネーム」になっており、それが独特の居心地の良さを生み出しています。鈴木さん、田中さんと本名を知っていても「三毛猫にゃん」とのハンドルネームにより、現実と距離をとることができるのです。

一方、実名(こちらも怪しいとはいえ)のFacebookは、実名であるがゆえの虚飾性、いわゆる「話しを盛る」人も珍しくなく、職業柄「裏読み」を習性とする私にとって、心の安まる空間ではありません。また「写真」の連投で埋め尽くされるタイムラインに辟易し、「みたくねーよ」とリアルでつぶやくこともしばしば。

これらは好みの問題ではあります。しかし、ウェブを1つのマーケティング装置として見立てたときに、TwitterやFacebookという「新しい機能」に目を向けがちな姿勢が、タッチオープンドアのなくなった冷蔵庫と重なります。

SNSとお気に入り

過去にメルマガを発行していれば、一定の「メールアドレス(お客)」はそこに残されています。ブログにだってファンがいるでしょうし、先のブログ好きの主婦は、ブラウザのブックマークを利用しています。だとすると、TwitterやFacebookに誘導する「SNSボタン」の並びに、「お気に入りに登録」という古くからある「機能」を添えることは、ウェブのマーケティング利用において「微力」になるのではないでしょうか。

最後に余談となりますが、「大型家電」はリアル店舗での購入をオススメします。配送料に加え、設置費用、引き取り手数料、家電リサイクル料など「本体価格」以外が必要となり、これらを加えて比較するとネットの価格優位性が揺らぎます。

今回のポイント

意外と使われている「お気に入り」

新しいネットツールやサービスにアジャストすると取りこぼす客がいる

この記事の筆者
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ユーザー 宮脇睦(有限会社アズモード) の写真

宮脇 睦(みやわき あつし)

プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。

制作、営業の双方の現場を知ることからウェブとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『完全! ネット選挙マニュアル』(Kindle版)、『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、冷静な視点からのIT業界分析に「週刊ポスト」など、様々な媒体から情報発信を続ける。

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ウェブはひとつのマーケティング装置。SNSを嫌う客もいる [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

CX全体を1つのCMSでカバーするのはもう古い、CMSの導入は小さくし大きく育てるその手法とは? [イベント・セミナー] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 約 5.5
「CMS DAYS TOKYO 2013」
の他セッション
  • 第2部は12月6日公開予定
  • 第3部は12月10日公開予定
  • 第4部は12月12日公開予定
  • 第5部は12月17日公開予定

Webサイトを構築するには、CMSを小さく導入し、大きく育てていくことが重要となってきている。

Webサイト構築の最新テクニックとCMSの今後について語られる「CMS DAYS TOKYO 2013」が2013年9月に開催された。CMSベンダーのミックスネットワーク、ジゾン、Web制作のロフトワーク、キノトロープの4社のトップが集まり、それぞれによる講演と4者によるパネルディカッションが行われた。

第1部は、ロフトワーク代表取締役社長の諏訪光洋氏が登壇し、「小さくつくり大きく育てる"Lean Web Development"」と題された講演で、スモールスタートからWebサイト制作を行う手法についての解説を行った。

ユーザー体験(エクスペリエンス)を考えた設計を行うには

Web制作の総論やトレンド、向かっている方向について話したい」と挨拶した諏訪氏は、Webにおける体験(エクスペリエンス)とCMSの関係について話を始める。

企業の情報発信を行うWebサイトの重要性が高まっているなか、多くの企業が何らかのCMSを導入している。CMSを導入していない企業は、文字通りコンテンツを管理するシステムがない状態で「PCやメールを使わず、情報を紙で管理している状態。ただキャビネットにしまい死蔵している状態だ」と諏訪氏は話す。また、サイトを分析してもその後のアクションを行わない企業も6~7割くらいあるという。

サイトやコンテンツを適切に管理できていなければ、アクセス解析をしても単なる報告で終わってしまう。解析から仮説をつくり、ターゲットに対してアクションを行う。そのアクションを分析し仮説を検証する。その積み重ねをPDCAサイクルとして回していくことが重要だが、ECサイト以外でこのPDCAサイクルを実現しているチームはまだ少ない。

また、CMSやCRMを整備してマネージメントをPDCAにつなげている場合も、そのシステムが古くなっている可能性があると諏訪氏は話を続ける。「オムニチャネル」「O2O」の時代となり、主にモバイルを通じてリアルやソーシャル、管理しようとしているWebサイト以外の部分で、ユーザーの体験やユーザーとの接点が生まれてきているというのだ。

利用者のシチュエーションに対して、リアルをどうデザインしていくか

ユーザーの行動を知り成果につなげるという意味では「ビックデータ」がトレンドになっている。しかし諏訪氏は「ビックデータは誰にでも扱える魔法ではない」と話す。

2013年10月号の「ハーバード・ビジネス・レビュー」から「実験はアナリティクスに勝る」という記事を紹介する諏訪氏は、最近よく聞かれるビッグデータを有効に解析して、アクションにつなげられるのは実際には大規模なチームと予算を編成できる一部の企業だけで、多くの企業にとっては実験を行って顧客が満足した小さなファクトを見つけて積み重ねるほうが実践的で現実的だと説明する。

さらにその実験は完璧なものを目指す必要はなく、まずは小さな実験をやってみることが重要で、「顧客の体験(エクスペリエンス)」を想定し、こうすれば顧客が喜ぶという体験を1つ見つけてみることから始めればよい、としている。

モバイルデバイスやPC、マスメディア、ソーシャルメディア、口コミなどの接点が劇的に増え、今や顧客は机の前でPCに向かってじっとサイトを見ているだけではなく「行動」をしている。顧客がウェブを通じて得るユーザー体験と成果に関してもオンラインとオフラインがあり、ユーザーがリピーターになる、ファンになることを促進するにはどうしたらよいのか、あるいはトラブルにどう対処したらよいのか、ということも重要になってくる。

このようなユーザー体験をどのように設計したらよいのか。諏訪氏はリニューアルを手がけた津田塾大学のウェブサイトを受験日(2013年2月6日)のユーザー体験を事例として紹介する。

受験日当日は大雪の予報となっていたが、津田塾大学では2日前の2月4日に「受験生への緊急時お知らせページ」を作成し、トップページにリンクを掲出して、同時にフィーチャーフォン用ページも作成。PC/スマートフォン用ページにQRコードを掲載して、フィーチャーフォン利用者が簡単にブックマークできるように対応していた。

翌5日(つまり受験日前日)に「2月6日実施の英文科入試受験の方へ」とターゲットを絞り込んで詳細な対応を記載したページを用意しておいたところ、電話による問い合わせはほとんどなくなったという。また、交通機関で移動中に3G回線でアクセスすることを考え、トップページメインの写真をオフにしてすばやく表示するようにした。

その後も最新情報や正門近くの写真などを更新し続けたところ、試験終了までに緊急告知ページの閲覧数は伸び続け、平常時の閲覧はPCが75%でモバイルが25%であったのに対し、2月6日の朝から昼間での閲覧はPCとモバイルが半々であったことも津田塾大学では分析していた。

さらに、これらの受験日の経験を踏まえ、アクセスが多くなるだろう合格発表日の2月14日には再びメイン画像をオフにし、学科ごとに結果発表の時刻をずらして案内することで負荷分散をしていった。もちろん、当日は接続数やトラフィック、CPU負荷などを分析していった。

つまり津田塾大学は「受験日における受験者のユーザーエクスペリエンス」を発生する状況に合わせ最適化し、起こりえるトラブルを回避する事に成功したのである。

大学にとっては、Web広報で出願が増えることが一番だが、利用者のさまざまなシチュエーションを考えて、1つひとつの小さなシチュエーションに対して、リアルをどうデザインしていくかが利用者を喜ばせ、良質なエクスペリエンスをさせるために重要。

CMSの導入をスマートに小さくし、リーンという考え方で進めるのが重要

このような「ユーザー体験を考えられる」ウェブサイトの実現にロフトワークがどのように取り組んでいったかについて、諏訪氏は話を続ける。

まず、ロフトワークでは、津田塾大学から出てきたRFPの「機能要件」を分解し、カード形式にしてMUST(必須)、NEED(必要)、WANT(要望)、DROP(不要)の4段階でユーザーシナリオなどに合わせてマッピングし直した

必須の要件を実現するためにそれなりのインフラが必要になるが、インフラそのものを、オーバースペックにするのではなく、CMS仕様や運用を工夫することでインフラの負担を抑えることも考えていく。

さらに、サイト構造もカード化して並び替える方式で、さまざまな担当者や各部門とミーティングして、わずか1時間半で新たなサイトマップを確定していったという。

このような作業によって、各担当者や各部門の情報などを集約させ、たとえば「受験生がどのようにすればスムーズに目的の情報にたどり着けるか」を考えていったという。

カスタマーエクスペリエンス(顧客が体験する価値)全体を1つのCMSやプロジェクトで吸収することは非常に難しい。それを目指すよりも、もっと小刻みに、部分的に最適化するというのが最近の考え方だ。

諏訪氏は、CMSの導入をスマートに小さくし、リーン(lean)という考え方が重要になってくると説明する。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

WCM(Web Control Management)からCXM(Customer Experience Management)へ、体験をマネージメントするように変化してきていると話す諏訪氏は、その違いを次の図のように示した。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
プロダクトファースト
カスタマーファースト
Web分析
カスタマー人物像分析
マルチチャネル
オムニチャネル
コンテンツ
シチュエーションを考えた文脈
効果的
より効果的

最適なテクノロジーを入れて効率的に活用

顧客属性の違いによって、サイトリニューアルの手法が異なる例をご紹介する。

IT系の商材を扱うアシストのリニューアル案件でロフトワークは、広報、Web担当、各製品の担当者、各地の担当者などのさまざまな担当者を集めてワークショップを開催し、それぞれの考える顧客属性を洗い出し、ユーザー行動を考えていったという。

その上で必要な情報をランク付けし、カスタマージャーニーマップ、ユースケース、ユーザーシナリオなどのツールを使ってユーザー体験を可視化して、そこで設計された仮説をサイトに組み込んでいった。また、リニューアル段階でこの先にどのような進化ができるかという視点を入れて、次のステップについて考えられるようにすることも重要となる。

また、ロフトワークがかかわっている石垣島の名産品のデザインをリニューアルするプロジェクト「USIO Design Project」のサイト制作において、サイトリニューアル(ローンチ)した最初のバージョンはFacebookのページを埋め込み、ほぼ1枚のページで構成された、CMSを使わない簡潔な作りとなっていた。

CMSの替わりにFacebookを利用した理由について諏訪氏は「顧客や、コクリエーションでつくられるデザイン、伝えるべきコンテキストは未知の要素が多すぎたため、サイト構造を我々も地元の人も想定できなかった。そのためプロジェクトでの対話の内容、ディレクターやステークホルダーが感じたことを伝えることからはじめるために、Facebookのコンテンツを中心としてコンパクトに1週間で制作した。その反響を見ながら、どのようなブランディングにするかを考えていくことにした」と説明する(現在は次のバージョンに変更された)。

「アシストのように顧客の姿を洗い出して、特定して部分的に改善する方法がある一方で、情報を出すことで顧客を見つけていく方法もある」と諏訪氏は話す。

時間があれば、ワークショップを開いて強化したい顧客の体験を小さなことからでもよいので考えてほしい。セミナー帰りの電車の中で、1つだけでもユーザー体験をイメージできれば、エクスペリエンスマネジメントにつながると思う。

諏訪氏は、CXMはテクノロジーではなく、顧客の体験を最適化し、顧客に寄り添う必要があるが、一方でワークショップなどのアナログなやり方だけで実現できるものではなく、CMSなどの最適なテクノロジーを取り入れて効率的に活用することが重要であることを説明して、第1部を終えた。

この記事の筆者

野本幹彦

IT系ローカライズ会社、IT関連雑誌記者を経て、フリーライターとなる。コンシューマから企業システム、ソーシャルアプリ、デジタルマーケティングまでの幅広い分野で記事を執筆。事例取材やインタビューを中心に、書籍、広報誌記事、Web記事などを手がけている。

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:CX全体を1つのCMSでカバーするのはもう古い、CMSの導入は小さくし大きく育てるその手法とは? [イベント・セミナー] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

アイレップ、デジタルマーケティング管理運用ツール開発のAcquisioと合弁会社を東京に設立 [ニュース] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

デジタルマーケティングのアイレップは、デジタルマーケティング管理運用ツール開発を手掛けるカナダAcquisio(アクイジオ)と、合弁会社「アクイジオジャパン(仮称)」を12月に東京都千代田区に設立する、と12月4日発表した。デジタルマーケティング全体の分析と予算の最適化を実現するプラットフォームを提供する。資本金は3億3500万円で出資比率はアイレップ60%、アクイジオ40%。社長にはアイレップの執行役員が就く。

合弁会社はアイレップが持つ運用型広告領域の運用知識・ノウハウと、アクイジオのデジタルマーケティングプラットフォーム開発経験を融合させて事業を進めていく。合弁会社は、自社開発するプラットフォームとアクイジオのプラットフォームの日本市場での独占販売権を保有することになる。アイレップは、自社のデジタルマーケティング統合プラットフォーム「Marketia」とのつなぎ込みを行い、最適な活用提案を可能にする。

アイレップ
http://www.irep.co.jp/

Acquisio
http://www.acquisio.com/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:アイレップ、デジタルマーケティング管理運用ツール開発のAcquisioと合弁会社を東京に設立 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

メタフェイズ、ソーシャルメディア連携キャンペーンフォームASPサービス「BuzzForm」開始 [ニュース] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

Webマーケティング関連事業のメタフェイズは、ソーシャルメディアと連携したキャンペーンフォームASPサービス「BuzzForm」を11月29日に始めた、と12月3日発表した。キャンペーンページへのユーザーからの投稿を「Facebook」「Twitter」に自動投稿して情報拡散を促すとともに、ユーザーの投稿を一覧にしてコンテストが開催でき、話題性の高いキャンペーンの実施が可能になる。初期費用20万円から、月額6万5000円から。企画設計・画面制作費は都度見積もりとなる。

BuzzFormは、ユーザーの投稿をコンテンツ化して話題を振りまく大喜利タイプのお題投稿形式のキャンペーンに最適化した。ユーザーの投稿コンテストに投票機能を付けることもでき、キャンペーン終了後もコンテンツとして利用が可能になる。広告の量が直接影響しがちなプレゼント応募型キャンペーンと違い、キャンペーン応募者の投稿は新たなユーザーを巻き込むキャッチコピーになり、多くの人を楽しませるコンテンツにすることもできるという。常盤薬品工業が導入した。

メタフェイズ
http://www.metaphase.co.jp/

BuzzForm
http://www.metaphase.co.jp/service/buzzform/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:メタフェイズ、ソーシャルメディア連携キャンペーンフォームASPサービス「BuzzForm」開始 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.

電通、しゃべるキャラクターでコミュニケーションを円滑にする仕組み「ワンダーポート」開発 [ニュース] | Web担当者Forum

この記事を読むのにかかる時間: 約 1 分

電通は、しゃべるキャラクターを使って企業と生活者や、生活者同士のリアルタイムのコミュニケーションを円滑にする仕組み「ワンダーポート」のプロトタイプ(試作品)を開発した、と12月4日発表した。スマートフォンなどの機器上やスクリーン画面上などに登場するキャラクター画像をリアルタイムに遠隔操作してキャラクターに話しをさせるコミュニケーションの方法となる。デジタルコンテンツ制作のSTARRYWORKS、インターネットサービス開発のフェイスクリエイツと共同開発した。

ワンダーポートは、変換されたオリジナル音声と連動してキャラクターの口が動いて発話し、これまでになかったリアルタイムコミュニケーションを実現する。キャラクターによってコミュニケーションを円滑にする効果が期待でき、アプリやサービスに組み込んで利用する。キャラクターが読み上るボイスチャットやイベントでのスクリーンへの投影、キャラクターのオリジナルアプリなどに活用できる。企業が保有していたり、権利を持つ事業者と連携したキャラクターの活用を想定している。

電通
http://www.dentsu.co.jp/

STARRYWORKS
http://www.starryworks.co.jp/

フェイスクリエイツ
http://www.faithcreates.co.jp/

ワンダーポート
http://www.wonderport.net/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:電通、しゃべるキャラクターでコミュニケーションを円滑にする仕組み「ワンダーポート」開発 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Image may be NSFW.
Clik here to view.
Viewing all 19485 articles
Browse latest View live