Quantcast
Channel: Web担当者Forum
Viewing all 19485 articles
Browse latest View live

VRI、2013年上半期PCインターネット広告出稿動向で、ディスプレイ広告の推定出稿量トップはサントリー [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0

この記事を読むのにかかる時間: 約 1 分

インターネット利用状況調査のビデオリサーチインタラクティブ(VRI)は、2013年上半期のPCインターネット広告出稿の動向をまとめ、11月25日発表した。2013年上半期に出稿したディスプレイ広告の推定インプレッション数を広告主別でみると「サントリー」がもっとも多く、「リクルート住まいカンパニー」「プリモ・ジャパン」が続いた。2012年上半期の出稿量ランクから大幅にアップしているのは「ソニー銀行」「花王」「ESPRITLINE」だった。出稿量上位広告主20社トータルのシェアは全体の34%だった。2013年上半期、ディスプレイ広告出稿量とテレビCM出稿量(関東地区/秒数)の双方で上位20社に入ったのは、「サントリー」「ライオン」「花王」「P&Gジャパン」の4社だった。データはVRIのPCインターネット広告統計サービス「Web Ads Report Advance」を基にまとめた。

出稿銘柄を商品種類別でみると、100億インプレッション以上の出稿量だったのは「住宅関連情報」と「他の食品(サプリメントなど)」だった。出稿量上位20商品種類のなかで前年同期の2倍以上出稿しているのは「貴金属・時計・メガネ店」「銀行企業PR」「他の学校・教育」「一般月刊誌」だった。全体に占める出稿量上位20商品種類のトータルのシェアは57%だった。出稿広告主の業種別のシェアは「製造業」が27.6%、「IT業種」が16.2%だった。「住宅・不動産」「金融・保険業」のシェアが拡大傾向にあり、「住宅・不動産」は前年同期の2倍以上の出稿量となっている。全体では2013年上半期のディスプレイ広告の出稿量は約2276億インプレッションで、前年同期に比べ12%増加した。ディスプレイ広告を出稿した総広告主数は6000社以上で、前年同期比1.3倍となっている。

ビデオリサーチインタラクティブ
http://www.videoi.co.jp/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:VRI、2013年上半期PCインターネット広告出稿動向で、ディスプレイ広告の推定出稿量トップはサントリー [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.


IE 6とWindows XPのシェアがサポート終了を前に大幅減、「第5回 企業内Web閲覧環境調査」 [Web広告研究会セミナーレポート] | Web担当者Forum

$
0
0
この記事を読むのにかかる時間: 約 5.5
Web広告研究会セミナーレポート

この記事は、公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会が開催およびレポートしたセミナー記事を、クリエイティブ・コモンズライセンスのもと一部編集して転載したものです。オリジナルの記事はWeb広告研究会のサイトでご覧ください。

9月24日に行われたWeb広告研究会の第6回月例セミナーでは、企業広報委員会が実施している「企業内Web閲覧環境調査」の結果が報告され、結果内容についての考察を行うパネルディスカッションも開かれた。2005年から2年ごとに行われている同調査の過去との比較も含め、現在の企業ユーザーがどのような環境でWebを閲覧しているかを知るセミナーとなった。

IE 6とWindows XPの利用がサポート切れの影響を受けて大幅減少

石村 雅賜氏
株式会社ネコメシ
石村 雅賜氏

企業広報委員会を代表し、第一部に登壇したネコメシの石村雅賜氏は、「第5回企業内Web閲覧環境調査」の調査結果のなかから、特筆すべきトピックをピックアップして解説した。

調査は2005年から2年ごとに行われており、今回の調査結果の概要については、Web広告研究会のプレスリリースで公表されている。第5回の調査期間は2013年7月8日から8月1日、日本アドバタイザーズ協会加盟企業およびWeb広告研究会加盟企業445社と官公庁101団体を対象に郵送調査を行い、回収数は165社(うち官公庁13団体)。

一部分の調査には足りない数ではあるが、大きな動きを見るには十分な数だと思う。今後の調査では、もっと多くの企業にご回答願えるとありがたい(石村氏)

調査結果から、まずOSとブラウザに関する調査のポイントが解説された。Web閲覧に関わるOSとブラウザのバージョンは、「以前からWeb担当者を悩ませてきた課題である」と話す石村氏は、「最も利用するOSは、企業の担当者に主要なOSは何かと聞いて回答した企業の割合を示しているため、一般的なOSのシェアとは異なる」と前置きする。

結果としては、Windows XPが27.9%で前回の70%から大幅ダウンしており、Windows 7が55.2%と前回の11.9%から大幅にアップしている。また、最新のWindows 8は1.8%の企業が主要なOSとしていることがわかった。

社内でもっとも多く利用されているオペレーティングシステム<単数回答>

大幅に減ったとはいえ、3割近くの企業が主要なOSとして利用しているWindows XPを業種別に細かく見ていくと、化学・医薬品(43.8%)、官公庁(38.5%)、卸売・小売業(55.6%)などが高い割合となっており、「これらの業種をターゲットとしている場合は注意が必要」と石村氏は説明する(サンプル数が少ない業種は除く)。

ブラウザのバージョンは、最も大きな課題となっているInternet Explorer 6(IE 6)以前が8.5%と、2年前の38.6%から大幅にダウンしている。IE 8が46.1%と、前回の24.2%から大幅にアップしており、今後の企業の主要なブラウザはIE 8になることがうかがえる。一方で、IE 10、Chrome、Firefox、Safariなどの最新版のブラウザを主要としている企業は、17%に留まっている。

IE 6を主要なブラウザとしている企業を規模別に見ていくと、2011年の前回調査では大企業の割合が高かったが、今回の調査では5,000人以上の規模の会社(11.1%)よりも1,000人から4,999人の規模の会社(19.4%)の割合が高くなっている。この結果から、2014年4月にWindows XPおよびIE 6のサポートが終了するため、大企業ではOSなどの入れ替えが進み、1,000人から4,999人の規模の企業はOSの入れ替えが少し遅れていることが見て取れる。

社内でもっとも多く利用されているインターネットのブラウザ<単数回答>

YouTubeなどのストリーミング系サービスは約3割の企業が制限

外部サイトやサービスへの閲覧制限に関する調査では、「YouTube」「ニコニコ動画」などのストリーミング系サービスについて約3割の企業が閲覧制限をかけており、2年前の調査とあまり変わっていない。SNS系では、「Facebook」が17.0%(前回14.4%)、「Twitter」が17.6%(前回11.8%)、「LinkedIn」が21.8%(前回13.7%)と、制限をかける企業が微増する結果となった。

また、今回から調査を始めた「食べログ」「価格.com」「アットコスメ」などのユーザー生成系のサイト閲覧を制限する企業は1割を切っており、前回調査した「OKWave」も8.5%と、前回の13.1%からダウンしている。石村氏は、「企業サイトのQ&AコンテンツとしてOKWaveを使っている企業が増えているが、こういった企業にとっては朗報だと言える」と話す。一方で、「2ちゃんねる」の閲覧制限は35.2%と高く、2011年の調査からあまり変わっていない。

社内で閲覧および書き込み可能なWebサービス<各単数回答>

「宅ふぁいる便」「Evernote」「Dropbox」「SlideShare」などのデータ共有系の閲覧制限はいずれも3割前後と高く、2011年よりも閲覧制限をかける企業が増える傾向にある。「SlideShareなどは、企業内個人のブランディングのために資料を公開するケースが増えているが、まだまだ企業の理解を得られていない」と石村氏は説明する。

さらに石村氏は、閲覧制限の傾向として、企業規模が大きくなるほど制限をかける割合が多く、金融・保険業界ではストリーミング、SNS、ファイル共有サービスはほぼ閲覧できず、官公庁、卸売・小売業、機器・機械も制限をかける割合が高いとまとめている。

スマートフォン、タブレット端末の業務支給にトライ

メールの制限に関する調査では、3MB未満に制限している企業が前回の16.9%から9.7%にダウンし、HTMLメールを表示不可としている企業も前回の14.3%から10.9%にダウンしており、「メールを使ったさまざまな施策がやりやすくなった」と石村氏は話す。

「Flash」「Adobe Reader」「Windows Media Player」などのプラグインの利用については、約80~90%の企業が利用可能で、2年前の調査からあまり変わっていない。プラグインやアプリの追加についても、「自由にできる」が22.4%、「制限付きでできる」が63.8%、「できない」が13.3%という比率になっており、こちらもあまり変化していない。

ストリーミング系のWebサービスに限らず、企業が自社サイトで公開している動画も含めた閲覧については、88.5%と高い割合で閲覧可能という結果となっている。ただし、金融・保険は60.0%、官公庁は69.2%と比較的低い割合となっているため、これらの業種をターゲットにする場合は注意が必要だ。

端末の制限に関する調査では、今回からスマートフォンやタブレットの支給についての調査が行われている。

スマートフォンおよびタブレット端末の支給に取り組む企業が増加しつつある

いずれも1~25%の社員に支給している企業が多く、社員の一部に配布するというトライを早くから始めている企業や、これからトライしようとする企業が多いことがわかる。また、今後のスマートフォン支給についての回答は、「増えると思う」が54.5%、「どちらとも言えない」が46.6%、「減少すると思う」が0.6%となっており、増加すると考える企業が半数以上いることもわかった。この傾向は、タブレットに関しても同様の結果となっている。

さらに、支給されたスマートフォンやタブレットで何ができるかを調査したところ、メール送受信や社外Webサイト閲覧が9割前後可能なのに対し、アプリダウンロードや社内イントラネット接続は5割前後に留まっている。

スマートデバイスの普及で進むBYOD

個人保有のデバイスを業務で活用するBYOD(Bring Your Own Device)に関する調査も今回から始まり、BYODを許可している企業の割合はPCで23.4%、スマートフォンで31.5%、タブレットで29.7%という結果となった。BYODのスマートフォンやタブレットの利用範囲についても調査が行われているが、「メール送受信」「社外Webサイト」「アプリダウンロード」「イントラネット接続」のいずれも、会社支給のデバイスよりも許可の割合が低く、個人利用デバイスのため、リスクが高いと評価されているのがうかがえる。

仕事上の目的でも個人のスマートフォンを利用

仕事上の目的で使用するデバイスは、「PC/スマートフォン/タブレット」のどれなのか、それは「会社支給/BYOD/個人端末」のどれなのか、という調査も今回初めて行われており、コンテンツ別に調査されている。また、前述の調査とは異なり、同調査は企業としてそのようにデバイスを使っているということではなく、調査に回答した担当者が個人的にどのように使っているかを聞いている点に注意が必要だ。

使用デバイスの調査結果から、プレスリリースの閲覧については、会社支給のデバイスではPCが93.9%と圧倒的であることがわかった。個人所有のPCで見ている人も29.7%と多く、会社以外でもプレスリリースを閲覧している人が多いことがうかがえる。また、スマートフォンでプレスリリースを見ている人も会社支給のデバイスで16%、個人所有ではPCよりも多い30.9%となっており、会社以外で見るという人も多い。

企業情報や製品・サービス情報についてもプレスリリースと似たような結果となっており、基本は会社のPCで見ているが、個人所有のPCやスマートフォンで見ている人もいる結果となっている。

サポート情報は、若干傾向が変わり、他のコンテンツに比べてPCでの閲覧が増え、スマートフォンが減っている。これは、情報量が多く、調べるためにPCを立ち上げることが多いためだと、石村氏は分析する。

IR情報は、スマートフォンの閲覧比率が下がり、全体的にも見る人が若干少なくなっている。企業の公式SNSは、PCの比率が若干下がり、スマートフォンが若干高く、特に個人所有のスマートフォンが高い。企業の読み物コンテンツについては、会社支給のPCで見ている人が多く、次いで個人所有のスマートフォンで読んでいる人が多い結果となった。

この記事は、2013年9月22日に開催されたWeb広告研究会月例セミナーのレポート第一部です。第二部は近日公開

オリジナル記事はこちら:「IE 6とWindows XPのシェアがサポート終了を前に大幅減、検討が進むBYOD『第5回 企業内Web閲覧環境調査』」2013年9月24日開催 月例セミナーレポート(1)

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:IE 6とWindows XPのシェアがサポート終了を前に大幅減、「第5回 企業内Web閲覧環境調査」 [Web広告研究会セミナーレポート] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

iPhone 5の販売数を遂にXperia Aが上回る、10代20代以上で異なるOSシェア [スマートフォンレポート] | Web担当者Forum

$
0
0
この記事を読むのにかかる時間: 約 2.5
スマートフォンレポート

この記事は、ドコモ・ドットコムが発行するモバイルビジネス・マーケティング情報誌「スマートフォンレポート」の一部を、Web担当者Forum向けに特別公開したものです。

今回は2013年9月に発表された「スマートフォンレポート vol.8」から、調査報告1「スマートフォンの購入状況(2013年6~7月)キャリア別/OS別購入シェア」の調査レポートをお届けする。

機能と価格で支持されたXperia A 初めてiPhone 5の販売数を上回る

ドコモ・ドットコムが実施している定点調査より、2013年6月と7月におけるスマートフォン端末購入状況を見ると、6月においては、夏モデルの新機種を投入したドコモが約48%のシェアを獲得し、その勢いを感じさせる月となった。

年代別で見ても10代を除く各年代で約50%のシェアをドコモが獲得しており、年代を問わず幅広い層で購入されていたことがわかる。しかし7月に入ると、au、ソフトバンクモバイルが投入したAndroidの新機種が販売数を伸ばし、ドコモとの差を急速に縮めている(図1)。

図1 2013年6月、7月のスマートフォン購入状況[キャリアのシェア]
図1 2013年6月、7月のスマートフォン購入状況[キャリアのシェア]

6、7月の人気機種の内訳を見ると、5月において「iPhone 5」に迫る販売数を記録したドコモの「Xperia A」が遂に「iPhone 5」を上回り、6、7月共に首位となった。「iPhone 5」の発売以降、「iPhone 5」の販売数を上回った端末は今回の「Xperia A」が初めてであり、その人気がいかに高かったかがわかる。ドコモのツートップ戦略により、「Galaxy 4S」と共に広告宣伝で前面に押し出されたが、「Galaxy 4S」と比べて価格が安いこと、防水等の機能が充実していたことなどが、ユーザーの支持を集める結果になったようだ。

また7月においては、au、ソフトバンクモバイルが市場に投入したAndroidの新機種に伸びが見られ、その分「Xperia A」を始めとするドコモの夏モデル機種はシェアをやや落としている。

au、ソフトバンクモバイルのAndroid端末で最も高いシェアを獲得したのは、それぞれ「SHL22(AQUOS PHONE SERIE)」「206SH(AQUOS PHONE Xx)」といずれもシャープ製の端末である。「IGZO」液晶ディスプレイに代表される、省電力で電池のもちが長いという特長が多くのユーザーから支持を集めたのではないかと推測される(図2)。

図2 購入機種TOP10(7月を基にソート)
図2 購入機種TOP10(7月を基にソート)

10代iOS、20代以上Androidがシェアを獲得

では、この6、7月の購入状況をOSという観点で見てみるとどうであったのか。前述したとおり、各キャリアからAndroidの新機種が相次いで投入された結果、6、7月はAndroidのシェアが6割以上を占める結果となった。特にドコモのシェアが大きかった6月においては、Androidが7割近くを占めている。

次にOS別購入数を年代別で見ると、20代以上ではAndroidがそれぞれ6割を超えるシェアを獲得しているが、10代だけはiOSがAndroidを上回り、約50%のシェアを獲得している。

他の年代と比較して、学生を中心とした10代には「iPhone」ブランドが特に浸透している様子がうかがえるが、周りの友人が持っているといった仲間意識や友人同士の口コミの他、端末代金実質負担金0円、月額使用料が安いなどといった金額面での訴求が効果を挙げていると想定され、可処分所得の少ない10代のユーザーにリーチしているようである(図3)。

図3 2013年6月、7月のスマートフォン購入状況[OSのシェア]
図3 2013年6月、7月のスマートフォン購入状況[OSのシェア]

6、7月の購入状況においては、Androidが優勢という結果となったが、ドコモを含んだ全キャリアから発売される「iPhone」新機種は、9月の端末購入状況に大きなインパクトを与えると予想される。次号では、大きな変化が出現するであろう9月の端末購入状況を中心にお伝えする。

調査対象15~69歳男女
端末販売動向調査 60,000サンプル
※性年代別人口構成比に合わせて60,000サンプルを回収
調査地域全国
調査実施期間2013年8月2日(金)~8月7日(水)
調査方法インターネットリサーチ

この記事は、ドコモ・ドットコムが発行するモバイルビジネス・マーケティング情報誌「スマートフォンレポート」の一部を、Web担当者Forum向けに特別公開したものです。

スマートフォンレポート

スマートフォンレポート

「スマートフォンレポート」は、独自調査の分析レポートや、NTTドコモへのインタビュー、またモバイルビジネスを展開する上で鍵となるメールマーケティングや広告展開等についての記事を掲載する隔月発行のモバイルビジネス・マーケティング情報誌です。

専用Webサイトに無料登録して頂ければ、企業や団体に所属する方であればどなたでも無料にて入手・閲覧することが可能です。デジタル媒体(PDF)にてご提供しておりますので、無料会員登録後すぐにダウンロードの上でご利用頂けます。

この記事の筆者

提供:株式会社ドコモ・ドットコム

モバイル(スマートフォン・タブレットおよびフィーチャーフォン)を活用したビジネスに関するコンサルティング事業を軸に、企業プロモーション・マーケティング企画をはじめとした新たなビジネス開発事業を展開。

http://www.docomo-com.com/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:iPhone 5の販売数を遂にXperia Aが上回る、10代20代以上で異なるOSシェア [スマートフォンレポート] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Web担当者・Webマーケターに便利なChrome拡張機能7選(Google公式編)+2 [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum

$
0
0
この記事を読むのにかかる時間: 約 4 分

今日は、すでに定番ブラウザの1つになっているGoogle Chromeの拡張機能のうち、「Web担当者やWebマーケターに便利」な「Google公式の拡張機能」をピックアップして紹介します。

紹介しているのは、次の7つ+おまけ2つ。

Web担当者やWebマーケターに便利なGoogle公式の拡張機能7選
  1. Tag Assistant (by Google)
  2. Google Analytics Debugger
  3. Screen Capture (by Google)
  4. PageSpeed Insights (by Google)
  5. Google Webspam Report (by Google)
  6. Search by Image (by Google)
  7. Google Publisher Toolbar
おまけ(Google公式ではないもの)
  1. Ghostery
  2. Stylist

Tag Assistant (by Google)

この拡張機能をインストールする

Googleアナリティクスのタグの状態を調べ、改善案を提示してくれます。必携。

ページを表示した状態で実行すると、そのページに実装されているGoogleアナリティクスのタグやその動作の状況を調べ、結果を表示してくれます。

「Suggestions ▼」をクリックすると、改善案がある場合には下のほうに「Suggestion」として改善案が出ます。

たとえばWeb担のサイトの場合、「トラッキングコードを外部JSファイルになってるね」とか「トラッキングコードを<head>タグの中に入れるほうがいいよ」とか表示されます。

あと、どんなイベントトラッキングが実行されたかも、このツールで調べられます。

Tag Assistant

Google Analytics Debugger

この拡張機能をインストールする

こちらもGoogleアナリティクス関連。タグの動作状況を詳しく調べられます。必携。

ツールバーでこの拡張機能のアイコンをクリックして「GA Debug: ON」の状態にしてページを表示すると、デベロッパーツール([F12]キーで表示)の「Console」タブに、GoogleアナリティクスのJavaScriptの詳細な動作状況が出力されます。

トラッキングコードがどんな風に動作していて、どんな情報をどんなパラメータで整理して、Googleアナリティクスのサーバーにどう送っているかがわかります。

もちろん、イベントトラッキングの実行も詳しく表示されます。

かなり技術的な内容ですが、デベロッパーツールを表示しっぱなしにしておいて、Googleアナリティクスのタグが動作しているかをリアルタイムで確認できるので、慣れればTag Assistantよりも便利かもしれません。

Google Analytics Debugger

Screen Capture (by Google)

この拡張機能をインストールする

ブラウザ表示の画面キャプチャツール。ページ全体を自動キャプチャしたり、画面の一部分を指定してキャプチャしたり、キャプチャ画面内にコメントを書き込んだりできます。

キャプチャ後に、画像内で囲んだり文字を書いたりできるのですが、私の環境ではそのオプションがうまく指定できなくて、ちょっと使いづらいです。

でも、FirefoxではPearl Crescent Page Saverでやっていたような作業を、Chromeではこれでできるので、便利です。

Screen Capture

上の画像が拡張機能のツールバーボタンをクリックしたときの選択肢、下の画像がキャプチャして囲みやコメントを付けて保存する前の状態です。こんな風に、Chromeの中だけでキャプチャ → アノテーション → 保存までできます。

Screen Capture

PageSpeed Insights (by Google)

この拡張機能をインストールする

ページ表示速度の分析ツールです。

ページを表示して、デベロッパーツール([F12]キーで表示)の「PageSpeed」タブを表示します。

[分析を開始]すると、ページ表示を遅くしている原因や、どうすればもっとページ表示が早くなるかを分析して、アドバイスを表示してくれます。

PageSpeed Insights
PageSpeed Insights

Google Webspam Report (by Google)

この拡張機能をインストールする

グーグルにスパム報告をするのを簡単にする拡張機能です。

ページを表示した状態で拡張機能アイコンをクリックすると、そのページのURLが入力された状態で、ウェブマスターツールのスパムレポートフォームが表示されます。

ほとんどの人にはアレかもしれませんが、SEO関係者ならば。

Google Webspam Report

Search by Image (by Google)

この拡張機能をインストールする

「この画像に似た画像をグーグルで画像検索」するのを楽にする拡張機能。

ページ上の画像を右クリックして右クリックメニューから[Search Google with this image]を選ぶと、その画像に似た画像を検索してくれます。

自分のサイトの画像がパクられていないかチェックしたり、「こんな感じの挿絵を入れたい」で探したりする場合などに……使えるかもしれませんね。

Search by Image

Google Publisher Toolbar

この拡張機能をインストールする

自分のサイトで掲載しているグーグルのAdSenseや広告枠などの収益を確認したり、さらに広告枠に広告を「オーバーレイ」表示してその枠の情報を確認したりできるツール。

「Google サイト運営者向けツールバー」のChrome拡張機能版ですね。広告を「テストクリック」できるという記述もあるのですが、拡張機能版では(私は)確認できませんでした。

もちろん、AdSenseやDFPなどのアカウントを持っていない人は、インストールしても何の意味もありません。

Google Publisher Toolbar

[おまけ1]Ghostery

この拡張機能をインストールする

Google公式ではないのですが、Web担当者向けのChrome拡張機能としては紹介しておかなきゃいけないものを、おまけとして。

Ghosteryは、Chromeで表示しているページに、どんなビーコンが埋め込まれているかを確認できる拡張機能です。

アクセス解析、広告トラッキング、ソーシャルメディア連携などなど、いろんなサイトに行って「へー、ここはこういうの使ってるんだ」と知ることができます。結構必携。

Ghostery

[おまけ2]Stylist

この拡張機能をインストールする

こちらもGoogle公式ではありません。いわゆる「ユーザーCSS」を指定する拡張機能。

サイトごとなどで個別に自由にCSSを設定できます。

私は、テストサイトを表示しているときは、テストであることがわかるような表示に変えるユーザーCSSを設定しています。

Stylist

あなたはChromeのどんな拡張機能を使っていますか? いいのがあれば教えてくださいませ。

この記事の筆者
ユーザー 安田英久(Web担 編集長) の写真

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレスビジネスメディア
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:Web担当者・Webマーケターに便利なChrome拡張機能7選(Google公式編)+2 [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

プレゼンはクール&セクシーに。西脇 資哲のスーパープレゼンセミナーを12/11にCSS Niteが開催 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0

この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

「プレゼンはクール&セクシーに」をモットーにエバンジェリストとして活躍するマイクロソフトの西脇資哲が講師のセミナー「CSS Nite特別編:西脇 資哲のスーパープレゼンセミナー」を、CSS Niteが12月11日(水)に品川で開催する。

エバンジェリスト養成講座 究極のプレゼンハック100』などの著書をもち、日本経済新聞でも紹介されたIT「伝道師」の西脇資哲氏が講師となり、プレゼンを解説する内容。

セミナー概要

  • イベント名称: CSS Nite特別編:西脇 資哲のスーパープレゼンセミナー
  • 開催日時: 2013年12月11日(水)19:00~21:00
  • 場所:日本マイクロソフト セミナールーム
    東京都港区港南 2-16-3 品川グランドセントラルタワー
  • 参加費: 4,200円(11月末までの早割料金、早割期間終了後の参加費は不明)
  • 定員: 107名
  • 主催: CSS Nite
  • 詳細情報と参加申し込み:http://peatix.com/event/23175/

この記事の筆者

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレスビジネスメディア
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

Google
この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:プレゼンはクール&セクシーに。西脇 資哲のスーパープレゼンセミナーを12/11にCSS Niteが開催 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

ビジネスサーチテクノロジ、図解と数値で顧客の態度変容を可視化するサービスを提供開始 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0

この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

検索エンジン開発・販売のビジネスサーチテクノロジは、同社社外CAO(Chief Analytics Officer)の清水誠氏と共同で、図解と数値で顧客の態度変容を可視化する「コンセプトダイアグラム解析サービス」を開発し、11月26日に提供を開始する、と同日発表した。コンセプトダイアグラムはサイトのコンセプトをユーザーと運営側双方の視点で図解し、顧客の経験価値を視覚化する手法。情報アーキテクチャ(IA)の設計手法を基に清水氏がWeb解析用にアレンジした。

コンセプトダイアグラム解析サービスにより、ビジネスの全体像を俯瞰しながらサイトの目的と位置付けを明確化することで、ページビューやセッション、直帰などの汎用的な指標ではなく、顧客の行動や態度変容を効果的に把握できるようになる。GoogleのSSL化により流入キーワードが取得できなくなっているため、ユーザーの訪問意図や目的を知るためサイト内検索キーワードを活用する動きが活発化している。入力キーワードは自然文のため、従来のWeb解析のデータ分析のように定量的に扱うのが難しい。課題解決のため、コンセプトダイアグラムの手法とサイト内検索解析を組み合わせたコンセプトダイアグラム解析サービスの開発、提供することになった。

ビジネスサーチテクノロジ
http://www.bsearchtech.com/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ビジネスサーチテクノロジ、図解と数値で顧客の態度変容を可視化するサービスを提供開始 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

SPARK、ゲーミフィケーションを盛り込んだポイントカードアプリ「PLAZA PASS」を提供開始 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0

この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

O2O専門会社のSPARKは、同社プロデュースのプラザスタイルのポイントカードスマホアプリ「PLAZA PASS ポイントカードアプリ」が提供を開始した、と11月26日発表した。問題解決やユーザー契約の獲得にゲームの手法を用いる「ゲーミフィケーション」の要素を盛り込んだアプリで、紙のポイントカードではできなかったO2Oを実現する新しい取り組みとなる。プラザスタイルでは、ポイントカードを既存の紙のカードからスマホアプリによる「O2O会員証」に移行する。

PLAZA PASS ポイントカードアプリは、紙のポイントカードを持っていてもオンライン登録をしていなかった顧客に対し、アプリのゲーミフィケーションを通じてインセンティブを提供することで会員登録を促進し、オンラインへ誘導することができる。ポイントカードを持たない来店顧客にもアプリのチェックインで参加できるゲーミフィケーションを通じ、インセンティブを提供することでオンラインに誘導し、会員登録を促進する。実店舗の近くにいる会員へアプリからプッシュ通知を行うことにより、再来店の機会を創出することもできる。

SPARK
http://www.sparkinc.jp/

PLAZA PASS ポイントカードアプリ
http://www.plazastyle.com/sp/card/app/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:SPARK、ゲーミフィケーションを盛り込んだポイントカードアプリ「PLAZA PASS」を提供開始 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

アイレップ、2013年度下半期Yahoo! JAPAN エージェンシーカンファレンスで「プロモーション広告賞 最優秀賞 第1位」を受賞 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0

この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

検索エンジンマーケティングのアイレップは、Yahoo!JAPANを運営するヤフーが11月22日に開催した「Yahoo!プロモーション広告」に関するフォーラム「2013年度下半期Yahoo!JAPANエージェンシーカンファレンス」において、2013年上半期の「プロモーション広告賞 最優秀賞 第1位」を受賞した、と11月25日発表した。同社は2011年の上半期以降、継続して受賞しており、最優秀賞は5期連続となる。

プロモーション広告賞はYahoo!プロモーション広告におけるスポンサードサーチや、Yahoo!ディスプレイアドネットワークにおいて、取扱高やアカウント数、アカウント成長率などを総合的に評価し、対象期間においてもっとも優れていた広告会社に対する賞。アイレップが受賞したプロモーション広告賞 最優秀賞 第1位は、前回までの「最優秀代理店賞」にあたる。

アイレップ
http://www.irep.co.jp/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:アイレップ、2013年度下半期Yahoo! JAPAN エージェンシーカンファレンスで「プロモーション広告賞 最優秀賞 第1位」を受賞 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.


リニューアルは情報ダイエットの絶好の機会、必要なコンテンツを絞り込む [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum

$
0
0
この記事を読むのにかかる時間: 約 3.5
Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる 企業ホームページ運営の心得

コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。

宮脇 睦(有限会社アズモード)

心得其の337

時の流れに身を任せ

リニューアル案件を手がけるたびにノスタルジックな気持ちになります。1年前に公開したサイトでさえ懐かしく、2年も経てば一世代前、5年前なら太古です。運営を手がけているサイトでは常に新しいコンテンツを掲載しているため、もちろん見かけ上は常に新しいのですが、「構造」に時の流れを見つけるのです。

さすがに「フレーム構造」のリニューアルを依頼されることはなくなりましたが、一大ブームとなった某CMSの「タブ風」デザインのテンプレートも、今となっては若干の野暮ったさを否定しきれません。文字サイズを小さめにし、可読性よりも見た目の「お洒落」を優先した時代も懐かしい記憶で、インターネットエクスプローラにアジャストすることが最優先されたことは苦々しい思い出です。

そして今、個人的なオススメは「2カラム」。特別な案件でなければ、リニューアルの多くは2カラムを基本に構築しています。そして欠かせないのが情報の絞り込みです。

主役はコンテンツ

数年前、メインコンテンツの他に2箇所のナビゲート(メニュー・グローバルナビ、以下ナビ)を持つ「3カラム」がブームになりました。左右にナビ、真ん中に本文、あるいは左右のどちらかに2列のナビがあるものもありました。しかし、私の調査では、ナビの増加とクリック率の伸びに相関関係はありません。「広告」や「案内」も同じです。

3カラムでも2カラムでも、クリックされるのは目立つメニューや訪問者が必要と思うコンテンツで、むしろナビに情報を盛り込むことで、「目移りさせているのではないか」と疑われる事例もありました。

目移りは「ブログ」に顕著です。月別のアーカイブ、カテゴリ、最新の投稿などを表示させるためにと3カラムを採用していたのですが、本文を読むときにナビに目が行き、本文に集中できません。もちろん、表示上のデザインで見やすさを担保することもできますが、ブログの来訪者の大半は、検索エンジンで関心のある「キーワード」を入力してやってきます。

今の時代、多くの客はトップページからナビをたどらずに、目的のページ(コンテンツ)に直接やってきます。もちろん、コンテンツを見つけやすいようにナビを整備するのも大切ですが、「月別」や「カテゴリ」はほとんどクリックされず、むしろそれらが「本文」の可読性を阻害するなら改善が必要なのではないでしょうか。

右と左の違い

2カラムではナビを右にするか左にするかは迷いどころです。伝統的に「左ナビ派」が多いようにも感じますが、これはかつての「フレーム構造」の名残なのでしょう。また、日本語コンテンツの大半は横書きで左から右に流れるので、「起点」となることも左メニューが定着した理由ではないでしょうか。Z型からF型へと、視線の流れが変化してきたことも理由でしょう。

一方で「右ナビ派」の主張はこうです。一般的に「右利き」の方が多く、マウスの操作は右から左へ持っていく方がなにかと都合がよいと。

こちらも私の調べですが、左右の違いは見つかりませんでした。この一年、いくつかのサイトで左右を入れ替えてみましたが、特筆するほどの差異は見つからず、どちらかが有利と仮説を立てて検証しても、正反対の結果になることも多々ありました。ただし、ナビ部分に「プルダウンメニュー」を採用しているなら、左ナビに軍配を上げます。

合理的なのはどちらか

本稿での「プルダウンメニュー」とはナビ部分にマウスを重ねると、コンテンツの中央に向けて詳細項目や案内が表示されるものを指すとします。

右ナビでこれを設置すると、画面右から中央に向けて「メニュー」が表示されます。たいていのブラウザはスライダーが右側にあり、これを操作してからナビにマウスを重ねると、プルダウンメニューが肝心のコンテンツを隠してしまうのです。スライダーからの距離が短い右メニューの方が、個人的には合理的で好きなのですが、いちいちプルダウンメニューが表示され、それを消すためにマウスを操作するのは非合理的です。

今、2カラムのデザインをオススメするのは「レスポンシブウェブデザイン」も理由です。

レスポンシブウェブデザインとは、コンテンツはそのままに、CSSなどによって、表示する端末に合わせたデザインを提供するアプローチの総称です。端末の高機能化・高精細化により、タブレットやスマホでも、パソコン向けのサイトをそのまま見ても不自由がなくなりつつあり、何が何でもレスポンシブウェブデザインを推奨する立場には立ちません。しかし、レスポンシブウェブデザインには、取り組むだけの価値があります。

本当に伝えるべきものは?

一度に表示できる情報量が多いと、コンテンツの絞り込みを阻害することがあります。これを最初に実感したのが2カラムと3カラムの比較で、次がレスポンシブウェブデザインに取り組んだときのことです。

あれもこれもと、網羅的にコンテンツ表示させたスマホの画面は窮屈で、よくみれば似たニュアンス、優先順位の低いコンテンツまでナビに入れ込んでいることに気がつきます。スマホやタブレットの小さな画面は「必要なコンテンツ」「伝えたいコンテンツ」を考える好機なのです。いわゆるモバイルファーストの考えですが、実際に情報を整理しようと手を動かすと発見は多いものです。

そして、2カラムのページをスマホ向けにアジャストするなら、ナビの表示場所はコンテンツの上か下に配置するだけ。レスポンシブウェブの専門家、研究家には叱られることでしょうが、画面の小さいスマホやタブレットでできることは限られており、CSSで見かけ上を変えるだけなら大した手間は不用です。もっとも、これも数年後には陳腐化している可能性は否定しきれませんが。

余談レスポンス

あるクライアントのサイトを、リニューアルに際してレスポンシブウェブデザイン化しておきます。構造化してあったので、作業時間は1日と要せずに完成し、すこしドヤ顔気味に納品(アップロード)すると、クライアントの反応はゼロ。スマホもタブレットも持っていなかったことを思い出します。そこでタブレットとスマホを持参して見せた反応は、

ふーん

端末ごとに切り替わる画面を見ても、それは「端末」が自然にやっていることと思ったのです。

街角のレスポンシブウェブデザインの理解はこんなものかもしれません。しかし、それでも時代にキャッチアップしていくのがWeb担当者の仕事です。そうして、すぐにノスタルジーの扉を開くことになるのですが、だからこそおもしろい仕事だと再確認します。

今回のポイント

デバイスに合わせて情報を絞り込む

流行をキャッチアップしていくのもWeb担当者の仕事

この記事の筆者
ユーザー 宮脇睦(有限会社アズモード) の写真

宮脇 睦(みやわき あつし)

プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。

制作、営業の双方の現場を知ることからウェブとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『完全! ネット選挙マニュアル』(Kindle版)、『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、冷静な視点からのIT業界分析に「週刊ポスト」など、様々な媒体から情報発信を続ける。

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:リニューアルは情報ダイエットの絶好の機会、必要なコンテンツを絞り込む [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

2時間で作るカスタマージャーニーマップ――実例とともに考える新しい「おもてなし」のカタチ [顧客の行動パターンを理解するためのカスタマージャーニーマップ入門] | Web担当者Forum

$
0
0
この記事を読むのにかかる時間: 約 5.5
[PR]

インタビューやアンケートなどのユーザー調査で収集した「顧客体験」の情報は、分析を行うことで初めて新しい施策につなげることができます。その方法の1つとして、顧客の行動文脈を旅のプロセスに見立てて可視化する「カスタマージャーニーマップ」はとても有用です。今回は、カスタマージャーニーマップを作成してそこから気付きを読み取る工程を実例で紹介します。

カスタマージャーニーマップを使う3つのメリット

顧客体験の分析にカスタマージャーニーマップを使うメリットとして、次の3つが挙げられます。

  1. 視野が広がる

    Web担当者が考える施策は、PCやモバイルなどの媒体に視線が向きがちです。しかし、顧客の行動文脈から施策を考えるようにすると、もっと広い視野で施策を検討できるようになります。PCやモバイルだけにとどまらないリアルとの連携や、普段はあまり思いつかないような施策の立案が可能になります。

  2. 複雑なデータが直感的に把握できる

    顧客の体験は、「目的」「行動」「タッチポイント」「思考・感情」など、さまざまな要素の集合として構成されています。これらのすべてを把握することは非常に困難ですが、カスタマージャーニーマップを活用することで全体を見渡せるシンプルな形に整理できます

  3. 施策立案が考えやすくなる

    カスタマージャーニーマップは、顧客の体験の中でも特に「行動と媒体」にフォーカスを当てます。行動を数種類のパターンに分け、その行動に媒体がどのように関係しているかをシンプルに可視化します。これによって既存の「行動+媒体」を新しい技術で置き換えた場合にどうなるか、などの検討が容易になります。

ここからは、カスタマージャーニーマップの作成工程を実例で解説します。

2時間でつくる! カスタマージャーニーマップ制作ワークショップ

現在ロフトワークは、株式会社パソナ パソナキャリアカンパニー(以下、パソナキャリア)の新卒採用のためのWebサイトリニューアルに関わっています。このWebサイトで達成したい最大の目的は「新規事業を創出できる人材を獲得すること」です。

まず、ターゲットに合致する学生にインタビューを実施して情報を集め、それをもとにリニューアルの方向性を定めることにしました。しかしスケジュールの関係上、データの収集と分析に十分な時間を取ることができません。そこで、5名の学生と一緒に2時間のワークショップでカスタマージャーニーマップを作ることにしました。

ワークショップ形式にすることで、顧客の体験の収集と分析を最小限の時間で、かつ濃密に行うことができます。

カスタマージャーニーマップ作成ワークショップの様子
カスタマージャーニーマップ作成ワークショップの様子

ワークショップでは、「就活が始まってから入社が決まるまで」に彼らが行ったことや、その時に感じたこと、考えたこと、課題などを模造紙に付箋を貼りながら書き出しました。カスタマージャーニーマップを作る際のポイントは、その「範囲」をどう設定するかです。

たとえば、「面接の応募者数を増やすこと」が一番改善したい課題である場合は、ジャーニーの範囲を「就活の開始から求人媒体へのエントリーまで」に絞ることで、密度が高くなって新しい気付きを得やすくなります

今回のケースでは、ゴールが「新規事業を創出できる人材を獲得すること」だったので、ジャーニーの範囲を「就活が始まってから入社が決まるまで」の比較的広い範囲に設定しました。

このワークショップでは、次のようなカスタマージャーニーマップを作成しました。

ワークショップで作成したカスタマージャーニーマップ
ワークショップで作成したカスタマージャーニーマップ

作成のステップは、大きく分けると次の5つです。

  • STEP01:顧客行動の収集
  • STEP02:考えていること、感じていることの収集
  • STEP03:課題のディスカッション
  • STEP04:顧客行動と媒体の清書
  • STEP05:課題の抽出

各ステップとカスタマージャーニーマップの関係を次の図に示します。

各ステップとカスタマージャーニーマップの関係
各ステップとカスタマージャーニーマップの関係

STEP01顧客行動の収集

まずは、顧客の行動から収集します。顧客は、自分たちの行動を体系化して把握してはいません。彼らが就職活動モードに入るところから、順を追って少しずつ思い出してもらいながら、彼らの行動を付箋に書いて模造紙に貼ります

十分な数の付箋が貼られ、新しい付箋が出てこなくなったら、付箋を顧客の目的に応じてグルーピングしていきます。グルーピングすることで、就活における行動パターンが見えてきます。たとえばそれは自己分析だったり、Webテストだったり、企業の研究だったりとさまざまです。

今回のケースでは、応募する企業を知るまでの「選考準備」、就活媒体にエントリーするまでの「絞り込み」、面接から入社が決まるまでの「選択」という3つのフェーズに分かれました。

付箋と模造紙を使って顧客の行動を収集&整理
付箋と模造紙を使って顧客の行動を収集&整理

STEP02考えていることや感じていることの収集

顧客の行動の整理と体系化がある程度できたら、「選考準備」や「絞り込み」などのフェーズごとに、考えていることや感じていることについて付箋を貼っていきます。行動だけでなく、顧客の感情と思考について知り、顧客の体験に共感を深めることで、サービス提供側として新しく行うべき施策の輪郭が少しずつ現れてきます。

顧客の考えていることや感じていることを収集&整理
顧客の考えていることや感じていることを収集&整理

STEP03課題のディスカッション

考えていることや感じていることを収集する時点で、彼らが感じている課題はたくさん出ていました。しかし、STEP02の時点では優先順やレベル感がバラバラです。

STEP03では、優先順やレベル感についてあらためて話し合ってもらうことで、全体を整理できます。ここまでが2時間のワークショップで実施したことです。

大枠の発見はこの時点ですでに終わっていますが、さらにそこから再整理&分析して施策のアイデアに結び付けました。

カスタマージャーニーマップ作成ワークショップの様子

STEP04顧客行動と媒体の清書

冒頭で述べたとおり、カスタマージャーニーマップは「行動と媒体」をわかりやすく視覚化する点に特徴があります

サンフランシスコに拠点を持つUX専門コンサルティング会社のAdaptive Pathでは、顧客の行動を次の3つのパターンで記述しています。

3つの顧客行動パターン
3つの顧客行動パターン

図の左から、以下のような顧客行動を表しています。

  1. 時間軸がない行動群(Ongoing, non-linear)

    ある目的のために行う時系列に沿わない一定のプロセス

  2. 何かが終わって何かが始まる行動(Linear process)

    ある行動が終わって次の行動が始まるプロセス

  3. 時間軸がある行動群(Non-linear, but time based)

    ある目的のために行う時系列に沿った一定のプロセス

これら3つの行動パターンを「媒体を軸」にしてシンプルに整理することで、「感情や思考、課題」と「行動+媒体」の関係性が容易に見渡せるようになります。

媒体を軸にして3つの行動パターンを整理
媒体を軸にして3つの行動パターンを整理

STEP05課題の抽出

最後に、フェーズごとに「行動+媒体+感情・思考+課題」の全体を俯瞰して、さまざまな課題の中で、サービスとして提供すべき価値のポイントがどこに存在しているか検討します。コアな課題のポイントが見つかったら、次の図のように曲線で表します。

カスタマージャーニーマップ

結果、就活生は「選考準備」「絞込」「選択」のすべてのフェーズにわたって、「入社したい企業について十分な情報を得ることができない」という課題を感じ続けていることが明らかになりました。

彼らは起業家精神を持った視座の高い優秀な学生なので、社会問題の解決や自分が実現したいことに価値を見出しています。そのため、就活の企業選定にあたって「自分のやりたいことを実現できる企業かどうか」を重視します。

その判断を行うにあたって、Webサイトなどの媒体で得られる情報だけでは不十分で、企業の社員と直に接して得られる深い情報を欲しています。しかし、彼らは忙しく、直に企業関係者と接することができるイベントやインターンをいくつも掛け持ちすることは難しいという状況です。

そこで、就活生に提供する新しいサービスは、この課題を改善するものに決定しました。

新しい施策と変わったモノ

パソナキャリアでは、すでにWebサイト、Facebook、イベント、インターンなどの媒体を活用しています。その中でも、就活生のためのイベントを非常に多く開催しています。

イベントは、社員と顧客が直接会って交流を深められるため、顧客の課題解決に最もマッチした媒体です。そこで、イベントという媒体を採用活動の軸にすることにしました。それに合わせて、WebサイトやFacebookはイベントを認知してもらうためのツールとして最適化することにしました。

既存のWebサイトはFlashと静的HTMLで作られており、更新性を持っていません。そのため、Webサイトリニューアルの要件は「パソナキャリアの採用チームが自分でイベント情報や学生が企業を深く知るための情報を気軽に発信できるサイト」に決定しました。

さらに、カスタマージャーニーマップで明らかになった顧客の行動モデルをもとに、それらのツールを使って各フェーズで「誰が」「どんな情報を」「どのタイミングで発信するか」など、顧客との詳細なコミュニケーション計画としてまとめるができました。

完成したカスタマージャーニーマップをポスターにしてパソナキャリアへプレゼント!
完成したカスタマージャーニーマップをポスターにしてパソナキャリアへプレゼント!

変わったのはWebだけではありません。

カスタマージャーニーマップを作成することで、採用活動全体における顧客との「コミュニケーション戦略」「イベントの企画内容や開催頻度」「採用チーム自らがコンテンツを企画して作ること」、そのための「採用活動を何でもコンテンツ化しようとする意識」「それらを実現するための体制」など、「ヒト」「モノ」「コト」をまたいでさまざまな変化がありました。

「顧客と話し続ける」という姿勢が何よりも大切

USERcycleの創業者であるアッシュ・マウリャ氏は、その著書『Running Lean――実践リーンスタートアップ』(オライリー・ジャパン刊)で次のように述べています。

「顧客と会話する」は
「人が欲しがるものを作る」と同じぐらい大切なことです

(p.77より)

顧客の情報を収集し、それらをカスタマージャーニーマップのような手法で分析し、事実をもとに顧客像の形成をしたら、その仮説が正しいかどうかの検証が始まります。

顧客と「継続して対話し続ける、顧客のことを考え続ける」という姿勢がカスタマージャーニーマップに加わることで、カスタマーエクスペリエンス向上のための継続的な足場となります。

◇◇◇

特集「顧客の行動パターンを理解するためのカスタマージャーニーマップ入門」の次回では、カスタマージャーニーマップ以外にカスターマーエクスペリエンスを表現する方法について紹介します。

この記事の筆者
西本泰司氏のプロフィール写真

西本 泰司(にしもと たいじ)

株式会社ロフトワーク
シニアディレクター

バークリー音楽大学卒業後、求人情報メディアの広告営業として1年間勤務したのち、Webディレクターにキャリアチェンジ。その後Web制作会社で上流から下流まで幅広い経験を積み、2011年ロフトワークにクリエイティブディレクターとして入社。主に中~大規模のサイト構築をメインに担当中。

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:2時間で作るカスタマージャーニーマップ――実例とともに考える新しい「おもてなし」のカタチ [顧客の行動パターンを理解するためのカスタマージャーニーマップ入門] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

クリエイティブとテクノロジーが融合した18作品が集った「Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード 2013」贈賞式 [編集部ブログ―池田真也] | Web担当者Forum

$
0
0
この記事を読むのにかかる時間: 約 2 分

ヤフーが主催する「Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード 2013」の贈賞式が11月27日に都内会場で開催され、各部門の受賞作品が発表された。

Yahoo! JAPAN インターネットクリエイティブアワード 2013
http://creative-award.yahoo.co.jp/

Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード 2013(YJICA)は、インターネットクリエイティブの発展を目的に、スマートデバイス向けのアプリや広告作品を、プロ・アマを問わない「一般の部」と、企業や各種団体のブランディングやキャンペーンを目的とした「企業の部」の2つに分けて募り、表彰するもの。

YJICAは、昨年度からスマートデバイスに特化した作品を対象としており、本年度の応募総数340作品で、一次審査を通過した最終ノミネート49作品から、18作品の受賞が決定。一般の部グランプリには、タッチ操作で作った3つのドットから簡単に犬を描ける子供向けアプリ「ドッツドッグ」が、企業の部グランプリには数秒の動画からロードムービーを作れる本田技研工業のカメラアプリ「RoadMovies」がそれぞれ選ばれた。

プレゼンターの大八木氏(左)と、「ドッツドッグ」をほぼ1人で制作したという京野氏(右)。
ホンダの「RoadMovies」は、自動車メーカーの枠にはまらない企画としてスタートしたという。贈賞式の時点で350万ダウンロードされている。

グランプリを受賞したドッツドッグとRoadMoviesについて、プレゼンターの大八木 翼氏(SIX)と馬場 鑑平氏(バスキュール)がそれぞれ次のように評している。

今回の一般の部は接戦だった。さまざまな作品があるなかで、ドッツドッグがグランプリを獲得したポイントには、シンプルなアイデアをどこまで作りこめるかがある。審査では審査員みんなが触ってみるが、触って動かなかったりおもしろくなかったりすると、すぐに次の審査に進んでしまうが、ドッツドッグはやればやるほど楽しい。こんな動きをしてもついてくるという驚きがあった(大八木氏)

RoadMoviesはアプリというより、プロジェクトだと思っている。審査では、「結局この作品は何なのか」と解きほぐしていくが、そのなかで抜きんでていたのがRoadMoviesだった。企業は、「便利・おもしろい」といった部分にブランドのメッセージを重ねて、広告を兼ねたアプリを作っていくと思うが、RoadMoviesはあえてドライブに限定していない。

静止画は簡単に共有できるが、動画は撮ったままの人も多いと思う。それを撮影するだけでパッケージ化できて、美しい思い出をシェアできるという形は今までになく、今のソーシャルの時代において、人とカメラのありかたを変えていくぐらいの力があると思う。ブランディングの域を超えた、みんなが目指すべきブランディングの新しい形になっていると思う(馬場氏)

また贈賞式の終わりには、審査員を代表して阿部淳也氏(ワンパク)から総評が述べられた。

阿部淳也氏

アワードはスマートデバイスに特化して2年目。昨年は地についた感じではなく、ざわついていた部分もあったが、今回は技術力の向上などを垣間見ることができた。審査のポイントは大きく2つあったと思う。

1つは、単におもしろい広告というだけでなく、ユーザーに体験を提供できているのかという視点。グランプリ作品を見ても、「おもしろい、すごい」ということよりも、本質的な部分でユーザーに価値を提供できているかが大きい。また、特に企業部門では、ビジネスにきちんと貢献できるものになっているかも大きく、そうした作品が受賞作品になった。

もう1つは、クリエイティブとテクノロジーがスマートデバイス部門に追いついてきたこと。みなさんの知識が上がり、新しいテクノロジーも登場してきている。スマートフォンが登場したころは、何がいいのか、何をすればいいのか、という考えが大きかったと思うが、クリエイターの企画の力が上がり、同時に技術者の技術力も上がっている。それらがうまく融合した作品が受賞作品のポイントになった(阿部氏)

この記事の筆者
ユーザー 池田真也(Web担 編集部) の写真

家電量販店の法人通販から、Web担当者Forumの前身である『インターネットマガジン』(2006年5月号で休刊)の編集部へ。休刊までの半年ほど雑誌編集を経験し、Web坦の立ち上げを機にネットマーケティングにかかわりはじめ現在へ。編集兼Web担当者。

企業のWeb活用が当たり前になったとはいえ、ビジネスの歴史からすればまだ10数年ほど。それを支えるWeb担当者の仕事がもっと世の中に広まり、ユーザーともどもよりハッピーになれれば、と考えている。日朝特撮、海外ドラマ、時代劇、デパ地下好き。一押し平成ライダーはクウガ、ダブル。

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:クリエイティブとテクノロジーが融合した18作品が集った「Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード 2013」贈賞式 [編集部ブログ―池田真也] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

楽天、12月のスーパーセールを中止へ 二重価格対策が不十分として [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

$
0
0
この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

楽天が12月に予定していた「楽天スーパーセール」を中止することが分かった。「楽天スーパーセール」では半額商品を数多く掲載しており、問題となっている二重価格への対応が12月の段階では不十分として、中止を決めた。代わりにポイント付与率を高めたセールを実施する予定だ。

出店者による二重価格表記には、元値の種類を「当店通常価格」と「メーカー希望小売価格」の2種類に限定。加えて「当店通常価格」と記載するには基本的に楽天市場内で過去2週間以内にその価格で販売していた実績があり、過去8週間のうち4週間以上その価格で販売するという条件を出店者に課すことで対策をとる。

ただ、こうした対策を行うためにはシステムの構築が必要となるため、実施は来年3月からとなる。そのため、システムが整わない年末に割引率の高いセールを行うことは避けたもようだ。

一方、10月から出店料を無料にしたヤフーでは、12月までに出店者数がそろうと見ており、今年末は過去最大のキャンペーンを行うとしている。また、年末は消費が拡大する時期だけに他のモールや自社サイトでもセールが数多く行われることが予想されている。「楽天スーパーセール」の中止により、他のモールが展開を強める可能性もある。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

→日本ネット経済新聞についてもっと詳しく知りたい

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:楽天、12月のスーパーセールを中止へ 二重価格対策が不十分として [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

ふだんよく見ているレポートから、手軽にマイレポートを作成する方法(第79回) [衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座] | Web担当者Forum

$
0
0
この記事を読むのにかかる時間: 約 3 分

前回紹介したのは、マイレポートをゼロから作成していく手順だった。このアプローチでは、どのようなデータを定点観測するべきかを考えるところから、ウィジェット(マイレポートのグラフのパーツ)を構成していった。

今回はもっと簡単なアプローチ方法を解説しよう。ふだんから定期的に、標準のレポートをいくつか見ているような場合に有効なアプローチで、表示しているレポートをマイレポートのウィジェットに追加登録する方法だ。

多くのレポートには、レポート画面上部に[マイレポートに追加](図1赤枠部分)の機能が表示されている。これを使用するのだ。

図1:マイレポートに追加するためのボタン

[ユーザー]>[サマリー]レポートをマイレポートに追加してみる

まず見ているのは[ユーザー]>[サマリー]レポートだろう。

操作手順
  1. グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
  2. 画面の左側にあるメニューで、[ユーザー]をクリックする
  3. メニューが開くので、[サマリー]をクリックする

このレポートで、[マイレポートに追加](前出図1赤枠部分)をクリックしてみる。そうすると、図2のような「マイレポートに追加」画面が表示される。

図2:「マイレポートに追加」画面

ウィジェットを追加したいマイレポートを選択する

追加するウィジェットの設定画面の、左上のプルダウン(前出図2赤枠部分)をクリックすると、どのマイレポートにウィジェットを追加登録するのかをきいてくる(図3赤枠部分)。

図3:登録するマイレポートを選択する画面

すでに作成してあるマイレポートを選択してもよいし、ここで新しいマイレポートをまたゼロから作成してもよい。ここでは前回作成した「衣袋のマイレポート」(図3青枠部分)を選択してみる(「衣袋のマイレポート」にはすでに6つのウィジェットが登録されていることもわかる)。

すると図4のように、マイレポートに追加登録できるウィジェットをチェックできるように図2から画面が変化する。

図4:ウィジェットの内容設定

ここでは、訪問数のトレンドグラフを表示したいので、訪問数の「タイムライン」の方(図4赤枠部分)にチェックをしてから、[マイレポートに追加](図4青枠部分)をクリックする。

すると、図3で選択した「衣袋のマイレポート」の左上に「訪問数」のウィジェットが追加される。

追加されたウィジェットを確認する

ウィジェットを追加したマイレポートを実際に開いて確認してみよう。

操作手順
  1. グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
  2. 画面の左側にあるメニューで、[マイレポート一覧]をクリックする
  3. メニューが開くので、[非公開]をクリックし、[衣袋のマイレポート](自分が作ったマイレポートの名前)をクリックする

マイレポートに「訪問数」のウィジェットが追加されていることを確認できる(図5赤枠部分)。

図5:マイレポートの左上にウィジェットが追加されている

前回作成したウィジェットとの違いは、左上のウィジェットの名前の部分(図5青枠部分)がリンクになっていることだ。

このケースで言えば、「マイレポートに追加」(図1)をクリックした元のレポート画面である[ユーザー]>[サマリー]レポートにリンクが張られて、ワンクリックで元のレポートを確認できる仕組みになっている。

「ウィジェットの設定」画面からもリンクを設定できる

じつは、前回解説した「ウィジェットの設定」画面の一番下にあった「レポートまたはURLのリンク」の指定(図6赤枠部分)が、このリンクの指定部分なのだ。

図6:「ウィジェットの設定」画面

今回のケースでは、リンク先は[ユーザー]>[サマリー]レポートなので、設定内容を確認すると、確かに「ユーザー/サマリー」と表示(図6青枠部分)されている。

ウィジェットをゼロから作成する場合、ここに記述すべきレポート名がすぐに思い浮かばないことがあるかもしれないが、大丈夫だ。

この入力ボックス(図6青枠部分)に、「ユーザー」とか「集客」などの大分類を入力したり、「言語」などのようにレポートそのもののディメンション名を入力したりすれば、リンクするレポート名の候補が出てくるので、そこから選べばいい。

[集客]>[すべてのトラフィック]レポートをウィジェットとして追加してみる

もう1つウィジェットを追加してみよう。次は[集客]>[すべてのトラフィック]レポートで、[マイレポートに追加]をクリックしてみる。

操作手順
  1. グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
  2. 画面の左側にあるメニューで、[集客]をクリックする
  3. メニューが開くので、[すべてのトラフィック]をクリックする
  4. [マイレポートに追加]をクリックする

すると、また図2のような設定画面が表示されるので、またウィジェットを追加したいマイレポートマイレポート名(例では「衣袋のレポート」)を選択する。

今度も1つ目は、訪問数をタイムラインで表示するウィジェットが登録候補の1つとして表示されるが、すでに図5で作成済みなので、下の「参照元/メディア別の訪問数と新規訪問の割合」を表形式で表示する方(図7赤枠部分)にチェックをして、[マイレポートに追加](図7青枠部分)をクリックする。

図7:ウィジェットの内容設定

すると、「衣袋のマイレポート」の左上に「参照元/メディア別の訪問数と新規訪問の割合」のウィジェットが追加される(図8)。

図8:マイレポートの左上に追加されたウィジェット

残念ながら図7の表形式の指定では、表示される2つの指標が固定的に決められており、選択の余地はないのだが、ウィジェットの名前の部分にあるリンクをクリックすれば元のレポートを簡単に開くことはできるので、リンクをクリックして確認していけば、すぐに欲しい情報は得られるはずだ。

このようにして、普段見ているレポートから手当たり次第に、ウィジェットを登録してしまうというのも1つの簡単な方法なので、ぜひ試していただきたい。

筆者が講師の「Googleアナリティクス ゼミナール」が2014年1月29日+2月5日に開講されます。Googleアナリティクスを徹底的に使い倒せるようになるための丸2日間の講座です。  → お申し込みはこちらからどうぞ。

『Googleアナリティクス完全マニュアル』(電子書籍)が、オンデマンドのペーパーバック版でもお買い求めできるようになりました。  → Amazon.co.jpの商品ページ

この記事の筆者
ユーザー 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン) の写真

衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)

1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社インターネット視聴率センター長を経て、2000年ネットレイティングス入社、視聴率サービス立ち上げに参画、2006年ネットレイティングス社(現ニールセン株式会社)フェローに就任。株式会社クロス・フュージョン代表取締役。またデジタルハリウッド大学院客員教授、米Digital Analytics Association会員、アクセス解析イニシアチブ副代表。

著書など:
Web担当者Forumでの連載:
この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ふだんよく見ているレポートから、手軽にマイレポートを作成する方法(第79回) [衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

マーケティングエンジン、グローバルPRプラットフォーム「Mynewsdesk」の日本初の代理店に [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0

この記事を読むのにかかる時間: 約 1 分

マーケティングソリューションのマーケティングエンジンは、スウェーデンを拠点に世界展開するグローバル・デジタルPRプラットフォーム「Mynewsdesk」を提供するMynewsdesk社と日本における代理店契約を締結した、と11月26日発表した。Mynewsdeskは企業がニュースリリースの配信や公開だけでなく、動画、画像、ソーシャルメディアへの投稿などの情報をまとめておくことができる「ニュースルーム(メディアセンター)」が設置できるのが特長。欧米では企業が情報を発信し、メディアやジャーナリストが情報を探しにくる場所になっているほか、見込客や取引先なども訪れている。

Mynewsdeskは提携を期に日本語インターフェースでの利用が可能になった。このほか中国語、英語、ドイツ語、オランダ語など11の言語をサポートしており、世界各国向けのPR展開や現地スタッフとの広報活動の共有もできる。利用料は年間ライセンス制で、「Pro」は年間32万円、「Plus」は年間53万円、「Premium」は年間65万円。すべてのバージョンでMynewsdesk内でのニュースルームの設置、「Facebook」と連携したニュースルームの利用、問い合わせ管理、ContactsへのEメール配信、インフルエンサーネットワークの構築、分析などの機能が利用できる。

マーケティングエンジン
http://www.mktgengine.jp/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:マーケティングエンジン、グローバルPRプラットフォーム「Mynewsdesk」の日本初の代理店に [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

シーエー・アドバンス、SEMとアドテクノロジーの運用強化を目的に仙台支社を設立 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0

この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

サイバーエージェントの100%子会社でSEM事業のシーエー・アドバンスは、インターネット広告事業におけるSEM(検索エンジンマーケティング)とアドテクノロジー分野の市場拡大を受け、事業強化を目的として2014年1月6日に仙台支社を設立する、と11月27日発表した。インターネットマーケティングに欠かせないSEMとアドテクノロジー広告において、広告効果を最大化するためには良質な運用が重要となることから仙台支社を設立することにした。

シーエー・アドバンスはSEMとアドテクノロジー広告の運用業務を目的として設立。現在、沖縄本社の従業員数は350人となっている。事業強化とSEM、アドテクノロジー広告の運用体制の強化を目的として設立する仙台支社では約50人の人員採用を決定しており、12月より現地での採用活動を開始するという。

シーエー・アドバンス
http://www.ca-adv.co.jp/

サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

この記事に関連する他の記事を見る

  • 内容カテゴリ:SEM

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:シーエー・アドバンス、SEMとアドテクノロジーの運用強化を目的に仙台支社を設立 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.


ブライトコーブ、ライブストリーミングモジュール「Video Cloud Live」日本語ベータ版の提供を開始 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0

この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

オンライン動画配信のブライトコーブは、ライブストリーミングモジュール「Brightcove Video Cloud Live日本語ベータ版」の提供を11月27日開始した、と同日発表した。同モジュールはコンテンツ所有者がライブ動画の機会を活用し、セットアップから配信完了までライブ動画イベントを簡単に運営するのに役立つソリューション。

Video Cloud Liveは、高品質なライブ動画をデスクトップやスマートフォン、タブレット、コネクティッドTV(インターネットサービスが利用できるTV)などに配信することができる。従来の「Video Cloud」と同じワークフローで、ライブ動画イベントのライフサイクル全体の管理やリアルタイム分析、広告によるライブコンテンツの収益化、ライブイベントからVODアセット(ビデオオンデマンド用のコンテンツ)の作成などが可能となっている。

ブライトコーブ
http://www.brightcove.com/ja/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ブライトコーブ、ライブストリーミングモジュール「Video Cloud Live」日本語ベータ版の提供を開始 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

東証、アプリ開発コンテスト「ソーシャルかぶコン2013」最終審査会・グランプリ作品を発表 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0
この記事を読むのにかかる時間: 約 2 分

東京証券取引所(東証)は、株式市場=“Social Good!”をテーマとした、アプリ開発コンテスト「ソーシャルかぶコン2013」の最終審査・グランプリ・準グランプリの授賞式を東証プラットフォーム内で11月25日に開催した。

「ソーシャルかぶコン」は株式市場の社会的存在意義をPRするために行われたアプリ開発コンテスト。本コンテストは、20代~30代の学生やエンジニアなどが参加し、プロモーション部門、アプリ開発部門、アプリアイデア部門の3部門に合計122作品が応募された。その中から最終審査を通過した17作品について、3分間の最終プレゼンを行い受賞作品を決定した。

各部門のグランプリには賞金30万円、準グランプリには賞金15万円が授与される。また、審査員特別賞としてユーレット賞とストックボイス賞がある。

各部門の審査基準は“Social Good!”な株式市場をより身近に感じさせるような作品という基準で行う。

プロモーション部門

プロモーション部門の応募総数は31作品、その中から4作品が最終審査に残った。グランプリは、“企業と共感できる夢を選出する”企業のビジョンを知り、10年後の夢をスケッチするコンテストを行うキャンペーンを提案した「DREAMS KABU TRUE!!」(株式会社シフトブレイン コミュニケーションプランニング部)が受賞した。

講評をした中野氏は、「東証がテーマとした“Social Good!”に一番当てはまっていた。企画として今後の広がりがあるという点が最も評価された」と述べた。準グランプリは「株コン」(城西大学 辻ゼミ)が受賞し、プロモーション部門に限り特別賞が設けられ、「株に触れた」(金村亮太郎氏)が受賞した。

アプリ開発部門

アプリ開発部門の応募総数は25作品、その中から6作品が最終審査に残った。グランプリは、ユーザーのクリック募金により株を買い、日本の企業を応援するWebコンテンツを作成した「おおきなかぶ」(チームビックストック)が受賞した。

講評をした村上氏は、「アプリ開発部門なので、開発したアプリが動いていることが重要。その中でこの『おおきなかぶ』クリック募金を通じていいことを広げる、株式市場の前段階である企業に興味を持ってもらうという仕掛けがいい」と述べた。準グランプリは「取引高可視化ツールStock Pillar」(加茂聡氏)が受賞した。

アプリアイデア企画部門

アプリアイデア企画部門の応募総数は66作品。その中から7作品が最終審査に残った。グランプリは、スマートディバイスのカメラを利用して、ユーザーと上場企業の社長の顔と近似値率を割り出すことでパーソナルな縁を結び、企業への理解や興味を導く「社長カメラ」(瀬尾真一郎氏)が受賞した。

講評をした水口氏は、「社長の顔と自分の顔の近似率を出すという、一見すると株式と全くつながりがないという点で意外性のある企画だ。入り口が広く今後の可能性を感じる」と述べた。準グランプリは「DREAM TREADER」(鎌田純氏)が受賞した。

特別賞

審査員特別賞としてユーレッド賞は、「PositionStrategy」(ファブゼロ)と「株メン・株ジョの就活物語」(産業能率大学 小野田哲弥ゼミ)が受賞した。ストックボイス賞は、「取引高可視化ツールStock Pillar」(加茂聡氏)が受賞した。

ソーシャルかぶコン2013
http://kabu-con.tse.or.jp/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:東証、アプリ開発コンテスト「ソーシャルかぶコン2013」最終審査会・グランプリ作品を発表 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

モーニングスター、Gomezセミナー「Webサイトのユーザーエクスペリエンス(UX)向上とビッグデータの解析・活用セミナー」東京で12/6 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0

この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

金融情報サービスとコンサルティングのモーニングスターは、オンラインビジネスやWebマーケティング担当者を対象としたGomezセミナー「Webサイトのユーザーエクスペリエンス(UX)向上とビッグデータの解析・活用セミナー」を12月6日に東京都港区で開催する。企業が収集可能なマーケティングデータは、ソーシャルメディアの普及によって膨大になり、データ収集と解析、活用が重要になりつつある。セミナーでは、ユーザーエクスペリエンスの基本的なポイント、オンラインサービス改善手法を紹介し、ビッグデータの解析・活用の切り口と解析ソリューションを案内する。セミナーは午後1時半~同3時に開催。定員は60人、参加無料。サイトから申し込む。概要は次の通り。

日時:2013年12月6日(金)午後1時半~同3時
場所:モーニングスター ゴメス・コンサルティング事業部(東京都港区六本木1-6-1泉ガーデンタワー20階)
内容:第1部「ユーザーエクスペリエンス(UX)の客観的把握とWebサイト改善」第2部「オンラインビジネスにおけるビッグデータの解析と活用手法」
詳細・申し込みサイト:
http://www.gomez.co.jp/seminar/ux-bigdata.html

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:モーニングスター、Gomezセミナー「Webサイトのユーザーエクスペリエンス(UX)向上とビッグデータの解析・活用セミナー」東京で12/6 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

大和IR、上場企業のIRサイトを独自基準で評価した2013年「インターネットIR表彰」を発表 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0

この記事を読むのにかかる時間: 約 1 分

IR(投資家情報)支援の大和インベスター・リレーションズ(大和IR)は、上場企業のIRサイトを独自基準で評価・採点し、優秀なIRサイトの構築、情報開示、コミュニケーション活動で有効活用している179社を受賞企業として選定した、と11月25日発表した。「2013年インターネットIR・最優秀賞グランプリ」はソフトバンク。同最優秀賞はフィールズ、東芝、日本電気、TDK、日産車体、NTTドコモ、カプコンの7社が受賞した。表彰式は2014年1月17日に開催する。

インターネットIR表彰制度は、全上場企業のWebサイトを対象に調査・評価。一次審査は「適時開示情報開示/ニュースリリースの掲載状況」「直近期の決算短信の掲載状況」「株主向けの任意刊行物の掲載状況」など基本項目について審査した。二次審査では、一次審査を通過した1469社の日本語版IRサイトを「IRサイトが投資家を適切にナビゲートできているか」「業界環境の説明を通じ、自社のビジネスモデルや強み、経営計画や事業戦略、ガバナンス体制を説明できているか」などについて詳細に評価した。最終審査は英文審査で、日本語版の評価点が60点以上の260社の英語版IRサイトについて日本語版同様に開示すべき共通項目を抽出するほか、英語版独自評価項目を策定し、評価を実施した。

大和インベスター・リレーションズ
http://www.daiwair.co.jp/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:大和IR、上場企業のIRサイトを独自基準で評価した2013年「インターネットIR表彰」を発表 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

あなたのサイトがグーグルから消え去る6つの単純ミス など10+4記事 [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum

$
0
0
この記事を読むのにかかる時間: 約 9.5
タイトル画像:国内&海外SEO情報ウォッチ

「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、
国内と海外の検索マーケティング関連情報を
さらっとまとめて毎週金曜日にお届けします。

今週のピックアップ

あなたのサイトがグーグルから消え去る6つの単純ミス
★★★★☆よくあるうっかりミスのパターン(Google Webmaster Help Forum)

運用するサイトが検索結果から消えてしまった。原因は、noindex robots meta タグを多くのページに追加したためだった。そんな、笑うに笑えない話をまたまた公式ヘルプフォーラムで見つけた。

こうした例は、このコーナーで何回も取り上げたことがある。サイト管理者の不注意が原因でインデックスから消滅してしまう6つのパターンを、改めておさらいしてみよう。

  • noindex robots metaタグを全ページに付けてしまった(X-Robots-Tagでnoindexを返した)

  • robots.txtでクロールを完全にブロックしてしまった

  • rel="canonical"を全ページでトップページに向けてしまった(現在はグーグルが間違いに気付いて無視してくれることも多い)

  • robots.txtへのアクセスで503エラーが返っていた(200または404以外のエラーを返すと良くない)

  • URL削除ツールでサイト全体を削除してしまった(「wwwあり」と「wwwなし」は連動している)

  • レンタルサーバー会社がGooglebotのアクセスを制限していた

どれも実際に起こるうっかりミスである。気を付けてほしい。

日本語で読めるSEO/SEM情報

あなたがグーグル社員に生で聞きたいSEOの疑問は何?
★★★★☆Googlerに何でも聞ける(ウェブマスターの昼休み ハングアウト オンエア バージョン)

グーグル日本のサーチクオリティチームは、Google+のハングアウト オンエアの機能を利用してウェブマスター向けQ&Aを開催している。1回目に続き、2回目が11月21日(木)に行われた。

元々は「ウェブマスターの昼休み」というランチタイムに実施する企画だったが、今回は長山氏がスイスのチューリッヒからの参加だったため、日本時間の午後6時からの開始だった。

以下に挙げるほか、一般のサイト管理者から寄せられた数々の質問のほぼすべてに長山氏と田中氏の2人の“Googler”が丁寧に回答してくれた。

  • 日本語ドメイン名での完全一致ドメイン名のサイトが不当に高く評価されているように思えるがどうなのか
  • グーグルの社員もサイトを運営してSEOを施策しているのか
  • いったん否認したリンクをリストから削除した場合は再度評価対象になるのか

次回3回目は、12月3日(火)12:00~12:30に開催される。取り扱うテーマは「再審査リクエスト」だ。詳細はGoogle+のイベントページで確認できる。

無料ホームページサービスのサイトが巻き添え被害でスパム扱いされた!?
★★★☆☆それともスパムが多いからサービス全体で対策されたのか?(SEO is DEAD!! WEB in the morning)

無料で提供されるホームページスペースが、手動の対策をドメイン名全体で受けてしまっているらしい。矢萩氏がブログでレポートしている(念のために開示しておくと、矢萩氏は筆者と同じ株式会社 セルフデザイン・ホールディングスに所属している)。

利用ユーザーには「http://example.com/ユーザーID/」のURLが与えられる。ドメイン名は共通だ。

新規で作成した直後の状態にもかかわらず、ウェブマスターの手動対策ビューアには手動による対策が適用されている警告が届いていたとのことである。記事作者に筆者が直接聞いたところによると、3サイトを新規に作成したが、すべて同じように手動の対策が与えられていたそうだ。

考えられる理由は次の2パターンになるだろうか。

  • そのサービスを利用したサイトにスパムが非常に多いため、サービス全体(そのドメイン名のサイトすべて)を手動の対策の対象にした。

  • 別々のユーザーが自由にサイトを持てるいわゆるUGCサービスであることをグーグルが認識しておらず、1つのサイトとして処理してしまった

ユーザー生成スパムに関するガイドラインには、以下の説明が書かれている。

ただし、サイト上にユーザー生成スパムがあまりにも多い場合は、Google によるサイトの評価に影響が及ぶことがあり、その結果、最終的にサイト全体に対して手動による対策を講じることもあります。

このガイドラインを読むと、原因は1つ目のほうである可能性が疑われるのだが、そうとも限らない。

グーグルがどこかのサービス全体に対策を行ったケースは、マルウェアに感染させるようなセキュリティ面で大きな問題になるスパムサイトが多いサービスなどで過去にあった。しかし、不自然なリンクのような検索結果を不正に操作する系のウェブスパムでサービス全体に対策が施されたケースは、聞いたことがない(以前に調べたことがあるが見つけられなかった)。

筆者は2つ目のほうの可能性を疑う。それほど知られていないマイナーなホームページスペース提供サービスだったとのことなので、関係のない独立したサイトが1つのドメイン名のなかにいくつも存在することをグーグルが知らなかった可能性があるということだ。結果として他のユーザーのサイトにまでスパム判定の被害が及んでしまったのではないだろうか。

米国最先端のブログ記事コンテンツ作成のコツ
★★★★☆海外カンファレンスからのありがたいレポート(Takahiro Watanabe on Google+)

ソーシャルをテーマにした米国でのカンファレンスに参加した渡辺隆広氏が、セッションの1つの重要ポイントまとめをGoogle+に投稿した。コンテンツ作成がトピックのセッションだったようだ。

「もっと読む」をクリックすると、投稿の全文を読める。

メモ書きっぽい体裁だが有益な情報が詰まっている。参考にしよう。

日本のグーグル検索でのアプリのインデックスはいつ可能になるのか?
★★★☆☆リクエストしよう(Google ウェブマスター向け公式ブログ)

スマートフォンのアプリの中身をグーグルがインデックスして検索結果に表示する実験を始めたことを、少し前にお伝えした。

今のところ、米グーグル(google.com)だけでの提供なのだが、日本でも興味関心を示したサイト管理者が多かったということで、日本の公式ブログで翻訳記事が公開された。

日本での提供予定は未定とのことであるが、「要望が多ければ検討する」と、グーグルの長山氏が先にピックアップしたQ&Aハングアウトの冒頭で言っていた。日本でも利用したければ、リクエストしよう。

“マッチング率”が高いコンテンツを作るための考え方
★★★★☆ユーザーの意図を汲み取る力が必要(ASPアフィリエイトで1千万稼ぐ思考と手法)

インターネットの普及と検索エンジンの登場により、「求めている情報を探すのに必要なお金や労力」と「ものごとが自分に合っているかどうかを調べるのに必要なお金や労力」が少なくなってきた。

ところが、無料ブログに代表されるように誰もが簡単に情報発信できるようになってきたせいで、「欲しい情報が見つかる確率」も低くなってきてしまっている。検索エンジンで検索しても的外れな結果が出て来る場合が多くなってきたということだ。

こちらの記事では、前者を「サーチコスト・マッチングコストが安くなった」、後者を「マッチング率が低下した」と表現している。

その状況で大切な「マッチング率が高いコンテンツを持つサイトを作る」ために忘れてならないこととして、次のように言っている。

検索キーワードというものは「あくまで顕在化」しているだけであり、
そのキーワードが検索ユーザーの思いや考えを表しているワケではないですね。

結論としては、以下に示す2つの力が大切になる。

  • ユーザーの意図を汲み取る力
  • ユーザーの本当の悩みを先回りしてあげる、翻訳してあげる力

アフィリエイター向けに書かかれた記事であるが、説明されている内容は、決してアフィリエイター向けに限られてはいない。SEOに携わる人間すべてに当てはまる本質が書かれている記事だ。一読することを推奨する。

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

流出したグーグルの内部文書に関する記事と再審査リクエストに関係する記事を今週はピックアップ。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
  • リンクの否認が必要な4つのケース
  • ウェブマスターツールには、PC向けサイトとスマホ向けサイトの両方を登録すること
  • ビッグキーワードで1位になるために本当に重要なこと
  • 消滅してもなおウェブスパムを続ける宗教団体
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
  • SEO担当者向け : これだけは知っておきたい検索エンジンの基本 【2013年度末版】
  • 2014年版 SEOの計画書 – ハミングバード、コンテンツ、オーソリティに注目

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

リンクの否認が必要な4つのケース
★★★★☆気軽に使って構わないのか?(Google Webmaster Center on YouTube)

リンクの否認ツールを使うべき状況を、グーグルのマット・カッツ氏が説明した。主に、以下の状況に当てはまるときだという。

  • 自分または雇ったSEO業者が過去に不正なリンクを集めて、それをどうしても削除しきれないとき
  • 誰かがネガティブSEOをやっているようだと心配なとき
  • まったく身に覚えがない、自動的に作られたように見える大量のバックリンクを発見したとき
  • 手動による対策を受けていなくても、先んじて怪しいリンクに対処したいとき

リンクの否認ツールの元々の提供目的は、不自然なリンクに対する手動による対策の解除に取り組むなかで、あらゆる手段を使っても削除できないリンクを無効化することだった。また公開当初は一般のサイト管理者が使う必要のないツールだともマット・カッツ氏をはじめとする関係者は説明していた。

しかし現在は、手動による対策を受けていなくても、不自然に見えるリンクによる悪影響を未然に防ぐために使っても問題ないと説明している。

「本当に必要な人だけ、細心の注意を払って慎重に使いなさい」と当初はあれほど念を押していたのに、極端に言えば、「どうぞ自由に使ってくださいな」と今は態度を変えたように、筆者には思えた。

ウェブマスターツールには、PC向けサイトとスマホ向けサイトの両方を登録すること
★★★☆☆別ドメイン名で運用するときはね(Google Webmaster Help Forum)

PC向けサイトとモバイル向けサイトを別ドメイン名で運用する際(例: www.example.com と m.example.com)は、どちらも別々にGoogleウェブマスターツールに登録する必要がある。

グーグル社員が公式ヘルプフォーラムでアドバイスした。サイトの確認方法は、どれを利用しても構わない。

検索エンジンがURLを扱う際の基本やウェブマスターツールの仕組みを理解していれば当然のことなのではあるが、グーグルからの公式なコメントなので紹介しておく。

念のために説明しておくと、PCサイトと同じドメイン名のサブディレクトリでモバイル向けサイトを運用しているなら(例: www.exapmle.com と www.example.com/m)、モバイル向けサイトをウェブマスターツールに別途登録する必要はない。モバイル向けサイトはPCと向けサイトの一部分になるからだ。ただモバイル向けサイトを別に登録しておけば、モバイル向けサイトだけのレポートを見ることができるので、同一ドメイン名での運用であっても両方登録することを筆者はオススメする。

ビッグキーワードで1位になるために本当に重要なこと
★★★★☆個々のSEOや競合の真似ではない、一歩先を行く戦略(WebmasterWorld)

内部施策もやって、リンク構築もやってきた。

競合がやっていることの真似もしてきた。

でもどうやっても6週間以上、7位~8位より上にまったく上がれない。さらに上位に行くには、どうしたらいいのか?

こんな質問がWebmasterWorldフォーラムに投稿された。

メンバーの1人が次のようにコメントした。

内部施策をしたり、自分より上位表示しているサイトの真似をしたり、そうした施策がうまくいってその順位になったように見えるが、今はいわば検索結果の「差分」のなかにいる状態だ。

これ以降は、グーグルも人間の訪問者も、あなたのサイトをよりじっくりと吟味しだすだろう。だから、「競合がまだ思いついていない、一歩先へ進むためにはどうしたらいいのか」を考えなければならない。

基本的には、相手がやっていることをやっても、今いる場所にしかたどりつけない。今の大きな課題は「どうやって相手を上回るか」だ。どうやって、サイトを相手よりも惹きつけるようにし、好きになってもらうようにし、使いやすくし、共有してもらうようにするかだ。

この答えを見つけて実践できれば、最終的には競合よりも上位に位置できるだろうと私は思う。いったん成し遂げたあとは、今度は頂点にとどまるために相手よりも常に先を行くにはどうするかを考え出さなければならない。

これは間違いなくチャレンジングなことだし、競争の激しいジャンルでトップ10に入ることだけでも間違いなくたいしたものだ。だから少しの間は順位が変わっていなくても、今の順位に満足していい。

しかしトップ10以内のどこかから1位に行くのは、もしかするとトップ10に入ることよりも難しいかもしれない。したがって、これ以上は、真似をするのではなく、自分が標準になるような方法を見つけることに挑戦しなければならない。

特に競争の激しいジャンルでは、テクニック的なSEO施策や競合の真似だけではトップになれないということだ。相手が真似できないような偉大なサイトを作るための戦略が必要になってくる。その戦略を実現するための戦術の1つがSEOということになるのだろう。

やや精神論的なトピックかもしれないが、検索結果の1位を勝ち取り訪問したユーザーを満足させるにはこういった思考が大切になると思い、取り上げた。

数年前だったら「とは言うものの、実際のところは、いろいろなSEO手法が」となっていたが、今ならばこの回答が正しいといえる状況になってきている。

消滅してもなおウェブスパムを続ける宗教団体
★★☆☆☆古典的な隠しテキストが残存(Hacker News)

ヘヴンズ・ゲートという宗教団体が米国にかつて存在した。ウィキペディアには以下のように説明されている。

ヘヴンズ・ゲート(英: Heaven's Gate)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴを拠点に活動した、UFOを信仰する宗教団体である。1997年のヘール・ボップ彗星出現の際に集団自殺を行い、消滅した。

実体はすでに存在しないのだが、ウェブサイトは残っており検索結果にも出る。この事実がハッカーニュースという掲示板に投稿されたところ、グーグルのマット・カッツ氏が真っ先に反応した。

で、いまだにそのページの下の方には隠しテキストがある。

実を言うと、こういうのが僕が好きな隠しテキストの一例なんだ。なぜかというと、スパムのテクニックを金儲けのために必ずしも人々が使うとは限らないからだ。

ただ運悪く、この隠しテキストを削除するように頼める管理者にコンタクトを取る手段が僕にはない。

下のキャプチャはヘヴンズ・ゲートのサイトのページ下部だ。

ヘヴンズ・ゲートのサイトのページ下部

最下部の背景だけのスペースをドラッグして選択するとテキストが浮かび上がる(「すべてを選択」でも見つかる)。

隠されているテキストが見える

背景色と同化させた典型的な隠しテキストだ。勧誘のための単語が羅列されているっぽい。

この投稿を知ったグーグルのジョン・ミューラー氏は次のようにコメントしている。

グーグルのアルゴリズムはこういったことをだいたいうまく処理してくれるので、こうしたサイトに手動で対策する必要はない。

検索エンジンには見えても人間の目には見えないように、「背景と同色の隠しテキスト」や「極小フォントの隠しテキスト」を使う古典的なスパム手法だが、今どきこうした手法を使う人はいないだろう。それでも隠しテキストはグーグルが定めるガイドラインに違反する行為であることを、あらためて認識しておきたい。

単純なものはアルゴリズムで自動検出されるだろうし、手の込んだものは手動対策されるだろう。

SEO JapanSEO Japanの
掲載記事からピックアップ

2013年を終え2014年を迎えるにあたって読んでおきたいSEO記事を2本、今週はピックアップ。

筆者が所属する株式会社セルフデザイン・ホールディングスでは、SEOの「グループコンサルティング」を開催しています。今回で第12期となるグループコンサルティングは、月1回・6か月間のコンサルティングを集合形式で提供するサービスです。
詳細は → グループコンサルティング 第12期からどうぞ。

この記事の筆者
ユーザー 鈴木 謙一 の写真

鈴木 謙一(すずき けんいち)

フリーランスのインターネットコンサルタント。アメリカを中心としたSEO/SEMのコアな情報を日本に持ち込み、「海外SEO情報ブログ」で“海外SEO”のブランドを確立。サーチエンジンマーケティング専門ソーシャルニュースサイトSphinn(スピン)の公式日本版であるサービス「Sphinn Japan」立ち上げメンバーでもある(Sphinnの本家はMarketing Landとなり編集記事中心へと路線変更している)。

現在は、株式会社セルフデザイン・ホールディングスの取締役コンサルティングアドバイザーとして、SEOの情報収集やトレーニング、海外のSEOカンファレンス参加などを通じて正しいSEOの普及に取り組んでいる。

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:あなたのサイトがグーグルから消え去る6つの単純ミス など10+4記事 [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Viewing all 19485 articles
Browse latest View live