「~世界の最新マーケティング潮流を知る~ ad:tech San Francisco 報告会」と題した、日本アドバタイザーズ協会(JAA)とWeb広告研究会(WAB)の共催セミナーが6月26日に開催された。ad:tech San Franciscoの報告とともに、広告配信テクノロジーやデジタルマーケティングの最新の潮流が共有された。
また、JAAの三カ年事業計画の4項目の最初に「デジタル・ソーシャルの活用促進」があげられ、WABの2013年宣言が「デジタルマーケティングでビジネスを成功させるのは、宣伝部長です」であること、さらにJAA国際委員会が「海外の広告界に関するトレンドを研究」を行うことで日本の広告界のさらなる発展を目指していることから、このセミナーでad:tech San Francisco(以下、ad:tech SF)の報告が行えることには非常に意義があり、同様の取り組みを今後も続けていきたいとした。
続いて紹介されたのは、唯一の広告主側のキーノートセッションであるWalmartのコウリー氏の講演だ。「The Age of the Connected Customer」をテーマとしたセッションでは、ユーザーエクスペリエンス(UX)をどのように企業全体で実施するかについて話されたという。「UXを企業全体で実施するためにWalmartが組織的にさまざまなイノベーションを行っていることに驚いた」と話す山口氏は、「そこにはさまざまな“気づき”があった」と説明を続ける。
引き続き第二部では、フィナンシャル・タイムズの星野裕子氏がad:tech San Francisco(ad:tech SF)での広告配信テクノロジーについてのセッションを解説した。「今年はRTBにかなり注目している」という星野氏は、2012年にもRTBやDSPがテーマのセッションはあったが「すべてがグッドニュースだった」と説明する。一方、2013年の傾向は違うものとなり、この1年間でRTBの課題と将来像が見えてきたという。
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2012年のad:tech SFのセッション内容
2013年のポイントとして星野氏は、まず広告主がブランドの1st Party Dataを非常に重要視していることを示す。最も興味深いトピックとしてVerificationを挙げ、機械ではなく人間にインプレッションが露出されているかが話題となっていたと話す。ブラウザのフレーム内に露出されているかという「Viewable Impression」も話題となっている。
KPIについては、通常のシステムはクリック数で最適化するようにしているが、ad:tech SFのセッションでは前述のように消費者はクリックをしないと考えられているため、クリックよりも最終結果で最適化することが唱えられている。また、アトリビューションなどでビュースルー分析を重要視すること、CPW(Cost Per Whatever)という考え方で何でもよいからクリック以外でKPIを考えること、ブランド認知度調査などを活用することなども話題になっていたという。
Microsoft Advertising Exchangeによって、広告主(入札者)は、さまざまなオーディエンスデータを利用し、閲覧ユーザー属性や広告掲載面の品質、広告単価などを評価し、購入したいインプレッションに対する入札価格を決定できる。現時点で提供可能な広告在庫は、マイクロソフトのMSNおよびSkypeのみだが、2013年10月末までにプレミアム性の高いメディアパートナー在庫の提供を予定している。
Microsoft Advertising Exchangeでの入札は、マイクロソフトのテクノロジーパートナーであるAppNexus Inc.が提供するRTBプラットフォームと技術的に連携できる広告事業者によって行われる。2013年9月18日時点の国内における広告事業者は次の通り。
Social PRでは、SNSアカウント運用に関する戦略方針や投稿記事の内容を検討する編集会議を定期的に実施する。編集会議には企業の担当者に加え、放送作家、編集者、PR専門家が参加し、企画を提案する。編集会議の司会と進行管理は組織の活性化や協同を促進するファシリテーションの専門スタッフが担当。博報堂DYグループ・ソーシャルメディア・マーケティングセンターへの参加企業以外に、コンテンツ制作やPR支援などの専門性を持つグループ外の企業も協力していくという。
プライベートDMP事業参入に伴い、ロックオンは広告配信システムのスケールアウトと提携。アドエビスの広告効果データ、行動データ、ユーザー属性などのデータを基に、スケールアウトの統合プラットフォーム「ScaleOut Ad Platform」で広告の入札と配信が可能になる。アドエビスの利用ユーザーは、ScaleOutのタグ埋めをせずに、アドエビス上に蓄積したデータをScaleOut Ad Platform上に展開できる。