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サイバーエージェント、学生対象のスマートフォンアプリコンテスト「モックプランコンテスト」を開催 [ニュース] | Web担当者Forum

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インターネット広告のサイバーエージェントは、学生を対象としたスマートフォンアプリコンテスト「モックプランコンテスト」を開催する、と9月20日発表した。スマートフォンアプリの新規サービスのコンテストで、画面やシミュレータ動画によって審査し、決勝プレゼンテーションではサービスの試作品(モックアップ)を基に入賞作品を決定する。個人・チームからの応募を受け付け、入賞者には最大で賞金200万円を贈呈するほか、サービスの事業化支援やサイバーエージェント入社に伴う特別選考パスを付与する。書類審査の締切は11月3日(日)23時59分まで。決勝プレゼンテーションは12月10日(火)午後2時から。企画募集に先立ち、10月15日にはキックオフイベントを実施する。コンテストとイベントの詳細は以下の通り。

日時:2013年10月15日(火)午後7時~同9時
場所:サイバーエージェント本社(東京都渋谷区道玄坂1-12-1)
テーマ:スマートフォンネイティブアプリであれば不問(iOS/Androidのどちらでも可)
応募条件:個人またはチームでの応募であること/リリース前の作品であること/決勝に進んだ場合、モックアップでのプレゼンテーションが可能なこと
入賞特典:賞金(金賞200万円、銀賞50万円、銅賞30万円)/投資による事業化支援もしくはサイバーエージェント入社に伴う特別選考パスの付与
詳細・応募方法
http://www.cyberagent.co.jp/event/mockplan_contest/

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慶応大学SFC研究所とブレインパッド、アクセンチュア、「データビジネス創造・ラボ」を創設 [ニュース] | Web担当者Forum

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慶応義塾大学SFC研究所とデータマイニングと最適化技術のブレインパッド、コンサルティングのアクセンチュアは、データサイエンティスト育成カリキュラムの構築、ビッグデータの集計・解析手法に関する共同研究を実施する「データビジネス創造・ラボ」を創設した、と9月19日発表した。膨大な量のデータを最適な統計手法で分析し、意志決定することの重要さへの理解が高まり、政府のIT戦略「世界最先端IT国家創造宣言」の閣議決定で公共データの民間への開放が決定したことなどの社会的背景のもと、データビジネス創造・ラボを創設することにした。

データビジネス創造・ラボでは、各種データ収集に向けたあるべき情報システムの研究、データ処理手法などのアーキテクチャ構築の研究、データ分析手法の研究、データを組織戦略に活用できる人材の研究など「IT、アナリティクス、デザインの融合方法の研究」を行う。また、データサイエンティストの育成、教育カリキュラムの立案などといった「人材育成」や、「ケーススタディ執筆」として非営利・営利組織の事例調査、およびケースの作成を行っていく。

慶応義塾大学SFC研究所
http://www.kri.sfc.keio.ac.jp/

アクセンチュア
http://www.accenture.com/jp

ブレインパッド
http://www.brainpad.co.jp/

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トランスコスモス、Webサイトのページ、運用業務、ビジネス貢献度を評価する診断サービスを提供開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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ITアウトソーシングサービスのトランスコスモスは、70項目のチェックポイントを数値化し、企業のWebサイトのページ、運用業務、ビジネス貢献度を総合的に評価するWebサイト診断サービスの提供を開始する、と9月19日発表した。Webサイトの価値の拡大、運営効率向上が企業の課題になっており、スマートフォンやタブレットの普及によってデジタルマーケティング環境が急速に変化する昨今の状況を受けてWebサイト診断サービスの提供を開始することにした。

Webサイト診断サービスは、Webサイトの現状をページ、運用業務、ビジネス貢献度の面から評価し、デジタルマーケティングを実施するうえでの課題の抽出、課題解決の優先順位付けを行う。また、システム構築、Webサイトリニューアル、運用アウトソース、アクセス解析などの解決策から、企業の課題解決に最適な施策・方法を提案する。評価はトランスコスモス在籍の1000人規模のメンバーから選抜した専門家チームが実施する。

トランスコスモス
http://www.trans-cosmos.co.jp/

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WordPressはSEOに強いのか? レスポンシブは最強なのか? [先週のWeb担まとめ記事] | Web担当者Forum

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先週のWeb担まとめ記事

Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 19本とニュース記事 19本です。

忙しい人のためのこの記事の使い方:
  • 上のほうから内容をざっとチェックする
    重要なものほど上の方に置いてあります。
  • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
    要チェックのものは色を付けてあります。

今週の担当は、安田です。

【イベント】ネットショップ担当者フォーラム2013 in 福岡 9/26開催
九州のEC担当者の方向けのセミナーイベントを9月26日に福岡で開催します。ふくや平山氏の基調講演や九州ECミーティングのパネルディスカッションなど、見所満載です!
http://web-tan.forum.impressrd.jp/events/ec/fukuoka201309/top

[今回の要チェック記事]↓セミナー・お知らせ | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
WordPressはSEOに強いのか? レスポンシブは最強なのか?

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • 「WordPressはSEOに強い? レスポンシブは正義? 気になる12の疑問にグーグル社員が回答 など10+4記事」が人気でした。「海外&国内SEO情報ウォッチ」の記事ですね。

    今週のトップストーリーは、「だれもが気になる12の疑問にグーグル社員が答えた」記事。ほかにも、不自然リンク警告を解除するためのアドバイス、ゴミレベルのディレクトリが増殖中、リンクの否認ツールが効果を発揮する条件などについての情報をお届けしています。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/09/20/16075(今回の記事を読む)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/3723(バックナンバーを見る)

  • 「来期はEC事業の売上を倍増させろ。人は増やさんが――社長の“むちゃぶり”に負けない統合型ECソリューション『SNAPEC-EX』」の記事も、なかなかの人気でした。マンガ付き記事です。

    「EC事業の売上を拡大させろ、今がチャンスだ」……そういう社長に、「そんなことおっしゃっても、人も足りていないですし、厳しいですよ」とも言えないあなたのために、ECサイトの構築だけでなく、集客やマーケティング・プロモーション最適化のコンサルティング、さらにはリアル店舗との連携も実現するECソリューションを紹介しています。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/09/17/16024(記事を読む)

  • 「バカッターから作る新しい社会のルール」も人気でした。水曜コラム「企業ホームページ運営の心得」の記事です。

    「バカッター」とも呼ばれる、ソーシャルメディアを発端とする炎上が後を絶ちません。今や個人の不祥事にとどまらず、企業経営にもかかわる大きなリスクとなっています。現場では、これにどう対処すればいいのでしょうか?。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/09/18/16041(今回の記事を読む)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/657(バックナンバーを見る)

Web担の姉妹サイトもお役に立てるはずです。
データセンター(iDC)に携わる方には
データセンター完全ガイド
レンタルサーバーに興味のある方には
クラウド&サーバーホスティング完全ガイド
企業内情報システムのお仕事をされている方には
IT Leaders
ソフトウェア開発者の方には
Think IT

[セミナー・お知らせ]↑要チェック記事 | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
UX、EC、SEO、アクセス解析などセミナー情報7件(大阪・福岡あり)

※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

優れたUX(11/8)

優れたUXを実現するためのUI設計プロセスを解説する「UXデザイン手法 導入支援セミナー」を、ミツエーリンクスが11月8日(金)に西新宿で開催します。参加無料。

http://www.mitsue.co.jp/seminar/ux_design_introduction.html

顧客行動を活かすマーケティング(10/10)

「顧客行動を活かす!超効率的マーケティング術」と題した、EC事業者向けのセミナーを、ecbeing、CCI、シルバーエッグの3社が10月10日(木)に東京国際フォーラムで開催します。参加無料。

http://www.ecbeing.net/b2c/seminar131010.html

SEOとコンテンツマーケティング(9/27、鎌倉)

「Open SEOセミナー@鎌倉」を、Ginzamarketsが9月27日(金)に鎌倉のカヤック本社で開催します。参加無料。

http://www.ginzametrics.jp/blog/seminar-09-27

ソーシャル炎上対策(9/26、大阪)

ソーシャル上での炎上などに対する評判管理を解説する「ソーシャルメディア時代のORM」セミナーを、エルテスが9月26日(木)に大阪で開催します。参加無料。

https://eltes.co.jp/whatsnew/news20130819.html

ネットショップマスター(9/28京都、10/19福岡)

EC運営担当者向け「ネットショップマスター資格認定」のベーシックコースの教育講座が、9月28日(土)に京都で、10月19日(土)に福岡で、それぞれ開催されます。

http://www.netshopmaster.com/shopmaster/grade-basic/

デジタルアナリティクス最新活用(10/9)

「デジタルアナリティクス最新活用セミナー」として、Adobe Analyticsの活用を解説するセミナーをIMJが10月9日(水)に同社オフィス(池尻大橋/神泉)で開催します。参加無料。

http://www.imjp.co.jp/press/release/20130920_001002.html

不正対策とソーシャルログイン(10/10)

「不正対策×ソーシャルログイン」セミナーを、フィードフォースとインフォニアが10月10日(木)に赤坂で開催します。参加無料。

http://www.feedforce.jp/seminar/2048/

先週の人気記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↓解説記事 | ↓ニュース記事

Web担で先週公開された記事のうち、「今回の要チェック」に次いでアクセスが多かった記事です。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • 編集長ブログ―安田英久
    『恋愛論』恋の7段階と情報商材のランディングページが似ていて驚いた
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/09/17/16053
    by 安田英久(Web担 編集長)
  • スマートフォンレポート
    LINEが2位に38ポイント差をつけ圧倒、無料通話・無料メール系サービスの利用動向
  • Web広告研究会セミナーレポート
    ad:tech San Franciscoで明かされたマーケティングの本質、UXやコンテンツマーケティングが重要キーワードに
  • 衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座
    ユーザーにラベルを貼るカスタム変数で、会員と非会員に分けてアクセス状況を調べるには?(第69回)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/09/19/16054
    by 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン)

先週の解説記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↑人気記事 | ↓ニュース記事

Web担の解説記事には、ウェブサイトをビジネス活用したい人向けの情報がたっぷり詰まっています。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • 日本ネット経済新聞ダイジェスト
    新決済サービス相次ぐ データ活用、広告連動などで差別化 PayDOやVeriTrans Air
  • 日本ネット経済新聞ダイジェスト
    アマゾンが小田原FCを本格稼働 国内9か所目 当日お急ぎ便のエリアも拡大
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社ブレインネット
    激動のSEO(SEOは終わった?外部SEOはNG?) 今「実際に」、「本当に」やるべきことは何か? 現状・実情をしっかり把握し成果を上げるSEOセミナー
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社パワー・インタラクティブ
    【最新のGoogle Analyticsを総点検!】『徹底活用のためのGoogle Analytics設定&カスタマイズ講座』を10月17日東京、10月21日大阪にて開催(パワー・インタラクティブ)
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社ペイジェント
    【好評セミナー再演】月商1000万へのステップアップセミナー ~ 集客の課題解決!~(東京開催)
  • ユーザー投稿記事 by サイバーエリアリサーチ株式会社
    IPアドレスから位置情報がわかる仕組みとは?調査の手法を動画で解説!
  • ユーザー投稿記事 by ワークスアプリケーションズ
    ECシステムに新機能!サテライトカート、感動のコンシェルジュ
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社アイル
    ECサイトと実店舗のポイント・顧客一元管理ASPサービス「CROSS POINT」は、ECサイト構築・運営ASPサービス「FutureShop2」と連携をしました。
  • ユーザー投稿記事 by コマースリンク株式会社
    【10/8開催セミナー】 myThings Japan登壇! 2013年年末商戦を勝ちに行く データフィード最適化&CPA型リターゲティング徹底解剖
  • ユーザー投稿記事 by サムライズ
    株式会社サムライズ、「Webtrends」の顧客ターゲティングソリューション 「Webtrends Segments」を日本市場において販売を開始
  • Web担アクセス数上位ランキング
    楽天がスーパーセールで過去最高の流通額を記録、対するヤフー、DeNAは?
  • 先週のWeb担まとめ記事
    入力フォームのどこで脱落したのかをアクセス解析で調べる具体的な方法

先週のニュース記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↑人気記事 | ↑解説記事

大手のニュース媒体では紹介されない、ホームページの企画・構築・運営や、ウェブマーケティング関連のニッチなニュース記事ならWeb担で。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

編集後記

御社サイトのiOS7での表示確認しましたか? Web担ではWindows 8のIE 10でおかしくなるという話があり、困っているところです。(安田)

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KDDIがグルメ・ワイン・コスメなど定期販売「auおまかせショッピング」 年度内に会員10万人へ [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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「auおまかせショッピング」トップ画面

KDDIは8月22日、食品や化粧品の定期販売型通販を開始した。

商品は専門店各社と提携して調達。自社のスマートフォン(スマホ)利用者を中心に販売する。

音声通話やデータ通信が頭打ちとなる中、新たな市場としてネット通販に力を入れる。今年度中に10万人の会員獲得を見込む。


定期販売サービスの名称は「auおまかせショッピング」。現在、DeNAと共同で展開するショッピングモール「auショッピングモール」に次ぐEC事業として位置づけ、力を入れていく。

コンセプトは「専門家が厳選した商品を毎月届ける」。まずはオーガニック化粧品の「コスメコース」(1980円と3980円コースの2種)、果物など食品を詰め合わせる「グルメコース」(1980円と2980円コースの2種)、珍しいワインを販売する「ワインコース」(2980円コース)を企画した。

商品の提供は化粧品店「コスメキッチン」を運営するマッシュビューティーラボ(本社東京都)と食品通販サイト「築地市場ドットコム」を運営する食文化(本社東京都)の2社が行う。

今後、提携先企業を増やし、フラワーアレンジメント、日本酒、コーヒー、スイーツ、雑貨などのコースも新たに設ける計画だ。


KDDIでは現在、スマホアプリ取り放題などのサービスを提供する「auスマートパス」を展開しており、その会員数はすでに700万人に達している。「auスマートパス」には送料を無料にするといった特典を付けて、訴求を図る。今後はこれまで利用したクーポンや情報などをもとに、利用者のし好や属性に合致したコースを表示し、訴求力を強めていく考えだ。

このほか、毎月の電話料金と一緒に定期購入代金が精算できる「auかんたん決済」を利用できる。「auポイント」が利用できる他、購入代金に応じて「auポイント」がためられる。


ネット上で販売している商品は多岐にわたり、同じジャンルでも多くの商品が表示されるようになっているため、一部ユーザーは何を選んでよいか分からないといった悩みが出てきている。こうしたニーズを捉え、専門家が薦める安心な商品を提供するサービスが増えてきている。ファッションのほか、お酒、グルメなどがよく展開されており、今後も専門家のの目利きをコンセプトとしたサービスはジャンルを広げそうだ。

・auおまかせショッピング
http://omakase.auone.jp/index.php

・KDDIのニュースリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2013/0821a/

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

→日本ネット経済新聞についてもっと詳しく知りたい

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Webコンテンツ完成! でも公開前にこんな自動チェックをかけませんか? [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum

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今日は、Webコンテンツの公開前に行っておくとWeb担当者が楽になる自動チェック機能として、Web担のCMSで実装している6つの機能を紹介します。

Webコンテンツ完成! もう今すぐにでも公開したいですよね。

でもちょっと待ってください。自社サイトに掲載する前に、そのコンテンツが問題ないかチェックするべきですよね。HTML文法やリンク切れなどなど。

デザイン業界で「FlightCheck」や「プリフライト」と呼ばれる類のチェックですね。そういう「毎回やるチェック」は、システムで自動的にできるといいと思いませんか?

そういった例の1つとして、Web担のサイトで動かしている自動チェック機能を紹介します。Web担では、次のような自動チェック機能を入れています。

  • HTML文法チェック
  • リンクチェック
  • 画像の実サイズとHTMLで指定しているサイズの対応チェック
  • 画像ファイルサイズの最適化チェック
  • JIS2004対応フォントのない環境で表示できない文字チェック
  • グーグル検索結果やTwitterやFacebookでの表示プレビュー

それぞれについて解説していきます。

HTML文法チェック

基本ですね。最初は問題なくHTMLを作っていても、いろいろな校正チェックを経て修正を繰り返すうちに文法ミスの部分が出たりするので、最後に自動チェックしておくといいですね。

Web担では、Another HTML-lintのライセンスを取得して商用利用しています。コンテンツ管理システムからコンテンツ部分のHTMLをAnother HTML-lintに渡す仕組みを作って、ボタン1つでHTMLチェックをできるようにしています。

リンクチェック

これもWebコンテンツのプリフライトとしては基本ですね。いちいちリンクを手でクリックしていると漏れやミスが避けられませんから、自動化するべきものです。

コンテンツ管理システムでリンク(や画像などの埋め込み要素)を抽出して、サーバー側でその飛び先があるかどうかを自動チェックする仕組みを作りました。

ただ残念ながらフラグメント付きリンク(リンクに「#xxxxx」と付くもの)に関しては、飛び先にそのフラグメントのidやnameがあるかのチェックが大変なので、そこまでは実装していません。

同じリンク先URLは自動チェック時に何度もアクセスしないようになっています。

画像の実サイズとHTMLで指定しているサイズの対応チェック

これも、画像の差し替えとかがあると、うっかりミスをしてしまう部分。

HTMLには「height="300"」と書かれているのに実際の画像の高さが298pxしかないというミスですね。ブラウザがいい感じに合わせて表示してくれるのですが、そのせいで縦横比がおかしくなったり、表示が粗くなったりするんですよね。

HTMLから画像のimg要素を抽出し、HTMLの属性やスタイルで指定している幅と高さが、実際に呼び出す画像の幅と高さと同じかどうかをチェックする仕組みを作りました。

慣れていない人がコンテンツを作る場合は、想定しているコンテンツエリアからはみ出すサイズの画像が使われていないかを、ここで同時にチェックするのもいいでしょう。

地味ですがミスを見つけてくれる強いヘルプです。

画像ファイルサイズの最適化チェック

これは、HTMLページで表示する画像が、できるだけ軽いファイルサイズになっているかの最終チェックです。

具体的には、HTMLから画像のimg要素を抽出し、参照先の画像をすべてYahoo! Smush.itのAPIを使って処理する仕組みを作りました。

smush.itだけでは色数を最適化していないとかはチェックできないのですが、チェック結果で画像ファイルのサイズが一覧で表示されるので、あまりにも大きいのはそこで気づけるようになっています。

記事で使われている画像を自動的にsmush.it。最適化した画像はその場でダウンロードできます。

JIS2004対応フォントのない環境で表示できない文字チェック

ちょっとマニアックですが、Windows XPで「JIS2004 対応 MS ゴシック & MS 明朝フォント」をインストールしていない環境では表示できない文字がHTMLに含まれていないかも、自動チェックしています。

典型的な例は、Macで書かれた波ダッシュ「~」ですね。

今やJIS2004非対応の環境はどんどん減っていますので、そろそろこのチェックは不要なのかもしれません。

JIS2004対応について詳しくはIBMさんの資料がわかりやすいです。

グーグル検索結果やTwitterやFacebookでの表示プレビュー

これは公開前の自動チェックとは違うのですが、そのコンテンツがグーグルの検索結果やソーシャルメディアでどんな風に表示されるのかをイメージできるプレビュー機能を記事編集画面に付けています。

そのプレビューを見ながら、タイトルや説明文を調整できるように、編集画面で文字が変更されるたびに自動的にプレビューが更新されるようにしています。

記事編集画面でタイトルなどを修正すると、その場でプレビューに反映されます。
◇◇◇

実際にはこれ以外にも、よく使うHTMLテンプレートそのままで要素を埋め忘れている部分がないかのチェックなどもあります。

また、これらの自動チェック機能は、記事の編集画面からボタン1つですべて自動実行できるようにしています。以前は1つずつ自分で実行していかなきゃいけなかったのですが、それだと手間ですからね。

また、筆者さんや取材先に完成形のHTMLを見てもらうための、メールで送れる校正HTMLファイル出力の機能も作っています。

御社のコンテンツ管理では、コンテンツ担当者が手間をかけずに必要なチェックを行える自動チェック機能、備えてますか? もしなければ、入れてみませんか?

この記事の筆者
ユーザー 安田英久(Web担 編集長) の写真

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレスビジネスメディア
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

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LINE、無料通話・メールのスマートフォンアプリ「LINE」にビデオ通話機能を追加 [ニュース] | Web担当者Forum

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アプリ開発・運営のLINE(ライン)は、同社が運営する無料通話・メールのスマートフォンアプリ「LINE」をバージョアンアップしてビデオ通話機能を加えた、と9月24日発表した。「iPhone」「Android」端末、パソコンで1対1のビデを通話が無料で利用できる。iPhone版では最長10秒間の動画を撮影して共有できる機能「Snap Movie」も公開した。

ビデオ通話機能は、Wi-Fiだけでなく3G回線でも使用可能で、音声通話とビデオ通話を通話中に切り替えられる。Snap Movie機能は、撮影した4~10秒の動画を、好みのBGMとともにLINEでつながる友人やグループで共有できる。BGMは、用意した9種類から選択する。Android端末にも今後、対応する。アプリを最新版にアップデートすると使用できる。

LINE(会社)
http://linecorp.com/

LINE(アプリ)
http://line.naver.jp/

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サラリーマンも自分のスマホやタブレットで仕事の情報収集? 企業内Web閲覧環境に関する調査結果 [ニュース] | Web担当者Forum

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企業内において、外部のWebサイトやソーシャルメディアを閲覧・利用する場合にどのような環境や制限があるかや、受け取るメールに関してどのような制限があるかを調査する「第5回 企業内Web閲覧環境に関する調査」を公益社団法人日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会が実施し、その結果を発表した。

この調査は、企業内でのWebページ閲覧環境の実際の姿を知ることにより、さまざまな情報が企業内閲覧者に対してどの程度到達可能かを把握するために、同会の企業広報委員会が行ったもの。2005年から隔年で実施しており、今回が5回目。

会社がスマホやタブレットを支給、今後も増える傾向に

今回の調査では、社員にパソコン以外のデバイスを支給している企業が6割以上にのぼることがわかった(スマートフォン66%、タブレット端末64.2%)。

これらのデバイスの支給台数は今後も増えると答えた企業は5割以上となっている。

BYOD:会社のパソコン以外のオフィスでの利用が進む

また、従業員が個人保有のデバイスを業務に使用する「BYOD (Bring Your Own Device)」を許可している割合は、パソコン22%、従来型の携帯電話25%、スマートフォン32%、タブレット端末30%となっている。

Web担当者はB2Bでもスマホやタブレットからの閲覧を考慮する必要

こうした状況を受け、仕事上の目的で企業情報などをWebなどで取得する際に使うデバイスも変わってきている。

会社支給のもののなかでは「パソコン」が9割前後、BYODで許可されたデバイスはいずれも1割未満だが、さらに個人の所有する「パソコン」「スマートフォン」を使って仕事用のWebサイトを閲覧する率が3割前後という結果だ(複数回答)。

また、企業の公式SNSに関しては、個人の「スマートフォン」を使ってアクセスする率が4割超と高めであった。

企業内個人に対する企業情報などの発信において、スマートデバイス対応の重要性は高まっていると考えられる。

Webページの閲覧・プラグイン利用・動画視聴は
大企業ほど制限が強い傾向

また、利用制限と会社規模の関係をクロス集計したところ、会社規模別でみると、規模が大きいほどさまざまな制限が行われていることがわかる。

Webページの
閲覧の制限
プラグインなどの
インストールが
自由にできる
動画も音声も
視聴することができる
従業員数 5000人以上83%11%82%
従業員数 1000~4999人81%17%92%
従業員数 100~999人52%29%89%
従業員数 100人未満21%47%100%

この傾向は2005年から変わらない。

調査概要

  • 調査目的

    会社概要など企業情報を発信するWebサイトが先進技術を採用するにあたり、「企業内ネットワークの閲覧者に対して先進技術を用いての情報発信はどのレベルまで可能か」を把握する。Webページ閲覧環境実際を知ることで、今後の情報発信方法の検討にあたっての基礎資料とする

  • 調査方法と回収数
    • 調査方法: 郵送調査(葉書による督促、および官公庁のみ電話督促あり)
    • 調査期間: 2013年7月8日~8月1日
    • 調査対象: 日本アドバタイザーズ協会加盟企業及びWeb広告研究会加盟企業445社、官公庁101団体(省庁34、都道府県47、政令市20) 計546社
    • 回収数: 165社(うち官公庁13団体)
この記事の筆者
ユーザー 安田英久(Web担 編集長) の写真

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレスビジネスメディア
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

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オリジナル記事:サラリーマンも自分のスマホやタブレットで仕事の情報収集? 企業内Web閲覧環境に関する調査結果 [ニュース] | Web担当者Forum
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Eストアー、ネットショップ運営者ら対象の「商材発掘セミナー」、東京で10/23、大阪で10/17 [ニュース] | Web担当者Forum

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ネット通販支援のEストアーは、ネットショップ運営者や開業予定者を対象に商材の探し方を解説する「商材発掘セミナー」を東京都港区で10月23日、大阪市東淀川区で10月17日に開催する。同社の担当者が講師となり、成功しているネットショップの事例を交え、国内外での仕入れ方や良い商材の探し方、選び方のポイントを紹介する。国内外の問屋、卸売市場、見本市や海外買い付けツアーの情報も取り上げる。定員は各会場50人。受講料1000円。サイトから申し込む。概要は次の通り。

日時:10月23日(水)午後1~2時半(東京)、10月17日(木)午後午後1~2時半(大阪)
場所:Eストアー(東京都港区西新橋1-10-2住友生命西新橋ビル5F)=10月23日、新大阪丸ビル別館(大阪市東淀川区東中島1-18-22 5階5-2号)=10月17日
内容:はじめに、商材の見つけ方、店舗事例、自分にあった商材の見つけ方、質疑応答
詳細・申し込みページ:
http://www.ebs.estore.jp/SHOP/excavation.html

Eストアー
http://Estore.co.jp

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日立システムズ、リスク情報を報告する「ソーシャルリスクモニタリングサービス」販売開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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日立グループでシステム構築・運用の日立システムズは、ウェブのソーシャルデータから風評被害やクレーム、情報漏えいなどのリスク情報を発見して報告する「ソーシャルリスクモニタリングサービス」の販売を9月24日に始めた、と同日発表した。クラウド型となり、ソーシャルメディア分析技術のホットリンクと連携して行う。指定したキーワードが掲載されているページを見付け、該当するURLやキーワードを含む抜粋文などを毎日報告する。

ツイッターやブログなどを含めたさまざまなサイトを対象に、ホットリンクの独自検索システムでインターネット上を巡回する。同社が企業向け商用利用の独占権を持つ掲示板サイト「2ちゃんねる」データの検索も可能で、リスク情報の発見が容易になる。当て字、伏せ字などを踏まえた検索や、リスクに関する2万語の辞書データなどからリスクワードを抽出。企業は風評被害などの情報に素早く対処できる。初期費用、月額費用とも10万5000円。

日立システムズ
http://www.hitachi-systems.com/

ホットリンク
http://www.hottolink.co.jp/

ソーシャルリスクモニタリングサービス
http://www.hitachi-systems.com/biz/sbgateway/social/riskmonitoring/

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カシオ計算機、「Oracle WebCenter Sites」導入でグローバルWebサイトのコンテンツ管理を強化 [ニュース] | Web担当者Forum

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日本オラクルとジークスは9月18日、カシオ計算機がオラクルのWebコンテンツ管理製品「Oracle WebCenter Sites」を導入し、グローバルWebサイトのコンテンツ管理機能の強化および複数言語展開の迅速化を実現したと発表した。

「Oracle WebCenter Sites」は、ターゲティングや分析、ソーシャルメディア連携など、さまざまなWebエクスペリエンス管理機能を搭載したCMS。カシオ計算機では、グローバル各拠点のマーケティング活動を最適化したいという要望に応えるべく、Webサイトの現地語化を促進しており、それらを実現するCMSとして「Oracle WebCenter Sites」を導入した。

多言語化の対象となったのは、中南米向けのスペイン語版とポルトガル語版、韓国語版、タイ語版、ベトナム語版、トルコ語版のほか、中国語の繁体字版(デジタルカメラ専用)、英語によるインド向けの専用ページなどの8種類の言語。「Oracle WebCenter Sites」導入後、Webサイト全体のページ閲覧数は約2倍に増加し、特に韓国語版では約10倍も増加しているという(カシオ計算機調べ。2011年当時と2013年前半との比較)。また、スマートフォン対応サイトを含む複数言語サイトでの展開を同時に管理可能になり、翻訳や更新に係る作業量を約30%軽減した。

Oracle WebCenter Sites
http://www.oracle.com/jp/products/middleware/webcenter/sites/overview/

この記事の筆者

家電量販店の法人通販から、Web担当者Forumの前身である『インターネットマガジン』(2006年5月号で休刊)の編集部へ。休刊までの半年ほど雑誌編集を経験し、Web坦の立ち上げを機にネットマーケティングにかかわりはじめ現在へ。編集兼Web担当者。

企業のWeb活用が当たり前になったとはいえ、ビジネスの歴史からすればまだ10数年ほど。それを支えるWeb担当者の仕事がもっと世の中に広まり、ユーザーともどもよりハッピーになれれば、と考えている。日朝特撮、海外ドラマ、時代劇、デパ地下好き。一押し平成ライダーはクウガ、ダブル。

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オモテナシを実現するレコメンド。総務大臣賞とアマゾンと [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum

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Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる 企業ホームページ運営の心得

コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。

宮脇 睦(有限会社アズモード)

心得其の328

Webの世界もオモテナシ

「イマでしょっ!」の独走を「倍返しだ!」が猛追したところに「じぇじぇじぇ!」と割って入って「オ・モ・テ・ナ・シ」。いわずとしれた2020年五輪招致の最終プレゼンで、元フジテレビアナウンサー滝川クリステル氏の発した「オモテナシ」が「流行語大賞」の最右翼に躍り出ました。

訪問者=お客様をどうもてなすか、これはすべてのWeb担当者の至上命題でもあります。しかし、残念ながら充実しているサイトは多いとは言えません。それは、相手によって欲するオモテナシが異なることにあります。ファストフード店でみれば、Aさんはハンバーガーの品質を求め、Bさんは珈琲の香りにコダワリ、Cさんはスマホの充電を望むといったように。

そこで今回は、一般的な企業サイトであれば、ほぼすべてのケースで使えるオモテナシと、アマゾンが体現するオモテナシの心を紹介します。

各国で異なるオモテナシ

本稿執筆時の2013年9月16日、世界的経済誌「フィナンシャル・タイムズ(FT)」にアクセスすると、トップには米連邦準備理事会(FRB)の理事に就任するかと噂されたサマーズ氏(翌日に辞退表明)の記事が掲載されています。一方、日本的経済誌「日経新聞」のサイトにアクセスすると、メインは日本列島を直撃した台風の記事です。これは地域性を考慮すれば当然ですが、そもそもの紙面構成に大きな違いがあります。

FTはマクロ経済を中心とし、日経は「バンダイナムコの新作ゲーム」といったミクロ経済を掘り下げている、という経済学的アプローチだけではなく、トップページに記事の見出しだけが並ぶFTに対して、株価や為替などの「市場指標」や芸能ネタまで盛り込んでいるのが日経です。

FTが手早く空腹を埋めるための「ホットドッグ」なら、まんべんなくさまざまな情報を得ることができる日経は「幕の内弁当」。それぞれ、訪問者という「客」の好みに合わせての結果なのでしょう。さらにいえば、紙と電子版でも客は異なります。こうした「客」の好みに合わせることはオモテナシの基本です。

説明不足のショッピングサイト

一般的なWebサイトにおいて、オモテナシの心をチェックできるコンテンツが「FAQ」や「初めての方へ」などの「自社サイト解説コンテンツ」です。しかし、だれよりも自社サイトを知っていることから、説明不足を放置していることが多いのです。

たとえば、とあるショッピングサイトで見つけた「お買い物の流れ」をクリックすると、こうあります。

まずは欲しい商品を探しましょう!

ところが、このページに「探し方」はなく、「詳細はこちら」をクリックしなければなりません。移動先のページでは、検索ボックスへのキーワードの入力を促していますが、掲載されている画面は商品ジャンルを選択するドロップダウンリストとミスマッチです。次のページ進むと条件検索の説明があるのですが、1つの画像で複数の条件設定がなされており、端的に言ってなおざりです。

このサイトが特別ではありません。多くのショッピングサイトは「カートに入れるシステム」を常識とし、説明が不十分です。さらなるネット通販市場の裾野の拡大を狙うなら、「カート」を理解していない層へのオモテナシは喫緊の課題ではないでしょうか。

訪問者に合わせたオモテナシ

それではすべての企業で使えるオモテナシを紹介します。

我が町、足立区が公式ホームページをマイナーチェンジしました。基本的なサイトはそのままに、コンテンツの外側に「子育て」「シニア」「魅力(観光)」とタブ状のナビゲートを用意し、クリックするとそれぞれの情報を集約させたインデックスページが表示されるようにしたのです。このリニューアルによって「全国広報コンクール2013」において「総務大臣賞」を受賞します。

コンテンツ自体は以前のものとさほど変わらず、利便性が高まったかと問われれば首をひねるのですが、新設された3つのインデックスページによって一覧性は高まりました。そして、この手法は一般的な企業サイトでも導入できます

主力商品の取引希望者にむけて「○○をご希望の方へ」、販路拡大を目的とする企業へは「お取引を希望される企業様へ」といったように、目的別のグローバルメニューと、それに合わせたインデックスページを追加します。これがそれぞれの訪問者に向けたオモテナシとなります。

レコメンドの力

1つのコンテンツで、訪問者のすべての希望をかなえることは、どれだけ優れたWeb担当者でも不可能です。そこで、訪問者の多くが目的とする最大公約数を「レコメンド」としてまとめたのが「目的別ナビゲート」です。つまり、ネット通販大手の「アマゾン」が利用履歴に応じて推奨商品を掲載する「レコメンド」と発想は同じです。

ここで懐かしの「オモテナシ技」を紹介します。アクセスごとに内容が変わる「占い」や「メッセージ」、YesかNoかだけを問う「アンケート」も訪問者を楽しませるオモテナシです。隠されたメッセージや特定のキーワードを見つけると、特典を得られるという「宝探し」もかつて大流行しました。こうしたオールドファッションも一周まわって楽しいかも知れません。

それでは最後にアマゾンが体現するオモテナシを紹介します。

オモテナシは最後まで

小学校の校長先生は言いました。「家に帰るまでが遠足です」。そう、オモテナシも最後まで。これを体現しているのがアマゾンの「プレゼント」です。アマゾンで贈答用を選択すると「納品書」が同封されません。プレゼントの金額がわからないように配慮されているのです。そしてこれができていない通販業者は結構います。

客先納品で発注した販促ツール。客先に届いた商品には、

金額入りの納品書

が同封されていました。幸いにも大事に至りませんでしたが、客に原価がばれるのは決して好ましいことではありません。お客によっては値引き交渉の材料とされ、最悪の場合、信用を毀損します。発注主以外への納品が何を意味するか。相手の立場に立ち、相手が喜ぶことを先回りして実践するオモテナシの心があれば自明です。「アマゾン」が支持される理由の一端をここに見つけます。

今回のポイント

オモテナシは客によって異なる。1つですべては満たせない

相手の気持ち、立場を考えること

余談追伸

「あまちゃん」と過ごした2013年の春夏秋。Web担当者としても「北三陸市観光協会ホームページ」に注目していました。

震災後、主人公アキちゃんが帰り「レールウォークのお知らせ」が更新され、右の柱には「大吉駅長」から、支援への感謝の声が掲載されています。ウェブを絡めたドラマは数多く、そういえば「ツイッタードラマ」などもありましたが、「あまちゃん」ほど、等身大のウェブをとりあげ、そして連動させたドラマはなかったのではないでしょうか。

ひいきの引き倒しかも知れませんが「あまちゃん」をご覧で、まだストーブさんの管理するサイトにアクセスしていない読者がいれば最終回前にぜひ「今すぐアクセス!」とNHKの回し者になってみます。

以上。完全に余談ながら、私の推しメンは喜屋武ちゃんです。それと埼玉出身の入間しおりは、2世代前の「おはガール」で、親戚のオジサンの気持ちで応援しています。

この記事の筆者
ユーザー 宮脇睦(有限会社アズモード) の写真

宮脇 睦(みやわき あつし)

プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。

制作、営業の双方の現場を知ることからウェブとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『完全! ネット選挙マニュアル』(Kindle版)、『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、冷静な視点からのIT業界分析に「週刊ポスト」など、様々な媒体から情報発信を続ける。

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日本人が知らないシリコンバレー企業の姿、Adobe・Facebook・Googleでイノベーションはどう生まれているのか [Web広告研究会セミナーレポート] | Web担当者Forum

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Web広告研究会セミナーレポート

この記事は、公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会が開催およびレポートしたセミナー記事を、クリエイティブ・コモンズライセンスのもと一部編集して転載したものです。オリジナルの記事はWeb広告研究会のサイトでご覧ください。

ad:tech San Franciscoの参加レポートが発表された、日本アドバタイザーズ協会(JAA)とWeb広告研究会(WAB)共催セミナー。前半では、最新のデジタルマーケティングの潮流を報告。後半の第三部では、シリコンバレーのテクノロジー企業を巡る訪問ツアーの報告が行われ、アドビ、Facebook、Googleほか多数の企業訪問によって、シリコンバレーでイノベーションがどのように生まれているのかが語られた。

コンテンツ重視のなか、分析やメジャーメントが大きな役割を果たす

本間充氏
Web広告研究会
代表幹事
本間 充氏

プライベートツアーであるため、各自が企業名を出すことなく訪問することができた。たとえば、自分が花王の企業名でFacebookに行けば、Facebookは花王が広告を出すと考えてビジネスの会話になってしまう。集団で企業名を出さずに行けるので、相手が何をしたいのかなど、自分が聞きたいことを聞けるのがプライベートツアーの最大の魅力(本間氏)

ad:tech San Francisco(以下、ad:tech SF)後の2013年4月11日から12日の2日間、20数名で行われたシリコンバレーの企業訪問は、各社を1時間半から2時間ずつ訪問するものだ。

セミナーでは、このようにツアー概要を語るWeb広告研究会 代表幹事の本間充氏をモデレータに、ツアー参加者を代表したパネリスト、スカパーJSAT 杉原里衣氏、プラチナム 吉柳さおり氏 、博報堂 新保力氏を迎え、ディスカッション形式で各社の訪問報告が行われた。

また、帰りのバスや夜の食事の際に、わからなかったところや感想をツアーメンバーで話し、情報交換できる点もツアーのメリットだと本間氏は語る。

今回は広告主の割合が少なかったので、Innovation Campという形になった。もっと広告主が多ければ、広告主向けのツアーにすることもできたので、今回のセッションで興味を持った広告主は、ぜひ来年参加してほしい(本間氏)

Facebook:アイデアを優先してスピード開発

吉柳さおり氏
株式会社プラチナム 代表取締役
株式会社ベクトル 取締役
吉柳 さおり氏

ディスカッションでは、シリコンバレーが特定の狭い地域ではなく非常に広い範囲で存在していると、サンフランシスコの地図とともに説明したうえで、Facebookのツアー報告から始められた。

Facebookを訪問した感想については、プラチナムの吉柳氏が「最新のテクノロジーを紹介されたというよりは、Facebookで働くということや、会社としてどのようにサービスを満たしているかといったマネジメント的な視点の話のほうが多かった」と話す。

チームマネジメントでどのようにサービスを提供しているかという視点と、ブランド側やクライアント側とFacebookはどのように組んでいくかという2つの視点で学ぶことができたと話す吉柳氏。Facebookのサービス開発では、とにかくExecution(実行)することが重要で、スピードが重視されているという。100個アイデアを生み出して1個サービスとして成功すればよいという考え方だ。

訪問したのはFacebook Phoneが発表されたばかりの時期だったが、Facebook Phoneで使われたAndroid向けホームアプリ「Facebook Home」も2人の若手社員が社内のハッカソンイベント(プログラマが技術やアイデアを競い合う開発イベント)で発表したものが採用されており、人気がでなければすぐに全面刷新を検討するなど、非常に速いスピードで開発が行われている。

自分たちはGoogleではなくFacebookだという主張が強く、5,000人規模でアイデアを優先してスピーディに開発を行っていることを社員の方が誇りをもってプレゼンしていたことが印象的。マネジメントの立場からすると、モチベーションの維持の仕方が非常に勉強になった(吉柳氏)

Facebookがプラットフォーム提供者として考える企業の広告活用については、プレゼン全体としてモバイルがキーワードになっていたが、ソーシャルやモバイルは関係なく、Facebookを通じてビジネスを成功させてほしいというのが基本だという。ツアーでは、2013年のカンヌ広告祭でもいくつかの部門賞を得たオレオのFacebookキャンペーンが紹介され、Facebookというプラットフォームを通じて、ステークスホルダーの企業とストーリーやアイデア、コンテンツ、クリエイティブを実現したいという考え方が見えてきたという。

また、Facebookの社屋を航空写真で見ると、屋上にはQRコードがあり採用サイトにアクセスできることや、「HACK」の文字が見えることなども、小ネタとして明かされた。

Google:コンテンツが顧客との関係性を高める

続いて行われたのはGoogleのツアー報告。参加者を代表してスカパーJSATの杉原氏が報告を行った。

杉原里衣氏
スカパーJSAT株式会社
マーケティング本部
デジタルコミュニケーション部 運用チーム
杉原 里衣氏

一番驚いたのはコンテンツという言葉を非常に多く聞いたこと。コンテンツが人生の質を高める、豊かにする、驚きや発見があるといったことを言葉で語られた。我々もコンテンツの会社だが、我々のコンテンツとGoogleの言うコンテンツのどこに違いがあるのだろうかと、最初から不思議に思いながら話を聞いていた(杉原氏)

杉原氏が感想を述べると、本間氏は「ad:tech SFのGoogleのセッションでも“5C”という話があって、その5つのCにCreationがあったことに違和感があった」と話す。杉原氏も「Googleは検索エンジンの会社だという印象だったので、なぜCreationなのかと思っていたし、いろんなことがわからないまま企業訪問していた」と答えている。

またGoogleでは、「Me at the ZOO」という動画を紹介されたという。

これは、YouTubeに初めて投稿された動画(2005年4月23日)で、YouTubeの創始者の1人であるジョード・カリム氏が動物園の前で撮影した動画だ。わずか19秒の動画だが、これまでに1千万回以上再生されており、Googleはこの動画をきっかけにコンテンツの重要性に気づいたという。Googleのビデオ制作チームの名称が「ZOO」なのは、このエピソードに由来する。

ZOOは広告主と代理店をサポートし、ブランディングをサポートするチームでもあり、広告をただ単に浸透させるだけでなく“オーケストレーション”して全体をサポートすることを目的としている。

第一部のPerformics社の話では、Nurturistのルールとして最初から作り上げるのではなくミックスやブレンドを行うこと、というのが出ていた。そのようにうまく集めたり、情報を引き出したりしながらクリエーションを行っている(本間氏)

また、Googleでは「Chubby Bunny」という動画も紹介された。これは、口の中にマシュマロを入れたままGoogleの音声認識に「Chubby Bunny」と言って検索できるかどうかを競うゲームで、マシュマロの数を何個まで増やせるか挑戦しているものだ。同様の動画は数多くYouTubeに投稿されているが、杉原氏は「楽しんだり、ワクワクしたり、驚いたりと、真似をして人にも伝えたくなるようなものをGoogleのZOOチームではコンテンツと言っている」と話す。

このようなコンテンツを作ることで企業と顧客の関係性やコミュニケーションを高め、ブランドは顧客のもので企業のものではないということが強調されていたようだ。また、杉原氏は「Googleがこのようなコンテンツ作りを研究し、代理店でもないのにブランドまで考えていることに驚いた」とも話している。

TubeMogul:動画RTB市場大手の統合管理プラットフォーム

オンライン動画広告のDSPであるTubeMogul社もシリコンバレーにある会社で、動画RTB市場では最大規模の企業だ。バナー広告と同様にターゲティングを行い、リーチや接触回数のプランニングやマネジメントを提供しているTubeMogulでは、さまざまなデバイスやメディアに動画を配信している。動画広告のフォーマットには、動画コンテンツの始めに広告を挿入するプレロールのほか、インディスプレイやソーシャルなどさまざまな種類がある。これらの複雑な組み合わせを統合管理するプラットフォームを提供しているのがTubeMogulだ。

 オンライン動画RTB市場大手のTubeMogul
オンライン動画RTB市場大手のTubeMogul
新保力氏
株式会社博報堂
第六営業局第三アカウントチーム
アカウントディレクター
新保 力氏

TubeMogulの企業訪問では、実際の管理画面などを見せてもらったと博報堂の新保氏は話す。この管理画面では、ターゲットの属性をチェックすると、瞬時にどのサイトにどれだけの在庫があるかを把握したり、サードパーティデータをマージしたり、時間帯別の配信最適化を行ったりできる。また、投入する量や予算、期間、最大接触回数などを設定すると、予測モデルを表示できる。CPMをGRPに変換し、条件に応じた予算の予測を行うツールも用意されている。

また新保氏は、TubeMogulで印象に残ったことが3つあると話す。

  1. コンテンツ重視の流れで注目される動画広告

    1つ目は、動画広告はテレビCMの代わりになるのではないかとメディア視点で話されることが多いが、ad:tech SFや企業訪問ツアーを通じて見ると、基本的にはコンテンツ重視という大きな流れが来ており、そのなかで動画広告が注目されていると感じたことだ。

  2. 測定や分析のプレイヤーが大きな価値を持つ

    2つ目は、測定や分析のプレイヤーが非常に大きな価値を持ち始めているということだ。TubeMogulは2012年からオンライン広告のDSPを行っているが、2006年の設立から2012年までは主にオンライン動画広告の分析などを行っており、現在も管理画面などでの分析機能が大きな特徴となっている。

  3. コンテンツ作りの課題

    3つ目は、さまざまなデバイスが登場し、測定や細かなターゲティングが可能になってきているなかで、どのようなコンテンツを作っていくかが課題となっているということ。新保氏はこれについては「まだ答えは出ていないが、今後も自分なりに考えていきたい」と話している。また、インタラクティブ動画広告の事例が見られる、TubeMogulの配信パートナーでもあるINNOVID社のギャラリーも紹介された。

エンタープライズ企業として成長したアドビ、
ベンチャーの勢いがあるLinkedIn

ツアー2日目の最初に訪問したのは、米国アドビ システムズだ。初日の3社が比較的新しい会社であるのに対し、アドビの歴史は長く(1982年12月設立)、「エンタープライズカンパニーとしてツインタワーが建っており、ツインタワーの間にはバスケットコートもあった。同じシリコンバレーの企業でも、ベンチャーのステージが終わるとこのような企業になるのだと認識した」と本間氏は話す。

アドビは日本でもよく知られているように、現在クラウドサービスに力を入れ始めており、Creative Cloudとして制作ツール群をまとめ、Marketing Cloudとしてデジタルマーケティングソリューションをまとめている。アドビの感想について本間氏は、「Googleのビジネスと被る部分があると感じた。また、このマーケティングの領域ではメジャーメントが重要であるということや、今後はクラウドのことも考えなければならないということを理解させてくれた」と話す。

続いて訪問したLinkedInは、日本ではそれほどメジャーになっていないが、米国をはじめとする英語圏では、ある特定の層が利用するソーシャルメディア空間として一定の地位を得ている会社だ。米国では広告プラットフォームとしてもLinkedInはよく使われていて、高所得者やビジネスパーソンをターゲットに絞って広告を出せるプラットフォームになっているという。

また、グループ会社にはスライド共有サービスの「SlideShare」もあり、SlideShareのコンテンツとLinkedInのプラットフォームが融合されているという。ビジネスパーソンが利用者の中心のLinkedInでは、スライドがコンテンツとして共有されることで、コミュニケーションが生まれているという。

日本ではまだLinkedInを使ってマーケティングに成功した例がないので、どのようなケースがあるのか細かに質問することができたという本間氏は「非常にフランクに話してくれた。現地に行って直接話を聞くことは、非常にためになると感じた」と、LinkedInの感想を話している。新しい会社であるため、ツアーも非常に歓迎され、若さと勢いを感じることもできたという。

熱意と人間味に溢れるシリコンバレー

ここからは、モデレータの本間氏が質問を投げ、3人がそれに答えるという形式でパネルディスカッションが進められていく。最初は、シリコンバレーが初めてだという3人に対して「行く前に、シリコンバレーはどんな街だと思っていたか」という質問が投げられる。

杉原氏は「世界の経済を動かしているギークな人々がいて、少し冷たい雰囲気の街だと思っていた」と話し、吉柳氏も「ギークな人が集まっているという印象はあった」と答える。一方、新保氏は「正直、自分の仕事のマーケティングとは関係のない街だと思っていた」と話す。

訪問前後で印象はポジティブになったか、ネガティブになったかという質問に対して、杉原氏は「すごくポジティブになり、夢を作っている街だと感じた。誰もまだ見たことがないものを実現させるために、ひたすら熱意を燃やしている熱い街だと思った」と答える。吉柳氏は「ギークで無機質の冷たい街というイメージだったが、行ってからは人間性のある街だとイメージが変わった」と話す。

ツアーでは500 Startupsという企業も最後に訪問している。テクノロジー企業であるため今回のセッションでは紹介されていないが、「投資をするのはビジネスモデルやテクノロジーではなく、誰がやるかが重要」という言葉が印象に残ったと吉柳氏は話す。ツアーを通じて出会った人たちには、共通して人間味のあるものを感じたという。

500 Startupsでは、ad:tech SFのPerformics社のキーノートで「失敗を喜ぶことが結果を出すことにつながる」と語られたのと同じように、「Failure≠CRITICAL to Innovation」という話がされ、それを日本人に対して「七転び八起き」という日本語で伝えるという知的でユニークな対応をしてくれたようだ。

アドビやFacebook、Googleといった大きな企業を訪問した後にLinkedInのような新しい会社を訪問できた。キャピタルの500 Startupsを訪問した後は、ツアーには組み込まれていなかったがスタンフォード大学も見学できた。これらを見ると、言葉は古いが町全体で産学連携がうまくいっているように感じた(新保氏)

技術に優れるだけでなく、ビジネスゴールを描いている

続いての質問は、訪問したテクノロジー企業5社は同じ印象だったのか、違っていたのかというものだ。杉原氏は「会社の理念をしっかりと持って夢に向かって走っているところは共通しているが、カラーや個性がそれぞれ際立っていて、まったく違う」と話し、吉柳氏は「コーポレートブランドがしっかりと社員に根付いている」と話している。また、新保氏は「夜にみんなで飲んでいるときに、どの会社に行きたいかという話題になったが、どの会社を選ぶかでその人の個性がわかるくらい各社とも個性的だった」と話している。

また、過去数回シリコンバレーを訪問した経験のある本間氏は、次のように話す。

シリコンバレーから何か新しいものが生まれたとき、日本の報道では技術から生まれたという論調になっている。確かに技術オリエンテッドな街ではあるが、その裏ではしっかりとビジネスを考えている。シリコンバレーの起業家はIT技術が最終ゴールだけではなく、会社として成長させたいと思っており、ビジネスをしっかりと考えて、会社のミッションや旗印、方向感が定まっていると思う。それぞれに苦しさやプレッシャーがあるなかで、その会社を好きな人が集まってがんばっているという印象を受けた(本間氏)

このように話したうえで、本間氏がマーケティング的に新しいヒントはあったのかという質問を投げかけると、3人は次のように答える。

今の部署に来る前はお客様サービス部にいてお客様満足度を中心に考えていて、デジタルコミュニケーション部に異動してからはデジタルコミュニケーションの分野だけを考えていればよいと何となく思っていた。ad:tech SFのWalmartの講演などで、お客様のタッチポイントすべてで顧客体系をどうクリエイトするかといった話を聞き、マーケティングの幅の広さに気づかされた(杉原氏)

PR会社として、本当のPRはブランドがどう伝わるのか、人をどう動かしたいかということが重要で、それを日本で実現するためには縦割りの組織ではいけないと思っている。また、広報部よりも宣伝部でマーケティングとPRを統合してやっていくほうが効果的だとも感じている。Walmartの話などは直面する課題が似ていると感じていて、PRも統合してやらなければならないことをクライアントに提案するためには、マネジメントなどが非常に重要なのだと気づかされた(吉柳氏)

ad:tech SFとシリコンバレーツアーで印象に残ったのは“コンテント”という言葉。日本語でよく言われるような“コンテンツ”ではなく、複数形のsが付かないcontentであることも今回初めて知った。Googleでは“Content is Liquid”と言われて、液体のように変わっていくものだと感じ、LinkedInではスライドをシェアすることがコミュニケーションのコンテントになるという説明に驚いたりもした。これらを理解しながら、コンテントを作っていかないとお客様には伝わらないというように感じた(新保氏)

最後に本間氏は、シリコンバレーは、そのなかにトヨタよりも評価額が高い会社が5社もいるほど経済力が高く、人が賢く、推進力が高いことに触れ、マーケティングを離れて企業人やビジネスマンとしてどのように感じたかと質問。それぞれ次のように答えている。

入社9年目で、いつの間にか自分のなかで限界を決めていたところがあったと思う。今回、成功するかどうかはわからないのに、夢に向かって熱意を持っている人に触れると、自分が勝手に作っていた枷がつまらなく思えて、勝負するところは会社や日本のなかではないと感じた(杉原氏)

これまでのシリコンバレーのイメージはお金のためにがんばる人たちがいるというものだった。行ってみると、お金が目的ではなく、スーパークールなテクノロジーやサービスを世の中に送り出すためにがんばっている人が多く、そのような人たちのモチベーションを作り出す街なのだと感じたし、勉強になった(吉柳氏)

大変刺激を受けたが、それ以上にビジネスを生み出そうとしている街に行くと、ビジネスの潮流や文脈が何となくわかってくると感じた。そのうえで日々の仕事をしているとまた違った景色が見えてくると思った(新保氏)

これらの回答を受けて、本間氏は現地での感じ方は人それぞれであり、ぜひ自分の目で見てほしいと話す。

今回で4回目のシリコンバレーになるが、初めて行く前は自分もプログラマしかいないだろうと思っていたが、最近ではビジネスマンとしてちゃんとしている人が多いと理解している。行った後の感じ方は人それぞれ違うと思う。

マーケティングの新しい手法は何年かに一度はシリコンバレーから出てきているので、固定概念を持たずにシリコンバレーに行って、自分で何かを感じてほしい。今日のセッションは、自分たちが感じたことしか話しておらず、これが正しいというわけではない。みなさんそれぞれで行っていただいて、自分で見たものを信じることが重要だ(本間氏)

また、シリコンバレーはもはやコンピュータや電子部品のための街ではなく、メインのトピックスが環境と医療になっていることも明かし、シリコンバレーが最大限のIQを回して新しいものを作ろうとしている街であると説明。また、ベンチャー企業が集まる街という印象も間違いで、アドビのようなエンタープライズ企業もいれば、新たなベンチャー企業がいることも理解してほしいと説明した。

さらに本間氏は「あるコンビニエンスチェーンはシリコンバレーにオフィスを持っている」と話し、その担当者が語った「日本にいて入ってくる情報と、シリコンバレーで話をして入ってくる情報は全然違う」という言葉を引用した。シリコンバレーでFacebookなどと直接話をすることで、日本のビジネスで結果を出しているという。また、本間氏は最後に「来年は、みなさんと一緒にシリコンバレーに行ってみたい」と話し、第三部のパネルディスカッションを終えた。

次のステップへと踏み出すad:techツアーを引き続き開催

講演の最後には、ad:techを運営するdmg::eventsの日本法人であり、今回のシリコンバレーツアーを企画したディーエムジー・イベンツ・ジャパンの西谷大蔵氏が挨拶。西谷氏は、世界中でさまざまなマーケティングカンファレンスが行われていて、それぞれカラーや性格、ターゲットが異なることを説明する。

西谷大蔵氏
ディーエムジー・イベンツ・ジャパン株式会社
Chairman, iMedia
西谷 大蔵氏

日本のカンファレンスに飽き足らずに、世界のカンファレンスを覗いてみたいという方はぜひお声掛けいただきたい。米国では一営業マンが自腹で数百ドルの参加費を払ってマーケティングカンファレンスに行くというのが常態化しており、そのなかのネットワーキングやトレンドを活用している。次のステップとして、世界のマーケティングカンファレンスに目を向けてほしい(西谷氏)

また、本間氏もad:tech NYやSFのツアーを組んでいきたいと最後に話した。

9月のad:tech Tokyoから1か月後のad:tech NYはツアーを組んで行きたいと思っている。そして、来年4月のad:tech SFでは、またInnovation Campのようなことをやりたいと思っている。さまざまな業種の人がツアーに参加するので、さまざまな角度から情報を聞けるメリットも大きい。日本人でツアーを組めば、日本語を話せるという安心感もあり、ドロップした情報も後から聞けるというメリットがある。

ただし、日本人ツアーだから日本語だけというのはやめて、絶対に英語の勉強だけはしておいてほしい。自分も5年間がんばってやっと話せるようになった。そうなれば、聞きたいことも聞けるし、たどたどしくても英語で話しかければ相手はパッションを持って話してくれる。英語が話せればマーケティングの仕事にプラスになる(本間氏)

この記事は、2013年6月26日に開催されたWeb広告研究会月例セミナーのレポート後編です。→前編を読む

オリジナル記事はこちら:日本人が知らないシリコンバレー企業の姿、Adobe・Facebook・Googleでイノベーションはどう生まれているのか」2013年6月26日開催JAA国際委員会、Web研共催セミナー(2)

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オリジナル記事:日本人が知らないシリコンバレー企業の姿、Adobe・Facebook・Googleでイノベーションはどう生まれているのか [Web広告研究会セミナーレポート] | Web担当者Forum
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米オラクル、WebRTCソリューション「Oracle Communications WebRTC Session Controller」発売 [ニュース] | Web担当者Forum

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米オラクルは、ブラウザ上でのリアルタイムコミュニケーション(RTC)を可能にするWebRTCに基づくアプリ、サービス開発ソリューション「Oracle Communications WebRTC Session Controller」を発売する、と9月24日発表した。WebRTCの需要増加に対応し、通信サービスプロバイダーや企業によるサービスを実現する。オラクルのメッセージング・コラボレーションプラットフォーム「Oracle Communications Unified Communications Suite」と組み合わせると、共有のデジタルホワイトボード、音声・テレビ会議などで共同作業ができる。

WebRTCは、対応したブラウザを搭載する機器で音声通話、ビデオ、チャット、ファイル共有などのリアルタイム通信機能を可能にする新しいインターネット標準となる。シンプルなAPI(アプリケーションプログラミングインターフェイス)で提供され、ユーザーはプラグインをダウンロードする必要なく利用できる。Oracle Communications WebRTC Session Controllerは、高水準のセキュリティ、信頼性、相互運用性をWebRTC環境で実現し、通信機能を開発して既存サービスの価値を高める手段を通信サービスプロバイダーなどに提供する。

日本オラクル
http://www.oracle.com/jp/

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アユダンテ、セミナー「選ばれる理由がある。Googleアナリティクスプレミアム導入支援」東京で10/16 [ニュース] | Web担当者Forum

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Webマーケティング支援のアユダンテは、大規模サイトやECサイトの運営者などを対象にしたセミナー「選ばれる理由がある。アユダンテのGoogleアナリティクスプレミアム導入支援~導入実績とGoogleアナリティクスサミット2013参加報告」を10月16日に東京都港区で開催する。グーグルのマーケティングテクノロジー営業部の担当者や、アユダンテのトップ、SEO(検索エンジン最適化)コンサルタントが講師となり、Googleアナリティクスプレミアム活用のポイントや導入事例、最新情報などを解説する。参加無料、定員70人。サイトから申し込む。概要は次の通り。

日時:10月16日(水)午後3時~同5時半
場所:グーグル会議室(東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー)
内容:「WEBマーケティングにおけるGoogleアナリティクスプレミアム活用のポイント」「導入事例のご紹介とアユダンテを導入パートナーに選ぶメリット」「Googleアナリティクスサミット2013参加報告」
詳細・申し込みページ:
http://www.analytics-ayudante.jp/seminar/seminar_131016.html?_ga=1.80546...

アユダンテ
http://www.ayudante.jp/

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楽天 ハロウィーン特集開設で流通額5倍以上へ 「スーパーママ会」パーティも10/16開催 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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楽天は9月6日、「楽天市場」内にコスチューム、スイーツ、パーティーグッズなどのハロウィーン関連商品を集めたページ「ハロウィン特集2013」を開設した。昨年、初めてハロウィーン特集ページを開設したところ、流通額は前年の5倍以上を記録した。今年は掲載商品点数を昨年の5倍に拡充し、売り上げ拡大を目指す。

楽天市場では近年、ハロウィーン関連商品の売れ行きが好調で、9月上旬ですでに30万品目以上の関連商品が掲載されている。中でも女性用や子ども用のコスチュームが人気で、母子で仮装してハロウィーンを楽しむ傾向の高まりがみられるとしている。

さらにハロウィーンを盛り上げるため、一般参加型の大規模イベント「スーパーママ会~HALLOWEEN PARTY 2013~」を10月16日、東京・台場のシンボルプロムナード公園セントラル広場で開催する。

イベントでは、人気タレントによるトークショーや人気キャラクターのショー、参加者によるハロウィーン仮装パレードなど催し物を用意。楽天会員など約5000人の母子(子どもは0~3歳児中心)の来場を見込んでいる。楽天が、一般消費者を集めるイベントを開催するのは今回が初めてとなる。

・楽天市場「ハロウィン特集2013」
http://event.rakuten.co.jp/halloween/

・スーパーママ会 ~HALLOWEEN PARTY 2013~
http://event.rakuten.co.jp/halloween/event/

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

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サイト関係者の自宅などからのアクセスも集計から除外できるユーザー定義の使い方(第70回) [衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座] | Web担当者Forum

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Googleアナリティクスは、非常に高度な分析ができる無料のアクセス解析ツールだが、正式なサポートがない。本連載では、その導入から、運用、活用まで、初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。

衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

Googleアナリティクスで関係者のアクセスを除外して集計したい場合に、「IPアドレスからのトラフィック」フィルタを利用する方法については、すでに以前の回で解説した。

しかし、残念ながら、常に固定のIPアドレスから利用するような状況はそれほど多くないのではないだろうか。自宅で仕事をしたり、さまざまな場所やデバイスから関係するサイトを利用したりしているはずだ。つまり、特定のIPアドレスからのトラフィック除外のフィルタをビュー(プロファイル)にかけただけでは、関係者のアクセスを完全には除外できないということだ。

そこで関係者ユーザー(正確に言えば、ユーザーではなくブラウザ)をもっと厳密に集計から除外する方法を解説する。「ユーザー定義」という機能を使ってラベルをつけられれば、関係者が使うブラウザから利用した訪問のデータをフィルタによって除外できるのだ。

「ユーザー定義」と「カスタム変数」の違いは?

関係者のブラウザを識別するために利用するのは、「ユーザー定義」というGoogleアナリティクスの仕組みだ。

同様の「ユーザーにラベルを付ける」仕組みとしては、前回解説した「カスタム変数」がある。この2つはどう違うのだろうか。

前提として、「ユーザー定義」は将来廃止予定となっているし、全体で1つしか利用できないので、ユーザーにラベルを貼りたい場合は基本的に「カスタム変数」を利用することがお勧めだ。

ただ、ユーザー定義に優位性があるとすれば、ビューに適用するフィルタ(図1赤枠部分)に、この「ユーザー定義」を選択できることがある(図1緑枠部分)。カスタム変数でフィルタはできないのだ。今回はその利点を利用した活用例を紹介する。

図1:ビューの管理画面。フィルタで「ユーザー定義」が選択可能
図1:ビューの管理画面。フィルタで「ユーザー定義」が選択可能

関係者を区別するユーザー定義の実装例

ユーザー定義を利用してGoogleアナリティクスをフィルタするには、次のようにする。

  1. 関係者しかアクセスできないページを作る。
  2. そのページにアクセスしたブラウザに「no_report」というマークをユーザー定義で付けるGoogleアナリティクスのコードを、関係者専用ページに含めておく。
  3. 関係者がそのページにアクセスしておく。
  4. ビュー(プロファイル)に、ユーザー定義をもとに関係者のデータを除外するフィルタを設定する。

具体的に解説していく。

(1)関係者用ページのトラッキングコードに赤字部分を追記する

関係者用ページとして最低限のHTMLファイルを1ページ作り、通常のトラッキングコードとセットにして、下記の赤字部分を追記しておく。

<script type="text/javascript">

  var _gaq = _gaq || [];
  _gaq.push(['_setAccount', 'UA-*********-*']);
  _gaq.push(['_setVar', 'no_report']);
  _gaq.push(['_trackPageview']);

  (function() {
    var ga = document.createElement('script'); ga.type = 'text/javascript'; ga.async = true;
    ga.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https://ssl' : 'http://www') + '.google-analytics.com/ga.js';
    var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s);
  })();

</script>

このページは関係者を識別するためのユーザー定義をブラウザに設定するためのページであり、一般のユーザーに見せるためのものではない。そのため、ページの内容は、サイトのトップページへのリンク1つだけなどでも構わない。

もし関係者しかアクセスしない管理ページなどがすでにあるならば、そのページに上記のトラッキングコードを含めるのでもいいだろう。

(2)ページを計測対象サイト内に配置する

このトラッキングコードを実装した関係者用ページを、計測対象サイト内に配置する。

このページが検索エンジンにインデックス(登録)されないような対策も必要だ。検索エンジンから関係者以外がこのページにアクセスすると集計に影響が出るからだ。

検索エンジンにインデックスされないようにするには、そのページの<head>に次のタグを入れておくといい。

<meta name="robots" content="noindex">

または、パスワードなどでページへのアクセスを制限するのもいいだろう(アクセスするためのパスワードを関係者にだけ伝えておく)。

(3)関係者が利用するブラウザで、このページにアクセスしてもらう

関係者だけにそのページのURLを知らせて、アクセスしてもらおう。

関係者が利用するすべてのブラウザで1度だけ、このページにアクセスしてもらうことで、関係者(のブラウザ)だけにラベルを付与することができる。

計測コードの意味

トラッキングコードに付与した計測コードの意味を解説しておこう。

_gaq.push(['_setVar', 'no_report']);

上記のフォーマットの中で、赤字部分が「ユーザー定義」の「値」になるので、ここが可変部分だ。今回の例では1種類しか使用しないが、目的に応じて「ユーザー定義」の「値」は別のものを付与するページを用意しても構わない。

たとえば、「社員」「広告代理店」「制作会社」を意味する値を別々に設けて、それぞれのユーザーに別のページを用意して、別のラベルを貼っても構わない。

関係者のアクセスを除くフィルタ

関係者のブラウザへのユーザー定義の付与ができたら、次はビュー(プロファイル)へのフィルタの設定だ。

上記の例では関係者の「ユーザー定義」の値に「no_report」を付与していたので、「ユーザー定義」値に「no_report」のあるアクセスを除いたフィルタが掛けられれば、関係者のアクセスを除いた集計データを見ることができる。そのフィルタの設定は図2のとおりだ。

図2:関係者のアクセスを除外するフィルタ
図2:関係者のアクセスを除外するフィルタ

「カスタムフィルタ」の「除外」という種類を選択(図2赤枠部分)し、「フィルタフィールド」は「ユーザー定義」を選択、「フィルタパターン」には「no_report」と入力(図2青枠部分)すればよい。

  • ユーザー定義のセグメントをレポートで確認するには?

ユーザー定義のセグメントをレポートで確認するには?

図3:[ユーザー]>[カスタム]>[ユーザー定義]メニュー
図3:[ユーザー]>[カスタム]>[ユーザー定義]メニュー

レポートは[ユーザー]>[カスタム]>[ユーザー定義](図3赤枠部分)を確認しよう。

ユーザー定義を使っていない場合の表示

ユーザー定義のトラッキングコードを利用していなければ、図4のように一覧表示部の値表示には「(not set)」が表示される。

図4:「ユーザー]>[カスタム]>[ユーザー定義」レポート、ユーザー定義を利用していない場合
図4:「ユーザー]>[カスタム]>[ユーザー定義」レポート、ユーザー定義を利用していない場合

ユーザー定義を使っている場合の表示

ユーザー定義を利用している場合は「(not set)」以外の表示もあるはずだ。図5は上記のユーザー定義で値を「no_report」とした場合(図5赤枠部分)のレポート表示になる。
図5:「ユーザー]>[カスタム]>[ユーザー定義」レポート、ユーザー定義を利用している場合
図5:「ユーザー]>[カスタム]>[ユーザー定義」レポート、ユーザー定義を利用している場合

図5は、まだ図2のフィルタを掛けていない場合のレポート表示だ。このように正しくレポートが集計されることを確認してから、別のビュー(プロファイル)を作成したうえで、図2のようなフィルタを掛けよう

以前も説明したように、メインで利用しているビュー(プロファイル)にフィルタを設定するのはお勧めできない。

ユニバーサルアナリティクスではどうなるか?

なお、ユニバーサルアナリティクスでは、図6のように、新規作成したカスタムディメンションをフィルタに指定することはできる

図6:ユニバーサルアナリティクスのフィルタ
図6:ユニバーサルアナリティクスのフィルタ

ユニバーサルアナリティクスは、ユーザー定義とカスタム変数の2つが、機能としてはこのカスタムディメンションやカスタム指標に集約され、それぞれ20個まで利用できるようになっている。

筆者が講師の「Googleアナリティクス ゼミナール」が10月に開講されます。Googleアナリティクスを徹底的に使い倒せるようになるための丸2日間の講座です。  → お申し込みはこちらからどうぞ。

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この記事の筆者
ユーザー 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン) の写真

衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)

1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社インターネット視聴率センター長を経て、2000年ネットレイティングス入社、視聴率サービス立ち上げに参画、2006年ネットレイティングス社(現ニールセン株式会社)フェローに就任。株式会社クロス・フュージョン代表取締役。またデジタルハリウッド大学院客員教授、米Digital Analytics Association会員、アクセス解析イニシアチブ副代表。

著書など:
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SEOの戦術は死すともSEOは死せず――検索の未来と「見つけられる」こと [Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報] | Web担当者Forum

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少し前に「SEOmoz」がブランドを「Moz」に変更したせいで、当然の反応というべきか、こんな投稿が相次いだ。その数は今年だけで4789本に達する。

SEOは死んだ(SEO Is Dead)

この記事では、こうした「SEOの崩壊を宣言する言葉」には未来についての基本的な何かが欠けていると僕が考える理由について説明したい(僕らがMozとしてブランドを拡大する理由についてはランドが詳細に語ったからね)。

これは、もう何年も頭の隅に引っかかって離れない問題だったのだが、ようやくそれをテーマに書くべき時期が来たように思う。

今回は哲学的な内容になるだろうから、興味がなければ読むのを止めてサンドイッチを作りに行ったっていい。止めはしないよ。

検索の本質

まずは、一見とても簡単そうに見える質問から始めよう。

インターネットはどれくらい大きいのだろうか?

ちょっとバカバカしくもあるグラフを作ることで、この問いに答えてみよう。

Indexed URLs in Google
グーグルにインデックスされているURLの数

インターネットはあまりに大きすぎて、グーグルでさえ2008年の時点で数えるのにうんざりしてしまったし、今も幾何級数的に成長し続けている。

グーグルのインデックス化したページ数が1兆を記録したと発表されてから5年になるが、URLのバリエーションによってインデックス化される可能性のあるページが理論上は無限になることを、前出のグーグルの記事では示唆している。

どういうことかというと、インターネット全体を印刷して暇なときに読むなんてことは、もうできない状態になっているんだ。

僕らにはフィルタ、つまり集められた情報をふるいにかけ選別する方法が必要で、それこそが検索の本質だ。

検索がどう進化しようとも、あるいはこの先グーグルに何が起きようとも、人類の知識は、勢いを増しながら拡大し続けるだろう。技術の大崩壊にでも見舞われない限り、これからの人類の歴史にとっては何らかの形で検索が必要だ。

検索する側とされる側

検索が存在する限り、

  • 何かを見つけたい人
  • 見つけられたい人

という2つの集団ができるのは当然だ。

前者と後者はいつでも入れ替わる。見つけられたいと思う「人々」は、会社かもしれないし、政府かもしれないし、ほかのものかもしれない。だが、すべての検索において、見つけられたい(検索結果で目立つ位置を占めたい)と願う者たちが存在するだろう。

見つけられたいという願望は、目新しいものでもないし、オンライン検索に特有のものとかいうわけでもない。メルヴィル・デューイに尋ねてみるがいい。あるいは、イエローページで「AAA Aardvark Plumbing」を探してみよう。すぐにわかるはずだ。

オンライン検索に特有なのは、

  1. システムが複雑になりすぎて
  2. 「見つけてもらえるのは誰か」を自動化された技術が管理するようになり
  3. 情報の範囲が広がるにつれ、その状況は変えようがなくなる

ということだ。

「誰が見つけてもらえるべきか」をシステムが管理するということは、その自動システムをよく理解し、個人や団体が「見つけてもらえる候補」に載る手助けをできる人が常に必要となる状況が、いずれ来るだろうということだ。

小手先で操作する「ブラックハット」的なやり方では、この状況に対処できない。

  1. データを構造化し
  2. ルールをまとめ
  3. たくさんあるパズルのピースを適切な場所に置いて
  4. 僕らの公開する情報に、それをカタログ化しフィルタにかけるシステムに対する親和性を持たせる

といったことが必要になるからだ。そうしたシステムは、時間がたつにつれて洗練されるだろうが、完璧なものになることは決してない。検索が存在する限り、情報を最適化して簡単に見つけられるようにする専門家は必要になる。

SEOは単一の戦術ではない

僕らが「SEOは死んだ」と言うとき、最新流行の戦術やグーグルの発表に反応していることが多い。だが、突き詰めると、次の2つのことがわかってくるはずだ。

1つは、「SEO」という何か1つの戦術があるわけではないということ。「見つけてもらえるようにする」ためにはさまざまな要素があり、それぞれの要素に対する施策を組み合わせる必要があるのだ。

もう1つは、現在グーグルが市場で優位に立っているが、SEOはグーグルと生死を共にするのではないということ。僕は42歳だが、僕らが今知っている「誰もがアクセスできるインターネット」というものができてからの年月は、僕の人生の半分にも満たない。つまりグーグルはまだ十代の若者だということになる。僕とグーグルのどちらが長く生きるかといわれれば、僕だろうと思っている(少なくともグーグルが優位を占めている期間よりは長生きするはずだ)。

検索が変化しているのは疑いようがないし、僕らの業界はまだ幼年期を脱してすらいない。だが、広い意味で「発見しやすい情報を作り」「その情報に人々を引きつけるのを助ける」人間が必要とされる状況は、いかなる戦術よりも、そしてまた、SEOを専門とする個人、さらにはどの検索エンジンよりも長くこの世に残るだろう。

さて、将来の検索はどんな風になっているだろうか。こんな風になっているのかもしれない

2063年の検索「The Construct」

セルゲイは、大人になってからずっと「The Construct」の操作方法を学び続けてきたのだが、15年前、考えられないことが起こった。

集められた人類の知識があまりにも急激に増大したため、アクセス可能な世界にはもはや、それを保存するスペースがなくなってしまったのだ。インターネットは「The Construct」となり、空間と時間の両方にまたがって存在するようになった。

4次元のデータを適切に理解できる人間はいなかった(ニューラル・インターフェイスを利用した初期の試みは、数人の先駆者たちを狂気に追いやった)ので、The Constructは、真空空間に浮遊する3次元の球体上に投影するしかなかった。

その球体は、愛情を込めて「スペース・エッグ」(宇宙の卵)と呼ばれている。

セルゲイは、10年を超える実務経験を経て、5つ星レストランのシェフがブランチ用のオムレツを作るようにこの卵をうまく操った。顧客たちは彼に、37ドルのミモザ(シャンパンとオレンジジュースのカクテル)も高すぎるとは思わずにいられるほどの報酬を払ってくれる。

今朝の状況はかなり厳しかった。The Constructの人工知能(AI)が許容できないレベルの操作を検知し、Core Algo(中心のアルゴリズム)を調整していたのだ。

セルゲイには、卵の表面が書き換えられていく様子が見えていた。こうした変化は、1分過ぎるごとに彼のクライアントたちに莫大な損害を負わせた。幸運なことに、防御ボットがすでに働いていて、意味データを書き換え、Core Algo内の波紋に同調させていった。少なくとも今回は助かったようだ。

何がどうなるかわからない世界だが、確かなことが1つだけあった。スペース・エッグ最適化(Space Egg Optimizer)の生活には、退屈はあり得ないということだ。

この記事の筆者

この記事は、Moz Blogに掲載された以下の記事を日本語訳したものです。

author photo

原文:「SEO Tactics Die, But SEO Never Will」 by Dr. Peter J. Meyers (2013/06/13)

記事セレクション:渡辺隆広株式会社アイレップ
翻訳:株式会社ガリレオ

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コンテンツを主軸にマーケ最適化も 商用オープンソースの大規模CMS+CXM「eZ Publish」日本展開中 [[商用CMSガイド] 編集部の気になる製品チェック!] | Web担当者Forum

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[商用CMSガイド] 編集部の気になる製品チェック!

コンテンツを主軸にマーケティング最適化も含めた
デジタルエクスペリエンスを実現するためのプラットフォーム
大規模サイト向けオープンソースベースの商用CMSスイート

eZ Publishプラットフォーム(イージーパブリッシュ・プラットフォーム)
株式会社eZ Systems Japan

URL http://ez.no/jp/

[eZ Publishのフィロソフィー]
オープンソース&商用CMSのエコシステムと
マーケティング最適化サービスの統合スイートで目指す
コンテンツ主軸のデジタルエクスペリエンスのためのプラットフォーム

eZ Publish(イージー・パブリッシュ)プラットフォームは、ノルウェーが本社のeZ Systems(イージー・システムズ)社が提供する、デジタルエクスペリエンスのためのサービス。

  • 大規模サイト向けが得意なコンテンツ管理システム(CMS)
  • マーケティング最適化システム(CXM)

の2つを統合して提供している。

特にメディアなどの大量のコンテンツを中心にWebサイトやビジネスを展開している企業に強く、フィナンシャル・タイムズやナショナルジオグラフィックなどの企業が採用している。

eZ Systems社のミッションは「コンテンツ主導のデジタルビジネスを継続的に推進していくためのオープンでイノベーションのある技術を提供すること」。

CMSであるeZ Publishのコア部分は「オープンソース+商用」のモデルで作られている。

オープンソース版はGPLライセンスで提供されており、3週間ごとに新しいバージョンがリリースされている。

そのオープンソース版をベースに、eZ Systems社が品質管理を行い、エンタープライズ向けの機能を加えたものを「eZ Publish Enterprise CMS」として6か月ごとにリリースしている形だ。

CMSはLinux(+Apache+MySQL+PHP)とWindowsに対応したインストール型だが、クラウド版としての提供もヨーロッパでは行われている(日本でのクラウド版提供も検討中)。

その商用版のCMSと「eZ CXM Services」として提供しているカスタマーエクスペリエンス系のサービスをあわせ、さらに商用サポートを加えたものを、「eZ Publishプラットフォーム」として提供しているのだ。

こうしたスタイルでの製品開発を行っている同社では、ユーザー企業だけでなく、パートナーやオープンソースコミュニティを含む形のエコシステムを構築し、成長させていくことを旨としている。

CMS+マーケティングの統合スイート

前述のようにeZ PublishプラットフォームはCMSとマーケティング系のサービスを統合したサービスとして提供されている。プラットフォームに含まれている機能は、次のとおり。

  • コンテンツ作成・管理
    • マルチサイト対応
    • Eコマースサイト
    • 企業向けワークフロー管理
    • 多言語対応
  • コンテンツ配信
    • マルチデバイス対応(レスポンシブWebデザインを含む)
    • 大規模サイト対応
    • サイト内検索(日本語対応済み)
  • 最適化
    • A/Bテスト・多変量テスト
    • アクセス解析
    • レコメンデーション・パーソナライゼーション
    • マーケティングオートメーション(メール配信を含む)

これらすべてをeZ Publish CMSだけで提供しているのではなく、多くのサービスはモジュール形式でプラットフォームに組み込むことができるサービスとして提供されている。こうした拡張機能としてはアクセス解析サービス「eZ odoscope(イージー・オドスコープ)」やリアルタイム分析と最適化のための「eZ LiveViewer(イージー・ライブビューアー)」など、多くのものが用意されており、それらは「eZマーケットエクステンション」から入手できる。

これらのデジタルエクスペリエンス/マーケティング向けの機能は、「CMSのおまけ」ではなく、本格的なもの。

eZ Publishプラットフォームで提供されているマーケティング関連サービス群の画面例

たとえばアクセス解析の機能は独odoscope(オドスコープ)社を2011年に買収して統合したサービスで、odoscope社の創業者は現在、eZ Systems社のCTOとなっている。

競合社のデジタルマーケティングスイート製品がマーケティングプロフェッショナル向けのサービスを中心に統合ツールを組み立てていくなかでエンタープライズCMSも含めてきたのに対して、eZ Systems社ではエンタープライズCMSを中心にマーケティングプロフェッショナル向けのサービスを統合していっている形だと考えるのがわかりやすいだろう。

メディア企業に強いが金融やメーカーも

eZ Publishを導入している企業は全世界170か国で25万サイト以上あるという(2013年11月時点)。

前述のフィナンシャル・タイムズやナショナル ジオグラフィックといったメディア企業がもっとも特徴的で、同社では「世界のトップ10メディアのうち4つがeZ Publishを利用している」(同社CEO アレクサンダー・ファスタッド氏)という。

ほかにも、金融系ではオスロ証券取引所やヨーロッパの大規模金融企業など、通信系ではノキア、ドイツテレコム、フランステレコムなど、公共機関・教育機関では米国海軍やハーバード、WWFなど、ブランド企業ではBMWやルイ・ビトングループ、カルティエ、ハインツなど、さまざまな企業がeZ Publishを導入しているという。

こうした幅広い企業で利用されているeZ Publishだが、強みはやはり大量のコンテンツと大規模なアクセスを管理できること。そのため、同社が最も強くフォーカスしているのは「多くのコンテンツを中心としている企業」であり、そういった企業のコンテンツ担当者や記者を中心としたWebに携わる人たちのためにシステムが強化されているという。

ライセンス費用は13万円から2500万円

商用サービスとしてのeZ Publishプラットフォームのライセンスは幅広く、年間ライセンス費は次のとおり(2013年時点)。

コミュニティプロジェクト無料
ベーシック13万円
ブロンズ54万円
シルバー130万円
ゴールド340万円
プラチナ600万円
ダイヤモンド2500万円

このうち、シルバーとゴールドでの契約が主軸となっているという。

ただし、シルバーまでのプランに含まれるのは、CMS部分のライセンスのみ。ゴールド以上のプランには、レコメンデーションやアクセス解析といったマーケティング最適化サービスのライセンスも含まれている。

それらのマーケティング系サービスは従量制の価格設定だが、基本ライセンス費用には100万PVまでのアクセスが含まれ、それ以上は月間100万PVごとに3万円~5万円程度の追加利用料が発生する。

eZ Publishを利用したWebサイト構築の費用は、「ライセンス費用の5倍~10倍程度が目安」(ファスタッド氏)だという。

二度目の日本展開でパートナーも増加中

CMSを利用するには、そのCMSでのサイト構築に対応できる制作会社やSIerなどの存在が必須。

eZ Systemsは2012年8月に日本法人の株式会社eZ Systems Japanを設立しているが、実はその前にも一度日本に進出していた。

二度の日本展開アプローチで同社は着実に日本でのパートナーを拡大してきており、現在、日本でeZ Publishによる構築に対応しているパートナーは次のとおり(2013年時点)。

コンテンツを自動的に最適化する「自律学習型の自動最適化」サービスへ

1999年に創業し、すでに10年以上にわたってWebコンテンツ管理のソリューションを提供している同社だが、共同創設者であり元CEOで一時期はCEO職を離れていたファスタッド氏が改めてCEOに復帰した2013年4月から、精力的に製品の開発を促進している。

これまではコアフレームワークに専念してきた同社だが、今後2年間で集中する領域として、次の2点を挙げている。

  • アナリティクスの統合
  • 新しいインターフェイス(タッチスクリーン対応など)

その先にあるeZ Publishの姿として同社が描いているのは、「コンテキストに応じて自律的に学習し、自動的に最適化する」システム。日時やデバイスや訪問ユーザーなどに応じて、サイト上でコンテンツを自動的に最適な形で配置することを、サイト管理者の手をかけずに行う仕組みだ。

同社では、こうした自律型自動コンテンツ最適化の仕組みを2014年の終わりごろには実装する予定だとしている。

というのも、「すでに行動分析やレコメンデーションやビッグデータ分析といったツールはそろっている。次にデータマイニングエンジンをコンテンツ配信エンジンに統合していくことが、自動最適化のキーであり、それはさほど遠くない」(ファスタッド氏)ということだ。

同社では、アクセス解析サービスのodoscope社以外にも、レコメンデーションエンジンを提供する独YOOCHOOSE社も買収しているが、ファスタッド氏は次のように語っている。

今後も統合プラットフォームに価値をもたらす企業を買収していくこともあるが、大切なのは、プラットフォームにそれらの製品を適切に統合していくこと。

eZ Publishプラットフォーム全体としては、それらの製品が統合されているだけでなく、たとえばCRMや動画配信など外部サービスともAPIを使って適切に連携して動作するようになっている

オープンソースのカルチャーをベースに「よりすばやく、より安く、そして効率的に」コンテンツから利益を生み出すためのプラットフォームとして進化させていくのだという。

◇◇◇

商用CMS製品 製品データ

対象規模[?]:小規模~大規模

価格[?]:13万円~

ライセンス形態[?]:サイト数単位

オプション機能/価格帯[?]:アクセス解析、編集ワークフロー、エンタープライズコンテンツ管理(FileNet)連携、翻訳システム(SDL Trados)連携、DTPソフト連携、レコメンデーション、マーケティングオートメーション、メルマガ配信、Eコマース、決済、動画クラウド(Brightcove)連携、リアルタイム分析、ボイスチャットヘルプなど(月額数万円~)

典型導入パターン[?]:大規模メディアサイトやコンテンツの多い企業サイト。一般の企業や組織のWebサイトやブランドサイトでの導入も多数

典型導入価格例[?]:600万円(ライセンス料・構築費・初回1年間保守、サポート含む)

ASP版の有無[?]:○(eZ Publish Cloud、現状では英語環境のみ)

システム環境[?]:Linux/Apache/MySQL(PostgreSQL)/PHP、Solaris、Windows、Mac OSX server

商用CMS製品 対応機能データ

○:標準で対応 △:オプションやカスタマイズで対応 ×:非対応、機能なし
ワークフロー管理
公開承認[?]作業役割/権限分担[?]
指定時間公開[?]時限発行[?]
世代管理/ロールバック[?]
ステージ管理/ロールフォワード[?]
ワークフロー通知[?]
管理・運用者向けの機能
サイト階層構造管理[?]リンク切れチェック[?]
アクセス解析機能[?]XMLデータ出力[?]
既存コンテンツの取り込み[?]Officeファイルのインポート[?]
デザインテンプレート管理[?]
WYSIWYGエディタ搭載[?]
別システムでのユーザー認証(LDAPなど)[?]
ウェブサイトで実現する機能
静的ファイル出力[?]動的ページ出力[?]
サイト内検索[?]モバイル対応[?]
RSS出力[?]ブログ[?]
ユーザーアンケート[?]利用ユーザー登録[?]
新着情報/サイトマップ/ナビゲーション自動作成[?]
アクセシビリティガイドライン対応[?]

eZ Publishプラットフォーム(イージーパブリッシュ・プラットフォーム)
http://ez.no/jp/node_1795/eZ-Publish-5

株式会社eZ Systems Japan
http://ez.no/jp/

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コンバージョン率が安定せず、なんとなく落ちてきています。理由はわかりますか? [誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニック] | Web担当者Forum

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誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニック
丸山先生
医者:丸山先生(35歳・男)
当クリニックの代表。
来栖あきら
研修医:来栖あきら(25歳・男)
イケメンの研修医。
綾瀬ゆい
研修医:綾瀬ゆい(25歳・女)
優しい天然ボケの研修医。

ここ「アクセス解析5分クリニック」には、Webサイトについてさまざまな悩みを抱えた患者が、毎日のようにやってくる。研修医の来栖と綾瀬はデコボココンビだが、院長の丸山先生がとにかく名医。たった5分ですべての悩みを解決する!というのだ……。(登場人物紹介を詳しく見る

今回のお悩み
コンバージョン率が安定せず、なんとなく落ちてきています。理由はわかりますか?

今週は著者のGoogleアナリティクスセミナー(12月6日に神戸で開催)のお知らせが記事の最後にあります。

思い込みではない?

私のお客さんのサイトなんだけど、最近なんとなく、コンバージョン率が落ちてきているの。

それはヤバイね。原因はわかっているの?

それが、サイトをちょこちょこ変えているからなのか、要因がいまいち掴めなくて……。

それなら、その変更した個所を中心に、サイトの詳細を細かく見ていこうよ!

ちょっと待った! いきなり詳細を見ると逆にわからなくなるよ。

え、なんでですか?

「なんとなく落ちている」という表現は、少し曖昧だね。そういう場合、別に問題がないこともあるし、ひょっとしたら思い込みかもしれない

そんなときにいきなり詳細データから見ると、たいてい勘違いしちゃうもんだよ。

まずは全体像の把握から

そういうわけで、「なんとなく落ちているなー」と感じるなら、サイトの長期的なトレンドをつかんで、まずは全体像を掴んだほうがいいだろう。

“長期的なトレンド”ってなんですか?

「長い目で見て本当に落ちているのか?という流れを数値で確認する」ことだ

やり方は簡単で、「落ちてきたと感じた月から今まで」と、「その前」とをなるべく長い期間で比較する。期間比較では、曜日に影響を受けないように、曜日を揃えるのがコツだね。

長い期間にしてしまうと、季節変動などの影響も入ってしまうのではないですか?

鋭いね。あきらかに季節変動とわかっている場合、その季節は外したほうがいいし、たとえばYahoo!に掲載されたなどがある場合は、そのデータもアドバンスセグメントを使って除いたほうがいい。

つまり、イレギュラーなデータは除いて比較するわけですね。

ただ、どこまでイレギュラーと捉えるかは、そこまで神経質にならなくてもいいよ。まずは季節変動や多大なトラフィクなど、いくつかの大きなイレギュラーケースを外せればOKとする。

細かいデータは、省かなくてもいいのですか? たとえば、「最近Facebookを始めた」などというのもも変動要因ではないでしょうか?

影響範囲の小さいものであれば、長期比較にすれば誤差の範囲に含まれることも多いし、仮に影響があっても、この後のレポートを見て気付けるから大丈夫。今は詳細を把握するのではなく、あくまで長期のトレンド、つまり流れを把握することが目的だから、細かいことにはこだわらない。

では、なるべく期間を長くとって、データ量を大きくして比較してみます。

事実を把握する

さて、本当にコンバージョン率は落ちていたかな?

集客レポートを見ると、やはり10%程度落ちているみたいです。

コンバージョン率を確認する

これだけ長い期間でデータ量を増やしてみても落ちているならば、本当に落ちたのだろうね。では、なぜコンバージョン率が落ちているのだろうか?

それがわからないから聞いたのですよ!

待って! どうも訪問数と成約数は伸びているけど、コンバージョン率だけ落ちているみたいだ。ということは、「訪問数ほど成約数が伸びなかった」ということじゃないかな?

??? なんか、難しいわね。

来栖君、いい所に気付いたね。今回のように問題が曖昧な場合、事実をしっかり把握していくことが大切なんだ。

現時点でわかったのは、「訪問数は伸びて、成約数も伸びている」という事実だ。いいことだよね。

ということは「なぜコンバージョン率が落ちたのか」だけが問題なんでしょうか?

以前も言ったけど、アクセス解析を行うときは、「なぜ?」ではなく「何が?」という表現を使ったほうがいいよ

ということは、「何のコンバージョン率が落ちたのか」を把握するわけですね。

そう。そういった変化を見るのに、Googleアナリティクスの新しい集客レポートはすごく便利になったね。何が落ちたのか、すぐにわかるようになった。

Googleアナリティクスの新しい集客レポート

どうやらYahoo!が大きく落ちているようです。しかし新しいGoogleアナリティクスのレポートは見やすいですね。アナリティクスの仕様が変化しすぎて心が折れていたのですが、良い仕様変更だったんですね!

フィルタをうまく使う

さて、Yahoo!が落ちてきたとわかったら、もう少しだ。先ほど「なぜ」ではなく、「何が」が大切だと言ったけど、もう少し輪郭をはっきりさせよう。

ということは、「Yahoo!の何が落ちたのか」を把握すればいいのですね。

ここで、「アドバンスフィルタ」を使ってみよう。たとえば今回は、訪問数が50を超えるキーワードに絞ってみてみよう。影響力の大きいキーワードだけに絞れるからね。

アドバンスフィルタを使って絞り込む
「訪問数が50を超えるキーワード」に絞り込むアドバンスフィルタの設定

こんな機能があったのですね。これは便利です。私の案件のレポートを確認すると、ビッグキーワード関連のアクセスと、コンバージョン数が減っているみたいです。

小さな流れに敏感になる

これでまとまったね。全体的に見れば、訪問数も成約数も増えたのでOKなのだけど、Yahoo!に関しては、コンバージョン率が下がってしまった。それに、ビッグキーワード関係の訪問数も減っている。

なぜ、Yahoo!だけ減ったのでしょうか?

あ、「なぜ?」はダメなんじゃなかったっけ?

いや、ここまで正確に事実を把握できれば、もう「なぜ?」で大丈夫だ。あとはこの事実から原因を推測するしかないからね。

私は、たまたまだと思います。GoogleとYahoo!がこんなに違うとは考えられません。

いや、GoogleとYahoo!のユーザー層は少し違うと言われている。もう少しデバイスごとの変化を細かくみたり、Yahoo!ユーザーに対してよくないページになっていないか、広告で競合サイトが出ていないかなどを確認したほうがいいかも。

いいね! 今回は、長期的な全体の流れを確認している。

この流れというのは恐ろしくて、誤差だ誤差だと思っていても、それがトレンドならば一気に悪い流れが加速してしまうことがある。

自分のなかで安心できるまで、いろいろ早めに確認していったほうがいいよ。

まとめ

なんとなく数値が悪くなっている気がするということはよくある。そういう場合は、細かくデータを見ていくよりも先に、なるべく長期期間でデータを比較していこう

そして、もし本当に数値が悪くなってきているならば、何が下がったのかを正しく細かく把握していこう。その後、それはなぜかを考えよう。

特に長期トレンドで下がっている場合は、悪い問題が発生しているかもしれないので、安心できるまで、競合サイトなども含めて、詳しく確認していこう。

今日の処方箋

お悩みコンバージョン率が安定せず、なんとなく落ちてきています。理由はわかりますか?

アドバイス理由を知る前に、本当に落ちているのかどうか、長期間のトレンドで確認しましょう。以下3ステップで進めていきます。

  1. 1 【1分】 長期間で前後のデータを比較します

    曜日を揃えて前後で比較するのがポイントです。

  2. 2 【1分】 集客レポートを確認します

    [集客]>[すべてのトラフィック]を見ましょう。何が落ちたのかわかりやすいです。

  3. 345 【3分】 アドバンスフィルタを使って、キーワードレポートなどを確認します

    何が落ちたか把握できましたか? それはなぜだと思いますか?

■筆者からお知らせ

12月6日に、関西で著者のGoogleアナリティクスのセミナーを行います。

■無料でできる!世界一やさしいGoogleアナリティクスアクセス解析入門
~中小サイト運営者が成約数UPのために、Googleアナリティクスを上手に活用する方法~
http://webtan-tsushin.com/seminar/20131206ga.html

  • 日時: 2013年12月6日(金)18:30~20:30
  • 会場: デザインクリエイティブセンター神戸(KIITO)301
  • 定員: 20名
  • 参加費: 一般3000円(※ウェブ担当者通信メンバー0円)

内容としては、東京開催で満足度4.66(5点満点)と好評だった内容に、当日の参加者の方からいただいたアンケート内容を反映した、神戸限定のパワーアップバージョンで行います。

「顧客志向」での分析をさらに発展させ、以下3点に絞ってお話しする予定です。

  • Ri-Turban'sモデルで、顧客志向で分析する力を身につける方法
  • 豊富な経験がなくても、成約率アップにつなげる顧客心理・分析力を鍛える方法
  • 初心者に足りない勘と経験を補うGA画面の操作方法

※キャラクターイラスト(来栖、綾瀬):「コミPo!」にて制作

この記事の筆者

丸山耕二(ホームページ診断クリニック.com)
株式会社ウェブジョブズ代表。大手SIERのシステムエンジニア、SEOコンサルティング会社を経て独立。現在はアクセス解析を中心とした成約率アップコンサルティング業務や、WEB担当者向け通信講座「ウェブ担当者通信」を主催。2009年よりGoogleアナリティクス英語版の認定資格(GAIQ)を取得。難しいアクセス解析を楽しく伝えるをモットーに“Web業界の池上彰”を目指し活動中。

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オリジナル記事:コンバージョン率が安定せず、なんとなく落ちてきています。理由はわかりますか? [誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニック] | Web担当者Forum
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