Quantcast
Channel: Web担当者Forum
Viewing all articles
Browse latest Browse all 19485

第2回「薬ネット販売の検討会」委員が販売ルールを提案 推進派・慎重派に大きな隔たり [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

$
0
0
この記事を読むのにかかる時間: 約 1 分

厚生労働省は2月27日、「一般用医薬品のインターネット販売等の新たなルールに関する検討会」の第2回会合を開催した。推進派・慎重派双方の構成委員がそれぞれ、販売ルールを提案したものの、大きな隔たりが浮き彫りとなった。

日本チェーンドラッグストア協会の森信理事は、「手軽にネットで購入できる習慣が広がることが、消費者の安全意識を低下させる」との理由で、「副作用リスクの高い第1類医薬品と指定第2類医薬品の販売を禁止すべき」(同)と述べた。

薬剤師会の生出泉太郎(おいでせんたろう)副会長や、全日本医薬品登録販売者協会の竹内茂専務理事は、安全性確保のための対面販売の必要性を訴えた。

一方、日本オンラインドラッグ協会の理事長も務めるケンコーコムの後藤玄利社長は、「医薬品の特性の把握や販売における前提条件を委員が共有した上で、ネット販売の安全性向上策の妥当性を検討するのが良いのではないか」と進言した。これに対して、森理事は、「ネット販売の認可ありきの議論ではないか」と反発。議論は平行線を辿った。

論点を整理し、議論を前に進めたい推進派に対し、慎重派はネット販売の問題点を強調するばかりで議論は足踏みを続けた。

第3回検討会の開催日時は未定だが、次回は議論を前進させるための議長による枠組み作りが必要となりそうだ。

※Web担編注:第3回は3月13日に開催予定

・一般用医薬品のインターネット販売等の新たなルールに関する検討会
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000ax9a.html#shingi80

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

→日本ネット経済新聞についてもっと詳しく知りたい

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:第2回「薬ネット販売の検討会」委員が販売ルールを提案 推進派・慎重派に大きな隔たり [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.


Viewing all articles
Browse latest Browse all 19485

Trending Articles