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中華圏でも通用するWebサイトを作るには、どうすればいいの?/ビービット台北オフィスの中島克彦さんとジェイソンさんに聞いてきた [Webのコト、教えてホシイの!] | Web担当者Forum

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この記事を読むのにかかる時間: 1分弱
Webのコト、教えてホシイの!
※今回の取材は、台北への往復旅費と現地交通費、宿泊費を、ビービットさんにご負担いただきました。
ここから始まります
来たよ
台湾!

タダで海外旅行に行けるなんて…
きっとバチが当たる

マイナス思考だな

星井さん
僕らは遊びに来たんじゃないですよ

ビービットさんの
ご厚意で
台北オフィスの取材を
させてもらうんですからね

株式会社ビービット
取締役
武井由紀子さん
この前のホシイの評判良かったですよ
良かったら
我が社の中華圏展開の
最前線も取材してみませんか?
ご招待しますよ

きっと夢だ!
そうだ九份に行こう!

だから
取材だって!
ここから始まります
わざわざ日本からありがとうございます
東アジア事業統括責任者の
中島克彦です

ビービット取締役
東アジア事業統括責任者
中島克彦さん

こちらは総経理のジェイソンです

台湾オフィス
総経理(代表)
陳鼎文(ジェイソン)さん

そしてコンサルティング現場で
実際に活躍している肥後です

コンサルタント
肥後真さん

よろしくお願いします

台北オフィスは
総勢15名ほどで仕事をしています

へぇ
結構多いんですね

よくわかりました
それじゃ九ふごぉ

早速ですが
現在台北と上海にオフィスがあると
聞きましたが実際
ビービットさんから見た
中華圏とはどんな地域ですか?

そ…そうですね…

中華圏の中でも
中国
特に上海のスピードは
とても速いです
それは東京が田舎に見えるほどです

え
東京が?
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それは
どういうことですか?

上海は良くも悪くも
新しい技術を
どんどん取り入れようとしています
3年離れてしまうと
別世界です

最新技術の導入が
半端じゃなかったり
インフラに
力を入れていますし
中国の方々も
貪欲に最先端を学びます

だから
上海で生きていける
企業は変化についていける
企業のみです

つまり変化できなければ

死にます

なんか鉄火場みたいで
面白いですね
興味が出てきた♪

そんな世界で
日本の企業は
戦っていけてるんですか?

これまでは
中国の経済成長率が10%前後で
伸び続けていたので
商品を提供していれば
売れてましたが…
これからは違います
ここから始まります
今の中国は
一昔前ほどの
成長力はありません
なんでもかんでも
作れば売れる時代は
終わりました
今後は価値ある商品が
選ばれる時代です
つまり
マーケティングが必要になってきます
巨大な中国市場に一気に
アクセスする
有効なマーケチャネルとして
Webへの関心が
高まっているんです

Webを活用しないと
市場では戦えないと
いうことですね

そうなると
御社のサービスが
最大限に
活かせますね

そう思います

そう言えば…

ビービットさんって
どんなサービス
でしたっけ?

!!!

覚えてないんかい
恩知らずがぁ!!!

すみません

大丈夫ですよ

真是瘋了

弊社は
ユーザ行動観察調査を用いて
ユーザ中心で成果を上げる
Webマーケティングのお手伝いをしています

自分が書いたものを
詳しくは読み返しなさい

は…はい

けど現地で
ユーザ行動観察を
しないといけないほど
中国や台湾と
日本のホームページの作り方って
変えないといけないんですか?
ここから始まります
ホームページを
中国語にすれば
いいじゃないですか?

それではまず
失敗しますね!
実際そう考えている
企業の方は多いですが

ユーザ行動観察調査をすると
よくわかりますが
日本の当たり前と外国の当たり前は
全く違います

中華圏ユーザの
ニーズに合わせた
サイトでないと
思うような効果は出せません

うーん
今ひとつ
ピンと来ないなぁ
具体的にどんな違いが
あるんですか?

例えば
中国のECサイトでは
チャットのやり取りが成功の
鍵なんです!

えぇ
今どきチャットですか?

中国の方は
仕事中にショッピングをする人が
多いんですよ
だから仕事中に電話できないから
チャットが必要なんです

へぇそうなんですか

日本では考えられない

台湾では
フェイスブックが
かなり普及しています

ブラウザのお気に入りから
企業サイトに行くような感覚で
フェイスブックからファンページ(=フェイスブック上の企業ページ)
を訪問して商品をチェックしているんですよ

細かいことをあげたら
山ほどあります

確かに現地にでないと
分からない習慣ですね

そうなんです
だから本社にいる上司から
現地のことをわかっていない要求が
来て困るという話を
よく聞きます

そうそうOKYって知ってますか?

OKY?
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海外で働いている人の間で
流行っている言葉なんです

O=お前
K=ここで
Y=やってみろ

ははは面白い

現地で働く人の悲哀が
込められてますね…

けど中国市場で勝つためには
OKYと言ってる場合ではありません
ユーザ調査で見た
実際のユーザ行動をもとに
社内の目線を揃えていくのも
海外Web成功のポイントだと思っています

ただ弊社も海外であっても
日本と同レベルの
調査環境を整えたく
調査専用パソコンと
モニターをトランクに詰めて
上海まで運んだときは
苦労しましたね…

現地では色々あるから…

けどそこまでしてやった
ユーザ行動観察調査では
アンケートや
グループインタビューでは
見えなかった発見が多くあったと
高く評価して頂きました

日本と同じレベルか…
やっぱり品質の高いものを
提供すると
評価されるんだな

最後に海外に進出しようと
考えている
日本企業の人に
何かアドバイスをお願いします

えぇ

まいったな
そんな大層なことは言えませんが…
ここから始まります
日本のビジネスマンは
幸せな時代に生きていると思います
すぐ隣に大きな市場が生まれています

だからといって
急がなくても大丈夫ですよ
10~20年と
大きなスパンで考え
地道にやっていけば
よい結果がもたらされるはずです

そして
その市場では
Webが重要になっています

ジェイソンさん
お願いします

そうですね
中国市場に参入するリスクは
やはり大きいです
変化が早すぎるため
生きていけない企業も多く
今残っている企業は
生き残る強さがあったからこそ
残っているんです

つまり現地への理解度で言えば
日本企業は現地企業に
比べてハンディを負っています
だからこそ一層
ユーザを知る努力が必要と
なるはずです
ここから始まります
想像しているよりも中国はダイナミックで
日本でじっとしているのが
勿体無い気がしてきました
来てよかった

おれもなんだか
燃えてきましたよ!

そうだ
OKYって
違った意味も
あるんですよ

これです
OKY(おれがここでやってやる)

おぉ!!カッコイイ

そういった人が増えるといいですね
みんな行って来い!

自分は行かへんのかい
ええかげんにせい

失礼しました

さぁ
取材終了
観光だ!

星井さん
帰りの飛行機の
時間が迫ってます

やだぁああああ
安田さんにお土産も買ってない
OKY(おれをここに置いていけ)

いや
それじゃあ
OKOだし…

第18回は2月公開予定

中島克彦氏が講師のセミナー「成功事例に学ぶ、中華圏ウェブの『考え方』と『実践手法』」が2014年2月3日に、東京で開講されます。中華圏でのビジネス展開に、もっとWebを活用したいとお考えの日系企業を対象とした内容です。 → お申し込みはこちらからどうぞ。

この記事の筆者

星井博文(ほしい・ひろふみ)

漫画家・漫画原作作家。ヤングジャンプにてデビュー。著作に『中京女大レスリ ング部物語「ちゅうじょ」』(実業之日本社)など多数。

「グランドジャンプ」にて、『未解決事件 File.02 オウム真理教』などの構成を担当。

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