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トランスコスモス、コミュニケーションデータをAIが分析するDMP「DECode(デコード)」を提供開始

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ITアウトソーシングサービスのトランスコスモスは、Web/EC/コールセンター/SNS/チャットなどのチャネルで収集したコミュニケーションデータをクラウド上で統合し、AI/機械学習技術を用いて分析・活用するDMP(データマネジメントプラットフォーム)サービス「transcosmos decode(DECode)」を4月から提供開始する、と2月22日発表した。DECode(デコード)は、外部システムと連携してマーケティング活動を「自働化」する仕組みの構築に伴う課題を解決するために開発した。

DECodeは、スマートフォンを起点としたチャネル統合型コミュニケーションを想定し、消費者の心理や行動などのコミュニケーションデータを分析し「解読(デコード)」することで、消費者個人への感動体験の提供を通じ顧客企業のファンを創出し、ファンに選ばれる企業になるためのDMP構築・運用支援サービスパッケージ。プロモーションやセールス、カスタマーケアを含めた目的でDMPを活用し、AI/機械学習技術と連携することで、データ分析に基づくチャネル統合型コミュニケーションの運用支援もできるサービスとなっている。


Webマーケティング最適化支援ツール群「brick」、ブラウザ上で管理可能なサイトレビュー機能追加

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マーケティングテクノロジーのテクロコは、Webマーケティング最適化支援ツール群「brick(ブリック)」の新機能として、Webサイトのデザイン案やユーザビリティーに対するレビュー・修正・指摘をブラウザ上で管理できる「brickサイトレビュー」の提供を開始した、と2月22日発表した。PCからでもスマートフォンからでも利用することができ、PCから投稿したレビューは赤丸で、スマートフォンから投稿したレビューは青丸で表示する。

brickサイトレビューは、brickの提供開始2周年を記念して公開した。複数のユーザーのレビュー投稿できるので、関係者が多い場合でも問題なく利用できる。投稿した本人以外でもコメントできるため、簡単な進捗管理にも使える。価格は現在無料。同時に3プロジェクト(ドメイン)、1プロジェクトあたり3ページまで利用できる。有料版公開後も、自動的に有料契約に移行することはない。

訪問者の住んでいる地域がわかる? GAの「地域」レポートの正しい使い方とその精度を知ろう[第32回] | 衣袋教授の新・Googleアナリティクス入門講座

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今回は「ネットワークドメイン」を活用して潜在顧客企業を発見する方法について解説しよう。ネットワークドメインは、前回解説した「地域」レポートと同様にIPアドレス情報をもとにしたディメンションだ。

特に企業向けサービスを提供している場合には、潜在顧客企業の利用があったのか、どのページを見て何に関心があるのかの足跡を残してくれるのだから、それを営業活動などに活用しない手はないだろう。

この記事で学べること:
  • ○○○○○○○○○○
  • ○○○○○○○○○○

まず「ネットワーク」レポートを見てみよう

今回紹介するディメンションの「ネットワーク ドメイン」は少し隠れた場所にある。まずは[ユーザー]>[テクノロジー]>[ネットワーク]レポート(図1赤枠部分)を開こう。

図1:[ユーザー]>[テクノロジー]>[ネットワーク]レポート(新UI)
図1:[ユーザー]>[テクノロジー]>[ネットワーク]レポート

レポートの表示を確認してみよう。標準で「サービス プロバイダ」というディメンションが選択されている(図2赤枠部分)が、その内訳を見ると「japan network information center」や「ntt communications corporation」といった、インターネット接続事業者らしき名前が並んでいる(図2青枠部分)。

そして上位だけで全体の半分くらいのシェアを占めている(図2緑枠部分)ので、これはかなり大きなくくりの分類であるということがわかる。

図2:[ユーザー]>[テクノロジー]>[ネットワーク]レポート
図2:[ユーザー]>[テクノロジー]>[ネットワーク]レポート

今回狙いとしているのは、どのような企業ユーザーがサイトに訪問しているのかを確認したいのだが、これでは粗すぎる。そこで「ネットワーク ドメイン」というディメンションを活用するのだ。この[ユーザー]>[テクノロジー]>[ネットワーク]レポートを表示したまま、そのセカンダリ ディメンションを指定するプルダウン(図3赤枠部分)をクリックして、表示された選択肢の中から「ネットワーク ドメイン」選択する(図3青枠部分)。

すると図4のようなレポートに変化する。左から2列目にこの「ネットワーク ドメイン」(図4赤枠部分)の列が加わったレポートになるのだ。その項目を見ると、「ocn.ne.jp」「ucom.ne.jp」「nuro.jp」という表示が確認できる(図4青枠部分)。

これらはそれぞれ、インターネット接続サービスの「OCN」「UCOM光」「NURO光」などの各サービスに対応しており、そのサービス利用者によるサイト訪問だということだ。家庭からのインターネット利用の大半は、こういったインターネット接続サービスを利用しているので、レポートに表示される上位の項目は、一般消費者向けインターネット接続サービスのドメインが表示される場合がほとんどだろう。

一般的には、巨大インターネット接続サービス利用者別に大きく利用実態が異なることはめったにないので、図2図4の上位のデータを見てもほとんど発見はない。

図3:セカンダリ ディメンションに「ネットワーク ドメイン」を指定
図3:セカンダリ ディメンションに「ネットワーク ドメイン」を指定
図4:セカンダリ ディメンションに「ネットワーク ドメイン」を表示
図4:セカンダリ ディメンションに「ネットワーク ドメイン」を表示

一方、勘の良い方はもうお気付きだろうが、この「ネットワーク ドメイン」は「example.co.jp」といった企業ドメインも表示されるので、どこの企業ネットワークからの利用があったのか、つまり特定企業内からその従業員が利用したということがわかるのだ。

大きな企業であれば、インターネット接続のための専用回線を引いて、固定のIPアドレス帯を利用していることが多い。前回解説したようにそのIPアドレス情報と企業ドメインのデータベースに照合すれば、どの企業からの利用があったのかがわかるという仕組みだ。

各企業からの利用は、一般向けサービス「OCN」利用者などと比べると格段に少ないはずなので、レポート上では下位に存在している。そのままでは発見しにくいので、レポート内のアドバンス フィルタ(図5赤枠部分)を利用して絞り込もう。

検索窓の右側にあるアドバンス フィルタ(図5赤枠部分)をクリックすると、図6のような条件指定画面が現れるので、「一致」「ネットワーク ドメイン」「含む」「co.jp」(図6赤枠部分)と条件指定して、「適用」(図6青枠部分)をクリックする。

図5:アドバンス フィルタ
図5:アドバンス フィルタ
図6:アドバンス フィルタの指定
図6:アドバンス フィルタの指定

そして表示されたレポートが図7だ。2列目の「ネットワーク ドメイン」の項目がすべて、企業ドメインの「××.co.jp」になっていることがわかる(図7赤枠部分)。もちろんセッション数は少ないだろう。しかし非常に有望な潜在顧客がこの中にいる可能性は高いのではないだろうか。

まず見るべき項目はネットワーク ドメイン(図7赤枠部分)とそこから類推できる企業名。その企業群は大きく3つに分類されるのではないだろうか。1つは競合他社、1つは既存顧客、1つは潜在顧客だ。それぞれ分析する項目は異なってくるだろう。

競合他社の場合は、なぜいま自社サイトを見に来ているのだろう。どのサービスを見ているのだろう。価格表を見に来ているのだろうか。という具合に、見ているページから彼らの意図を想像する必要があるだろう。

次は、既存顧客だ。利用している製品やサービスについてのページを見ているのだろうか。利用していないサービスのページを見ているのだろうか。それによって、サポートが必要とされているのか、別のサービスの営業部隊の出番なのか、誰が先方にコンタクトすべきかも対応も変わってくるだろう。

新規顧客になりそうなのが、潜在顧客だ。彼らはどのサービスに興味を示し、どのくらいの熱心さで、調査をしているのだろう。営業はその会社と以前に取引があったり、コンタクトしたりしたことはあるのだろうか。

そんなことを念頭に置きながら、次は各企業ドメインの全体の見られ方を確認しよう。新規ユーザーが多いのか、1訪問あたりのページビュー数は多いのか、資料請求などのコンバージョンはまだなのかといった、いわゆるユーザーの質や成果について(図7青枠部分)の現状把握をしよう。

図7:企業ドメインからの利用に絞り込んだレポート
図7:企業ドメインからの利用に絞り込んだレポート

その上で、各社のユーザーがそれぞれどのコンテンツを見たのかを確認するため、今度は[行動]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ]レポート(図8赤枠部分)を見よう。セカンダリ ディメンションに「ネットワーク ドメイン」を指定(図8青枠部分)し、アドバンス フィルタ(図8緑枠部分)を利用して絞り込む手順は、[ユーザー]>[テクノロジー]>[ネットワーク]レポートに対して適用した解説をした部分と同じだ。

違う部分は、今度は1社ずつ絞り込んで詳しく利用実態を確認していくところ。面倒だが、各企業からのユーザー行動を別々に追って行かなければならない。図7で絞り込んだレポートをじっくり見て、販売子会社などで分析対象外の企業は外し、気になった企業ドメインを1つずつ条件指定して(図8黒枠部分)絞り込んでレポートを見ていくのがよいだろう。

図8:[行動]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ]レポートで絞り込む
図8:[行動]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ]レポートで絞り込む

ある1社に絞ってレポート表示した例が図9だ。見るべきポイントは、まず上部の折れ線グラフ。この例では、前後にわずかな利用はあるものの、ある日に利用が集中しているという点(図9赤枠部分)が特徴的だ。もし過去に成約した企業の成約以前のウェブ利用行動の特徴などを把握しているのであれば、それらとの類似性がないかといった視点で見るとよいだろう。

また当然だがどのページを見たのか(図9青枠部分)、閲覧時間の長かったページ(図9緑枠部分)の内容はなんだったのか、といった部分を見て、潜在顧客の関心事や関心度合いの強さなどを見極めて今後の対処方針を決めていこう。

図9:[行動]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ]レポートで特定の企業ドメインに絞り込んだ
図9:[行動]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ]レポートで特定の企業ドメインに絞り込んだ
この記事の筆者

衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)

1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社へ。調査部、インターネット視聴率センター長などを経て、2000年ネットレイティングスへ。視聴率サービスやアクセス解析サービスの立ち上げに尽力。2006年株式会社クロス・フュージョンを設立し代表取締役に。現在アユダンテ株式会社の社外フェロー、アクセス解析イニシアチブ副代表も兼任。

著書など:
Web担当者Forumでの連載:

やりたいことを「できる」へ。唐突にアニメを創った さくらインターネットのインナーブランディング戦略 | デジマラボ出張所

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はいこんにちは。ナカムラです。

今回は僕自身も思いっきりディレクターとして関わらせていただいた案件なんですが、先日唐突に公開された「さくらインターネット20周年記念アニメーション」の裏側について。

なぜサーバー屋であるはずの さくらインターネットが、(思いっきりガチな)アニメーションを創ることになったのか。実際に企画と実行に携わったコアメンバーに話を伺ってきました。

上記が公開されたさくらインターネットのコンセプトアニメーション。各キャラ毎に前日譚となる小説まで用意する気合の入りようで、パッと見ると「なんで?」と言いたくなる全力クオリティ。

>>特設サイトはこちら

なぜアニメ?なぜこのストーリー?一見「?」だらけなプロジェクトの意図

―とりあえずまずは「なぜ?」の部分でしょうか。20周年を記念するコンセプトムービーにアニメを起用した理由について教えていただければ。

さくらインターネット アニメ製作委員会

マーケティング部部長でもある櫻井 裕さんがメインとなってさくらインターネット内の若手3名(左から田名部さん、伊東さん、宮本さん)と立ち上げた特設チーム。実はそれぞれの所属も嗜好もバラバラな超混成チーム。なぜそんな構成にしたのか…?は、以下ご覧ください。

―櫻井
もちろん「ただアニメが作りたかった」というわけでは無いんですよ?(笑)

もともとは『20周年を機にブランドを考え直そう』という動きが2年くらい前からあって、さくらとしてどうブランドを発信していくべきか?という課題が僕らの中にあったんです。

そう切り出してくれたのは、マーケティング部の部長にして『さくらインターネットブランド委員会』発足時リーダー。櫻井さん。

ブランド委員会というある種の密室の中で生まれるスローガンを、様々な形で社員に伝播させていく”インナーブランディング” の一環として今回のアニメ製作に乗り出したのがはじまりだったんだとか。

―櫻井
20周年記念…というタイミングもあったんですが、それ以前から抱えていた『さくら ”らしさ” ってなんだ?』みたいな課題感を、全社的にクリアにしたかった…というのが大きな理由ですね。

なにしろ急に100人近く社員が増えた時期でしたし、海外クラウドベンダーが元気良すぎて『俺らどう戦おう?』みたいなものもまだうまく文章に落とせていなかったので。

どんどん複雑化していく市場において、自社の価値をどう発信していくべきか。ある程度以上の規模になれば、どんな企業だって悩まされる命題ですよねぇ…。

実際、件のブランド委員会が立ち上がった時点で既に「企業ビジョン」と呼ばれるものは存在したそうなのですが、それそのものが割と長い上に、一気に増えた社員に浸透できているかどうか?となるとちょっと渋い顔になってしまう状況だったんだとか。

―櫻井
さくらってすごく長く働く人が多いんですね。
それはそれでとても良いことなんですが、ここに一気に100人とか新しい人が入ってきてしまうとどうしても一度グチャっとなってしまう。

その場その場の最適解を探してしまって、「さくららしさとは何か?」みたいな、本来僕らにとっての大きな武器が薄くなってしまうんじゃないか?という危機感があったんですよね。

なるほど。

何よりも『そこに危機感を抱く』ということ自体がなんだか「さすが」って感じがしてしまいますが…。

で、そこから急に(?)『アニメやろう!』だったんですか?

―櫻井
なんだかその流れでいくとさもノリと勢いで決めた!みたいな感じしちゃいますけど、違いますからね?(苦笑)
今回の企画に込められた「クリエイターを応援する」的なメッセージに共感したっていうのもありますが、何より僕らのブランドメッセージ

「やりたいこと」を「できる」に変える

これとの相性の良さを感じたのが大きかったんですよね。

今回のアニメーション製作においては、株式会社アニメイトラボが主導する『GUILD』という枠組みが採用されている。
分かりやすく言うと「アニメーション製作会社の空きリソースを上手いこと使って短期でハイクオリティなジャパニメーション動画を作成する」というプラットフォームのようなもの。
いわゆる1クールものと違い製作期間も短く、製作会社側にとっても利益があげやすくクリエイターに還元しやすいというメリットがある。

『やりたい気持ちに大それたきっかけなんてない』ストーリーに込められた若手メンバーのリアルな心境

―ちなみに今回のアニメーション、ストーリーがかなり迂遠な表現をしているというか。直接的なメッセージでは無いように感じましたが、意図などをお聞きしても?

―櫻井
今回の場合、社内の人間向けに作られたコンセプトムービーとしての意味合いが当初強かったので、そこまで直接的な表現…例えば『さくら最高!』みたいなのはいらないと考えていたんですよ。

で、アニメーションを表現の一つとして採用するにあたって、通常のプロモーション設計より、もろもろの設計をかなりピーキーに設定した。というのが本音だったりします。

と、そう語る櫻井さん。

実際にストーリーを策定する際には、田名部さん、伊東さん、宮本さんの若手3人を主体として設定。

実際のシナリオ作成やコンテ作成は専門家に任せたものの、ストーリーの原案とも言うべき部分は本当に若手3人がメインとなって決めていったんだとか。

―宮本
本当にブレストの場でもほぼほぼ僕らばっかり発言して、シナリオライターさんと打ち合わせていったので、ストーリーが決まっていく過程ではかなりドキドキしました(笑)本当にこれでいいんですか?と。
―田名部
私も同じくです(苦笑)初回のブレストで私が言った『やりたい気持ちに大それたきっかけなんてない』て言葉が、その後の流れを結構大きく決めてしまったみたいで…。

いいのかな?とちょっと戸惑ったりもしました。楽しかったですけどね。

やりたい気持ちに大それたきっかけなんてない。なるほど。

確かに今回公開された各キャラクターは、自分自身のやりたいことに向き合うというタイミング…というか、シーンをメインで描かれていますが、どれもそれほど大きなキッカケは描かれていないですね。

―伊東
実際、僕ら自身にもそれぞれ『人生の転機』と、後になれば言えるようなシーンはいくつかあったんです。

でもそれをリアルに思い返して深掘りしていくと、別にドラマチックなものではなかったんですよね。本当、ふとした小さな出来事とか、自分自身の小さな気持ちの変化とか。
それをリアルに描けないか?というのが企画段階のメインとしてあったんです。

確かに。現実の世界での「やりたいこと」への向き合うきっかけって、実際そんなもんかも知れないですね。

しかし…なんというか、そこまでこう、フラットというか。リアルによせすぎた展開をアニメーションにするのは、ちょっと勇気がいるのでは?

どうしても「せっかくだしアニメらしい展開を!」なんて考えてしまいそうですが…。

―櫻井
ですね。それはそうだと思います。でも、「だからこそ」だったんですよね。
僕らが発したメッセージを誰に受け取ってほしいか?と言えば、彼らのような若い人達がやっぱりメインなんです。

なので、僕自身を含め、30歳以上の人にとっては『よくわからない』くらいの価値観と表現を込めなければ何も伝わらないんじゃないか?と、そう考えたんです。

なるほど。それで『ピーキーな設計』ですか。

確かに、管理する立場から見て「理解できない」ものに許可を出す…というか、もはやそれをあえて求めて表現に落としていったってことですもんね。

いやはや…改めてすごい勇気と思い切り。ですね。

さくらインターネット20周年と「これから」の話

―さて、そうしてついにリリースされたさくら20周年記念アニメーションですが、せっかくですのでラストに「これから」についても語っていただければと。

―櫻井
期待を込めて…てな話にはりますが、こうしてせっかくピーキーな感じで世の中に打ち出したブランドイメージとコンセプトですし、これが社内から浸透して染み出していってくれると。。。ですかね。やっぱり。

―櫻井
例えばサービスの設計などに落とし込むのであれば、やっぱり「コミュニケーションの相手(≒ユーザーなど)にとってはどうか?」みたいな形で、我々一人一人が考えていくことを求めていかないといけないんですよ。

で、それってトップダウンだけじゃやっぱり難しいと思っていて。今回のプロジェクトしかりボトムアップで作るものとのバランスが非常に重要だと、僕は考えているんです。

なるほど。確かに今回のアニメプロジェクトも、決めたのはトップで中身はボトム。と、キレイに切り分けられていましたね。

一つ一つのプロジェクトにおいて、そういったスタンスを外部的にも内部的にもどう見せていくか?みたいなところがテーマになっていた感じですかね?

―宮本
―宮本
まさにそんな感じでしたね。
本当に「軽い案出し」くらいのつもりで呼ばれたと思っていたのに、最終的にはガッツリ入らせてもらって。
―田名部
私もそんな感じでした。いつの間にか。
裏にある意図もある程度分かっていたんで、これは責任重大だぞ…!なんてドキドキしてましたね。
―伊東
僕らが作った…というよりは、僕らにやらせてくれたさくらの風土をうまくクリエイティブを通じて伝えられればいいなぁ…なんて、ちょっと偉そうですけど、今はそう思ってます。
やってる最中は本当に夢中って感じでしたけどね(笑)

なるほど。トップが決めて、ボトムからの意見を形にして、そして世に放ってみる。そして大事なのはその後。つまりこれからブランドとしてどう見せていくか?の部分については、個々人の中から滲ませなければ意味がない。と。

そんな企業としてのスタンスと意思を内外に示すための施策…だったんですね。

皆様、お忙しいなかありがとうございました。

取材後記

実際、今回は僕自身も思いっきり参画させていただいたプロジェクトの話でしたので、なんとなくインタビューというよりはいつもの会議。みたいな感じになってしまいましたが。

一体何を求めてさくらインターネットのアニメ制作なんてプロジェクトが走ることになったのか。その裏側にある意図とはなんだったのか?

みたいなものを一人でも多くの方に知ってもらえれば嬉しいな。と。

インナーブランディング手法の一つとしても使える?新しいデジマチャネルとして「ジャパニメーション」が選ばれる…なんて未来も、また面白そうですよね。

ではまたー。

中村 健太 by
数多くのメディアコンサルとコンテンツクリエイティブに関わってきた経験を持つ株式会社ビットエーのCMO。KaizenPlatformのグロースコンサルとしても知られ、2014年より一般社団法人日本ディレクション協会の会長を務める。主な著書に「Webディレクターの教科書」「Webディレクション最新常識」など。

「BITA デジマラボ」掲載のオリジナル版はこちらやりたいことを「できる」へ。唐突にアニメを創った さくらインターネットのインナーブランディング戦略

この記事の筆者

AI(人工知能)やbotなどの最新技術とデジタルマーケティングの現場をつなぐデジマラボの出張所です。

BITAが運営する「デジマラボ」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしています。

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「LINE ビジネスコネクト」の導入実績を表彰するアワードプログラム開始、プラチナ・ゴールドを認定

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スマートフォン向け無料通話・無料メールアプリのLINEは、同社のアプリ「LINE」の各種機能を企業向けにAPIで提供し、カスタマイズして活用できる法人向けサービス「LINE ビジネスコネクト」において、導入実績に応じてパートナーをランク認定・表彰する「LINE ビジネスコネクト パートナーアワードプログラム」を開始する、と2月23日発表した。「開設アカウント数」と「売上実績の2つの審査基準」で順位付けを行い、その順位の合計数が少ないパートナー上位2社を最上位のプラチナパートナー、続く3社を次点のゴールドパートナーとして認定・表彰する。

LINE ビジネスコネクトでは、導入企業が独自にシステムの開発・改修が必要となることから、開発負担の軽減や導入のスピード化を目的に、LINE ビジネスコネクト対応ソリューションを提供する企業を公式パートナーとして認定する「LINE ビジネスコネクト パートナープログラム」を2014年10月から開始している。新しく開始したLINE ビジネスコネクト パートナーアワードプログラムの昨年の集計を行ったところ、2017年度のプラチナパートナーとして、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム、セールスフォース・ドットコムの2社が決定。ゴールドパートナーとして、オプト、電通アイソバー、トランスコスモスの3社が決定した。


シックス・アパート、最新バージョンのCMS「Movable Type 6.3.3」提供開始

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ブロクソフトのシックス・アパートは、同社のCMS「Movable Type」において、バージョン6.3.2以前で確認した複数の問題の修正と機能改善を含む新しいバージョン「Movable Type 6.3.3」の提供を開始する、と2月22日発表した。Movable Typeクラウド版の環境において、2016年に発表したOpenSSLの複数の脆弱性への対応も行っている。

Movable Type 6.3.3で追加・改善した機能は、「クラウド版におけるSSL匿名認証時のセキュリティ強化」がある。SSL匿名認証を利用する暗号方式をFTPサーバーで禁止にした。また、ユーザー登録時のパスワードへの日本語使用を不可とした。修正した問題として、「クリエイティブ・コモンズの設定を行ったとき、選択したライセンスを表示しない問題を解決」などがある。

ドコモと博報堂がO2Oマーケティング分野で提携、レシートリワードを本格展開し新サービスを共同開発

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NTTドコモと博報堂は、O2Oマーケティング分野における新たなソリューションを創出するために、業務・資本提携について2月23日合意した、と同日発表した。既に提供しているサービス「レシートリワード」の本格展開を始め、NTTドコモが保有するユーザー購買履歴やサービス利用履歴、位置情報などのデータと、博報堂および関係会社が保有するWeb閲覧履歴などのデータを分析したマーケティングデータを活用することで、個々のニーズに合ったプロモーションを展開できるソリューション(O2Oマーケティングソリューション)を企業などに提供することを目的としている。

O2Oマーケティングソリューションを提供するにあたり、スマートフォンを利用したO2Oアプリケーションの開発・販売を行っているロケーションバリューが新たに発行する株式を、NTTドコモと博報堂がそれぞれ引き受け、ロケーションバリューが、O2Oマーケティングソリューションの提供に関する事業を運営する。O2Oマーケティングソリューションの一環として先行提供している「レシートリワードサービス」は、NTTドコモが保有・取得するデータを、ユーザー同意を得て分析し、詳細な購買行動の傾向を把握することができるサービスで、実験的な利用が進んでいる。

運用型広告費が7,383億円(前年比118%)と大きく成長、電通「2016年 日本の広告費」

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電通は2月23日、2016年1月~12月の日本の総広告費を推定した「2016年 日本の広告費」を発表した。日本の総広告費は6兆2,880億円(前年比101.9%)となり、5年連続で前年実績を上回った。

運用型広告が大きく成長、ネット広告市場の牽引役はPCからモバイルへ

媒体別の広告費をみると、インターネット広告費(媒体費+広告制作費)は1兆3,100億円(前年比113.0%)。媒体費単独では1兆378億円となり、制作費を除いて初めて1兆円を超えた。

媒体別広告費(出典:2016年 日本の広告費)

インターネット広告のなかでも、運用型広告費が7,383億円(前年比118.6%)と好調だった。データやテクノロジーを活用する広告主が増えたこと、高機能化によってブランディングやリーチの役割を担うようになったことが成長を後押しした。デバイス別ではスマートフォンが引き続き成長、モバイルシフトが進んだことで、市場の牽引役がPCからモバイル中心型のメディアに移りつつある。

また、ネット広告市場全体では動画領域のニーズが継続して拡大。特にスマートフォンのインフィード広告が成長領域となったことで、運用型ディスプレイ広告の競争が激化した。その他、プライベートマーケットプレイスの活用、ジオターゲティングなどに取り組む動きが増加している。

新たな需要の創出、デジタルとの融合が進む4マス媒体

マスコミ4媒体の広告費(衛星メディア関連を含む)は、2兆8,596億円(前年比99.6%)。1~3月期は前年比100.9%だったが、4月以降は前年を下回り微減となった。

新聞広告費は、5,431億円(前年比95.6%)。長期的な購読部数の減少、夏場の天候不順などの影響を受けて前年に引き続き減少したが、インターネットテレビやゲームメーカーなど、これまでにない広告主の需要が生まれている。

雑誌広告費は、2,223億円(前年比91.0%)。業界的に厳しい環境が続くなか、定額制読み放題サービスなどの電子雑誌市場は前年比127.1%(出版月報2017年1月号より)と成長している。また、出版コンテンツとデジタルメディアの融合が加速しており、出版社のデジタル広告売上が2桁成長する例もあるという。

ラジオ広告費は、1,285億円(前年比102.5%)と年間を通して好調に推移し、シェアの高い「外食・各種サービス」が11年連続で増加。また、「radiko.jp」のプレミアム会員数が前年に引き続き成長、過去の放送が聴けるタイムフリーサービスの開始が利用を促進した。

地上波と衛星メディア関連を含めたテレビメディア広告費は、1兆9,657億円(前年比101.7%)。リオ五輪、2018 FIFAワールドカップのアジア最終予選などが推進力となり、前年を上回った。

この記事の筆者

Web担当者Forum編集部 池田真也

 

家電量販店の法人通販から、Web担当者Forumの前身である『インターネットマガジン』(2006年5月号で休刊)の編集部へ。休刊までの半年ほど雑誌編集を経験し、Web坦の立ち上げを機にネットマーケティングにかかわりはじめ現在へ。編集兼Web担当者。

企業のWeb活用が当たり前になったとはいえ、ビジネスの歴史からすればまだ10数年ほど。それを支えるWeb担当者の仕事がもっと世の中に広まり、ユーザーともどもよりハッピーになれれば、と考えつつ日々勉強中。

ホテル・旅館のホームページのおすすめ配色の見本(第3回) | 業種別ホームページカラーガイド(全12回)

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このコラムでは、業種ごとに「合う色と合わない色」「注意すべきこと」をまとめています。

毎回、異なる業種を取り上げて解説しますが、それらの業種でよく使われる色やたびたび見られる失敗があり、それにはきちんとした理由があります。それに加え、ホームページの色は、看板や紙のパンフレットと同じ色の場合であっても、画面の構成や使い方のポイントも異なります。

第3回目はホテル・旅館のホームページの配色です。

ホテル・旅館でよく使われている色

ホテル・旅館は、施設の価格帯や地域・施設のコンセプトによって、実に様々な色が使われていますが、大雑把にまとめると以下の3つの系統の色が使われています。

  1. 建物に使われている暖色系の色
  2. 地域を表す海や山・花などの色
  3. 写真を見せるための黒・灰色・白

ホテル・旅館で多く見られる色

これらに順位はなく、そのうちの1つを選んで色を選ぶということではなく、組み合わせて1つのデザインが作られています。

宿泊施設を探すのに、各施設のホームページを順番に巡る機会はそれほど多くありません。まずは行き先を決め、楽天トラベルやじゃらんなどである程度絞り込み、残った候補を吟味するためにそれぞれのホームページに行くということが多いのではないでしょうか?

その流れを利用するためには、まずこの1と2を使ってホテル・旅館の強みを一目で理解できるようにし、その宿に泊まることで得られるものを写真やイラストで表現しなければなりません。

大きな写真でその施設を利用することで得られる体験を表現する

3はその写真をよりよく見せるための色の配置です。写真の周囲にあざやかな色を配置すると、写真がくすんで見えたり、背景の方が目立ってしまい、肝心の写真に視線が向かいにくくなります。そうならないように、周囲には無彩色と呼ばれる黒・灰色・白を配置するのが基本です。

ホテル・旅館のホームページで、すでにロゴマークとその色が決まっている場合には、その色(1~2色)+写真で色を使うのが基本です。四季折々の自然や建物の内装の写真には、元々様々な色が入っています。それを活かすためにも、不要な色を使わないという判断を行うことも重要です。

色の使い方と配色のポイント

建物に使われている暖色系の色

ページ全体のイメージですが、どんな写真が使われるかによって大きく左右されます。

色でこんなことをアピールしたいというよりも、そのホテル・旅館の建物やロビー・客室・料理などがどのようなものであるのかを優先しなければなりません。紙のパンフレットや旅行誌などに掲載するプロが撮影したもの があればベストです。もし適切な写真がないのであれば、自分で撮影するのではなく、プロのカメラマンに撮影してもらいましょう。

内装や料理の写真をよく見せたい場合には、照明は白い蛍光灯ではなく、オレンジの白熱灯(LED照明や蛍光灯だと電球色)の色が多く使われます。外光が多く取り入れられる明るいロビーでは白っぽい色も多いかもしれませんが、調度品などの木と合わせて、室内はオレンジや茶色が入ってくることが多くなるはずです。また和風の建物の場合、木・墨などの和を感じさせる色が多く使われています。

このような内装のイメージをアピールしたいのであれば、写真の暖かいイメージに、落ち着いた赤・オレンジ・茶色などの暖色を加えて、全体を暖かいイメージに統一することで、暖かいもてなしのイメージを作ることができます。

また木のイメージがあまりなく、清潔感をアピールしたい場合には、白や灰色を足していくことになります。ビジネスホテルなどの場合は、このタイプが多くなるはずです。色が少なめだと少しさみしく感じられるかもしれませんが、実は大きな問題にはなりません。

内装の色に合わせた配色の例

その地域を表す海や山・花などの色

次にその地域の自然ですが、これはホテルそのものの質とは関係はありません。リゾートホテルやペンションなど「海」「山」といった自然を楽しむための宿であれば、その中から代表的な自然の色(例えば海辺なら青、山なら緑)を1色選び、それに自然と施設の写真を組み合わせます。またわかりやすいランドマークがあれば(例えば沖縄であれば首里城)その色を使うのもよいでしょう。

ただし、そのためには写真の質が重要になります。写真がぼやけていたり、構図が悪くて何が写っているのかわかりにくくなります。またいろいろなものを見せようとして、小さな写真をたくさん詰め込もうとすると、何のホームページであるのかがわからなくなってしまうため、欲張らずに1枚の写真を大きく使い、複数の写真を見せたい場合にはスライドショーを利用するなどの工夫も必要です。

1枚の写真と複数の写真から受けるイメージの違い

最も良くないのは、「写真の質が低く、色数が多いこと」ですが、無理に実物よりもよく見せようと大幅に加工したりするのは避けます。実際に訪れた人ががっかりしてしまい、口コミサイトで「写真は嘘」のように書かれてしまうことがあります。多少の補正は必要ですが、あまりに実態とかけ離れた写真を掲載しない方がよいでしょう。

写真を見せるための黒・灰色・白

これは主ではなく、写真を補うための色の使い方となります。写真を見せるための黒・灰色・白などは、写真そのものの色ではなく、その周囲や画面全体の背景色・ナビゲーションなどの色の使い方の工夫です。

基本的にはそのランクや価格帯などによって、使われる色に傾向があり、一般的には1泊の価格が上がると、全体的な色合いは暗くなっていきます。

価格帯で変わるイメージ。暗い方が高級なイメージになる

こちらも実際の価格と色のイメージにずれが生じないようにします。暗い色を多く使うことで高級に見えるかもしれませんが、「気軽に泊まれそう」というイメージではなくなってしまいます。また高級ホテルのようなサービスを得たい人が、実際に訪れた時に庶民的な接客であったならばがっかりさせてしまいます。気さくで優しい感じや接客の優しさなど人の対応をアピールしたい場合には、白・灰色の代わりに薄いベージュを使うだけで柔らかい印象になります。

ベージュと灰色によるイメージの差

旅館・ホテルは口コミの大変発達している業種です。実態と大きくかけ離れたイメージにならないように、十分気を付けなければなりません。

まとめ

  1. 基本は建物・施設の写真や周囲の自然の色で構成する
  2. 写真の周りにあざやかな色を置かず、できるだけ写真の色を活かすようにする
  3. 写真はプロのカメラマンに依頼して質の高いものを選ぶ
  4. 価格帯の高いホテルほど暗い色が使われる傾向がある
  5. 実態とかけ離れた写真や色を選ばない
  6. 接客の優しさを出したい場合には、白・灰色ではなくベージュを使う

このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。

「はじめてWEB」掲載のオリジナル版はこちら:
業種別ホームページカラーガイド(全12回)「第3回:ホテル・旅館のホームページの配色」(2016/06/20)

この記事の筆者

坂本 邦夫(さかもと・くにお)

カラー&Webデザイン フォルトゥナ 代表
http://www.color-fortuna.com/

1973年、大阪府東大阪市生まれ。関西大学文学部史学地理学科卒業。

2004年、色彩に関するノウハウをまとめたウェブサイト「基礎からわかるホームページの配色」を公開。以後、Web制作コンサルティングを主な業務としながら、書籍や雑誌などへの寄稿・セミナーなどで、ウェブにおける色彩環境の向上を使命として活動。日本色彩学会正会員。

主な著書に『ウェブ配色 決める! チカラ - 問題を解決する0からスタート ホームページ配色入門』(ワークスコーポレーション)、『ウェブ配色 コーディネートカタログ』(技術評論社)など。

なぜグーグルは低品質なまとめ記事を上位表示していたのか?【SEO記事12本まとめ】 | 海外&国内SEO情報ウォッチ

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グーグルが対策するまで、品質の低い「まとめ記事」「リライト記事」が上位に表示されていたのはなぜなのか。先日の検索品質向上アップデートに関するわかりやすい解説をアイレップが公開した。
ほかにも、「PC向けページに張られているリンクはMFI後どうなるのか」「AMP関連」「PWAとAndroid」「グーグル社員のSEO豆知識DYKシリーズまとめ5連発」などなど、SEO関連の情報をまとめてお届けする。

来週のこのコーナーは、筆者取材につきお休みです。次回3/10の更新をお楽しみに。

今週のピックアップ

なぜグーグルは低品質なまとめ記事を上位表示していたのか?
日本語検索の品質向上アップデートの独自解説(株式会社アイレップ)

日本語における検索結果品質を向上するための日本独自のアルゴリズム更新を、グーグルが実施した。だが、このアップデートに関してグーグルは多くを語っていない。

導入から3週間がたち、「対象となるサイト」「実際の影響」「実施の背景」などを、よくある質問を交えながらアイレップが独自解説している。

前半は基本的なことをあらためて整理している内容だが、後半では、

  • なぜGoogle は「低品質なまとめ記事・リライト記事」を上位表示していた?
  • 「ウェブのエコシステム作り」とは?
  • 今後は、どんな理由があっても「まとめ」「リライト」は避けるべき?

といったことも解説されており、非常にわかりやすい。

このコラムの読者は普段から質の高いコンテンツ作りに励んでいるはずだ。したがってこのアルゴリズムによって悪影響を受けたとは思わない。

それでも、グーグルが目指している方向性や、このアルゴリズム更新を経ても「品質が高い」とグーグルが判断するコンテンツがどういったものかについて興味があったり疑問点があったりするのであれば、読んでみるといい。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

MFIではモバイルページに外部リンクを集めるべきなのか?
PCページと統合される(John Mueller on Twitter)

MFI関連の情報をもう1つピックアップする。

モバイル ファースト インデックス(MFI)では、モバイル向けページが「主」のインデックスになり、ランキングを決めるための評価対象になる。

では、MFI 後に次のような状態だったら、どうなるのだろうか?

  • PC向けページには外部リンクがたくさん張られている
  • モバイル向けページに張られたリンクはゼロ

MFI では評価対象がモバイルサイトだから、PC 向けページへのリンクは無視され、評価には含まれなくなってしまうのだろうか?

レスポンシブウェブデザインや動的配信の構成ならこんな心配は出てこないが、別々の URL で構成していたら不安になるかもしれない。

しかし安心してほしい。実際には、MFI 後も、PC向けページに張られたリンクは、モバイル向けページに張られているリンクとして扱われるようだ。

つまり、MFI に合わせてモバイル向けページにリンクをわざわざ張り替える必要はない。

実際にどう処理されるのかはまだ不明だが、少なくとも現時点でグーグルのジョン・ミューラー氏はそのように解説している。

★★★☆☆
  • 別々のURLでモバイルサイトを構成しているWeb担当者
  • ホントにSEOを極めたい人だけ

日本語で読めるSEO/SEM情報

AMP にはどうして3つの URL が存在するのか?
オリジナル URL で共有できるようになった(Google Developers Japan)

AMP ページには次の3種類の URL が存在する。

  • オリジナル URL(元のドメイン名)
  • AMP Cache(キャッシュ) URL(cdn.ampproject.orgのサブドメイン名)
  • Google AMP ビューアー URL(www.google.com/amp以下)

なぜ同じ AMP コンテンツに3つの URL が存在するのかは後述するが、このせいで発生している問題がある。それは、「シェアする URL」の問題だ。

たとえば検索結果から AMP ページを表示して、そのページをツイッターで共有しようと思ったとする。

その場合、共有される URL は、その記事本来のオリジナル URL ではない。あなたが作ったコンテンツなのに、あなたのドメイン名の URL ではなく、google.co.jp ドメイン名上の AMP ビューアー URL で共有されてしまうのだ。

このことに対する不満の声があるため、グーグルはオリジナルの URL を確認し利用しやすいように AMP ビューアーを改良した。この改良により、本来の URL での共有が容易になった。

アンカーボタン
「アンカーボタン」と呼ばれるリンクマークのアイコンをタップすると、オリジナルの URL を参照できる

元記事では、こうした機能が必要になった背景を、次のようなことを含めて解説している。

  • AMP ページが即座に表示されるために、ブラウザが検索結果ページの裏側でどのような処理を行っているのか

  • なぜAMP キャッシュ URL のほかに、AMP ビューアー URL が存在するのか

  • なぜ検索結果から表示する AMP ページには上部にドメイン名を示したヘッダーバーが表示されているのか

  • 今後使われるようになるだろう Web Share API

技術的な内容も多いが、かなりわかりやすく解説されている。興味がある人は読んで知っておくといいだろう。

★★★☆☆
  • AMPがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
  • AMPページをよく共有する人
  • 技術がわかる人に伝えましょう

レンタルサーバーが止められた! 検索トラフィックはどう減ってどう回復していくのか?
数日の停止なら回復できた(webledge)

レンタルサーバーの契約更新を忘れてサーバーを凍結されたことで、検索トラフィックが失われてしまった。そんな経験をした人が、検索トラフィックがどう減り、サーバー復旧後にどのように戻ってきたかを体験談として記事にしてくれていたので、紹介する。

そのサイトは、運悪く4日間ほどサーバーが「凍結」され、サイトにアクセスできない状態が続いたそうだ。

ということはその間、ユーザーはもちろん、グーグルのクローラーもサイトにアクセスできない。当然のことながら、サーバーが凍結されて間もなく、検索トラフィックはほぼゼロに近くなった。

では、凍結されていたサーバーが元通り動くようになったあと、検索トラフィックはどう戻っていったのだろうか。次のような動きだったという。

  • 復旧1日目:2/3程度
  • 復旧2日目:2/3程度
  • 復旧3日目:元の80%程度まで回復
  • 復旧4日目:元の90%まで回復

サーバーにアクセスできない状態が数日から1週間程度であれば、最終的には元どおりになると解釈していいのではないだろうか。

とはいえ、絶対の保証はないから、サーバーの更新忘れやドメイン名の契約更新忘れのようなうっかりミスを犯さないように十分気をつけたい。

★★☆☆☆
  • すべてのWeb担当者

ウェブサイトとアプリの垣根がなくなる未来的な機能が登場(ただしAndroidだけ)
ウェブサイトをアプリ化できる!(Google Developers Japan)

プログレッシブ ウェブ アプリ(以下、PWA)に対応したウェブサイトをあたかもアプリのように扱える機能の提供が、Androidで試験的に始まった。アプリと同じようにウェブサイトのアイコンをホーム画面に追加したり、アプリ設定で管理したりできる。

たとえば、PWA に対応したサイトを訪問すると、次のようにインストールを促される(メニューからの手動インストールも可能)。

ウェブアプリをインストール

インストールした PWA は、通常のモバイルアプリと同様に、ホーム画面にアイコンとして追加できる。

ホームスクリーンアイコン

ここまでなら通常のサイトでもできるが、インストールした PWA はホーム画面だけでなく、アプリドロワーにも表示される。

アプリドロワーのPWA

アプリの管理画面にも、インストールした PWA が表示される。

アプリ管理できるPWA

ほかにも、Androidで シェアなどを実現する「インテント」の仕組みにも対応できるし、通知も Chrome の通知管理ではなく Android の通知として管理できる。

つまり、PWA が通常のモバイルアプリとまったく同様に扱われるようになるわけだ。

現在は、Android 版 Chrome の Canary(開発者向け試験運用版)と DEVBetaで設定を変更することで試せるようになる。

ウェブサイトとアプリの垣根がなくなる機能で、正式公開が楽しみだ。1つ懸念があるとすれば、iOS では Android と同様の機能がサポートされていないという点だろうか(今後もその見込みは薄い)。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は"まだ"気にしなくていい)
  • 技術がわかる人に伝えましょう

国内初! アメブロが HTTPS 移行を大英断
この規模でも HTTPS 化する時代(アメーバ スタッフブログ)

国内最大手のブログサービスであるアメーバブログ(アメブロ)が、常時 HTTPS へと移行することを発表した。

同種のブログサービスの BloggerWordPressは HTTPS 対応しているが、純粋な日本のブログサービスとしてはアメーバブログが初ではないだろうか。

まだ移行は始まってはおらず、2017年3月以降に順次対応とのことである。

アメーバのトップページはHTTPS移行
アメーバのトップページはすでにHTTPSになっている

超巨大サイトの HTTPS 移行は相当な困難がつきまとうはずだ。それにもかかわらず、時代の変化に対応して HTTPS 化に踏み切ったアメブロには賛辞を呈したい。

★★★☆☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

MFI とインデックスの仕組みに関する記事を今週はピックアップ。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
  • グーグル社員のSEO豆知識「DYKシリーズ」まとめ5連発
  • 漢字ドメイン名はSEOに不利? 有利?
  • DYK? JavaScriptリダイレクトと301リダイレクトは同じなのか?
  • HTTPSのインデックスが15%増加、検索1位~10位のHTTPS比率は間もなく50%を突破へ

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

グーグル社員のSEO豆知識「DYKシリーズ」まとめ5連発
「知っていたかい?」シリーズ(Gary Illyes on Twitter)

グーグルのゲイリー・イリェーシュ氏による「SEO 豆知識」を紹介する。題して「DYKシリーズ」だ(「DYK」は「Did you know?」の略、つまり「知ってたかい?」という意味)。

イリェーシュ氏は検索エンジンやSEOにまつわる豆知識を「DYK」として紹介するツイートを連続して投稿しており、このコーナーで先週3つ紹介した(重複コンテンツペナルティPageRank検索結果件数)。

今週も、役立ちそうなものを選んでいくつか紹介する。

●サイト移転でトラフィック減?

サイト移転のあとの検索トラフィックの落ち込みは、たいていは、新しいサイトでのタグやディレクティブの設定忘れや削除忘れが原因だ。たとえば、hreflang を設定していなかったり、余計な noindex をそのまま残しておいたりといったようなね。

「ディレクティブ」は、robots.txtのdisallowやnoindexタグなど検索エンジンが従うべき命令のこと

イリェーシュ氏の経験によれば、サイト移転後のトラフィック減少の半分以上は、robots meta タグの間違いだそうだ。また、hreflang の設定ミスでトラフィックが激落ちするケースも多いらしい。

●robots.txtにアクセスできないとクローラーは……

サーバーエラーでrobots.txt に Googlebot がアクセスできないと、サイトへのクロールも停止してしまう。

robots.txt が500番台のサーバーエラーの HTTPS ステータスコードを返すと、ランキングが下がったり、最悪の場合は検索結果から消えることもあるので要注意だ。

●クローラーはクリックできない

ほとんどのページをグーグルはクロールするけど、クリックしないと現れない要素はクロールしない。

クリックやスクロールのようにユーザーのアクションによって生成されるコンテンツを Googlebot はクロールできない。Googlebot は、クリックもスクロールもしないからだ。

●声にだして読みたいSEOコンテンツ

ページに書いた文章を声に出して読んでみて自然に聞こえないようなら、その文章は検索順位の評価が低くなるかもしれない。

検索エンジンを意識しすぎて記事を書くと、不自然な文になりがちだ。記事を読むのは人間のユーザーだということを忘れてはいけない。

グーグルの自然言語理解の能力は飛躍的に向上しているので、検索エンジンだけに向けた文章は、むしろ評価が下がるようになっていくかもしれない。

●キーワードはどこに書くかで重要度が変わる

キーワードはページ内での出現場所や周りの要素によって重要度が違ってくる。ページフッター内のテキストは、メインコンテンツ内のテキストよりも重要度が下がるかもしれない。

サイドバーやフッターのようなテンプレート部分のコンテンツは、そのページ固有のメイン部分のコンテンツよりも重要視されないことは、よく知られている。すでに常識だと言ってもいいかもしれない。

さて、あなたが知らない SEO 豆知識はあっただろうか?

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

漢字ドメイン名はSEOに不利? 有利?
IDNでもアルファベットでも評価に影響しない(John Mueller on Twitter)

漢字のドメイン名は日本での SEO で不利ですか?

グーグルのジョン・ミューラー氏にツイッターでこんな風に聞いた日本人フォロワーがいた。ドメイン名にアルファベット以外の文字を使える「国際化ドメイン名(IDN)」が検索エンジンでどう扱われるのかに関する質問だ。

ミューラー氏は次のように答えている。

問題ないだろう。ラテン文字(アルファベットなど欧米の言語で使われる文字)と変わらない。

英数字を用いた一般的なドメイン名であるか、それとも、日本語で使われるひらがなや漢字、ギリシャ文字、アラビア文字などを用いた国際化ドメイン名であるかは、単純にそれだけで検索エンジンの評価に影響するものではない。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

DYK? JavaScriptリダイレクトと301リダイレクトは同じなのか?
JSではリダイレクト処理開始が少し遅い(John Mueller on Twitter)

現在のグーグルは、JavaScript によるリダイレクトも301リダイレクト相当として処理できる。だが、HTTP ステータスコードで示す本当の301リダイレクトと JavaScript によるリダイレクトは、まったく同じなのだろうか?

グーグルのジョン・ミューラー氏によれば、ほぼ同じだとのことだ。ただし、次のような違いがある。

  • Googlebot が JavaScript を認識して実行できなければならない
  • 301リダイレクトはクロールのあとすぐに処理に入るのに対し、JavaScript リダイレクトは多少時間がかかる

JavaScript の実際の処理は、HTMLのクロールとは別に行われる。そのため、すぐにリダイレクトの処理は始まらないという違いがあるのだ。

また、万が一 robots.txt で JavaScript ファイルのクロールをブロックしてしまっていたら、問題が発生する。ブラウザで見るとちゃんと新しいページに転送されるのだが、Googlebot はリダイレクト用の JavaScript を実行できないため、リダイレクトを認識できないからだ。

★★★☆☆
  • ホントにSEOを極めたい人だけ
  • 技術がわかる人に伝えましょう

HTTPSのインデックスが15%増加、検索1位~10位のHTTPS比率は間もなく50%を突破へ
HTTPSのトレンドにあなたは乗り遅れていないか?(Bram Speelman on Twitter)

HTTPS をランキング要因にして以来、グーグルがインデックスしている HTTPS の URL は15%増えた。

これは、グーグルのゲイリー・イリェーシュ氏が、アムステルダムで開催されたSEOカンファレンスで伝えた情報だ。

グーグルが公開している情報によれば、これまでにグーグルがクロールした URL は130億ページだ。15%といえど、膨大な数になる。もちろん、クロールしたページがすべてインデックスされるわけではないが、HTTPS のページが飛躍的に増えていることは、疑いようのない事実だ。

一方、1,000種類のキーワードで、検索結果を常時監視しているMozCast(モズキャスト)のデータによれば、検索結果1ページ目に表示される結果のうち45%が HTTPSになっているという。

MozCastによるHTTPSページのパーセンテージ
過去30日間の検索結果1ページ目におけるHTTPSのパーセンテージ

これまでの上昇傾向がこのまま続くと、3か月後には50%を突破すると予測されるとのことだ。

ウェブの流れは、確実に HTTPS 化に進んでいる。あなたのサイトはどうするだろうか?

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

SEO JapanSEO Japanの
掲載記事からピックアップ

果たして更新再開はあるのか?

この記事の筆者

鈴木 謙一(すずき けんいち)

「海外SEO情報ブログ」の運営者。株式会社Faber Companyの取締役インディペンデント・コントリビュータ。

海外SEO情報ブログは、SEOに特化した日本ではもっとも有名なSEO系ブログの1つ。米国発の最新のSEO情報を中心に、コンバージョン率アップやユーザーエクスペリエンス最適化のための施策も取り上げている。

正しいSEOをウェブ担当者に習得してもらうために、ブログでの情報発信に加えて所属先のFaber Companyでは、セミナー講師や講演スピーカーを主たる役割にしている。

[ユーザー投稿] 【3/16無料セミナー】TV番組「ガイヤの夜明け」も注目のアノ企業が心に刺さるマーケティングノウハウを公開

[ユーザー投稿] KUSANAGIはウェブサービスも監視しています|ω・)


【プレゼント】瞳がパワーアップして帰ってくる! 『マンガでわかるWebマーケティング 改訂版』

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Web担当者Forum発のベストセラーが改訂版にパワーアップして新登場! 2月17日に発売した『マンガでわかるWebマーケティング 改訂版』(インプレス)の書籍を3名様にプレゼントします。

面白さと読みやすさはそのままに最新の内容にアップデート

マンガでわかるWebマーケティング 改訂版
  • 著: 村上佳代
  • マンガ作画: ソウ
  • 作画・シナリオ: 星井博文
  • 価格: 1,800円+税
  • ISBN: 978-4-2950-0076-1
  • 発行: インプレス
  • 発売: 2017年1月30日

Web担当者Forumの人気漫画コンテンツ「Webマーケッター瞳」。2011年に書籍化されてから5年以上がたちました。

  • マンガとストーリーに沿った丁寧な説明でWebマーケの本質をわかりやすく解説
  • 企業のマーケティング担当者のみならず、ウェブにかかわるすべての人々が楽しみながら学べる入門書

という初版からの特長はそのままに、内容を最新のデジタルマーケティングに対応させて、現場で役立つノウハウをさらに盛り込んだ改訂版が登場です。

マンガと解説がセットだから、楽しみながら読み進められます。「DMP」「MA」といった最新のデジタルマーケティングの専門用語もしっかりフォロー。著者の実体験やインタビュー取材にもとづく実践的なノウハウが満載で、Webだけではないマーケティングの基本がわかります。

春からデジタルマーケティングの担当になった方や、デジタルマーケティングの全体を体系立てて整理したい方、「今さら基本的なことは聞きにくい」という方におすすめです。

目次

  • 序章 Webマーケティング? デジタルマーケティング?
  • 第1章 PVだけでいいんですか?
  • 第2章 そのPVが無駄なんです
  • 第3章 お客様の顔に書いてあるんです
  • 第4書 何でわかってもらえないんだろう?
  • 第5章 トラブル発生? マジで嫌な予感
  • 第6章 マーケッター失格!
  • 第7章 転んでもたたじゃ起きないわよ
  • 第8章 最後の切り札
  • 第9章 あなたに会いたくて

応募要項

  • 応募締切:2017年3月3日(金)23:59
  • 当選者数:3名様
  • 応募方法:下記応募フォームに必要事項をご記入して応募をお願いします。当選者の発表はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます。

サイバーエージェントとアイリッジ、高精度の位置情報を活用したプッシュ通知・広告配信で連携

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インターネット広告のサイバーエージェントとインターネットサービス開発のアイリッジは、位置情報を活用した行動分析と、それに伴う配信分野で機能連携を開始した、と2月24日発表した。サイバーエージェントの行動分析ターゲティングツール「AIR TRACK」とアイリッジが提供する位置情報連動型プッシュ通知ASP「popinfo」が連携し、ユーザーの位置や行動履歴に基づいた最適な広告配信、プッシュ配信を実現する。

AIR TRACKとpopinfoが機能連携することで、より精度の高い位置情報(来店情報)を基にしたプッシュ通知や広告配信が可能になる。既存ユーザーの来店活性化やリピート率の向上、行動情報の分析から見込みのある新規ユーザーを検出することで広告効果の向上が期待できる。また、一定期間以上来店していない休眠ユーザーへの広告配信により、店舗利用の再開促進にも効果を発揮する。導入企業の購買データと連携すれば、新規ユーザーの獲得から来店・購買まで、包括的な計測・分析も可能になるという。

社内向けコミュニケーション動画活用、実施の課題は企画・ストーリーなどの準備段階

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映像・音声データ配信関連のJストリームは、社員に人気がある動画コンテンツや企画・実施担当者の課題を把握し、今後の動画企画時に参考となるデータを得るため、「社内向けコミュニケーション動画の企画に関する調査」を実施し、2月23日調査結果を発表した。動画視聴者が実感する「動画ならではの効果」は「分かりやすい」「正確に情報が伝わる」「記憶に残る」が上位だった。企画・実施の課題は「動画内容の企画」や「動画の構成・ストーリー」など、制作のプリプロダクション部分(撮影の前段階)であることが分かった。調査は1月19日~25日に、全国の20~59歳の男女会社員にインターネットを利用して行った。有効回答数は1,504だった。

視聴者がもっとも改善してほしい点は「動画の尺を短く」で、次いで「業務に役立つ内容にしてほしい」ところだった。動画尺は3分以内がベストで、長くても10分未満が適切であることが分かった。ただし、会議室などでの集合視聴やテレビ/DVDで視聴する場合は20分未満までが許容範囲だった。社内コミュニケーションに動画を活用する企業が増加し、コンテンツの企画や配信内容に関する相談を受けることが多くなった。社内向け動画の企画・実施にあたり、動画関連業務の未経験者も多いことから、不安なく社内向け動画を始め、実施後の改善にもつながる情報を提供するため「社内向けコミュニケーション動画の企画に関する調査」を実施した。

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