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「Yahoo!プロモーション広告」の「審査エクスプレスパス」をアイレップが継続取得 | ニュース | Web担当者Forum

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デジタルマーケティングのアイレップは、ヤフーの「Yahoo!プロモーション広告」で「2015年度上半期審査エクスプレスパス」の認定を取得した、と4月2日発表した。アイレップが進めてきた広告最適化によるクライアント企業の成果最大化の実績や、高品質な広告を安定運用する管理体制が評価されたという。

審査エクスプレスパスは、ヤフーが2013年度上半期に定めた制度。Yahoo!プロモーション広告を販売する正規代理店を対象に半期に一度、基準を満たすと付与する。アイレップは継続して取得している。これによって、アイレップを経由した検索キーワード連動広告出稿の事前審査が9月までの半年間免除される。

アイレップ
http://www.irep.co.jp/

Yahoo!プロモーション広告
http://promotionalads.yahoo.co.jp/

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「LINE」で商品を購入して友人に直接プレゼントできるサービス「LINEギフト」開始 | ニュース | Web担当者Forum

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アプリ開発・運営のLINEは、同社の無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」 で、商品を購入して直接プレゼントできるサービス「LINEギフト」を始めた、と4月3日発表した。LINEでつながっている友人にギフトを贈るサービスで、商品を決めてLINEの「友だちリスト」から送り先を選択すると送付が可能。受取人側が配送先住所を設定するため、相手の住所を知らなくても送ることができ、住所確認の手間を省く。

スマートフォンECサービス「LINE MALL」で2014年11月から同名サービスを試験展開してきたが、独立させてギフト商品の購入・送付をLINE上で可能にした。従来のボディーケア用品やベビー用品、アルコール類、フラワーブーケなど慶弔事に適した商品に加え、新たにコーヒーチェーンのスターバックスのドリンクチケットや、コンビニのファミリーマート、ローソンのコーヒー、ケーキなどを対象にして気軽に利用できるようにした。

LINE(会社)
http://linecorp.com/

LINE(サービス)
http://line.me/

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[ユーザー投稿] 【共催セミナー】2015年4月22日(水)『ダイナミックリターゲティング広告活用テクニックとデータフィードの勘ドコロ』 | Web担当者Forum

【プレゼント】『コンセプトダイアグラムでわかる[清水式]ビジュアルWeb解析』 | 読者プレゼント | Web担当者Forum

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楽天や米アドビで実践した著者独自の解析・改善手法を解説した書籍『コンセプトダイアグラムでわかる[清水式]ビジュアルWeb解析』(アスキー・メディアワークス)を3名様にプレゼントします。

ユーザー目線でWebサイトをビジュアル化。著者の清水氏がこれまで国内外のさまざまな企業の内外で実践してきた整理・解析・改善のノウハウが1冊の書籍に! 上司や顧客説得に役立つグラフ作成テクニックも収録。

『コンセプトダイアグラムでわかる[清水式]ビジュアルWeb解析』

  • 著:清水誠
  • 価格:2,400円+税
  • ISBN:978-4-04-866142-3
  • 発行:KADOKAWA アスキー・メディアワークス

「PV/UUは捨てる」「ツールの前にビジュアルで考える」楽天、米Adobeで実践した著者独自のユニークな解析・改善手法を徹底解説。アクセス解析の常識が変わる! 特製シール&全文PDFつき。

目次
  • 第1章 アクセス解析を超える「ビジュアルWeb解析」とは
  • 第2章 事例で学ぶビジュアルWeb解析の流れ
  • 第3章 コンセプトダイアグラムで顧客と施策をビジュアライズ
  • 第4章 自作指標と目的別レポートで効果をビジュアライズ
  • 第5章 今日から使えるグラフデザインの原則とビジュアライズのコツ

応募要項

  • 応募締切:2015年4月10日(金)23:59
  • 当選者数:3名様
  • 応募方法:下記応募フォームに必要事項をご記入して応募をお願いします。当選者の発表はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます。

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[ユーザー投稿] 相場の20%~30%安価な成果追求型の営業代行を開始 | Web担当者Forum

SEO戦略を成功に導く5つの質問(後編) | Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報 | Web担当者Forum

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SEO戦術を考えるための5つの質問を解説する記事は、前後編の2回に分けてお届けしている。後編となる今回、5つの質問のうち、残り3つを解説する。→前編を読む

SEO戦略を成功に導く5つの質問

① どういったキーワードで検索上位を狙いたいか?
② どのようにリンクを獲得するか?
③ サイト速度! モバイルは?(もう質問にすらなっていない)
④ ペンギンとパンダについてはどうか?
⑤ いつ利益が得られるか?

冗談じゃない! こんなものは戦略ではない。

戦略とはこうだ。

1) われわれの組織は、検索ユーザーの疑問や問題を解決するのに役立つようなものを生み出しているか?(われわれは今後、何を生み出すのか?)
2) 他に誰も提供していない固有の価値は何か?
3) われわれのメッセージを拡散する助けになってくれるのはだれか? 支援してくれる理由は何か?
4) 検索で訪れたユーザーを顧客に変えるプロセスは何か?
5) こんな価値を提供するわれわれの取り組みを、検索エンジンがクロールしてインデックス化し、理解し、表示できるようにするにはどうしたらいいか?
(再掲)

われわれのメッセージを拡散・強化する助けになってくれるのはだれか? 支援してくれる理由は何か?

3つ目の質問は、「われわれのメッセージを拡散・強化する助けになってくれるのはだれか? 支援してくれる理由は何か?」だ。この質問が不可欠なのは、SEOの状況が変化しているからだ。

これまでの作業は基本的にこういうものだった。

  1. 検索ユーザーの問題を解決するコンテンツを、すでに存在するものから選び出したり新たに作ったりする。

  2. それから、そのコンテンツに対するリンク獲得に努めたり、そのコンテンツにリンクを張ったり、つまり、そのコンテンツの検索順位が上がるようなシグナルを発するようなものを獲得する。

これに対して現在は、僕らが外部に働きかけて、そうした順位決定のシグナルをつかみとらなければならない。

時代は、リンクビルディングや順位決定シグナルの構築から、順位決定シグナルの獲得に変わった。だから、僕らのメッセージや僕らが作るコンテンツ、提供する価値、サービスや製品、ブランドに関するメッセージを増幅して広めてくれる助けがほしい。

僕らの取り組みについて、理由はどうであれ他のユーザーと共有したいと思ってくれる人たちがいなければ、いくらメッセージを発信しても無駄だ。メッセージを配信したり、1対1でリーチしたり、ソーシャルメディアで共有したり、配布したりしても、投資対効果は得られない。うまくいくわけがない。

増幅してくれる助けが必要なんだ。多少なりとも助けてもらわなければならない。こうした順位決定シグナルをつかみとるためには、メッセージを増幅してもらう必要がある。だからこそ、「だれが」という質問への答えが必要なのだ。

この「だれ」がどんな人々かは、君のターゲットオーディエンスやターゲット顧客、さらにターゲット顧客に影響を及ぼす人によって大きく違ってくる。こういう人々は同じような顧客の中にあって、まったく異質の集団なのかもしれない。

とはいうものの、メッセージの増幅にとって、顧客が大きな障害になっている企業や業界が多々ある。君が提供するものを大変気に入っていて、他のだれとも共有したがらないからだ。こういった顧客は、君の製品やサービスがすべて好きで、自分だけのものにしておきたがる。また、こういう顧客はソーシャルメディアを使わず、共有もしない。

そういう場合は、こういった人々をカバーする別の手段が必要だ。それは、報道機関やブロガー、ソーシャルメディアで共有するユーザーなど、君のターゲットオーディエンスに影響を及ぼすだれかだ。

検索で訪れたユーザーを顧客に変えるプロセスは何か?

4つ目の質問は、「検索で訪れたユーザーを顧客に変えるプロセスは何か?」という質問だ。これに答えられなければ、検索結果からの訪問を獲得して、プラスの投資対効果を得ることは期待できない。

君が構築するファネルは、次のような問いかけに答えられるものでなければならない。

人々はわれわれのウェブサイトに、さまざまなものを経由してやって来る。なんらかのチャネルや検索、ソーシャルメディア、電子メール、直接アクセス、他のウェブサイトからの参照、ビジネス開拓、カンファレンスや展示会などだ。

そして、再び戻ってくる。さらにメール登録をする。会話をする。

こういう動きはどういう仕組みになっているのだろう?

われわれのウェブマーケティングファネルはどんなふうだろうか?

検索を通じて、あるいは、抱いている問題や疑問に答えているサイトだとして初めて来訪した人々は、どのように迎えられ、さらにどのようにして顧客になっていくのか?

このプロセスがまだ存在しなければ、構築しなければならない。これは優れたSEO戦略の一環だ。こうした最適化は、コンバージョン率最適化(CRO)と呼ばれることが多い。

こんな価値を提供するわれわれの取り組みを、検索エンジンが簡単にクロールしてインデックス化し、理解し、表示できるようにするにはどうしたらいいか?

最後、5つ目の質問は、「こんな価値を提供するわれわれの取り組みを、検索エンジンが簡単にクロールしてインデックス化し、理解し、表示できるようにするにはどうしたらいいか?」というものだ。SEOらしいSEOになってきたぞ。

すばらしいものを作っていながら、そのモバイルアプリやウェブアプリが、だれもがクロールしたり閲覧したりできる物理的なURL構造を持っていないものであるような企業は多い。

あるいは、サービスベースのビジネスの場合もある。法律事務所を例に挙げよう。法律チームの専門知識を、どのようにして検索エンジンが認識できるものに変えればいいのか? この問いかけには答えられるとしても、それを示す何らかの方法を見いださなければならない。そして、この時点で、コンテンツの作成が関わってくる。

必要なのは、クロールやインデックス化ができる質の高いコンテンツだけにはとどまらない。そのコンテンツがどういうものかを検索エンジンに理解してもらわなければならない。以前ハミングバードについて話したことと多少関わってくるけれど、明白なことは、コンテンツはトピックに沿ったものであり、単に検索ユーザーが使うキーワードを用いるだけでなく、検索ユーザーの潜在的な疑問への真の答えとなるものであるべきだということだ。

もちろん、キーワードを使うことは正統的なSEOの観点からも重要であることは変わらない。

次に、コンテンツの見せ方を考えよう。

リッチスニペットを適用し、
スキーマ(schema.org)を適用し、
きわめて説得力のあるtitle要素やmeta descriptionタグやURLを使用し、
検索順位の向上を図る。

競合各社の取り組みを認識することで、検索結果そのものにおいて独自の方法で差別化してクリックスルー率を高める。

こういったことをどのように効果的に進めていくか?。

この種の質問への答を、すべて考えよう。

◇◇◇

これら5つの質問に答えられるなら、あるいは、君の顧客、クライアント、チーム、上司が、これら5つの質問に対してすでにすばらしい答えを持っているなら、優れた戦術を実践して、大成功を収めることができる。

これらの質問に対する答えがまだない場合は、答えを探そう。それとなく示すだけではなく、明確にしよう

わかっていると思い込んではいけない。リストに書き出してみよう。チーム全員、SEOプロセスに関わっている全員が、「そう、これが5つの質問に対する答えだ。では、戦術に取り掛かろう」と、揃って言えるようにしてほしい。

そうすれば、SEOプロジェクトや投資がどのようなものであっても、はるかに大きな成功を収められると思う。

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:SEO戦略を成功に導く5つの質問(後編) | Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報 | Web担当者Forum
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この記事の筆者

この記事は、Moz Blogに掲載された以下の記事を日本語訳したものです。

author photo

原文:「http://moz.com/blog/universal-seo-strategy-audit-in-5-steps-whiteboard-friday」 by Rand Fishkin (2015/01/30)

記事セレクション:渡辺隆広株式会社アイレップ
翻訳:株式会社ガリレオ

これだけは押さえておきたい! ターゲティング設定基礎の基礎 | Yahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータル特選記事 | Web担当者Forum

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インターネット広告がテレビCMや新聞折り込み広告と異なる長所のひとつとして挙げられるのが、インターネットユーザーの属性やウェブサイト上での行動を基に、相手に合わせた広告を配信できることです。

オンライン上のすべてのインターネットユーザーに漠然と広告を配信する場合より、よりポイントを絞った訴求が実現できます。

その長所を存分に生かせる「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」は、多彩なターゲティング方法で配信先となるインターネットユーザーを絞り込んで広告を配信することができます。

しかし、それぞれのターゲティングの特性をしっかり理解して配信内容を設定しないと、十分な効果を発揮できません。

まずは、ターゲティングの種類をおさらいしましょう

ターゲティングは、大きく2つの種類に分けることができます。

どんな人に配信するか」を指定する「インターネットユーザーのターゲティング」と、「どこに配信するか」を指定する「配信サイトのターゲティング」です。

インターネットユーザーのターゲティング

地域インターネットユーザーがいる地域を指定して広告を配信します。特定の地域に特化したサービスや、店舗がある場合に有効です。都道府県、または市区郡を指定できます。
年齢/性別インターネットユーザーの年齢や性別を指定して広告を配信します。商品やサービスの対象となる属性に絞って広告を配信するほか、属性ごとに広告文を変更する場合にも便利です。
インタレストカテゴリー特定のカテゴリーに興味があると考えられる行動履歴を持つインターネットユーザーを指定して広告を配信します。
サーチターゲティング特定のキーワードの検索履歴(30日間)を持つインターネットユーザーを指定して広告を配信します。
サイトリターゲティング「自社のウェブサイトを訪れたことがあるインターネットユーザー」の他、「自社のウェブサイトを訪れるインターネットユーザーと似た行動履歴を持つインターネットユーザー」など、ウェブサイトの訪問履歴を指定して広告を配信します。

配信サイトのターゲティング

サイトカテゴリー特定のカテゴリーを指定して広告を配信することができます。
プレイスメント特定のウェブサイトを指定して広告を配信することができるほか、特定のウェブサイトのみ除外して広告を配信することができます。

その他

曜日・時間帯広告を配信する曜日、時間帯を細かく指定して広告を配信することができます。
デバイス広告を配信するデバイスをPC・タブレットまたはスマートフォンで指定して配信することができます。
インタレストマッチインターネットユーザーが現在閲覧中のサイトの内容や過去の閲覧履歴、直近の検索キーワードに応じて、自動的に最適な広告を表示することができます。

インターネットユーザーの行動に合わせてターゲティング条件を組み合わせる

ターゲティング設定でまず思い浮かぶのは、自社の商材のターゲット層となる顧客像に合わせた地域、年齢、性別による絞り込みですが、それだけでは十分ではありません。

まずは、自社の商材の広告配信から成約までの流れをインターネットユーザーの視点で想像し、最適なターゲティング設定を考えてみましょう。

商材やウェブサイトが認知されていない、集客不足

あなたの商材に興味を持つ人がどんな人なのかを想像してみましょう。

  • 年齢や性別がなど、顧客となるインターネットユーザーの属性が明確な場合
    →年齢ターゲティング、性別ターゲティング

  • 店舗があるため、特定の地域を訪れるインターネットユーザーが対象の場合
    →地域ターゲティング

  • 顧客属性が一定ではなく、商材に興味があるインターネットユーザーに広くアピールしたい場合
    →インタレストマッチ

集客は十分なのに成約(コンバージョン)に至らない場合

  • 「ハワイ旅行」や「海外旅行」というキーワードで検索する
  • 海外旅行に関連するブログやSNS、情報サイトを閲覧して情報を収集する
  • 複数の旅行会社のウェブサイトでツアーを比較する

少し考えただけでも、こんなにたくさんのアクションが想像できます。このさまざまなアクション全てに対応できる広告を準備しておくことが、成約(コンバージョン)アップの近道です。

では、どの行動に対してどのターゲティングを設定すればいいのでしょうか?インターネットユーザーの「行動」に対して配信対象を絞り込めるのが「サーチターゲティング」と「サイトリターゲティング」です。

  • 「ハワイ旅行」や「海外旅行」というキーワードで検索した
    サーチターゲティング
    家電、PC、本、DVD、ブランド品、化粧品など、検索されやすい商品。いわゆる「型番商材」に効果的です。
  • 自社のホームページを閲覧した
    サイトリターゲティング
    自社のウェブサイトを訪れたインターネットユーザーは、商材に興味を持っている可能性が非常に高いです。特に、オリジナル商材のような「非型番商材」の場合は必須で設定しましょう。

ターゲティング設定ごとに広告文に差をつける

ターゲティング設定ごとに広告文に差をつけることも大切です。

例えばサイトリターゲティングで配信する広告文は、

  • 一度ウェブサイトを訪問して成約に至らなかったインターネットユーザーに再訪問を促す広告文
  • コンバージョンに至ったインターネットユーザーに、リピーター向けの広告文

のように広告文を分けて設定するほか、「サーチターゲティングの広告文にはサーチキーワードを含める」など、広告文にもさまざまな工夫してみましょう。

>>[YDN Lesson1] へ続く

オリジナル記事はこちら:これだけは押さえておきたいターゲティング設定基礎の基礎(2015/02/20)

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[ユーザー投稿] Microsoft AzureでWordPressの高速化やパフォーマンスチューニングが体験できる無料ハンズオンセミナー | Web担当者Forum


[ユーザー投稿] 事前テストの重要性!こだわりの角度だったSUICA開発・導入フェーズのデザイン | Web担当者Forum

Webを社内に理解してもらうためにリンナイのWeb担当者がやったこと | 先週のWeb担まとめ記事 | Web担当者Forum

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Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 24本とニュース記事 20本です。

忙しい人のためのこの記事の使い方:
  • 上のほうから内容をざっとチェックする
    重要なものほど上の方に置いてあります。
  • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
    要チェックのものは色を付けてあります。

今週の担当は、池田です。

第6期「企業Web担当者 初級講座」6/11・6/12開催
Web担当者のスキルアップとキャリアアップのための教育を行う、Web担当者Forum主催の講座が開催されます。4/24まで超早割で申し込み受付中です。
https://web-tan.forum.impressrd.jp/school/19631
「Web担当者Forum ミーティング 2015 春」4/23開催
パナソニックのグローバルWeb改革プロジェクト、バリバリ仕事を進めるWeb担当者が持つ7つ、など全10セッションでWeb担当者に役立つ情報をお届け。事前登録で参加無料。
https://web-tan.forum.impressrd.jp/events/201504
【プレゼント】『コンセプトダイアグラムでわかる[清水式]ビジュアルWeb解析』
楽天や米アドビで実践した著者独自の解析・改善手法を解説した書籍を3名様にプレゼントします。
http://web-tan.forum.impressrd.jp/q/2015/04/19650

[今回の要チェック記事]↓セミナー/お知らせ | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース
Webを社内に浸透させるにはどうしたらいいのか? リンナイが取り組んだeビジネスの裏側

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • Web業界インタビュー漫画「Webの取り組みを社内に理解してもらうにはどうすればいいの? リンナイの福本啓史さんに聞いてきた」が310いいね!と人気でした。

    リンナイではeビジネスを立ち上げたとき、どうやって社内のWebへの理解を深めていったのか。営業からWeb担当者になったというリンナイの福本さんに聞きました。Webを社内に浸透させるためにとった方法とは?

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/04/02/19121

  • SEOをめぐる価格交渉を描いた「この契約書が地獄への片道切符だ!――リース契約で骨までしゃぶってやるよ/【漫画】価格交渉人ネギリエ・第8話」が公開されました。

    SEOの価格交渉もいよいよ大詰め。ホームページを人質に違約金を請求するリース契約の罠とは? SEOの業務委託契約から、パソコンのリース契約へと切り替えを迫る悪徳SEO業者。詐欺に気付いて踏みとどまれるのか。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/03/31/19400

  • Yahoo! JAPANの広告ラインナップの一新について聞いた「エディトリアルデザインや機能強化によってさらにクリックされる広告へ:YDNの取り組み」も150いいね!と注目を集めました。

    広告をユーザーに認知してもらい、さらに成果につなげるための工夫や取り組みを続けるヤフー。2015年5月に予定しているスマートフォン版「Yahoo! JAPAN」、Yahoo! JAPANアプリのトップページの大幅リニューアルにともなう広告ラインナップの一新について、YDNサービスマネージャーの矢吹氏が明かします。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/yahooads/2015/04/03/19520

  • 130いいね!「Web素材データ、まだメールでやり取り? 企業向けファイル共有サービスで解決、さらにCMSとの連携も」も要チェックです。

    画像や動画などのコンテンツ用の素材データ、みなさんはどのようにやり取りしていますか? 規模が小さいうちはちょっとした手間で済みますが、データの種類や容量、やり取りの回数が増えてくると、業務上の課題になってきます。

    Webサイトを運用するうえで避けられない「デジタルアセット」の管理において、エンタープライズ向けファイル共有サービスでは何が実現できるのか、日本オラクルさんの事例を通じて紹介します。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/04/01/19578

  • 「Webサイトのガイドライン6つの事例集+品質チェックマニュアル&チェックシート」が公開されました。

    Webサイトの品質管理に使うルールドキュメントとは、いわゆる「ガイドライン」のことです。適切なガイドラインを持つことにより、Webサイトのコンテンツをユーザーにとって使いやすく、運用しやすく、成果が上がりやすい状態に保つことができます。

    書籍『Web制作・運用現場のための「課題解決」の教科書』から、ガイドライン事例集と品質チェックシートを紹介します。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/04/03/19387

Web担の姉妹サイトもお役に立てるはずです。
ECの現場で売上アップを目指す方には
ネットショップ担当者フォーラム
データセンター(iDC)に携わる方には
データセンター完全ガイド
企業内情報システムのお仕事をされている方には
IT Leaders
ソフトウェア開発者の方には
Think IT

[セミナー/お知らせ]↑要チェック記事 | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
アナリティクスサミット、Web担Forumミーティング、MTユーザー会、広報・PR基礎講座などイベント情報

※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

アナリティクスサミット(4/23)

a2i主催の「アナリティクスサミット2015」が4月23日(木)に東京・汐留で開催されます。ZOZOTOWN/オイシックス/P.G.C.Dのマーケティングリーダーや、スポーツデータマーケットのfangate社の講演など。参加費は一般9,800円、a2i個人会員は2,000円、法人会員は無料。

http://web-tan.forum.impressrd.jp/events/201504a2i

Web担当者Forumミーティング(4/23)

パナソニックのグローバルWeb改革プロジェクトの裏側、バリバリ仕事を進めるWeb担当者が持つ7つの力など、全10セミナーのWeb担当者Forumミーティング2015春が4月23日(木)に東京・汐留で開催されます。

https://web-tan.forum.impressrd.jp/events/201504

Movable Typeユーザー会(6/6、仙台)

Movable Typeユーザーが仙台に集う! 「MTDDC Meetup TOHOKU 2015」が6月6日(土)に宮城県で開催されます。MTの開発者・デザイナー、企業のWeb担当者たちがMovable Typeを語り尽くします。開発元のシックス・アパートも協力出演。参加費は一般1,000円、学生500円。

http://mtddc2015.mt-tohoku.net/

コンテンツマーケティング(4/14)

サイボウズ・ライオン・ソニーの担当者がオウンドメディアの実態を語る「コンテンツマーケティング基礎セミナー」が4月14日(火)に渋谷区で開催されます。ココラブルとライド メディア&デザインの主催で参加費は無料。

http://www.cocolable.co.jp/pcf/seminar/

リードナーチャリング(4/15)

BtoB企業向け「リードナーチャリング実践セミナー」が4月15日(水)に品川区で開催されます。マーケティング支援のガイアックスとアクセス解析のPtmindが、リードを獲得し顧客化につなげるノウハウを解説。参加費は無料。

http://www.ptengine.seminar0325.instapage.com/

広報・PR基礎講座(4/21~4/23)

日本パブリックリレーションズ協会の「広報・PR基礎講座 2015」が4月21日(火)~23日(木)の3日間、東京・秋葉原で開催されます。「広報PRアカデミー2015」の受講コースの1つで締切は4月16日まで。一般参加費は、3日間一括受講8万1,000円、1日受講3万2,400円。有資格者、会員割引もあり。

http://event.prsj.or.jp/pr-academy-2015/basic-2015

先週の人気記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↓解説記事 | ↓ニュース記事

Web担で先週公開された記事のうち、「今回の要チェック」に次いでアクセスが多かった記事です。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • 海外&国内SEO情報ウォッチ
    グーグル社員だけど、モバイルフレンドリーについて質問ある? など10+3記事
  • Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報
    SEO戦略を成功に導く5つの質問(前編)
  • ネットショップ担当者フォーラム ダイジェスト
    SEOの検索順位をいつも使ってるブラウザで確認してないよね? 効率良く調べる方法を教えます!
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/04/01/19671
    by 江沢 真紀(アユダンテ)
  • Googleアナリティクス セグメント100選
    コンバージョン率が一瞬で高くなる!? 関係ない訪問を除いた真のコンバージョン率を調べてみよう(第48回)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/04/02/19669
    by 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン)
  • 企業担当者に聞くFacebook&Twitter運用の現場
    オウンドメディア歴10年のカルビーがソーシャルメディアをはじめた理由を聞いてみた
  • 編集長ブログ―安田英久
    infoやwebmasterなど企業サイトが備えるべきメールボックスのルール、ご存じですか?
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/03/31/19657
    by 安田英久(Web担 編集長)
  • 企業ホームページ運営の心得
    新人Web担当者が捨てるべき3つの心
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/04/01/19634
    by 宮脇睦(有限会社アズモード)

先週の解説記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↑人気記事 | ↓ニュース記事

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    スマホでのネットショッピング、半年で約1.5倍の成長を見せ、10%を突破
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    by 雨宮秀仁・和田直美(メンバーズ)
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    【東京開催】Web制作スキルアップセミナー「成果をあげるためのWebマーケティングと技術」【4/24(金) 60名:無料】
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    4/24(金)さぶみっと!オフ会 in 東京!Web制作者さんの交流会に参加しませんか?
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    絶対に押さえておきたい!「成果を出すECサイトの仕組み」セミナー~集客×サイト内解析×リピート購入~
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    【共催セミナー】2015年4月22日(水)『ダイナミックリターゲティング広告活用テクニックとデータフィードの勘ドコロ』
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編集後記

リンナイの漫画記事を見つつ、ガス給湯器やコンロのメーカーとか気にしたことなかったなあと思い、自宅の家電をチェックしたら見事にバラバラでした。それにしてもゴトーくん、リンナイのゆるキャラだったとは気づかなかった……(池田)

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オリジナル記事:Webを社内に理解してもらうためにリンナイのWeb担当者がやったこと | 先週のWeb担まとめ記事 | Web担当者Forum
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[ユーザー投稿] 【大阪開催】BtoBマーケティング実践講座 with マルケト社(2015年4月24日) | Web担当者Forum

[ユーザー投稿] 参考にしたい!Apple Watch、Android Wearに先行対応したアプリ16選 | Web担当者Forum

設立70年の伝統的な会社でもカスタマー・エクスペリエンス改善を進められた6つのポイント | CMO.com by Adobe | Web担当者Forum

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この記事では、マーケターの改革に関する話題の一環として、設立70年の会社をデジタルマーケティングの先駆者に変えることに成功した戦略的なアプローチをご紹介する。

歴史がある伝統的な企業であるにもかかわらず、デジタルマーケティングに関して先進的な取り組みを進めたその会社とは、Recreational Equipment, Inc.(略称REI)だ。

REIは、アウトドア用品やアウトドア衣料の小売業者として世界をリードする企業の1つだ。1930年代末に協同組合として設立され、2013年の純売上高は20億ドル以上に達する。

同社は独自のマーケティング改革によって、オフラインとオンラインのタッチポイントを一貫したカスタマージャーニーに集約した。

REIでデジタル小売および顧客サポート担当のシニアバイスプレジデントを務めるブラッド・ブラウン氏は、2014年3月のイベントで同社の総合的なマーケティングビジョンについて語り、一貫した顧客体験の実現に不可欠な6つの要素を明らかにした。

一貫した顧客体験の実現に不可欠な6つの要素

1. 単一のプロファイル

ブラウン氏は、顧客セグメントのための単一のプロファイルを作成することを推奨している。

REIでは顧客プロファイルを構築するにあたって、顧客からフィードバックを引き出す方法を改革した。デジタルチャネルを通じて取得したデータを使えば、完全なマーケティングプロファイルを作成できる。ただし、それで終わりではない。

REIは現在も、電話応対や店頭での顧客との会話、POSディスプレイなど、従来のチャネルを通じてフィードバックを収集し続けている。

そうすることで、オンラインとオフラインのデータを集約し、顧客についてあらゆる情報を多角的に集めた単一のプロファイルを作成しているのだ。

2. クリエイティブミックス

次のステップは、顧客から見て統一感のあるクリエイティブミックスを展開することだ。

たとえば、バスでダウンタウンに向かう顧客をターゲットとして、

  • 幹線道路沿いにビルボード広告を設置し
  • バス停にサイネージ広告をディスプレイし
  • 検索連動型広告でモバイル広告を配信する

といったことが考えられる。

こうした過程全体を通じて、REIはその顧客とつながるために、さまざまなフォーマットを切り替えている。ブラウン氏によると、クリエイティブは、顧客の「タイミング」「デバイス」「場所」「環境」に合わせて調整する必要があるという。

顧客のオンライン行動分析データをクリエイティブに反映させるようにすることで、マーケターは、単一のプロファイルを活用して、ターゲットを絞り込んだデジタル(やアナログの)クリエイティブを作成できる。そう、REIがビルボード広告やモバイル広告で行っているようにだ。

3. リアルタイムのウェブ体験

静的なウェブページは過去のものだ。もう、1つのサイトで万人向けに訴求しようとする必要はない。単一のプロファイルがあれば、一人ひとりの顧客に対してそれぞれ最適な体験を生み出せるからだ。

カスタマージャーニーを通じて顧客の情報が増えていくにつれて、リアルタイムで自分向けのコンテンツや誘導が表示されるという特別な体験を、相手に提供できるようになっていくのだ。

さらに体験の動的な管理(Activation)を行えば、カスタマージャーニーのマッピングが可能になり、明らかに意味のある方法でウェブページをレンダリングできるようになる、ということに、REIは気付いた。

顧客プロファイルがあれば、パーソナライズされたページを動的に生成できる。その際に参考とするのは、デジタルチャネルやアナログでのやり取り全体から取得したユーザー行動の情報と、現在アクセスしようとしているページの情報だ。

こうした仕組みによって、かなり絞り込んだターゲティングが可能になるのだ。

4. オーディエンスターゲティング

顧客の行動をデータとして把握することで、ターゲットとすべきセグメントが見えてくる。そのために取得する情報は、「行動」「場所」「URL」などだ。

ブラウン氏が触れたように、行動のマッピングによって、「主にデジタルとオフラインでの顧客とのやり取りを通じて、毎回少しずつ、顧客のことがわかってくる」のだ。

われわれは、個人のプライバシーを犠牲にすることなく、マーケティング活動でより一段とターゲットを絞り込めるデータを豊富に持っている(これは顧客一人ひとりとの土俵でやり取りを行う際に重要だ)。

顧客の情報は、直接的および間接的なやり取りを通じて、時間をかけて収集される。こうしたプロセスによって、われわれは良い顧客体験を生み出せるだけでなく、オーディエンスのニーズを満たす製品やサービスを開発することもできるようになるのだ。

5. 個人を特定する

顧客体験をより効果的に作り出すには、「お客様ID」や「購買傾向」などの個人属性を確認し、蓄積しているデータと紐付ける方法を見つける必要がある。データにおいて個人を特定することは、ROI(費用対効果)の向上に不可欠だ。

ブラウン氏は、個々のユーザー行動を把握できるように、サイトにログインする気にさせるCTA(行動喚起、Call to Action)をテストすることを推奨している。

ユーザーがサイトにログインしてくれれば、顧客を識別でき、プロファイルに基づいた個人的で意味のある対話ができるようになるからだ。

6. デジタルとアナログの体験を組み合わせる

最後に、ブラウン氏のチームは、オンラインとオフラインの行動を統合して、REIのブランドでシームレスな体験をもたらすことに取り組んでいる。

たとえば、電子メールやダイレクトメールを送って、さまざまな時間にさまざまな意思決定ポイントで顧客を引き付けている。

来店などオフラインでのエンゲージメントでは、顧客としっかりとしたやり取りができる。実際に製品に触れながら自由に質問に答えたり、店頭での顧客の行動を観察することで、デジタルチャネルでは得られない細かな反応が得られたりするのだ。

一方で、アプリ上でのエンゲージメント、Webサイトにおける行動、検索行動などのデジタル体験は、顧客がREIとの体験を途切らせることなく、あるアクティビティから別のアクティビティに移行できるような方法で、オフラインマーケティングを支援する。

REIは先ごろ、デジタルおよびアナログチャネル全体を通じてすべての在庫を可視化できる新しい注文管理システムを実装した。検索機能が改良されており、顧客はREIの最新の印刷カタログに目を通している時も、オンラインで在庫商品を検索している時も、購入方法・製品情報・製品に関する専門家のコメントなどにアクセスできるので、顧客体験を形作る助けになっている。

マーケターとしてのわれわれの改革は、オンラインおよびオフラインチャネルを通じて存在する絶妙なタッチポイントを活用しない限り、完結しない。

REIのブラウン氏が断言するように、「顧客の希望通りの条件で」十分にリーチするには、顧客がわれわれのブランドに出会う際の「だれが」「何を」「どこで」「いつ」「どのように」を理解できるツールを活用する必要がある(たとえばAdobe Marketing Cloudのような)。そうすることによってわれわれは、顧客とのエンゲージメントにおいてふさわしいカスタマージャーニーを形成できるようになるのだ。

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この記事の筆者
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この記事の筆者:Matt Langie

Matt Langieは、アドビのデジタルマーケティング事業における戦略マーケティングのシニアディレクター。Omniture、WebTrends、Datastream、Intel、HPなどにおけるテクノロジーマーケティングの広範な経験をもつ。アドビにおいては、Adobe Marketing Cloudの市場展開戦略、メッセージング、ポジショニング、製品価格、パッケージ、販売戦略、競合調査、製品エバンジェリズムに責任をもつ。また、Internet Marketing Associationの副議長も務めており、カリフォルニア大学アーバイン校において非常勤教授としてデジタルマーケティングに関して教鞭をとっている。

この記事は、Digital Marketing Blog by Adobeの以下の記事を日本語訳したものです。

原文: 「6 Ways REI Shapes the Digital Consumer Experience」 by Matt Langie(2014/8/14)

翻訳:株式会社ガリレオ

グーグルで「スマホ対応」ラベルを出すために僕がやった3つのこと | 編集長ブログ―安田英久 | Web担当者Forum

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今日は、グーグルのモバイルフレンドリー条件を満たし、「スマホ対応」ラベルが問題なく出るようにするために、Web担で行ったやり方を解説します。たった3つのことをするだけで、スマホ対応は問題なくできるのです。

スマホ対応してないサイトのグーグル検索順位が落ちる

ご存じだと思いますが、念のために説明すると、2015年4月21日から、スマートフォンでグーグル検索したときに、スマホ対応がされていないサイトの検索順位が落ちる予定です。

グーグルさんいわく「結構なインパクトがある」とのこと

では、どうすれば「スマホ対応」になるのでしょうか。

Web担では、半日程度の作業で約2万ページを「スマホ対応」にしましたので、そのためにやったことを解説します。

「スマホ対応」ラベルを出すために僕がやった3つのこと

「グーグルにスマホ対応だと認識してもらう」ための作業は、実はそんなに大変ではありません。Web担を「スマホ対応」にする作業は、デザインの微調整などあったため半日ちょっとかかっているのですが、微調整を除く主要な部分にかかった時間は1時間程度でした。

やったのは、次のことです。

  1. 全ページにビューポートを適切に指定するようにHTMLテンプレートを修正した
  2. 画像をレスポンシブ対応にするCSSを指定した
  3. 表示を微調整した

それぞれについて説明しますね。

  1. 全ページにビューポートを適切に指定するようにHTMLテンプレートを修正した

    CMSで利用しているテンプレートで、HTMLの

    セクションに、ビューポート(画面に対してどうページを表示するかの指定)を指定する以下のmetaタグを追加しました。

    Web担では、以前からスマホ向けにはPC向けと同様にコンテンツエリアを横幅606pxで表示するビューポート指定をしていたのですが、それを修正した形です。

    まだHTML内にビューポートを指定するmetaタグを入れていなければ、上記のタグを入れれば大丈夫です。

    サイドバー類を消して1カラムにするには?

    Web担では、もともとスマホ向けにはサイドバーなどを除いたHTMLを出力していましたのでこれだけで大丈夫だったのですが、サイドバーのある2カラムや3カラムのレイアウトの場合は、さらに次のようにして、スマホで表示されたときにサイドバー類を消して、コンテンツエリアだけにする必要があるでしょう。

    サイドバー類をスマホで消すCSS ※下記の「#sidebar_left」「#sidebar_right」「#main_content」などは、対応するクラス名やID名を指定するセレクタに変えてください。
  2. 画像をレスポンシブ対応にするCSSを指定した

    横幅が大きい画像を記事で使っていても、画面からはみ出さなくするための処理です。

    具体的には、CSSファイルで、画像に次のようなスタイルを設定しました。

    ※max-widthを100%ではなく98%にしているのは、Web担は作りが古いため、基本的にbox-sizingがborder-boxではなくcontent-boxだから、border込みでも100%を超えないようにするためです。

    実際にはこれ以外にも、幅を指定している画像のラッパーdivやiframeにも同様のスタイルを指定する必要があります。

    そのためWeb担では、単純にタグなどのCSSを指定するのではなく、CMSのプラグインを作成して、そうした処理を自動実行するようにしました。

  3. 表示を微調整した

    実は、上記の2つだけで、グーグル向けの対応は、ほぼ完了なのです。

    でも、それだけではスマホで見たときにデザインが崩れて見えてしまうので、スマホ向けの表示調整をしました。たとえばこんな感じのことです。

    • 記事内で左右寄せにしている画像は中央寄せに強制変更するようにCSSを変更

    • トップページなど、どうしても左右寄せして表示したい場所や、横幅指定で作っていたレイアウト部分のスタイルを微調整

    • グローバルナビなど全体共通部分を、スマホ表示時にもおかしくならないように調整

    • などなど

これで、ほぼすべてのページが、グーグルで「スマホ対応」と表示されるようになり、さらにユーザーが見えてもおかしくないようにできました。

実際には、編集部で気づいてないところで表示がおかしくなっているかもしれませんが、もし見つけた方は、ぜひ教えてくださいませ(スマホ表示のときだけ、そういう「表示崩れを報告する」フォームを出すのもいいかもしれませんね)。

グーグルの「スマホ対応」判断は5つ

4月21日の時点でグーグルが判断するのは、次の5つの内容です。

  • ビューポートを適切に指定しているかどうか
  • コンテンツがビューポートにちゃんと収まっているか
  • フォントサイズが小さすぎないか
  • リンクなどタップ要素が近すぎないか
  • Flashを使ってないか

これは、ウェブマスターツールの[検索トラフィック]>[モバイル ユーザビリティ]に表示されているものです。

グーグルの人は、モバイルフレンドリーに関しては次のように説明しています。

  • 順位に影響するモバイルフレンドリーの指標は、ウェブマスターツールに出てくるものが、現状ではすべて。
  • モバイルフレンドリーテストで問題なしと表示されていれば、レスポンシブかどうかなどは関係ない。
  • モバイルフレンドリーかどうかの判断であって、「どの程度モバイル対応しているか」という段階的評価ではない。
  • 評価はページ単位で、サイト単位ではない。
  • ナビゲーショナルクエリでは、モバイル非対応でもちゃんと表示されるはず。
  • 現状ではモバイル版ページの表示速度は影響しない。

前述のような作業をすれば、5つのチェック内容のうち、上の2つ(ビューポート関連の2つ)は解決できます

フォントサイズに関しては、ビューポートをちゃんと指定すれば、よほど小さいフォントを使っていない限り、問題ないはずです。

リンクなどのタップ要素が近すぎないかという点に関しては、グローバルナビのメニューなど、特定の部分ではひっかかるかもしれません。とりあえず、そういう場所はモバイル版だけCSSで微調整しておくといいでしょう。

Flashに関しては、もしサイト全体で使っていたら、修正するしかないですね。でも、さすがにイマドキFlashを使いまくっているサイトはないですよね。

Web担では、一部の記事でFlashを使っていたので(特にMozの古い記事でYouTubeなどをの動画を埋め込んでいるもの)、それは1つずつ新しいHTML5版の埋め込みコードに修正していきました。

◇◇◇

「スマホ対応」のラベルを出すのは大変そうに見えるかもしれませんが、実際にはこの記事で解説したように、ちゃんとやれば大変ではありません。

B2Bのサイトでも、ソーシャルメディア経由など、スマホで見られることがけっこうありますから、まずはざっと対応してみてはいかがでしょうか。

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この記事の筆者

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレスビジネスメディア
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

Kaizen Platformとパソナテックが提携、「グロースハッカー創出プログラム」を展開 | ニュース | Web担当者Forum

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Webのユーザーインターフェースを改善するKaizen PlatformとIT分野の人材サービスを行うパソナテックは、提携してWebサイトの効果や収益を高め、企業やサービスの成長を支援するグロースハッカーの育成や就労支援、コミュニティ形成を行う「グロースハッカー創出プログラム」を展開する、と4月6日発表した。Kaizen Platformはこれまでもグロースハックのコツを伝える講座を開催してきた。今後はパソナテックが運営するクラウドソーシングサービス「Job-Hub」を通じて勉強会の開催などを展開していく。

Kaizen Platformとパソナテックは、グロースハッカー創出プログラムにおいて、Job-Hubに登録するクリエイターからグロースハッカーを全国規模で創出し、2015年12月までにグロースハッカー100名の就業を目指す。4月1日からグロースハッカーのキャリア形成、ネットワーキングを目的とした勉強会を開催するほか、5月以降はグロースハックの体験会もJob-Hub主催で実施していくという。

Kaizen Platform
http://kaizenplatform.com/ja/

パソナテック
http://www.pasonatech.co.jp/

Job-Hub
http://jobhub.jp/

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ITシステムの企画からRFP作成までを習得する「情報系RFP策定実践教育」研修サービス提供開始 | ニュース | Web担当者Forum

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企業の情報システムを支援するアシストは、企業における情報系システム構築の企画、要求定義、RFP(提案依頼書)策定を支援する研修サービス「情報系RFP策定実践教育」を2015年5月から提供開始する、と4月6日発表した。ITシステムをうまく構築し、長く使うためにはシステム企画や要求定義を練り、発注先ベンダーから最適な提案を引き出す「RFP策定」が重要になる。アシストは、これまでのコンサルティング実績を基に、情報系システムの企画からRFP策定までを習得する研修サービスを提供することにした。

情報系RFP策定実践教育研修サービスは、オンサイト形式で実施するため、顧客企業の実際の業務を対象にすることができる。成果につながる情報をいかに生み出すかを目的とし、アシストが顧客支援の現場で利用してきたテキストを利用、演習を交えながら必要なスキルを習得する内容となっている。受講者が研修内容の理解をさらに深めることができるように、受講後3ヵ月間はアフターサポートを提供する。

アシスト
http://www.ashisuto.co.jp/

「情報系RFP策定実践教育」研修サービス
http://www.ashisuto.co.jp/ojt/course/system_planning/

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サイバーエージェントがブランドロゴを刷新、総合クリエイティブディレクターにNIGO氏が就任 | ニュース | Web担当者Forum

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インターネット広告のサイバーエージェントは、コーポレートおよび「Ameba」のブランドロゴを刷新し、総合クリエイティブディレクターにデザイナーのNIGO氏を迎えた、と4月3日発表した。刷新したブランドロゴは4月3日から順次使用開始する。スマートフォンが普及したことにより、インターネット史上初めて、クリエイティブの質が競争力になる時代になった。サイバーエージェントは、ストリートファッション界の先駆者NIGO氏と共にブランディング・プロジェクトを進めていく。

サイバーエージェントは変化対応力により新規事業・サービスを創出し成長を続けてきた。現在は、スマートフォン市場を軸に、主力サービスであるAmeba事業、インターネット広告事業、ゲーム事業の既存事業に加え、新たな第4の柱として、動画・音楽のエンターテインメント事業に注力している。同社は「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンに、ベンチャー企業として大きな成長を目指ていくという。

サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

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CMSやスマホサイト変換ツールだけでWebサイトの運用・更新が楽になると思ったら大間違い! | 生田昌弘の「Web担当者に喝!」 | Web担当者Forum

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運用・更新の問題をCMSなどのツールだけで解決しようとするWeb担当者や業者に喝!

Webサイト構築そのものを変えなければ、運用・更新に明日はない。

「運用・更新が大変で……CMSで解決できますか?」とWeb担当者は言うけれど

運用・更新に関する問い合わせが、ここ2~3年で急激に増えている。

Webサイトのページ数が激増する中で、構築よりも、運用・更新に問題を抱える企業が増えてくるのは、当然のことだ。さらに、スマートフォンの存在は、日々の運用・更新でひっ迫しているWeb担当者にとって脅威となっている。

だからモバイル用のサイト変換ツールやレスポンシブデザイン、CMSなど、これ以上負担を増さない方法についつい期待してしまう。制作会社や業者も、抱えている問題のすべてを解決してくれる魔法のツールであるかようなプレゼンテーションをして期待をあおる。

しかし、どんなツールを導入しようが、運用・更新の問題を解決することはできない

その理由は、そもそも運用・更新しやすいWebサイトとして構築されていないからだ。こんな当たり前のことを、なぜ理解できないのか!

新聞や週刊誌のようなメディアがなぜ存在しえるのか。

それは、日々の運用を実現するためにテンプレートや制作フローなどの土台が確立されているから。そのうえで、それを運用する体制も整っていることに集約される。

CMSそれ自体は、運用・更新を楽にするためのツールではない。ただし、CMSを用いたWebサイト構築において、「テンプレート」や「コンポーネント」という考え方を取り入れることで、運用・更新を楽にする基盤となるのだ。

運用・更新が大変で困ってて……丸投げしちゃっていいですか?
Web担当者A
PCサイトで手一杯なのに、スマホサイトの運用・更新までしてられないですよ!
Web担当者B
CMSを導入したら、Webサイトの運用・更新が楽になるんですよね?
Web担当者C

こんな問い合わせばかりで、根本的な話がまったくない。

もちろんこれはWeb担当者だけの問題ではなく、制作会社やCMSベンダーにも問題がある。

うちで構築したら、運用・更新が簡単になるツールもいっしょにご提供しますよ!
制作会社
弊社の製品を導入していただければ、日々のWebサイト更新が簡単にできます!
CMSベンダー

こんな調子で、CMSのWYSIWYGエディタで更新するデモを見せて、あたかも表示されているページそのものを直接更新できるかのように説明している制作会社やCMSベンダーが実に多い。

たしかに、HTMLを書けない人にとっては、WYSIWYGエディタはありがたいだろう。しかし、本当に運用・更新を楽にしたいなら、注目すべきはそこではない。コンテンツを直接書きかえることより、コンテンツとテンプレートを別管理にすることを考えなければならない。

なぜなら、詳細ページ※1の更新ならともかく、それ以外のページをページ単位で更新できないからだ。これは、検索したリストのページを、ページ単位で触れないことと同じだ。

※1:ここでの「詳細ページ」とは、たとえばECサイトにおける商品個別ページなど、入力したままの形でコンテンツが表示されるページのこと。「それ以外のページ」とは、ECサイトにおける「カメラ」や「テレビ」などの商品カテゴリのページや「ニュース」などの記事一覧を表示するリストページのこと。Web担だと、いまあなたが読んでいるこの記事ページ(の本文エリア)が詳細ページで、連載バックナンバー一覧がCMSによって自動的に構成されたそれ以外のページとなる。
管理ページ
一般的なCMS
粒度がページ単位
運用・更新しやすいCMS
粒度がコンポーネント単位
表示されるページ
この粒度(単位)でしか別のページに適用できない
リストページで
コンテンツを並べるページで
スマホサイトに縮小版を
同じCMSでも、コンテンツを管理する粒度によって、運用・更新時の手間に差が生じる。

また、モバイルサイト用のサイト変換ツールを利用すると、スマートフォンへの対応は楽にできるだろう。しかし、Webサイトで成果を上げたいと本気で思うのならば、そんな対応はあくまでもその場しのぎでしかなく、理想からはほど遠いものだと知っておくべきだ。

そもそも「運用・更新」とは何かを根本から考え直すべし

Webサイトは、運用・更新することが大前提であり、すべてはそこからスタートしなければならない。

「テキストでの変更ができない画像ばかりのWebサイト」や「メニューがコンテンツに連動して変更できないWebサイト」などは、そもそもメディアであることを自己否定しているとしか思えない※2

※2:ここで言及しているのは、お客さまに対して継続的に情報やサービスを提供するためのWebサイトだ。キャンペーンサイトや期間限定サイトなど、これに当てはまらないWebサイトも存在する。

まず、運用・更新するためには、自社のレベルにあった運用・更新の基盤を持つWebサイトが必要になる。

このレベルとは、運用・更新に携わる人数やリテラシー、かけられるコストに依存する。運用・更新に最適化するには、まず自分たちの現状を明確に把握することが必須となる。

「コンポーネント」という構成要素の粒度とルール決めから

運用・更新しやすいWebサイトを構築したいなら、まず最低限必要となる要素を明確にしてほしい。それは、テンプレートが必要ということである。

たとえば、週刊誌が週刊というサイクルで発行できるのは、テンプレートが存在するからだ。あらかじめ必要な文字数や図版のサイズ、見出しやキャッチの要素が決まっているので、制作時にいちいち悩まなくて済む。さらに、編集部全体にこの方法が浸透しているから、急な修正や記事の差し替えにも対応できる。

そのうえで、デザインにこだわったフリーフォーマットのテンプレートが、その雑誌のレベルに応じて存在する。

この原理は、Webサイトの運用・更新においても同じである。

自分たちにリテラシーや体制がないにもかかわらず、デザインの自由度を求めることは、運用・更新できないWebサイトを作りたいと言っていることと同じであるということを肝に銘じてほしい。

テンプレートで制御するページが多ければ多いほど、運用・更新は楽になる。このテンプレートについては、人によってさまざまな解釈があるだろう。

Webサイト構築において、有効に機能するテンプレートとは、コンポーネントの集合体でなければならない。コンポーネントとは、エレメント(見出しや画像、本文などの情報の最小単位)の集合体であり、表示の最小単位である。このコンポーネントを組み合わせたものがテンプレートだ。

エレメント(情報の最小単位)
項目名
サイズ
タイトル
20文字
画像
40×100
一覧用画像
30×20
商品画像
50×70
商品拡大画像
100×200
キャプション
200文字
説明
2000文字
説明用画像
50×70
本文1
100文字
本文2
1000文字
コンポーネント(エレメントの集合体、表示の最小単位)
タイトルタイトルタイトル
画像
本文テキスト本文テキスト本文テキスト本文テキスト本文テキスト本文テキスト本文テキスト本文テキスト本文テキスト本文テキスト本文テキスト本文テキスト本文テキスト本文テキスト
テンプレート(コンポーネントの集合体)
ヘッダー/グローバルナビ
コンポーネントE
コンポーネントC
コンポーネントB
コンポーネントA
コンポーネントA
コンポーネントA
コンポーネントD
フッター
エレメントを組み合わせてコンポーネントを作成
コンポーネントを組み合わせてテンプレートを作成
Webサイト構築における構成要素「エレメント」「コンポーネント」「テンプレート」の関係。

コンポーネントの数を極限まで少なくしておけば、当然テンプレートの数も少なくなる。こうすると運用・更新はさらに楽になる。

つまり運用・更新の問題は、Webサイト構築時におけるコンポーネントの数に依存するのだ。

CMSなどの仕組みがなくても、指定されたコンポーネントをコピーして、文字や写真の指定を変えれば、誰でも運用・更新できるのだ。

たしかに、コンポーネントの制作には経験と知識を要する。最初から最適なコンポーネントを制作することは難しいかもしれない。しかし、コンポーネントを今できる範囲でかまわないので制作してほしい。そして、そのコンポーネントしか利用しないというルールを定めて実行してほしい。なぜなら、それが運用・更新を楽にする最初の一歩なのだから。

本日のまとめ

運用・更新はWebサイトの存在意義であり大前提。

運用・更新のしやすさは、どのようにWebサイトを構築するかにかかっている。

「運用・更新しやすいWebサイト」でなければ、Webサイトで成果を出すことはできない。

すべては、お客さまの問題解決のために!

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この記事の筆者

生田 昌弘(いくた まさひろ)

株式会社キノトロープ
代表取締役社長

1959年生まれ。岡山県出身。1985年に生田写真事務所を設立し、カメラマンとして活動を開始する。1993年12月にキノトロープを設立し、代表取締役に就任。以後、一貫した方針で数々のWebソリューションを築き上げる。現在もネットエバンジェリストとして布教活動を実践中。

主な著書に『Webブランディング成功の法則55』(翔泳社)、『CMS構築成功の法則』(技術評論社)、『Webサイト構築ワークフロー』(ソフトバンククリエイティブ)、『アクセス解析からはじめる Webサイト運用 成功の法則』(ソフトバンククリエイティブ)、『次世代Webサイト構築ワークフロー』(インプレスジャパン)など。

【イラスト】
北上 諭志(きたがみ さとし)

新人でもできるオンリーワンのブランディング。真説Webけもの道 | 企業ホームページ運営の心得 | Web担当者Forum

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心得其の403

SNSはマスト

OSTILL/iStock/Thinkstock

取引を開始する前に、相手の社名で「検索」をかけることはビジネスシーンでは常識です。さらにSNSの普及によって、担当者の「名前」でも同じ作業をする時代になりました。もちろん、すべての社会人がSNSを利用している訳ではありませんし、LINEのように閉じられた環境であれば、外部から動向を知ることはできません。

しかし、人間とは勝手なものです。相手の名前がヒットしなければ「なんでないんだよ」と、自分がSNSをやっていなくても、身勝手に悪態をつくものです。だからWeb担当者なら、SNSの利用はマスト。それは「ブランディング」にもつながり、成功のためのWebの物理法則でもあります。

今回は新年度企画第2弾、新人Web担当者向け「けもの道のススメ」です。

本当の変化は数年単位

Web担当者のSNS利用は、パソコン通信時代に「ROM(Read Only Member)」と呼ばれたような、他人のツイートやフィードを読むだけの利用では意味がなく、なにがしかの「情報発信」が不可欠です。

Web担当者としての「情報発信」を決心したとき、どうしても「最新情報」を発信したくなります。特にWebの世界にドップリと浸るようになると、毎秒単位で生まれる最新トピックをキャッチアップしなければならないと、ある種の強迫観念に襲われてしまいますが、ご安心ください。錯覚です。変化の早い業界ではありますが、大きなトレンドの変化は数年おきに一度あるかないかです。

なにより、現実問題として、新人でもベテランでも、一介のWeb担当者が「最新情報」を発信し続けることはできません。

最新情報がマイナスに働くことも

常に最新情報を発信できるのは、情報源との距離が近い人です。具体的には、情報を提供する側の大企業やマスコミ、専業のネット媒体などです。既報をもとに語る「最新情報」は、すでに「最新」ではありません。しかも、チョイスした情報が古ければ「(情報)感度の悪い人」というマイナスのブランディングになってしまいます。だから「けもの道」をススメるのです。

私のススメる「けもの道」とは、「今日食べる分のドングリのありかを仲間に知らせ、飲み水の場所を伝えるぐらいの身近な情報」という意味で、日々の雑感、業務のなかで知り得た情報、経験談、感じたことを発信するということです。「けもの道」とは、野山を住処とする少数の「けもの」だけが利用する道です。必然的に「ニッチ」な情報となり、それは「オンリーワン」であることが多く、「オンリーワン」の情報発信を続ければ、「ブランディング」へとつながります。

もちろん、個人的な悪口や、違法・脱法行為、守秘義務に触れる話題はNG。わざわざ断るのは、「現場」において目にすることがあるからで、これも「けもの道」の歩き方です。本稿では触れませんが、「現場」に危険は一杯です。

ニッチとはオンリーワン

「けもの道」といえばWeb業界の巨星、梅田望夫氏が『ウェブ時代をゆく』のなかで、大企業を離れてフリーランスを選択することをこう表現していました。しかし、梅田氏の唱える「けもの道」は、せいぜいバイパスに沿って走る農道のようなもので、未舗装ではあってもすでに人の往来があるルートです。そもそも、彼はシリコンバレーというWeb業界の中心地を拠点にしており「情報源に近い人」です。やはり真似できるものではありません。

ただし、Web担当者には梅田望夫氏の『ウェブ進化論』を読むことをオススメしています。Webのざっくりとした歴史を知ることができると同時に、当時(2006年)の「最新情報」と現在をすりあわせることで、「本当の変化はそれほど頻繁に起こらない」ことを確認できるからです。

「けもの道」の証明

「けもの道」的なネタにだれが食い付くか、と疑問に思うかもしれません。しかし、この連載は「けもの道」です。

本サイトの安田編集長にお目にかかった際、日々の業務から気がついたWebへの取り組みを紹介していたメルマガの話をしたところ、それがそのまま連載となり、いまに至ります。最新情報に触れることは滅多になく、経験からの考察を紹介しているだけですが、男女差の視点から考える「地図の作り方」を紹介した記事から関西テレビの取材が入り、先日もラーメンチェーンの「幸楽苑」のメニューの並びを解説した記事をきっかけに、週刊ポストにコメントを求められました。

それぞれオーソリティとしてのオファーですから、Web業界のメインストリームから見向きもされない「けもの道」なネタでもブランディングになる証拠だといえるでしょう。

もっとも、マスコミへの露出はオマケに過ぎません。地デジアンテナを自力で設置した顛末を自分のブログで紹介したところ、知人の電気工事会社の社長から「水くさい」と連絡が入り、そのまま商談へと移行します。その他にも、TwitterやFacebookを見てくれているクライアントは多く、SNSという接点はかけがえのない「営業機会」となっています。そこに「Web業界の最新情報」は不用です。

Web世界の物理法則

冒頭に述べたように、けもの道による情報発信は「ブランディング」だけではなく、Webの成功法則でもあります

栄枯盛衰の激しいWebの世界では、昨日の成功法則が今日の足枷になることは珍しくありません。そんななかで、黎明期から今に至るまで変わらずWebを支配する「物理法則」があります。

情報は引力

サイトの情報量の増加は、サイトへの引力を強くします。発信する情報量が増えれば増えるほど、訪問者が増えるといってもいいでしょう。それはSNSでも同じです。もちろん「質」も問われ、オンリーワンな情報が有利に働くのはいうまでもなく「けもの道」が強い引力を発します。

「情報は引力」については近日、紙幅を割いて「2015年度新人Web担向けファイナル(仮)」として紹介する予定です。

今回のポイント

「けもの道」的なニッチ情報を発信

身近なネタが自分を彩る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:新人でもできるオンリーワンのブランディング。真説Webけもの道 | 企業ホームページ運営の心得 | Web担当者Forum
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この記事の筆者

宮脇 睦(みやわき あつし)

プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。

制作、営業の双方の現場を知ることからウェブとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『完全! ネット選挙マニュアル』(Kindle版)、『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、冷静な視点からのIT業界分析に「週刊ポスト」など、様々な媒体から情報発信を続ける。

スマホの検索順位が変わる? 4月21日までにサイトのモバイル対応で、やっておくべき4つのこと | ネットショップ担当者フォーラム ダイジェスト | Web担当者Forum

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先日Googleより「4月21日以降、スマホ対応しているかどうかで順位に影響が出る」とのアナウンスがありました。どの程度のインパクトがあるのかはわかりませんが、サイト運営者にとって大きな変更です。というわけで、キーワードの選び方の解説に入る予定を変更し、急きょ、スマホサイトの最適化について解説します。スマホ検索の割合が加速する昨今、モバイルフレンドリーなサイトを目指しましょう。2015/3/23追記:3月20日に「In-House SEO Meetup」に参加しました。そこで聞いてきたGoogleの方のコメントを4つ追加します。

これまではPCサイトを最適化していれば良かったけれど…

最近は電車の中で、乗客のほとんどがスマホを見ているという光景を目にします。そっとのぞき込むと(笑)大抵の人はゲームをやっているのですが、Googleで何かを検索している人もそれなりに多いのではないのでしょうか。仕事中は自由にパソコンを使えない企業も多いですから、移動時間にスマホで情報収集したり、主婦の方であれば家事の合間にスマホからクイックにネットショッピングする人もかなり増えてきているのではないかと思います。

実際、私のお客様でGoogleアナリティクスのPCとスマホの検索流入の比率を比べると、ECサイトではスマホ比率が半数を超えてきています。若年層が多いECでは7割を超えているところもあり、完全にPCと逆転しています。大体2年前の2倍程度になっているサイトが多く見られます。

さて、そのスマホでGoogle検索すると、現在はPCのGoogleとほぼ同じ結果が表示されます。そのため、基本的にはPCサイトを最適化していればよかったのです。

恐らくSEOを生業とする方々は「いつかスマホ専用の検索結果が出てくるだろう」と予測していたと思いますので、今回のGoogleのアナウンスは「やっと来たか!」という感じではないかと思います。

そしてGoogleが事前にアナウンスするなんてことはあまりないので、結構大きなインパクトがあるのかなとも思っています。

2015/3/23追記①:Googleの方によるとペンギン、パンダアップデートなみの影響があるそうです。やはりアナウンスするだけあってかなりの変動になりそうですね。

Googleが求める「モバイルフレンドリー」なサイトになるために

みなさんはスマホでWebサイトを見ているとき、ストレスを感じるのはどのようなサイトでしょうか。

遅いサイトでしょうか? PCページが表示されて操作しにくいサイトでしょうか? ピンチ(拡大)できないサイトでしょうか?

スマホの限られた画面サイズで移動中に見ているとしたら、やはり「速くて使いやすいスマホ専用サイト」がうれしいですよね。Googleが求める要素もまさにそこで、スマホに最適化された「モバイルフレンドリーなサイト」が重視されるようになります。そのため、次の要素が順位に影響してくるのではないかと考えられます。

  • スマホページがあるか
  • スマホの設定をGoogleに通知できているか
  • 表示速度が遅くないか
  • 使いやすいか(ユーザビリティ)
  • Googleがスマホページをきちんとクロールできているか

それでは、自分のサイトがモバイルフレンドリーかどうか、次の4項目をチェックしてみましょう。

①スマホの検索結果に「スマホ対応」が出ているかどうか確認する

そろそろ春めいてきたので春用のニットがほしいなと思っています。そこでスマホGoogleで「春 ニット」と検索してみると次のような結果になります。

「春 ニット」の検索結果
「春 ニット」の検索結果

このとき、検索結果のURLの下に「スマホ対応」という文字が出ているページこそ、Googleがスマホに最適化されているページだと認識しているページです。

「スマホ対応」と表示されているページと、表示されていないページを比べてみましょう。

「スマホ対応」あり
①「スマホ対応」表示あり
「スマホ対応」なし
②「スマホ対応」表示なし

①のページはスマホ画面に最適化されているので、ナビゲーションも押しやすく文章も読みやすいですね。

一方、②のページはPCページと思われますので、字も小さく拡大しないと操作できません。

そして検索順位でも、①は3位、②は17位と差がついています(3月16日現在)。

「スマホ対応」のラベルが出ていなければ、そもそもスマホページがなかったり、最適なページではなかったりする可能性があります。

②スマホの設定をGoogleにきちんと通知できているか確認する

スマホサイトの構築にはいくつかの方法があります。Googleが認識できるのは次の3つです。

  1. レスポンシブ ウェブ デザイン:URL、HTMLはPCと同じ。CSSでPC、スマホなど画面に応じた表示をする。
  2. 動的な配信:URLはPCと同じ。HTML(画面)はスマホ専用に作る。
  3. 別々のURL:URLもHTMLもPCとは違い、どちらもスマホ専用に作る。

Googleはレスポンシブを推奨している面もありますが、上記3つであれば評価に違いはありません。ただしどのタイプかによって、Googleに通知する方法が違います。該当するタイプごとの処理方法をこちらから確認してください。

ちなみに主要なECのASPサービス、CMSは次のようになっており、どこもスマホ対応はされているようです。スマホのGoogleでご自身のサイトを検索してみて、①の「スマホ対応」が出ていれば問題ないですね。

サービススマホ対応無料対応タイプ
カラーミーショップ別々のURL
ショップサーブレスポンシブ
MakeShopレスポンシブ
e-shopsカート2別々のURL
WordPressレスポンシブ
※「スタンダードモバとくパック」以外はオプション

③モバイルフレンドリー(ユーザビリティ)をチェックする

スマホにはスマホ特有の動作があります。例えば拡大するときのピンチ、クリックするときのタップ、横にスライドするスワイプなどなど。まず限られた画面サイズの中で閲覧しやすいか、そして使いやすいか、つまりモバイルフレンドリーになっているかを、こちらのツールでチェックしてみましょう。

このツールでは、URLを入れて「分析」ボタンを押すと、そのページがどの程度モバイルフレンドリーになっているか解析してくれます。

モバイルフレンドリーテスト

画面はアユダンテが提供している電気自動車の充電スポット検索サイト(http://evsmart.net/)のTOPページの分析結果ですが、まずいですね。レスポンシブなはずですが、まだフレンドリーではないようです(笑)

また前々回に説明したGoogleのウェブマスターツール、こちらの「検索トラフィック」の中に「モバイル ユーザビリティ」というレポートがあります。

検索トラフィック > モバイルユーザビリティ
ウェブマスター ツール > 検索トラフィック > モバイルユーザビリティ
モバイルユーザビリティ
「ユーザビリティエラー」の各項目をクリックすると、該当ページのURL一覧が出てくる

こちらではサイト内に問題のあるページが何ページあるか、項目ごとにわかります。ここで出てくる分析内容の詳細は、こちらのページをご覧ください。

アユダンテのお客様で多いユーザビリティエラーは、主に「ビューポートが設定されていません」「フォントサイズが小です」「タップ要素同士が近すぎます」の3つです。

ビューポートは「meta viewport」というタグを使用して、携帯端末(スマホ)でウェブページを表示する際にページのサイズとスケーリングを調整する方法をブラウザに指示するもののようです。これが入っていないサイトが結構見受けられます。

「タップ要素同士が近すぎます」については、要素同士が近すぎるとうまくタップ(クリック)できないということですね。確かに間違ってタップすることはよくあります。

フォントサイズが小さいサイトもよく見かけます。ピンチして拡大するにしても、デフォルトの状態で読みやすいサイズだとありがたいですね。

正直、これらのユーザビリティ的課題がどの程度順位に影響するのかはまだわかりません。アユダンテでは100以上のサイトのウェブマスターツールを確認できますが、エラーの出ていないサイトのほうが少なく、どのサイトも何かしらのエラーが出ています……。

修正が大変な項目もありますので、まずはチェックしてみて可能なところから調整していくのがいいかもしれません。

2015/3/23追記②:Googleの方によると、モバイル フレンドリー テストツールの結果で「問題ありません」と出ているほうがいいとのこと。今回の変動で影響が大きいのは、恐らくインフォメーショナルクエリです。サイト名や社名などではなく、「赤ワイン 通販」「スカート 通販」などの一般名称ですね。順位を落としたくない一般名称のキーワードが設定してあるページから優先的に対応し、4月21日までに修正したほうがいいでしょう。

なお、こちらのツールでは複数ページを一括チェックできます。参考:http://tspr.jp/columns/516

④Googleがクロールできているか確認する

次は、同じくウェブマスターツールにある「Fetch as Google」という機能を使ってGoogleがクロールできているかチェックしてみましょう。

この機能については前々回の記事で解説しました。ただその際は「Googleにクロールをリクエストする」という使い方の説明でした。今回は「Googleでどのように表示されるか」という機能のほうを使ってみます。

ウェブマスター ツール > クロール > Fetch as Googleで、①「モバイル:スマートフォン」を選択して ②「取得してレンダリング」をクリック
ウェブマスター ツール > クロール > Fetch as Googleで、①プルダウンメニューから「モバイル:スマートフォン」を選択して ②「取得してレンダリング」をクリック
etch as Googleのレンダリング結果1
③表示された結果から、確認したい行をクリック
Fetch as Googleのレンダリング結果2
レンダリングが終わると、左側に「Googlebotはこのページをこのように認識しましたよ」という画面、右側に「あなたのサイトの訪問者には、このページがこのように表示されますよ」という画面が表示されます。

このように、Googleが画像やJavaScript、CSSなどを実行して再現した画面を確認できます。ここで空白のブロックなどがあれば、正常に認識されていない可能性があります。

また下部のほうで「Googlebot はこのページの一部のリソースを取得できませんでした。」というメッセージが出てきた場合、特にJavaScriptやCSSファイルはきちんとクロールできるようにしましょう。なぜならGoogleはすべての要素をクロール、画面をレンダリングして解析したいと考えているからです。

とりあえず、「Fetch as Google」では主要なURLをチェックしてみて、Googleが認識する左側の画面が、私たちが目で見る右側の画面の状態にならず、何かのファイルをブロックしている場合には、制作担当の方に確認してください。

 

おまけ:速度チェックは「PageSpeed Insights」で

表示速度も重要です。「PageSpeed Insights」というツールでチェックできますが、かなり高度な結果が返ってきます。システムやコードに関係する部分も多く、すぐに対応するのが難しいケースが多いと思います。とりあえず「遅いなぁ」と思う場合にはエンジニアの方に確認してもらってください。

2015/3/23追記③:表示速度は4月21日の時点では評価対象にならないそうです! ただ近い将来、恐らく評価に入ってくると思われますので、やはり遅いページはチェックしてみましょう。

スマホの順位を調べておこう

さて、もう1つやらなければいけないことがあります。それはスマホGoogleの順位を調査する、ということです。弊社では早速自社ツールを改良して、スマホの順位が計測できるようにしました。

試しに国産靴下で有名な「タビオ」さんの現在の、スマホGoogleの順位を調べてみました。現在はPCのGoogleと全く同一の順位です。この結果が4/21以降、どの程度変化していくのか楽しみです。

キーワード順位ヒットURL
靴下1http://www.tabio.com/jp/brand/kutsushitaya.cgi
タイツ3http://www.tabio.com/jp/items/ladies-tights/
ストッキング3http://www.tabio.com/jp/stockings/
レギンス4http://www.tabio.com/jp/items/ladies-spats/
ハイソックス5http://www.tabio.com/jp/socks-0031/
◇◇◇

最後に、こちらの記事も紹介しておきます。3月の1週目にアメリカで「SMX West」というサーチエンジンマーケティングのカンファレンスがあり、アユダンテからも2名が参加してきました。今回はやはりこの4/21の件が一番の話題となったようで、いろいろと質問も飛び交っていたようです。

4/21まであと1か月。みなさんのスマホ検索はどのように変わるのでしょうか。より良い検索体験が得られるようになるのでしょうか、それとも思ったほど変化はないでしょうか。Googleのみぞ知る……ですが、貴重なトラフィックを少しでも失わないよう、可能な限り対策しておきましょう!

2015/3/23追記④:冒頭で触れたIn-House SEO Meetupのレポートはこちらです。ぜひご覧ください。http://tspr.jp/columns/679

オリジナル記事はこちら:スマホの検索順位が変わる? 4月21日までにサイトのモバイル対応で、やっておくべき4つのこと(2015/03/20)

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:スマホの検索順位が変わる? 4月21日までにサイトのモバイル対応で、やっておくべき4つのこと | ネットショップ担当者フォーラム ダイジェスト | Web担当者Forum
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この記事の筆者

江沢 真紀(えざわ まき)
アユダンテ株式会社 SEOコンサルタント。2001年よりイージャパンにてJeff Rootに師事。
検索キーワードからユーザー心理を読み解くSEOで数々の成果を上げ、大手通販サイトを中心にいままでに手掛けたSEOは100サイト以上。「できる100ワザ SEO&SEM」「いちばんやさしい新しいSEOの教本」(共にインプレスジャパン刊)を執筆。

Google アナリティクスの最新動向や、コンサルタントによるSEOやリスティングのコラムなど、
企業のWEBマーケティングに役立つ情報を提供しています。

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