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トランスコスモス、ネット広告クリエイティブ検証「t-eams for Creative Performance」開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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ITアウトソーシングサービスのトランスコスモスは、インターネット広告のクリエイティブ(制作物)検証サービス「t-eams for Creative Performance(チィームス・フォー・クリエイティブ・パフォーマンス)」を始める、と6月17日発表した。統計学的手法の実験計画法を使ってリスティング広告やバナー広告を調べる。実験計画法によって、膨大な組み合わせテストが必要な検証用クリエイティブの数を絞り、配信していないクリエイティブの効果も予測できる。

統計学的な計算に基づいて算出した組み合わせ表を活用することで、一部のクリエイティブの制作・配信で全てのインターネット広告のクリエイティブが検証可能になる。その結果、制作数が最大約95%削減でき、配信コストを抑え、検証期間も短縮する。バナー広告やリスティング広告を構成するコピー、画像、背景色、フォントなど各要素の影響度に加え、パターンごとの効果も数値化する。そのため注力する要素が分かり、今後のクリエイティ制作に生かせる。

トランスコスモス
http://www.trans-cosmos.co.jp/

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オリジナル記事:トランスコスモス、ネット広告クリエイティブ検証「t-eams for Creative Performance」開始 [ニュース] | Web担当者Forum
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KDDIウェブコミュニケーションズ、コラボレーションツール「corabbit」の機能を刷新 [ニュース] | Web担当者Forum

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KDDIグループでホスティング事業のKDDIウェブコミュニケーションズは、同社のクラウド型のコラボレーションツール「corabbit(コラビット)」の機能を6月16日に刷新した、と同日発表した。ファイルをアップロードする際、タイトルや説明を記載する機能と、ファイルを共有するメンバーの選択機能を新たに搭載した。ファイルが何か、メンバーの誰に関わるのかなどが明確化できる。従来以上に、ファイル共有とコラボレーションをシームレスにして業務遂行をスムーズにする。

さらに、アップロードしたファイルに直接コメントや指示を入れられるレビュー機能を付けた。ファイルのプレビュー画面に丸、三角、実線で記してコメントでき、より的確なコラボレーションを可能にした。corabbitは、クラウド型のコラボレーションツールで、会社やグループ、プロジェクトなどでファイル共有できるほか、コメント機能でコミュニケーションが可能。少人数用の「Pro」と大規模プロジェクト向け「Team」の2種あり、無償版を含む各4プランを展開している。

KDDIウェブコミュニケーションズ
http://www.kddi-webcommunications.co.jp/

corabbit
http://corabbit.com/

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「売るだけならアマゾンでええ」・・・実店舗開設で新たなビジネスモデル作りに挑むEC企業の挑戦 [ネットショップ担当者フォーラム ダイジェスト] | Web担当者Forum

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この記事は、ネットショップ担当者フォーラムで公開された記事を、許諾を得てWeb担当者Forumで転載したものです。

“ネット発”リアルへの挑戦

DIY用品のECを手掛ける大都は4月26日、大阪市内に日本初というDIY製品専門の実店舗をオープンした。大都は一般金物の卸から主力事業をECに転換し、新たに実店舗ビジネスに参入。体験教室といった役務サービスの提供、ECと実店舗の連動といった新たな取り組みも行う。オープン前日に開かれたセレモニーへの招待を受け、店舗へ訪問。次々と新たな一手を打つ大都の挑戦に迫った。


「物を右から左に売るだけなら、アマゾンでええ。リアル店舗を手掛けようと決めたとき、考えれば考えるほどネットだけでええという結論になる」。4月25日に行われた店舗オープンのセレモニーの挨拶で、大都の山田岳人社長は実店舗進出に至るまでの葛藤をこう吐露する。

大都の創業は1937年。もともと利器工匠具の販売でスタートし、1952年に法人化。一般金物の卸を中心に事業を展開している中、新規ビジネスとしてECに参入した。2002年のことで、その後はロングテール戦略を進めて業容を拡大。現在は日本最大級のDIYツールのECサイトを運営する規模に成長、ECサイトの運営が主力事業だ。

10年以上手掛けるECの実情を踏まえ、山田社長はこう言う。「先代が生きていたころから問屋業は儲からない、小売業をやりたいと言っていたが、物を売るならネットの方がいいと思っていた。実店舗は収支が合わない」

大都の山田岳人社長

卸中心のビジネスモデルからECへ事業転換、そして実店舗参入を進めてきた山田岳人社長。
写真右横の「PETER」と記載されたTシャツは、今は亡き先代の店舗用ユニフォームだという

だが、実店舗への参入に踏み切った。「消費者に、ECでは実際に触れることのできないナショナルブランドのDIY用品に触れてもらったり、興味を持ってもらいたい」(同)と考えたためだ。

近年、景気低迷などで可処分所得が伸び悩む中、自らの手で快適な生活空間を創造するためのモノ作りに励む人が増えている。こうした「DIYブーム」の追い風を受け、大都のECサイトの売り上げも右肩上がりを続ける。だが、ECサイトでDIY製品を購入するのは一握りで、リアル店舗しか利用しない潜在顧客はまだまだ多い。商品に触れ、DIYを体験する…こうした従来にはない取り組みを通じて、見込み客の創出、新規顧客の獲得につなげようと考えたのだ。

山田社長は実店舗の役目をこう語る。「服では試着できるのが当たり前なのに、工具などは使って試してから買うということができない。モノ作りの楽しさを教えたり、製品を試してから買うという場所があってもいい

協賛型実店舗、大都が生み出す新たなメーカーとの関係性

実店舗を構えたのは大阪府大阪市浪速区。近くには難波駅がある。名称は「DIY FACTORY OSAKA」で、店舗面積は270平方メートル。ECサイト「DIYツールドットコム」で扱っているDIY商材の内、約30ブランド、500アイテム以上の商品を用意する。「自宅に作業場がない」とニーズに応えるための「ワークスペース」を用意し、レンタル工具などを提供。初心者から経験者が楽しめるDIYに関する「ワークショップ」も行う。販売する製品のほか、体験スペースを用意するため、店舗はそれなりの広さだ。

大都の店舗には24社の商品が500点以上取り揃えられている

実店舗にはメーカー24社の製品が500点以上取り揃えられている

だが、実店舗の開設は、初期の設備投資に加え、人件費、家賃といった固定費が毎月、経営の重しになる。多くのEC企業がリアルへの進出を躊躇、もしくは念頭におかないのにはこうした理由があるためだ。それをECの収益でカヴァーする覚悟で実店舗を構えた…というわけではない。

実は大都のリアル店舗への進出は、大都の取引先である24社のメーカーからの協力が支えになっている。店舗で購入でき、体験できる商品はメーカー24社が取り扱う製品。「DIY FACTORY OSAKA」は、その24社が一定の費用を出し合う、いわゆるメーカー協賛型の実店舗なのだ。「メーカーにこんなことをやりたいと相談したところ、24社が協賛してくれた。それがなければこの実店舗は実現しなかった」と山田社長は明かす。

近年、ホームセンターでは粗利率の高いプライベートブランド製品が増え、ナショナルブランドなどの売り場が縮小しつつある。「DIY FACTORY OSAKA」について、メーカー側にとってのメリットは、売り場を増やすことができることはもちろん。「ワークショップ」などで消費者に直接自社の製品をアピールすることができる。

体験教室などでは、メーカーの担当者が店舗に出向き、参加者に工具の使い方、モノ作りの楽しさをレクチャーする。メーカーと消費者が直につながることで、メーカーが直にモノ作りの楽しさをエンドユーザーに伝えることができるようになる。

山田社長はこう胸を張る。「日曜大工が好きであったりやったことのないという消費者と、いいモノを作っている日本のメーカーをつなげる場所というのが日本のDIY業界には欠けている。この業界に一石を投じるべきだと考え、こうした形態で実店舗をオープンすることができた

「手ぶらでショッピング」実現する技術でオムニチャネル展開

ECサイトが店舗よりも優れている利点として言われているのが、多くの商品点数を掲示できる点。大都でも、ECサイトで取り扱う商品点数は60万点超だが、実店舗では500点程度に限られる。だが、大都はこのECサイトの利点を店舗にも持ち込み、「手ぶらでショッピング」を楽しむ環境作りにも取り組んでいる。

ある消費者が来店し、店舗に掲示してある同じジャンルの他製品を見てみたいと思ったとき。店舗に用意した専用掲示物をスマートフォンでかざすと、目当てのジャンル商材や製品を掲載したECサイトにアクセスできる環境を整備。もちろん、その場で商品をECサイトで購入し、商品は後日配送センターから配送するといった、手ぶらでショッピングできる環境を用意している。

この仕組みは、アプリ開発などのアクアビットスパイラルズが提供するサービスが支えている。スマホをかざすだけでウェブサイトを開く技術「Tapit(タピット)」を採用した「Carry free(キャリーフリー)」と呼ばれるサービスがそれだ。大都はこのサービスの導入企業1号店になる。

大都の「手ぶらでショッピング」を支える「Tapit(タピット)」を採用したサービス

「tapit」と書かれた掲示物にNFC搭載のスマホをかざすと、専用のECページに自動的にアクセスすることができる

タピットは、近距離無線通信技術のNFCを搭載したスマホを、NFCタグを貼付した掲示物などにかざすと、あらかじめ設定したウェブページを自動的に開くことができる技術。「アプリ不要」というのが特徴で、簡単に導きたいサイトにスマホユーザーを誘導することができる。

「タピット」とQRコードは似たような仕組みだが、大きく異なる点がある。QRコードは1つのURLしか組み込めないが、「タピット」のNFCタグは、誘導先にするURLを自由に設定することが可能。パンフレットにQRコードを載せてしまえば、1つの商品にしか誘導できないが、NFCタグを貼付した掲示物を用意すれば、都度専用システムで指定したページへ誘導することが可能だ。

NFCタグを貼り付けるのはポスターやカード、サンプル商品、案内資料などさまざま。ポスターならば壁さえあれば販促媒体となり得る。小さなスペースであれば、売りたい商品ごとに掲示物を用意すれば、ネットと小売店の売り場が簡単に連動することができるようになる。

このサービスを採用した大都の実店舗では、各メーカーのブースに陳列した商品の近くに、NFCタグ搭載の掲示物を設置。実際に手に取って気に入れば、ECサイトでも購入できるようにしている。もちろん、他のジャンルの商材を探すことも可能だ。DIY製品はかさばるモノが多いので、その場で持ち帰ることができないといった来店者の購入意欲を喚起することができそうだ。

◇◇◇

DIY業界では、良質な製品を作るクリエイターが多く存在するものの、そのクリエイターは製品を販売するための売り場の減少に悩んでいるという。大都はECサイト、そして実店舗への進出を通じ、「クリエイターと消費者をつなぐDIYのプラットフォームを作っていきたい」と山田社長は意気込んでいる。

オリジナル記事はこちら:「売るだけならアマゾンでええ」・・・実店舗開設で新たなビジネスモデル作りに挑むEC企業の挑戦(2014/05/16)

ネットショップ担当者フォーラム
ネットショップ担当者フォーラムについて

ネットショップ担当者フォーラムでは、ECサイトを運営する企業の経営者や運営担当者、制作者が語り合う場所や、“ここに行けば情報がある”、“ここに行けば問題が解決できる”を目指したメディア運営をしています。

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Web担当者がぶつかる採用コンテンツの壁、どっちつかずはWebの弱点 [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum

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Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる 企業ホームページ運営の心得

コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。

宮脇 睦(有限会社アズモード)

心得其の364

あんたが悪い……とは言えない

Web担当者が、どれだけ知恵を絞り工夫をしても、限界があると断言できるコンテンツがあります。

採用(求人)コンテンツ

それはなぜか、「社長案件」だからです。

空前の人手不足がやってきました。あのバブル期を越えるといってもよいでしょう。どちらも主因は少子高齢化ですが、バブルのころは、戦後日本の人口ボリュームゾーンである「団塊世代」が労働力を下支え、まもなくその子供の世代である「団塊ジュニア」が社会参加するという予測がありました。今回はそのどちらもありません。そして「採用コンテンツ」が、Web担当者の重要なミッションとなることでしょう。

しかし、すでに指摘したように人材採用とは「社長案件」。その決定的な理由は後に述べるとして、まずは、

社長、あんたが悪い

と言えないWeb担当者のために、採用コンテンツを工夫する方法を紹介します。

バブル期に咲いた技

求人票に記述する内容を、Webサイトに転載しただけで人が集まることはありません。まして「人手不足」の時代に入ったのです。他社との差別化は不可欠で、これについて一家言持つのは、私が「バブル期の就職活動」を経験しているからです。

バブル期は、初任給が毎年1万円単位で上昇し、500円のアルバイト時給が2年後には750円と、25%もアップするような時代でした。当然、すぐに会社が支払える給料の限界に到達します。そこで給料以外の差別化を目的として生まれたコンテンツが、

先輩

です。採用対象者と年齢の近いスタッフを紹介することで、楽しく働いているという職場の「雰囲気」で差別化を目指します。人間は年齢をはじめ、境遇の近いものに自己を投影する傾向があり、同コンテンツには未知の世界へ飛び込む不安を払拭させる効果も期待できます。もちろん、当時の求人はWebではなく、求人誌などですが。

就職氷河期の言葉

先輩の声は、Webの採用コンテンツとしてさらに役立ちます。ある物流企業で先輩のヒアリングをした際、「就職氷河期」をくぐり抜けてきた女性社員は、志望した理由をこう述べます。

なくならない業界

人、物、金といった、経済を動かす三要素の一角を担う企業なら、採用した後に「潰れる」ことがないという見立てです。厳しい就職氷河期をサバイブしたものの視点だといえます。その後、数年にわたり、このキーワードでアクセスが絶えなかったのは、同じ時代、同じ経験をしたものだけに通じる「言葉」だったからです。つまり採用限定の「SEOキーワード」になったのです。

輝く道を選ぶ心理

もう1つ、バブル期に生まれたコンテンツが「未来(ヴィジョン)」です。「幹部候補生」「独立歓迎」など、アルバイトを対象にした求人誌『フロム・エー』にも散見しました。これには、

安い給料だけど我慢して

という含意があり、支給できる給与の限界からの苦肉の策です。その後、ブラック企業が活用するようになったのは、皮肉な話ですが、それだけ効果があるということです。

ヴィジョンとは入社何年で、どの役職、職種になることが可能なのかという提示です。人手不足の売り手市場で、よりどりみどりに選択できる「未来(就職先)」ならば、輝ける道を選ぶのは当然です。そして、ここでWeb担当者は限界にぶつかります。なぜなら、大半の企業は、そのヴィジョンをもたないからです。

出世する理由は雰囲気

民間企業においての出世とは、大なり小なり「雰囲気」が決定します。受注件数などの具体的な指標が用意されておらず、部課内の人間関係や、縁故関係(コネ)も含めた状況に左右されるからです。対する成果主義を礼賛しているのではありません。「成果」だけでない評価システムは、アットホームな空気を作りだし、チーム全体としての結束力を高めるという利点もあるからです。問題は、

どっちつかず

という社長の姿勢にあります。ドラスティックな成果主義を打ち出すわけでもなく、チームワークを売りとするのでもない「中途半端」な人事政策は、「差別化」の対極にあります。入社後のヴィジョンを提示できない人事システムは、瞬時に同業他社との比較ができるWebの採用競争で不利に働くことは否めません。

Web担にできること

だからといってWeb担が、社長室へ乗り込み、人事政策に進言する……ことはやめたほうがよいでしょう。私が会社を辞めた理由の1つが、人事政策へのしん言だからです。そこで、最後に採用に関する効果的な方法を紹介します。それは「資格」です。

日本にはさまざまな資格があり、公的な資格に絞り込んでも多種多様です。「電気工事」1つをとっても、

  • 第一種電気工事士
  • 第二種電気工事士
  • 第一種電気主任技術者
  • 第二種電気主任技術者
  • 第三種電気主任技術者

があります。これらの「資格取得」のための要件や手続き、方法、そのコツなどを紹介するコンテンツを用意するのです。資格取得を目指すのは、すでに従事しているか、これから目指す人です。するとこのコンテンツをきっかけに、自社に興味を持ってもらうことを期待でき、あわよくば採用につなげようという皮算用です。

資格の種類によっては、競合のいないブルーオーシャン。コンテンツを作った翌日に、SEOを実現した事例は数多いのですが、弊社の顧客利益の確保のためここでは割愛します。そしてこれらのキーワードでのアクセスが確認できれば、「引き合い」の可能性を示すことができ、ここまでがWeb担の仕事。あとは「社長の仕事」です。

ちなみに電気工事に関連するものには「技能講習」として

高圧ケーブル工事技能、高所作業車、ガス溶接、小型移動式クレーン

などがあり、さらに「特別講習」なら

安全衛生責任者、低圧電気取扱、高圧・特別高圧電気取扱、高所作業車運転、有機溶剤業務、アーク溶接……etc

などと多岐にわたり、そこかしこにブルーオーシャンが広がっていました。執筆に当たり、情報を整理する過程において、普通自動車運転免許一枚でWeb屋をやっている我が身を反省しました。

今回のポイント

資格は求職者を呼び寄せるコンテンツ

人手不足の時代は人事政策の公開が好まれる

この記事の筆者
ユーザー 宮脇睦(有限会社アズモード) の写真

宮脇 睦(みやわき あつし)

プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。

制作、営業の双方の現場を知ることからウェブとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『完全! ネット選挙マニュアル』(Kindle版)、『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、冷静な視点からのIT業界分析に「週刊ポスト」など、様々な媒体から情報発信を続ける。

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オウンドメディアのコツはコンテンツの類似性と結合性にあり、消費者の心理メカニズムを解き明かす [イベント・セミナー] | Web担当者Forum

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人が他者の経験(クチコミ)を参照するときには、この人とは似ているから、自分が製品を買っても同じような感想を持つに違いないと帰納推論する(澁谷教授)。

他者のクチコミが自分の将来にとって、良い予測になるかどうかを規定する要因の1つが「類似性」であり、東北大学の澁谷教授はさまざまな研究を行っているという。この類似性を人がどのように判断しているのか、そのプロセスを知ることで、デジタルマーケティングにも応用が可能になる。

進化する顧客コミュニケーションとマーケティング新潮流

こうした消費者心理やデジタルマーケティングの新潮流を解説するセミナー、トランスコスモス デジタルマーケティングカンファレンス 2014「進化する顧客コミュニケーションとマーケティング新潮流」が3月6日、トランスコスモスによって東京ミッドタウン・カンファレンスで開催された。

本セミナーでは、デバイス・メディア・マーケティングテクノロジーの革新が消費者の購買行動に大きなインパクトを与え、企業の顧客コミュニケーションが変化する現代における、マーケティングの新潮流を共有することが目的だ。基調講演では、東北大学の澁谷教授が消費者の情報行動について心理メカニズムとともに解説し、後半のセッションでは先進的Webマーケティングの企業事例が共有された。

  • 基調講演:デジタルマーケティングの諸相と消費者の心理メカニズム
    CtoCコミュニケーションに対する消費者のさまざまな振る舞い方と、その根底にある心理メカニズムについて、認知心理学の実験結果などを紹介しながら議論
  • ゲスト講演1:ANAのデジタルマーケティング戦略とデータ活用
    ANAが実践するサイト内分析、外部データを活用したマーケティング戦略を紹介
  • ゲスト講演2:動画マーケティング3.0 ~広告・ソーシャルにおける動画の活用事例とこれから~
    従来のディスプレイ広告では接触が困難なユーザー層へどのようにアプローチするか、チューリッヒ保険会社が動画広告・ソーシャル動画の事例を解説
  • トランスコスモス講演:統合データベースマネジメントによるEC運用
    統合DBによるデータドリブンでのEC事業者支援型サービスについて紹介

本レポートでは、東北大学の澁谷教授による基調講演の内容をレポートする。

他者の経験から未来を予測する

ソーシャルメディアを代表に消費者間(CtoC)のコミュニケーションの影響力が大きくなるなかで、企業はどのように潜在顧客に働きかけていけばいいのか。基調講演では、消費者のさまざまな振る舞い方と、その根底にある心理メカニズムについて、認知心理学の実験結果の解説とともに、企業と消費者間(BtoC)のコミュニケーションのヒントが示された。

澁谷 覚氏
東北大学大学院経済学研究科
澁谷 覚氏

「今日は、能動的に情報を取りに来る人たちを中心に話したい」と、まず澁谷教授は、ソーシャルメディアのなかでも興味関心ごとに対して能動的に情報を取得しようとする人がどのように行動するのかを説明していく。興味関心の要素はさまざまだが、今回の対象は企業のデジタルマーケティングにかかわる製品サービスが対象だ。

人が何かの製品を購入しようとするときは、購入したときにどうなるかを予測する。そして、その予測の材料として使われる要素の1つが、すでに使っている他者の経験、いわゆるクチコミになる。Amazonで無意識にマウスをスクロールして、レビューを眺めている人はいるだろう。このとき、他者の経験が自分にとって良い予測になるかどうかを規定する要因が「類似性」であり、澁谷教授はさまざまな研究を行っているという。

類似性を判断するための材料はいくつかある。たとえば、アットコスメのレビューでは、「28歳/敏感肌」といったように利用者の属性が書かれているが、この人のクチコミが参考になるかどうか、文字列を判断材料にしている。また、住宅メーカーのサイトでは、家を建てた人の声とあわせて家族の写真が掲載されており、文字だけでなく、画像も類似性を判断する要素になると澁谷教授は説明する。

ただし、人間は無意識下で類似性を判断することが得意であり、

28歳敏感肌という文字列を見て判断しましたか。

とアンケートを取っても答えはでてこないという。人は目に写したとしても、脳内で単語を見たという情報処理をしないと、その文字列を“見た”とは認識しない。類似性判断の実験においても、“見えた”“見えない”という情報よりも、類似性の判断が優先して行われていたという。

結合性がクチコミの確証度を高める

では、人が類似性を判断する際には、具体的にどのようなことを行っているのだろうか。基本的なものは、2つの対象物において、共通する属性が1つずつ含まれている場合だ。これをネット上でクチコミを参照する状況に置き換えると次のようになる。

  • 自他の共有属性

    たとえば、「ホンダのFITは使いやすい(男性30歳)」というクチコミからは、同じ年齢という共有属性があるなかで、FITは使いやすいという他者の経験を参照している。

  • 類似性判断における帰納推論

    共有属性の他に、「Aには含まれていないが、Bには含まれている」要素を見つけたとき、2つは似ているのでBの要素がAにもあるに違いないと人は推論する。これも無意識下で行われているという。

同じ歳の人が使いやすいと言っているのだから、もし自分が買ったら、「この人と自分は似ているのだから、同じような感想を持つに違いない」と帰納推論する。つまり、この人の現在の経験が、自分が同じ商品を買ったときの将来にキャリーオーバーされるのではないかという仮説(澁谷教授)

類似性判断における結合性と帰納推論

そして澁谷教授の研究によると、この帰納推論の確証度は「結合性」によって強まるのだという。

「犬を飼っているのでFITは乗りやすい」というように、犬と暮らすライフスタイルに車を取り込んで使いやすいと言っている。同じ年齢で犬を飼っているという共有属性と、FITが使いやすいという経験の間に因果関係があるような書き方をしている場合のように、結合関係(この例では因果関係)があると、帰納推論の確証度がより強くなる(澁谷教授)

この結合性について、澁谷教授はデジタルマーケティングにも応用できるのではないかと、いくつかの実験を行っている。

リゾートホテルの利用意向を操作

ある実験で、架空のリゾートホテルに実際に宿泊してみたいか、購買意欲に対してクチコミがどのように影響を与えるか実験した。

実験ではまず、「ホテル選びで重視する項目」について、15項目を5点で評価してもらう。次に、用意した5つの架空のホテルから宿泊したい施設を選んでもらい、「好意度」と「利用意欲」を測定するまでが1回目の実験だ。そして今度は、クチコミをいろいろと見てもらったあとで、さりげなく同じ測定を行う。

実験の流れ
  1. 被験者にホテル選びで重視する項目は何か、15項目を5点評価してもらう。
  2. 5つの架空のホテルから、利用したい施設を選んでもらう(被験者は実在すると思っている)
  3. 選択したホテルの好意度、利用意向を測定する(1回目)
  4. 自分の選んだホテルを利用した人のクチコミを見てもらう(類似性・結合性の操作)
    ※クチコミの内容は同じ共有属性のありなし、結合性のありなしの4パターン
  5. 好意度、利用意向を再測定し、1回目との変化値を測定する

クチコミをいろいろと見たあとで、2回目の測定を行うこの実験は、クチコミが4種類操作されている以外は同じものを見ているので、「4つの実験条件で1回目と2回目の評価の変化に違いがあるとすれば、その違いはクチコミ閲覧からもたらされる」という仮説にもとづいたものだ。

たとえば、「プライベートプールを重視する」と選んだ被験者には、類似性を操作するために自分と同じように答えた人のアンケートを並べて強調表示する。また、結合関係の操作では次のようなクチコミを見せる。

プライベートプールつきの部屋でゆったり滞在することができました。水深が1メートルちょっとで、小学生の子供も安心して入ることができました。

実験の結果、類似性は単独では購買意図に影響を与えなかったが、結合性は強い影響を与え、さらに類似性と結合性の交互作用効果の傾向が見られた。これらの実験から、結合性が含まれたクチコミの方が、統計的に購買意欲に強い影響を及ぼすことがわかったという。

購買意図の変化値への影響

また、クチコミの「量的効果」と「類似性×結合性」を比較する実験も行った。先ほどと同様の実験を5つの温泉について行い、今度は、結合性を含む1つのクチコミと、結合性のないポジティブなクチコミをまとめたもの(ネガティブ要素もあり)を見てもらい、影響を比較した。こちらでも、結合性を含むクチコミが購買意欲に強い影響を及ぼした。

オウンドメディア成功の鍵は企業ならではの専門性にあり

人が他者の経験を参考するには、実際に経験した人から直接伝わってくるクチコミの他に、企業が自社の顧客の声をピックアップして潜在顧客に伝えるものがある。そして、企業のメッセージでは、先ほどの結合性が応用できるという。

実際に、日本には輸入されていない未発売のミネラルウォータを設定し、「企業が先行モニターの情報を集めて発信する」と「実際に飲んだ人が伝える」という条件で実験した。すると、企業が伝える条件では信用性が低くなったが、結合性が含まれる場合には、購買意欲にプラスの影響を及ぼした。つまり、企業メッセージの信頼性は、結合性によってある程度プラスにできる

今述べたように、企業が自社の顧客の経験を自ら収集、編集してオウンドメディアから発信することは、直接顧客のクチコミが蓄積されるソーシャルメディアと比較して、信頼性が低いのではないかと必ず質問される。確かにそうだが、総合的な信頼性(クレディビリティ)を構成する要素は2つある。1つは、商業的意図や利害関係がないなど、情報を発信する人が信用できるかどうかという信用性で、それとは別に、その人が専門能力を持っているかという有用性があり、信用性と有用性が組み合わさって信頼性を構築する(澁谷教授)

類似性について、さまざまな実験を繰り返してきた澁谷教授は、ネット上で消費者が構築する信頼性の形を次のように示す。

信頼性を構成する要素

ソーシャルメディア上のコミュニケーションの影響力が強い現代では、企業が直接メッセージを配信しても信用性は低くなりがちだが、有用性では勝負できるのではないか、と澁谷教授は話す。企業が顧客向けの情報を発信するうえで力を入れるべきは、企業独自の専門性を活かした有用性だというのだ。

そして、その仕組みのなかに、講演で述べたような結合関係を組み込んでいってもよいのではないかと、澁谷教授は最後に述べる。

お客様の声、顧客導入事例、カスタマーレビューなど、どんな企業でも自社の顧客の声を発信する情報をおいている。しかし、やっているのは今日の話のなかで類似性まで。自分と類似した顧客の声を見られるように配慮するしくみは結構あるが、もう一歩先に行き、結合関係を入れてみるのもおもしろいのではないか(澁谷教授)

なお、澁谷教授の研究は著書『類似性の構造と判断』にも書かれているので、こちらも参考にしてみるといいだろう。

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CyberZ、スマートフォンゲームユーザーの無料動画視聴動向で4割は「週1回~複数回」 [ニュース] | Web担当者Forum

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インターネット広告のサイバーエージェント子会社でスマートフォン広告のCyberZは、スマートフォンゲームユーザーを対象にスマートフォンでの無料動画の視聴動向調査を実施し、結果の一部を6月18日発表した。無料動画の視聴頻度は「週1回~複数回」が40.7%で、全体の中でスマートフォンで視聴しているユーザーが約8割だった。調査は、動画領域でのスマートフォン広告商品の潜在性を明らかにすることを狙いに、18~39歳の男女に5月9~11日に行った。有効回答は3000サンプル。

スマートフォンで視聴しているユーザーでゲーム動画の視聴経験がある層の49.8%は視聴頻度が「1日1回~複数回」と高い。ゲーム動画の視聴目的は「ゲームについて詳しく知るため」66.6%、「他のユーザーがどのようにプレイしているか気になったため」51.3%、「攻略方法を調べるため」47.1%の順。ゲーム動画の視聴経験ユーザーのうち、スマートフォンゲームの動画を視聴した経験があるユーザーは過半数を占め、その59.8%は動画視聴の直後に対象ゲームをインストールしていた。

サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

CyberZ
http://cyber-z.co.jp/

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さくらインターネット、専用サーバーサービス「さくらの専用サーバ」シリーズを改定 [ニュース] | Web担当者Forum

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インターネットデータセンター事業のさくらインターネットは、専用サーバーサービス「さくらの専用サーバ」のシリーズを改定するとともに、初期費用の有無が選択できるプランを6月26日に導入する、と6月18日発表した。「エクスプレスシリーズ」「エクスプレスG2シリーズ」でインテルの最新プロセッサーを搭載したサーバーモデルに刷新すると同時に、ストレージ用途に特化した「アドバンスドシリーズ」を新設する。

初期費用は、これまでサーバーシリーズによって有無が決まっていたが、今回、全シリーズで初期費用ありとなしが選べる支払いプランを投入する。希望するサーバーモデルとプランを自由に組み合わせて選択できる。新たに設けるアドバンスドシリーズでは、4TBの大容量HDDを含むストレージが最大14台搭載できるサーバーモデルをラインアップする。さくらの専用サーバは、費用対効果の高さと最速10分納品が特長となる。

さくらインターネット
http://www.sakura.ad.jp/

さくらの専用サーバ
http://server.sakura.ad.jp/

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博報堂など、アプリとBeaconモジュール内蔵広告物を通信させる「ACTIVATION-AD」開発 [ニュース] | Web担当者Forum

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博報堂と、グループで総合制作事業の博報堂プロダクツ、コンテンツ制作の博報堂アイ・スタジオは、スマートフォンのアプリと、近距離無線でデータをやり取りできるBeaconモジュールを内蔵した広告物を通信させてユーザーの行動を促すソリューション「ACTIVATION-AD(アクティベーション・アド)」を開発し、6月18日に提供を始めた、と同日発表した。屋外広告、交通広告、店舗、ダイレクトメールなどからスマートフォンのアプリを呼び出し、広告接触と同時に通知を送る新しいO2O(オンライン・ツー・オフライン)広告ソリューションとなる。

ユーザーの使用頻度が下がった「休眠アプリ」の再活性化が課題になる中、ACTIVATION-ADは、休眠アプリの再資産化を可能にする。既存のスマートフォンアプリをBeacon対応にアップデートすることで、プッシュ通知による新たな接触機会を作ることができる。ユーザーへのプッシュ通知機能を備える従来のアプリは、ユーザーの状況に合わせた情報配信ができなかったが、ACTIVATION-ADは街中での広告近接時や店頭での入店・商品近接時に可能。Beaconで得たユーザーの行動データとユーザー属性を組み合わせ、行動や属性に適した配信もできる。

博報堂
http://www.hakuhodo.co.jp/

博報堂プロダクツ
http://www.h-products.co.jp/

博報堂アイ・スタジオ
http://www.i-studio.co.jp/

ACTIVATION-AD
http://activation-ad.com/

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おもてなし日本が向かっているデジタルマーケティングの世界観と日産自動車のグローバル展開事例 | Web担当者Forum

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2014年6月12日に六本木グランドハイアット会場にて「Adobe Digital Marketing Symposium 2014」が開催された。Adobe Summitの日本版として開催されており、今年5回目を迎える大規模カンファレンスは、過去最大級の1,500名の参加者が集まった。

今後のデジタルマーケティングに関して考える場となった基調講演についてレポートする。

「優勝するのはどこか」W杯の話題を用いながら、フラットな考え方で、マーケティング活動の再構築を推奨するブラッド・レンチャー氏(アドビ システムズ社 デジタルマーケティング担当 シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャ)

デジタルマーケティングの進化を支援するAdobe Marketing Cloud

基調講演では、まずアドビ システムズのブラッド・レンチャー氏が登壇し、いま起きているデジタルマーケティングの進化について語った。

この2年ほどの間にデジタルの世界では大きなイノベーションが起きており、企業はそれに追いついていかなければいけないというプレッシャーを感じているのだという。顧客は一度でも高度なデジタル体験をすると、その状態を当たり前のように受けられるものであると期待するものであり、企業はその期待に応える必要があるからだ。

しかし、その期待に応えるためには、マーケティングチームだけでは力不足で、企業全体で取り組まなければいけないという状況もでてくる。

そうした状況で企業が前進するためには、デジタルデータを活用して最適な情報提供とコミュニケーションを行っていく必要がある。

アドビとしては、そのために同社では「Adobe Marketing Cloud」としてアナリティクスやターゲットなど6つのソリューションを提供しているが、さらにそれらのソリューション全体で利用できる「コアサービス」で企業を支援すると宣言した。

Adobe Marketing Cloudに追加された主なコアサービスの機能
  • プロファイル管理
  • アセット共有
  • マーケティング・ミックス&プランニング
  • タグ管理
  • コンテクスチュアル・アクティベーション
  • ユーザー管理&セキュリティ
  • インテグレーション
  • コラボレーション

これらのコアサービスは3月に米国で開催されたイベント「Adobe Summit 2014」で発表されたもので、Web担でもすでにレポート記事で解説しているためここでは詳しくは解説しないが、ブラッド・レンチャー氏によると、コアサービスの目玉はプロファイル管理機能だとのことだ。

より詳細な「個」の認識ができるようになるというこのサービスについて、基調講演では続いて具体的な紹介がされた。

高度なデジタル体験を顧客へ提供する仕組みづくり

Adobe Marketing Cloudのコアサービスのなかでも特に価値があるという「プロファイル管理」のサービスについて、続いて登壇したアドビ システムズ株式会社の上原氏は、次の4つの価値提供ができる旨を解説した。

  • アクティベーション
  • コンテキスト
  • プロファイル・マッチング
  • マスター・マーケティング・プロファイル
Adobe Marketing Cloudにおける顧客情報の一元管理機能のメリットを語る上原氏(アドビ システムズ株式会社 マーケティングクラウドプロダクトマネジメント本部 シニアプロダクトマネージャー兼エバンジェリスト)

これらの価値提供について、デジタルマーケティング活動を、ストーリー仕立てにしながら、ケーススタディとしてのデモンストレーションが行われた。

ある人が電車の駅にいる。出社中のようだ。駅には、オーガニックの化粧品会社のブランドイメージを伝える看板広告が映し出されている。これはAdobe Creative Cloudを用いて作られたものだ。

その人がスマートフォンでその化粧品会社のWebサイトを訪問してみると、その看板と一貫したクリエイティブ素材がWebサイトでも使われている。これは、Adobe Experience Managerで作成されたものである。

この時点では、企業からみてこの顧客は「この地域でスマートフォンからアクセスしているだれか」でしかない。

しかし、その人がスマートフォンで商品を閲覧して購入しようと商品をカートへ入れてサイトにログインした瞬間に、この人は以前にもその会社のPC向けサイトで買い物をしたことがあるアリソン・パーカーさんという女性顧客だということが判明する。

しかし、パーカーさんは電車に乗り込んだために、そのときはサイトから離脱してしまった。

製品をカート投入まで到達したのだから、企業側としてはパーカーさんにさらにアプローチしたい。ここで、Adobe Analyticsにあらかじめ設定した「カート放棄者」というユーザーセグメントのフラグが、パーカーさんに付けられる。

そして、「購入し忘れていませんか?」というリマインドメールが、パーカーさんに自動的に送られる。

その後パーカーさんは、お昼休みにオフィスのPCを開いていると、リマインドメールが届いていることに気づき、改めて化粧品会社のサイトを訪問し、カートに入れていた商品を購入した。

マスター・マーケティング・プロファイルがあることで、デバイスをまたいで顧客の行動を把握し、適切な訴求ができるという仕組みだ。

マスター・マーケティング・プロファイルは、さまざまな垣根を越えて顧客情報を一元管理できる機能

さまざまなタッチポイントで一貫したブランドイメージを提供するための「クリエイティビティの発揮」

次に、Webサイトだけでなくモバイルアプリなども管理できるAdobe Experience Manager(AEM)に搭載されている「PhoneGap機能」を用いたデモンストレーションを、デビッド・ニューシュラー氏(アドビ システムズ社 エンタープライズ テクノロジー担当バイスプレジデント)が披露した。

会場ではまず、日産自動車のスポーツカー「GT-R」がスクリーンに映し出された。スマートフォンやタブレットなど十数種類のデバイスでアプリが起動しており、アプリには白のGT-Rが表示されている状態だ(このアプリはAEMで管理されている)。

左側のスクリーンが、管理側の画面。右側のスクリーンには十数台のスマートフォンやタブレットでアプリが起動されている状態がみえるが、これはその手前に実際にスマートフォンが並べられており、会場ではそれをカメラで写して見せていた。

担当者が、アプリに表示されるクリエイティブを、白のGT-Rから赤のGT-Rに変えたいと考えたとする。

従来ならば、1つひとつを手作業で切り替えるため手間が掛かっていたが、PhoneGap機能を用いると、ドラッグ&ドロップの操作のみで一瞬のうちに切り替えができてしまうというのだ。

実際に壇上でニューシュラー氏がAEMの管理画面を操作すると、GT-Rが白から赤に切り替わり、会場からも歓声が上がっていた。

Adobe Experience Managerの管理画面でクリエイティブを赤色のGT-Rの写真に差し替えると、アプリの画面にも変更結果がすぐに反映された

日産自動車におけるデジタルマーケティングのグローバル展開プロジェクト

続いて日産自動車のデル・ジャクソン氏が登壇し、デビッド・ニューシュラー氏と対談した。

ジャクソン氏によると、グローバル展開でのデジタルマーケティングの取り組みについて、「ヘリオス」と名付けられたプロジェクトが展開されているのだという。日産自動車には従業員が24万人いて、製品は80種類にものぼる。となると、社内にはさまざまな利害関係が発生してくる。

そのような状態にありながらも、デジタルを当たり前のように活用しているいまの顧客に対して、一貫したブランド戦略に基づき適切な情報提供を行っていく必要がある。

そこで日産自動車では、デジタルマーケティングを有機的に実現するために、組織内のあらゆる担当者をつなげていく活動がされているという。

そうした働き方は従来とは異なる新しいスタイルであり、仕事にはスピード性が問われる。さらに顧客を理解するためのデータをうまく扱う必要があるし、ブランドイメージを保つためにはアセットを一元管理しなければいけない。そしてスタッフに負担がかかりすぎないように社内で使うツールを統合し、持続的な活動とすることが求められる。

そのために日産自動車ではAdobe Marketing Cloudを活用し、5つの自動車ブランドについて、共通のプラットフォームを構築し、スピーディなPDCAサイクルの実現を行っているのだという。

このプロジェクトを推進するにあたっては、関係者が年に一度ロンドンに集まり意見交換をしているのだが、そこに参加するのは、ITに詳しい技術者やデジタルマーケティングの担当者だけではない。従来型の店舗展開のための人材も集まるのだという。

ジャクソン氏によると、こうした人たちは、組織に変革をもたらすための触媒(カタリスト)の役割を果たす立場なのだという。「なぜ変わるべきなのか」を理解すること、そして、それを組織に浸透させていく人たちが、旧来の環境や古いマーケティングの考え方をベースにしている組織を変革していくには重要なのだという。

左がデル・ジャクソン氏(日産自動車株式会社 グローバルマーケティングストラテジー本部 デジタルストラテジー部 チーフデジタルオフィサー)。右はデビッド・ニューシュラー氏

基調講演の最後には、ブラッド・レンチャー氏が次のように述べた。

これからのマーケティング活動は、ロードレースにでる自転車競技選手のように、「適切な姿勢で」「前に向かって駆動していく」必要がある。

自転車と同じで、軸がぶれてしまってはいけない。

一貫した戦略に基づいて、関係者をまとめあげていく必要がある。

日本発の「おもてなし」を軸とするサービス展開をしよう

現在、米国では、IoT(Internet on Things/モノのインターネット)という概念がトレンドとなってきている。一時期、ユビキタスネットワークと呼ばれていた考え方でもあるが、すでに、あらゆるモノがインターネットにつながる時代が遂に実現すると騒がれているのだ。

テレビや自動車やメガネのようなウェアラブル機器など、あらゆるものが「スマート機器」となっている。アップルのスティーブ・ジョブズが、スマートフォンのiPhoneを市場へ投入したときに構想された「ポストパソコン時代宣言」が到来している。

ブラッド・レンチャー氏は、3月のAdobe Summitと同様に「マーケティングの再創造が必要だ」と述べていたが、そのためには「古い知識を捨て去る(unlearn)」ことが必要だと述べていた。

IoTがさらに進んでいくと、単なるセンサーネットワークのようなものに限らず、人の日常にインターネットがさらに入り込んでくることだろう。そうなれば、古い考えに基づいたマーケティングが、今よりもさらに現実に合わなくなってくるだろう。

つまり、古い知識や過去の経験にこだわらずに、必要に応じてそれをいったん捨て去り、考え方を、そして組織のあり方を、状況にあわせて変えていかなければいけなくなるはずだ。

この新たな産業革命時代に、データを活用し、顧客に最適な価値提供を行うマーケティング活動のためのサービスをどのように生み出していくのか。日本従来の「おもてなし」を、いまのデジタル時代のユーザーに合った形に翻訳し、組織的に取り組んでいくことが求められている。

この記事の筆者
ユーザー 於保 真一朗(メディックス) の写真

於保 真一朗(おほ しんいちろう)

Webマーケティング会社の株式会社メディックスで、Adobe AnalyticsやGoogleア ナリティクスなどのアクセス解析ツール、ならびに Adobe Targetなどの最適化 ツールを用いてのWebマーケティングの運用支援業 務を行っているWebアナリスト 兼プランナー。

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地域によって閲覧ページや購買商品に違いや特徴がないかを分析するには?(第11回) [Googleアナリティクス セグメント100選] | Web担当者Forum

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サイト訪問者の居住地域別に、見ているコンテンツや買っている商品を確認して施策に反映したい

インターネットは、だれでも、いつでも、どこからでも利用できるものだが、ユーザーの居住地域によって当然ユーザーの行動は変わってくる。そこで今回は、セグメントを使って、訪問者の居住地域別(厳密にはサイト訪問時のユーザーのIPアドレスから判別できる利用地域)に行動特性を分析する方法を紹介する。今回使うのは、次のことを実現するセグメントだ。

  • 利用者の居住地域を「関東」「近畿」「九州」などの地域ブロック別に分けるセグメント

Googleアナリティクスには都道府県別や市区町村別でデータを確認できる標準レポートは存在するが、ここでは、標準ではできない「関東」「近畿」「九州」などの地域ブロックでデータを確認する方法を紹介する。

特に一般消費者が対象のeコマースサイトなどでは、ユーザーの居住地域の分析軸は有効だろう。居住地域は人口動態特性(デモグラフィック)と呼ばれる分析軸の1つで、前回紹介した性/年齢と同様に分析に役立つものだ。

居住地域によって行動特性に違いがあってもおかしくないし、それぞれ別々のマーケティング施策を提供するに越したことはないはずだ。そういったユーザーに適したマーケティング施策を提供するためのヒントを発見できるように、セグメントを掛けてデータを見るのは意味があるだろう。

新たなセグメントを作成して、訪問者を地域別で分析できるようにする方法

標準に用意されているセグメントには「地域ブロック」のセグメントは存在しないので、新しいセグメントを作成していく必要がある。まずレポート画面の上部にある「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックしよう。ブラウザ表示の横幅が狭い場合は、すべてのセッション(図1青枠部分)の下に並んで表示される。

図1:「+セグメント」をクリックする

「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックすると、図2のようなセグメントの機能が表示されるので、左上にある「+新しいセグメントを作成」(図2赤枠部分)をクリックして新規セグメントを作成していこう。

図2:セグメント機能の左上部分(グリッド表示)

注:一覧表示(図2青枠部分)を選択している場合や、自分ですでにカスタムセグメントを作成している場合などでは、図2と同じ見え方にはならない。

セグメントを指定する初期画面では「ユーザー属性」(図3赤枠部分)が選択されていて、今回使用するセグメントで指定する分析軸の「地域」は、セグメント条件を指定する右側の一番下にある(図3青枠部分)。

図3:「ユーザー属性」セグメント指定の初期画面

地域系のディメンションで指定可能なのは、図4のとおり「大陸」「亜大陸」「国/地域」「地域」「市区町村」の5つだ。デフォルトで「大陸」が選択されているプルダウン部分(図4赤枠部分)をクリックすると図4のようにこの5つから選択できるようになる。

図4:「地域」ディメンションを選択する

今回は「北海道」「東北」など日本の都道府県をいくつかにまとめるセグメントを作成したいのだが、この場合は「地域」(図4青枠部分)を選択する。

たとえば「関東」というセグメントは図5赤枠部分のように記述して、セグメント名を「関東」(図5青枠部分)として保存(図5緑枠部分)しよう。

図5:「関東」セグメントの設定

図5では隠れて見えない部分があるが、「正規表現に一致」の右側に書いてある記述は、たとえば関東ならば「Tokyo|Kanagawa|Saitama|Chiba|Gunma|Tochigi|Ibaraki」となっている。これは、1都6県の地域ディメンションの値を「または」を意味する記号「|」でつないだものだ(この縦棒記号は「パイプ」とも呼ばれる)。最初は面倒だが、これを各地域ブロック分作成してしまおう。

地域名正規表現
北海道Hokkaido
東北Aomori|Iwate|Miyagi|Akita|Yamagata|Fukushima
関東Ibaraki|Tochigi|Gunma|Saitama|Chiba|Tokyo|Kanagawa
中部Niigata|Toyama|Ishikawa|Fukui|Yamanashi|Nagano|Gifu|Shizuoka|Aichi
近畿Mie|Shiga|Kyoto Prefecture|Osaka Prefecture|Hyogo Prefecture|Nara|Wakayama
中国Tottori|Shimane|Okayama|Hiroshima|Yamaguchi
四国Tokushima|Kagawa|Ehime|Kochi Prefecture
九州Fukuoka|Saga|Nagasaki|Kumamoto|Oita Prefecture|Miyazaki|Kagoshima|Okinawa
注:Googleアナリティクスのレポートでは、京都、大阪、兵庫、高知、大分だけは「Prefecture」が付いている。理由は不明だ。また、この仕様は今後変わる可能性があるので注意してほしい。

なお都道府県の地域ディメンションは英語表記になっていて、この英語表記は地域のレポートで検索して確かめられる。たとえば「gifu」と検索(図6赤枠部分)すると図6のように「Gifu」が絞り込まれる(図6青枠部分)ので、岐阜県は「Gihu」ではなく「Gifu」が正解ということがわかる。

図6:[ユーザー]>[地域]>[地域]レポートの「Japan」をクリックしたレポートで「gifu」と検索

このようにして必要なセグメント群を作成できたら、次は実際のデータにこのセグメントを掛けていこう。

その前に、Googleアナリティクスの標準レポートにある「地域」レポートについて、簡単におさらいしておこう。

基本は[ユーザー]>[地域]>[地域]レポート

ここでは、作成したセグメントからいったん離れて、標準レポートを紹介しておく。

図7は、Googleアナリティクス標準の[ユーザー]>[地域]>[地域]レポートの例だ。デフォルトでは「国/地域」ディメンションが選択(図7赤枠部分)されており、その値には「Japan」(図7青枠部分)など、つまり国レベルとなっている。

操作手順
  1. 画面上部グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
  2. 画面左側にあるメニューで、[ユーザー]をクリックする
  3. メニューが開くので、[地域]をクリックする
図7:[ユーザー]>[地域]>[地域]レポート

上には地図が表示されているが、その下にある表で「Japan」(図7青枠部分)をクリックすると、図8のように日本のなかの「地域」ディメンション(図8赤枠部分)になる。いわゆる都道府県レベルにドリルダウンされるという構造だ。

図8:[ユーザー]>[地域]>[地域]レポートで「Japan」をクリックしたレポート

標準で用意されているレポートでは、このように国レベルと県レベルで、「集客」「行動」「コンバージョン」といった指標群(図8赤枠部分)でデータを見ることができるわけだ。なおさきほどの図6は、この状態で検索した表示を示している。

訪問者の地域別で分析するには?

では、さきほど作成した地域ブロックのセグメントを使ってGoogleアナリティクスのデータを分析していこう。まずは集客系の[集客]>[すべてのトラフィック]レポートに適用してみる。

[集客]>[すべてのトラフィック]レポートに地域別セグメントを適用する

図9は、集客チャネルごとに、全体と関東で差があるかどうかを見る(図9赤枠部分)ことができるようにしたものだ。

図9:[集客]>[すべてのトラフィック]レポートに対して、「すべてのセッション」と「関東」セグメントの2つを掛けた

この例では、行動特性や成果(コンバージョン)に大きな違いは見られないので、関東ユーザーを対象にした有効な集客チャネルを発見することはできなかったが、地域ブロックのセグメントをすべて利用して、各地域ブロック間の比較をしてみるとよいだろう

[行動]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ]レポートに地域別セグメントを適用する

次に[行動]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ]レポートに適用してみる。図10は同じ閲覧コンテンツに対して、全体と関東で見られ方に差があるかどうかを見る(図10赤枠部分)ことができるようにしたものだ。こちらも地域ブロックのセグメントをすべて利用して、各地域ブロック間の比較をしてみるとよいだろう。

図10:[行動]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ]レポートに対して、「すべてのセッション」と「関東」セグメントの2つを掛けた

コンバージョンや購入など成果系のレポートに地域別セグメントを適用する

そして、さらにはコンバージョンや購入など成果系のレポートにもこのセグメントを掛けてみよう。不思議と成果が上がっている地域ブロックとかはないだろうか。

地域情報の精度はどれぐらいか?

最後に地域情報の精度についておさらいしておきたい。Googleアナリティクスの「地域」ディメンションはIPアドレスをベースに判断していると思われるが、IPアドレスで特定できる地域の精度には限界がある。100%正確なデータになるとは考えない方がよいだろう。詳しくは下記関連記事を参照してほしい。

筆者の著書『ユニバーサルアナリティクス版Googleアナリティクス完全マニュアル(PDF)』『Google Analyticsによるアクセス解析入門』が発行されました。

この記事の筆者
ユーザー 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン) の写真

衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)

1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社へ。調査部、インターネット視聴率センター長などを経て、2000年ネットレイティングスへ。視聴率サービスやアクセス解析サービスの立ち上げに尽力。2006年株式会社クロス・フュージョンを設立し代表取締役に。現在アユダンテ株式会社の社外フェロー、アクセス解析イニシアチブ副代表も兼任。

著書など:
Web担当者Forumでの連載:
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基本的なウェブ解析で売上40倍にUP! 札幌のリサイクル回収・処分店が行ったノウハウを大公開 [一人でできるWebサイト収益UP術-ウェブ解析士事例集] | Web担当者Forum

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パソコンやネットに詳しくなくても、基本的なウェブ解析のやり方、考え方、見せ方を押さえれば、わずか10か月で売上が40倍もの成果を上げられる。その基本的なウェブ解析のやり方をすべて公開します! 「ホームページもパソコンの扱いがよくわからないが活用したい」と思っている経営者や新人のウェブ担当者の方にお勧めの記事です。

パソコンが苦手なんだけど……とにかく新規開拓したい!

今回、紹介する事例は、北海道札幌市にある不用品・リサイクル品の処分・回収の「芥屋(あくたや)」です。

創業は2012年、社長が1人で立ち上げた会社で、創業当時は知人の紹介で仕事をしていましたが、なかなか新規開拓ができずにいました。「どうにか従業員を雇えるくらいの会社規模にしたい!」と考えていた社長。そのためには、何をどのようにしたらいいのか? ……と次のようなことを悩んでいました。

  • とにかく新規の仕事を取りたい
    創業したばかりで会社に来る問い合わせは、知人・友人の紹介ばかりでした。どうにかして、事業としてやっていきたいが自分1人では営業と現場の両方を行うことが難しかった。

  • 集客のためにホームページを作りたいが、パソコンの使い方がよくわからない、お金もかけられない
    ネットで買い物をする程度で、ビジネスメールでやりとりをしたことがない。パソコンで何ができるのかもわからない。そもそもホームページに何を掲載すれば集客できるのか? ホームページを作った後、どのようなことが起こるのか想像がつかない。

  • 不用品のリサイクル回収・処分がメインの事業だけれども、それ以外の仕事もサービス提供できる
    メインの事業以外にも遺品整理・ハウスクリーニング・荷造り・除雪・掃除など対応できるがそれを効果的にお客様にどのように伝えていくべきかわからない。

  • 問い合わせをしてもらってお客様の要望を聞く機会をもっと増やしたい
    業務経験があり仕事には自信があるため、お客様と会話ができれば、納得して仕事の依頼をしてもらえる可能性が高く、お客様の要望に合ったサービスを提供できるのに、話を聞く機会がなかった。

今回の場合、新しくホームページを作って、事業とホームページの両方を軌道に乗せることが目的です。「どのようなニーズがあるのか? どういった傾向があるのか?」といったことをデータなどから読み解いて仮説を立てることが難しく、的を射た施策や提案を行うために、社長とコンサルティングを行う私とでまず、次の2つを実行することにしました。

  • 社長:サイト制作を進めるうえでパソコンの基本的な操作を勉強する
  • 私:ゴミ処分などの仕事の現場を体験させてもらって、仕事の流れを把握する

「実際の体験」と「ウェブ解析」からホームページ戦略を立てる!

コンサルティングを行う私が実際に現場の仕事をすることで「ゴミ・不用品の処分を希望するユーザーが多い」「大型ゴミや大量であればあるほど処分に困っている」など、体験しないとわからないことを知ることができました。

また、サイト制作を進めるうえでウェブ解析を行い、トレンド分析、キーワード分析、ライバルのサイト分析から次のことがわかりました。

  • リサイクル事業は大手のライバルが多い
  • ライバル会社はパッケージ料金を採用している
  • 「不用品」「リサイクル」といったキーワードでは、すぐに上位表示するのは難しい
  • リサイクル事業に関連するキーワードが数多く存在し、どのキーワードでSEOを行えば効率良く集客できるのか、判断が難しい

そこで「初期費用の軽減」「競合の少ないキーワードで集客」「効率の良いビジネスサイクルの実現」の3つを軸にターゲットやカテゴリを絞った「シンプル」なサイトを作成することにしました。ホームページ制作と同時進行で、事業ルールとシステムを一緒に考えていくことにしました。実際に立てた戦略を4つ紹介します。

戦略1リサイクル会社だけど「ゴミ処分」を軸にする

「リサイクル」のキーワードでは競合の大手企業が多く、なかなかそのキーワードではサイトを早期に上位表示することが難しいと判断し、ユーザーの声、社長からの話、自分の体験、ウェブ解析などを基に、「ゴミ処分」を希望するお客様に向けたサイトを構築することにしました。

これは、リサイクル(買い取り)を探している人は、そのニーズの裏には「処分したい」という気持ちがこめられていると考え「ゴミ処分」というキーワードにしました。その後、問い合わせや見積もり依頼が来たときに、「買い取りが希望なのか? 処分が希望なのか?」といったお客様のニーズを聞き、お客様に合ったサービスを提供することにしました。

戦略2検索キーワードは「地域名 事業にかかわるワード」でターゲットを絞る

資金面や現場に出られる人数や現場までの移動時間などを考慮して、SEOの検索キーワードは「地域名 事業にかかわるワード(ゴミ処分など)」で表示されるように、地域密着型でターゲットを絞りました。

戦略3とにかく電話をしてもらうことを最優先にサイトを作る

通常業務も行う社長が、いきなり不慣れなメール対応の仕事が増えるのは、好ましくないということで、思いきって問い合わせは電話をしてもらうようにサイトを作りました。

ホームページから直接メールで問い合わせできないサイトにすることは、賛否両論あると思います。しかし、「どのくらいのリサイクル品の回収をするのか、ゴミ処分をするのか」といった見積もりをする段階で、お客様にヒアリングをしなければいけないビジネスです。そのため、不慣れなメールでのやり取りで成約できるタイミングを逃すよりも、直接電話してもらってすぐに対応できるほうがお客様にとっても、仕事の効率にとっても良いと判断して、このような形で運営していくことにしました。

戦略4ライバル会社が採用していたパック料金にはせず、料金システムをわかりやすく説明して差別化する

パック料金はライバル会社がこぞって掲載していたので、あえて、パック料金にはせず、どのような費用が発生するのかといった料金システムを簡単でわかりやすく掲載することにしました。

見積もりの話し合いでお客様の要望に合った料金を提示することで、ライバル会社が採用しているパック料金よりも安価に提供できる仕組みを取り入れました。

札幌でNo.1のゴミ処分屋になるために、社長と私が「やるべきこと」を明確にする

立てた戦略を達成するためには、目標をしっかりと立てることが重要です。そこで、私たちが立てた目標は「札幌でNo.1のゴミ処分屋になる」です。

その目標を達成するために社長とコンサルティングを行う私がやらなければいけないことを明確にしました。

社長のやるべきこと

  • パソコンを使いこなせるようになる

    電話での問い合わせを促すようにホームページを作りましたが、今後、事業を拡大していくためには、より多くの問い合わせに対応できるようにしていく必要があります。そのためには、「問い合わせフォーム」の設置は必至です。

    また、作ったホームページをさらに集客できるホームページにしていくためには「ウェブ解析のデータ」を共有して、次の施策や何を改善しなければいけないのかといったことを一緒に考えていく必要があります。そのためには、パソコンのスキルが必要不可欠です。

  • 問い合わせから業務完了までのルールを決める

    お客様が問い合わせをした後、どんなアクションがあるのかを明確にして、安心して問い合わせをしてもらえるようにするために、「問い合わせからゴミ処分やリサイクル品の回収完了までの流れを」ホームページで掲載しました。

    これを行うために、今までの業務の流れを洗い出し、整理を行いました。仕事の流れを明確にすることは、会社にとっても今まで以上にスムーズに仕事を進めるために必要なことでした。

私(制作者側)のやるべきこと

  • 「札幌 ゴミ処分」のキーワードで検索表示の1位になる

    サイトを公開する時点で、予算的にリスティング広告を行うことが難しかったため、自然検索で上位表示されるようにSEO施策を考えながらサイト構築を行いました。

  • 問い合わせの電話の件数を増やす

    ホームページを作る前は、月に10件ほどの問い合わせでした。これを増やすために、ホームページのすべてのページに電話番号を表示し、どのページからでも迷うことなく問い合わせができるようにしました。さらに、電話番号のボタンを押すと、スマホの場合はそのまますぐに電話がかけられ、どのページから電話をかけたのかカウントできるような仕組みにしました。これは、ホームページからどのくらい集客できたのかを明らかにするためです。

    また、実際に問い合わせの電話があった時は、電話口で「何を見てこちらに電話されましたか?」と必ずたずねるようにしました。後で詳しく説明しますが、ウェブ解析をするための追加情報として聞くようにしていました。

「効率良く集客する」レベルにステップアップする

「札幌 ゴミ処分」というキーワードでSEOを行い、「やるべきこと」で明言していた検索表示1位を獲得しました。それに伴って、問い合わせの電話の件数が増えていきました。

資金面と事業規模を考えてミニマムにホームページの運営を始めましたが、問い合わせが増えるにつれて、「もっと効率良く集客するためにどうしたらよいか」 という課題がでてきました。そこで、ウェブ解析のデータを見て次のような仮説を立て、実際の施策まで落とし込みました。

ウェブ解析の手法①時間帯別で客層とターゲットを絞り込む

時間帯別グラフ

「ページビュー数」「訪問数」「直帰率」を時間帯別グラフのデータから、次のような仮説を立てました。

  • 午前11時にPV数がピークになる
    仮説11時にアクセス数がピークを迎えるのは、ビジネスマンや企業よりも主婦層の可能性の方が高い?

  • 午後9時にもう一度PV数が上がる
    仮説昼間にアクセスした主婦層が家事の一段落した時間帯に家族と相談するためにアクセスして来ているかもしれない。 つまり、ファミリー層の可能性が高い?

  • 夜中の2時にPV数があるものの、直帰率が激減している
    仮説夜間にわざわざアクセスして、調べに来ているということは、夜間にゴミ処分を希望するニーズがある可能性が高い?

ウェブ解析の手法②ターゲット層と時期/時間に合わせて、キャンペーンを打ち出す

上記で立てた仮説を基に、実際の施策まで落とし込み、次のような施策を行いました。

  • 主婦・ご年配をターゲットにしたキャンペーン

    主婦層・ご年配をターゲットにした割引キャンペーンを打ち出し、それに伴い女性のお客様に安心して利用してもらえるように「女性スタッフ従業員」を配置しました。

  • ファミリー層をターゲットにしたキャンペーン

    転勤や冬支度を考えているファミリー向けにその需要が多くある9、10月にキャンペーンを実施しました。

  • 夜間にゴミ処分を希望するユーザーをターゲットにしたキャンペーン

    夜間にアクセスしてくるユーザーに対して、通常出しているキャンペーンを差し替えて夜中の12時に「夜間の引き取りキャンペーン」を実施しました。

このように、仮説を立て、実施し、その効果を検証するという小さなPDCAサイクルを回していきます。また、そこから検証で得られたデータを次に活かしていきます。

ウェブ解析の手法③ボトルネックのページを見つけて改善する

改善前と改善後の比較

ページビュー数(よく見られているページ)で問い合わせへのクリック数が少ないページを抽出し、改善する必要が高い順に優先度を決めて、そのページ改善を行いました。改善の行い方は、次のような視点でA/Bテストを繰り返してページを作り込んでいきました。

  • 情報のボリュームは最適か
  • お客様にとってわかりやすい内容になっているか

その結果、改善したページすべてにおいて、問い合わせへのクリック数が上がり、優先度の一番高いページでは倍以上クリック数が伸びました。

また、最初ページを完璧に作り込むのではなく、今後拡張する予定のものは、カテゴリやページだけを事前に作っておきます。内容に関しては「こんなサービスも提供している」というサービスを簡単に紹介するだけにとどめ、事業拡大するスピードに合わせて充実させていくといった運営計画を実施しています。

ウェブ解析の手法④メールフォームを作成し問い合わせの窓口を増やす

ホームページを作ったことで、問い合わせも増え売上も上がり、社長の念願だった従業員を雇用できるまでに成長しました。今まで以上に事業を大きくするために、電話中心の問い合わせ方法に加えて、メールでの問い合わせもできるようにしました。

これは、ホームページを立ち上げる時に、「社長のやるべきこと」で掲げた「パソコンの使い方を勉強する」を実施し、しっかりと身に付けたからこそ進めた次のステップです。

ウェブ解析の手法⑤ホームページのコンテンツの充実とネット広告で集客力を上げる

電話中心の問い合わせの時は、サービスの詳しい説明は電話で行っていましたが、メールで問い合わせをできるようにしたことで、今まで口頭で説明していたサービスの説明を「ホームページを読めばわかる」にする必要がありました。そこで、ホームページ内でサービスについて詳しく説明を加えたり、新たなコンテンツを作成したりして内容を充実させていきました。

また、さらなる集客を狙ってリスティング広告も行いました。前述した仮説を基に、時間や表示する地域を絞り込んで、仮説で立てたターゲットごとに広告文を作成し、実施しました。

小さな施策が積み重なって、売上が40倍にUP!!

ホームページを開設してから約10か月で売上が40倍になりました。ホームページを開設する前は、月に10件に満たない電話での問い合わせ件数が、今では、月に120件を超えるまでに成長しました。開設から14か月たった現在でも順調に売上を伸ばしています。

これは、今まで説明してきたウェブ解析を行い小さなPDCAを回しながら、次のようなことを行ったからです。

  • ウェブ解析のデータに基に、以前は「できなかったこと」を「できるようにする」ことを地道に続けた
  • 今後の展開、目指すべき方向を話し合い事前に準備をした

そして、何より社内でウェブ解析のデータを、社長を含めた社員で共有し、考え、施策案を出し続けている結果です。

たとえば、ホームページで

  • 「笑顔でご対応いたします」とすると、社員は「笑顔で対応」しなければならい
  • 「イケメンが揃っています」とすると、社員は「身だしなみ」にも気を使う

という形で、常に現場とホームページを連動させ、実行していくように心がけています。当たり前のことかもしれませんが、これらを有言実行していくことでクレームの回避とリピーターの獲得につながっていると思います。

できることが増えても、ホームページと現場は連動させて進めていく

仮)「一般家庭」と「企業・法人」向けに分けた大型ゴミ処分・リサイクルの店LIFEBOXのサイト

今では、従業員が10名を超え、社長が「やりたい」と話していた、さまざまなサービスの提供が可能な規模になりつつあります。これから先を見据えて、地域密着で提供していたサービスを拡大するもよし、リサイクル面を強化するもよし、人が増え事業規模が大きくなったことで「できること」が増えてきました。

今後は「一般家庭」と「企業・法人」向けに分けた大型ゴミ処分・リサイクル店のサイトを作成中です。それに伴い、今運営しているホームページの企業・法人ページを充実させ、事業面においても企業・法人への業務の進め方のマニュアルを作成しています。ホームページと現場を連動させて同時進行で作り上げています。

最後に:「高度なウェブ解析」よりも「その事業に必要なウェブ解析」が重要

私が重要だと考えることの1つに「クライアント様のビジネスのスピードを知る」ということです。ご相談いただく経営者の方には、「考えはある、やりたいこともあるが、何かが原因でできない」ということは山ほどあります。

特に大きな会社になればなるほど、できることの規模は大きいものの自由度がなくなることがあります。今回の事例は、個人事業主からのスタートだったからこその成功例なのかもしれません。

ただ、今回の成功した一番の要因を上げるとするならば、「速度を定める」ことだと考えています。ビジネスの成功には、ウェブ解析士もクライアント側も、携わる「人」の成長というのが必ず必要です。

共に考え、共に学び、共に歩んでいくからこそ足並みが揃うわけで、そこから共通言語が生まれ、パートナーシップが生まれ、ウェブ解析も営業能力も、そして施策、ホームページというものが活きていくのではないでしょうか。

私が所属するWACAウェブ解析士の一番の理は「事業の成果を上げること」「そのビジネスに貢献すること」です。高度なウェブ解析よりも「その事業に必要なウェブ解析」のほうが私は重要と考えています。

今回の事例の大半が「基本的なウェブ解析」です。ですが基本的なウェブ解析でも、事業の成長するスピード、規模にマッチしたものであれば、しっかりとプラスの成果を出すことが可能です。そしてそれが次に活かせるデータとして残せることもまた、ウェブ解析の凄いところです。

「芥屋」がこの先、事業規模が大きくなったとしても、実施していくことは、次の基本的な3つです。

  • 事業の成長スピードに合わせたサイトを作る
  • ウェブ解析のデータを共有して、小さなPDCAを回していく
  • 現場とホームページを一致させる

単純で当たり前すぎて、「そんなこと知っている!わかっている!」と思われるかもしれません。だからこそ、基本を忠実にしっかり考え、実行してみて下さい。

“ウェブ解析ってすごいよ!! 小さい会社でもここまでできる、基本的なウェブ解析でも成果を出せる”とこれを見たウェブ担当者、経営者のみなさんにとって少しでもヒントになれれば幸いです。

この記事の筆者
石野 史康

石野 史康(いしの ふみやす)

北海道旧大滝村生まれ 高校から札幌へ
2001年 不動産業界へ 営業能力開花
2006年 ネット輸入販売業でIT関係に
2011年 販売士・パソコン講師として活動
2013年 ウェブ解析士事務所AITIE(あいたい)設立

WACAウェブ解析士認定講座 ウェブ解析セミナーなど開催

  • 大手燃料販売業:パソコンレクチャーから ウェブ担当として戦略・施策の実施
  • 小規模動物病院:新規顧客獲得、リピータが倍増
  • リサイクル店:10か月で売上げ400%アップ

小規模から大手までウェブ解析を基に「ビジネスの成果を上げる」コンサルティングとウェブ解析士認定講座やウェブ解析セミナーなど講師としても活動中。

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オリジナル記事:基本的なウェブ解析で売上40倍にUP! 札幌のリサイクル回収・処分店が行ったノウハウを大公開 [一人でできるWebサイト収益UP術-ウェブ解析士事例集] | Web担当者Forum
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「ソーシャルメディア公式アカウント運営者のためのスターターキット」をWeb広告研究会が提供開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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企業のソーシャルメディアアカウント担当者がソーシャルメディアを活用しようとするときに、組織として用意しておくと便利な資料などの情報をまとめた「ソーシャルメディア公式アカウント運営者のためのスターターキット」の提供を、公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会のソーシャルメディア委員会が6月19日に開始した。

スターターキットは無料でWeb広告研究会のサイトからダウンロードできる。

企業でソーシャルメディアの公式アカウントの運用を任された担当者の課題を解決し、組織としてよりスムーズにソーシャルメディアアカウントを運営できるようにするために作成されたもの。

ソーシャルメディアアカウント運用のために用意しておいたほうが良い14のドキュメントとその用途・目次例などについて、「導入する時」「運用する時」「リスク対策」「社内啓発」の4つのシチュエーションでまとめている。

また、それぞれのシチュエーションで必要となるドキュメントのひな形がPDFで収録されている。収録されているひな形は次の通り。

ソーシャルメディアアカウント利用申請書
収録されているドキュメントのひな形
  • ソーシャルメディアアカウント利用申請書
  • 想定問題集
  • 対応基準表
  • 投稿カレンダー
  • コミュニティガイドライン

このスターターキットは、ソーシャルメディア委員会の運営ガイドワーキンググループにおいて、委員会に所属する49社63名の運用担当者が、自社の事例などを持ち寄り、これまでのノウハウの集大成として作成したもの。

委員会に所属している企業には、たとえば、味の素、エステー、花王、キリンビール、コニカミノルタ、サントリーホールディングス、資生堂、日本ケンタッキー・フライド・チキン、文藝春秋、ベネッセコーポレーション、三菱電機、UCCホールディングス、ワコールなどがある。

彼らが実際にソーシャルメディアを組織として運用した経験をもとにスターターキットを作成したが、ソーシャルメディア担当者が、顧客に対して、また社内の関係部署に対して、より良い関係を築いていく助けになるためのものとして、今回、一般に公開した。

Web広告研究会
https://www.wab.ne.jp/wab_sites/

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インテージ、テレビCMやWeb広告への接触がWebで照会できるツール「Campaign Tracker」開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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ネットリサーチ・市場調査のインテージは、企業が実施したテレビCMやWeb広告キャンペーンへの接触状況を広告担当者がWebから照会できるツール「Campaign Tracker(キャンペーントラッカー)」の提供を6月30日に始める、と6月19日発表した。同一個人から収集したインターネットやテレビなどの広告・情報接触と購買行動の関係が分かるデータを基にする。広告担当者はターゲット層を絞ったデータが直接照会でき、タイムリーな出稿コントロールが可能になる。

Campaign Trackerは、エリアや職業などさまざまな属性ごとにテレビCMとパソコンのWeb広告への接触の有無と頻度が、広告出稿から最短2日後に確認できる。年代や職業などでWeb広告の接触の推移を照会し、ターゲットの接触が思わしくない場合に出稿時間帯の設定を見直して効果を高める、といった活用が可能。同社の全国個人消費者パネル調査を基盤に、同一対象者のパソコン・モバイルからのWebサイト閲覧やテレビ視聴情報に関して収集したデータを使う。

インテージ
http://www.intage.co.jp/

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アドビシステムズ、「Creative Cloud」新バージョン提供、14のデスクトップアプリが新版に [ニュース] | Web担当者Forum

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アドビシステムズは、同社のコンテンツ統合制作ツール「Creative Cloud」の新バージョンの提供を始めた、と6月19日発表した。Creative Cloudを構成する画像加工の「Photoshop CC」、グラフィックの「Illustrator CC」、Webツール「Dreamweaver CC」、動画編集の「Premiere Pro CC」など主要ツールを含む14のデスクトップアプリが新版となった。Creative Cloudは、各アプリをダウンロードして年間契約で利用する仕組みで、2年前にサービス開始した。加入者は230万人に上るという。

Photoshop CCは、動きの感覚を生み出すモーション効果や、奥行きが浅いポートレートを目立たせるフォーカスマスクなどの新機能があり、周辺領域に影響を生じることなく画像の特定部分だけの遠近感を滑らかに調整する「遠近法ワープ」も搭載する。 Illustrator CCは、数回のクリック操作で四角形を素早く複雑な形状に変換したり元の四角形に戻す機能などを備える。Creative Cloudの加入者は追加費用なしでダウンロードできる。企業、教育機関、写真家向けの新サービスも用意した。

アドビシステムズ
http://www.adobe.com/jp/

Creative Cloud
https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html

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アドビシステムズ、「Creative Cloud」と連携する新モバイルアプリと専用機器の提供開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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アドビシステムズは、同社のコンテンツ統合制作ツール「Creative Cloud」と連携する新しいモバイルアプリと専用機器の提供を始めた、と6月19日発表した。モバイルアプリは、「iPad」用のソーシャルスケッチング「Adobe Sketch」、精密描画と製図の「Adobe Line」、画像合成とマスキングの「Photoshop Mix」などとなる。日本語版もあり「iTunes App Store」で入手できる。機器は、iPad用のアルミスタイラスペン「Adobe Ink」とデジタル定規「Adobe Slide」。

Adobe Sketchは発想、スケッチ、コミュニティをまとめられる。Adobe Lineは製図板をiPad上に再現したアプリで、直線や滑らかな曲線が正確に描画できる。 Photoshop Mixは、コンテンツに応じた塗りや手ブレ補正などの技術を搭載する。Creative Cloud加入者用にファイル管理が可能な新アプリとしてiPad・iPhone向けCreative Cloudも用意した。Adobe Ink、Adobe Slideは199.99ドル(約2万400円)。現在は米国内限定だが、今年後半には他の地域にも出荷する予定。

アドビシステムズ
http://www.adobe.com/jp/

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消費か貯蓄か。増税と景気回復がもたらす「夏のボーナス」意識の変化 [Yahoo!プロモーション広告 業界情報] | Web担当者Forum

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この記事は、Yahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルで公開されているリスティング広告「業界情報」の記事を、ヤフー株式会社の許諾のもと転載しています。オリジナルの記事はYahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルのサイトでご覧ください。

夏のボーナス商戦はもう目前。アベノミクス、そして消費税増税といった安倍政権下の経済政策は、消費者のボーナスに対する意識にどのような影響を与えたのでしょうか? 気になる「今年の夏のボーナス事情」について、調べてみました。広告出稿の参考にしてください。

ダウンロード資料

オリジナル記事はこちら:消費か貯蓄か。増税と景気回復がもたらす「夏のボーナス」意識の変化(2014/06/03)

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あなたのサイトはユーザーニーズに最適化できていますか? SEOの前にやるべきこと [Web担アクセス数上位ランキング] | Web担当者Forum

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SEOで「検索結果」をあなたのサイトの最適な「トップページ」にする [ネットショップ担当者フォーラム ダイジェスト] | Web担当者Forum

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この記事は、ネットショップ担当者フォーラムで公開された記事を、許諾を得てWeb担当者Forumで転載したものです。

ユーザーはトップページ以外からやって来る

あるセミナーで「あなたのサイトの入り口はどこですか?」と聞いたところ、全員が「トップページ」と答えたことがあります。しかし、SEOが効けば効くほどトップページから人は来なくなります。なぜならカテゴリや商品など、いろいろなページがヒットし、たくさんの入り口ができるからです。

ユーザー動線の予想と実際
ユーザーはトップからではなく、検索結果から直接商品ページにやってくることの方が多い

私のお客様ではトップページからの流入が全体の10%〜20%なんていうサイトもあります。つまり、ユーザーの大半はトップページ以外から訪れるようになるのです。

そこでSEO的には「GoogleやYahoo!の検索結果が自分のサイトのトップページ」と考えることがとても重要です。

ポイントサイトの中と同じくらい、検索結果にも気を配りましょう。

検索結果を見直してみよう

さて、あなたのサイトの検索結果は最適でしょうか?

たとえ1位に表示されても、表示されている文章に魅力がなければクリックされないかもしれません。クリックされてもそのページに並ぶ商品が適切でなかったり、表示が崩れていたりすればユーザーはすぐに離脱しますよね。入り口となる検索結果は実はかなり重要なのです。

では実際Googleの検索結果を見てみましょう。SEOの表示部分は「スニペット」と呼ばれます。

「オーガニックワイン」で検索したときに1位のサイトのスニペット
「オーガニックワイン」で検索したときに1位のサイトのスニペット(原稿執筆時)

① 赤枠…見出し。ページのtitleタグの内容(Googleが勝手に編集することもある)。長すぎると切れてしまうので30文字弱に。

② 緑枠…ドメイン情報。ページ内のパンくずナビの内容を表示させることも可能。

③ 青枠…サマリー文章。meta descriptionなどから表示。ページごとにアピール内容を考えてユニークな文章を作成する。

④ オレンジ枠…サイトリンク。このページでよくクリックされるリンクが表示。検索結果から1クリックで遷移できるようにGoogleが自動抽出している。

スニペットで効果的な言葉とは

上記サイトのように「EU認証」「直輸入」などサイトのメリットをうたうのはいいですね。

ネットショップの場合、「送料無料」「最短明日お届け」「創業xx年」「最大x%オフ」など、送料やお届け日、安心感、価格訴求などの言葉も効果的です。

ちなみにトップページ以外のページでは新規ユーザーの訪問が多いことが予想されますので、自社ポイントなど会員向けの訴求はあまりメリットを感じてもらえないかもしれません。「初回買い物500円オフ」「初回限定クーポン」など、初回購入ユーザーへアピールするといいでしょう。

またこの表示内容は変更までにタイムラグがあります。期間限定のキャンペーン情報などを含める場合には、終了後も検索結果に表示され続けてしまう可能性がありますので注意しましょう。

ポイント商品、配送、価格などのメリットと、自社のユーザーに何がメリットになるかを考えてサマリー文章を書きましょう。

さてこの検索結果のCTR(クリック率)ですが、何%くらいなのでしょうか。Googleの提供するウェブマスターツールhttps://www.google.com/webmasters/tools/home?hl=ja)を登録すると、自分のサイトのクリック率がわかります。ウェブマスターツールについてはまた別の回で詳しく説明しますが、SEO的に役立つツールですので、入れていないサイトはまずは登録しておくことをおすすめします。

期待に応えるランディングページができていますか?

検索結果から着地(ランディング)したページのことを「ランディングページ」と呼びます。SEOをどんなに頑張っても、ユーザーが検索するキーワードにマッチするランディングページがなければユーザーは増えません。

例えば、ワインを販売しているサイトが次のような分類でワインを紹介していたとします。

ワインショップでの分類例

赤ワイン、白ワインなどワインの種類で紹介しています。世界各国のワインを扱っていて、もちろんドイツワインも揃っており、実際ドイツワインで有名な「マドンナ」という商品があります。ただこの構造では「ドイツワイン」という言葉では上位にヒットしません。なぜなら「ドイツワイン」のランディングページがないからです。

次のようなケースもアパレルサイトでよく見かけます。

ファッションショップでの分類例

いろいろなアイテムページを作り、今年人気の「チュールスカート」なども入荷して春服も多数揃えています。ただしこのサイト、3月、4月は数千~数万検索される人気ワード「春服」ではヒットしません。なぜならやはり「春服」のランディングページがないからです。

まずはユーザーが検索するキーワードにマッチする「ランディングページ」を設けること、そしてその内容がユーザーの期待にこたえるものであるか考えることが重要です。

例えば「春服」はショップおすすめのコーディネートを紹介する「2014年の春服コーディネート」というランディングページを作ってはどうでしょうか?(季節ワードには年号を入れたほうがいいです!)

なぜなら、派生語で「春服コーディネート」が検索されていますので、それに応えるランディングページにすることで、商品の一覧が並んでいるページよりも売れることが期待できますし、検索エンジンの評価が高まる可能性も高いからです。

2014年3月の「春服」の検索数 byキーワードウォッチャー
2014年3月の「春服」の検索数
by キーワードウォッチャ

ポイントランディングページがなければ検索エンジンからの集客はできません。ユーザーの検索ニーズを考え、その期待に応えるページを準備しましょう。

コラム日本の検索エンジンって?

検索エンジンを知っておくことはSEOをやる上で結構役に立ちます。現在日本で利用されている主要な検索エンジンは3つ。Google、Yahoo!、Bingです。Yahoo!も昔は独自検索エンジン(YST)を使っていましたが、現在はGoogleのデータを使っているので検索結果が似通っています(ただしYahoo!独自の調整が入っているので完全に同一ではありません)。日本ではGoogleとYahoo!の利用比率で9割とも言われますので、現在のSEOはほぼGoogle対策となります。

利用者の増えているスマートフォンですが、iPhoneとAndroidは両方ともGoogleの検索結果を表示し、Windows PhoneのみBingの結果が表示されます。

「スマートフォンでもSEO施策は必要でしょうか?」これはよくある質問です。現在はスマートフォンのGoogleにはPCの検索結果が表示されますので、スマートフォンサイト独自のSEO施策というのはまだ必要ありません。PCサイトとの関係性だけを通知すれば、クローラーのほうで認識してくれます(詳しくは技術の回で解説します)。

オリジナル記事はこちら:SEOで「検索結果」をあなたのサイトの最適な「トップページ」にする(2014/05/19)

ネットショップ担当者フォーラム
ネットショップ担当者フォーラムについて

ネットショップ担当者フォーラムでは、ECサイトを運営する企業の経営者や運営担当者、制作者が語り合う場所や、“ここに行けば情報がある”、“ここに行けば問題が解決できる”を目指したメディア運営をしています。

この記事の筆者
ユーザー 江沢 真紀(アユダンテ) の写真

江沢 真紀(えざわ まき)
アユダンテ株式会社 SEOコンサルタント。2001年よりイージャパンにてJeff Rootに師事。
検索キーワードからユーザー心理を読み解くSEOで数々の成果を上げ、大手通販サイトを中心にいままでに手掛けたSEOは100サイト以上。「できる100ワザ SEO&SEM」「いちばんやさしい新しいSEOの教本」(共にインプレスジャパン刊)を執筆。

Google アナリティクスの最新動向や、コンサルタントによるSEOやリスティングのコラムなど、
企業のWEBマーケティングに役立つ情報を提供しています。

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オリジナル記事:SEOで「検索結果」をあなたのサイトの最適な「トップページ」にする [ネットショップ担当者フォーラム ダイジェスト] | Web担当者Forum
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SEOのエキスパート5人にいろいろ聞いてみた 2014年版 など10+4記事 [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum

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タイトル画像:国内&海外SEO情報ウォッチ

「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、
国内と海外の検索マーケティング関連情報を
さらっとまとめて毎週金曜日にお届けします。

今週のピックアップ

SEOのエキスパート5人にいろいろ聞いてみた at SMX Advanced 2014
★★★★★現場から持ち帰ったここだけの情報(SMX Advanced 2014)

先週このコーナーをお休みして、米シアトルで開催されたSMX Advancedという検索マーケティングのカンファレンスに参加してきた。

その内容から、5人のSEOのエキスパートたちがいろいろな質問に回答する「Ask The SEOs」という人気セッションの模様をお伝えする(筆者によるイベントレポートなので、いつものような記事へのリンクはない)。

ステージ上のSEOエキスパートたち
さまざまな質問に答えくれた5人のSEOエキスパートたち
  • 内部リンクの役割

    • 今でも重要。
    • 大規模サイトではサイト構造がSEOに大きなインパクトを与える。
    • 内部リンクに関しては、IA(情報設計)が依然として最優先項目。
    • URLを変更したときは、リダイレクトを介さずに変更後のURLを指すように直接のリンクに内部リンクを修正するべきだ。
  • 新TLDのSEO効果

    • くだらない質問だ。pizza.pizzaなんて馬鹿なドメイン名だ。
    • 業者は新しいドメイン名を売りたがるけど、ランキングとは関係ない。
    • ブランド保護の目的で取得しておくなら意味はある。
    • 別の国のTLDを使ったらユーザーを混乱させるかもしれない。
  • ペンギンアップデートからの回復

    • リカバリは次のアップデートまで待たければならない。そのときまでに対応が済んでいなければならない。
    • 過去5年間に不正なリンクビルディングをやってきたなら、解除されたとしても元の順位に戻ることはない。
    • 自分は、やられる前に危険なリンクを否認している。
    • リカバリを諦めることもある。ときにはSEOの修正だけじゃなくてビジネスモデルを変えなきゃならないこともある。
    • URLを変えて中身をコピーしてもまた捕まる。パンダアップデートも同様だ。
  • SEO施策のテスト

    • titleタグとmeta descriptionタグから始めるといい。CTRに大きく影響する。今のGoogleは、想像以上にtitleタグを書き換えている。
    • rel="publisher"を設定しておくといい。ブランドとして(検索結果の右の)パネルに出る。
  • レスポンシブ・ウェブデザイン

    • 絶対に必要なものではない。
    • ナビゲーションがゴチャゴチャすることがあるので、デザインの設計に注意する。
    • コードが増えて、表示速度が遅くなる可能性があることに気をつける。
  • ソーシャル

    上手なソーシャル戦略は、改善して再生させられる古いコンテンツを見つけることだ。

  • コンテンツ

    「コンテンツを作ればユーザーが来る」という考え方は荒唐無稽。良いコンテンツを作っても、それだけでリンクが集まると期待してはダメ。知ってもらい拡散するための戦略が必要。

  • ネガティブSEO

    • Googleが言っていることとは違って、数年前から起こっている。
    • 競争の激しいジャンルでは実験されている。でも、このやり方に自分は投資しようとは思わない。
    • 監視して事前に防ぐことが大切。
  • クロールの最適化

    • 予算が少ないなら分析できる技術スキルの高い人材が必要。
    • クロール状況を必ずログで見る。
    • Screaming Frogはクロール状況を調べるのに良いツールだから使うといい。
  • 手動対策ビューア

    導入以前に与えられた手動対策であっても、手動対策ビューアには出てくる。グーグルのジョン・ミューラー氏が言っていたし、自分でも確認できた。

  • 最優先で取り組むべきSEO

    • リッチスニペット/構造化データ
    • サイトとページ表示のスピードアップ
    • rel="publisher"/ナレッジグラフ
    • コンテンツ

日本語で読めるSEO/SEM情報

「サイトの移転」虎の巻をグーグルが公開
★★★★★これさえあれば失敗するはずがない(Google ウェブマスター向け公式ブログ)

グーグルは、ドメイン名の変更やサーバーの乗り換えにともなうサイトの移転についての詳しい解説を公開した。

移転のプロセスや注意点を、今までよりもずっと丁寧に説明している。移転は頻繁に行うものではないだろうが、一読しておこう。

またレスポンシブ・ウェブデザインへの変更時にURLの変更を実行する際の推奨もあわせて公開した。レスポンシブ・ウェブデザインへの移行を検討しているとしたら、こちらは必読だ。

あなたのサイトにあるそのnofollowは無意味です
★★★★☆nofollowの目的を理解せずに使うなかれ(SEO HACKS公式ブログ)

nofollowを外部リンクに設定することは無意味だ

と、一見すると過激な発言にもとられる見解を述べた記事。

しかし筆者も概ね同意だ。

nofollowを使うのは、主に以下の状況に当てはまるときだろう。

  • 有料広告のリンクを外部サイトに張っている
  • コメントスパムやトラックバックスパム(によって、検索エンジンからの評価を下げられること)を防ぐ
  • リンク先のサイトの健全性を保証できない(スパムサイトのように検索エンジンの評価が著しく悪い可能性があるサイトへリンクしたい)

また、管理者ではないユーザーがコンテンツを自由に投稿できるUGC(ユーザー生成コンテンツ)サービスやコメント欄で、検索エンジンの順位を操作するためのリンクを投稿内容に含めるようなスパムの影響を排除するときにも利用できる。

原則として、サイト内のページに対してnofollowを付ける必要性はまずないと考えておくのがいい。たとえログインページへのリンクであったとしても、nofollowを付けることによって得られる実質的なメリットが(今は)あるとは思えない。

グーグルの評価を高めたり検索順位を上げたりする目的でnofollowを使おうと企んでいるなら、思いとどまった方がいい。「無意味」だ。

ホスティング事業者でなくても見逃せないグーグルからの直接のご指導
★★★★☆ふつうのウェブ担当者も見なきゃ損(ウェブマスター ハングアウト on Google+)

日本のグーグルのサーチクオリティチームが、ホスティングサービスの運営者を対象に、グーグル検索と相性の良いサービスを運営するためのセミナーを実施したことを前回ピックアップした。

そのセミナーのフォローアップがGoogle+のハングアウトオンエアで行われた。

まずセミナーの概要ということで、次のことを説明している。

  • クローリングとインデックス、サービス提供を正しく実装するには
  • ホスティングサービスとグーグル検索
  • グーグル検索におけるスパムサイト対策

次にイベント時に出た質問に回答している。たとえば次のような質問だ。

  • ホスティングサービスがスパム対策しなかったら問題があるか?
  • サービス全体で外部サイトへのすべてのリンクにnofollowを付けてもいいか?
  • ガイドライン違反になりそうなところだけをGooglebotに隠してもいいか?

ホスティングサービスの管理者でなかったとしても、サイトの大小の規模を問わずサイト運営における共通点は多い。このハングアウトオンエアから学べることが必ずある。時間を確保してすべて視聴することをおすすめする。

nanapiが検索流入数を166%アップさせた秘訣とは?
★★★★☆チーム戦で挑んだ(nanapi TechBlog)

ハウツーサイト nanapiが検索流入数を前年比166%にした施策を解説した記事だ。鍵は「チーム戦」だったそうだ。

SEOをメインとした集客設計は技術的な側面だけではない、編集・コンテンツ制作が複雑に絡んだチーム戦なので……

たとえば各チームが連携して次のような施策を行ったと説明している。

  • 表示速度改善でUXを最適化
  • 中長期KW戦略でニーズをおさえた流入を獲得
  • 拡散に強いコンテンツ作りで良リンク獲得
  • SEOライティングで周辺の課題ニーズにも対応する

あなたがたった1人のウェブ担当者であったとしても、あなたのSEO施策に取り入れられることがあるのではないだろうか。

PV単価を144%アップさせた7つの施策
★★★☆☆広告掲載サイト向け(nanapi TechBlog)

nanapiのサイト運営に関する記事をもう1つピックアップする。

nanapiの広告ディレクターが、nanapiのサイトに掲載している広告から得られる収益のPV単価を144%アップさせた7つの施策を公開した記事。

7つの施策とは、次のとおりだ。

  • ページ表示速度を高速化
  • DoubleClick Ad Exchangeを導入
  • ダイナミックアロケーションを開始
  • プライベートエクスチェンジを開始
  • ADNW各社の徹底比較
  • ADNW担当者と積極的に会う

SEOのトピックからは少し離れているが、広告掲載で収益を上げるモデルのサイトを運用しているなら、参考にしたい。

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

GooglebotのJavaScript処理に関する注意点と筆者が参加した海外カンファレンスのレポートを今週はピックアップ。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップSEO Japanの掲載記事からピックアップ

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

再審査リクエストを却下した理由をグーグルが詳細に説明するようになった
★★★★☆手動対策の解除に大助かり(Search Engine Roundtable)

米グーグルのマット・カッツ氏は、SMXカンファレンスで次のように発表した。

再審査リクエストを却下した際に、その理由や問題点を、処理した担当者がより詳細に説明するようにする。

これまでの再審査リクエスト却下の連絡では、定形の文章に添えて、問題視されるリンクのサンプルを2つ3つ提示することはあった。

しかし今後は、担当者が必要だと判断したときには、より具体的な説明をメッセージに含めることがあるのだ。

この詳細な説明が書かれている審査拒否の返信が、実際に届き始めているようで、Search Engine Roundtableの記事にその一例が紹介されている。

詳細な説明が追記された再審査リクエストの返信
“A note from your reviewer(審査担当者からの注記)”以下が、特別に追加されたメッセージ。この例では、使用するドメインの設定(wwwの有無)」を確認して、適切なサイトのリンクを確認するようにとのコメントが書かれている。

記事で示されていた例を見る限りでは、ものすごく重要なヒントが書いてあるようには思えないのだが、このサイト管理者にとっては大きな手助けになっているのかもしれない。

いずれにしても、個々に対してより詳しい説明を提供してくれるのは、ありがたい。手動対策の解除のための作業に多いに役立つだろう。

モバイル向けページに設置するrel="canonical"であってもコンテンツは等しくあるべき
★★★☆☆rel="canonical"は正規化のタグだから(Webmasters Stack Exchange)

コンテンツがまったく異なるモバイル向けページをrel="canonical"でPC向けページに対応付けしても構わないだろうか?

SEOフォーラムに投稿されたこの質問にグーグルのジョン・ミューラー氏が次のように回答した。

メインコンテンツが等しくないのであれば、rel="canonical"を使ってはいけない。

PC向けページとモバイル向けページ(スマートフォン向けページ)で別々のURLを利用する構成では、対応関係を“アノテーション”でグーグルに伝える必要がある。

  • PC向けページには、対応するモバイル向けページを示すrel="alternate"をHTMLに記述する
  • モバイル向けページでは、対応するPC向けページを示すrel="canonical"をHTMLに記述する

rel="canonical"はもともと正規化のためのタグだ。内容が(ほぼ)同じであるが、URLが異なる場合に1つの代表URLにまとめるための仕組みだ。

モバイルサイトの構成のためであったとしても、ミューラー氏が指摘するように、少なくともそのページの主要なコンテンツがPC向けページと一致していなければならない。

パーソナライズ検索を無効にする3つの方法
★★★☆☆位置情報によるカスタマイズは無効にできない(Matt Cutts (@mattcutts) on Twitter)

パーソナライズ検索に関するマット・カッツ氏とフォロワーのやりとりを紹介する。

フォロワー:マット・カッツさん、どうやったらパーソナライズ検索を無効にできますか?

マット・カッツ氏:ブラウザのシークレットモードを使うか、pws=0パラメータを利用するといい。位置情報による検索結果の調整を無効化するのは難しい。なぜならそれはとても役に立つからだ。

「パーソナライズ検索」は、検索ユーザーの検索履歴やソーシャルネットワークのつながりに応じて、検索結果をその人に合わせてカスタマイズする仕組みだ(余談だが、グーグルは現在「パーソナライズ検索」という用語を公式に使っていないようだ。ヘルプに見当たらなくなっている)。

他の人がどんな検索結果を見ているのかを確認する場合などは、このパーソナライズ検索を無効にしたい。そのためには、マット・カッツ氏が言うように、次の2つの方法がある。

  • Google Chromeのシークレットモードを使う(Firefoxでは「プライベートウィンドウ」、Internet Explorerでは「InPrivate ブラウズ」、Safariでは「プライベートブラウズ」という同等の機能がある)
  • 検索結果のURLの末尾に「&PWS=0」を追加する(そしてページをリロードする)

もう1つ、もっと簡単な方法も紹介しておこう。

検索結果の右上に表示されている「地球」マークのアイコンをクリックするのだ(「人」マークのアイコンを選択した状態だとパーソナライズ検索、正確には「プライベート検索結果」が適用される)。

プライベート検索を無効にする地球マーク
Google Appsで管理されているユーザーではこの表示が出ない場合もある

ちなみに、「スターバックス」で検索したとき、東京にいる人と札幌にいる人では、表示されるスターバックスの店舗情報が違うのだが、検索者の位置に応じて検索結果を調整する仕様は無効にできない。「場所」に関係する検索では、その場所に関連した検索結果をグーグルは返すからだ。

東京での「スターバックス」の地図検索結果
東京(の西地区)に在住の筆者が「スターバックス」で検索したときの地図検索結果
札幌での「スターバックス」の地図検索結果
札幌在住の筆者の知人が「スターバックス」で検索したときの地図検索結果

ただし、どの地域で検索するとどのような検索結果になるのかを確認することはできる。「検索ツール」にある地域の項目を開き、「現在地を入力」の欄に地域名を入力するといい。指定した地域での検索結果が表示される。

PDFやWordファイルのインデックスを調べる方法
★★★☆☆「filetype:」構文を使う(Google Webmaster Help Forum)

次の質問が英語版のグーグル公式ヘルプフォーラムに投稿された。

グーグルは、.pdfや .doc、.rtfのドキュメントをクロールできますか?

ジョン・ミューラー氏は次のように回答した。

もちろんだ。

https://www.google.com/#q=filetype:pdf
https://www.google.com/#q=filetype:doc
https://www.google.com/#q=filetype:rtf

これらで検索してみればわかる。

「filetype:pdf」「filetype:doc」「filetype:rtf」のように、「filetype:」(コロンは半角)に続いて拡張子を指定する検索構文を使えばPDFやワード文書、リッチテキスト文書を検索することができる。

たとえば、次のように検索するとWeb担サイトのなかでインデックスされている、拡張子が「pdf」のファイルを調べられる。

site:web-tan.forum.impressrd.jp filetype:pdf
「site:web-tan.forum.impressrd.jp filetype:pdf」の検索結果

管理サイトにあるHTML以外のファイルのインデックス状況を調査するときに利用できる。

SEO JapanSEO Japanの
掲載記事からピックアップ

YouTubeのSEOとペンギンアップデート対策の記事を今週はピックアップ。

この記事の筆者
ユーザー 鈴木 謙一 の写真

鈴木 謙一(すずき けんいち)

「海外SEO情報ブログ」の運営者。株式会社セルフデザイン・ホールディングスの取締役インディペンデント・コントリビュータ。

海外SEO情報ブログは、SEOに特化した日本ではもっとも有名なSEO系ブログの1つ。米国発の最新のSEO情報を中心に、コンバージョン率アップやユーザーエクスペリエンス最適化のための施策も取り上げている。

正しいSEOをウェブ担当者に習得してもらうために、ブログでの情報発信に加えて所属先のセルフデザインでは、セミナー講師や講演スピーカーを主たる役割にしている。

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セミナー:Webサイトを有効に機能させる「CMS選定&活用ガイド」7月24日開催(参加無料) [イベント・セミナー] | Web担当者Forum

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第2回CMSカンファレンス
中~大規模Webサイト向けWebサイトを有効に機能させる「CMS選定&活用ガイド」
~比較・検討でもう悩まない!主要CMSの特徴・機能が丸わかり!!~

7月24日(木) ● ソラシティ カンファレンスセンター ● 参加無料
キノトロープ主催・日本オラクルほか共催

CMSは、単なる運用・更新ツールの域を超えて、マーケティングなどの企業戦略にとって必須のツールとなっています。すばやく正確な情報発信と戦略的な運用を両立させるためには最適なCMSを選定し、最大限に活用する必要があります。

そこで、今回は、中~大規模の企業Webサイト向けにCMS構築のパイオニアとして業界を牽引し続ける株式会社キノトロープと中~大規模Webサイト向けのCMSツールとして主要な4製品の各ベンダーが集結し、選定・導入におけるポイントから、CMSを最大限に活用するノウハウ、各製品の特徴や機能まで、一挙にご紹介いたします。

中~大規模Webサイト向けWebサイトを有効に機能させる「CMS選定&活用ガイド」セミナーに参加申し込みする(参加無料)
※主催のキノトロープの申し込みフォームに移動します

開催概要

  • イベント名称: 第2回 CMSカンファレンス
    中~大規模Webサイト向け
    Webサイトを有効に機能させる「CMS選定&活用ガイド」
    ~比較・検討でもう悩まない!主要CMSの特徴と機能が丸わかり!!~
  • 日時: 2014年7月24日(木) 14:00~18:00 (13:30 受付開始)
  • 場所:ソラシティ カンファレンスセンター 2F Sola City Hall 【WEST】
  • 定員: 200名
  • 参加費:無料(事前登録制)
  • 主催:株式会社キノトロープ
  • 共催:日本オラクル株式会社/株式会社ジゾン/株式会社のれん/株式会社ミックスネットワーク

注目セッション

全セッションの中から注目セッションを2つピックアップしてご紹介します。

  • 14:00-14:30
    「CMSツールの正しい選び方と導入におけるポイント」

    講師:株式会社キノトロープ 代表取締役社長
    生田 昌弘 氏

    CMSツールの導入は、ソフトウェアの導入と考えられています。しかし、CMSツールはただ導入しただけでは、何も機能しません。導入を成功させ、ビジネス成果をあげるためには、そもそもCMSツールとは何かを知る必要があります。CMSツール導入前に押さえておくべき基本的な考え方や最適なCMSツールの選定のポイント、有効に機能させビジネス成果をあげるための構築手法について解説いたします。

  • 14:30-15:00
    「マーケティングオートメーションとCMSによるクロスチャネルマーケティング」

    講師: 日本オラクル株式会社 クラウドアプリケーション事業統括 CXソリューション本部
    三上 敦志

    購買プロセスにおいてインターネットでの情報収集がメインとなる中、顧客の興味とタイミングを見定めて適切なアプローチを行う事が売上向上に繋がります。マーケティングオートメーションとCMSを組み合わせることで、チャネル間で同じ体験を実現するための手法をご紹介します

中~大規模Webサイト向けWebサイトを有効に機能させる「CMS選定&活用ガイド」セミナーに参加申し込みする(参加無料)
※主催のキノトロープの申し込みフォームに移動します

全セッション一覧(予定)

  • 第1部: CMSツールの正しい選び方と導入におけるポイント
    生田 昌弘氏(株式会社キノトロープ)

  • 第2部: マーケティングオートメーションとCMSによるクロスチャネルマーケティング
    三上 敦志(日本オラクル株式会社)

  • 第3部: WEBサイトの進化に対応し、顧客経験価値をも管理するCXMに進化した「HeartCore」
    神野 純孝氏(株式会社ジゾン)

  • 第4部: すぐに使える、ずっと使えるCMS「NOREN」の活用方法
    八木 康介氏(株式会社のれん)

  • 第5部: 「SITE PUBLIS」で実現させるWebサイトのマルチデバイス最適化
    成瀬 俊介氏(株式会社ミックスネットワーク)

  • 第6部: オープンソースCMSのメリット・デメリット
    石原 強氏(株式会社キノトロープ)

※セッション終了後に「個別相談会」を開催します。

中~大規模Webサイト向けWebサイトを有効に機能させる「CMS選定&活用ガイド」セミナーに参加申し込みする(参加無料)
※主催のキノトロープの申し込みフォームに移動します

※当セミナーは、企業でWebサイトの業務を担当されている方を対象としております。同業の方もしくは個人の方に関しましてはご遠慮いただいております。

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オリジナル記事:セミナー:Webサイトを有効に機能させる「CMS選定&活用ガイド」7月24日開催(参加無料) [イベント・セミナー] | Web担当者Forum
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