Image may be NSFW.
Clik here to view.
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Googleアナリティクスは、非常に高度な分析ができる無料のアクセス解析ツールだ。無料の反面、正式なサポートサービスというものがないため、ユーザーは自分で情報を集めなくてはならない。Web担当者にとっては結構な手間だ。そこで本連載では、Web担当者の負担を軽減すべく、導入から、運用、活用まで、初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。
Image may be NSFW.Clik here to view.

Webサイトのアクセスが大きく変動することはしばしばあるが、その原因は、各種の集客施策や思わぬ外部要因など、さまざまだ。「なぜアクセス状況がこう変化したのか」を知るためにも、自分たちで行った施策や、外部で生じた事象を記録しておき、データとの関係性を見ておくことは大事なことだ。
通常、アクセス解析などの効果測定データは、Excelでデータを加工し、PowerPointなどに資料やレポートとしてまとめることが多いと思う。そういった作業をする過程においても、レポートする期間に実施した各種施策などを記載するのが普通だろう。
Googleアナリティクスには、こういった各種施策を備忘録として記録しておくことができる「メモ機能」がある。本稿ではそのメモ機能について解説することにする。将来予定している事象についてもあらかじめ記述しておくことができるので、すでに決定した施策などをメモしておくこともできるよい機能だ。
メモ機能の基本的な使い方
[ユーザー]>[サマリー]レポートを例にして、メモ機能の基本的な使い方を説明しよう。まずは、以下の手順に従って、レポートを表示する。
- ページ上部のオレンジ色のメインメニューで[標準レポート]をクリックする。
- 画面で左側にあるメニューで、[ユーザー]をクリックする。
- メニューが開くので、[サマリー]をクリックする。
Clik here to view.
![図1:[ユーザー]>[サマリー]レポート](http://web-tan.forum.impressrd.jp/files/images/article2012/google_analytics/google_analytics32_01.png)
レポート画面上部に表示された折れ線グラフの中央下部分に、目立たないが「▼」の箇所がある(図1赤枠部分)。ここをクリックすると、図2のように矢印が「▲」に変わり(図2赤枠部分)、その右側に「+新しいメモを作成」という表示が出てくる(図2青枠部分)。
Clik here to view.

この「+新しいメモを作成」をクリックすると、図3のように、メモを書く画面になる。メモは日付に対して記録する仕組みで、標準ではレポートに選択している集計期間の最後の日が自動的に指定されている(この場合は2012年3月31日)。
Clik here to view.

日付(2012/03/31)の右隣がテキスト入力ボックス(図3赤枠部分)で、ここにメモを160文字まで入力できるようになっている。
その右側の「公開設定」(図3青枠部分)は、「共有」か「非公開」かを選ぶラジオボタンになっている。「共有」を選ぶと、該当プロファイルの閲覧権限のあるユーザーにもメモが共有される。「非公開」にすれば、他のユーザーとは共有されない状態になる(自分だけのメモ)。メモを入力し終えたら[保存]ボタン(図3緑枠部分)をクリックする。
日付を選んでメモを作成するには?
あらかじめメモを作成したい日を指定することも可能だ。その場合はまず、上部グラフの折れ線で、メモを作成したい日をクリックしてマーキングする(図4赤枠部分)。それから、先ほどと同様に、グラフの下の「▼」を開いて「+新しいメモを作成」をクリックすればよい(図1、図2)。
Clik here to view.

カレンダー機能を使って日付を指定する方法
別の方法もある。いったん、最初の方法でメモ作成画面を開いておく。それから、メモ作成画面の左側の日付部分(図5赤枠部分)をクリックすると、カレンダーが表示される(図5青枠部分)。このカレンダー機能を使って日付を指定すれば、メモを作成する日を選択できる。
Clik here to view.

試しに、2012/03/09と2012/03/16の2日分のメモを入力した後の画面が図6だ。メモが入力された日のグラフには、メモの存在を示すフキダシのようなマークがつく(図6赤枠部分)。
Clik here to view.

また、2012/03/16のメモは、入力後に左の「☆」(図6青枠部分)をクリックしたので、☆が黄色くなっている。こうしておくと、「表示」の「スター付き」(図6緑枠部分)をクリックすれば、黄☆のメモだけが表示される。たとえば、自分たちで行った施策の場合にはスターを付けておき、外部要因の場合はスターを付けないなどの区分けをする利用法が考えられるだろう。
加えて、「公開設定」を「非公開」にしたメモには、「非公開」の表示がつく(図6黒枠部分)。
- いったん作成したメモを編集するには?
- メモは他のレポートでも共有される
- プロファイルの管理画面からメモを作成・編集する方法
メモ機能の基本的な使い方(続き)
いったん作成したメモを編集するには?
メモ一覧表の右側には、それぞれのメモを作成した人のメールアドレスと編集ボタンがある(図6紫枠部分)。
Clik here to view.

「編集」のリンクをクリックすると、編集画面になる(図7赤枠部分)。
Clik here to view.

メモを編集したい場合は、この画面で行う。もしメモ自体を削除したい場合は、この画面で「削除」(図7青枠部分)をクリックすればよい。
メモは他のレポートでも共有される
図8は[トラフィック]>[サマリー]レポートだが、先ほどのメモはこのレポートでも共有されているのがわかる。
Clik here to view.

図8赤枠部分のフキダシをクリックすれば(どちらでもよい)、図6で示したのと同じ、該当期間のメモ一覧画面が表示される。
プロファイルの管理画面からメモを作成・編集するには?
最後に、プロファイルの管理画面でもメモを作成できるので、そちらにも触れておこう。
レポート右上にある「アナリティクス設定」をクリックして管理画面に入り、該当のプロファイルを選択して、その「アセット」タブ(図9赤枠部分)内にある「メモ」を選択した画面が図9だ。
- ページ上部のオレンジ色のメインメニューで[アナリティクス設定]をクリックする。
- 見たい「プロファイル」を選択する。
- プロファイルが開くので、「アセット」タブをクリックする。
- 上から2番目にある「メモ」をクリックする。
Clik here to view.

下方には、先ほど作成した2つのメモのリストが確認できる。左から順に、「☆」「作成者」「日付」「削除」リンクなどが表示されている。ここでの「日付」とは、メモに紐付けされた日のことだ。
この画面で[メモを作成]ボタン(図9青枠部分)をクリックすると、新規メモ作成画面(図10)が出てくる。
Clik here to view.

「日付」には、あらかじめ日付が入力されているが(図10赤枠部分)、これは操作している当日の年月日が入力される。
なお図9でメモの名前(図9緑枠部分)をクリックすると、図10と同じフォーマットの画面が出てくるので、この画面で編集することもできる。
衣袋教授によるGoogleアナリティクスのeラーニングのコースがスタートしました。まとまった時間を取れない方や地方の方など、時間や空間の制約を超えて学ぶことができますので、ご興味がある方はどうぞ → http://xfusion.jp/elearning.html
- 内容カテゴリ:アクセス解析
- コーナー:衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座
※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:解析上手はメモ上手。Googleアナリティクスの メモ機能を使いこなせているか? [第32回] [衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.
Clik here to view.
Clik here to view.
Clik here to view.
Clik here to view.
Clik here to view.