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コンテンツ向け広告で成果を出すにはどうすればいいの? リスティング広告のプロ・阿部圭司さんに聞いてきた(後半) [Webのコト、教えてホシイの!] | Web担当者Forum

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Webのコト、教えてホシイの!

この記事は、前後編でお届けしています。前回は、コストを抑えつつ、リスティング広告の成果を上げる3つのポイントを解説しました。前回をまだご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。

前回の記事

ここから始まります
えぇ!リスティング広告って検索連動型広告のことじゃないんですか?
実はそれ以外にコンテンツ向け広告というのもあるんです!
アナグラム株式会社・代表取締役・阿部圭司さん。
もう検索連動型広告で頭がいっぱいなんですけど…。
まぁまぁそう言わずに。
内藤さん、あとよろしくお願いします。
検索連動型広告とコンテンツ向け広告の違いは、ねるとんとナンパみたいなものです。
え?
面白そうですね、どういうことですか?
食いつきすぎだろ!
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ねるとんって出会いを求めて参加しますよね。
検索連動型広告も同じで、興味があって検索した人に対して、それに近いものを広告を使って提供する。
先週やりましたね。
それに対してナンパは、出会いを求めているわけでない人に、出会いを勝手に提供するじゃないですか。
コンテンツ向け広告も近くて、必ずしも今すぐに興味があるとは限らない人に対してアプローチするものなんです。
もちろん関連性ですとか、マッチ度は広告主側で選択できます。これはナンパでもタイプじゃない人には声を掛けないのと同じですね。
けどナンパじゃあ成功確率低いんじゃないですか?コンバージョン率も低そうだし、無駄なクリックも増えそうですよね。それだと相当お金がかかるんじゃないですか?
いえいえ、大丈夫です。クリック単価は検索連動型広告よりも格段に安く配信することが容易に可能なんです。それにやり方を間違わなければ、実は効果的なんですよ。
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ちなみにコンテンツ向け広告は、このようにブログの下のアタリに表示されます。
あぁアメブロとかで見たことありますね。
それに検索連動型広告のような文字だけのテキスト広告とは違って、コンテンツ向け広告はこのように絵と文字が使えるんです。
結構興味をそそるバナーが貼ってありますよね。
うーん。
どうしたんですか、変な顔して。
やっぱり効果が出るのか、イマイチピンと来ないですね。何せ僕、ナンパに成功したことないですから。
真面目にやってください。
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例えば、僕の漫画の仕事を募集したい場合はどうやってやるんですか?
まぁまぁ慌てないで。
コンテンツ向け広告では、「サイトやコンテンツ」「人」の二種類でターゲットを絞ることができるんです。
まずは「サイト」をターゲットとした場合です。
例えば、星井さんが好きな作家さんのサイトにバナーを出したいとき、広告枠を設けていれば、URLを指定したら広告を表示させることができるんです。
えぇ、スゴイ!
無料で?
有料に決まってるでしょ!
言っときますが、入札が高い人が優先ですよ。
やっぱり。
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いいですかぁ。もう一つは、「コンテンツ」をターゲットとした場合です。
星井さんがマンガについて書かれているコンテンツに広告を出したいとき、キーワードを指定すれば、広告枠を設定してあるコンテンツに表示されるんです。
こっちもすげぇ!
もちろん有料ですよ。
は、はい。
次にターゲットを「人」にする場合です。
「人」は属性と行動に分けます。
属性って何ですか?
属性とは、検索サイトの検索結果や行動などから作り上げたペルソナです。
エロいこと検索すると、検索サイトにエロオヤジの属性に区別されてしまうのか…。
変なこと考えてるな。
これってその属性を元にターゲットを絞り込んで、その人に対して広告を出すことができるんですよね。
ええ。
それじゃあ…。
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例えば、「40代」「千代田区在住」「BMW」の人に対して広告を出すことができるってことですか?
なんやそれ、将来の夢か?
理論上は可能です。
できるんだ、すごいな。
ただ、「40代」「千代田区在住」「BMW」に限ってしまうと、コンバージョンは上がるかもしれませんが、ほとんど表示されませんよ。
そして、行動ですね。
わかりやすいのはリマーケティングです。
リマケやな。
リマケ?
リマケはまるでストーカーですよ。
ストーカー?Webの話でしょ?
ふふふ。広告がどこに行ってもついて回るんですよ。
お!なんだこの広告。
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おぉっ。こっちの広告にもまたこの広告。
うわぁ、また同じ広告が。金かけてるなぁ。
ついて回るんですね。本当にストーカーみたい。
もちろんすべてのサイトにお金をかけてるわけじゃないですよ。
一度訪れたホームページの広告がどこに行っても表示される。これこそが李マーケティングなんです。
これって有名出版社のホームページに訪れた人に僕の広告を見せることができるんですね。
いやできないよ。
えぇ!
リマーケティングができるのは、自分が管理しているサイトだけです。それに広告スペースを設けてないと表示されませんから。
えー!
そもそも出版社に訪れる人は、お客様にならないでしょ。
あ、ホントだ。
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それにしてもリスティング広告ってややこしいですね。こんなに手法がたくさんあると、どれをどれくらいの割合で選んでいいのか、迷いますね。
まぁ確かに、その複雑さ故にいきなりやってできるもんやないわな。
だからこそ9割辞めちゃうんですよね。
話を聞いてもまた失敗しそう。
ちょっと待ってください。いきなり100点を狙うから難しく感じるんです。
例えば始めは狭いキーワードで検索連動型広告をやり、併せて李マーケティングをするだけでもいいんです。
確かに機能はたくさんあって、すべてを使いこなすことは難しいです。しかし…。
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ダメな理由は99%アカウントの中にあります。1日10分でいいですから、どうしてうまく行かないか、紐解く努力をしてみてください。必ずプラスにする方法はあります。
そうですね。1回の失敗であきらめるのはもったいないですよね!
そりゃそうだ。二ヶ月続けて勉強しといて、やらないなんて選択肢はないで。
ちゃんと効果出してもらわないと困りますよ。
え?
や、やっぱりいったん持ち帰って検討します。
帰らせませんよ。
あかん、ここでやってもらうで。
いい加減帰ってください。

第24回は8月公開予定

この記事の筆者

星井博文(ほしい・ひろふみ)

漫画家・漫画原作作家。ヤングジャンプにてデビュー。著作に『中京女大レスリ ング部物語「ちゅうじょ」』(実業之日本社)など多数。

「グランドジャンプ」にて、『未解決事件 File.02 オウム真理教』などの構成を担当。

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オリジナル記事:コンテンツ向け広告で成果を出すにはどうすればいいの? リスティング広告のプロ・阿部圭司さんに聞いてきた(後半) [Webのコト、教えてホシイの!] | Web担当者Forum
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