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年末年始のFacebookオーガニックリーチ減少、その理由とは? 新機能「トレンディング」も紹介 [そのまま会議に出せる!Facebookネタ] | Web担当者Forum

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この記事を読むのにかかる時間: 約 7 分
忙しいWeb担当者のためのそのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルをそのまま使用・配布OK!

Facebookの仕様がまた変わっている!」「いつの間にこんな機能が?」……Facebookは次々に新しい機能を発表しているため、忙しいWeb担当者が情報をキャッチアップしていくのは非常に大変。本コラムでは、そんなWeb担当者をフォローすべく、最新のFacebookネタを厳選して紹介していく(月1回連載)。

本連載の特徴  本連載では、記事内容のポイント部分をまとめたPowerPointファイルを、毎回、別途用意しています。このファイルは、(利用上の注意に従った範囲内であれば)転載・コピー・共有・配布などが可能です。会議の資料として配付するもよし、社内の勉強会に使うもよし、最新ネタを捕捉するニュースペーパーとしてプリントを部内で配るもよし、ぜひご自由にお使いください。
※「利用上の注意」は、PowerPointファイルの最終ページに記載されています。

今回の内容

そのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルはここからダウンロード可能
skdfbn017.ppt
全13ページ/3.98MB
  1. 年末年始にオーガニックリーチが減少、その理由を分析
  2. スポンサー記事広告、他広告に統合へ
  3. ニュースフィードアルゴリズムが調整される、テキスト投稿よりもリンク投稿を推奨
  4. Facebook内で話題のテーマを紹介する新機能「トレンディング」開始
  5. 投稿ネタTIPSその1「バレンタインデーにむけて」
  6. 投稿ネタTIPSその2「ひな祭り」
そのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルはここからダウンロード可能
これらの画像をクリックしても、ファイルダウンロードは可能です。

ネタ1年末年始にオーガニックリーチが減少、その理由を分析

2013年後半、全体的にFacebookページのオーガニックリーチが減少傾向にありました。特に、直近の12月~1月は低い数値となっています。

2013年後半のオーガニックリーチ数の推移

ファン数10万人以上のFacebookページ(任意)の月別オーガニックリーチ数(平均値)の推移
※1月は、1月1日~20日までの平均値です。

減少の原因

以下の2点が、主な理由と考えられます。

  • 例年12月と1月は、年末年始の挨拶をはじめ企業ページやユーザーの投稿が多くなるため。今回も、1投稿あたりの、ニュースフィードの表示時間と回数が減り、結果としてリーチ数減少という影響が出たと思われます。

  • ニュースフィードアルゴリズムの微調整(ニュース記事へのリンク投稿がより多く表示されるよう調整)が反映されたため。

以下のブログ記事でも言及されています。

アルゴリズムの調整内容の詳細

過去記事の「ネタ1:ニュース記事のリンクがより多く表示されるようにアルゴリズムが変更」で言及しています。

ネタ2スポンサー記事広告、他広告に統合へ

Facebook広告のスポンサー記事に表示されていた友だちのアクション(ソーシャルコンテクスト)が、今後は「Page Like Ad」「Page Post Ad」にも表示されるようになります。広告の機能の統合により、以前より話題にあがっていた“広告メニューの簡易化”につなげる狙いだと考えられます。

統合後の表示イメージ

あくまで想定のイメージですが、従来のPage Like AdやPage Post Adの上部にソーシャルコンテクストが付与されるものと思われます。

Page Like Ad(ページへのいいね!広告)
Page Post Ad(ページの投稿広告)

スポンサー記事広告の今後

スポンサー記事広告自体は、2014年4月9日をもってサービスが終了します。「Page Like Ad」「Page Post Ad」への統合により、両広告でスポンサー記事広告同様の機能が実現できるようになるためとのことです。

今後の広告出稿にあたり

必要となる素材については、従来のPage Like Ad、Page Post Adと同様と思われます。

  • Page Like Ad

    • テキスト:半角90文字以内
    • 画像縦横比:8:3
    • 画像サイズ: 1200×450ピクセル
  • Page Post Ad

    • テキスト:半角90文字以内
    • 画像アスペクト比:1:1
    • 画像サイズ: 1200×1200ピクセル

スポンサー記事出稿時との相違点は下記の2点です。

  • (ページへのいいね!につなげる)スポンサー記事の場合はカバー写真が表示されましたが、今後は別途画像素材を用意する必要があります。

  • 出稿時にターゲットを指定すれば、スポンサー記事と同様に、自社ページのファンの友だちのみに配信できます。

広告主への影響

スポンサー記事広告の「Page Like Ad」「Page Post Ad」への統合にあたり、広告主には以下の影響があるものと考えます。

  • 「Page Like Ad」「Page Post Ad」で、従来のスポンサー記事と同様の成果につながると予想されます。両広告でもソーシャルコンテクスト付の広告(スポンサー記事同様の機能)を再現できるためです。

    ※ソーシャルコンテクストは、広告が表示されたユーザーの友だちが、自社ページのファンになっている、もしくは何かしらのアクションを行っている場合にのみ表示されます。
    ※従来のスポンサー記事同様、自社ページのファンの友だち限定に配信することもできます。
  • 画像素材のクリエイティブの重要性が、より高まると推測されます。

  • 「Page Like Ad」の場合、カバー写真ではなく専用の画像素材の表示が前提となるため、事前にクリエイティブテストを行うなど、他社に負けないクリエイティブ訴求が重要となると考えます。

  • Facebookページに設定するカバー写真について、テキスト20%ルールを気にする必要がなくなると考えます。

    ※カバー写真が広告として表示されるケースがなくなるため

参照元: Developer Roadmap(Facebook開発者)

ネタ3ニュースフィードアルゴリズムが調整される、テキスト投稿よりもリンク投稿を推奨

Facebookは1月21日、ニュースフィードアルゴリズムの調整を発表しました。Facebookページによるテキスト表記のみの投稿の、表示回数を減らしていくよう調整したとのことです。

アルゴリズム調整の概要

今回の調整では、Facebookページによるテキスト表記のみの投稿の、ニュースフィードへの表示回数が減らされます。その分、個人アカウントからのテキストのみの投稿が多く表示されるようになります。今回の調整による影響としては、調整前と比べリンクを付与したFacebookページからの投稿が、表示されやすくなるだろうと見られています。

今回の調整の背景

Facebook社独自のテスト結果によると、個人のテキスト投稿にはユーザーからの反応がつきやすいがFacebookページのテキスト投稿への反応が比較的少なかったためとのことです。

今後推奨される対応

Facebookの見解としては、テキストにリンク先URLを記載するだけではなく、あわせてサムネイル画像を指定したリンク先プレビューの表示を推奨しています。そのほうがユーザーのアクションにつながるだろうと言及しています。

テキストのみの投稿
リンク先プレビューを表示した投稿(サムネイル画像の指定も行っている)

ネタ4Facebook内で話題のテーマを紹介する新機能「トレンディング」開始

Facebookは1月16日、ニュースフィードの右側に、Facebook内で話題になっているキーワードを、ユーザーごとにパーソナライズして表示する「トレンディング」機能を開始しました。

トレンディング機能の概要

ユーザーのニュースフィード右側に、Facebook上で話題になっているキーワードとリンクが表示されます。キーワードは、興味があると思われるキーワードをユーザーごとにパーソナライズし表示します。キーワードのリンクをクリックすると、キーワードに関連する自身の友だちやファンになっているページの投稿が別ページで一覧表示されます。

※公開設定範囲を「公開」もしくは閲覧可能な投稿のみ表示されるものと思われます。

提供範囲について

現状、一部の国を選定しWeb版のみ提供を開始しており、モバイル版への提供については継続してテスト中とのことです。また、日本での提供時期などの詳細は未定です。

Twitterでも、同機能に似た機能「トレンド」が提供されていますが、広告メニュー化(プロモトレンド)も行われています。Facebookのトレンディング機能については、広告メニュー化の言及は今のところありません。

ネタ5投稿ネタTIPSその1「バレンタインデーにむけて」

2月14日にはバレンタインデーがありますね。特に女性にとっては素敵なチョコやプレゼントを贈りたい、そんな特別な一日ですよね。そんな女性の心理にどう訴求するか!? ポイントをとらえ、エンゲージメント獲得につなげましょう。

Case.1 土屋鞄製造所

バレンタインデーにかけて、生チョコのような質感のレザートレーを紹介しています。

  • 投稿日: 2013年1月18日(金)
  • いいね! 数: 6,841
  • コメント数: 34
  • シェア 数: 30
  • 投稿時のファン数: 167,240人
  • エンゲージメント率: 4.00%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 0.74%

Case. 2 伊藤ハム

キャラクターが手作りチョコレートを作っている設定に。手作りチョコのプレゼントを検討している女子への強い共感につながるのではないでしょうか。

  • 投稿日: 2013年2月12日(火)
  • いいね! 数: 510
  • コメント数: 27
  • シェア 数: 1
  • 投稿時のファン数: 36,815人
  • エンゲージメント率: 1.46%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 1.07%

Case. 3 セブン-イレブン・ジャパン

自社がスポンサーを務めるラジオ番組のパーソナリティが、自身のバレンタインデーにまつわるエピソードを語っています。女性視点での、ほんのり苦いエピソードに共感する女性も多いと思われます。

  • 投稿日: 2013年2月1日(金)
  • いいね! 数: 2,624
  • コメント数: 20
  • シェア 数: 16
  • 投稿時のファン数: 201,597人
  • エンゲージメント率: 1.32%
  • エンゲージメント率平均: 1.52%(直近25件)

Case. 4 キリンビール / KIRIN BEER

バレンタインデーにマッチする自社商品「ビールゼリーチョコレート」を紹介しています。商品訴求ならびにプレゼントの提案にもつなげています。

  • 投稿日: 2013年1月15日(火)
  • いいね! 数: 11,674
  • コメント数: 81
  • シェア 数: 119
  • 投稿時のファン数: 177,901人
  • エンゲージメント率: 0.18%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 1.02%

ネタ6投稿ネタTIPSその2「ひな祭り」

3月に入るとすぐに、桃の節句・ひな祭りがありますね。こちらは女の子にとって特別な日。バレンタインデー投稿同様に、2013年の投稿事例とポイントをご紹介します。

Case. 1 コカ・コーラ
(Coca-Cola)

ひな祭りの定番、「ひなあられ」とあわせて、イベントの1シーンに商品を入れ込んでいます。

  • 投稿日: 2013年3月1日(金)
  • いいね! 数: 2,627
  • コメント数: 10
  • シェア 数: 20
  • 投稿時のファン数: 21,3957人
  • エンゲージメント率: 1.24%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 1.41%

Case. 2 キリンラガービール

ひな祭りの定番「ちらし寿司」。スーパーの食材で作れるお手軽レシピを紹介、あわせてビールとの相性の訴求にもつなげています。

  • 投稿日: 2013年2月12日(火)
  • いいね! 数: 510
  • コメント数: 27
  • シェア 数: 1
  • 投稿時のファン数: 36,815人
  • エンゲージメント率: 1.46%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 2.03%

Case. 3 チキンラーメン ひよこちゃん

キャラクターがひな人形に変身。画像をダウンロードすれば、壁紙・カレンダーとしての利用できるという工夫もしています。投稿のハイライト表示機能を使用しタイムライン上で目立たせている点もポイントといえます。

  • 投稿日: 2013年3月3日(日)
  • いいね! 数: 13,562
  • コメント数: 85
  • シェア 数: 426
  • 投稿時のファン数: 308,647人
  • エンゲージメント率: 4.56%
  • エンゲージメント率平均: 2.13%(直近25件)

カバー画像は複数用意されています。

  • 投稿日: 2013年3月3日(日)
  • いいね! 数: 4,779
  • コメント数: 25
  • シェア 数: 30
  • 投稿時のファン数: 308,647人
  • エンゲージメント率: 1.57%
◇◇◇

『そのまま会議に出せる!Facebookネタ』連載17回目でしたが、いかがでしたでしょうか? 本コラムでは、今後もFacebookを中心とした最新かつ重要な情報を発信していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

この記事の筆者

エンゲージメント・ラボ(株式会社メンバーズ)

エンゲージメント・ラボとは、株式会社メンバーズのFacebookマーケティング推進における実績・ノウハウの蓄積とエンゲージメント向上に特化した事例を集約・研究し、顧客企業へのより一層の効果的なFacebookマーケティングサービスの提供や情報発信、新たなサービス開発を推進する研究機関。

※株式会社メンバーズとは?
1995年設立。創業以来インタラクティブエージェンシーとして、多くの大手クライアントのインターネットマーケティングを支援。近年では“ソーシャルメディア時代をリードし、顧客と共にビジネスを創造するネットビジネスパートナー”を標榜し、いち早くそのノウハウを活かしたFacebook活用の支援サービスを提供中。

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※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:年末年始のFacebookオーガニックリーチ減少、その理由とは? 新機能「トレンディング」も紹介 [そのまま会議に出せる!Facebookネタ] | Web担当者Forum
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