楽天が12月に予定していた「楽天スーパーセール」を中止することが分かった。「楽天スーパーセール」では半額商品を数多く掲載しており、問題となっている二重価格への対応が12月の段階では不十分として、中止を決めた。代わりにポイント付与率を高めたセールを実施する予定だ。
出店者による二重価格表記には、元値の種類を「当店通常価格」と「メーカー希望小売価格」の2種類に限定。加えて「当店通常価格」と記載するには基本的に楽天市場内で過去2週間以内にその価格で販売していた実績があり、過去8週間のうち4週間以上その価格で販売するという条件を出店者に課すことで対策をとる。
ただ、こうした対策を行うためにはシステムの構築が必要となるため、実施は来年3月からとなる。そのため、システムが整わない年末に割引率の高いセールを行うことは避けたもようだ。
一方、10月から出店料を無料にしたヤフーでは、12月までに出店者数がそろうと見ており、今年末は過去最大のキャンペーンを行うとしている。また、年末は消費が拡大する時期だけに他のモールや自社サイトでもセールが数多く行われることが予想されている。「楽天スーパーセール」の中止により、他のモールが展開を強める可能性もある。
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オリジナル記事:楽天、12月のスーパーセールを中止へ 二重価格対策が不十分として [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum
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