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いま本当に知っておくべき大切な12個のSEO施策 など10+4記事 [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum

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タイトル画像:国内&海外SEO情報ウォッチ

「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、
国内と海外の検索マーケティング関連情報を
さらっとまとめて毎週金曜日にお届けします。

今週のピックアップ

いま本当に知っておくべき大切な12個のSEO施策
★★★★☆情報提供元のBingに感謝(Bing Webmaster Blog)

いま本当に知っておくべき大切なSEOを12個、Bingのシニアプロダクトマネージャー、デュアン・フォレスター氏がリストアップした。

一部はBingに固有だが、ほとんどはGoogleのSEOにも通じる。

  • titleタグ―― 今でも重要。ページのコンテンツに関連するように保つ。省略してはいけない。

  • meta descriptionタグ―― 今でも役に立つ。ページのコンテンツと関連性を保ちつつ、検索結果ページで検索ユーザーがアクションを起こすように記述することを考える。titleタグ同様、省略してはいけない。

  • リンク

    被リンク―― 今でも役に立つ。自然検索に必要。できるときに確保する価値がある。依然として関連性がなければならない。近道(しようとする不正)は、隠したつもりでも私たちは見破ることができる。

    発リンク―― 誰にリンクしているかで今でも判断される。したがって誰にリンクするかを注意して選ぶべき。

  • URL―― わかりやすく保ち、クロールできるように保つ。JavaScriptやFlashのなかにリンクを隠してはいけない。依然として期待されるもの。

  • 重複―― rel="canonical"タグをまだ使う場面に出会っていないとしたら、重複コンテンツ問題を管理するためにも、このタグの便利な使い方にどっぷり浸かるいいタイミングだ。301リダイレクトを使うほうがいいのだが、rel="canonical"が最適な場合もある。リダイレクトで渡されるリンクの価値を心配することはない。

  • リダイレクト―― リダイレクトの設定を頼むと、ほとんどのプログラマは302リダイレクトを実装する。コーディングしやすいしデフォルトだから仕方がない。本来なら301リダイレクトを要望したいところだ。

    しかし、Bingbot(Bingのクローラ)は、たとえば5回連続で302リダイレクトを見たら301だとみなし、実際に301リダイレクトとして価値を転送する。Bingが相手ならすべての302を301に修正する必要はない。

  • サイト移転―― Bingウェブマスターツールに「サイト移転」の新しい機能を最近導入した。適切なHTTPヘッダーを返すリダイレクトと組み合わせることで、古いページから新しいページへの価値を円滑に転送できる。

  • ジオターゲティング―― Bingウェブマスターツールの「ジオターゲティング」機能を使えば、ページ単位で対象地域を設定できる。

  • ソーシャルメディア―― ご存じのように、依然として重要。はっきり言っておくと、ソーシャルで起こったことはランキングに影響するということだ。

    とはいえ、単に「いいね!」やリツイートを数多く得ればランキングが上昇するということではなく、検索エンジンが理解しようと求めている価値の全体像を加えてくれる助けになる。それに自分の顧客と関り合いを持つことがマイナスになるはずがない。

  • HTML5―― 採用率は低いが伸びている。HTML5を採用するサイトが増えるほど、標準になっていくだろう。HTML5ベースのサイトはまだ少数派だが、この新しい技術でできることの価値を伝える声が広がりつつある。レスポンシブ・ウェブデザインが、モバイル業界で、今年の流行語として大はやりだ。

  • モバイル―― タブレットとスマートフォンの急速な、最近の普及により、モバイルの存在にビジネスがより注目し始めたのは驚くことではない。モバイルの存在についてどっちつかずでいるなら、今が決心する時だ。モバイルの存在に投資する決意をしなければならない。なぜならこのトレンドはなくなるどころか、伸びる一方だからだ。

  • クロール―― Bingはrobots.txtの仕様に従う。でも適切な実装方法を知っているだろうか。命令文を間違った順番で並べると、クロールの結果が変わることを知っていただろうか。robots.txtを使うときは、自分では気付かずに、クロールしてほしくないものをクロールするようにBingに言うことのないように、robots.txtの内容を見直しする機会を持ったほうがいい。

先々週、注目ピックアップで紹介した「新人SEO担当者向け27個の“べし・べからず”リスト」も同じくBingのフォレスター氏による投稿だ。日本では存在感の薄いBingだが、本国のBingのフォレスター氏はウェブマスター向けに非常に価値のある情報を提供してくれ、実にありがたい。

日本語で読めるSEO/SEM情報

こんな場合、著者情報の設定はどうすればいいの?
★★★★☆よくある質問にグーグルが答えてくれました(Google ウェブマスター向け公式ブログ)

著者情報を検索結果に表示するために設定する、rel="author"の使い方に関してよくある質問に対する回答を、グーグルがウェブマスター向け公式ブログで公開した。

質問は以下の7つで、それぞれに対する答えが述べられている。

  1. 著者情報はどのような種類のページに表示させることができますか?

  2. 会社のマスコットを著者として使用して、検索結果に著者情報アノテーションを表示できますか?当社の害虫駆除事業で、「ハーメルンの笛吹き」というマスコットを著者情報として使用したいと考えています。

  3. 言語が異なる複数の記事(たとえば、英語版のexample.com/en/article1.html とフランス語版の example.com/fr/article1.html)とで著者情報を使用する場合は、各言語で別々の著者/Google+ プロフィールを作成し、それぞれのプロフィールにリンクする必要がありますか?

  4. 1 つの記事に 2 人の著者を追加することはできますか?

  5. Google で著者情報を表示したくない場合はどうすればよいですか?

  6. rel=author と rel=publisher の相違点を教えてください。

  7. 社員の 1 人が説明をカスタマイズしたので当社サイトの物件リストや製品ページで著者情報を使用できますか?

著者情報を、すでに導入済みのひとにもこれから導入するひとにも役立つ内容だ。

初めてのレスポンシブ・ウェブデザイン入門
★★★★★「レスポンシブデザインって何?」 と聞かれたときにまず見せるといい(mockup)

Googleアナリティクスのユーザー権限

グーグルが推奨しているスマホ・タブレット向けサイト構築の手法であるレスポンシブ・ウェブデザインを説明した記事。

具体的な実装手順ではないが、レスポンシブ・ウェブデザインの全体像を非常に上手にまとめている。

以下の6項目からなる。

  1. レスポンシブデザインとは
  2. レスポンシブデザインよくある勘違い
  3. レスポンシブデザインの仕組み
  4. レスポンシブデザインのつくり方
  5. レスポンシブデザインの長所短所・向き不向き
  6. レスポンシブデザインを導入する前にチェックすべきポイント

グーグルのモバイルサイト作成に関わっている小久保氏もおすすめの記事だ。

h1タグを複数使うとスパム判定されるのか?
★★★☆☆問題になるのはその意図(グーグル ウェブマスター向け 公式ヘルプフォーラム)

グーグルのウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムにこんな質問が投稿された。

只今大規模サイトのリニューアルを行っているのですが、構造上、ページ内に複数回 h1要素を設定する予定となっております。

にわか知識ですが、以前のGoogleの検索エンジンアルゴリズムではh1要素を複数回使うことは スパム行為と見なしていた時期があったかと思いますが、現在・今後のHTML5対応時は、 こういった実装はスパム行為として見なされないでしょうか。

思わず眉間にシワを寄せたくなるような質問だった。

なぜなら、h1を複数回使ったからといって、それだけでスパム判定されたりはしないからだ。過去においても現在においてもだ。そしてきっと未来においても。

またHTML 4でもHTML5でも違いはない。HTML 4だから許されず、HTML5だから許されるというのはまったく理にかなっていない。

何回もh1を使うことそれ自体が問題なのではなく、繰り返し使う“意図”が問題になると認識してほしい。

たとえば、複数のh1タグを使い、そのどれにも、SEOで上位表示を狙っているキーワードを執拗に繰り返し詰め込めば、キーワードの乱用としてみなされるかもしれない。

たとえh1タグが1つであったとしても、いくつもの文から成る段落全体をh1タグで囲み、それがうっかりミスではなく検索エンジンを操作する目的だと判断されたら相応の対応が取られるかもしれない。

「h1タグは、3回までなら使ってもよく、4回以上はスパム判定される」――そんなことは、絶対にあり得ない。

h1タグの使用回数に限らず、「これをやったらスパム判定されるだろうか?」と悩んだときは、その意図、つまり「ランキングを上げるための行為かどうか」を考えると答えが自ずと出ることが多い。

グーグルがリンク販売サイトにペナルティ
★★★★☆PageRankを下げる処置(SEMリサーチ)

渡辺隆広氏によると、有料リンクを販売していたサイトにグーグルは手動の対策を実施したそうだ。

数年前から検索サイトのトップページで有料リンクを販売し続けてきた、とある検索サイトの PageRank が Google により下落(修正)されたことが確認された。

手動の対策により、それまで5前後だった(グーグルツールバーの)PageRankが2に下がっている。

ランキングの視点から見るとツールバーのPageRankが下がったことはまったく痛くないが、リンク販売の視点から見ると大きな痛手を被ったに違いない。PageRankが低いサイトからのリンクを買おうとはだれも思わないだろう。売れないリンク販売は廃業だ。

さらにこのサイトからのリンクは完全に無効化されているかもしれない。

ヤプログのリンクがnofollowリンクになった
★★☆☆☆まとめて全部(UMA)

無料ブログサービスであるヤプログでは、投稿したブログ記事内を含め、ページからの発リンクに自動的にrel="nofollow"が付くようになったらしい。元記事によると、過去に投稿したものやサイドバーに配置した相互リンクなども含めて、すべてのリンクがnofollowになっているとのこと。

変更に関する公式な発表はないが、検索エンジンのランキングを操作する目的の自演リンク対策として、サービス全体で一律にnofollow化した可能性も考えられる。

ヤプログと同じく無料のブログサービスlivedoor Blogが、SEOスパムブログを削除すると公式に警告したことは記憶に新しい。

グーグルは不自然なリンクを外部サイトに張っているサイトに対しても警告を発している。検索エンジンスパムに悪用されることは、サービス運営者側に悪いことしかもたらさないのだ。

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

“元”グーグル社員と“現”グーグル社員による2つのウェブマスター向けQ&Aを今週はピックアップ。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
  • グーグルツールバーのPageRank更新が途絶えた
  • JavaScriptファイルをrobots.txtでブロックする必要なし
  • サイトのマルウェア感染チェックにもアルゴリズムと手動の2種類があった
  • Googleアナリティクスの4種類のユーザー権限が100%展開完了
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
  • 上級者向けSEOガイド3/9 : schema、エンティティ&セマンティック検索対応
  • 上級者向けSEOガイド4/9 : ワードプレス攻略

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

グーグルツールバーのPageRank更新が途絶えた
★★★☆☆いいかげんになくせばいいのに(WebmasterWorld)

グーグルツールバーのPageRank、略称TBPRの一斉更新がしばらく途絶えている。

最後に確認できたのは、今年の2月だ。半年が経過したことになる。だいたい3~4か月おきが通常のパターンだ。

TBPRは頼りにすべき指標でなく気にしすぎないようにと、グーグル自らが公言してから2年以上がたつ。それでも利用する一般ユーザーがいるから、TBPRを残しているとのことであった。

その後利用者が着実に減りつつあるため、更新しないことで存在を忘れさせ気付かないようにひっそり停止する、こんなことをひょっとしたらグーグルは目論んでいるのかもしれない。

筆者の個人的な意見だが、実際問題としてTBPRがなくなって困るのはごく一部のSEO関係者と中古ドメイン販売業者くらいではないだろうか。一般のウェブ担当者にはもはや不要なツールだ。

JavaScriptファイルをrobots.txtでブロックする必要なし
★★★☆☆Googlebotに読ませたほうがメリットがあるかも(Technical SEO on Google+ コミュニティ)

Google+のSEO系コミュニティで、次の質問が挙がった。

Ajaxで使用しているJavaScriptのスクリプトファイルをrobots.txtでブロックしている。だがこれは本当に必要な措置だろうか?

Googleのジョン・ミューラー氏がコメントした。

私だったらブロックしない。万一クロールされたとしても(Googlebotは好奇心旺盛だからクロールすることがある)、どのみち上位に出てくることは普通はないだろう。

AjaxのコードをGooglebotは読むことができるし、インデックスすることもできる。しかしほとんどのケースでは、クエリに対するウェブ上でもっとも関連性の高い結果にはならないだろう。

一方で、ウェブ上の他のどこにもインデックスされていないコンテンツがAjaxやJSON-responseなどのテキストファイルに含まれていたとしたら、ユーザーはクエリに対する検索結果としてそういったものを見たいと思うかもしれない。

加えて、私たちはJavaScriptなどを理解できるから、ページのコンテキストのなかでそのレスポンスを受け取ったり、ページをより正しく理解したりするのに使えたら、とてもいいことだ。

どうしてもそうしたい理由がないのであれば、JavaScriptやCSSのファイルはrobots.txtでブロックする必要はない。ジョン・ミューラー氏だけでなく、マット・カッツ氏も同じことを言っている。

サイトのマルウェア感染チェックにもアルゴリズムと手動の2種類があった
★★★☆☆対応が違ってくる(Google Webmaster Help Forum)

グーグルのペナルティ(現在、グーグルは「ペナルティ」という用語を使っていない)には、アルゴリズムによる自動と、人間の目視による手動の2種類がある。

さて、検索エンジンはインデックス対象のWebサイトがマルウェア(ウイルス)に感染していないかチェックして、問題がある場合は検索結果で警告するなどしている。そのための検出にも、ペナルティの場合と同じように自動と手動の2種類があるようだ。対応も違ってくる。

英語版のグーグル公式ヘルプフォーラムでのジョン・ミューラー氏の説明をまとめる。

アルゴリズムによってマルウェアが自動検出された場合
  • 再審査リクエストは不要
  • 再クロール・再インデックスの際にマルウェアの形跡がなければ自動的に正常な状態に更新される
  • 再クロール・再インデックスには時間がかかることがあるので辛抱強く待つ
手動によってマルウェアが検出された場合
  • (問題解決後に)再審査リクエストの送信が必要
  • 手動対策ビューアに出てくる

わかりにくく混乱させることがあるので、もっとシンプルで一貫性があるように処理プロセスの改善を検討中だそうだ。

Googleアナリティクスの4種類のユーザー権限が100%展開完了
★★★☆☆長い時間がかかりました(Google Analytics on Google+)

Googleアナリティクスは、ユーザー権限を細分化した管理機能を今年の3月に発表していた。すべてのユーザーに対してようやく展開を完了したとのことである。

Googleアナリティクスのユーザー権限

当初は3種類の権限と言っていたが、4種類になっている。

  • ユーザー管理
  • 編集
  • 共同編集
  • 表示と分析

アカウント、プロパティ、プロファイル単位で権限を適用可能だ。

それぞれの権限でできることをはじめ、仕様の詳細はヘルプドキュメントで確認してほしい。発表当時は英語版だけだったが、今はきちんと日本語で読める。

複数のスタッフがGoogleアナリティクスのデータにアクセスする場合や、社外の人間にアクセスデータの分析を依頼するときなどに、その人に必要な作業だけを柔軟に割り当てられるだろう。

SEO JapanSEO Japanの
掲載記事からピックアップ

シリーズものの「上級者向けSEOガイド」の特に“マニアック”な2本の記事を今週はピックアップ。

この記事の筆者
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鈴木 謙一(すずき けんいち)

フリーランスのインターネットコンサルタント。アメリカを中心としたSEO/SEMのコアな情報を日本に持ち込み、「海外SEO情報ブログ」で“海外SEO”のブランドを確立。サーチエンジンマーケティング専門ソーシャルニュースサイトSphinn(スピン)の公式日本版であるサービス「Sphinn Japan」立ち上げメンバーでもある(Sphinnの本家はMarketing Landとなり編集記事中心へと路線変更している)。

現在は、株式会社セルフデザイン・ホールディングスの取締役コンサルティングアドバイザーとして、SEOの情報収集やトレーニング、海外のSEOカンファレンス参加などを通じて正しいSEOの普及に取り組んでいる。

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