「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、
国内と海外の検索マーケティング関連情報を
さらっとまとめて毎週金曜日にお届けします。
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新人SEO担当者向け27個の“べし・べからず”リスト
グーグルにも同じことが言える(Bing Webmaster Blog)
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SEOを担当するウェブマスターとして「注意を払うべきこと」と「避けるべきこと」のリストを、Bingのウェブマスター向け公式ブログが紹介している。
- titleタグ
- meta descriptionタグ
- きれいなURL
- 画像とalt属性
- h1タグ
- rel="canonical"
- robots.txt
- サイトマップ
- ソーシャルで共有できる手段の提供
- 独創的なコンテンツ
- 深く掘り下げたコンテンツ
- 訪問者の期待にマッチするタイプのコンテンツ(テキスト、画像、動画など)
- ユーザビリティを兼ね備えた表示速度(ある程度までは速いほど良いが、ユーザビリティや利便性を犠牲にしてはならない)
- クローラビリティ(「発見のしやすさ」のこと。すべてのコンテンツを検索エンジンが確実に入手できるようにする)
- ニュース検索(ニュースサイトを運営しているなら登録する) ※筆者注:Bingならこちらのフォームから、グーグルならこのフォームから、ニュースサイトとして登録申請できる
- meta keywordsタグ(利用するなら簡潔に関係のあるものだけにする。ただし、たいしたランキング要因にはならない)
- 重複URL
- あまりにも長いURL(何文字以上という区切りがあるわけではないが、目にしてうんざりしたことがあるはずだ)
- クローキング(意図にもよるが、リスクを伴う施策であることは間違いない)
- リンク購入
- リンク販売
- リンクファーム・いいね!ファーム
- 3方向リンク
- 重複コンテンツ
- ソーシャルメディアの自動フォロー
それぞれの項目について、なぜ注意すべき・避けるべきなのかや、そもそもそれが何なのかまでは詳しく解説していないが、自分が行うべき仕事をざっくりと把握するには良いリストだ。
Bingに固有なことではなく、グーグルをはじめ検索エンジン(とユーザー)のためを考えたサイト作りにはどれも大切なことだ。参考にしてほしい。
日本語で読めるSEO/SEM情報
ExcelとGoogleアナリティクスでできる、キーワードとランディングページのクロス分析
これは実践的で使える(SEOマニア:平成のねずみ小僧)
GoogleアナリティクスとExcelを使ったオーガニック経由のランディングページと流入キーワードのクロス集計のやり方を、こちらの記事では解説している。
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SEOの成果を社内でレポートするときの裏付けデータや、今後の改善のヒントとして活用できそうだ。
こちらのブログは最近登場したばかりだ。サイト名の「SEOマニア」が示すようにマニアックなコンテンツが多い。しかしただ単にマニアックなのではなく、実務に使えるノウハウを提供しているところが目を引く特徴だ。長きに渡る活躍に期待したい。
スタートアップのSEOが失敗する4つの理由と成功させる3つのポイント
スタートアップに限らず有用な記事(Find Job ! Startup)
辻正浩氏が、スタートアップ企業のSEOについて綴った寄稿。ウェブ系のスタートアップが失敗する4つのポイントと成功する3つのポイントを挙げている。
失敗する4つのポイント
- 似たサイトの施策を真似ても上手くはいかない
- 大企業とスタートアップで大きく異なる「期待効果量」と「施策」のズレ
- SEOに十分な予算を組まない
- スタートアップのSEO経験を持った人が少ない
成功する3つのポイント
- 常識外の成果をSEOで上げる”改善スピード”
- Webサービスの価値をSEOに活かす
- 検索エンジンからの認識の重要性
記事テーマのとおりスタートアップに限定されたものも確かにあるが、一般サイトの運営管理に通じることも多い。ウェブ担当者としてぜひ読んでおきたい。
「当社のSEOは安全です」はどこまで信じていいのか
根拠のない自信に引っかからないように(SEOとその周辺)
SEO会社がうたう「当社のSEO施策は安全です」が、どこまで安全なのか(安全でないのか)を突いた記事。
安全性(逆の言い方をすると危険性)を4つに分類して説明している。
- Googleのガイドライン違反を全く冒さない
- Googleのガイドライン違反を行うが、警告を受けた場合の対応策がある
- Googleのガイドライン違反を行うが、違反であることを極力隠す
- Googleのガイドライン違反を行うし、違反であることを隠しもしない
下に行くほど危険度が高い。
無責任あるいは無知から「当社は安全です」と声高にアピールするSEO業者が存在するのは事実だ。うっかりそうした業者を使ってしまうことがないように、ウェブ担当者自身のSEOに対する知識力と判断力が求められる。
プレスリリースのリンクにはnofollowを付けるべし、とグーグル。
SEO業界の有識者は批難(ウェブマスター ツール ヘルプ)
グーグルはリンクプログラムに関するヘルプを更新した。
アドバトリアル(広告記事)やプレスリリースからのリンクを、不自然なリンクとしてみなすことがあると新たに加えた点に特に注目したい(そのほかにも重要な変更があるので、新しいヘルプには必ず目をとおすように)。
アドバトリアルとプレスリリースのリンクをグーグルのマット・カッツ氏が問題視していることを、このコラムでもピックアップしたことがある。
グーグルのジョン・ミューラー氏は、この変更に関して、プレスリリースは広告とほぼ同等であり、リンクには原則的にnofollow属性を付けるべきだともコメントしている(マット・カッツ氏は、アドバトリアルのリンクにnofollowを付けるように指示していた)。
リンクを集るために、想定外のやり方でさまざまなサービスをサイト管理者たちが乱用している現状に、グーグルは手を焼いていると思われる。アルゴリズムだけでは適切に処理することは実質的に不可能であろう。そのため警告の意味も込めて、nofollowをとにかく付けなさいと注意を喚起しているのかもしれない。
こうしたグーグルの動きに対して、渡辺隆広氏が次のようにツイートで反応している。
プレスリリースにnofollowつけること推奨とか、Googleもおかしな方向に歩み始めたなーという感想しかない。米国の現状を踏まえると立場的にそう言うしかない事情はわかるんだけど。今のGoogleは「アルゴリズムで判定できないものにはnofollowつけとけ」的な発想がうんざり
— Takahiro Watanabe (@takahwata) August 2, 2013
nofollow 付与に関する Google の推奨事項は、判断基準に一貫性もないし、合理的理由もなく判断を後日覆した過去も何度かあるから、まったく信用できない。リンクスパムが非常に問題でGoogleもなんとか解決の方法を探りたいという姿勢はわかるけど、だったら透明性を保てよと。
— Takahiro Watanabe (@takahwata) August 2, 2013
渡辺氏のようにSEO業界に長い間身を置いていると、そう感じるのだろう。もっともなことだ。
ただグーグルの立場も理解(同情?)できなくはないので、素直に従うしかないのかなとも感じる。
いずれにせよ、一貫性・透明性はより高めてもらえると助かるのは、そのとおりだ。
思わず唸ってしまう、地域系ポータルサイトでオリジナルコンテンツを作る必殺技
その手があったか!(zetta (@zetta_segment) on Twitter)
地域系ポータルサイトを運用するときに立ちはだかる最も高い壁の1つが、各地域のページに載せるオリジナルコンテンツの作成だ。
地域名や場所くらいではほとんどコンテンツにならない。説明文の固有名を変えただけでは重複コンテンツになってしまう。その場所に詳しくない限りは、どんな特徴があるのか知っているはずがない。写真を撮るにしてもわざわざその場所に足を運ばなければならない。
地域ごとにユニークで価値のあるコンテンツを作ることは重要だ。それがわかっていても、実行は簡単ではない。
そこで、こちらのツイートで紹介されている方法を試してみてはいかがだろうか?
地域系ポータルサイトなんて、面倒だよ、写真撮るの面倒だよ、やってられないよという方もいると思う。そういう場合は、写真は借りればいい。記事や紹介を間違いなく書きたい場合もある。そういう場合は、観光協会や商工会の力を借りる。彼らほど、地域を愛していて見方になってくれる人はいない。
— zetta (@zetta_segment) July 24, 2013
「その手があったか!」と唸ってしまいたくなる、気付きそうで気付かなかった方法だ。
SEOという観点では写真などの素材を借りるだけでは厳しいかもしれないが、(情報を発信したいと考えている)地域の人たちの協力を得てコンテンツを増強していくのは、王道だ。
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海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ
スマホサイトで気を付けたい要因を挙げた記事とECサイトの重複コンテンツ回避策を取り上げた記事を今週はピックアップ。
- スマホ向けサイトのユーザビリティとランキングを低下させる12個のマイナス要因
管理サイトで当てはまるものがないかチェック - ECサイトで自社サイトと楽天ショップの重複コンテンツを防ぐ方法
困ったことにベストな策が見つからない
- 米国以外の40カ国でもGoogleはウェブスパムと戦っている
- 記事を使い回す上手な方法
- リンク否認の送信は、リンクが削除されてからするべきか
- スラッシュが2重になるURLの対処方法
- 今週はナシ
海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
米国以外の40カ国でもGoogleはウェブスパムと戦っている
国境を超えた戦いにグーグルは勝利できるか?(Google Webmaster Help on YouTube)
世界中の国、たとえばインドでも、グーグルのウェブスパムチームは、米国でやっているのと同じ手段でスパムに対抗しているのですか?
こうした質問に、グーグルのウェブスパムチームのリーダーであるマット・カッツ氏が答えた。
ウェブスパムチームには2つのチームがある。1つはアルゴリズムで(自動で)ウェブスパムに対応するチーム、もう1つは手動でウェブスパムに対応するチームだ。
どちらも世界中で活動している。もちろんインドをはじめすべての言語で、リンクスパムだろうがキーワードの乱用だろうが、可能な限り対応に取り組んでいる。そういったアルゴリズムを国際化しようと、できる範囲内で間違いなく試みている。
同時に、ハイデラーバード(インドの都市)にいる人たちみたいに、英語以外のスパム、.comドメイン名のサイトだけじゃなく.inドメイン名のサイトと戦っている人たちもいる。世界中に拠点をおいて、40か国の言語でスパムと戦える人材をそろえているんだ。
もっとも、.comドメイン名の米国での英語のスパムばかりに注目が集まってしまうのは、そのとおりかもしれない。というのは、フランス語やドイツ語など固有の言語を、どのエンジニアも話せるとは限らないからだ。
でもスパム対策を国際化していこうと僕たちが試みていることは間違いないことだ。
“最適”だとは言えない検索結果や、普通に考えて“悪い”検索結果を見たら、スパムレポートを送信するか公式ヘルプフォーラムで伝えてほしい。あるいは遠慮せずに僕にツイートして構わない。
僕たちにも関心があることだし、絶対に良くしていきたいからね。
日本(語)にも、もちろん対応したウェブスパムチームが存在する。
記事を使い回す上手な方法
ガイドライン違反です(WebmasterWorld)
ウェブサイトや記事投稿サイトで記事を使い回したい。
調子を変えて使いまわすつもりだが、いいやり方があったら教えてほしい。
こうした質問がWebmasterWorldフォーラムに投稿された。
フォーラムのモデレータが次のようにコメントした。
やりたいようにやればいい。
記事を使い回して金稼ぎしているやつらもいるが、そういったやつらは、通常よりもずっと早くグーグルにペナルティを与えられがちだ。
だから長期的なビジネスモデルを確立したいなら、使い回しは良い方法としては推奨しない。ルールを破ってその結果起こる影響を気にしないのであれば、記事の使い回しはアリかもしれないけどな。
本人が自覚しているのかどうかはわからないが、基本的にホワイトハットなSEOを扱うWebmasterWorldで、こんな大それた質問をするとはたいしたものだと筆者は思った。
いずれにしても、記事の使い回しは良くない。検索エンジンに対してもそうだし、微妙に違うだけで、言っていることが結局同じコンテンツをあちこちのサイトで見せられることはユーザーにとっても迷惑な話だ。
「リライト」に名を借りた記事の使い回しはグーグルのガイドラインに違反する行為になり、検索ユーザーにも不利益を与える。あらためて認識しておこう。
リンク否認の送信は、リンクが削除されてからするべきか
処理が速くなることはない(Google Webmaster Help Forum)
不自然なリンクを否認したい。不自然なリンクがあるページが削除されるのを待ってから、否認ツールを使ったほうがいいのか。
公式ヘルプフォーラムで挙がったこうした質問に対して、グーグルのジョン・ミューラー氏が次のように説明した。
リンクしているページ(またはそのページにあるリンク)を削除したとしても、否認ツールでそのページのURLがより早く処理されることはないと思う。
したがって、「すでに削除された」か「すでに修正された」ことがわかっているURLは、否認ファイルのリストに入れる必要はないだろう。
簡潔に言えば次のようになるはずだ。
否認ツールを使うのに、そのURLのページが削除されるのを待つ必要はない
削除したページのURLを否認する必要はない
スラッシュが2重になるURLの対処方法
もしものときのために(WebmasterWorld)
URL中の「/」(スラッシュ)がアクセス解析ツールで2重にレポートされてしまう現象がある。たとえば、次のURL例で太字強調した部分のように表示されるのだ。
www.example.com//index.htm
この対処方法をWebmasterWorldで見つけたので、ここで紹介する。
「/」が1つの正常なURLに301リダイレクトで正規化するには、Webサーバーの.htaccessで以下のように指定する。
RewriteCond %{THE_REQUEST} [^:]//+
RewriteRule ^(.*)$ /$1 [R=301,L]
WebmasterWorldで紹介されていたものはそのままでは多少問題があるので、.htaccessに記述して正しく動作するように修正したバージョンが上記のものだ。
グーグルの検索結果でも「/」が二重で表示された例を数件、筆者は覚えている。原因がわからないことも多い。強制的に正常なURLに直す方法を知っておけば、もし同じ現象に遭遇してしまったときに役立つだろう。
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SEO Japanの
掲載記事からピックアップ
前回から更新がないので今週はピックアップなし。
- 内容カテゴリ:SEO
- コーナー:海外&国内SEO情報ウォッチ
※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:新人SEO担当者向け27個の“べし・べからず”リスト など10+4記事 [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum
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