楽天は年内にも、スマートフォン(スマホ)向けアプリの機能を拡充する。1億品目を超える楽天市場の商品の中から、目的の商品を見つけやすくする機能を強化する。今後、さらにスマホを利用するユーザーが増えるとみて、スマホ向けユーザーの利便性を高めていく考えだ。
楽天市場では12年12月時点で、すでにスマートデバイス経由の売り上げが全体の25%を占めている。今年末までに、スマートデバイスからの利用が「売上高の4割、アクセス数の5割に届く
」(河野奈保執行役員)と予測しており、11年5月にリリースしたスマホ向けアプリの機能充実を進める。
楽天市場のアプリでは、これまで商品名から商品を検索する機能や、カメラで撮影したバーコードから商品を探す機能を提供してきた。これに加え、商品のラベルなどを撮影すると楽天市場内で同じ商品を検索できる機能や、雑誌広告に掲載されたキャンペーン情報を撮影することで、クーポンなどを入手できる機能などを追加する予定。
PCとスマホなど、複数デバイスを使うユーザーの方が、年間の購入額が1万円ほど高いというデータも出ている。アプリを併せて使っているユーザーになると、さらに1万円高くなるという。アプリの機能を充実させることで1人当たりの購入金額を高め、流通額の拡大につなげることができるとみている。
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オリジナル記事:楽天「売上高の4割がスマホからに」アプリを強化でスマホ経由売り上げ拡大へ [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum
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