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博報堂DY、全国スマートフォンユーザー調査でテレビを見ながら利用する層が7割以上 [ニュース] | Web担当者Forum

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博報堂、大広、読売広告などを傘下に持つ博報堂DYホールディングスは、グループ横断型組織の「博報堂DYグループ・スマートデバイス・ビジネスセンター」が実施した「全国スマートフォンユーザー1000人定期調査」の第2回(5月)の結果を9月10日発表した。スマートフォンの保有率は前回調査(2月)から増加し、女性の拡大傾向が続いていた。テレビを見ながら利用する層が7割以上にのぼり、番組で紹介された商品やサービスを検索したり、店の場所を検索していた。

調査は、全国の高校生から69歳までの男女1000人を対象に、5月25~29日にインターネットで行った。スマートフォンの保有率は33.4%と3割を超え、前回調査の28.2%から3ヵ月で5ポイント以上増えた。男女比では、女性が53.5%と前回調査の50.5%から拡大した。年代別の中心利用者層は男性が30、40代、女性は20、30代だった。関東、近畿地方の保有率が全体の人口と比べてやや高いが、地域による大きな差はなく、全国的に普及していた。

テレビとの関係では、スマートフォンを利用しながらテレビを見たことがある層が75.9%にのぼった。そのうち68.1%が番組で紹介された商品やサービスを検索し、59.7%が紹介された店や場所を検索。店や場所を調べて実際に行く人も40.9%あり、25.1%は商品やサービスをスマートフォンで購入する、と答えた。CMについても、番組と近い結果がみられた。博報堂DYは、テレビと店をつなぐ役割をスマートフォンが持っている、と分析している。

博報堂DYホールディングス
http://www.hakuhodody-holdings.co.jp/

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事例:資生堂が立ち上げた美と健康のコラボサイト「Beauty & Co.」で目指す“新たな顧客接点とビジネス拡大”を支えるシステムとは? | Web担当者Forum

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Beauty & Co
資生堂が立ち上げたWebサイト
Beauty & Co.(ビューティー・アンド・コー)

資生堂は、「ビューティー」に関して多彩なアイテムやサービスを紹介する「Beauty & Co.(ビューティー・アンド・コー)」を4月に立ち上げた。女性がうつくしくなるための情報を集めた、「美と健康」がテーマのWebサイトで、多様な企業とコラボレーションして作り上げた。

日本の化粧品メーカーのトップブランドである資生堂が、新たなチャネルの創出を目指して立ち上げたこのサイトは、どのように構築されたのか。

Beauty & Co.の狙いと課題
  • 新たな顧客接点チャネルの創造を目指し、多くの企業が参画するコラボレーションサイトとしての「Beauty & Co.」の立ち上げを計画。将来的なビジネス拡大、サービス拡張を見据えたシステム基盤の実現が必要だった。

  • さまざまな企業とのコラボレーションを実現する「Beauty & Co.」の構築には、複数の企業とのサイト接続や、ソリューションパートナーとの連携が求められる。その中で納期と品質を担保するには強力なプロジェクトマネジメントが必要だった。

Beauty & Co.プロジェクトの成果
  • 柔軟性・拡張性の高いシステム基盤を実現するために、NECのクラウド型ECパッケージ「NeoSarf/EC」を活用。多様なコンテンツのシームレスな連携が可能になったほか、会員や参加企業の増大にも柔軟に対応可能。

  • NECが他のパートナーとの調整や技術課題の解決に尽力したこともあり、プロジェクトは円滑に進行。高品質のシステム基盤を予定通りカットオーバーし、「Beauty & Co.」のスムーズなサービスインを実現した。

背景や課題
新たなビジネスモデルを支えるチャネルの創出を目指して

笹間 靖彦氏
株式会社 資生堂
国内化粧品事業部
デジタルビジネス開発部長
笹間 靖彦氏

2012年度に創業140周年を迎えた資生堂。長年にわたり日本の化粧品技術と文化をリードする国内化粧品メーカーだ。そのブランド力を支えているのが、深みのある価値づくり。単に商品を提供するだけでなく、店舗でのカウンセリングや有益な美容情報の提供などに努めている。

しかし、近年は販売チャネルの多様化に加え、顧客の消費行動が多様化。「店舗に来店されることをためらわれる方もいらっしゃいます」と同社の笹間 靖彦氏は話す。そこでブランドの世界観や商品価値をより深く理解してもらうため、Webを使った新しいビジネスモデルの構築に取り組んだ。

新ビジネスモデルは、

  • 「美と健康」に関する企業と専門家によるコラボレーションサイト
    「Beauty & Co.(ビューティー・アンド・コー)」
  • 総合美容サービス「watashi+(ワタシプラス)」

という2つのサイトと実店舗網で構成されているのだが、そのなかで、資生堂がこれまで出会えていなかった新しいお客さまとの出会いの創出に重要な役割を担うのが「Beauty & Co.」だ。

多くの企業や専門家が『美と健康』をテーマに連携することで、単独の企業だけでは網羅できない多面的な情報を提供し、付加価値の高いチャネルの創出を目指しました」と笹間氏は話す。

すでに同サイト上では、業種業態を超えた企業同士のコラボレーションによる多数の限定商品や、美容をテーマにした宿泊プランの提供、メーキャップセミナーなどを実施。ほかにも、専門家や会員によるさまざまな参加型コンテンツやソーシャルメディアによるコミュニケーションなどを行うことで、その情報価値を高めている。 

システム構築の道のり
深い業務理解に基づく提案と、それを実現する技術力の高さを重視

熊谷 健二氏
株式会社 資生堂
国内化粧品事業部
デジタルビジネス開発部
課長
熊谷 健二氏

このように「Beauty & Co.」は、多くの会員や企業、専門家を結びつける“新たな出会い”を提供する場。それをシステムとして具現化していくためには、さまざまな要件が求められた。

将来的なビジネス拡大、サービス拡張に備えた拡張性はもちろん、コンテンツ管理や会員管理、ポイント管理など複合的な機能を網羅しつつ、新たに必要になったときには追加し、不要になったときには削除できるような柔軟性も必要です。さらに、大規模なアクセスでもシステムが安定稼働することや、低コスト・短納期で機能が開発できることも重要な要件でした」と同社の熊谷 健二氏は話す。

このシステム基盤を構築するパートナーとして、同社が選定したのがNECだ。

NECは、資生堂が考えるコンセプトや方向性を正しく理解し、それらを具現化する方法をわかりやすく可視化した上で提案してくれました」と笹間氏は説明する。

提案を実現する技術力の高さも大きな評価ポイントだった。「Beauty & Co.」は各企業のシステムやWebサイトと連携を図り、多種多様なコンテンツを提供するサイトであるため、さまざまな機能や技術要素の組み合わせが欠かせない。

これに対し、NECは、コアとなるシステム基盤に柔軟性・拡張性に優れたクラウド型のECパッケージ『NeoSarf/EC』を活用。これをベースにさまざまな外部Webサービスと柔軟に連携することで、新たな技術を取り込めるような提案をしてくれました。また、サイト構築には他社のASPサービスを利用することも想定しており、豊富なシステムの構築・運用実績があるNECであれば、プロジェクトマネジメントでも大きな推進力を発揮できると判断しました」と熊谷氏は語る。

資生堂が選んだECパッケージ「NeoSarf/EC」
多様な機能部品を組み合わせ、柔軟なシステム基盤の構築が可能

今回、資生堂が導入した「NeoSarf/EC」は、ECシステムを構築する際に必要な基本機能をクラウドサービスで提供するソリューション。SOA(疎結合化)指向のアプリケーションとして構成されており、必要な機能部品を柔軟に組み合わせることで、多様なニーズを満たすシステム基盤を短期間で開発できるのが特徴だ。

NeoSarf/ECのサイトへ

今回のプロジェクトでは、

  • 商品情報表示・商品検索などの“フロント機能”
  • 商品管理・顧客機能などの“バックオフィス機能”
  • ログ管理・アクセス権限管理などの“共通機能”

に加え、

  • アフィリエイト管理機能
  • 資生堂独自のポイント管理機能

などを構築。さらにCMS(コンテンツ管理システム)やメール配信サービスなどさまざまな外部Webソリューションを連携させることにより、「Beauty & Co.」全体を支える重要なシステム基盤としての役割を果たした。

システム構築の成果
企業コラボによる新たな価値創出に大きな期待

「Beauty & Co.」は2012年4月よりサービスをスタートした。「開始後は大きなトラブルもなく、安定稼働しています。多くの企業様や会員様が関係するサイトだけに、安定性と信頼性を確保できたことに非常に満足しています」と笹間氏は述べる。

また、変化に対応できる柔軟なシステム基盤として構築されたことも、大きなメリットだった。というのも、集客力を高め、消費者との関係をさらに深化させていくためには、トライ&エラーの繰り返しが欠かせない。会員数や参加企業の増加にも柔軟に対応する必要があるからだ。

その点『NeoSarf/EC』は、必要な機能部品やリソースを追加することで段階的にシステム基盤を強化できます。変化に対してスピーディかつ柔軟に対応できるので、新しい企画やコラボレーションにも積極的に取り組み、サービスを進化させていくことができます」と熊谷氏は語る。

資生堂では今後、より魅力的なコンテンツ展開を通して「Beauty & Co.」の会員および参加企業の拡大を目指すとしている。それが「Beauty & Co.」の価値を向上させ、新たなビジネスモデルの可能性が広がっていくのだ。

そのためには、システム基盤の安定運用も不可欠な要素だ。「NECには今後も新たなビジネスモデルを支えるシステム基盤の安定運用に向け、最適な提案とサポートを期待しています」と笹間氏は語った。

プロジェクトスタッフの声
ビジネスモデルの構築をシステム面からサポートし、PM力を発揮

「Beauty & Co.」の構築に携わったNECの担当スタッフは、このプロジェクトに関して、次のように述べている。

市田 悦大氏
NEC
流通・サービス業ソリューション事業本部
流通業ソリューション事業部
プロジェクトマネージャー
市田 悦大
政岡 凡方氏
NEC
流通・サービス業ソリューション事業本部
流通業ソリューション事業部
主任
政岡 凡方

「Beauty & Co.」は、企業と消費者との長期的なリレーションを形成するための新しい顧客接点チャネル。NECはこのビジネスモデルの仕掛けと狙いを正しく理解し、システムへの落とし込みまで含めて具体的な提案を行いました。

その際に重視したのは、“システムありき”ではなく、ビジネスモデルの構築と実践のために“システムはどうあるべきか”という点です。その提案力と実現力が高く評価されたのではないでしょうか。

システム基盤については、品質とセキュリティに徹底的にこだわりました。「Beauty & Co.」の構築にはNEC以外にも複数のパートナーが参画していましたが、パートナーの主張する性能と実際の性能が一致しないこともありました。また、多数の参加企業が1つのWebサイト上でコラボレーションするため、会員の個人情報の管理も重要な要件です。

これらを実現するため、常に早め早めに技術課題を洗い出し、その解決に向けてプロジェクト全体の調整を図りました。

また、NeoSarf/ECが拡張性・柔軟性に富んだソリューションであり、開発が容易であることも、プロジェクトを予定通りに進行できた1つの要因だと思います。

株式会社 資生堂

所在地: 東京都中央区銀座7-5-5
創業: 1872年
資本金: 645億円(2012年3月31日現在)
売上高: 6824億円(連結、2012年3月期)
従業員数: 3万2595名(2012年3月31日現在)
事業概要: 「美しさを創り出す」をグループスローガンに掲げ、化粧品の製造・販売を通じ、美しい生活文化の創造に貢献する。革新的な取り組みにも挑戦し、新たな需要の創造と既存店舗網の活性化を進める。それに加え、グローバル展開にも積極的に取り組む。現在はヨーロッパ、アメリカ、アジアなど世界各地で事業を展開。アジアを代表する化粧品ブランドとしてグローバルプレイヤーを目指す。


本事例や導入サービスに関するお問い合わせ
NEC
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あとらす二十一、学生向けコンテスト「第2回WEBプロモーショングランプリ」決勝プレゼンを9/20開催 [ニュース] | Web担当者Forum

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Webサイト制作のあとらす二十一は、同社主催の学生向け企画コンテスト「第2回WEBプロモーショングランプリ」の決勝プレゼンを9月20日に実施する。

本コンテストは、大学生向けのインターンシップとして位置づけられ、企業の商品やサービスのWEBプロモーションを企画立案するなどの就業体験を行う。第2回WEBプロモーショングランプリは、リクナビおよびマイナビの2014年プレサイトで6月1日から8月31日まで企画書応募を受け付け、協賛企業6社の企画を対象に113人の学生から応募を集めた。

審査の結果、決勝プレゼンに参加するのは11チーム。決勝プレゼンの後は、表彰式とパーティーを新宿のハイアットリージェンシー東京で開催し、グランプリ受賞チームには賞金100万円が贈られる。グランプリの様子は、公式サイトで後日公開の予定。

第1回グランプリを受賞したのは、日本旅行のWEBプロモーションを企画した首都大学東京チーム。参加した学生からは、「実際に働いている人からアドバイスをもらうことで、ビジネスの世界に触れ、就職活動に活かせます」「受賞できたことが、これから社会にでていくにあたっての大きな自信になりました」といった声が聞かれたという。

第2回WEBプロモーショングランプリ
http://at21.jp/wpgp/

あとらす二十一
http://at21.jp/

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ダイレクト・マーケティング・フェア 10/23・24にビッグサイトで開催 48セミナーを予定 有名企業やコンサル・弁護士など多数出演 [ニュース] | Web担当者Forum

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ネット通販などに関するセミナーと展示会の大規模イベント「ダイレクト・マーケティング・フェア2012」が10月23日(火)と24日(水)に東京ビッグサイトで開催される。

「日本ネット経済新聞」や「日本流通産業新聞」を発行している日本流通産業新聞社が運営するイベントで、事前登録すれば無料で参加できる。

イベントでは、2日間で48コマのセミナーが予定されている(セミナー聴講料は2000円)。セミナー講演者はすでに発表されており、ライフネット生命保険の出口氏をはじめ、北国からの贈り物、アンジェweb shop、夢展望、オークローンマーケティング、エバーライフ、良品計画、ベルーナ、東急ハンズなどの著名企業によるセッションのほか、売れるネット広告社の加藤氏による売上アップのノウハウや、弁護士による法令遵守の講座など、さまざまな内容が予定されている。

発表されているセミナー内容は次のとおり(敬称略)。

  • 10月23日(火)

    • 日本初、ネット生保の株式上場!直球勝負の通販ビジネス (ライフネット生命保険株式会社 出口治明)
    • アンジェweb shop、ネット&リアル戦略の現状と展望 (セレクチュアー株式会社 洞本昌明)
    • 「成功は作るもの」 (バイオクイーン株式会社 島路廣司)
    • 単品訴求型通販!新規顧客獲得のための10カ条 (株式会社アイティマネジメント 岡崎太郎)
    • 通販クリエイティブの極意2.0 (株式会社JIMOS 田岡敬)
    • SEO、PPC広告に次ぐ成果を出す「facebookの収益パワー」 (株式会社ISSUN 宮松利博)
    • 価格競争に負けないECショップの作り方 (株式会社北国からの贈り物 加藤敏明)
    • EC事業M&Aと効率化について (桃源郷株式会社 大橋淳)
    • 何でやらないの?ECが見落としている「鉄則」リテンション対策 (株式会社トリノリンクス 三田栄一郎)
    • いよいよ固定客づくりが必須   (株式会社フォー・レディー 鯉渕登志子)
    • 社員数を減らし、優秀なアルバイト中心で『売れる会社』を作る方法 (有限会社いろは 竹内謙礼)
    • 夢展望のスマートフォン戦略とアプリ (夢展望 岡隆宏代表取締役社長/ゆめみ 深田浩嗣代表取締役社長)
    • 通販の成功ノウハウを活用すれば美容サロンだって成功する「通販勝ち組への最新手法とは」 (株式会社 真柄商品研究所 真柄一哉)
    • “小田原”発 ECでも100年続く会社作りを目指して (株式会社StrapyaNext 小俣勇次)
    • 「売れない」お店を「ウレル化」する方法 (エスアンドティーパートナーズ株式会社 松本順士)
    • スマートフォンがEコマースをこんなに変えた (スタイルビズ 青山直美)
    • 訪問販売・宣講販の“実践的”法令遵守 (さくら共同法律事務所 千原曜)
    • ネットワークビジネスの“実践的”法令遵守 (さくら共同法律事務所 千原曜)
    • 時代はエンターテイメント・プレゼン! (有限会社大原鶴美事務所/P.C.S.アカデミー代表 大原鶴美)
    • 表現例で学ぶ!「健康食品・化粧品広告における訴求表現の注意点」とコンプライアンスの考え方 (薬事法広告研究所(DCアーキテクト株式会社) 稲留万希子)
    • 私がネットワークビジネスで25年間活動できたワケ (株式会社フォーチュンインターナショナル 梶原正史)
    • ネットワークビジネスで楽しく活動しながら成功する! (株式会社ジョイ 岡田健治/網島利実)
    • 相手をその気にさせる必勝リクルート! (フリートレーナー 小江正)
    • 「ディストリビューター・オブ・ザ・イヤー」受賞者記念講演  (未定 「ディストリビューター・オブ・ザ・イヤー」受賞者)
  • 10月24日(水)

    • ザッポスに学ぶ「熱狂的なサービス」 (Dyna-Search, Inc.(ダイナ・サーチ、インク) 石塚しのぶ)
    • これからの通販業におけるメディアの捉え方 (株式会社オークローンマーケティング 堀 秀樹)
    • エバーライフの新戦略とネット活用 (株式会社エバーライフ 浅井克仁)
    • “売れる”ネット広告~ネット広告で“100%確実”に効果と売上を上げる方法とは?~ (株式会社売れるネット広告社 加藤公一レオ)
    • 広告に頼らない企業PR  (有限会社あきゅらいず美養品 企画部 横江綾子/森の楽校事業部 加藤綾音)
    • リアル店舗の後方支援としてのECと単独ECの両立 (株式会社東急ハンズ 長谷川秀樹)
    • 無印良品ネットストア「お客様と時間を共有する」 CRM&Social Media 戦略 (株式会社良品計画 奥谷孝司)
    • なぜ、単品通販で売上200億を達成出来たのか? (株式会社ベルーナ 安野雄一朗)
    • 私たちが中国Eコマース市場で売上を伸ばす3つの理由(わけ) (CYCREWS INTERNATIONAL HONGKONG LIMITED 小嵜 秀信)
    • 成功するEC通販の秘訣! (スクロール360 高山 隆司)
    • ソーシャルメディアを活かした海外販売の展開について (株式会社ネオ・ウィング 片桐文夫)
    • 変化を求められる時代となったリピート通販に今必要なものとは?(仮) (株式会社東通メディア 小浦浩二)
    • 米国優良ECから学ぶ物流サービス (株式会社イー・ロジット 角井亮一)
    • 楽天市場で失敗する方法・成功する方法 (オーガランド 小笠原淳)
    • アウトバストリートメントの新カテゴリーで、4年連続売上NO.1! (株式会社ヤマサキ ダイレクト部課長青木陽子/システム部係長舛永裕一郎)
    • 不況知らずの成長力!アクアクララの躍進とその秘密 (アクアクララ株式会社 赤津 裕次郎)
    • 企業は人なり、人は心なり (株式会社グラント・イーワンズ 稲井田章治)
    • ネットワークビジネス会社の組織構築・維持・拡大法 (YKC・システムコンサルティング株式会社 藤野正樹)
    • 通販広告における景品表示法遵守の留意点 (長町法律事務所 松元優季)
    • 「売る」仕組みを構築するのに最も大切なこと (株式会社オープンアームス 丸山直樹)
    • 1000人いれば1000通りの成功方法 (フォーデイズ株式会社 佐々木 英二)
    • ビジネス未経験者でも 「選択と人」で人生を変えられる。 (モリンダ ジャパン合同会社 吉野 桂子)
    • モナヴィー急成長の理由 (モナヴィージャパン合同会社 秋山今日子)
    • ネットワークビジネス 成功の法則 (株式会社ナチュラリープラス 安部隆政)

また、展示会場には出展社のブースが並ぶほか、特設会場では上記セミナーとは別に出展企業による事例やサービス紹介などのプレゼンテーションが行われる。こちらは無料で聴講できる。

開催概要

イベント名: ダイレクト・マーケティング・フェア2012

開催日時: 2012年10月23日・24日(10:00~17:00)

開催場所: 東京ビッグサイト(国際展示場 西3ホール)

運営: 日本流通産業新聞社

主催: ダイレクト・マーケティング・フェア実行委員会

後援: (社)日本通信販売協会、(財)日本健康・栄養食品協会

参加費: 事前来場登録で無料(登録のない場合は入場料500円)

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博報堂、来店客のスマートフォンと連動する店頭什器「スマート什器」を開発 [ニュース] | Web担当者Forum

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博報堂は、来店客のスマートフォンと連動する双方向型のコミュニケーションが可能な店頭什器(陳列棚など)「スマート什器」を開発し、メーカーや小売り各社への提供を開始した、と9月18日発表した。来店客がスマートフォンをスマート什器にタッチすると、端末がモニターやポイントカードになったり、商品の詳しい説明やお買い得情報などを入手したりできる。スマート什器が店頭でさまざまな情報提供を行うことにより、店舗と来店客の交流が実現するため、集客促進につながるという。

スマート什器は、スマートフォンだけでなくフィーチャーフォンでも利用できる(一部利用制限あり)。コンテンツは運営側で差し替えたり、来店客の履歴やアクションに応じてコンテンツを振り分けるなどが可能。またGPSを利用した来店促進システムと異なり、来店客が当該商品の棚の前までこないとサービスやメリットを享受できないため、来店ポイントインセンティブなどを組み合わせることで店頭に集客する什器として利用できる。行動履歴に基づく関連商品購入やリピート購入促進施策を付与したり、メルマガ会員などのデータベースとリンクして、実際の来店行動に連動した個別アプローチも可能になる。

博報堂
http://www.hakuhodo.co.jp/

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メンバーズ、エンゲージメント・マーケティング支援を行うエンゲージメント・ファーストを設立 [ニュース] | Web担当者Forum

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マーケティングソリューションのメンバーズは、ソーシャルメディアを活用したマーケティング活動「エンゲージメント・マーケティング」支援を行う子会社、エンゲージメント・ファーストを設立する、と9月14日発表した。全世界で9億人、日本国内でも1500万人のユーザーを持つ「Facebook」を中心に、ソーシャルメディアをマーケティングに活用する企業が増え、エンゲージメント・マーケティング戦略のコンサルティングへのニーズが高まったことから、子会社を設立することにした。

エンゲージメント・ファーストの事業内容は「エンゲージメント・マーケティング戦略の立案、実行支援」「エンゲージメント・マーケティングを推進するためのオープン・コミュニティ(Facebookページなどソーシャルメディア上の実名制のコミュニティ)戦略の立案支援」「エンゲージメント・マーケティングを推進するためのイベントの企画、プロデュース」など。設立は10月1日の予定で、メンバーズの100%子会社となる。

メンバーズ
http://www.members.co.jp/

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日本レジストリサービス、「都道府県型JPドメイン名」の同時登録申請受付を開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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ドメイン名の登録管理とドメインネームシステム(DNS)運用の日本レジストリサービス(JPRS)は、「都道府県型JPドメイン名」の同時登録申請の受け付けを9月17日開始した、と9月18日発表した。11月19日からの通常登録申請の受け付けに先立って行う事前登録で、日本国内に住所を持つ個人、組織であれば申し込むことができる。登録申請は、すべて指定事業者を通して行う。

都道府県型JPドメイン名は、「○○○.hokkaido.jp」「○○○.tokyo.jp」「○○○.nagasaki.jp」のように、その構造に全国47都道府県の名称を含むドメイン名。活用すれば、Webサイトやメールのアドレスから地域とのつながりを示すことができる。同時登録申請は、先着順による競争を緩和するために行うもので、9月17日から10月21日までの間に受理した申請は同時に受け付けたものとみなし、同一文字列に複数の申請が競合した場合は、抽選で登録者を決める。

日本レジストリサービス(JPRS)
http://jprs.co.jp/

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ライバルが本当に儲かっているのかを知る定点観測 [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum

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Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる 企業ホームページ運営の心得

コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。

宮脇 睦(有限会社アズモード)

心得其の280

ライバルを他人の話と割り切れるか

この春、映画「テルマエ・ロマエ」で古代ローマ人を演じた阿部寛さんがかつて主演したテレビドラマ、「結婚できない男」の主人公である建築士は、高知東生さん演じるライバルのブログをこまめにチェックし、密かに優劣を競っていました。

孤独な作業という点で、建築士はWeb担当者に通じます。どちらもチームで事案に当たることもありますが、それぞれの仕事においては個人作業で、何か(だれか)と比較しないと己の仕事に自信を持ちきれないところがあるからです。

他人の話だ。自分には関係ない

と割り切れる方に本稿は不要です。しかし、ライバルや同業者の「本当」のところを知りたい人にはお役に立つはず。また、覗き見趣味と矮小化せず、実務に役立てる方法が「定点観測」です。

ぶれない心をつくるため

まず同じサービス、同じ地域、同規模、同じ技術レベルといった、商売上の「競合」から「ターゲット(観測対象)」を抽出します。メモとして「記録」するか、サイトのダウンロード、あるいは「キャプチャ」で「保存」し、数か月おきに再訪し、差分をチェックします。

後に述べますが、公開情報のすべてを信頼することはできないので、できれば複数のターゲットを押さえておくといいでしょう。面識の有無は問いませんが、間接的な知り合いを1人以上いれておくと、より多面的に観測できます。

ターゲットを毎日チェックする必要はありません。どうしても気になるのなら週1回、できれば月1回、季節ごとでも十分です。むしろ、毎日チェックすると正しい観測結果を得られなくなります。適度に間隔を開けて「定点観測」するのは、ターゲットを「俯瞰」するためです。

たとえば、毎日のエントリーに「忙しい」と書く人が「少し頭が痛い」と書いているのを見て、働き過ぎだと心配するのは人として自然な優しい感情です。しかし、毎日見ていなければ「風邪」を疑うでしょうし、以前のエントリーで酒席の乱痴気騒ぎを知っていれば「飲み過ぎ」と判断することでしょう。そもそもそれほど「忙しい」毎日で、「頭が痛い」と体調不良状態にもかかわらず、ブログやSNSをきっちり更新できている事実こそ疑うべきです。

景気の良い話が出る理由

詐欺師に騙されるのはいつもそばにいる人です。接触頻度が信頼に転化し、整合性のないストーリーを脳が補完するため、矛盾を補正してしまうからです。これはブログやSNSの長所である「親近感」の仕業で、観測においてはデメリットとなります。そこで一定の間隔を開ける「定点観測」なのです。

他の業界と比較すれば景気の良い、Web業界のブログやSNSには明るい話が躍りますが。しかし廃業の噂も後を絶ちません。それは当然の話です。自社の弱みは他社の旨味です。必然的に「景気の良い話」がSNSに躍りますが、真贋は不明です。これに振り回されない、ぶれない心を養成するためにも「定点観測」なのです。

数か月ぶりに訪れたTwitterで、同じ言葉を繰り返しているWeb業界人は……掃いて捨てるほどいますから。

早すぎるキャッチアップは

定点観測は「市場動向調査」としても使えます。Web業界においての最新情報は、本サイトを筆頭にネットに溢れています。しかし、専門分野の最新情報とは必ずしも市場需要と連動せず、むしろ乖離していることもあります。そこで「定点観測」の出番です。経験則でいえば、同業者のブログなどで、特定のネットサービスや技術がやたらと目立つようになった1年後ぐらいが、一般人(非IT系)が興味を持ち始めるタイミングだからです。

これは最新情報をキャッチアップし過ぎた、あるWeb業界人の話です。

今から6年ほど前「これからはSNS!」とパッケージ販売を開始しましたが受注につながらず、それより先行して始めた「地域無料SNS」は昨年の冬にサービスを停止していました。他にも新潮流を見つけるといち早く「サービスイン」していますが、どれも鳴かず飛ばずです。

Web言論界ではいち早く大騒ぎしたもの勝ちといった風潮がありますが、実際のビジネスシーンでは「半歩」ぐらいがベストなのです。早すぎるとだれにも相手にされません。

成功する会社の特徴

かれこれ定点観測を10年ほど続けて見つけた1つの法則です。成長した企業、大きくなった会社、あるいは生き残っている(広義の)Web屋の大半が、1つのサービスや商品を提供し続けています。ホームページ作成ならそれだけを、ショッピングカートならカート、SEOがSEMになったとしても主力商品は変わっていないのです。

ラインナップは広げても「軸」がぶれていないのです。反対にあれもこれもと手を出している企業は、どれだけ景気の良い言葉がサイト上に躍っていても、しばらくすると姿を消しているということは少なくありません。

そこから「定点観測」は「安心できるWeb屋」の選別法としても使えます。事業継続性は業者を選定するうえでの重要な材料ですが、これまでの経験からWeb屋は廃業率が高く、突然、事業を停止するリスクを抱えています。実際、発注から6か月後の公開直前に、Web屋が「夜逃げ」し、私のところに泣きついてきたクライアントもいます。

あまりに頻繁に「新サービス」を打ち出す企業には注意が必要です。

成功話が多い理由

今すぐ定点観測を行うなら「インターネットアーカイブ」を使います。サイトを時系列で保存しているサービスで、1年単位で追いかけると変遷が手に取るようにわかります。社長がブログを公開している企業なら、「最初」をチェックするのも効果的です。Web屋に限らず、始めたばかりのブログでは「事業目標」や「営業目標」を宣言(それもかなり高めの)していることが多く、それが実現できているかを「確認」できます。

最新情報のキャッチアップで紹介した、あるWeb業界人のブログを覗くと、毎週のようにシンポジウムに参加しています。業界人のホームパーティーで交流を深め、週末は話題のスポットを散策し、Facebookにグルメ写真を投稿し、ネット上での交流も忘れない。さらに、クラブを借り切ってイベントを主催し、業界紙で取り上げられる絵に描いたような「成功者」。その影で、「彼」は起業前の会社員時代に組んだ住宅ローンの返済ができなくなり手放しています(この情報源はネットではなくリアル)。

成功の基準は人それぞれですが、地味にホームページの手伝いをし、コツコツと原稿を書いている自分を誉めてあげたくなります。

今回のポイント

同業者から業界動向を確認する

SNSでは良い話が多くなるのは必然

宮脇睦

宮脇 睦(みやわき あつし)

プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。

制作、営業の双方の現場を知ることからウェブとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、冷静な視点からのIT業界分析に「週刊ポスト」など、様々な媒体から情報発信を続ける。

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ゼロではなく付加から始める「+AR」のススメ、先端企業に学ぶAR活用事例 [Web広告研究会セミナーレポート] | Web担当者Forum

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Web広告研究会セミナーレポート

この記事は、公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会が開催およびレポートしたセミナー記事を、クリエイティブ・コモンズライセンスのもと一部編集して転載したものです。オリジナルの記事はWeb広告研究会のサイトでご覧ください。

企業におけるAR(拡張現実)の活用方法や効果は、生活者のメディア接触のイマとはどのようなものか。ARビジネスのナレッジワークスとコンセプトによる最新事例、調査データ「メディア定点調査2012」による生活者のメディア接触から、さまざまな事例やデータが明かされた。

さまざまな技術とデバイスで用途が広がるAR
ゼロではなく付加から始める「+AR」のススメ

Web広告研究会の2012年度第4回月例セミナーが6月25日に開催された。第一部では、ナレッジワークス ソリューション開発事業 マネージャー 亀山悦治氏と、コンセプト 代表取締役社長 森川和正氏がARへの取り組みと最新事例についてデモを交えて発表した。第二部では、博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所 所長 吉田弘氏が、「メディア定点調査2012」をもとに、生活者のメディア接触が現在どのように行われているか発表した。

亀山 悦治氏
ナレッジワークス株式会社
ソリューション開発事業
マネージャー
亀山 悦治氏

第一部では、まずナレッジワークスの亀山氏が「ARの現状と拡張事例」をテーマに講演した。特徴的だったのは、ARのデモを行うために、亀山氏がスライドなどをすべてiPhoneで操作していたことだ。

仕事でも趣味でもARに関わっている」と話す亀山氏は、「4~5年前からARは注目されていたが、ここ2~3年で爆発的に利用されるようになってきた」と話し、スマートフォンなどのデバイスやクラウドなどのプラットフォームの整備がARを加速させていると説明する。また、さまざまなデバイスを使ってARが実現されていること、ARを実現する手法や、テクノロジーとプラットフォームにもさまざまなものがあることを明かした。

ARを実現する手法
ARを実現する手法

また、ARの用途が広がっていると亀山氏は解説する。具体的には、次のような利用シーンに広がっているという。

  • 絵本、教科書、図鑑
  • 雑誌、カタログ、チラシ、マニュアル
  • 商品プロモーション
  • グリーティングカード、名刺
  • 展示会、イベント、デジタルサイネージ
  • 観光ガイド、工場見学、博物館、美術館
  • 什器設置、家具配置、アパレルなどのシミュレーション
  • 医療技術、工場現場、機器操作などの操作支援
  • リアルな場所やモノを関連させたゲーム

ここで、亀山氏は実際に家具などの配置シミュレーションのデモを見せながら説明を続ける。ARで表示させた家具などは、その中身を表示させたり、説明のための文字情報を付加させたりできる。また、クリックしてSNSで共有したり、Webサイトへ誘導したりするなど、商品の購買につなげるような行動を比較的容易に行うことができる。

ただ単にARを出すだけでなく、サイトやSNSへ誘導してどのようにコンバージョンさせるかが重要。

と話す亀山氏。AR制作のコストも、2~3年前に比べると導入しやすいものとなってきているようだ。

ARの効果について、亀山氏はARソフトウェア開発のZUGARA社の資料を元に説明を続ける。ZUGARA社が英国アパレル企業のBanana Flameで手がけたバーチャル試着の事例では、40%以上の人が詳細ページを表示し、さらに80%近くの人がARを体験し50%の人がカートへ追加しているという。

また、英国の玩具メーカーのHidden社の事例では、100人の親に印刷された玩具の写真を見せた場合とARで玩具を体験させた場合の購買率を比較しており、印刷された写真(2Dのカタログ)の購買率45%に対し、ARの購買率は74%と、ARの効果が高いことが示されている。購買金額についても、印刷された写真の5.99ポンドに対し、ARでは7.99ポンドと高くなっており、ARを体験することで実際の購買意欲が上がっていることを示している。

ARはギミック的な要素と言われているが、驚きや目新しさを提供するだけでなく、顧客との接点の強化や情報の可視化、よりよい体験価値の顧客への提供などが行える新しいインターフェイスだと私は思っている。

と話す亀山氏。2012年からARの技術は飛躍的に普及しており、すでに特別な技術ではなく、個人でも無料でARを作成でき、企業も安価かつ迅速に導入できるようになっていると説明した。

そのうえで亀山氏は、ARをそのまま使うのではなく、何かにARを付加させる「+AR」という考え方が取り組みやすいのではないか、と提案する。ARのためのARを作るのではなく、少しずつ使っていって、効果を見ながら導入している企業も増えてきているという。

その例の1つとして、亀山氏は、英国オートノミー社が開発したARプラットフォーム「Aurasma(オーラズマ)」を利用したアプリ「mue Alive(ミューアライブ)」を使った紙メディアを活用したARのデモを行う。mue Aliveは、画像認識型のARプラットフォームで、利用者は開発などを行わなくても設定するだけで利用できる。また、オフラインからオンラインへと誘導するビジュアルブラウジングARであり、画像をキッカケにインタラクティブなコンテンツを表示してのWebブラウジングまでを可能にしている。

2011年6月の発表以来、Aurasmaは世界80カ国で利用され、2012年2月時点で300万以上のダウンロードを記録し、世界で4,000以上の企業が利用しているという。

日本でも多くの企業がAurasmaを利用しているが、亀山氏はその中から毎日新聞社のアプリをデモで見せ、新聞紙面の記事写真などが自然に動画に変化する様子などを示している。また、日本HPの広告からアイドルのメッセージを見ることができる「雑誌+AR」の事例や、チラシやカタログから動画再生やWebサイトへの誘導を行う「チラシ+AR」や「カタログ+AR」の事例、イベント会場などで場所限定や日時限定のキャンペーンを行う「イベント+AR」の事例、コミックからビデオ視聴や3D表示を行う「コミック+AR」の事例など、さまざまな「+AR」の事例も示した。

ARの有効活用にはクリエイティブディレクターが不可欠

続いて登壇したのは、ARの技術開発やソリューション提供を行うコンセプトの森川氏だ。森川氏は、亀山氏同様に同社のARへの取り組みとARの現状について解説する。

森川 和正氏
株式会社コンセプト
代表取締役社長
森川 和正氏

以前、ARは位置情報連動(LBS:Location Based Service)型が話題となっていたが、最近はあまり話題になっていない。その一方で、海外では電通のiButterflyの知名度は高い」と話す森川氏。また、画像認識型ARとしては、KDDIとトータルイマージョンがARの日常化を目指す新ブランド「SATCH」を立ち上げており、半導体企業やGoogleなどもARへの積極的な動きが見られる。これらの動向を見て森川氏は、個人的な意見としながらも、「メディアとしてのARというより、技術としてのARの可能性追求は継続して関心が高い状況にある」と説明した。

そのような状況のなかで、ARに興味を持つ企業は増えていると感じている森川氏だが、ARを利用すれば興味関心を引けるとは限らず、実現性や必然性をしっかり考える必要があると説く。

特にiPhoneアプリの審査が厳しくなっており、アプリとしての必然性やコンテンツに対するクオリティが強く求められている。

と話す森川氏は、ARを利用するからこその面白さや魅力訴求、必然性が重要だと強調する。ARを使うことによってどのようなリターンを得られかなど、ARを利用する確固とした理由付けが求められているのだ。

また、AR技術を利用するのはスマートフォンだけでなく、さまざまなプラットフォームがあり、それぞれビジネスモデルやニーズが違ってくると森川氏は説明する。たとえば、コンセプトのARエンジンにはiOSやAndroid向けのSDKが提供されているが、それらのSDKを使って自分たちでいちからアプリ開発を行わなくても、ゲーム開発エンジンのUnity3DやCocosのプラグインを使うこともできるという。その他、任天堂3DSや放送用のAR環境も提供されている。

ARのトリガーについては、GPSや加速度センサーやジャイロセンサーなどのセンサー系のほか、画像認識などがあるが、その精度はデバイスの進化とともに向上しており、トリガーの組み合わせで複合的な認識も行えるようになっていると森川氏は話を続ける。デバイスの進化によって、表現の幅が広がってきているのがARの現状だ。

そのなかで、森川氏は自身の3年間のARビジネスの経験から、ARに成功する例と失敗する例を以下の図のように分けて示した。

AR利用における成功例と失敗例
AR利用における成功例と失敗例

そのうえで、森川氏は個人的な意見としてARの将来性とポイントを3つ挙げている。「美術館・ショールーム、店頭などで利用できるパッケージ」「クリエイティブとの融合において高度な展開を期待するソリューション」「SCAN ITのような表現テンプレートが充実しているプラットフォーム」に将来性を感じると話す森川氏は、今後はクリエイティブディレクターの存在がより重要になると話す。ARは単なるシステム開発ではなく、表現やアートが必要で、それらをコンテンツと融合させるためにもクリエイティブに対するコントロールが重要となってくるというのだ。

また、ARの活用にあたっては品質管理が重要になってくる。特にAndroidのカメラは共通仕様ではなく、ハードウェアとしてメーカー独自の仕様となっているため、端末ごとの品質のバラつきやクセが大きい。グローバルで販売されている端末であっても国によって仕様が異なる場合もあるため、テストが非常に重要だと森川氏は説く。

最後にコンセプトのAR実績について話した森川氏は、ショールームで等身大の人が壁から飛び出して会社説明を行う事例や、図鑑の3D表示でのAR活用、雑誌と連動させたARの事例などをデモで見せ、第一部を終了した。

この記事は、2012年6月25日に開催されたWeb広告研究会「第4回月例セミナー」のレポート前編です(後編は近日公開予定)。

オリジナル記事はこちら:「先端企業から学ぶAR最新事例と現状~活用には実現性と必然性が重要~」第一部 6月25日開催月例セミナー

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「第10回Webクリエーション・アウォード」贈賞式開催、Web人大賞はローソン“あきこちゃん”の白井明子氏 [ニュース] | Web担当者Forum

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公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会が主催する「第10回Webクリエーション・アウォード」の贈賞式が、9月19日に東京の八芳園で開催された。

第10回Webクリエーション・アウォード
http://award.wab.ne.jp/

Webクリエーション・アウォードは、Web業界に影響を与え、発展に貢献した人にフォーカスし「Web人」として表彰するもの。推薦によって候補者を募り、本年度の推薦は114件。一次審査と二次審査を経て、9月3日に11名の受賞者が決定し、Web社会で最も活躍した人に贈られる第10回「Web人大賞」は、ローソン公式のソーシャルメディアキャラクター「ローソンクルー♪あきこちゃん」の白井明子氏が受賞していた。

受賞者および関係者による記念撮影。前列中央の女性が「Web人大賞」の白井明子氏。

ローソンクルー♪あきこちゃんは、ローソンが運営するTwitterやFacebookなどのアカウントを担うキャラクター。同社はソーシャルメディアを先進的に活用する企業としても注目されており、受賞した白井氏は次のようにコメントしている。

名前があきこちゃんなので、私だと捉えられがちなんですが、社内プロジェクトになっています。ソーシャルメディアを成功させる秘訣とされている3つ、『マネジメントの理解』『IT部門の協力』『熱意のある担当者を育てること』をできるだけ実践できるようにやってきた。白井明子というよりは、ローソンでがんばってくれている、メンバー全員が評価をいただいたと思っています。

第10回Webクリエーション・アウォード受賞者

Web人大賞

  • 株式会社ローソン 白井 明子氏

Web人 of the year

  • ネオ・アット・オグルヴィ株式会社 山崎 浩人氏

Web人貢献賞

  • 株式会社売れるネット広告社 加藤 公一レオ氏
  • Kab Inc. / Kab America Inc. 坂本 龍一氏
  • SATISFACTION GUARANTEED PTE LTD 佐藤 俊介氏

気になるWeb人で賞

  • 株式会社ディー・エル・イー 小野亮(フロッグマン)氏

Web人賞

  • ライフネット生命保険株式会社 出口 治明氏/岩田 慎一氏
  • ライオン株式会社 中村 大亮氏
  • 株式会社コンセント 長谷川 敦士氏
  • NHN Japan株式会社 舛田 淳氏
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ジャパネットたかた、ネット部門を長崎から東京へ「MOVE JAPANET」の一環 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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日本ネット経済新聞ダイジェスト

ジャパネットたかたは、インターネット事業部門を本社のある長崎県佐世保市から東京に移した。8月下旬にネット部門担当の社員は東京オフィスに転籍。東京でネット業務の経験者採用も進めている。テレビ放送を組み合わせたネット事業を強化し、ネット売り上げを現在の約2倍にあたる1000億円に引き上げる計画だ。

ネット部門の東京移行は、本社業務の半分を東京に移していくプロジェクト「MOVE JAPNET」の一環。東京・六本木にある泉ガーデンタワーに新設した東京オフィス内に、ネット部門のほか、商品仕入れ・開発、CS番組制作なども順次移していく。

ネット部門は現在、50人体制で運営。東京拠点にしたのを機に、スタッフを増員していく。テレビ、紙媒体、ラジオと組み合わせたメディアミックスによる情報発信を強化する。現在、休止しているテレビ番組のネット放送も新しい形で再開する。同社のネット売り上げはピーク時で600億円強。これを「2~3年後に1000億円にできる」(高田明社長)としている。

ジャパネットたかたの社員数は現在500人。東京拠点には今後、経験者採用を含めて200人が勤務していく予定だ。

・ジャパネットたかた「MOVE JAPNET」
http://www.japanet.co.jp/shopping/movejapanet/index.html

※記事内容は日本ネット経済新聞の紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

→日本ネット経済新聞についてもっと詳しく知りたい

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ディレクタス、不動産・住宅情報サイト「HOME'S」に「Responsys Interact Suite」を導入 [ニュース] | Web担当者Forum

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Eメールマーケティングのディレクタスは、ネクストが運営する不動産・住宅情報サイト「HOME'S」に、電子メール、ソーシャルメディア、ディスプレイ広告などを統合したクロスチャネル・キャンペーン・マネージメントソフト「Responsys Interact Suite(レスポンシス インタラクト スイート)」の導入が決定した、と9月18日発表した。ネクストは導入によりエンドユーザーとのリレーションシップを強化するのが狙い。Responsys Interact Suiteは、米Responsys社が提供し、日本ではディレクタスが販売パートナー契約を締結している。

Responsys Interact Suiteは、Eメール配信機能、キャンペーンマネジメント機能、ディスプレイ広告の買い付けや配信とターゲティングを一括して行うDSP機能、ソーシャル連携機能を持つ。ネクストは、導入により高度なEメールマーケティングによってユーザー満足度を高め、エンドユーザーとのきめ細かなコミュニケーションを確立するのが目的。Eメールマーケティングを中心にリレーションシップマーケティングのノウハウを持つディレクタスは、Responsys Interact Suiteの活用をトータルに支援する。

ディレクタス
http://directus.co.jp/

ネクスト
http://www.next-group.jp/

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「(other)」と「(not set)」がレポートに表示される理由と対処法[第23回] [衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座] | Web担当者Forum

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Googleアナリティクスは、非常に高度な分析ができる無料のアクセス解析ツールだ。無料の反面、正式なサポートサービスというものがないため、ユーザーは自分で情報を集めなくてはならない。Web担当者にとっては結構な手間だ。そこで本連載では、Web担当者の負担を軽減すべく、導入から、運用、活用まで、初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。

衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

今回は、Googleアナリティクスの各種レポートで表示されることのある「(other)」と「(not set)」の意味と、対処法を説明しよう。

「(other)」はなぜ表示されるのか?

「(other)」は、「ページ(URL)」や「キーワード」といった、主にディメンションの項目が多くなるレポートで出現する値である(ディメンションについては、「ディメンションと指標の違いを理解する[第9回]」を参照のこと)。

以下の図1は、[コンテンツ]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ]レポート(図1)のデータ一覧表示部分だ。実際の画面例ではないが、たとえば、「ページ」の値である「/」(トップページ)などが表示されている部分(図1赤枠部分)に「(other)」と表示されることがある。

操作手順
  1. ページ上部のオレンジ色のメインメニューで[標準レポート]をクリックする。
  2. 画面で左側にあるメニューで、[コンテンツ]をクリックする。
  3. メニューが開くので、[サイト コンテンツ]をクリックし、開いたメニューから[すべてのページ]をクリックする。
図1:コンテンツ]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ]レポートの下部
図1:コンテンツ]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ]レポートの下部

たとえ「(other)」と表示されていたとしても、その行の各指標部分(図1青枠部分)にも、何らかの数値が表示されているはずだ。

では、「(other)」はどういうときに表示されるのか? 「other」は、日本語に直せば「その他」という意味になる。じつは、各ディメンションに格納できる値の種類には、1日のパターン数に上限があるようで、この上限値を超えた部分は、すべて「(other)」という1つのカテゴリにくくられて合計値が表示される、というわけなのだ。

ディメンションの値のバリエーションが膨大になる可能性が高いディメンションとして考えられるのは、上に例として挙げた「ページ(URL)」や「キーワード」などがある。

「(other)」が表示されないようにするには?

では、「(other)」が表示されないようにする方法はあるだろうか? オーガニック検索の「キーワード」の種類など操作不可能なものもあるが、「ページ」のバリエーションについて言えば、次のような対策をする可能性を考えるとよい。

  1. ディレクトリ別などにプロファイルを作成し、データ量自体を減らすことができないかを考える。

  2. コンテンツの判別には意味のないパラメータ(セッションIDなど)があれば、そのパラメータを除外するプロファイルの設定を行う。この設定方法に関しては、この連載の第4回「URLクエリパラメータとは何か」を参照してほしい。

  3. それでも意味のあるバリエーションの数自体が相当数あり、かつ無秩序に「(other)」にまとめられたくない場合は、(判別したい意味のある)パラメータの一部を削除したプロファイル、別のパラメータを削除したプロファイルなどを複数作成して、別々の軸からデータを見ることを考えてみよう。

※Web担編注

編集部でテストしてみたところ、たとえば[すべてのページ]のレポートであれば、表の上に表示されているフィルタのテキストボックスに「/」と入れて検索する(つまりすべてのデータが対象となる)ことで、「(other)」にまとめられていない状態で各ページの情報を確認できた。

[オーガニック検索]での検索キーワードのレポートでは未確認だが、アドバンスフィルタでキーワードに「正規表現一致」で「.」(ドット1つ)を指定することで同様の状態になると思われる。

2012-09-21 追記 データ取得当日は上記のように「(other)」でまとめられた各データを確認できたが、その後改めて確認してみたところ、下記の方法でも「(other)」の内訳を確認できなくなっていた。データの状態によって上記の通りにならない場合があるようだ。

  • 「(not set)」はなぜ表示されるのか?
  • 「(not set)」の対処方法

「(not set)」はなぜ表示されるのか?

「(not set)」は、各種レポートのディメンションで出現する値で、うまくデータが取得できなかった場合に表示される。各種レポートで発生が確認されている。

図2は[トラフィック]>[参照元]>[検索]>[有料検索]レポート下部のデータ一覧表示部だが、このように「(not set)」(図2赤枠部分)と表示される部分が確認できる。

操作手順
  1. ページ上部のオレンジ色のメインメニューで[トラフィック]をクリックする。
  2. 画面で左側にあるメニューで、[参照元]をクリックする。
  3. メニューが開くので、[検索]をクリックし、開いたメニューから[有料検索]を順にクリックする。
図2:[トラフィック]>[参照元]>[検索]>[有料検索]レポート
図2:[トラフィック]>[参照元]>[検索]>[有料検索]レポート

これらは、「参照元が検索エンジンの検索結果ページ以外の訪問」「リダイレクト等で参照元の情報を取得できなかった訪問」のようにキーワード情報を持たないセッションが該当する。詳しくはGoogleアナリティクス公式ブログの「キャンペーン変数使用時に キーワードレポートに表示される(not set)について」という記事にも書かれているので参照していただきたい。

「(not set)」の対処方法は?

これといった対処方法というのはない。上記のような、原因が分かるものについては、個別に対応すればよい。

また、[ユーザー]>[カスタム]>[ユーザー定義]レポートでは、図3のように全数が「(not set)」表示になることがある。これはトラッキングコードのカスタマイズなどをしてデータを取得していない場合には、このように表示されるということであり、エラーではないので無視しよう。

図3:[ユーザー]>[カスタム]>[ユーザー定義]レポート
図3:[ユーザー]>[カスタム]>[ユーザー定義]レポート

その他、各種レポートでも、何らかの理由でデータが欠落し「(not set)」表示が出る場合がある。以下に2つだけ、「(not set)」表示が出ているレポート例を示しておく。

図4:[ユーザー]>[ユーザーの分布]>[言語]レポート
図4:[ユーザー]>[ユーザーの分布]>[言語]レポート
図5:[ユーザー]>[モバイル]>[デバイス]レポート
図5:[ユーザー]>[モバイル]>[デバイス]レポート

これらは、わずかな数値である場合が多く、あまり害もないので無視してしまおう

「衣袋教授によるGoogleアナリティクスのeラーニングのコースがスタートしました。まとまった時間を取れない方や地方の方など、時間や空間の制約を超えて学ぶことができますので、ご興味がある方はどうぞ → http://xfusion.jp/elearning.html

衣袋 宏美

衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)

1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社インターネット視聴率センター長を経て、2000年ネットレイティングス入社、視聴率サービス立ち上げに参画、2006年ネットレイティングス社(現ニールセン株式会社)フェローに就任。株式会社クロス・フュージョン代表取締役。またデジタルハリウッド大学院客員教授、米Digital Analytics Association会員、アクセス解析イニシアチブ副代表。

著書など:
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「第6回企業ウェブ・グランプリ」の総務省後援、ベストドメインネーミング賞追加が決定 [ニュース] | Web担当者Forum

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企業ウェブ・グランプリ事務局は9月20日、ウェブサイトに携わる担当者が互いにサイトを評価するアワード「第6回企業ウェブ・グランプリ」に総務省の後援、協賛企業の日本レジストリサービスによる「ベストドメインネーミング賞(JPRS特別賞)」追加が決定したと発表した。

日本レジストリサービス(JPRS)が独自に選ぶベストドメインネーミング賞は、JPドメイン名を利用したすべてのグランプリ応募サイトが選考対象になる。選定はJPRSが独自に行い、結果は12月7日のグランプリ授賞式の会場で発表される。

本年度のグランプリ部門および各賞は次のとおり。

  1. コンセプト&アーキテクト部門
  2. デザイン&クリエイティブ部門
  3. コンテンツ企画&ライティング部門 (B2B)
  4. コンテンツ企画&ライティング部門 (B2C)
  5. マーケティング&キャンペーン部門 
  6. お客様サービス、カスタマーリレーション部門 (B2B)
  7. お客様サービス、カスタマーリレーション部門 (B2C)
  8. 商品・製品・サービス紹介部門
  9. 社会貢献・CS部門
  10. 企業情報・IR部門
  11. 地球環境とエコロジー部門
  12. グローバルサイト部門
  13. ソーシャル・ネットワーキング部門
  14. モバイル部門
  15. スチューデント部門
  16. チームビルディング部門(Web担当者Forum協賛)
  17. RIAC特別賞(Rich Internet Application協賛)
  18. 浅川賞
  19. 新人賞

企業ウェブ・グランプリ
http://www.web-grandprix.jp/

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楽天が兵庫県川西市に物流拠点 出店者向けサービスに活用 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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日本ネット経済新聞ダイジェスト

楽天は11月に兵庫県川西市に物流拠点を着工すると発表した。来年11月に稼働する予定。新たな物流センターで「楽天ブックス」や「楽天24」(水などの日用品を翌日配送するサービス)の在庫を増やすとともに、西日本へのリードタイムの短縮を図る。出店者向けの物流受託サービスにも活用していく考えだ。

新たに建設する物流センターは敷地面積3万7787平方メートル、延床面積7万7576平方メートル。2階建てで建物上部に大型車両が乗り入れ可能なスロープを備える。楽天の国内2カ所目の物流センターとなる。

新たな物流センターでは「楽天ブックス」で販売する商品や「楽天24」用の商品在庫を保管していく。出店者向け物流受託サービスの拠点としても活用し、主に関西地方の事業者の利用を広げていく。

楽天は今後も物流拠点を地方に開設していく予定で、各地の出店者に案内しサービス利用を促進していきたい考えだ。

・楽天株式会社のニュースリリース
http://corp.rakuten.co.jp/newsrelease/2012/0910.html

※記事内容は日本ネット経済新聞の紙面掲載時の情報です。
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※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

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コムニコとスケダチ、ソーシャルメディア利用者を対象とした新会社「マーケティングエンジン」設立 [ニュース] | Web担当者Forum

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ソーシャルメディアプロモーション事業のコムニコと企画広告とビジネス開発コンサルティングのスケダチは、ソーシャルメディア利用者を対象としたマーケティング手法「インバウンドマーケティング」を行う新会社「マーケティングエンジン」を設立し、9月19日より営業を開始した、と同日発表した。インバウンドマーケティングは、広告やダイレクトメールなどの「アウトバウンド」手法に対し、検索やソーシャルメディアによって情報を探す人々に歩み寄ってもらう「インバウンド」という考え方に基づいたマーケティング。コムニコとスケダチが共同事業としてマーケティング・エージェンシーを設立し、インバウンドマーケティングを推進することにした。

マーケティングエンジンの主な事業は「企業のインバウンドマーケティング戦略の企画立案」「企業のインバウンドマーケティングの運用支援」「インバウンドマーケティングに関する各種ソフトウェアの提供」「インバウンドマーケティングに関するセミナー/イベントの実施」など。必要であれば運用とコンテンツの企画制作までを行う。ソフトウェアでは手始めに、インバウンドマーケティングの提唱企業である米HubSpotの統合ソフトウェアを販売するほか、インバウンドマーケティングという新しいマーケティングの概念や手法の普及と発展のため、セミナーや講演、トレーニングなども積極的に行っていくという。

マーケティングエンジン
http://mktgengine.jp/

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DAC、より楽しいテレビライフを提供するスマートフォン向けアプリ「sola」を提供開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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インターネット広告のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は、テレビをもっと楽しむためのスマートフォン向けアプリ「sola(ソラ)」のiPhone版とAndroid版の提供を開始した、と9月19日発表した。solaはテレビを視聴しながら「スタンプ」と呼ばれるキャラクター画像を中心としてコミュニケーションを行い、ユーザー同士が共感を醸成するソーシャルテレビアプリ。テレビを見ながらスマートフォンを利用する人はスマートフォンユーザーの7割に達するという調査結果があることから、アプリを提供することになった。

solaは、ホーム画面で放送中の番組を関連ビジュアルとともに表示。「スタジオ」画面では放送中番組の各スタジオで他ユーザーとコメントやスタンプによるコミュニケーションを行う。このほか「Facebook」「Twitter」「mixi」と連携し、テレビ番組へのチェックイン情報を投稿できる。各アクションで貯まる「ソラポイント」によって、キャンペーンへの応募なども可能になっている。DACではsolaを通してユーザーの行動分析を行い、テレビ領域におけるビッグデータを生成。VODコンテンツやDVD、関連グッズなど商品のレコメンド、他事業者へのデータ提供、アプリ内での広告主企業との共同企画などを行っていく。

DAC
http://www.dac.co.jp/

sola
http://solaapps.com/

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アイ・エム・ジェイ、「スマートフォンユーザー動向定点観測」で、Facebook利用率42% [ニュース] | Web担当者Forum

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Webインテグレーション事業のアイ・エム・ジェイ(IMJ)は、全国のスマートフォンユーザーを対象に「スマートフォンユーザー動向定点観測2012」を実施し、9月20日、調査結果を発表した。調査ではスマートフォンに対する意識や消費価値観などを基に分類したクラスタの構成比、クラスタごとのスマートフォンの利用状況の変化を追っている。2011年と同様の分析軸で調査し、クラスタ別の1年間の意識の変化を明らかにした。スマートフォンを利用して何を行っているかについての質問では「Facebookを見る」が42%と2011年の24%から大幅に増えた。また、無料通話、無料メールができるアプリ「LINE」の利用率が41%と急速に浸透していることが分かった。調査は8月17~18日に、15~49歳のiPhone、AndroidOSのスマートフォンを保有する男女ユーザーに対しインターネットを利用して実施。有効回答数は1245だった。

性別、年代別では20代女性のFacebook利用率が29%から60%に、30代女性が18%から39%に倍増。LINEは10代女性の65%、10代男性の61%、20代女性の56%が利用していた。クラスタごとの特徴は、スマートフォンをより便利に使いこなす「飛びつきミーハー層」「こだわりデジタル層」が2011年と比較してより一層スマートフォンを使いこなし、スマートフォン購入の際にブランドを意識するようになっている。一方、スマートフォンの機能を使いこなせていないと感じている「控えめフォロワー層」は、全体に占める構成比が31%ともっとも多く、2011年に比べて3%増えていることから、スマートフォンユーザーにおける「デジタルデバイド」の拡大が推察できる。

アイ・エム・ジェイ
http://www.imjp.co.jp/

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検索順位アップに今は逆効果の「ダメSEO」7つの愚策 など10+4記事(海外&国内SEO情報) [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum

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タイトル画像:国内&海外SEO情報ウォッチ

「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、
国内と海外の検索マーケティング関連情報を
さらっとまとめて毎週金曜日にお届けします。

今週のピックアップ

検索順位アップに今は逆効果の「ダメSEO」7つの愚策
★★★★☆ 今となってはリスクでしかない (葬儀屋さんのSEO対策なら“葬儀社のためのSEO”)

昔は検索順位を上げるのに効果があったかもしれないが、現状では逆に検索順位を下げてしまう「リスクが高いSEO」(正確に言えばSEOとは呼べない行為)をまとめた記事。以下の7つの施策の危険性について述べている。

  1. 自作自演のサテライトサイトからのリンク
  2. 有料リンクの購入
  3. 相互リンク
  4. 有料ディレクトリサービスへの登録
  5. 公共機関サイトへのバナー掲載
  6. コンテンツの使い回し
  7. システムによる類似ページの増産

これらの多くはグーグルの品質に関するガイドラインに違反している。程度がひどければ最悪インデックス削除という手動処置の対象にもなることも認識しておこう。

日本語で読めるSEO/SEM情報

グーグルウェブマスターツールでサイトエラーの原因を詳しく調査
★★★☆☆ サイトを万全の状態に維持するのに役立つ (グーグル ウェブマスター向け公式ブログ)

グーグルウェブマスターツールには、Googlebotがサイトをクロールする際に発生したエラーをレポートする機能がある。レポート対象になるサイトエラーには次の3種類だ。

  • DNS
  • サーバー接続
  • robots.txtの取得

今回、このサイトエラーのレポートが改良され、エラーの内訳を詳細に表示するようになった。たとえばDNSエラーなら「ルックアップエラー」や「タイムアウト」という具合だ。「DNSエラー」といってもさまざまな種類があるため、より詳しい内容を知ることで対処もしやすくなるだろう。

DNSのサイトエラー内訳
ウェブマスターツールに表示されたDNSのサイトエラー内訳の画像が公式ブログに示されている

もっともエラーは起きないに越したことはないので、防止策にも注意を払おう。

ウェブマスターツールのメール通知が未設定でもメールが送信されてくるかも
★★☆☆☆ 半強制的でも知らせてくれるのは良いこと (グーグル ウェブマスターツール)

「Google ウェブマスター ツールからのメール通知について」という件名で、ウェブマスターツールに登録してあるメールアドレス宛てに次のようなお知らせが届いているかもしれない。

ウェブマスター ツールをご利用の皆様

Google では、パフォーマンスが高く問題のないウェブサイトを維持することの重要性を認識しています。サイトのステータスについて随時お知らせするため、サイトで重大な問題や重要な問題が検出された場合に、ウェブマスターツールからメール通知が自動送信されるようになりました。

このメールは、サイトの状態や検索結果でのパフォーマンスに著しく影響すると判断した場合にのみ、対処方法を明確に記載してお送りします。たとえば、サイトでマルウェアが検出された場合や、サイトのクロール時のエラーが際立って増加している場合などです。

ほとんどのサイトでは、このような問題は稀にしか発生しません。サイトで問題が発生した場合は、受信トレイにメールがあふれるのを避けるため、Google から送信されるメールの数が一定期間制限されます。

ウェブマスター ツールからのメール受信を希望されない場合は https://www.google.co.jp/webmasters/tools/preferences でメール配信設定を変更できます。 サイトの状態に関する重大かつ重要な問題を常に把握するうえで、この変更が皆様のお役に立てば幸いです。

ウェブマスター ツールの詳細や Google と相性の良いサイトの作成方法について詳しくは http://www.google.co.jp/webmasters をご覧ください。

ウェブマスター ツール チーム

________________________________

© 2012 Google Inc. 1600 Amphitheatre Parkway, Mountain View, CA 94043

このメール サービスによるお知らせは、Google ウェブマスター ツール アカウントの重要な変更内容に関する最新情報をお届けするもので、すべての方にお送りしています。

これはWeb担編集部のあるアカウントに届いたメッセージであるが英語でも同内容のメッセージが送られている。

メール転送をオフにしているアドレス宛てにはすべて送られているのかとも思ったのだが、必ずしもそうではないようだ。

すこし前に行われたメール転送の仕様変更に伴ってメール転送機能がひとりでにOFFになってしまった現象のフォローアップかもしれない。

いずれにしても、ウェブマスターツールに登録してさえいれば、メール通知の設定をしていなくても、管理サイトに重大な問題が発生したことをすぐに伝えられるように登録メールアドレス宛てに通知を送ることがあるようだ。

転送設定をすでにONにしている人には関係ない話だとしても、グーグルがウェブマスターとのコミュニケーションを推進する姿勢は良いことだと言えよう。

SEOとリスティング広告の併用で収益倍増
★★★★☆ 強みと弱みを知って使い分ける (SEO 検索エンジン最適化)

このコーナーの読者には、SEOだけでなくリスティング広告にも取り組んでいるウェブ担当も多いに違いない。SEOとリスティング広告にはそれぞれの強みと弱みがあり、補完し合うことで相乗効果を発揮できる。

住太陽氏が、検索者の心理的段階に着目して行う「SEOとリスティング広告の使い分けと併用」について解説している。

住氏によれば、この記事の見所は次の3点だとのことである

  • 考え方
  • 複合キーワードのリスト
  • リスティング広告のコピーを書くコツ

長い記事であるが、きっと参考になるはずだ。読んでみてほしい。

売れるランディングページのたった1つの成功法則
★★★★☆ それはメッセージの可視化 (LPO コンサルティング)

検索エンジン最適化(SEO)ではなくランディングページ最適化(LPO)に関する情報も紹介しておこう。

成果を出すランディングページには、決まった共通点があるそうだ。それは「メッセージの可視化」である。

メッセージの可視化とは「得られる効果やその後のメリットを視覚的にわかる状態になっていること」だと定義付けている。

具体例も載っており非常に理解しやすい。コンバージョン率を上げ、逆に顧客獲得コストを下げるための、LPOにおける重要な秘訣を学べるに違いない。

次は「具体的なLPO対策のポイント」の記事が予定されているようなので、そちらも楽しみだ。

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

ユーザーフレンドリーなカスタム404エラーページを作りましょうという記事とフィードバーナー利用者が心配になるニュースを今週はピックアップ。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
  • 30,000本のスパムリンク攻撃を受けてランキングダウン!?
  • グーグルのサイトリンクの正しい出し方
  • アドセンス広告がページ表示速度を遅くさせるとランキングは下がるのか?
  • 修正されたキーワードでの結果表示を防げるか?
  • リンクベイトに利用できそうな.htaccess作成ツール
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
  • コンテンツを活用してECサイトの売上を上げるSEOガイド
  • あなたの会社がコンテンツマーケティングを使わない15の理由

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

30,000本のスパムリンク攻撃を受けてランキングダウン!?
★★★★☆ さすがに無効化されていた (Google Webmaster Help Forum)

競合サイトが自分のサイトに向けて大量のスパムリンクを浴びせかけてきた。

初めの頃は1日に600本以上で、今やその数は合計で30,000本以上にもなる。自動生成されたサイトやリンクファームからのゴミリンクばかりだ。

どうしたらいいだろうか?

このような悲鳴にも似た助けを求める投稿が、グーグルの公式フォーラムに投稿された。

グーグル社員のジョン・ミューラー氏は次のようにアドバイスを返した。

それらのリンクが害を与えるような影響は、現在あなたのサイトには発生していない。

ランキングの変化がもし起こっているとしたら別の要因によるものだろう。サイト改善に取り組んでいけばそれ相応にアルゴリズムが評価していく。このことを念頭に置いて最善の努力をしてほしい。

間違っても、相手に同じような対抗手段を取ろうなどとは考えてはいけない。

不自然リンク警告やペンギンアップデートの影響で、「第三者によるスパムリンク攻撃が可能かどうか」が今まで以上に議論になっている。しかしこの投稿者が受けたようなあからさまな攻撃は、さすがにグーグルも見破って適切に対処してくれるだろう。

グーグルのサイトリンクの正しい出し方
★★★☆☆ 必勝法はなし (WebmasterWorld)

グーグルはいつ、どんな条件でサイトリンクを表示するのか?

サイトリンクはオーソリティの証なのか?

このような質問がWebmasterWorldフォーラムに投稿された。

Web担当者Forumのサイトリンク
「Web担当者Forum」のブランド名検索で表示されたサイトリンク(赤枠内)

「サイトリンクが出ない」「出てほしいものと違ったリンクが出る」「リンクのテキストが気に入らない」など、サイトリンクにまつわる疑問を、筆者はたびたび耳にする。

サイトリンクのヘルプには次のように書いてある。

サイトリンクは、ユーザーの役に立つと Google が判断した場合のみ、検索結果に表示されます。サイトの構造が原因で Google のアルゴリズムが適切なサイトリンクを見つけることができない場合や、サイトリンクとユーザーのクエリに関連性がないと思われる場合、サイトリンクは表示されません。

現時点では、サイトリンクは自動化されています。Google はサイトリンク アルゴリズムの向上に取り組んでいます。将来的には、ウェブマスターから提供されたサイトリンクも組み込めるようにしたいと考えています。一方、サイトリンクの品質を向上させるために参考にできるベスト プラクティスもいくつかあります。たとえば、サイトの内部リンクでは、簡潔に情報を伝え、繰り返しを避けたアンカー テキストと alt テキストを使用するようにします。

一般的にサイトリンクが出ることが多いのは、サイト名・会社名・サービス名などのいわゆる「ブランド名を名指しした検索」をした場合だ。

とはいえ、サイトリンクはアルゴリズムによって自動で作成されるため、どのリンクをどのように表示させるかをサイト管理者側では自由には設定できない(ウェブマスターツールで表示したくないリンクの順位を下げることは可能)。

また、サイトリンクの順番を決めるための専用のアルゴリズムが存在するわけではなく、通常の検索と同じアルゴリズムが使われる。リンクテキストは、ヘルプによればキーワードを繰り返さず短くコンパクトにしたほうがよいとのことだ。

数年前は、サイトリンクが表示されるということは、そのサイトのオーソリティ度が高い証拠だったように思えた。しかし現在は、新しいサイトでも比較的すんなり出てくるように筆者は感じている。

最後に端的にまとめると、「サイトリンクはグーグルが自動で作り出すので制御するのは困難だ」ということになる。

アドセンス広告がページ表示速度を遅くさせるとランキングは下がるのか?
★★★☆☆ 順位に影響はしないがCVRとUXにはマイナス (WebmasterWorld)

サイトに設置しているアドセンス広告の表示に時間がかかるため、ページ表示のスピードに影響が出ている。これによって、検索のランキングに悪い影響があるだろうか?

WebmasterWorldで挙がった質問だ。

アドセンスやDFPのようなグーグルが提供している広告表示の仕組みが原因でページの表示速度が遅くなっているという人も多く、そういった人がコメントしているものの、その内容は「悪影響は特に経験していない」というものだ。

ページの表示速度もグーグルはランキング要因に組み込んでいるというが、10秒も20秒も表示に時間がかかるのでなければ心配いらないと考えてよさそうだ。

ただ検索順位に影響がないからといっても、2~3秒の遅れでも無視しないほうがいい。以前にインフォグラフィックで紹介したように、ページ表示に時間がかかることは、コンバージョンやユーザーエクスペリエンスに大きなマイナス影響をもたらす。優先度を上げてスピードアップに取り組みたい。

ちなみにアドセンスの場合は、DFPスタンダードを利用すると非同期コードが使える。非同期コードであればページのその他の要素の読み込みを妨げないのでスピードアップに一役買うだろう。

修正されたキーワードでの結果表示を防げるか?
★★★☆☆ グーグルによる余計なお世話は厄介者 (Pro Webmasters)

検索キーワードが入力ミスされていると判断した際に、グーグルは「正しく」補正したキーワードの検索結果を返すことがある。

自動で補正したキーワードでの検索結果
「ウェ担」を「ウェブ担」に自動的に直した検索結果(これは正しく修正された例)

ところが、正しい検索キーワードが入力されているのに間違っていると判断されてしまい、本当のキーワードでの結果を返してくれないことが、ときどき起こる。勝手に直されてしまうのは固有名詞で発生することが多い。

望まないキーワード補正をどうやったら防ぐことができるのだろうか?

グーグルのジョン・ミューラー氏は次のように説明している。

補正キーワードでの検索は、自動で処理されている。検索ユーザーが修正候補を無視して、直される前のキーワードでそのサイトに直接アクセスする状況が続けば、補正するべきでないとアルゴリズムが学習するだろう。

余計なお世話のキーワード補正をすぐに解消するのは、なかなか難しそうだ。

リンクベイトに利用できそうな.htaccess作成ツール
★★☆☆☆ アイディアを真似してリンク獲得にチャレンジ (IncrediBILL's HTACCESS Tools)

「.htaccess」は、Apacheウェブサーバーでさまざまな条件に従ってリダイレクトなどの処理を記述するためのファイル。その.htaccessを簡単に作成できる海外製のツールを紹介する。たとえば正規表現に不慣れでもウィザードに従って条件を指定していけば、RewriteRuleの適切な記述を作ってもらえる。

HTACCESS Rewrite Rule Wizard

他にもIPアドレスやアクセス元の国、リファラーなどによってアクセスをブロックする.htaccessも作れる。

ブロックルール作成

このツール、率直に言って決して使いやすいものではないし、初心者に特別優しいわけでもない。

ではなぜピックアップしたかというと、このツールをヒントにして、初心者にももっと使いやすい.htaccess作成ツールを提供してみてはどうだろうかと提案したかったからだ。

役立つツールを無料で公開すれば自然なリンクがたくさん集まる。ウェブ系のツールならば「はてブ」との相性もいいはずで、拡散も期待できる。使い勝手の良いツールをあなたが作ったら、このコーナーで紹介したいので、ぜひ知らせてほしい。

SEO JapanSEO Japanの
掲載記事からピックアップ

話題になっている“コンテンツマーケティング”に関する2本の記事を今週はピックアップ。

鈴木 謙一

鈴木 謙一(すずき けんいち)

フリーランスのインターネットコンサルタント。アメリカを中心としたSEO/SEMのコアな情報を日本に持ち込み、「海外SEO情報ブログ」で“海外SEO”のブランドを確立。サーチエンジンマーケティング専門ソーシャルニュースサイトSphinn(スピン)の公式日本版であるサービス「Sphinn Japan」立ち上げメンバーでもある(Sphinnの本家はMarketing Landとなり編集記事中心へと路線変更している)。

現在は、株式会社セルフデザイン・ホールディングスの取締役コンサルティングアドバイザーとして、SEOの情報収集やトレーニング、海外のSEOカンファレンス参加などを通じて正しいSEOの普及に取り組んでいる。

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【プレゼント】『ウェブ分析レポーティング講座』仕事に使えるレポート作成ノウハウを豊富な事例で解説 [読者プレゼント] | Web担当者Forum

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ウェブサイトの分析結果をわかりやすいレポートに落とし込み、活用するための手法を解説した書籍、『ウェブ分析レポーティング講座』(翔泳社)を3名様にプレゼントいたします。

ウェブサイトは公開してからが本番、成果を伸ばすにはアクセス解析による分析が欠かせないとわかっていても、「どんなレポートを作ればいいのかわからない」「上司に伝わらない」といった悩みは多いもの。本書では、こうした悩みの解決に役立つノウハウを、実際のプロセスに沿って解説していきます。

『ウェブ分析レポーティング講座』

ウェブ分析レポーティング講座
  • 小川 卓 著
  • 価格:2,600+税
  • ISBN:978-4798125923
  • 発行:翔泳社

本書では、ウェブサイトの分析結果を、わかりやすいレポートに落とし込み、活用するための手法を解説します。

ウェブ担当者が日頃から抱える「ウェブサイトにアクセス解析ツールなどを導入したけど、どういうレポートを提出すればよいのかわからない」「レポートは作成しているのだが、数値やグラフだらけになってしまい、読み手に伝わらない」「レポートを元にプレゼンしても、上司/顧客からまったく反応がなく使ってもらえない」といった悩みを解決するために役立つノウハウを、豊富な事例を示しながら、実際の作成プロセスに沿って解説していきます。

分析した結果を自社サイトの改善につなげたい、すべてのウェブ担当者必携の1冊です。

目次
  • 序章 レポートを作成する10の目的
  • 1 モニタリングレポートの要件定義
  • 2 モニタリングレポート設計書の作成
  • 3 取得できるデータの理解と取得方法
  • 4 モニタリングデータの取得と加工
  • 5 モニタリングデータを報告用の資料に変身させる
  • 6 レポートの報告と共有
  • 7 レポートを活かした改善施策の実施
  • 8 施策の管理と評価を行うキャンペーンレポート
  • 9 各種レポートの特徴とその利用目的
  • 10 レポーティング事例

応募要項

  • 応募締切:2012年9月28日(金)23:59
  • 当選者数:3名様
  • 応募方法:下記応募フォームに必要事項をご記入して応募をお願いします。当選者の発表はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます。
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