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ヤフー、「Tポイント」サービス導入の提携営業を行う「Tポイント代理店契約」を締結 [ニュース] | Web担当者Forum

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ヤフーは、ポイントサービス「Tポイント」を運営するTポイント・ジャパンと小規模店舗向けにTポイントサービス導入の提携営業を行う「Tポイント代理店契約」を結び、両社で実際の店舗でのTポイントの普及・拡大を進める、と5月13日発表した。専用のカードリーダーとタブレット端末をセットにしたTポイント専用のシステムを提供し、容易にTポイントサービスを導入できるようにした。同日に募集を始め、6月7日から導入する。

セットは「T-UNIT 3」と呼ぶ。専用カードリーダーはイヤホンジャック型で、タブレット端末に差し込むだけで利用が可能。タブレット端末には、ヤフーが開発したアプリケーションがプリインストールされ、画面のタッチによって直観的にポイントの付与と還元ができるうえ、CRM機能があり、優良顧客向けの販促キャンペーンの展開も可能になる。ヤフーは、Tポイント店舗向けにオンラインと連動したサービスの提供も推進する。

ヤフー
http://www.yahoo.co.jp/

Tポイント・ジャパン
http://www.tpoint-japan.com/

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シックス・アパート、CMS「Movable Type」のクラウド版「Movable Type EZ」の機能を強化 [ニュース] | Web担当者Forum

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ブログソフト・サービスのシックス・アパートは、ウェブサイト向けのコンテンツ管理ソフト(CMS)「Movable Type(ムーバブル・タイプ)」をベースにしたクラウド版CMSサービス「Movable Type EZ(イージー)」の機能を強化して5月15日提供開始した、と同日発表した。「サーバー配信機能」を追加したほか「バックアップ機能」も高めた。サーバー配信機能を使うと、Movable Type EZをCMS専用アプリケーションサーバーとして利用できる。

サーバー配信は、 Movable Type EZで作成したファイルを外部サーバーに転送できる機能。Movable Type EZと公開サーバーを切り離して運用することで、より安全なウェブサイトの運営が可能になる。バックアップ機能は新たに1日1回、最新データを物理的に異なる場所に自動保存するサービスを加えた。Movable Type EZは、Movable Typeと、運用に必要なアプリケーションを設定済みの状態でクラウド環境で提供するサービス。

シックス・アパート
http://www.sixapart.jp/

Movable Type EZ
http://www.sixapart.jp/movabletype/ez/

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博報堂DY、スマートフォンユーザー調査でスマートフォン保有率が45%を突破、普及拡大 [ニュース] | Web担当者Forum

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博報堂、大広、読売広告などを傘下に持つ博報堂DYホールディングスのグループ横断組織「博報堂DYグループ・スマートデバイス・ビジネスセンター」は、2月に実施した「全国スマートフォンユーザー1000人定期調査」第5回の結果を5月14日発表した。スマートフォン保有率が45%を超え、普及がさらに進んでいた。調査は2月22~24日に全国の高校生から69歳のスマートフォンユーザー男女1000人(スクリーニング1万人)にインターネットで実施した。

スマートフォンの保有率は45.6%となり、前回の2012年11月調査の39.1%から6.5ポイント上昇。初めて4割を突破し、5割に近付いた。これまで2011年2月の5.3%、2012年2月の28.2%、同年8月の37.3%と拡大が進んでいる。男女別は男性が44.0%、女性46.9%と女性の方が多く、年代別は20~29歳が最多の71.6%。15~19歳の70.4%、30~39歳の54.5%と続き、60歳以上も15.7%あった。地域別では関東が46.4%と最も高く、次いで近畿の45.7%だった。

同センターは併せて、中国の上海、北京、広州の3都市での街頭調査の結果も発表。中国では対象を都市部に限っているため、日本の調査結果と単純な比較はできないが、中国都市部のスマートフォン普及率は93.1%と日本全体の約2倍にのぼっていた。日本では従来型の携帯電話からの移行が中心だが、中国ではスマートフォンが初のモバイル端末になることが要因だという。

博報堂DYホールディングス
http://www.hakuhodody-holdings.co.jp/

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シーエー・モバイルがeコマース事業を売却 スマホ対応進まず、先細りに [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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シーエー・モバイル(本社東京都、外川穣社長)が今年4月に、eコマース事業を売却していたことが分かった。今後もEC事業は行わず、ソーシャルゲーム事業に専念する。10年9月期にはECの売上高が44億円に達したが、近年はスマートフォン(スマホ)ECの成長で従来の携帯電話によるECが縮小。スマホ対策が遅れ、今後さらに先細りが予想されることから事業売却を決めた。

今年2月に分社化したONEFESTA(本社東京都)にシーエー・モバイルのEC事業のすべてを移管した。4月1日付でONEFESTAをモバイルコンテンツ事業などを行うFULL YEAR(本社東京都、上原嗣則社長)に売却し、グループ全体でEC事業から撤退した。売却額は非公開。

シーエー・モバイルは、携帯電話向けにニュースサイトや天気予報サイトなどを提供して、モバイル広告をメーンに事業を拡大してきた。EC事業は、広告の余剰枠を利用することで、露出を増やし売り上げを伸ばしていた。

・株式会社シーエー・モバイル
http://www.camobile.com/index.html

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

→日本ネット経済新聞についてもっと詳しく知りたい

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今さら聞けない宣伝部長と今さら言えないWeb担当者、資生堂の宣伝部長と花王のWeb担当者が対談 [Web広告研究会セミナーレポート] | Web担当者Forum

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Web広告研究会セミナーレポート

この記事は、公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会が開催およびレポートしたセミナー記事を、クリエイティブ・コモンズライセンスのもと一部編集して転載したものです。オリジナルの記事はWeb広告研究会のサイトでご覧ください。

宣伝部長とWeb担当者が歩み寄り、組織化して仕事を進めていくには、どのような取り組みが必要になるのか。第27回WABフォーラムの第二部では、日本アドバタイザーズ協会(以下、JAA)常任理事の石川浩之氏と、Web広告研究会(以下、WAB)の本間充氏によるディスカッションが行われた。

メディアのマネジメントに長けてきた宣伝部長

石川 浩之氏
株式会社資生堂
公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 常任理事
石川 浩之氏
本間 充氏
花王株式会社
公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会 代表幹事
本間 充氏

JAAの雑誌委員会委員長を務める石川氏は、資生堂の国内化粧品事業部事業企画部コミュニケーション戦略室長であり、WAB代表幹事の本間氏は、花王のデジタルコミュニケーションセンター企画室長でもある。第一線にいる宣伝部長とWeb担当者、2人が対談することによって、Web担当者が宣伝部長とどのように話をしていけばよいかが話し合われた。

まず石川氏は、第一部の鹿毛氏の講演を振り返って、「非常に貴重な話を聞けた。話を聞いているうちに大貫卓也氏とイメージがかぶってきた」と話す。資生堂の「TSUBAKI」のCMを手がけたCMディレクターの大貫氏は、ワンシーンにも徹底的にこだわり妥協しなかったが、鹿毛氏も企画を立てるためにアイデアを広げ、すべてを見渡したうえで“コレしかない”というものを見つけているから強いCMを作れる、「手に入る材料だけで作るCMはそこまでのパワーを持てない。“何を伝えたいか”という思いがあんなに強い人がいるのか、と感じながら第一部を聞いていた」と石川氏は話す。

一方、本間氏は「鹿毛さんは、クリエイティブマインドが非常に高い。通常、企業の宣伝部長は、クリエイティブよりもメディア選択論に向かっていると思う」と話を向け、それに対して石川氏は次のように答える。

JAAの各委員会のメンバーは各社の宣伝部長。広告会社、テレビ局、雑誌社とどう向かい合うのか、日本民間放送連盟や日本雑誌協会などメディアがらみの話が多くなる。とはいえ、広告を活性化させるには表現やメッセージの話をしなければならないと思う(石川氏)

ad:tech New Yorkのスピーカーにクリエイティブマインドの高い人が多いことや、米国のCMOの約1/3がクリエイティブ出身であるのに対し、日本の宣伝部長はメディア側のマネジメントに長けた人が多いと話す本間氏は、「どうしたら鹿毛さんのように、クリエイティブもメディア選択も自分でやれるような人になれるのだろうかと考えてしまった」と第一部の感想を漏らす。石川氏も、ある広告賞の審査員を務めたときに「2012年のテレビCMはノスタルジックなものが多いという印象があった」と感じたことを明かし、次のように述べている。

震災後の日本に勢いを与えるようなCMをやりたいと考えても、鹿毛さんの言うように一歩出過ぎると企業ブランドを傷つけるような猛烈な反発が返ってくる。それを考えると、居心地のよい表現になってしまうのが今の状況。そこを踏み出すために、組織やミッションをどうしたらよいのか、難しい課題を抱えている(石川氏)

今さら聞けない宣伝部長と、今さら言えないWeb担当者

続いて、宣伝部長や宣伝統括の役員が集まるJAAでどのような活動や議論が行われているのか、デジタルマーケティング側の人間との交流があるのかという話題に移っていく。

JAAに入って最もよかったことは、同じような立場の人と知り合いになれること。たとえば、震災後のACのCMから通常のCMに戻すタイミングを決めるときにも、同じ立場の他社の人と話ができ、自分の判断に対して自信を持てたことがあった。また、JAAとメディア側の業界団体との間には主張の食い違いもあるが、これらの意見の違いを、一歩一歩でも解決に向かわせられる場があることは非常によいことだと思う(石川氏)

WABがそうであるように、同じ立場の人が交流し、議論を交わせることがJAAの役割と利点だと石川氏は話す。そうしたなか、JAAでもWebへ目が向き始めているという。

さまざまな活動テーマや課題を抱えるJAAでは、Webの話はなかなか議論できていないのが現状。ただし、WABが元気に活動していることは知っているし、電通の調査にも出ていたように、デジタルマーケティングに非常に大きな金額が投じられていることは認識している。これまでは若い人に任せていたが、これからは自分たちも参加してちゃんとやっていこうという動きはかなり出てきている(石川氏)

宣伝部長側がWebを気にし始めているとしても、Web担当者側とは温度差があるのではないかという話題に移ると、石川氏は「宣伝部長や宣伝統括の役員にとってWebの話がわかりにくいのは、Webの初歩の初歩を教えてもらっておらず、系統的に把握するのが難しいからだと思う」と話した。さらに以前、初歩の初歩の講座に行き、「ユニークユーザー数って何? クッキーというものがある」というところから教わり、やっとどういう仕組みのなかで情報が行き交うのかが見えてきた、と経験を語った。

続けて本間氏は、「自分たちも、上が知らなくてもこちらでやっておけばよいとしてきた弊害が出てきている」と話す。宣伝部長側は今さら聞けず、Web担当者側は今さら言えない状況になっているというのだ。

自分の会社を見ても、ごく基本的な用語を理解して話している人は意外に少ないと感じる。遷移するとどうなるとか、送客の効果はどうなるかなど、流れている情報を聞きかじりながら話せるが、基礎がなければ新しいものを生み出すことはできないだろう(石川氏)

一方で本間氏は、「では、WABのメンバーでGRP(Gross Rating Point:延べ視聴率)を理解して話せる人がどれだけいるのかは疑問だ。宣伝部長とWeb担当者、双方ともに共通言語が少ないことが壁を作っていると思うが、JAAではそのような議論が出ているのだろうか」とたずねる。石川氏は、「具体的に突っ込んだ議論をしたことはないが、この1年で状況は変わってきている。常任理事会で活動方針を議論するなかでも、JAA全体の活動のなかでも、WABの活動を大きく位置づけて、新しい広告活動のエネルギーにしなければならないという話が出ている。まだビジョンを描ききれていないが、課題としての認識は非常に高まっている」と答えている。

これを受けて本間氏は、これまでWABは、JAAの下部組織でありながらきちんとした報告を行ってこなかったと振り返る。「JAAとWABで情報共有を行うことが今後の課題。WABでは、昨年あたりから活動やセミナーのお知らせをなるべく届けるようにしている。同じような情報共有の課題は、企業でもあるのではないか」と話す本間氏は、ある雑誌の広告を出すときに情報が共有されず、紙面とWeb広告を別々の部署で企画していたような失敗が実際にあったことを明かす。

石川氏も自社のケースを取り上げ「ホームページを立ち上げるのは早かったが、その後のデジタルへの対応は遅れており、社内にデジタルの担当者がバラバラに分散している状態だった。独自に部署間で情報交換会を行い、Webに載せる美容情報作りを一緒にやっていこうという動きを作っているが、デジタルの場合は組織と仕事の組み立てが難しいと感じている」と話している。

そのうえで石川氏は、「今後はデジタルコミュニケーションがさまざまなところに広がっていく。人が集まる組織とは異なるレイヤーで、デジタル上でつながったネットワークが社内にできていくのではないだろうか。どこかの一部門がデジタルコミュニケーションすべてを仕切ることはできなくなってくると思う」と説明し、本間氏も次のように意見を述べる。

それも1つのアイデアだと思う。Web専門で詳しいのに、社内のWeb化や社内SNS構築ができていない人も多い。組織融合したり、組織を再構成するには半年から1年くらいの期間がかかってしまうが、社内でSNSを作って組織の壁を取り払うことなどが必要な時期になってきている(本間氏)

仕組みや組織に頼りすぎると、一部の顧客がないがしろにされる

コミュニケーション戦略室長である石川氏に対して、本間氏はクロスメディアを行うデジタルのメンバーに対して、他のメディアの人とのコミュニケーションの取り方や言葉の使い方のアドバイスはあるのか、と話を向ける。これに対して石川氏は、「共通言語で話すべきだ」と説明する。

そもそもデジタル以前に、広告の仕事自体が専門用語を乱発し、一般の人が入りづらい雰囲気がある。デジタルのメンバーもその歩調に乗ってしまっている気がするので、なるべくわかりやすい言葉で、一般の人にもわかるように説明しなければならないとよく話している。本当に企画を通したいのなら、わかる言葉で企画書を書かないと通らない(石川氏)

また、「仕組みがきちんとすればするほど、最後にお客様がないがしろにされてしまうことがある」とも石川氏は述べている。

デジタルの世界ではCRMなどで顧客の動きをコントロールしようとしているが、そこでは顧客が商品を手にして喜ぶ顔は見えない。デジタル化されたコミュニケーションの仕組みに乗せられて、最後に商品を買わされる顧客の顔しか見えないと言う石川氏は、「どのようなビジネスでも、顧客が最後に“満足する”という流れのなかで、自分たちがどのような影響を与えられるのかという感覚を忘れてはいけない」と話す。

わかりやすい言葉を使うということに対して本間氏は、「数学の世界では、小学校2年生にわかるように書けば論文を通すことができるという言葉がある。また、デジタルの人はCPAやCTRなどの3文字の言葉を作りすぎる。昔からテレビでいわれている、見やすい画面と絵を構築するというものと同じように、わかりやすい言葉を使わなければ、他からのアドバイスももらえない」と話す。

デジタルの強みを話す一方で、「デジタルの仕組みを使いすぎて、お客様がないがしろにされるようなことも起きる」と話す本間氏に対して、石川氏は次のように答えている。

一生懸命やればやるほど、お客様をないがしろにしてしまうことは多い。たとえば、お客様にさまざまなサービスメニューを用意し、あと3万円で年間購入金額を達成してサービスが受けられるといったお勧めを行う。仕組みとしてはよくできているが、実はその3万円分を買わなかったお客様をないがしろにしてしまうことになる。これでは、自分たちの顧客管理システムに乗る人だけを相手にして、乗らない人は知らないと言っていることになってしまう。組織や仕組みを作るときに、そこでケアされない人を作り出していることを意識しておかなければならないと思う(石川氏)

一方で、「ブランドということを考えれば、その評価はブランドを使っていない人も含めて作られている」と石川氏は話を続ける。「たとえば、“ライカのカメラはすごい”と言っている人のなかには、ライカを使っていない人も多い。そのようななかで、ライカを持っていない人はライカを評価できないということをやると、失敗する。自らを振り返っても、同じような失敗は行ってきている」と話す石川氏の言葉に対し、本間氏は「相当な広い視点を持って何をするのかが重要ということと、細分化された自分たちの共通言語ではなく、一般的な用語で話すということが重要なポイント」だとまとめている。

顧客ニーズや満足度を理解していれば、
宣伝部長とWeb担当に共通認識が生まれる

ここで、石川氏が本間氏に対して、花王およびWABでの役割と、何を目指しているかについてたずねる。

自社では、現在の宣伝部の縦割りでバケツリレーとなっている体制を変えたいと思っている。本当はデジタルだけをやっているのは一番嫌で、デジタルでやってわかったことをコマーシャルに活かしたい。ソーシャルリスニングしたことをWebだけに戻すのではなく、テレビや店頭の広告などにも活かすためのパスを作っていこうと考えている。それをやるには既存の仕組みを変えなければならないが、それをやれるタイミングが来ているのではないか(本間氏)

社内のクリエイターと広告の買い付けを行うメンバーが、同じフロアにいない現状も変えていきたいと話す本間氏は、「宣伝部員は、デスクワークが仕事ではなく、お客様に伝えることが仕事。この伝えるということをもっと広く考えられるように宣伝部のミッションを変えなければならない」と話す。本間氏は、とあるイベントで宣伝部員が顔を出していなかったことを例にあげ、顧客と顔を合わせて反応を確かめるチャンスを失っていることや、イベントのブースを買い付けたことで仕事が終わったと考えているのではないかと指摘し、「マーケティング担当者を、もっとお客様に近づけるようにすることが自分のミッション」だと語った。

一方、WAB宣言に関しては「WAB宣言で宣伝部長を出したのは、宣伝部長と喧嘩したいわけではない」と本間氏は話す。「宣言で言っておけば、WABのメンバーから近づくときに話を聞いてくれる宣伝部長が増えるのではないかと考えた。そのときに、一緒にやりましょう、とメンバーに言ってほしいし、融合する必要がある」とする一方で、「デジタルに興味があるかと聞かれれば、その質問自身に興味はない。最も自分が興味を持っているのは、お客様」とも話している。

お客様に興味を持たなければならないという認識が共通していれば、どんな仕事をしている人たちでも1つのプロジェクトでまとまれる」と話す石川氏に対し、本間氏は「日本では流通がきめ細かいサービスを行ってくれるので、メーカーが販売の現場に出て行く必要がない。しかし、本来メーカーはお客様が喜んでいる顔を見たくて商品やサービスを作っているはずなのに、店に商品を並べるだけで終わってしまっている」と話す。

また、鹿毛氏の書籍に書かれていたエピソードとして、エステーがスポンサーとなったミュージカルの劇場では、エステーの社員が顧客をもてなしているという話も話題となった。「メーカーの社員が実際に自分たちのお客様と直接会える場が増えれば、広告やコミュニケーションはもっと進化すると思う」と本間氏は話している。

宣伝とデジタル側のメンバーとのコミュニケーションについて石川氏は、「WABやad:techでさまざまな人と出会うことができ、さまざまな話をしているが、すぐに話が進む場合と進まない場合がある」と語る。たとえば、口紅によって女性の気持ちがどう変わるのか、メガネをかけるときのアイメークのテクニックは、といった話題に食いつく人とは仕事を一緒にできるのだと石川氏は説明する。つまり、そのような話に食いつく人は、前述のように顧客に興味を持っている人であり、顧客ニーズや顧客満足に興味を持つ人であれば会話がスムーズに運ぶというのだ。

この話を受けて本間氏は、最終的なコミュニケーションのゴールを理解することが重要だと説明する。

Webは技術先行型で、さまざまな技術が出てくる。しかし、その技術が優秀かどうかを社内で議論するのではなく、技術を使ってお客様とどうコミュニケーションするのかが一番のポイント。本当は、その議論ができるように技術を翻訳して伝える作業を我々のほうが行わなければならないのではないか。WABのメンバーと話していても技術の話になりがちだが、その技術が本当にお客様のためになっているかを我々なりに考える必要がある(本間氏)

データとエモーショナルな感覚を融合させる

続いて本間氏は、宣伝に対する考え方は会社によって異なり、そのポリシーをデジタル側がきちんと理解する必要があると説明する。WABのメンバーも、フォーラムの後に会社に戻ったら宣伝部長と宣伝に対する考え方について議論する必要があるとした本間氏は、石川氏に対してJAAや資生堂でそのような議論が行われているかをたずねる。

石川氏は、「会社のポリシーは全社に行き渡ってしみこんでいると思うが、JAAや業界ではそのような議論はまだ起きていない」と答え、「資生堂としては、これまでの考え方とデジタルの考え方の両方がほしいと考えている」と話を続ける。たとえば、デジタルの専門家が持つ効率性を追求する姿勢と、データには現れない美しさを追求する姿勢、この両方を活かしたクリエイティブを考えているが、実際にはまだ実現していないという。

まだ方式や方法がないため、どちらかに偏ったクリエイティブになりがちなことを石川氏が明かすと、本間氏も「データからクリエイティブに反映させたり、クリエイティブからデータを読み取ったりする必要があるはずだが、その議論はまだ行われていない」と話す。

また、石川氏は「顧客が商品を購入して使いきり、廃棄するまでの間には、購入したときの情報だけでは足りないはずだ」と提言し、「使い方の情報もどんどん更新されていくべきだし、分別廃棄の問題についても含めなければならない。商品に寄り添うようにデジタル情報が付いてきて、はじめて顧客価値を生み出す商品となるのではないか」と話す。

データとクリエイティブの融合の話に戻った本間氏は、「昔、メークアップアーティストの人から女性はメークするからきれいになるのではなく、メークした自分に自身を持つからきれいになると言われたことを思い出す」と話を続ける。メークの科学的データだけではなく、メークによる感情がデータを増幅させていると考え、このようなことは科学的にわからなくても経験はしていると理解したというのだ。

このようなエモーショナルな部分に踏み込んだ話は、以前から宣伝をやってきた人との話には出てくるが、デジタルのほうではあまり話されていないと思う」と話す本間氏は、「そろそろ会社のさまざまな部署やメディアの人たちと融合して話す必要が出てきていると思う。自分としては、お客様と会うことを重視したいので、お客様と会えるさまざまな部署からコミュニケーションのヒントをもらうため、イベントや活動になるべく顔を出していきたい。今日はその元年として、WAB宣言を行い、石川さんからもさまざまなヒントをもらうことができた」とディスカッションをまとめている。

セッションの最後では、20分近く質疑応答が行われ、資生堂と花王、各社の宣伝に対する考え方に対してより深い質問が行われた。また、顧客の顔が見えるECをどのように行うかや、これまでデジタルマーケティングを社内で牽引してきた担当者として、後任を育成する必要があることなど、多くの議論が行われた

この記事は、2013年2月22日に開催されたWeb広告研究会「第27回WABフォーラム」のレポート後編です。→前編を読む

オリジナル記事はこちら:「今さら聞けない宣伝部長と今さら言えないWeb担当者、資生堂の宣伝部長と花王のWeb担当者が対談」2013年2月22日開催 WABフォーラムレポート(2)

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サイト内検索のキーワードを分析する方法とユーザー行動理解のための6つの指標 [第53回] [衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座] | Web担当者Forum

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Googleアナリティクスは、非常に高度な分析ができる無料のアクセス解析ツールだ。無料の反面、正式なサポートサービスというものがないため、ユーザーは自分で情報を集めなくてはならない。Web担当者にとっては結構な手間だ。そこで本連載では、Web担当者の負担を軽減すべく、導入から、運用、活用まで、初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。

衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

ユーザーが検索エンジンの検索結果ページからWebサイトに流入した場合、ユーザーが使った検索キーワードを分析すれば、どのようなニーズでサイトを訪れたのかのヒントが得られる。そういった分析をしている人も多いだろう。

そうした検索エンジンのキーワード解析と同様にユーザーのニーズを知る手掛かりとなるのが「サイト内検索で使われたキーワード」だ。

「流入時」と「サイト内回遊時」のこの2つのキーワードを上手に活用したい。検索エンジンの検索キーワードデータの活用について書いた過去の記事とあわせて読んでほしい。

サイト内検索キーワードは訪問者のニーズを表している

検索エンジンからの流入の際の検索キーワードは、そもそも検索エンジンの検索結果で自分のページが上位に表示されていない限り、分析の対象とならない。つまり検索エンジンという外部要因に大きく依存する。それに対して、すでにサイトを訪問しているユーザーが直接入力するサイト内検索キーワードは、世の中全体のニーズを知ることはできなくても、訪問者のニーズそのものを知ることができ、直接的にユーザーのニーズに合わせたコンテンツ作りのためのヒントになろう

多くのサイトで「サイト内検索」の機能が実装されている。サイトに訪問したユーザーに、自分の見たいコンテンツを検索して直接探してもらう機能だ。Web担当者Forumでも、もちろんこの機能は存在している。図1赤枠部分に任意の言葉を入れて、[検索]ボタンをクリックすれば、ユーザーが見たいであろう記事の候補をリストで表示してくれる。

図1:サイト内検索の機能
図1:サイト内検索の機能(ページの右上)

サイト内検索の仕組み

検索エンジンの検索キーワードの仕組みと同様に、サイト内検索でも多くの場合、URLの中に検索キーワードの情報が含まれている。そしてその情報を取得して集計する仕組みになっているのだが、Googleアナリティクスを単に導入しただけでは、サイト内検索を自動では集計してくれない。URLの中にサイト内検索キーワードが含まれていることを事前にGoogleアナリティクスに教えてあげる必要があるのだ

そのための設定をまず行う必要があるので、まずはその準備から解説していこう。

なお、検索エンジンの検索キーワードを抽出する仕組みは、第26回の記事を参照してほしい。

実際にWeb担当者Forumで、検索キーワード入力ボックスに「アクセス解析」と入力して[検索]ボタンを押して表示したページのURLは以下の通りだ。

http://web-tan.forum.impressrd.jp/search/google?query=%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9%E8%A7%A3%E6%9E%90
実際にはさまざまなパラメータが付いたURLになるが、ここでは不要な情報は省略して示している

このURLのパラメータ(「?」の後に続く部分)のquery=の後に続いている「%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9%E8%A7%A3%E6%9E%90」という文字列をデコード(日本語に戻す)すると「アクセス解析」となっている。ここにサイト内検索キーワードが隠されているのだ。URLのこの部分がサイト内検索キーワードであることをGoogle アナリティクスに教えてあげるための設定が必要となる。

  • サイト内検索が分析できるように設定しよう

サイト内検索が分析できるように設定しよう

Googleアナリティクスでサイト内検索を分析できるようにするための設定は、Googleアナリティクスのプロファイル(各レポート画面)のレベルで設定する項目だ。「アナリティクス設定」で管理画面に入り、該当のプロファイルの「プロファイル設定」タブ(図2赤枠部分)を選択する。

操作手順
  1. グローバルナビゲーションの[アナリティクス設定]をクリックする
  2. 「アカウント画面」で、設定したいアカウントをクリックする
  3. 設定したいプロパティをクリックする
  4. 設定したいプロファイルをクリックする
  5. 「プロファイル設定」タブ(図2赤枠部分)をクリックする
図2:「プロファイル設定」タブの上部
図2:「プロファイル設定」タブの上部

サイト内検索レポートを有効にする

「プロファイル設定」画面をスクロールしていくと、下のほうに「サイト内検索の設定」(図3赤枠部分)の項目がある。計測サイト内でサイト内検索の機能を実装している場合には、「サイト内検索レポートを有効にする」を選択(図3青枠部分)する。

図3:「プロファイル設定」タブの下部
図3:「プロファイル設定」タブの下部

クエリパラメータを入力する

例に挙げたWeb担当者Forumでは、query=の後にサイト内検索キーワードがあった。この場合、検索キーワードを示すパラメータは「query」なので、図3緑枠上部の「クエリパラメータ」右横の入力ボックスには「query」と入力する。

サイト内検索結果ページをキーワードごとに区別するかしないか

その下にある「URLからクエリパラメータを削除」は、[コンテンツ]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ」レポートに表示される「ページ」(URL)の区別が必要なければ、ここにチェックをすればよい。つまり、チェックすれば「すべてのページ」レポートでは、サイト内検索結果画面が全部1つにまとめて集計される。サイト内検索のクエリは固有のレポートで確認できるので、「すべてのページ」レポートの方はまとめてよいならここにチェックをしよう。

サイト内検索のカテゴリ

その下の「サイト内検索のカテゴリ」の部分は、図3赤丸部分をチェックすると、図3黒枠部分の設定項目群が表示される。ここは「クエリパラメータ」の設定と同様で、検索したときにカテゴリなど他の分類のためのパラメータが付けられるような場合に、そのパラメータを指定しておくことで、そのパラメータ軸でも見ることができるようになるということだ。

なお、これらの「クエリパラメータ」も「カテゴリパラメータ」も、最大5つまで指定することが可能で、複数指定する場合は、カンマ(半角の「,」)で区切って列挙すればよい。準備はこれだけだ。この設定を適用してから後の集計データに対して、サイト内検索関係のレポートが表示される。

  • サイト内検索されている割合を確認する

サイト内検索されている割合を確認する

サイト内検索分析を始めるにあたり、まずは、サイト内検索がどの程度利用されているのかを概観しよう。それは[コンテンツ]>[サイト内検索]>[利用状況]レポート(図4)で見ることができる。

操作手順
  1. グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
  2. 画面の左側にあるメニューで、[コンテンツ]をクリックする
  3. メニューが開くので、[サイト内検索]をクリックし、[利用状況]をクリックする
図4:[コンテンツ]>[サイト内検索]>[利用状況]レポート
図4:[コンテンツ]>[サイト内検索]>[利用状況]レポート

サイト内検索のステータスの項目(図4赤枠部分)は英語だが、それぞれ次の意味だ。

英語の表記日本語の意味
Visits With Site Searchサイト内検索のあった訪問
Visits Without Site Searchサイト内検索のなかった訪問

サイト内検索のあった訪問、なかった訪問別の指標の双方を見ることができるので、まずはそれぞれの訪問数を比較しよう。

サイトがコンパクトで階層が浅い作りならば、そもそもユーザーはサイト内検索を使わずに目的のページへすぐにたどり着いているかもしれない。

逆に大規模なサイトで深い階層構造が予想される場合には、ユーザーは気軽にサイト検索をしているかもしれない。

サイト内検索を利用した訪問の割合に関しては、多いほうが良いとも、少ないほうが良いとも、一概には言い難いところだ。

しかし、もしサイトをリニューアルするようなことがあるのであれば、その前後でサイト内検索の割合の増減に注意する、検索キーワードのバリエーションの変化がないか気をつけるといったことが重要だろう。

「エクスプローラ」タブ直下の部分はデフォルトで「利用状況」指標グループが選択されている(図4青枠部分)。この指標グループでは、「訪問数」「訪問別ページビュー」「訪問時の平均滞在時間」「新規訪問の割合」「直帰率」の5つの指標が表示されている(図4緑枠部分)。

サイト内検索のあった訪問「Visits With Site Search」の行のデータを見ると、1訪問あたりのページビュー数は多くて、滞在時間は長いのが普通だ(図4緑枠部分)。目標セットの指標グループを選択しても、こちらのコンバージョン率や平均目標値などは一般的に高いと想像できる。この熱心なユーザーをさらに満足させることができればよいだろう。そのためには次のステップに進もう。

  • 実際の検索クエリを確認する

実際の検索クエリを確認する

次に見るのは[コンテンツ]>[サイト内検索]>[サイト内クエリ]レポートだ。本レポートは上部に折れ線グラフと全体の主要指標の表示(図5)、下部にデータ一覧表示部(図6)のあるレポートだ。

操作手順
  1. グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
  2. 画面の左側にあるメニューで、[コンテンツ]をクリックする
  3. メニューが開くので、[サイト内検索]をクリックし、[サイト内クエリ]をクリックする
図5:[コンテンツ]>[サイト内検索]>[サイト内クエリ]レポート上部
図5:[コンテンツ]>[サイト内検索]>[サイト内クエリ]レポート上部

「エクスプローラ」タブ直下の部分はデフォルトで「利用状況」指標グループが選択されているが、このレポートの「利用状況」は他のレポート群で表示されている指標とは異なる。

示されているのは、サイト内検索に関する固有の指標群である次の6つだ(図6青枠部分)。

指標名意味
検索回数の合計サイト内検索があった回数(同一訪問で同じキーワードによる複数回検索は重複を除く)
結果のページビュー数/検索検索結果のリンクから移動したページビュー数÷検索回数
検索による離脱数の割合検索結果画面でそのまま離脱した割合(訪問数ベース)
再検索数の割合ユーザーが検索を行った直後に再検索した回数÷検索結果ページのページビュー数
検索後の時間検索結果表示以降の滞在時間
検索深度検索結果のリンクから移動したページビュー数÷サイト内検索を1回以上使用した訪問数

データ一覧表示部のプライマリディメンションはデフォルトでは「検索クエリ」が選択(図6赤枠部分)されており、検索関係の6つの指標を、サイト内検索クエリ別に見ることができる。

図6:[コンテンツ]>[サイト内検索]>[サイト内クエリ]レポート下部
図6:[コンテンツ]>[サイト内検索]>[サイト内クエリ]レポート下部

まずはこの検索クエリを見て、ユーザーの使う言葉と自分のサイトで使っている言葉使いに食い違いがないかを確認しておこう。業界特化した言葉ばかりサイト内で使っていないか、そういった視点で検索クエリ自体を見ていくと役に立つこともあろう。言葉使いの変更や補足を行うことで、検索にもヒットしやすくなるだろう。

6つの指標の活用方法

次にせっかく「検索回数の合計」「結果のページビュー数/検索」「検索による離脱数の割合」「再検索数の割合」「検索キーワードの時間」「検索深度」の6つの指標があるので、これらをどう活用していったらよいか考えていこう。

「検索回数の合計」はニーズの大きさ

「検索回数の合計」はサイト内検索があった回数なので、各検索クエリのニーズの大きさとして考えればよいだろう。

上位の検索クエリはコンテンツのカテゴリ軸にできないかとか、トップページや上の階層のページで表示するテキストにできないかなどと考えてみよう。

「結果のページビュー数/検索」はニーズの強さ

「結果のページビュー数/検索」は、検索結果のリンクから移動したページビュー数÷検索回数から算出される数値なので、検索結果ページに表示されたリンクをどれだけよく利用したのかということを示している。

多ければ、「それらのページをくまなく見てくれた」とも取れるし、「本命がなかなか見つからずにいくつものリンクをトライしてみている」かもしれない。いずれにしても、あきらめずに多くのリンクを見ているので、ニーズが強いことを示している。

検索ボリュームも多く、この指標も高いのであれば、この検索クエリに関するコンテンツの強化を検討してもよいだろう。

「検索による離脱数の割合」はあきらめた割合

「検索による離脱数の割合」は検索結果画面でそのまま離脱した割合なので、検索結果のリストを見てあっさりあきらめた割合だと言える。

「再検索数の割合」は検索結果の不満足度

「再検索数の割合」は、ユーザーが検索を行った直後に再検索した回数÷検索結果ページのページビュー数から算出される数値なので、検索結果のリストを見てすぐにあきらめ、別の検索クエリを入力した割合だ。

1つ前の「検索による離脱数の割合」が高く、「再検索数の割合」も高いのであれば、その検索クエリで表示された結果画面が満足のできるものではなかったということだろう。検索結果が0件だったかもしれない。実際サイト内検索を該当の検索クエリで試してみるのがよいだろう。

もちろん検索クエリの多い上位のクエリに関しては重要度が高いので、それらも実際サイト内検索をしてみて結果画面を確認するのがよいだろう。

「検索後の時間」はあきらめ度合いを補足する指標

「検索後の時間」は検索結果表示以降の滞在時間になるので、サイト内検索を利用した後もしっかりサイト内に滞在してくれたのかどうかを見る目安になる。

前の2つの指標とともにユーザーのあきらめ度合いを補足する指標として利用しよう。

「検索深度」は活用しにくい

「検索深度」は、検索結果のリンクから移動したページビュー数÷サイト内検索を1回以上使用した訪問数から算出される数値で、「結果のページビュー数/検索」と似ているが、各検索クエリの指標とサイト全体の指標の組み合わせなので、少々活用しにくい感じがする。

次回は、実際のデータやレポート画面を見ながら、具体的にサイト内検索の活用法を考えていきたい。

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この記事の筆者
ユーザー 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン) の写真

衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)

1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社インターネット視聴率センター長を経て、2000年ネットレイティングス入社、視聴率サービス立ち上げに参画、2006年ネットレイティングス社(現ニールセン株式会社)フェローに就任。株式会社クロス・フュージョン代表取締役。またデジタルハリウッド大学院客員教授、米Digital Analytics Association会員、アクセス解析イニシアチブ副代表。

著書など:
Web担当者Forumでの連載:
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アイレップ、ヤフーの「Yahoo!プロモーション広告」で2012年度下半期「最優秀代理店賞」 [ニュース] | Web担当者Forum

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検索エンジンマーケティングのアイレップは、ヤフーが5月15日開催した「Yahoo!プロモーション広告」のフォーラム「2013年度上半期Yahoo! JAPANプロモーション広告エージェンシーカンファレンス」で、2012年度下半期(2012年10月-2013年3月)の「最優秀代理店賞」と「スマートデバイス賞」で第1位を獲得した、と5月16日発表した。最優秀代理店賞1位は4期連続、スマートデバイス賞1位は2期連続となる。

最優秀代理店賞は、「Yahoo! JAPAN」や提携サイトのコンテンツページに広告を配信するサービス「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」の取扱高やアカウント数、アカウント成長率などを総合的に評価し、最も優れた広告会社に贈られる。スマートデバイス賞は、Yahoo!プロモーション広告でのスマート機器の取扱高やアカウント数で評価される。アイレップは連続受賞を弾みにサービス強化を進める。

アイレップ
http://www.irep.co.jp/

ヤフー
http://www.yahoo.co.jp/

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at+link、プライベートクラウド「at+linkプライベートクラウド・ライト」に上位プラン [ニュース] | Web担当者Forum

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インターネット関連サービスのリンクとサーバー機器のエーティーワークスが共同で運営するホスティングサービス「at+link(エーティー・リンク)」は、プライベートクラウドサービス「at+linkプライベートクラウド・ライト」で、上位プランを5月15日に導入した、と同日発表した。より多くのVPS(仮想専用サーバー)を求める声や高いデータ保全性へのニーズに応えた。既存の「プランA」に対し「プランB」として提供する。

at+linkプライベートクラウド・ライトは、低価格でサーバ1台を自社専用のクラウド環境に利用できることが特長で、2月に始めた。初期費用がなく業界最安値という月額1万5000円(税別)の定額制となり、必要なタイミングで仮想サーバーの作成が手軽に可能。新たに展開する「プランB」はCPUのスペックが高く、メモリやディスク容量が増え、バックアップ用ディスクも搭載する。初期費用15万円(税別)、月額2万5000円(税別)。

リンク
http://www.link.co.jp/

エーティーワークス
http://www.atworks.co.jp/

at+link
http://www.at-link.ad.jp/

at+linkプライベートクラウド・ライト
http://www.at-link.ad.jp/cloud/private.html

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トランスコスモス、米国の欧米向けECアウトソーシング大手、PFSwebと資本・業務提携 [ニュース] | Web担当者Forum

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ITアウトソーシングサービスのトランスコスモスは、米国のECアウトソーシング大手、PFSweb(ピーエフエスウェブ)=テキサス州=と資本・業務提携する、と5月16日発表した。これによって欧米市場のECアウトソーシング事業に本格的に参入し、日本企業の欧米へのEC進出を支援するとともに、PFSwebの顧客企業の日本市場でのEC事業展開をサポートする。PFSwebの第三者割当増資を引き受け、19.99%の株式を保有することで合意した。

PFSwebは米国、カナダ、ベルギー、フィリピンに運用拠点を持つ欧米市場向けECアウトソーシング会社で、自社保有の倉庫での商品管理やコールセンター、カスタマーサポート、決済処理などに加え、システムインテグレーションやWebプロモーションも提供している。トランスコスモスは、これまで日本、中国、韓国などで提供してきたEC進出支援サービスとPFSwebの欧米のネットワークを連動させ、顧客の世界展開をサポートする。

トランスコスモス
http://www.trans-cosmos.co.jp/

PFSweb(英語)
http://www.pfsweb.com/

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ビービット、広告効果測定「ウェブアンテナ」でアトリビューション分析データ提供開始、代理店向けセミナーも5/29開催 [ニュース] | Web担当者Forum

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デジタルマーケティング支援のビービットは5月15日、同社が提供する広告効果測定ツール「ウェブアンテナ」の利用者向けに、アトリビューション分析データの提供を5月下旬から開始すると発表した。

ネット広告のアトリビューション分析に課題を感じる企業に対して分析データを提供。「自社におけるアトリビューション有無の検証」「獲得に寄与している広告接触パターンの発見」の2つを行えるようにし、企業が費用対効果の高い広告運用や精度の高い仮説立案を行うことにつなげる。

アトリビューション分析データの利用には、ウェブアンテナでの計測が必要となるが、その他の費用は発生しない。エクセル、パワーポイントによる分析データと簡易的なレポートを無料で提供する。

ウェブアンテナ
http://www.bebit.co.jp/webantenna/

ビービット
http://www.bebit.co.jp/

また、5月29日には販売パートナーになり得る広告代理店を対象に、ウェブアンテナを用いたアトリビューション分析事例やツールの特徴を紹介するセミナー「アトリビューション分析と『ウェブアンテナ』のご紹介」を開催する。

広告代理店様向けセミナー ~ アトリビューション分析と「ウェブアンテナ」のご紹介
  • 日時:5月29日(水)16:00~18:00
  • 会場:ビービット オフィス(東京都千代田区九段北4-2-1 市ヶ谷東急ビル7階)
  • 参加費:無料
  • プログラム:
    【第1部】アトリビューション分析は本当に必要か? CV増の事例に学ぶ! 改善に繋がるアトリビューション分析手法
    【第2部】広告効果測定ツール「ウェブアンテナ」のご紹介 アトリビューション分析の具体的な手順、他社ツールとの違いなどを解説
  • 参加費:無料
  • 詳細・申し込み:http://www.bebit.co.jp/columntalk/seminar/seminar20130529.html
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スマホ向け表示を分けているときはVary HTTPヘッダーを使うこと など10+4記事(海外&国内SEO情報) [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum

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タイトル画像:国内&海外SEO情報ウォッチ

「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、
国内と海外の検索マーケティング関連情報を
さらっとまとめて毎週金曜日にお届けします。

今週のピックアップ

スマホ向け表示を分けているときはVary HTTPヘッダーを使うこと
★★★★☆グーグルが理解できるように(Google Webmaster Help on YouTube)

グーグルが推奨するモバイルサイト構成には3つ種類がある。「レスポンシブWebデザイン」「同一URLで端末によって出し分け」「スマホ向けを別URLで作り、リダイレクトする」の3つだ。

このうちレスポンシブWebデザイン以外の2つの構成では、アクセスしてきた端末の「User-Agent(UA、ユーザーエージェント)」の情報に基づいてPCとスマートフォンで異なるHTML(やCSS)を返す。

これら2つの構成を採用する際には、Vary HTTPヘッダーを使用することをグーグルは強く勧めている

Vary HTTPヘッダーとは、サーバーにアクセスがあったときに、データと一緒にサーバーから返すHTTPヘッダーの1つで「Vary」という名前のもののこと。「今回はこのHTMLを返したけど、この内容はユーザーエージェント名によって変わる場合があります」「この内容はクッキーの状態によって変わることがあります」といった意味を表すシグナルだ。

しかしVary HTTPヘッダーは本当に必要なのであろうか。

グーグルのマット・カッツ氏が説明した。

今回は日本語訳ではなくマット・カッツの説明を噛み砕いて、筆者の言葉で解説する。

結論から言えば、「Vary HTTPヘッダー使ったほうがいい」ということになる。

ネットでは「キャッシュ」が使われている

マット・カッツ氏は動画の前半では“キャッシュ”について技術的な説明をしている。まずキャッシュとは何かから解説していこう。

誰かがいったんアクセスしたWebページのコンテンツのコピーを、ネットワーク上などの別の場所に(一時的に)保持しておく。そして別のユーザーが同じページにアクセスしようとした際には、キャッシュしてあるコンテンツを返すことで、いちいち元のWebサーバーにアクセスしなくても同じデータをすぐにとれるようにする。こうした仕組みが“キャッシュ”だ。

CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)や一部のISP(インターネット・サービス・プロバイダ)は、キャッシュを利用することで、ユーザーがWebサイトのコンテンツを表示する(ダウンロードする)速度を向上させている。

こうすることで、Webサーバーの負荷を軽減できレスポンスが速くなる(自分たちのキャッシュからデータをユーザーに返せば、インターネット回線への通信量を削減することもできる)。

キャッシュはちゃんと扱わないと問題が生じる場合も

このようなメリットがキャッシュにはあり、幅広く利用されているのだが、思わぬ影響が出ることがあり得るのだ。

PC向けページとモバイル向けページを同じURLで自動的に出し分けている場合を考えてみてほしい。まずPCからのアクセスがあり、そのデータがキャッシュされているとする。その後にスマートフォンからのアクセスがあった場合、キャッシュしていたデータを返すと、元のWebサーバーで行うデバイス判別が行われずに、ユーザーにはキャッシュされていたPC向けのページが返されてしまうのだ(その反対もあり得る)。

つまり、サーバー側でコンテンツを動的に出し分けている場合、キャッシュする側がうまく処理していないと、まずいことになり得るのだ。

グーグル検索でもキャッシュと同じ問題が起きうる

同じことが、グーグルのインデックスにも発生する。ここでも、PC向けページとモバイル向けページを同じURLで自動的に出し分けている場合を考えてみてほしい。

PC向けのGooglebotがまずWebページにアクセスしてその内容を取得し、インデックスする(つまりグーグルのサーバーにキャッシュを作成する)。そのあとにモバイル向けのGooglebotが同じページをクロールする際に、すでにグーグルのネットワークキャッシュがあるので、そのキャッシュを利用する。すると、モバイル向けGooglebotがPC向けのコンテンツを取得してしまうかもしれないのだ(その反対もあり得る)。

だからHTTPヘッダーでVaryを指定しておくのが安心

このような事態を防ぐことに役立つのが、Vary HTTPヘッダーだ。「ユーザーエージェント名によって内容が変わりますよ」という情報をウェブサーバーがVary HTTPヘッダーで返すことで、キャッシュサーバーやGooglebotがそれを理解できるからだ。Vary HTTPヘッダーを実際どのように処理するかはCDNやISP側に委ねられるが、PC向けコンテンツとモバイル向けコンテンツが別々に存在する(可能性がある)ことをグーグルは確実に認識できる。

Vary HTTPヘッダーを利用しなかったからといって、必ずしも問題が起こるとは限らない。アノテーションさえしっかり記述しておけばなくても大丈夫なような気もする。

だがそうであったとしても、利用できないあるいは利用したくないといった特殊な状況にない限りは、万全を期すためにVary HTTPヘッダーを利用してグーグルを補助するのが安心だろう。

設定に手間がかることもなく非常に簡単だ。Apacheサーバーでの.htaccessを使った設定例を示そう。

解説で示したようにユーザーエージェント名でコンテンツを出し分けているのであれば、以下の1行を.htaccessに追加するだけで済む。

Header set Vary User-Agent

ユーザーの利用している言語とクッキーの状態で変わるのであれば、次のようにする。

Header set Vary Accept-Encoding,Cookie

日本語で読めるSEO/SEM情報

グーグルSEOに最も重要な大原則
★★★★★グーグルが目指す方向に向けてサイトを最適化する(SEMリサーチ)

渡辺隆広氏が、「現在の Google がいる場所ではなく、Google が目指している先に向けてWebサイトを最適化する」と題して、SEOの取り組み方の原則を説いている。

「h1 タグは SEO に有効ですか?」
「新しいページを作成する時に、何文字で書いたらいいのですか?」
「HTML5 でマークアップすると順位はよくなるのですか?」

といった質問はよく受けるのですが、正直、どうでもいいじゃないですか、といつも言うわけです。

なぜ渡辺氏はここで「どうでもいいじゃないですか」と言うのだろうか。渡辺氏がアドバイスする「グーグルが実現したい未来に向けてWebサイトを最適化する」とはどういったことなのだろうか?

小手先の手法ではなく、長期に渡って安定したSEOを実現するためにじっくりと読んで理解したい内容だ。

「とは言っても、どうするのが良いかわからないので、やっぱり具体的な線引きやノウハウを知りたい」という人もいるだろう。そういうことが気になったときは、この原則に立ち戻って考えるようにしてほしい。

グーグルSEOには「エイジングフィルタ」も「サンドボックス」も存在しない
★★★☆☆「幽霊」という言葉があるが幽霊が存在するとは限らない(SEOだけじゃない Web集客コラム)

最近はほとんど耳にすることがなくなったが、グーグルに「エイジングフィルタ」というアルゴリズムが存在するという説が依然として残っている。

「エイジングフィルタ」とは、できたばかりの新しいサイトは一定の期間は何をしても絶対に上位表示できないという現象だ。「サンドボックス」とも呼ばれる。そうした仕組みが、グーグルのアルゴリズムに組み込まれているというのだ。

グーグル(のマット・カッツ氏)は、

「エイジングフィルタ」が存在すると思われるような現象が見られることは確かだ。しかし、アルゴリズムの1つとしてグーグルが意図的にそういう仕組みを作っているわけではない。

といった内容のコメントを、過去に何度か出している。

こちらの記事では、エイジングフィルタが存在しないと考えられる理由を、たとえ話で解説している。納得がいく説明だと筆者は思った。

rel="canonical"タグによくある5つの間違い
★★★★★実際によく見かける間違い(Google ウェブマスター向け公式ブログ)

グーグルのウェブマスター向け公式ブログが、rel="canonical"タグを使用するうえでの推奨事項と5つのよくある間違いを説明した。

よくある5つの間違いは次のとおりだ。

  • 複数ページにまたがるコンテンツの 1 ページ目を rel=canonical のリンク先とする
  • 絶対 URL のつもりで相対 URL を記述してしまう
  • rel=canonical を意図しない形で指定している、または 2 つ以上指定する
  • カテゴリ ページまたはランディング ページで特集記事への rel=canonical リンクを指定する
  • <body> タグ内に rel=canonical を入れる

rel="canonical"タグは、グーグルのSEOには必須の仕組みだといっても過言ではない。しかし動作や仕様を十分に理解していないと予期せぬトラブルを招くことがある、実は扱いが難しいものなのだ。こちらの解説記事を入念に読むことを推奨する。

【新人ウェブ担当者向け】グーグルウェブマスターツールの活用方法
★★★☆☆グーグル公式ハングアウトから(Google Webmaster Help on YouTube)

グーグル日本のサーチクオリティチームが第4回のウェブマスター向けハングアウト(ビデオチャット)をGoogle+で開催した。

今回のテーマは、「新ウェブマスターに贈るウェブマスター ツールの活用方法と Google 検索の最新情報について」だ。録画をYouTubeで視聴できる。

以下の4つのパートで構成されている。

  • Google 検索の最新情報と、ウェブマスター ツールの活用方法について
  • お役立ち情報
  • 質問コーナー
  • サーチクオリティチームからのお知らせ

今回は初級者向けの内容だ。ウェブマスターツールの使い方に慣れていないウェブ担当者には参考になるだろう。

ひとりでもSEOに成功するための秘訣
★★★☆☆自身の体験談から(SEOのホワイトハットジャパン)

「CSS Nite in SAPPORO,Vol9」というSEOセミナーのレポート記事を先週ピックアップした。今週も、同じセミナーからのレポート記事をもう1つピックアップする。

辻正弘氏のセッションで、テーマは「ひとりでもできる、理想のSEO」だ。次のようなコンテンツから成っている。

  • 過去に取り組んだSEOの失敗例
  • 成功したSEO手法
  • 成功した要因
  • 理想のSEOのために

2つ目の「成功したSEO手法」は、どんなサイトであっても役に立つだろう。必ず読みたい。

辻氏自身による補足記事が辻氏の個人ブログに上がっているので、こちらも読んでおくといい。

なお樋口氏によるその他のセッションレポートも紹介しておく。

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

モバイル向けECサイトのUXに関する記事とrel="publisher"属性に関する記事を今週はピックアップ。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
  • 自分が関与していない不自然リンクを事前に否認しておくべきか
  • インデックスされているが検索トラフィックのないページを消すとSEOにマイナスか
  • SEOに取り組む前にあなたがすべきこと
  • FirefoxがサードパーティCookieをデフォルト拒否で広告配信に大影響か
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
  • Google、大規模なペンギンアップデートを数週間後に発動と予告
  • Googleが今後数か月で実施予定の大量アルゴリズム改善でSEOスパムが撲滅?

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

自分が関与していない不自然リンクを事前に否認しておくべきか
★★★☆☆起こっていないマイナスを気にするよりもプラスに働く施策に注力する(WebmasterWorld)

自分が関わっていないところで不自然なリンクがたくさん張られてしまっている。それらのサイト運営者とはコンタクトを取る術がない。

グーグルから警告を受けたわけではないが、ペンギンアップデートのこともあるし、問題になる前にリンクの否認ツールを使っておこうと思う。どうだろうか?

こんな質問がWebmasterWorldに投稿され、フォーラムモデレータが次のようにアドバイスした。

良いリンクを集めることで、潜在的な悪いリンクがごく少数を占める状態にしていく。そういった取り組みをしていくほうがいい。

食中毒にかかったとときには毒を体から排出するだけでは回復しない。健康が回復するように栄養のあるものも食べなければならない。

毒にばかり気を取られて健全なリンクを集めることを忘れてしまっているウェブマスターが多すぎる。

他のフォーラムメンバーも同様で、「悪い問題が今起こっていないのならば、勝手に張られた不自然リンクに意識を向けるよりも質の高いリンクを集めることに注力したほうがいい」とコメントしている。

自分が関与しないスパム的なリンクによるマイナスの影響は、絶対にないとは言い切れない。そのため、被害を受けることを未然に防いでおきたいという気持ちは確かに理解できる。それでもやはり、問題になっていないのであれば、サイトの評価をプラスに持っていく施策に力を注ぐほうが建設的だと言えよう。

インデックスされているが検索トラフィックのないページを消すとSEOにマイナスか
★★★☆☆むしろ積極的に消すべき(HRF SEO Forum)

古いHTMLサイトをWordPressサイトに移行しようと計画している。

移行の際に、インデックスされているけれどグーグルからのトラフィックがまったくないページを削除しようと考えている。ただ検索に悪い影響が出ないか心配だ。大丈夫だろうか。

High Rankingsフォーラムに投稿されたこの質問に対して、フォーラムモデレータが「あっても意味がないからから消すべきだ」とアドバイスした。フォーラム管理者も同意している。

検索トラフィックがなかったとしてもユーザーにとって必要なページなら残しておくべきだろうが、このケースではどうやら存在価値のないページのようだ。インデックスされているからといって質の低いコンテンツを残しておくほうが反対に問題になるかもしれない。

SEOに取り組む前にあなたがすべきこと
★★★★☆すばらしいサイトを作り上げる(Google Webmaster Help Forum)

英語版のウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムで、質問を投稿したサイト管理者に、グーグル社員のジョン・ミューラー氏が次のように助言した。

1つのサイトに力を注ぐことを強く推奨する。長い目で見れば、そうするほうが、もっとずっとやりやすくなるだろう。

(中略)

技術的なことに目を向けすぎずに、自分のサイトが間違いなく最高のものになるように本当に集中したほうがいい。

技術的な問題を解決することは良い考えだ。しかし、全体としてサイトをすばらしいものにすることのほうが、実際にはもっとずっと大切だ。

HTMLのタグがどうのとか、アンカーテキストがどうのとか、そういったSEO施策に意味がないとは言わない。しかしそういった施策が全体に占める重要度はごくわずかであることも多い。まず大前提として、「世の中でいちばん優れていると自負できる体験を、自分のサイトで訪問ユーザーに提供しよう」という心構えが必要ではないだろうか。

日本語記事でピックアップした渡辺氏の主張にも通じるところがあるように思う。

「すばらしいサイト」=「みんなが好きになるサイト」=「グーグルが検索結果に上位表示したいサイト」、非常にシンプルだがこれが真理であろう。

FirefoxがサードパーティCookieをデフォルト拒否で広告配信に大影響か
★★☆☆☆幸いにSEOへの影響は少なそう(iMediaConnection Blog)

Firefoxが、サードパーティCookieをデフォルトで拒否する設定になるようだ。バージョン22からの変更が予定されている。

Googleアナリティクスは幸いなことにファーストパーティCookieを利用しているので影響を受けない。しかし他の一部のアクセス解析ツールには影響がありそうだ。何よりも、広告配信システムが大きな影響を受けることになる。

FirefoxでSSL検索がデフォルトになった時と比べれば、サードパーティCookieのデフォルト拒否はSEOにおいてさほど気にすることのないニュースだと言える(そもそもこれは1か月前のニュースだ)。だが、サイト運営全般に関わるウェブ担当者もこのコーナーの読者には多いだろうから、お伝えしておくことにする。

SEO JapanSEO Japanの
掲載記事からピックアップ

間もなく来るという次のペンギンアップデート更新と、そのペンギンアップデート更新を含むその他の導入間近のアルゴリズム更新をマット・カッツが発表した動画を今週はピックアップ。

この記事の筆者
ユーザー 鈴木 謙一 の写真

鈴木 謙一(すずき けんいち)

フリーランスのインターネットコンサルタント。アメリカを中心としたSEO/SEMのコアな情報を日本に持ち込み、「海外SEO情報ブログ」で“海外SEO”のブランドを確立。サーチエンジンマーケティング専門ソーシャルニュースサイトSphinn(スピン)の公式日本版であるサービス「Sphinn Japan」立ち上げメンバーでもある(Sphinnの本家はMarketing Landとなり編集記事中心へと路線変更している)。

現在は、株式会社セルフデザイン・ホールディングスの取締役コンサルティングアドバイザーとして、SEOの情報収集やトレーニング、海外のSEOカンファレンス参加などを通じて正しいSEOの普及に取り組んでいる。

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オリジナル記事:スマホ向け表示を分けているときはVary HTTPヘッダーを使うこと など10+4記事(海外&国内SEO情報) [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum
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CyberZ、スマートフォン広告ソリューション「Force Operation X」で全世界対応のSDK [ニュース] | Web担当者Forum

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インターネット広告のサイバーエージェントの子会社でスマートフォン広告事業のCyberZは、同社のスマートフォン広告向けソリューションツール「Force Operation X」で、全世界に対応したSDK(ソフト開発キット)の提供を始めた、と5月16日発表した。グローバルワンSDKと呼び、1つのアプリを複数の国・地域で展開する際、国ごとに広告効果が測定できる。従来は国別にSDKを導入し直す必要があった。

スマートフォンの普及に伴う海外でのプロモーションニーズの高まりに応えた。このグローバルワンSDKを導入すると、国別のLTV(顧客生涯価値)の計測やアクセス解析が可能になるほか、不正ユーザーを防止する重複排除によって効果測定の精度を高められる。CyberZは米国子会社を通じてForce Operation Xのスマートフォンメディア連携を推進。4月には150社を超え、国内ツールで最大級の数になっている。

CyberZ
http://cyber-z.co.jp/

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アイ・エム・ジェイ、タブレット端末のサイトユーザビリティ調査で画面サイズによる違い [ニュース] | Web担当者Forum

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Web・モバイルインテグレーション事業のアイ・エム・ジェイは、タブレット端末でのサイトユーザビリティ調査の結果を5月15日発表した。PCサイトとスマートフォンサイトを比べると画面が小さいタブレットのユーザーほどスマートフォンサイトを好み、サイトを閲覧する時の持ち方も、縦向きの比率が高かった。タブレット端末が普及する中、タブレット端末向けのサイトはまだ少なく、PCサイトやスマートフォンサイトをそのまま表示させているケースが多いことから、調べた。

調査は3月8~11日にタブレット端末を利用している全国の20~59歳男女を対象にインターネットで実施。有効サンプルは900で、7、7.7~7.9、9~10.1インチの各画面サイズで均等に分けた。2種のサイトでPC用とスマートフォン用の使いたい方を聞いたところ、全体では1種目がPC80.3%、スマートフォン19.7%、2種目は各74.7%、25.3%だったが、7インチは28.0%、34.0%がスマートフォンを選び、7.7~7.9の16.0%、25.0%、9~10.1インチの15.0%、17.0%との差が大きかった。

PCサイトを使いたいと感じる理由(複数回答)は、全体で画像の見やすさが1種目74.3%、2種目61.2%と最多。一方、スマートフォンサイトについては、スムーズに操作できることやサイト全体の把握のしやすさ、本文の読みやすさなどが支持する理由に挙げられた。サイト閲覧時のタブレット端末の持ち方では、全体で縦向き64.7%、横向き35.3%となり、7インチは各75.0%、25.0%、7.7~7.9は67.5%、32.5%、9~10.1は51.5%、48.5%と、画面が小さいほど縦の比率が高かった。

アイ・エム・ジェイ
http://www.imjp.co.jp/

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加藤公一レオ氏の通販ノウハウを学ぶ「売れるネット広告すくーる」開校、第一期は東京で6月スタート [ニュース] | Web担当者Forum

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売れるネット広告社は5月15日、新規事業として、ネット広告を自ら成功させたい通販関係者を対象とした教育講座「売れるネット広告すくーる」を開始すると発表した。第一期生の受講者を募集しており、6月26日から全6回の講座を開催する。

講座では、通販王国といわれる九州で一貫してネット広告に従事し、担当クライアントを成功させてきた、売れるネット広告社の代表取締役社長 加藤公一レオ氏の膨大なノウハウおよび最適化された仕組みを、効率よく体系立てて学び、知識と実践力を身につける。

第一期では、実際に日本の大手メーカー通販の7割以上の現場を運用し続ける、同社現役のコンサルタントが6回に分けて講義を行い、オファーの考え方や目標の立て方、クリエイティブのディレクション方法からメディアプランの検討方法まで、ネット通販を成功させるための実践的な知識をスクール形式で学ぶ。

第一期生の募集期間は5月30日までで定員は20名。受講料は全6回12万円(税別)、東京都渋谷区のシースクエア恵比寿を会場に開催する。

売れるネット広告すくーる
https://www.urr.jp/ureru/school

売れるネット広告社
https://www.ureru.co.jp/

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おもてなしの心に日本流経営を再発見、OMOTENASHI社を突撃取材/人気記事ランキング2013-5-11~5-17 [Web担アクセス数上位ランキング] | Web担当者Forum

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Yahoo!ショピ流通額が前年割れ プロモーション費用削減が影響 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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「ヤフーショッピング」(オークションは含まず、チケット・旅行を含む)の13年1-3月期(第4四半期)の流通額が前年実績を下回ったことが明らかになった。99年の開始以来成長を続けてきたが、ここ1年は成長率が鈍化しており、初めてマイナスに転じた。ヤフーはショッピングに対するプロモーション費用を削減したことが影響したとしている。

「ヤフーショッピング」の13年1-3月期の流通総額は前年同期比2.1%減の737億円だった。これまで定期的に行ってきたポイントキャンペーンを停止。月末に実施している「爆買いセール」のほかは、大型のセールを実施しなかった。ヤフーのトップページからの集客もセール時のみに集中させたため、平常時の流通額がマイナスになった。

ただ、スマートフォン(スマホ)施策やリピート施策などは順調に推移しているとしており、今後、スマホ利用者やリピート顧客を拡大させることで、流通額を再び成長させていく考えだ。

・Yahoo!ショッピング
http://shopping.yahoo.co.jp/

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

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アクセス解析で大きな問題点が見つからず、困っています [誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニック] | Web担当者Forum

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誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニック
丸山先生
医者:丸山先生(35歳・男)
当クリニックの代表。
来栖あきら
研修医:来栖あきら(25歳・男)
イケメンの研修医。
綾瀬ゆい
研修医:綾瀬ゆい(25歳・女)
優しい天然ボケの研修医。

ここ「アクセス解析5分クリニック」には、Webサイトについてさまざまな悩みを抱えた患者が、毎日のようにやってくる。研修医の来栖と綾瀬はデコボココンビだが、院長の丸山先生がとにかく名医。たった5分ですべての悩みを解決する!というのだ……。(登場人物紹介を詳しく見る

今回のお悩み
アクセス解析で大きな問題点が見つからず、困っています

アクセス解析で問題点が見つからない

僕のお客さんは、最近うまくいっていてね。アクセス解析で問題点が見つからないんだ。

うまくいっているのはいいわね。

でも、問題点が見つからないので、アドバイスする側としては、これ以上何をしたらよいのかわからないんだよ。

それは……贅沢な悩みね(笑)。

問題点がないなんて、すばらしいじゃないか! 一番良い状態だよ。無理にアクセス解析する必要もないよ。

でも、アクセス解析のデータから問題点が見つからないので、サイトのどこを直したらよいのかわからないんです。

なるほど。では、問題なのは、「問題点が見つからないこと」じゃなくて、「改善案を思い付かないこと」なのだね。

「改善案」のためには知識と経験が必要

いつも言っているけど、「アクセス解析力」と「改善提案力」は、違う能力だよ。アクセス解析はあくまでも現状把握。改善提案は、その現状を知って何をするかという話だからね。

でも、僕たちはその2つを求められますよ。

それは、クライアントとの契約の問題とも言える。もともと2つの業務は違うと最初に伝えないとね。でも、確かに一般のお客さんは「改善提案がなければ意味がない!」と期待するよ。

どうすれば、改善提案力を身に付けられますか?

「改善提案力」とは、つまり手数を多く思いつき、そのなかから高確率で当たりそうなものを選ぶ力だとも言える。これはもう、知識を蓄え、経験を積むしかない。

そんな……。その知識が追いつかなくて困っています。それほど経験もないし。

マーケティング系の書籍には、ノウハウが詰まっているし、そういった成功事例を教えるセミナーもあるよ。それら学んだ施策を試してみよう。経験にもなる。あとは、うまく外部コンサルタントの人の知識と経験を頼る手もある。

ということは、私達は先生に具体的に相談すれば良かったということですね(笑)。

でも、アクセス解析にも可能性があると思うのです。なんとか利用してヒントを見つけられないでしょうか?

なるほど。では、アクセス解析を利用してヒントを得る基本を教えよう。

分解・比較・検証

特に問題がないサイトのアクセス解析をしても「特に問題がない」という結論が出るのは当たり前だよね。その場合、まずは「分解・比較・検証」の3つをおぼえよう。

「分解・比較・検証」ですか。

まずは「分解」。問題がないときは大局を見ても何も見えてこない。そこで、もう少しだけ細かく把握するんだ。特に、トラフィックソース(参照元)ごとに傾向を把握するのは基本であり、とても効果がある。

「ヤフーとグーグルそれぞれで成約率を把握する」などですね。

そう。この分解で大切なのは、あまり細かくしないこと。せいぜい、今知っている値を1階層から2階層ブレイクダウンする程度で十分だ。たとえば、こんな感じだ。

  • サイト全体の訪問数を1階層ブレイクダウンすると参照元になる
  • ページビューを分解すれば各ディレクトリごとのページビューになる

それ以上行うと時間がかかり過ぎるし、細かく知っても部分最適になる可能性があるからですね。

そのとおり。次に「比較」だ。これは、まず物理的に違うものをそれぞれ比較していくとよい。

  • 去年と今年など日付による違い
  • PCとスマホなどデバイスによる違い
  • 新規とリピーターによる違い
  • ディレクトリごとの違い

や、さっきも出たけど参照元の違いなどだね。これを分解した視点ごとに見ていく。

ヤフーとグーグルの成約率に差がありました。グーグルの方がアクセス数も多いですし、成約率が良いみたいです。

よい気づきだね。比較はアクセス解析の基本中の基本であり、各要素の「ギャップ」に気づくことがとても大切だ。たとえば、よくあるのが、「紹介経由やメルマガ経由の成約率が、検索経由の成約率を上回る」ということ。

その場合、紹介経由のアクセスを上げる方が、検索対策よりも重要ということになるわけですね。

そうなるね。ちなみに比較は、自分の想像との「ギャップ」を見てもよいよ。たとえば、売れると思った商品のページ滞在時間と、実際に売れている商品の滞在時間の比較だ。

このように各要素を数段回分解し、それらをいろいろ比較することで、自社サイトの強みや弱みが見えてくるんだよ。

最後の「検証」というのは何ですか?

“自分が行った施策を「検証」する”という意味だ。「比較」でギャップに気づいた後、施策を行うことになるよね。その際に、必ず「ビフォー・アフター」を検証しようということだね。

これは、意外とやっていないですね。作業日を忘れてしまったり、後から、データがとれていなくって愕然とすることがあります。

ある施策を行うときは、必ず「ビフォー・アフター」がわかるように、Googleアナリティクスのメモ機能を利用してメモを残したり、後追いできるように、メルマガのトラッキング設定などをしておくのがよいよ。

また、「現状のデザインや表現」と「こうすれば改善するだろうと思ったデザインや表現」どちらのパターンが実際に優れているかをテストしてみたいならば、Googleアナリティクスの「ウェブテスト」という機能を使えば、自動的にテストを行って、統計的な見地で最適解を残してくれるよ。

ビフォー・アフターを計測すれば、その施策が正しかったかがわかるわけですね。なんだ、いけそうな気がする!

まとめ

アクセス解析の役割は、あくまでも「問題検出」ではなく「現状把握」だということを忘れないでほしい。この誤解はなかなか解けないのだけどね。そのうえで、アクセス解析から気づきを得たいのであれば、「分解・比較・検証」を1つの目安にすると良いだろう。あまりデータを見るところがないと困っている人は、1段階か2段階のレベルで大雑把にデータを分解して、それら数値をいろいろ比較することにより、気づきを得られることが多い。

また改めてになるが、サイトがうまく行っていて、かつ、顧客フォローなど他にやることが多いならば、必ずしもアクセス解析を行わなくてもよいと思う。アクセス解析のメリットは「効果を検証できること」だ。効果検証するまでもなくうまくいっているならば、他の施策を優先した方がはるかに有意義かもしれない。なぜなら、サイトの裏方としていくらアクセス解析を行っていても、ユーザーにとってはまったく関係ないからだ。それよりは、一本のお礼メールのほうがお客さんも嬉しいだろうし、結局、そういう積み重ねが結果を生むからね。

今週は、セミナー「いまさら聞けないAnalytics & AdWordsセミナー」(5/24)のお知らせが記事の最後にあります。ぜひご覧ください。

今日の処方箋

お悩みアクセス解析で大きな問題点が見つからず、困っています。

アドバイス問題点がないならば、それはすばらしいことです。ぜひ自信をもって、そのままサイト修正を続けてください。もし不安になるようであれば、以下3ステップで、アクセス解析のデータを検証してみてください。

  1. 1 【1分】 分解する

    今、把握しているのをもう1段階ブレークダウンした状態の数値を把握しましょう。

  2. 23 【2分】 比較する

    1で分解した値同士を比較したり、日付、デバイスによる比較を行いましょう。その間にある数値のギャップに気づくことができれば、より大きな効果を目指せるかもしれません。

  3. 45 【2分】 検証する

    自分でやってみた施策のビフォー/アフターを検証してみましょう。 ときには、よかれと思ってやってみたことが、まったく無意味(もしくは悪影響)だとわかることもあります。しかし、それはそれで事実ですので、受け入れて、別の対策を考えてみましょう。

■筆者からお知らせ
いまさら「聞けないAnalytics & AdWordsセミナー」今週末(5/24)に開催

筆者が運営責任者を務める「ウェブ担当者通信」では、5月24日(金)に「いまさら聞けないAnalytics & AdWordsセミナー」を開催します。最近のGoogleアナリティクスやAdwordsの進化をうけてのセミナーです。

  • いまさら聞けないAnalytics&AdWordsセミナー
    - ストーリーで考えると、リスティング広告はこうなる -
    ~新機能のGAリマーケティング&エンハンストキャンペーン対応~-
    http://webtan-tsushin.com/seminar/20130524ls.html

講師は、ウェブ担当者通信でSEM&Googleアナリティクス担当講師を務める寶洋平講師。ご存知かもしれませんが、寶講師はリスティング広告の著作があります。また、Googleアナリティクスと連携したAdwordsの使い方のプロ。また、寶講師の所属するアユダンテ株式会社は、日本初の米国Google公認のGoogleアナリティクス認定コンサルタントです。

■新版SEM:リスティング広告
http://goo.gl/uAJLZ

■「GAAC - Googleアナリティクス認定コンサルタント」を日本で初めて取得(アユダンテ株式会社)
http://www.ayudante.jp/release091008.htm

今回、あまり公ではセミナーをされることがない寶講師が、ウェブ担当者の方のために、ということで、特別に“運用ノウハウ”をお伝えしてくれます。ぜひGoogleアナリティクスとAdWordsを連携させた一歩上の広告手法を学んで、GoogleAdWordsの新機能「GAリマーケティング」「エンハンストキャンペーン」などの活用に役立ててください。

  • 日時:2013年5月24日(金)19:00~21:00
  • 会場:ちよだプラットフォームスクエア(本館)501+502
  • 定員:30名
  • 参加費:18,000円 ※もしくは特別3か月会員価格8,940円でも参加可
  • 参加特典:中小企業のためのGoogleアナリティクスセミナー 閲覧権(5/24まで)
  • オンライン配信あり

詳しくはこちらをご覧ください。

■いまさら聞けないAnalytics&AdWords「新しいエンハンストキャンペーンを使いこなす」5/24
http://webtan-tsushin.com/seminar/20130524ls.html

※キャラクターイラスト(来栖、綾瀬):「コミPo!」にて制作

この記事の筆者

丸山耕二(ホームページ診断クリニック.com)
株式会社ウェブジョブズ代表。大手SIERのシステムエンジニア、SEOコンサルティング会社を経て独立。現在はアクセス解析を中心とした成約率アップコンサルティング業務や、WEB担当者向け通信講座「ウェブ担当者通信」を主催。2009年よりGoogleアナリティクス英語版の認定資格(GAIQ)を取得。難しいアクセス解析を楽しく伝えるをモットーに“Web業界の池上彰”を目指し活動中。

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UX(ユーザー体験)とSEOに関して正すべき5つの都市伝説(前編) [SEOmoz - 検索マーケティングのニュース&テクニック] | Web担当者Forum

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ユーザーエクスペリエンス(UX)とSEOは、友だちなのか、それとも敵なのか?これまでは微妙な関係だったが、今日我々は、この2つが調和しながら共存することに気づいている。

UXとSEOに関する都市伝説を打ち破ることは、私たちのサイトをユーザーにとっても検索エンジンにとっても良いものにする第一歩なのだ。

SEOmozファンのみんなこんにちは。今週は、ユーザー体験(UX)と、UXがSEOに与える影響について話そう。

UXとSEOについては、以前から衝突しがちな関係にあり(特に1990年代後半と2000年代前半には)、しかもその状態が(僕から見れば意外なほど)長く続いていた。

しかし今や、両者の結びつきはずっと強くなっていると思う。

にもかかわらず、この2つのトピックに関して、多くの人々が思い込んでいる都市伝説のような勘違いがいくつかある。ウェブの使われ方、特定のユーザー体験、さまざまな機能、ある種のデザインといったものが、SEOにどんな影響を与えるかという問題だ(それもSEOにとって悪い影響のことだ)。ユーザー体験にお金をかけている人たちであっても勘違いしていることがある。

そこで、こうした思い込みを払拭したうえで、サイトのSEOだけでなくUX向上にも役立つように、管理しているWebサイトや取り組んでいるプロジェクトに専念できるようなヒントを挙げていきたいと思う。

都市伝説①
フォームは1ページにまとめるほうが、複数ステップに分けるよりいい

1つ目の項目から行こうか。フォームを1ページにまとめるやり方と、ステップごとに複数ページに分けるやり方。この2つのやり方のうち、どっちがすぐれているのだろう?

登録フォームは、左のように1ページにまとめるほうが、右のように複数ステップに分けるよりも良いのだろうか?

たとえば登録手続きのようなページで、ユーザーに入力させるフィールドがたくさんあるとしよう。ユーザーは、Webサイトにメンバー登録しなくちゃならないのかもしれないし、Eコマースのカートで支払いをしているのかもしれない。あるイベントへの申し込みをしている可能性だってあるし、何かをダウンロードしたいのかもしれない。

それが何であれ、クリックしていくつものステップを踏まなくても済むように、1つのページにすべての質問を載せるほうがいいのだろうか? それとも、質問をいくつかのステップに分けるほうがいいだろうか?

ほとんどの調査や大半のユーザー体験テストでは、多くの場合、確かにいつもというわけではないけどたいていの場合は、直感に反するかもしれないけれど、複数のステップに分けるほうがいいという結果が出ている。

繁盛している多くのEコマースサイトのカートを見ればこのことがわかると思う。やることを1つに絞った、シンプルでわかりやすい1つのステップなら、「はい、はい、メールアドレスを入れて、パスワードを決めるのなんて簡単さ」となる。それから次にページに行くと「ああもちろん、好みを3つ入力するぐらい、わけないさ」となって、次のページで「それじゃ、クレジットカード番号を入れよう」と進んでいく。こうして3つのステップに分けると、1ページでぜんぶ一度に行うよりもずっとシンプルで簡単だから、うまくユーザーを先に進めさせられる可能性が高いんだ。

それは、心理学的観点から見れば、(1ページでいっぺんに行わせると)その量を負担に感じ、相当やる気をなくしてしまうからだと思う。「ええっ、これ全部やらなきゃならないの?」といった、一種のフラストレーションがたまってしまうわけだ。

別に、何も今すぐステップ別複数ページのフォームに移行すべきだなんてことを言うつもりはない。でも、

あれ、あんまり登録者を取り込めてないぞ。うちのコンバージョン率は低いんだな。マルチステップのプロセスを採用しているからうちのSEOは出来がよくないんだ。だからシングルステップにすべきだ。

なんていう意見にはまったくもって反対だ。本当に大事なことは、ユーザビリティテストを行い、どうやればうまくいくかについてデータとメトリクスを取り、正しい選択をすることだ。フォームで尋ねている質問の数が少ないのなら、それをいくつかのステップに分けても大した効果はないだろう。でももしそれが長めのものなら、ステップを分けることでより多くのユーザーを集められるかもしれない。

都市伝説②
選択肢は柔軟に選べるよう多めに提示するのがいい

2つ目の項目に移ろう。次のどちらが正しいだろう。

  • 選択肢をたくさん与えるほうが、ユーザーはその中から一番いいものを選ぶ
  • 「たぶんそうしないだろう」という選択肢と「そうするだろう」という選択肢の二者択一で選ばせるほうが、いい選択のさせ方である

この問題について、インバウンドマーケティング業界、SEO業界、共有文化、ソーシャルな分野で見てきたなかで、いい見本になると思うのが、「ソーシャルな共有ボタンを設置するやり方」だ。

たくさんのウェブサイトやブログ、コンテンツサイトで、

  • これをツイート
  • Facebookでこれをシェア
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  • Facebookで当社のページを「いいね!」
  • Google+でこれを「+1」
  • Google+でフォロー
  • これをあなたのウェブページに埋め込む
  • このページにリンク
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などなど、ものすごい数のボタンを見かけると思う。

選択肢は多いほうがコンバージョンに貢献する?

うん、そう、こういのはすべてソーシャルネットワークだ。そのいくつかは、君のサイトを利用しているユーザーの多くにとってもおなじみのものだろう。

問題は、ボタンの多さでうんざりさせたり、心理学者がよく言う「選択のパラドックス」という状況を作り出したりしていないだろうかということだ。

選択のパラドックスとは、たくさんの項目の中から選ばなければならない場合、選択肢が少ない場合と比べてお粗末な判断をしてしまうのが私たち人間だというものだ。これは、レストランのメニューを見る場合にも、靴を買う場合にも、インターネットで何かをやってみようという場合にも当てはまる。

手作り品やヴィンテージ品のEコマースサイトEtsyは、膨大な数の選択肢を提供しているから、常にこういう問題に直面している。ユーザーはEtsyで多くの時間を過ごしているが、選択のパラドックスにより、結局購入の選択はしていない。

僕が言いたいのは、必ずしもこの問題を完全に排除する必要はなくて、方針をほんの少し変更してボタンの数を3つか4つくらいにしてみてもいいし、もっと厳格にやりたいなら、最も大きな効果があると思えるソーシャルネットワークやアイテムを1つだけ使うようにしてみてもいい。

これは自分でテストして、ユーザーのデータから裏づけを取れば、次のように言える。

ほらね。うちのユーザーの80%はFacebookを使っている。うちが選択肢として提供した場合でも、ほとんどの人たちがアクションを起こしてくれるネットワークだ。よし、選択肢を、TwitterかFacebookかのどちらか1つ、あるいはこの2つだけにしてみて、ユーザーのエンゲージメントやアクションが増えるか試してみよう。

たいていの場合はこの通りになるだろう。僕は今まで、それを何度も何度も目にしてきたからね。

この記事は、前後編の2回に分けてお届けする。SEOの妨げとなる5つの思い込みの内、後編となる次回(5月27日公開予定)は残る3項目を取り上げる。

この記事の筆者

この記事は、Daily SEOmoz Blogに掲載された以下の記事を日本語訳したものです。

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原文:「UX Myths That Hurt SEO - Whiteboard Friday」by randfish(2013/03/01)

記事セレクション:渡辺隆広株式会社アイレップ) 翻訳:株式会社ガリレオ

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ブランドの愛され度を数値化した指標「FRI」とは? - 5/11~5/17のWeb担の記事まとめ [先週のWeb担まとめ記事] | Web担当者Forum

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先週のWeb担まとめ記事

Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 15本とニュース記事 17本です。

忙しい人のためのこの記事の使い方:
  • 上のほうから内容をざっとチェックする
    重要なものほど上の方に置いてあります。
  • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
    要チェックのものは色を付けてあります。

今週の担当は、池田です。

[今回の要チェック記事]↓セミナー・お知らせ | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
ブランドの愛され度を数値化した指標「FRI」とは? OMOTENASHI社に聞く日本流経営の神髄

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • 140いいね!の「日本流経営の神髄『おもてなし』は指数化できる!?」は、ルポマンガ「Webのコト、教えてホシイの!」の記事。

    今回の取材先は、OMOTENASHI社の大前創希さんと濱川智さん。Webサイトや経営の改善に役立つ「おもてなし度」を指数化したFRIについて詳しくうかがいました。

    顧客と共に成長し社会へと還元する日本流経営、共創を目指すFRIの考えとは。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/05/14/15028(今回の記事を読む)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/6398(バックナンバーを見る)

  • 海外SEO情報をお届けするSEOmozの記事「WordPress向けSEO上級編:適切なパーマリンクへの変更と複数言語への対応」も人気です。

    人気CMSであるWordPressのSEOテクニックを紹介。「パーマリンク(URL)構造の適切な設定と注意点」「パーマリンクを変更する際のベストプラクティス」「複数言語対応の方法」など、WordPress固有のSEOの問題と課題の解決方法について解説しています。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/05/13/15227(今回の記事を読む)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/804(バックナンバーを見る)

  • 「サイト内検索のキーワードを分析する方法とユーザー行動理解のための6つの指標 」は、「衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座」の記事。

    ユーザーが検索エンジンで利用した「検索キーワード」と同様、「サイト内検索キーワード」からもユーザーのニーズを知る手掛かりを得ることができます。基本的な分析の設定方法やレポートの読み方と合わせて、サイト内検索のレポートに示される6つの特別な指標についての情報をお届けします。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/05/16/15259(今回の記事を読む)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/6342(バックナンバーを見る)

  • 国内外のSEO情報をお届けする「海外&国内SEO情報ウォッチ」の記事「スマホ向け表示を分けているときはVary HTTPヘッダーを使うこと」も人気でした。

    今週のトップストーリーは、グーグルが推奨するモバイルサイト構成でポイントとなるSEOについて。グーグルでは3つのサイト構築方法を推奨していますが、スマホ向けサイトを分けている場合にグーグルがそれを理解しやすくするための「Vary」ヘッダーの重要性について解説しています。

    その他にも、「グーグルSEOに最も重要な大原則」「エイジングフィルタ」「サンドボックス」「近々のグーグルの更新」などについてお届けします。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/05/17/15269(今回の記事を読む)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/3723(バックナンバーを見る)

Web担の姉妹サイトもお役に立てるはずです。
データセンター(iDC)に携わる方には
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[セミナー・お知らせ]↑要チェック記事 | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
5月~6月のセミナー・イベント情報5件

※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

ユーザ・顧客中心(5/27)

書籍『ユーザ中心ウェブビジネス戦略』出版記念セミナーを、ビービットが5月27日に千代田区で開催します。ユーザ中心・顧客中心の考え方が果たす役割を、実践的な手法と具体的な企業事例を交えながら解説。参加費は無料。

http://www.bebit.co.jp/columntalk/seminar/seminar20130527.html

WOMマーケティング(5/27)

国内外のクチコミマーケティングの最新情報を共有する「WOMマーケティングサミット2013」が5月27日に六本木ヒルズで開催されます。主催はWOMマーケティング協議会、参加費は一般1万円、学割などもあり。

http://womj.jp/womms2013/

HCD-Netフォーラム(5/25)

「これからのHCD/UXの役割」をテーマにした2013年度 HCD-Netフォーラムが5月25日に港区で開催されます。2つの基調講演と4つのセッションを開催。一般および学生でも参加可能、メールで申し込む。

http://www.hcdnet.org/event/forum/2013_hcd-net_forum.php

Movable Typeセミナー(6/11、名古屋)

Movable Type 5.2とマルチデバイス対応をテーマにした無料セミナーが6月11日に名古屋で開催されます。Webサイトのクラウド化やCMS導入も解説。主催はシックス・アパート、ウィゾ・プロダクション、エスケイワード、ちらし屋ドットコム。

http://www.sixapart.jp/seminar/sa/2013/05/01-1527.html

企画コンテスト(6/3締切)

16の企業・ブランドが出題する課題の企画書を募集するコンテスト「第5回販促会議企画コンペティション」が開催されています。年齢、職業、国籍を問わず一般から募集。主催は宣伝会議、応募締切は6月3日まで。

http://spc.sendenkaigi.com/

先週の人気記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↓解説記事 | ↓ニュース記事

Web担で先週公開された記事のうち、「今回の要チェック」に次いでアクセスが多かった記事です。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • 編集長ブログ―安田英久
    検証:レスポンシブのCSSはモバイル向けを先に書くと表示が早い?
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/05/14/15243
    by 安田英久(Web担 編集長)
  • 企業ホームページ運営の心得
    政治家がネット専門家に依頼すべきたった1つの理由。ネット選挙に備えるWeb担の心得 前編
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/05/15/15252
    by 宮脇睦(有限会社アズモード)
  • Web広告研究会セミナーレポート
    今さら聞けない宣伝部長と今さら言えないWeb担当者、資生堂の宣伝部長と花王のWeb担当者が対談
  • ニュース記事
    ヤフー、サイト運営者に無料リアルタイムアクセス解析ツール「Yahoo!アクセス解析」提供
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2013/05/13/15249
    by 山川 健(Web担 編集部)

先週の解説記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↑人気記事 | ↓ニュース記事

Web担の解説記事には、ウェブサイトをビジネス活用したい人向けの情報がたっぷり詰まっています。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • 日本ネット経済新聞ダイジェスト
    シーエー・モバイルがeコマース事業を売却 スマホ対応進まず、先細りに
  • ユーザー投稿記事 by allWebクリエイター塾
    最新情報を獲得できる! フラットデザイン講座
  • ユーザー投稿記事 by allWebクリエイター塾
    Web担当者にも必要な知識!  はじめての HTML5+CSS入門 基礎講座
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社コスモ・サイエンティフィック・システム
    勉強会×交流会 『エディターはDreamweaverだけじゃない - “最新”のコーディングワークフロー -』 第4回 フォノコス Web Meeting  2013年6月12日(水) in 渋谷 開催!!
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社エスキュービズム
    エスキュービズムが、中小規模事業者や個人事業主向けの決済ソリューションを提供開始 iPad型POSシステム「EC-Orange POS」を「PayPal Here」と連携
  • Web担アクセス数上位ランキング
    瞳が独立して社長に? Webマーケッター瞳シーズン4/人気記事ランキング2013-5-4~5-10
  • 先週のWeb担まとめ記事
    6秒に1本売れるシャンプーの「販促の魔法」とは? - 5/4~5/10のWeb担の記事まとめ

先週のニュース記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↑人気記事 | ↑解説記事

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背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

編集後記

流行(遅い?)のパズドラをちょこちょこと始めました。うまい人はどんな感じかな、ふと動画を見ると完全に別ゲーでした。いや、昔からぷよぷよ、テトリスみたいなパズルって苦手なんですよね。うーん頭の中を覗いてみたい(池田)

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ネットプロテクションズがNP後払いの自動連携システム利用を無料化 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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ネットプロテクションズ(本社東京都、柴田紳社長)は4月18日、後払い決済サービス「NP後払い」の処理を自動化する有料オプションサービスについて、特定の受注管理システムを利用している通販事業者に限り永続的に無料にすると発表した。無料でシステム連携を可能にすることで、競合との差別化を図り、加盟店舗の拡大につなげていく考え。

有料オプションサービス「NPコネクトプロ」の初期導入費20万円、月額運用費2万円を無料にする。「NPコネクトプロ」は「NP後払い」を利用するために必要なデータ(取引情報、与信結果、配送伝票番号など)の送受信を自動化するサービス。自動化することで通販事業者の作業効率の大幅な向上が期待できる。また、受注管理システムと「NP後払い」の管理画面を連携させ、受注管理業務を一元化することが可能になる。

無料で連携する受注管理システムは

  • SPORTS LABORATORY(本社東京都)が提供する「EC LABORATORY」
  • ワークスアプリケーションズ(本社東京都)が提供する「COMPANY」
  • スプレンダーコンサルティング(本社東京都)が提供する「通販番長」
  • StrapyaNext(本社神奈川県)が提供する「ネクストエンジン」

の4種類。今後、連携システムを増やしていく考えだ。

・ネットプロテクションズのプレスリリース
http://www.netprotections.com/about/pressrelease/2013/0418/

・ネットプロテクションズ
http://www.netprotections.com/

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

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