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8月は夏休み・夏祭り・山の日・浴衣などネタが盛りだくさん ~Twitter・Facebook・Instagramの投稿事例&アイデア【8月編】~ | SNS運用に役立つ投稿事例&プロが教える企画・アイデアの作り方

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8月といえば夏まっさかり! 夏祭りやお盆などの大きなイベントから、夏休みやレジャーなどのファミリーレベルまで、さまざまなイベントがもりだくさんです。

他の月と同様に、知名度の高い「記念日」もいくつかあるのですが、8月の記念日には「悲しい記憶をともなう日」が多いので、SNS投稿ネタとして扱うのは難しいと感じる企業も多いかもしれません(詳しくは記事後半で述べています)。

そのためか、8月のSNS投稿は、記念日よりも「イベント」や「季節感」を前面に押し出したものが多いように感じます。

「猛暑」「熱帯夜」「夏バテ」などの暑さをストレートにネタにしたもの、「涼しい」「冷たい」「ひんやり」な食べ物やグッズ、スポットなどをネタにしたものなど、バラエティ豊かな投稿がタイムラインを彩ります。

今回のテーマはそんな8月。「夏休み」「夏祭り」「山の日」「浴衣」のシーズンに参考にしたいSNS投稿事例とアイデアを紹介します。

その前に6月・7月の投稿案に困っている方は、前回までの記事をご覧になってください。

8月のSNS投稿に役立つ事例
  • 浴衣
  • 猫バンバン
  • 8月の投稿ネタ(一例)
    山ごはんの日
    全国の夏まつり
    生誕・没後●周年

真夏の風物詩といえば?

「8月=真夏」に異を唱える人はいないでしょう。そんな真夏の風物詩は数知れずありますね。今回は、そのなかでも艶やかでSNS映えすること間違いない「浴衣」をうまく投稿ネタに取り入れた2017年8月の投稿事例を紹介します。

艶やかな夏の風物詩を主役にしつつ、自社商品の存在感もアピール

Facebook

ソニーが運営する「LOVE MUSIC」プロジェクト公式ページが2017年8月10日に投稿したのは、「浴衣+ワイヤレスステレオヘッドセット」のコーディネートの紹介でした。その意外かつ斬新な発想にくわえて、アクセサリー感覚で楽しめるカラーバリエーションの豊富さ、そして「帯にウォークマンを差す」という粋な提案が、ファンから多くの反応を集めています。

Instagram

日産自動車が2017年8月17日にシェア(リポスト)したのは、浴衣姿の女性と同社の人気車種の1つ「フェアレディZ」が写った画像でした。クルマのボディーカラーが浴衣の柄を引き立て、メインの被写体である女性の艶やかさに負けない存在感を放っています。真っ赤なスポーツカーが、京都の街並みに不思議とマッチしているのも印象的です。

チェックポイント!

ヘッドフォンとクルマという2つの事例は、一見するとどちらも「浴衣」には似合わなそうに思える商品です。しかし、だからこそ、すばらしい組み合わせの実現によってファンの期待を良い意味で裏切り、「驚き」を与えることができるのです。

「え、こんな組み合わせってあり?」と、ファンを驚かせるような、異色のコラボレーションを考えてみましょう。

Twitter
「猫バンバン」は冬だけじゃない! 新たな視点でムーブメントを起こす

続いては、真冬のキャンペーンだと思われていた有名プロジェクトに新風を吹き込んだツイート例です。

2017年8月8日の「世界猫の日」にMKタクシーがTwitterに投稿したのは、日産自動車が推奨して一気に広がった「#猫バンバン」の必要性を喚起するものでした(日産:#猫バンバンプロジェクト)。

「暑さをしのぐために猫がエンジンルームに忍び込むことがある」事実が、多くのユーザーに驚きを与えるとともに、誰かに知らせたくなる投稿であったため多くのリツイートを獲得しています。

チェックポイント!

本来、「猫バンバン」とは、「寒い時期、街の猫たちが暖をもとめてエンジンルームやタイヤの間に入ってしまうことがあり、それに気づかずにエンジンをかけてしまった…そんな悲しい事故を防ぐ」ためのプロジェクトです。

「#猫バンバン」のハッシュタグは例年寒い時期に使われていましたが、このMKタクシーのツイートは、「猫バンバンは、暑い時期にも必要なんだ!」という事実を「驚き」をもってフォロワーに伝えている点が秀逸です。

8月の投稿ネタ(一例)
「山ごはんの日」「全国の夏まつり」「生誕・没後●周年」

ここまで、8月の記念日などに絡めた投稿事例を紹介してきました。ここからは、その他のイベントやニュースネタをいくつか紹介します。

「ファンを楽しませる投稿」=「ネタ」×「自社情報」の「ネタ」として使えそうなものがないか、考えながらお読みください。

山ごはんの日(8月5日)

山ごはんの日は、「山で食べるごはん」の美味しさと楽しさをより多くの人に知ってもらい、体験してもらうために制定されました。日付は、「やま(8)ごはん(5)」と読む語呂合わせから、2018年4月に登録されたばかり(日本記念日協会が認定)の記念日です。

新しい記念日なので知名度は比較的低いかもしれませんが、逆に他社と投稿がかぶる不安も少なく、ファンに「初めて知る喜び」「驚き」を与えることができるのではないでしょうか。山で食べるごはんのレシピを紹介したり、お弁当箱やスープジャー、マグボトルを紹介したり、おすすめの山スポットをご紹介したり、いろいろなネタが考えられそうです。

全国の夏まつり! 日本中が祭り一色に染まる月

毎年8月には、全国的に有名な夏祭りが多数開催されます。知名度の高いお祭りであれば、たとえ地元でなくても投稿ネタにも使えます。以下に一部を挙げておきますので、ぜひ参考にしてみてください。祭りに関係した豆知識などの下調べにも役立つでしょう。

また、ローカルビジネス系のSNSアカウントであれば、規模や知名度を問わず「地元のお祭り」を投稿ネタに使うことによって地元ファンに親しみを感じてもらえることでしょう。お祭りの前日や当日に投稿してもいいですが、社員やスタッフが神輿や踊りなどを通してお祭りに参加していたのであれば、お祭りの当日や翌日に「●●祭りに参加しました!」と参加報告するのもいいでしょう。

生誕・没後●年

2018年8月に生誕●年・没後●年を迎える有名人にまつわる投稿を考えてみてはいかがでしょう。特に節目の年には記念イベントが行われることも多く、SNSでもトレンド入りする可能性が高まります。

  • 赤塚不二夫 没後10年(2008年8月2日)※漫画家

    2018年8月1日・2日には、恵比寿ガーデンプレイスにて、音楽と落語、盆踊りの融合イベント『フジオロックフェスティバル2018』が開催されます。

  • エンツォ・フェラーリ 没後30年(1988年8月14日)※実業家・自動車メーカーフェラーリの創業者

  • ベーブ・ルース 没後70年(1948年8月16日)※プロ野球選手

    米メジャーリーグ・エンゼルスで「二刀流」として活躍中の大谷翔平選手と比較されることの多い、野球の神様ベーブ・ルース。大谷選手の快進撃に加えて、今年は没後70年という節目の年であることから、SNSにおいても注目度が高まることが予想されます。

  • マイケル・ジャクソン 生誕60年(1958年8月29日)※ミュージシャン

    6月28日~10月21日にロンドンの美術館ナショナル・ポートレート・ギャラリーにて『Michael Jackson: On The Wall』が開催されます。アンディー・ウォーホルをはじめとする40人のアーティストがマイケルをテーマに手掛けた作品が展示されるとのことで、話題になる可能性があります。

    Michael Jackson On the Wall(英語)

SNS投稿する/しない? 記念日の投稿で気をつけるべきこと

「ファンを楽しませる投稿」=「ネタ」×「自社情報」は毎回出している方程式ですが、この「ネタ」としてよく使うものの1つが「記念日」です。

とはいえ、記念日のなかには、「悲しい記憶・辛い記憶」を人々に想起させる可能性があるものも存在することを忘れてはいけません。その記念日であることをすっかり忘れて、「能天気」「気配りが足りない」とファンに思われないように十分気をつけましょう。8月でいえば、以下の記念日には留意が必要です。

  • 広島平和記念日(8月6日)
  • 長崎原爆の日(8月9日)
  • 終戦記念日(8月15日)

他の月では、阪神・淡路大震災(1月17日)や東日本大震災(3月11日)などが挙げられるでしょう。

これらの日に投稿を行う場合には、投稿内容は十二分に吟味する必要があります。SNSアカウントの雰囲気的に、これらの記念日にあわせた投稿が難しいと思うのであれば、その日にはSNS投稿を行わない、のが英断かと思います。

そもそも、SNS投稿はファン・フォロワーを喜ばせる、楽しませるためにこそ行うべきであり、誰かを傷つけたり悲しませたりする投稿は避けるべきです。

この記事の筆者

後藤 真理恵(ごとう まりえ)

株式会社コムニコ
カスタマーサクセス局 コミュニティマネジメントチーム マネージャー

一般社団法人SNSエキスパート協会 代表理事

東京大学 文学部卒・中学高校教諭第一免許状(国語)取得。日本オラクル(株)にて、技術者向け研修の開発~実施、講師育成、技術者向け資格試験の問題開発などを担当。その後はマーケティング、パートナービジネス部門などを歴任。

2013年にコムニコに入社。自らも数多くの企業のSNSマーケティングを支援するとともに、9名のコンテンツクリエイターからなるチームをマネージャーとして率いる。同チームが作り出すSNS投稿案は、毎月約1,000本。

2016年11月、一般社団法人SNSエキスパート協会代表理事に就任。「SNSエキスパート検定(初級・上級)」講座/認定試験の実施を通して、SNSマーケティングの正しい知識を持つ人材育成にも努めている。

著書に『ファンを獲得! Facebook投稿ノウハウ』(翔泳社・共著)。


MAを導入した企業へ効果的な運用を支援する「MAステップアッププラン」をシンフォニーマーケティングが提供開始

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BtoBマーケティングサービスのシンフォニーマーケティングは、マーケティングオートメーション(MA)を導入した企業に向けて、MAをより効果的に運用する支援サービス「MAステップアッププラン」の提供を、6月6日に開始した、と6月8日発表した。

MA導入の増加に伴い、企業内の運用面においては機能が複雑すぎて使いこなせない、ノウハウに乏しいユーザーだけでは運用を軌道に乗せることが難しいなどの課題が顕在化している。MA導入の効果を最大化するためには、マーケティングのプロフェッショナル人材による運用が重要となる。

MAステップアッププランは、MAは導入したものの何から始めればよいかわからない/マーケティングの目的が明確ではない企業を対象にした「基本設計プラン」、スコアリングが活用できていない/スコアリングの定義が曖昧な企業を対象にした「スコアリングプラン」、対象製品/ソリューションに特化したマーケティングを実行したい企業を対象にした「キャンペーンプラン」に分かれている。

海賊版サイト対応などネット広告の健全化を推進、JAA・JAAA・JIAAの広告業界3団体が声明を発表

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広告活動の健全な発展のために活動する日本アドバタイザーズ協会(JAA)と、日本広告業協会(JAAA)、日本インタラクティブ広告協会(JIAA)は、海賊版サイト対応などネット広告の健全化を推進するため、6月8日共同声明を発表した。

インターネット広告の取引に違法・不当なサイトが紛れ込むリスクに関して、これまでも、広告関係3団体では課題認識を共有し、対応策を進めてきた。2月に、コンテンツ海外流通促進機構(CODA)から悪質な著作権侵害サイト等のリストが提供されることになり、リストを活用するとともに、より実質的な対応策の強化に向けて、新たに定期的に情報共有を行う協議の場を設けることになった。

JAA、JAAA、JIAAでは、今後も正当なビジネスを行う企業の広告が意に反して違法・不当なサイトに掲載されたり、広告費が不正な第三者に流れたりすることを防ぐために、関係団体の連携により、さまざまな対策を協議し、インターネット広告の課題の解決に努めていく。

[ユーザー投稿] やずや式少数盛栄塾【サイトリニューアルのお知らせ】

[ユーザー投稿] BFP、Instagramの「ショッピング機能」に対応!

[ユーザー投稿] 広告担当者(or になりたい人)のための「Webマーケティング必須知識」

[ユーザー投稿] 【9/6無料セミナー】BtoB企業の戦略的ウェブサイト活用セミナー(名古屋) ウェブマーケティング活動に組織全体を巻き込む!

デジタル広告の闇に迫る、アドフラウド・ブランドセーフティって? | 先週のWeb担まとめ記事

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2018/06/02~2018/06/08

Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 30本とニュース記事 14本です。

忙しい人のためのこの記事の使い方:
  • 上のほうから内容をざっとチェックする
    重要なものほど上の方に置いてあります。
  • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
    要チェックのものは色を付けてあります。

今週の担当は、四谷です。

【プレゼント】『いちばんやさしいGoogleアナリティクスの教本 人気講師が教えるWeb解析と広告計測の基本』
を3名様にプレゼントします。応募締め切りは6/15まで
https://webtan.impress.co.jp/q/2018/06/29479

今回の要チェック記事セミナー | 求人情報 | 人気記事 | 解説記事 | ニュース
デジタル広告の闇に迫る! アドフラウドって何だろう?

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • アドフラウド等によるデジタル広告の見えないリスクって何ですか?/広告詐欺対策の専門家・高頭博志さんに聞いてきた

    アドフラウドやブランドセーフティとは、具体的に何が問題なのか聞いてきた。

    https://webtan.impress.co.jp/e/2018/06/06/28868

  • 『えんとつ町のプペル』はなぜ売れたのか? キングコング西野亮廣が語る“お金”と“広告”

    Amazonという巨人と戦うためのヒントとして、既存ビジネスの常識にとらわれない挑戦的な試みをする、絵本『えんとつ町のプペル』の作家、お笑い芸人キングコングの西野氏が登壇した。

    https://webtan.impress.co.jp/e/2018/06/06/29322

  • 検索流入を295%に増やした元・紙メディア編集者が語るWebコンテンツ制作のポイントとライター管理

    オウンドメディアにおけるWebコンテンツ制作、中でも外部ライター・編集者など制作スタッフのマネジメントは、メディアの専門家ではないWeb担当者にとって悩みの種だ。そのノウハウを現役編集者が語る。

    https://webtan.impress.co.jp/e/2018/06/04/29096

  • ウェブ文章TIPS: 疑問符(?)や感嘆符(!)の後はなぜアケるの? アキは全角か半角か?

    今日は、編集者っぽく「日本語の文章の書き方」について。あなたは、疑問符(?)や感嘆符(!)の後に空き(スペース)を入れてますか? なぜアキを入れるのでしょうか? それは……。

    https://webtan.impress.co.jp/e/2018/06/05/29455

  • Googleの強調スニペットを狙え! #1 表示させられるポイントの見つけ方

    「強調スニペット」を獲得するのは、グーグルのSERPの1ページ目で目立つ最高の方法の1つだ。まずは、表示のチャンスを見つける方法を解説する。

    https://webtan.impress.co.jp/e/2018/06/04/29400

Web担の姉妹サイトもお役に立てるはずです。
ECの現場で売上アップを目指す方には
ネットショップ担当者フォーラム
データセンター(iDC)に携わる方には
クラウド&データセンター完全ガイド
企業内情報システムのお仕事をされている方には
IT Leaders
ソフトウェア開発者の方には
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セミナー/お知らせ要チェック | 求人情報 | 人気記事 | 解説記事 | ニュース
外部のセミナー情報・8件(AI、CX、マーケ、リードなど)

※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

AI活用(6/15)

サイトリニューアル時に併せて取り組みたいAI導入 成功する「AIプロジェクト」推進のポイント解説するセミナーをハートコアが五反田で6月15日(金)に開催します。参加無料。

https://www.heartcore.co.jp/seminar/20180615.html

MFI(6/15)

表示高速化で取り組むUX改善「表示パフォーマンス改善の意義を確認し各種施策を学ぶセミナー」をミツエーリンクスが西新宿で6月15日(金)に開催します。参加無料。

https://www.mitsue.co.jp/seminar/performance_auto_optimization.html

CX(6/19)

「G-SUMMIT TOKYO 2018~最先端のCXで、全てをつなぐ瞬間へ。」をジェネシス・ジャパンが虎ノ門で6月19日(火)に開催します。参加登録無料。

http://www.genesys.com/jp/g-summit/gsummit2018-tokyo

リードビジネス(6/20)

「売れ続ける」マーケティング・営業のしくみづくりのセミナーをウイングアーク1stとサンブリッジが六本木一丁目で6月20日(水)に開催します。参加無料。

https://info.wingarc.com/public/seminar/view/2956

デジタルマーケティング(6/21)

Web担当者のための デジマ運営勉強会をディレクターバンクが虎ノ門で6月21日(木)に開催します。参加費1500円。

https://www.directorbank.co.jp/dejiben02

マーケティング(6/21)

マーケティング×営業の融合で新規顧客獲得を最大化! 売上向上に繋がるPDCAを回すために必要なポイントを徹底解説!するセミナーをロックオン+マツリカが渋谷で6月21日(木)に開催します。参加無料。

https://www.ebis.ne.jp/college/detail.php?seminar=309

データ活用(6/21)

ネット広告からデータ活用・広告運用術まで費用対効果を向上させるノウハウ大公開するセミナーをシナジーマーケティングが新橋で6月21日(木)に開催します。参加無料。

https://www.synergy-marketing.co.jp/academy/seminar/marketingseminar_180621/

BtoBマーケ(6/22)

BtoCデジタルマーケティングセミナー ~MA×CMS×データHUB×DMP 事例を交えたデジマケ実践のポイントを富士通が浜松町で6月22日(金)に開催します。参加無料。

http://www.fujitsu.com/jp/services/application-services/information-management/web-integration/seminar/20180622.html

Web担当者向け新着求人情報
要チェック | セミナー | 人気記事 | 解説記事 | ニュース

先週の人気記事 要チェック | セミナー | 求人情報 | 解説記事 | ニュース

Web担で先週公開された記事のうち、「今回の要チェック」に次いでアクセスが多かった記事です。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • 【レポート】Web担当者Forumミーティング 2018 Spring
    MAやレコメンドをAIで最適化するために必要な、“線”や“面”で行動する顧客データの統合
    https://webtan.impress.co.jp/e/2018/06/06/29297
    by 阿部欽一(キットフック)
  • 成果につなげる! コンテンツマーケティング最前線
    BtoBサイトでリード獲得数32%増! SEO未経験2人の「量より質」を重視したコンテンツ作りとは?
    https://webtan.impress.co.jp/e/2018/06/07/29338
    by 井田奈穂(Faber Company)
  • 【レポート】アナリティクス サミット2018
    大阪ガスが取り組んだ、日本企業でデータ分析専門チームを作り成功させる3つのポイント
  • 海外&国内SEO情報ウォッチ
    クロールバジェット最適化について知っておくべき、たった1つのこと【SEO記事12本まとめ】
  • ニュース記事
    ネット広告「不快になったことがある」75%。意図せぬ広告クリックは68%が体験【イーライフ調べ】
  • 見るゾウ! 知るゾウ! ユーザー像!
    「商品を探す楽しみが昔より減った……」ユーザーの変化にECサイトはどう応える?(第13回)
    https://webtan.impress.co.jp/e/2018/06/04/29198
    by モリマミコ(マミオン)
  • あなたのホームページを「読んで」もらおう!(全6回)
    伝えたい情報を読んでもらいやすくするための「リスト」「表現の統一」「色の使い方」
    https://webtan.impress.co.jp/e/2018/06/08/28578
    by 蝦名 晶子(ディーシーティーデザイン)
  • イベント・セミナー
    デジタルマーケティング成功の鍵はツール導入の前段階にある
  • イベント・セミナー
    データ・ドリブン・マーケティングの実現に必要な5つの要素とは? Rtoasterユーザー会潜入レポート
  • インタビュー
    NPSとは? NPSを向上させる「ロイヤルティドライバー」とは?
  • 単発記事
    Facebookの広告運用って正直どうしてる? いまさら聞けない基礎のところ

先週の解説記事 要チェック | セミナー | 求人情報 | 人気記事 | ニュース

Web担の解説記事には、ウェブサイトをビジネス活用したい人向けの情報がたっぷり詰まっています。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • ネットショップ担当者フォーラム 特選記事
    Instagramの「ショッピング機能」を解説! 導入方法&活用事例&支援サービスまとめ
    https://webtan.impress.co.jp/e/2018/06/07/29482
    by 内山美枝子(ネットショップ担当者フォーラム)
  • 単発記事
    どうやれば情報は波及する? 「売り上げ」に結びつくコミュニケーションと「コト消費」の見極め方【後編】
  • Web担人気記事ランキング
    【漫画】クレディセゾンのオウンドメディア立ち上げ物語
  • 先週のWeb担まとめ記事
    大企業のオウンドメディア誕生秘話。実は入社2か月の社員が立ち上げたってホント?
  • ユーザー投稿記事 by GMO TECH株式会社
    【6/18東京開催】★無料セミナー★「しくじりアプリ」になるな!アプリ運用を成功させるための「しくじらない」20箇条
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社パワー・インタラクティブ
    【6/19大阪、6/22東京開催】Googleアナリティクスだけじゃない『使いこなそう&使ってみよう Google分析ツール活用のポイント』(パワー・インタラクティブ)
  • ユーザー投稿記事 by toBeマーケティング
    【6/20開催】業界でみるマーケティングオートメーション活用セミナー (BtoB/BtoC)
  • ユーザー投稿記事 by アンダーワークス株式会社
    【6/25開催】グローバル企業では対策必須?!WebサイトにおけるGDPR対策セミナー
  • ユーザー投稿記事 by バルテス株式会社
    【6/27開催・参加無料】インシデントから学ぶ「今やっておくべき」セキュリティ対策セミナー
  • ユーザー投稿記事 by 東日印刷WEB推進チーム
    【7/4開催】忙しいWeb担当者のための「Google Analytics活用&データ分析」時短テクニックセミナー
  • ユーザー投稿記事 by コマースリンク株式会社
    【7/24開催】カスタムオーディエンス、ダイナミック広告など BtoCの事例から学ぶ『Facebook広告運用セミナー』、参加無料
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社ミツエーリンクス
    【9/7開催】Web担当者のためのWCAG 2.1 解説セミナー
  • ユーザー投稿記事 by ナビプラス株式会社
    EC売上の機会損失につながる「0件ヒット」と今すぐ着手したい対策法
  • ユーザー投稿記事 by 戒能 陽子
    「伝える」ための動画・漫画の使いわけを考える~パート1~

先週のニュース記事 要チェック | セミナー | 求人情報 | 人気記事 | 解説記事

大手のニュース媒体では紹介されない、ホームページの企画・構築・運営や、ウェブマーケティング関連のニッチなニュース記事ならWeb担で。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

編集後記

ロシアW杯が6/28から始まります。初戦はポーランド。コンパクトな日本らしいサッカーが見たいものです(四谷)。

Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください:
https://webtan.impress.co.jp/editors_note


[ユーザー投稿] ≪6/27開催≫≪無料≫ブランド認知度最大化のための正しい効果計測と運用手法公開セミナー

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[ユーザー投稿] 7/6無料セミナー「その定型業務。いつもの単純作業をAIで。」

[ユーザー投稿] 広告担当者(or になりたい人)のための「Webマーケティング必須知識」

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[ユーザー投稿] 広告担当者(or になりたい人)のための「Webマーケティング必須知識」

[ユーザー投稿] 月曜日...それは突然やってくる...

マルケトとサイトコアが語る、顧客体験を高めるコミュニケーションとは | イベント・セミナー

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スマホの普及、SNS利用者の拡大などで、消費者向けビジネスではデジタルマーケティングの活用が特に重要なテーマになっている。ただし、ツールの種類や数が多く、簡単にはいかないのが現状だ。

富士通株式会社が2月26日に開催した「BtoCデジタルマーケティングセミナー」では、協業しているツールベンダーとして、株式会社マルケトの小関氏とサイトコア株式会社の原水氏が登壇した。

顧客の文脈に合ったコミュニケーションでエンゲージメントを高める」以外に、自社の商品やサービスを好きになってもらう方法はない。マルケトは「エンゲージメントマーケティング」、サイトコアは「コンテクストマーケティング」という言葉を使ってその勘所を解説した。

本記事では、富士通が2月に開催した「BtoCデジタルマーケティングセミナー」の様子をレポート形式でお届けしている。

デジタルマーケティングのポイントはデータ設計

デジタルマーケティングの課題には、大きく分けて3つのパターンがあると、セミナーを主催した富士通の田中氏は語る。

  • デジタルマーケティングをどこから進めていいかわからない
  • ツールを導入したがうまくデータが見られない
  • ツールを導入したが使いこなせる人がいない

いずれのパターンにおいても、重要となるのはデータ設計である。

デジタルマーケティングはデータ間の連携が特に重要な分野だ。基幹システムの設計・構築などを得意とする富士通は、企業におけるさまざまなデータを統合して可視化する事業に長年携わってきた。データの扱いに関する経験とノウハウを蓄積している富士通には、デジタルマーケティングについての相談が数多く寄せられている。

そこで2016年、富士通はデジタルマーケティングに関するコンサルティングから施策実行までのサービスと、それを支える製品・ソリューションを「FUJITSU Digital Marketing Platform CX360(シーエックス360)」として体系化した。

CX360がソリューション提供する5つの分野
CX360がソリューション提供する5つの分野

それぞれの分野には複数のプロダクトが用意されているが、今回のセミナーでは富士通自身も活用しているマルケトとサイトコアが登壇した。

顧客中心から顧客文脈へ、情報は量より価値が重要

マルケトの小関氏は、「ブランド価値を高めるために」をテーマに、まず海外のさまざまな調査結果を紹介した。

マルケト マーケティング本部長 バイスプレジデント 小関貴志氏
マルケト マーケティング本部長 バイスプレジデント 小関貴志氏
  • 79%の人は、「自分のことを理解してくれるブランドにしか惹かれない」(ワンダーマン)
  • 64%の人は、「購買意思決定において価格よりも顧客体験がより重要である」(フォレスター)

これらはBtoB企業のアンケートなので、BtoCであればさらに比率は高いだろう。

  • 購買体験の70%は自分がどう扱われているかで決まる(マッキンゼー)

つまり、ブランド価値は、どのような顧客体験を提供できるかにかかっている。そして顧客体験を考えるには、環境と消費者の変化を理解しておかなければならない。

そうした変化として大きなものに「情報」がある。一人の人間に接する情報量が爆発的に増大しているのだ。次のことを考えれば、このことは簡単にイメージできるだろう。

  • インターネット上でつながっている人数
  • 毎日送信されるメールの数
  • 一日に目にする広告の数

それにもかかわらず、人が受け取り、理解できて関心を持てる情報の量には限界がある。つまり、企業が発信する情報量が増えるほど、消費者の関心は落ちていくという関係にある。

情報量と消費者の関心
情報量と消費者の関心

とはいえ、情報をまったく発信しなければ自社のブランド価値が上がるというものではない。「ちょうどいいスポット」を見つけることが重要だ。鍵は、次の不等式だ。

価値 > 量

マルケトが毎年出しているその年のトレンドを示すレポートでも、2018年は「THE YEAR OF VALUE OVER VOLUME」であるとされている。多くの情報を発信するより、情報の価値のほうが、はるかに重要だということだ。

エンゲージメントマーケティングで顧客と長期的な関係を築く

消費者はオンライン・オフラインを問わず多様なチャネルを通して企業と接するが、一貫性のあるコミュニケーションを求めている。そして、企業がどれほど情報を送ろうと、自分自身で意思決定を行う。選ばれるためには、ブランド価値が必要になる。

消費者は複数のチャネルを自由に行き来している
消費者は複数のチャネルを自由に行き来している

ブランド価値を高めるためには、単にマーケティングを顧客中心にするだけでなく、顧客の文脈に沿うマーケティングが必要だ。顧客の属性だけでなく、どのような動きをしてそこに至ったかなどの背景がわかればわかるほど、顧客の文脈に適したマーケティングを実施できる。

ブランド価値を上げるために企業に求められるのは、顧客とエンゲージメント(自社製品やサービスに対する親しみの気持ち)を作るという考え方だ。エンゲージメントマーケティングとは、顧客をセグメントではなく個人とみなし、場所・チャネルを選ばず、一時的ではなく長期的な関係を顧客と築いていくマーケティングだ。それを実現するには、顧客の一人ひとりに対し、「自分だけに届く質の高い情報」を「継続的に」届けることで、エンゲージメントを高める必要がある。

具体的に、ある銀行と、その銀行に口座を持つAさんの例を見てみよう。

  1. Aさんが最近興味を持っている「確定拠出年金」について通勤時にスマホで検索したところ、その銀行の広告が表示された。広告からウェブサイトを訪問すると、「確定拠出年金」についてキャンペーンがあるというポップアップが出る

  2. 昼休みになってFacebookを見ると、その銀行の広告が表示される。資料請求ボタンがあるのでタップすると、資料請求受付のメールが届き、その後は関心のあるメールが定期的に届くようになる

  3. 十分に関係が築かれたタイミングで(銀行側のシステム内部でスコアリングしている)再度ウェブサイトを訪問すると、ウェブチャットで話しかけられる

これがエンゲージメントマーケティングのイメージで、そのポイントは次の2つをOne to Oneで行うことだ。

  • 検索、Facebook、メール、ウェブサイトなど異なる複数のチャネルを通して顧客と接することになるが、どのチャネルでもコミュニケーションの内容は一貫したものにする
  • 人の購買意欲は時間とともに薄れてしまうので、必要な情報を必要なタイミングで届ける
必要な情報を必要なタイミングで届け、購買意欲を高める
必要な情報を必要なタイミングで届け、購買意欲を高める

顧客に適したシナリオでコミュニケーションを実施する

マルケトが提供しているようなMA(マーケティングオートメーション)のツールは、エンゲージメントマーケティングを実施するためのプラットフォームである。

マルケトの製品でエンゲージメントマーケティングを行う際にはまず、顧客の属性や行動履歴、サイトの訪問頻度などといったデータを収集する。そして、アナリティクスやAI、オートメーションの機能でそれぞれの顧客に適した顧客体験のシナリオを策定し、それに従ってメールやウェブ、ソーシャル、広告など多様なチャネルでコミュニケーションを行う。

データ収集では、CRM、SFA、ERPなどさまざまなシステムと連携し、顧客データベースを補強できる。また、Facebookとは連携済みのため、マルケト製品に登録されたマーケティングデータベースから広告を配信する顧客リストの情報などをカスタムオーディエンス(外部の顧客リストとFacebookの利用者をひも付ける機能)に取り込むことができる。

デジタルマーケティングで用いられるシナリオは、それぞれの企業形態によって異なり、主に「新規顧客獲得」、「サブスクリプションビジネス」、「ロイヤルティプログラム」といった3タイプに分けられる。それぞれのシナリオにおける顧客ステージと、ステージに応じた施策目的、それを達成するためのチャネル・施策をまとめたのが以下のイメージだ。

企業形態によっては、どれか1つだけではなく、複数タイプのシナリオを用いる場合もある。マルケトの製品では、それぞれのタイプのシナリオに柔軟に対応できる。

「新規顧客獲得」のシナリオ
「新規顧客獲得」のシナリオ
「サブスクリプションビジネス」のシナリオ
「サブスクリプションビジネス」のシナリオ
ロイヤルティプログラムのシナリオ
ロイヤルティプログラムのシナリオ

マルケトのサイトには、業種や企業規模を問わず、幅広い事例や完全ガイドが公開されているので、興味があれば見てほしい。

個客の期待を理解して、寄り添うエクスペリエンスを演出

サイトコアの原水氏は、最適な顧客体験をどのように提供し、顧客獲得につなげるかを、「コンテクストマーケティング」というキーワードを用いて解説した。

サイトコア セールス グループ プリセールスマネージャー 原水真一氏
サイトコア セールス グループ プリセールスマネージャー 原水真一氏

コンテクストマーケティングは「優秀な店員」

コンテクストマーケティングとは、「過去の行動履歴や現在のニーズを総合的に把握・理解しながら、適切な瞬間に、適切な場所で、適切な人へ、適切なコンテンツを提供することで、体験(エクスペリエンスそのもの)を演出すること」と定義されている。

コンテクストマーケティングは、優秀な店員をイメージするとわかりやすい。たとえばジャケットを買いに行って「ストライプが好きだ」と言ったとしよう。店員は、その場にあるストライプのジャケットを出してくれるだけでなく、別の売り場でもストライプを出してくれるはずだ。

しかしウェブサイトでは一般的に、売り場を移動するとまた「どのような柄をお好みですか」と聞かれる。毎回赤を買っているのに、サイトに行くとスタンダードの白が表示されていて、その都度赤のプレビューに変えるために何クリックかするといったことを誰しも経験しているのではないだろうか。

サイト運営でコンテクストマーケティングを実践するには、こういった顧客体験の非効率性を改善し、「優秀な店員」を目指す必要がある。

オーストラリアのホームセンターの事例

たとえば、オーストラリアのあるホームセンターのサイトは、商品カタログ的な作りではなく、利用シーンで商品をカテゴライズして欲しいものを探しやすくしている。キッチンの水回りの修理をしたいと思っても、どのような商品が必要かわからないというとき、キッチンのカテゴリから水回りのサブカテゴリへと進んでいけば必要なものがわかるという仕組みだ。

さらに、道具の使い方を店員が説明している動画を載せるなど、ウェブサイトでリアル店舗と同様の体験ができるように工夫している。

また、アクセスしてきたIPアドレスをもとに、最寄りの店舗の営業時間と電話番号をトップページ上部に表示するようになっている。この仕組みは、たとえば出張先でケーブルを忘れたことに気付いたといった顧客には重宝されるものだ。わざわざ付近の店舗を検索しなくても、いつもアクセスしているトップページに現在地の最寄りの店舗が表示されるからだ。「夜9時までやっているので、夕食後に買ってきて翌日の会議に間に合わせることができた」という体験をすれば、顧客は次もまたこの店で買おうという気持ちになるだろう。

これがCX(顧客体験)の改善であり、これによって顧客により親近感や愛着を感じてもらい、これがロイヤルティ向上につながるのである。

顧客理解
顧客に合わせてコンテンツの内容をパーソナライズ

ツールは簡単に使えるものを全社で活用する

ウェブサイトでコンテクストマーケティングを実施するには、次のような機能を持つツールが必要だ。

  • コンテンツ管理
  • コンテンツ分析
  • パーソナライズ
  • A/Bテスト
  • キャンペーンでのトラッキング
  • プロファイルの作成

サイトコアのツールは上記の機能を網羅しており、ユーザーの行動をコンテクストで理解しながら、ユーザーに適したコンテンツを適切なチャネルとタイミングで表示することができ、これがカスタマーエクスペリエンスの演出や向上につながるのだ。

個々のユーザーを理解して最適なコンテンツを出すために欠かせないのが、顧客プロファイルだ。サイトコアでは、ユーザーがウェブにアクセスしてきたときに、匿名の状態からそのユーザーの行動を把握、ユーザー登録をすれば、登録ユーザーとして一連の行動をひも付け、嗜好などに関するデータを顧客プロファイルに登録する。その後はそれらのデータをコンテクストとして、そのユーザーのエクスペリエンスを演出するために活用していく。スマホやPCなど複数のデバイスを使っていても、ログインすると特定のユーザーとして認識されるので、継続したエクスペリエンスを提供できる。

さらに精度を上げるために、CRMや、ERP、POSデータ、サードパーティデータなどとも連携できる。最近ではIoTデータと連携した事例もある。IoTとの連携では、商品を買った人に部品の交換時期を知らせたり、消耗品の追加購入を促したりするメールを送るなどといったさまざまな使い方が可能だ。

さまざまなデータから顧客プロファイルを作りマルチチャネルで一貫した体験を提供
さまざまなデータから顧客プロファイルを作りマルチチャネルで一貫した体験を提供

カスタマーエクスペリエンス向上は、継続することに意義がある。しかし、ツールが複雑で、選択するのも構築するのも大変で運用も難しいとなると、PDCAを速くまわせない。また、複数の部署がバラバラにツールを入れると、バックエンドのDMP(顧客データなどを蓄積するデータベース)に正しくデータを蓄積することができないこともある。全社で簡単に使えるツール活用が、データ蓄積においてもPDCAを回す意味でもお勧めだ。

サイトコアの製品はコンテンツ管理システムとしてスタートしたが、最近はマーケティングオートメーションなどのデジタルマーケティング機能の拡充も行われている。自社が使っているクラウドやオンプレミスの環境にインストールして利用するパッケージソフトウェアなので、データを外部に出すことに抵抗がある場合にも適している。

コンテンツ管理としても、ページの制作やコンテンツの編集をブラウザベースで簡単に行える。HTMLの知識も必要ないので、デザイナー、コンテンツ管理者、開発者が一体となってデジタルマーケティングに取り組むのにも向いている。

◇◇◇

マルケトは「エンゲージメントマーケティング」、サイトコアは「コンテクストマーケティング」と別の言葉を使っているが、顧客(個客)の文脈(コンテクスト)に合わせた体験を提供することでエンゲージメントを高め、ビジネスに貢献するという点では共通している。そのためのツールはいろいろあるので、自社の目的に合ったものを探してほしい。

この記事の筆者

柏木 恵子
ITジャーナリスト

撮影:柏木恵子

日本企業のNPS導入率は10%。約8割が効果を実感【IMJ調べ】

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アイ・エム・ジェイ(以下「IMJ」)は、「日本企業におけるNPS導入の実態把握調査」を実施し、結果を発表した。日本企業でNPSがどの程度導入され、どのように活用されているかの実態を把握することが目的で、2016年1月に続いて2回目。

以下、NPSの導入率や導入業種については事前調査、NPS導入の効果や変化については本調査によるもの。事前調査と本調査の対象者属性を後段の調査概要に記載しているが、両者の業種/売上規模/事業対象を比較することで、NPSの導入がどういった企業で進んでいるかがうかがえる。

NPS導入率は1ポイント増の10.1%。「エネルギー」「趣味・娯楽」「医薬・医療」が高い

自社のマーケティングに携わる6,420人に、顧客との関係性強化を図るための共通指標を設けているかたずねたところ、「NPS」と回答した比率は前回より1.0ポイント増の10.1%となった。「顧客満足度」は52.1%(前回より3.5ポイント減)。

NPSを指標として導入している割合を業種別に見ると、「電気・ガス・水道・鉱業・エネルギー」(19.6%)、「趣味・娯楽・遊技施設」(17.6%)、「医薬・医療/介護用機器」(16.8%)が上位を占めた。

NPS導入による変化は「顧客の声を聴く文化」「PDCAを回す体制」「複数部署をまたいだ共通指標」

NPSを指標として導入している297人にNPS導入による効果を聞いたところ、「効果、成果があった」が18.5%、「やや効果・成果があった」は59.9%となり、約8割が効果を感じている。

NPS導入による変化としては、「顧客の声を聴く文化ができた」(77.8%)、「PDCAを回す体制が整った」(67.7%)、「複数部署をまたいだ共通指標ができた」(66.7%)などが挙がっている(複数回答)。

上図における水色は全体(297人)、紺色は「効果を実感した」と回答した233人、グレーは「どちらともいえない」もしくは「なかった」と回答した64人の結果を示す。効果を感じていない層(グレー)でも「顧客の声を聴く文化ができた」との回答は多いことから、IMJでは「文化ができた」ことだけでは効果ととらえていない可能性を指摘している。

なお、この調査の詳細レポート(PDF、17ページ)がダウンロード可能となっている。NPS効果実感のポイント、活用・運用の体制や悩み、現状できていることと今後実現したいことなどが解説されている。

https://www.imjp.co.jp/report-data/report/2018/0608/
*企業名・氏名・連絡先情報の入力が必要

調査概要

  • 【調査地域】全国
  • 【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
<事前調査>
  • 【調査対象】20歳以上の顧客戦略・自社のマーケティングに携わる有職者
  • 【調査時期】2018年4月16日~4月17日
  • 【回答者数】6,420名
<本調査>
  • 【調査対象】NPSを指標として導入している方
  • 【調査時期】2018年4月18日~4月19日
  • 【回答者数】297名
この記事の筆者

河田 顕治(かわだ けんじ)

1973年、滋賀県生まれ。大阪大学人間科学部卒業。写真業界誌の編集記者、海外ビジネス系通信社のWebサイト企画・運営を経て、2003年1月より検索エンジンマーケティング(SEM)に携わり、その有効性について広く訴求・啓発につとめる。

2006年9月、広報/マーケティング担当としてオーバーチュア株式会社へ入社。2008年4月にヤフー株式会社へ転籍し、インターネット広告(リスティング広告/ディスプレイ広告)のマーケティングを担当。2012年6月末をもって退職。

Web担当者Forumでは主に、顧客ロイヤルティを計測する経営指標「NPS(Net Promoter Score)」に関する連載を担当。個人ブログは「kuroyagi blog」「SEM酒場」。

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