楽天は1月17日から、カニや鮮魚など生鮮食品の海外向け販売を開始した。ヤマト運輸の国際物流網を活用して、冷凍配送する。間もなく旧正月を迎える香港の富裕層や日本人駐在員をメーンターゲットに、香港から展開を始めている。
常温保存ができる商品とは異なり、冷凍の商品は専用便で運ぶ必要があったため、これまでは小口の注文は受けられなかった。1月17日から31日までに注文があった商品をまとめて運ぶことで、小口発送を可能にする。香港から注文があった商品を、ヤマト運輸が冷凍状態で楽天出店者から集荷し、専用の集荷場にまとめる。まとめた商品を沖縄発の航空便で香港に送るようにした。
注文は特設ページから受け付ける。中国語、英語、日本語の3種類を用意。香港のポータルサイトなどに広告を出稿し集客していく。
今回、香港向け販売に参加したのは「北海道お土産探検隊」「海鮮工房 礼文島の四季」「よか魚ドットコム」「越前かに職人甲羅組」の4店舗。楽天市場内で人気のショップに限定して顧客獲得を狙う。日本で販売している価格と同等で販売。トライアルとして楽天が送料を負担するため、全商品で送料を無料にしている。
今後も海外向けの生鮮食品の販売を強化していく考え。まずは沖縄経由の国際物流が活用できる台湾やシンガポール、上海などへの販売を強化していく予定。販売モデルも一定期間注文を受け付けて、まとめて発送する形を採用していく。参加企業は今後さらに増やしていく考え。
昨年2月に行われた楽天新春カンファレンスで三木谷浩史社長は「海外向け販売(のシェア)を20%にまで高めたい
」と話している。海外向け発送体制を整えることで、海外における流通額拡大を高めていく。
・キャンペーンページ
→ http://event.rakuten.co.jp/borderless/event/food/seafood/?l-id=os_topjp_1006(日本語)
→ http://global.rakuten.com/en/event/food/seafood/?l-id=os_event_0437(英語)
→ http://global.rakuten.com/zh-tw/event/food/seafood/?l-id=os_event_0298(中国語)
・楽天のプレスリリース
→ http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2013/0117_01.html
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オリジナル記事:楽天 カニや鮮魚など生鮮食品の海外販売開始 第1弾は香港旧正月向け販売 4店舗が参加 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum
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