今日は、「思いついたアイデアを忘れない」ための、ちょっとしたコツを。それは、「その場で、ケータイで、自分宛にメモをメールしておく」です。Gmailユーザー向けのちょっとしたコツも紹介します。
アイデアはその場で捕まえないと逃げてしまう
アイデアが浮かんだはずなのに、少したつと完全に忘れてしまっているとこと、覚えておこうと思ったのにすっかりと頭から抜けてしまっていたこと、ありませんか?
- サイトの改善案でいいのが浮かんだはずなのに
- 受けそうなプロモーションのネタを思いついたはずなのに
- クライアントに提案する価値のあるスキームを考えたはずなのに
- 情報を聞いて参加しようと思っていたイベントだったはずなのに
- あれを買わなきゃいけないと思っていたのに
なのに……すっかり忘れてしまった。思い出せずに時間が過ぎてしまっていた。
人間、とにかく忘れるものです。良いアイデアとは風に舞う羽毛のようなもの。目の前に浮かんだその刹那にグッと引き寄せてつかまえておかなければ、すぐに時間という風に吹かれてどこかに行ってしまうものです。
すぐに・その場で・自分宛てにメール
では、どうすれば良いアイデアをつかまえられるのでしょうか。
昔から、「メモをとること」と言われています。有名な学者さんでも、枕元にメモとペンを置いておいて、思い浮かんだことはすぐにその場でメモするという人がいますね。
でも、今はもっと便利です。
何かアイデアが浮かんだら、いつも持ち歩いているケータイを取り出して、いつも使っている自分のメールアドレス宛てにそのアイデアをメールで送っておくのです。
私は、飲み会の場や打ち合わせの場で何か「こりゃいいアイデアだ」と思ったら、その場で「ちょっと失礼、メモします」と言って、スマホから自分宛にメールしています。
「その場でさくっと」が目的なので、あとから見て「こういうことだったよね」と思い出せるレベル概要をメールのsubjectに書いて、本文は書かずに送るのです。
すると、翌日にメールボックスを見たときにそのメールが目に入るので、「あ、これ、そうだった」と、記事の案ならネタリストに、レストラン情報ならレストランメモに、イベント情報なら申し込んで予定表に、入れます。
何か思いついたその場でタスクごとに必要な処理をしようとしても、VPNがなければそのアクションを行えないとか、ログインするのが2ステップぐらいかかるとかありますが、メールを送るだけならスムーズにできます。だから自分宛にメールなのです。
昔はPalmなどを使って「メモ」として残していたのですが、以外とメモはあとから参照する頻度が低いので、チェックする頻度が高いメインのメールボックスに記録が残るこのスタイルに落ちつきました。
Gmailならアドレスに「+memo」を
ちなみに、Gmail系では、自分が送った自分宛てのメールは受信箱に出てこないので、ちょっと工夫が必要です。自分のアドレスに「+memo」などを付けて区別できるようにしたエイリアスを送信先にするのです。
たとえば、次のような感じです。
- あなたのメールアドレス: yasuda@example.com
- メモを送るメールアドレス: yasuda+memo@example.com
これは、「+を付けて文字列を付けても、区別せずに1つのアドレスとして受信する」というGmailの仕様を使ったものです。これで、yasuda+memo@example.com宛てに送ったメモのメールが、自分の受信箱にちゃんと表示されるようになります。
まぁ、本当に大事なのは浮かんだアイデアを精査して実行に移すところなのですが、少なくとも、「その場で」「すぐに」「自分宛てにメール」を癖にしておけば、浮かんだはずのアイデアを逃してしまうことはなくなりますよね。
あなたはどんな風にアイデアを管理していますか? Evernote一択? 全部スケジュール表? 良いアイデアがあれば教えてください。
- コーナー:編集長ブログ―安田英久
- 内容カテゴリ:Web担当者/仕事
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オリジナル記事:「いい案を思いついたはずなのに忘れた」をなくす決定版は「その場で自分宛にメール」 [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum
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