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「リピートの回数」を理解する[第16回] [衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座] | Web担当者Forum

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この記事を読むのにかかる時間: 約 3 分

Googleアナリティクスは、非常に高度な分析ができる無料のアクセス解析ツールだ。無料の反面、正式なサポートサービスというものがないため、ユーザーは自分で情報を集めなくてはならない。Web担当者にとっては結構な手間だ。そこで本連載では、Web担当者の負担を軽減すべく、導入から、運用、活用まで、初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。

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衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

今回と次回の2回にわたって取り上げるのは、リピートに関する2つの指標、「リピートの回数」と「リピートの間隔」だ。言葉だけからでは、その意味するところが少々想像しにくい指標である。

まずは、「リピートの回数」の方から、実際にGoogleアナリティクスでどのようなレポートとして表示されるのかを見るところから解説を始めよう(「リピートの間隔」については次回に解説する)。

「リピートの回数」を確認できるGoogleアナリティクスのレポート

「リピートの回数」は、ユーザー系のレポートで見ることができる。

操作手順
  1. ページ上部のオレンジ色のメインメニューで[標準レポート]をクリックする。
  2. 画面で左側にあるメニューで、[ユーザー]をクリックする。
  3. メニューが開くので、[ユーザーの行動]をクリックし、開いたメニューから[リピートの回数や間隔]をクリックする(図1赤枠部分)。

これで、「リピートの回数や間隔」というページが表示される(図1)。このページの「パフォーマンス」というタブに、「リピートの回数」と「リピートの間隔」というリンクが用意されており、デフォルトでは「リピートの回数」が選択されている(図1青枠部分)。

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図1:「ユーザー > ユーザーの行動 > リピートの回数や間隔」メニュー
図1:「ユーザー > ユーザーの行動 > リピートの回数や間隔」メニュー

「リピートの回数」のレポート部分は、以下のようになっている(図2)。

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図2:[ユーザー]>[ユーザーの行動]>[リピートの回数や間隔]レポートの「リピートの回数」
図2:[ユーザー]>[ユーザーの行動]>[リピートの回数や間隔]レポートの「リピートの回数」

「リピートの回数」のレポートは、図2のように「リピートの回数」分布を示している。左の1列が「リピートの回数」を表しており、1回から8回までがそれぞれ1行ずつ、9回以降は複数の回数がグルーピングされて分布が表示されている。

では、ここで示される「リピートの回数」とは、具体的にはどんな意味で、このレポートはどう読めばいいのだろうか?

  • リピートの回数とは?

リピートの回数とは?

「リピートの回数」とは、あるユーザーからの訪問が、「過去を含めて累計何回目の訪問にあたるか」を意味する指標である。集計期間内で何回目の訪問かを示しているのではない点に、注意が必要だ。

イメージしやすいように具体例で話をしよう。

ある計測対象サイトにおいて、ユーザーAとユーザーBが、そのサイトに訪れた訪問履歴が次のようになっていたとする。

ユーザーA ユーザーB
6月5日 サイトへの初訪問
7月1日 サイトへの初訪問 サイトへの2回目の訪問
7月1日 サイトへの2回目の訪問
7月21日 サイトへの3回目の訪問 サイトへの3回目の訪問
図3:ユーザーAとユーザーBの訪問例

ユーザーAがこのサイトに初めて訪問したのは7月1日で、その日のうちにもう1回訪問し、さらに7月21日に1回訪問している。

一方、ユーザーBがこのサイトに初めて訪問したのは6月5日で、2回目の訪問が7月1日、3回目の訪問が7月21日となっている。

この状態で、7月の月次レポートとして「リピートの回数」を表示したら、それぞれの訪問がどのように扱われるかを見ていこう(図4)。

ユーザーA ユーザーB
6月5日 サイトへの初訪問(B1)
7月1日 サイトへの初訪問(A1) サイトへの2回目の訪問(B2) 7月の月次レポートの対象
7月1日 サイトへの2回目の訪問(A2)
7月21日 サイトへの3回目の訪問(A3) サイトへの3回目の訪問(B3)
図4:ユーザーAとユーザーBの例(7月でレポートを作った場合)

A1、A2、A3については、それほど問題はないだろう。A1はユーザーAのサイト初訪問なので累計1回目となり「リピートの回数=1」の訪問としてカウントされる。A2は累計2回目なので「リピートの回数=2」の訪問として、A3は累計3回目なので「リピートの回数=3」の訪問としてカウントされる。

間違いやすいのはBの方だ。

B2は集計対象期間である7月の1回目の訪問なので、「リピートの回数=1」なのではないかと誤解しがちであるが、実際は、ユーザーBの累計2回目の訪問になるので「リピートの回数=2」の訪問としてカウントされる。B3は、累計3回目の訪問なので「リピートの回数=3」の訪問としてカウントされる。

よって、7月の月次レポートでは、全体で5訪問あるが、累計1回目の訪問が1、累計2回目の訪問が2、累計3回目の訪問が2というカウントになり、「1回」が1訪問、「2回」が2訪問、「3回」が2訪問という表示になる(図5)。

リピートの回数 訪問数
1 1
2 2
3 2
図5:7月月次の「リピートの回数」

実際のレポートの図2を以下に再掲したので、再度ご覧いただこう。

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図2(再掲):[ユーザー]>[ユーザーの行動]>[リピートの回数や間隔]レポートの「リピートの回数」
図2(再掲):[ユーザー]>[ユーザーの行動]>[リピートの回数や間隔]レポートの「リピートの回数」

このような定義の「リピートの回数」の分布が表示されている(図2青枠部分)。9回以上になると、グルーピングされて(図2緑枠部分)表示されるのだ。

ちなみに、「訪問数」の右隣にある「ページビュー数」列の数字は、該当回数の訪問で見られたページビュー数の合計値が示されている。

ページビュー数を訪問数で割れば、リピート回数ごとの平均ページビュー数が計算できる。たとえば、リピートの回数1回の場合は、7,433÷3,350=2.2となり、1訪問あたり平均2.2ページ見られていることがわかる。

衣袋教授の丸2日でアクセス解析を徹底的に学ぶ講座アクセス解析ゼミナール」の「Web担当者の学校」版を2012年9月7日と9月14日に開催します。あなたも衣袋教授のアクセス解析論を身につけませんか? → https://web-tan.forum.impressrd.jp/school/analyst

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衣袋 宏美

衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)

1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社インターネット視聴率センター長を経て、2000年ネットレイティングス入社、視聴率サービス立ち上げに参画、2006年ネットレイティングス社(現ニールセン株式会社)フェローに就任。株式会社クロス・フュージョン代表取締役。またデジタルハリウッド大学院客員教授、米Digital Analytics Association会員、アクセス解析イニシアチブ副代表。

著書など:
Web担当者Forumでの連載:
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オリジナル記事:「リピートの回数」を理解する[第16回] [衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座] | Web担当者Forum
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