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Googleアナリティクスは、非常に高度な分析ができる無料のアクセス解析ツールだ。無料の反面、正式なサポートサービスというものがないため、ユーザーは自分で情報を集めなくてはならない。Web担当者にとっては結構な手間だ。そこで本連載では、Web担当者の負担を軽減すべく、導入から、運用、活用まで、初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。
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Google アナリティクスでは、集計対象期間をかなり自由に指定できる。「集計対象期間」とは、「何日から何日までのデータをレポート画面上に表示するか」ということだ。集計対象期間を思いどおりに指定できれば、さまざまな切り口での分析が可能となり、トレンドがよりくわしく分析できるようになる。
今回は、Googleアナリティクスで集計対象期間を設定する方法をまとめて説明しておこう。簡単に特定の日付範囲を選ぶ意外に知られていない方法もあるので、知っているつもりの人でも念のために確認しておいてほしい。
デフォルトの集計対象期間は過去31日間
では、実際にレポート画面で集計対象期間を確認してみることにする。以下の手順に従って、レポートを開いてみよう。
- 画面で左側にあるメニューで、[ユーザー]をクリックする
- メニューが開くので、[サマリー]をクリックする
図1は[ユーザー]>[サマリー]のレポート画面だが、2012年9月1日~2012年9月30日のデータを集計対象期間に指定したことを示している(図1赤枠部分)。
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図1では、2012年9月1日~2012年9月30日の日ごとの訪問数が折れ線グラフで表示されているが、これはこの折れ線グラフの表示単位設定がデフォルトでは「日」になっているからだ(図1青枠部分)。
レポート画面に入って最初に表示される[ユーザー]>[サマリー]では、閲覧日の前日から31日間分の期間が、自動的に集計期間として設定される。たとえば10月11日にレポートを閲覧したら、集計期間は9月10日~10月10日になっているという具合だ。過去31日間以外の範囲のデータを見たい場合は、まずこの集計対象期間を選択する機能を使って、見たいデータの期間を選択することが必要だ。
集計期間設定の機能の使い方
ではさっそく、この集計期間設定の機能を使ってみよう。図1の集計期間を示すエリア(図1赤枠部分)をクリックすると、カレンダーが表示される(図2)。集計期間の指定は、このカレンダーを使っておこなう。
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月単位で指定する方法
カレンダーの月表記の部分、たとえば「9月 2012」(図2赤枠部分)をクリックすると、2012年9月の1か月間を1クリックで選択できる。
今日、昨日、前週、先月などの期間を一発で指定する方法
図2の青枠部分が、期間を簡単に指定できるプルダウンである。この「期間」のプルダウンから選択可能なのが、
- カスタム
- 今日
- 昨日
- 前週
- 先月
の5つ(図3赤枠部分)で、「カスタム」(詳細は後述)以外は文字どおりの意味だ。それぞれを一発で指定できる。
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このプルダウンで「前週」を選択すると、前の週のカレンダー上の横1列(日曜日から土曜日)が選択される。
任意の集計期間を指定する方法
以上の指定方法に当てはまらない任意の集計期間を指定するには、プルダウンの「カスタム」を使う。「カスタム」は開始日と終了日を任意に選択して指定する方法だ。
たとえば2012年9月6日~10月5日を指定したい場合は、カレンダーでまず2012年9月6日の箇所をクリックする(図4-2赤枠部分)。
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開始日を間違ってクリックした場合は、カレンダー右のボックスの左側の日付をクリックして青枠をそちらに移しておいてから、カレンダーで選択し直す。
この状態でそのあと10月5日の箇所(図5-2赤枠部分)をクリックする。そして右下の[適用]ボタン(図5-2青枠部分)をクリックすることで、この指定が適用される。
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終了日を間違ってクリックした場合は、カレンダー右のボックスの右側の日付をクリックして青枠をそちらに移しておいてから、カレンダーで選択し直す。
また、カレンダーを使わずに日付をキーボードから直接入力することも可能だ。直接入力したい場合は、カレンダー右の「期間:カスタム」の下にある日付入力ボックスをクリックして、「2012/09/01」「2012/09/30」のようにキーボードから入力する。カレンダーに表示されている日付から遠く離れた日付を指定したい場合は直接入力のほうが便利かもしれない。
- 過去のデータと比較する方法
過去のデータと比較する方法
集計データは、過去のデータと比較することによって、多くの知見が明らかになる場合もある。次に、過去のデータと比較する方法を解説していこう。
「前の期間」と比較する
まず、「2012年9月」を指定(図6赤枠部分をクリック)した状態で、比較のチェックボックスをONにしてみよう(図6青枠部分)。すると、図6のように「2012年8月2日~8月31日」と「2012年9月1日~30日」との比較になるような指定が自動的にされる。
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この状態で[適用]ボタン(図6緑枠部分)をクリックすると、レポート上部のグラフ表示は図7のようになる。
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9月のデータと前月のデータを比較すると言っても、素直に前月と比較するわけではなく、前月の最終日からさかのぼって同じ日数分(9月だと30日)と比較される。月と月を比較するのが素直な感じはするが、月を比較単位にすると、28日とか30日、31日と日数の違いで数値が増減してしまうので、同じ日数分で比較するというのは合理的だろう。
前年の同期間や任意の期間と比較する方法
なおこの「比較」の横にあるプルダウンは、指定しないと自動的に「前の期間」になるが、「カスタム」と「前年」という選択肢を選ぶこともできる(図8)。
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「カスタム」を選ぶと自由に比較対象の期間を選択でき、同じ日数を指定する必要もない。また「前年」を選択すると、前年同月と比較できる。
つまり「前の期間」は同じ日数を比較するためのもの、「前年」は前年の同じ期間を比較するためのもの、「カスタム」は自由に比較対象期間を選択するためのもの、というふうに使い分ければいいだろう。
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- 内容カテゴリ:アクセス解析
- コーナー:衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座
※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:Googleアナリティクスで集計対象期間を思いどおりに指定する方法[第28回] [衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座] | Web担当者Forum
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