「コンテンツマーケティング」に対する企業の取り組みについて調査した「コンテンツマーケティング調査レポート 2015年版」を、エコンテが1月22日に公開した。企業のコンテンツマーケティング担当者600人が対象。
まず回答者の属性を分析したところ、「30~40代」「営業・販売職」「課長クラス」「男性」という人物像が明らかとなった。とくに年齢では、20代が5.8%と少なく、経験を積んだ30代以上の担当者がコンテンツマーケティングを担当していると推察される。
「コンテンツマーケティングを実施している理由」では、「ブランド認知」が67.2%でトップ。「実施した効果」については、76.3%が「効果的だと思う」としており、肯定的な回答が多数派だった。
「コンテンツマーケティングで取り入れている手法」では、「ソーシャルメディア(Facebook、Twitterなど)」62.3%、「自社ブログ」56.8%が上位となった。「実際効果があった手法」でも「ソーシャルメディア」は上位だった。
「コンテンツマーケティングの難しさ」では「効果的なコンテンツの作成」が43.2%でトップ。
「コンテンツマーケティングの作業をアウトソースしているか」を聞くと、「アウトソースしている」との回答が53.3%で過半数だった。
アウトソースしている作業は「デザイン」54.1%がトップの一方で、「原稿執筆」は30.9%にとどまっている。
調査概要
- 調査期間:2014年11月26日~2014年12月1日
- 調査対象:コンテンツマーケティングを行っているメディア担当者
- サンプル数:600サンプル(Qzoo会員)
- 調査地域:全国47都道府県
参考リンク
600名に聞いた!コンテンツマーケティング調査レポート 2015年版(エコンテ)
エコンテ
Web担先生と初心者君のやさしいニュース解説
そういうものなんですか?
まぁ、短期の売り上げアップだけが目的なら、アフィリエイトを活用するほうが効率良いだろうからね。
じゃぁ、なぜコンテンツマーケティングをするんですか?
それはね、コンテンツマーケティングをうまく行うと、「自社商材の購買に結びつく可能性の高い人」の数全体を増やすことができるからなんだ。
「買いたいと思っている人」の数を増やすってことですか?
そう。「その商品を買うことが自分にとって良いことであること」「自分のニーズ(悩み・願望)にとってこの商品が合っていること」をまだ知らない人に対して、それを気づいてもらうというアクションを行うことが大切で、「コンテンツ」というのはそのためには有効なんだ。
わかるような、わからないような……。
たとえば料理用の包丁を販売している場合で考えてみよう。
はい。
ふつうに広告を出すと、「包丁を買おうとしている人」をターゲットにしたいよね。
まぁ、まずは「包丁の購買に結びつきそうなキーワードで検索している人」に対してリスティング広告を出しますよね。
でもコンテンツマーケティングでは、たとえば「料理中に指を怪我して困っている人」とか「もっと見栄えの良い料理を作れるようになりたいと思っている人」とかに響くコンテンツを作るんだ。
すると、どうなるんですか?
たとえば「料理中に指を怪我した場合の正しい応急処置」といったコンテンツのなかで、応急処置法を解説したうえで、「でも、大事なのは怪我をしないこと。怪我の原因の1つに、切れにくい包丁がある」みたいな感じにすると、「そうか、じゃぁ、ちょっと良い包丁に買い換えてみようかな」となるよね。
そううまくいきますかねー。
それをうまくやるのがコンテンツの力だからね。
まぁ、だから「効果的なコンテンツの作成」が難しいと答えている人が43.2%もいるんですよね。
だね。
「はじめてWEB」掲載のオリジナル版はこちら:
コンテンツマーケティング担当は「30代以上」「営業・販売職」「課長クラス」(2015/01/23)
※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:コンテンツマーケティング担当は「30代以上」「営業・販売職」「課長クラス」――エコンテ調査 | はじめてWEBニュース | Web担当者Forum
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目的のなかで「売上」はかなり下のほうだね。