プレスリリース原稿の文章をチェックできる「プレスリリース校正ツール」の提供を、バリュープレスが1月13日に開始した。利用は無料。
「プレスリリース校正ツール」は、原稿の入力ミスや言葉の誤用がないか、わかりにくい表記が使われていないかなどをチェックできるWebサービス。日本パブリックリレーションズ協会認定のPRプランナーが監修を行っている。
校正内容は、日本新聞協会の「新聞用語集」、共同通信社の「記者ハンドブック」を参考にしており、計17項目について指摘が行われる。
チェック結果は、次のように内容で色分けしてマーカー表示される。
- 表現の間違いや不適切な表現に関する指摘 → ピンク色
- わかりやすい表記にするための指摘 → 黄色
- 文章をより良くするための指摘 → 水色
プレスリリース以外の、一般的なビジネス文章などもチェック可能だ。
なお、サービスにはYahoo! JAPANが提供するテキスト解析Web APIを利用しており、次のような項目を指摘する。
指摘内容 | 例 |
---|---|
■表現の間違いや不適切な表現に関する指摘 | |
誤変換 | 人事異同 → 人事異動 |
誤用 | 煙に巻く → けむに巻く |
使用注意 | 外人墓地 → 外国人墓地 |
不快語 | がんをつける → にらむ |
機種依存または拡張文字 (EUC表示不可の場合も指摘される) | ○付き数字、一部の旧字体など |
外国地名 | モルジブ → モルディブ |
固有名詞 | ヤフーブログ → Yahoo!ブログ |
人名 | ベートーヴェン → ベートーベン |
ら抜き | 食べれる → 食べられる |
■わかりやすい表記にするための指摘 | |
当て字 | 出鱈目、振り仮名 |
表外漢字あり | 灯籠 → 灯● |
用字 | 曖昧 → あいまい |
■文章をより良くするための指摘 | |
用語言い換え(商標など) | セロテープ → セロハンテープ |
二重否定 | 聞かなくはない |
助詞不足の可能性あり | 学校行く |
冗長表現 | ことができます |
略語 | ADS → 非対称デジタル加入者線(ADSL) |
参考リンク
プレスリリース校正ツール(バリュープレス)
Yahoo! JAPANテキスト解析WebAPI
http://developer.yahoo.co.jp/webapi/jlp/kousei/v1/kousei.html
ValuePress!(バリュープレス)
Web担先生と初心者君のやさしいニュース解説
あら、知りませんでした。こんな機能あるんですね。
でも、この「プレスリリース校正ツール」は、さらに日本新聞協会の「新聞用語集」や共同通信社の「記者ハンドブック」を参考にして指摘くれるのが、いい点だね。
これでチェックすれば、完ぺきじゃないですか。
いや、ダメだ。こういうツールは「文章としてわかりやすいか」「読む人に響く内容になっているか」「ネットで広まる可能性の高いタイトルになっているか」といったことはチェックしてくれないからね。
まぁ、そりゃそうですよね。
それに、日本語が文法としては間違っていないけれども論理的には変なところも見逃すことがあるので、やはり人間がちゃんと読んで判断するのは大切だよ。
でも、凡ミスは避けられますよね?
うむ。プレスリリースだけでなく、メールマガジンの内容や、サイトに掲載するコンテンツも、こういったサービスを使ってチェックする習慣にしておくと、情けないミスは避けられるし、より安心できるね。
ですねー。
「はじめてWEB」掲載のオリジナル版はこちら:
日本語の間違いや不適切な表現を確認できる「プレスリリース校正ツール」を、バリュープレスが無償提供(2015/01/14)
※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:日本語の間違いや不適切な表現を確認できる「プレスリリース校正ツール」を、バリュープレスが無償提供 | はじめてWEBニュース | Web担当者Forum
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実は、マイクロソフトのワードに文章を貼り付けて[F7]キーを押すだけで、簡単な日本語のチェックをしてくれるって、知っていたかい?