昨年11月に「まだまだ押さえておきたいフィーチャーフォンユーザーの検索動向という記事を書かせていただきましたが、それからもうすぐ1年となります。
改めてフィーチャーフォンの現状を整理してみます。
フィーチャーフォンユーザーは変わらずまだ半数近く存在
2014年4月にMM総研から発表された「スマートフォン市場規模の推移・予測(2014年4月)」によると2014年3月末時点のフィーチャーフォン契約数は6,468万件で(構成比44.9%)となっており依然として、全体の半数近い割合を占めています。
また、NTTドコモから9月末に発表された2014-2015年冬春モデルには、フィーチャーフォン2機種が含まれています。
通話料定額の新料金プラン「カケホーダイプラン(ケータイ)」やパケットの「シェアパック」などを用いれば、iPhone6などのスマートフォンとフィーチャーフォンの2台持ちでも、コストを抑えて契約できるようになっています。
キャリア側でもこのようにフィーチャーフォンを変わらず使い続けているユーザー向けにサービスを継続していく方針が見えます。
フィーチャーフォンのみを所有するユーザーのSP購入意向
FPユーザーが次に購入したい端末の調査結果については、あまり変化がなく2014年1月にMM総研から発表された「スマートフォン契約数およびユーザーの端末購入動向(2013年12月)(リンク:)を見ても6割以上のユーザーはこのままフィーチャーフォンに留まり続ける可能性が高いと言えます。
通信事業者のポータルサイト検索でクリックされやすいキーワードは?
前回は、検索クエリの傾向についてお話しましたが、D2C Lisiting Ads Keitai Searchの2014年9月の実績からどのようなキーワードの広告が最もクリックされているかを紹介します。
- 特定通販サイト名(総合通販、ファッション通販、オークションサイトなど)
- フィーチャーフォンでも利用できるサービス名(動画サイト、SNSサイト名など)
- 消費者金融サービス名
- デジタルコンテンツ関連およびサービス名(コミック、着うた、着メロ、天気、地図など)
- 旅行関連およびサービス名(チケット、航空券、高速バスなど)
- 不動産関連およびサービス名(賃貸、不動産など)
広告出稿の観点から見ても、まだまだ複数の業種において、ニーズがあります。
また、以下に9月のビッグキーワードの平均CPCをまとめてみました。
業種によって様々ではありますが、概ねPC・スマートフォンの平均CPCよりも割安となっているケースが多い状況です。
まだまだフィーチャーフォンのリスティングは終わらない
フィーチャーフォンサイトの更新や提供を終了する企業が増えて来ている現状もありますが、引き続き、残存ユーザーを対象に、自社サービスへの誘導を効果的に実施されている広告主様も多数いらっしゃいます。
検索連動型広告においては、競争環境が数年前に比べれば、落ち着いてきてはいるので、改めて実施いただくことをおすすめいたします。
オリジナル記事はこちら:まだまだ押さえておきたい、フィーチャーフォンユーザーの検索動向 2014(2014/10/14)
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