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グーグルの“サイトリンク”をコントロールする方法、教えます など10+4記事 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum

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今週のピックアップ

グーグルの“サイトリンク”をコントロールする方法、教えます
★★★★☆削除リクエストが効かない!?(hinishi.com)

サイトリンクに、表示したいページが出るようにして、表示したくないページが出ないようにする方法」を、so.la社の日西氏が解説している。

サイト名や会社名など特定のサイトを指し示すキーワードで検索した場合(SEO用語では、「ナビゲーショナルクエリ」と呼ぶ)に、そのサイトのなかのページヘのショートカットリンクが表示される。

「サイトリンク」と呼ばれる機能だ。

Web担のサイトに表示されるサイトリンク

サイトリンクに表示されるリンクはアルゴリズムによって自動化されているため、「このページをサイトリンクに出す」というように指定することはできない。ただし、表示したくないリンクを「このページはサイトリンクに出さない」と指定することはできる。ウェブマスターツールで「サイトリンクの順位を下げる」指定をするのだ。

ところが、サイトリンクの順位を下げるリクエストしても反映されないケースが増えているらしい。そうした状況をサイトリンクの作られ方とともに分析し、解説しているのが元記事だ。

といっても、サイトリンクはやはり完全に制御できるわけではなく、「ある程度の制御方法」なのだが、自サイトのサイトリンクに不満があるウェブ担当者は、大いに参考になるだろう。

日本語で読めるSEO/SEM情報

グーグルからペナルティを受けないための6つの注意点
★★★☆☆当たり前のことだからこそ押さえておこう(WEB戦略ラウンドナップ)

グーグルによるペナルティを受けないようにするために気をつけたい基本を解説した記事。

次の6つの項目について注意するように促している。

  • リンクを買ったりスワッピング(交換)してはならない
  • 検索エンジンのためにコンテンツを作るな
  • スパミーなサイトや記事にはリンクするな
  • 他人に自分のサイトでコンテンツを書かせるなら要注意
  • 運用は大変…なので狙われた
  • 人のコンテンツをコピーしたりスクラップしてはいけない
  • キーワードの詰め込みや隠しテキストはやめよう

なお項目のアイデアは海外のSEOブログを参考にしているが、内容は記事執筆者の中山氏オリジナルだ。

タイトルにもあるとおり基本的な項目ばかりだが、自分の理解を確認したり、新人に基本を教えたりするには、よくまとまっている。参考にするといいだろう。

新しいサイトリンク検索ボックスでキーワードの取得は可能か?
★★★☆☆サイト内検索結果へリダイレクトしているなら可能(グーグル ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラム)

新しくなったサイトリンク検索ボックスが、実際の検索結果に導入された。

では、グーグルの検索結果でサイト内検索が実行された際に、その検索キーワードはアクセス解析ツールで取得できるのだろうか。そうした質問が公式ヘルプフォーラムに投稿された。筆者も回答したのだが、あなたも興味を持つであろうと思ったので紹介する。

私のサイトの検索結果に、「サイトリンクの検索ボックス」が表示されるようになりました。
まだ「サイトにマークアップを実装」はしていません。

今までは私のサイトユーザーは、私のサイト上でサイト内検索をしてくれていた場合は、検索キーワード(クエリー)がなんとか取れていたのですが・・・
ユーザーが、Google上で、「サイトリンクの検索ボックス」を使ってしまうと、[site:検索ワード]でGoogle上で検索されてしまうため、検索キーワード(クエリー)が取れなくなり、各種解析ソフト上で「Not provided」となってしまうという理解でよろしいでしょうか?

「サイトにマークアップを実装すると、ユーザーはサイトリンク検索ボックスから直接、サイトの検索結果ページにジャンプできるようになります。」という記述からすると、「サイトにマークアップを実装」すれば、私のサイト内検索結果となり、検索キーワード(クエリー)が取れそうですが・・・

質問者の理解は正しい。実際には次の2パターンがある。

「site:」を使ったサイト内検索がグーグル検索で実行され、その結果をクリックしてユーザーがサイトに訪問したのならば、そのキーワードは取得できない。Googleアナリティクスなら (not provided) になる。

サイトにschema.orgのマークアップを加えていなければ、ほぼこのパターンになると考えていい。

一方で、schema.orgでマークアップし自サイトのサイト内検索結果にリダイレクトできているのならば、キーワードの取得は可能だ。グーグルは、サイト内検索のシステム(schema.orgのマークアップで指定したURL)にそのキーワードを渡すからだ。

もちろんそのキーワードは、グーグルの自然検索からのトラフィックではなくサイト内検索としてレポートされる。

ただしその場合でも、サイト内検索の1つ前の、グーグルで(サイトリンク検索ボックス付きの)検索結果を表示するときに使われた検索キーワードは、(not provided)となり、やはり取得できない。

アメブロはビジネスに向き? 不向き?
★★★☆☆オウンドメディア用なら不向きだろうか(iBound)

仕事のためのブログとして自分がアメーバブログ(以下、アメブロ)を選ばないことを説明した記事。

「アメブロはダメだ」とアメブロを否定はしていないが、次の5つの理由から、自分だったらアメブロをビジネス用途としては使わないと言っている。

  • 決定権が自社にない
  • SEOで自らハンディを背負っている
  • 見出しタグが使えない
  • 記事ページのURLを決められない
  • アクセス解析の数値が信用に欠ける

記事著者があらかじめ断っているように、目的によって選択すればいいことだ。

簡単に始められて、アメブロに親しんでいるユーザーとコミュニケーションを取りやすいという点を重視するのならば、アメブロを使うほうが良いということもあるだろう。

とはいえ、アメブロが柔軟性に欠けることは確かだし、いわゆる“オウンドメディア”と位置づけて自社独自の情報発信ツールとしてブログを最大限に活用するのであれば、独自ドメイン・独自サーバーで運用すべきだとは、筆者も思う。

ちなみにアメブロのSEO責任者は全身全霊を捧げて奮闘しているので、標準状態でSEOに適した構成にアメブロがなっていくことには期待したい。

日本最大SEOイベントのレポート記事まとめ
★★★★★グーグル社員が4人も登場(CSS Nite公式サイト)

2014年9月20日(土)ベルサール神田 イベントホールでCSS Nite LP36 powered by In-house SEO Meetup 「ビジネスに活用できる2014年SEOトレンド」が開催された。日本最大のSEOイベントで、300名近くが参加した。

ライブQ&Aセッションに参加したグーグルサーチクオリティチームの社員の方々。左から、長山さん、マリヤさん、田中さん、金谷さん(マリヤさんは、スイスのサーチクオリティチームの方で特別ゲストとして出演)

イベント参加者によるレポートを主催者がまとめている。

「今のSEO」を理解できるインプットがたくさん得られた良いセミナーだったのだが、Web担当者Forumが共催し筆者が講演者として参加しているので、日本語記事コーナーの最後で控えめにピックアップさせていただく。

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

新しいサイトリンク検索ボックスの展開とrobots.txtテスターに追加された機能についての記事を今週はピックアップ。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
  • 膨大な低品質ページをインデックスからすみやかに削除する4つの方法
  • 外部サイトへのリンク切れはSEOにマイナスなのか?
  • トルコの大手ニュースサイトにグーグルが一斉スパム制裁
  • WebPの画像もグーグルはきちんとインデックスする
  • App Indexについての質問をグーグルが受付中
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
  • Googleはあなたのコンテンツをどのように見ているか?コンテンツマーケターが犯しやすい、10の過ち
  • ケビン・スペイシー氏が登場!これからのコンテンツの姿。そして、マーケターは何をするべきか?

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

膨大な低品質ページをインデックスからすみやかに削除する4つの方法
★★★★☆冒険的な方法もあり(AMA on reddit)

パンダアップデートの対象になるような低品質なページを非常に多く抱えていたとして、それらを効率よくインデックスから削除するにはどうしたらいいか?

この質問に、米国の腕利きSEOコンサルタントであるAJ・コーン氏が回答した。

  • 方法1

    特定のディレクトリ配下のページをインデックスからからすべて削除する場合は簡単。robots.txtでそのディレクトリのクロールをブロックして、URL削除ツールでディレクトリを指定するだけ。ディレクトリ内のページを一度に速く削除できる。

  • 方法2

    特定のディレクトリ配下の大多数(たとえば90%)のページをインデックスから削除する場合は、1つ目と同じように、ディレクトリ全体をrobots.txtでブロックしURL削除ツールを使ってディレクトリレベルでインデックスから削除する。そして数週間その状態を保つ。

    その後、不要なページを削除するかnoindex robots metaタグを記述し、robots.txtのブロックを解除する。良いページが再びインデックスされるのを待つ。 危険度が非常に高いので、パンダアップデートにやられたりしてもう何も失うものがないときだけに使う。

  • 方法3

    普通に、noindex robots metaタグを記述し、グーグルがクロールするのを待つ。ただし時間がかかるし、インデックスから消えるまでの時間はクロール頻度に依存する。

  • 方法4

    裏ワザ的な方法。インデックスから削除するためにnoindex robots metaタグを記述したページの一覧をリスト化したページを作成する。ウェブマスターツールのFetch as Googleの「インデックスに送信」機能を使い、そのページとそのページからリンクが張られているページのクロールをリクエストし、noindexをすぐに認識させる。

    うまくいくかどうかはわからないが、害になることはないはず。

  • その他の方法

    ページを削除して404を返してもいいが、特に大規模サイトでは大量の404ページがあることは悪い評価に繋がるかもしれないので、好きではない。

    またカテゴリレベルのページヘのリダイレクトも数が多いとグーグルは嫌がる傾向にあるので、勧めない。

方法2は、おもしろい方法なのだが、AJ氏が言うように冒険的な要素を含む。方法4は、筆者も相談を受けたときに提案したことがある(残念ながら結果までは聞いていない)。

外部サイトへのリンク切れはSEOにマイナスなのか?
★★★★☆ユーザー体験の観点からはマイナス(Google Webmaster Help Forum)

ツールを使って外部サイトへの発リンクをチェックしたところ、すでに存在しなくて404エラーを返していたり、リダイレクトされていたりするページをたくさん発見しました。

404になるリンクは修正しました。リダイレクトはそのままです。

この対処で問題ないでしょうか。

グーグルの公式ヘルプフォーラムに投稿された質問だ。

グーグルのジョン・ミューラー氏が、次のようにアドバイスした。

そういったことを見つけたら、私なら第一にユーザーのために修正する。そうすればユーザーにサイトを完全に使ってもらえる。自分のサイトのSEOを目的にするようなものではないと考える。ユーザーのために行うような他のメンテナンスと同じようなものだ。

外部サイトへのリンクがリンク切れしていたり、違ったページにリダイレクトされていたからといって、通常は評価に悪影響を与えるようなことはないであろう。しかし、リンクをクリックしたら404エラーのページだったり、予測とまったく違うページに連れて行かれたりしたら、ユーザーは困惑するはずだ。

SEOではなくユーザー体験という観点から、適切な処置をすればいいということになる。

トルコの大手ニュースサイトにグーグルが一斉スパム制裁
★★☆☆☆非公式情報(Search Engine Roundtable)

グーグルは、トルコのいくつかのニュース系サイトに一斉に手動で対策したようだ。大手のニュースサイトもなかには含まれる。コンテンツスパムやキーワードの乱用が理由らしい。

この記事の元になったツイートでは、具体的にニュースサイト名を挙げて状況を伝えている。

トルコの大手ニュースサイトがグーグルの検索結果から消えた。Hürriyet、Milliyet、CNNTürk、Radikal、Habertürkなどだ。

もっとも、グーグルはこの件に関して公式には何もコメントしていない。

しかしながらトルコは悪質なスパムが多い地域だ。前回ピックアップした日本独自のウェブスパム対策同様に、国や言語に応じた処置を実施したとしても不思議なことではない。

WebPの画像もグーグルはきちんとインデックスする
★★☆☆☆ウェッピーはグーグル製の画像フォーマット(John Mueller (JohnMu) on Twitter)

グーグルの画像ファイルフォーマットWebPに関連するSEO的な情報がほとんどありません。何か知っていますか?

ツイッターでこのように尋ねられたグーグルのジョン・ミューラー氏が、次のように返答した。

WebPは画像検索できちんと扱われる。「inurl:webp」で検索すれば、WebPの画像が見つかるだろう。

WebP(「ウェッピー」と発音する。拡張子は、.webp)は、グーグルが開発した画像のフォーマットだ。ウェブで幅広く使われているJPEGやPNGよりも圧縮率が高く、同等の画質を小さなファイルサイズで提供できるという優れた特徴を持つ。

WebPフォーマットの画像をグーグルはインデックスできるとミューラー氏は言っている。

ただしすべてのブラウザがサポートしているわけではないので、環境によっては表示できないのが現状では難点だろうか。

WebPのドキュメントによると、サポートしているブラウザは次のとおりだ。

  • WebP lossy(JPEG相当)をサポートしているブラウザ
    • Google Chrome(デスクトップ版) 17以降
    • Google Chrome for Android バージョン25以降
    • Opera 11.10以降
    • Android 4.0以降のネイティブWebブラウザ
  • WebP lossy(JPEG相当)とlossless & alpha(PNG相当)ををサポートしているブラウザ
    • Google Chrome(デスクトップ版) 23以降
    • Google Chrome for Android バージョン25以降
    • Google Chrome for iOS バージョン29以降
    • Opera 12.10以降
    • Android 4.2以降のネイティブWebブラウザ

なおミューラー氏は、「inurl:」検索を提案しているが、これだとドメイン名やディレクトリ名、ファイル名に「webp」が入ったURLが含まれるので、ファイルの種類を指定する「filetype:」検索のほうが適切だろう。

「いぬ filetype:webp」の検索結果
画像検索で「filetype:webp」を追加して検索するとWebPの画像ファイルだけでフィルタリングできる。

App Indexについての質問をグーグルが受付中
★★☆☆☆日本語で尋ねても答えてもらえるかも(Mariya Moeva on Google+)

日本語にも対応したApp Indexingをあなたもすでに導入したかあるいは導入検討しているかもしれない。実装や機能について疑問はないだろうか? もしあればこちらで質問してみるといい。

グーグルのマリヤ・モエヴァ氏が、App Indexingに関するウェブマスターからの質問を募っている。ハングアウトオンエアを利用したオフィスアワーで後日回答する予定だ。

英語で質問すべきだろうが、マリヤさんは(漢字も含めて)日本語を理解するので、ひょっとしたら日本語で質問しても答えてもらえるかもしれない(もちろん英語のほうが良いのだろうが)。

SEO JapanSEO Japanの
掲載記事からピックアップ

先週に続いて、SEO Japanブログを運営するアイオイクス社の社員さんが参加したContent Marketing World 2014カンファレンスのレポート記事をピックアップ。

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:グーグルの“サイトリンク”をコントロールする方法、教えます など10+4記事 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
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この記事の筆者

鈴木 謙一(すずき けんいち)

「海外SEO情報ブログ」の運営者。株式会社セルフデザイン・ホールディングスの取締役インディペンデント・コントリビュータ。

海外SEO情報ブログは、SEOに特化した日本ではもっとも有名なSEO系ブログの1つ。米国発の最新のSEO情報を中心に、コンバージョン率アップやユーザーエクスペリエンス最適化のための施策も取り上げている。

正しいSEOをウェブ担当者に習得してもらうために、ブログでの情報発信に加えて所属先のセルフデザインでは、セミナー講師や講演スピーカーを主たる役割にしている。


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