ケンコーコムは2月21日、本社所在地を4月1日付で、東京都港区から福岡市中央区天神に変更すると発表した。取引先が首都圏に集中しているため、本社は移転するが、東京の営業部門や法務・広報の管理部門などは現状のまま残すという。
同社は、東日本大震災後の電力不足のリスク軽減などを理由に11年5月、総務系の管理部門やコールセンターなど本社機能の一部を福岡市に移転していた。福岡での業務運営や人員確保などが順調に進み、機能が安定してきたことから本社化することにした。
福岡市は開拓を強化しているアジアにも近く、多くの通販企業が拠点を構える地域でもある。同社は「福岡市は、物流や交通の利便性にすぐれており、ECを成長させるためには、最適の土地
」(広報)と話す。
東京オフィスは、親会社である楽天との相乗効果をより発揮するために、8月から楽天本社に近い品川区に移転する予定だ。「福岡に約100人、東京には約60人が勤務する体制になる
」(同)と言う。
・ケンコーコムのプレスリリース
→ http://blog.kenko.com/company_pr/2014/02/post-6328.html
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