まとめサイトがグーグル検索から次々と消滅し始めた
コピペだけの低品質サイトの駆逐が始まったか?(楽しくないブログ)
他のサイトからコンテンツを寄せ集めただけの、いわゆる「まとめサイト」が、検索結果を汚しているという指摘がある。
この指摘を受けたせいかどうかはわからないが、グーグルは、質が低いまとめサイトへの対処を一斉に行ったらしい。検索からのトラフィックが激減したまとめサイトのいくつかを、こちらの記事が暴いている。
付加価値がない、内容の薄っぺらいコンテンツに対して手動による対策を与えることを英語版のグーグルウェブマスター向け公式ブログが警告したばかりだ。
質が低いコンテンツに対する手動対策は以前から実行していたが、あらためて注意を喚起した形だ。よそのサイトのコンテンツをコピーしただけのアフィリエイトサイトや広告サイトが、検索結果の品質にとって深刻な問題になってきているのだろう。
日本でも、価値がないコンテンツばかりのアフィリエイトサイトに対する対応がいっそう厳しくなっているように筆者は感じる。
訪問ユーザーに価値を与えるそのサイト独自のコンテンツを有していないサイトが検索からいなくなるのは、検索ユーザーにとっては良い傾向だといえる。
ただ、勘違いしてならないのは、すべてのまとめサイトが低品質とは限らないということだ。「2ちゃんだから」「NAVERまとめだから」というそれだけの基準でグーグルは対処したりはしないはずだ。まとめサイトであってもユーザーに価値を提供しているなら、検索結果に存在し続けるだろう。
日本語で読めるSEO/SEM情報
成果が出るコンテンツSEOの実践方法、教えます
ターゲットを明確に、公開後も記事を洗練(小さな会社のWebマーケティングブログ)
SEOで成功するには良質なコンテンツが必要不可欠だ。
今さら言うまでもないし、この話題には次のような声が返ってくるのがつきものだ。
そんなことはわかっている。でもそんな簡単には良質なコンテンツを作れない。
それでもコンテンツは必要なのだ。避けては通れない道だ。
こちらの記事では、自分が実践しているコンテンツ作りのノウハウを提供している。
たとえば書くトピックを見つけ出すための以下の手法は鉄板だ。
- オートコンプリート
- グーグルアラート
- 体験談やお客さまの声
そのほか、titleタグの付け方や検索者の意図を理解することも基本中の基本だ。きっちり押さえておきたい。
筆者が注目したのは次の2つの施策だ。
「だれに向けて書くのか」のターゲットを明確にする―― 同じ検索キーワードであってもターゲットが変わればまるで違うコンテンツになることを、実例を挙げて説明している。
「公開した後でも継続してコンテンツを洗練させる―― 一度公開して終わりではなく、アクセス解析やPPCも見ながら検索者の意図にそっているかどうかをその後もチェックする。
筆者から気を付けてほしい点を1つ挙げておく。
こちらの記事は、次のように言っている。
ですので、僕は、最初の段階で完璧を目指しません。
キーワードを決めたら、まずは、さらりと書き上げます。
それは、なによりもGoogleにキャッシュ(認識)されることを第一に考えているからです。
Googleにキャッシュされない限り、検索結果に出てくることはありません。ですので、ここはスピードも重視して、とりあえず仕上がった時点でアップしてしまいます。
最初から完璧に仕上げないという点はよいとしても、少なくとも、記事は、公開する時点で一定の水準の質を確保しているようにしてほしい。
1記事や2記事なら問題にならないだろうが、後から質を高める意図があったとしても、グーグルがインデックスする時点で質が低いコンテンツが大量にあった場合は、サイト全体が低品質としてみなされる可能性がある。いったん低品質サイトとして烙印を押されたら、それを取り去るのは非常に難しい。
「“とりあえず”書いて公開してもいい」という意味ではなく、「突き詰めするのでなく、一定の質に達したら、まずはよしとして、細かいリファインは後から計画的に行う」といったような意味だと考えておくのがいいだろう。
サイトリニューアルを成功させるための15個の秘訣
リニューアル時の参考に(ウェブさえ)
こちらの記事では、サイトのリニューアルを成功させるための15項目からなる秘訣を解説している。
- リニューアルはドキドキ!?
- それならアクセス解析を活用しよう
- コンバージョンの設定を忘れずに
- リニューアルの目的を再確認
- 売上アップの公式
- リニューアルは値上げ/値下げのチャンス
- デザインの方向性を決める
- キラーコンテンツを探り出す
- 入口ページの直帰率を調査
- ナビゲーションを分かりやすく
- モバイルへ(というかPC以外にも)優しく
- お問い合わせフォームの改善
- ブログ!
- ソーシャルメディアヘ参加
- リダイレクトを忘れずに
長い間サイトを運用していると、「サイト リニューアル」がどこかのタイミングで出てくるものだ。そんなときの良い参考になるだろう。
それぞれの項目について詳しく解説しているわけではないが、ざっとチェックして、忘れがちなことや、考え方が違っていたことなどがないか、確認しておくといいだろう。
サイトに訪問するユーザーを理解するための4つの質問
ユーザーを理解できれば売上アップ(Inside AdSense )
訪問ユーザーを理解することは、Webサイトの運営全般で重要なことだ。SEOに限った話ではない。
グーグルアドセンスの公式ブログが、Webサイトに訪れるユーザーの理解を深めるための4つの質問を挙げている。
- ユーザーはどこを経由してサイトを訪れますか?
- ユーザーがあなたのサイトへ訪れる目的は何ですか?
- ユーザーはどこからサイトに入ってきていますか?
- ユーザーにどのような行動を取ることを期待しますか?
SEO向けのトピックではないし、アドセンス発行者向けに書かれていたとしても、サイトからの売上アップにつながるヒントが見つかりそうなのでピックアップした。
元記事で紹介しているのは、ユーザー理解のうち「Webサイトに直接関係する部分」にすぎないが、ここから始めて、もっと適切なユーザー理解を進めれば、あなたのサイトがユーザーに提供できる価値はもっと高まるはずだ。
「待て」を無視して手動ペナルティ解除に成功
大事なのは待つことではないから(UMA)
不自然リンクに対処した後の再審査リクエストへの返信で、以下のようにグーグルが通知してくることがある。
Google では今から数週間、このサイトからの他のリクエストを審査することはありません。
しばらくたってからではないと、再審査リクエストを受け付ないというのだ。
ところが数週間待たずとも再審査リクエストを送り手動対策が解除された事例が報告されている。
これは合点がいく。
グーグルが要求しているのは「待つ」ことでない。「問題となるリンクを丹念に調べあげ、可能な限り除去する」ことだ。そんな短時間に実行できるはずがないから、すぐには再審査リクエストを受け付けないと言っているにすぎない。
つまり、「しばらくは再審査リクエストを出してもダメよ」というのは、「するべきことをせずに再審査をリクエストするのはダメよ」という意味なのだ。
待つのではなく適切に問題を解決することで手動による対策を解除させたプロセスを、こちらの記事では公開している。
また、次の言葉も印象的だ。
今回、手動によるスパム対策を取り消せたのは、依頼者が積極的に削除連絡などを行ってくれた(行動してくれた)のが大きかったのではないかと思っています。
ここでいう「依頼者」とは、サイトのWeb担当者のことだ。やはりWebサイトオーナーがちゃんと動くのは大切なのだと思われる。
海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ
低品質コンテンツにグーグルがあらためて警告したことと、モバイルサイトでのリダイレクトについての記事を今週はピックアップ。
- Google、アフィリエイトサイトに警告 ~ 付加価値がない、内容が薄いコンテンツには手動で対策する
付加価値が必須 - Google、モバイル向けサイトのリダイレクトには301よりも302を使うように推奨を変更
グーグル的にはどちらでもいいのだけれど
海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
「SEO=検索アルゴリズムに合わせて上位表示させる」は壮絶な勘違い
SEOはマーケティングの一環(WebmasterWorld)
WebmasterWorldフォーラムで次のような質問が投稿された。
ビッグキーワードで何年もの間上位表示を維持してきた運用歴10年の管理サイトが、すべてのキーワードで5ページ目に下落してしまった。nofollowが付いていないバックリンクはすべて削除してもらうように要請してある。順位は若干良くなったが回復には至っていない。
基本的なSEOとコンテンツは見直した。コーディングが古いタイプで、きれいだがこれを改修すればSEOの改善には十分だろうか。
1ページ目に戻るには何をしたらいいかアドバイスが欲しい。
フォーラムのベテランメンバーが返したコメントが筆者の心に響いたので、少し長いが紹介したい。
こういう質問とそこに付く回答は、まさにSEOの世界にいる70%以上のウェブマスターの現状を表している。ここでいう「SEOの世界」というのは、「SEO」という用語を使うウェブマスターがいる世界のことだ。
「SEO」という言葉を使う人の大部分は、「上位表示のためにグーグルのアルゴリズムにうまく対応する」ことに興味を持っている。これこそが、まさしくグーグルが嫌悪していることだ。
質問者は、自分のサイトがグーグルにやられてしまったから助けを求めてこのフォーラムにやって来た。彼の投稿を見ると、怪しげなリンク集めに手を染めていたように思える。買ったリンクをはじめ、不正な手段によるリンク獲得は、グーグルがやってほしくないことだ。
どうやってこのことがわかったかだって? 簡単だ。ウェブマスターは買っていないリンク、つまり築き上げたリンクを否認したりしない。リンクを否認するのは、そのリンクが有料リンクだという証拠なんだ。
「リンクを買ったり、リンクを得るために企んだりすることで、自分のサイトがグーグルのアルゴリズムで良い扱いになるようにする」という意味でのSEOは、もはや存在しない。
こうなることは、4~5年前にはわかっていたはずだ。
交換・お金・その他の企みによって簡単に手にできるあらゆるリンクを、私は知っていた。購入したリンクの9割がサイトワイドリンクか、典型的なパターンとして1記事につき3本の発リンクがあるブログ記事かのどちらかだった。
こうした人工リンクは、ばかばかしいくらいに簡単にグーグルにバレてしまう。
昔ながらの「マーケティング」という言葉に戻るときが来ている。自分のサイトをマーケティングするときは、もっと自然なSEOを成し遂げるべき時代なのだ。
「ビジネスを成功させるにはリンクが必要」という考え方でこれからも進むのは、自分で失敗のお膳立てをして眠れない夜を準備しているようなものだ。
私を信用しなさい。なぜなら私は同じようなことを経験済みなのだから。
「SEOとは、検索エンジンの裏をかいて上位表示させること」――こんな認識が広がってしまっているのは、日本でも同じだろう。日本ではもっとひどくて「SEO = 有料リンクや自作リンクなど人工的なリンクを集めること」と理解している向きもあるかもしれない。
SEOはマーケティング活動の一環であるということは、前出のコメントを書き込んだメンバーの言うとおりだ。第三者に迷惑を与える行為をマーケティングだと主張して実行するのが、本来あるべきことだと思うだろうか? このメンバーが実体験として失敗したことを明かしているのだから、なおさら説得力がある。
グーグル検索で著者の写真が出なくなったのはなぜか?
5つの要因が関わっていそう(Stone Temple Consulting)
グーグルの検索結果に現れるコンテンツの著者情報の条件が厳しくなり、検索結果に写真が表示されない状況が増えた。どういった要因でグーグルは写真を表示するかしないかを決めているのだろうか?
さまざまデータを調査した結果、以下の5つの要因が関わっているようだと、こちらの記事では推測している。
- 著者の評判(ある種の信頼度スコアがあるのか?)
- 検索者との関係(パーソナライズ検索として影響する)
- コンテンツの質
- サイトのオーソリティと信頼度のレベル
- クエリに対してふさわしいか
これらが本当に写真表示に関わっているとしても、対処は一筋縄ではいかなそうだ。
グーグルのマット・カッツ、今度はフランス製リンクネットワークを公開処罰
その次はドイツ製との予告あり(Matt Cutts (mattcutts) on Twitter)
米グーグルのスパム対策チームの隊長、マット・カッツ氏はフランスのリンクネットワークに制裁を与えたことをツイッターで明らかにした。
Today we're taking action on a French link network that violates our quality guidelines (Buzzea).
— Matt Cutts (@mattcutts) 2014, 1月 29
本日、グーグルの品質ガイドラインに違反するフランスのリンクネットワーク(Buzzea)に対して対策を実施する。
グーグルは1か月ほど前に、PageRankを渡すリンクの売買がガイドラインに違反していることを、フランス語であらためて警告していた。これは、今回の対策への伏線だったのかもしれない。
マット・カッツ氏は、リンクネットワークに制裁を与えたことを、過去にもツイッターで晒している。
- SAPE
- Ghost Rank
- Anglo Rank
- Backlinks.com
具体名を挙げるところなどは、リンクネットワーク業者を牽制しているとしか思えない。
また、ドイツのリンクネットワークにも対策してほしいというフォロワーからの要望に対して次のように返信している。
今日はフランスだが次はドイツだ。
わかっているよ。もう我々のレーダーが捕らえている。
ドイツ語版のウェブマスター向け公式ブログでは、不自然リンクへの警告と手動による対策への対応方法を説明した記事が公開されている。これも伏線であろうか。
さらにこんなツイートもマット・カッツ氏は残している。
名のよく知られた多くのサイトにも制裁を課すことを約束する。先週、名前を聞けばわかるサイト十数件に対策を実施した。
リンクネットワーク業者はもとより、そういったサービスを利用している著名サイトにも毅然と対処していることを伺わせる。不正なリンクを提供するリンクネットワークとグーグルとの戦いはますます激化しそうだ。
PHPでの301リダイレクトでもグーグルにきちんと処理してもらえるの?
ステータスコードが301を返すかが重要(WebmasterWorld)
WebmasterWorldフォーラムで以下の質問が投稿された。
PHPで301リダイレクトを実装した。.htaccessを編集できない環境だからだ。
PHPの301リダイレクトでも、グーグルに受け入れてもらえるだろうか?
答えは簡単だ。問題なく、受け入れられる。
.htaccessによる301リダイレクトだろうが、PHPによる301リダイレクトだろうが、ASP .NETによる301リダイレクトであろうがグーグルには関係ない。HTTPステータスコードとして301が返っているかどうかが重要だ。そもそも、どんな方法で301リダイレクトを実装しているかなどGooglebotにはわからないのだから。
rel="prev/next”はbodyセクションでも機能するか?
headセクション内だけ(SEO Hangout Panel on Google+)
rel="prev"とrel="next"は、ページネーションしている構成で一連のページ同士の続き(前後の)関係を伝える要素だ。
bodyセクション内にあるaタグの要素としてこの要素を使用できるかどうかという、Google+のSEOコミュニティで挙がった質問にグーグルのジョン・ミューラー氏が答えた。
rel="prev"やrel="next"は、headセクションでのみ機能する
body内ではだめなようだ。
それはそうだろう。もしbodyセクションでも有効ならば、たとえば第三者にコメント欄に書き込まれたら勝手に操作されてしまう。インデックス処理に関わるような要素が、管理者以外のだれでも書き込める場所にあっても機能するとしたら、それはWebマスターにとっては悩みの種になってしまうだろう。同様に、rel="canonical"もheadセクションでのみ機能する。
SEO Japanの
掲載記事からピックアップ
20154年もはや2月に入った。2月からでも実践してみたいSEOの記事を2本今週はピックアップ。
- 2014年に大きな成果をもたらす11点のSEO戦略
どれか1つでも挑戦すべし - 次のSEO活用サイトを2014年に考える方法
やや難し目の戦略的な話
- 内容カテゴリ:SEO
- コーナー:海外&国内SEO情報ウォッチ
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オリジナル記事:まとめサイトがグーグル検索から次々と消滅し始めた など10+4記事 [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum
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