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あなたのサイトがグーグルから消え去る6つの単純ミス など10+4記事 [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum

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この記事を読むのにかかる時間: 約 9.5
タイトル画像:国内&海外SEO情報ウォッチ

「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、
国内と海外の検索マーケティング関連情報を
さらっとまとめて毎週金曜日にお届けします。

今週のピックアップ

あなたのサイトがグーグルから消え去る6つの単純ミス
★★★★☆よくあるうっかりミスのパターン(Google Webmaster Help Forum)

運用するサイトが検索結果から消えてしまった。原因は、noindex robots meta タグを多くのページに追加したためだった。そんな、笑うに笑えない話をまたまた公式ヘルプフォーラムで見つけた。

こうした例は、このコーナーで何回も取り上げたことがある。サイト管理者の不注意が原因でインデックスから消滅してしまう6つのパターンを、改めておさらいしてみよう。

  • noindex robots metaタグを全ページに付けてしまった(X-Robots-Tagでnoindexを返した)

  • robots.txtでクロールを完全にブロックしてしまった

  • rel="canonical"を全ページでトップページに向けてしまった(現在はグーグルが間違いに気付いて無視してくれることも多い)

  • robots.txtへのアクセスで503エラーが返っていた(200または404以外のエラーを返すと良くない)

  • URL削除ツールでサイト全体を削除してしまった(「wwwあり」と「wwwなし」は連動している)

  • レンタルサーバー会社がGooglebotのアクセスを制限していた

どれも実際に起こるうっかりミスである。気を付けてほしい。

日本語で読めるSEO/SEM情報

あなたがグーグル社員に生で聞きたいSEOの疑問は何?
★★★★☆Googlerに何でも聞ける(ウェブマスターの昼休み ハングアウト オンエア バージョン)

グーグル日本のサーチクオリティチームは、Google+のハングアウト オンエアの機能を利用してウェブマスター向けQ&Aを開催している。1回目に続き、2回目が11月21日(木)に行われた。

元々は「ウェブマスターの昼休み」というランチタイムに実施する企画だったが、今回は長山氏がスイスのチューリッヒからの参加だったため、日本時間の午後6時からの開始だった。

以下に挙げるほか、一般のサイト管理者から寄せられた数々の質問のほぼすべてに長山氏と田中氏の2人の“Googler”が丁寧に回答してくれた。

  • 日本語ドメイン名での完全一致ドメイン名のサイトが不当に高く評価されているように思えるがどうなのか
  • グーグルの社員もサイトを運営してSEOを施策しているのか
  • いったん否認したリンクをリストから削除した場合は再度評価対象になるのか

次回3回目は、12月3日(火)12:00~12:30に開催される。取り扱うテーマは「再審査リクエスト」だ。詳細はGoogle+のイベントページで確認できる。

無料ホームページサービスのサイトが巻き添え被害でスパム扱いされた!?
★★★☆☆それともスパムが多いからサービス全体で対策されたのか?(SEO is DEAD!! WEB in the morning)

無料で提供されるホームページスペースが、手動の対策をドメイン名全体で受けてしまっているらしい。矢萩氏がブログでレポートしている(念のために開示しておくと、矢萩氏は筆者と同じ株式会社 セルフデザイン・ホールディングスに所属している)。

利用ユーザーには「http://example.com/ユーザーID/」のURLが与えられる。ドメイン名は共通だ。

新規で作成した直後の状態にもかかわらず、ウェブマスターの手動対策ビューアには手動による対策が適用されている警告が届いていたとのことである。記事作者に筆者が直接聞いたところによると、3サイトを新規に作成したが、すべて同じように手動の対策が与えられていたそうだ。

考えられる理由は次の2パターンになるだろうか。

  • そのサービスを利用したサイトにスパムが非常に多いため、サービス全体(そのドメイン名のサイトすべて)を手動の対策の対象にした。

  • 別々のユーザーが自由にサイトを持てるいわゆるUGCサービスであることをグーグルが認識しておらず、1つのサイトとして処理してしまった

ユーザー生成スパムに関するガイドラインには、以下の説明が書かれている。

ただし、サイト上にユーザー生成スパムがあまりにも多い場合は、Google によるサイトの評価に影響が及ぶことがあり、その結果、最終的にサイト全体に対して手動による対策を講じることもあります。

このガイドラインを読むと、原因は1つ目のほうである可能性が疑われるのだが、そうとも限らない。

グーグルがどこかのサービス全体に対策を行ったケースは、マルウェアに感染させるようなセキュリティ面で大きな問題になるスパムサイトが多いサービスなどで過去にあった。しかし、不自然なリンクのような検索結果を不正に操作する系のウェブスパムでサービス全体に対策が施されたケースは、聞いたことがない(以前に調べたことがあるが見つけられなかった)。

筆者は2つ目のほうの可能性を疑う。それほど知られていないマイナーなホームページスペース提供サービスだったとのことなので、関係のない独立したサイトが1つのドメイン名のなかにいくつも存在することをグーグルが知らなかった可能性があるということだ。結果として他のユーザーのサイトにまでスパム判定の被害が及んでしまったのではないだろうか。

米国最先端のブログ記事コンテンツ作成のコツ
★★★★☆海外カンファレンスからのありがたいレポート(Takahiro Watanabe on Google+)

ソーシャルをテーマにした米国でのカンファレンスに参加した渡辺隆広氏が、セッションの1つの重要ポイントまとめをGoogle+に投稿した。コンテンツ作成がトピックのセッションだったようだ。

「もっと読む」をクリックすると、投稿の全文を読める。

メモ書きっぽい体裁だが有益な情報が詰まっている。参考にしよう。

日本のグーグル検索でのアプリのインデックスはいつ可能になるのか?
★★★☆☆リクエストしよう(Google ウェブマスター向け公式ブログ)

スマートフォンのアプリの中身をグーグルがインデックスして検索結果に表示する実験を始めたことを、少し前にお伝えした。

今のところ、米グーグル(google.com)だけでの提供なのだが、日本でも興味関心を示したサイト管理者が多かったということで、日本の公式ブログで翻訳記事が公開された。

日本での提供予定は未定とのことであるが、「要望が多ければ検討する」と、グーグルの長山氏が先にピックアップしたQ&Aハングアウトの冒頭で言っていた。日本でも利用したければ、リクエストしよう。

“マッチング率”が高いコンテンツを作るための考え方
★★★★☆ユーザーの意図を汲み取る力が必要(ASPアフィリエイトで1千万稼ぐ思考と手法)

インターネットの普及と検索エンジンの登場により、「求めている情報を探すのに必要なお金や労力」と「ものごとが自分に合っているかどうかを調べるのに必要なお金や労力」が少なくなってきた。

ところが、無料ブログに代表されるように誰もが簡単に情報発信できるようになってきたせいで、「欲しい情報が見つかる確率」も低くなってきてしまっている。検索エンジンで検索しても的外れな結果が出て来る場合が多くなってきたということだ。

こちらの記事では、前者を「サーチコスト・マッチングコストが安くなった」、後者を「マッチング率が低下した」と表現している。

その状況で大切な「マッチング率が高いコンテンツを持つサイトを作る」ために忘れてならないこととして、次のように言っている。

検索キーワードというものは「あくまで顕在化」しているだけであり、
そのキーワードが検索ユーザーの思いや考えを表しているワケではないですね。

結論としては、以下に示す2つの力が大切になる。

  • ユーザーの意図を汲み取る力
  • ユーザーの本当の悩みを先回りしてあげる、翻訳してあげる力

アフィリエイター向けに書かかれた記事であるが、説明されている内容は、決してアフィリエイター向けに限られてはいない。SEOに携わる人間すべてに当てはまる本質が書かれている記事だ。一読することを推奨する。

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

流出したグーグルの内部文書に関する記事と再審査リクエストに関係する記事を今週はピックアップ。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
  • リンクの否認が必要な4つのケース
  • ウェブマスターツールには、PC向けサイトとスマホ向けサイトの両方を登録すること
  • ビッグキーワードで1位になるために本当に重要なこと
  • 消滅してもなおウェブスパムを続ける宗教団体
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
  • SEO担当者向け : これだけは知っておきたい検索エンジンの基本 【2013年度末版】
  • 2014年版 SEOの計画書 – ハミングバード、コンテンツ、オーソリティに注目

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

リンクの否認が必要な4つのケース
★★★★☆気軽に使って構わないのか?(Google Webmaster Center on YouTube)

リンクの否認ツールを使うべき状況を、グーグルのマット・カッツ氏が説明した。主に、以下の状況に当てはまるときだという。

  • 自分または雇ったSEO業者が過去に不正なリンクを集めて、それをどうしても削除しきれないとき
  • 誰かがネガティブSEOをやっているようだと心配なとき
  • まったく身に覚えがない、自動的に作られたように見える大量のバックリンクを発見したとき
  • 手動による対策を受けていなくても、先んじて怪しいリンクに対処したいとき

リンクの否認ツールの元々の提供目的は、不自然なリンクに対する手動による対策の解除に取り組むなかで、あらゆる手段を使っても削除できないリンクを無効化することだった。また公開当初は一般のサイト管理者が使う必要のないツールだともマット・カッツ氏をはじめとする関係者は説明していた。

しかし現在は、手動による対策を受けていなくても、不自然に見えるリンクによる悪影響を未然に防ぐために使っても問題ないと説明している。

「本当に必要な人だけ、細心の注意を払って慎重に使いなさい」と当初はあれほど念を押していたのに、極端に言えば、「どうぞ自由に使ってくださいな」と今は態度を変えたように、筆者には思えた。

ウェブマスターツールには、PC向けサイトとスマホ向けサイトの両方を登録すること
★★★☆☆別ドメイン名で運用するときはね(Google Webmaster Help Forum)

PC向けサイトとモバイル向けサイトを別ドメイン名で運用する際(例: www.example.com と m.example.com)は、どちらも別々にGoogleウェブマスターツールに登録する必要がある。

グーグル社員が公式ヘルプフォーラムでアドバイスした。サイトの確認方法は、どれを利用しても構わない。

検索エンジンがURLを扱う際の基本やウェブマスターツールの仕組みを理解していれば当然のことなのではあるが、グーグルからの公式なコメントなので紹介しておく。

念のために説明しておくと、PCサイトと同じドメイン名のサブディレクトリでモバイル向けサイトを運用しているなら(例: www.exapmle.com と www.example.com/m)、モバイル向けサイトをウェブマスターツールに別途登録する必要はない。モバイル向けサイトはPCと向けサイトの一部分になるからだ。ただモバイル向けサイトを別に登録しておけば、モバイル向けサイトだけのレポートを見ることができるので、同一ドメイン名での運用であっても両方登録することを筆者はオススメする。

ビッグキーワードで1位になるために本当に重要なこと
★★★★☆個々のSEOや競合の真似ではない、一歩先を行く戦略(WebmasterWorld)

内部施策もやって、リンク構築もやってきた。

競合がやっていることの真似もしてきた。

でもどうやっても6週間以上、7位~8位より上にまったく上がれない。さらに上位に行くには、どうしたらいいのか?

こんな質問がWebmasterWorldフォーラムに投稿された。

メンバーの1人が次のようにコメントした。

内部施策をしたり、自分より上位表示しているサイトの真似をしたり、そうした施策がうまくいってその順位になったように見えるが、今はいわば検索結果の「差分」のなかにいる状態だ。

これ以降は、グーグルも人間の訪問者も、あなたのサイトをよりじっくりと吟味しだすだろう。だから、「競合がまだ思いついていない、一歩先へ進むためにはどうしたらいいのか」を考えなければならない。

基本的には、相手がやっていることをやっても、今いる場所にしかたどりつけない。今の大きな課題は「どうやって相手を上回るか」だ。どうやって、サイトを相手よりも惹きつけるようにし、好きになってもらうようにし、使いやすくし、共有してもらうようにするかだ。

この答えを見つけて実践できれば、最終的には競合よりも上位に位置できるだろうと私は思う。いったん成し遂げたあとは、今度は頂点にとどまるために相手よりも常に先を行くにはどうするかを考え出さなければならない。

これは間違いなくチャレンジングなことだし、競争の激しいジャンルでトップ10に入ることだけでも間違いなくたいしたものだ。だから少しの間は順位が変わっていなくても、今の順位に満足していい。

しかしトップ10以内のどこかから1位に行くのは、もしかするとトップ10に入ることよりも難しいかもしれない。したがって、これ以上は、真似をするのではなく、自分が標準になるような方法を見つけることに挑戦しなければならない。

特に競争の激しいジャンルでは、テクニック的なSEO施策や競合の真似だけではトップになれないということだ。相手が真似できないような偉大なサイトを作るための戦略が必要になってくる。その戦略を実現するための戦術の1つがSEOということになるのだろう。

やや精神論的なトピックかもしれないが、検索結果の1位を勝ち取り訪問したユーザーを満足させるにはこういった思考が大切になると思い、取り上げた。

数年前だったら「とは言うものの、実際のところは、いろいろなSEO手法が」となっていたが、今ならばこの回答が正しいといえる状況になってきている。

消滅してもなおウェブスパムを続ける宗教団体
★★☆☆☆古典的な隠しテキストが残存(Hacker News)

ヘヴンズ・ゲートという宗教団体が米国にかつて存在した。ウィキペディアには以下のように説明されている。

ヘヴンズ・ゲート(英: Heaven's Gate)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴを拠点に活動した、UFOを信仰する宗教団体である。1997年のヘール・ボップ彗星出現の際に集団自殺を行い、消滅した。

実体はすでに存在しないのだが、ウェブサイトは残っており検索結果にも出る。この事実がハッカーニュースという掲示板に投稿されたところ、グーグルのマット・カッツ氏が真っ先に反応した。

で、いまだにそのページの下の方には隠しテキストがある。

実を言うと、こういうのが僕が好きな隠しテキストの一例なんだ。なぜかというと、スパムのテクニックを金儲けのために必ずしも人々が使うとは限らないからだ。

ただ運悪く、この隠しテキストを削除するように頼める管理者にコンタクトを取る手段が僕にはない。

下のキャプチャはヘヴンズ・ゲートのサイトのページ下部だ。

ヘヴンズ・ゲートのサイトのページ下部

最下部の背景だけのスペースをドラッグして選択するとテキストが浮かび上がる(「すべてを選択」でも見つかる)。

隠されているテキストが見える

背景色と同化させた典型的な隠しテキストだ。勧誘のための単語が羅列されているっぽい。

この投稿を知ったグーグルのジョン・ミューラー氏は次のようにコメントしている。

グーグルのアルゴリズムはこういったことをだいたいうまく処理してくれるので、こうしたサイトに手動で対策する必要はない。

検索エンジンには見えても人間の目には見えないように、「背景と同色の隠しテキスト」や「極小フォントの隠しテキスト」を使う古典的なスパム手法だが、今どきこうした手法を使う人はいないだろう。それでも隠しテキストはグーグルが定めるガイドラインに違反する行為であることを、あらためて認識しておきたい。

単純なものはアルゴリズムで自動検出されるだろうし、手の込んだものは手動対策されるだろう。

SEO JapanSEO Japanの
掲載記事からピックアップ

2013年を終え2014年を迎えるにあたって読んでおきたいSEO記事を2本、今週はピックアップ。

筆者が所属する株式会社セルフデザイン・ホールディングスでは、SEOの「グループコンサルティング」を開催しています。今回で第12期となるグループコンサルティングは、月1回・6か月間のコンサルティングを集合形式で提供するサービスです。
詳細は → グループコンサルティング 第12期からどうぞ。

この記事の筆者
ユーザー 鈴木 謙一 の写真

鈴木 謙一(すずき けんいち)

フリーランスのインターネットコンサルタント。アメリカを中心としたSEO/SEMのコアな情報を日本に持ち込み、「海外SEO情報ブログ」で“海外SEO”のブランドを確立。サーチエンジンマーケティング専門ソーシャルニュースサイトSphinn(スピン)の公式日本版であるサービス「Sphinn Japan」立ち上げメンバーでもある(Sphinnの本家はMarketing Landとなり編集記事中心へと路線変更している)。

現在は、株式会社セルフデザイン・ホールディングスの取締役コンサルティングアドバイザーとして、SEOの情報収集やトレーニング、海外のSEOカンファレンス参加などを通じて正しいSEOの普及に取り組んでいる。

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