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サイト制作を発注するときに、気をつけるべきポイントとは?/アンティー・ファクトリー中川直樹さんに聞いてきた(前編) [Webのコト、教えてホシイの!] | Web担当者Forum

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Webのコト、教えてホシイの!
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イチニヨンゴキュウジュウニ。
あれホシイの次で13回目ですね。
それが?
つまり一周年じゃないですか。
僕の拙い漫画を読んでいただいてありがとうございます。
一周年?
1回目って雪が降って大変って言ってますよ。
いや、それは取材日で。
細かいことは言わないで下さい。
せっかくの一周年なんで僕のホームページを作りましょう。
なぜ?
題して星井博文の漫画制作プロダクション予算は秘密。
誰も見ないホームページほど悲しいものはないですよ。
それええな。
えっ?
今回はホームページを作るまでの心得を教えてもらいに行こう。
やったぁ。
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株式会社アンティー・ファクトリーの中川直樹さんにお話を聞かせてもらいにきました!
株式会社アンティー・ファクトリー代表取締役
一般社団法人日本Webソリューションデザイン協会会長
中川直樹さん
腕が太い。
迫力ありますね。
お前のホームページなど知るかオーラが。
90年代から無数のサイトを手がけ、一般社団法人日本Webソリューションデザイン協会の会長してるスゴイ人やで。
わかりやすく言うと上方落語協会会長の桂文枝みたいなもんや。
わかりづらいわっ。
すみません。
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今日はわざわざありがとうございます。
なんでも聞いて下さい。
何時間でも大丈夫ですよ。
超いい人じゃん。
さて今日は中川さんにホームページを作るときに押さえておくべきポイントを教えてホシイの!
え?怒った?
わっかりまーした♪
本題に入って下さい。
ちなみにどのようなサイトにするか考えていますか?
え?
どんなサイト?
何にも考えてませんよ。
やっぱり。
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普通に入れておきたいのは自分の制作した作品ページだったり
お仕事募集だったり
ホシイの!の取材先募集だったりですね。
さらりと取材先募集入れましたね。
これまでの経験から
ホームページを作る目的が曖昧だったり
コンテンツやデザインやイメージが先行で
サイト制作会社にいきなり作って下さいって言うところは
失敗する可能性が高いですよ!
ええっ。
ホームページ制作を制作会社に依頼する前に
やっておくことがあるんです。
わかりました。
Facebookと連携ですね。
違います。
惜しいな。
全然惜しくないですよ。
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最初に決めることは
目的をハッキリさせることです。
ホームページの目的ですか?
そうです。
何のためにホームページを作るのか。
誰に向けてホームページを作るのか。
ホームページで何がしたいのか。
例えば星井さんの漫画の世界観を
共有してもらうためのファンのためのページか
本の購買を促すページなのか。
もしくは新規の仕事を獲得するためのページなのか。
ほーそんなこと考えたことないですね。
できればすべて満たされたい。
贅沢言わない。
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そしてその次にターゲットオーディエンスを決める。
ターゲットオーディエンスって何ですか?
誰がホームページを見るか
つまりユーザーですね。
具体的に言うとこんな感じかな。
新規顧客、既存顧客、就職希望者、社員、社員の家族。
ん?社員やその家族もターゲットなん?
もちろんです。
社員の家族や子供がどんな企業に勤めているのかを知ることができるツールになりますから。
なるほど親は子供がどんな会社に行っているか知りたいもんな。
うちの親には知られたくないです。
それは例外ですね。
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また自分の会社の社長がどんなビジョンを持って経営しているのか
今後の経営方針などホームページ上にあると社員が確認できるでしょ。
確かに社長に直接は聞きにくいですからね。
そうなんです。
もちろんこれらの部分はホームページ全体の一部でしかありません。
メインはこれらの目的を達成するためのページの割合ですね。
例えば新規取引先メインの構成にするならばこんな感じかな。
既存の取引先をメインに構成するならばこんな感じ。
こんなに違うんですね。
女性をターゲットにしたらこんな感じ。
それじゃあホームページになりません。
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最も有効なのがターゲットオーディエンスを知ることですね。
そうすることでページの優先順位が決まります。
ページの優先順位?
例えばトップページになにを持ってくるかやな。
そりゃ僕の声ですね。
それは最悪ですね。
ええええだってよく見るじゃないですか、社長の声って。
読んだことありますか?
あるわけないでしょあんなもの。
一緒やろ。星井さんの声も誰も聞きたくないわ。
ターゲットオーディエンスが何をサイトに求めているかを知るということは
本当に大切なんです。
わかりやすく説明すると、例えば、自宅の水道管が破裂したらどうしますか?
へ、水道管がですか?
そりゃあ水道修理屋に連絡するやろな。
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では、水道修理屋の連絡先知ってますか?
それは知らなくてもサイトで調べれば分かりますよ。
それです。
ターゲットオーディエンスが水道業者のサイトに求めているものは、
すぐに連絡が取れる電話番号!
つまりトップページには連絡先がなくてはならないんです。
なるほど、社長の声の優先度が低い理由はこれか。
お客様を知るとページ構成できるとは、そういうことなんですね。
となると、僕がホームページを作ると誰が何を見るんだろうか?
そうそう、そうやって考えることが必要なんです。
お客様が自分のサイトで本当に求めているものが分かってはじめて、次のステップに進めるんです。
誰も見ないかも。
だから言ってるでしょ。
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それらを決めてから我々のような制作会社に連絡して下さい。
ここでやっと制作会社が出てくるの?
嘘でしょ、もう10ページですよ。
何も考えずにダラダラ描いてしまった。
ホームページはいつできるんですか?
まだまだですよ。
ホームページ制作は発注するまでが大変なんです。
制作会社を選ぶのも重要なんですよ。
大手にするのか中小個人の会社にするのか、はたまたコンペにするのか。
ちょっと待ってください。
続きは後編でお願いします。もう描けません、疲れました。

第13回後編は8月下旬公開予定

この記事の筆者

星井博文(ほしい・ひろふみ)

漫画家・漫画原作作家。ヤングジャンプにてデビュー。著作に『中京女大レスリ ング部物語「ちゅうじょ」』(実業之日本社)など多数。

「グランドジャンプ」にて、『未解決事件 File.02 オウム真理教』などの構成を担当。

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