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金融情報サービスのモーニングスターは、国内上場企業が提供する株主・投資家向け広報(IR)サイトの使いやすさや情報の充実度を評価する「Gomez IRサイトランキング2013」を4月18日、GomezのWebサイト上で発表した。「Webサイトの使いやすさ」「財務・決算情報の充実度」「企業・経営情報の充実度」「情報開示の積極性・先進性」の4つの観点から、投資家の視点で設定した290の調査項目により同社のアナリストが評価。総合的に優れたIRサイトのランキングを決定した。総合ランキング1位はソフトバンクとカプコンが獲得した。ソフトバンクは前回の4位から1位に躍進。「財務・決算情報の充実度」「情報開示の積極性・先進性」のカテゴリで最高評価を獲得した。カプコンは、すべてのカテゴリで最高ランクの評価を獲得し、前回の2位から1位となった。調査は2012年12月1日~2013年3月26日に、2013年3月時点の国内証券取引所上場企業3502社を対象に、IR情報、会社情報、CSR情報が掲載されたページを調査。総合得点6.00以上の132社をIRサイト優秀企業として選定した。
総合ランキング3位はTDKとエヌ・ティ・ティ・ドコモが獲得。5位は東芝、6位はKDDI、7位はミネベア、8位は富士フイルムホールディングス、9位はベネッセホールディングス、10位はコニカミノルタホールディングスだった。JASDAQやマザーズなど、新興市場上場企業を対象にした「新興市場IRサイトランキング」をみると、上位5社は1位がフィールズ(JASDAQ)、2位はエムティーアイ(JASDAQ)、3位はジュピターテレコム(JASDAQ)、4位はハーモニック・ドライブ・システムズ(JASDAQ)、5位はライフネット生命保険(マザーズ)だった。インターネットIR先進企業の動向を上位200社の平均スコアから見てみると、コンテンツ面の改善が目立った。「財務・決算情報」は前回の6.32から6.40に、「企業・経営情報」は前回の6.09から6.30に改善していた。コーポレートサイトをスマートフォンに最適化したサイトは、100社を超え、前回から倍増した。情報共有のためのソーシャルプラグインを埋め込むサイトは70社を超え、大幅に増加。従来の紙やPDFを中心とした情報開示から、コミュニケーション型の情報提供へと変化の兆しが見えた。
モーニングスター
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ゴメス・コンサルティング
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オリジナル記事:モーニングスター、「Gomez IRサイトランキング2013」でソフトバンクとカプコンが1位 [ニュース] | Web担当者Forum
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