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ステマにならない自作自演レビューを書くための6つのルールなど10+4記事(海外&国内SEO情報) [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum

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この記事を読むのにかかる時間: 約 8.5
タイトル画像:国内&海外SEO情報ウォッチ

「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、
国内と海外の検索マーケティング関連情報を
さらっとまとめて毎週金曜日にお届けします。

今週のピックアップ

ステマにならない自作自演レビューを書くための6つのルール
★★★★☆レビューを集めるための節度ある工夫(Get Elastic Ecommerce Blog)

ECサイトではユーザーレビューは非常に重要だ。購入を検討しているユーザーにとって参考情報になるし検索エンジンにとってはオリジナルコンテンツとして見てもらえる。有益なレビューが多ければ売上アップにも貢献するだろう。

しかしユーザーレビューを集めるのは、特に小規模なネットショップでは容易なことではない。理由の1つにまだ誰もレビューを書き込んでいない状況が挙げられる。初めの1人になるのは抵抗を感じる人もいるだろう。反対に多くのレビューがすでに書き込まれていれば自分もと積極的になりそうだ。

レビューを増やす技としてショップの店員によるレビュー書き込みをこちらの記事では勧めている。

とはいっても、しばらく前に世間をにぎわせた「ステマ」とは違い、ルールを守った自己書き込みだ。下のルールに従って書く。

  1. 実際にその製品を試してからレビューする

  2. 売り込みにならないようにする

  3. 製品の良くない点もきちんと伝える

  4. 製品の特徴を利用者にとってどんなメリットがあるかに結びつける

  5. 店員によるレビューであることを明らかにする

  6. 1つの製品につき店員からのレビューは1つにとどめる

レビューの書き込みを促進する方法として、自己レビューを利用してみてはいかがだろうか。SEOの話題とは少し離れるが、そもそもSEOで狙っているサイトのゴール達成を促進する手法として紹介した。

日本語で読めるSEO/SEM情報

ホワイトハットSEOを学べる「グーグルウェブマスター学院」日本語版オープン
★★★★★その名は「ウェブマスターアカデミー」(Google ウェブマスター向け公式ブログ)

グーグル検索と相性のいいサイトを制作、運営するための方法を解説するサイト、ウェブマスターアカデミーが日本語を含む20言語で公開された。これまでは英語だけであった。

ウェブマスターアカデミーは、「グーグルの検索エンジンがコンテンツを発見し、きちんと理解できるようにするためのサイトの設定」といった初級レベルのトピックから、より上級レベルのウェブマスター向けのさまざまな情報や、ビジネスのオンライン上での存在感を高めるためのヒントなど幅広い内容を扱っている。

学べる情報は次の27項目。すべてのコンテンツに目を通してみよう。

  • ウェブマスター初心者
    • Google の仕組みについて
    • Google がサイトを認識していることを確認する
    • 検索結果でのサイトの表示のされ方に影響するテクニックを活用する
    • 優れたコンテンツを作成する
    • 画像と動画
    • Google+ で他のユーザーとつながる
    • その他のリソース
  • ウェブマスター上級者
    • Google からコンテンツを削除する
    • サイトマップ
    • リッチ スニペット
    • 動画コンテンツを管理する
    • 国際化
    • ハッキングとマルウェア
    • アドレス(ドメイン)を変更する
    • ウェブスパムと再審査
  • ビジネスに役立つヒント
    • ウェブサイトを無料のオンライン ツールで作成する
    • Google プレイスでビジネスを登録する(無料)
    • サイトを最適化する
    • Google+ で社会とつながる
    • 商品やサービスについて Google に伝える
    • その他のリソース
  • ウェブマスター ツール
    • ウェブマスター ツールにサイトを追加する
    • メッセージ転送を有効にする
    • 設定を更新する
    • Google がサイトをクロールできるようにする
    • サイトの監視と管理を行う
    • その他のリソース
ウェブマスターアカデミー

ちなみに細かいことを言うと、日本語版は2か月ほど前にできておりこのコーナーでピックアップしている。多少の修正が入り今回が正式公開となったようだ。

グーグルがイチオシのスマホサイト構築方法
★★★★★日本語版がようやく登場(Google Developers)

グーグルは、モバイル(スマートフォン)に最適化されたウェブサイトの構築方法に関する公式ドキュメントを昨年の6月に公開していた。英語だけだったのだが、ようやく日本語版ができあがった。

ナビゲーションメニューとつい最近追加された新しいコンテンツは英語のままだが、大きな支障はないだろう。重要なメインコンテンツはきちんと日本語になっている。

スマホ向けサイトを運営中または構築予定であれば、必ず読んでおくこと。英語ですでに読んだという方も理解度に不安があればもう一度読みなおしておくといい。

また、日本のサーチクオリティチームがモバイルをテーマにした第3回のハングアウトを開催した。録画ビデオがYouTubeにアップされている。参加していなければこちらも視聴しておくといい。

定員200名がすぐに満席になったSEOセミナーレポート
★★★★☆あの人もあの人も講師として登場(アクセス解析イニシアチブ (a2i) )

アクセス解析イニシアチブの特別セミナー「ユーザー行動から取り組むSEO~実例で見るホワイトハットSEO~」が3月27日に行われた。

今やあちこちのセミナーでひっぱりだこの辻氏やグーグル日本サーチクオリティチームの金谷氏らが講師として登壇した。そのせいもあってか200名ほどの受講枠があっという間に満席になったと聞いている。

主催者のa2iが活動報告として当日の模様をレポートしているので、参加できなかった人は読むといい。

セミナーのさらに詳しいレポートは以下で読める。

ウェブマスターツールのクロールエラーの活用方法
★★★★☆SEOのプロが伝授(nanapi [ナナピ])

グーグルウェブマスターツールの「クロールエラー」レポートの活用方法について、辻正浩氏が事細かに解説している。

見るべき項目やエラーの対処方法などが書かれており難易度が高めだが、SEOのスキルを上げるために学んでみるといいだろう。

特に大規模サイトのウェブ担当者やインフラ担当者に習得してほしいノウハウだ。

ユニバーサル アナリティクスが全ユーザーに公開
★★★☆☆まずはお試しで使ってみよう(Googleアナリティクス 日本版 公式ブログ)

申請した一部のユーザーにだけ利用可能だったユニバーサル アナリティクスが「パブリックベータ」として一般に公開された。誰でもテスト利用できる。

ユニバーサル アナリティクスを使うとたとえば以下のようなメリットを享受できる。

  • クライアントの処理が軽くなり、ウェブサイトの処理スピードを高める。
  • モバイルアプリの分析により深い洞察を得ることができる。
  • インターネットに接続する複数のデバイスと接点をユーザーがどう活用しているか、より明らかになる。
  • ビジネスに関連するオフラインとオンラインの接点を分析し、顧客獲得や投資対効果に活かすことができる。

現段階では、新しいプロパティを作成するときにユニバーサル アナリティクスを選択できる。既存のプロパティからの移行は準備中だ。

ユニバーサル アナリティクスは既存のGoogleアナリティクスとは仕組みが異なるので併用できる。つまり、現在使っているプロパティとは別にユニバーサル アナリティクスのプロパティを作り、2つのトラッキングコードをページに記載できるのだ。データは両方で計測される(ただし混用する設定はサポートされていないため、データが破損したり不完全になったりすることがあるという話もある)。

またタグマネージャにも対応しておりトラッキングコードのプロパティIDを設定するだけで実装できる。タグマネージャをすでに利用している環境であれば、コードの書き換えが発生せず導入は非常に簡単だ。

とはいえ、eコマーストラッキングやイベントトラッキングをユニバーサル アナリティクスで計測するにはコードの修正が必要になる。環境によってはほかにも構成をいじらなければならないことがある。

あくまでも「正式リリース」ではなく「パブリックベータ」なので、本格運用はまだ待ち、当面はお試しで設置したほうが良さそうに思う。あるいはテスト用サイトで検証してみるという手もある。

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

外部サイトからの404エラーを修復する方法とAjaxコンテンツを検索エンジン向きにする方法を今週はピックアップ。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
  • meta descriptionタグはクリック率アップに大きく貢献する
  • Bing版ナレッジグラフの名称は「Satori」
  • グーグル、商業利用コンテンツがあるメディアはグーグルニュースから削除すると通告
  • グーグルショッピングやGoogle+ローカルから脱退可能に
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
  • Googleの立場でSEOを考える
  • ランディングページに死を

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

meta descriptionタグはクリック率アップに大きく貢献する
★★★★☆ランキングには影響しないが無視できない存在(Rival IQ)

meta descriptionタグの重要性を説いた記事。

meta descriptionタグを書いても書かなくても、順位には関係ない。グーグルではランキング要因になっていないからだ。しかし検索結果でのスニペット(ページの説明文)に利用されることが多いため、検索ユーザーにクリックしてもらえるかどうかを大きく左右する。

meta descriptionの重要性はグーグルのマット・カッツ氏も強調している。日本語サイトではSEO Imagination!ブログの伊藤氏も最近記事に著している。

meta descriptionタグの記述は単なる説明文に終始せず、ユーザーがクリックしたくなるようなメッセージを送らなければならない。社内に優秀なリスティング担当者がいるなら、そのひとに訴求力の高い表現を教えてもらうといい。スニペットは広告文のようなものだからだ。

meta descriptionを記述せずスニペット生成はグーグルに任せるという手もあるが、可能な限りこちらでコントロールしたほうがいいだろう。ましてすべてのページに同じmeta descriptionを設定するなどはもってのほかだ。

Bing版ナレッジグラフの名称は「Satori」
★★★★☆日本語の「悟り」が由来(Bing Search Blog)

グーグルは「ナレッジグラフ(Knowledge Graph)」といって、現実世界の ”モノ” や ”モノとモノの間のつながり” を認識できる仕組みを導入している。人物や場所、物事といった情報を単なる文字列としてではなく“存在”としてナレッジグラフは理解できるのだ。日本でも利用可能になっている。

米Bingもナレッジグラフと同様の技術を導入した。名前を「Satori」という。日本語の「悟り」が由来だそうだ。

darvishのSatori
「darvish」(日本人メジャーリーガーのダルビッシュ)で検索したときに出るSatori
mount fujiのSatori
「mount fuji」(富士山)で検索したときに出るSatori
penguinのSatori
「penguin」(ペンギン)で検索したときに出るSatori

ものごとの意味を理解してユーザーが求める情報を返す“セマンティック検索”の実現に向かってBingも大きく前進したことになる。検索エンジンはもっともっと賢くなっていくだろう。

なおBingのサービスでは当たり前にあることだが、日本語への展開があるかどうかは不明だ。

グーグル、商業利用コンテンツがあるメディアはグーグルニュースから削除すると通告
★★☆☆☆日本では甘い?(Google News Blog)

米グーグルは、アフィリエイトや宣伝、広告など営利目的のコンテンツが混在するメディアをグーグルニュースの検索結果から除外する方針を明確にした。グーグルニュースは商業利用のためのサービスではなく、こういったコンテンツはガイドライン違反になるからだ。

日本のグーグルニュースにも適用されるのかはアナウンスを読んだだけではわからないのだが、SEMリサーチの渡辺隆広氏は、このことを報じたブログ記事で次のようにコメントしている。

これはGoogleニュース日本版にも厳格に適用すればいいのに。名指しはしませんけれど、「某ポータルサイトにあなたの商品や会社の記事を掲載できます、文中に好きなキーワードでリンク張れます、SEOに効果的」といった趣旨のメールを某ディレクトリ登録利用社向けに送信している某社さんとか、プレスリリース配信サイトという体裁で実質的にリンク販売の場を提供している某社さんとか、ゴミみたいなニュースサイトがニュース検索日本語版には結構な数で含まれているのですよ。いろいろなバージョンを持つ某メディアのサイドバーは、有料リンクの見本市になっていたり。あまりに面白かったので、Google にまとめて通報してしまいました。 ※ すでにGoogleが対応した模様

グーグルニュースに掲載されるメディアサイトを運営しているなら注意してほしい。

グーグルショッピングやGoogle+ローカルから脱退可能に
★★☆☆☆そう望むサイトは少なそう(Official Google Webmaster Central Blog)

グーグルは特定のグーグルプロパティからオプトアウトする(特定のグーグルのサービスには情報を掲載しない)機能をウェブマスターツールに追加した。FTC(米連邦取引委員会)による調査への対応のようだ。

ウェブマスター ツールの「特定の Google プロパティからオプトアウト」のページからオプトアウトを申請すると、次のグーグル検索に表示させないようにできる。

  • グーグルショッピング
  • Google+ ローカル
  • フライト検索
  • ホテル検索
  • グーグルアドバイザー

日本語で提供されているサービスはグーグルショッピングとGoogle+ローカルの2つだけになる。該当するサイトは少なそうだしオプトアウトする理由が筆者には思い浮かばないのだが、もしこれらの検索に自分のサイトを出したくなければ利用するといい。

なおオプトアウトにしたいプロパティを個別に選択することはできず、すべてのプロパティからのオプトアウトになる。

SEO JapanSEO Japanの
掲載記事からピックアップ

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この記事の筆者
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鈴木 謙一(すずき けんいち)

フリーランスのインターネットコンサルタント。アメリカを中心としたSEO/SEMのコアな情報を日本に持ち込み、「海外SEO情報ブログ」で“海外SEO”のブランドを確立。サーチエンジンマーケティング専門ソーシャルニュースサイトSphinn(スピン)の公式日本版であるサービス「Sphinn Japan」立ち上げメンバーでもある(Sphinnの本家はMarketing Landとなり編集記事中心へと路線変更している)。

現在は、株式会社セルフデザイン・ホールディングスの取締役コンサルティングアドバイザーとして、SEOの情報収集やトレーニング、海外のSEOカンファレンス参加などを通じて正しいSEOの普及に取り組んでいる。

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