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個の行動分析による貢献度測定の実例&データをアクションにつなげる9のステップ/メディックス [【レポート】Web担当者Forumミーティング 2013 Autumn] | Web担当者Forum

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訪問単位ではなく、人の行動ベースの「個の行動分析」が話題になっているが、実際にはどのように分析し、そのデータを基にどのような施策を立てればよいのだろうか。メディックスの於保真一朗氏は、GoogleアナリティクスやAdobe Analyticsなどのツールが進歩することで、個の行動分析が行いやすくなっていることを示し、事例とともにデータをアクションへつなげていく方法を解説した。

人に注目した“個の行動分析”へ

株式会社メディックス
事業推進部次長
於保 真一朗氏

アクセス解析において重要なのは、1回のWebサイトへの訪問だけでなく、2回目、3回目とつなげて複数の訪問を分析することだ。バナーや検索キーワードなどの複数の流入チャネル、複数の利用デバイス、複数のメディア、オムニチャネルの複数の店舗、オンライン/オフラインの複数の営業接点など、さまざまな要素を個に落とし込んで行動分析することが重要である。

これまではモノ視点であったものがヒト視点へと変わって、気持ちや興味関心、行動などを分析するようになってきている(於保氏)

また、部分最適から全体最適となり、全体の組み合わせ、順番、伝えることなどを最適化することで、獲得数の最大化やROIの最適化が行われるようになったことも、変化の1つだ。

こうした「個の行動分析」が話題になってきている理由として、マーケティングの成熟と技術の進歩が挙げられる。於保氏は、これまでは憶測するしかなかった部分がデータでわかるようになることで本質が見極めやすくなり、より適切な対応を行うことで精度の高いマーケティングや獲得数確保、ROI向上が期待されると説明する。

Googleアナリティクスを使ってアトリビューションモデルを活用する

一方で、これらの分析を行うには手間がかかり、集計が大変で情報に埋もれてしまうという懸念もある。だが於保氏は、GoogleアナリティクスやAdobe Analytics、DMPなどの技術を活用することで、個の行動分析が身近になってきていることを強調する。そのうえで、技術に対応して効率化できる仕組みを作り、組織的に役割分担してアクションにつなげることが重要だとした。

実際に個の行動分析を行った事例を紹介したい」と話す於保氏は、1つ目の事例として「複数のチャネル」のケースを示し、アトリビューションモデルによる広告効果測定について、「複数訪問でのコンバージョン状況の把握」「アトリビューションモデルによる評価」「態度変容の流れの分析」の3つのステップがあると説明する。

複数チャネルにおけるアトリビューション分析モデル活用

これらの分析には、Googleアナリティクスに追加されたアトリビューションモデル機能が活用できる。機能追加によって、「終点」「起点」「線形(均等配分)」などの選択をして変化率をチェックできるようになっており、チャネルグループやキーワードなどの粒度で見ることができるという。また、GoogleアナリティクスとAdwordsの獲得コストなどの指標を自動連携させることも可能だ。

アトリビューションモデルで基準とするモデルは、「終点」「起点」「線形」で比較してみて納得感のあるものを選ぶのが重要であり、役割を把握するには「起点」も重要なモデルだと於保氏は説明する。

また、こうした施策の全体のゴールとしては、獲得母数の確保とROIを全体最適化することを意識することが重要だとした。

訪問者軸で本質的な行動分析を行いオフラインデータも活用する

2つ目の事例は、1回の訪問のみでコンバージョンに至らない「複数の訪問」のケースだ。この場合、コンバージョン直前のラストクリックだけでなく、複数訪問をまたいで貢献度を評価する必要がある。

あるアパレルECサイトの事例では、「貢献率レポート」を使ってゴール(コンバージョン)への貢献率が高いページを見つけ出した。トップページから深い階層にある小物関連のページが、訪問者数は少ないながらも貢献率が高いことを分析し、導線を強化するための特集ページを用意すると、ユーザーの訪問回数が増え売上アップにつながったという。

しかし、貢献率は同じ訪問内でゴールに至ったものしか含まれないため、3回目の訪問でゴールに至った場合、初回訪問や2回目訪問はゴールに貢献していないことになってしまう。これを避けるためには、「訪問ベース」と「訪問者ベース」を分けて見る必要があると於保氏は説明する。たとえば、Adobe Analyticsの「フォールアウトレポート」(ページごとの離脱率を分析するレポート)で「訪問者」軸を見ていくことでより本質的な行動分析を捉えられる。

訪問者に軸を置くことで、訪問が複数にわたる場合でも貢献率を正しく分析できる。画面はAdobe Analyticsのレポート。

貢献率レポートでは、どのコンテンツを経由した場合にゴールに至るケースが多いかを比較したり、どの順番でコンテンツを見せるのがよいかなどを比較することで、導線設計を組み立てて誘導を強化できる。訪問者軸で評価を行うことによって、複数訪問でコンバージョンに至っていることがわかり、コンテンツを見せる最適な順番もわかってくる。昔のアクセス解析のように、訪問者ベースを見ずに訪問ベースだけで判断すると、実は見誤ってしまう可能性があると於保氏は説明する。

また、今後は集客のアトリビューションとコンテンツのアトリビューションを組みわせて考える必要があると話す於保氏は、複数回訪問のなかで異なるキーワードで訪問するユーザーに対して、異なるコンテンツを示すような取り組みも行っていることを明かした。

訪問者ベースの分析を行うことで、効果的な導線設計がしやすくなる

オフラインの成約につながるコンテンツを分析

3つ目の「オンライン×オフライン」では、あるリード型サイト企業の事例が紹介された。この企業では、オンラインのデータにオフラインの営業活動と成約データをつなげることで、四半期ごとのリード獲得時期によって質が異なることを発見した。特定のターゲット層を集める場合、7~9月はCPAが悪くてもROASが高いことがわかり、この時期はCPAが割高でも獲得を狙ったほうがよいことがわかったという。オフラインの成約に至るまでの貢献率を分析し、評価するモノサシが変わった事例だ。

Adobe Analyticsでは、オフラインデータとコストアップロードを自動化する仕組みが搭載されており、ブラウザのレポート画面でオフラインデータの効果測定ができるようになっている、と於保氏は説明する。さらに、Adobe Analyticsでは、オフラインデータを使ってどのコンテンツがリード獲得を獲得し、コンバージョン(成約)に至りやすいのかを貢献率レポートで見ることができる。成約につながるコンテンツの最適化も可能だ。

オフラインの成約に貢献したコンテンツを見つけて、サンクスページやメールからの誘導を強化。成約率アップにつなげた

セグメントごとのアプローチを最適化

4つ目の「セグメント分析」では、靴下専門ブランド「靴下屋」を展開するタビオのECサイトの改善事例が紹介された。タビオでは、男性顧客層へのアプローチの効果を最大化するにはどうすればいいのか、さまざまな分析を行った。「データから何を読み取り、具体的にどんな対策を実施するか」と話す於保氏は、レポート分析などの現状分析と定例会やワークショップなどの企画案の両方をバランスよくアプローチすることが重要だと話す。

データ分析だけでなく、サイト関係者によるワークショップなども開催

ECサイトのアクセスデータからは、現状分析で男性向けの商品ページの貢献率が最も高く、訪問回数のアップが課題となっていることが明らかになった。さらに詳細な分析から、男性向けの機能系商品の貢献率が最も高く、こちらの訪問回数のアップも課題だった。また、購入商品分析で男性比率の高い商品群を分析し、これらのデータを基にサイトの関係者を集めてワークショップを開き、サイトの課題・解決案。分析要素を話し合ったという。

  • リアル店舗とウェブの役割が不明瞭なのではないか
  • ウェブでは、機能系(加圧、抗菌など)の商品が売れやすいのではないか
  • 店舗では、男性層は商品の良さ(素材・履き心地・機能性)を理解して買ってもらえた

これらのワークショップの意見や、店舗販売経験者の男性層の傾向などをヒントにコンテンツを作り直したECサイトでは、男性層向けに特集コンテンツの拡充を図り、トップページに男性訴求のモジュールを目立つように配置したり、グローバルナビにメンズを目立たせて配置したりするなど、ナビゲーションを強化している。

これらの施策検証には、Googleアナリティクスの新機能「訪問者セグメント」を活用して、全体訪問者、特定の特集訪問者、特定の特集非訪問者、全特集の訪問者を比較して、特集の効果を測定している。

データをアクションにつなげる9つのステップ

また、於保氏は、データからアクションにつなげるためには「9つのステップがある」と話し、以下の図を示す。

データからアクションにつなげるための9つのステップ

特に3つ目の「とる」から7つ目の「する」まではドミノのように順番に倒していく必要があり、途中で1つでも欠けてしまうと8つ目の「価値」につながらないと於保氏は解説し、3~7をPDCAで回していくことが重要だと話す。

最後に於保氏は、「世の中に新しい創造などない。あるのはただ発見である」というアントニオガウディの言葉を引用し、参加者へとメッセージを贈った。

ひらめきやアートな発想が大事だと言われるが、これに対して身構える人も多い。データからアクションにつなげるときには、ひらめきやアートな発想というよりも、現状分析から課題を“見つけ”、仮説からやってみて施策を“見つける”と考えたほうが楽かもしれない(於保氏)

株式会社メディックス
http://www.medix-inc.co.jp/

この記事の筆者

執筆:野本 幹彦

撮影:石川 恵愛(Lab Inc.)

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ウェブマスターツールの「検索クエリ」の数字は不正確なのでは? など10+4記事 [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum

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タイトル画像:国内&海外SEO情報ウォッチ

「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、
国内と海外の検索マーケティング関連情報を
さらっとまとめて毎週金曜日にお届けします。

今週のピックアップ

ウェブマスターツールの「検索クエリ」の数字は不正確なのでは?
★★★★☆どうなんだろう?(Jan-Willem Bobbink – International SEO)

グーグルウェブマスターツールの「検索クエリ」が概算ではなく実数でレポートするように改善されたことを、先週このコーナーでお伝えした。

SSL検索の影響を受けずに検索流入キーワードを細かく調査できる情報が得られるようになったので嬉しいニュースなのだが、この数値の信頼性について「使いものになるデータを提供していない」と、完全に否定している記事があった。

いくつかのサイトで、

  • ウェブマスターツールの検索クエリから得られたデータ
  • Googleアナリティクスで「google/organic」な訪問のデータ

を比べたところ、誤差では済まされない程度の大きな数字の乖離が複数のサイトで確認できたというのだ。

元記事では、20以上のドメイン名でデータを比較したところ、ウェブマスターツールがGoogleアナリティクスのデータと比べて+20%弱から-320%弱ほどの違いを見せていることを示している。

こうした調査の結果をもとに、元記事では次のように注意を促している。

ウェブマスターツールの検索クエリのデータは、全体的な傾向や変化を知るために使うぶんにはかまわないが、個々のデータを見てレポートを作成したり将来の予測をしたりする際には十分注意すべきだ。

検索クエリのデータが不正確だという意見は、以前からある。Mozのランド・フィッシュキン氏をはじめとした米国のSEOエキスパートたちも、正確性を疑っている。

ただし、検索クエリデータと他のアクセス解析ツールのデータが多少一致しないとしても、理論的に説明できることがあると筆者は考える。

まず、表示されているデータに関しては、検索クエリのヘルプの「検索クエリ データについて」のセクションを参照してほしい。

また検索クエリは既定で対象が「ウェブ」にフィルタされている点にも注意してほしい。画像検索やモバイルからの検索は含まれていない。一方Googleアナリティクスの「オーガニック検索」のレポートには、すべての検索流入が既定で含まれているからだ。

日本語で読めるSEO/SEM情報

レスポンシブWebデザインはどうなる? 御社に適したモバイルサイトの構築方法、教えます
★★★★★一口にモバイル対応と言ってもたくさんある(Rriver)

モバイルに関するWeb担当者の関心は、「モバイル対応すべきかどうか」や「レスポンシブWebデザインはどうなのか」から、「どうすれば最適なモバイル対応ができるか」に移り変わってきている印象がある。モバイル対応はもはや、一部のサイトに限った特別な施策ではなく、ウェブサイト運営に当然のごとく組み込まれるべきものだ。

こちらの記事では、ビジネス目的のサイトでのモバイル対応方法の種類とそれぞれの特徴、そして選択基準をわかりやすくまとめている。提供するサービスによってはサイトではなくアプリが適していることもある。

SEOのトピックではないが、PCやスマートフォン、タブレットなど多種多様なデバイスからのアクセスが当たり前になった現在のサイト運営に役に立つので、ぜひ一読してほしい。

グーグル社員とSEOビデオチャット【2014年第1弾】
★★★★☆今回も有用な情報あり(ウェブマスター オフィスアワー)

前々回お知らせしたとおり、グーグル日本のサーチクオリティチームが主催するウェブマスター向けのビデオチャットがGoogle+のハングアウトで開催された。

グーグル社員の田中氏と長山氏が、参加者からの以下の質問に回答した。

  • モバイルサイトのリダイレクト
  • 再審査リクエスト
  • インデックスの促進
  • アドレスの変更機能

グーグルの中の人でないと聞けない情報も含まれている。ライブで参加しなかった人はYouTubeにアップロードされた録画を試聴するといい。

スマホにだけ404を返すページが検索結果から消えた
★★★★☆例のモバイル向けアルゴリズムによる仕業か?(バカに毛が生えたブログ)

モバイルに対して不適切な構成がみられるサイトの評価を下げるアルゴリズムをグーグルは開発した。導入が完了しているとの公式な発表は出ていないが、すでに導入済みと考えていい事例が国内外でいくつか報告されているようだ。

間違ったリダイレクトが原因のランキングダウンとおぼしき事例を「バカに毛が生えたブログ」さんが以前に発見した。今度はスマートフォンだけに404エラーを返すページの順位が下がったことを確認したそうだ。

PCで検索すると上位に表示されるページが、スマホから検索すると101位以下になっているとのこと。

※記事後半に「そもそも当該のページにスマートフォン向けクローラーが全然来てなかった」という記述があるが、少しわかりづらいので補足しておくと、「実験を開始してからかなり長い間、検証用ページにスマートフォン向けクローラーが来ていなかったため、検証結果が出るまで時間がかかった」ことを示しているようだ。

スマホからアクセスしてもページが表示されないのだから、検索結果の上位に表示しても確かに意味がない。意味がないどころか、検索体験を大きく損ねる。構成ミスのあるモバイルサイト向けアルゴリズムによってこうなっているのだとしたら、まったく理にかなっている。

モバイル向けページへのクロールやインデックスに管理サイトで問題が起きていないかを、ウェブマスターツールで定期的にチェックしておこう。

2014年のSEOに必要なのは”オウンドメディア”強化
★★★★☆見込み客とバックリンクの獲得に効果あり(ネットPR.JP)

オウンドメディアでユーザーのニーズに応えるコンテンツを提供することでSEOを強化することを説明した記事。

企業サイトや製品サイトとはまた別に、潜在顧客も含めたユーザーのニーズに応えるオウンドメディアを運用することで、今はまだ顧客ではない潜在的な客にリーチし、自社の商品やサービスを啓蒙していくことが狙いだ。

またオウンドメディアで優良なコンテンツを提供できれば、検索エンジンが本当に評価したい「自然な被リンク」も手に入る。

オウンドメディアで成功した事例も、記事の2ページ目で紹介されている。

インバウンドマーケティングとセットで語られることも多いオウンドメディアのコンテンツ戦略は、2014年に積極的に取り組んでみたい施策だ。成功すればSEOにも大きな効果を与えるだろう。

「オウンドメディア」の定義や実践方法が定まっているわけではないので、少し理解しづらい部分もあるように思えたが、基本的な考え方の解説として、有用な情報だ。長い記事だが、ぜひ読んでほしい。

なおオウンドメディアをテーマにした漫画コンテンツをWeb担で公開している。オウンドメディアが何なのかやどんな特徴があるのかを初歩から知るために、あわせてチェックしておきたい。

あなたが欲しい「◯◯◯.みんな」ドメイン名は何?
★★☆☆☆ブランディング構築に(Google Japan Blog)

グーグルが、日本語ドメイン名「.みんな」の提供を開始することを発表した。

「.みんな」は、ひらがな表記の一般トップレベルドメイン(gTLD)として初めてのものだ。たとえば「うぇぶたん.みんな」や「SEOウォッチ.みんな」のようなドメイン名を取得できる。

ブランドを認知させるにはドメイン名は非常に重要な要素だ。SEOに直結するニュースではないが、ブランドが確立されたサイトはSEOでもメリットが多い。あなたが気になる「.みんな」ドメイン名を取得してみてはいかがだろうか。

「.みんな」の登録は3つのスケジュールに分かれている。詳細はGoogle Registryのページを参照してほしい。

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

グーグルが公開したWordPressのプラグインの紹介記事と著者情報の写真表示についての記事を、今週はピックアップ。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
  • リッチスニペットが表示されない理由
  • サイト移転したら、リンクの否認はどちらのサイトで行うべき?
  • 専用サーバーだからといって検索エンジンの評価が上がることはない
  • titleタグとmeta descriptionにサイト共通の部分があっても問題ないか
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
  • 2014年版 SEOの計画書 – 外部リンク構築編
  • 2014年に実現したい14点のリンクの誓い

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

リッチスニペットが表示されない理由
★★★★☆「質」の問題か?(Google Webmaster Help Forum)

リッチスニペットが正しくマークアップできておりテストツールでは正しく表示されるのに実際の検索結果に出てこない。

こんな問題に関する2つ投稿に、グーグル社員が英語版グーグル公式ヘルプフォーラムで回答した。

ともに品質に関する問題が原因になっているようだ。

片方は、マークアップしたコンテンツがユーザーには見えないようになっており、完全なガイドライン違反だった。

もう片方は、断定はできないが、やはり品質が疑われる。グーグル社員は次のように助言した。

正しくマークアップされていても、リッチスニペットの表示をグーグルは保証しません。そのウェブサイトにリッチスニペットを出すか出さないかは、品質に関係するいくつかの指標をもとに決定します。

そしてグーグルは、検索結果に表示されるリッチスニペットの数を減らすことを、最近発表しています。これは、検索結果の品質を向上させスパムを防ぐための措置です。

正しい設定にもかかわらずリッチスニペットが表示されなかったり、それまで表示されていたリッチスニペットが突然消えてしまったりしたときは、リッチスニペットの「品質に関する問題」のヘルプをチェックしたほうがいい。またここに書かれていなくても、サイト全体の質も見られているかもしれない。

なお、グーグル社員が次のように補足していることもお伝えしておく。

品質が問題となってリッチスニペットが表示されないとしても、ランキングに悪い影響が出ることはありません。

サイト移転したら、リンクの否認はどちらのサイトで行うべき?
★★★☆☆移転先だけでいいけど両方が無難(SEO Blog by Dave Naylor)

301リダイレクトでサイトを移転した場合、リンクを否認するのは古いサイトに対してか、それとも新しいサイトに対してか、あるいは新旧両方のサイトに対してか?

リンクの否認ツールに関するこんな疑問を投稿した記事。明確な回答は出せていない。

実はまったく同じ質問にグーグルのジョン・ミューラー氏が、ウェブマスター向けGoogle+ハングアウトで半年以上前に答えていた。

基本的には、移転処理が完了しているなら新しいドメインの側でリンクを否認すればいい。しかし、万全を期すためには念のため新旧両方のサイトでリンクを否認するほうがいいだろうと、個人的には考える。

両方で否認したからといって悪い影響が出ることはないだろう。少し手間はかかるかもしれないが、両方で否認ファイルを送信しておくのが無難なやり方のようだ。

専用サーバーだからといって検索エンジンの評価が上がることはない
★★☆☆☆SEO都市伝説の1つ(WebmasterWorld)

約300のサイトと共有サーバーを使っている。数か月前からランキングが徐々に落ち始めた。
独自のIPアドレスを与えられた専用サーバーに乗り換えたら順位アップに効果があるだろうか?

こんな質問がWebmasterWorldフォーラムに投稿された。

「不特定多数のサイトが同居する共有サーバーよりも自分だけの専用サーバーのほうが検索エンジンの評価が高い」というのは、昔からあるSEO都市伝説の1つだ。

専用サーバーだからといってそれだけで評価が上がることは、絶対にない。合理的に考えれば明白だ。世の中の大多数のサイトは共有サーバーを使っているだろう。専用サーバーのサイトの順位を上げたとしたら不公平極まりない。

検索エンジンが検索ユーザーに提供したいのは、関連性があるウェブページ(あるいは画像や動画なの他の種類のコンテンツ)であって、専用サーバーに存在するウェブページではない。

訪問者にとってどうかという視点では、同じ共有サーバーで多大な負荷をかけるサイトが動いていたら、自分のサイトもパフォーマンスが落ちるといった恐れはある。専用サーバーなら他のサイトの影響を受けることはない。そういう問題が発生しているのならば、専用サーバーに移る意義はある。

しかし、共有サーバーか専用サーバーかの違いが、検索エンジンの評価に直接関係することは、ない。

titleタグとmeta descriptionにサイト共通の部分があっても問題ないか
★★★☆☆一部分だけを差し替える方法は利用可能(WebmasterWorld)

titleタグとmeta descriptionタグの記述について、こんな相談がWebmasterWorldに書き込まれた。

テンプレートを作りプログラムで一部分だけをページごとに変えて残りはすべてのページで同じでも、検索エンジンにマイナス評価を受けたりしないだろうか。

質問の内容をわかりやすく示すと、次のようなtitleタグをイメージするとわかりやすい。

  • デジタルカメラ Power Shot SX280HSがディスカウント価格 | デジカメ通販専門店 SUZUKIカメラ
  • デジタルカメラ STYLUS XZ-2がディスカウント価格 | デジカメ通販専門店 SUZUKIカメラ
  • デジタルカメラ ルミックスがディスカウント価格 | デジカメ通販専門店 SUZUKIカメラ

太字で示した商品名だけが異なり、残りは同じ文字だということだ。

ECサイトのようにページ数が多く、データベースと連動させてページを生成しているサイトのウェブ担当者ならば、同じような疑問を持ったことがあるかもしれない。

結論から言うと、テンプレート化して固有の部分を差し替える方法は”あり"だ。

共通する部分がtitle文字列内に占める比率がどのくらいかやページ数にもよるが、基本的には問題ないと考えていいはずだ。数十万、数百万ページもある大規模サイトで1つ1つ記述していくのは大変な労力を要するだろう。それにどうしても似かよってきてしまうことが避けられないジャンルのサイトもあるはずだ。

1つコツを挙げておくとすれば、重要なページは独自の記述に変更するといい。売上高が多い商品や検索結果で目立たせたいページなど、サイトの鍵となるページはテンプレートを使わずに手作業でカスタマイズしておく。そうすれば検索結果での訴求力を上げられるし、検索クエリへの関連性をより高められる。

SEO JapanSEO Japanの
掲載記事からピックアップ

今週のピックアップは2本も外部リンク施策にかかわる記事だ。

この記事の筆者
ユーザー 鈴木 謙一 の写真

鈴木 謙一(すずき けんいち)

フリーランスのインターネットコンサルタント。アメリカを中心としたSEO/SEMのコアな情報を日本に持ち込み、「海外SEO情報ブログ」で“海外SEO”のブランドを確立。サーチエンジンマーケティング専門ソーシャルニュースサイトSphinn(スピン)の公式日本版であるサービス「Sphinn Japan」立ち上げメンバーでもある(Sphinnの本家はMarketing Landとなり編集記事中心へと路線変更している)。

現在は、株式会社セルフデザイン・ホールディングスの取締役コンサルティングアドバイザーとして、SEOの情報収集やトレーニング、海外のSEOカンファレンス参加などを通じて正しいSEOの普及に取り組んでいる。

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中華圏でも通用するWebサイトを作るには、どうすればいいの?/ビービット台北オフィスの中島克彦さんとジェイソンさんに聞いてきた [Webのコト、教えてホシイの!] | Web担当者Forum

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Webのコト、教えてホシイの!
※今回の取材は、台北への往復旅費と現地交通費、宿泊費を、ビービットさんにご負担いただきました。
ここから始まります
来たよ
台湾!

タダで海外旅行に行けるなんて…
きっとバチが当たる

マイナス思考だな

星井さん
僕らは遊びに来たんじゃないですよ

ビービットさんの
ご厚意で
台北オフィスの取材を
させてもらうんですからね

株式会社ビービット
取締役
武井由紀子さん
この前のホシイの評判良かったですよ
良かったら
我が社の中華圏展開の
最前線も取材してみませんか?
ご招待しますよ

きっと夢だ!
そうだ九份に行こう!

だから
取材だって!
ここから始まります
わざわざ日本からありがとうございます
東アジア事業統括責任者の
中島克彦です

ビービット取締役
東アジア事業統括責任者
中島克彦さん

こちらは総経理のジェイソンです

台湾オフィス
総経理(代表)
陳鼎文(ジェイソン)さん

そしてコンサルティング現場で
実際に活躍している肥後です

コンサルタント
肥後真さん

よろしくお願いします

台北オフィスは
総勢15名ほどで仕事をしています

へぇ
結構多いんですね

よくわかりました
それじゃ九ふごぉ

早速ですが
現在台北と上海にオフィスがあると
聞きましたが実際
ビービットさんから見た
中華圏とはどんな地域ですか?

そ…そうですね…

中華圏の中でも
中国
特に上海のスピードは
とても速いです
それは東京が田舎に見えるほどです

え
東京が?
ここから始まります
それは
どういうことですか?

上海は良くも悪くも
新しい技術を
どんどん取り入れようとしています
3年離れてしまうと
別世界です

最新技術の導入が
半端じゃなかったり
インフラに
力を入れていますし
中国の方々も
貪欲に最先端を学びます

だから
上海で生きていける
企業は変化についていける
企業のみです

つまり変化できなければ

死にます

なんか鉄火場みたいで
面白いですね
興味が出てきた♪

そんな世界で
日本の企業は
戦っていけてるんですか?

これまでは
中国の経済成長率が10%前後で
伸び続けていたので
商品を提供していれば
売れてましたが…
これからは違います
ここから始まります
今の中国は
一昔前ほどの
成長力はありません
なんでもかんでも
作れば売れる時代は
終わりました
今後は価値ある商品が
選ばれる時代です
つまり
マーケティングが必要になってきます
巨大な中国市場に一気に
アクセスする
有効なマーケチャネルとして
Webへの関心が
高まっているんです

Webを活用しないと
市場では戦えないと
いうことですね

そうなると
御社のサービスが
最大限に
活かせますね

そう思います

そう言えば…

ビービットさんって
どんなサービス
でしたっけ?

!!!

覚えてないんかい
恩知らずがぁ!!!

すみません

大丈夫ですよ

真是瘋了

弊社は
ユーザ行動観察調査を用いて
ユーザ中心で成果を上げる
Webマーケティングのお手伝いをしています

自分が書いたものを
詳しくは読み返しなさい

は…はい

けど現地で
ユーザ行動観察を
しないといけないほど
中国や台湾と
日本のホームページの作り方って
変えないといけないんですか?
ここから始まります
ホームページを
中国語にすれば
いいじゃないですか?

それではまず
失敗しますね!
実際そう考えている
企業の方は多いですが

ユーザ行動観察調査をすると
よくわかりますが
日本の当たり前と外国の当たり前は
全く違います

中華圏ユーザの
ニーズに合わせた
サイトでないと
思うような効果は出せません

うーん
今ひとつ
ピンと来ないなぁ
具体的にどんな違いが
あるんですか?

例えば
中国のECサイトでは
チャットのやり取りが成功の
鍵なんです!

えぇ
今どきチャットですか?

中国の方は
仕事中にショッピングをする人が
多いんですよ
だから仕事中に電話できないから
チャットが必要なんです

へぇそうなんですか

日本では考えられない

台湾では
フェイスブックが
かなり普及しています

ブラウザのお気に入りから
企業サイトに行くような感覚で
フェイスブックからファンページ(=フェイスブック上の企業ページ)
を訪問して商品をチェックしているんですよ

細かいことをあげたら
山ほどあります

確かに現地にでないと
分からない習慣ですね

そうなんです
だから本社にいる上司から
現地のことをわかっていない要求が
来て困るという話を
よく聞きます

そうそうOKYって知ってますか?

OKY?
ここから始まります
海外で働いている人の間で
流行っている言葉なんです

O=お前
K=ここで
Y=やってみろ

ははは面白い

現地で働く人の悲哀が
込められてますね…

けど中国市場で勝つためには
OKYと言ってる場合ではありません
ユーザ調査で見た
実際のユーザ行動をもとに
社内の目線を揃えていくのも
海外Web成功のポイントだと思っています

ただ弊社も海外であっても
日本と同レベルの
調査環境を整えたく
調査専用パソコンと
モニターをトランクに詰めて
上海まで運んだときは
苦労しましたね…

現地では色々あるから…

けどそこまでしてやった
ユーザ行動観察調査では
アンケートや
グループインタビューでは
見えなかった発見が多くあったと
高く評価して頂きました

日本と同じレベルか…
やっぱり品質の高いものを
提供すると
評価されるんだな

最後に海外に進出しようと
考えている
日本企業の人に
何かアドバイスをお願いします

えぇ

まいったな
そんな大層なことは言えませんが…
ここから始まります
日本のビジネスマンは
幸せな時代に生きていると思います
すぐ隣に大きな市場が生まれています

だからといって
急がなくても大丈夫ですよ
10~20年と
大きなスパンで考え
地道にやっていけば
よい結果がもたらされるはずです

そして
その市場では
Webが重要になっています

ジェイソンさん
お願いします

そうですね
中国市場に参入するリスクは
やはり大きいです
変化が早すぎるため
生きていけない企業も多く
今残っている企業は
生き残る強さがあったからこそ
残っているんです

つまり現地への理解度で言えば
日本企業は現地企業に
比べてハンディを負っています
だからこそ一層
ユーザを知る努力が必要と
なるはずです
ここから始まります
想像しているよりも中国はダイナミックで
日本でじっとしているのが
勿体無い気がしてきました
来てよかった

おれもなんだか
燃えてきましたよ!

そうだ
OKYって
違った意味も
あるんですよ

これです
OKY(おれがここでやってやる)

おぉ!!カッコイイ

そういった人が増えるといいですね
みんな行って来い!

自分は行かへんのかい
ええかげんにせい

失礼しました

さぁ
取材終了
観光だ!

星井さん
帰りの飛行機の
時間が迫ってます

やだぁああああ
安田さんにお土産も買ってない
OKY(おれをここに置いていけ)

いや
それじゃあ
OKOだし…

第18回は2月公開予定

中島克彦氏が講師のセミナー「成功事例に学ぶ、中華圏ウェブの『考え方』と『実践手法』」が2014年2月3日に、東京で開講されます。中華圏でのビジネス展開に、もっとWebを活用したいとお考えの日系企業を対象とした内容です。 → お申し込みはこちらからどうぞ。

この記事の筆者

星井博文(ほしい・ひろふみ)

漫画家・漫画原作作家。ヤングジャンプにてデビュー。著作に『中京女大レスリ ング部物語「ちゅうじょ」』(実業之日本社)など多数。

「グランドジャンプ」にて、『未解決事件 File.02 オウム真理教』などの構成を担当。

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オリジナル記事:中華圏でも通用するWebサイトを作るには、どうすればいいの?/ビービット台北オフィスの中島克彦さんとジェイソンさんに聞いてきた [Webのコト、教えてホシイの!] | Web担当者Forum
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オウンドメディアのコンテンツ企画・作成ワークショップ 3/19~3/20、2日間講座のお申し込み(Web担当者の学校) [イベント・セミナー] | Web担当者Forum

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突然Web担当に任命されたけど、何から始めたらいいのかわからない
上司から「自社サイトのPVを上げろ」と言われたけど、具体的手法がわからない
PVは増えたのに売上につながらない
広告を出しても効果が薄れている
「オウンドメディアのコンテンツ増強」がミッションになったが、コンテンツをどう作ればいいのか、わからない

そんな悩みをもつ企業Web担当者さんのために、「オウンドメディアのコンテンツを軸にしたデジタルマーケティングの基本的なスキーム」について、実践形式のワークショップを通じて学べる講座、それがWeb担当者の学校「オウンドメディアのコンテンツ企画・作成ワークショップ」です。

オウンドメディアで「必然に出逢った」ユーザーを顧客化する方法
  • 顧客にしたいターゲットユーザーにいかにしてオウンドメディアに訪問してもらうか?
  • 予算の無駄遣いや計画性のない拡張はいかにして防止するか?
  • 品質や成果達成を継続的に維持するためにはどうすればよいのか?
  • 企業サイトのコンテンツはどのように企画してどのように運営していけばよいのか?

そんな課題に応え、「Web担当の初心者」から「Webサイトの運用・運営に携わっているものの行き詰まりを感じている担当者の方」まで、「講義+ワークショップ」形式で学べる講座です。

講座のポイント
  • Point 1オウンドメディアにおける「良いコンテンツ」は、ユーザーとの「必然の出逢い」を誘引するトリガーとなる。
  • Point 2「良いコンテンツ」を作るためには、迷えるユーザーの「課題・悩み・欠乏感」に解決策を提示し、継続的に訪問したくなるストーリー戦略が必要。
  • Point 3オウンドメディアのメリットを最大限に活かすには、アーンドメディアによる「拡散」、ペイドメディアによる「認知、集客」という支援が欠かせない。

講師の話を聞く座学だけでなく、講師から出されたお題や自社の例に対して、受講者が自分で考え、手を動かして学ぶ形式にすることで、より身につく内容を目指します。

今すぐ講座に申し込む(フォームへ)

講座内容のサマリ

  • 1日目【午前】
    • コンテンツ作りの視点から考えるオウンドメディア
    • オウンドメディア事例
    • 優良顧客を育むためのコンテンツマーケティング
  • 1日目【午後】
    • もしもあなたが百貨店のマーケティング担当者になったら……超簡易版で実践/ワークショップ
    • 自社のコンテンツマーケティング・オウンドメディア設計を行ううえでのペルソナを模擬的に発想/ワークショップ
  • 2日目【午前】
    • 心を動かすコンテンツの条件
    • 「ブレないオウンドメディア運用」をコンテンツ編集計画/ワークショップ
    • オウンドメディアの立ち上げから、運用まで/インフォバーンの事例紹介
  • 2日目【午後】
    • 消費者が語ってくれない「真実の95%」「真実のココロ」を引き出すための調査手法と、ユーザー視点
    • 潜在ニーズにアプローチするための設問技法カスタマージャーニーセッション/ワークショップ
    • オウンドメディアの運用体制について
    • コンテンツライティング、オウンドメディアについての推薦図書
  • 2日目終了後 講師と参加者の懇親会
※講座内容の詳細は多少変更される可能性がありますのでご了承ください。

講座内容の詳細

講座1日目 3月19日(水)10:00~17:00

【午前】
  • 10:00~10:50 講師:成田 幸久氏
    コンテンツ作りの視点から考えるオウンドメディア
    1. オウンドメディアにおけるコンテンツとは?
    2. 「良いコンテンツ」とは何か?
    3. 企業人格に合ったコンテンツとは?
    4. オウンドメディアだけでは限界がある?
    5. オウンドメディアとアーンドメディアの関係性
    6. オウンドメディアとネイティブアドとの関係性
  • 11:00~11:30 講師:成田 幸久氏
    オウンドメディア事例
    • 日本コカ・コーラ「Coca-Cola Journey」
    • 大和ハウス工業「ダイワファミリー倶楽部」
    • 三越伊勢丹「FASHION HEADLINE」
    • トヨタ自動車「Gazoo.com」
    • 資生堂「ワタシプラス」
    • 信州大学「信州知の森」
    • 土屋鞄製造所「土屋鞄製造所」
    • ひかり味噌「元気プラス」
    • クラシコム「北欧、暮らしの道具店」
  • 11:40~12:40 講師:成田 幸久氏
    優良顧客を育むためのコンテンツマーケティング

    コンテンツマーケティングは、見込み客や顧客にとって価値のあるコンテンツを提供し続けることで、興味・関心を惹き、理解してもらい、結果として売上げにつなげるマーケティング戦略のことです。コンテンツマーケティング戦略において、踏まえるべき7つのステップを紹介します。

    1. 目標設定
    2. 状況分析とトピックの選定
    3. ペルソナ設定と購買ファネル
    4. コンテンツの編集計画
    5. 心を動かすコンテンツの制作
    6. コミュニケーションの管理
    7. 達成度の測定
【午後】
  • 13:40~15:10 講師:成田 幸久氏
    もしもあなたが百貨店のマーケティング担当者になったら……超簡易版で実践(ワークショップ)

    もしもあなたが百貨店のマーケティング担当者になったら……

    1. 目標設定
    2. 状況分析とトピックの選定
    3. ペルソナ設定と購買ファネル
    4. コンテンツの編集計画
    5. 心を動かすコンテンツの制作
    6. コミュニケーションの管理
    7. 達成度の測定
  • 15:20~16:00 講師:井登 友一氏
    良質なコンテンツの発想を助けるツール「ペルソナ」について

    コンテンツマーケティングにおける「見込顧客」そして「あなたにとってのもっとも重要な顧客」を具体的にイメージできますか?その顧客について明快に他者に語ることができますか?良質なコンテンツとは「誰にとって」「どういったニーズを」「どのように解決してくれる」ものかが明確になっていてはじめて、豊かでリアリティのある発想が可能になります。本チャプターではコンテンツマーケティングに欠かせないツール「ペルソナ」についてと、どのような手順・レベルで創りあげるべきか?についてのレクチャーを行います。

  • 16:00~17:00 講師:井登 友一氏
    自社のコンテンツマーケティング・オウンドメディア設計を行ううえでのペルソナを模擬的に発想(ワークショップ)

    自社のコンテンツマーケティング・オウンドメディア設計を行ううえでのペルソナを模擬的に発想~可視化するためのハンズオンワークショップ。

講座2日目 3月20日(木)10:00~17:00

【午前】
  • 10:00~10:50 講師:成田 幸久氏
    心を動かすコンテンツの条件
    1. 単純明快
    2. 意外性
    3. 個性
    4. 信頼性
    5. おもてなし
    6. 物語性
    7. 共感
  • 11:00~12:00 講師:成田 幸久氏
    「ブレないオウンドメディア運用」に必要なコンテンツ編集計画(ワークショップ)
    • 記事のネタが続かない
    • 時間がかかることは理解していたが、モチベーションの維持が難しい
    • メディアの存在意義に悩む

    これらは企業のオウンドメディア担当者なら誰しも経験しうる「始めてみてから気づく“オウンドメディアあるある”」です。オウンドメディアの継続運用のためにはひとつひとつクリアしていかねばならないものです。運用時に役に立つ、“ブレないオウンドメディア運用”のために必要なコンテンツ編集計画の進め方を体験していただきます。

  • 12:10~13:10 講師:成田 幸久氏
    オウンドメディアの立ち上げから、運用まで(インフォバーンの事例紹介)

    花王マイカジスタイル
    http://mykaji.kao.com/

【午後】
  • 14:10~15:00 講師:井登 友一氏
    消費者が語ってくれない「真実の95%」
    「真実のココロ」を引き出すための調査手法と、ユーザー視点

    「ユーザーに求めていることを聞けば彼ら・彼女らは明確に答えてくれる」、そんなことはマーケターや企業にとっての都合のいい幻想です。本チャプターは、ユーザー自身が明確に言語化できない「95%の真実」にアプローチするための

    • 観察法(Observational Research)
    • コンテクスチュアル・インクワイアリー(Contextual Inquiry)

    などをはじめとする調査・インサイト手法についてと、ユーザー中心発想でユーザーにとっての理想のゴールストーリーを発想する手法「カスタマージャーニー」についてレクチャーします。

  • 15:10~16:00 講師:井登 友一氏
    潜在ニーズにアプローチするための設問技法 カスタマージャーニーセッション

    メンタル・モデルを用いた深堀設問技法、およびカスタマージャーニーの模擬的ワークショップ。

  • 16:10~16:30 講師:成田 幸久氏
    オウンドメディアの運用体制について
    • コンテンツチーフオフィサーは誰か?
    • 誰がコンテンツを作るのか?
    • 計画はどのようになっているか?
    • 常に文脈を考慮する。
    • 社内にライターやプレゼンターを抱えていますか?
    • 外部コンテンツのことを忘れずに。
    • あなたの分野で影響力の強い人と繋がりましょう。
  • 16:30~17:00 講師:成田 幸久氏
    コンテンツライティング、オウンドメディアについての推薦図書
    オウンドメディア
    • オウンドメディアで成功するための戦略的コンテンツマーケティング
    • オウンドメディアコミュニケーション 成功の法則21
    • メディア化する企業はなぜ強いのか?
    • トリプルメディアマーケティング ソーシャルメディア、自社メディア、広告の連携戦略
    • インバウンド・マーケティング
    • 5年後、メディアは稼げるか―Monetize or Die
    ライティング
    • アイデアのちから
    • 20歳の自分に受けさせたい文章講義
    • ヤフー・トピックスの作り方
  • 2日目終了後 講師と参加者の懇親会
※講座内容の詳細は多少変更される可能性がありますのでご了承ください。

開催概要

名称Web担当者の学校「オウンドメディアのコンテンツ企画・作成ワークショップ」第1期
対象企業Web担当者として、オウンドメディアのコンテンツ戦略を企画したり、プロジェクト管理したりする役割の方(Web主管部門・事業部Web担当者の両方)
※主管部門の方からお声がけいただいて、事業部のWeb担当者さんも一緒に受講されるのが最適です
  • 業務の経験年数は問いません。
  • 企業規模・B2B/B2C・業種などは問いません。
日程3月19日(水)、3月20日(木)
時間3月19日(水)10:00~17:00
3月20日(木)10:00~17:00
(全2日間、計12時間、2日目終了後に懇親会あり)
受講料
  • 超早割:7万8,000円(税込) ※2月14日(金)17時までのお申し込み分
  • 早割:8万8,000円(税込) ※3月7日(金)17時までのお申し込み分
  • 通常:9万8,000円(税込)
  • 1社で複数名参加の場合:2人目以降7万8,000円(税込)
    1社複数名でご参加の場合は、それぞれ個別にフォーム送信のうえ、通信欄にてお知らせください。
会場住友市ヶ谷ビル 9F インプレスグループ市ヶ谷セミナールーム
東京都新宿区市谷本村町1-1(地図
JR市ヶ谷駅より徒歩2分
定員20名(最少開講人数12名)
主催Web担当者Forum編集部(株式会社インプレスビジネスメディア
運営事務局株式会社オプンラボ

講師プロフィール

成田 幸久氏

成田 幸久氏(なりた ゆきひさ)
株式会社インフォバーン 執行役員/Production & Operating部門長

AMEX会員誌、『ワイアード』日本版、JAL機内誌などで副編集長を務めた後、2004年インフォバーン入社。ニフティのブログサービス『ココログ』の立ち上げ時に、眞鍋かをりなどの著名人ブログをプロデュース。ほかにPC・モバイルと連動した通販誌『カタロガー』編集長、『ギズモード・ジャパン』創刊ディレクター、セブン-イレブンとヤフーの共同事業メディア『4B』の編集長を務めるなど、数多くのWebメディアの企画・運用を手がける。

井登 友一氏

井登 友一氏(いのぼり ゆういち)
株式会社インフォバーン 執行役員 京都支社長

デザインコンサルティング会社にて定性的なユーザーインサイトを起点とした「ユーザー中心発想」によるコミュニケーションデザインと、Webサイトの企画・プロデュース・ 設計に従事。大手住宅メーカー、ウェディングプロデュース企業、大手製薬企業など、数多くの企業のマーケティングコミュニケーションを支援。2011年インフォバーン入社、京都支社の責任者を務める。

日本プロジェクトマネジメント協会認定 プロジェクトマネジメントスペシャリスト(PMS)

Web担当者の学校「オウンドメディアのコンテンツ企画・作成ワークショップ受講」を申し込む

受講者情報

受講される方のお名前です。

(ぜんかくひらがな)お名前のふりがなを、全角のひらがな(カタカナではありません)で入力してください。

参加される方の所属会社名です。所属されていない場合は「フリー」とご記入ください。

受講される方のメールアドレスです。

講座に関して編集部から緊急の連絡が必要な場合のために、お手数ですが電話番号もご記入ください。

受講者さんのイメージを事前に把握してより良い講座にするためにお教えください

2日目終了後に、講師と参加者での懇親会を開催します。参加意向をお知らせください(ここでいずれを選んでいても、最終決定は当日でけっこうです)

受講料の請求書関連

請求先の名称を入力してください。入力しない場合は、会社名での請求とさせていただきます。

請求書の送付先住所、ビル名、社名、部署名、ご担当者名をご記入ください。

お申し込みに際しての編集部へのメッセージや申込みコード(お持ちの場合)などを記入してください。

「はい」にチェックをすると、Web担のコンテンツをサマリで紹介するメールマガジンを毎週月曜日にお送りします(すでに購読されている方は改めてチェックしなくても大丈夫です)。メルマガについて詳しくはWeb担メルマガについてをご覧ください。

お申し込みいただいた個人情報は、株式会社インプレスビジネスメディアと、運営事務局の株式会社オプンラボとで共有させていただきます。

受講料のお支払い方法については、申し込みボタン下の詳細をご覧ください。

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【プレゼント】『Google アナリティクス 実践Webサイト分析入門 ユニバーサルアナリティクス対応 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。』 | Web担当者Forum

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Web担当者に必要な専門的な知識やテクニックを身に付けられる本『Google アナリティクス 実践Webサイト分析入門 ユニバーサルアナリティクス対応 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。』(インプレスジャパン)を5名様にプレゼントいたします。

本書では、Google アナリティクスをちゃんとビジネスに活用できるようになりたいWeb担当者のために、「何のデータを見て、どう考えればいいのか」という視点で解説。

『Google アナリティクス 実践Webサイト分析入門 ユニバーサルアナリティクス対応 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。』

『Google アナリティクス 実践Webサイト分析入門 ユニバーサルアナリティクス対応 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。』
  • 著者:いちしま泰樹
  • 価格:2,400円+税
  • ISBN:978-4-8443-3536-8
  • 発行:株式会社インプレスジャパン

毎日のページビューの分析、本当に意味がありますか?

顧客の行動を分析してビジネスにつなげる「GAの新しい分析手法」を身に付ける!

目次

  • 1章 アクセス解析の準備と心構えをする法則
  • 2章 Google アナリティクスの基本設定を行う法則
  • 3章 サイトへの集客状況を分析する法則
  • 4章 訪問者のサイト内行動を分析する法則
  • 5章 仮説を立ててデータを深堀りする法則
  • 6章 マルチチャネルで施策の費用対効果を分析する法則
  • 7章 日々の業務をもっと効率的に行う法則
  • 8章 外部データと連携して改善につなげる法則

応募要項

  • 応募締切:2014年1月31日(金)23:59
  • 当選者数:5名様
  • 応募方法:下記応募フォームに必要事項をご記入して応募をお願いします。当選者の発表はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます。

※フリーの方や自営業の方はその旨をご記入ください。

プレゼント発送先

※勤務先への発送をご希望の方は、会社名をご記入ください。

※勤務先への発送をご希望の方は、部署名をご記入ください

「はい」にチェックをすると、Web担のコンテンツをサマリで把握できるメールマガジンを(月曜日配信)を購読できます。編集長が毎週の日曜日に家族サービスをサボって書いているメルマガで、編集長コラムを一足先に読めます(詳しくはWeb担メルマガについてをご覧ください)。

現場ですぐに役立つノウハウが多いのがよいです」のようなWeb担をおすすめする言葉や、「会社で毎日チェックして情報共有しています」「上司から見るように言われて見始めましたが、マンガが楽しくてついつい全部読んじゃいました」のようなあなたがWeb担をどう使っているかの声などをお書きください。

いただいたお言葉は、編集者が読んで喜んだり困ったりするほか、Web担のサイト上で紹介させていただいたり、Web担の宣伝などで掲載させていただく場合があります(個人や所属を特定できる形にはいたしません)。たとえば、

アクセス解析やSEOでつまずいていたあの頃、Web担に出合って助けられました」(東京都、マーケティング担当)

のような形です。編集者が「おぉっ」と思うコメントを残していただいた方には……。

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    CRITEO、モバイルアプリ内のディスプレイ広告ソリューションβ版の提供を開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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    ディスプレイ広告配信のCRITEO(クリテオ)=本社・フランス=は、モバイル(スマートフォン、タブレット)アプリ内のディスプレイ広告ソリューションβ版の提供を1月23日始めた、と同日発表した。モバイルアプリやマーケティングの担当者は、このソリューションによってユーザとの関係やコンバージョン(最終成果)を高められるという。

    広告主アプリ内でのユーザの商品閲覧行動に基づいてその商品データを広告コンテンツに反映して、別のアプリを閲覧している時に広告バナーとして表示する仕組み。独自の予測・レコメンデーションエンジンをモバイルアプリの環境に拡張し、ユーザーそれぞれの興味や関心と関連性が高いパーソナライズした広告バナーの掲載を可能にした。
    CRITEO
    http://www.criteo.com/jp/

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    DAC、スマートフォンアプリプロモーション支援のアドイノベーションと資本・業務提携 [ニュース] | Web担当者Forum

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    インターネット広告のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は、スマートフォンアプリのプロモーション支援を行うアドイノベーションと資本・業務提携した、と1月24日発表した。アドイノベーションはDACの持ち分法適用会社になった。DACはアドイノベーションの第三者割当増資を引き受け、社外取締役1人を派遣する。両社は今後、スマートフォン向けのマーケティング、広告、プロモーションの分野で協業を進める。

    DACは、成長が見込まれるスマートフォン広告市場で競争力を高めるため、資本・業務提携することにした。提携によって両社は、アプリによるプロモーションのプランニングやアドネットワークの運用サポート、レポーティングなど、スマートフォン広告に対応する体制を強化する。アドイノベーションは2010年の設立で、独自開発のスマートフォン広告効果測定ツール「AdStore Tracking(アドストアトラッキング)」を展開している。

    デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム
    http://www.dac.co.jp/

    アドイノベーション
    http://adinnovation.co.jp/

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    サイバーエージェント、スマートフォンサービス開発向けに2種のオープンソースを公開 [ニュース] | Web担当者Forum

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    インターネット広告のサイバーエージェントは、スマートフォンサービス開発向けに2種のオープンソースを公開した、と1月24日発表した。ブラウザアプリ開発を効率化する開発ツールキット「beez」と、「Android」端末のデバッグを実現するツール「Android Debug Bridge」のnode.jsクライアント「adbkit」となる。beezは、スマートフォン向けのブラウザアプリ開発のためのフレームワークやライブラリをまとめ、APIの形で提供する。

    beezは開発に必要なツールをキットとして提供。初期段階から公開までの作業を総合的にサポートし、迅速な開発を可能にする。同社が運営するウェブサービス「アメーバピグ」をモチーフにしたブラウザ向けゲーム「なぞってピグキッチン」などに採用し、開発スピードが上がったという。同社は今後もbeezを使って開発する。adbkitは、ライブラリや端末上で動くユーティリティに利用でき、同社もAndroid端末用アプリで利用している。

    サイバーエージェント
    http://www.cyberagent.co.jp/

    beez
    https://github.com/CyberAgent/beez/

    adbkit
    https://github.com/CyberAgent/adbkit/

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    商品やサービスを検索した人の来店経験率は? [Yahoo!プロモーション広告 業界情報] | Web担当者Forum

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    この記事を読むのにかかる時間: 約 1 分

    この記事は、Yahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルで公開されているリスティング広告「業界情報」の記事を、ヤフー株式会社の許諾のもと転載しています。オリジナルの記事はYahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルのサイトでご覧ください。

    スマートフォン、パソコン、タブレット…。ここ数年でデジタル端末の多様化が進み、最近では複数の端末を所有している人も珍しくなくなりました。

    特に、スマートフォンの普及により「いつでもどこでも」インターネットを利用するユーザーが増加し、インターネットの利用はもはや“生活の一部”といっても過言ではないでしょう。事実、総務省の「平成24年通信利用動向調査」では、13歳~49歳までのインターネット利用率が9割を超えたと発表されており、インターネット利用がより身近なものになっていることを物語っています。

    今回は、スマートフォン端末を所有し、かつ月に1日以上インターネットを利用している全国の16歳以上の男女2,062人を対象に行った調査結果を基に、年代別のインターネット利用の実態について紹介します。

    年代別で、インターネットの平均利用時間や利用場所、利用目的、またインターネット検索頻度などに大きな差は見られませんが、ウェブサイトの閲覧のきっかけやインターネットで検索している情報では、年代による違いが浮かび上がりました。なかでも、インターネット検索後の“再検索率”や“来店経験率”などでは興味深い結果が出ています。

    年代別で施策を考える際のヒントとして、ぜひ販促活動の参考にしてください!

    オリジナル記事はこちら:商品やサービスを検索した人の来店経験率は?(2014/1/14)

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    被リンクを増やすために動画を活用する9つの方法 (後編) [Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報] | Web担当者Forum

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    この記事を読むのにかかる時間: 約 6.5

    この記事は、前後編の2回に分けてお届けしている。後半となる今回は、前回紹介しきれなかった残り5つの動画活用法を紹介しよう。 →前編をまず読んでおく

    5動画を使って製品ページを改善し強化する

    商取引に注力したページの品質を動画を使って向上させるだけで、自然なリンクを全体的に増やせる可能性が高い。これは、いくつかの実例が示唆していることだ。

    Appliances OnlineとZappos.comに関するMajestic SEOの「Historic Index」のスクリーンショットを見てほしい。どちらのサイトも、ページ改善のために製品動画へ重点的に投資してきた。

    必要な種類のコンテンツ:

    程度の差はあれど、僕らがここで論じているのは、製品動画だ。つまり、特定の製品やサービスに関する情報を提供するために作られた動画についてだ。

    製品動画が最も効果的なのは、よくある質問に答えたり興味をもってくれた人たちの不安を解消したりすることだ。そうすることで、ユーザーとパーソナルな関り合いをもち、それによって、関心をもってくれた最初の地点からさらに先のコンバージョンへと誘導するときだ。

    そのような動画は、たいてい宣伝ではなくインフォマーシャルであり、「テレビ広告」より「ショッピング番組」に近いはずだ。

    必要な技術的実装:

    サイトの特定のページを改善し強化するための動画(たとえば特定製品の動画)を制作する場合、そうした動画は当然、自分でホスティングするか、または前述のようなサードバーティのプロバイダ(たとえばWistia)を使って安全にホスティングすべきだ。

    なぜなら、このような動画は目的とするページ上で見てもらわないと意味をなさないことが多く、そのため、YouTubeの検索やお勧めで発見してもらってもそれほど価値がないからだ。

    それに、このようなコンテンツをYouTubeでホスティングすることにはリスクもある。というのも、動画で取り上げている製品やサービスに関連するブランド名が検索されたときに、自分のサイトよりもyoutube.com上の動画のほうが検索上位に来ることがあるのだ。この問題について、詳しくは動画SEO戦略の構築に関する僕の記事をチェックしてほしい。

    また、この種のコンテンツでは、動画のリッチスニペットが表示されるよう努力すべきだ。そうすることで、検索結果ページからのクリックを増やせる。そのためには、schema.orgのマークアップの実装や、XML形式の動画サイトマップの送信が有効だ。実装の詳細はこちらを参照してほしい

    6ブログ戦略の補強

    必要な種類のコンテンツ:

    ブログのための動画は基本的に、適度に落ち着いたブランディングを添えた情報提供であるべきだ。

    それには「人物がカメラに向かって語りかける」動画が最適だ。また、可能ならば、コンピュータ画面の映像やアニメーションを動画に挿入すると、往々にして気分転換を促したり関心を高めてもらったりする良い方法になる。

    では、拡張性があって編集が最小限で済む動画にするにはどうすればいいのか。

    僕が通常勧めているのは、撮影前の脚本を最小限にして、1テイクで撮るようにすることだ。Wistiaのすばらしい動画を見てほしい。ここでは進行役のランド・フィシュキン氏が、Mozがホワイトボードフライデーの制作を最小限の労力でやり遂げる制作プロセスをどのように管理しているのかを正確に説明している。

    必要な技術的実装:

    ブログ用動画のホスティングは、次の2つの質問への回答から決めるべきだ。

    1. 次の2つのどちらを重視するのか?

      • コンテンツの露出の最大化
      • 自サイトでのみコンテンツを見せること

      この2つは、根本的に対立する戦略だ。

      露出を最大化したい人は、YouTubeでホスティングするべきだ。動画が検索結果で上位に入るし(通常は自サイトではなくyoutube.com上のもの)、YouTubeのプラットフォーム内でも目立つ。

      一方、YouTubeではなく自サイトに、すなわち自分のコミュニティの枠内にコメントを残してもらえればいい場合や、訪問者をPPCでリターゲティングすることを重視する場合は、自分のサイトでホスティングする方がより適切な選択肢だろう。

    2. 取り上げる予定のトピックに対し、YouTube上に検索ボリュームがあるか?

      この質問には、YouTubeのキーワードツールを使って回答できる。YouTubeのキーワードツールのデータがかなり不正確であることには留意すべきだが、得られる検索ボリュームの関連指標によって、作ろうとしているコンテンツに需要があるのかどうか、だいたいの感じはつかめるはずだ。

      検索ボリュームがあるのならば、それはすばらしいことであり、YouTubeでホスティングすることを希望する場合、動画はYouTubeプラットフォームでおそらく相当の影響力を獲得するだろう。検索ボリュームがない場合は、YouTubeに動画を置いても価値の増加にはおそらくそれほどつながらない。後者に当てはまるのならば、動画は自分でホスティングするのが賢明だ(あるいは、すでに説明したようにサードパーティの安全なソリューションを使う)。それによって、youtube.comではなくて自サイトにすべてのトラフィックを呼び込むことができるのだから。

      一般に、両方を行うことは考えるべきではない。仮に、コンテンツを自分でホスティングしつつ、YouTubeにもアップロードするとしよう。この戦略で得られるのは、君のサイトではなくYouTube上でコンテンツを視聴してリンクするという選択肢だけであり、YouTubeでの順位を上げることにつながる重要な行動、すなわち、君のYouTube動画を埋め込んで、その埋め込み動画を通じて再生回数を増やすということにはつながらない。両者の「良いとこ取り」になるどころか、実際には両者の「悪いとこ取り」になる可能性がある。

    7外部サイト向けに動画コンテンツを制作

    動画コンテンツには、トップクラスのゲストによる投稿とリンク機会の獲得につながる可能性がある。

    あなたがすでに価値ある興味深い動画コンテンツを自分のサイトや外部サイト向けに作ってきたならば、その実績を示せれば、型通りの味気ないアプローチよりもずっと容易に、有名サイトがゲスト投稿の申し出を受け入れてくれる。

    必要な種類のコンテンツ:

    ゲスト投稿に活用するコンテンツは、さまざまな意味で、自分のブログに普通に載せるような動画と基本的な諸要素がよく似てくる。つまり、「カメラに向かって語りかける」スタイルが中心だ。

    この場合、業界の顧客や権威へのインタビューがよい結果になる多い。というのも、そうした動画はエゴベイトにもなるからだ。相手が自分ではできないようなやり方で、カメラ上で実に専門家らしく見せることができれば、それによって相手からすばらしいリンクを獲得することが非常に容易になる可能性がある。

    リソースかスキルがあるのならば、取引先のために製品動画を作ったり、他者が作ったコンテンツの広告を作ったりもできる(これをわがDistilledに無償でやってくれた人たちがいて、僕はいくつかのリンクを進呈した)。

    必要な技術的実装:

    最終的には、リンクを得られる限り、外部のサイトに動画を埋め込む方法は問題にならないはずだ。

    しかし、ターゲットが君にリンクすることにそれほど協力的ではない場合もある。

    そんな人に働きかけるよい方法として、動画ファイルそのものではなく、コンテンツの埋め込みコードだけをウェブマスターに渡すというのがある。つまりWistiaなどのプラットフォームにコンテンツを安全にホスティングして、ドメイン名制限を有効にし、その上で自サイトへのテキストリンクを埋め込みコードの最後に入れるのだ(第2のアイデアで取り上げたように、動画をリンクベイトとして利用する)。

    大多数のケースで、ウェブマスターがわざわざ埋め込みコードを修正してリンクを削除することはないだろう。これに対し、ウェブマスターがソーシャルプラットフォーム(YouTubeやVimeoなど)にある動画から自分で埋め込みコードを入手する場合は、通常その埋め込みコードには君のサイトへのリンクは含まれない。

    8ソーシャルメディアプラットフォーム向けにコンテンツシリーズを制作する

    BlipDailymotionでは、コンテンツシリーズがプラットフォームに認められて、適切なユーザーステイタスがあれば、非常に高いドメインオーソリティ(DA、それぞれDA93とDA97)とフォロー付のプロフィールリンクを得られる。

    必要な種類のコンテンツ:

    どちらのサイトも、ブランド名やコマーシャル性を排除した特定のテーマを扱うコンテンツを、定期的に公開することが必要になる。また、プラットフォームごとに違う動画を作ることも必要だろう。

    どちらのサイトにも承認ための厳格な編集プロセスがあり、コンテンツがターゲットの視聴者に合っていなければ、DailymotionのMotionmakerの地位(フォロー付のリンクを含む)やBlipのチャンネルプロフィールは認められない。

    1つのリンクのためにコンテンツのシリーズを作るのは、明らかに時間と金の大きな投資だが、ブランド認知が得られ、さらにうまく行けば参照トラフィックという恩恵があることは、覚えておこう。

    君がもし、リンク構築が難しい特に「トリッキー」なニッチ分野にいて、しかし社内に多くの専門知識の蓄積がある場合、それを効果的に活用する便利なテクニックになるかもしれない。

    必要な技術的実装:

    なし。

    コンテンツを16:9のきちんとしたフレームサイズで書き出してから(1280×720のHDをお勧めする)、各プラットフォームにアップロードするようにする。

    9動画ニュースリリースでPR活動を強化する

    必要な種類のコンテンツ:

    動画ニュースリリースの目的は、取り上げる話題にまつわる付加的な情報を加えて、プレスリリースを補足することだ。

    動画のニュースリリースは、どのようなPRキャンペーンにも極めて有効だ。というのも、動画ニュースリリースがあると、ジャーナリストがほかの記事よりも優先してくれるからだ。

    記者は、興味をもったものすべてを記事にする時間があるわけではない。しかし、動画リリースならば、事実上、記者の仕事の半分をこちらでやることになる。編集者はリリースに添える文章をまとめて動画を埋め込み、公開ボタンをクリックするだけでいい。

    必要な技術的実装:

    動画ニュースリリースはYouTubeでホスティングすること。大多数のサイトは、サイト上にYouTube動画を問題なく埋め込めるし、youtube.comにある動画から埋め込み用コードを入手する方法を知っている。

    ベストプラクティスとしては、最初の働きかけの電子メールに、YouTubeに上げている動画へのリンクを含めるだけでいい。接触した相手から前向きな連絡があったら、動画に君のサイトへの「クレジットリンク」をつけるよう依頼できる。

    この記事の筆者

    この記事は、Moz Blogに掲載された以下の記事を日本語訳したものです。

    author photo

    原文:「How to Leverage Investment in Video to Build More Links」 by Phil Nottingham (2013/06/17)

    記事セレクション:渡辺隆広株式会社アイレップ
    翻訳:株式会社ガリレオ

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    オリジナル記事:被リンクを増やすために動画を活用する9つの方法 (後編) [Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報] | Web担当者Forum
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    SEO集客のために、アクセス解析データを役立てる方法を教えてください [誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニック] | Web担当者Forum

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    誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニック
    丸山先生
    医者:丸山先生(35歳・男)
    当クリニックの代表。
    来栖あきら
    研修医:来栖あきら(25歳・男)
    イケメンの研修医。
    綾瀬ゆい
    研修医:綾瀬ゆい(25歳・女)
    優しい天然ボケの研修医。

    ここ「アクセス解析5分クリニック」には、Webサイトについてさまざまな悩みを抱えた患者が、毎日のようにやってくる。研修医の来栖と綾瀬はデコボココンビだが、院長の丸山先生がとにかく名医。たった5分ですべての悩みを解決する!というのだ……。(登場人物紹介を詳しく見る

    今回のお悩み
    SEO集客のために、アクセス解析データを役立てる方法を教えてください

    集客か、成約率アップか

    Google経由の検索キーワードが「(not provided)」になって分析できなくなってから、キーワードマーケティングがより苦しくなったね。

    そうね。キーワードレポートを見てもよくわからないことが増えたわ。

    なんとなくユーザーのサイト訪問ニーズはつかめるんだけどなあ。

    でも正直に言うと、今までキーワードレポートをサイト改善に活かしたことは、あまりなかったかも。

    確かに。キーワードレポートを見て直帰率改善は行ってきたけど、それ以外は、どうにも難しいよ。

    私の担当サイトだと、「youtube 解析」っていうキーワードで訪問されているのはわかったんだけど、「じゃあ、次はどうしたらいいのかなぁ?」ってなるわ。

    実際コンバージョンしているのって、ほとんど自分でわかっているキーワードばかりだしなあ。

    二人とも、悩んでいるようだね。では今日は、アクセス解析のキーワードレポートについて考えてみようか。ところで、二人は以下の公式を覚えているよね。

    成約数 = 集客数 × 成約率

    では今回、キーワードレポートを使うとして、「集客」と「成約率アップ」のどちらを望んでいるのかな?

    それは……やっぱりSEOを改善したいので、「集客」でしょうか。

    だけど、さっきは「直帰率」の話をしていなかったかい? それは「成約率アップ」の範疇じゃないかな。

    ああ、なるほど……。僕たちはレポートを見るときに、「何をしたい」というのは明確に考えていなかったかも知れませんね。

    それだと、何を見ていいのかわからなくなる。レポートを見る前に「自分が何をしたいのか?」を明確にしておこう。今回は「集客」だね。

    新規顧客か、既存顧客か

    さて、その「集客」だけど、「SEOで新しいキーワードを増やす」のと、「既存の関連キーワードの順位を上げる」のと、どちらをやりたいかな?

    「SEOで新しいキーワードを増やす」のほうですかね……。

    それなら、Googleアナリティクスのキーワードレポートなんか見ても、しょうがないよ。

    え?! そうなんですか?

    だって、既存サイトで確認できるキーワードって、自分で見覚えのあるキーワードばかりだろ?

    確かにそうです。とはいえ、キーワードレポートを使えば、直帰率を下げることもできますし、新しいキーワードも見つかるはずです。

    いいかい、「集客」というのは、主に2種類あるんだ。

    1. 潜在顧客を、新規に集客する
    2. 既存顧客と似た顧客を、さらに集客する

    既存サイトを分析することは、後者には有用だけど、前者には、それだけではダメなんだ。だって、「まだ既存サイトに来ていない人を集める」ということだからね。

    新規顧客を集めるなら、市場を見よう

    サイト改善のためにGoogleアナリティクスは必須ではない。新規集客が目的であれば、内側ではなく、外側=市場を見よう。

    「市場を見る」ですか? 市場は意識しているつもりなんですが……。

    もちろん、感覚的に捉えられる部分もあるだろうけれど、やはり、Web担当者であるなら、具体的に分析して、数値で見ていかないとダメだよ。

    具体的にはどうやればいいんでしょうか?

    たとえば、キーワードを入れると、その関連キーワードを教えてくれるといった、ツールがある。こういった便利なツールを使えば、ネット市場のキーワードの検索ボリュームなどもわかるだろう。

    リスティング広告を実施しているなら、以下のツールも使わないとね(それぞれのサービスの広告契約者のみ利用可能)。

    • Google Adwords キーワードプランナー
    • Yahoo!プロモーション広告 キーワードアドバイスツール

    実はそれらは全部使ったことがあります。それでも当たり前のキーワードしか出てこなくて……。

    そうなると、自分の想定範囲外の答えを探さなきゃいけない。自分の想定外なんだから、他力を頼ったほうがいい。そんなときは「まとめサイト」や「Q&Aサイト」「類義語辞典」だ。

    こういったサイトで検索すれば、いろいろなユーザーの悩みなどが見つかるだろう。たとえば、アクセス解析で悩んでいる人は、インストール方法で困っていることなどにも気づける。そうすると、そこからさらにキーワードを増やせるよね。

    うーん、難しそうですが、やってみると、確かに「細かい技術的なことで悩んでいる」など、いつもと違う気づきがありますね。

    SEO集客のためにアクセス解析データを役立てるには?

    こういったやり方を使えば、確かに候補キーワードは増えますが、今度は増えすぎて、どのキーワードを選んだらよいのか迷いそうです。それに、今回はアクセス解析が関係なかったですね。

    広義でいえば、僕はこういった市場調査も、今ではアクセス解析業務の1つになると思うよ。過去データの蓄積を活用しているのだからね。

    なるほど。でも、自社アクセス解析の結果は役立たないのでしょうか?

    もちろん、役に立つよ。今回はキーワードレポートについて触れているから、最後にそれを考えてみよう。

    「新しいキーワードで集客した場合に、コンバージョンしそうか?」というのは、自社サイトの分析でわかるね。キーワードごとに、コンバージョンしていたり、平均ページビューが多かったりしそうなものを確認してみよう。

    ……やはり当たり前のキーワードばかりです。

    そうかな? Googleアナリティクスのレポートでもフィルタの機能を使って、たとえば「方法」が入ったキーワードに絞り込んだらどうだい?

    キーワードレポートで、表の上部にあるボックスに単語を入れると、その単語で結果を絞り込める。

    確かに「方法」が知りたくてサイトに訪問している人たちがいますね。ただ、平均ページビューは少なめです。

    ということは、「今のコンテンツの方針のままでは、そういった人は集客してもすぐコンバージョンしない」ということだ。問題が解決して、すぐ立ち去ってしまう。ただ、リマーケティングなどと組み合わせたり、メルマガなどに登録を促したりすることは、できるかもしれないよ。

    このように、既存サイトと市場とのギャップを知ることで、また新しい施策を考えることが可能なんだ。

    まとめ

    まずSEO集客が目的ならば、自社サイトのアクセス解析だけに答えを求めるのは止めよう。改めて市場を見ない限り、なかなかブレイクスルーは望めない。

    一方で、既存サイトのアクセス解析をすれば、自社の訪問ユーザーをより理解でき、問題や可能性に気づき、対策できるはずだ。そうやって、両者を見ることで、より精度の高い施策を思いつくことができるんだ。ぜひバランスよく実施してほしい。

    今日の処方箋

    お悩みSEO集客のために、アクセス解析データを役立てる方法を教えてください

    アドバイスブレイクスルーを起こすような新規集客が希望であれば、自社サイトよりも、市場を優先的に見るようにしよう。一方で、その対策の精度を上げていくために、アクセス解析は必需品となる。以下3ステップで進めてみよう。

    1. 1 【1分】 市場を見ます

      goodkeywordを使って、新しいキーワードを見つけてみましょう。

    2. 2 【1分】 自社サイトのキーワードレポートにフィルタをかけてみます

      1で見つけたキーワードに関連してそうなものをフィルタに入れて、データを確認してみましょう。

    3. 345 【3分】 対策を考えてみます

      1で見つけたキーワードで集客すべきか、またどういう対策を打てばより効果的か考えてみましょう。

    ※キャラクターイラスト(来栖、綾瀬):「コミPo!」にて制作

    この記事の筆者

    丸山耕二(ホームページ診断クリニック.com)
    株式会社ウェブジョブズ代表。大手SIERのシステムエンジニア、SEOコンサルティング会社を経て独立。現在はアクセス解析を中心とした成約率アップコンサルティング業務や、WEB担当者向け通信講座「ウェブ担当者通信」を主催。2009年よりGoogleアナリティクス英語版の認定資格(GAIQ)を取得。難しいアクセス解析を楽しく伝えるをモットーに“Web業界の池上彰”を目指し活動中。

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    日本のWebの常識は通用しない? 中国で通用するWebサイトの作り方 [先週のWeb担まとめ記事] | Web担当者Forum

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    先週のWeb担まとめ記事

    Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 21本とニュース記事 17本です。

    忙しい人のためのこの記事の使い方:
    • 上のほうから内容をざっとチェックする
      重要なものほど上の方に置いてあります。
    • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
      要チェックのものは色を付けてあります。

    今週の担当は、池田です。

    「オウンドメディアのコンテンツ企画・作成ワークショップ 3/19~3/20、2日間講座のお申し込み(Web担当者の学校)」
    Web担当者Forum主催、オウンドメディアを軸にしたデジタルマーケティングの基本的なスキームを実践形式なワークショップを通じて身に付ける講座、第1期のお申し込み受付中です。
    https://web-tan.forum.impressrd.jp/q/201401/16723
    【プレゼント】『Google アナリティクス 実践Webサイト分析入門 ユニバーサルアナリティクス対応 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。』
    「Googleアナリティクスで何を見ればいいのかわからない」という方向け、分析の考え方を一から学べる書籍を5名様にプレゼント。
    https://web-tan.forum.impressrd.jp/q/2014/01/16803

    [今回の要チェック記事]↓セミナー/お知らせ | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース
    変化できなければ生き残れない。中国でも通用するWebサイトを作るには?

    Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

    • 「中華圏でも通用するWebサイトを作るには、どうすればいいの?/ビービット台北オフィスの中島克彦さんとジェイソンさんに聞いてきた」は、185いいね!と人気のルポマンガ「Webのコト、教えてホシイの!」の記事です。

      今回は初の海外取材、中国のWebサイト事情を取材しました。中国のなかでも、特に上海の変化のスピードは早く、3年遅れると別世界だといいます。

      日本のWebサイトの常識が通用しないともいわれる中華圏で成功するポイントはどこにあるのか、ユーザ中心設計に取り組むビービットの台北オフィスを取材しました。

      http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/24/16511

    • 「Googleアナリティクスの新機能・コンテンツグループを使って、ページを自由に分類して分析してみよう(第85回)」は、「衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座」も人気を集めました。

      コンテンツグループは、閲覧ページを通常のレポートとは異なる基準でグルーピングして評価できる機能です。ただし、設定を行いと表示されないため気づきにくいもの。執筆者やカテゴリでページを分類して分析するための設定方法を詳しくお届けします。

      http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/23/16806

    • 「apple-touch-iconやbrowserconfig.xmlなどWebサイトのスマホ用アイコン指定の最新情報を調べてみた」は、ホームアイコン仕様をまとめた、編集長ブログの記事です。

      WebサイトがiPhone、iPad、Android、Windows 8などでホーム画面などにブックマークされた際のアイコン(Webクリップ)の設定、みなさんはきちんとできていますか?

      新しいデバイスやプラットフォームの登場に合わせて、現在の仕様がどのようになっているのか、まとめてお届けします。

      http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/21/16791

    • 「被リンクを増やすために動画を活用する9つの方法 (前編)」は、月曜コラム「Moz」の記事です。

      前後編にわたり、動画を活用してリンクビルディングの取り組みを強化・改善する9つの方法を解説。

      意外と理解されていないという、動画によって得られる価値とはどんなものか。この記事では、より広範なインバウンドマーケティング戦略の一環として、動画への投資を確保するための説得材料を提供していきます。

      http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/20/16673

    Web担の姉妹サイトもお役に立てるはずです。
    データセンター(iDC)に携わる方には
    データセンター完全ガイド
    レンタルサーバーに興味のある方には
    クラウド&サーバーホスティング完全ガイド
    企業内情報システムのお仕事をされている方には
    IT Leaders
    ソフトウェア開発者の方には
    Think IT

    [セミナー/お知らせ]↑要チェック記事 | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
    BtoBサイト事例、CMSセミナー、ライブアクセス解析など1月~2月のイベント情報

    ※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

    BtoBサイト事例(1/31、大阪)

    BtoBサイトの最新事例を学ぶ、Web広告研究会の「2014年度第1回Web広告研究会 関西セミナー」が1月31日に大阪で開催されます。三菱電機やパナソニックが事例を共有。参加費は一般4,200円。

    https://www.wab.ne.jp/wab_sites/contents/1831

    CMS選定・導入セミナー(2/13)

    国内CMSベンダーが集う「CMS導入を成功させる! CMSの正しい選び方」セミナーをキノトロープが2月13日に東京・秋葉原で開催されます。CMSの選び方や導入について、キノトロープの生田氏やベンダーが解説。参加費は無料。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/10/16720

    EC展示会(1/29~30)

    EC展示会イベント「ネット&モバイル通販ソリューションフェア2014 in 東京」が1月29日~30日に東京ビッグサイトで開催されます。ヤフー、アマゾンが基調講演。事前登録で参加無料。

    http://www.tsuhan-fair.com/

    デジタルマーケティング戦略(2/7)

    Webマーケティングの方法論や事例を解説する「デジタルマーケティング戦略セミナー」をクリエイティブホープが2月7日に新宿区で開催します。統合・再編成し、経営インパクトをもたらす方法とは。参加費は無料。

    http://www.creativehope.co.jp/topics/seminar/21_201427-001613.html

    ライブアクセス解析(2/17)

    小川卓氏がライブ解析「アクセス解析体得セミナー」が2月17日に千代田区で開催されます。サイト改善事例のほか、目の前でサイト分析するライブ解析も実施。参加費は2,000円、懇親会も開催。

    http://ccl-web.jp/study/04/

    先週の人気記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↓解説記事 | ↓ニュース記事

    Web担で先週公開された記事のうち、「今回の要チェック」に次いでアクセスが多かった記事です。

    背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

    • 企業ホームページ運営の心得
      意味不明なコンテンツと切られたら。プロが使わない文章術
      http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/22/16802
      by 宮脇睦(有限会社アズモード)
    • 海外&国内SEO情報ウォッチ
      ウェブマスターツールの「検索クエリ」の数字は不正確なのでは? など10+4記事
    • Yahoo!プロモーション広告 業界情報
      入札価格を調整してメリハリある運用を
    • 【レポート】Web担当者Forumミーティング 2013 Autumn
      個の行動分析による貢献度測定の実例&データをアクションにつなげる9のステップ/メディックス
    • 【レポート】Web担当者Forumミーティング 2013 Autumn
      カシオ計算機、レアル・マドリードが実現したオンラインエクスペリエンスの向上/日本オラクル

    先週の解説記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↑人気記事 | ↓ニュース記事

    Web担の解説記事には、ウェブサイトをビジネス活用したい人向けの情報がたっぷり詰まっています。

    背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

    • 日本ネット経済新聞ダイジェスト
      セブン&アイHD ネット子会社2社を合併 オムニチャネル戦略などを担う中核会社に
    • 日本ネット経済新聞ダイジェスト
      イトーヨーカ堂が「オムニチャネル推進室」を設置 セブン&アイ全体の戦略のもと
    • 日本ネット経済新聞ダイジェスト
      パナソニックがアマゾン限定ビデオカメラHC-V330M発売 電機メーカー初の取り組み
    • 日本ネット経済新聞ダイジェスト
      キングジムが家具ネット通販のぼん家具を完全子会社化、EC強化へ
    • ユーザー投稿記事 by 株式会社エイジア
      【無料セミナー/東京】ECサイト完全武装!各道を極めた18社「プレゼンバトル!!」
    • ユーザー投稿記事 by セキュアスカイ・テクノロジー
      <公開Webサイト向け> あなたの会社の「今できること・できないこと」を知る 【2月7日(金)東京 | 無料セミナー】
    • ユーザー投稿記事 by ビジネスサーチテクノロジ株式会社
      【10名限定!】手と頭を使って、考え方と実践方法を学ぶ! アクセス解析の新手法「コンセプトダイアグラム ワークショップ」講師:清水 誠氏
    • ユーザー投稿記事 by インターネット・アカデミー
      W3C共催! HTML5講座開講記念セミナー、2月6日開催
    • ユーザー投稿記事 by 株式会社日立システムズ
      2月17日無料セミナー「ソーシャルリスクの現状と“今”求められる対策」開催
    • ユーザー投稿記事 by ソフト産業プラザ イメディオ 教育研修セミナー
      2週連続「スマートフォン対応サイト制作セミナー」2月大阪南港イメディオで開催
    • Web担アクセス数上位ランキング
      ニーズに"応える”ではなくニーズを“生みだす”! LINEのEC戦略とは
    • 先週のWeb担まとめ記事
      最新グーグルSEO要因と順位の関係7つのポイント、京都大学とCAの共同研究から

    先週のニュース記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↑人気記事 | ↑解説記事

    大手のニュース媒体では紹介されない、ホームページの企画・構築・運営や、ウェブマーケティング関連のニッチなニュース記事ならWeb担で。

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    編集後記

    ヒートテックを考えた人はすばらしいですね。Tシャツだけかと思ってたらスウェットセットあるじゃないですか。いや、ほんと暖かいです(池田)

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    PHP研究所 雑誌とコラボした雑貨のEC「PHPダイレクトショップ」を開設 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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    PHP研究所(本社京都府、清水卓智社長)はこのほど、公式通販サイト「PHPダイレクトショップ」を開設した。PHPが発行する雑誌と共同開発した雑貨などを販売する。

    PHPが発行する「月刊PHP」「PHPのびのび子育て」「歴史街道」などと連動し、こだわりの一品を販売する。従来から、紙面上でさまざまなグッズや雑貨などを紹介してきた。

    ウェブサイトでは、「くらす」「くつろぐ」「よそおう」「はたらく」「はぐくむ」「おくる」の六つのジャンルに分けた。目的ごとに商品がチェックできる機能を付加した。また、本社を置く京都の逸品を紹介する「My京都」コーナーも設けている。

    オープン記念特典として、メルマガ会員登録をした際には、特製の「竹しおり」をプレゼントするキャンペーンを行う。

    ・PHPダイレクトショップ
    http://shop.php.co.jp/

    ※記事内容は紙面掲載時の情報です。
    ※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
    ※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
    ※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

    この記事の筆者

    「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

    このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

    →日本ネット経済新聞についてもっと詳しく知りたい

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    オムニチャネルコマース実現までの3ステップ/富士通システムズ・ウエスト [ネットショップ担当者フォーラム セミナーレポート] | Web担当者Forum

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    スマホやタブレットなどの多様なデバイスの普及によって、消費者が小売店舗だけでなくネットやモバイルサイトなど複数チャネルを使い分けるのは当たり前の時代となった。チャネル横断型のコマースにどう取り組むかどうかで事業者のECビジネスの成長が決まるといっても過言ではない。オムニチャネル化やO2Oを実現するためのシステム構築に必要なキーワードは「ECソリューション」「ソーシャルメディア分析」「ビッグデータ活用」だ。

    オムニコマースにはチャネル横断型の商品・顧客・販売管理が必要

    株式会社富士通システムズ・ウエスト ビジネスソリューション本部 ECサービスソリューション事業部 デジタルマーケティング部 部長 矢頭史朗氏
    株式会社富士通システムズ・ウエスト
    ビジネスソリューション本部
    ECサービスソリューション事業部
    デジタルマーケティング部
    部長 矢頭史朗氏

    富士通は、さまざまなITシステムを開発してきた実績がある日本でも最大級のソリューションベンダーだ。基幹系やCRMだけでなく、ECにも取り組んでおり数多くの顧客を抱えている。もちろん、現在のECの主流であるオムニチャネルにも対応している。そこで本セッションでは、株式会社富士通システムズ・ウエストのビジネスソリューション本部ECサービスソリューション事業部デジタルマーケティング部の矢頭史朗部長により、富士通が考えるオムニチャネルコマースの概要が語られた。

    冒頭で矢頭氏は「従来の流通は、消費行動と販売チャネルが結びついていたが、スマホなどのデバイスの普及によって、ユーザーは複数の購買チャネルを選択する傾向にある。顧客接点がシームレスな状況のなかで、事業者はチャネル横断型の商品・顧客・販売管理を行う必要がある」とオムニチャネルコマースのあり方を整理した。

    このような状況を作り出しているのが、次の3つだ。

    • スマートフォン
    • ソーシャルメディア
    • EC

    これらを消費者が駆使する以上、事業者も対応する必要があるというわけだ。消費者はさまざまなチャネルからアクセスしてくるため、そのチャネルを融合するためには「顧客中心視点で顧客の経験価値を最大化する必要がある」と矢頭氏は強調した。

    モバイル/スマートフォン/タブレットの普及/モバイルPOSやスタッフ用情報端末の導入/ソーシャル/ソーシャルメディアによる顧客との信頼関係確立/ソーシャルメディアからの情報収集(ヒアリング)/デジタル/Eコマースの普及と成長/各種データの融合(購買データ/行動データ)/オムニチャネル・コマース/「チャネル横断」がキーワード
    モバイル/ソーシャル/デジタル(EC)の急速な普及によりオムニチャネルコマースの時代に

    富士通が考えるオムニチャネルコマースの成功に必要な3要素

    では、オムニチャネルコマースに対応し、顧客経験価値を最大化させるために、事業者はどのような準備が必要なのだろうか。富士通ではそのために次の3つが必要だと考えている。

    1. ECソリューション

      ECソリューションは、ECサイトの構築そのものだ。すでに数多くのパッケージやサービスなどが存在する中で、ECサイトが成功するために必要なポイントとして矢頭氏は、次の3点を挙げている。

      • 拡張性のあるECサイトの構築
      • マルチデバイスの活用
      • マーケティング強化
    2. ソーシャルメディア分析

      ソーシャルメディア分析は、オムニチャネルコマースの実現には不可欠な要素だ。たとえば、ソーシャルメディアから指定したキーワードで1時間ごとに情報収集を行い、その結果をリアルタイムで把握することによって、いわゆるインフルエンサーを見つけられる。それにより、ソーシャルメディア上に流れる情報がネガティブもしくはポジティブのいずれにしろ、正確に状況を把握して対処できるようになる。

    3. ビッグデータ活用による顧客行動分析

      富士通がもっとも力を入れているのが、ビッグデータの活用だ。既存のCRMでも、顧客の情報収集や細やかな対応は可能だが、「顧客中心視点」を徹底するためには、顧客の全体像を把握することが不可欠だ。そこで必要なのがビッグデータによる顧客行動の分析だ。集めたデータを分析し、そこから仮説を導き、企画を立案、実行し、再びデータ分析を行う。このPDCAサイクルの必要性を多くの人が認識しながらも、さまざまな要因で上手く回っていないケースが多い。そこで、データ収集や分析、マーケティングやプロモーション施策の提案など、PDCAサイクルを実現するために必要な要素を富士通がサポートしていく。

    とはいえ、これらの要素をすべて一度に実現するのは困難だ。そこで矢頭氏は次の3ステップのロードマップを提示する。

    1. ステップ1「Webシステム基盤の構築」として、EC基盤の構築とマーケティング基盤の構築と位置付ける。

    2. ステップ2店舗とEC連携、顧客接点の強化、SNS分析といった具体的なマーケティング施策につながる機能に手を付ける。

    3. ステップ3ビッグデータの活用によるオムニチャネルコマースを実現させ、DMPとCRMの連携やデータキューレションによるお客様の見える化などが可能となる。

    富士通が考えるオムニチャネルコマースのロードマップ
    富士通が考えるオムニチャネルコマースのロードマップ

    多様なニーズに応える富士通のECソリューション構築サービス

    こういったステップの実現と、さらにEC事業者の3大ニーズである「成約率の向上」「サービススピードの改善」「集客」に絞って構築したサービスが、富士通の「SNAPEC-EX」なのだ。

    SNAPEC-EXは、富士通のサービスだけにこだわることなく、世の中にあるさまざまなサービスを取り入れた、お客様の売り上げ拡大のためのソリューション。クラウド間連携コネクタにより、データをクラウド上で一元管理し、多様なサービスとデータを融合して効果的なマーケティングを実現します。(矢頭氏)

    SNAPEC-EXのそもそものコンセプトは、消費者と事業者、サービスとサービスをつなげるというものだという。通常のB2CのECサイトのみならず、モール型ECサイトや、B2B向けのECにも対応しており、なおかつ多様な業種向けのテンプレートを用意しているため、すばやいビジネスの開始や、既存のサイトのブラッシュアップが可能だ。

    SNAPEC-EXの大きな特長のひとつに、多種多様なオプションサービスがある。たとえば、スマホによるARを活用したプロモーションや、チラシや画像にURLリンクを埋め込むことによる特売やセール情報のリアルタイム提供、お客様ひとりひとりにパーソナライズしたクーポンの発行など、さまざまなマーケティングやプロモーションが実現できる。

    店舗だけでなくステップメールの適切な運用や、タブレットデバイス向けのデジタルカタログからダイレクトにコールセンターにTV電話をつなぐシステムなど、おおよその事業者が求める要素をカバーしているのだ。

    オムニチャネル化の実現事例

    最後に、矢頭氏はSNAPEC-EXの構築事例を紹介した。

    1つ目が、「ロイヤルカスタマーの育成」がテーマの量販店だ。SNAPEC-EXを中心にして、ポイントサービス利用者のための「マイページ」と、オンラインショッピングサイトの構築を行った。顧客が自らリアル店舗での購買履歴を確認できるサービスや、オンラインショッピングとリアル店舗でのポイントの相互利用など、顧客のロイヤリティを向上させるサイト構築を実現した。

    2つ目の事例は、非日常品の販売から日常品への進出を計り、ネットスーパーへと参入した事業者だ。「お客様になくてはならない存在へ」をテーマに、インターネット受注、電話受注、コールセンター受注などのシステムをSNAPEC-EXで構築した。また、商品の安心安全をメインコンセプトに据えて、詳細な商品情報を提供可能な商品データベースと、それと連携する出荷指示、発注システム、物流管理を構築した。企画の開始から本番稼働まで約5か月でサービスインするというスピードを実現している。

    矢頭氏は最後に、「富士通にはオムニチャネルコマースやO2Oを実現するためのすべてのソリューションが揃っている。これまでSIとしてシステム構築を手がけてきたことによる、業務ノウハウの蓄積や高品質システム構築の実績があり、ECだけではできないオムニチャネル化やO2Oに対応できるスペシャリストを用意している」と、総合システムベンダーである富士通のアドバンテージを強くアピールした。

    問い合わせ先

    富士通株式会社 SNAPEC-EXの紹介ページ
    http://jp.fujitsu.com/solutions/crm/web-integration/integration/ec/snapec

    この記事の筆者

    執筆:青山祐輔

    撮影:鹿野宏(Lab Inc.)

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    オリジナル記事:オムニチャネルコマース実現までの3ステップ/富士通システムズ・ウエスト [ネットショップ担当者フォーラム セミナーレポート] | Web担当者Forum
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    相談できるWeb担当者の仲間が欲しいと思いませんか? 勉強会を始めるのに必要な3つのポイント | Web担当者Forum

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    Web担当者の仲間を増やしてもっと仕事をしやすくするために、あなたもWeb担当者の勉強会を始めてみませんか? 中小企業向けのWeb担当者勉強会を主催するKDDIウェブコミュニケーションズのWebマスターが、勉強会を始めるために必要な3つのポイントを教えます。

    Web担当者勉強会を始めるために必要な3つのポイントを説明する前に、まずはWeb担当者勉強会ってどんな感じなのかを、私の開催した勉強会の参加者の声でお伝えします。共感する部分が1つでもあれば、Web担当者勉強会を始めてみることをおススメします。

    勉強会で見つかった大切なこと

    インプットはもちろん、アウトプットの機会も得られることです。自分の意見をぶつけて、それに対するフィードバックがもらえるというのは勉強会ならではの貴重な経験です。

    自社で抱えている課題について参加者からの意見を踏まえつつ、そこからどうすると良いのかという発展的な議論ができたり、アウトプットができたりするというのが勉強会の場ならではと感じました。

    悩んでいるのは自分ひとりじゃないって思えることです。社内リテラシーの問題で、自分の考えが間違っているのかと悩んでるときに勉強会に参加すると、冷静に振り返ることができる。また、他のセミナーなどに参加しても勉強会で知り合った仲間がいてうれしい。

    普段忙殺されてなかなか振り返りができない自分の行った施策や仕事内容を「誰かに伝える」という視点でまとめなおし、勉強会で発表することで、自分にとっていろんな気付きがありました。そして、その内容が「参加した皆さんにとっても、何かしらの気付きになる」という点もいい。自分が発表したなかから「こういう点は仕事で取り入れてみるかも」なんて意見がもらえたりするのは、結構刺激的な体験でした。

    参加者が勉強会を楽しむポイント

    勉強会を主催するのは自分にはハードルが高いけど、Web担当者の勉強会があるなら参加してみたいと思ったあなたに、参加者として勉強会を楽しむポイントを紹介します。

    • Web担当者の仲間を見つけるんだ、という気持ちで参加してください。

    • 勉強会に参加したら積極的に発言して、自分の気持ちや意見を伝えてください。
      黙っていては、あなたが誰なのかわかってもらえません。

    • できれば勉強会後の懇親会(飲み会)にも参加して、みんなと話をしてください。

    Web担当者勉強会は参加者みんなで作っていくものなので、参加者同士の距離が縮まればWeb担当者勉強会がもっと楽しいものになっていきます。そして自分にとって大切な仲間を見つけることができると思います。

    【実録】Web担当者勉強会を始めるのに必要な3つのポイント

    勉強会を始めるのに必要なことは次のたった3つです。

    • 会場探し
    • 勉強会のテーマ
    • 参加者集め

    実際に僕が勉強会を立ち上げる時に行ったことを順を追って説明します。

    ポイント1会場探し

    まず会場探しですが、意外と身近にあるものです。どこの会社も会議室ってたいてい夜は空いています。僕の勤めるKDDIウェブコミュニケーションズもしかりです。

    そこで会議室を借りるために会社に次のようにお願いしました。

    スキルアップのために、他社のWeb担当者が集まる勉強会を開催したいと考えているのですが、会場として会社の会議室を貸してほしい

    もちろん、タイムカードは押してから勉強会をスタートさせます。会社としては会議室を提供するだけでスタッフが自主的に勉強をするというのだから、断る理由はあまりないでしょう。快く利用の許可を得られました。

    ポイント2勉強会のテーマ

    次は勉強会で話し合うテーマです。勉強会で話し合うテーマだからといって難しく考える必要はありません。テーマはあなたの身近なもの、あなた自身が他のWeb担当者に聞きたいことで大丈夫です。ただ、初回に関しては参加者を集めたかったので、最大公約数的なテーマを設定したいと考えました。そこでWeb担当者ならほとんどの方が外部の制作会社(代理店)とお仕事したことがあるでしょうし、それにまつわる悩みも多そうなので「制作会社(代理店)選定について」をテーマに設定しました。

    ポイント3参加者集め

    あとは参加者集めです。開催日の1か月前を目安に参加者の募集を開始しました。「参加者が集まらなかったらどうしよう?」と不安がありました。そこで、僕の知っているWeb担当者の何人かに「勉強会に参加してみないか」と声をかけて、最低1名の参加者を確保してから本格的な募集を開始しました。

    無料で勉強会やセミナーの募集ができるサービス(ATNDこくちーずなど)を利用して募集ページを作成し、ソーシャルメディアでの告知やWeb担当者Forumのユーザー投稿ページを活用しました。そして、Web担当者Forum編集長の安田さんに募集の呼びかけを手伝ってもらえないかとお願いしたところ、快く協力していただきました。

    募集にあたってやったことはたったこれだけですが、初回は15名の方が集まりました。

    勉強会を始めるにあたって、実際の募集ページに記載した内容をコピペして使えるように書いておきます。募集要項を作るときは、参加するとこんな良いことがある、という参加者にとってのメリットをしっかり伝えることがとても重要なので、忘れずに記載するようにして下さい。以下の内容を参考にして、自分が開催したい勉強会の内容にカスタマイズして活用下さい。

    募集ページの記載内容

    中小企業のWeb担当者のみなさん、いっしょに勉強会をやりませんか?

    制作者向けや大企業向けWeb担当者のセミナーや勉強会の場はありますが中小企業のWeb担当者向けのセミナーや勉強会はほとんどありません。

    中小企業のWeb担当者が自分と等身大の者同士で気軽に意見交換、相談できる勉強会を行います。ゲストとしてウェブ解析士の方にも参加いただき、問題解決のアドバイスもいただきます。

    【参加して得られること】

    • Web担当者同士が本音で語り合えて仲間ができる
    • 異業種の成功事例だけでなく、失敗事例から学んだことなどセミナーでは語られないリアルな話ができる
    • 今抱えている課題を解決するためのヒントがもらえる

    【対象者】

    • 中小企業のWeb担当者
    • 他業務と兼務もしくは1~2名ほどでWebサイトを担当していて、相談相手がほしいと思っている方

    【運営サイトイメージ】

    • サイト構築費x00万円、毎月SEMなどWebマーケティング予算あり
    • Webサイトの改善のためにアクセス解析を行っている
    • WebサイトにCVが設定されている

    【対象外】

    • 上記対象者にあてはまらないWeb担当者(大企業のWeb担当者、Webサイトへの投資がほとんどない方)
    • Web制作会社、代理店の方など自社サイトの運営側でない方

    【第1回のテーマ】
    「制作会社(代理店)選定について」

    • 提案を受けても、どの提案を選べばいいかわからない、判断基準に悩んでいる。
    • 提案された制作コストは妥当か?
    • 運用も内制がいいのか外部が良いのか?
    • 期待した内容の提案が得られない、どこまで相手に期待していいのか?
    • 優れた提案、付き合いのために気をつけること。

    【タイトル】
    Web担当者の勉強会

    【テーマ】
    制作会社(代理店)選定について

    【日時】
    x月x日(金)19:30~21:30

    【場所】
    東京都千代田区

    【料金】
    0円

    【定員】
    10名

    【その他】
    終了後、場所を移動して懇親会を予定しています。懇親会の参加費は別途徴収します。大体x円くらい。

    【主催者】
    主催者の自己紹介、問い合わせ先など

    勉強会開催に向けて工夫したことがあります。

    それは、参加者から課題ばかりが出て、解決策のアイデアが出ないと消化不良になるので、アドバイザーとしてウェブ解析士の方に参加してもらえるように手配しました。想像していたように勉強会を進めるなかで、Web担当者だけでは話が煮詰まった場面が幾度となくありましたが、解決の糸口を与えてもらって助けてもらっています。

    また、募集する際に重要なのが応募者の参加率です。参加率を上げるためにリマインドメールを開催1週間前と前日に送ります。一般的に無料セミナーなどの参加率は6~7割ですので、応募後のフォローは大切です。勉強会後に参加者に話を聞くと、リマインドメールが参加の後押しになった、と数人から聞いたので必ず送るようにしましょう。

    勉強会のテーマはWeb担当者のあなた自身が知りたいこと

    勉強会のテーマについて、いままで開催したテーマを紹介しながら詳しく説明します。

    勉強会のテーマは身近な所にあります。Web担当者のあなた自身が今知りたいこと、他のWeb担当者に聞きたいことがテーマです。主催者はテーマを決められるので、自分が今抱えている課題を解決するヒントが得られます。

    ただ、それだけでは身勝手な勉強会になってしまう恐れもあるので、参加者に要望を聞いたりしてテーマを決めています。要望はみんなの前で聞くと出てきにくいのですが、個別に聞くと意外と出てきます。Web担当者の悩みは尽きないので、テーマが枯渇することはありません。

    過去のテーマをいくつか例としてあげます。

    • 情報収集はどうしてますか?
      Web担当者としてどういう分野、どういう方法で情報をキャッチアップしているか。おすすめの書籍などを参加者で意見交換しました。

    • 制作会社へのオリエンテーション前に担当者が準備すること
      セミナーで学んできたオリエンテーション項目をベースに、ワークショップのようなディスカッションを行いセミナーで学んだ項目に肉付けした内容を作成しました。

    • CPA(Cost Per Acquisition)の決め方
      アトリビューション分析の取り組み状況や考え方とCPAの算出方法を意見交換しました。

    • オウンドメディアをやってみてわかったこと
      オウンドメディアを運営している方に、立ち上げまでの経緯や体制、運営のポイントなどを発表していただきました。

    • Webサイトコンサルティング
      参加者の運営しているサイトの現状や取り組みを話してもらい、他の参加者から改善ポイントなどのアイデアを出し合いました。

    勉強会の運営はマーケティングそのもの

    テーマが決まれば後は、実際に勉強会を進めていくだけです。勉強会を本音が語れる場にするために、自分が気を付けていることをいくつかあげます。

    • 参加者の参加意識を高めてもらうために、一人一回は発言してもらう機会を作るように意識する。

      テーマによっては冒頭で問題提起し、参加者に順番に答えてもらうこともあります。初参加者がいる場合は参加者全員のネームプレートを用意し、自己紹介タイムを持つことでお互いの立場を理解できる時間を作ったりします。

      最近では、何度か参加された方が増えてきたおかげで自然と話が盛り上がってくるようになり、参加者同士が本音で話合える勉強会になってきたように感じています。参加者をWeb担当者だけに限定したこと(ウェブ解析士にはアドバイザーとして入ってもらっています)や毎回10~20名程で勉強会を行っているのも本音が語れる空気感を作れている部分だと感じています。

    • 勉強会の後は交流を深めるための懇親会(飲み会)を設ける。

      懇親会は参加者と主催者、参加者同士のつながりを深めるため、次回の勉強会への参加率アップにつながっています。また、懇親会に参加すると、勉強会では相談できなかった個別の相談ができます。

    • 勉強会の開催日は原則毎月第2金曜日に行う。

      なぜ金曜日にしているかというと、金曜日だと月~木で金曜日の仕事量を調整しやすいので参加しやすく、勉強会の後の懇親会(飲み会)にも参加してもらいやすいのではと考えたからです。固定した日程で行うようにしているのは、スケジュールを調整しやすくするためです。勉強会の開始時間は19:30にしていて、就業時間が19時までの方でも参加できる時間にしました。

    • Facebookでクローズドグループを作成する。

      勉強会は毎月開催しているが、月1回の集まりだけでは接触頻度として弱いため、勉強会がないときもコンタクトが取れるようにグループを作りました。そこでは、今後の勉強会の案内やテーマの募集などを行っています。

    • 参加者にはテーマと都合が合うときに参加してもらえればいい、という割り切りを持って運営する。

      参加者にはテーマと都合が合うときに参加してもらえればいいという方針で運営しています。一方で、主催者の努力するところは、参加者に「絶対参加したい」と思われるテーマと中身にしていくことなので、不参加が多ければ努力不足だと思ってさらに工夫していくことが重要だと思っています。

    今後の大きな課題としては、参加者が増えてきて課題意識が分散してきている点です。分科会のように勉強会を分ける方法もありますが、運営に手が回らなくなることも想像し難いので悩みどころです。

    ◇◇◇

    振り返ってみると勉強会の運営はマーケティング活動と同じです。参加者の声を聞き、それが励みになり、さらに改善していこうと努力します。Web担当者の場合、Webを通してお客様と接するため、お客様の声を直接聞く機会は少ないんじゃないでしょうか? そのため、お客様がいて企業が在ることを忘れてしまいがちです。しかし、私自身Web担当者の勉強会を通して、改めてそのことに気づくことができました。

    片手間ではあるけれど勉強会の運営をやったのとやらなかったのでは仕事力に大きく差ができているのではないか、と思うのです。他のWeb担当者から学ぶことも多いですが、主催することで学ぶことも多いので、Web担当者勉強会をあなたが始めてみることを僕はおススメします。

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    シナジーマーケティング、顧客のアクティブ度合を自動で判別する新機能を「Synergy!360」に搭載 [ニュース] | Web担当者Forum

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    CRM(顧客関係管理)サービスのシナジーマーケティングは、企業のマーケティング活動を支援するクラウドサービス「Synergy!360」に、顧客の行動データに基づき、アクティブ度合を判別してマーケティングオートメーションを実現する新機能を搭載する、と1月27日発表した。Synergy!360はデータベース、アンケート・フォーム、メール配信、キャンペーンマネジメントなどを搭載したサービスで、新機能により自社に興味を持っている(アクティブ)と判別した顧客だけに情報を提供したり、そうでない顧客にはアプローチを制御するといった活動を自動的に行うことができる。

    Synergy!360の新機能は、Webページへのアクセス、メールの開封やクリックなど顧客の行動データを解析し、活発に行動する「アクティブ顧客」、一定期間行動していない「休眠顧客」、企業からのアプローチに無反応な「離反予備軍」、メルマガを配信停止するなどアプローチを拒否している「離反顧客」の4つの状態に判別する。判別した顧客の状態により、「アクティブ顧客を抽出してコミュニケーションの精度を向上する」「休眠顧客、離反予備軍に対する不必要なアプローチを制御し、離反を未然に防ぐ」「アクティブでなかった顧客に何らかの行動があった場合、システムがアクティブ顧客と判断しアプローチを再開する」といった施策の自動化が可能になるという。

    シナジーマーケティング
    http://www.synergy-marketing.co.jp/

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    クリエイティブホープ、iBeaconソリューション第2弾として回数券サービス「TICKETS」を提供開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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    Webコンサルティングのクリエイティブホープは、iPhoneやiPadなどで利用する位置情報技術「iBeacon」を使ったソリューションの第2弾として、小売店や飲食店を対象に、スマートフォンを活用して顧客にリピートを促す回数券サービス「TICKETS」を1月27日に提供開始した、と同日発表した。位置情報サービスの活用により、既存の回数券アプリのような誤操作を防止できる。

    TICKETSは、10メートル単位の高い精度で来店識別が可能なiBeaconの利用により、既存の回数券アプリのように店外で使用し、回数券が無効になるといった問題点を解消し、より使いやすいO2Oサービスの実現を可能にした。直感的なUIとして、アプリ上で回数券を切り離す「電子もぎり」動作を取り入れている。将来的にはおすすめ商品情報やクーポンなどの通知機能を追加して集客強化を図ったり、電子決済・ECサイトとの連動により販売促進につなげることも可能だという。

    クリエイティブホープ
    http://www.creativehope.co.jp/

    「TICKETS」情報
    http://www.creativehope.co.jp/topics/press/27_ibeacon2_tickets-001619.html

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    ソネット・メディア・ネットワークス、米PubMatic社と業務提携しSSP「PubMatic」を日本で独占提供 [ニュース] | Web担当者Forum

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    インターネットマーケティング事業のソネット・メディア・ネットワークスは、米PubMatic社と業務提携し、同社のSSP(サプライサイドプラットフォーム。広告媒体社の収益を最大化するプラットフォーム)「PubMatic」を日本国内において独占提供する、と1月21日発表した。PubMaticは世界6ヵ国で提供するSSPで、収益最大化のための各種機能のほか、プライベートマーケットプレイス機能やブランドコントロール機能を搭載している。

    PubMaticは、RTB(リアルタイムビッディング)取引時の広告枠販売への影響や、端末別の広告枠コントロール、クリエイティブ表示遅延を解決するため、プライベートマーケットプレイス機能などを搭載した。プライベートマーケットプレイス機能は、広告主と広告媒体社が1対1で取引する機能で、広告枠の価格が維持できるほか、配信までの広告クリエイティブ掲載審査を短縮することで運用負荷を軽減する。ブランドコントロール機能は、広告媒体社が必要な条件を設定して、自社の広告媒体価値を維持する機能。広告配信後のクリエイティブ表示状況を把握できる。

    ソネット・メディア・ネットワークス
    http://www.so-netmedia.jp/

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    地方は今でもガラケー主流なのか? スマホの普及状況を地域別に調べてみた [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum

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    今日は、「地方でスマホはどれぐらい普及してきているのか」つまり地域別のスマホ普及状況の話題です。

    スマホばかりなのは首都圏だけで、地方に行くと、まだまだガラケーが多いよね。

    こういう会話を、2012年~2013年頃に、よくしていました。ずっと東京にいるとみんなスマホを使っているように見えるけど、地方では実はそんなことなくて、まだまだガラケーが主流だということですね。

    では、今はどうなのでしょうか?

    結論から言うと、どうやら地域によるスマホの普及状況は、以前ほど違いはなくなってきていると考えて問題なさそうです。

    参照したのは、「全国スマートフォンユーザー1000人定期調査(第8回)」のデータ。博報堂DYグループのスマートデバイス・ビジネスセンターが行っている調査です。

    2013年11月の調査では、全国のスマホ保有率は55.2%。地域別にみても、最も低い四国で48.9%、ほかは軒並み53%~56%で、ほぼ全国的にスマホが優勢になっているというデータでした。

    体感的には「地方はまだだろうな」と思っていたのですが、このデータを見るに、そういった格差がなくなってきているように見えます。

    たまにしか地方に行かない自分の感覚よりデータのほうが正しいのかな、と思いながらも、どうにも気になったので、同調査の過去のデータと、さらに総務省の調査データも確認してみました。

    • 博報堂DYグループの調査(インターネットアンケート調査、サンプル数は6658人~1万人、2012年11月、2013年2月・6月・8月・11月の5回分)
    • 総務省の平成24年 通信利用動向調査(郵送による調査票の配布、有効回収数は5万4099人、2013年1月~3月)

    これらのデータを地域別に整理してみたのが以下のグラフです。

    総務省のデータは「都道府県別インターネット利用率(個人)」の「スマートフォン」の数字で、博報堂DYグループのデータは「スマートフォン保有率 地域別」の数字と、少し意味が違うことに注意してください(そのためデータも時系列ではなく左端に分けています)。

    総務省のデータは、サンプル数も多く信頼性がありますが、古いのが難点。

    博報堂DYグループのデータは、サンプル数やデータのばらつきなどがありますが、新しいデータです。

    これらのデータとその推移を見るに、次のような印象があります。

    • 約1年前の2つのデータ(博報堂DYグループ:2012年11月、総務省:2013年1月~3月)のデータでは、どちらも地域ごとの違いが10ポイント程度あった
    • 過去1年で、スマホの保有率はどの地域でも上昇してきている
    • 地域によるスマホ保有率の差は減ってきているようである

    2013年6月のデータのブレが気になりますし、正確には総務省の平成25年通信利用動向調査のデータの発表を待ちたいところですが(2014年6月予定)、どうやら地域によるスマホの普及状況は、以前ほど違いはなくなってきていると考えて問題なさそうです。

    スマホの普及状況が大幅に上昇し(体感と一致)、その状況は全国の各地域で同様であり(納得)、以前はそれなりにあった地域による違いがなくなってきた(データで納得)という変化が、2013年の1年間で思ったよりも進んでいたようです。

    こういう調査データで定期的に脳味噌をアップデートしないと、いろいろと判断をミスしてしまいそうですね。

    なにせ、博報堂DYグループの調査によると、2013年11月の調査で、スマホ保有率が全国平均で55.2%と、ついに過半数になっているわけですからね(前回2013年8月調査では48.2%でした)。

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    安田 英久(やすだ・ひでひさ)

    株式会社インプレスビジネスメディア
    Web担当者Forum 編集長

    プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

    個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

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    オリジナル記事:地方は今でもガラケー主流なのか? スマホの普及状況を地域別に調べてみた [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum
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    グーグルの日本語解読からたどり着く全角2文字のSEO [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum

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    Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる 企業ホームページ運営の心得

    コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。

    宮脇 睦(有限会社アズモード)

    心得其の345

    SEOは地道な繰り返し

    先日、Web担当者Forumの「最新グーグルSEO要因と順位の関係7つのポイント、サイバーエージェントと京都大学が共同研究」という記事が、「930いいね!」「360ツイート」と人気を集めていました。Web担当者にとって、SEOは永遠のテーマなのでしょう。

    悪質な被リンクの撲滅が進み、正しいリンクの価値が高まっていることや、「共起語」や「関連語」の有効性などが報告されていましたが、せん越ながら「目新しい方法」はありません。だからこそ価値のある記事だと言えます。SEOとは原則に従い、1つひとつの精度を高めていくこと、その地味な作業の繰り返しだからです。

    そこで私も繰り返しから得たSEOネタを。「経験則」だけが論拠のオカルトSEOの類かもしれませんが、「スパム」に認定される心配はなく、お客の理解を助ける効果は確実に期待できる方法です。

    リバースエンジニアリングでみれば

    現象から構造を分析し、仕組みを解き明かす方法を「リバースエンジニアリング」と呼びますが、SEOとして紹介される方法の大半は、このアプローチから突き止められたものです。被リンクやタイトル、ソースの構造など、先人達の積み重ねにより解明されてきました。ただし、検索エンジンのプログラム自体を直接読み解くことはできないため、経験によるところが大きいのも事実です。

    とはいえ、SEOにとって「キーワード」が重要であることに議論はないでしょう。キーワードの頻出数やリンク・被リンク数、かつての「強調タグ」による指定も、「キーワード」を注目させることが目的でした。その強調タグによるSEO効果が疑問視されたころ、私が気になったのはこれ。

    グーグル(検索エンジン)はどうやってキーワードを区別しているのだろう

    タグで指定したキーワードを、検索エンジン(クローラ)が認識するのは論理的に理解できます。この方法を無効とするなら、検索エンジンはどうやって「日本語の単語(キーワード)」を認識しているのかという疑問です。

    日本人でも難しい

    ヒントを与えてくれたのが『ネット・バカ』(ニコラス・G・カー著、青土社)で、古代ローマ時代のラテン語の文章には、人が話すとき単語ごとに音節を区切らないように、現代の欧文にあるような、単語ごとの空白による区切りがなかったと紹介していたのです。そこから、米国生まれのグーグルのキーワード抽出アルゴリズムは、「単語と単語を空白で区切る英語」をベースにしているのではないかと閃きます。すると日本語のような「続け書き」の文章からの単語抽出は苦手としているのではないかという仮説が浮かんだのです。

    固有名詞の特定は日本人でも難しいもの。たとえば、室町幕府を開いた「足利尊氏(あしかがたかうじ)」と「足利尊氏(あしかがたける氏)」との区別は、前後の文章から区別するしかありません。また、漢字の連続だけではなく「てにをは」の前に来る平仮名の名称も混乱することでしょう。

    漢字が連続する造語や新語を検索したとき、おかしな区切りで「○○では?」と問い返されることも足がかりとし、ならばカギかっこを使って(固有)名詞だと「明示」することで、SEO効果を得られるのではないかと至ります。

    人の理解を助ける

    実践したSEOの方法とは、検索でヒットさせたいキーワードをカギかっこでくくること、「キーワード」とすることです。たったこれだけですが、カギかっこで区切ることで、グーグルは「単語」を探しやすくなるはずだと。いわばグーグルへの「おもてなし」です。

    グーグルがアップデートを発表するたびに、拙ブログが検索結果に反映されやすくなるように感じます。規模の小さなサイトの場合、被リンク数やインデックス数という「指標」よりも、「文章(コンテンツ)」が重視されているのではないでしょうか。冒頭で触れた研究発表でも、共起語や関連語の優位性が確認されたように、グーグルの目指す方向が「コンテンツ重視」であるなら、コンテンツを表す、あるいは関連深いキーワードをカギかっこで括り、明示することは、SEOの微力にはなってもスパムになることはないと考えるのです。

    そしてカギかっこは、人間の訪問者の理解を助けます。日本語の文章において、強調したい単語や名詞は「カギかっこ」でくくるという「お約束(共通理解)」があるからです。

    サーバーダウンするほどに

    昨年、テレビでは触れていないキーワードを取り上げることでブログのアクセス数をアップさせる方法を紹介しました。例に挙げたのは、交際のもつれからプライベート写真をネットにばらまく「リベンジポルノ」です。その後、多くのテレビや雑誌で「リベンジポルノ」は紹介され、比例してコンテンツも増えましたが、いまでも検索結果の上位に表示されています。先行者利益だと思うかもしれませんが、カギかっこが上位キープの微力になったとすれば、わずか全角2文字の記号の記載をためらう理由が見つかりません。

    ちなみにフジテレビ日曜10時に放送中の「ミスターサンデー」が「リベンジポルノ」を特集すると、先の私のブログにアクセスが集中し、サーバーダウン回避のためのアクセス制限が夜通し課せられました。ネットではテレビは「オワコン(終わっていると揶揄するネット用語)」と嘲笑されていますが、テレビを流しながらスマホで遊ぶなど「住み分け」、あるいは「共存」が進むなか、声高に「テレビは終わった」と叫ぶほうが恥ずかしいように感じます。

    かっこの種類と用法

    最後に「カギかっこ」と「類似のかっこ」のミヤワキなりの使い分けを紹介します。

    1. 「」 ―― カギかっこ

      強調したい単語や名詞。台詞など発言を明示するときに使う

    2. 『』 ―― 二重カギかっこ

      作品名、著書名、あるいは文章内でカギかっこを用いるとき、モノローグや異世界の声など

    3. “” ―― 二重引用符

      引用(コピペ)や少し長い注釈のとき、あるいは文章内でカギかっこを用いるとき

    4. () ―― かっこ

      直前直後の単語の補足や説明。英訳・和訳、ルビや意訳、別名など
      ※補足が長文になるときは段落を分けるほうがよい、とはSEOではなく作文的に

    あくまで経験則に基づくもので、ましてやSEOの決定打になるとは言いません。しかし、微力になる可能性と、お客の理解力を高める効果が「カギかっこ」にはあります。

    今回のポイント

    カギかっこでグーグルをおもてなし

    SEOの効果はともかく、文章の理解を手助けする

    この記事の筆者
    ユーザー 宮脇睦(有限会社アズモード) の写真

    宮脇 睦(みやわき あつし)

    プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。

    制作、営業の双方の現場を知ることからウェブとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『完全! ネット選挙マニュアル』(Kindle版)、『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、冷静な視点からのIT業界分析に「週刊ポスト」など、様々な媒体から情報発信を続ける。

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