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アドウェイズ、モバイルゲーム用分析・運用ツール開発の韓国5Rocksと資本提携して関係強化 [ニュース] | Web担当者Forum

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アフィリエイト広告のアドウェイズは、モバイルゲーム用分析・運用ツール開発の韓国5Rocksと資本提携した、と1月9日発表した。これまでの戦略的パートナーシップを発展させて関係を強化した。アドウェイズが提供するスマートフォンアプリ向け効果測定システム「PartyTrack(パーティートラック)」と、5Rocksのモバイルアプリユーザー行動分析技術を連携させ、効率的で実用的なモバイル広告マーケティングサービスを開発する。

5Rocksは2010年設立で、同社のツールは、詳細に設定したユーザーセグメントごとのリアルタイム行動分析や、特定セグメントに対するプロモーション運営機能が特長になっている。PartyTrackは、自然流入と広告経由それぞれの月別・日別・時間別インストール数の解析や、費用対効果(ROI)、顧客生涯価値(LTV)が分析できる。両社が開発する新商品は、モバイルアプリ開発者の効果的なマーケティング計画立案・実行を可能にするという。

アドウェイズ
http://www.adways.net/

5Rocks
http://www.5rocks.io/

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NTTデータ、アイリッジと同社のO2Oソリューション「popinfo」の高度分析サービス開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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NTTデータは、スマートフォンサービス開発のアイリッジとともに、同社が提供する集客・販売促進のO2O(オンラインツーオフライン)ソリューション「popinfo」の高度分析サービスを1月に始めた、と1月9日発表した。ビッグデータ分析のノウハウを保有するNTTデータと、位置情報を活用した情報配信に強みを持つアイリッジが共同提供することで、従来以上にパーソナライズされたプッシュ通知を実現する。popinfoは、スマートフォンユーザーを対象にした配信ソリューション。

高度分析サービスは、popinfoで配信したプッシュ通知に対する開封率、クリックされた割合、店舗への来店・購買状況、ECサイト内での閲覧履歴・購入状況など、ユーザーの行動を総合的に解析する。企業は解析結果を次の施策に活用し、より効果的にO2Oサービスが展開できる。popinfoで配信した情報はスマートフォンの待ち受け画面にポップアップ表示され、メールと比べ認知されやすい利点がある。位置情報と連動した配信が可能で、一定範囲に向けてセール情報を通知できる。

NTTデータ
http://www.nttdata.com/jp/ja/

アイリッジ
http://iridge.jp/

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全国300人のリスティング広告担当者に聞いた悩みトップ8と解決策 [Web担アクセス数上位ランキング] | Web担当者Forum

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アクセス数上位ランキング

2014年01月01日~2014年01月10日の、Web担でアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?

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※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

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2014年3月に検索されるキーワードとは? [Yahoo!プロモーション広告 業界情報] | Web担当者Forum

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この記事は、Yahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルで公開されているリスティング広告「業界情報」の記事を、ヤフー株式会社の許諾のもと転載しています。オリジナルの記事はYahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルのサイトでご覧ください。

「3月に検索数の上昇が予想されるキーワード」を紹介します。3月は年度の変わり目。新年度に向けて、気持ちも新たに販促計画を立てましょう。

主な行事と商機がある業種および検索されるキーワード

  1. ひな祭り
    「ちらし寿司 ひな祭り」「ひな祭り ケーキ」「ひな祭り 料理」「ひな祭り 歌」
    コメント:3月3日はひな祭り。直前のためか、「ひな人形」のような品物に関連するキーワードではなく、レシピや歌など、パーティー目的での検索が大半を占めるようになります。
  2. ホワイトデー
    「ホワイトデー お返し ランキング 義理」「ホワイトデー 送料無料」「ホワイトデー ギフト」
    コメント:よくいわれるのが「バレンタインデーのお返しは3倍返し」という話。そのため、ランキングを気にするインターネットユーザーも多いようです。物品の価格が3倍に満たないときは、気持ちを3倍にして返すとよいかもしれません。

  3. 「京都桜開花予想2014」「桜前線」「目黒川 桜」「花見弁当」「桜スイーツ」
    コメント:この時期早いところでは桜が咲き始めます。これを受けて、お花見を楽しみにしているインターネットユーザーが、さまざまなキーワードで情報収集をしています。「花より団子」にふさわしく、お弁当に関連するキーワードの検索が上昇することも忘れないでおきましょう。
  4. 卒園・卒業
    「卒園式 服装 ママ」「卒業式 髪型」「卒業おめでとう」
    コメント:「卒業・卒園」関連の検索では、服装や髪型など、身だしなみに関する情報が検索されています。
  5. 入園・入学
    「通園ショルダーバッグ」「スクールバック」「コサージュ 入学式」「入学祝い」
    コメント:通園・通学の必須アイテム「かばん」関連の検索が上昇しています。特に「バッグ」「バック」どちらでも検索されている点に注目です。
  6. 新生活
    「スーツ 着こなし」「自動車免許 合宿」「免許証 住所変更」「アルバイト探し」「コードレス 電話機」
    コメント:新社会人デビューする人、新生活に向けて生活用品をそろえる人……。新生活の始まりは何かと必要な物が多くなります。彼らにしっかり訴求するよう、早めに広告を準備しておきましょう。
  7. 引っ越し
    「引っ越し 単身パック」「ひとり暮らし 引っ越し」「引っ越し 口コミ」「不要品買取」
    コメント:大学進学や就職、異動などで引っ越しをするインターネットユーザーは多く存在します。価格面での訴求、信頼感での訴求など、自社のアピールポイントを見極め、適切な広告展開を心掛けましょう。
  8. 歓送迎会
    「送別会 案内状」「送別会 プレゼント」「歓送迎会」「パーティドレス」
    コメント:月から4月にかけ、歓迎会や送別会など「飲み会」の機会が増えるにつれ、関連するキーワードも急上昇。パーティドレスなどは、レンタルで済まそうというインターネットユーザーもいるかもしれません。
  9. 花粉
    「花粉 メガネ おしゃれ」「使い捨てマスク」「花粉症 薬 ランキング」「今日の花粉情報」
    コメント:前月から引き続き、花粉対策に関連するキーワードが数多く検索されています。健康器具(雑貨)に関する広告については、掲載基準を満たす必要があります。関連商材/サービスを扱っている場合は、くれぐれも注意してください。
    広告掲載ガイドライン > 広告掲載基準 > 健康器具(雑貨)
  10. 旬の味覚
    「かつお」「いかなご くぎ煮 レシピ」「はまぐり お吸い物」「新じゃが レシピ」「イチゴ狩り 関西」「潮干狩り」
    コメント:旬の味を購入するだけでなく、自ら「とりに行く」インターネットユーザーも多く、春休みの手軽なレジャーとして人気のようです。
  11. ファッション
    「春 ジャケット」「スプリングコート ベージュ」「カラーパンツ」「春コーデ」「ネイル デザイン2014 春」
    コメント:春物にまつわるキーワードは、バリエーションが多彩です。ファッションに敏感なインターネットユーザーには、「新作」「最新」などの文言で流行感をアピールしましょう。
  12. バイク・自動車
    「車保険見積もり」
    コメント:引っ越しや新生活に伴い手持ちの愛車を処分する目的のインターネットユーザーもいれば、買い替えを検討するユーザー、自動車保険の見直しをするユーザーなどさまざまです。来年4月からは消費税増税も控えています。消費マインドを刺激するような広告で、景気を活性化しましょう。
  13. その他
    「イースターエッグ」「青春18きっぷ」「五月人形 兜」「日傘」「脱毛 vライン」「お中元 飲み物」
    コメント: 早くも4月から7月にかけての行事が登場。ペイントされた卵でおなじみの「イースター」は、キリストの復活を祝うお祭り。2014年は4月20日です。「ハロウィン」同様、人気のイベントとなるでしょうか。
3月の検索キーワードの傾向
  • 当月のイベント(ひな祭り、ホワイトデー)に関する検索は、前月に比べると減少傾向に
  • 年度の変わり目ならではのイベント(卒園・卒業、入園・入学、新生活など)に関連するキーワードが多く検索される
  • 4月から消費税が増税されることに留意する
<関連ページ>

※2013年2月~2013年3月の検索データを基に作成しております。2014年検索キーワードについては、予測も含まれており実際の検索キーワードを保証するものではありません。

オリジナル記事はこちら:2014年3月に検索されるキーワードとは?(2013/12/17)

Content Copyright © 2013-2014 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.
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新機能が続々! 「今すぐ寄付」ボタン、自動再生される動画広告などが登場 [そのまま会議に出せる!Facebookネタ] | Web担当者Forum

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忙しいWeb担当者のためのそのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルをそのまま使用・配布OK!

Facebookの仕様がまた変わっている!」「いつの間にこんな機能が?」……Facebookは次々に新しい機能を発表しているため、忙しいWeb担当者が情報をキャッチアップしていくのは非常に大変。本コラムでは、そんなWeb担当者をフォローすべく、最新のFacebookネタを厳選して紹介していく(月1回連載)。

本連載の特徴  本連載では、記事内容のポイント部分をまとめたPowerPointファイルを、毎回、別途用意しています。このファイルは、(利用上の注意に従った範囲内であれば)転載・コピー・共有・配布などが可能です。会議の資料として配付するもよし、社内の勉強会に使うもよし、最新ネタを捕捉するニュースペーパーとしてプリントを部内で配るもよし、ぜひご自由にお使いください。
※「利用上の注意」は、PowerPointファイルの最終ページに記載されています。

今回の内容

そのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルはここからダウンロード可能
skdfbn016.ppt
全11ページ/2MB
  1. ニュース記事のリンクがより多く表示されるようにアルゴリズムが変更
  2. 非営利団体向け「今すぐ寄付」ボタンが提供開始に
  3. マーケッター向けガイド「Facebook for business」がグローバル対応
  4. デスクトップへの展開も視野に、動画の自動再生広告がテスト中
  5. 投稿ネタTIPS 「1月の投稿」
そのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルはここからダウンロード可能
これらの画像をクリックしても、ファイルダウンロードは可能です。

ネタ1ニュース記事のリンクがより多く表示されるようにアルゴリズムが変更

ユーザーがニュースフィードにアクセスした際(特にスマートフォンからの場合)に、ニュース記事へのリンクがより多く表示されるようにアルゴリズムを変更することを、Facebookは12月2日に発表しました。

アルゴリズム変更の概要

ユーザーがニュースフィードにアクセスしたその時点に世の中で話題になっているイベントやスポーツなど、人々の関心を惹くニュース性の高い記事へのリンク投稿が、多く表示されるようになります。

ニュース記事へのリンク投稿をクリックすると、関連する記事が最大3件表示されるようです。

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また、新しくコメントが付いたニュース記事へのリンク投稿は、ニュースフィードに再表示されます。これは、「Facebook上での会話が途絶えないようにするのが目的」とのことです。

なお現状では、日本での対応および今後の展開などの詳細は不明です。

Facebookによる見解

1年前と比較し、Facebook上で紹介されたメディアサイトへのトラフィック平均値は170%増加しており、多くのユーザーがFacebookでニュース記事を楽しんでいるとFacebookは述べています。

また、「高品質のコンテンツに寄与するものは何か、そして携帯端末で、どの程度ニュースフィードから記事がクリックされているのか、これまで以上に注意を払う」と言及しています。

ネタ2非営利団体向け「今すぐ寄付」ボタンが提供開始に

Facebookは12月15日、米国にて一部の非営利団体向けに、「Donate Now(今すぐ寄付)」ボタンの提供を開始したことを発表しました。

機能の概要

「今すぐ寄付」ボタンは、Facebookページ上部とニュースフィードに流れる投稿の末尾に配置されるボタンです。ユーザーがボタンを押すと、クレジットカード決済を介して、特定の非営利団体に対する寄付が行えます。

現時点では、以下の米国の一部非営利団体に提供しています。日本での展開や今後のスケジュールなどは未定です。

提供企業
  • Oxfam AmericaDonors Choose
  • Water.org
  • Boys & Girls Clubs of America
  • American Cancer Society
  • UNICEF
  • The Red Cross
  • など

導入のきっかけ

Facebookは、2013年のフィリピン台風をきっかけに、「世界中の人々が、赤十字の救援活動を支援できるように」との思いから、国際赤十字連盟と提携し、その後、この取り組みに対する人々の反応に感銘を受け「今すぐ寄付」ボタンの提供に踏み切ったとしています。

同機能に興味がある団体は

Facebookヘルプセンターのフォーム「Donate: Nonprofit Interest Form」より、提携申請ができます。

※団体の名前、Webサイト、Facebookページなどの入力が必要。

ネタ3マーケッター向けガイド「Facebook for business」がグローバル対応

Facebookは12月6日、Facebookがマーケティングに関するニュースや情報を発信するサイト「Facebook for business(Facebookビジネス)」がグローバル対応したことを発表しました。日本語を含む11言語に対応するようになりました。

Facebook for businessの概要

マーケッター向けに、最新ニュースや情報配信を目的としたサイトです。2013年の開設当初は英語のみの展開でしたが、現在では、以下の11言語に対応しています。

  • 日本語
  • 韓国語
  • 中国語(繁体)
  • 中国語(簡体)
  • 英語(英国)
  • ドイツ語
  • フランス語
  • スペイン語(欧州)
  • イタリア語
  • ポルトガル語(ブラジル)
  • スペイン語(南米)

Facebook for businessのコンテンツ

主なコンテンツをいくつかご紹介します。参考にしてください。

  • スタートガイド
    https://www.facebook.com/business/goals

    Facebookのマーケティング活用入門者向けに、概要がまとまっています。まずは目的の確認からということで、目的別に活用法を紹介しています。

    • 来店による販売の促進
    • オンライン販売の拡大
    • 新製品の発売
    • 認知度の向上
    • アプリを宣伝
  • 成功事例
    https://www.facebook.com/business/success

    Facebookのマーケティングの成功事例を多数紹介しています。スタートガイド同様、さまざまなカテゴリ分けがされており、自社にあった事例を探しやすい構成となっています。

    • 事業規模
    • 目的
    • 業種
    • 製品
    • 地域
  • ニュース
    https://www.facebook.com/business/news

    以下のカテゴリ別にFacebookマーケティングに関する最新情報を紹介しています。

    • 中小ビジネス
    • ブランド/エージェンシー
    • プロダクトニュース

ネタ4デスクトップへの展開も視野に、動画の自動再生広告がテスト中

Facebookは12月17日、ニュースフィードで動画が自動再生される広告をテストしていることを公表しました。

同広告の前提

Facebookは9月に、モバイルアプリ限定で動画の自動再生テストを実施しました。その結果、動画投稿の視聴、いいね!やコメントシェアが10%増加。動画投稿がエンゲージメントにつながる良質な体験であると判断し、今回のテストに進みました。

動画の自動再生広告の概要

  1. ニュースフィードに動画が流れると、初めは無音で再生されます。

  2. 動画の中央をタップすると、全画面表示に切り替わり音声が流れます。

  3. ふたたび動画の中央をタップすると、一時停止となります。

  4. 画面右上の「Done」ボタンをタップすると、元のニュースフィード表示に切り替わります。

  5. ニュースフィードに戻ると、同広告主が投稿した(と思われる)動画が複数表示されます。

今後の展開

2013年12月時点では、一部のユーザーが対象となっており、デスクトップPCおよびモバイルで表示されます。日本での展開を含めた詳細については不明です。

ネタ5投稿ネタTIPS 「1月の投稿」

新しい一年がスタート! お正月が終わっても1月にはいろいろなイベントがありますね。今回は1月のイベントをテーマにした投稿をいくつかご紹介します。

Case. 1 伊藤ハム
テーマ:お正月も終わり……

お正月も終わり、お餅が余ってるであろうタイミングで、お餅と自社の製品を使ったレシピを紹介しています。

  • 投稿日: 2013年1月10日(木)
  • いいね!数: 422
  • コメント数: 23
  • シェア数: 13
  • 投稿時のファン数: 36,584人
  • エンゲージメント率: 1.25%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 1.16%

Case. 2 キリンラガービール
テーマ:成人の日

成人の日とお酒、相性抜群の組み合わせですね。新成人へのお祝いのメッセージとあわせて、商品アピールにもつなげています。

  • 投稿日: 2013年1月11日(金)
  • いいね!数: 17,166
  • コメント数: 146
  • シェア数: 319
  • 投稿時のファン数: 243,807人
  • エンゲージメント率: 7.23%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 2.09%

Case. 3 セブン-イレブン・ジャパン
テーマ:受験シーズン

1月といえば受験シーズン真っ只中。センター試験前日のタイミングで応援メッセージとあわせておススメの夜食を紹介しています。

  • 投稿日: 2013年1月18日(金)
  • いいね!数: 3,212
  • コメント数: 13
  • シェア数: 16
  • 投稿時のファン数: 201,365人
  • エンゲージメント率: 1.61%
  • エンゲージメント率平均: 1.57%(直近25件)

Case. 4 東急ハンズTokyuHands
テーマ:花粉のシーズンを先取り

迫りくる花粉症シーズンに向けて、備えあれば憂いなし。一足先に対策グッズを紹介。自身の体験とあわせて紹介している点も「共感」につなげるポイントといえます。

  • 投稿日: 2013年1月15日(火)
  • いいね!数: 315
  • コメント数: 7
  • シェア数: 6
  • 投稿時のファン数: 177,901人
  • エンゲージメント率: 0.18%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 0.18%

Case. 5 伊藤ハム
テーマ:節分に向けて

節分といえば恵方巻! 自社商品を使った恵方巻を紹介しています。

  • 投稿日: 2013年1月28日(月)
  • いいね!数: 703
  • コメント数: 32
  • シェア数: 14
  • 投稿時のファン数: 41,216人
  • エンゲージメント率: 1.94%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 1.16%

Case. 6 キリンビール / KIRIN BEER
テーマ:節分に向けて

地域によって異なる豆についてのマメ知識、そしてマメのお供にビールを提案しています。

  • 投稿日: 2013年2月3日(日)
  • いいね!数: 3,322
  • コメント数: 21
  • シェア数: 27
  • 投稿時のファン数: 153,995人
  • エンゲージメント率: 2.19%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 0.74%
◇◇◇

『そのまま会議に出せる!Facebookネタ』連載16回目でしたが、いかがでしたでしょうか? 本コラムでは、今後もFacebookを中心とした最新かつ重要な情報を発信していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

この記事の筆者

エンゲージメント・ラボ(株式会社メンバーズ)

エンゲージメント・ラボとは、株式会社メンバーズのFacebookマーケティング推進における実績・ノウハウの蓄積とエンゲージメント向上に特化した事例を集約・研究し、顧客企業へのより一層の効果的なFacebookマーケティングサービスの提供や情報発信、新たなサービス開発を推進する研究機関。

※株式会社メンバーズとは?
1995年設立。創業以来インタラクティブエージェンシーとして、多くの大手クライアントのインターネットマーケティングを支援。近年では“ソーシャルメディア時代をリードし、顧客と共にビジネスを創造するネットビジネスパートナー”を標榜し、いち早くそのノウハウを活かしたFacebook活用の支援サービスを提供中。

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ニーズに"応える”ではなくニーズを“生みだす”ECへ進化する/LINE [ネットショップ担当者フォーラム セミナーレポート] | Web担当者Forum

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今夏に発表された、LINEが「LINE MALL」でECに本格的に参入するというニュースは大きな反響を呼んだ。
LINEは、全世界で3億人を突破したユーザーベースを背景に、“ニーズに応える”ではなく、“ニーズを生みだす”というイノベーションをECにもたらそうとしている。B2CとC2Cの両輪でECに取り組むLINEのチャレンジとは。

詳細不明なまま反響を呼んだLINEのEC参入

LINE株式会社 執行役員/CPO 島村武志氏
LINE株式会社
執行役員/CPO
島村武志氏

2013年夏、LINEの事業説明会「Hello, Friends in Tokyo 2013」で発表された新しいアプリ「LINE MALL」が、IT業界の内外を巻き込んで大きな話題となった。ユーザーが世界で3億人を突破し、スマホ時代のコミュニケーションツールの代名詞ともなったLINEがショッピングモールに参入するというのだ。

発表時点では詳細がまったく不明で「LINE MALL」というサービス名称のみが明らかな状態だった。それがかえってさまざまな憶測を呼んだ。その後、B2CだけでなくC2Cも対象となるなど徐々に内容が明らかになり、11月上旬には先行出品ユーザーの募集も開始された。

盛り上がるLINE MALLへの期待に対して、LINE執行役員/CPOの島村武志氏は「今日はLINE MALLの具体的な内容には触れない。LINE MALLのリリースに向けて、LINEはどんな風にECを見て、どんな風にチャレンジしようと考えているか。そのプロセスを伝えたい」と前置きして、LINEが取り組むECの姿について語った。

同社はECへの取り組みについて、実は社名を変更する前のNAVER時代から繰り返し検討してきたという。同社が、ユーザーがどういう時に検索を行うのかを調査したところ「ショッピング」が64.4%で最多だったのだ。そこで、検索によるECへのアプローチを検討したが、商品を検索することで満たされるニーズは、価格や商品特徴、使用感や不具合など多様にわたり、それらの情報を蓄積するためには複雑で大規模なデータベースが必要となる。最終的には取りやめとなった。

だが、LINEが成功したことで、再びECへの取り組みが社内で議題として登った。大規模なユーザーベースを持つLINEであれば、大きなチャンスと成り得るかもしれないが、過去に多数のユーザーを獲得したサービスがECに取り組んで成功した事例がないということがあり、島村氏はECへの取り組みには反対し続けていたという。

上手くいく気がしないし、利益率も低そうだから止めようと毎日言っていた。でも、LINEは前例がないことにチャレンジする会社。どうやったら上手くいくか必死に考えてきて、今も考え続けている(島村氏)

「欲しい」というニーズをLINEが作り出す

LINEとしてECに取り組むことが決まってから、島村氏は「人がインターネットでものを買う」ということはどういうことなのかを徹底的に考えた。

ECサイトでは「AIDMA」「AISAS」「AISCEAS」などの認知モデルに基づいてマーケティング施策や事業設計を行うことが多いが、それらの法則において、検索(Search)が果たす役割は大きい。現在、ほとんどのECサイトは、商品を検索されるところからアプローチが始まっている。ポイント付与や即日配送、送料無料などによる事業者間の競争は、すべてユーザーが検索してからのものだ。

ほとんどのECサイトは「検索」の後から競争をしている
ほとんどのECサイトは「検索」の後から競争をしている

つまり、今のインターネットは「買う」という気持ちが生まれてからしか関わることができていない。すでに存在するニーズに対して応えることだけしかできていないのだ。島村氏は、その仕組みを変えることこそがイノベーションだと喝破し、検索される前の段階にチャンスがないかと考えた。

Yahoo! JAPANがモールの出品費用を0円としましたが、それ以外が今までの仕組みのままなら、それは果たして革命と言えるのでしょうか。そもそも検索するということは、すでに関心を得られているということ。ではその気持ちはどこから生まれたのか。それは、CMや友達との会話、生活の中での必要に応じて生まれることが多いのです。その気持ちを生みだすことに対して、インターネットは何ができているのでしょうか(島村氏)

LINEは「注意」「関心」の部分からニーズを生みだす
LINEは「注意」「関心」の部分からニーズを生みだす

そこに合致するのがLINEのコンセプトだという。島村氏は、同社の執行役員・舛田氏が以前、LINEとSkypeの違いについて「Skypeは話したいというニーズに応える。LINEは話すきっかけを作る。つまりLINEはニーズを生み出している」と解説したことを紹介し、価格が安い、配送が速いといったユーザーのECニーズに応える要素だけでなく、「欲しい」というニーズを新たに生み出すことで新しい市場を作りだすことができると力説する。

ユーザーの本当のインタレストは“何を売るか”でわかる

このような考えに辿り着くまでに、島村氏は試行錯誤を繰り返したという。実際にLINE MALLの検討に当たっては、チャレンジ的にLINE上でシークレットセールを行う公式アカウントも運用した。いくつかの企業と協力して、オリジナル商品を企画、LINE上だけで販売するという試みを1年ほど続けた。

このシークレットセールは島村氏の予想以上に上手くいったが、同時にこれはLINEがやるべきことなのかという疑念は逆に強まった。というのも、商品が売れるか売れないかは、“その商品がお買い得かどうか”という一点で決まり、LINEという場が購買の決断に影響を与えないという結果が明らかになったためだ。

「LINEだから買った」というニーズを生み出さなければ、LINEがECをやる意味がない(島村氏)

そこで島村氏が辿り着いたのが、C2CとB2Cの両方に対応するマーケットプレイスだ。基本的に、ユーズド(中古品)は一点ものであり、同時に売り場にたくさんの商品を並べるためには、多くのユーザーが必要だ。LINEなら、すでに多くのユーザーベースを持っており、そこをクリアすることができる。

そして、C2Cのマーケットプレイスには、単なる市場として以上の意味があると島村氏は語る。

C2Cにはコミュニティ性がある。ただ高く売りたいというだけでなく、興味がある人に買って欲しいという気持ちがある。つまり売り手と買い手の双方が、興味・関心・つながりを持てるコミュニティだ(島村氏)

一方、そこに参加する事業者にとっては、コミュニティ性が大きなメリットとなる。企業から見ると、自分たちの商品を欲している人を探しやすい。購買履歴だけを追いかけても、その人の限定的な行動しかわからないが、何を売っているかでその人のインタレストがわかるのだ。出品という行為から、より個人の興味関心を深く知ることができ、そこに対して企業側からアプローチすることで、全体の取り引きボリュームが大きくなり、「売買する場」として盛り上がる。これをもって島村氏は「両輪」と表現している。

もともとLINEは、実際の人間関係によってつながるリアルグラフによるコミュニケーションツールだ。つまり興味関心でつながる、インタレストグラフではない。しかし、EC事業としては興味関心でつながることが重要となる。そこでLINE MALLは、C2Cによって興味関心でつながってもらい、リアルグラフとインタレストグラフの両方をLINEの中に作りだすことで、可能性が広がるということだ。

島村氏は最後に「インターネットとECは便利なものだが、便利なだけではなく、人の生活を豊かにするものにしたい」と自身の思いを熱く語り、「インターネットでの買い物がわくわくするものにしたい」と、LINE MALLへの決意を強く表明した。

セミナー風景
問い合わせ先

LINE株式会社
http://linecorp.com/

この記事の筆者

執筆:青山祐輔

撮影:石川恵愛(Lab Inc.)

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オリジナル記事:ニーズに"応える”ではなくニーズを“生みだす”ECへ進化する/LINE [ネットショップ担当者フォーラム セミナーレポート] | Web担当者Forum
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インバウンドマーケティングについて知っておきたい15のこと [先週のWeb担まとめ記事] | Web担当者Forum

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先週のWeb担まとめ記事

Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 32本とニュース記事 15本です。

忙しい人のためのこの記事の使い方:
  • 上のほうから内容をざっとチェックする
    重要なものほど上の方に置いてあります。
  • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
    要チェックのものは色を付けてあります。

今週の担当は、安田です。

土佐あかうしのすき焼き肉、ルンバ、雲丹醤油など
豪華プレゼントが当たる Web担読者アンケート
Web担の読者さんがどんな人でどんなことに興味があるのかなどを調査する、Web担読者アンケートにご協力ください。もらって「おいしい」プレゼントもご用意してますよ!
https://web-tan.forum.impressrd.jp/q/201401/16659

[今回の要チェック記事]↓セミナー/お知らせ | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース
インバウンドマーケティングについて知っておきたい15のこと

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • 「インバウンドマーケティングの本当の姿とは、高広伯彦氏が15の疑問とともに語る」が、1000いいね!と人気でした。「Web担当者Forumミーティング 2013 Autumn」のレポート記事ですね。

    昨今話題になりつつある「インバウンドマーケティング」とは何か、日本におけるインバウンドマーケティングの伝道師とも言われるマーケティングエンジンの高広伯彦氏が解説したセッションをレポートしています。

    Facebookなどでも「わかりやすい」と評判の記事、これは必読。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/08/16656

  • 「著作権的に問題のあるWebサイト、制作を引き継いだ会社が責任をとらなくてはいけないの?」は、久々更新、マンガ「僕と彼女と著作権」の第7話。

    他人の著作権を侵害しているWebサイトを制作した場合、制作した会社はどこまで責任をとらなくてはならないの? 教えて、有栖川さん!

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/09/15400

  • 「リスティング広告担当者の悩みトップ8とその解決策! 全国のリスティング担当者約300人に聞きました。」の記事も「良い記事」と評判でした。

    リスティング広告に関するセミナーで全国300名近くの担当者に会い問題を解決してきた筆者が、どの会場でも質問に上がった悩みを整理して、アドバイスしています。リスティング広告に携わるあなたは読まずにはおられない!

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/07/16628

  • 「2014年版・Googleアナリティクスの勉強や情報収集に役立つ厳選ソース15選 – Web担まとめ」は、「衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座」の記事。

    今回は、2014年の年頭記事として、Googleアナリティクスの学習や情報収集に役立つ、各種の公式・非公式情報について整理しています。どんな情報が世の中にあり、それを達人はどう使っているのか、参考にしてください。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/09/16708

Web担の姉妹サイトもお役に立てるはずです。
データセンター(iDC)に携わる方には
データセンター完全ガイド
レンタルサーバーに興味のある方には
クラウド&サーバーホスティング完全ガイド
企業内情報システムのお仕事をされている方には
IT Leaders
ソフトウェア開発者の方には
Think IT

[セミナー/お知らせ]↑要チェック記事 | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
コンテンツマーケ、CMS、SEOなど6セミナー(福岡・静岡あり)

※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

BtoCコンテンツマーケ(1/22)

「消費者に見つけてもらい、消費者と関係性を作ることを意識する」コンテンツマーケティング”について語る「FOUND Conference in Tokyo」をGinzamarketsが1月22日(水)に代々木で開催します。参加無料。

http://www.ginzametrics.jp/blog/seminar-0122

CMS「NOREN」最新版(1/24)

コンテンツ管理システム「NOREN」の最新版の解説や、Web広告研究会のWebグランプリでグランプリを獲得した中部国際空港による講演などが行われるイベント「NORENフォーラム2014」を、アシストが1月24日(金)に丸の内で開催します。参加無料。

https://mp.ashisuto.jp/public/seminar/view/2041

スマホ対応CMS事例(1/20)

マルチデバイス対応のWebサイト構築に関して、CMSの選定から構築、運用までを解説するセミナー「先行ユーザに学ぶ“マルチデバイス対応Webサイト”成功への近道」を、BIGLOBEが1月20日(月)に大崎で開催します。参加無料。

http://business.biglobe.ne.jp/news/seminar/cms.html

イノベーションの実践(1/31)

ロフトワークは、「イノベーションの実践」をテーマにしたイベント「loftwork DAY 2014 Innovation」を1月31日(金)に六本木で開催します。参加無料。

http://loftwork.jp/event/2014/20140131_lwday2014/summary.aspx

SEO(1/29、福岡)

「検索エンジンからの集客を最大化する」をテーマにした住太陽氏によるSEOセミナーが、1月29日(水)に福岡で、九州EC特別編として開催されます。参加費は4000円。

http://qec.jp/post_detail.php?no=208

Googleタグマネージャとユニバーサルアナリティクス(1/22)

Googleアナリティクスによるウェブ分析をさらに詳しく行うための「Googleタグマネージャとユニバーサルアナリティクス」を解説するセミナーを、アナライズネットが1月22日(水)に静岡で開催します。参加費は8,400円。

http://analyz.net/post/seminar/318

先週の人気記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↓解説記事 | ↓ニュース記事

Web担で先週公開された記事のうち、「今回の要チェック」に次いでアクセスが多かった記事です。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • ネットショップ担当者フォーラム セミナーレポート
    ECサイトは“やるべきことをやる”だけで売上が伸びる/ワークスアプリケーションズ
  • 海外&国内SEO情報ウォッチ
    アメブロがSEOスパム撲滅に本格的に乗り出した など11+3記事
  • 編集長ブログ―安田英久
    Webの仕事では「岡目八目」を大切にしていこう
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/07/16693
    by 安田英久(Web担 編集長)
  • Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報
    検索エンジンがキーワードとページの“関連性”を算出する方法と、検索順位との関係
  • 【レポート】Web担当者Forumミーティング 2013 Autumn
    CPAやコンバージョンよりも大切なブランドセーフティ、大和ハウスが経験したブランド毀損の危機とは
  • 稲富滋のWebマスター探訪記
    サイトリニューアルは若手Web担当者に対する教育機会にもなる。貝印 郷司氏の考えるWebマスターとは?
  • 誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニック
    次のWeb施策の優先順位が決まりません。アクセス解析からヒントを得たいです
  • 企業ホームページ運営の心得
    お客に算数をさせ納得させるブラックテキスト術。消費税還元セール対策
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/08/16686
    by 宮脇睦(有限会社アズモード)

先週の解説記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↑人気記事 | ↓ニュース記事

Web担の解説記事には、ウェブサイトをビジネス活用したい人向けの情報がたっぷり詰まっています。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • 日本ネット経済新聞ダイジェスト
    子ども向け&マタニティーグッズのモール「ウィモ」閉鎖へ 売上・利益が計画に届かず
  • Yahoo!プロモーション広告 業界情報
    2014年2月に検索されるキーワードとは?
  • イベント・セミナー
    CIOとCMO、どちらがマーケ技術に責任を持つべきか? 2014年を迎えて改めて考えるべきこと
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/10/16681
    by 於保 真一朗(メディックス)
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社マイクロウェーブ
    サイトリニューアルから見る企業サイトのあり方
  • ユーザー投稿記事 by Ginzamarkets株式会社
    【1/22(水)開催】楽天市場/リクルート/パソナなどのマーケター9名が登壇『Ginzamarkets コンテンツマーケイベント「Found Conference」』(無料)
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社エイジア
    メルマガ改善セミナー「顧客を惹きつけるメルマガ制作のヒント ~思わず読んでしまうHTML/TEXTメルマガの作り方~」2014年2月6日(木)開催
  • ユーザー投稿記事 by クロスフィニティ株式会社
    1/21(火)開催 クロスフィニティ×エスワンオーインタラクティブ共催 費用対効果を最大化するDSP×CROセミナー(無料/定員制)
  • ユーザー投稿記事 by ADjust
    JWSDAウェブアナリスト<ベーシック>検定、開催します!
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社ブレインネット
    【SEOのプロとウェブ解析士のプロが語る】企業担当者向け無料セミナー ※懇親会あり
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社フィードフォース
    2014年2月7日(金)開催セミナー 「リスティング広告の半分のコストでCTR最大3倍を実現!Google商品リスト広告:初心者向けセミナー」のお知らせ
  • 先週のWeb担まとめ記事
    Web担 2013年のスーパー人気記事トップ50を見逃すな!

先週のニュース記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↑人気記事 | ↑解説記事

大手のニュース媒体では紹介されない、ホームページの企画・構築・運営や、ウェブマーケティング関連のニッチなニュース記事ならWeb担で。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

編集後記

週末は風邪で倒れていました。急な冷え込み+疲労って、怖いですね。みなさんも、お気を付けくださいませ。(安田)

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トレたまに取り上げられるときに、Web担当者は浮かれていてはいけない [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum

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今日は、「トレたまに取り上げられるときは、浮かれずにこういうことをちゃんとやりましょう」という話題を。

トレたま

トレたま、つまりテレビ東京のビジネス番組「WBS」のコーナー「トレンドたまご」は、いろんなおもしろい製品を作っている会社を紹介する人気コーナー。

企業としては、こういうところに取り上げてもらいたいと心から思うはずです。

でも、もし御社がトレたまに出ることが決まったら、Web担当者のあなたは「わーい、トレたまに出る」と浮かれている場合ではありません。放送までに、こんなことに気をつけましょう。

  • サイトがスパイクアクセスに耐えられるか

    トレたまで取り上げられた会社のサイトを見に行っても、アクセスできない状態になっていることが多いんですよね。

    本当ならば急激なアクセス増に耐えられるようにインフラを整えておくのがいいのですが、なかなか短時間でそうもいきませんよね。

    それならば、CloudFlareAmazon CloudFrontIIJ GIOコンテンツアクセラレーションサービスのような、すぐに利用できるCDN(コンテンツ配信ネットワーク)を契約するとか、せめてホスティング会社に「○月○日にトレたまに出るので、対応できないか」と相談してみるというのはいかがでしょうか。

  • 紹介されていた商材に関する情報がちゃんと掲載されているか

    その情報はだれでも見つけてたどり着けるようになっているか

    興味をもった人が次のアクションをできるようになっているか

    意外と多いんですよ。「こういう製品がある」という情報を聞いてサイトを見に行っても、その製品の情報が掲載されていないということが。

    サイトの奥のほうにそのコンテンツがあるのなら、トップページに「トレたまで紹介された製品○○について」と、わかりやすくリンクを置きましょう。

    詳細を出せない状況でも、トップページのわかりやすい場所に「トレたまで紹介されたのはこういうものです」と軽く紹介するコンテンツを作っておきましょう。

    そして、「詳細については、こちらに問い合わせを」と、ビジネスにつながる対象者が次のアクションをとれるように案内しましょう。

  • 一度来てくれた人にまた来てもらうリターゲティングを設定しているか

    テレビから人が来てくれるのは少しの間で、それぞれの人は一度っきりでしょう。そのタイミングを狙ってリマーケティング(サイトリターゲティング)を設定して、一度サイトを訪れてくれた人を対象に広告を出せるようにしておきましょう。製品を正式販売開始したタイミングで改めてリーチできます。

トレたまとはちょっと違いますが、中小企業向けホームページ作成のweb.comは、トップページのわかりやすいところで「ラジオでうちのことを聞いた人へ」「テレビでCMを見ましたか?」と明確に示しています。

web.comではテレビやラジオで知って来た人にわかりやすく次のアクションを示している

せっかく最強のメディアであるテレビに出るんなら、これぐらいちゃんと「来てくれたあとの動線」を示したいものですね。

とはいうものの……問題は、どうやってトレたまに取り上げてもらえるかなんですよね。テレビ東京さんが、Web担枠とか作ってくれたらいいんですが……。

この記事の筆者
ユーザー 安田英久(Web担 編集長) の写真

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレスビジネスメディア
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

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イノベーションの実践企業が講演、「loftwork "DAY 2014" Innovation」東京で1/31 [ニュース] | Web担当者Forum

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Webサイト制作のロフトワークは、イノベーションをキーワードにしたセミナーイベント「loftwork "DAY 2014" Innovation」を1月31日に東京で開催する。セミナー参加費は無料、イベント後に懇親会(有料)も開催する。

loftwork "DAY 2014"では、イノベーションを実践する先端企業と、それらをともに創りだしているメンバーを登壇者に迎え、具体的なプロセスや成果を紹介する。オープニングトークやケーススタディでは、WIRED 編集長 若林恵氏、電通国際情報サービス 執行役員 オープンイノベーション研究所長 渡邊信彦氏ほか、10名以上が登壇。イベント後半は、参加者がイノベーションのプロセスに参加できるプログラムを用意する。

  • loftwork "DAY 2014" Innovation - イノベーションの実践 -
  • 日時:1月31日(金)13:30~(13:00受付開始)
  • 場所:六本木アカデミーヒルズ オーディトリアム(東京都港区六本木6-10-1)
  • 対象:新しい価値を創造したい方、アントレプレナーの方(社内アントレプレナーの方含む)、R&D、プロダクト開発、マーケティング、ウェブ担当者など
  • 参加費:無料(懇親会のみ有料3000円)
  • 定員:150名
  • 主催:株式会社ロフトワーク
  • 詳細・申し込み:http://loftwork.jp/event/2014/20140131_lwday2014/summary.aspx

この記事の筆者

家電量販店の法人通販から、Web担当者Forumの前身である『インターネットマガジン』(2006年5月号で休刊)の編集部へ。休刊までの半年ほど雑誌編集を経験し、Web坦の立ち上げを機にネットマーケティングにかかわりはじめ現在へ。編集兼Web担当者。

企業のWeb活用が当たり前になったとはいえ、ビジネスの歴史からすればまだ10数年ほど。それを支えるWeb担当者の仕事がもっと世の中に広まり、ユーザーともどもよりハッピーになれれば、と考えている。日朝特撮、海外ドラマ、時代劇、デパ地下好き。一押し平成ライダーはクウガ、ダブル。

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グーグルのビッグデータで簡単サイト改善、アドセンスのアドバイス活用術 [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum

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Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる 企業ホームページ運営の心得

コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。

宮脇 睦(有限会社アズモード)

心得其の343

ウェブ担当者の仕事とは

ネットに転がる様々な成功法則(アドバイス)を試してみても、記事にあるほどの効果は得られず、別のアプローチを試すも狙い通りになどならず。むしろ何もしないときにアクセス数が増え、ネット通販の注文が伸びモチベーションが下がる。私の知る限り、大半のウェブ担は同じような状況で、思い通りの結果が得られたことを勝ちとするなら「1勝9敗」で合格点、「2勝8敗」で嬉しい誤算といったスコアです。

そして「0勝10敗」になっても「徒労」ではありません。「無意味な方法」を知ったという「経験値」が高まるからです。だから大切なことは、まず「10戦する」こと。ウェブ担当者の仕事とは、試行錯誤と右往左往の繰り返しといっても過言ではありません。

今回はそんな日々からすんなりと「一勝」した事例をご紹介。2か月で23%の収益アップに成功しました。

アドセンスの小銭

「アドセンス」とはグーグルが提供するアフィリエイトプログラムです。コンテンツに連動して表示された広告を訪問者がクリックすると、小銭がチャリンと転がり込むもので、「コンテンツ連動型広告」ともいわれます。

一般論としてクリック率は0.5%弱で、クリック単価は40円前後。本業以外で運営するサイトや、ブログの訪問者のマネタイズ(換金)を狙い設置していますが、ストリートミュージシャンが目の前においた空き缶で集めるぐらいの稼ぎに過ぎず、真剣に取り組んではいませんでした。

しかし、昨年夏の終わりごろだったでしょうか。たまった小銭を見てニヤニヤしようとアドセンスにアクセスすると、警告を意味するだろう黄色や赤のアイコンが並び、改善を要求するメッセージが表示されていました。貯まった小銭は、私の心の福利厚生。アドセンスからの「指示」を無視したのは、心の福利厚生の邪魔をされたくなかったからです。

消費者心理の裏表

ざっくりと見ていたので、サービス改善の時系列に相違があるかもしれませんが、9月のある日、アドセンスのアドバイスに、

収益が20%アップします

と表示されるようになりました。数字で示されると弱いのは、曲がりなりにも経営者の端くれだからです。示された数字を電卓でたたいたのは、アドセンスの予言通りになったと仮定したときの「逸失利益」を知るためです。別の機会に紹介しますが、得られるものより失っていくものを示される方が動く消費者心理もあるのです。

ウェブサイトは24時間365日、こちらがなにもしなくても無人で働き続ける営業マン。わずかな改善で、収益が上がるのであれば、取り組まないのは「損」。ウェブ担当者なら当たり前の結論に、電卓を叩いてようやく気がつきます。そして、アドセンスのアドバイスに従ってみることにしました。

サイトの通知表

アドセンスのアドバイスは「モバイル向け」と「パソコン向け」に分かれ、それぞれに「キャッシュ」「レンダリング」「速度」「画像」「HTML」などと細かな改善策が表示される、いわば「サイトの通信簿」です。私の場合は、ほとんどの問題が「表示速度」にありました。

改善策の1つとして、「キャッシュ」の活用が示されます。正確には「ブラウザのキャッシュを活用する」とあり、説明には次のようにあります。

的リソースのHTTPヘッダー内で、有効期日や最大経過時間を設定すると、ブラウザがネットワークからではなくローカル ディスクから以前にダウンロードしたリソースを読み込むようになります(アドセンスより引用)

すると次に「キャッシュ可能なリソース」の一覧が表示されます。技術的な要素も含むため、ここでは詳細に触れませんが、サーバーの設定により一括で修正する方法もあり、意外と手間のかからないものもあります。

ウェブ担当者として、いくつかの問題が表示されるなか、まずはできることだけにチャレンジします。最大の理由は、その時点では半信半疑だったからです。

23%アップの内訳

アドセンスのアドバイスは、広告を掲載している人気のコンテンツに限られています。コンテンツごとのケアが必要なアドバイスも、それらだけへの対応とし、2つのサイトと1つのブログに手を加えても数時間で作業は完了しました。

作業が完了したのは10月の終わりごろ、そして翌11月の広告収入が前月対比16%アップします。結果に気をよくして、もう少しだけ手を加えたところ、12月は前月比で6%アップし、改善前の対10月比では23%の収益増です。

PV(ページビュー、閲覧ページ数)はといえば、16%増となった11月のPVが、10月のPVとの比較で94%と下がっています。アドセンスを掲載しているサイトの1つは、ときどきテレビで紹介されることもあり、そのときは収益が上振れしますが、この期間はこうした「異常値」がなく、アドセンス先生の指導による「増益」とみてよいのではないでしょうか。さらに副次的な効果か、これまでほとんど売れなかった別のアフィリエイトプログラムの売上が立つようになったことは嬉しい誤算です。

サイト効果を確認

アドセンス先生の教導のなかに「スクロールしないで表示される場所への広告表示」というものがありました。経験のあるウェブ担当者にとっては当たり前かもしれませんが、これは一般的なコンテンツ制作にも通じる教えです。訪問者のすべてがスクロールをしてくれる訳ではなく、まず「目の当たり」にさせることが肝心だという教えです。

ただし、アドセンスの金言は、あくまでアドセンス広告からの収益増を目指すものです。そのため広告の表示位置や大きさの指定のように、コンテンツの目的から実現できないものも多々あります。また、モバイル向けの指導は面倒……コホン、手間のかかるものもあり、今後の課題としてユーザビリティの指導もありますが、「ちっ、うるせーな」とそこはスルーします。まずはできること、いや、できることしかできないのですが、それを「やる」ことがウェブ担当者の右往左往……もとい、仕事です。

もっとも、勝利の理由を冷静に考えれば当たり前の話です。このアドバイスは、アドセンス(グーグル)が集めた膨大な利用履歴=ビッグデータをもとにしたもの。つまり、「アドセンス」とは小銭をいただきながら、ビッグデータから利用者の行動傾向を学ぶことができるサービスなのです。

今回のポイント

アドセンスは表示速度など、見落としがちな改善を指摘してくれる

グーグルの知恵(ビッグデータ)を拝借

この記事の筆者
ユーザー 宮脇睦(有限会社アズモード) の写真

宮脇 睦(みやわき あつし)

プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。

制作、営業の双方の現場を知ることからウェブとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『完全! ネット選挙マニュアル』(Kindle版)、『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、冷静な視点からのIT業界分析に「週刊ポスト」など、様々な媒体から情報発信を続ける。

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アイレップ、コンテンツを重視するSEOの新潮流に対応したソリューションサービス提供体制を強化 [ニュース] | Web担当者Forum

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検索エンジンマーケティングのアイレップは、コンテンツマーケティングのイノーバと業務提携し、コンテンツマーケティング手法を用いたソリューションサービス提供体制を強化した、と1月14日発表した。アイレップのSEO(検索エンジン最適化)のノウハウとイノーバのオンラインコンテンツ制作体制を組み合わせ、国内トップのシェア獲得を目指す。

Googleの検索アルゴリズムの改良により、生活者に提示するに値するコンテンツを伴わないWebサイトが検索順位を改善するのは困難になっている。一方、ソーシャルメディアの普及により、SEO領域でもユーザーの支持を得るコンテンツの重要性が高まっている。アイレップはイノーバとの提携により、コンテンツマーケティングとSEO領域におけるサービスの共同開発やコンテンツマーケティングにおける情報発信メディアの共同運営など、付加価値の高いサービスを提供していく。

アイレップ
http://www.irep.co.jp/

イノーバ
http://innova-jp.com/

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京セラ丸善システムインテグレーション、ECサイト構築サービス「QuickMart」にオプションを追加 [ニュース] | Web担当者Forum

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情報処理システムの京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI)は、ECサイト構築サービス「QuickMart」のオプションとして「外部サイト価格取得機能」と「複数ECモール一元管理機能」を1月14日より追加した、と同日発表した。エンドユーザーが複数のECサイトで価格を比較し、商品購入を決定することが多くなっている。KMSIではオプションの追加により価格の自動取得と商品・在庫・受注データの一元管理を実現し、サイト運用をサポートする。

「外部サイト価格取得機能」は、外部ECサイトや価格比較サイトから競合商品の価格を自動で取得し、ランキング形式で表示する。最適な販売価格をタイムリーに決定できるので、価格競争力向上に貢献する。「複数ECモール一元管理機能」は、基幹システムに登録のある商品情報や在庫情報を取り込み、一括して自社および複数ECモールに反映することで、業務の負荷を削減する。また、複数ECモールの受注データを自動的に集約できるため、出荷までのリードタイム(所要時間)を短縮し、顧客満足度を向上する。

京セラ丸善システムインテグレーション
http://www.kmsi.co.jp/

QuickMart
http://www.kmsi.co.jp/solution/product/quickmart.html

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アユダンテ、ソーシャルメディア管理ツール「つぶやきデスク」で新規加入者対象に3ヵ月無料のサービスを提供 [ニュース] | Web担当者Forum

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Webマーケティング支援のアユダンテは、同社の企業向けソーシャルメディア管理ツール「つぶやきデスク」のビジネスプランおよびエンタープライズプランへの新規加入者を対象に、3ヵ月間サービスを無償で提供する、と1月14日発表した。つぶやきデスクは「Twitter」や「Facebook」をチームで運用しやすいように便利な機能を追加した統合管理ツール。キャンペーン期間は1月15日から1月31日。

つぶやきデスクは、投稿の予約機能、DMの一斉配信機能を持つほか、マーケティング担当者向けにリスク管理機能や効果測定機能なども強化している。キャンペーンでは、1月31日までの期間中につぶやきデスクのビジネスプランまたはエンタープライズプランを新規に申し込むと、1~3月のサービス提供が無償になる。課金は4月分からで、契約期間は2014年4月から2015年3月の1年間となっている。

アユダンテ
http://www.ayudante.jp/

つぶやきデスク
http://twdesk.com/

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Webサイトの表示速度から見るインターネットユーザーの閲覧行動と企業の課題 [Web担当者必見! リサーチ データ&市場調査レポート] | Web担当者Forum

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この記事の内容

パソコンだけではなく、スマートフォンやタブレットをはじめとしたスマートデバイスが台頭し、屋外・商業施設内・店頭でのインターネット接続環境が整備されている。Webサイトが時間・場所に関係なく常に閲覧される現代、サイト訪問者の快適な閲覧環境は整備されているといえるのだろうか?

閲覧環境に大きな影響を与えるWebサイトのレスポンスに着目し、各社のWebサイトの実態を調査した。

(調査概要は記事末尾に記載

調査の目的と背景

レスポンス調査の目的

1995年のインターネットの登場以来、Webページは爆発的に増え続けている。情報の検索、広告の露出、ショッピング、道案内などサービスの充実に加え、スマートフォンをはじめとするスマートデバイスの普及により、インターネットは人々の日常生活に欠かせないものになった。

インターネットが一般に普及し始めた当初、接続方法はアナログ回線やISDN回線によるダイアルアップが主流で、Webサイトを作る際には画像サイズを小さくするなどレンダリングに時間のかからない工夫が不可欠であった。その後時代はブロードバンドに差し掛かり、ネットワークの高速化に伴ってWebページの表示速度に注意してサイトを制作することは少なくなった。映像や音声データなどの大きなサイズのデータがWebページで利用されるようになったのもこの頃である。しかし、ビッグデータ活用のブームによるデータ処理速度の課題、スマートデバイスの普及による通信環境の変化により、Webサイトの表示速度は再度注目されるべき課題となっている。膨大な数のWebサイトが存在する今日、アクセスする訪問者の環境はデバイスも通信方式もさまざまであり、またグローバルに展開する場合は国ごとの回線速度の違いも考慮する必要がある。

日本の主なインターネットの歴史
1995年~
  • 日本でインターネットが爆発的に普及
  • 公衆電話回線によるアナログ接続
  • Windows 95の発売
2000年~
  • ADSL、FTTH(光)サービスの開始
  • モバイル・ワイヤレス通信の出現
  • Googleが日本語版サービスを開始
2005年~
  • 純増数でFTTHがADSLを上回る
  • 家庭でのインターネット接続は80%増
  • Twitterの流行
  • iPhone、Android携帯の登場
  • YouTube、ニコニコ動画などの動画サービスが人気
2011年~
  • LTE、テザリングの出現
  • スマートフォン市場の激変

現在の日本のWebサイトにおいて、自社が運営するWebサイトのユーザーにとってのレスポンス速度を正確に把握し、適切な対策を行っているところはまだ少ない。完璧に対応するとなれば、スマートフォンだけでもOS、機種、キャリアごとの回線速度など何通りもの動作を確認する必要があり、手が回らないのが実情であろう。

このような状況を踏まえ神戸デジタル・ラボ(以下、KDL)では、現代の企業が意識すべき課題を明確にするための支援として、企業が運営するWebサイトのレスポンス速度を測定し、事業ごとの傾向を調査した。

ページの表示速度は事業に大きな影響を及ぼしている

2010年の春、米Googleが検索順位の決定要素のひとつとしてWebサイトの表示速度を考慮することを発表したが、影響範囲は極めて少なく企業がこぞって対策に乗り出す要因にはなっていない。「検索」というサービスが提供する価値は検索したユーザーの意図に応じて適合するページを表示することであり、「適合しているページの表示速度が遅いので検索結果の上位に表示されない」という結果にはなり得なかったということだろう。

Webサイトを事業の主軸のひとつとしている企業にとって、SEO対策やコンテンツの充実、ユーザビリティの向上はすでに常識となっている。多くの企業が、検索エンジンで上位に表示されるためのキーワード選定やリスティング広告、サイト内で迷わないためメニューの工夫、コンバージョンまでの適切な誘導など、時間とコストをかけて対策していることだろう。しかしWebページの表示速度は、アクセスしてからサイトに滞在している間常に付随してくるものであり、ユーザビリティ対策を施したコンテンツを見るには表示速度が必ず通過点となることを忘れてはならない。つまり、表示速度への配慮なしにはユーザビリティは実現できないのである。

実際に、各種の調査や研究の結果、わずかな表示速度の差であっても、ユーザーの行動にはその影響が現れてくることが指摘されている。Amazonの調査では、ページの表示速度が0.1秒遅くなると、売り上げが1%低下することが明らかになった。Googleからは、ページの反応が0.5秒遅くなるとアクセス数が20%低下すると発表されている。さらに米Aberdeen Groupの2008年の調査では、スピードが1秒遅くなるとページビューが11%、コンバージョンが7%、顧客満足度が16%低下することが報告されている。

企業が考える課題と真の課題

Webサイトの表示速度の影響についての調査は認知されつつあるが、日本で表示速度に対して万全に対策をとっているサイトはまだ少ないのが現状である。

実際にWebサイトの運営企業にヒアリングを行うと、自社サイトで速さが課題だと認識しているケースはほとんどない。インプレッション数やCTRなどの即効性のある指標が注力され、SEO対策や広告に投資することが集客対策の主軸と考えられていることが伺える。またサイト側では、ページのデザインや売る商品、ページ内での利便性には注力しているが、訪問者がそれを見るまでに何秒かかるかはほとんど意識されていない。

なぜページビューが増えないのか、なぜ直帰率が高いのか、それがページの表示速度に起因することに気づかないままコンテンツの内容について議論しているかもしれない。アクセスからコンバージョンまでを俯瞰的に分析し、明確な課題は何なのか、本当に投資すべきところはどこなのかを根本から考える必要がある。

ECサイトでの検索機能の重要性

近年スマートデバイスの普及に伴って、O2O(Online to Offline)などの戦略が注目を浴び、実店舗と連動するECサイトを立ち上げるなどのケースが増えている。1990年代までは雑誌が主流だったカタログ通販も、ECへの切り替え、併用がほとんどとなった。インターネット利用人口の増加とともにECサイトの利用顧客は年々増え続け、比較サイトなどの影響もあり競争は激化している。このようなECサイト市場で、競争優位を実現するために対策すべきこととは何だろうか。

KDLの調査では、ECサイトの全アクセスの約60%で検索機能が動作しているという結果が明らかになった。ECサイト内での検索はきわめて明確な顧客のニーズであり、ここから希望の商品に速やかに誘導することがコンバージョンを上げるもっとも大きな施策である。特にスマートデバイスでは、パソコンを使い慣れない中高年や主婦などの顧客層も多いであろうことから、簡単に希望の商品にたどり着けるよう、絞込みやサジェスト(検索キーワードの入力途中で、候補となるキーワードを表示させる機能)などの利便性の高い機能を充実させることも重要である。

ECで取り扱うカテゴリも拡大かつ細分化され、検索方法も多様化している。たとえばアパレルであれば色や雰囲気、素材などで絞込みできるなど、利便性の高い検索方法を取り入れるサイトも増えている。

ECサイトの検索機能と表示速度の関係

ECサイトの市場では、今多くの企業がスマートフォンユーザーの取り込みを図るため、モバイル対応はもちろん、モバイルでの利便性を考慮した検索機能の改善を進めている。しかし利便性を追求するあまり機能を多くしすぎて、検索した結果の表示が遅ければ本末転倒である。検索のたびに何秒も待たされるのでは、どんなにコンテンツが充実していてもページを閲覧する前に離脱してしまう。特にスマートデバイスではいつでもどこでもアクセスできることから、購入の意欲が高まっているそのときに検索している可能性が高く、かつ移動時間・休憩時間・就寝前などちょっとした短い時間に断続的に利用することが多いと言われている。そのため関心が高まり検索をしたその瞬間にニーズに合った結果をできるだけ早く表示することは、コンバージョンにつながる非常に重要な施策である。

回線やデータセンター、サーバーなどの経路をアクセスしてくるユーザーにとって、レスポンスの速度はいわば実店舗までの距離やアクセスのしやすさなどの立地に等しい。検索結果の表示が遅いということは、今この瞬間にも多額の売り上げを潜在的に損失しているといえる。

調査結果

調査結果概略

主に、全体、業種別、曜日別、時間帯別に平均値を比較して分析を行った。レスポンス速度を決定する要因はサーバーやネットワーク、ブラウザ上のレンダリングなどさまざまあるが、日や時間帯による劣化の大きな要因はトラフィックの増加による負荷である。スマートデバイスが普及した現代では、物理的にインターネットに接続できない時間帯はほぼなく、いつでもどこでも接続できるようになった。これにより、ユーザーの手の空いた時間、興味・関心が湧いたときに希望するサイトにアクセスすることが多くなり、物理的な状況よりもユーザーの行動パターンや企業の販促・宣伝活動などの戦略が大きく反映された結果となった。

全体の平均は0.64秒。検索結果ページは課題がある

表1では、レスポンスの平均速度を、画面、曜日などさまざまな角度から比較した。全体の平均は0.64秒と優秀な結果である。しかしサイト内検索結果ページに絞り込むと、サイト内検索結果ページのみでは0.93秒と顕著に速度が低下している。サイト内検索は検索リクエストに応じてDBに問い合わせを行い結果を表示する。DBはシステム全体の中で、最も処理が集中しやすく、処理が複雑になりやすいため速度低下の要因となりやすく、多くのサイトで課題を残している印象である。

全体表1 レスポンス平均速度
全体0.64秒
サイト内検索結果ページ0.93秒
サイト内検索結果以外のページ0.34秒
平日0.65秒
土日0.61秒

商材の多さ、カテゴリの複雑さが速さに影響。企業格差は大きい

業種別レスポンス平均速度(グラフ1)で顕著に速度が遅かったのは、医薬品・化粧品・衛星用品を販売している「医薬化粧品小売業」で1.14秒、続いてペット・ガーデニング・楽器ゲームなどを商材としている「娯楽業」(1.08秒)、スポーツ用品・本・CDなどを商材としている「スポーツ・本・音楽・玩具小売業」(0.74秒)など、商材、商品が多様な業種が並んだ。商材の多さ、カテゴリの複雑さによる負荷がレスポンスに影響していることが考えられる。

「製造業」に代表される企業向けのサイトのように、Webサイトをビジネス基盤としない業種では、レスポンスに影響する程の負荷が日常的にかかることはまずなく、速度は課題とはなっていない。一方で、Webをビジネスの主軸のひとつとしている「ポータル」や「人材派遣」「IT」などの業種では0.4秒未満と安定している。早くからビジネスにWebを取り入れたこれらの業種はダイヤルアップ通信時代から速度に取り組んできたこともあり、速度に対する意識が高いことが考えられる。

速度で下位に位置する業種でも一概に遅いという結果ではなく、企業ごとに格差が大きいことも特徴的である。たとえば、「医薬化粧品小売業」の企業別の平均速度では、最速は0.05秒、もっとも遅い企業で14.78秒と大きな差がある。

銀行や証券会社・保険会社を代表とする「金融業」の業種の平均は0.80秒で下位に位置しているが、これも企業の規模による格差が非常に大きい。商材が主に影響しているサイトとは異なり、サービスの利用者数の影響で格差が生じていると考えられる。企業別にみると、証券会社など、1秒を争う業種ではおおむね速い傾向が見られる。

グラフ 1 業種別レスポンス平均速度

ECサイトでは全体的に速度が低下

ECサイトのみに絞り込んたレスポンス平均速度(表2)は、全体の平均速度(表1)と比較すると全体的に低下し、特に売上に直結しやすいサイト内検索結果ページでは、0.98秒という結果である。

EC表2 レスポンス平均速度
ECサイト全体0.67秒
ECサイトのサイト内検索結果ページ0.98秒
ECサイトのサイト内検索結果以外のページ0.45秒
ECサイト平日0.67秒
ECサイト土日0.64秒

ECサイトのみの業種別レスポンス平均速度(グラフ2)では、「医薬化粧品小売業」(1.44秒)、「娯楽業」(1.14秒)が突出して遅いが、ECサイト全体の平均である0.67秒よりも遅かったのはこの2業種に加え「宿泊・旅行業」(0.68秒)を含めた3業種である。「宿泊・旅行業」は全体の平均(グラフ1)では目立たなかったが、日程やエリアや人数、こだわりなど多様な検索方法が速度の低下に影響していると考えられる。

グラフ2 業種別レスポンス平均速度

フリーワード検索の平均速度が1秒超。検索の種類によっても差がある

検索種類別平均速度(表3)を見ると、フリーワード検索で1秒を超える1.19秒という結果となった。カテゴリ検索とフリーワード検索で業種別に平均速度を比較する(グラフ3)と、「娯楽業」「家具・家庭用品小売業」「自動車・パーツ小売業」で、フリーワード検索とカテゴリ検索の速度差が1秒以上離れている。これらはいずれもフリーワード検索の速度が大きく上回っている。

EC表3 検索種類別平均速度
カテゴリ検索結果0.79秒
フリーワード検索結果1.19秒

フリーワード検索はカテゴリ検索のようにデータベースの項目名のみを検索する方法とは異なり、全データを走査する。そのため、フリーワード検索の対象が商品名か詳細文にまで及ぶかどうかなどにもよるが、一般的にはデータ量に伴って検索時間が増大する。検索軸によって速度に差が出ている可能性は認識しておくべきである。

グラフ 3 業種別検索種類別平均速度

1秒以内に返す割合と3秒以上かかる割合はほぼ反比例

Nielsen Norman Groupによると、人間の操作に対するシステムの反応速度でユーザーのー思考を止めない限界は1秒だという。また2012年に開催されたSearch Marketing Expoでは、ユーザーがページの表示に待てるのは2秒まで、3秒以上かかると40%以上のユーザーが離脱することが発表された。

グラフ4では、レスポンス全体のうち1秒以下、1秒超~3秒未満、3秒以上のレスポンスの割合を業種ごとに比較した。全体での3秒以上の割合は、5.49%。1秒以下で返す割合は、3秒以上かかる割合にほぼ反比例している。3秒以上の割合では、全体の平均(グラフ1)の上位である「娯楽業」(12.1%)と「医薬化粧品小売業」(11.96%)が突出している。続く「宿泊・旅行業」(9.34%)、「公共」(8.28%)は、全体の平均(グラフ1)では平均以下である一方で3秒以上の割合が高めという結果となった。

グラフ4 業種別レスポンス速度の範囲別の割合

3秒以上かかったレスポンスの平均速度は業種ごとにばらつきがある

グラフ5では、3秒以上かかったレスポンスに絞り込み、その平均速度を業種別に比較した。3秒以上の速度の平均は3秒以上かかったレスポンスの割合とは無関係で、業種により最大6.07秒と大きな差があった。全体の平均(グラフ1)、3秒以上のレスポンスの割合(グラフ4)で同程度の数値だった「娯楽業」と「医薬化粧品小売業」は、3秒以上の平均値ではそれぞれ5.68秒、9.28秒とはっきりとした差が表れた。

グラフ5 業種別 3 秒以上のレスポンス平均速度

「医療化粧品小売業」「娯楽業」は2割強が1秒超

3秒以上のレスポンスのうち、ECサイトのみに絞り込んだ平均速度は6.67秒でECサイト以外を含めた全体の3秒以上のレスポンスの平均速度7.18秒より速い結果となった。

3秒以上かかったレスポンスの割合が突出しているのは、グラフ1グラフ2グラフ4同様「医療化粧品小売業」と「娯楽業」である(グラフ6)。この2業種は、1秒以下の割合においても全体(グラフ4)、ECサイトのみ(グラフ6)いずれにおいても他に比べてかなり少なく、3割弱が1秒を超えるなど全体的に課題を残している。

グラフ6 業種別レスポンス速度の範囲別の割合

ECサイトにおける3秒以上のレスポンスは一日を通して一定量

3秒以上のレスポンスの平均速度を時間帯別で示すと、ECサイト(グラフ7)とECサイト以外(グラフ8)で大きな違いが見られる。ECサイトはバッチ処理時以外は平均速度が安定している一方、ECサイト以外では全体的に安定せず、1秒近くの高低差があった。時間帯別の詳細については後述するが、3秒未満を含む全レスポンスにおける時間帯別の結果では昼と夜に低下するピークがあり、ここでの結果とはかなり異なっている。

グラフ7 時間帯別3 秒以上のレスポンス平均速度
グラフ8 時間帯別3秒以上のレスポンス平均速度

一週間のうち平日の後半に速度が低下土・日は速い

曜日別レスポンス平均速度(グラフ9)では、平日の後半である木・金に速度が低下し、土日は顕著に速くなっている。多くの社会人が休日である土日にインターネットに没頭する人口が多いとは考えにくく、アクセスが少ないことが土日の速度回復の一因と予想できる。また、平日のように昼休憩や帰宅後などの決まった時間帯に集中することが少ないのも安定した速度を保っている要因であろう。

グラフ9 曜日別レスポンス平均速度[全業種]

木、金曜日の速度低下は、ECサイトで土日に商品が届くように注文するユーザーが多いためにアクセスが増えると考えられる。また、週末に向けてイベントなどの情報を収集するユーザーが多いことも考えられる。

木、金の12時~17時台が速度低下のピーク

時間帯ごとの曜日別平均速度(グラフ10)を見ると、6時~11時台、12時~17時台では全時間帯同様に木、金の速度低下が見られるが、18時~23時台の時間帯のみ傾向が異なり平日の前半の方が速度がやや低下している。12時~17時台は曜日による速度差が大きく、木曜日と日曜日で0.1秒以上の差がある。全体的な一週間のサイクルとしては、木、金曜日の昼休みにWebサイトを閲覧して情報を集め、土日の閲覧は少なめという行動パターンが見えてくる。

グラフ10 曜日別レスポンス平均速度[全業種]

BtoB向けサイトでは週明けに速度が低下

「医療化粧品小売業」では、月、火が最も遅く、週末に向けて徐々に低くなっている(グラフ11)。「医療化粧品小売業」内で詳細をみると、BtoC向けのサイトは全業種の平均と同じく水、木のレスポンスが低下するが、たとえば株式情報や医療関係者向けのコンテンツがあるなど、BtoB向けのコンテンツが主体のサイトは週明けにアクセスが増える傾向が見られ、レスポンス速度が低下する傾向がある。

「宿泊・旅行業」では、月曜日と木曜日に大きく低下がみられた(グラフ12)。詳細は掲載していないが、ツアー系のサイトでは月曜日にレスポンス低下のピークがあり、ホテルのサイトでは木曜日にピークがある。

グラフ11 曜日別レスポンス平均速度[医療化粧品小売業]
グラフ12 曜日別レスポンス平均速度[宿泊・旅行業]

ECサイトは木曜日、ECサイト以外は金曜日がピーク

ECサイトとECサイト以外に分けて曜日別のレスポンス平均速度の推移をみると、ECサイト(グラフ13)では木曜日、ECサイト以外(グラフ14)では金曜日に速度低下のピークがある。ECサイト以外では曜日ごとの速度差が大きく、土日の速度の回復が顕著である。

グラフ13 曜日別レスポンス平均速度[全業種]
グラフ14 曜日別レスポンス平均速度[全業種]

ECサイト以外の衣料・アクセサリー小売業は日曜日にピーク
食料品小売業ではECサイト以外の方が速度が低下

ECサイトの目的が商品の販売であるのに対し、ECサイト以外では商品の詳細な情報や企業の情報など情報発信が主な目的である。ユーザーの目的と表示速度を併せて考えると、行動パターンを推測できる。たとえば、「衣料・アクセサリー小売業」(グラフ15)では、ECサイト以外は日曜日の速度が低下している。主にブランドサイトなどが対象となっているが、ユーザーが週末に実店舗で見かけた商品などの商品情報をブランドサイトで確認するケースが予想できる。

「食料品小売業」(グラフ16)では、「衣料・アクセサリー小売業」とは異なり、ECサイト以外の方が全体的に速度が遅い。また、ECサイトは全業種と同じく速度低下のピークは木曜日だが、ECサイト以外では全体的に速度が低下している。「食料品小売業」はメーカーサイトなどでキャンペーンやレシピ情報などを掲載していることも多く、大手では実際の商品パッケージや広告、テレビCMから商品サイトに多数流入しているであろうことから、メディアと連動して多くのアクセスがあると考えられる。

グラフ15 曜日別レスポンス平均速度[衣料・アクセサリー小売業]
グラフ16 曜日別レスポンス平均速度[食料品小売業]

昼休みの時間帯のレスポンスが最も低下

時間帯別のレスポンス平均速度では、全業種の平均速度(グラフ17)で8時台から速度は遅くなり、12時台にピークを迎えたのち徐々に速くなっている。その後19時台を境に再び速度は低下しはじめ、22時以降はまた速くなっている。多くの社会人の生活と照らし合わせてみると、昼休みと就寝前の時間帯にWebサイトの閲覧が多く、速度に影響していると考えられる。

就寝前より昼休みの時間帯の方がレスポンスが低下していることは注目すべきである。スマートデバイスの普及およびモバイル接続環境の整備により、PCにあまり関わることのない職種のユーザーも昼休みに私用のスマートフォンなどからアクセスするようになったと考えられる。昼休みの時間帯のWebサイトへのアクセスはここ数年で、大きく増加したことであろう。

グラフ17 時間帯別レスポンス平均速度[全業種]

平日のメディアは通勤時間帯がピーク

平日と土日で時間帯別の平均速度を比較すると(グラフ18)、昼間の時間帯の速度差が顕著に表れている。土日は平日に比べて、一日を通してWebサイトの閲覧行動が少ないことが予想される。

グラフ18 時間帯別レスポンス平均速度[平日と土日]

特徴的だったのは「メディア」(グラフ19)で、午前4時台から6時台に急激に低下した速度が午前10時台まで持続し、以降は急速に回復している。メディアはニュース記事が中心のサイトが多く、通勤から始業時間前のトラフィックが集中していることが考えられる。一昔前まで通勤中や始業前に読まれていた新聞が紙媒体からインターネットに代わり、通勤中に閲覧されるようになったことが考えられる。

グラフ19 時間帯別レスポンス平均速度[メディア]

なお、早朝3時~5時が低下するのは、各サイトで購買や取引データのバッチ処理を行っているためである。

ECのみでも昼休みの時間帯がピーク
衣料・アクセサリー小売業、総合小売業では夜

ECサイトのみの時間帯別のレスポンス速度の推移(グラフ20)を見てみると、全体での結果(グラフ17)と類似の結果が得られた。業種別に速度低下のピークの時間帯を調べてみると、「衣料・アクセサリー小売業」(グラフ21)、「総合小売業」のみ夜の時間帯に速度低下のピークがある(グラフ22)(※ただし、バッチ処理の時間帯(2時~5時台)を除いて集計)。また、検索画面に絞り込んだ際にもピークは夜の時間帯にシフトした(グラフ23)。

夜の時間帯、つまり帰宅後~就寝前にサイトを閲覧するメリットは、時間をかけて閲覧できることである。じっくり検討したい商品ほど夜の時間帯に、検索機能を利用して閲覧していると考えられる。昼休憩や移動時間などのいわゆる「隙間時間」に閲覧した商品を、帰宅後にじっくり見直し比較検討するという行動は十分に考えられる。

グラフ20 時間帯別レスポンス平均速度[全業種]
グラフ21 時間帯別レスポンス平均速度[衣料・アクセサリー小売業]
グラフ22 時間帯別のレスポンス速度の平均値[総合小売業]
グラフ23 時間帯別レスポンス平均速度[検索画面]

まとめ

平均的には、実感の印象よりも安定した結果が得られた。今回の調査では通信環境が一定なのでそう感じるのかもしれない。企業格差は業種にかかわらず大きく、また一時的な負荷に弱いサイトも目立った。

業種の差は負荷に対する意識の違いか

今回の調査では、「医療化粧品小売業」「娯楽業」が全体的に課題が大きい印象である。ECサイトでの課題は商材の複雑さ、商品点数の多さなどが速度に関連してくるが、商品点数にの多さの割に今回の結果では問題が見当たらなかったのが「総合小売業」である。もともとカタログ通販事業を行っていた企業や百貨店が多く、ECサイトではお中元、クリスマス、お歳暮などの時節によるギフト品の売上が多いことから、アクセス集中に対する意識は高いのかもしれない。負荷対策を予め施しているかどうかが表れている可能性がある。

スマートデバイスの影響が浮き彫りに

今回の調査で、ユーザーのライフサイクルに寄り添った閲覧行動が想像できる結果が得られたことは、スマートデバイスの台頭によるところが大きい。また、ユーザーがよく閲覧する時間帯に合わせて運営企業側がメルマガやセールなどの宣伝活動を行うなど、ユーザーのライフサイクルに合わせて運営を行っていることもアクセス集中に拍車をかけている。テレビコマーシャルやメルマガに加え、携帯クーポンなど携帯電話やスマートフォンを利用した販促ツールなどと連動したプロモーションで、アクセスが増加するなどのケースも多いだろう。

速度に関する今後の課題

現在は、アクセスログを確認して全体的にトラフィックの多い時間帯にセールを打ち出したり、クリック率の高い曜日にメルマガを打つなど、コアターゲット層のライフサイクルの傾向に合わせて対策している企業が多いのが実情である。しかし、ECサイトによっては社会人や主婦、学生などユーザーが幅広く、それぞれライフサイクルは変わってくるはずである。スマートフォンやソーシャルメディアなどによりユーザー個々人のライフログが記録されている現代、さまざまなパーソナルデータを活用して顧客一人ひとりに合わせた戦略を行うのもまた速度への対策であり、ひいては顧客満足・売上向上につながるであろう。一時的な負荷に弱く安定しない場合は、通常時に合わせてインフラを準備したことが原因のひとつと考えられる。インフラ選定時には、通常時、セール時、バッチ処理時などの負荷の違いを考慮し、どこに照準を合わせるかを熟考すべきである。加えて、ECサイトは特に商品点数やカテゴリなどの変動が大きく、規模の成長に応じてアクセス数も変動することから、定期的にサイジングを行いシステムを見直すなどの対策が必要である。

調査概要

調査概要は次のとおりである。

  • 調査対象企業

    調査対象BtoCのECサイトの売上上位企業、及びWebを活用した事業に注力していると弊社が判断した企業の中から無作為に選出

  • 調査対象企業数

    986社

  • 調査業種

    日本標準産業分類の産業分類に基づき、以下の業種に分類した。

    • IT
    • スポーツ・本・音楽・玩具小売業
    • ポータル
    • メディア
    • 衣料・アクセサリー小売業
    • 医療化粧品小売業
    • 飲食業
    • 運送業
    • 卸売業
    • 家具・家庭用品小売業
    • 学習
    • 機械
    • 金融
    • 娯楽業
    • 交通
    • 公共
    • 自動車・パーツ小売業
    • 宿泊・旅行業
    • 情報通信業
    • 食料品小売業
    • 人材派遣
    • 製造業
    • 総合小売業
    • 電機製品小売業
    • 不動産
    • その他

調査方法

対象としたサイトの一定の種類のページに対して、レスポンス速度を測定するためのスクリプトを、15分間隔で実行した。ここで表す「レスポンス速度」とは、HTTPリクエストを送ってからそのページのHTMLソースがすべて返ってくるまでの時間を指す。

一定の種類のページとは次のとおりである。

  • トップページ
  • サイト内検索結果(フリーワード、カテゴリ)ページ
  • 会員ログインページ
  • 特集ページ

調査データ概略

  • 調査した期間: 2013年6月5日~2013年7月26日(52日間)
  • 調査のために取得したデータ件数: 11,565,969件
この記事の筆者

株式会社神戸デジタル・ラボ

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Web担当者はWeb脳を捨てよ! 会社に貢献するためのマインドセットをKDDIウェブの高畑哲平氏が伝授 [【レポート】Web担当者Forumミーティング 2013 Autumn] | Web担当者Forum

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Web担当者が企業の業績に貢献するためのマインドセットとはどのようなものか。入社当時、マーケティング担当者として会社でくすぶっていたという、KDDIウェブコミュニケーションズ 取締役副社長の高畑哲平氏が、「Web担当者さん、あなたの仕事は会社の業績にホントに役立ってますか?」をテーマに、従来のWeb担当者やWebマーケッターの概念を取り払い、会社により貢献するための考え方を語った。

会社に貢献できるWeb担当者・マーケッターに

株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ
取締役副社長
高畑 哲平氏

まず高畑氏は、2006年にKDDIウェブコミュニケーションズ(当時は株式会社CPI)にWebマーケティング担当者として入社した当時の様子を語った。当時は業績に役立つことができなかったことを明かし、どのように会社に貢献できるようになっていったかを話していく。

また高畑氏は、理想のWeb担当者の姿として、Web担当者Forumの連載マンガで掲載された「うさぎ薬局の事例」を紹介し、興味のある人はぜひ読んでほしいと語った(高畑氏も同マンガに登場している)。

入社直後の高畑氏はマーケティング担当として活動するが、実際の業務はリスティング担当として代理店とミーティングすることで、時間を持て余した状態だったという。また、会社が右肩上がりで成長する一方、「自分自身が赤字だった」と高畑氏は話す。同世代の活躍を目にするようになり、このままではいけないと感じた高畑氏が、会社に貢献できるようなWebマーケティング担当となり、副社長にまでなった経験が今回の基調講演の趣旨だ。

入社から約半年、会社に貢献するには「永続的な事業にかかわる仕事やタスクを行わなければならない」と気づいた高畑氏が目指したのは、昨年ごろから米国で急増している「Growth Hacker(事業成長をハックする人)」に近い役割だ。事業を成長させるように働くために、ベースとなっていた数十件のリスティング広告を見直し、受注数を右肩にに増やし続けることを考え、これまでやってきたWebマーケティングの概念を取り払って事業成長だけにコミットし、そのために何をやって顧客をハッピーにできるかを考えたという。

サービスのファンが潜在客や見込客を連れてくる

高畑氏のマーケティングの考え方は「1:n」が前提となっており、2006年からその考え方は変わっていない。投資したら「n分」だけ無限大に増えていく戦略を採用するのが高畑氏の言う「1:n」の基本的な考え方だ。たとえば、「10万円の投資で20ユーザー獲得できる施策」と「100万円の投資で不確定だが100万ユーザー獲得できる可能性がある施策」がある場合は、後者を選択するという。その理由は、「投資対効果が見えてしまうものは成長の限界が見える」からだ。

また、経営者は常にコストを抑えたいと考えているため、マーケティング担当者は比較的数字の追いやすいリスティング広告だけを行うのではなく、一定のコストで売上を右肩上がりにすることをベースに考える必要がある、と高畑氏は話す。

実際に右肩上がりで成長させた事例として、高畑氏は同社が運営するクラウドCMS「Jimdo(ジンドゥー)」のユーザー獲得施策を解説する。まず高畑氏は、顧客を5段階に分類した基本思想を示す。

  1. 潜在客
  2. 見込み客
  3. 利用客
  4. 顧客
  5. 得意客
高畑氏の考える基本思想は、3~5番の利用客から得意客までが、1~2番の潜在客と見込み客を連れてきてくれるというもの。

乱暴な言い方をすれば、全力で施策を行うのは利用客以降の顧客で、これらの顧客をファンにすれば、潜在客と見込み客を連れてきてくれるというのが私の基本的な思想(高畑氏)

そのため、「Jimdo」のトップページは商品説明ではなく、ログインボックスをメインに配置したランディングページ型になっている。サービスサイトに来る人は、すでにオフラインで説明を受けていることが前提で、「非常にリスキーではあるが、頑張って会社を回していくと効率がよい」と高畑氏は説明する。

実際に訪問するユーザーは「Jimdo」という検索ワードで入ってくることがほとんどで、「ホームページ制作」などのキーワードで入ってきて、説明を読んでからサービスを始める人は少ないという。Webサイトに着地する前に勝負を決める施策を行い、サービスを利用する気になっている人がWebサイトに来るというのが、Jimdoにおけるマーケティングの考え方だ。

Jimdoのトップページでは、登録フォームが目立つように設置されている。サイト訪問者の多くは、すでにサービスの概要をオフラインなどで理解しているという前提だ。

Web脳を捨て、オフラインの施策も考える

次に高畑氏は、「Webマーケティングとは何か? と聞かれて、リスティング広告やアクセス解析と答える人は多い。正解ではあるが、もっと広義に考えてみてはどうか、というのが今日の提案の1つ」と、Webマーケティングの認識をより広義に考えれば、仕事の幅が広がり、事業に貢献できると話す。

Webマーケティングにかかわらず、Webの仕事をしている人は、すべてのアクションや施策をWebで行おうとする“Web脳”になっている。Webを利用しない層もいるし、電車の中でスマートフォンを触っている人はほとんどゲームをやっていて、インターネットにはつながっていない。どんなにSEOやSEMをやっても、これらの人たちには届くはずがないという事実に、意外と気づかない(高畑氏)

このように“Web脳”がWebマーケティングの大敵となることを高畑氏は示す。固定概念に縛られず、自分の生活リズムを考えれば、Webに触れていない時間が多いことに気づくはずだ。そしてWebだけにとらわれず、消費者の行動プロセス全体を設計すべきだと高畑氏は述べる。

AISASモデルのうち、Search(Search Engine)とAction(Website)がWebマーケティングの仕事だと考えている人は多いが、自分はAISAS全体がWebマーケティングの領域であり、これらすべてを設計できなければ、会社としてはWeb担当者をおそらく評価できないと思う。Search EngineとWebsiteだけをやっても購買は完結しないため、購買に関るすべての設計を行う必要がある(高畑氏)

高畑氏が考えるWebマーケティングの領域。「OFF(オフラインの領域)」でも、Web担当者として貢献できることを考える。

もちろん、AISASのうち、ユーザーの状況がオフラインにあることも多いが、オフラインの状況でも気づいてもらえることはある。一般的に、オフラインの施策はWebマーケティングの仕事ではないと思われるかもしれないが、購買活動につながるのであれば設計を行う必要があり、駅の広告などにも関る必要がある。Webの強みと弱みを理解することも必要だ。

オフラインの設計が最終的なコンバージョンに貢献するのであれば、Web担当者の仕事にしてもよいということを提唱したい。Webでは、検索エンジンのキーワードでトップになることを目指すかもしれないが、検索するユーザーはかなり能動的なユーザーで、インターネットは興味を持っていない人を振り向かせるのには向いていない(高畑氏)

事例として高畑氏は、ブランドにまったく興味がない人が、あるブランドの財布を購入するまでを自身の経験を含めて説明する。興味がなければ、そのブランドを検索することがなく、Webサイトを見ることもない。しかし、そのブランドと高畑氏が好きなアーティストがコラボレーションしていることをショーウィンドウで知った高畑氏は、商品に気づき、興味を持ち、初めてそのブランドのWebサイトを訪問し、実店舗で財布を購入するまでにいたった。

そして購入した財布をFacebookで共有すると、2人の友人が同じ財布を購入した。「現在の生活はオンラインとオフラインの明確な境目がなくシームレス。オンラインだけでなく、オフラインも設計する必要がある」と、高畑氏はオフラインとオンラインが入り組んだ例を示した。

柔軟に考えて5W2Hを最適化していく

続いて高畑氏は、新潟県燕三条市の「米山工業株式会社」がJimdoで制作したWebサイトによって、売上を伸ばした事例を示す。

チタン製の精巧なiPhoneケースを販売するページをJimdoで制作した米山工業だが、1万円のiPhoneケースを8か月で1,000個販売したという。特別にユーザービリティやデザインに優れたWebサイトだというわけではないが、フリーのWeb制作サービスを使って作り、購買につなげているこのケースを示した高畑氏は「本当に良い物であれば、Webは最後の購入のポイントにしかならないのかもしれない」と話す。

業績を上げた米山工業は、現在は独自ドメインのホームページを展開している。Webで施策を行わなくても、良い物としてクチコミで伝播することが示された事例として興味深い。

この米山工業の事例を5W2H(Why、Who、What、When、Where、How、How Much)で分析する高畑氏は、「Why」については単純にiPhoneが好きでケースを作っただけとする。これまでB2Bで金属加工を行っていて、消費者に物を売ったことがない米山工業は、チタン製のiPhoneケースを作ったことで初めてWebサイトを作ったが、逆から考えれば、Webサイトで売るためにはどのような商品を作ればよいかという最適化ができていると高畑氏は言う。

少し強引ではあるが、と高畑氏は前置きしながら、優れた金属加工技術という「What」を「How」でiPhoneケースに切り替えて物を作り、インターネットに詳しい購入者が伝播し合い、人気商品になったと説明する。Webサイトや広告で金属加工をアピールするのも1つの考え方だが、インターネットに合わせて商品を変えて成功した例である。

Web担当者としてインターネットに最適なビジネスを考える

高畑 哲平氏

また、最適化の事例として、高畑氏が関っている宮古島のプロジェクトも紹介された。宮古島は、観光面では石垣島に負けている状況だが、トリップアドバイザーがクチコミコミで選んだ「人気ビーチ トップ10」のうち8つが沖縄県から選ばれ、宮古島のビーチは2つランクインしている。一方の石垣島はランク圏外だが、観光面では勝っている。

宮古島はキレイな海があっても観光業が発展せず、公共事業に経済を頼っている状態だという。そこで創られたプロジェクトが「Re:Charge」。ITやクリエイティブの「新しいはたらきかた」を実現し、IT技術者やクリエーターが幸せを感じながら働き、地域を活性化させていくというものだ。

ITは場所を選ばず、PCと無線LANさえあれば仕事ができ、観光業に比べて環境を破壊することがないため「都市問題と島問題を融合し、非常に最適化された事例」と話す高畑氏は、「会社においてWeb担当者が存在価値を示して業績に貢献したいなら、インターネットの本質を捉えながら会社の事業を最適化することが最も重要」だと説明する。会社の技術を使って、インターネットに最適な商品をWeb担当者が考えることも求められていると考え、会社を変えるようなことをすることも重要な1つの選択肢だ。

もう1つの事例として、高畑氏は石川県能登地方で地域活性活動を行っている知人に「沿岸部の人は地元の魚が一番おいしいと思っているため能登の魚は売れないが、たとえば海無し県の長野では売れる」と言われたことを紹介する。

非常に当たり前の言葉だが、Web担当者は忘れがちではないだろうか。自分の商品をWebにあげるだけでなく、だれが欲しがっているのかということをもっと考えれば何かが起こるはず(高畑氏)

インターネットで長野の人に自然に告知することは難しいため、柔軟に考えてインターネットだけでなく、長野のフリーペーパーで紹介してもらうなどのオフラインの活動をWeb担当者がやってもいいのではないか、というのだ。

最後に高畑氏は、「Webマーケティングとは」という課題の回答を示す。

オンラインやオフラインで何でもできてしまうが、線を引くこともできるはず。線引きをして、横文字などで経営者をごまかすことは簡単だが、その能力を広げて線引きし直し、これまでやってきていない領域を考えてみてもよいと思う。そのほうが絶対に楽しいし、得るものが多い。改めて、電車に乗っている間に周りを見て、インターネットやWebがどの時間にどうやって見られているかを考えるだけでも、大変勉強になるはずだ(高畑氏)

Web担当者として会社の業績により広く貢献するためのポイントを、高畑氏は「Web脳を捨てよう」「ON/OFFの境目なし」「5W2Hの最適化」の3つにまとめて強調し、基調講演を終えた。

この記事の筆者

執筆:野本幹彦

撮影:石川恵愛(Lab Inc.)

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オリジナル記事:Web担当者はWeb脳を捨てよ! 会社に貢献するためのマインドセットをKDDIウェブの高畑哲平氏が伝授 [【レポート】Web担当者Forumミーティング 2013 Autumn] | Web担当者Forum
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キノトロープ生田氏の考えるサービス・イノベーションのアプローチによるWebサイト構築とCMSの選び方 | Web担当者Forum

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CMSにはさまざまな特徴や機能を持った製品が多数あり、その選定はWeb担当者を悩ませます。しかし、そもそもWebサイトが果たすべき役割とは何であったかを見直すことで、おのずと答えは出てきます。

企業Webサイトがユーザーに提供すべきものとその実現方法を、サービス・イノベーションのアプローチから考えるとともに、CMS選定のポイントを解説します。

Webサイトに求められるのは「いかに価値あるサービスを提供できるか」

CMSを選定するうえで、そもそもWebサイトを何の目的で運用し、ユーザーに利用してもらうのかというところまで立ち返って考えてみることが大切です。

多くのユーザーにとって、Webは何らかの問題の解決ツールとしての役割を果たしています。現在のWebサイト構築や運用では、この点を強く意識することが求められています。インターネット黎明期のように「ただ情報を掲載しておけばよい」という時代ではなく、ユーザーに対して「いかに価値あるサービスを提供できるか」が重要です。

つまり企業Webサイトにとって、ユーザー(=顧客)が抱えている問題を解決して満足させることが目標であり、その満足体験の積み重ねがユーザーの感じる企業価値の向上につながります。

実店舗では、卓越したオペレーションを実施することで、ユーザーにサービスを体験してもらいますが、これがカスタマーエクスペリエンスの向上であり、おもてなしとなります。Webサイトもサービスを提供するという意味では同様であり、その実現には「サービス・イノベーション」のアプローチが求められます。

イメージカット

サービス・イノベーションのアプローチによるWebサイト構築

サービス・イノベーション

ここでは以下の両方の意味を含んで使用している。

  • 連続的な改善活動でサービスの生産性向上
  • これまでにない新しいサービスの創出

Webサイトの構築では、本や他の情報メディアと似たような制作過程を踏みます。しかし、唯一Webサイト特有といえる要素が、「ユーザーがどういう順番で見るかわからない」という点です。

Webサイトを訪れるユーザーは、必ずしもトップページから閲覧するとは決まっていません。むしろ、検索エンジンなどを経由して、トップページ以外の個別ページにたどり着くことのほうが多いのです。

ユーザーがどのような順番で閲覧するか制御できないということは、企業は自社の意志で情報を押し付けることができないということです。そこで考えなければならないのは、ユーザーが求める問題解決の手順と必要な情報やサービスです。

次の2点が、Webサイト構築とサービス・イノベーションを考えるうえでのスタートラインになります。

  • ユーザーとは誰なのかを見極めること
  • ユーザーが求めるコンテンツ(情報やサービス)を正しく提供すること

「ユーザー体験シナリオ」を使った提供すべきコンテンツの見極め

本稿だけでWebサイト構築のすべてを語ることはできませんが、その中からサービス・イノベーションへのアプローチとなる「ユーザー体験シナリオ」について紹介します。

ユーザー体験シナリオ」とは、企業とユーザーの関わり合いを明確にした資料だと言い換えることができます。

各ユーザーが抱える問題を最適な形で解決できる手順を可視化することで、Webサイトの入口(トップページではなくどこかのページかもしれない)から出口までが明確になり、それぞれの接点で企業が提供すべき情報やサービスを洗い出すことができます。

では、ユーザー体験シナリオを作るには、具体的にはどうすればいいのでしょうか。

ユーザー体験シナリオとは、人間(サービス提供者)が「作る」ものではなく、人間(サービス受益者)の平常的な活動から「抽出する」ものです。ユーザーが「本来成し遂げたいこと」に対して、「リアリティ」のあるシナリオを抽出することがポイントになります。その手順は次のとおりです。

  1. ゴール地点を決める(シナリオのテーマ。本来ユーザーが成し得たい事柄)
  2. ゴールに至るまでのタスクフローの限界までさかのぼる
  3. さかのぼった限界=スタート地点となる
  4. ゴールとスタートの間を埋める
  5. スタートからゴールに至るまでに登場する人物と関わり合いになるチャネルをすべて並べる
  6. 登場人物の「関わり合い」(アクションとリアクション)を記述する
  7. タスク別に、ユーザーのニーズ、ユーザーのニーズを満たすのに必要な事柄を埋める

ユーザー体験シナリオに記述すべき事柄は次のとおりです。

  • スタートとゴール
  • 登場人物とリレーション
  • タスクフロー
  • 各タスク単位のユーザーニーズ
  • ニーズを満たすのに必要な事柄

ユーザー体験シナリオは、ユーザーのニーズごとに必要となります。

ここで、「シナリオの数が膨大で、そもそもそのようなアプローチは不可能」と考える方がいるかもしれません。確かに、ユーザーの抱えるすべての問題を解決するユーザー体験シナリオを制作することは不可能でしょう。

しかし、「企業が提供できる範囲のサービスで、ユーザーニーズの80%を満たせるもの」と考えれば現実的になります。

一般的な企業であれば、10本程度のシナリオで70~80%のユーザーをカバーできるはずです。

ユーザー体験シナリオが完成したら、それを整理して「コンテンツプラン」に集約します。これがまさに、企業が提供しなければならないコンテンツ(情報やサービス)です。

ユーザー体験シナリオは、Webサイト構築に限定された話ではありません。企業が一方的に情報やサービスを押し付けるのではなく、ユーザーの声に真摯な態度で対応するための指針になるはずです。

ユーザー体験シナリオを実現するために必要な3つの要素

ユーザー体験シナリオはWebサイト構築のベースになり、サービス・イノベーションへのアプローチの最初のステップになります。

ただし、ユーザー体験シナリオからコンテンツ(情報やサービス)プランが導き出され、これがまさに企業が提供しなければならないコンテンツであると理解したからといって、Webサイトがすぐに構築できるわけではありません。

次に、以下の3つに取り組む必要があります。

  • 目的に応じた測定指標の設定
  • 運用・管理・更新体制のフロー化
  • コンテンツの一元管理

この中で1は、説明するまでもなく必要な物であり、社内プロジェクトを結成する理由にもなります。しかし、2と3は事前に考えられることはなく、その結果せっかくのユーザー体験シナリオも有効に運用管理されず機能を果たせないのが現状です。

さらに、そもそもコンテンツ(情報)がユーザーにきちんと伝わるものでないと、運用管理は意味を持ちません。運用管理のために必要なコンテンツの一元管理も、コンテンツそのものがわかりやすくなければ、管理する意味も必要性もありません。

運用・管理・更新体制のフロー化やコンテンツの一元管理を実現するうえで必要となるのが次の2つです。

  • 文章構造の統一
  • ガイドラインの策定

文章構造の統一とページ構成のコンポーネント化

ユーザー体験シナリオからコンテンツプランが導き出されていれば、コンテンツそのものの整理は終わっているといえます。次に考えるべきことは、そこで整理したコンテンツがユーザーに伝わるかどうかです。

そのためには、コンテンツそのものの文章構造とその構造で、どのようにページが構成されるのかを考えなければなりません。

たとえば、プレスリリースがさまざまなフォーマットでリリースされている企業があったとします。これは、日付とかタイトルなどでの検索が不可能であることを意味しています。ユーザーが探しにくいだけではなく、管理運用も負荷がかかることは明らかです。

文章構造がコンテンツを一元管理するための鍵であり、コンテンツの一元管理が運用管理の鍵であるといえます。

さらに、ページを構成するHTMLパーツ(コンポーネント)の文章構造を統一させることで、コンテンツの形式も定義されます。この形式に沿ってコンテンツを整理することで、データとしての一元管理が可能になります。

キノトロープでは、見出しや段落などのテキストや画像、レイアウト分割などのページ内で汎用的に使用できるHTMLパーツをコンポーネントと定義しています。そして、コンポーネントの集合体がテンプレートになります。テンプレートごとに定められた、コンポーネントの表示や非表示、繰り返しによってページを作成できます。

この考え方が、Webサイトにおけるサービスレベル向上の第一歩となります。

運用管理の質を高めツールの力を最大化するガイドライン

運用管理とコンテンツの一元管理は、密接にひも付いています。これを明確に定義しなければ、あるべき運用管理は見えてきません。

ガイドラインは、人の流れ、制作の流れをスムーズにし、品質向上を図ります

ツールは社員全員が使って初めて機能します。しかし、使いこなすまでの道のりは長くなります。利用者一人ひとりが、ツールの持つ意味や効果的な使い方を理解して活用することによって最大の力を発揮します。さらに、ガイドラインは次のようなメリットももたらします。

  • 品質の向上―― 制作者のレベルに関わらず、コンテンツの品質を一定以上に保つことができる。

  • コスト削減―― 制作者の誰もが決まったルールで手を加えることができ、作業を効率化する。

  • 発注の利便性―― 制作を内部の複数部署や外の制作会社に委託する場合、細かい説明をする必要がない。

ユーザー体験シナリオの実現を前提にしたCMS選びのポイント

これまで説明してきたことを実現するためには、何種類かのツールやシステムの導入を検討する必要があります。

その中でも一番重要なのが、コンテンツの一元管理やユーザーへのおもてなし機能をつかさどるCMSであることに議論の余地はありません。

CMSを検討する争点は、まさにこれまで述べてきたように、提供しようとするサービスレベルに依存することを肝に銘じておかなければなりません。

現在、CMS選定の議論では、「更新」に重点が置かれるケースが多く見受けられます。しかも、デザインやレイアウトの自由度を優先するあまり、ユーザーのおもてなしに何が必要なのかを忘れてしまっていることも少なくありません。もちろん、更新のサービスレベルを上げることも重要ですが、第一に議論すべきは「ユーザーに対するサービスレベルの向上」です。

CMS製品は、一般的に「大規模」「中規模」「小規模」とWebサイトの規模で大きく3つのカテゴリーに分かれています。これは、先ほどまで述べてきたサービスレベルとはまったく関係ない軸でのカテゴライズになります。これが、CMS選定を難しくしているのかもしれません。

もちろんWebサイトの「規模」の切り口での検討も必要であることはいうまでもありません。しかし、自社のサービスレベルを向上させることが、CMS導入の最終的な判断基準であることを忘れてはいけません。最低でもコンポーネントごとのデータの一元管理がスムーズにできなければ、サービスレベルの向上は絵に描いた餅になります。

さらに運用面を考えると、管理したコンテンツが個別に指定しなくても指定した場所に表示される機能も必要です。また、テンプレートとコンテンツが明確に切り分けて管理されていれば、デザインやレイアウトを柔軟に変更することができます。当然レイアウトの自由度は制限されてしまいますが、それ以上にコンテンツ管理が重要だということです。くれぐれも何を重視するべきか見誤らないようにしてください。

本記事の筆者 キノトロープ生田氏も講演
【2月13日(木)開催】キノトロープ主催 CMSカンファレンス

「CMS導入を成功させる!CMSの正しい選び方」
~国内で代表的なCMSベンダーが一挙集結!各製品を徹底解説!!~

本セミナーでは、CMSの導入や乗り換えを検討している企業のWeb担当者を対象に、CMSの対応種類、業種内容、規模では日本一の経験を誇る株式会社キノトロープと国内で代表的なCMSベンダーの日本オラクル株式会社、株式会社ジゾン、株式会社アシスト、アルファサード株式会社が一同に介し、CMSの選び方と導入のポイント、各製品の特徴について解説します。

「プロだけが知っているCMSの選び方・導入のポイント」と題したセッションでは、本稿の筆者である株式会社キノトロープの生田昌弘氏が登壇して、さらに詳しいCMS選びについて解説します。

開催概要

  • イベント名称: 「CMS導入を成功させる!CMSの正しい選び方」
    ~国内で代表的なCMSベンダーが一挙集結!各製品を徹底解説!!~
  • 日時: 2014年2月13日(木) 14:00~18:00 (13:30 受付開始)
  • 場所:UDXカンファレンス 秋葉原UDX南ウィング6F
  • 定員: 200名
  • 参加費:無料(事前登録制)
  • 主催:株式会社キノトロープ
  • 共催:日本オラクル株式会社/株式会社ジゾン/株式会社アシスト/アルファサード株式会社
「CMS導入を成功させる! CMSの正しい選び方」セミナーに参加申し込みする(参加無料)
※主催のキノトロープの申し込みフォームに移動します
この記事の筆者
生田昌弘氏のプロフィール写真

生田 昌弘(いくた まさひろ)

株式会社キノトロープ
代表取締役社長

1959年生まれ。岡山県出身。1985年に生田写真事務所を設立し、カメラマンとして活動を開始する。1993年12月にキノトロープを設立し、代表取締役に就任。以後、一貫した方針で数々のWebソリューションを築き上げる。現在もネットエバンジェリストとして布教活動を実践中。

主な著書に『Webブランディング成功の法則55』(翔泳社)、『CMS構築成功の法則』(技術評論社)、『Webサイト構築ワークフロー』(ソフトバンククリエイティブ)、『アクセス解析からはじめる Webサイト運用 成功の法則』(ソフトバンククリエイティブ)、『次世代Webサイト構築ワークフロー』(インプレスジャパン)など。

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グーグルがECの“認定ショップ”プログラムを開始 最大10万円まで損害を補償 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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グーグル日本法人は12月6日、ネット通販サイトでのトラブルを補償するサービスを試験的に開始した。同社のサービス審査基準を通った通販サイトの左下に常時認定ショップマークを掲載。認定サイトでトラブルが起きた場合、最大で10万円の補償金をグーグルが利用者に支払う。認定サービスを通じ、評価の高い通販サイトを検索で上位表示できるようにし、検索の信頼性を高めていく考え。

予定通り商品が届けられているか、注文から出荷までの平均日数、顧客の問い合わせに適切な対応ができているかなど審査。基準を満たしたサイトには優良であることを示すマークを付与する。

優良マークを付与したサイトで商品の破損などのトラブルが起き、両者間で解決できなかった場合、損害分の金額を最大10万円までグーグルが補償する。

審査を希望する通販サイトは、配送実績データや顧客対応データをグーグルに提供。あわせて、購買履歴データをグーグルが自動取得するプログラムをサイトに埋め込む必要がある。グーグルはサイトが提供した実績データと自動取得した購買履歴データを突き合わせて、通販サイトの自己申告に偽りがないか検証する。

現在、ユナイテッドアローズやエービーシー・マートなど、4社が運営するサイトを対象にサービスを始めている。現時点では大手に対する試験的なサービスの位置付けで、認定マークの取得や掲載にかかる費用は無料。今後、サービスを中小のECサイトに広げていくにあたって、掲載料金などの徴収を検討する。

ECサイトの安全性を補償するサービスは公益社団法人日本通信販売協会と日本商工会議所が「トラストマーク」を発行しているほか、トレードセーフ(本社東京都、岡本高彰社長)も「TradeSafeトラストマーク」を提供しているが、現状ではこれらのサービスは広く利用されているとはいえない。グーグルの認定マークは、ネットで簡単に申し込め、検索順位の向上につながるため、利用の拡大が予想される。

※Web担編注:グーグルは、こうしたサービスを利用していることを理由にサイトの検索順位を上げることは、通常は行っていない。

・Google 認定ショップ
http://www.google.co.jp/certifiedshops/

・Google 認定ショップ プログラムに参加
https://services.google.com/fb/forms/certifiedshopsinterestjp

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

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ヤフー、クリテオ、リクルート住まいカンパニー担当者が語る、テクノロジー・マーケティングの課題とは [ad:tech tokyo 2013 レポート by Yahoo!] | Web担当者Forum

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ad:tech tokyo 2013 レポート
by Yahoo!
ad tech:tokyo 2013で、ヤフー株式会社からスピーカーが
登壇したセッションについて内容をレポート。
[PR]

DSP/RTB、スマートデバイスやアプリ対応、増え続けるタグなど……新しいテクノロジーへの対応は、いつもウェブ担当者にとって悩みの種の1つだ。ヤフーは、マーケターがマーケティング活動にフォーカスできる環境を作り、デジタルマーケティングを加速させることに取り組んでいる。

ad:tech tokyo 2013の1日目に開催されたスポンサーワークショップ「Marketing × Technology」では、企業が取り組むテクノロジーとマーケティングの課題についてのセッションが行われた。

モデレータは、ヤフーのテクノロジーソリューションを統括するマーケティングソリューションカンパニー テクノロジーソリューション部の石井。スピーカーとして、提携サービスであるクリテオの鈴木氏と、広告主であるリクルート住まいカンパニーの成田氏を迎えて進めた。

顧客の「深度」も加味し入札できるリターゲティングとレコメンデーション

クリテオの鈴木氏

ワークショップは、クリテオ鈴木氏によるサービス紹介から行われた。

2005年創業、アドテクノロジーの会社では珍しくフランスに本社を持つクリテオは、もともとeコマースサイトのレコメンデーションシステムを提供する企業としてスタートした。その後レコメンデーションの統計解析の仕組みをアドテクに流用することでこの分野に進出し、現在では42か国、6000以上のパブリッシャー、4000以上のクライアントを持つ。

クリテオのサービスの最大の特徴が、レコメンデーションとリターゲティングを融合させたディスプレイ広告だ。

たとえば、あるeコマースサイトを訪れたユーザーが、その後、Yahoo! JAPANの広告が配信されるページを訪れたとします。そこに出る広告としてクリテオが表示される際には、我々は、ユーザーごとに内容が異なる動的なバナーを表示します。バナーに表示されるクリエイティブは、そのユーザーが以前に訪問したeコマースサイトで見た商品や、その商品と関連が深い商品などのレコメンドを組み合わせたものです。

我々の広告の特徴は、ユーザーの興味関心の「深度」に応じて広告を出し分けたり、入札価格のコントロールをしたりできるため、非常に効果が高いということです。

(鈴木氏)

クリテオの特徴としては、次のようなものがある。

  • サイトに訪れたユーザーを配信対象に、リターゲティングのディスプレイバナーをクリテオのネットワークで配信する。

  • ディスプレイ広告には、ユーザーが回遊したページの商品(リターゲティング)やそれに関連する商品(レコメンド)が表示される。

  • 「カートページに進んだ顧客には高額入札」など、ユーザーがどの階層まで見たかによって入札価格を調整できる

さらにクリテオでは配信されるパブリッシャーの面ごとにボタンや背景などバナーのクリエイティブや、表示されるアイテムも含め常に効果を上げるために自動で最適化を続けている。

どういう企業がクリテオのサービスに向いているのか」という石井の質問に対して鈴木氏は、以下のポイントを挙げた。

  • 「総合通販」「衣料品」のような日常的にサイトを訪れるeコマースサイト、または、「人材」「旅行」「不動産」を扱うようなサイト
  • カタログデータやページ階層が整理されているサイト

一方、ページ階層ごとに異なるタグを設置したりすることによる導入負荷や、サイト訪問者を中心に広告配信するリターゲティングというサービスの性質上、広告主により向き、不向きが存在するようだ。

タグ設置の導入負荷については、タグマネジメントツールの利用が有効だ。クリテオでは、ヤフーが提供するYahoo!タグマネージャーを公式に推奨している。

クリテオを効果的に活用しているSUUMO

リクルート住まいカンパニーの成田氏

次に、リクルート住まいカンパニーの成田氏から、自社の紹介とクリテオの事例紹介が行われた。

月間1070万ユーザー、成田氏が「オンラインで住まいを探している人のおおよそ2人に1人がユーザー」と語るように、住まい探しでは非常に高いブランド力を持つ「SUUMO」。成田氏は、そのミッションである「ユーザーの集客」に対してクリテオが発揮している効果について、こう語った。

特にリターゲティングとレコメンデーションに相性のいい領域の場合には、とても費用対効果の高い実績を残しています。

リスティングを集客の中心としながら、スタティックのディスプレイ広告とクリテオのようなダイナミックディスプレイも新たに集客の柱として今後も組み合わせていきたいと思っています。

(成田氏)

SUUMOには、新築分譲マンションや賃貸などさまざまなサービス領域がある。いずれの領域でも「許容CPA内」としながらも、コンバージョン数やCPAなどの指標をクリテオと他の集客施策で比べると、領域によって大きな違いがあるのだという。

過去SUUMOでも興味・関心別のリターゲティングを「実は手運用で行っていた」という成田氏は、クリテオのサービスについて「深度に応じた入札をスケーラブルにコントロールできるというメリットは、とても大きい」と語った。

タグマネジメントやスマホ対応など課題は多いが……

次に成田氏が、SUUMOが現在取り組んでいるテクノロジー上の課題について語った。

  • リスティングはどこまで改善可能か?

    集客のベースとして質・量ともに効果的な施策であるリスティング広告だが、効率化の天井が見えてくると、そこを改善するテクノロジーが登場するということの繰り返しになっている。

    直近ではGoogle AdWordsのRLSA(検索広告用リマーケティング リスト)のような、検索時に広告が表示されていない「広告在庫」を活用した新機能などに期待している。

  • 複数のDSPで自社が入札を競いあう「重複Bid」への懸念

    複数のネットワークを利用しているため、1人のオーディエンスに対して複数のネットワークから自社の入札が競合しあい、結果的に自社で値をつり上げてしまう「重複Bid」の状況になっていないかということを懸念している。

    こちらについては、抜本的な解決策について検討している。

  • 増え続けるタグによるサイトレスポンスの悪化

    DSP、リターゲティング、アクセス解析など、さまざまなサービスを利用しているので、そのたびにサイトに埋め込むタグが増えており、そのためにサイトの表示パフォーマンスに影響がでてきている。このため、SUUMOでは、いち早くYahoo!タグマネージャーなどのツールを導入した。

  • スマートフォンでの集客

    スマートデバイス、特にスマホは移動中の隙間時間に閲覧されることが多いが、アプリに注力すべきかモバイルウェブに注力すべきか、また、OSやデバイスごとの予算配分など、選択肢や課題が非常に多い。

なかでもタグが増えることによるレスポンスの悪化が最も大きな課題だと語る成田氏に対して、モデレータの石井からは、ヤフーの提供するタグマネジメントシステム「Yahoo!タグマネージャー」に関して紹介が行われた。SUUMOをはじめとする2000クライアント以上の広告主が導入しているツールだ。

ヤフー マーケティングソリューションカンパニーの石井

タグの問題については、我々の提供しているYahoo!タグマネージャーで解決できます。

単にタグの管理をするだけのツールではなく、タグの処理をブラウザ上で行わずJavaScriptの読み込み処理を別で行う「サーバーダイレクト型」という形式でもタグを配信でき、ページの読み込み処理に影響を与えないのが特徴です

(石井)

Yahoo!タグマネージャーのOEM提供元であるブライトタグ社が特許出願中の「サーバーダイレクト型」であれば、タグの読み込みはブラウザの処理とタグの処理を別で行うため、サイトのレスポンスに影響を与えない。サイト環境にもよるが、レスポンス向上によるアクセス数のアップが期待できるという。

また、タグマネージャーでのイベントトラッキングによる複雑なリターゲティングなど、高度なマーケティングも可能だ。

今後のスマートフォンやタブレットの市場環境について「アプリ単体やウェブ単体ではなく、モバイルウェブとアプリとのシナジーが重要だ」と語った石井は、最後に、ヤフーのテクノロジーソリューションとして、次のように語り、ワークショップを締めくくった。

マーケターが解決しなければならない課題を、Yahoo!タグマネージャーをはじめとするソリューションにより解決していきたい。

それにより、本来行うべきマーケティング活動へフォーカスできる環境を作り、デジタルマーケティングを加速させることがヤフーの使命であると考えている。

(石井)

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オリジナル記事:ヤフー、クリテオ、リクルート住まいカンパニー担当者が語る、テクノロジー・マーケティングの課題とは [ad:tech tokyo 2013 レポート by Yahoo!] | Web担当者Forum
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「ビジネスに貢献するスマホ対応」セミナーをビービットが1/24に開催 [ニュース] | Web担当者Forum

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「ビジネスに貢献するスマートフォン対応とは? ~『よくある誤解』と成功先進事例に学ぶ~」と題したセミナーを、ビービットが1月24日(金)に市ヶ谷で開催する。

「スマートフォンによるユーザー行動の変化を、ビジネスにどう活かせばよいのか」を解説する内容で、講師は同社コンサルタントの三木氏。

セミナーでは、ユーザーのスマートフォン利用行動やWebサイトのスマートフォン対応に関する「よくある誤解」を紹介したうえで、次のような内容を解説していく。

  • 「ビジネス貢献」の観点から見たスマートフォン対応レベルの決定方法
  • スマートフォン対応でビジネス成果を創出している具体的な先進事例

■開催概要

  • イベント名称:ビジネスに貢献するスマートフォン対応とは?
    ~「よくある誤解」と成功先進事例に学ぶ~
  • 開催日時: 2014年1月24日(金)16:00~17:30
  • 場所:株式会社ビービット 5階 セミナールーム
    千代田区九段北4-2-1
  • 参加費:無料
  • 主催:株式会社ビービット
  • 詳細情報と申し込み:http://www.bebit.co.jp/columntalk/seminar/seminar20140124.html

この記事の筆者

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレスビジネスメディア
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

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Googleアナリティクスのコンサルティングで、必ず最初に確認する3つの設定項目(第84回) [衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座] | Web担当者Forum

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コンサルタントという商売上、多くの会社や人から、Google アナリティクスのアカウントの設定内容を見せてもらう機会があるのだが、やり方が間違っていたり、最低限備わっている簡単な機能すら使っていなかったりすることが多いのが実態だ。何事も「はじめが肝心」と言われることが多いが、Web解析ツールでもやはり最初が肝心なのだ。

どうしてもWeb解析のデータなどは、「数字を早く見たい」「改善に生かしたい」ということで気がはやってしまう傾向があるが、いい加減な準備しかしないで収集しはじめたデータは、正確性も低いし使いにくいことが多い。結局ツールの特性をきちんと理解し、その能力を最大限に生かす準備をしてから取り組むのがよい。急がば回れなのだ。

各種設定に関しては本連載の最初の方で順を追って解説してきたが、今回は私が実際行っている最重要項目を3つをご紹介しよう(さらに必須ではないが重要な2つの項目も紹介する。

必須1設定にまったく手を付けない「ビュー」を1つ残しておくこと

最初に確認するのは、設定にまったく手を付けない「ビュー」を作成してあるかどうかという点だ。

ほとんどの人が書いていない最大の盲点なのではないかと思っている。知っていても、すぐ何かの役に立つものでもない予防策でしかないのがその理由だろう。でもあえてこれを最初に持ってきた。

Google アナリティクスにログインした際に、まず該当のアカウント(図1赤枠部分)、プロパティ(図1青枠部分)、ビュー(図1緑枠部分)の構造を見る。もっともシンプルな形は図1のようになっている。

図1:アカウントリスト画面での表示例

1つのGoogle アナリティクスのアカウント1つのプロパティがあり、その下にビューが1つ作成されているデフォルトの状態がこれだ。それぞれの階層構造別にインデント表示(階層別に字下げされて表示)されているので、すぐにわかる。

どうなっているべきか

もし、まだGoogleアナリティクスを導入したばかりで、何の設定もしていない段階でこの状態なのであれば、デフォルトで生成されているこのビューには手を付けずに、新しいビューを1つ作成して、そこで諸設定を行ってくださいとお願いすることにしている。

つまり図2のようにビューをもう1つ作成(図2赤枠部分)してそこで諸設定を行い、デフォルトで作成されるビュー(図2青枠部分)には手を付けないということだ。

図2:アカウントリスト画面での表示例

なお1つしかないデフォルトのビューに対して、すでに各種設定を施しているなら、その継続性をわざわざ壊す必要はないので、新しいビューを作成して、そのビューに対しては何も諸設定を施さないまま放置しておけばよい。

なぜ必要なのか?

では、なぜまっさらなビューを残しておく必要があるのだろうか。Googleアナリティクスでは、プロパティはデータ収集の単位で、ビューは集計単位を意味する。わかりやすく言えば、デフォルトで作成されたビューは収集したデータそのものをレポートしているが、設定を加えたビューはその収集した元データからさまざまな処理を加えたデータをもとにして作成されたレポートということになる。

つまり図1の状態で、各種フィルタなどをデフォルトのビューに設定すると、大元の収集データがどういう状態だったのかを確認しようがないので、何かトラブルがあったときに、大元の収集データ自体を確認することができない。だから大元の収集データをそのまま残しておくために、何も手をつけないビューを1つ残しておくことが重要なのだ。

Google アナリティクスは無償の高度なWeb解析ツールだが、無料なので公式的なサポートはない。何かあった場合は自己解決が原則だ。その何かがあったときに比較すべき大元の収集データがなければ、何がどうなっているのかの事実確認が難しくなる。面倒だが、必ずトラブルや不思議なことが起こるという前提で最初にもう1つビューを用意して、そこで諸設定を行ってほしいのだ。

アカウント、プロパティ、ビューの3階層構造のしくみについて詳しく知りたい方は、以前の記事を参照してほしい。

新規ビューの作成方法

新しいビューの作成方法については、下記を参照してほしい。当時のGoogleアナリティクスでは、ビューのことを「プロファイル」と称していたが、現在は「ビュー」という言葉が使われているので、そこだけ読み替えてほしい。

  • 2.目標設定を行うこと
  • 3.集客施策に対する準備を行うこと

必須2目標設定を行うこと

Eコマースサイトの「購入」のように明確な目標がないサイトでも、目標設定を行っておこう。

設定していないことによるデメリット

目標設定をしないとどれだけもったいないかをまず説明しよう。図3はレポートの左側に表示されている主要なレポート群のメニューだ。

図3:メニュー群

目標設定をしていないと、主要なレポートである「ユーザー」「集客」「行動」「コンバージョン」の4つ(図3赤枠部分)のグループの一翼を担う「コンバージョン」セクション(図3青枠部分)が有効にならない

さらに、他の多くのレポート群でも表示される「目標セット1」といった指標グループ(図4青枠部分)が有効にならない。指標グループとは複数の指標群をまとめてレポート下部の一覧表示部で見ることができる機能で、目標設定されていればこの指標グループが出現し、選択・表示できる。

たとえば、図4の[集客]>[すべてのトラフィック]レポートで、「目標セット1」指標グループを選択した場合の表示例は図5のとおりとなり、サイトの成果であるコンバージョン率をトラフィック別に見ることができる

図4:[集客]>[すべてのトラフィック]レポートの指標グループ
図5:[集客]>[すべてのトラフィック]レポートで、「目標セット1」指標グループを選択した画面

しかし、目標設定していなければ、成果をトラフィック別に見ることができないので、集客チャネルの評価が難しくなる。

目標はビューの設定項目の1つで、元データを特別に加工するわけでもなく、追加で重要なデータ集計をしてくれるので、手を付けていないビューを新規に作っていなくても無害だ。かつ、トラッキングコードのカスタマイズとかも必要なく、管理画面で簡単な設定を行えば、それ以降の集計から反映してくれる

ただし、過去にさかのぼって集計し直してくれることはないので、もしまだ目標設定を行っていないのであれば、それこそ今すぐに実行してほしい作業だ。

なぜ必要なのか?

そもそもWeb解析を行う目的は、Webサイトの利用状況を把握してそれを改善活動に生かすということに尽きる。目標や目的のないサイトがもしあるなら、Webサイトの利用状況を把握しても「ページビューが多いからよかった」とかいうだけの自己満足で終わってしまう。フィードバックを改善に生かせない計測は時間の無駄だ。

どんなサイトでも何らかの目的があるはずで、それを計数評価できるようにしておくのが原則だ。目標設定は数値で表すことのできる何らかの評価軸(KPI)をあらかじめ決めておくということ。そしてその評価軸に対して具体的な目標数値を定めて管理するのが一般的だ。

Eコマースサイトであれば、売上目標がこれこれで、だから投資はこれこれという具合に事業を行うはずだ。Eコマースサイトのように明確な目標が指定しにくいサイトでも、この作業をしておけば、関係者間で評価軸がぶれて不毛な議論になるようなこともないだろう。

もちろんサイトの成長に応じて、評価軸が変化していくことがあるだろう。それはそのときで、新しい評価軸を追加していけばよいし、そもそも目標は複数あっても良いのだ。また特定のページを閲覧したときしか目標に設定できないわけでもない。

目標設定の方法

目標設定の方法に関しては、こちらの記事を参照してほしい(こちらでも、当時のGoogleアナリティクスでは、ビューのことを「プロファイル」と称していたが、現在は「ビュー」という言葉が使われているので、そこだけ読み替えてほしい)。

  • 3.集客施策に対する準備を行うこと

必須3集客施策に対する準備を行うこと

3つ目の項目は、AdWordsやカスタムキャンペーンを実施しているサイト限定の内容だ。

まず、AdWordsを実施しているなら、Google アナリティクスとの連携を行いAdwordsのデータを取り込もう

また、他に集客のためのマーケティング活動を行っているのであれば、計測対象サイトに誘導するリンクにカスタムキャンペーン用のパラメータを付与するようにしよう

こちらは前項の目標設定より若干ハードルが高い。それについては後述するが、それでもその労力を遥かに超えるメリットがあるので、サイトへの集客のための各種マーケティング活動を積極的に行っているなら、ぜひ取り組んでほしい。

設定することによるメリット

まずAdWordsのデータを取り込むことだが、AdWordsはGoogleが提供している広告サービスのシステムで、単独でもその広告効果についてのデータを見ることができるのだが、Google アナリティクスに取り込むことで、さらに、他のマーケティング施策との関係や、成果に直接結びついていないキーワードで集客した人の質がわかるようになる

Adwordsのデータを取り込めば、[集客]>[AdWords]レポート群(図6赤枠部分)や「キャンペーン」「キーワード」レポート(図6青枠部分)の一部が有効になる。

図6:集客セクションのレポート群

それから、その他のレポートの「キャンペーン」「キーワード」「一致した検索クエリ」などのディメンション(図7赤枠部分)で、AdWords広告の明細データを各種指標グループと組み合わせて見られるようになる。

図7:[集客]>[キーワード]>[有料検索]レポート

また、カスタムキャンペーン用のパラメータをランディングページのURLに付与することで、集客のためのマーケティング活動に対して、「参照元」「メディア」「キャンペーン」「キーワード」「広告のコンテンツ」の5つのディメンション軸(図7赤枠部分がその一部)で成果を評価できるようになる

このカスタムキャンペーン用のパラメータを正しく付与すれば、Google AdWordsとYahoo! プロモーション広告を同じレベルで並列に比較することもできるようになるので、カスタムキャンペーン用のパラメータも適切な運用を行って、レポート画面に反映させてほしい。

AdWordsデータの取り込み方法

AdWordsデータの取り込みは、該当のGoogle アナリティクスのアカウントとAdWordsアカウント間でデータ連携をさせる設定を行う必要がある。実際は双方のアカウントの管理者である必要がある。サイトによっては、AdWordsのアカウントは広告代理店だけが保有し、Google アナリティクスのアカウントは事業会社側だけが保有しているような場合もあり、この作業は少々ハードルが高い場合もあるが、下記を参考にしてほしい。

カスタムキャンペーンのパラメータの付与方法

カスタムキャンペーンのパラメータを付与するには、「参照元」「メディア」「キャンペーン」「キーワード」「広告のコンテンツ」の5つのディメンションで集客を分析するため、最大5種類のパラメータをランディングページのURLに付与する必要がある。関係者が集まってどのようなルールでこのパラメータを付与するのかを決めたた上で、運用を開始するのがよいだろう。具体的に下記を参照にしてほしい。

  • 必須度は低いが、できれば確認してもらいたい2つの重要項目

必須度は低いが、できれば確認しておきたい2つの重要項目

ここまで最重要項目として3つを紹介したが、その他にも2つ紹介しておこう。次の2点だ。

  • ビュー設定の「ウェブサイトのURL」(図8赤枠部分)
  • ビュー設定の「デフォルトのページ」(図8青枠部分)

これらは前述の3つに比べれば必須度は低いが、確認や新規設定は簡単なのでぜひチェックしてみて、設定してほしい。どちらもビュー設定(図8)の項目だ。

図8:ビュー設定

4.ビュー設定の「ウェブサイトのURL」

管理画面のビュー設定の中に「ウェブサイトのURL」の指定(図8赤枠部分)がある。ここでの入力情報が実はレポートの中で利用されているため、適当に入力しておくと一部の機能が動かなくなるので注意が必要なのだ。

具体的にはレポート中の各所にある「実際のページへのリンク」ボタン(図9赤枠部分)や[行動]>[ページ解析]レポートの画面キャプチャーの取り込み機能で利用されている。「ウェブサイトのURL」で指定してあるURLにページ名(/abc/eample.htmlなど)をつなげて利用しているので、適当に記述しているとうまく表示されないはずだ。

図9:[行動]>[サイトコンテンツ]>[すべてのページ]レポートの一部
この指定部分には計測対象サイトの(サブ)ドメイン部分を記述すればよい。下記いくつか例示しておこう。
計測対象範囲「ウェブサイトのURL」の記述
http://example.com/配下のページすべてhttp://example.comwwwなしサイト
http://www.example.com/配下のページすべてhttp://www.example.comwwwありサイト
http://xyz.example.com/配下のページすべてhttp://xyz.example.com特定サブドメインのみ
http://example.com/abc/配下のページすべてhttp://example.com特定ディレクトリのみ
https://www.example.com/配下のページすべてhttps://www.example.comセキュアサイトのみ

もちろん複数サイトを混合して計測するような場合にうまく指定する方法はないので、それは仕方ないと諦めよう。なお最後の「 / 」は付けても付けなくても、自動的に削除して処理してくれるようなので、「http://example.com/」のように指定しても問題ないようだ。

5.ビュー設定の「デフォルトのページ」

管理画面のビュー設定の中に「デフォルトのページ」を指定(図8青枠部分)する箇所がある。こちらに関しては詳しくは下記解説記事を参照してほしい。

もちろんeコマースサイトだったり、大規模サイトだったり、アカウントの構造が複雑だったり、実施しているマーケティング施策が複雑だったりする場合は、これだけではとてもカバーできないが、まずはここからチェックしていただきたい。

◇◇◇

なお、今回の記事全体を通して、各種過去記事へリンクを張ってあるが、記事執筆時点と現在とでは、すでに管理画面や設定画面などが異なっている箇所もあるので、そこはご承知おきいただきたい。

筆者が講師の「Googleアナリティクス ゼミナール」が2014年1月29日+2月5日に開講されます。Googleアナリティクスを徹底的に使い倒せるようになるための丸2日間の講座です。  → お申し込みはこちらからどうぞ。

筆者のユニバーサルアナリティクス対応のGoogleアナリティクス本が出版されます。  → 『Google Analyticsによるアクセス解析入門~Universal Analyticsを使ったWebマーケティング実践テクニック100』

この記事の筆者
ユーザー 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン) の写真

衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)

1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社インターネット視聴率センター長を経て、2000年ネットレイティングス入社、視聴率サービス立ち上げに参画、2006年ネットレイティングス社(現ニールセン株式会社)フェローに就任。株式会社クロス・フュージョン代表取締役。またデジタルハリウッド大学院客員教授、米Digital Analytics Association会員、アクセス解析イニシアチブ副代表。

著書など:
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