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マイクロアド「BLADE Open App Market」を創設、広告プラットフォームを通じ各社アドテクノロジーを利用可能に [ニュース] | Web担当者Forum

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インターネット広告事業のマイクロアドは4月2日、同社のディスプレイ広告の統合管理プラットフォーム「MicroAd BLADE」をオープン化し、「BLADE Open App Market」を創設すると発表した。

オープン化によって、MicroAd BLADEを導入する広告主は、提携するアドテクノロジー事業者が同プラットフォームで提供する広告ソリューションを管理画面から選択し、利用できるようになる。これまでは、各社のソリューションごとにWebサイトとのデータ連携などを行う必要があったが、課題に合わせたソリューションをスムースに導入し、一元管理できるようになる。

また、アドテクノロジー事業者は、MicroAd BLADEを導入する4,500社の広告主(3月末時点)に向けて広告ソリューションを提供できるようになる。すでに広告主の運営サイトとMicroAd BLADEが接続されているため、広告ソリューションの実装に必要なテスト期間などを短縮し、短期間で提供できるという。BLADE Open App Marketへの参加は原則無料。

BLADE Open App Marketのイメージ

4月2日発表の時点で提供が予定されているツールの種別は、「アドベリフィケーション」「データマネジメントプラットフォーム(DMP)」「ダイナミックリターゲティング」「レコメンデーション広告」「第三者配信アドサーバー」「タグマネジメント」「クリエイティブマネジメント」。近日公開予定のものを含め、次の10社の参加が発表されている。

  • アドベリフィケーション
    • 「kizasi」 株式会社きざしカンパニー
  • DMP
    • 「Rtoaster Ads」 株式会社ブレインパッド
  • ダイナミックリターゲティング
    • 「Rtoaster Ads」 株式会社ブレインパッド
  • レコメンデーション広告
    • 「デクワス.AD」 サイジニア株式会社
    • 「HotView」 シルバーエッグ・テクノロジー株式会社
    • 「i-Effect」デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
    • 「Rtoaster Ads」 株式会社ブレインパッド
  • 第三者配信アドサーバー
    • 「デクワス.VIDEO」 サイジニア株式会社
    • 「digitalice」 Fringe81株式会社
    • 「DoubleClick for Advertisers」 グーグル
    • 「MediaMind Platform」 MediaMind Technologies株式会社
    • 「ViewThruエビス」 株式会社ロックオン
  • タグマネジメント
    • 「TagKnight」 Fringe81株式会社
  • クリエイティブマネジメント
    • 「ADFlow」株式会社クリエイターズマッチ

BLADE Open App Market
http://www.microad.co.jp/service/blade/openappmarket.php

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アイル、ネットショップとリアル店舗のポイント情報、顧客情報を一元管理する「CROSS POINT」を開発 [ニュース] | Web担当者Forum

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システムソリューションのアイルは、ネットショップとリアル店舗のポイント情報と顧客情報を一元管理するソフト「CROSS POINT(クロスポイント)」を開発した、と4月1日発表した。クラウド型ASPサービスで提供し、ネットショップで付与したポイントをリアル店舗で使ったり、その逆も可能なため、顧客の利便性の向上につながり、企業側は顧客のネットショップとリアル店舗両方の購買履歴を把握できるため、双方向での販促活動が可能になるという。

CROSS POINTは、ネットショップとリアル店舗のポイント付与と利用が一元管理できる。顧客はスマートフォンや携帯電話をポイントカード代わりに使うことができ、マイページでポイントが確認できる。インターネットを通じて機能を提供するクラウド型ASPサービスのため、低コストで利用できる。顧客情報は、基本情報以外にも会員ランク設定や会員属性分析、購入金額・購入頻度に応じたセグメント管理が可能。ネットショップとリアル店舗の顧客情報の一元化により、従来は別に行っていたメール配信などの販促活動をより効果的に行うことができる。

アイル
http://www.ill.co.jp/ill/

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LINE、企業の商品購入者にオリジナルスタンプを配布する「LINEマストバイ」の提供を開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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スマートフォン向け無料通話・無料メールアプリのLINEは、同社のアプリ「LINE」において、企業の商品購入者を対象にオリジナルスタンプ(テキストメッセージに挿入するイラスト)を配布するサービス「LINEマストバイ」の提供を開始した、と4月2日発表した。第一弾として、4月2日より5月5日まで、日本コカ・コーラの「爽健美茶」購入者を対象に、講談社の人気漫画「モテキ」「海月姫」「GTO」「おおきく振りかぶって」と爽健美茶のコラボレーションによるオリジナルスタンプを提供する。

LINEマストバイでは、ユーザーが対象となる商品を購入後、商品パッケージに明記したシリアルコードを特設サイト上で入力し、オリジナルスタンプの入手が可能になる。企業はスタンプを自社製品の販売促進ツールとして活用するだけでなく、自社オリジナルのスタンプがLINEユーザー間で流通することにより、ブランド認知の向上や企業・商品に対する愛着、親近感の醸成が可能になる。

LINE
http://linecorp.com/

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ベリトランス、音声自動応答によるASP決済サービス「IVR決済ソリューション」の提供を開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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オンライン決済ソリューションのベリトランスは、コンタクトセンターを併設する通販事業者を対象としたIVR(音声自動応答)によるASP決済サービス「IVR決済ソリューション」の提供を開始した、と4月1日発表した。消費者が商品を購入する際、電話でクレジットカード決済を希望するとオペレーターから自動音声に切り替わり、消費者が自らカード番号を入力して決済を完了するサービスで、コンタクトセンターではカード情報が通過しないため、導入事業者はカード番号の不正利用やヒアリングミスを防ぐことができる。

IVR決済ソリューションは、外線への転送が可能な電話機とインターネット接続ができるPCがあれば、コンタクトセンター内1席から導入でき、高セキュリティなASP決済サービスを実現する。国際的なカード5ブランドによって策定したセキュリティ基準「PCI DSS」に準拠したセキュリティ環境下で、オペレーターが消費者のカード番号に触れることなくカード決済を完結できる。費用は初期費用30万円、月額基本料は3万円から。

ベリトランス
http://www.veritrans.co.jp/

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ストラップヤネクストが社名変更「Hamee株式会社」に 5月付けで [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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新社名「Hamee」のロゴ

スマートフォン(スマホ)カバーなどモバイル関連グッズのECを手掛けるStrapyaNext(ストラップヤネクスト、本社神奈川県、樋口敦士社長)は5月1日付で、社名を「Hamee(ハミー)株式会社」に変更する。コーポレート・アイデンティティーも同時に改変。モバイル関連グッズなどのECやEC支援サービスを通じ、「人々の毎日を少しでも良いものに変えていきたい」といったコーポレートビジョンなどを策定した。

ハミーはコーポレートビジョン「happy mobile, easy e-commerce」の各頭文字から構成した。

既存の携帯アクセサリー事業とネット通販支援事業を展開。利用者への驚きと感動を提供するため、「誰にもまねできない、誰も本気で取り組んでいないような事業にも挑戦し続ける」(広報室)といった思いを込めた。

コーポレートフィロソフィーとして「より“e”世界につながるもっと“e”を創造する。」を策定。ネット通販を示す「e」に関する技術やサービスを通じ、人々の生活を変えていくという意味を込めた。

現在の経営理念は「『より良く、もっと良く』をモットーに、世界中のお客さまへ笑顔と感動をお届けする情熱的クリエイティブ企業」。

・株式会社StrapyaNext 社名変更のニュースリリース
http://strapyanext.com/2013/03/13/hamee/

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

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Facebookいつやるの? いまでしょ。真のポテンシャルを発揮する起爆剤 [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum

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Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる 企業ホームページ運営の心得

コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。

宮脇 睦(有限会社アズモード)

心得其の305

業界激震の減少

ウェブサイトの運営などを行うセレージャテクノロジー社が、2013年3月7日に発表した同年2月時点での、国内のFacebook推定ユーザー数は1,342万人で、日本人の約10.6%にあたります。メガロポリス「TOKYO」の人口に匹敵するとは立派な数字で、ビジネスチャンスに溢れていそうです。ところがこの2か月の間に「静岡県」の人口と同じ370万人のユーザーが離れているとしたらどうでしょうか。

いまや新法王誕生で賑わう、バチカン市国のユーザーが800人からわずか20人と減少したのは2011年2月で、偽造や偽名とみられるアカウントの大量削除の結果です。実名性を堅守するFacebookです。日本のユーザー減少も、偽造や偽名のアカウント削除を行った結果と見ることもできます。しかし、私の周囲では、毎日アクセスしていたユーザーが週1回の利用となり、少しずつ疎遠になっているという声も耳にします。

そこで今回はFacebookのポテンシャルについて再検証します。

予言されていた停滞

昨年の5月にFacebookが米国ナスダック市場へと上場する直前は、「熱狂」につつまれていました。一般紙やテレビなどは礼賛の声で埋め尽くされ、もちろんIT業界も同じくです。そしてご存じの通り、株価は公開直後から急落します。主幹事証券会社によるミスリードも理由の1つですが、Facebookのつまずきを予測する声は少なくなかったのです。

一方、そもそも株式アナリスト(専門家)からは実態を表していない高すぎる株価への苦言が目立っていました。株価についてはグーグルの上場を引き合いに出し、擁護する声もありましたが、いまも課題とされるスマホへの対応の遅れを指摘していたのです。

また、株式公開直前には、大手広告主であるGMがFacebookの広告効果に疑問を覚え、出稿を停止しています。上場の数か月後には、音楽サイト「Limited Run」は出稿した広告をクリックした8割が「ボット(ロボット、自動プログラム)」だったとも発表していました。

ネットで勝つためのゲームルール

こうした市場の動きは、過度な期待によってハードル(期待値)を上げられたお笑い芸人がすべった状況に似ています。2008年の米国大統領選挙において、バラク・オバマを勝利に導いたのはFacebookだという喧伝はこの典型です。

この時の選挙でオバマ陣営は「MyBO(オバマ陣営のホームページmy.barackobama.comの略称)」という独自のSNSを構築していました。ここを拠点に16のSNSに特設ページを開設しており、Facebookはその1つに過ぎません。オバマ陣営は、SNSごとに集まる有権者の属性が異なることに注目して、それぞれに対応するコンテンツを用意したのです。ちなみに、これはWeb担当者への重要なサジェスト。ところが選挙後、Facebookの手柄だけが独り歩きします。

以前、ネットビジネスのゲームルールを「イス取られゲーム」と表しました。限られたユーザーの時間を奪い合うゲームで、時間を奪うためのツールを「イス」と表現し、取られるためには、まずサービスやコンテンツを提供しなければならないということです。Facebookも「イス」の1つに過ぎません。

10万人の「いいね!」の先にあるものは

国内に目を移せば2010年も後半に入るころ、Twitterの減速……というよりは、過大な期待に追いつかない実態から、次のみこしとしてFacebookに白羽の矢が立てられました。個別の企業を批判する主旨でないことから、社名は伏せますが某企業が10万を超える「いいね!」を集めたことで注目を集めます。

名もなき企業が世界中で5億人のユーザー(当時)の集うFacebookで「ファン」を10万人集めた。ジャパニーズドリームかのように騒ぎ立てる報道は、まるで「セカンドライフ」の再来を思わせました。企業の代表者は、当時いくつもの取材に誠実に答えています。その1つで「まだ投資段階」だと、実状を端的に表すコメントを発しています。実は一言も「儲かっている」などと発言していないのです。

ラストチャンスは突然に

Facebookが役立たずというのではありません。日本人の10人に1人がアカウントを持つネットサービスであり、いまでも東京都民の全人口に匹敵するユーザー数は見過ごすわけにはいきません。「イス取られゲーム」は、まず「イス」を用意することが重要、いち早くFacebookになんらかの対策を立てることは正しい行動です。しかし、過度な期待、楽観的すぎる依頼心に頼るのは間違っていたという結論です。ついでにWeb業界の過度な「煽り」について、冷静に考える最適なケーススタディです。

私はいまさらFacebookに注目しています。FacebookがWeb業界の話題の中心になりかけていた2010年も終わりに近づいたころ、「大桃爆弾」が炸裂しました。芸能人とジャーナリストの艶聞がTwitterで暴露され、ワイドショーを通じて一般人にもTwitterの名前が浸透した事件です。その後の、東日本大震災における通信インフラとして再評価されたTwitterの下地は、「大桃爆弾」が作ったと言っても過言ではないでしょう。

アベノミクスか大桃爆弾炸裂か

Facebookにおける「大桃爆弾」となる可能性を秘めているのが「選挙」です。いま、永田町で注目されるのは安倍晋三総理大臣のFacebookぐらいですが、「生活の党」ではすべての議員にFacebookの開設を義務づけました。そしてネット選挙の解禁に合わせて、ワイドショーのネタを提供してくれる政治家や立候補者が現れてくれれば、再ブレイクは目前です。個人的には衆院議員時代、身を持って騒動を起こした議員が、参議院選挙に鞍替え出馬するというので期待しています。政治家としてではありません。Facebookの起爆剤として。

LINEの躍進に影が薄くなりがちですが、ユーザー数にからみても、9割の日本人へ広がる成長余力を持っています。「まだ」、Facebookに対応していない企業ならば、取り組むのはいつか? いまでしょう。

今回のポイント

過去に見える未来

再ブレイクの可能性に注目

この記事の筆者
ユーザー 宮脇睦(有限会社アズモード) の写真

宮脇 睦(みやわき あつし)

プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。

制作、営業の双方の現場を知ることからウェブとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、冷静な視点からのIT業界分析に「週刊ポスト」など、様々な媒体から情報発信を続ける。

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基本機能の利用が中心のドコモユーザー、多様なアプリを利用するau/SoftBankユーザー | スマートフォンレポート vol.3-1 [スマートフォンレポート] | Web担当者Forum

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スマートフォンレポート

この記事は、ドコモ・ドットコムが発行するモバイルビジネス・マーケティング情報誌「スマートフォンレポート」の一部を、Web担当者Forum向けに特別公開したものです。

今回は2012年11月に発表された「スマートフォンレポート vol.3」から、調査報告1「スマートフォンの購入状況/利用する機能について」の調査レポートをお届けする。

iPhone 5の登場でスマートフォン購入状況に大きな変化

ドコモ・ドットコムの独自調査から、2012年8月、9月におけるスマートフォン端末の購入状況をみると、8月と9月で各キャリアの販売台数シェアは大きな変化を見せている。

8月はドコモが全体の約6割を占め、10代を除く全年代で過半数のシェアを獲得した。前号で、6月以降より順次販売開始された2012年夏モデルが好調な売れ行きを示したと記載したが、8月もこの好調傾向が続いた形となった。60代以上のシェアが約7割を獲得している点も目立つが、これは8月1日に発売開始された「らくらくスマートフォン」の好調な販売傾向がその大きな要因となっていると思われる(図1)。

図1 2012年8、9月のスマートフォン購入状況[3キャリアのシェア]
図1 2012年8、9月のスマートフォン購入状況[3キャリアのシェア]

しかし9月は状況が一変し、SoftBankが最大シェアを獲得、反面ドコモは3割程度にまで急落している。これは9月21日に販売開始された「iPhone 5」の影響が大きく表れたと推測される。OS別で見ても、8月は全体の約18%にとどまっていたiPhoneのシェアが、9月には50%を超えており、いかに「iPhone 5」がユーザーの高い支持を集めたかがわかる(図2)。

図2 2012年8、9月のスマートフォン購入状況[OSのシェア]
図2 2012年8、9月のスマートフォン購入状況[OSのシェア]

スマートフォンの人気機種を見ると、8月は「iPhone 4S」の人気が依然高く、「GALAXY S III(SC-06D)」や「ARROWS X(F-10D)」などドコモの2012年夏モデルが僅差で続いていたが、9月は前述の通り「iPhone 5」が他機種と比べて突出した人気を示し、SoftBankとauの「iPhone 5」を合計すると全体の約4割近くを占めた。「iPhone 5」に続くのは9月に値下げを実施した「iPhone 4S」で、前月まで人気の高かったドコモの2012年夏モデルの機種は大きくシェアを減少させる結果となった。

また、「iPhone 5」におけるSoftBankとauのシェアを比較すると、SoftBankのシェアがauの約2倍となっている。これは元々iPhoneユーザーを多く抱えるSoftBankが、「iPhone 4」等の旧機種下取りプログラムを実施し、機種変更を促進させた影響もあったのではと推測される。9月21日の販売開始から月末までの約10日間という短い期間で、9月全体における約4割のシェアを獲得したことからも、しばらくは「iPhone 5」の人気が続くであろう(図3)。

図3 購入機種TOP10(9月を基にソート)、iPhone 5(SoftBank)、iPhone 5(au)、iPhone 4S(SoftBank)、iPhone 4S(au)、GALAXY S III(SC-06D)、ARROWS X(F-10D)、AQUOS PHONE sv(SH-10D)、Xperia GX(SO-04D)、Xperia SX(SO-05D)、MEDIAS X(N-07D)
図3 購入機種TOP10(9月を基にソート)

メール、通話に次いでWebサイト閲覧が利用機能の上位に

次に、スマートフォンで利用する機能について見てみたい。利用している機能として高かったのが、「ケータイメールの送受信」「通話」の順となっており、電話機の主機能であるコミュニケーション機能が依然として多く利用されているという結果となった。とはいえ、その後に続く「サイトの利用・閲覧」とそれ程大きな差はない。スマートフォンは単なるコミュニケーションツールだけではなく、Web閲覧機能も幅広く利用されていることがうかがえる。また、「カメラ・動画撮影」は、スマートフォンの高画質性と画面の大きさなどもあってか、高い利用傾向を示している。

スマートフォンになってより注目を集めている機能としては、「アプリのダウンロード」が挙げられるが、全体の約57%が利用している一方で、半数近くの人が利用していないという点は注目に値する。スマートフォンに機種変更したものの、フィーチャーフォン利用時に使っていた機能の利用にとどまっているユーザーも多いようだ。この傾向は特にドコモユーザーに多く表れている。

また、キャリア間の差異という観点で特徴的な結果を示したのは、「Wi-Fi」と「音楽プレイヤー」である。いずれもau、SoftBankユーザーに比べ、ドコモユーザーの利用者が少ない。これらは元々iPodにて提供されるなど、iPhoneユーザーにとって馴染みが深い機能であることや、若い年代層における 利用が多いと推測されることなどから、このような結果になったのではないだろうか。全体的に見ると、スタンダードな機能はドコモユーザーの利用傾向が高く、その他様々な機能やアプリコンテンツの利用などはau、SoftBankユーザーの利用傾向が高いといった特徴が示される結果となった(図4)。

利用機能
スマートフォンで利用する機能
調査対象15~69歳の男女60,000サンプル
※性年代別人口構成比に合わせて60,000サンプルを回収
調査地域全国
調査実施期間2012年9月25日(火)~9月28日(金)
調査方法インターネットリサーチ
調査実施機関株式会社マクロミル

この記事は、ドコモ・ドットコムが発行するモバイルビジネス・マーケティング情報誌「スマートフォンレポート」の一部を、Web担当者Forum向けに特別公開したものです。

スマートフォンレポート

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「スマートフォンレポート」は、2012年7月23日に創刊された、モバイルビジネス・マーケティング情報誌です。専用Webサイトに無料会員登録して頂ければ、企業や団体に属する方であればどなたでも、無料にて入手・閲覧することが可能です。デジタル媒体(PDF)によるデータ配信形式にてご提供いたしますので、無料会員登録した後、ダウンロードすることですぐにご利用いただけます。

この記事の筆者

提供:株式会社ドコモ・ドットコム

モバイル(スマートフォン・タブレットおよびフィーチャーフォン)を活用したビジネスに関するコンサルティング事業と投資事業の2つを軸に、企業プロモーション・マーケティング企画をはじめとした新たなビジネス開発事業を展開。

http://www.docomo-com.com/

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カレン、ソーシャル・リスニングツール「Social Navigator Marketing Edition Version2.0」を発表 [ニュース] | Web担当者Forum

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デジタルマーケティング支援のカレンは、インターネット上に存在する生活者発信情報を分析するソーシャル・リスニングツール「Social Navigator Marketing Edition」の機能を強化した新バージョン「Social Navigator Marketing Edition Version2.0」を4月3日から提供する、と同日発表した。併せて商品やサービスに関するソーシャル上の反応を把握する「ソーシャル・モニタリング定期レポートサービス」や専門家によるリスニング分析を行う「カスタマイズド・リスニングサービス」の提供も開始する。

Social Navigator Marketing Edition Version2.0は、従来対象としていた「Twitter」に加え、国内主要ブログ、掲示板、ニュースサイトなどに対応し、幅広いメディアからのリスニングが可能になった。ユーザーが引用しているURLや投稿に含まれるキーワードなどのランキング表示が可能になり、これらを含む投稿をリスト形式で表示することもできる。また、絞り込み条件の拡充も実現し、メディア、年代、性別、センチメント(ポジティブ/ネガティブ/中立など)といった多彩な条件での絞り込みができるほか、「女性&Twitter&ポジティブ」のような複数条件の組み合わせも可能となっている。

カレン
http://www.current.co.jp/

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ニールセン、「スマートフォン・メディア利用実態調査レポート」で、スマホのインターネット利用が倍増 [ニュース] | Web担当者Forum

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インターネット調査のニールセンは、四半期に1度発表している「スマートフォン・メディア利用実態調査レポート」から年間のトレンドをまとめ、4月3日発表した。インターネット利用者におけるスマートフォンからのインターネット利用の割合は2013年1月、35%に達した。2012年の1月には17%だった利用率が2012年10月には従来型携帯電話からの利用割合を逆転し、2013年1月には前年比18%増と倍増している。スマートフォン・メディア利用実態調査レポートは、消費者のスマートフォンにおけるオンラインメディアの利用動向と、PCにおける利用動向を、オンライン調査とインターネット視聴率から把握し、包括的にレポートするもので、消費者のオンラインメディアへのかかわり方をスマートフォンとPCの2つのデバイスから分析し、可視化している。

性年代別のスマートフォン利用状況を2012年と2013年の3月期で比較すると、男性では40代で8%増加。女性では30代で5%、40代で6%増加しており、2012年では20代の利用割合が大きかったスマートフォンからのインターネット利用が2013年にかけて年齢の高い層にも普及している状況が分かった。OS別の普及割合は、Androidが約6割、iOSが約4割という率は2012年と2013年の3月期で変化がなかった。Androidの利用状況をスマートフォン利用動向データ「Mobile NetView」のパイロットデータを基に集計した数値によると、1人あたりの利用時間や利用頻度は月を追うごとに伸長していた。アプリとブラウザの利用内訳では、アプリの利用がブラウザよりも多かった。

ニールセン
http://www.netratings.co.jp/

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VRI、PCインターネットにおける大学生のWebサイトアクセス動向調査で接触者率が高いのは「Yahoo!JAPAN」 [ニュース] | Web担当者Forum

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インターネット利用状況調査のビデオリサーチインタラクティブ(VRI)は、PCインターネットにおける大学生のWebサイトアクセス動向をまとめ、4月3日発表した。調査によると大学生の接触者率(リーチ)がもっとも高いWebサイトは「Yahoo!JAPAN」だった。2位以下は「Google」「Facebook」「YouTube」が続いている。上位ドメインの接触者率を高校生と比較すると、大学生のスコアが高いのは「Facebook」と「はてな」で、高校生のスコアは「YouTube」「FC2」「Ameba」が高かった。3年前の2010年1月度時点の大学生の接触者率と比較すると、「Facebook」「Twitter」などのソーシャルメディアやインターネット検索サイトの「NAVER」が大幅に伸長していた。

2013年1月度の推定訪問者が個人全体で100万人以上のドメインにおいて、大学生の含有率(シェア)が相対的に高いのは「リクナビ」「マイナビ」など就職情報サイトが目立っている。大学生のWeb接触時間量の推移を各年の1月度データでみると、Webに接触した大学生1人あたりの月間平均滞在時間は、2006年から2011年までが15時間を超えていたのに対し、2012年は14時間44分、2013年は12時間36分と減少傾向にある。Web接触状況を収集しているパネル内の大学生のスマートフォン所有率が、2010年11月は15.1%で、2011年11月は43.5%、2012年11月は68.9%と急速に伸びていることから、インターネット消費時間のデバイスシフトが推測できる。

ビデオリサーチインタラクティブ
http://www.videoi.co.jp/

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オークファンが東証マザーズに上場へ 比較サイトで成長 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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ショッピング検索サイト運営のオークファン(本社東京都、武永修一社長)は4月25日、東証マザーズ市場に上場する。3月22日に東京証券取引所の新規上場承認を受けた。

04年4月に前身となるデファクトスタンダードを設立。06年にオークション統計サイト(現「オークファン」)を営業取得し、07年6月に同事業を独立する形でオークファンを設立した。

オークションやネット通販の相場などを検索するツール「オークションプロ」や、世界のECサイトを一括検索するサービス「グローバルオークファン」も提供している。3月4日には本社を移転し、業務拡大と人員増加に備えている。

12年9月期業績は、売上高が6億1900万円(前期比26.1%増)、経常利益が2億100万円(同81.0%増)、当期純利益が1億100万円(同38.1%増)だった。

・オークファン
http://aucfan.com/

・株式会社オークファン
http://aucfan.co.jp/

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

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オリジナル記事:オークファンが東証マザーズに上場へ 比較サイトで成長 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum
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AdWordsキャンペーンの効果を時間別・曜日別・掲載順位別にアナリティクスで確認する方法[第48回] [衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座] | Web担当者Forum

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Googleアナリティクスは、非常に高度な分析ができる無料のアクセス解析ツールだ。無料の反面、正式なサポートサービスというものがないため、ユーザーは自分で情報を集めなくてはならない。Web担当者にとっては結構な手間だ。そこで本連載では、Web担当者の負担を軽減すべく、導入から、運用、活用まで、初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。

衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

前回はAdWordsキャンペーンの成果を次のように確認する方法をご紹介した。

  • 「モバイル」「タブレット」などユーザーの利用環境の軸
  • 「キャンペーン」「広告グループ」「キーワード」「広告のコンテンツ」などの分類軸
  • かつ、「利用状況」「目標セット」「eコマース」「クリック」の指標グループとの掛け合わせ

今回は、広告らしい別の軸で成果を精査する2つの方法をご紹介したい。

1つ目は時間帯や曜日別の成果いう軸だ。AdWordsでは、「キャンペーン」レベルでこういったターゲティングを指定できるので、広告予算が限られている場合は、効果が低かったり、成果が出ていなかったりする時間帯や曜日を避けて運用するということもあるだろう。

2つ目に紹介するのは、掲載位置による成果の確認だ。商材によっては、最上位に検索連動型広告を掲載することが成果につながっているとは限らない場合もあるだろう。そのような場合、「無理に入札価格を上げて広告での1位表示を狙うことはしない」といったコントロールが必要かどうかの検討材料にしてみよう。

時間別の成果を確認するには?

では、まず時間別の成果を確認する方法を解説しよう。それには[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[時間別]レポートを使う。

操作手順
  1. グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
  2. 画面の左側にあるメニューで、[トラフィック]をクリックする
  3. メニューが開くので、[広告]をクリックし、[AdWords]をクリックする
  4. [時間別]をクリックする

本レポートは上部に折れ線グラフの表示(図1)、下部にデータ一覧表示部(図2)のある標準的なレポートだ。

図1:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[時間別]レポート上部
図1:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[時間別]レポート上部

上部のグラフは通常の日別の表示ではなく、集計対象期間全体を時間帯別にまとめたグラフ図1赤枠部分)になっている。

図2:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[時間別]レポート下部
図2:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[時間別]レポート下部

もちろん下部の一覧表示部も、集計対象期間全体を時間別で各指標を見ることができる形式になっている。図2青枠部分の「00」「01」「02」「03」「04」「05」は、それぞれ、0時、1時、2時、3時、4時、5時を表している。

「指標グループ」は、デフォルトでは「利用状況」が選択(図1青枠部分)されているが、「目標セット」や「eコマース」を選択することもできる。

曜日別の成果を確認するには?

[時間別レポート](図1図2)のプライマリディメンションは、デフォルトで「時」(図2赤枠部分)になっているが、ここで「曜日」を選択(図3赤枠部分)すれば、図3のように、集計対象期間全体を曜日別でまとめて集計してくれる。

図3:[時間別]レポートで、プライマリディメンションに「曜日」を選択
図3:[時間別]レポートで、プライマリディメンションに「曜日」を選択
「曜日」の
ディメンション値
対応する曜日
0日曜日
1月曜日
2火曜日
3水曜日
4木曜日
5金曜日
6土曜日

曜日を選択したにもかかわらず、数字が表示されているが(図3青枠)、エラーではない。曜日のディメンションの値には、0から6という番号が付与されているのだ。これは右に示した表のように対応しているので、読み替えが必要だ。

なお、集計対象期間のデータを、時間別や曜日別にまとめあげてくれる集計は他の標準的なレポートでは用意されていない。ありそうでないのだ。こういった集計を行う場合はカスタムレポートを自分で作るしかないが、ここでは詳しい作成方法は省略する。

AdWordsキャンペーンの効率を見るには?

さて、デフォルトで表示されている「利用状況」指標グループでは、ボリュームを表す「訪問数」という指標や、訪問者の質をうかがい知るための「収益」(売上のこと)という指標が表示されているが(図1再掲)、これだけでは、今ひとつピンとこない。

図1:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[時間別]レポート上部
図1(再掲):[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[時間別]レポート上部

AdWordsも広告であるからには、「量」や「質」だけでなく、その相関である「効率」を表す指標があれば見てみたいところだ。そこで「効率」を表す「コンバージョン率」を表示してみることにしよう。

「eコマース」指標グループ(図4赤枠部分)を選択する。その上で、グラフ上部の[訪問数 対 指標を選択]の部分をクリックして「eコマースのコンバージョン率」を選ぶことでグラフに重ねて表示し(図4青枠部分)、AdWordsの成果を「量(訪問数)」と「効率(コンバージョン率)」の両面から眺めてみよう。

図4:「eコマース」指標グループを選択したレポート上部
図4:「eコマース」指標グループを選択したレポート上部
図5:「eコマース」指標グループを選択したレポート下部
図5:「eコマース」指標グループを選択したレポート下部

AdWordsからの「訪問数」にクリック単価を掛けると費用が算出される。よって、この訪問ベースのコンバージョン率が低いと、相対的に投資対効果が低いということになるので、コンバージョン率が低い時間帯は広告掲載しないといった判断に利用できるだろう。

図4図5の例では、深夜のコンバージョン率は高めだが、そもそも成果のボリュームが少ない図5赤枠部分)といった問題があることがわかる。この例では、全般的に見ても効果の明らかに上がったり落ちたりする時間帯が顕著に出ていると断定するのは難しい。そもそも商品別、カテゴリ別などによってキャンペーンを区別しているだろうから、効率を精査するには、単純に全体を見るのではなく、キャンペーン名などでセグメントをかけるといった工夫も必要になるだろう。

  • 掲載順位ごとのデータを確認するには?

掲載順位ごとのデータを確認するには?

次は[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[キーワードの掲載順位]レポートを見ていこう。本レポートは上部に折れ線グラフの表示(図6)、下部にデータ一覧表示部(図7)のあるレポートだ。「エクスプローラ」タブ直下の指標グループは、デフォルトで「利用状況」が選択(図6赤枠部分)されている。

操作手順
  1. グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
  2. 画面の左側にあるメニューで、[トラフィック]をクリックする
  3. メニューが開くので、[広告]をクリックし、[AdWords]をクリックする
  4. [キーワードの掲載順位]をクリックする
図6:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[キーワードの掲載順位]レポート上部
図6:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[キーワードの掲載順位]レポート上部

この[キーワードの掲載順位]レポートは、レポート下部の一覧表示部で、AdWordsのキーワードが判別できたデータ((not set)を除いて)に絞って、各キーワードの広告が実際にどのポジションに掲載されていたのかを見ることができる。なお、ここでいう「キーワード」とは、実際にユーザーが検索エンジンで入力した検索語を意味する「検索クエリ」ではなく、AdWordsの広告グループに設定した(入札した)語句やフレーズのことだ。

レポート下部の一覧表示部は図7のようになっている。左側にキーワードが一覧表示されているので、その中の1つ(図7青枠部分)をクリックして選択してみよう。キーワードを選択することで、右下にコメントが記載されている(図7赤枠部分)ように、広告掲載順位別の結果を見ることができるのだ。

図7:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[キーワードの掲載順位]レポート下部
図7:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[キーワードの掲載順位]レポート下部

すると、図8のように該当キーワードの部分が強調(図8赤枠部分)され、画面右側の欄に、広告の掲載位置別訪問数(広告のクリック数)が表示される。

Google検索結果画面の上部に掲載される広告は図8青枠部分に、検索結果画面の右側に掲載される広告については図8緑枠部分に表示されている。

図8:キーワードを選択して、広告掲載位置別の訪問数を表示した画面
図8:キーワードを選択して、広告掲載位置別の訪問数を表示した画面

図8の例では指標が「訪問数」(図8黄枠部分)なので、青枠内の数字と緑枠内の数字の合計は、このキーワードの全体の数字である「2,834」訪問(図8黒枠部分)に合致している。

図9:掲載位置別の「訪問」の「直帰率」を表示した画面
図9:掲載位置別の「訪問」の「直帰率」を表示した画面
図8:キーワードを選択して、広告掲載位置別の訪問数を表示した画面
図10:その他の指標を選択できるプルダウンメニュー

たとえば、選択したキーワードはそのままにして、右上のプルダウンメニュー(図8紫枠部分、図9赤枠部分)で「直帰率」を選択した画面の右側部分が図9だ。この操作により、このキーワードの掲載位置別の「訪問」による「直帰率」を表示させることができる。

ここで見ることができる指標は、「直帰率」以外にも、「訪問別ページビュー」「訪問時の平均滞在時間」「新規訪問の割合」などがあり、訪問の質をさまざまな角度から検証することができる(図10)。

さらに「利用状況」指標グループの他に「目標セット」や「eコマース」指標グループも選択できる(図6再掲青枠部分)ので、別の指標による視点で見ることもできる。

図6:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[キーワードの掲載順位]レポート上部
図6(再掲):[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[キーワードの掲載順位]レポート上部

たとえば、「eコマース」指標グループを選択して、プルダウンメニューから、eコマーストラッキング特有の「収益」「トランザクション数」「平均値」「eコマースのコンバージョン率」「平均訪問単価」(図11赤枠部分)といった指標が選択できるようになる。

図11:「eコマース」の指標で選択
図11:「eコマース」の指標で選択

図11は、掲載位置別の「訪問数」とその「eコマースのコンバージョン率」を表示した画面だ。この例では、掲載位置によってコンバージョン率が大きく変動している(図11青枠部分)ことがわかる。

これらの指標(図11赤枠部分)を使って、キーワードを昇順・降順に並び替えたり、キーワードごとに広告掲載位置別の指標を見たり(図11青枠部分)することができるようになるので、どんどん試してみよう。

掲載順位は、入札価格と品質スコアの掛け算によって決まるため、コントロールできない部分はあるが、順位を無理に上げても成果に結びつかないことがわかれば、それは重要な情報になるだろう。

・『衣袋教授のアクセス解析ゼミナール』が6月に実施されます。丸二日のアクセス解析徹底講座です。どんなツールやサイトでも対応できる、アクセス解析データを扱う上での基本的な知識やプロセスを習得します。さらに、そのデータ分析から、改善提案に繋げる力をつけることを目標とします。4月末までの早割があります。
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この記事の筆者
ユーザー 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン) の写真

衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)

1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社インターネット視聴率センター長を経て、2000年ネットレイティングス入社、視聴率サービス立ち上げに参画、2006年ネットレイティングス社(現ニールセン株式会社)フェローに就任。株式会社クロス・フュージョン代表取締役。またデジタルハリウッド大学院客員教授、米Digital Analytics Association会員、アクセス解析イニシアチブ副代表。

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国内ユーザー数1,900万人突破、一方で減少報道の理由は?:そのまま会議に出せる!Facebookネタ [そのまま会議に出せる!Facebookネタ] | Web担当者Forum

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忙しいWeb担当者のためのそのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルをそのまま使用・配布OK!

Facebookの仕様がまた変わっている!」「いつの間にこんな機能が?」……Facebookは次々に新しい機能を発表しているため、忙しいWeb担当者が情報をキャッチアップしていくのは非常に大変。本コラムでは、そんなWeb担当者をフォローすべく、最新のFacebookネタを厳選して紹介していく(月1回連載)。

本連載の特徴  本連載では、記事内容のポイント部分をまとめたPowerPointファイルを、毎回、別途用意しています。このファイルは、(利用上の注意に従った範囲内であれば)転載・コピー・共有・配布などが可能です。会議の資料として配付するもよし、社内の勉強会に使うもよし、最新ネタを捕捉するニュースペーパーとしてプリントを部内で配るもよし、ぜひご自由にお使いください。
※「利用上の注意」は、PowerPointファイルの最終ページに記載されています。

今回の内容

そのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルはここからダウンロード可能
skdfbn007.ppt
全17ページ/3.54MB
  1. Facebook、国内の月間アクティブユーザー1,900万人を突破
  2. 昨今のリーチ数減少にも、インサイトの不具合が影響?
  3. Facebook、ニュースフィードの新レイアウトを発表
  4. 新しい7つの広告のデザイン発表
  5. タイムラインも刷新され、投稿は1カラムで右側に
  6. 投稿ネタTIPS ~ゴールデンウィーク~
そのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルはここからダウンロード可能
これらの画像をクリックしても、ファイルダウンロードは可能です。

ネタ1Facebook、国内の月間アクティブユーザー1,900万人を突破

Facebook Japanは2月20日、日本国内における月間アクティブユーザー数1,900万人突破を発表しました。

Facebookによる公表数値と、「ユーザー数減少」報道の差異

Facebookからの国内アクティブユーザー数の公表は過去に3回あります。

Facebook国内ユーザー1,900万人を突破

Facebookからの公表値では、国内のアクティブユーザーは増加していますが、「国内のFacebookユーザー数は減少している」と報道している記事も多数存在します。

これらの記事では、広告の管理画面に表示される、「広告の対象数」を元にアクティブユーザー数を判断しています。こちらはFacebookのアクティブユーザー数の公表値とは異なります(2月21日時点では、日本国内の「広告対象数」を公表値とは異なる13,819,340人としています)。

「広告の対象数」を元にアクティブユーザー数を判断

また、2012年9月と2013年2月時点での国内の「広告の対象数」を比較すると、減少していました。

数値にズレが発生した要因として予想されもの

広告の対象数については下記の理由から、実際のユーザー数とは異なると推測されます。

  • 一部のフューチャーフォンユーザーなど、広告を閲覧できないユーザーを含めていない。
  • 広告リーチ数は月間より、さらに短期間でのオーディエンスを想定している。
  • あくまで将来の想定リーチになることから、数字として嘘にならないよう、控え目な表示としている。

これらの理由から、「アクティブユーザー数は、公表値をもって判断する」のがよいでしょう。

ネタ2昨今のリーチ数減少にも、インサイトの不具合が影響?

Facebookは2月22日に、Facebookページのインサイトに不具合が発生し、その不具合に対して更新を行ったことを発表しました。2012年11月頃より発生をしていた各Facebookページにおけるリーチ数の減少も、インサイトの不具合が原因のようです。

参照元: Facebookページインサイトの不具合について

この不具合による影響を受けていたのは、Facebookページインサイトより取得可能である、インプレッション数とリーチ数です。

この不具合への対応として、2月22日より一週間ほどかけて修正版のFacebookページインサイトに更新されました。

※投稿の日時や頻度やページによって影響の規模は異なります。
※広告ツールのインサイトへの影響はありません。

更新により想定される数値への影響

今回の更新により、Facebookは数値への影響を以下のように言及しています。

  • 合計リーチ数が、増加をするページもあれば、変動しないページもあります。
  • ニュースフィード広告を利用した場合、有料リーチは増加します。
  • ファン層、投稿の日時と頻度、予算パターンなど多くの要因により、オーガニックリーチは増加または減少します。
  • リーチおよびインプレッション数から算出された指標(エンゲージメントなど)に変動が見られます。

※今回の不具合はログシステムに影響したため、過去分に遡ってのデータ修復はされません。

なお、ファン数の多いページでは、更新後1日のリーチ数が3倍に増えたページもあります(メンバーズ独自調査)。

ネタ3Facebook、ニュースフィードの新レイアウトを発表

Facebookは3月8日、新たなニュースフィードデザインを発表。数週間かけて一部ユーザーへ導入していき、本格的な移行は4月からとなる予定です。見た目のみの変更であり、エッジランクなどのアルゴリズムに変更はありません。

大きな変更点は以下の3つです。

(1)より大きな画像表示

ユーザーがシェアしたコンテンツ(動画・記事・Pinterestなど)の画像がより大きく表示されます。

画像がより大きく表示されるように
画像がより大きく表示されるように

フィード上に現れる友達のプロフィール画像も、拡大されてカバー写真とともに表示されるようになります。

(例)AさんとBさんが友達になった情報
(例)AさんとBさんが友達になった情報

(2)ニュースフィードのカテゴリ分類

ユーザーが興味のあるカテゴリごとにニュースフィードの分類が可能になります。対象カテゴリはすべての友達/最新の投稿/親しい友達/音楽/写真/ゲーム/フォロー(購読)などです。

ニュースフィードミグ家に分類の項目が追加

(3)デスクトップとモバイルでの表示統一

ユーザーがどこにいても、デスクトップやスマホ・タブレットなどから同じようなコンテンツへアクセスできるように、表示デザインが全デバイスで統一されます。

PC版デスクトップ左側に、今までモバイルでのみ表示されていたサイドバーが登場
すべてのデバイスで投稿の分類が可能

デザイン変更の背景

ニュースフィード上のコンテンツの50%以上を画像関連コンテンツが占めていることから、より大きな画像表示の導入に踏み切ったとのこと。「ユーザー体験を上質なものとするためにデザインを変更する」としています。

ニュースフィードでは多くの写真が投稿・シェアされ、2013年1月の段階では、ニュースフィードの50%以上を画像コンテンツが占めている

グラフ出典元: Here's Why Facebook Completely Changed Its Core Feature Today [CHART] - Business Insider

想定される3つのメリット

Facebookでは、ニュースフィードの新レイアウトについて、具体的なメリットをあげています。

以下、Facebookが発表した記事を、メンバーズが翻訳したものです。

参照元: A New Look For News Feed(PDFファイル)

(1)エンゲージメントされやすいデザインへ変更

ニュースフィード新デザインでは、画像が大きくなったことで、ユーザーがより長い時間フィード上のコンテンツを観覧する、また反応されやすくなると想定されます。これによりブランドは、コンテンツをユーザーへリーチさせる機会を高めることができ、結果、エンゲージメント向上につながると想定されます。

エンゲージメントされやすいデザインへ変更

(2)コンテンツを見つけてもらう機会の増加

フォローカテゴリの登場により、ユーザーは自身がフォローしているブランドや人物からより多くの投稿を閲覧できるようになります。これにより、ブランド発信のコンテンツが表示される機会が増え、ユーザーとブランドの接点を増加させます。

※現在「フォロー」の項目での広告の表示はありませんが、今年秋以降へ向け表示を検討中とのことです。

コンテンツが発見される機会の増加

(3)よりビジュアルに重点を置いたページ投稿、スポンサー広告

ブランドが投稿するコンテンツや広告、スポンサー記事などにおいても画像が拡大表示されることで、広告主はより魅力的な画像を投稿でき、ニュースフィード上でのブランド親和性を高められます。

※ページ左側に表示される広告の写真も同様に拡大表示されます。

コンテンツが発見される機会の増加

知っておくべき5つのこと

ニュースフィードの新レイアウトについて、注意しておくべき点は、下記の5つです。

  1. インサイト上の数値への即日的な影響はない

    変更は数週間かけ、小規模な一部のユーザーへ導入されるため、オーガニック・有料リーチへの影響はないとされています。新デザインへの完全な移行は、投稿や広告のパフォーマンスへの影響を確認したうえで行われます。モバイルについてのデザイン変更は、3月末までに実行されるとしています(世界的な変更は未確認)。

  2. ニュースフィードのアルゴリズムは変わらない

    今回の変更は、表示デザインに関する仕様変更であり、投稿の表示に関する仕組みは以前のものから変更ありません。

  3. ページの投稿や広告に使用する素材は変わらない

    新デザインのニュースフィードにおいても、投稿や広告に利用する写真は、今まで使用している画像サイズで表示可能です。ただし、投稿画像の素材のサイズが425px×157px以上の場合、大きなサイズ(横幅552px)で表示され、それ以下のサイズ素材は小さなサイズ(横幅526px)で表示されます。

  4. 画像の上にテキストが表示される場合がある

    写真投稿コンテンツでは、写真の上部にテキストが表示されることがあります(ただし、掲載して文字が判読でき、写真にテキストが含まれておらず、写真が425px×157px以上のサイズの場合のみ)。

    例)サイズ425×157pxの写真にテキストが表示された場合。
    例)サイズ425×157pxの写真にテキストが表示された場合。
  5. ページへの「いいね!」に関するスポンサー記事(Page Like Sponsored Stories)でカバー写真が表示される

    ページへの「いいね!」に関するスポンサー記事広告では、ページのプロフィール画像のみの表示から、カバー写真を含んだ表示形式と変更されます。

ネタ4新しい7つの広告のデザイン発表

海外の情報サイトにて提供された広告の新デザインをご紹介します(広告デザインは3月8日時点で表示されたコンテンツです)。

ページへの「いいね!」に関するスポンサー記事広告

ページのプロフィール画像のみの表示から、カバー写真を含んだ表示になります。そのため、ブランドのカバー写真が的確にブランドを表現しているかを考慮する必要があります。

ページへの「いいね!」に関するスポンサー記事広告
Page Post Ads友達の名前あり
Page Post Ads友達の名前なし
Page Post Offer Ads友達の名前あり
Page Like Ads友達の名前なし
Page Like Ads友達の名前あり
ページ右側の広告

ネタ5タイムラインも刷新され、投稿は1カラムで右側に

Facebookは3月14日、ユーザーのタイムラインのレイアウト変更を発表しました。数週間かけて全ユーザーのタイムラインが新レイアウトに切り替わります。

新レイアウト機能

旧タイムラインにあった中央の直線がなくなり、下記のように左右に振り分けられます。

左側「基本データ」「友達」「写真」「最近のアクティビティ」「書籍」「音楽」などの情報を表示。
右側自身の投稿を1カラムで時系列に表示。
新レイアウト機能

基本データへのセクション追加

プロフィール情報などを表示する「基本データ」ページに、

  • 音楽
  • 映画
  • テレビ番組
  • フィットネス

などのセクションを表示できるようになる。たとえば「Book(本)」セクションに自分の好きな書籍を掲載するなどすることで、従来よりも自分の好みを多面的に表現できるようになります。

基本データへのセクション追加

アプリセクションの追加が可能に

アプリ側で対応していれば、基本データに各アプリのセクションを追加できます。

たとえば、アプリ「Instagram」のセクションを追加すると、アプリで作成をしたアルバムや「いいね!」を押した写真の一覧を表示できるようになります。

アプリセクションの追加が可能に

ネタ6投稿ネタTIPS ~ゴールデンウィーク~

今回は4月の終盤からはじまるゴールデンウィーク(GW)にむけての投稿事例を集めてみました。コンテンツを検討する際の参考にしてみてください。

キリンのどごし生

Case. 1 キリンのどごし<生> / NODOGOSHI NAMA
https://www.facebook.com/nodogoshi.jp

投稿を通してファンに対し連休の予定を問いかけています。運営担当者自身の予定も紹介しています。

  • 投稿日: 2012年4月27日(金)
  • いいね!: 122
  • コメント: 5
  • シェア: 6
  • 当時のファン数: 11,751人
  • エンゲージメント率: 1.08%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 0.46%
JTB

Case. 2 JTB
https://www.facebook.com/jtb.jp

GW中に観光地の写真を紹介。「皆様どこでお過ごしですか?」とファンに語りかけることで、リアルタイム感を演出しています。

  • 投稿日: 2012年5月1日(火)
  • いいね!: 172
  • コメント: 3
  • シェア: 0
  • 当時のファン数: 14,721人
  • エンゲージメント率: 1.19%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 0.90%

Case. 3 東急ハンズTokyuHands
https://www.facebook.com/TokyuHandsInc

GW中に開催される店舗での取り組みを紹介。連休初日の様子と中盤の様子を2回に分けて紹介し、連休中の店舗の取り組みの様子を伝えています。

東急ハンズTokyuHands
  • 投稿日: 2012年4月28日(土)
  • いいね!: 207
  • コメント: 10
  • シェア: 4
  • 当時のファン数: 174,828人
  • エンゲージメント率: 0.13%
東急ハンズTokyuHands
  • 投稿日: 2012年5月3日(木)
  • いいね!: 273
  • コメント: 6
  • シェア: 4
  • 当時のファン数: 174,258人
  • エンゲージメント率: 0.16%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 0.81%
au

Case. 4 au
https://www.facebook.com/aubyKDDI

海外旅行を予定しているファンを想定し、海外での携帯電話利用の案内を紹介。ターゲットを捉えたうえで、必要な情報を適切なタイミングで紹介をしています。

  • 投稿日: 2012年4月27日(金)
  • いいね!: 847
  • コメント: 56
  • シェア: 8
  • 当時のファン数: 772,718人
  • エンゲージメント率: 0.12%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 0.52%
Honda本田技研工業(株)

番外編 Honda本田技研工業(株)
https://www.facebook.com/HondaJP

クエスチョン(簡易アンケート)投稿を活用して、「運転して楽しいイチ押し車種」についてのアンケートを実施。GWというタイミングを利用しリサーチにもつなげています。

  • 投稿日: 2012年4月24日(火)
  • 投票数: 2,426
  • 当時のファン数: 95,730人
◇◇◇

『そのまま会議に出せる!Facebookネタ』連載7回目でしたが、いかがでしたでしょうか? 本コラムでは、今後もFacebookを中心とした最新かつ重要な情報を発信していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

この記事の筆者

エンゲージメント・ラボ(株式会社メンバーズ)

エンゲージメント・ラボとは、株式会社メンバーズのFacebookマーケティング推進における実績・ノウハウの蓄積とエンゲージメント向上に特化した事例を集約・研究し、顧客企業へのより一層の効果的なFacebookマーケティングサービスの提供や情報発信、新たなサービス開発を推進する研究機関。

※株式会社メンバーズとは?
1995年設立。創業以来インタラクティブエージェンシーとして、多くの大手クライアントのインターネットマーケティングを支援。近年では“ソーシャルメディア時代をリードし、顧客と共にビジネスを創造するネットビジネスパートナー”を標榜し、いち早くそのノウハウを活かしたFacebook活用の支援サービスを提供中。

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アイレップ、ヤフーが提供する「Yahoo!プロモーション広告」正規代理店で五つ星に認定 [ニュース] | Web担当者Forum

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検索エンジンマーケティングのアイレップは、ヤフーが提供する「Yahoo!プロモーション広告」の正規代理店として、五つ星認定を受けたと4月4日発表した。正規代理店制度は、Yahoo!JAPANの定めた条件を満たす代理店を正規代理店とし、スポンサードサーチやYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)の販売活動を行う制度。4月1日現在、五つ星認定の正規代理店はアイレップのみとなる。

正規代理店は、Yahoo!プロモーションの広告の販売・運用実績があり、Yahoo!JAPANの審査を経た販売代理店を公式認定し、一つ星から五つ星までの星(スター)を付与している。アイレップは2003年より認定を保有し、2013年度上半期で五つ星となった。アイレップは五つ星認定を機に、一層付加価値の高いデジタルマーケティングサービスを強化していくという。

アイレップ
http://www.irep.co.jp/

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大日本印刷とオールアバウトライフマーケティング、流通店舗向けのO2Oサービスを開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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大日本印刷とサンプリングサイト「サンプル百貨店」を運営するオールアバウトライフマーケティングは、共同で商品サンプルの活用による流通店舗向けのO2O(オンラインtoオフライン)サービスの提供を4月3日に開始する、と同日発表した。商品サンプルを試用した生活者の口コミをネット上で集め、スーパーマーケットやドラッグストアなど流通店舗の売り場作りを支援する。

流通店舗向けのO2Oサービスは、生活者がサンプル百貨店内の配送関係費を負担するだけでメーカーが提供する商品を試用できるサービス「ちょっプル」を活用する。サンプル百貨店の会員から収集した商品に関する口コミを参考に店頭POPやチラシなどのプロモーションツールを制作し、売り場の活性化を支援する。サンプル百貨店のサイトには流通店舗の特設Webページを開設し、店舗で開催しているキャンペーンやイベント情報などを紹介することで来店促進にもつなげていくという。

大日本印刷
http://www.dnp.co.jp/

オールアバウトライフマーケティング
http://www.lifemarketing.co.jp/

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キノトロープ、CMS導入セミナー「マルチデバイス対応!Webサイト構築成功の法則」、東京で4/25 [ニュース] | Web担当者Forum

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Webブランディングのキノトロープは、CMS(コンテンツ管理システム)導入のためのセミナー「マルチデバイス対応!Webサイト構築成功の法則」を4月25日に東京都渋谷区で開催する。企業のWebサイトにおける急務となっているスマートフォンやタブレット端末、携帯ゲーム機、インターネットテレビなどマルチデバイス対応のためのWebサイト構築の考え方、CMSでの構築工程などを事例を交えて説明する。セミナーは午後3時~同5時に開催。定員は10人、参加無料。サイトから申し込む。概要は次の通り。

日時:2013年4月25日(木)午後3時~同5時
場所:キノトロープ1F会議室(東京都渋谷区大山町45-14)
内容:「マルチデバイスに対応するWebサイト構築の考え方」「マルチデバイスに対応したあるべきWebサイト構築手法」
詳細・申し込みサイト:
http://www.kinotrope.co.jp/seminar/130425/

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食品宅配の 大地を守る会、ローソンが筆頭株主となり提携 店頭展開も開始 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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ローソンは3月21日、食品宅配の大地を守る会(本社千葉県、藤田和芳社長)の株式の33.4%を取得し、資本・業務提携すると発表した。ローソンが筆頭株主になる。大地を守る会は3月21日から、ローソンとヤフーが手掛けるネット通販「スマートキッチン」に一部商品の供給を始めたのを皮切りに、ローソン店舗への卸売りを進める。14年3月期の農産品の売り上げを現在の1.5倍に引き上げる計画だ。

大地を守る会の株主は現在、社員持ち株会が筆頭で、第2位が藤田社長。4月に大地を守る会が実施する第三者割当増資を、ローソンが引き受ける。ローソンは取締役を派遣して事業に参加する。

提携の第1弾として、「スマートキッチン」に有機野菜の提供を始め、取扱商品を拡大していく。

大地を守る会はここ数年、食品宅配事業が伸び悩んでいた。「事業拡大に向けてビジネスパートナーを探していた」(事業戦略部)中でローソンが浮上。昨年12月から資本提携の協議を両社で進めていた。

大地を守る会は、全国に店舗を持つローソンと組むことで販路を拡大し、事業拡大を図る。店舗向けには生鮮品を扱う「ローソンストア100」から商品供給を始める。

ローソンは、らでぃっしゅぼーやとも資本提携しており、現在株式の10%を保有。ローソンは今後20%まで買い増すことを明らかにしている。らでぃっしゅぼーやは、すでにスマートキッチンへの卸売りを始めており、提携2社の商品をどのようにすみ分けるのかなど戦略が注目される。

・大地を守る会
http://www.daichi.or.jp/

・スマートキッチン
http://www.smartkitchen.co.jp/

・大地を守る会のプレスリリース
http://www.daichi.or.jp/info/press/2013/03/post-46.html

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

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O2O×ソーシャルメディアで全国1万店舗へ集客する、ローソン8つの活用事例 [Web広告研究会セミナーレポート] | Web担当者Forum

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Web広告研究会セミナーレポート

この記事は、公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会が開催およびレポートしたセミナー記事を、クリエイティブ・コモンズライセンスのもと一部編集して転載したものです。オリジナルの記事はWeb広告研究会のサイトでご覧ください。

LINEやTwitter、Facebookなど、多くのソーシャルメディアを活用してさまざまなプロモーションを仕掛け、話題を集めているローソン。同社のO2Oマーケティングはどのように設計し、展開されているのだろうか。ローソンの白井明子氏が、同社のソーシャルメディアへの対応とO2O施策について語った。

社内や店舗クルーと共有できるキャラクターで
ソーシャルメディアを活用

白井明子氏
株式会社ローソン
広告販促企画部(兼)CRM推進部
アシスタントマネジャー
白井 明子氏

Web広告委員会の第7回月例セミナーの第一部では、2012年の第10回Webクリエーション・アウォードWeb人大賞を受賞したローソンの白井明子氏が同社のO2O施策について解説を行った。また、第二部ではad:tech New Yorkとad:tech TOKYOに参加したメンバーによって、米国と日本のデジタルマーケティングの違いが熱く語られた。

まず第一部にはローソンの白井明子氏が登壇し、ローソンのO2O施策についての事例を紹介した。ローソンは47都道府県、1万店舗以上を展開し、全店舗の1日あたりの来店者数は約1000万人にも上る、国内屈指のコンビニエンスストア。

ソーシャルメディアを先進的に活用する企業としても注目されており、2010年4月から開始したTwitterをはじめ、25媒体ものSNSを活用。各公式アカウントの会員総計は約540万アカウントで、約433万人がLINE、約39万人がFacebook、約22万人がTwitterとなっている(2012年11月現在)。また、2012年9月のアジャイルメディア・ネットワークが調査した「第4回ソーシャルメディア活用企業調査」では1位を獲得している。

公式アカウントでは、ローソンでアルバイトする20歳大学生をモデルとした「ローソンクルー♪あきこちゃん」をキャラクターとして立て、各SNSで統一してコミュニケーションを取っている(ニコニコ動画のみ「あきこロイドちゃん」というキャラクターを使用)。キャラクターを使うことのメリットについて白井氏は、以下の5つのポイントを挙ている。

自社キャラクター活用のメリット

  • 他の企業とのタイアップが容易
  • 社内外でキャラクターを共有できる
    4コマ漫画を制作して社内で閲覧することで、「あきこちゃん」のイメージを把握して共有できる
  • 情報伝播力の強さ
    企業からの情報ではなく、知人からのおすすめというテイストのため、情報が伝わりやすい
  • 媒体特性に合わせた展開が可能
    ボーカロイドなどの活用
  • フランチャイズ店のオーナーやクルー(アルバイト)に愛される

あきこちゃんのキャラクター作りは、「みんなで作るソーシャルメディアアイドル」というコンセプトで進められた。企業のキャラクターとして押し付けるのではなく、始めは後姿1枚のイラストを示して、イラストSNSの「pixiv」で正面からのイラストを公募し、続いて声で遊ぶコミュニティ「koebu」で声優を決定したという。

ネット上のイラストレーターや声優の卵など、クリエイターを目指す人を巻き込んで一緒にキャラクターを作ってきた」と話す白井氏。ローソンでは、その後もオリジナルボーカロイドのあきこロイドちゃんを使って「からあげクン」の歌企画やオリジナルPVの公募などもニコニコ動画(niconico)で行っている。

ローソン公式アカウントのコンセプトと成長日記
ローソン公式アカウントのコンセプトと成長日記

12部署が協力し、ソーシャルメディアを組織的に運用

ローソンのソーシャルメディア運用体制については、Web担当者フォーラムの漫画で紹介されているので参照してほしい」と話す白井氏は、関連する12部署が一同に集まったミーティングを週1回、1時間行い、メールマガジンの校正フローを活用してソーシャルメディアの原稿とスケジューリングをまとめ、システマチックに運用していることを明かす。

Twitterでは1日に最大7~8回、会議で決められた情報(原稿)のすべてを流しているが、これはフロー型メディアのため、情報量が多くてもフォロー解除をされにくいと考えているためだという。一方、Facebookではユーザーのタイムラインを企業情報で溢れさせないように、流す情報を絞るなど、媒体特性に合わせて情報発信している。また、いいね! やRTのランキングを定期的に各商品担当者へフィードバックし、商品開発のヒントなどにも活用しているようだ。

ソーシャルメディアの効果測定としては、ソーシャルメディア経由でのローソンのホームページへの流入数、公式アカウントからのリーチ数、顧客の声を収集分析して商品開発・改善するCGM(Consumer Generated Merchandising)という考え方での効果、クーポン活用時の併売率・併売単価を見ている。

これらの効果測定レポートは、週次および月次で経営層まで報告されており、白井氏はTwitterでの広告換算例として、1ツイートの平均クリックが約5,000以上あるため、クリック単価を100円と考えると約50万円の広告換算値となる例を示し、社内で効果を聞かれた時の指標としていると話した。

実店舗への集客を目標とした8つのO2O事例

ローソンのO2O施策の目的は、「ソーシャルメディア」「Ponta」「フラッシュマーケティング」「携帯キャリア」「アニメタイアップ」「ゲームデバイス/スマートフォン」などからオフラインの実店舗へ集客させることだ。そこでの強みとしては、Pontaポイント/サービスなどを景品化して割引やオリジナルコンテンツを提供することができ、全国1万店舗+海外店舗のインフラを持っていることであり、O2Oのゴールを白井氏は次のように述べる。

「ソーシャルメディアをみていたらローソンにたどりつきました」というコンセプトで、何気なくコミュニケーションしたら、何気なくローソンに来ていたということを考えています

ローソンのSNS活用目的は実店舗への集客、ソーシャルメディアもO2O施策の1つ
ローソンのSNS活用目的は実店舗への集客、ソーシャルメディアもO2O施策の1つ

1. ローソン独自のPassbookパスを提供

具体的なO2O事例としては、まずiOS 6対応の「Passbookパス」を独自に開発し、1週間で5万ダウンロードされた「からあげクン」クーポンと、2万ダウンロードを達成した三鷹の森美術館チケット引換券の事例が示された。ローソン独自のPassbookパスを提供することで、今後の更新時にプッシュ型のコミュニケーションでメッセージを送ったり、メーカーのサンプリングに活用したりできないか考えているという。

2. 累計100万枚以上のソーシャルメディアクーポンを配布し来店へ

ソーシャルメディアのクーポン活用では、2011年8月に各公式アカウントでソフトドリンクのクーポン情報を提供し、累計100万枚以上を配布して来店へとつなげている。また、同様に2012年8月には、LINE、Facebook、Twitter、mixi、mobage、GREEの6メディアでLチキ半額クーポンを配布している。

3. Facebookクーポンで785万にリーチ、利用者の併売率は7割以上

Facebookでは、投稿自体がクーポンになる広告サービス「Facebookクーポン(Facebook offers)」を展開し、約57万7,000人がからあげクンクーポンを取得した。クーポンを取得した人のタイムラインにも投稿が流れるため、リーチ数は785万に上り、その結果、「5,651いいね!」「シェア数2,061」「コメント数441」と、それまでの投稿で最高値を獲得することができ、1週間の期間中にFacebookページのファン数が約1万3,000人増えたという。また、Lチキ半額クーポン利用時の併売率は70%で、ROIも達成できていると白井氏は話す。

4. LINE限定クーポンの告知直後に来店、リアルなクチコミ派生に効果

LINEユーザーに対しては、オリジナルスタンプや限定クーポンを提供している。オリジナルスタンプとして、あきこちゃんとからあげクンのキャラクターを提供し、総利用回数が1,000万回以上とキャラクターの認知向上を実現している。スタンプを提供することで、100万人以上友達を増やすことができたという(2012年10月現在433万人)。

また、LINEの施策では、LINE cameraを使った「おもしろフォトコンテスト」も実施している。さらに、2012年8月にオープンした「LINEクーポン」にもいち早く参加し、自社のLINEアカウントの友達だけでなく、公式メニューのLINEクーポン利用者にもキャンペーンを広げるようにしている。

5. 日本企業初のFoursquare「パートナーバッジプロモーション(全世界展開)」を実施

Foursquareでは、米国法人と直接交渉し、APIを使った「LAWSON World Check-In」という「グローバルチェックインサイト」、日本企業としては初めての「パートナーバッジプロモーション(ローソンに3回チェックインでバッジを取得)」、国内限定でチェックインしたユーザー先着10万名にからあげクン半額券を提供する「ユニーク・クーポンコードキャンペーン」などを展開している。

Foursquareでは日本企業として初めてのプロモーションを実施
Foursquareでは日本企業として初めてのプロモーションを実施

6. Twitter×アニメ×イベントでムーブメントを起こす

Twitterでは、「何味かわかるかな? からあげクン?味 ~怪盗シモーノからの挑戦状」というキャンペーンで作られた動画が、2012年下期のローソン公式アカウントのRTランキングで最も多い6,257RTを獲得しているという。

Twitterでバズ効果を狙ってO2Oを成功させるには、Twitterと相性の良いコンテンツに絞る必要があると白井氏は話す。特にソーシャルメディアとアニメーションの親和性が高いと考えているローソンでは、前述の怪盗シモーノからの挑戦状のキャンペーンも人気声優の下野紘氏を起用している。その他にも、コンビニのメインユーザーであるM1層に向けたアニメキャンペーンを展開しているという。

実際に、アニメ「けいおん!」とタイアップしたフェア期間中は、Twitter上で「ローソン」というキーワードが多数出現しており、キャンペーン初日だけでも1か月平均の約10倍出現している。また、2010年4月に行ったエヴァンゲリオンDVD発売キャンペーンでは、箱根仙石原店を「ローソン第3新東京市店」として、劇中に登場するエヴァンゲリオン初号機をAR技術でを出現させたが、ネットの情報だけで当初の予定を大幅に上回る来店者を集め、2日間でイベントを中止せざるを得なくなったという。

相性が良いものを使うことでムーブメントが起きることがTwitterの強いところだと思う」と話す白井氏は、ハッシュタグを使ってファンを集めることができることを示し、「ジョジョの奇妙な冒険」キャンペーンやローソンチケットとともに「大友克洋GENGA展」を展開したことを明かした。

7. mixi連携のソーシャルラジオ、クリスマスイベントを展開

mixiでは、2011年8月にソーシャルラジオ企画として、TOKYO FMの「SCHOOL OF LOCK」とタイアップした企画を展開。放送時間の22時からアクセスしたユーザーに先着で無料クーポンを提供し、累計送客数は42万人、期間中は毎日22時にmixiへのアクセスが急増したという。また、mixiクリスマスでもクーポンの提供を行っている。

8. niconico動画再生数10万回超、総来場者数4万人の
「からあげクン音頭」

動画共有サイトのniconicoについて白井氏は、「ソーシャルメディアの中で最も難しい媒体だが、最もおもしろい」と話す。実際の施策では、「からあげクン音頭」という曲を2012年バージョンにしてPVを作成し、「踊ってみた」カテゴリで踊り手を募集。人気の踊り手による動画を実店舗のPOS画面に流すという情報を、多くのフォロワーがいる踊り手がTwitterなどで拡散することによって、集客にも貢献できたという。

自社キャラクターの育成と自社メディア強化が今後の課題

これらのソーシャルメディアでのO2O施策を振り返って白井氏は、「これまでは、けいおん! やエヴァンゲリオンなどのキャラクターを使ったプロモーションが多かったが、やはり、そのコンテンツの強さに左右されてしまう」と反省する。

一時的に成功しても継続性が少なく、自社キャラクターを育てなければならないというのだ。そのため、ローソン、ローソンチケット、HMVが共同で自社キャラクターの認知拡大とグループ資産を活用した「エンタメ360度」を目的とし、2012年12月12日に自社キャラクターのあきこロイドちゃんをCDデビューさせている。

また、O2Oの新たな試みとしてタニタとタイアップして歩数計を作り、歩数計のFeliCaリーダーを店頭端末のLoppiにかざすことで、タニタの「からだカルテ」でデータを管理できるキャンペーンも計画している。

最後に白井氏は、「ソーシャルメディアはフローメディアであるため、エンゲージメントがどこまでできているのか、自信のない部分もあった。今後は自社メディアを強化して集客を図り、CGM(Consumer Generated Merchandising)を進めることが必要」だと話す。

あきこちゃんもその1つであり、従来から展開している、ローソンファンのモバイルサイト「謎のローソン部」や新たに始めたブログ「ローソンクルー♪ あきこちゃんのお兄ちゃんのラボブログ」などを充実させ、顧客の声を集めて商品開発や改善に役立てていくことが今後のローソンの課題となっている。

この記事は、2012年11月27日に開催されたWeb広告研究会「第7回月例セミナー」のレポート前編です。(後編は近日公開予定)

オリジナル記事はこちら:「O2O×ソーシャルメディアで全国1万店舗へ集客する、ローソン8つの活用事例」2012年11月27日開催 月例セミナーレポート(1)

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ステマにならない自作自演レビューを書くための6つのルールなど10+4記事(海外&国内SEO情報) [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum

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タイトル画像:国内&海外SEO情報ウォッチ

「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、
国内と海外の検索マーケティング関連情報を
さらっとまとめて毎週金曜日にお届けします。

今週のピックアップ

ステマにならない自作自演レビューを書くための6つのルール
★★★★☆レビューを集めるための節度ある工夫(Get Elastic Ecommerce Blog)

ECサイトではユーザーレビューは非常に重要だ。購入を検討しているユーザーにとって参考情報になるし検索エンジンにとってはオリジナルコンテンツとして見てもらえる。有益なレビューが多ければ売上アップにも貢献するだろう。

しかしユーザーレビューを集めるのは、特に小規模なネットショップでは容易なことではない。理由の1つにまだ誰もレビューを書き込んでいない状況が挙げられる。初めの1人になるのは抵抗を感じる人もいるだろう。反対に多くのレビューがすでに書き込まれていれば自分もと積極的になりそうだ。

レビューを増やす技としてショップの店員によるレビュー書き込みをこちらの記事では勧めている。

とはいっても、しばらく前に世間をにぎわせた「ステマ」とは違い、ルールを守った自己書き込みだ。下のルールに従って書く。

  1. 実際にその製品を試してからレビューする

  2. 売り込みにならないようにする

  3. 製品の良くない点もきちんと伝える

  4. 製品の特徴を利用者にとってどんなメリットがあるかに結びつける

  5. 店員によるレビューであることを明らかにする

  6. 1つの製品につき店員からのレビューは1つにとどめる

レビューの書き込みを促進する方法として、自己レビューを利用してみてはいかがだろうか。SEOの話題とは少し離れるが、そもそもSEOで狙っているサイトのゴール達成を促進する手法として紹介した。

日本語で読めるSEO/SEM情報

ホワイトハットSEOを学べる「グーグルウェブマスター学院」日本語版オープン
★★★★★その名は「ウェブマスターアカデミー」(Google ウェブマスター向け公式ブログ)

グーグル検索と相性のいいサイトを制作、運営するための方法を解説するサイト、ウェブマスターアカデミーが日本語を含む20言語で公開された。これまでは英語だけであった。

ウェブマスターアカデミーは、「グーグルの検索エンジンがコンテンツを発見し、きちんと理解できるようにするためのサイトの設定」といった初級レベルのトピックから、より上級レベルのウェブマスター向けのさまざまな情報や、ビジネスのオンライン上での存在感を高めるためのヒントなど幅広い内容を扱っている。

学べる情報は次の27項目。すべてのコンテンツに目を通してみよう。

  • ウェブマスター初心者
    • Google の仕組みについて
    • Google がサイトを認識していることを確認する
    • 検索結果でのサイトの表示のされ方に影響するテクニックを活用する
    • 優れたコンテンツを作成する
    • 画像と動画
    • Google+ で他のユーザーとつながる
    • その他のリソース
  • ウェブマスター上級者
    • Google からコンテンツを削除する
    • サイトマップ
    • リッチ スニペット
    • 動画コンテンツを管理する
    • 国際化
    • ハッキングとマルウェア
    • アドレス(ドメイン)を変更する
    • ウェブスパムと再審査
  • ビジネスに役立つヒント
    • ウェブサイトを無料のオンライン ツールで作成する
    • Google プレイスでビジネスを登録する(無料)
    • サイトを最適化する
    • Google+ で社会とつながる
    • 商品やサービスについて Google に伝える
    • その他のリソース
  • ウェブマスター ツール
    • ウェブマスター ツールにサイトを追加する
    • メッセージ転送を有効にする
    • 設定を更新する
    • Google がサイトをクロールできるようにする
    • サイトの監視と管理を行う
    • その他のリソース
ウェブマスターアカデミー

ちなみに細かいことを言うと、日本語版は2か月ほど前にできておりこのコーナーでピックアップしている。多少の修正が入り今回が正式公開となったようだ。

グーグルがイチオシのスマホサイト構築方法
★★★★★日本語版がようやく登場(Google Developers)

グーグルは、モバイル(スマートフォン)に最適化されたウェブサイトの構築方法に関する公式ドキュメントを昨年の6月に公開していた。英語だけだったのだが、ようやく日本語版ができあがった。

ナビゲーションメニューとつい最近追加された新しいコンテンツは英語のままだが、大きな支障はないだろう。重要なメインコンテンツはきちんと日本語になっている。

スマホ向けサイトを運営中または構築予定であれば、必ず読んでおくこと。英語ですでに読んだという方も理解度に不安があればもう一度読みなおしておくといい。

また、日本のサーチクオリティチームがモバイルをテーマにした第3回のハングアウトを開催した。録画ビデオがYouTubeにアップされている。参加していなければこちらも視聴しておくといい。

定員200名がすぐに満席になったSEOセミナーレポート
★★★★☆あの人もあの人も講師として登場(アクセス解析イニシアチブ (a2i) )

アクセス解析イニシアチブの特別セミナー「ユーザー行動から取り組むSEO~実例で見るホワイトハットSEO~」が3月27日に行われた。

今やあちこちのセミナーでひっぱりだこの辻氏やグーグル日本サーチクオリティチームの金谷氏らが講師として登壇した。そのせいもあってか200名ほどの受講枠があっという間に満席になったと聞いている。

主催者のa2iが活動報告として当日の模様をレポートしているので、参加できなかった人は読むといい。

セミナーのさらに詳しいレポートは以下で読める。

ウェブマスターツールのクロールエラーの活用方法
★★★★☆SEOのプロが伝授(nanapi [ナナピ])

グーグルウェブマスターツールの「クロールエラー」レポートの活用方法について、辻正浩氏が事細かに解説している。

見るべき項目やエラーの対処方法などが書かれており難易度が高めだが、SEOのスキルを上げるために学んでみるといいだろう。

特に大規模サイトのウェブ担当者やインフラ担当者に習得してほしいノウハウだ。

ユニバーサル アナリティクスが全ユーザーに公開
★★★☆☆まずはお試しで使ってみよう(Googleアナリティクス 日本版 公式ブログ)

申請した一部のユーザーにだけ利用可能だったユニバーサル アナリティクスが「パブリックベータ」として一般に公開された。誰でもテスト利用できる。

ユニバーサル アナリティクスを使うとたとえば以下のようなメリットを享受できる。

  • クライアントの処理が軽くなり、ウェブサイトの処理スピードを高める。
  • モバイルアプリの分析により深い洞察を得ることができる。
  • インターネットに接続する複数のデバイスと接点をユーザーがどう活用しているか、より明らかになる。
  • ビジネスに関連するオフラインとオンラインの接点を分析し、顧客獲得や投資対効果に活かすことができる。

現段階では、新しいプロパティを作成するときにユニバーサル アナリティクスを選択できる。既存のプロパティからの移行は準備中だ。

ユニバーサル アナリティクスは既存のGoogleアナリティクスとは仕組みが異なるので併用できる。つまり、現在使っているプロパティとは別にユニバーサル アナリティクスのプロパティを作り、2つのトラッキングコードをページに記載できるのだ。データは両方で計測される(ただし混用する設定はサポートされていないため、データが破損したり不完全になったりすることがあるという話もある)。

またタグマネージャにも対応しておりトラッキングコードのプロパティIDを設定するだけで実装できる。タグマネージャをすでに利用している環境であれば、コードの書き換えが発生せず導入は非常に簡単だ。

とはいえ、eコマーストラッキングやイベントトラッキングをユニバーサル アナリティクスで計測するにはコードの修正が必要になる。環境によってはほかにも構成をいじらなければならないことがある。

あくまでも「正式リリース」ではなく「パブリックベータ」なので、本格運用はまだ待ち、当面はお試しで設置したほうが良さそうに思う。あるいはテスト用サイトで検証してみるという手もある。

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

外部サイトからの404エラーを修復する方法とAjaxコンテンツを検索エンジン向きにする方法を今週はピックアップ。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
  • meta descriptionタグはクリック率アップに大きく貢献する
  • Bing版ナレッジグラフの名称は「Satori」
  • グーグル、商業利用コンテンツがあるメディアはグーグルニュースから削除すると通告
  • グーグルショッピングやGoogle+ローカルから脱退可能に
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
  • Googleの立場でSEOを考える
  • ランディングページに死を

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

meta descriptionタグはクリック率アップに大きく貢献する
★★★★☆ランキングには影響しないが無視できない存在(Rival IQ)

meta descriptionタグの重要性を説いた記事。

meta descriptionタグを書いても書かなくても、順位には関係ない。グーグルではランキング要因になっていないからだ。しかし検索結果でのスニペット(ページの説明文)に利用されることが多いため、検索ユーザーにクリックしてもらえるかどうかを大きく左右する。

meta descriptionの重要性はグーグルのマット・カッツ氏も強調している。日本語サイトではSEO Imagination!ブログの伊藤氏も最近記事に著している。

meta descriptionタグの記述は単なる説明文に終始せず、ユーザーがクリックしたくなるようなメッセージを送らなければならない。社内に優秀なリスティング担当者がいるなら、そのひとに訴求力の高い表現を教えてもらうといい。スニペットは広告文のようなものだからだ。

meta descriptionを記述せずスニペット生成はグーグルに任せるという手もあるが、可能な限りこちらでコントロールしたほうがいいだろう。ましてすべてのページに同じmeta descriptionを設定するなどはもってのほかだ。

Bing版ナレッジグラフの名称は「Satori」
★★★★☆日本語の「悟り」が由来(Bing Search Blog)

グーグルは「ナレッジグラフ(Knowledge Graph)」といって、現実世界の ”モノ” や ”モノとモノの間のつながり” を認識できる仕組みを導入している。人物や場所、物事といった情報を単なる文字列としてではなく“存在”としてナレッジグラフは理解できるのだ。日本でも利用可能になっている。

米Bingもナレッジグラフと同様の技術を導入した。名前を「Satori」という。日本語の「悟り」が由来だそうだ。

darvishのSatori
「darvish」(日本人メジャーリーガーのダルビッシュ)で検索したときに出るSatori
mount fujiのSatori
「mount fuji」(富士山)で検索したときに出るSatori
penguinのSatori
「penguin」(ペンギン)で検索したときに出るSatori

ものごとの意味を理解してユーザーが求める情報を返す“セマンティック検索”の実現に向かってBingも大きく前進したことになる。検索エンジンはもっともっと賢くなっていくだろう。

なおBingのサービスでは当たり前にあることだが、日本語への展開があるかどうかは不明だ。

グーグル、商業利用コンテンツがあるメディアはグーグルニュースから削除すると通告
★★☆☆☆日本では甘い?(Google News Blog)

米グーグルは、アフィリエイトや宣伝、広告など営利目的のコンテンツが混在するメディアをグーグルニュースの検索結果から除外する方針を明確にした。グーグルニュースは商業利用のためのサービスではなく、こういったコンテンツはガイドライン違反になるからだ。

日本のグーグルニュースにも適用されるのかはアナウンスを読んだだけではわからないのだが、SEMリサーチの渡辺隆広氏は、このことを報じたブログ記事で次のようにコメントしている。

これはGoogleニュース日本版にも厳格に適用すればいいのに。名指しはしませんけれど、「某ポータルサイトにあなたの商品や会社の記事を掲載できます、文中に好きなキーワードでリンク張れます、SEOに効果的」といった趣旨のメールを某ディレクトリ登録利用社向けに送信している某社さんとか、プレスリリース配信サイトという体裁で実質的にリンク販売の場を提供している某社さんとか、ゴミみたいなニュースサイトがニュース検索日本語版には結構な数で含まれているのですよ。いろいろなバージョンを持つ某メディアのサイドバーは、有料リンクの見本市になっていたり。あまりに面白かったので、Google にまとめて通報してしまいました。 ※ すでにGoogleが対応した模様

グーグルニュースに掲載されるメディアサイトを運営しているなら注意してほしい。

グーグルショッピングやGoogle+ローカルから脱退可能に
★★☆☆☆そう望むサイトは少なそう(Official Google Webmaster Central Blog)

グーグルは特定のグーグルプロパティからオプトアウトする(特定のグーグルのサービスには情報を掲載しない)機能をウェブマスターツールに追加した。FTC(米連邦取引委員会)による調査への対応のようだ。

ウェブマスター ツールの「特定の Google プロパティからオプトアウト」のページからオプトアウトを申請すると、次のグーグル検索に表示させないようにできる。

  • グーグルショッピング
  • Google+ ローカル
  • フライト検索
  • ホテル検索
  • グーグルアドバイザー

日本語で提供されているサービスはグーグルショッピングとGoogle+ローカルの2つだけになる。該当するサイトは少なそうだしオプトアウトする理由が筆者には思い浮かばないのだが、もしこれらの検索に自分のサイトを出したくなければ利用するといい。

なおオプトアウトにしたいプロパティを個別に選択することはできず、すべてのプロパティからのオプトアウトになる。

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鈴木 謙一(すずき けんいち)

フリーランスのインターネットコンサルタント。アメリカを中心としたSEO/SEMのコアな情報を日本に持ち込み、「海外SEO情報ブログ」で“海外SEO”のブランドを確立。サーチエンジンマーケティング専門ソーシャルニュースサイトSphinn(スピン)の公式日本版であるサービス「Sphinn Japan」立ち上げメンバーでもある(Sphinnの本家はMarketing Landとなり編集記事中心へと路線変更している)。

現在は、株式会社セルフデザイン・ホールディングスの取締役コンサルティングアドバイザーとして、SEOの情報収集やトレーニング、海外のSEOカンファレンス参加などを通じて正しいSEOの普及に取り組んでいる。

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【プレゼント】『良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方』 [読者プレゼント] | Web担当者Forum

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Webサービスの運用に欠かせない、利用規約や法規制などを解説した書籍『良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方』(技術評論社)を3名様にプレゼントいたします。

本書では、法律に触れたことのない人にもわかりやすく、なぜ利用規約が重要なのかといった基本から具体的な作り方まで、トラブルが発生しがちな場面を交えながら解説。また、プライバシーポリシー、特定商取引法などWebサービスの運用に必須の情報もまとめています。

『良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方』

良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方
  • 著 雨宮美季、片岡玄一、橋詰卓司
  • 価格:2,280円+税
  • ISBN:978-4-7741-5594-4
  • 発行:技術評論社
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まるごとパクればいいんじゃないの
免責しとけばなんとかなるよ

と思ってませんか?

本書は、多くのベンチャー企業の支援を通じてウェブサービスに関するリーガルサポートを数多く手がけている弁護士と、スタートアップ企業から上場企業までさまざまな規模・業態の企業でウェブサービスの運営をサポートしてきた法務担当者2人が、その経験をもとに、「ウェブサービスを安全に・円滑に運営するために本当に気を配る必要のある事項」をわかりやすく解説。

ウェブサービスを守るために欠かせない「利用規約」にとどまらず、関連する以下のトピックも取り上げています。

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目次
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  • 第2章 トラブル回避のための注意点と対応策
  • 第3章 すぐに使える・応用できるひな形
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  • おわりに 心に残る不安を解消するには

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