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ウェブ文章で覚えておきたい「型」5つの代表例 | 初心者のためのウェブ文章入門(全6回)

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文章が苦手な人へ贈る「初心者のためのウェブ文章入門」の第2回目は、「文章の型」についてお伝えします。文章が苦手な人の中には、基本的な「型」を知らないためにスムーズに執筆が進まないケースがあります。1つでも苦手を払しょくするため、本コラムでは代表的なウェブ文章の型を5種類紹介します。

覚えておきたいWebページの基本構造と名称

「型」の説明に入る前に、まずはWebページの各名称と役割を覚えておきましょう。

1. キャッチコピー

キャッチコピーは、文中の中で最もいいたいことや本文の内容を短くまとめた文章です。短いとは言っても、本文まできちんと読んでもらえるかの成否を担う役割があり、ウェブ文章の中でも最も重要な要素の1つです。

2. 本文

本文部分は、ウェブ文章の中では一番ボリュームが多い要素であり、「見出し」「箇条書き」「リンク」など複数要素と組み合わせて構成されます。

  • 2-1. 大見出し
    ページごとに配置する「題名」にあたる文章です。ページの一番上に一度だけ使用するのが一般的です。
  • 2-2. 中見出し、小見出し
    本文の途中に配置される見出しです。段落ごとに設置することで文章を読みやすくする効果があります。必要に応じて複数回使用します。(本文の内容によっては複数回使用しない場合もあります)
  • 2-3. 箇条書き
    複数の項目を「●」や「・」を使って、分割して記載する表現方法。1つの文章でまとめてしまうと、読みにくくなってしまう場合などに有効です。
  • 2-4. リンク
    他ページへジャンプさせるための機能です。紙媒体にはない、ウェブ文章特有の機能になります。

3. 最後の一押し

「ご購入はこちら」「まずはご予約を」「お申し込みは今すぐお電話で」など、読後の行動を促すフレーズを入れて締めます。

文章ごとの型についてポイントを押さえておこう

各文章パーツの名称を覚えたら、次に文章の種類ごとの「型」についてポイントを押さえておきましょう。ここでは、代表的なウェブ文章のスタンダードな5種類の雛形を紹介します。
※サンプルの文中に登場する人物、団体、会社名などはすべてダミーです。

会社概要の基本型

企業のホームページには必須の「会社概要」(会社案内)ページの雛形です。会社の情報(代表社名、住所、事業内容などを記載する覧)は、表組みで作成すると見やすくなります。

1. 会社もしくは代表者の写真会社の外観やオフィスの様子がわかる写真を掲載します。
2. キャッチコピー短い言葉で会社の強みを表した文言を入れます。
3. 会社の説明文5~10行程度で会社の説明文を記載します。
4. 代表メッセージ代表からのメッセージを記載します。
5. 会社概要(表組み)会社概要を表組みで掲載します。

商品紹介の基本型

ネットショップに必須の商品紹介ページの雛形です。「最後の一押し」をお忘れなく。

1. 商品写真商品の写真を掲載します。
2. キャッチコピー短い言葉で商品の特徴やメリットがわかる文を入れます。
3. 商品説明文5~10行程度で商品の説明文を記載します。
4. 購入者の声箇条書きで購入者の声を入れます。
5. 最後の一押し購入を促すための一押しメッセージを入れます。
6. 買い物カートボタン最後に買い物カートへ入れるためのボタンを配置します。

店舗案内の基本型

飲食店やサロンなど、店舗のホームページ内で「お店の紹介」を掲載するページです。コンセプトやお店の特長などを記載します。

1. 店舗の写真店舗の外観や中がわかる写真を掲載します。
2. キャッチコピー短い言葉でお店の特徴や強みがわかる文を入れます。
3. 店舗の説明5~10行程度で店舗の説明文を記載します。
4. こだわりやメリットお店のこだわりなどを記載します。ここでは「3つ」にまとめました。

プロフィール文の基本型

プロフィール文は、意外とよく閲覧されているページです。人柄や簡単な経歴が伝わる内容を入れましょう。SNSやブログを運営している人は、リンクを貼っておくとよいでしょう。

1. プロフィール写真プロフィール写真を1枚掲載します。
2. 名前、肩書きなど名前の他、肩書き、出身地、代表的な所属団体などを掲載します。
3. 経歴の説明5~10行程度で経歴がわかるものを文章にして掲載します。
4. 資格や実績など資格や所属団体などがあれば、記載しましょう。
5. 関連サイト関連サイト(自社サイト)、ブログ、SNSなどがあれば、リンクを貼りましょう。

上記の他、受賞歴、取材・メディア掲載歴、メディア出演歴、出版・執筆、講演歴などがあれば、記載しておきます。

セミナー告知文の基本型

セミナーやイベントの告知用雛形です。特に6. の概要は大事な項目なので、抜けがないようにきっちり情報を入れましょう。

※ブログの1記事を想定していますので、キャッチコピー(記事のタイトル)が一番最初に配置されています。

1. 写真セミナーの内容を表す写真を1枚掲載します。
2. キャッチコピー(記事タイトル)セミナーの特長やメリットがわかる一文を記載します。
3. セミナーの説明文セミナー内容がわかる説明文を5~10行程度で文章にして掲載します。
4. 講師のプロフィール講師の経歴や資格がわかる文章を掲載します。(セミナー内容と関連性のある資格など)
5. 対象者受講する対象者を箇条書きで記載します。
6. セミナー概要(表組み)セミナー概要を表組みで掲載します。とても大事な情報なので、抜けがないようにチェックしましょう。
7. 会場案内地図や交通情報などを掲載します。

以上、5種類の代表的な文章の雛形を紹介しました。ウェブ文章の書き方に悩んだら、まずはこれらの雛形をマネして書いてみてください。

「第2回:ウェブ文章で覚えておきたい基本の型」はいかがでしたか?次回は、どのWebサイトにも必ず登場する「キャッチコピー」の作り方について解説いたします。お楽しみに!

このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。

「はじめてWEB」掲載のオリジナル版はこちら:
初心者のためのウェブ文章入門(全6回)「第2回:ウェブ文章で覚えておきたい基本型」(2017/05/29)

この記事の筆者

志鎌 真奈美(しかま・まなみ)

Shikama.net 代表/JimdoExpert
http://www.shikama.net/
http://www.web-supporter.jp/

北海道函館市生まれ。北海道教育大学函館校卒業。千葉県市川市在住。
1997年よりWeb制作を始める。ソフトウェア会社のWeb制作部門に5年間勤めた後、2002年4月に独立。Web制作・企画・制作、システム構築などに従事。
講師として、Webマーケティングやデザインのセミナー活動も行っている。

著書に『WebデザイナーのためのJimdoスタイルブック』(共著、マイナビ)、『Web文章の「書き方」入門教室~5つのステップで「読まれる→伝わる」文章が書ける!』(技術評論社)。


グーグルSERPのスニペット量が250文字に倍増! SEOで考えるべきことは?【SEO記事12本まとめ】 | 海外&国内SEO情報ウォッチ

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グーグルの検索結果(SERP)に表示されるスニペット(説明文)の文字数が一気に倍以上になった。これをSEOに活かすには、どうすればいいのだろうか。

ほかにも、「rel="canonical"のよくある14個の間違い」「MFI最新情報」「ただHTTPSにすればいいわけではない」「gooウェブ検索がPWA化」などなど、SEOや検索業界の情報をまとめてお届けする。

今週のピックアップ

グーグルSERPのスニペット量が250文字に倍増! SEOで考えるべきことは?
修正は必要?不要?(Search Engine Land) 海外情報

グーグルの検索結果に表示されるスニペットの文字数が大幅に増えた。

近年はグーグルの検索結果における変更は、さまざまな「枠」に関するものが多かったのだが、いわゆる「10件の検索結果」の表示内容が大きく変わったのは久しぶりではないだろうか(リッチスニペット系を除けば)。

念のために説明しておくと、「スニペット」とは、検索結果に表示されるページの説明文のことだ。ページのタイトルやURLの下に表示されるもので、ページのmeta descriptionや本文からグーグルが適切な内容を自動で作って表示している。

これまでのスニペットは、日本語でだいたい120文字前後だった。だが今は250文字前後だ。2倍になった。

今までよりもずっと長くなったスニペット
今までよりもずっと長くなったスニペット

検索結果に表示されたどの項目を検索ユーザーがクリックするかに大きく影響するのが、「タイトル」と「スニペット」だ。スニペットを読み、探しているものに関連すると判断したら、ユーザーはその結果をクリックしたくなるだろう。

SEOでは「いかに検索順位を上げるか」に意識が行きがちだが、それと同じぐらい「検索結果に表示されたときに、いかにクリックしてもらうか」も大切だ(もちろん、検索経由で訪問したユーザーのニーズをいかにして満たすかが最大の焦点なのだが)。

そのため、この表示変更はSEOに比較的大きな影響があると考えていいだろう。

では、拡大されたスニペットをSEOに活用するには、われわれは何を考え、行動するべきなのだろうか。

関係してくるのはmeta descriptionタグだ。このタグの内容がスニペットに使われることがあるので、そこに何をどう書くかは非常に重要だ。

まず、これから作る新しいページでは、今までよりも倍の文字数が使えることを念頭に置いてmeta descriptionタグの内容を作るのがいいだろう。

では、既存ページでも、meta descriptionタグをすべて、もっと長い文に更新するべきだろうか?

これは一概には言えない。さらに良いmeta descriptionタグになるのであれば、追加したり修正したりする価値はあるだろう。しかし、全ページのmeta descriptionタグを変えるのは大変だろうし、そうすることに確実に効果があるとも思えない。その理由は次の3点だ。

  • meta descriptionの内容をただ長くしたからといって、必ずしも検索結果でのクリック率が上がるとは限らない。

  • グーグルがmeta descriptionタグの内容をスニペットとして表示するとは限らない。クエリによっては、meta descriptionをまったく使わずに、ページのコンテンツだけを利用することもまったく珍しくない。

  • そもそも検索結果で表示されていなければ、meta descriptionを変えても意味がない。

結論としては、既存ページに関しては、修正する価値の高いページからmeta descriptionを見直していくのがいいだろう。具体的には、次のようにするのだ。

  1. Search Consoleの検索アナリティクスで「表示回数が多いにもかかわらずクリック率が低い」クエリを抽出する。

  2. そのクエリでスニペットがどうなっているかを目視で確認する。

  3. 修正することで検索ユーザーにより訴求できそうなページを見つけたら、順次修正していく。

なお、meta descriptionタグはランキング要因としては使われていない。したがって、meta descriptionをいじっても検索順位に直接的な影響を与えることはない

あくまでも検索結果でのクリック率を上げるものだと考えてほしい(検索UXを考えれば、ニーズにマッチしないユーザーのクリックを事前に避ける目的でも活用できる)。

ところで、筆者が調査した限りでは、meta descriptionタグを設定していないページでは、ほぼすべて今までよりもずっと多い文字数のスニペットが生成されていた。最大文字数いっぱいで表示されることも頻繁にあった。

スニペットに使われる保証がないことを考えれば、meta descriptionタグを自分ではまったく設定せずに、グーグルに作ってもらうという選択肢もある。そうすれば、長いスニペットを常に表示させられるようになる。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

グーグル検索SEO情報

rel="canonical"のよくある14個の間違い
ジョン・ミューラー氏も感激の誤用例(John Mueller on Twitter) 海外情報

rel="canonical"は、SEOでは重要なタグであるにもかかわらず、間違った使い方が多い。

「今までに出会ったことがあるrel="canonical"の誤用にはどんなものがあるか」――グーグルのジョン・ミューラー氏がツイッターできいた質問に、たくさんの回答がフォロワーから寄せられている。

「これは確かにあるあるだ」と筆者が認識したものをピックアップしよう。どんな結果になるかも付け足しておく。

  • ×サイト内のすべてのページのrel="canonical"が、トップページを指している

    ⇒ トップページ以外が検索結果に出なくなる可能性がある(グーグル側で間違いに気付き無視してくれることもある)

  • ×「HTMLのhead内のlink要素」と「HTTPヘッダー」の両方でcanonicalを指定する

    ⇒ これ自体は問題にならないだろうが、正規化するURLが一致していないとグーグルが混乱するかもしれない

  • ×相対URLでcanonical先を指定している

    ⇒ 正しければ問題は発生しないが、rel="canonical"で相対URLを使うと間違ったURLを指定してしまいがちになるので、推奨されない

  • ×モバイル向け表示をPC向けとは別のURLで提供している構成で、モバイルページのrel="canonical"で指定しているURLが、対応するPCページのURLになっていない

    ⇒ モバイル向けページでは正しく対応するPC向けページにcanonicalを向けなければならない(すべてのモバイルページで、rel="canonical"がPCのトップページを指しているというミスもある)

  • ×ページネーション(ページ分割)しているときに、2ページ目以降をすべて1ページ目にrel="canonical"で正規化する

    rel="canonical"の正しい使い方ではない。無視されることもある。

  • ×hreflangを設定するページで、他の言語のページを指定したrel="canonical"を設定してしまっている

    hreflangが機能しなくなり、rel="canonical"が向けられた言語のページだけしか検索結果に出なくなるかもしれない

  • ×ページAのrel="canonical"をページBに指定し、ページBをページAにリダイレクトしている

    ⇒ いわば、rel="canonical"とリダイレクトの「正規化ループ」だが、どうなるだろうか?

  • ×ページAのrel="canonical"がページBを指定し、ページBのrel="canonical"がページCを指定し、ページCのrel="canonical"がページAを指定している。

    ⇒ いわば「rel="canonical"ループ」だが、どうなるだろうか?

  • ×(インデックスさせたくない)パラメータが付いたURLのページに、自己参照のrel="canonical"を設定している

    ⇒ パラメータなしのURLに正規化しなければならない。グーグルが自動で正規化してくれるかもしれないし、パラメータなしのURLとありのURLの両方がインデックスされるかもしれない(つまり重複コンテンツ状態)

  • ×HTTPSへ移行したのにrel="canonical"が http: のURLに向いている

    ⇒ HTTPSではなくHTTPでインデックスされたままになってしまう可能性あり

  • ×noindexを設定していないページのrel="canonical"が、noindexを設定しているページのURLを指してしまっている

    ⇒ 大きなトラブルに繋がるとは思わないが、インデックスさせないページに正規化するのはrel="canonical"の用法としてはおかしいため、無視されそう

  • ×rel="canonical"hreflangの同時使用。たとえば次のようなもの:

    ⇒ 実際にあったそうだ。気持ちはわからないでもないが無視されるだろう。

  • ×URL末尾の「/」(スラッシュ)の有無が正しくrel="canonical"で指定されていない

    ⇒ ドメイン名の直後の「/」の有無が違っていても、グーグル側で等しく扱ってくれるはずだ:
    https://exmaple.com

    https://exmaple.com/

    しかし、ドメイン名以降のパス部分で「/」の有無が違っていると、技術的には異なるURLだと扱われる:
    https://exmaple.com/dir

    https://exmaple.com/dir/

    そのため、状況によってはrel="canonical"が正しく機能しないことがありうる

  • ×本番環境で公開したサイトのrel="canonical"に開発サイトのURLを指定している

    ⇒ 本サイトが検索結果に出てこないだろう

ほかにも誤用例が報告されている。どれも間違った使い方なので、ここで挙げたようなやり方でrel="canonical"を使わないように、くれぐれも注意してほしい。

ミューラー氏は「非常に参考になった」と感激している。担当チームにもフィードバックしたそうで、rel="canonical"の改善に役立てられることを期待したい。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!
  • 技術がわかる人に伝えましょう

MFIの公式情報を久しぶりにグーグルが提供。進捗はいかに?
目新しい情報なし(グーグル ウェブマスター向け公式ブログ) 国内情報

「モバイル ファースト インデックスに向けてサイトを準備するためのヒント」と題して、モバイル ファースト インデックス(以下、MFI)に向けて必要な対応をまとめた記事をグーグルが公開した。

のだが、とりたてて目新しい情報はなかった。

これまでに出てきた情報をまとめた印象が強い。とは言うものの、散発的に出ていた情報を1つの記事にまとめられたことには、価値があるだろう。

ちなみにMFIだといっても、次の構成のサイトでは、特別な対応は必要なし。

  • レスポンシブ ウェブ デザインを採用しているモバイル向けサイト
  • PC版とモバイル版で、同等のコンテンツおよびマークアップを提供しているサイト

注意しなければいけないのは、

  • 別々のURLでモバイル向けサイト構成しているサイト

だ。特別な対応が必要になってくる状況がある。元記事に書かれているヒントをよく読んでおくように。

気になるMFIの展開に関しては次のように説明している。

Google では上記の基準に基づいて、モバイル ファースト インデックスに対応しているかどうかをサイトごとに評価し、準備が整ったサイトから移行していく予定です。このプロセスは、ごく一部のサイトに対してすでに開始されており、検索チームが経過を注意深く観察しています。

モバイル ファースト インデックスのロールアウトを完了する時期についても、現在のところ特に定めていません。

大きな混乱が起きないように、引き続き慎重に導入を進めているようだ。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!

グーグルの医療・健康系アップデート、「癌」に関して信頼性がないページを検索結果から駆逐
専門家の分析から判明(辻正浩 on ツイッター) 国内情報

医療・健康系のクエリに対するグーグルのアップデートの分析続報を辻正浩氏が共有した。「癌(がん)」に関する検索結果の状況変化だ。

癌は、病気に関する人が検索するキーワードで最も多いものの1つに違いない。非常に深刻な病気であるため、今回のアップデートが機能しているのは喜ばしい。

アップデートがうまく処理できていないクエリもあるようだが、今後の継続的な改善に期待したい。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

医療・健康関連アップデート、URLパラメータ設定、MFIなど2017年最後のオフィスアワー
最後を飾るにふさわしい良い質問が多い(ウェブマスター オフィスアワー) 国内情報

今年最後のウェブマスターオフィスアワーが開催された。

※毎回補足しているように、「ウェブマスターオフィスアワー」とは、グーグルの社員が登場して、一般のウェブマスターからのサイト運営に関する質問に回答したり、ウェブマスターとカジュアルに情報交換したりしていく動画プログラムだ。

登場するグーグル社員は、もちろん金谷氏と長山氏、あんな氏の3人だ。

今回は、次のような質問が取り上げられた。筆者の独断と偏見で、興味深いと思った項目を強調しておく。

  • URLパラメータの矛盾した設定
  • ヤフーのモバイル検索のAMP Client APIサポート
  • AMP by Example サイトのrel="amphtml"
  • 別ドメイン名のサイトのRSSフィード送信
  • 非公開ページのモバイルフレンドリーテスト
  • 医療・健康関連アップデートについて
  • 画像の圧縮
  • 商用利用不可のブログでの違反行為
  • 英語ページが英語ページと認識されない
  • 準備中なのにMFIに移行されるのを防ぐには
  • MFIはオプトインではないのか?
  • 誤ってインデックスされたページの削除
  • PC検索にモバイルページが表示される

2017年の最後を飾るにふさわしい良い質問が多い。YouTubeに録画がアップロードされている。視聴していなければ、どんな回答を3人が提供してくれたのかをチェックしておこう。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!
Web担当者に役立つ最新情報
  • 古いTLSのHTTPSサイトにグーグルが警告。ただしランキングへの影響はなし
  • ツイッターがAMPのアクセス解析を改善
  • よくあるハッキング手法とその対処方法
  • Googleよりも先にgooウェブ検索がPWAとして生まれ変わった!
  • グーグル検索で2017年に人気急上昇した「○○とは」検索は?
海外SEO情報ブログの掲載記事から
  • 検索アナリティクスで1年分のレポートを取得可能に、最大13か月か。
  • 検索結果数が10件⇒5件、「次へ」⇒「もっと見る」のモバイル検索をGoogleがテスト中

Web担当者に役立つ最新情報

古いTLSのHTTPSサイトにグーグルが警告。ただしランキングへの影響はなし
とはいえ、脆弱性があるのですぐにアップデートすべし(Search Engine Roundtable) 海外情報

HTTPSで使用するサーバー証明書にTLS 1.0(TLS バージョン1)が利用されているサイトに対する警告を、グーグルが送っているようだ。TLS 1.0は脆弱性が発見されているプロトコルであり、安全ではないためだ。

このまま使い続けたとしても、グーグル検索におけるランキングへの悪影響はないとのことである。

だがランキングには影響しないとはいえ、ユーザーに対するセキュリティは確保できない。早急にバージョンアップするべきだろう。

「HTTPSにしているから大丈夫」だと思っていても、実際には、悪意をもった者による改ざんや傍受などの影響を受ける可能性があるのだから。

★★☆☆☆
  • すべてのWeb担当者が念のために確認しておくべき

ツイッターがAMPのアクセス解析を改善
ツイート経由のAMPページへのトラフィックを記録できるように(Twitter Developer Blog) 海外情報

ツイッターは、ツイッター上でAMP版のコンテンツが閲覧された際に、そのアクセス解析をしやすくするように機能を改善した――というのだが、なかなかわかりづらい。

ツイッターはAMPをサポートしている。ツイートでシェアされたURL先のページがAMP対応しているときは、AMPページを表示する。

その裏で、オリジナルのURLに対して「__twitter_impression=true」というパラメータを付けてリクエストを飛ばすようになったのだ。

また、ツイッター上でシェアしたURLにトラッキングパラメータを付けていてもAMP版には反映されないが、そうしたトラッキングパラメータも含んでリクエストを飛ばすようになっている。

なかなかわかりづらい動きだが、これはリダイレクトを使ってトラフィック分析を実現しているツールでもAMP版へのアクセスを確認できるようにということのようだ(AMPは仕様によってリダイレクトを禁止している)。

また、ツイッターからの参照であることをわかりやすく示したいという同社の意図もありそうだ。

日本時間の12月7日から、すでにこうしたトラフィックが流れている。

ただ、少し調べてみた限りでは、amp-analyticsの挙動との関係が判断できなかった。amp-analyticsとこのリクエストで二重にトラッキングされているなどの可能性がないか確認したかったのだが、調べきれなかった。

というのも、日本のいわゆる「ニュースアプリ」で、そうした問題が過去にあったからだ。

具体的には、独自に高速表示版を提供しているニュースアプリが、「ニュース提供者側が分析しやすいように」と裏でウェブサーバーにリクエストを送っていた。しかし、それによって「実際にはユーザーの目に触れることがないのにサイト上で広告が表示されたことになる」という問題があり、その仕組みを廃止したという出来事があったのだ。

現時点では、ツイッターのこの仕様で、そうした副作用がないか確認できていない。念のためにツイッターの技術情報や実際の挙動を確認しておくといいかもしれない。

★★★☆☆
  • AMPがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
  • アクセス解析担当者に伝えましょう

よくあるハッキング手法とその対処方法
よくあるハッキング手法とその対処方法(グーグル ウェブマスター向け公式ブログ) 国内情報

絶賛開催中の#NoHackedキャンペーンに関連した、第3弾となる記事をグーグルは公開した。今回のテーマは「一般的なハッキング手法とその修正方法」だ。

取り上げているハッキングは次の3種類になる。

  • キーワードとリンクのクローキングによるハッキング
  • 意味不明な内容によるハッキング
  • 日本語キーワードによるハッキング

最後に今回も、大切な心構えを繰り返しておく。

セキュリティ = わからない・自分は気にしなくていい

という固定観念をもしあなたが持っていたとしたら、それを取り去り、ハッキングに対してほんの少しでもいいので素直に意識を向けてほしい。#NoHackedキャンペーンをそのきっかけ作りにしたい。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!
  • 技術がわかる人に伝えましょう

Googleよりも先にgooウェブ検索がPWAとして生まれ変わった!
検索エンジンのPWAは聞いたことがない(gooプレスリリース) 国内情報

gooウェブ検索が、プログレッシブ ウェブ アプリ(PWA)としてリニューアルされた。

PWAにより表示が高速になり、またホーム画面アイコンからのアクセスが可能になった。来年の春には急上昇ワードをプッシュ通知する予定だそうだ。

検索エンジンがサイトをPWA化した例は珍しい。グーグルですら検索サイトにはPWAを実装していない。先進的な印象を筆者は受けた。

goo検索を利用するユーザーはこのコラムの読者に多いとは想像しないが、PWA化した検索エンジンがどんなふうなのか体験してみてはいかだろうか?

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

グーグル検索で2017年に人気急上昇した「○○とは」検索は?
SEO視点では「◯◯とは」検索に注目(Google Japan Blog) 国内情報

グーグル検索の2017年のランキングをグーグルは発表した。

検索ニーズが急上昇したキーワードの全体ランキングは次のとおりだ。

昨年と比較して2017 年中に Google で検索が急上昇したキーワード
  1. 小林麻央
  2. 北朝鮮
  3. ドラクエ11
  4. 台風
  5. wbc
  6. 松居一代
  7. 安室奈美恵
  8. 清水富美加
  9. iphone 8
  10. ブルゾンちえみ

あなたも今年検索したキーワードが含まれているだろうか?

また、急上昇のなかでも「○○とは」検索に限定した場合のランキングは、次のとおりだ。

意味を調べる時によく使われる「とは」検索で急上昇したキーワード
  1. 忖度 とは
  2. プレミアムフライデー とは
  3. リベラル とは
  4. 共謀罪 とは
  5. valu とは
  6. jアラート とは
  7. ハンドスピナー とは
  8. 溶連菌 とは
  9. 衆議院解散 とは
  10. 排他的経済水域 とは

どれもナレッジカード/ナレッジパネルとして検索結果には答えが表示されるクエリだ。スマートフォンやスマートスピーカー(グーグル ホーム)で音声検索すれば、その答えを読み上げてくれる。

「忖度 とは」で出てくるナレッジカード

「○○とは」やこれと同じ意図を持つ検索はナレッジカードや強調スニペットとして表示されることが多く、音声検索の回答としても利用される。音声検索の増加を予想しているのであれば、こうした検索に対する回答をコンテンツとして提供するのもいいだろう。

ちなみに、このGoogle Japan Blogのページをスマホで閲覧すると、表の部分が少し残念な表示になっていた。

モバイルフレンドリーではなグーグルの公式ブログ

致命的ではないのだが、少なくとも見やすくはない。

モバイルフレンドリーを牽引しているグーグルなのだから、もう一息がんばってほしいものだ。

★★☆☆☆
  • 息抜き用に

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

新しいSearch Consoleとモバイル検索結果のテストに関する記事をピックアップ。

この記事の筆者

鈴木 謙一(すずき けんいち)

「海外SEO情報ブログ」の運営者。株式会社Faber Companyの取締役Search Advocate(サーチ・アドボケイト)。

海外SEO情報ブログは、SEOに特化した日本ではもっとも有名なSEO系ブログの1つ。米国発の最新のSEO情報を中心に、コンバージョン率アップやユーザーエクスペリエンス最適化のための施策も取り上げている。

正しいSEOをウェブ担当者に習得してもらうために、ブログでの情報発信に加えて所属先のFaber Companyでは、セミナー講師や講演スピーカーを主たる役割にしている。

【プレゼント】御社のWeb、世界に通用しますか? 『グローバルWebサイト&アプリのススメ』

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Webサイト&アプリをグローバルに展開するための本

12月23日発売の新刊『グローバルWebサイト&アプリのススメ』(ボーンデジタル)を、3名様にプレゼントします。

グローバルWebサイト&アプリのススメ
  • 著者: ジョン・ヤンカー
  • 監訳: 木達一仁
  • 価格: 2,300円+税
  • ページ数: 212ページ
  • ISBN: 978-4-86246-391-3
  • 発行: ボーンデジタル
  • 発売: 2017年12月23日
  • 独身の日!? ブラックフライデーって!?
  • 世界が100人なら58人はアジアの人!?
  • 3Gの低速モバイル通信が世界の主流!?
  • 右→左と左→右が混じるアラビア語のWeb!?

突然ですが、皆さんは世界に目を向けていますか?

今回のプレゼントは、ビジネスやコンテンツをグローバルで拡大するヒントを解説した、ちょっとめずらしい書籍です。

Webサイト・サービスやアプリケーションは、なにも1つの国や地域に限定する必要はありません。Webなのですから、幅広い国や地域に対して提供してもいいのです。

同書は「グローバルに向けてWebサイトやサービスを提供する」という観点に立ち、数多くのケーススタディにもとづいて知識や実践法方法を解説しています。

英語圏や中国語圏、中東圏、スペイン語圏などの商圏ごとに、文字表現やデザイン表現、プロモーション戦略のポイントを各国の商習慣に合わせて紹介

著者は数百の企業・組織の改善を手がけてきたジョン・ヤンカー氏。同氏のブログ「Global by Design」の日本語訳を手がけるミツエーリンクスの木達一仁氏が、同書の翻訳を担当しています。

Web担当者、Webマーケター、広報・PR担者はもちろん、Webデザイナーやアプリ開発者などにも役立つ内容が満載です。同書をきっかけに、国外市場に目を向けてみませんか?

目次

  • 1章: 翻訳経済の新しいルール
  • 2章: グローバルに考える
  • 3章: ローカルに考える
  • 4章: 文化的に考える
  • 5章: 視覚的に考える
  • 6章: 世界の国々を考える
  • 7章: グローバルに対応するということ
  • 巻末付録: リソース

応募要項

  • 応募締切:2017年12月29日(金)23:59
  • 当選者数:3名様
  • 応募方法:下記応募フォームに必要事項をご記入して応募をお願いします。当選者の発表はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます。

[ユーザー投稿] 2018年1月23日(火) 【岡山】 <農園、工場、食品、お菓子、モノ作り企業様必見!> 今自社サイトリニューアルがブーム! モールと自社サイトの多店舗展開を成功させる方法 セミナー開催

[ユーザー投稿] ゼロから始めるWeb集客とメールマーケティング

[ユーザー投稿] Web担当者の雑談ライブ配信「WEBマスターのまったり30分 Vol.63」

サイバーエージェント子会社、若年層に特化した6種類のインフルエンサー広告商品を提供開始

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インターネット広告のサイバーエージェントの連結子会社で若年層マーケティング事業を行うCA Young Labは、インフルエンサーマーケティング領域を強化し、YouTuber、Instagrammerを活用した6つの広告商品の提供を開始する、と12月21日発表した。インフルエンサーの影響力が増していることから、CA Young Labはインフルエンサーマーケティングを事業の主軸としYouTuber、Instagrammer、LIVE動画に向けたマーケティング活動を強化することにした。

CA Young Labが提供する「YouTuberマーケティング事業」は、4種類の商品があり、YouTuberを活用した企業のプロモーション設計、企画、キャスティング、制作、配信、効果検証までを行う。事務所所属のYouTuberや個人で活動するYouTuberのネットワークを持つだけでなく、社員が、次世代YouTuberの発掘、育成も行う。「Instagrammer マーケティング事業」では、2種類の商品で、若年層、女性を中心に支持者を持つ4,000人以上のInstagrammerネットワークを活かし、企業の商材に合わせたクリエイター選定から効果検証まで一貫したマーケティング支援を行う。

マイクロアド、SSP「MicroAd COMPASS」で強制リダイレクト広告に対する検知・対策を開始

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広告配信事業のマイクロアドは、メディア収益化サービス「MicroAd COMPASS」において、メディア掲載面に広告が配信された瞬間に、強制的にユーザーが目的としないページに移動させる強制リダイレクト広告への検知対策を開始した、と12月21日発表した。強制リダイレクト広告が頻発しており、媒体社の広告収益化における慢性的な課題となっていることから、検知対策を始めることにした。

マイクロアドは従来からMicroAd COMPASSにおいて、媒体社が掲載可否体制を築くことのできる機能の拡充・メンテナンスを行ってきた。今回の検知対策により、掲載可否チェックをすり抜けて不正を行う広告においても対策を行うことが一部可能となり、より安全な広告収益化が実現することになった。今後も、更なる網羅性を備えるべく、体制を強化していく。


Supership、「ScaleOut DSP」で独自の広告のビューアビリティ測定機能を提供開始、広告配信にも活用可能

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KDDIのグループ会社でインターネットサービス事業を行うSupershipは、同社の広告主向け広告配信プラットフォーム「ScaleOut DSP」において、配信中の広告のビューアビリティ(実際に閲覧できる広告の比率)が確認できる「In-View率レポート」の提供を無料で開始し、計測したIn-View率を活用した「In-View率ターゲティング」による広告配信への対応を開始した、と12月21日発表した。In-View率レポートは、ScaleOut DSPが開発した計測システムによりディスプレイ広告と動画広告のビューアビリティが管理画面上でシームレスに確認できるレポートとなる。

SupershipのIn-View率レポートは、メディア調査会社の監査や認定審査を行う業界団体MRCと、米国オンライン広告の業界団体IABが提供する「ビューアブルインプレッション」を業界基準とし、「広告ピクセルの50%がスクリーンに1秒以上表示された広告インプレッション」をIn-View数としてカウントして、In-View率をレポートする。ScaleOut DSPを利用する広告主は新たにツール導入や利用にあたる追加コストをかけずに、In-View率レポートを管理画面上で確認できるようになった。

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アイレップ×Yahoo!×百度共催、中国生活者のハートをつかむ「春節対策セミナー」2018/1/12開催

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アイレップ、ヤフー、バイドゥは共催セミナー「中国の生活者のハートを掴め!百度活用、今からでも間に合う春節対策セミナー」を2018年1月12日に開催する。

セミナーでは、最新の中国市場のトレンド、インバウンド・アウトバウンドで効果的な広告活用など、中国生活者をターゲットにした施策に欠かせない情報を解説する。

2018年2月中旬の中国春節(旧正月)は、中国の重要な祝日の1つ。春節前後には、長期休暇にあわせた旅行、中国人特有の購買行動などが起きることから、広告効果が出やすいタイミングでもある。

プログラム概要

  • 中国インターネット事情と効果的な訴求について
    バイドゥ株式会社 国際事業室 プロデューサー 張宇馳
  • 中国ネット広告情報と百度広告の商品紹介
    ヤフー株式会社 エリア・オンライン営業本部 セールスオペレーション部百度推進 雷国悦
  • 中国人向けWebプローモションの課題と有効なソリューション
    株式会社アイレップ グローバルパートナーセールスチーム 方斯斯
  • Q&A

セミナー開催概要

この記事の筆者

Web担当者Forum編集部 池田真也

 

家電量販店の法人通販から、Web担当者Forumの前身である『インターネットマガジン』(2006年5月号で休刊)の編集部へ。休刊までの半年ほど雑誌編集を経験し、Web坦の立ち上げを機にネットマーケティングにかかわりはじめ現在へ。編集兼Web担当者。

企業のWeb活用が当たり前になったとはいえ、ビジネスの歴史からすればまだ10数年ほど。それを支えるWeb担当者の仕事がもっと世の中に広まり、ユーザーともどもよりハッピーになれれば、と考えつつ日々勉強中。

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世界の巨大広告主も警鐘を鳴らすアドフラウド問題。日本のマーケターはどうすべきか?

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左からコーディネーター:山口 有希子 氏(パナソニック)
パネラー:小出 誠 氏(資生堂ジャパン)
石橋 昌文 氏(ネスレ日本)
馬渕 邦美 氏(フライシュマン・ヒラード・ジャパン)
今田 素子 氏(インフォバーングループ本社)

アドフラウド、ビューアビリティ、ブランドセーフティなどのデジタル広告詐欺やブランド毀損などの問題で、P&Gが41%、ユニリーバが59%のデジタル広告費を削減したという。

アドフラウドの比率はデジタル広告全体に対して、グローバルでは5~20%、日本では5~10%ぐらいあると言われている。日本のデジタル広告でも確実に被害は起こっているのだ。「自分には関係ない、そもそもその問題を知らない、対策していない」という言いわけが通用しないところまで来ている――。

デジタルマーケティング業界を牽引している5人が登壇し、「今、知っておくべき激動する世界のマーケティング潮流」のテーマで日本のマーケティングを語り合ったパネルディスカッション(12月5日、JAA主催)の内容をお届けする。

  • アドフラウド、ビューアビリティ、ブランドセーフティ問題
  • GoogleとFacebookによる広告市場の独占と「コンテンツはだれが作っているのか」問題
  • マーケティングの変遷
  • 日本とグローバルのマーケティングの違い
  • ストーリーを届けることの重要性とコンテンツマーケティング
  • アドテクの近未来は自動でメディアバイイングするAI

といったトピックに加え、このテーマをさらに深掘りする日本初開催のカンファレンス「WFAグローバルマーケターカンファレンス2018」(2018年5月)の情報もあわせてご覧いただきたい。

アドフラウド、ビューアビリティ、ブランドセーフティ問題

山口 有希子 氏(以下、山口): 「アドフラウド」「ビューアビリティ」「ブランドセーフティ」という問題によって、世界の2大広告主、P&Gとユニリーバがデジタル広告費を削減したという話題が数か月前、駆け巡りましたよね。

  • アドフラウドとは、広告主(アドバタイザー)がプラットフォームなどに広告を出稿して広告費を支払っているにもかかわらず、詐欺的な広告の消化がされているものを指します。

  • ビューアビリティとは、インターネット広告が「閲覧者が見られる状態にあるか」の観点と、それを確保するための動きを指します。

  • ブランドセーフティとは、広告主のブランド価値を毀損する形で広告が表示されたり、広告出稿によって反社会勢力などへ意図せず資金提供する結果になったりすることを避ける考え方を指します。

馬渕 邦美 氏(以下、馬渕)P&Gさんが41%、ユニリーバさんが59%デジタル広告費を削減したと言われています。エージェンシーにとっては、売り上げダウンにつながる問題でしたが、広告主側にはさほど大きな影響が出なかったとも言われています。とはいえ、この状態が長期化するとタッチポイントが減って、広告主側にも影響が出てくるでしょう。

小出 誠 氏(以下、小出): 日本でも、これらの問題に対する危機感が最近徐々に高まっています。アドフラウド比率はグローバルでは5~20%、日本では5~10%ぐらいだと言われています。現場担当者の問題意識として浸透してきていますが、対策をしている企業はそんなに多くありません。

山口: 石橋さんの企業では、どんな対策を取られていますか?

山口 有希子氏

石橋 昌文 氏(以下、石橋): 昨年、ネスレの本社(スイス)でこれらの問題に対するガイドラインを決定しました。各国のマーケットである一定の水準を設けて、トラッキングして、メディアのブラックリスト化とホワイトリスト化をしています。実際に、ホワイトリスト化されたところを利用すると、広告効果が上がるという結果が出ています。

ネット広告市場の7割をGoogleとFacebookが独占

馬渕インターネット広告市場の約7割をGoogleとFacebookの2社が独占していることも問題の1つです。

今後、Amazonなどもデジタル広告業界に参入して競争が激化すると予想されますが、彼らに共通することは大量のデータを保有していることです。GoogleならばGmailなどを含む「検索データ」、Facebookは「ソーシャル上のデータ」、Amazonは「購買データ」を持っています。

広告最大手のエージェンシーWPPなどは、「データ・ホリゾンタリティ」というWPP傘下の企業が分散して収集・蓄積しているデータを提携させて、プラットフォームに対抗していく動きもあります。

馬渕 邦美 氏

今田 素子 氏(以下、今田): この問題の裏側に「コンテンツをだれが作っているのか」「コンテンツを作っている人に広告費が適切に配分されているのか」という観点があります。

コンテンツを作って情報を出しているのはメディアであって、GoogleやFacebookのようなプラットフォーマーは、コンテンツを持っていません

にもかかわらず、広告主が支払う広告費のうち、代理店やプラットフォームに60%も消えていき、コンテンツの作り手であるパブリッシャー(メディア)には40%しか残りません。さらにそこから、アドフラウドなどで12%消え、最終的にパブリッシャーに28%しかお金が残らない状況になっていると、2016年のWFAの調査で明らかになっています。

2016年のWFAの調査より

マーケティングの変遷

山口: デジタルマーケティングの変遷についてどう感じていますか?

小出: デジタルの変遷で感じてることが2つほどあります。

  • 1つ目は、「デジタル広告を使うこと」や「デジタルマーケティング」が目的化していること
  • 2つ目は、デジタル広告費を使えば、パフォーマンスは維持したまま、広告費全体を抑制できると単純に思われていること

デジタル広告は、消費者とのコミュニケーション手段の1つであるはずなのに、デジタル広告を使うことが目的となっている側面があります「それ、本当にデジタル関連のメディアを使うのが一番いいのでしょうか?」ということもあります。

また、デジタル広告を増やせば「単価が下がって全体の広告費が安くなるんじゃないか」と思われています。今後デジタルメディアへのシフトがより増えると需給関係も変化しますし、加えてアドフラウドやブランドセーフティなどの対策をしていくと、その対策費が追加で必要になります。

さらに、どの企業もホワイトリストを作り始めると、そのメディアへの出稿競争率が高くなって、その分単価も上がるでしょう。今は「テレビよりもデジタルは安い」といわれることもありますが、今後それが逆転する可能性もあります。

小出誠

日本とグローバルのマーケティングの違い

山口: 「日本にはCMOがいない」と言われていますが、グローバルと日本のマーケティングの違いはありますか?

石橋: ネスレ日本の場合、グローバルと日本で大きな違いはありません。スイス本社と日本の組織構成はミラー構造になっています。売上と利益に責任を持つのは事業部で、事業部がマーケティング(=経営)の中核です。それら事業部を横串で見てサポートするのが、私が所属しているマーケティング&コミュニケーションやファイナンス、製造、人事、物流、営業といった組織です。私たちの部署は、事業部の消費者コミュニケーションに関わるパート全般をサポートしています。

石橋昌文氏

小出: CMOが機能せず、事業部の足並みがそろわないということを耳にします。日本の伝統的な組織構造として、事業部が主体となって営業や販促活動を進め、CMO不在のまま長く企業活動をしてきました。そういった背景もあって、CMOが少ないのではないでしょうか。

資生堂では2016年よりグローバル経営体制に移行しており、6つの地域に分かれてマーケティングや営業などを統合した組織運営となっています。私が所属する資生堂ジャパンも、日本のマーケットを担当する地域本社としてこのタイミングで設立され、同時にCMOが着任しました。現在は、資生堂ジャパン社長がCMOを兼務しています。

山口: 事業部とCMOの足並みがそろわないことってありますか?

石橋: ネスレ日本では、そういったことはほとんど起きていません。事業部の意見とCMOの意見が違うときは、話し合いを重ねて最終的にどれがベストか決めていきます。それでも決まらない場合は、CEOまでエスカレーションすることもありますが、ほとんどそのような事案になることはありません。

山口: 典型的な日本企業のマーケティング組織はどうなっているのでしょう?

馬渕: すごく話しづらいですね(笑)。マーケティングにおいて、ボトムアップで決まらないことは多いです。特に「新しい価値を創造する」ような場合、複数の部署から人が集まります。しかし、それぞれがそれぞれの立場で言いたいことを言うので、決まらないということはよく起こっています。

エージェンシーとしては、すごく歯がゆいですよね。「経営 = マーケティング」となっていない企業を、どうデジタル化して行くか。デジタルマーケティングではなく、マーケティングをどうデジタル化していけるか。この課題を解決するのが、会社全体最適の役割を担うCMOなのかもしれません。

ストーリーを届けることの重要性とコンテンツマーケティング

山口: デジタル広告は刈り取り型が中心でしたが、どのように変化してきていますか?

今田: 特にECの場合はデジタル広告から商品購入へとダイレクトにつなげられるので、買わせること(パフォーマンス)を目的にしたデジタル広告が非常に多かったです。

しかし、購入されるまでにどう認知されて、どこで態度変容が起こったのかを探ってみると、テレビCMや雑誌、新聞などが購買者の気持ちを醸成している、そこに広告主が気づき始めたわけです。そこでようやくプロダクトや企業のストーリーを届けることの重要性を再認識し始めました。

そういったことでコンテンツマーケティングへの注目が集まっていると言えると思います。

今田素子

山口: 実際どんなコンテンツマーケティングをしていますか?

石橋ユーザーとのコミュニケーションを目的としたコンテンツという意味でいうと、「ネスレアミューズ」があります。ネスレアミューズには、ネスレの各ブランドサイトや公式YouTubeの「ネスレシアター」、ECなどネスレに関連したサイトを集約しています。

ユーザーに楽しんでもらうことを目的としてネスレに関連したサイトを集約したのが「ネスレアミューズ」
https://nestle.jp/

ブランドへのエンゲージメントをどう高めるのか」という文脈でコンテンツは重要です。15秒や30秒のテレビCMではエンゲージメントできません。もっと深いブランドのコンセプトやメッセージを、少し長い尺のショートムービーで伝えていく、そうしたことがユーザーとのコミュニケーションにつながります。

そうしたコンテンツを「見たから買った」という因果関係は見えてきていませんが、ネスレシアター内のコンテンツを見た人と見ていない人では購買に違いがあるという相関関係は表れています

2013年から映画監督と組んでYouTubeのネスレシアターでコンテンツを作っていますが、全体で3300万回再生されています。ネスレアミューズの訪問者数は年間7000万人、会員数も530万人ほどに成長し、コミュニケーションを目的とした1つのプラットフォームとしては、成功してきたかなと思っています。

アドテクの近未来は自動でメディアバイイングするAI

山口: 広告業界にアドテクノロジーの波がやって来て久しいですが、次はどんな流れがやってくると思いますか?

馬渕: AIファーストの流れはやって来るでしょう。自動でメディアバイイング(広告枠の買い付け)をするという機能を持っているAIも登場し始めています。

操作は簡単です。

  • 広告を買う目的(売上、気づきを得るなど)
  • その目的を解決する方法(ディスプレイ広告、プログラマティック広告、ソーシャル広告など)

を選択して予算を入力すると、自動学習で最適な買い方をします。

運用初期は人間の勘が優れているが、情報がある一定以上集まると最適化が加速度的に行われます。そうなると、1000分の1秒の速さで入札していける機械は強いですよね。

しかも近い将来、勝手にカスタマージャーニーを作って「ここで詰まっていますよ」と問題点を指摘してくれるようになるらしいです。AIは未来を描くことはできませんが、人間をサポートする強力なツールとして活用される時代はすぐそこまで来ています。

まとめ

山口: 最後に小出さんから一言いただけますか?

小出: JAAのデジタルメディア委員会の委員長として来年以降強化していくことが2点あります。

  • 「アドフラウド」「ブランドセーフティ」「ビューアビリティ」への現状把握と対策強化する
  • テレビCM量とデジタル広告量をすり合わせる

JAAの会員を対象にアドフラウド、ブランドセーフティ、ビューアビリティの状況把握と対策を議論するセミナーを2018年1月以降に開催していきます。

また、流通企業との取り組み現場では、棚割がGRP(テレビCMの延べ視聴率)の多寡で決まる傾向があります。つまり、テレビCMを大々的に流せば流すほど、小売の店頭で棚を確保できるということです。

しかし、生活者のコミュニケーションにおけるデジタル化が進んでいる現在では、棚割の決定にもデジタル広告量を加味していかないと実際の顧客の動きとすれ違いが起こりかねません。

ですので、デジタル広告との接触も加えて「テレビとデジタルの合計で何人が何回広告に触れたか」といった判断基準に変えていっていただけるようにJAAとして取り組んで行きます

また、会場から次のような質問が投げかけられ、小出氏が質問に回答した。

――デジタルを使ったときのリーチの限界について教えてどう思われるか?

小出: デジタルだけでは限界があり、得られるリーチのカーブもテレビに比べるとデジタルは緩やかです。デジタルとテレビ、デジタルと紙といったように何かと組み合わせて、最適なコミュニケーションをすることがゴールなので、その最適な組み合わせを模索する必要があります。

また、ブランドとコンシューマが直接つながるコンテンツとコンシューマ同士がつながるコンテンツをそれぞれ最適化して、リーチの限界を作らないようにしていきたい。

今回のパネルディスカッションで扱った「今、知っておくべき激動する世界のマーケティング潮流」というテーマや問題に関してさらに詳しく論ずるカンファレンスを、JAA(日本アドバタイザーズ協会)とWFA(世界広告主連盟)が2018年5月に開催する。

グローバルのマーケティングがどんな流れなのか、グローバル企業は今日パネルで挙がった問題に対して「どのように対策しているのか」といったことを直接見聞きするカンファレンスだ。

WFAとは世界最大の広告主団体であるWFAグローバルマーケターカンファレンス(World Federation of Advertisers: 世界広告主連盟)。世界54ヶ国の広告主企業と団体で構成され、構成メンバーの総広告費は世界のマーケティングコミュニケーション費の90%にのぼる。

毎年各国にて開催されるWFAグローバルマーケターカンファレンスには世界のトップマーケターが集い、最新のマーケティングやコミュニケーションについて議論が行われていて、日本では初の開催決定となる。

この記事の筆者

四谷志穂(Web担当者Forum 編集部)

物流企業で営業兼Web担当者を経て、Web担当者Forumの編集者となる。企業Web担当者時代の経験を活かして、読者目線の記事をお届けしていきたい。一日の至福のときは、仕事終わりのビールと枝豆。

グーグルの検索結果から見えてくる「ユーザーの検索意図」の読み取り方 | Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報

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グーグルは、検索クエリだけでは検索意図(ユーザーが検索することによって何を得ようとしているのか)を確実に読み取れない場合、考えられる複数の検索意図に(適切に)対応した検索結果を表示する。このようなSERP(検索結果ページ)を注意深くチェックすれば、SEOに役立つ情報がたくさん見つかる。

今回のホワイトボード・フライデーは、グーグルが検索意図に対応していると判断した検索結果をチェックすることで、どのような情報が得られるのかを、ランドが実例を挙げて説明する。


グーグル検索結果から見えてくる「ユーザーの検索意図」の読み取り方
(と、注意深く見ればみつかるSEOとコンテンツのチャンス)
ポイントまとめ
検索ユーザーのことを理解しないままコンテンツをターゲティングしてはいけない。
グーグルの「SERP」「検索サジェスト」「関連キーワード」が役に立つ。
検索意図とその対応のギャップが、検索順位を上げるチャンスを生み出す。
検索ユーザーの意図に対応するために、ビジネス影響が出ることを恐れてはいけない。長い目で見れば、良い結果がもたらされる。

Mozファンのみんな、こんにちは。ホワイトボード・フライデーにようこそ。

今回は、検索クエリを実行したユーザーの検索意図に応じてグーグルが表示する「検索結果」「検索サジェスト」「関連キーワード」から得られるインサイトについて話をしよう。

また、SERPに表示される情報からSEOやコンテンツの機会をどう得るかについて、どのように効率的かつ注意深く調べれて分析すればいいのかについても説明する。

したがって、今回のホワイトボード・フライデーは、いつもとは少し違った形になる。単にやり方を伝えるのではなく、実例を取り上げたいと考えている。手法の話は少なくし、説明を省き、事例をいくつか取り上げて、そのプロセス自体をお見せしたい。

検索クエリ1:「傷のついた家具」

これは、「傷のついた家具」に関する検索クエリだ。

家具関係のビジネスを手がけている人が、このクエリで検索するユーザーにリーチしようとするならば、まず検索結果ページの一番上に広告が表示されているのが目に留まるかもしれない。「激安家具 - 最大70%オフ」と表示されているのが、オンライン家具ストアWayfairの広告だ。

オーガニック検索結果の方を下にスクロールすると、MyBobs.comの「アウトレット家具が毎日お買い得」や、ここシアトルにある家具店の「シアトルでの家具の修理や塗り替えはお任せ」といった検索結果が表示される。

ここで興味深いのは、オーガニックの3つ目に表示されている「木製家具の修理方法とは」という検索結果だ。最初の2つとは違うタイプの広告で、異なる検索意図に対応している。

オーガニック検索結果の上2つは「傷がある中古家具を安く売ります」という内容だが、3つ目ののHowStuffWorksからの項目は「家具を修理します」という内容になっている。

さらにスクロールすると、関連キーワードが表示される。

先頭の「傷とへこみ 家具 近所」という関連キーワードは、この検索クエリの意図が、WayfairやBob'sの対応している検索意図、すなわち「何らかの傷がついた家具を安く買うこと」である可能性を示している。2つ目の「アウトレット家具のクリアランスセール」も、同じような検索意図を示している。

3つ目の「bob's ディスカウント 家具 へこみ」という関連キーワードの中には、対応している検索意図が検索結果と似ているものがある。

この検索結果ページから読み取れること

さて、ここで何が起きているのだろうか。このような検索結果をチェックするにあたって大いに注目すべきことは、検索意図と表示位置の関係だ。

このクエリの場合、次のようになっている。

  • 検索意図A:家具を買いたい
  • 検索意図B:家具の塗り直しまたは修理がしたい
  • 検索意図C:家具を修理する方法が知りたい

検索意図Aに対応した検索結果が、他の意図に対応した検索結果よりページの上部に多く表示されている場合を考えよう(ただし検索広告は対象から外す。検索広告はそれほど高いクリックスルー率を必要とせず、1%か2%のクリックスルー率でも表示されるからだ)。

検索意図Aに対応した検索結果が他より上に表示されている場合は、検索ユーザーのなかで、検索意図Aに対応した検索結果を好んでいる人や探している人の割合が高いことを示している。これは、どのような検索結果をチェックする場合にも言えることだ。

したがって、ある検索クエリを狙ってSEOやコンテンツ作成を進めようとしているのに、作成しているコンテンツや対応しようとしている検索意図に沿ったコンテンツの順位が実際のSERP内で低い場合は、順位を上げられない状況に陥ってしまう可能性がある。

グーグルはあるクエリに対し、そのクエリで検索を行ったユーザーのなかで少しでも多くのユーザーが求めている検索意図に対応しようとする。そのため、前述のような状況では、よくて4位か3位くらいの順位までしか獲得できないということになる。

こうしたチェックが役立つもう1つのケースがある。調査してみたら、すべての検索結果が1つの検索意図にのみ対応しており、関連キーワードも1つの検索意図にしか対応していなかったときだ。

この場合は、検索ユーザーの意図を変えようとしたり、同じクエリでまったく異なる検索意図に対応したりすることが非常に難しいと予想できる。したがって、異なるクエリに目を向ける必要があるかもしれない。

検索クエリ2:「Eコマースサイト デザイン」

次に、「Eコマースサイトのデザイン」に関する検索結果に移ろう。

この検索キーワードで想定される検索意図には、次の2つがあると考えられる。

  • 検索意図A: Eコマースサイトのデザインを買おうとしている
  • 検索意図B: Eコマースサイトのデザインに関する優れたヒントやアイデアを探している

ここでも広告が表示される。今度はShopifyの広告で、「当社のEコマースソリューションにお任せください」と書かれている。これは何かを販売していることを知らせる広告だ。おそらくEコマースサイトのデザインを売り込んでいるのだろう。

これは、検索意図Aに対応している。

オーガニック検索結果に目を向けると、「美しくてクリエイティブなeコマースサイトデザイン30選」が1位に来ている。これもShopifyのコンテンツで、ここに表示された理由は彼らが僕のアドバイスに従ったからだ(もっとも、彼らが僕にアドバイスを求めたのは、このホワイトボード・フライデーを公開するはるか前のことだが)。

それはともかく、3つ目の「78個の最高なeコマースWebサイトデザイン例&受賞サイト」も含め、このオーガニック検索結果が対応しようとしているのは、検索意図Bのようだ。つまり、「私は今、ヒントやアイデアを探している。自分のEコマースサイトをどのようなデザインにすべきか、どのようなデザインが成功をもたらすのかを知りたいと思っている」というものだ。

つまり(広告を除外して考えると)、このクエリで高い検索順位を獲得しているのは、「デザインを買いたい」という意図に対応したコンテンツではなく、「デザインの例を知りたい」という意図に対応したコンテンツなのだ。

関連キーワードでも同じ状況が見られる。

「eコマースサイト 例」「トップ eコマースサイト」「ベスト eコマースサイト 2016年」という3つのキーワードはすべて、検索意図Bに対応したものだ。

この検索結果ページから読み取れること

検索意図Aに対応しようとするなら、広告を使ったほうがいい。なぜなら、このクエリで上位に入っている検索結果は、検索意図Aに対応したものではないからだ。

検索意図Aは、検索ユーザーが求めている情報ではなく、広告以外で高い順位を獲得するのはかなり難しいだろう。

参考:

ここで、最後の関連キーワードの「2016」という年号に注目してほしい。今は2017年後半であり、このホワイトボード・フライデーを撮影しているのは2017年10月だ。僕が今日この検索を行ったところ、「ベスト eコマースサイト 2016年」というキーワードはまだ表示されていた。

この事実は、2016年にこのキーワードで検索を行った人の数のほうが、2017年より多かったことを示唆している。今後、2017年に関する関連キーワードがここに加わったとしても、その情報は関連キーワード枠の下の方にしか表示されないだろう。検索ボリュームがそれほど多くないからだ。

繰り返しになるが、このキーワードは下降トレンドに入っている可能性がある。「Googleトレンド」でダブルチェックを行うこともできるので、注意しておくといい。参考情報は以上だ。

検索クエリ3:「ハロウィン 実験室 小道具」

では、最後の例を見てみよう。ハロウィンで使う実験室の小道具だ。ハロウィンが近づくにつれて、実験室の小道具をはじめ、ありとあらゆる道具や衣装や装飾を探す人が増えてくる。そのため、ハロウィンは非常に大きなビジネスチャンスとなっており、アメリカはもちろん、イギリスやオーストラリアなどの国でも拡大しつつある。

グーグルは、検索結果ページの一番上にショッピング広告を掲載している。ハロウィン用の実験器具を売っている店舗のショッピング広告だ。実験室セット、フランケンシュタイン風スイッチ、放射能標識などさまざまな商品を、Target、Etsy、Oriental Trading Companyといった小売店が販売している。

ショッピング広告の下には、画像が表示されている。これ自体は驚くことではないが、覚えておいてほしいことがある。

オーガニック検索の一番上に画像が表示されている場合は、絶対に画像SEOを実施すべきだということだ。

明らかに、この検索結果ページの状況は、たくさんの検索ユーザーが画像を探していることを示している。つまり、画像検索が検索ボリュームのかなりの部分を占めていることを意味するのだ。このような状況からは、2割以上の検索ユーザーがオーガニック検索結果ではなく画像検索結果にアクセスするのだろうと推測できる。それに、画像のエリアで検索順位を上げるほうが簡単なことが多い。

画像エリアの下では、さらに興味深い状況が見られる。ここに表示されている検索結果は、「Pinterestのマッドサイエンティストの実験室のアイデア25選」「Pinterestの怪物、フランケンシュタイン、幽霊のアイデア913選」「Pinterestの自作マッドサイエンティスト小道具」といったPinterestのコンテンツだ。さらに、動画エリアがここに表示されている。こちらはすべてYouTubeの動画だ。

このような状況は、ビジュアル要素の強いコンテンツのときによく見られる。また、原則として1つのドメイン名から検索結果が表示される。これが何を意味しているかと言えば、自分のサイトに対してSEOを実施するのはもちろん、PinterestやYouTubeに対してもSEOを実施すべきということだ。

2つ目の例として紹介した「Eコマースサイトのデザイン」に対応するクエリのコンテンツを作っている場合も、このことが関係してくる。つまりBigCommerceやShopifyなどが美しいEコマースサイトのデザインを紹介するために公開しているようなコンテンツを作成し、たくさんの画像を掲載している場合には、大きなチャンスがあるということだ。そのクエリに対して今述べた戦略を活用できるからだ。

では、具体的には、どうすればいいのだろうか。

結論としては、Pinterestにすべての画像をアップロードし、ボードを作成し、画像を共有してもらうのがいいだろう。つまり、Pinterest向けのSEOを実施するのだ。

また、YouTubeでも同じことをする。自分たちが作った製品を紹介する短い動画をたくさん制作し、YouTubeにアップロードするのだ。チャンネルを作るのも良い。いくつかの動画を作れば、動画エリアに何度も表示される可能性が高くなる。なぜなら、たくさんの人がそれらの動画にアクセスするからだ。動画エリアはかなり下のほうに表示されるので、これを見るのは検索ユーザー全体の10%未満だろうが、それでも多くのチャンスが生まれる。

このクエリは、前の2つのクエリと比べて、検索意図が大きく異なっているのだ。

この検索クエリに対する関連キーワードは、前の2つの例とは異なっている。

というのも、「自作 マッドサイエンティスト 実験室 小道具」「マッドサイエンティスト 小道具 DIY」「マッドサイエンティストの小道具の作り方」などが表示されているのだが、これらのキーワードの検索意図は、大まかに言って、上のどの検索結果でも対応していないものばかりなのだ。

YouTube動画エリアをスクロールしていくと、ほとんどの動画はコスチュームを見てもらうことを目的としていることがわかる(1つだけハウツー動画が出てくるが)。

僕から見れば、これはコンテンツの機会だ。たとえば、この関連キーワードの意図に対応したPinterestのボードを作成し、DIY、手作り、作り方などをテーマにしたボードを作る。そうすれば、他のPinterest画像を画像エリアから追い払い、自分のPinterest画像で埋め尽くせるかもしれない。

検索意図の把握で大切な4つのポイント

では最後に、今日の話をまとめよう。

  1. SEOの世界では、検索ユーザーのことを理解しないままコンテンツをターゲティングしてはいけない。キーワードを見ているだけでは、判断を大きく誤る可能性がある。

    まず検索結果をチェックし、検索ユーザーが何を求めているのかを、少しでも理解できるようにしよう。検索ユーザーから実際に話を聞くことができればなお良い。

  2. そのためには、グーグルのSERP、検索サジェスト、関連キーワードのすべてが役に立つ。

  3. いくつかの例で見たように、検索意図とその対応のギャップが、検索順位を上げるチャンスを生み出す。

  4. 検索ユーザーの意図に対応するために、ビジネスやコンテンツ、それに自分たちの利害に“一時的な影響”が出ることを恐れてはいけない。長い目で見れば、良い結果がもたらされるはずだ。

4つ目の項目で言っていることの例は、2つ目のクエリで確認できる。

Shopifyは「たくさんの美しいEコマースサイトのデザインを、Shopifyが制作に関わっていないものも含めて紹介する」という方針を採っている。BigCommerceも同じだ。

しかしBigCommerceは、自社のプラットフォームを使っていないデザインを紹介すれば、自社の既存ビジネスの一部が犠牲になってしまう可能性がある。しかし、そのリスクをあえてとり、検索ユーザーの意図に対応することでブランドを確立しようとしている。なぜなら、自分たちがやらなければ、間違いなく他の企業がやるからだ。

◇◇◇

さて、みんな。今回のホワイトボード・フライデーはお役に立てただろうか。検索結果からユーザーの検索意図を解釈する方法について他に良い例があれば、コメント欄に残してほしい。では、またお会いできるのを楽しみにしている。ごきげんよう。

この記事の筆者

この記事は、Moz Blogに掲載された以下の記事を日本語訳したものです。

author photo

原文:「How Google Gives Us Insight into Searcher Intent Through the Results - Whiteboard Friday」 by Rand Fishkin (20107/11/10)

記事セレクション:渡辺隆広株式会社アイレップ
翻訳:株式会社ガリレオ


CyberZ、スマホ広告のクリエイティブを要素分析・改善する「タグクリエイティブレポート」を提供開始

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サイバーエージェントの連結子会社でモバイル専門広告代理事業のCyberZは、広告クリエイティブ強化のため、タグごとのクリエイティブ効果分析を行う集計基盤「zen」を開発し、約500種類のクリエイティブ構成タグと無制限のクリエイティブ訴求タグに基づく「タグクリエイティブレポート」の提供を開始する、と12月22日発表した。CyberZはクリエイティブ制作量とクリエイティブ品質の向上を進めており、品質向上の決め手としてzenを開発した。

zenの活用メリットには、「具体的で緻密なPDCA」がある。クリエイティブ単位で広告効果の良し悪しを見るだけでなく、当該クリエイティブのどこが良く、どこが悪かったのか、までを定量化した具体的で緻密なPDCAを実現する。活用メリットには「クリエイティブ品質のボトムアップ」もある。zenはクリエイティブの企画設計から分析まで最良なワークフローで動く画一的な仕組みのため、要素レベルの企画設計や分析を踏まえた説明性の高いクリエイティブ制作を、全社横断で実現する。

電通、テレビCMとデジタル広告の相乗効果を計量する「KPI運用型TVCMプランナー」を提供開始

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電通は、高精度の「個人視聴推定モデル」を活用してテレビCMの効果を高めるツール「KPI運用型TVCMプランナー」を開発し、12月22日よりサービス提供する、と同日発表した。サービスは、テレビCMの視聴状況に基づくデジタル広告配信・効果検証基盤「STADIA」がPeople Driven DMP(人基点のマーケティング手法によるPeople Driven Marketingのデータ基盤)を介して外部とのデータパートナーシップを開始したことで実現した。

KPI運用型TVCMプランナーにより、「購買行動を最大化するテレビCMとデジタル広告の最適予算配分」が可能になる。個別ブランドごとにデジタル広告とテレビCMの相乗効果を計量することで、オンライン/オフライン店舗への来店を最大化し購買に直結する最適予算配分ができる。また「実行動におけるテレビCM枠の選定と運用によりKPIを最大化」することもできる。実行動におけるKPIを最大化するテレビCM広告枠の候補・選定が可能になった。

BtoC企業の68%がデジタルトランスフォーメーションが重要と認識するが、実行完了は12%にとどまる【電通デジタル調査】

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電通デジタルは、日本における企業のデジタル化の進展状況について約350社を対象とした調査「日本のデジタルトランスフォーメーションおよびデジタルマーケティングに関する実態調査(2017年度)」を実施した。本調査は、Forrester Consultingに委託したものである。調査レポートより一部調査結果を紹介する。

① 企業の68%が、自社のデジタルトランスフォーメーションの重要性を認識する一方、一旦実行完了している企業は12%にとどまり、約半数が未着手

※「とてもそう思う」、「そう思う」、「ややそう思う」の計 n=229/全体n=339
※実行完了(n=39/339)、現在取り組み中(n=126/339)未着手・計画なし(n=174/339)

② 経営トップはCMO(Chief Marketing Officer)およびCDO(Chief Digital Officer)の今後のリーダーシップに期待を寄せている

※デジタルトランスフォーメーションを完了・取り組み中・計画ありと回答した企業のCEO・COO等の経営トップ(n=30)、マーケティング部門(n=91)、IT部門(n=118)
※CEO:Chief Executive Officer、COO:Chief Operating Officer、CIO:Chief Information Officer

③ デジタルトランスフォーメーションが進んでいる先進的な企業では、組織・テクノロジー・顧客体験の変革に着手

※デジタルトランス変革に取り組み中と回答した企業対象(n=126) 当該設問(複数回答)に対する回答

④デジタルトランスフォーメーションが進んでいる先進的な企業の約9割が外部パートナーを活用

※デジタル変革に取り組み中と回答した企業(n=126)のうちの活用企業(n=112)

⑤ 今後1年間におけるマーケティングの主要課題は「顧客中心主義の推進」

※経営トップ(CEO・COO等)、ビジネス部門対象(n=162)。当該設問(複数回答)に対する回答

調査概要

  • 調査対象者:日本国内の企業(BtoC)所属者
  • 調査対象者数:354名
  • 調査対象者の業種:①耐久財(自動車・家電・不動産) ②消費財 ③金融 ④交通・物流 ⑤小売 ⑥インフラ(情報通信・教育・医療) ⑦トラベル(旅行)・ホスピタリティ
  • 調査対象者の所属:経営トップ、IT、マーケティング、戦略・経営企画、広報
  • 調査対象者の役職:経営者・役員クラス、本部長・部長クラス、課長クラス、主任・係長クラス
  • 調査時期: 2017年6月~8月
この記事の筆者

四谷志穂(Web担当者Forum 編集部)

物流企業で営業兼Web担当者を経て、Web担当者Forumの編集者となる。企業Web担当者時代の経験を活かして、読者目線の記事をお届けしていきたい。一日の至福のときは、仕事終わりのビールと枝豆。

[ユーザー投稿] グローバル・レジストレーション(第4回)- データのスタンダードの「秘密のソース」を明らかにする【カスタマー・アイデンティティ市場動向】

企業Instagramアカウント492件を分析! フォロワーやエンゲージメントの平均は? | 先週のWeb担まとめ記事

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2017/12/16~2017/12/22

Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 22本とニュース記事 16本です。

忙しい人のためのこの記事の使い方:
  • 上のほうから内容をざっとチェックする
    重要なものほど上の方に置いてあります。
  • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
    要チェックのものは色を付けてあります。

今週の担当は、安田です。

Web担当者120人オフ会
Web担の読者さんが集って悩みを語り合う「Web担オフ会」を1月25日(木)に渋谷で開催します! 今回のテーマは「DMP」、軽い感じのパネルディスカッションもやりますよー。
https://webtan.impress.co.jp/q/2017/12/27585
【プレゼント】御社のWeb、世界に通用しますか? 『グローバルWebサイト&アプリのススメ』
御社のWebサイト&アプリを世界で展開するためには? 言語・ネットワークの壁や地域ごとの商習慣について解説する書籍『グローバルWebサイト&アプリのススメ』を3名様にプレゼントします。
https://webtan.impress.co.jp/q/2017/12/27821

今回の要チェック記事セミナー | 求人情報 | 人気記事 | 解説記事 | ニュース
企業Instaアカウント492件を分析! フォロワーやエンゲージメントの平均値は?

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • 「Instagramの企業アカウント492件を分析! 国内企業17業界のデータを分析してわかったこと」が1000以上のいいね!を集め、大人気でした。

    フォロワー数、エンゲージメント率など、国内17業界・492の企業Instagramアカウントを分析してわかったデータを掲載しています。企画会議やKPIにお役立てくださいませ。

    https://webtan.impress.co.jp/e/2017/12/19/27504

  • 「営業が欲しい案件だけをゲットできるBtoBマーケティングのABMとADRって何ですか?」は、「Webのコト、教えてホシイの!」の記事。

    BtoBマーケに携わる人必見の内容です!

    「BtoBマーケの神様」とも呼ばれるシンフォニーマーケティングの庭山一郎さんに、BtoBマーケティングの基本と、BtoBマーケの効率を上げるABMやADRといった手法について、わかりやすく解説してもらっています。

    https://webtan.impress.co.jp/e/2017/12/22/27312

  • 「2時間でメンバーの相互理解を深める『コンセプトマップワークショップ』の手順とは?」は、「ロフトワーク流『プロジェクトコミュニケーション術』」の第2回記事。

    今回は、チームビルディングのためのコンセプトマップを解説しています。

    https://webtan.impress.co.jp/e/2017/12/20/27668

  • 「グーグルSERPのスニペット量が250文字に倍増! SEOで考えるべきことは?」は、金曜のSEO連載。

    グーグルの検索結果(SERP)に表示されるスニペット(説明文)の文字数が一気に倍以上になったことを踏まえ、これをSEOに活かすにはどうすればいいのか、解説しています。

    ほかにも、「rel="canonical"のよくある14個の間違い」「MFI最新情報」「ただHTTPSにすればいいわけではない」「gooウェブ検索がPWA化」などなどの、SEOや検索業界の情報も。

    https://webtan.impress.co.jp/e/2017/12/22/27822

Web担の姉妹サイトもお役に立てるはずです。
ECの現場で売上アップを目指す方には
ネットショップ担当者フォーラム
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クラウド&データセンター完全ガイド
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セミナー/お知らせ要チェック | 求人情報 | 人気記事 | 解説記事 | ニュース
UX、SEO、ソーシャル広告、Webデザイン、AI、BtoBマーケなど8セミナー

※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

UXのプロセスと方法論(1/11)

「ゼロから構築するUXのプロセスと方法論」をテーマにしたセミナー「UX Leaders Camp vol.2」を、ロフトワークが1月11日(木)に渋谷で樫合します。

パナソニックなど3つのサイトのUXデザインプロセスについて解説する内容で、参加費は1500円。

http://www.loftwork.jp/event/2018/20180111_ux_leaders_camp2/summary.aspx

SEO(1/23)

SEOのセミナー「GinzaMetrics SEO Driven Conference Tokyo 2018」を、Ginzamarketsが1月23日(火)に千駄ヶ谷で開催します。参加無料。

http://www.ginzametrics.jp/blog/seo-driven-conference-2018

ソーシャル広告(1/25)

「ソーシャルメディアAD最前線セミナー」を、オプトが1月25日(木)に市ヶ谷で開催します。

花王とJALからも講師が登壇してソーシャル広告の事例などを解説する内容で、参加無料。

http://www.opt.ne.jp/creative/social_media_ad_seminar2018/

Web画像の最適化(1/18)

Webサイトで使う画像の最適化を基礎から解説する「ハイパフォーマンス・イメージ」Webセミナーを、アカマイ・テクノロジーズが1月18日に開催します。

オンラインで開催するWebセミナーで、参加無料。

https://content.akamai.com/jp-ja-ME10170-image-manager-webinar.html

2018年のWebデザイントレンド(2/16)

「2018年のWebデザイントレンド 解説セミナー」を、ミツエーリンクスが2月16日(金)に西新宿で開催します。

毎年人気のセミナーで1月19日開催分はすでに満席。2月開催分も満席が予想されますので、お早めに。

https://www.mitsue.co.jp/seminar/design_trends_2018.html

AI+Web接客(1/23)

「激動するデジタルマーケティングの現状と、AIを活用した最新Web接客」と題したセミナーを、Sprocketとスペースシップが1月23日(火)に渋谷で開催します。参加無料。

http://marketing-base.jp/seminarinfo_20180123

BtoBマーケの「ABM」「MA」(1/24)

BtoBマーケティングのための「ABMを実現するためのMA・データ活用セミナー」を、日本オラクルとアンダーワークスが1月24日(水)に外苑前で開催します。参加無料。

https://www.underworks.co.jp/2017/11/27/eve-elq-20180124/

ソーシャル活用事例(1/24東京、2/19大阪)

「セガホールディングスに聞く、SNSを活用したコミュニケーションのコツ」セミナーを、コムニコが1月24日(水)に銀座で、2月19日(月)に大阪で、それぞれ開催します。

Twitterで30万フォロワーを誇るセガ公式アカウントの中の人も登壇してソーシャル活用を解説する内容で、参加無料。

https://www.comnico.jp/seminar-sega

Web担当者向け新着求人情報
要チェック | セミナー | 人気記事 | 解説記事 | ニュース

先週の人気記事 要チェック | セミナー | 求人情報 | 解説記事 | ニュース

Web担で先週公開された記事のうち、「今回の要チェック」に次いでアクセスが多かった記事です。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • 衣袋教授の新・Googleアナリティクス入門講座
    【最終回】GAの2018年展望と、これからも分析に取り組むあなたに衣袋教授が伝えておきたいこと
    https://webtan.impress.co.jp/e/2017/12/21/27727
    by 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン)
  • ニュース記事
    24時間後に自動で消えるInstagram Stories、20~40代女性の「視聴経験あり」は約7割【サイバー・バズ調べ】
    https://webtan.impress.co.jp/n/2017/12/21/27818
    by 四谷志穂(Web担編集部)
  • Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報
    SEOのための構造化データ初心者向けガイド [後編] ――構造化データ実装でよくあるミスとその対策
  • ニュース記事
    「Criteoサービス終了の噂、事実ではありません」Criteoが公式に否定、終了するのは小規模メディア向け広告掲載サービスのみ
    https://webtan.impress.co.jp/n/2017/12/21/27843
    by 安田英久(Web担 編集長)
  • 初心者のためのウェブ文章入門(全6回)
    ウェブ文章で覚えておきたい「型」5つの代表例
  • Ledge.ai出張所
    中国はもう『規模だけの市場』ではない。僕らが今理解すべきデジタルオーバーラッピングの本質と威力
  • ユーザー理解から始まるコンバージョンレート最適化
    一対一の対話をコミュニティのチカラで増幅! 森永乳業「Newの森」で広がるファンの声
  • いちばんやさしいデジタルマーケティングの教本(全11回)
    サイト担当者が知っておくべき法律「著作権」「個人情報」「表現に関する規制」を紹介 #11
    https://webtan.impress.co.jp/e/2017/12/20/27032
    by 田村 修(アイレップ)
  • 編集長ブログ―安田英久
    ギガが足りない! 中高生の30%弱が2~3か月に1回は通信速度制限
    https://webtan.impress.co.jp/e/2017/12/19/27804
    by 安田英久(Web担 編集長)
  • 稲富滋のWebマスター探訪記
    東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の公式サイトが2つ? 組織委員会と準備局のサイトの違いを都の担当者に聞いてみた

先週の解説記事 要チェック | セミナー | 求人情報 | 人気記事 | ニュース

Web担の解説記事には、ウェブサイトをビジネス活用したい人向けの情報がたっぷり詰まっています。

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  • Web担人気記事ランキング
    企業のInstagram企画に役立つ業界別アカウント分析データ集
  • 先週のWeb担まとめ記事
    「集客ならSEOよりソーシャルでしょ」に一石を投じる注目の調査データ登場!
  • ユーザー投稿記事 by コマースリンク株式会社
    KCCSの「KANADE DSP」広告配信シミュレーションを受付開始(プロファイルターゲティング、オーディエンス拡張、パーソナライズリターゲティング)
  • ユーザー投稿記事 by シナジーマーケティング株式会社
    メール広告「Yahoo!ダイレクトオファー」がYahoo! DMPと連携しました。
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社アイアクト/星さくら
    ゼロから始めるWeb集客とメールマーケティング
  • ユーザー投稿記事 by 井田 奈穂
    楽天ビューティ・日宣に学ぶ無料セミナー「BtoCメディアはこれで伸びる!」
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社フィードフォース
    【無料セミナー】1/23(火)【Facebook大谷氏登壇】越境EC成功のポイントとは?越境ECのトレンドとFacebookを活用した越境マーケティング徹底解説セミナー
  • ユーザー投稿記事 by エイクエント エルエルシー
    【1月19日(金)開催】グーグルが選んだ男!Web解析トップコンサルタントが語るキャリア術

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編集後記

目標体重を(瞬間的に)達成したので、とりあえずダイエット終了。じわりじわりと通常の食生活に戻すつもりが、クリスマスケーキという悪魔が……(安田)

Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください:
https://webtan.impress.co.jp/editors_note

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