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バズって入場者40%増の226万人! プロバスケ「B.LEAGUE」が見せた“攻め”のSNS活用法 | 先週のWeb担まとめ記事

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2017/11/18~2017/11/24

Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 20本とニュース記事 15本です。

忙しい人のためのこの記事の使い方:
  • 上のほうから内容をざっとチェックする
    重要なものほど上の方に置いてあります。
  • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
    要チェックのものは色を付けてあります。

今週の担当は、西です。

【プレゼント】『iNTERNET magazine Reboot』
日本のインターネット時代の幕開けを告げたかつての人気雑誌が1号限定で復刊! 3名様にプレゼント。
https://webtan.impress.co.jp/q/2017/11/27534

今回の要チェック記事セミナー | 求人情報 | 人気記事 | 解説記事 | ニュース
バズって入場者40%増の226万人! プロバスケ「B.LEAGUE」が見せた“攻め”のSNS活用法

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • 「バズって入場者40%増の226万人!男子プロバスケ・B.LEAGUEのマーケ秘策『広告費の思い切った使い方』を聞いた」が800いいね!超えと人気でした。

    2016年に開幕したプロバスケリーグ「B.LEAGUE」の1年目は、年間入場者数が前年比の40%増の226万人を達成。その秘訣は広告に予算を「使わなかった」こと!? 思い切った攻めのSNS活用法は必見です。

    https://webtan.impress.co.jp/e/2017/11/22/27395

  • 「『売上に効いた広告はどれか』テレビ・Web・実店舗の広告効果測定を可能にする。有馬誠氏が楽天データマーケティングで起こす変革とは」が公開されました。

    楽天と電通が、テレビ、オンライン、オフラインのデータを連携させて一気通貫で広告効果を測定する会社「楽天データマーケティング」を2017年7月に立ち上げました。その社長に就任した有馬誠氏に話を聞いてきました。

    https://webtan.impress.co.jp/e/2017/11/20/27324

  • 「いまのSEOでもちゃんと理解しておきたい! 『リンク資産』の5つの基本原則」は、「Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報」の記事です。

    SEO観点でのリンク資産やそのページ間での流れは、今どのようになっていますか? 「今さらリンクの解説?」と思うかもしれませんが、検索エンジンがリンクをまったく評価しなくなったわけではありません。いま「あるべき形のリンク」とは?

    https://webtan.impress.co.jp/e/2017/11/20/27475

  • 「これからの広告やマーケティングで必ず意識しなきゃ! 『アセット』の整え方・磨き上げ方とは」は、「リスティング広告運用でビジネススキルも磨く」の連載記事です。

    リスティング広告において、「アセット」を使った出稿が近年急速に進化しています。アセットとは、企業が保持するビジネス上の「情報やデータベース」のことを指します。“デキる会社”は、どこも自社データのアセットをフル活用しています。アセットについて押さえておきましょう。

    https://webtan.impress.co.jp/e/2017/11/21/27260

Web担の姉妹サイトもお役に立てるはずです。
ECの現場で売上アップを目指す方には
ネットショップ担当者フォーラム
データセンター(iDC)に携わる方には
クラウド&データセンター完全ガイド
企業内情報システムのお仕事をされている方には
IT Leaders
ソフトウェア開発者の方には
Think IT

セミナー/お知らせ要チェック | 求人情報 | 人気記事 | 解説記事 | ニュース
CX、ソーシャルリスニング、動画マーケ、検索、KPIマネジメントなど8セミナー情報

※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

マーケティング最新情報(12/7)

LINEやDMMが登壇するイベント「Marketing Special DAY 2017Winter」を、ターゲットメディアが12月7日(火)に六本木にて開催します。参加費無料。

http://www.marke-media.net/seminar/marketing_sp3/

デジタルマーケティングの未来(12/13)

KDDI、UQ、楽天らが登壇。デジタルマーケの未来を考えるイベント「DIGITAL MARKETING NEXT」を、トライベックが12月13日(水)に赤坂で開催します。参加費無料。

https://www.tribeck.jp/event/t-conf/

CX(11/30)

「心揺さぶる顧客体験」とは? 最新のCX取り組み事例を紹介するイベント「CX Day 2017」を、Emotion Techが11月30日(木)に六本木で開催します。参加費無料。

https://cxday.emotion-tech.co.jp/

ソーシャルリスニング(12/1)

ソーシャルリスニングツールを使ってリアルな声を収集し、どう生かすかを解説するセミナーを、ブレインパッドが12月1日(金)に港区で開催します。参加費無料。

http://www.brainpad.co.jp/seminar/2017/11/02/6505

CMS(12/1)

10周年を迎えたCMS「PowerCMS」。新バージョン「PowerCMS 5」の発表を兼ねたイベント「PowerCMS Conference 2017」を、アルファサードが12月1日(金)に九段下で開催します。参加費無料。

https://www.powercms.jp/inquiry/powercms-conference-2017.html

動画マーケティング(12/1)

次世代マーケティングプラットフォーム研究会の第13回総会で扱うテーマは「動画マーケティング」。12月1日(金)に渋谷で開催。参加費無料。

http://nmplab13.peatix.com/view

グーグル検索(12/4・富山)

グーグルの金谷氏が「Web担当者があらためて押さえておきたいグーグル検索の基本とトレンド」を解説する講座を、富山県新世紀産業機構が12月4日(月)に富山で開催します。参加費無料。

http://www.tonio.or.jp/semi/semi-20171204-j/

KPIマネジメント(12/7)

人と組織を効果的に動かす「KPIマネジメント」を部長・マネージャー向けに解説するセミナーを、博報堂コンサルティングが12月7日(木)に赤坂で開催します。参加費無料。

http://www.hakuhodo-consulting.co.jp/seminar/20171207/

Web担当者向け新着求人情報
要チェック | セミナー | 人気記事 | 解説記事 | ニュース

先週の人気記事 要チェック | セミナー | 求人情報 | 解説記事 | ニュース

Web担で先週公開された記事のうち、「今回の要チェック」に次いでアクセスが多かった記事です。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • 編集長ブログ―安田英久
    これからのSEOで意識したい「コンテント・パリティ」
    https://webtan.impress.co.jp/e/2017/11/21/27478
    by 安田英久(Web担 編集長)
  • 海外&国内SEO情報ウォッチ
    SEOクイズ⇒ robots.txtがステータスコード200・4xx・5xxを返したらGooglebotはそれぞれどう動く?【SEO記事12本まとめ】
  • Web文章入門(全7回)
    漢字とひらがなの使い分け方は? 164例を一気に紹介(特別編2)
    https://webtan.impress.co.jp/e/2017/11/24/26279
    by 益子 貴寛(サイバーガーデン)
  • Web広告研究会セミナーレポート
    Twitterが語るジオマーケティング最新事例――その瞬間、その場所にいる人をターゲティング
  • いちばんやさしいデジタルマーケティングの教本(全11回)
    自社サイトの点検してますか? サイト改善に役立つチェックリストと情報整理術を紹介 #7
    https://webtan.impress.co.jp/e/2017/11/22/27028
    by 田村 修(アイレップ)

先週の解説記事 要チェック | セミナー | 求人情報 | 人気記事 | ニュース

Web担の解説記事には、ウェブサイトをビジネス活用したい人向けの情報がたっぷり詰まっています。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • デジマラボ出張所
    人件費削減&売上アップ!AIコンシェルジュ「Bebot」にみる圧倒的チャットボット導入効果
    https://webtan.impress.co.jp/e/2017/11/22/27517
    by BITAデジマラボニュース
  • Web担人気記事ランキング
    SEOを考えるならh2よりh1? 公開期間が長いほど有利? グーグル「どっちも気にしないよ」
  • 先週のWeb担まとめ記事
    その“常識”、間違いかも? Googleの検索順位にまったく影響しない10の事柄
  • ユーザー投稿記事 by KAN (株式会社 環)
    アクセス解析に時間を割けない担当者必見!Web解析ツール「みやすい解析」 使い方&機能説明会【無料】
  • ユーザー投稿記事 by NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
    グローバル・レジストレーション(第1回)-規制と地域的な違いをクリアできる戦略を立てる【カスタマー・アイデンティティ市場動向】
  • ユーザー投稿記事 by プライム・ストラテジー株式会社
    Webサイトの「あー、もう!遅い!!」 原因と解消法 (穂苅智哉のKUSANAGI高速セキュリティコラム)
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社ホームページショップ
    【東京開催】Photoshop CC 2018のここがすごい! 絶対覚えたい5つの新機能
  • ユーザー投稿記事 by GMO TECH株式会社
    【実証実験結果】海の家のアプリインストール数が、前年同月比約380%に!
  • ユーザー投稿記事 by 遠藤 聡
    【オンライン講座】企業におけるSNSの使い方を解説した動画講座が公開!
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社パワー・インタラクティブ
    【人気セミナー、2018年1月開催決定!】『使いこなそう&使ってみよう Google分析ツール活用のポイント』を2018年1月18日東京にて開催
  • ユーザー投稿記事 by ワンマーケティング株式会社
    【11/27大阪開催】サイトリニューアルがすべてではない!潜在顧客を最大化し顧客化するためのデジタル活用術120分で学ぶ!エンゲージメントマーケティングセミナー

先週のニュース記事 要チェック | セミナー | 求人情報 | 人気記事 | 解説記事

大手のニュース媒体では紹介されない、ホームページの企画・構築・運営や、ウェブマーケティング関連のニッチなニュース記事ならWeb担で。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

編集後記

街の飾りが増えると一気に年末感が出てきますね。毎年この時期に喉をやられるのでマスクが手放せません(西)

Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください:
https://webtan.impress.co.jp/editors_note


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広告主(通販事業者)向け アフィリエイトセミナー 12月7日、渋谷

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12月7日(木)東京都渋谷区において、「広告主様向けアフィリエイト徹底活用講座」が開催される。講師は日本アフィリエイト協議会理事の鈴木珠世氏。「アフィリエイトとは?」といった基礎的な内容から、実務で役に立つコツ、やるべきことなどを運用のステップに沿って解説する。

参加対象は現在アフィリエイトを利用している、またはこれから利用してみたい通販事業者。運用代行、代理店も参加可能。

 

プログラム

 9:50 受付開始
 10:00~11:30 講座
 11:30~12:00 質疑応答
 12:00~12:50 終了後、講師を囲んでランチ会(希望者のみ。弁当代 別途800円)

 

開催概要

 セミナー名:広告主様向けアフィリエイト徹底活用講座
 日程:2017年12月7日(木) 10:00〜12:00
 会場:東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷東宝ビル TKP渋谷カンファレンスセンター 8A[地図
 参加費:5,000円(税別)
 定員:30名
 主催:e-click株式会社

 

詳細・申し込み

オリジナル記事はこちら:広告主(通販事業者)向け アフィリエイトセミナー 12月7日、渋谷(2017/11/27)

[ユーザー投稿] Webビジネス千里眼コラム第08回「Ruby on Railsを高速化するKUSANAGI for Ruby on Railsの登場」


広告主・プラットフォームが語るジオデータ活用、位置情報の精度は「濃度」に変わっていくべき | Web広告研究会セミナーレポート

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位置情報のマーケティング活用と一言でといっても、GPS、Wi-Fi、基地局などいくつかの取得方法があり、情報の中身や精度が異なる。ジオマーケティングを実施するなら、それぞれの特性を理解する必要がある。

8月月例セミナーの第2部では、Twitter Japan、サイバーエージェント、日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)、Supershipの4者が登壇。広告主とプラットフォームの立場から、位置情報活用の課題や注意点、今後の展望について語った。

GPSデータの課題は精度

モデレーター
Supership株式会社
小林 秀次 氏
日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社
塩谷 旬 氏

最初に小林氏は、「位置情報にはGPSやWi-Fiなどのさまざまなデータがある。どのような特徴、用途、課題があるのか」というテーマでパネルディスカッションを始める。

2015年3月に自社アプリでGPSによる位置情報を活用しようとした。KFCの店舗に近づいたら情報をだすものだが、バックグラウンドで常に動かしていたため非常に重くなってしまった。そこから、広告での活用をトライするなかで、サービスの特徴を比較した(塩谷氏)

塩谷氏はこのように話し、独自に調査したジオターゲティングサービスの比較表を示す。

KFCで導入検討した3サービスの比較表

これまでトライアルとして、ソフトバンク契約者のLTEとWi-Fi基地局データをもとにジオターゲティングできる「cinarra」、独自ジオフェンス技術によって建物の形状もわかる「xAd」などを利用してきた塩谷氏は、今後はGPSとWi-Fiを使った「AIR TRACK」を試してみたいと話す。

株式会社サイバーエージェント
AIR TRTACK事業
湊 和修 氏

AIR TRACKの事業責任者である湊氏は、「基本的に位置情報にはGPSとWi-Fiがあり、Beaconを使うこともある」と説明する。GPSの精度問題は、8月に打ち上げられた衛星みちびきによって今後の向上が見込めるが、それでも生じてしまうズレをどうとらえるかがポイントだと話す。

また、東京中のWi-Fiデータを収集して回ったところ、Wi-Fiにも位置情報のズレがあり、どのように補足していくかが課題だという。そのため、AIR TRACKの位置情報のズレを加味して来店者数を出している。

位置情報データの量と精度のバランス

小林氏は、「位置情報の精度を上げると、ピンポイントになり過ぎて必要なデータ量が集まらない」と話し、パネリストたちがどのように使っているのかを問う。

湊氏は、「位置情報の精度問題は、濃度の問題に変わっていくべきだ」と話す。濃度が高ければ位置ズレの問題は補正できるというのだ。また、SSPから位置情報を入手すれば量は増やせるが、不正確なデータも多いことから、しっかりと行動履歴の取れるユーザーを増やすことが重要だという。来店計測や行動把握を正確にするには、1人あたり1日に60回以上の位置情報が必要だと感じていると湊氏は説明する。

塩谷氏は、以前に実施したアプリのジオターゲティングでは、正確な情報を得ようと、常にバックグラウンドで位置情報を計測して来店時にクーポンを出すようにしたが、KFCの一般的なユーザーには“心地よい”コミュニケーションではなかったと実感した。プロダクト視点になっていたと失敗談を話す。

また、広告で位置情報を活用しようとしたときには、正確さを求めれば求めるほどデータ量が少なくなり、単価も上がってしまうので、量と精度の問題は今後解決していかなければならない課題だと説明する。

Twitter Japan株式会社
長谷川 弥 氏

長谷川氏は量について、少なくとも10万件以上のデータがないと使えないと話す。

プラットフォーム側としては、量を増やそうと思えば精度が低くなるため代理店や広告主を満足させられず、量がなければ提案から外されてしまうこともある。幅広くリーチを取ることと、精度を高めることの両方を併用しながら全体最適を求めるのが、今のところ一番いいのではないか(長谷川氏)

なお湊氏の説明によると、AIR TRACKは独自開発のSDKを用いることで、位置情報の高い精度とユーザーの電池消費という課題を解決しているという。

AIR TRACKが位置情報を取得する仕組み。アプリ起動のタイミングではなく、ユーザーの移動にあわせて情報を取得する

位置情報の「瞬間」と「履歴」の使い分け

次のテーマは「Moment(瞬間)やHistorical(履歴)といった位置情報の使い方」について。小林氏はどのような活用例があるのか質問する。

長谷川氏は、「Momentという意味では、Twitterは今どこにいて何をしているかを最も把握できるプラットフォーム」だと説明する。一方で、第1部のDeNAの事例のように、過去に球場を訪れたユーザーのHistoricalなデータを検索して、野球が好きなユーザーを絞り込んでゲームアプリと連携させることもできる。このように興味関心をつなげられる点がTwitterの特徴だ。

その他にも、音楽フェスの開催地域に限定してTwitter検索をすれば、音楽好きな属性の人をターゲットできる。さらにツイートの内容から、熱量の高い音楽ファンを見つけられると長谷川氏は説明する

塩谷氏は、位置情報を意識し始めたきっかけはMomentにあると話す。それまでも訪問履歴やアプリの起動、メルマガの開封などのデータは取れたが、Momentのデータを取れるのは位置情報だけだと考えたというのだ。しかし、「店の前に来たときにクーポンを出すのが本当に効果的なマーケティングなのか」という疑問を抱き、現在はHistoricalなデータの活用を考えているという。

湊氏は、Historicalなデータ活用事例として自動車販売の例を紹介する。車を買おうとする人が、「事前にどれくらいの期間検討するのか」「来店してから何週間以内に買うのか」といった購買に関わる情報は、ディーラーが経験値として持っている。そうした経験値とあわせて、検討期間中に来店している顧客にリーチしていく。

不動産や教育でも同様の事例があり、大学に入学した瞬間にリーチしたり、センター試験会場や予備校に行っている人にアプローチしたりできる。顧客となる人が行きそうなエリアを想定し、Historicalな位置情報を使うケースだ。湊氏は、プラットフォームとして、クライアントが気づかないような地点や場所を提案できることが理想だと話す。

位置情報はプラスアルファのデータの1つ

ジオマーケティングでも既存のマーケティング手法と同様、ユーザーを理解し、その動線とシナリオを設計することが重要だ。小林氏は、ジオマーケティングの顧客理解やシナリオ設計について、パネリストに問いかける。

塩谷氏は、位置情報だけですべてが解決できるわけではなく、これまでと同じように前提段階で顧客を理解し、ペルソナとシナリオを作ることは重要だと話す。従来のマーケティング設計のうえに、プラスアルファとして位置情報がある。

オンラインとオフラインをつなぐためにはどうするべきか。小林氏に問われた湊氏は、位置情報はまだOne of Them(データの1つ)でしかなく、オフラインのコンバージョン計測の議論が始まったばかりだと述べる。

今は、定期的な来店数を指標として提示できるようになった段階で、顧客理解に関しては、指標から逆引きして優良顧客が訪れている場所(店舗)が見せられるという。こうした行動は、オフラインのコンバージョン指標の1つとして使えるのではないかと湊氏は話す。

長谷川氏は、オンラインとオフラインをつなぐことにはビジネスチャンスがあると捉えていると話す。Twitterは人を動かすことができるプラットフォームであり、たとえば、暑い日の帰宅時の電車内でキンキンに冷えたビールのCM動画が流れれば、思わず帰りにビールを買っていく人が増えるだろうと説明する。

一方で、帰りの電車でビールのCM動画を見たことはわかっても、視聴後にコンビニでビールを買ったことは証明できない。これが現在の課題であり、将来、可視化することでTwitterの価値や有用性を高めたいと長谷川氏は述べる。

湊氏は、自動車販売店がジオターゲティングに取り組む場合であれば、オンラインの情報行動に加えて、オフラインのモーターショーや販売店、ガソリンスタンドやサービスエリアなどの行動履歴がわかるのが、位置情報の面白い部分だと話す。

顧客視点に立ったマーケティングを忘れないこと

「位置情報が目に見えてくることで、自社のユーザー像を捉えやすくなってくるのではないか」と話す小林氏は、塩谷氏に今後どのようなプロモーションを行うのかと問いかける。

塩谷氏は、「自動車は検討時間が長く、1台販売すれば大きな利益となるが、外食は単価も低く、瞬間で購買が決められる」と説明する。そのため、位置情報を使ってプロモーションする場合は、費用対効果が重要だという。

また、プロモーション手法として、新聞折込チラシのデジタル版のような手法を模索していると続ける。新聞の購読数が減少していても、折込チラシは数百円の総客単価でエリアをセグメントできることが魅力的なため、デジタルに代替手法がなければやめられないというのだ。今後、ショートタームで動く外食産業でも費用対効果が合うようになっていけば、プロモーションもデジタルのバジェットも変わっていくと説明する。

最後に小林氏は、ジオマーケティングの本格的な取り組みはまだこれからであり、今後さまざまなデータとつながることで価値を高められるだろうと話す。一方、顧客との適切なコミュニケーションを考えなければ過剰なターゲティングが逆効果になってしまう恐れもあるため、顧客視点に立って活用法を考えてほしいと述べた。

Web広告研究会サイト掲載のオリジナル版はこちら:「広告主・プラットフォームが語るジオデータ活用、位置情報の精度は「濃度」に変わっていくべき」2017年8月22日開催 月例セミナーレポート 第2部

勘違いだらけのDMP活用、実際に運用して感じた3つのウソ | “デジタルなマーケティング”とやらに一筆啓上

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DMPを使って広告を最適化しましょう!

DMPを使って顧客個々人の興味関心をしっかり分析しましょう!

CRMデータと繋ぎこんで御社独自のDMPを作りましょう!

なんてご提案を伺うたびに、「はぁ、またか…」と、ため息をついてしまうこともしばしば。DMPは、ちゃんと使えば企業が顧客に対してより良いコミュニケーションをしていく大きな助けとなるはずです。しかし、今のDMPに対するさまざまな言説を見るに、

  • 「そもそもDMPって広告ソリューションなんでしたっけ?」
  • 「DMPって分析ツールなんでしたっけ?」
  • 「DMPを内製するってどういう意味でしたっけ?」

ということを、いったんちゃんと見つめなおすべきフェーズが来ているのではないかと思ってしまいます。少なくとも、現場でデータと格闘し、コミュニケーションを企画し、日々運用している私には、そう思えて仕方ないのです。

申し遅れました。わたくしは、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社でCX、コンテンツ、データとデジタルを活用したマーケティングなどを担当している各務浩平(かがみ こうへい)と申します。まだ30代(独身)の中堅ですが、この業界のさまざまな「何かおかしい」ことに、物申して参ります

「DMP」をバズワード的に扱い、テキトーなことを言う今の状態に一筆啓上

あらためて言いますが、いまの「デジタルマーケティング」(この言葉も私は好きではないですが)の業界では、「DMP」が一時的なバズワードとして扱われており、企業のマーケティング全体像のなかでDMPが本来果たすべき役割とは違った角度で話されているという印象を拭えません。

その原因の最大の理由の1つに、そもそも「プライベートDMP」と「パブリックDMP」が混同され、「DMP」という1ワードで語られてしまっていることがあると思います。そして、あげくの果てには「DMPはビジネスに有効じゃない」なんてことも語られてしまう状況です。

ユーザーサイドでDMP活用を担当している私としては、この状況に、腹立たしいというか、立つ瀬が無いというか、納得いかないというか……。

ということで、DMPの本当の価値を今一度問いたい!というか、DMPを正しく評価してほしい!という思いから、プライベートDMPの本当の価値、本質的な使い方について、今回は一筆啓上つかまつります。

※なお、今回お話しするのは「プライベート」DMPのお話です。一般的にイメージされることの多い、第三者データを扱う「パブリック」DMPとは異なるものだということを念頭に置いて本文をお読みいただければ幸いです。

「DMPのウソ」に声を上げたのに、「そうだね」しか言われずショボーン

少し話は遡りますが、私は少し前に「Adobe Symposium 2017」というカンファレンスでDMPについてセッションを担当させていただきました。そこで私の話した内容をご覧になった方がブログ記事にしてくださいました。その記事は1000いいね!弱まで拡散されましたので、「あ、それ見たよ」という方もいらっしゃるかもしれません。

このレポート記事に関しては、マーケッター瞳さんからも、

といったコメントを頂くなど、(私の耳に入る範囲では)「やっぱりそうだよね」「おもしろい」「本質を突いてる」など、おおむね共感いただいたようで、それはそれでありがたく思っています。

しかし一方で、あの内容に対して同意ばかりが集まった状況に、若干不本意な気持ちもあったのも事実です。

というのも、セッションタイトルを「そのDMP、成果出せていますか? 3年運用して感じた様々なウソとホント」として「ウソ」と銘打って論じたにもかかわらず、その「ウソ」が広まっている原因だと私が想定していたDMPの売り手側(ベンダーや広告代理店、ウェブコンサルティング会社など)からも同調されてしまったからです。

私の狙いとしては、もっと、「そうじゃない、DMPはこんな価値を生み出せる」「各務の言うことはおかしい、こうすればいい」などの反論が出てほしかったのです。

実際には「ユーザー側にこういうこと言われてるようじゃ、まずいな」という代理店の方もいらっしゃったようです。しかし、ではその後、コレといった動きが業界に出てきかというと、そうではないのが実際のところです。

そこで、「DMPは、もっとこういう使い方をすれば効果が出る!」という話と、さらにその先の「企業がDMPを活用することで消費者が得るメリット」について、この記事で解説していきます。

勘違いだらけのDMP活用、実際に運用して感じた3つのウソ

ではあらためて、DMPに関するウソとホントについて。

この記事の冒頭に書いたような憤りもあり、今回のセッションでは、大きな枠組みとして、2つの事柄についてお話しいたしました。

  • 1つ目は「DMPに対する間違った認識について」。

  • 2つ目が「セカンドパーティデータの活用について」。

この記事では、まず1点目の事項について説明していきます。

この話を理解する前提として押さえていただきたいポイントとしては次の2点です。

  • 「プライベートDMP」の話であり、「パブリックDMP」についてではないこと。

  • 「プライベートDMPは、人間の脳にあたるもの」だと弊社内では定義していること。

そうした前提で、私は次の3つを「ウソ」だと判断しています。これらは代理店さんやベンダーさんが主張しているのを耳にしたことがあるものです。

DMPって広告ソリューション? DMPって分析用ツール? DMPを内政するってどういうこと?

DMPのウソ1「DMPは広告ソリューションである」

結論から言うと、新規顧客を獲得するためにプライベートDMPを使っても、うまくいかない場合が多いようです。

世間では、こんなことが言われています。

プライベートDMPにサードパーティのデータを取り込んで拡張配信することで、新規顧客を効率よく獲得でき、CPAを改善できる。

しかし、私がDMPを3年間運用してきた経験からみるとこれはウソで、次のようなことがホントだと感じています。

  • プライベートDMPにサードパーティのデータを取り込んで広告配信するのは、得策ではない

  • なんでもかんでも類似拡張できるわけじゃないので、「拡張配信」というワードを妄信しない方がいい

  • プライベートDMPは、新規獲得数の効率的な拡大よりも、ARPU(顧客ごとの平均売上)やLTV(生涯価値)の伸張に使うべき

この背景にある理由としては、次の2点があります(重ねてお伝えしますが、あくまでプライベートDMPを使った広告配信においてという話です)。

  • さまざまなサードパーティデータを利用する場合、各データの生成ルールが統一されているわけではないので、「拡張配信」が思った通りに働かない可能性が高い

  • どの程度の精度かわからず信頼性の低いサードパーティデータよりも、信頼できるデータの範囲内で的確にターゲティングする方が効果的である

たとえば、DMP内に取り込んだCRMデータから「優良顧客」とフラグ付けしたセグメントをアドネットワークやDSP側に送ったとします。このセグメントに似ているユーザーにターゲティングを拡張してもらえれば、優良顧客をどんどん獲得できるだろうという皮算用ですね。

しかし実際には、受けとった広告配信システム側で「このセグメントに含まれる人たちは御社にとって優良顧客なので、同様に優良顧客になってくれそうな見込み顧客に対して広告を配信します」と認識してくれることはありません。むしろアドネットワークやDSP上ではただの「旅行好き」など、たまたま関連性の高い別のフラグで認識されることのほうが多いのです。

そうした認識をもとに拡張配信を行ったとしても、結果として無駄なバイアスがかかるだけになり、アドネットワークがもっている標準のセグメントでオーディエンス配信するよりもCPMが高騰してしまう、なんて状況になりやすいのです。実際に弊社のような「契約もの(MVNO回線やプロバイダなど)」の商材では、この傾向が強く出てしまっていました。

おそらく日用品メーカーなどであれば、この手の広告配信も若干うまくいく可能性はあるでしょう。しかし、日用品メーカーは保有しているCRMデータが少ないという課題が往々にしてあるため、実際には期待薄になってしまうのが現実ではないでしょうか。

一方で、既存顧客に向けたアップセル施策にプライベートDMPを介した広告配信を行うことは有効です。CPMが高くなるのは事実ですが、同時にCVRも高くなるため、結果としてCPAは良くなる可能性が高いということが、実際に何回かの試験を行った結果から見えてきています。

※なお、実はサードパーティデータをプライベートDMPに取り込んで広告配信をするメリットが1つあるのですが、それはいくつかのDSP事業者様から本気で叩かれる内容なので秘密です。

DMPのホント1

DMPを広告に活用するのであれば、新規獲得目的ではなく、ARPU/LTV向上のために使うべき

言い換えれば、広告ではなく、Adobe Targetなどと絡めて自社保有データに基づいたサイト内ターゲティング施策を行うことで、CVR向上やサポートコストの削減に寄与できるということです。

DMPのウソ2「DMPは分析用ツールである」

DMPがまるで「分析ツール」のように語られるケースが散見されます。しかし結論から言うと、ほとんどの場合、DMPの中で「分析」を行う必要性はありません

単純にデータ分析をする箱なのであれば、それは古き良き「データウェアハウス」と呼ばれるツールがあります。また、高度な分析を行うのであれば、SPSSなどの「データマイニングツール」や、Target Finderのような「クラスタリングツール」、Tableauのような「BIツール」を使うほうが、圧倒的に楽です。

分析はそうした便利なツールに任せ、DMPは「データ分析結果をもとにしたアクション装置」として使うべきなのです。

そもそも「プライベートDMP」が革新的だった理由の1つは、会員属性などの自社データにもとづいたターゲティングの高速最適化であったはずです。

もちろん、会員の属性ごとに異なる表示をサイト上で実現すること自体は、昔からできていました。サーバー側で会員データベースと連携して表示を切り替えるやり方です。しかしこのやり方では、高速にPDCAをまわすのは現実的ではありませんでした。というのも、出し分け内容を短期間で改善していこうとしても、都度サーバー側の設定変更が必要で、システム開発会社などへの依頼に伴うタイムラグとコストが課題になっていたからです。

しかし、プライベートDMPがこの課題を解消しました。DMPを活用することで、PDCAサイクルを短期間でまわしながら高度なターゲティングを実施ができる、そうした点にマーケターは大きな価値を見出したはずです。

この観点で言うと、DMP「的な」ものであっても、

  • Adobe Targetのようなサイト内ターゲティングツール
  • Salesforce Marketing Cloudに代表されるMAツール
  • DSPなどのアウトプットソリューション

などとシームレスに連携できないシステムは、プライベートDMPとして価値を成さないとも言えます。

弊社では、プライベートDMPはあくまでデジタルマーケティング上の「脳」に当たる役割を果たすものだと考えています。ということは、脳からの指示を受けて実際にアクションを実行できる手足(上記のようなツール)がなければ、意味がないのです(逆の観点では、アクションシステムと直結できるデータウェアハウスがあれば、それが「プライベートDMP」としての役割を果たせるはずだとも言えるかもしれません)。

DMPのホント2

DMPの役割は分析にあらず。ターゲティング・テスト・MA・広告配信などの「アクション」機能とシームレスにつながり、そこに指示を出す役割が最も大切。

DMPのウソ3「DMPを内製するといい」

結論から言うと、自社専用のプライベートDMPをオンプレで構築するメリットは基本的にありません。というか、「それはDMPではなくただのデータウェアハウスなのではないか?」と突っ込みたくもなりますが、それは前述の通りなので、少し異なる観点の価値を考えてみたいと思います。

その価値とは、「プライベートDMPの最大の特徴はセカンドパーティデータ連携にある」ということです。ここで示す「セカンドパーティデータ」とは、企業間でのデータトランスファーによって得られる、他社のファーストパーティデータを意味して用いています。

SaaS型のプライベートDMPソリューションでは、異なる企業間であっても同一ツールを利用していれば、DMPに格納された非個人情報を相互に共有することが可能です(ツールから発番される固有の識別番号をキーにしており、個人を識別できる情報は含まれません、念のために)。

たとえば弊社のお客様で「東京在住の30代男性」と定義されたデータを、同一プライベートDMPを利用しているB社に渡し(もちろん契約のうえで)、そのデータに基づいてB社が広告を打つ、ということは技術上容易にできます(※弊社では実際には実行していませんが)。

上記特徴を踏まえ、プライベートDMPでは、

  • ファーストパーティデータ―― 自社保有データ
  • セカンドパーティデータ―― 相対契約した他社のファーストパーティデータ(
  • 一般のサードパーティデータ

の3種類のデータを扱うことができます。それぞれにボリュームと精度の違いがあります。

実は、自社だけでは賄えないデータ量を確保しつつ、精度の高い施策を実行できるセカンドパーティデータこそが、プライベートDMPの最大の特徴かつメリットなのです。

なぜなら、「ファーストパーティデータ+サードパーティデータ」を使ったサイト内ターゲティングや新規リーチ系広告配信は、プライベートDMPがなくてもできるからです(多少の難易度はありますが)。ですから、セカンドパーティデータの連携ができない「DMP内製」に予算と時間を費やすのは、デメリットばかりでメリットがほぼないと言ってもいいのです。

DMPのホント3

自社専用のプライベートDMPを独自に構築するメリットは、ほとんどない。

プライベートDMPの最大の特徴は、セカンドパーティデータ(他社のファーストパーティデータ)連携にある。

まとめ: DMPを実際に使ってわかった3つのホント

この記事では、DMPの都市伝説(つまり、間違っているウソの言説)として、次の3つを提示しました。

  • DMPは広告ソリューションである
  • DMPは分析ツールである
  • DMPを内製するといい

しかし、3年間実際にDMPを運用した私の出した結論は、次の通りです。

DMPはARPU、LTVを上げる広告ソリューションとしては有益である。
DMPはアクション措置であり、分析装置にあらず。
DMPの2nd Party連携を最大活用する上で、「内政」という考え方は基本的に無い。

プライベートDMPの活用にあたっては、以上の特徴をしっかりと押さえておくことで、ムダのない価値のある仕組みを実現し、顧客から得られる利益を大きくできるかもしれません。

さて、ここで問題です。

こうした前提を踏まえて企業のマーケティングプラットフォームを整えたら、DMP活用はうまくいくのでしょうか?

残念ながら、プライベートDMPもご多分に漏れず「魔法の杖」ではありません(魔法の杖だったらどんなに良かったか……)。実際には、プライベートDMPの運用は一筋縄ではいいきません。

そんな担当者の苦悩も交えつつ、「プライベートDMPを使って、本当に価値を出すには」という点を、次回解説します。

今回はいったんここまで。

この記事の筆者

各務 浩平(かがみ こうへい)

ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
カスタマーコミュニケーション部門
CXデザイン部

京都出身。立命館大学国際関係学部卒業、立命館大学院政策科学研究科修了。

2009年にSI系のIT企業に入社し、データ分析およびウェブコンサルティング業務に従事。2012年にソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社へ入社。

事前分析よりも仮説ありきの事後分析に注力派。

アクセス解析、ABテスト、ヒートマップなどを使った分析は朝飯前で飽きたので、最近はもっぱらコンテンツマーケティング(企画、競合分析、SEO、SNS活用、記事ライティング含む)とDMPやBIに執心中。日々試行錯誤している。

インフルエンサーが画像や動画などの素材撮影に利用するスタジオ「バズ・スタ」開設

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インターネット広告のサイバーエージェント子会社でソーシャルインフルエンサー(消費行動に影響を与える人物)事業のサイバー・バズは、インフルエンサーが画像や動画など制作物の素材撮影に利用するスタジオ「バズ・スタ」を東京都渋谷区道玄坂の分室オフィスに11月27日開設した、と同日発表した。撮影した素材は、同社が手掛けるSNSアカウント運用代行での投稿や、プロモーション施策の広告など、企業のマーケティング支援に使用する。広告素材の画像や動画には質の高さに加え、消費者目線や世界観などが求められることを背景にする。

バズ・スタは、インフルエンサーが自らの感性や技術を生かして制作物の素材を撮影する場となる。サイバー・バズは、美容、ファッション、フードなどさまざまな分野のインフルエンサーをネットワーク化していて、それぞれのジャンルに特化したインフルエンサーの知見や撮影技術を活用した素材の提供を可能にする。インフルエンサーを育成するための撮影講座なども計画し、バズ・スタを通して、企業のプロモーション支援で一層の広告効果の向上を目指す。今後事業展開を視野に入れるインフルエンサーコマース事業でも、撮影素材を活用する。

クロスリングがSNSアカウントの比較・分析ツール「SPRAY Insight」のアップデート実施

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インフルエンサー(消費行動に影響を与える人物)マーケティングのクロスリングは、SNSアカウント比較・分析ツール「SPRAY Insight(スプレイインサイト)」のアップデートを実施した、と11月27日発表した。ダッシュボード機能、ハッシュタグリコメンド、ハッシュタグ分析、表計算ソフト「エクセル」データでのリポート出力機能を加えた。SPRAY Insightは、SNSアカウントを運営する際の重要指標になるフォロワー数の推移などの基本データや、ファンの属性データ、よく使うハッシュタグなどを比較・分析するツールで、競合企業の動向が把握できる。

ダッシュボード機能は、登録したプロファイルに関する詳細な分析データのサマリーを一覧で表示する。写真共有アプリ「Instagram(インスタグラム)」アカウントの想定リーチ、画像解析による投稿カテゴリーの抽出、運用アカウントにマッチングするインフルエンサーのリコメンドまで自動で行う。ハッシュタグリコメンドはInstagramで投稿する時のハッシュタグを推奨し、「いいね!」やフォロワー数増加につなげる。ハッシュタグ分析は、特定のハッシュタグを入力すると、それが付いた投稿画像の平均エンゲージメント(愛着心)などをリポートする。

トランスコスモスがコンタクトセンターの体制増強、AI・音声認識の活用を本格的に開始

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ITアウトソーシングサービスのトランスコスモスは、100%子会社で調査・分析を手掛けるトランスコスモス・アナリティクスとともに、コンタクトセンターの体制と設備を夏から増強し、AI(人工知能)・音声認識の活用を本格的に始めた、と11月27日発表した。応対品質モニタリングの全件自動評価の実証に成功し、トランスコスモスのコンタクトセンター拠点に順次導入する。コンタクトセンターの品質向上と業務効率化を目的にする。音声認識システムでテキスト変換し、応対品質のモニタリングやAIによる自動応答・応答支援・対話要約などに活用する需要の高まりを受けた。

音声認識領域の研究・開発体制・設備を拡充し、試験運用を通じて新たな音声認識環境による自動品質モニタリングを実証した。人による従来のモニタリング業務で実現できなかった挨拶、専門用語、発話のタイミングなどの基礎応対動作が統一基準で全件自動評価可能になり、応対動作の安定性・達成率といった新たな指標を導入。改善のPDCA(計画・実行・評価・改善)をスムーズに行う。今後「意見・要望など顧客の声が聞けた」「怒りの顧客を解決に導いた」などの指標を開発して実装する。さらに自動応答・応答支援・対話要約など音声データ活用の新サービス開発を進める。

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常時HTTPS化+ドメイン名変更、SEOの悪影響ゼロで進めた手順をすべて公開! | 編集長ブログ―安田英久

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今日は、常時HTTPS化とドメイン名変更に関する話題を。Web担では10月にこの両方を一気に進めましたが、検索エンジンからのトラフィック減など一切なしに完了しました。そこでやった手順をお届けします。

ドメイン名を変えるなら常時HTTPS化も

Web担では、オープン当時の社名に基づくドメイン名「impressrd.jp」を長らく使っていましたが、すでに会社が「株式会社インプレス」になっているため、全社的な統一性の観点からドメイン名を変えることにしました。

そして、ユーザーログイン機能があるサイトであるため、Wi-Fi環境でのセキュリティ担保なども目的として、常時HTTPS化を行いました。

  • 旧URL:
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/

  • 新URL(ドメイン名変更+HTTPS化):
    https://webtan.impress.co.jp/

実は、この移行作業にはかなりの不安がありました。というのも、Web担には、2万7000記事ほど+各種コンテンツで10万インデックス以上がグーグルに登録されているのですが、

数万コンテンツ以上あるニュース系のサイトがHTTPS化やドメイン名変更した場合、ちゃんとした手順でやっても、検索トラフィックが減少して数か月は元に戻らないことがある

という話が、SEO専門家やメディア系の実体験としてあったからです。

しかし実際には、結果としては何の影響もありませんでした。拍子抜けなぐらいでした。

そこで、どんな手順でドメイン名変更とHTTPS化を進めたのかを記録として残しておきます。

御社でも同様に問題なく移行したい場合は、グーグルが提供している次の情報をしっかりと参照するといいでしょう。

事前準備: ネゴ・周知・念押し

前述のように、ドメイン名変更で検索トラフィックが激減してしまったサイトが社内でもあったため、事前に関係者にリスクの周知をしっかり行いました。

特にボスには、

最大で半年ぐらいはトラフィックが激減する可能性があります、でもいつかやらなきゃいけないので、やります。

と何度も伝え、経営会議でも

もうすぐやりますが、リスクがあります

と伝えました。

編集長として検索トラフィックが減ったら大変なことです。周知していたからと言っても、実際に発生したらそのビジネスインパクトは大きな問題で言い訳はできません。

とは言うものの、事前にレポートライン上の人や営業担当にリスクを伝えておくのは重要なことです。これは、数か月かけて何度か行いました。

事前準備: インフラ側の準備

今回は、サイトの中身はほぼ変更せずにドメイン名と常時HTTPS化だけを行っています。

「ついでにサイトのリニューアルも」と欲張りたくもなるのですが、SEOを重視するならば、大きな変更を同時に行うのは厳禁です。なぜなら、もし検索トラフィックが減少したときに、何が原因なのか切り分けが難しくなるからです(ドメイン名変更とHTTPS化はグーグルから見ると同じ「URLの変更」なので気にせず同時に)。

移行前の準備として、当然のことながら、次のようなことをまず行います。

  • 新ドメイン名を社内承認して決定
  • ドメイン名を確保
  • 新ドメイン名用のサーバー証明書を確保
  • 新ドメイン名用のサーバーを構築

そのうえで、新サーバーで既存のシステムをテストしました。テストでは、次のような点を重点的にチェックしました。

  • CMSがちゃんと動作するか
  • サイト内検索がちゃんと動作するか
  • 広告配信、レコメンド、アクセス解析などがちゃんと動作するか

システム面ではいくつか修正があったので、要変更点をすべて記録しておきました。

実際の以降: Search Consoleでの移行手続きとリダイレクトに注意

入念にテストして問題なさそうだったので(実際には漏れがいくつかあったのですが)、実際の移行作業を開始しました。

移行は金曜の夜に行いました。これは、万が一トラブルがあっても土日でリカバーして読者さんに迷惑をかけないようにという意図です。

  1. 旧サイトをメンテナンス状態に入れる
  2. 旧サイトのシステムをバックアップ
  3. 旧サイトの最終CMSデータベースを新システムに反映
  4. 新システムの設定関係を確認
  5. 要変更点を新システムに反映
  6. 新サイトを最終チェック
  7. 新サイトを公開

ここまでは通常の移行作業なのですが、SEO、つまり検索エンジンからのトラフィックを減らさないために大切な手順があります。それは、次の2点です。

  • リダイレクト設定
  • Search Consoleでの移行処理

リダイレクト設定

旧サイトから新サイトへのリダイレクト設定は何よりも大切です。

まずはセキュリティの観点から旧サイトの領域にあった内容はすべて削除します(不要なものは残さない)。そのうえで、旧サイトの領域にリダイレクト設定だけを置きました。

中身はごくシンプルなもので、次のような.htaccessを残しただけです。今回はURL構造の変更など一切していませんので、すべてのアクセスがそのまま新しいサイトにリダイレクトされるようにしました。


  RewriteEngine On
  RewriteRule ^(.*)$ https://webtan.impress.co.jp%{REQUEST_URI} [R=301,L]
Apacheのリダイレクト設定

旧サイトに張ってもらっている数百万本のリンクはSEOの観点からは非常に重要な資産です(もちろんリンクをたどって来る読者さんにとっても)。

ですので、それらのリンクが新しいサイトに引き継がれるようにするリダイレクト設定は必須です(ちなみに当初302リダイレクトになっていたミスを指摘いただいて、すぐに301に変更しました)。

ちなみに、この旧サーバーは原則として未来永劫この状態で動かし続けることになります。

気持ち的には数年たったら古いサーバーは閉じてしまいたくなるのですが、検索エンジンからみるとそういうわけにはいかないようです。このサーバーを止めてしまうと、再クロールなどの時点で古いURLに対するリンクの価値が消えてしまいますので。

サイトに対して張っていただいているリンクをすべて新URLに向けてもらえれば旧サーバーは削除できるのですが、なにせ数が多すぎるので、そうもいきません。また、ソーシャルブックマーク系、フォーラム投稿、ニュースアグリゲーション系などのように頼めばリンク先を変えられるわけではないものも含まれていますからね。

システム部門に対しても、「旧サイトのドメイン名とかサーバーを消したら末代まで呪うからね」と脅してあります。

Search Consoleで移行手続き

もう1つ、SEO的に大切な手順があります。それは、Search Console(旧Webmaster Toolですね)でのサイト移行(アドレス変更)手続きです。

これは、「Search Consoleに登録してるこのサイト、URLを変更したからね」とグーグルに伝える機能です。この手続きを行っておくと、検索結果に旧サイトが表示された際に、新サイトに誘導してくれるのです(180日間)。

  1. まずSearch Consoleにログインして、新サイトをSearch Consoleに新しいプロパティとして追加しておきます。

    Search Console: https://www.google.com/webmasters/tools/

  2. 次に、Search Consoleに登録している旧サイト(移行元)の登録を開き、右上の歯車アイコンから[アドレス変更]をクリックします。

  3. 「アドレス変更」画面で、さきほど追加した新しいサイトを選び、301リダイレクトなどがちゃんと動作していることをSearch Consoleのシステムに確認させたら、[送信]ボタンをクリックします。

  4. これで、Search Consoleへのアドレス変更指示は終了です。

    Search Console上のメッセージで(メールアドレスを登録していればメールでも)、移行リクエストの確認メッセージが届きます。

  5. グーグル側での移行処理中は、Search Consoleで「アドレス変更」画面に次のような表示がされるようです。

    移行処理が完了すると、次のような表示に変わります。

  6. 忘れないうちに、新サイトのプロパティでサイトマップ送信や独自URLパラメータ処理の設定を反映しておきましょう。

Web担では、httpとhttpsそれぞれで旧サイトをSearch Consoleに登録していたので、両方のプロパティでこのアドレス変更手続きを行いました。

HTTPS化でありがちなうっかりミス

Web担は新ドメイン名で常時HTTPSに移行したのですが、1つミスがありました

というのも、HSTS設定は行っていたのですが、HTTPのURLへのアクセスをHTTPSにリダイレクトする設定にミスがあり、ちゃんと動作していなかったのです。

これはけっこう気づきにくいミスでした。なぜなら、ブラウザではHTTPのサイトにアクセスすると、ちゃんとHTTPSにリダイレクトされるからです。

しかし、検索エンジンのクローラーはHSTS設定に従ってくれるわけではないようなのです。そのため、人間が見ると常時HTTPSへの移行が完了しているように見えても、検索エンジン側ではHTTPとHTTPSの2つのURLがあるように見えるという状況に陥ってしまうのです。

常時HTTPSのサイトを新たにつくる場合は、まずHSTS設定なしでサイトを構築してチェックし、問題なくHTTP→HTTPSリダイレクトを確認してからHSTS設定を追加することをオススメします(技術者ならばwgetなどを使って確認すれば問題ないですが)。

ちなみに、このリダイレクトをミスしていた原因は、Webサーバーの手前のWAFでHTTPSを解除していたことでした。Apacheの場合、正しい設定は次のとおりです:


  RewriteEngine on
  RewriteCond %{HTTPS} off
  RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
HTTP→HTTPSのリダイレクト設定(通常のサーバー構成の場合)

  RewriteEngine on
  RewriteCond %{HTTP:X-Forwarded-Proto} !https
  RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
HTTP→HTTPSのリダイレクト設定(WAFやロードバランサでHTTPSを解除するサーバー構成の場合)

移行したらやらなきゃいけない外部システムの設定変更

これで、SEO観点でのサイト移行は完了です。実際に検索トラフィックを含めサイトへのアクセスはすべて以前と変わりなく処理され、まったく問題は発生しませんでした。

ただし、Search Consoleからのメッセージにあったように、検索結果での自動リダイレクトは180日間なので、もしかしたらその後に問題が発生するかもしれません。とはいえ、180日間でクロールしきれないほどのページ数はありませんので、おそらく問題はないでしょう。

ちなみに、サイト自体とSearch Console以外でも、けっこうな数の移行関連の設定変更がありました。次のようなものです。

  • アクセス解析(Googleアナリティクスなど)、DMP、記事レコメンドシステムなどの、登録ドメイン名変更。

    特に今のGoogleアナリティクスでは、新しいドメイン名を参照元除外設定に追加しなきゃいけない点に注意が必要です。

  • スパムよけにcaptchaの外部システムを利用している場合、登録ドメイン名の変更が必要です(Web担ではこれを忘れていてユーザーさんからの連絡で気づきました!)。

  • TwitterやFacebookなどソーシャルメディア公式アカウントに記載しているサイトURLも変更しておきましょう。

  • Twitter、Facebook、GoogleなどのOAuth認証を利用するアプリケーションがある場合、そのドメイン名設定を変えておきましょう。

  • 名刺の記載URLも変えなきゃいけないですね。

  • サイトの死活監視をしている場合、そちらの登録も変えておきましょう。

  • サイト名が変わると、FTPのアップロード先が変わることが多いはずです。関係者に新しいアップロード先を周知しましょう。

  • 外部システムにデータ送信する際に、登録元のIPアドレスを制限されている場合、サーバー変更でドメイン名が変わったことを知らせる必要があります(たとえばYahoo!ニュースなど)。

  • メディア系ならば、Googleニュース、SmartNews、Gunosyなどの登録ドメイン名変更が必要ですね。

あとからじっくりやるところ

まず、ドメイン名が変わっていますので、サイト内リンクで旧サーバー名が記載されているものがあれば、すべて修正する必要があります。

Web担では原則としてサイト内リンクはずっとパスだけの記載(プロトコルやサーバー名は省略して「/」で始まるパス名だけのリンク)にしていたので、この点は問題ありませんでした。

また、常時HTTPS化にともない、さらに登録済みコンテンツに関して修正が必要でした。というのも、非HTTPSのURLで画像などを参照しているコンテンツがある場合、ページ表示で鍵が壊れてしまうからです。

CMSのデータベースから「http:」を検索して対象をリストアップし、1つずつ修正していきます。

ちなみに、CSSで(なぜか)サーバー名込みで画像を参照している部分がありましたので、それはCSSファイル置き場を検索して修正しました。

実はこれらの作業はさくさくやるべきなのですが、Web担では後回しにしちゃってまして、まだ全部は完了していませんorz

まとめ

要は、グーグルさんの推奨する手順をちゃんと守れば、ドメイン名変更でもHTTPS化でも、問題なくできる可能性が高まるということですね。

冒頭に示したグーグルさんのヘルプにある「アドレス変更ツールの使用」と「概要: URL の変更を伴うサイト移転」をしっかりと読み込んで移行プランを進めてくださいませ。

この記事の筆者

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレス
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

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