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[ユーザー投稿] データ活用経営を実現し労働生産性向上のポイント②”ひとつで”
Geolocation Technologyと米Digital Elementが業務提携、IPジオロケーションサービスを拡大
ジオロケーションサービスのGeolocation Technologyと米Digital Elementは、IPアドレスから位置情報を判定するIPジオロケーションサービスの日本と世界規模での拡大を目指して業務提携する、と9月29日発表した。業務提携により、Digital Elementは日本にサービス網を拡大できる一方、Geolocation Technologyは顧客に世界的なIPジオロケーションサービスを提供できるようになる。
IPジオロケーションサービスにより、企業ではオンライン広告のターゲットを絞り、コンテンツをローカライズして、アナリティクスを強化しながら、地理的な著作権ライセンスを管理して不正行為の検出と防止を行うことができる。提携により、IPジオロケーションサービスは、日本の各地域を活性化して世界中のさまざまなコミュニティとつながれるようになるという。
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スマホ向けCRM「betrend」に顧客情報や行動履歴を集約して表示する「betrend ダッシュボード」機能追加
モバイルソリューションのビートレンドは、同社のスマートホン向けCRM(顧客管理)プラットフォーム「betrend」で管理する顧客情報や行動履歴情報などを集約し、可視化する「betrendダッシュボード」を提供開始した、と9月28日発表した。betrendダッシュボードは、アプリのインストール数、クーポンの利用回数・来店スタンプ数などの行動履歴情報や顧客情報をデータベースに蓄積しており、要望に応じて表やグラフを作成し、ダッシュボード画面として提供する。
betrend ダッシュボードは、蓄積した顧客情報や行動履歴をさまざまな切り口で集計し、会員組織全体の現状を把握することができる。利用開始時に、ヒアリングシートを基に集計内容やグラフの種類等を決定し、ダッシュボードに設定した上で提供するため、面倒な作業や専門知識が必要ない。最終来店時期と来店回数を組み合わせて会員数の分布を表示するなど、複数の軸を用いた集計も対応可能。次期バージョンではダッシュボードのグラフ内をクリックすることで、該当する会員向けの情報配信設定ができる機能を追加予定となっている。
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そのLTVは顧客目線ですか? 三井住友カードのCX再創造とデジタル改革 | Web広告研究会セミナーレポート
「デジタルマーケティングを推進するために必要な企業のWeb担当組織とは?」――Web広告研究会の6月月例セミナーの第一部は、デジタルマーケティング推進に向けて統合マーケティング部を発足した三井住友カードの講演。CXの取り組みとデジタル改革の成果を同部長の佐々木氏が解説した。
顧客目線へのマーケティングに転換した三井住友カード
「顧客体験価値(CX)の再創造と、それを実践するためのWeb組織の取組み」と題した講演で、佐々木氏は所属する統合マーケティング部の4つの役割を挙げる。
- データプラットフォームの整備
- コミュニケーション戦略の整備
- 課題分析とデータ活用設計
- デジタルマーケティング施策・実施
統合マーケティング部は、顧客に寄り添うことを経営ビジョンとして掲げている。
お客様に寄り添い、先進的な取り組みを通じ、決済をはじめとするさまざまなシーンにおいて、心地よい瞬間をお届けする企業を目指す(佐々木氏)
企業目線のLTV(Life Time Value)ではなく、顧客目線に立ち、顧客が三井住友カードと長期的な取引を通じて得られる価値の最大化を目指す。つまり、顧客目線で心地よい瞬間を実現していくことが、将来の成長のカギになると考えたのだ。
こうした企業ビジョンを掲げるきっかけはいくつかあった。
他のカード会社は、誕生日におめでとうのハガキを送ってくるのに対して、三井住友カードはリボ払いの案内ハガキを送ってくる
これはTwitter上の顧客のつぶやきだが、タッチポイントでマイナス体験を提供していたと佐々木氏は話す。
また、会員向けのメール配信拒否が年々増加していることから、顧客目線で価値ある情報を配信していくように方向転換したと佐々木氏は説明する。
クレジットカード会社として同社は、これまで年会費やポイント還元率などの「機能的価値(モノ)」を重視してきた。しかし、あらゆるタッチポイントで顧客にとって良質な体験を提供する「情緒的価値(コト)」を重視し、モノからコトへと提供価値を変化させていく必要があった。
良質な顧客体験を提供するためには、「対応力」「伝達力」「理解力」の3つの力が重要になると佐々木氏は続ける。
対応力を上げることで顧客の期待を超えるタッチポイントの心地よさを提供する。また、伝達力を上げることで顧客の今をとらえたアプローチ(CCCM:クロスチャネルキャンペーンマネジメント)が可能になり、理解力を上げることで顧客自身も気づいていなかった潜在ニーズを発掘できる。
これらを実現するために、心地よさでは「UI/UX」、伝達力では「CCCM」、理解力では「アナリティクス/AI」などが求められてくる。
当たり前のことを当たり前に実現する
顧客目線のコミュニケーションに取り組むため、三井住友カードではチャネルごとに分断された配信ツールの統合を進めている。
以前は複数のデータウェアハウスがあり、Web、SMS、メール、アプリなど、顧客チャネルごとに配信システムも分断されていた。
その結果、事業部の依頼を受けてメッセージを配信する企業目線のマスコミュニケーションとなっていた。顧客1人あたりが受け取るメッセージの種類が増え、内容の一貫性が薄れていたため、前述のようにメール配信拒否が増えていったのだという。
2016年から顧客コミュニケーションを見直してきたという佐々木氏は、「三井住友カードが顧客に伝えたいことと、顧客の興味・関心が重なる部分」をコミュニケーションの軸とし、基本方針として掲げていると述べる。
また、各事業部門の若手リーダーを中心に顧客コミュニケーションワーキンググループを組成し、全社ベースで徹底した顧客目線を議論して、カスタマージャーニーマップを作成していった。
カスタマージャーニーマップを作成する際は、顧客の期待以上の価値を提供しようとしたり、サプライズや感動体験を目指したりするのではなく、顧客にとって当たり前のことを当たり前に実現することを優先した。当たり前の顧客体験を積み重ねていくなかで、「気が利くね」と思ってもらえることが、企業と顧客の距離を短くする近道だと、佐々木氏は話す。
現在、データウェアハウスや配信ツールは全社的に統合され、個々の顧客がどのように行動しているのか、チャネルをまたいで分析できるようになった。また、カスタマージャーニーマップを浸透させるために、三井住友カードにおける顧客エンゲージメントを定義している。
顧客に伴走したメッセージでメール配信拒否が減少
顧客との良好な関係を構築するためには、まず顧客とつながり、どんな投げかけに反応したのか、その反応はポジティブまたはネガティブだったのか分析し、価値を感じてくれたのか、できる限りKPI化していく必要がある。
成果を定量的に把握することで、各事業部門の目的に施策がひもづけられていることを示すとともに、KPIに貢献しているとアピールする。こうした活動も、全社へのCX浸透のために重要だと佐々木氏は説明する。
コミュニケーションの最適化には、マーケティングオートメーションも活用している。新規入会者へのウェルカムメールの開封可否によって次のアクションを変更しており、開封しない顧客にはSMSを送って開封を促す。それでも開封されないときには、当該情報を送らないといったように自動化した。
これらの施策の結果、メール開封率とクリック率は2~3倍に増加した。また、さまざまなサービスを紹介するために入会後3か月間で平均12通送られていたメールを6通に減らし、内容を入会後の顧客体験にあわせた知りたい情報に絞ることで、メール配信拒否の割合も従来の配信手法と比較して10ポイント減少した。
経営から現場まで浸透させるマーケティング組織作り
こうした一連の施策は、2017年5月に発足した統合マーケティング部を中心に進められている。Webおよび電話のカスタマーエクスペリエンス(CX)を担っていた「ネットビジネス事業部」と「フォーユーセンター企画部」、データ収集・分析を担っていた「マーケティング部」という3部門が1つになり、部門横断の顧客コミュニケーションが可能になった。
現在は、統合マーケティング部が各事業部の要望に応じたコミュニケーション設計やKPI管理を行い、全事業の土台となるコミュニケーション基盤を整備したうえで、各部と協働で全社的な業績貢献を目指している。
統合マーケティング部の発足とともに、中期経営計画でも「お客様に心地よい瞬間をお届けする企業を目指す」という経営ビジョンを明確にしている三井住友カードだが、経営層から現場まで意識を浸透させていくことが重要であり、今後の課題としている。
また、人材を多様化させるために、クレジットカード業務に精通した人材と、デジタルマーケティングに精通した人材を融合させて、クレジットカードとITの両方のスキルを持った人材を育てていくことが、外部の人材獲得も含めて検討されている。
さらに、デジタルマーケティングツールやIT技術は不可欠であり、各部門へ配置していくことも重要だと佐々木氏は話す。ただし、ツールによって施策の幅は広がるが、何を目的とするのか、使う人の意思やビジョンがブレないことが重要だ。
経営層から事業部まで、全社で顧客と向き合う
全社的に顧客のLTVを追求していくためには、統合マーケティング部だけでなく、各部門がマーケティングに理解を示し、顧客目線になることも重要だ。
三井住友カードでは、マーケティングの取り組みを各部門のKPIとひもづけて効果を見える化させているが、ときにはKPIを達成するための施策がマイナスになることもある。
たとえば、ファイナンス商品は収益性が高く、営業としても積極的に扱いたい商品だが、日中に電話をかけて案内したことで翌日にカードを解約されてしまうことがあった。
こうした事態を避けるためには、ユーザー行動を事業部に対してオープンにし、必要な人に必要なタイミングでメッセージを出すことが重要だと浸透させる必要があると佐々木氏は説明する。
また、テクノロジーを活用して組織横断的に各部の発想を具現化し、各部の施策効果を経営層に定期的へインプットするなどしていると佐々木氏は説明する。これによって、収益部門はアプローチを変えることでコスト削減できるという意識が生まれ、コストやリスクの管理部門は会員維持や売上増強の意識が生まれる。こうした活動に全社で取り組むことを目指す。
今後は、スマートフォンファーストが進み、クレジットカードもスマートフォンの一部となっていくなかで、Web顧客基盤とWebユーザービリティの向上を目指していきたいと佐々木氏は話す。そこでは、いかにしてWebチャネルのなかで顧客を先取りしたコミュニケーションを行えるかが重要になる。
そのために3年後には、マイナス体験を最小化して、プラス体験を最大化していく必要があるという。
三井住友カードでは、統合マーケティング部が発足して顧客思考のマーケティングを追及する取り組みが始められたが、今後顧客の変化にいち早く応えるためには、マーケティング、IT、UXが重要だと佐々木氏は最後に話した。
マーケティングをITで下支えし、顧客に理解して使ってもらえるデザインを実現するUXが必要。マーケティング、IT、UXの3つが1つの組織で有機的に回っていく必要がある(佐々木氏)
Web広告研究会サイト掲載のオリジナル版はこちら:「そのLTVは顧客目線ですか? 三井住友カードのCX再創造とデジタル改革」2017年6月23日開催 月例セミナーレポート 第1部
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オリジナル記事:そのLTVは顧客目線ですか? 三井住友カードのCX再創造とデジタル改革 | Web広告研究会セミナーレポート
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コンバージョンレート最適化(CRO)で犯しがちな6つのミスとその対処法(前編) | Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報
CRO(コンバージョンレート最適化)は、Webサイトのビジネス成果向上には重要だ。集客を増やすだけでなく、サイトを訪問したユーザーにコンバージョンしてもらうためにWeb担当者がするべきことは多い。
しかし、ただA/BテストしたりLPOをしたりするだけでは、失敗してしまうこともある。そうしたミスで会社の利益を損ねてしまうことがないように、6つの注意点を解説する。
ある企業の担当者が、絶対に役立つと思われるコンバージョンテストを実施した。
サイトを訪問者のなかから製品デモの依頼申し込みを増やすために、ある製品ページを新しい魅力的なデザインに変更し、昔ながらのA/Bテストを実行したのだ。そのページを訪れた人の半数には以前と同じ製品ページを表示し、もう半分にはこの魅力的な新しいデザインのページを表示するようにした。
1か月間テストを行った結果、期待どおり、コンバージョン率は2%から10%にアップした。素晴らしい成果だ! そこで担当者は、この結果を上司に報告。テストの結果に従ってすべての製品ページを新しいデザインに移行したいと訴えた。そして、上司のゴーサインをもらった。
ところが、新しいデザインのページを本格的に公開したところ、製品デモの依頼が減り始めたことに気づいた。
だが担当者は、この減少は季節的な要因かもしれないと考え、数か月間様子を見た。すると今度は、月間経常収益(MRR)まで減り始めた。
いったい何が原因だろうか。
結論から言えば、この担当者は、統計的に有意な結果を得られるほど長い期間テストをしていなかったのだ。
その製品ページは、1日あたり50ページビューしかない。したがって、そのテストで95%の信頼区間を達成するには、15万人がそのページを見るまでテストを続けならない(ただし、そのためには8年以上テストを続けることになる)。
統計的に適切なサンプル数でテストを行わずに結論を出したため、この会社のビジネスは不調に陥ってしまったのだ。
ミスを犯すリスクが高い仕事
サンプル数を誤って設定することは、マーケターがCROでよく犯すミスの1つに過ぎない。実際には不十分な調査や少ないサンプル数でテストを行い、ビジネスを不調に陥れているにもかかわらず、マーケティング戦略が向上していると勘違いする例はよくあるのだ。
だが、忘れてはいけないことがある。CROで最も重要な目的は、真実を知ることだ。誤った前提や統計的に有意性を欠くテストに基づいて重要な判断を下していては、この目的を達成できない。
本記事では、なるべく少ない時間で難しい内容を学べるようにするため、コンバージョンレートの最適化でマーケターがよく犯す間違いをいくつか紹介しよう。
マーケティング戦略をテストしたり調整したりするときは、このようなミスを心に留め、学ぶ姿勢を持ち続けるようにしてほしい。
CROで犯しがちな6つのミス
- CROの中心はA/Bテストだと考える。
- コンバージョンレートのコンテキストを提示しない。
- 統計について完全に理解していない。
- すでにうまくいっているページやキャンペーンではテストを実施しない。(後編に掲載)
- 調査ではなく、戦術に基いてCROテストを実施する。(後編に掲載)
- テストが「失敗」したらあきらめる。(後編に掲載)
×①×CROの中心はA/Bテストだと考える。
「CROとは、A/Bテストのこと」と考えるのは、四角形を三角形と呼ぶようなものだ。A/BテストはCROの一種ではあるが、多くの取り組みの1つに過ぎない。
A/Bテストは、ある1つの変数を別の変数と比べて、どちらのパフォーマンスが優れているかを調べるだけだ。だが、CROにはさまざまな種類のテスト手法がある。そして、どのテストでも、目的はサイト訪問者に自分たちが望む行動を促すことだ。
A/Bテストをしただけで「CROを実施した」と考えているなら、テストのやり方が賢明とは言えない。A/Bテストがまったく役に立たないケースはたくさんある。
サンプル数が十分ではなく、適切な量のデータを集められない場合を考えてみてほしい。テストしたいウェブページの訪問者が、1か月に数百人しかいないとしたらどうだろうか。統計的に有意な結果を得られるほどのトラフィックが集まるまでに数か月かかる可能性がある。
A/Bテストをトラフィックの少ないページで実施し、6週間で終了することもできるだろう。だがそれでは、科学的なデータに基づいたテスト結果は得られない。
A/Bテストは、CROを学ぶための出発点としては最適だが、さまざまなテスト手法を学び、自分に限界を設定しないようにすることが重要だ。
たとえば、数週間程度でウェブページのコンバージョンを大きく向上させたいのなら、一度に1つの変数をテストするのではなく、複数の大きな変更を実施するほうがいい。Weather.comを例に取ろう。このサイトは、ランディングページの1つで「ページデザイン」「見出し」「ナビゲーション」など、多くの異なる要素を一度に変更した。その結果どうなったか。なんと、225%もコンバージョンが増加したのだ。
×②×コンバージョンレートのコンテキストを提示しない。
みなさんは、Weather.comでコンバージョンが225%増加したという文章を読んだとき、こう考えただろうか。
筆者の言う「コンバージョン」は、何を意味しているのだろうか。
そう考えた人は、CRO的な思考をしていると言える。
コンバージョンレートを測定する場合、さまざまな数値が対象になりうる。たとえば次のようなものだ。
- 購入
- リード情報取得
- プロスペクティング
- 購読者登録
- ユーザー登録
そのうちの何を測定するかは、ウェブページの目標によって決まる。「コンバージョンが大きく上昇しました」と言ったところで、そのコンバージョンが何を意味しているのかを伝えなければ、たいした意味はない。
Weather.comのケースで言えば、筆者が述べたのはトライアル登録者のことだ。Weather.comは、このランディングページからのトライアル登録者を225%増やした。このように言えば、コンバージョンレートの意味がはるかに明確になる。
ただし、測定基準を明らかにするだけでは、すべてを語ったことにはならない。テストを行ったのはいつだろうか。曜日や日にちによって、コンバージョンレートは大きく変わることがある。
図のようなトラフィックのパターンの場合は、有効なサンプル数の98%を3日間で獲得できたとしても、丸1週間はテストを続ける必要がある。曜日によってコンバージョンレートが変わる可能性があるからだ。
同じことは月にも言える。休日の多い12月にテストを実施して、どうせ結果は一緒だと考えて3月にはテストをしない――そういうことはあってはならない。季節的要因がコンバージョンレートに影響するのだ。
コンバージョンレートに大きな影響を与える可能性を持つものは、ほかにもある。
その1つがデバイスの種類だ。デスクトップPCからの訪問者であれば、入力欄の多いフォームでも問題ないかもしれない。だが、モバイルデバイスからの訪問者でも、同じコンバージョンレートを期待できるだろうか。その答えを知りたいなら、調査したほうがよい。
チャネルもそうだ。「平均の」コンバージョンレートには注意しなければならない。他のチャネルよりコンバージョンレートがはるかに高いチャネルがあるなら、チャネルごとに異なった対応を考えるべきだろう。
最後に、ビジネスにとって最も重要な指標はコンバージョンレートではないということを忘れないでほしい。重要なのは、最終的に会社に利益をもたらすことだ。
たとえば、製品を無料にすれば、コンバージョンレートが急上昇することは間違いない。しかし、それでは利益もゼロのままだ。ビジネスが以前よりうまくいっているかどうかを示す指標として、いつもコンバージョンレートが使えるわけではないのだ。
コンバージョンだけに注目して、本来の目的からそれてしまわないように注意してほしい。
×③×統計について完全に理解していない。
筆者がCROを学び始めたときに犯した最も大きなミスの1つは、大学の統計の授業で学んだ知識さえあればコンバージョンテストができると考えていたことだ。これは、実験を行うだけでは科学者になれないのと同じことだ。
統計はCROを支える柱だ。統計について完全に理解していなければ、正しいテストを行えず、マーケティングの取り組みが大失敗に終わる可能性がある。
たとえば、次のようなことを考えてみてほしい。
有効なサンプル数が98%に達する前にテストを切り上げてしまったらどうなるだろうか。
90%で十分ではないのだろうか。
その答えはノーだ。理由を説明しよう。
統計的有意性は、賭けのオッズのようなものだと考えてほしい。オッズが90%のテスト結果に賭けたいと本当に思うだろうか。90%の有意性でテストを行って勝ち負けを決めることは、
90%の確率でこのデザインが正しいことがわかったので、すべてをこのデザインに賭けます
と言うようなものだ。90%ではまったく十分ではないのだ。
統計の復習が必要になったとしても、慌ててはいけない。それには訓練と練習を行う必要がある。そうすれば、今よりはるかに優れたマーケターになれるだろう。そして、今よりはるかに厳密なテストを行えるようになるのだ。
手始めに、クレイグ・ブラッドフォード氏が執筆したMozの記事を読んでほしい。この記事では、サンプル数、統計的有意性、信頼区間、コンバージョンレートの変化量について説明している。
この記事は、前後編の2回に分けてお届けする。今回の記事では、CROで犯しがちな6つのミスのうち3つを紹介した。後編となる次回は、残る3つのミスについて説明する。(後編は10/9公開予定)
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オリジナル記事:コンバージョンレート最適化(CRO)で犯しがちな6つのミスとその対処法(前編) | Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報
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オウンドメディアのSEO事例: 記事数を1/3に減らして質向上→トラフィックが29倍に! | 先週のWeb担まとめ記事
Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 17本とニュース記事 13本です。
今回の要チェック記事↓セミナー | ↓求人情報 | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース
オウンドメディアのSEO事例: 記事数を1/3に減らして質向上→トラフィックが29倍に!
Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?
「投入記事数を1/3に減らして検索流入が29倍になったって本当? ニフティの宇佐美貴史さん、教えてください!」は、「成果につなげる! コンテンツマーケティング最前線」の記事。
700以上のいいね!が付いた、非常に良い内容の記事です!
ニフティのあるメディアでは、記事の投入本数を3分の1に減らしながら、自然検索の流入をなんと29倍にしたというのです。
漫画「Webマーケッター瞳」の第18話「アンバサダーマーケティングは大成功!――しかしその裏で瞳にスパイ疑惑!?」が公開されました。
醍醐ビールのアンバサダーマーケティングは順調な滑り出し、着々と成果を上げつつあった。その一方で、夕日ビールの五味と瞳に暗雲が……。
「サードパーティCookie制限の時代、Safari 11のITPで到来。広告主はAdWordsとGAの連携で対策を!」の記事も、180いいね!と注目を集めました。
AppleのSafari 11.0から搭載されるITP(Intelligent Tracking Prevention)で、サードパーティのCookieを使った広告の配信や計測にどんな影響が出るのかを解説した記事です。
さまざまなサービスが対処を表明していますが、さて、何が起きているのでしょうか。
「魅きつけるキャッチコピーは商品やサービス・作り手・利用者の3つの観点から」は、「Web文章入門」の第4回記事。
今回は、利用者にうったえかける「キャッチコピー」について解説。
「商品やサービスそのもの」「作り手」「利用者」の3つの観点から、キャッチコピーに盛り込む言葉を考えましょう。
「ネットショップ担当者フォーラム」
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http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/09/26/26960スイッチ・メディア・ラボ、テレビCMとWeb広告の効果分析を行う「クロスメディアトラッキング」提供開始
http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/09/27/26972
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Web制作ツール「BiNDクラウド」が大幅アップデート、「SEOアシスタント」機能を追加
http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/09/29/26992
編集後記
ミックスナッツが好物です。アーモンド+クルミ+カシューナッツ+マカダミアナッツのミックスナッツに、アーモンドとクルミを増量して、さらにビーフジャーキーを4ミリ幅ぐらいに切ってまぜます。食べ出すと止まりません。(安田)
Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください:
http://web-tan.forum.impressrd.jp/editors_note
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オリジナル記事:オウンドメディアのSEO事例: 記事数を1/3に減らして質向上→トラフィックが29倍に! | 先週のWeb担まとめ記事
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