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アンバサダーマーケティングをやらせてください! たくさんのファンが強みになるんです……!/第16話 | 【漫画】Webマーケッター瞳 シーズン5

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前回までのあらすじ

醍醐ビールの経営会議に出席した重盛は、アンバサダーマーケティングに取り組むことを提案したが、まさかのまさか、創業者である会長は会社のM&Aに乗り気で、重盛の提案は却下されたのだった。

ここから始まります
売却益でクルーザー買う検討までしてたわなんだってということで会長は会社を売る気満々よ
きっと今は新規チャレンジして失敗したりブランドを傷つけたくないって思ってるのよ会長今の時代炎上が怖くてなにもしないのは愚策ですせっかくより多くの人にうちの商品を知ってもらうチャンスなんですアンバサダーマーケティングを認めてくださいっク…クルーザー?とにかく現状維持だ変なことするな
ここから始まります
まさかまたはじめからやり直しになったりしないよな?
ありえない私がこれまで何人ものCEOのクビを縦に振らしたと思ってるのよ任せなさい
ここから始まります
会長そういうことを気軽におっしゃらないほうが…本当にオファーがきたら大変なことになるぞ噂でこれだけ上がるんだ…M&Aが実現すれば私には潤沢な金が!ここまでがんばって大きくしたんだご褒美くらいもらったって文句はないだろうそ…そうですねははは…なんなのあのじじぃ!
話くらい聞きなさいよっ!ダメだったみたいですねダメだったみたいだなおい新聞見てみろうちの株価がこんなにも上がってるぞおそらくM&Aの噂が押し上げているんだろうな
ここから始まります
会長のご懸念通り何だ君は?醍醐ビールにはきっとたくさんのファンがいるはずです会長質問に答えなさいえ炎上は会社にとって致命的なダメージとなります
アンバサダーがいてくれればただ炎上が事実誤認だったり勘違いだった場合などは会社のメッセージを正しく広めてくれ火消しに回ってくれることも期待ができますアンバサダーは仲間なんです
ここから始まります
この言葉を言えるようになったのはそれにビールが美味しいと思えたのも会長が開発してくれたビールに惚れ込みこの会社に入社しました私はもっと多くの人に知ってほしい
低アルコールだから  下戸の私でも  飲めたんですそんなもの社員だろ当たり前だ私は会長のビールが好きなんです醍醐ビールのおかげです下戸の私が醍醐ビールのおかげですは?とりあえずビール
ここから始まります
どの部署のバカだ数十億以上の金が入っていくる話だぞ青臭いことをビール一口で酔っ払うなんて情けねぇぞうるせぇなビールが飲めるくらいで偉そうにしやがってもう一度思い出してください…
なんだよ醍醐何が作った頃を思い出せだ…醍醐ビールを作った時のことを―下戸だってビールを飲む権利があるんだ!完全に酔っ払ってるな
ここから始まります
下戸だけどビールを飲みたいって思っている人はいるはずよ俺に合うビールがないんだったら飲んでみてくれ意地になって私財投げ打って会社まで作ったのに…いや飲めたもんじゃないなあなた美味しくできた?まともにビールも作れなくてすまん…
作るっ!自分で作ってやるビールを作るだってあははは笑わせるなまた失敗だ…いいのよあなたが飲みたいものを作ればきっとあなたと同じで出来たぞなんだこれ薄くて飲めたもんじゃねぇよ
ここから始まります
これから会社を売ろうって時に―だから思い出したくなかったんだよ
あのクソ社員めわぁ美味しいこのビール私好き

第17回は8月公開予定

この記事の筆者

原作:星井博文(ほしい・ひろふみ)

漫画家・漫画原作作家。ヤングジャンプにてデビュー。著作に『中京女大レスリング部物語「ちゅうじょ」』(実業之日本社)など多数。

作画:ソウ

漫画家。代表作は『マンガで分かる心療内科』(少年画報社)、『心理研究家ゆうきゆうのスーパーリアルRPG』(マガジンランド)ほか多数。

マンガ制作:トレンド・プロ

主に広告マンガ、イラスト、アニメ、キャラクターの制作を手がけるマンガ制作プロダクション。動機付け、興味の喚起、ストーリー性、分かりやすさなど、マンガの持つ強力な訴求力を活用し、企業が発信するさまざまなメッセージを織り込んだマンガ制作を得意としている。


ローカルSEOの最新潮流――最も重要かつ本質的なポイントはコレだ!(前編) | Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報

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この記事では、ローカルSEOに本当に大切ことを解説している。文字が多く読みにくいかもしれないが、本当に大切なことが書かれているので、ぜひ最後まで読んでほしい。(Web担編集部)

ローカルビジネスを躍進させる「ローカルSEO」の水路を航行するのは、「ビジネス」という名の船だ。オーガニックフードを扱う店の個人経営者であれ、数百店舗を展開する医薬品大手の経営者であれ、毎週・毎年のように業界に打ち寄せるいくつもの小さな波のなかで、針路を見失ってしまうこともある。

その波とは、たとえば、こんな風なものだ。

  • グーグルは以前、店舗にタブレットなどを設置して、来店者にその場でレビュー投稿を依頼する(レビュー・キオスク)のを一度は承認していたのだが、その後、禁止した。

  • カルーセルに特定の歯科医院を表示したこともあったが、現在ではそうした業界単位の表示自体を廃止した。

サイトを経営するのに必要なのは、こうした変化に対応するだけではない。構造化データをページに実装し、ソーシャル活動に積極的に取り組み、モバイルや音声に対応する必要がある。

これらすべてをこなすのは、あまりにも大変だ。

そこで、これらの果てしない渦のただなかにしばし船出して、ここ数年のあらゆる展開が、「さまざまな事象の脈絡のない混乱の現れ」にすぎないのか、それとも「業界における本物の大転換を表すもの」なのかを、この記事で考察する。

ローカル検索マーケティングに吹いている風は、実際にはどこに向かっているのだろうか。

オーガニックSEOのジャーニーを取り込む

ローカルSEOの今について考える前に、まず一般的なオーガニックSEOの歴史を振り返ってみよう。

そう遠くない昔、本来なら素晴らしいこの業界では、

  • meta keywordsタグに300個のキーワードを羅列し
  • ウェブサイトのページに非表示のテキストを埋め込み
  • SERPには決して表示されないディレクトリサイトから5000件のリンクを買い取り
  • PageRankの神様に祈る

などによって検索順位をどれほど上げられるかが、フォーラムでさかんに議論されていた。

こんなこと言うと、SEOの仕事を始めてまだ2~3年ほどにしかならない人には、胡散臭い作り話としか思えないかもしれないのだが、冗談などではない。本当にそんな感じだった。

ただし、当時でも業界の最優良企業は、こうしたことに異を唱えていた。つまり、マーケティング戦略を構築するうえで検索エンジンの弱点を悪用することを大きな柱としたり、自身のブランドが怪しいスパムのような慣行や時代遅れの慣行に従ったりすることに反対していたのだ。

初期のSEOを取り巻く議論は確かに活発だった!

その後、パンダペンギンなど、あらゆるアップデートが登場した。

これらのアップデートは、お粗末なSEO慣行を標的にしたものだったが、もっと重要だったのは、グーグルが「関連性」というものをどう解釈しているかを、すべてのデジタルマーケターが明確に認識できるようにする学習モデルを構築したことだった。

これらのメジャーアップデートが登場する以前にもアップデートは数多くあったが、私がパンダやペンギンに言及したのは、SEO業界が現在の地位を築くまでに、これらのアップデートがハミングバードとともに大きな貢献を果たしたからだ。

ここに至るまでの17年間にわたってグーグルは私たちにシグナルを発し続け、検索に関する自らの世界観を伝えてきた。

グーグルが教えてくれたことを3つのポイントにまとめると、次のようになる。

  • 人間を対象としたマーケティングを行うこと。文章の書き方、リンクの獲得方法、ページのデザイン、ビジネスの宣伝などは、人間を対象として考えること。

  • 技術者を確保し、技術的ミスで成長が妨げられないようにすること。

  • ブランドの成否は、検索エンジン一般ユーザーの両方の観点から形成される総合的な評判によって決まる。

今日、SEO業界で目にする議論のほとんどは、きわめて健全な現在のマーケティング像をかたちづくるこれら3つの概念に関連している。フッターやドアウェイページに情報を詰め込むような行為とはかけ離れているのは明白だ。

確かに、私のところには今も、グーグルの検索結果で1位をとれるとうたう電子メールも舞い込むが、全体として見ると、SEO業界は、「マーケティング」という広い世界のなかで重要な地位を得るまでに進化しているし、そのことに感動を覚える。

では、それがローカルSEOとどんな関係があるのか?

こうした流れは、ローカルSEOでも同様だ。

「従来のSEO業界におけるジャーニー」が「ローカルSEOのジャーニー」と関連していることを明確に示す理由は2つある。

  • オーガニックSEOでの強さが、ローカル検索の順位に影響を与える。

  • 地域の事業者も、オーガニック検索(ローカルオーガニック検索とも呼ばれることもある)で上位を確保する必要がある。

これは何を意味するのだろうか――私たちはローカルSEOを進める企業だが、我が社のクライアント企業に対して、オーガニックSEOの企業がするのと同じように期待に応えなければならない、ということだ。

どういうことかというと、非店舗型ビジネスのクライアント企業に対しては、次のような説明を毎週のようにしなければならないということだ。

御社に関しては、物理的な拠点がない地域におけるローカル検索では、上位を獲得できないかもしれません。

しかしながら、「サービス提供地域」(Googleマイビジネス用語だ)ごとのランディングページとマーケティング支援によって、オーガニック検索でのビジビリティは可能な限り獲得していくつもりです。

一方、実店舗を運営するクライアント企業に対しては、グーグル検索結果の最初の数ページを、企業サイトと、消費者によるイメージ(私たちが呼ぶところの「評判」)を生み出すサードパーティのコンテンツの両方で満たすことになる。

たとえそうしたSEOのために活用するのがYelpやTripAdvisor(または食べログや楽天トラベル)だったとしても、その企業にとって最も重要なオーガニック検索結果に評価が特に高いデータを並べることが、オーガニックSEOというものだ。だからこそ、グーグルのアップデートの歴史を学ぶべきなのだし、信頼性や関連性の重視をどんどん強めているグーグルに対するオーガニックSEOのコミュニティの理解に、そういった歴史がどう影響してきたかを学ぶべきだと私は考えている。

さらにもう一歩進めたい。

特に地理的に競争の激しい業界では、クライアントのローカル検索マーケティングを管理する真のSEOツールが必要になるローカル検索の順位決定要因(2017年版)調査を公開して、専門家らが挙げた次の点を考えてみてほしい。

  • ローカルパックまたはローカル検索画面(Local Finder)に関する決定要因では、トップ20のうち5つの要因がリンクに関連している。

  • ドメイン名への被リンクの品質やオーソリティが、ローカルオーガニック検索の順位を決定する要因1位になった。

これと並んで上位を占めたのは、ウェブサイトのドメインオーソリティや、多岐にわたる適切なキーワードの利用といった決定要因だ。

言い換えると、こういうことだ。

  • アイオワ州の田園地帯でパン屋を営んでいるクライアントに対しては、基本的なオーガニックSEOのスキルがあれば必要なすべてのビジビリティが得られるだろう。

  • しかし、ロサンゼルスの弁護士や州規模の医療機関、全国に600店舗を展開するレストランチェーンに対しては、そうはいかない。

    利用するマーケティングツールのなかにMoz Proのような専門家レベルのオーガニックSEOツールを用意しておかなければ、比較的大規模なクライアントに必須の競争力を獲得し、長年にわたって維持するのは難しいかもしれない。

「オーガニックSEOの川」が、「ローカルSEOという川」の流れにそそいでいるのは、間違いない。リンクを評価し、SERPを分析し、専門家としてページを最適化できる能力は、今やローカルSEOのジャーニーに不可欠なものとなっている。

この記事は、前後編の2回に分けてお届けする。後編となる次回は、オフラインにおける取り組みがローカルSEOに与える影響と、ローカル企業が目指すべき進路について説明する。(後編は8/7公開予定)

この記事の筆者

この記事は、Moz Blogに掲載された以下の記事を日本語訳したものです。

author photo

原文:「Offline & Organic: The Two Rivers That Feed Modern Local SEO」 by Miriam Ellis (2017/05/03)

記事セレクション:渡辺隆広株式会社アイレップ
翻訳:株式会社ガリレオ

Web担 編集後記 2017年7月

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毎月、最終営業日に更新する予定のWeb担編集部の編集後記です。こんなメンバーでゆるゆるWeb担を運営しています。

ちなみに、7月でWeb担は11周年を迎えました。11年を迎えられたのも皆様のおかげです。今後もご愛読よろしくお願いいたします。

7月の編集後記

安田 英久
編集長 安田 英久

今月の「んまいもん」は、京都「肉専科はふう」さんのカツサンド。

もうね、何も言うことはありません。たまらんです。糖質制限中なのに、あえてパンを含んだカツサンド。そして、気がつくとあっという間にすべて胃袋に。

京都というと、おばんざいとかに行きたくなるかもしれませんが、ここはスゴかったです。大満足。

あ、京都御所を歩いていたら、こんな消防車を見かけました。

皇宮警察本部の車両です。はじめて見たのでみんなで興奮して「写真とっていいですか?」と聞いたところ、快くOKしてくれました。忙しいところありがとうございます。

池田 真也
デスク 池田 真也

無欲の結果なのか、ビックカメラの買い物ついでに並んだSwitchが当たったので勢いで購入してしまいました。最後に買った据置機はPS2なので、約15年振りぐらいでしょうか。

仕様すらよくわかっていなかったのですが、ハードの小ささに驚き。分厚い説明書がなかったり、初回ネットワーク設定があったりするのもイマドキの仕様ですね。

ひとまずセットで買ったゼルダをちょいちょい進めてますが、割と難しい。最初のボスで結構つまずいたんですが、今の子供たちは普通に解けるんですかね。ゼルダの伝説とリンクの冒険ぐらい差があるような……。

四谷 志穂
四谷 志穂

7月でWeb担は11周年を迎えました。これからもご愛読よろしくお願いいたします。さて、11年前の私といえば大学4年生でした。単位も取り終わり、卒論も無かった私はバイトに明け暮れる日々(笑)。バイト先は、パン屋さんの「ANDERSEN(アンデルセン)」の販売員です。

パン屋のバイトと言うと、メルヘンの世界、かわいらしいイメージをすると思いますが、実際は全然違います。パンにはバーコードなどありませんから、パンの名前と値段をまず覚える必要があります。しかも当時は、POSレジではなかったので、レジで金額を入力しなければいけませんでした。

パンを成形して焼くまでは製造担当の仕事ですが、窯からでた熱々のパンを陳列するのは販売員の仕事です。次々にやってくる熱々の鉄板に乗ったパンを、陳列するのはかなりの重労働なうえに、やけど必須です。根性焼きのようなやけどは日常茶飯事でした。そして、窯の隣で作業をするので、クーラーなんてあってないようなモノです。

さらに、お客様の希望に合わせてパンをカットしますが、これが難しい。食パンなどはスライサーでセットすれば簡単に切れますが、フランスパンやブール(丸いパン)などの周りが固くて、中が柔らかいパンを切るのはコツが要ります。ちなみに、コツは鉄板に接していた面に包丁を入れることです。

早朝バイト、学校、部活(ダンス)の日々で毎日4、5時間の睡眠で過ごしていました。しかも、ダンスの深夜練習、夜通し練習などもあったので、長椅子で授業時間まで寝ている、ということもザラでした笑。今思うととんでもない体力ですし、The青春ですね。

西倫英
西倫英

(執筆中)

内藤 貴志
内藤 貴志

7月14日、地元の府中市に新しい駅前ビルが開業しました。名前は「LE SIGNE(ル・シーニュ)」。商業施設、マンション、公共施設が一体となった地下3階・地上15階の巨大ビルです。このビルの完成によって、歩いて行ける範囲に一気にカフェが増えました。チェーン店系が17店舗、独立店系が10店舗、全部で27店舗もあります。

  • スターバックスコーヒー2店舗
  • タリーズコーヒー
  • エクセルシオールカフェ
  • ドトールコーヒー2店舗
  • ファーストキッチン
  • マクドナルド
  • UCCカフェコンフォート
  • カフェエディアール
  • キャピタルコーヒーカフェ
  • アンデルセン
  • フレッシュネスコーヒー
  • カフェコロラド
  • カフェソラーレ
  • 武蔵野茶房
  • ダッキーダック
  • コパデカフェ
  • 珈琲館シャガール
  • こぐま屋珈琲店
  • ウェザーコック
  • 珈琲鳴館
  • モナムール
  • 蔵カフェ
  • カフェサンク
  • kotocafe
  • i pini

ほんの半径数百メートルの範囲内にこんなにカフェが密集している地域はあまりないのではないでしょうか。仕事が煮詰まったときは気分転換にカフェに行くことが多いので、これからは仕事が格段に捗るかもしれません。

冨岡 晶
冨岡 晶

Web担が11周年! 気付いていた方は、読者のみなさんも少数派だと思いますが、私ももちろん少数派です。それなのに「編集後記の内容もアニバーサーリー感を出してほしい」というムチャ振りが入りましたw

さて、11周年=11年前=2006年て、なにがありましたっけ???

Android端末&Googleフォトを使っていると、折りに触れて、数年前の同じ日付の写真を「この日の思い出」として表示してくれたりもしますが、11年前となると、なかなか候補にも出てきそうにない。

自力で11年前の写真を見たら、地元の廃屋みたいな建造物(火事により閉鎖、その後取り壊される)を撮影して、チロルチョコで役満ツモって、亀有に映画見に行ってました。やってることがなにも変わってないです。

あ、ちゃんとしたアニバーサリーでは、25年ちょうど使ってきた電子レンジが、先週、バリバリバリという異音とともに電撃が走り、火を吹きました。過去にタイムトラベルするのかと思いました。

良いtitleタグを作る7つのテクニック――最新SEOの観点から | 先週のWeb担まとめ記事

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2017/07/22~2017/07/28

Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 22本とニュース記事 20本です。

忙しい人のためのこの記事の使い方:
  • 上のほうから内容をざっとチェックする
    重要なものほど上の方に置いてあります。
  • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
    要チェックのものは色を付けてあります。

今週の担当は、安田です。

社内で実践! スキルアップ! UXファシリテーター育成ワークショップ講座
森田雄氏、清水誠氏、安藤昌也氏を講師に迎え、講師陣が実践してきたUXワークショップ手法を体験しながら学ぶ講座を9/20(水)に神保町で開催します!
https://web-tan.forum.impressrd.jp/school/workshop
ビジネスを動かすデジタルマーケティングを考える「デジタルマーケターズサミット」
【広告主・マーケター限定】「ビジネスを動かす」デジタルマーケターに向けて、本質的なデジタル戦略についての理解を深める1日イベント「デジタルマーケターズサミット」を8月24日に開催します。
https://web-tan.forum.impressrd.jp/events/201708

今回の要チェック記事セミナー | 求人情報 | 人気記事 | 解説記事 | ニュース
良いtitleタグを作る7つのテクニック――最新SEOの観点から

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • Mozの「検索順位とトラフィックを獲得できる、title要素のハック7選」が好評でした。

    title要素なんて、ごく当たり前の存在。でも最新のSEOでもまだ重要なのです。クリックスルー率に関して言えば間違いなく。そして、それがまた順位に関係してくるのです。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/24/26315

  • 「『お客様のためにここまでやっているとは、社内でも知られていない』。ヤッホーブルーイング『おもいやり隊』の人々」は、「ネットショップ担当者フォーラム ダイジェスト」の記事。

    「よなよなエール」や「水曜日のネコ」といった個性的なビールを送り出しているヤッホーブルーイング。人気の影にあったのは、通販事業部を支える「おもいやり隊」の存在。

    これは良い記事ですよ!

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/24/26404

  • ニュース記事「10~50代『スマホしか使わない』は46%『スマホとPC』併用者を上回る。10代では『スマホのみ』が7割に」にも注目が集まりました。

    LINEが行った調査の結果ですが、いろいろと「なるほど」と思うデータがありますので、チェックしてみてください。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/25/26428

  • 「過剰なメール配信はブランド離れの原因。『興味のないコンテンツ』は5割が嫌悪」も、「ネットショップ担当者フォーラム ダイジェスト」の記事。

    SAP Hybrisが実施した消費者意識調査「消費者インサイトレポート」で、不要なメルマガやコンテンツを発信し過ぎると消費者のブランド離れを招く傾向が示されています。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/25/26405

Web担の姉妹サイトもお役に立てるはずです。
ECの現場で売上アップを目指す方には
ネットショップ担当者フォーラム
データセンター(iDC)に携わる方には
データセンター完全ガイド
企業内情報システムのお仕事をされている方には
IT Leaders
ソフトウェア開発者の方には
Think IT

セミナー/お知らせ要チェック | 求人情報 | 人気記事 | 解説記事 | ニュース
オウンドメディア、MA、Web広告、SEOなどセミナー情報8件

※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

Web担オフ会(9/7)

久々のWeb担オフ会「オウンドメディアを語り尽くしたい人集まれ~! 夏のWeb担オフ会」を、9月7日(木)に渋谷で開催します。

Web担の読者さん同士でコミュニケーションする場ですが、オウンドメディアに関する(軽めの)パネルディスカッションも予定しています。みなさんぜひご参加を!

https://web-tan.forum.impressrd.jp/q/2017/07/26370

顧客体験をビジネスの中心に(9/14~15)

「Adobe Symposium 2017 ~顧客体験をビジネスの中心に~」と題した、デジタルマーケティングの大規模セミナーイベントを、アドビ システムズが9月14日(木)+9月15日(金)に品川で開催します。参加無料。

http://symposium.adobe.com/jp/

マーケティングオートメーション(8/8)

「マーケティングオートメーション活用セミナー ~導入前の超重要タスク!要件整理編~」を、ブレインパッドが8月8日(火)に白金台で開催します。参加無料。

http://www.brainpad.co.jp/seminar/2017/07/19/5831

マーケティングオートメーション(8/8)

「MA効果を最大化し、成功に導く3つのポイントとは? 顧客タイミング・ステータスに合わせたマーケティングとオートメーション」と題したセミナーを、アクティブコアが8月8日(火)に品川で開催します。参加無料。

http://www.activecore.jp/seminar/ebook-seminar-ma-20170808/

コンテンツマーケ・MA・DMP(8/9)

「コンテンツマーケティング」「マーケティングオートーメーション」「プライベートDMP」をそれぞれ解説するセミナー「2017年最新マーケティング事例を120分でひとまとめ。~集客・育成・データ分析まで~」が、8月9日(水)に赤坂で開催されます。

Faber Company、トレジャーデータ、SATORIの主催で、参加無料。

https://satori.marketing/events/seminar_20170809/

MA×インサイドセールス(8/9)

「MA×インサイドセールスで業界一の営業組織をつくる」セミナーを、ジーニーと船井総研が8月9日(水)に芝公園で開催します。参加無料。

https://ma-jin.jp/learn/seminar_20170809/

Web広告のデータ活用(8/10)

「Web広告における有効なデータ活用とは?」と題し、データを活用して効果を向上させる具体施策と事例を紹介するセミナーを、シナジーマーケティングが8月10日(木)に紀尾井町で開催します。参加無料。

https://www.synergy-marketing.co.jp/academy/seminar/marketingseminor_20170810/

SEO(8/22)

「Google検索の中の人が語る!Google検索のトレンドとAsk Me Anything(なんでも聞いてね)」と題したインハウスSEOのセミナーが8月22日(火)に丸の内で開催されます。参加費は3000円。

https://www.facebook.com/events/1123806004340890/

Web担当者向け新着求人情報
要チェック | セミナー | 人気記事 | 解説記事 | ニュース

先週の人気記事 要チェック | セミナー | 求人情報 | 解説記事 | ニュース

Web担で先週公開された記事のうち、「今回の要チェック」に次いでアクセスが多かった記事です。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • ニュース記事
    海外向けSNSで情報発信したい国の3位は韓国、2位は台湾、1位は?
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/26/26438
    by 四谷志穂(Web担編集部)
  • 海外&国内SEO情報ウォッチ
    検索アナリティクスで順位が大下落! でも表示回数は増加? 何が起きてるの?【SEO記事12本まとめ】
  • 見るゾウ! 知るゾウ! ユーザー像!
    苦手な操作を○○してしまうユーザーに、要注意だゾウ!(第8回)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/26/26401
    by モリマミコ(マミオン)
  • 衣袋教授の新・Googleアナリティクス入門講座
    コンバージョンまでの訪問者の気持ちを読み解く! GAの[マルチチャネル]活用法[第49回]
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/27/26364
    by 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン)
  • 企業ホームページ運営の心得
    Web担当者の仕事とは何か? どんな企業にも共通するたった1つのコト
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/26/26393
    by 宮脇睦(有限会社アズモード)
  • 編集長ブログ―安田英久
    メディアは論理破綻してるほうがおもしろい? そんなバカな!
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/25/26411
    by 安田英久(Web担 編集長)

先週の解説記事 要チェック | セミナー | 求人情報 | 人気記事 | ニュース

Web担の解説記事には、ウェブサイトをビジネス活用したい人向けの情報がたっぷり詰まっています。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • ネットショップ担当者フォーラム ダイジェスト
    MAをネット通販で使いこなすにはどうすればいいですか? その道のプロに聞きました
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/27/26434
    by 渡部 和章(ライトプロ株式会社 代表取締役)
  • ウェブサイト運営のためのスマートフォン撮影テクニック(全4回)
    スマホ撮影をワンランクアップするポイントは「ピント」「手ブレ」「明るさ」(第1回)
  • Web担人気記事ランキング
    初めてのコンテンツマーケティング、分析と改善施策で検索エンジン集客が目標の430%へ
  • 先週のWeb担まとめ記事
    自然検索流入が半年で26倍、ビズリーチが実践した検索意図をつかんだコンテンツの作り方
  • ユーザー投稿記事 by 長瀬 果 (株式会社タービン・インタラクティブ)
    【8/25 東京開催・書籍特典つき】ストーリーで学ぶBtoBマーケティングセミナー
  • ユーザー投稿記事 by ビジネスサーチテクノロジ株式会社
    「Webスキルアップ夏期講習2017」 トピックスで学ぶ、この夏“対策必須”のテコ入れポイント 2017年8月7日(月)開催のお知らせ
  • ユーザー投稿記事 by 販促デザイン研究所
    自社サイトの課題・改善方法を見つける! Google アナリティクス実践セミナー 8/26(土)・8/29(火)東京開催!
  • ユーザー投稿記事 by NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
    【無料セミナー】Web行動データから成功に導くシナリオ設計 ~メッセージ配信からのコンバージョンを最大化するには~
  • ユーザー投稿記事 by アンダーワークス株式会社
    【8/9開催】マーケティングオートメーション導入コンサルタントが語る運用最前線レポート
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社カルテットコミュニケーションズ
    リスティング広告運用支援ツール『Lisket』が Googleの提供するYouTube・TrueView広告に対応
  • ユーザー投稿記事 by フロムスクラッチ
    データ活用経営を実現し、労働生産性を向上するポイント①”いつでも”
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社フィードフォース
    ソーシャルログイン / ID連携ASPサービス「ソーシャルPLUS」、メガネスーパー公式通販サイトにLINEログインオプションを提供

先週のニュース記事 要チェック | セミナー | 求人情報 | 人気記事 | 解説記事

大手のニュース媒体では紹介されない、ホームページの企画・構築・運営や、ウェブマーケティング関連のニッチなニュース記事ならWeb担で。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

編集後記

夏休みの予定をようやく立てました。9月の新月をねらって星空を見に阿智村に行ってきます。晴れますようにー(安田)

Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください:
http://web-tan.forum.impressrd.jp/editors_note

動画広告で最も覚えているのはソーシャルメディア。しかし約6割は動画広告を不快と感じる

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マクロミルと、デジタルインファクトが共同で、動画広告のユーザー動向に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。

動画広告市場をテーマに、国内動画コンテンツユーザー536人に対し、動画広告に対する意識や広告表示に対する課金意向などについて調査した。本調査は、2017年2月6日に実施した「動画広告市場の動向に関する業界アンケート調査」(第1回)に続く、第2弾の調査となる。

調査結果のポイントは以下の通り。

  • ユーザーが視聴した内容を最も覚えているのは、ソーシャルメディアのタイムライン上に表示される動画広告
  • 動画広告を見て不快に思った経験があるのは、全体の約6割
  • 動画コンテンツを視聴するサービスは「YouTube」が97.8%
  • YouTube上で、動画広告を非表示にする機能に対してお金を支払ってもよいという回答は全体の17.9%

ユーザーが視聴した内容を最も覚えているのは、ソーシャルメディアのタイムライン上に表示される動画広告

ユーザーが目にする動画広告のうち、ユーザーがその内容を覚えているのは、「ソーシャルメディアのタイムライン上に表示される動画広告」が最も多く、全体の20.2%であった。

これに、「無料動画サイトの動画コンテンツの前や途中に表示される動画広告」の18.6%が続いた。

【動画広告に対する反応(各項目とも単一回答)】

※実際の設問においては、“ソーシャルメディア=ソーシャルメディアのタイムライン上に表示される動画広告”、“無料動画サイト=無料動画サイトの動画コンテンツの前や途中に表示される動画広告”、“ニュース・ポータルサイト=テキスト情報で構成されるニュース・ポータルサイトに表示される動画広告”、“キュレーションサイトやアプリ=キュレーションサイトやアプリに表示される動画広告”と表示。

動画広告を見て不快に思った経験があるのは、全体の約6割

動画コンテンツ視聴ユーザーのうち、動画広告を見て不快に思った経験があるのは、全体の約6割に達した。

【動画広告を見て不快に思った経験(N=536、単一回答)】

ユーザーが動画広告を視聴するデバイス別では、不快に思った経験がある割合が最も多いのがスマートフォンであり、最も少ないのはスマートテレビであった。

【動画広告を見て不快に思った経験がある割合(デバイス別)(N=各134、単一回答)】

動画コンテンツを視聴するサービスは、「YouTube」が97.8%

ユーザーが普段無料で動画コンテンツを視聴するサービスは、「YouTube」(97.8%)が1位であり、これに「ニコニコ動画」(27.8%)が続いた。3位以降では、「Facebook」(21.1%)、「LINE」(20.3%)、「Twitter」(17.7%)などのソーシャルメディアが続いた。

【普段無料で動画コンテンツを視聴するサービス(N=536、複数回答)】
 

YouTube上で、動画広告を非表示にする機能に対してお金を支払ってもよいという回答は全体の17.9%

最も多く視聴されている無料動画サービスのYouTube上で動画広告を非表示にする機能があった場合にお金を支払ってもよいと回答した割合は、全体の17.9%であった。これは、他の主要サービスと比べて最も多い割合であった。

【YouTubeに動画広告の非表示機能があった場合の課金意向(N=536、単一回答)】

※YouTube、ニコニコ動画、GYAO!、AbemaTV、Facebook、Twitter、LINEについて質問。YouTube以外のサービスについては、マクロミル社提供の無料ダウンロードデータにて公表。

なお、本調査の詳細は、マクロミルのWebサイト上よりダウンロードできる。また全調査結果を2017年8月にデジタルインファクトより発刊の「動画広告のユーザー動向アンケート調査 2017」に収録の予定だという。

調査概要

  • 調査対象:国内動画コンテンツ視聴ユーザー536人
  • 調査方法:Webアンケート調査
  • 調査期間:2017年6月

※2か月に一回以上動画コンテンツを視聴するユーザー。動画コンテンツを最も視聴している端末が、パソコン、タブレット、スマートフォン、スマートテレビであるユーザーを134名ずつ恣意的に均等割り付けで収集し、その合計を調査母数として設定。

この記事の筆者

四谷志穂(Web担当者Forum 編集部)

物流企業で営業兼Web担当者を経て、Web担当者Forumの編集者となる。企業Web担当者時代の経験を活かして、読者目線の記事をお届けしていきたい。一日の至福のときは、仕事終わりのビールと枝豆。

[ユーザー投稿] 【8/29開催】Facebookプロモーション実践講座(参加無料)

「工場萌え」でオトナも注目~Hondaが「バーチャル工場見学」にWebフォントを導入した理由とは | 【レポート】Web担当者Forumミーティング 2017 Spring

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PCとスマホというまったく画面サイズの異なるデバイスにおいて、いかに美しいページを表示させるか。長らく課題となっている。その解のひとつが「Webフォント」だ。HondaのWebサイトにおいて、スマホでも美しいページを実現したWebフォントを導入した経緯について、Web担当者が語った。

「Web担当者Forum ミーティング 2017 春」の「マルチデバイス時代のウェブデザインに必要なインフラとは」と題した講演では本田技研工業(以下、Honda) のWeb担当者、谷口氏が登場。自社サイトでどのように活用しているのか? そのあらましを語り、モリサワの岡田氏が補足説明をした。

本田技研工業株式会社 広報部 Web・社内広報課 主任 谷口 慎介氏(左)と
株式会社 モリサワ エンタプライズ事業部 事業開発二部 フォントソリューション課 係長 岡田 茂久氏(右)

各部門ごとにWebコンテンツを制作、広報部がそれをバックアップ

Hondaでは、四輪・二輪・人事採用などの各事業部門が独自にWebコンテンツの制作を手がけている。なぜ各部門が動いているのか。その背景にあったのは、各部門によって直接の顧客は異なり、ニーズも刻々と変わっていくこと。顧客に最良のコンテンツを届けるには、より現場に近い社員が直接制作を手がけるべき――そんな発想に基づいたものという。

しかし、顧客を重視する一方で、各事業部門の制作者は必ずしもWeb開発技術に堪能というわけではない。

そこで谷口氏が所属する広報部がWebマスターとしてさまざまなバックアップを行う体制としている。サーバーの管理、CMSの管理はもちろん、コンテンツの確認をお客様視点で行っています。新車発表直後などのタイミングでは1日のサイト更新回数が100回近くに達するという。

「バーチャル工場見学」クルマ編でモリサワのWebフォントを導入

講演の主題であるWebフォントだが、Hondaが初めて導入したのは2015年にリニューアル公開した「バーチャル工場見学」クルマ編。ここでモリサワのクラウドフォントサービス「TypeSquare」が使われている。

Webフォントが導入されたのはクルマ版のバーチャル工場見学ページ。バイク版は別に運用されている

実際に訪問するかたちでの自動車工場見学は、小学校5年生のタイミングで行われることが多い。また秋に集中する傾向が強く、Hondaのバーチャル工場見学のページも秋になるとページビュー(PV)が増えるという。

バーチャル工場見学のコンテンツは2008年に公開されたものだ。このときも谷口氏が制作に携わったのだが、当時のPC画面サイズに合わせた580ピクセルで、2010年代中盤の基準からするとやや窮屈な印象となっていた。また、スマートフォンが急激に普及した時期でもあるため、Flashを利用したアニメーションが再生できないなどの課題も浮かび上がっていた。

リニューアル前はページ幅を580ピクセルとしていたが、2017年の段階ではやや窮屈な印象。これを980ピクセルに拡大する狙いも

さらにこのころ、大人の趣味としての「工場萌え」が世間的に認知されはじめていた。 そこで、時代に合わせたデザインや仕組みデザインや仕組みにし、さらに小学生の学習目的だけでなく、より幅広い層の好奇心を満たすことを狙ってリニューアルを進めた。

Webフォントを使いつつ2秒でページ表示できるのか? サービス継続性も重要視

2015年のリニューアルにあたって、谷口氏らが掲げたコンセプトは「スマートフォンでしっかり閲覧できること」。素材の撮影はHondaの鈴鹿製作所で行われたが、工場担当者側にも「工場萌え」が浸透しており、撮影にあたって多大な協力が得られた。

リニューアルにあたってのコンセプト

その素材をHTML化するにあたって初めて、制作スタッフがWebフォントの導入を進言し、それを受けた谷口氏も具体的な検討を始めた。

Webフォントは、ページの表示に使う文字フォントとして表示している各デバイスにインストールされている書体を使うのではなく、ネットから書体を取得して使う方式のこと。

HTMLのブラウザーでの表示では、一般的には端末にインストールされたデバイスフォントが利用されるが、ページデザイナーが意図したフォントがユーザーの環境に必ずあるとは限らない。Webフォントはこの問題を解消する目的で利用される。

Hondaが導入したWebフォントサービス「TypeSquare」の仕組み

フォントは、ページの見た目を決定的に左右する要素であり、デザイナーのこだわりも強い。古き良きWebデザイナーの世界では、テキストを画像化して表示するのもごく当たり前。しかしこの手法では、マルチデバイス対応にあたって弊害が出てくる。PCでの閲覧を想定したテキスト画像が、超高解像度ながら画面が小さいスマートフォンで表示すると、ジャギー(ギザギザ)が出てしまう。また、見出しなどの重要な文字列が画像になっていると、SEOでも不利になる。

ページ表示にかかる時間も危惧された。現在Hondaでは「(ページ表示完了まで)平均2秒」と規定しているが、フォントをクラウドからまるまるダウンロードしてそれだけのレベルが維持できるかは不安だったという。

さらには企業として利用するうえでWebフォントを継続的に利用したい中でWeb上には無料のWebフォントサービスもあるが、サービス継続性は必ずしも保証されていない。見かけ上は安上がりでも、利用していたWebフォントが数年後に突然終了すると、そこでまた開発コストが発生してしまう。そこで、「有償サービス」を利用することを選択することにした。

サブセット化でダウンロード時間を短縮

とはいえ、Webフォントはマルチデバイス依存がほぼ完全に解消できることから、導入に向けて動き出した。比較検討を繰り返すなかで、最終的に導入したのがモリサワの「TypeSquare」だった。

導入前の懸念であった表示時間の問題についてはTypeSquareの「サブセット化」機能が有効だった。日本語のフォントファイルは文字数の多さからファイル容量が大きく重くなりがちであり、ダウンロード時間もかかってしまう。しかしサブセット化することにより、サイトで実際に使う文字だけを抜き出し、必要な文字のみのフォントを配信するので、ダウンロード時間を軽減することができた

講演では、バーチャル工場見学のサイトが実際に披露された。Webサイトの背景部分で工場の映像が再生されるなか、前面に表示された解説テキストをマウスドラッグで範囲指定(コピー)できるようになっており、これは紛れもなくテキスト部分に画像を使っていない証拠。また、動画再生にはFlashを使っていないので、スマートフォンでも問題なく再生されることが確認できた。

ページ表示速度については、規程の「2秒以内」に対し、Web解析ツールで調査したところ、5秒程度だった。動画がバックグラウンドで自動再生される高負荷なページという影響もあるが、情報の表示順を一部調整し、体感的に遅くならないような工夫を盛り込んだ

なお、TypeSquareでは「スタンダードプラン」と「セルフホスティングプラン」が用意されている。 「スタンダードプラン」はまさに「クラウドフォント」としての位置付けで、WebサイトのコードにTypeSquareで提供されるタグを組込み、配信先のドメインを登録し、書体を指定するだけで、(フォントの保存場所を気にすることなく)サイトの閲覧者のブラウザに最適なサブセットフォントを配信し、表示させることができる。

「セルフホスティングプラン」は手動でWebのコンテンツに応じたサブセットフォントを用意し、Webサーバ上に自ら設置する方式である。こちらはWebサイトのコンテンツが変更になる度に作業が必要な点やスクリプトタグによる暗号化されたサブセットフォントを表示展開を行うため、利用される頻度は極めて少ないという。

現在は導入の簡便さや表示速度から「スタンダードプラン」が多く利用されている。また、企業の大規模な導入やシステム連携するような利用方法には「アドバンスドプラン」が用意されている。

TypeSquareではさまざまなフォントを用意しているが、このうち実際に表示で使用する分だけを「サブセット化」し、読み込みスピードを確保した

谷口氏はWebフォント導入を振り返って、特に大きな問題はなかったと評価。バーチャル工場見学以外のHonda公式サイト内コンテンツにもWebフォントを広めたいとしており、すでにバイクや汎用製品(除雪機・耕うん機・発電機など)、過去のプレスリリースを振り返る「Honda Chronicle」で一部導入した。

ただし、TypeSquareのようなクラウド型のWebフォントはPVに応じて料金が変わる。大規模導入にはコスト面の課題をクリアする必要もありそうだ。

欧米はもちろん、日本でもWebフォント普及へ

谷口氏に続いて、モリサワの岡田氏が補足説明を行った。

Webフォントは欧米で導入が進んでおり、岡田氏によれば米国ではダウ・ジョーンズ工業株 30種平均の採用銘柄企業30社中、29社が自社サイトにWebフォントを導入していた。(2017年4月20日時点)

もちろん英語フォントはアルファベット26文字・数字・記号程度で構成されるため、JIS第一水準だけで3000字近い文字種を用意しなければならない日本語(漢字)フォントに比べて容量は小さく利用しやすい。また、海外ではコーポレートフォントなどのフォントを利用したブランド戦略を行う企業も多い。

ただ、それでも膨大な種類の漢字フォントが必要な日本において、Webフォント導入は徐々に進んでいると岡田氏は指摘。国際的ファッション誌の日本版サイト「VOUGUE JAPAN」、オンラインデザインツール「Picky-Pics」、オンラインストア構築サービス「STORES.jp」などがTypeSquareを利用中という。

「VOUGUE JAPAN」でもすでに利用されている

なお、TypeSquareでは書体数を制限した無料プラン(月1万PVまで)を用意。ページのヘッダー部にタグを埋め込む程度の簡単な手間でWebフォントの使い勝手を体験できる。有料プランについては、月100万PVまでの「スタンダードプランII」が月額4000円(税別)。ライセンス製品パッケージ「MORISAWA PASSPORT」のオプションプランもある。

フォントは、ことばの意味を伝えるだけではなく、デザイン要素もかなり強いものだ。紙媒体のデザインのように文字を扱えるWebフォントは、Web上のユーザインタフェースとして顧客コミュニケーション改善にも役立つだろう。

TypeSquareの価格体系
この記事の筆者

【執筆】

森田秀一

【撮影】

鹿野宏

良いアフィリエイターと良い関係を作るコツ | アフィリエイトの効果が出ていないEC事業者のためのアフィリエイト再入門講座

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これまでこの連載でアフィリエイター向けキャンペーンや、ニュースメールによる情報提供、リアルイベントなどについてご紹介してきました。さまざまな企画や施策を行うのは、「アフィリエイターに成果を上げてもらうため」。その基盤となるのが個々のアフィリエイターとの良好な関係です。どんなアフィリエイターと、どう関係性を構築していけば良いのでしょうか?

「良い」アフィリエイターとは?

アフィリエイトサイトの中には、大手法人のポイントバックサイトのように多くの会員を抱えていて、集客に貢献してくれるサイトもありますが、大多数のサイトは個人が運営しています。

個人のアフィリエイトサイトは、1つひとつは多くのPVを集めているわけではなく、レポートで見るとクリック数、インプレッション数ともに、大手の法人サイトに比べると見劣りすることが多いです。

ですが、注目してもらいたいのは成約数です。送客された見込み客が実際に商品を購入したりメールマガジンに登録したりといった、「見込み客が自分たちのユーザーになったかどうか」に注目すると評価が変わります。

例えば、ポイントバックサイトに広告を出すと数多くの集客が見込めます。ただし、そこで集客できるユーザーは自社の商品やサービスに対して積極的に興味を持っているわけではなく、「クリックをすればポイントがもらえるから」といった理由の人がほとんどです。何人かは顧客になってくれる可能性もありますが、集客後の施策が必要になります。

クリック数やアクセス数は多くなくても、濃いファンを抱えているサイトや、細かな専門性に特化したアフィリエイトサイトからは、質の高い見込み客の送客がある場合があります

一概にPV数やクリック数が多ければ優秀なアフィリエイターとは言えません。「成果獲得件数」という視点を持つことで、自社にとっての「良いアフィリエイター」がわかるのです。

濃いファンを抱えているサイトや、細かな専門性に特化したサイトは、質の高い見込み客を送客してくれる場合がある。

アフィリエイターとの接し方は接客と同じ

アフィリエイターとの接し方は、対面販売での接客と同じと考えるとわかりやすいかもしれません。

大手法人のポイントバックサイトとは、ベースとなる報酬での交渉など、「ビジネスとして取引をする」「交渉はASPに任せる」といったビジネスライクな付き合い方も可能ですが、個人で活動している大多数のアフィリエイターは「商品が好き」「もともと商品を使っている」「広告主の担当者に好感を持っている」といった、趣味趣向や情の部分で動いています

もちろん、個人アフィリエイターの中にも仕事としてアフィリエイト活動をされている方もいますが、多くのアフィリエイターは、来店する見込み客に近い感覚で広告主の商品を選別しています。ですので、より「人」対「人」の関係を意識した交流をしていく必要があるのです。

掲載したい広告を選択するのはアフィリエイターで、広告主は選ばれる立場です。過剰な掲載依頼や「活動してもらって当たり前」といった態度は禁物です。

定期的なニュースメールでは、商品やサービスの良さや売り方を伝えるだけではなく、窓口となる担当者の人柄を出すことをおすすめしています。

広告主の人柄に惹かれるからメールを毎回読んでもらえる、キャンペーンなどの企画に参加してもらえる……といったことが、アフィリエイトでは多々あるのです。

もちろん、個人アフィリエイターの中にも「より成果の上がりやすい商品を選択する」「活動に見合う成果報酬を得られるかどうかで選別する」といった、法人媒体と近い視点で活動している人もいます。

より稼ぎたいと希望するアフィリエイターに対しては、情報提供にプラスして、同業他社に見劣りしない成果報酬を設定したり、個別に報酬アップキャンペーンを提案したりといった、活動に見合う成果報酬を用意する必要があります。

アフィリエイターと接する心構えは接客と同じ

「あなたのサイトを見ています」と伝える

個人アフィリエイターの多くは、仕事や家事の合間にWebサイトやブログを更新しています。商品を選択し、記事の構成を考え、必要があれば商品写真を撮影し、紹介記事を仕上げて公開……という、広告主側の更新作業と同様のことを日々行っているのです。

筆者が出会ったアフィリエイターは、皆一様に自分のサイトを愛し、誇りを持って運営しています。彼らから見れば、自分のサイトは愛すべき作品であり、我が子のように丁寧に育てているのです。

広告主の立場だと、「今月の売上は○円」「クリック数は○件」というように、管理画面のレポートで見える数字だけを判断基準にしてしまいがちですが、アフィリエイトサイトをひとつずつ見ていくと、丁寧に紹介してくれていたり、今までにない視点があったり、何より愛を持って商品を紹介してくれていることが多々あります

その時感じた感想を、そのままアフィリエイターに伝えてみてはいかがでしょうか? 例えば、

あなたのブログを拝見しました。今までにない視点でご紹介をいただき、ありがとうございます。私自身もとても参考になりました。またぜひご紹介をよろしくお願いします!

と。アフィリエイターの中には、広告主と意思疎通がとれないまま活動している人も多く、一方的な提携解除や報酬ダウンなどを体験し、広告主に対して不信感を持っていることも少なくありません。

一般的なASPでは、アフィリエイターが広告主に問い合わせる窓口がなく、アフィリエイターから広告主に連絡をとりたいと思っても、ASPが間に入って広告主からは返信をもらえない場合もあります(これは、アフィリエイターが個人で活動していることを広告主が意識していなかったり、アフィリエイターから問い合わせが入るものだと知らずに、安易にASPに対応を任せていたりすることが原因かもしれません)。

そんな中、「あなたの活動をちゃんと見ていますよ」と連絡があれば、アフィリエイターから好感度は高まり、より積極的に紹介しようという気持ちも生まれるでしょう。

アフィリエイターに「あなたの活動をちゃんと見ていますよ」と伝えよう

まずは上位20サイトをじっくり見てみよう

もちろんリソースには限りがあるので、そんな工数は掛けていられない……という場合もあるでしょう。実際、同一のニュースメールよる情報提供と一律の報酬で対応し、基本的には個々のアフィリエイターとのやり取りを発生させずにASPに依頼をする……といった運用をされている広告主も多くいます。

ですが、できることならまずはアフィリエイター別レポートの上位20サイトまでを実際に見てみて、どのように紹介されているのか確認する習慣を付けてほしいのです。

中には「この紹介の仕方はちょっと……」といったサイトを発見することもあるかもしれませんが、次第に自社を積極的に紹介してくれるアフィリエイターが見えてきます

せっかくアフィリエイト広告を運用しているのですから、「人」対「人」の交流を大切に、接客と同様にアフィリエイターとの関係性を築いていってほしいと思います。

オリジナル記事はこちら:良いアフィリエイターと良い関係を作るコツ(2017/04/12)

この記事の筆者

2004年よりギフトメーカーのWebショップ担当を経験。「モノを売る楽しさ」「アフィリエイトの楽しさに目覚め、2008年よりファンコミュニケーションズ、そしてリンクシェア・ジャパンにて、ネットショップ運営者やアフィリエイトサイト運営者に向けた教育・啓蒙活動に従事。その後、売れるネット広告社にて新規媒体営業と通販事業者向けのコンサルティングを行う。

日本アフィリエイト協議会による、アフィリエイト業界関係者が選ぶ「アフィリエイト業界MostValuable Player(MVP)」2012、2013、2014の3年連続の受賞など、受賞歴も多い。共著にて「成功するネットショップ 集客と運営の教科書」を出版。

現在フリーにて、ネットショップ(通販企業)向けのコンサルティングを開始。


Flashは2020年末に完全終了へ。今後はHTML5などの標準技術へ置き換えを | 編集長ブログ―安田英久

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今日は、Flashのお話しです。Flash Playerのサポートと配布を2020年末で終了すると、アドビ システムズが発表したのです。

Flashは2020年末に終了、アドビ正式発表

Flashの終焉を、アドビ システムズが正式に発表しました。iPhoneやAndroidではすでにその存在を忘れられているFlashですが、PC向けサイトでは今でも使っているところがあるでしょう。

しかし、アドビとしてはFlashの役割が終わったとして、製品としてのサポートも終了していきます。具体的には、次のようなことを発表しています。

  • Flash Playerは2020年末をもってアップデート・配布ともに終了する
  • FlashコンテンツはHTML5などのオープンな標準技術で置き換えていってほしい
  • この動きは、Apple、Facebook、Google、Microsoft、Mozillaとも協調して進めている

Flashはアニメーションにしてもインタラクティブなインターフェイスにしても、Webの世界を大きく変えた技術でした。しかし、HTML5、WebGL、WebAssemblyといったオープンな標準技術が進化したことで、以前はFlashのようなプラグインで実現していたような機能も標準技術で実現できるようになってきています。

たとえて言うならば、以前はjQueryがなければ実現できなかったことも、いまはかなりの部分をブラウザが標準でもつJavaScriptの機能で実現できるようになっているようなものです。

そうしたことから、Flashの終了を決定したとのことです。

これが何を意味するのか。Web担当者さんとしては、現在Webサイト上でFlashの技術を利用していないかを洗い出し、使っていた場合は、どこで何のためにFlashを使っているのかを確認のうえ、他の手法に置き換えていく必要があるということです。

実はWeb担でも404ページなど忘れがちな場所でFlashを利用していました。ほかにも、CMSの複数ファイル一括アップロードの仕組みなどは、もしかしたらFlashを使っているかもしれません。

各ブラウザはFlash対応を順次縮小へ

今後のFlash対応に関する各社の予定は次のとおりです。

Google(Chrome)

  • 今後数年間でFlashサポートを終了へ。
  • まずは、Flashの実行にユーザーの確認が必要になる状況を今よりも増やす。
  • その後、デフォルトでFlashを無効化。
  • 2020年末に向けてChromeにおけるFlashのサポートを終了へ。

Mozilla(Firefox)

  • 2017年8月より、サイトごとにFlashプラグインを実行していいかユーザーが選択するように。
  • 2019年には、ほとんどのユーザーでFlashがデフォルトで無効化。
  • Firefox延長サポート版(ESR)ユーザーは、2020年末までFlash利用可能予定。
  • ただしアドビによるセキュリティサポート終了後は、すべてのFirefoxでFlashは利用不可に。

Microsoft(IE/Edge)

  • EdgeではすでにFlashの実行にはユーザーの能動的クリックが必要になっている。
  • 2017年末~2018年にかけ、EdgeではサイトごとにFlash有効化状況をブラウザが記憶するように(IEは現状のママ)。
  • 2018年後半には、Edgeでは訪問ごとにFlashの実行にユーザーの許諾が必要に(IEは現状のママ)。
  • 2019年後半には、EdgeとIEの両方で、Flashがデフォルトで無効に(ただしユーザーが任意で有効化は可能)。
  • 2020年末までには、全Windows上のEdgeとIEの両方で、Flashを実行できないようにする。

Apple(Safari/WebKit)、Facebook

Apple(Safari/WebKit)、Facebookも、同様のスケジュールでFlashを無効化していくとしています。

Adobe AIRは開発・サポートを継続、Flash Videoならば再生は今後も可能

Flashの技術は、Flash Player(Web向け、ブラウザのプラグイン)だけでなく、Adobe AIR(デスクトップアプリケーション向け)でも利用されています。

アドビ システムズでは、Adobe AIRに関しては開発・サポートを継続することを明言しています。

また、Flashはゲームなどのようなインタラクティブコンテンツだけでなく、Flash動画(Flash Video)のためにもよく利用されていました。

既存のFlash動画は、VLCメディアプレイヤーなどの一般的な動画再生ツールで再生できるはずです。

Flashが消えるのを懐かしむあなたは、こちらから

黎明期からWebに携わっている人のなかには、Flashが消えることに対して納得しつつも残念な気持ちが抑えられない人もいるでしょう。

そういう方のために、Flashを活用していた著名なサイトをまとめているページがあったので紹介しておきます。

ほかにも、「Flash 名作」「フラッシュゲーム」などで検索すればさまざまな「名作」を懐かしむことができるでしょう(ただし、必ずしも職場で見るのに適切なサイトばかりだとは限らないので注意)。

この記事の筆者

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレス
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

ITmediaの会員・行動履歴データと連携するABM支援サービス「MAPlus Target(from ITmedia)」提供開始

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デジタルマーケティング支援のtoBeマーケティングとアイティメディアは、企業単位のリスト情報を、問合せ情報や見込顧客情報に付加情報として追加し、Salesforceへデータ連携することで、顧客企業のABM(アカウントベースドマーケティング)を実現する「MAPlus Target(from ITmedia)」の提供を7月31日に開始する、と同日発表した。MAPlus Target(from ITmedia)は、IT製品やサービスの導入意欲が高く、情報収集を積極的に行っている企業を、アイティメディア読者の行動履歴をもとにリスト化し、Salesforceのリード情報に自動連携することで、ターゲット企業への戦略的なアプローチを可能にする営業・マーケティング支援サービスとなる。

MAPlus Target(from ITmedia)の提供サービスは「特定のIT製品分野において、検討度合の高い企業のリストを毎月500社取得できる」「企業データをSalesforce上に簡単に登録できる」「外部データベースから電話番号や住所情報を同時に取得できるので、すぐにアクションにつなげることができる」などの特長がある。オプションサービスとして、コンテンツ閲覧者の見込顧客情報を件数保証で獲得できる「MAPlus Lead Gen.(from ITmedia)」を用意した。オプションサービスでは、アイティメディア上のコンテンツ閲覧や資料ダウンロードした見込顧客の会員情報を、「業種」「職種」「役職」「従業員数」「勤務地」の5項目について、属性を指定し、ターゲットとしている検討度合いの高い見込顧客情報を取得し、Salesforceへ自動連携することが可能。

サイバーエージェント、LINEと連携したアンケート属性調査「メッセージサーベイ」提供開始

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インターネット広告のサイバーエージェントは、LINEビジネスコネクト向け配信ツール「CA-Link」において、アンケートをメッセージ形式で配信、ユーザーの回答を収集できる「メッセージサーベイ」機能の提供を開始した、と7月31日発表した。アンケートをメッセージ形式で配信するサービスで、ユーザーの回答までの手間が軽減するため、回答率の向上が見込め。「リッチメッセージ」機能を用いることで、通常のアンケートでは複数にわたる質問について、まとめて回答を求めることが可能となる。

メッセージサーベイ機能で提供するアンケートは、性別や年齢などの「基本アンケート」と、キャンペーン期間中などに実施する「期間限定アンケート」の2種類が設定できる。基本アンケートの途中で回答を中断したユーザーに対しても、プッシュ通知で再開を促すことで、完全回答率を向上することができる。また、キャンペーン期間など、一定期間において配信が可能な「特別アンケート」を実施することもできる。アンケートは企業の任意で分岐を細かく設定できるほか、数百パターンの回答分岐に応じたメッセージ・メッセージバナー製作・配信設定に対応するという。

アルファサード、Movable Type構築Webサイトをアプリ化する「Apliko」提供開始

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Web制作のアルファサードは、シックス・アパートのMovable TypeやアルファサードのPowerCMSで運用中のWebサイトからアプリを作成・運用するソリューション「Apliko」を7月31日に提供開始する、と同日発表した。Movable TypeやPowerCMSの管理画面上の設定だけでiOSおよびAndroid対応のネイティブアプリを作成することができるため、開発の手間とコストを削減できるという。

Aplikoの機能は、ユーザーの興味・関心に合わせたプッシュ通知、記事のブックマーク、人気記事のランキング表示など、ユーザーがさまざまな切り口で情報を取得するための機能を標準で搭載している。Movable TypeやPowerCMSの管理画面で一元管理できるため運用負荷がかからない。インストール数、アクティブなユーザー、ページビューなどをダッシュボードで可視化しており、アプリの効果をひと目で把握できる。

[ユーザー投稿] 日本そしてEUで変わる個人情報保護法制、企業はどこから対応すべきか ~オムニチャネルを成功に導く顧客データ活用と管理の両立:第2回~

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ポップインサイト×ビービットが解説、「デジタルマーケの成果を上げるユーザ行動理解」8/29セミナー

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ポップインサイトとビービットは、セミナー「UX(顧客体験)向上によりデジタルマーケティングの成果を上げるユーザ行動理解」を8月29日に東京で開催する。

セミナーでは、ユーザーテストサービスを提供するポップインサイト、デジタルユーザー行動観察ツールを提供するビービットが、ユーザ行動・心理を理解し、UXを向上させる手法を事例とともに解説する。

実際にユーザは何を考え、どう行動するのか。コミュニケーション施策を企画・実行する上で重要なユーザ行動理解の取り組みを届ける。

プログラム

  • 第1部:データ活用で顧客体験を改善する新手法 - デジタル行動観察の効果と成功事例(講師:ビービット)
  • 第2部:ユーザのリアルな声を聞く様々なリサーチ手法 - その結果をどのようにサイト改善に活かすか(講師:ポップインサイト)
  • 質疑応答・個別相談会

開催概要

  • 日程:8月29日(火)15:30 ~ 17:30(15:00受付開始)
  • 会場:株式会社ビービット セミナールーム5F(東京都千代田区九段北4-2-1 市ヶ谷東急ビル)
  • 参加費:無料
  • 定員:50名
  • 主催:株式会社ポップインサイト、株式会社ビービット
  • 詳細・申し込み:http://www.bebit.co.jp/info/seminar/seminar-20170829.html
この記事の筆者

Web担当者Forum編集部 池田真也

 

家電量販店の法人通販から、Web担当者Forumの前身である『インターネットマガジン』(2006年5月号で休刊)の編集部へ。休刊までの半年ほど雑誌編集を経験し、Web坦の立ち上げを機にネットマーケティングにかかわりはじめ現在へ。編集兼Web担当者。

企業のWeb活用が当たり前になったとはいえ、ビジネスの歴史からすればまだ10数年ほど。それを支えるWeb担当者の仕事がもっと世の中に広まり、ユーザーともどもよりハッピーになれれば、と考えつつ日々勉強中。


【障害】メールマガジンのリンクをクリックしてもエラーが表示される

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  • [7月18日(火)配信]
    マーケティングって何? MBAを取得できるグロービス経営大学院に聞いてきた [Web担ウィークリー 2017/07/18]
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    にお勧め!デジタル時代のカスタマーセントリック戦略の概要と従来の施策に反応
    しないネコ型顧客を捉えるリアル&デジタルのアプローチ方法について、
    焼酎“iichiko”の事例を交えご紹介いたします。
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    ━━【このメールの目次】━━
    1. 今回の要チェック記事:
       マーケティングって何? MBAを取得できるグロービス経営大学院に聞いてきた
    2. セミナー/お知らせ:
       UX戦略フォーラム、アドテック東京、Googleアナリティクス徹底解説など、イベント・セミナー情報
    3. Web担当者向け新着求人情報
    4. コラム:
       「土用の丑の日に鰻」は広告倫理として問題ないのか!?
    5. 先週の人気記事
    6. 先週の解説記事
    7. 先週のニュース記事
    
    
    ※このメルマガのコンテンツは、原則として重要なものから並んでいます。忙しい人は、上の方の内容をざっとチェックするだけで大事なトピックを確認できるようになっています。
    
    
    
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    ┃1┃[今回の要チェック記事]
    ┣━┛マーケティングって何? MBAを取得できるグロービス経営大学院に聞いてきた
    □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
    ●ルポマンガ「そもそも『マーケティング』って何ですか? グロービス経営大学院で聞いてきた!」が800いいね!と人気です。
    
    Webの現場でも耳にするようになった「マーケティング」とはそもそも何なのか、そして教育機関のマーケティングとは。
    
    MBAを取得できる大学院として、第一線で活躍する経営人材を多数輩出しているグロービス経営大学院に聞きます。
    
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/14/25682
    
    
    
    ●「トップページの終焉――ウェブサイトのパーソナライゼーション事例」は、月曜マーケコラム「Moz」の記事です。
    
    企業Webサイトのトップページは、Amazonのようにパーソナライズすべきなのだろうか。
    
    テストツールのOptimizelyを活用したトップページのパーソナライズ事例から、その考え方やセグメントの分け方、クリエイティブ、成果を紹介します。
    
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/10/26161
    
    
    
    ●「こんな良いコンテンツ作ってるのに、なぜ検索順位が上がらないんだ!?【SEO記事12本まとめ】」も人気です。
    
    「SEOで大切なのはコンテンツだ」というけれど、良いコンテンツを作っても検索順位が上がらない……。
    
    そんな悩みを抱える方に「SEOに効く良いコンテンツ」の正しい考え方をお届けします。
    
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/14/26331
    
    
    
    ●「【新機能】今までのGAの参照元は何だったの? “本当の参照元”がわかる『直接セッション』の使いどころ」が430いいね!人気です。
    
    Googleアナリティクスの正確な参照元(リファラー)は長らくブラックボックスでした。実際のリファラーを確認できる「直接セッション」をどう活用するべきか解説します。
    
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/13/26238
    
    
    
    ●SEOとUXの専門家対談「UX最優先がベストなマーケティングとは限らない/SEO土居氏×UX枌谷氏(前編)」が公開されました。
    
    SEOでもUXの重要性が高まっていますが、ユーザーにとって使いやすく、優れているWebサイトだからといって、ビジネスに貢献するマーケティングとは限りません。今週公開の後編と合わせて要チェックです。
    
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/11/26175
    
    
    
    ●「Google Site Search終了を契機に考える『サイト内検索』の重要性とベストな乗り換え先」は、Web担当者Forumミーティングのレポート記事です。
    
    Googleは、企業向けに有料で提供しているサイト内検索サービスの「Google Site Search」を2018年3月末に終了すると発表しました。サイト内検索の乗り換えの課題とは。
    
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/14/26091
    
    
    
    ●「ネット広告・CRM施策でKPIが伸び悩んでいる……。そんなあなたに、成果が出る“パーソナライズド動画”」が公開されました。
    
    動画マーケティング活用が拡大するなかで、ユーザー1人ひとりに個別の内容を配信することでOne to Oneを実現する“パーソナライズド動画”が注目されています。
    
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/11/26214
    
    
    
    
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    ┃2┃[お知らせ]
    ┣━┛UX戦略フォーラム、アドテック東京、Googleアナリティクス徹底解説など、イベント・セミナー情報
    □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
    ※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄やユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。
    
    
    
    ●リスク対応(7/21)
    
    「インターネットモニタリングを活用したコンプライアンスチェック方法と対応方法」セミナーをホットリンクが7月21日(金)に千代田区で開催します。リスク対応に強い弁護士も講演。参加費は無料。
    
    → http://www.hottolink.co.jp/seminar/20170721-1
    
    
    
    ●グローバルWebサイト(7/28)
    
    グローバルWebサイトの「要注意ポイント+個客体験実現」セミナーが7月28日(金)に東京・御茶ノ水で開催されます。サイトコアとLYZONの共催、参加費は無料。
    
    → https://www.lyzon.co.jp/ja-JP/news/2017/20170628.aspx
    
    
    
    ●UX戦略フォーラム(8/7)
    
    「ソシオメディアUX戦略フォーラム 2017 Summer」をソシオメディアが8月7日(月)に東京・丸の内で開催します。今回はUXマネジメントがテーマ。参加費は定価20,000円、過去来場者割なども。
    
    → https://www.sociomedia.co.jp/7537
    
    
    
    ●体験型マーケカンファレンス(8/30)
    
    体験型マーケティングカンファレンス「BACKSTAGE」が8月30日(水)に東京・虎の門ヒルズフォーラムで開催されます。BACKSTAGE実行委員会主催、チケットはスタンダード10,000円のほか、VIP、早割など。
    
    → http://backstage.tours/
    
    
    
    ●Googleアナリティクス徹底解説(9/26)
    
    衣袋宏美氏が教える「Googleアナリティクス『セグメント機能』徹底解説セミナー(第3回)」が9月26日(火)に渋谷区で開催されます。参加費は通常44,800円、7月末まで早割あり。
    
    →http://gaseg03.peatix.com/
    
    
    
    ●アドテック東京(10/17~18)
    
    「アドテック東京 2017」が10月17日(火)~18日(水)に東京国際フォーラムで開催されます。スペシャル対談は、ほぼ日 糸井重里氏とJR九州会長 唐池恒二氏。チケットは無料のビジターパスから20名限定のVIPパスまで。
    
    → http://adtech-tokyo.com/ja/
    
    
    
    
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    ┃3┃Web担当者向け新着求人情報
    □━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
    ・【社員登用の可能性あり】自社ECサイトのWebマスター募集です!
     → http://web-tan.forum.impressrd.jp/c/dsp/65135
    
    ・【即日】【恵比寿駅すぐ】【残業少】Webマーケターの募集です
     → http://web-tan.forum.impressrd.jp/c/dsp/66134
    
    ・【大手メーカー系企業 / 正社員/浜松町エリア 】大手メーカー系企業にて自社プロダクト・ソリューションに対してデジタルマーケティング戦略および企画・提案コンサルタントのお仕事です! 
     → http://web-tan.forum.impressrd.jp/c/dsp/66471
    
    
    
    
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    ┃4┃[コラム]
    ┣━┛「土用の丑の日に鰻」は広告倫理として問題ないのか!?
    □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
    今日は、「広告倫理」の話題を。
    
    「土用の丑の日に鰻を」は、平賀源内がつくった広告で、日本における広告の元祖だともいわれます。でも、夏は鰻の旬ではありません。この広告、倫理的に問題があるのではないかと気になったのです。
    
    
    
    ●「土用の丑の日に鰻」は広告として始まったと言われます
    
    7月25日は、2017年の夏の「土用の丑の日」。この日に鰻を食べるといいというので、日本では土用の丑の日に鰻が大量に売り出されます。
    
    「土用の丑の日に鰻を食べる」という風習は、江戸時代に平賀源内が作った広告から生まれたものではないかと言われています。
    
    Wikipediaには次のようにあります(読みやすさのために筆者が改行を追加)。
    
    
    >商売がうまく行かない鰻屋(知り合いの鰻屋というパターンもある)が、
    >夏に売れない鰻を何とか売るため源内の元に相談に赴いた。
    >>源内は、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めた。
    >>すると、その鰻屋は大変繁盛した。
    >その後、他の鰻屋もそれを真似るようになり、
    >土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着した
    
    
    なぜ「本日丑の日」で鰻が売れるのか。その背景には、次のようなことがあったようです。
    
    
    >一説によれば
    >「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」
    >という風習があったとされ
    
    
    つまり、「夏になると鰻が売れなくて困っている」クライアントを助けるために、「う」の字がついた食べ物が喜ばれる丑の日をうまく活用して鰻を訴求したということですね。
    
    これが事実なのかどうかはさておき、この訴求のやり方は「広告倫理」という点で問題がないのか、気になりました。
    
    
    
    ●だって、鰻の旬は夏じゃない
    
    というのも、夏の土用の丑の日に食べる鰻なんて、鰻としてさほど良い状態じゃないわけですよ。
    
    よく勘違いされるのですが、(天然の)鰻の旬は夏ではありません。本当に鰻がおいしいのは寒くなる秋から初冬にかけてだと言われます。
    
    つまり源内は、わざわざ旬を外れた時期に多くの人が(良い状態ではない)鰻を食べようという気になるように、広告を使ったのだとも言えます。
    
    これは、倫理的に問題ないのでしょうか?
    
    
    
    これが、閑散期に客を増やすために中心商材と別軸の体験を用意するような対応方法だったら何の疑問もないわけですよ。
    
    たとえば、スキー場が閑散期である夏場に、パラグライダーやマウンテンバイクのダウンヒルといったアクティビティを提案するような方法ですね。
    
    これなら、スキー場という場所の価値をうまく活かした集客で、振り向いてもらい、楽しんでもらうために、新たな価値を生み出していますから、すばらしい手法だと思います。
    
    
    
    では、夏の土用の丑の日に鰻というのは、どうでしょうか。
    
    旬に比べて質が下がっている鰻を、商品をまったく変えずに、いかにも良いものであるかのように舌先三寸で訴求するというのは、いかがなものかと思ってしまいませんか?
    
    商材である「鰻」の観点で言うと、夏の時期にこれを売ろうとするのが微妙なのは確かです。だって、夏じゃないほうが美味しいんですから。
    
    ……しかし!
    
    
    
    ●顧客の得る価値を本当に考えると、問題なかった!
    
    実は、よく考えると、この売り込み方は、まったく倫理的にも問題なく、すばらしいものではないかと思えてきました。
    
    というのも、「鰻を食べると、その人にどんな良いことがあるか」の観点から言うと、すばらしい訴求になっていると思うのです。
    
    
    江戸時代には、今と違って食糧事情がよろしくなく、栄養に関する科学的な研究も進んでいなかったことでしょう。となると、「夏バテ」というのもけっこうあったのかもしれません。
    
    そして、鰻は滋養強壮が期待できる栄養素を含んでいる食べ物だということです。
    
    
    となるとですよ、体力が衰えて疲れやすくなっている夏の時期に「鰻を食べるといいんじゃないでしょうか」と訴求するのは、理にかなっていますし、価値を提供していますよね。
    
    「そうか、疲れがちな夏に、鰻を食べればちょっと元気になれるかも」と、お客さんがそれまでは気づいていなかった商品の価値を再認識してもらう良いコミュニケーションなのではないかと。
    
    「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という風習(言い伝え)があったということも考えると、おそらく源内も同じように考えて広告を作ったんじゃないかと想像しています。
    
    
    
    あくまでも思考実験ですので、本当に源内がキャッチコピーを作ったのか、江戸時代に栄養事情が良くなかったのか、本当に鰻が滋養強壮に効くのか、詳しく裏を取ったわけではありません。
    
    でも、広告やコミュニケーションをどうつくっていくかを考えるときに、「商品そのもの」を訴求するのではなく、「その商品を利用することで顧客が得る価値や体験」に視点を移すことは、非常に大切ですよね。
    
    われわれは、つい「この商品がどんなにすばらしいモノか」を力説するメッセージをつくってしまいがちですが、改めて、「それによってお客さんがどんな体験をするか」も、ちゃんと考えるようにしましょう。
    
    
    
    あ、老舗の鰻料理屋さんのなかには、昨今のシラスウナギの不漁をうけて、土用の丑の日にはあえて鰻をアピールしないようにしているというところもあるようです。
    
    個人的には、そういうお店に好感をもってしまいますよね。だって、おいしい鰻をもっと食べ続けたいですから!
    
    
    
    (Web担当者Forum編集長 安田 英久)
    
    ・この記事は、Web担のサイト上では7月18日11:00頃に以下のURLで公開される予定です:
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/18/26358
    
    ・このコラムのバックナンバーを見る
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/1780
    
    
    
    
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    ┃5┃先週の人気記事  ――  今回は 6 記事
    ┣━┛  Web担で先週公開された記事のうち、アクセスが多かった記事です。
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    ※「★」印は編集部のお勧め記事です。
    
    
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    【単発記事】
    なぜSEO、UXを考えないとサイトリニューアルは失敗するのか?/SEO土居氏×UX枌谷氏(中編)
    ----------------------------------------------------------------------------
    by 杉村 洋一郎
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/13/26126
    
    「サイトリニューアルやマーケティングにおいて、SEOとUXをどのように考えるべきか」をベイジの枌谷氏とナイルの土居氏が語りつくす。(中編)
    
    
    
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    【ネットショップ担当者フォーラム  ダイジェスト】
    千趣会も驚いたLINEの集客効果とは? 担当者が語る「LINEショッピング」活用ポイント
    ----------------------------------------------------------------------------
    by 瀧川 正実(ネットショップ担当者フォーラム)
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/10/26272
    
    「LINEショッピング」のテスト運用を2月に始めた千趣会(運用サイトはベルメゾンネット)。3か月強の運用成果を踏まえ、「LINEショッピング」の活用方法などを聞きました。
    
    
    
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    【デジマラボ出張所】
    あのユニクロもチャットボットを導入。コンシェルジュbot “UNIQLO IQ” 早速使ってみた
    ----------------------------------------------------------------------------
    by BITAデジマラボニュース
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/12/26313
    
    なんとあのユニクロが海外でチャットボット「UNIQLO IQ」というコンシェルジュサービスをスタートしました。近々日本でも導入される模様です。ってことで、UNIQLO IQで何ができるのかをひと足先に実際に試してみました。
    
    
    
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    【稲富滋のWebマスター探訪記】
    おもしろいプロモーションでお馴染みのあの企業。Webサイトもスゴい!/日清食品HDの松尾さんに聞いた
    ----------------------------------------------------------------------------
    by 稲富 滋
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/12/26159
    
    日清食品グループのコーポレートサイトを見たことがありますか? すっごいユニークなんです。
    
    
    
    ----------------------------------------------------------------------------
    【企業ホームページ運営の心得】
    売れるとはバカに見つかること、ネット時代の折れない心の作り方
    ----------------------------------------------------------------------------
    by 宮脇睦(有限会社アズモード)
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/12/26255
    
    ヤフトピ砲、スマニュー砲、はてブ砲など、ブログやツイートを続けていると、意図せずして爆発的に拡散することがあります。すると、見当違いのお客がやってきます。
    
    
    
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    【編集長ブログ―安田英久】
    AKB総選挙に税金2800万円、その目的とKPIはおかしいのか正しいのか
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    by 安田英久(Web担 編集長)
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/11/26291
    
    今日は、プロジェクトや事業のゴール設定とKGI、KPIに関するお話しを。沖縄で開催されたAKB総選挙に税金2,800万円が支出されていて、その成果指標に関する話題が上がっているのです。
    
    
    
    
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    ┃6┃先週の解説記事  ――  今回は 9 記事
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    ※「★」印は編集部のお勧め記事です。
    
    
    ・【業種別ホームページカラーガイド(全12回)】
    幼稚園・保育園のホームページのおすすめ配色の見本(第12回)
      by 坂本 邦夫( フォルトゥナ)
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/14/25808
    
    
    ・【ユーザー投稿記事】
    【Googleアナリティクスセミナー】事業貢献度を把握したいマーケティング・広報担当者のためのGA基礎研修~実践編
      by KAN (株式会社 環)
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/u/2017/07/12/26330
    
    
    ・【ユーザー投稿記事】
    WebリニューアルにおけるRFP(提案依頼書)の作り方【無料セミナー 8/4(金)開催(キノトロープ)】
      by 株式会社キノトロープ
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/u/2017/07/10/26293
    
    
    ・【ユーザー投稿記事】
    「AI×ビジネス=見えてきたAI活用の最適解」
      by 株式会社アイアクト/星さくら
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/u/2017/07/11/26316
    
    
    ・【ユーザー投稿記事】
    『BtoBサイトのための、Googleアナリティクスを商談創出に活かすPDCAサイクル設計講座』を8/25東京
      by 株式会社パワー・インタラクティブ
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/u/2017/07/12/26324
    
    
    ・【ユーザー投稿記事】
    【残席わずか!無料セミナー】ユーザー視点で見直す日本企業のグローバルサイト ~リクルートなど企業サイトの事例から~
      by 株式会社メンバーズ
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/u/2017/07/14/26346
    
    
    ・【ユーザー投稿記事】
    【無料セミナー】オムニチャネルを成功に導く 最新の顧客データ管理とは? ~カスタマー・アイデンティティ・マネジメント~
      by NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/u/2017/07/10/26294
    
    
    ・【Web担人気記事ランキング】
    Googleアナリティクスの新機能「ユーザー指標」とは、今すぐ使うべき?
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/13/26329
    
    
    ・【先週のWeb担まとめ記事】
    5秒で19%が離脱? 自社スマホサイトの読込時間と離脱率をさくっと調べられるGoogleのサービス登場
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/10/26292
    
    
    
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    ┃7┃先週のニュース記事  ――  今回は 21 記事
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    ※「★」印は編集部のお勧め記事です。
    
    
    
    ●[イベント/セミナー]
    
    ・お菓子で学ぶグリコのプログラミング教材「GLICODE」がグランプリ、「コードアワード2017」受賞16作品発表
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/13/26332
    
    
    ・WACUL×ビービット共演「Webマーケティングで成果を伸ばすためのデータ活用手法」7/25セミナー
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/10/26263
    
    
    ・LINEとDACも登壇、最新LINE広告の活用セミナーをアイレップが7/27開催
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/10/26305
    
    
    ・アイレップ、Twitter登壇の「成果に導くTwitter広告 活用戦略セミナー」8/9開催
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/13/26339
    
    
    ・KDDI、NEC、東芝のリーダーが語るエクスペリエンスの価値「UX戦略フォーラム 2017 Summer」8/7開催
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/10/26266
    
    
    
    ●[調査データ]
    
    ・2割がスマホ決済を利用、30代の利用率が高い。コンビニでの利用がメイン
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/11/26314
    
    
    
    ●[広告/マーケティング]
    
    ・LINEが運用型広告配信「LINE Ads Platform」で新たに2種類のオプションメニューを開始
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/14/26342
    
    
    ・アイレップがFacebook「キャンバス広告」動的生成の「ダイナミックキャンバス」開始
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/12/26327
    
    
    ・博報堂DYグループ2社が医療用医薬品デジタルマーケティング支援組織「MEDISON」発足
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/11/26318
    
    
    ・米国Facebookがメッセージ機能「Facebook Messenger」の広告β版を世界で提供開始
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/12/26326
    
    
    ・東急エージェンシーがO2O「Activation Manager」のジオターゲティング広告連携強化
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/11/26317
    
    
    ・MOZZ TOKYOが「YouTube」向け6秒動画広告「Bumper」の制作パッケージ「6's」を開始
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/11/26319
    
    
    ・朝日広告社がマーケティングデータを統合して可視化する「ON AIR Analytics」を開始
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/12/26325
    
    
    ・動画広告ネットワーク「LODEO」がブランドセーフティ機能を強化、第三者機関IASによる計測を開始
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/10/26265
    
    
    ・インテージコンサルティングがアクティブシニア向けマーケティングプロジェクト開始
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/14/26351
    
    
    
    ●[アクセス解析・ソーシャル解析・広告効果測定]
    
    ・セプテーニがデータレックスと協業、モバイルアプリのテレビCM影響分析サービス開始
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/10/26303
    
    
    ・電通PR、PR活動の質と量を分析する効果測定モデル「Reputation Matrix」提供開始
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/10/26264
    
    
    ・ブレインパッドがソーシャルリスニング「ForSight」で「Instagram」の分析機能強化
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/10/26306
    
    
    ・ADDIXが「Googleアナリティクス」レポーティングでECサイトのテンプレート提供開始
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/14/26341
    
    
    
    ●[CMS]
    
    ・チューリッヒ生命が企業サイトを全面刷新、「Sitecore Experience Platform」導入でマルチチャネル基盤を整備
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/10/26300
    
    
    
    ●[EC]
    
    ・ベリトランスが決済画面をポップアップ表示するリンク決済「VeriTrans4G POP」開始
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/10/26307
    
    
    
    
    
    
    【編集後記】
    会社から徒歩1分の小諸そばが設備故障で休業に入ってしまいショック。まあ神保町には3店舗あるのですが、夏期メニューが終わる前に復帰を!(池田)
    
    Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください:
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/editors_note
    
    
    
    
    編集部では、皆様のご意見をいただきながら、どんどんWeb担をカイゼンしていきたいと考えています。ウェブサイト「Web担当者Forum」、このメルマガ「Web担ウィークリー」など、Web担関連のメディアに関するご意見、ご感想、ご要望など、些細なことでもかまいませんので、編集部宛てにメールでお送りいただければ幸いです( web-tan@impressrd.jp )。
    
    
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    通巻 459号 2017年07月18日発行(毎週月曜発行、休日の場合は翌火曜発行)
    発行:株式会社インプレス Web担当者Forum 編集部
          〒101-0051 千代田区神田神保町1-105  
    配信についてのお問い合わせ:カスタマーサポート--
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  • [7月21日(金)配信]
    CTRが6倍弱! 他社がやってないネット広告・CRMの新しい手法はコレだ! [Web担ウィークリー特別号 7/21 (AD)]
    このメールは、インプレス、インプレスR&Dのお客様にWeb担当者Forum編集部よりお送りいたしております。(詳しくはメール末尾をご覧ください)
    
    ■□■□ ━━━━━━━━━━━━━━━
    □■□  Web担ウィークリー
    ■□   特別号
    □ ━━━━━━ 2017-07-21 特別号/AD ━
    
    
    ■□━━ 編集部からのメッセージ ━━□■
    
    こんにちは、Web担編集部の安田です。
    いつもWeb担ウィークリーをご覧いただき、ありがとうございます。
    
    今日は、「広告の成果をこれ以上伸ばせない」「もっと成果の出る、他社がやってない広告手法はないのか」という方に向けて、CTRが6倍弱にもなることもあるという「パーソナライズド動画」の話題をお届けします。
    
    
     ● ネット広告・CRM施策でKPIが伸び悩んでいる……。
       そんなあなたに、成果が出る“パーソナライズド動画”
     → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/11/26214
    
    
    Web担に掲載したこの記事では、
    
    ・ソーシャルメディアやメールなどでも利用が増えている動画広告
    
    において、
    
    ・One to Oneで(またはセグメントを明確にして)訴求する広告
    
    を実現できる新しい仕組みとしての、
    
    ・パーソナライズド動画
    
    について、基本から具体的に解説しています。
    
    
    ソーシャルメディアを眺めているときに動画広告に触れることは、非常に増えてますよね。で、やっぱり目線が広告に行っちゃうんですよね。
    
    昔は動画広告というと重くて邪魔な印象がありましたが、今やモバイルでもほとんど気になることはありません。それぐらい普通のことになっていますよね。
    
    そうした動画広告に、さらに「あ、これ自分に関係するかも」と感じてもらう仕掛けを追加できるのが、配信相手ごとに内容を変えられる「パーソナライズ動画」。
    
    
    記事では、パーソナライズ動画の基本から、わかりやすい例、動画に慣れていない広告担当者でも手軽に動画広告に取り組める仕組み、さらには、他のリスティング広告やFacebook広告との連携などについて、わかりやすく解説しています。
    
    
    
    提供元のパーソルプロセス&テクノロジーさん(旧IBS:インテリジェンスビジネスソリューションズさん)から頂いたメッセージを以下に記載します。
    
    「何かこう、成果が伸ばせる、新しい広告手法はないのか」
    「MAで各シナリオの引き上げ率をアップさせる効果的な手法はないのか」
    「動画広告をそろそろちゃんとやらなきゃと思ってるけど、うまくできるかな」
    
    という方、ぜひチェックしてみてくださいませ。
    
    
    
    
    ■□━ 提供企業からのメッセージ ━━[AD]
    ■━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2017-7-21
    
    
    ■ ネット広告・CRM施策でKPIが伸び悩んでいる……。
    ■ そんなあなたに、成果が出る“パーソナライズド動画”
    
    ~ 最先端One to Oneマーケの基本と活用のポイント
    
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/11/26214
    
    
    ━ Powered by パーソルプロセス&テクノロジー ━
    
    
    
    毎年、同じようなマーケティング施策しか行えておらず、KPIの数字が伸び悩み、
    
    「今までと同じ手法でいいのか?」
    「KPIを改善する新しいやり方はないのか?」
    
    と模索している、あなた。
    
    
    マーケティングオートメーション(MA)を導入したものの、一斉配信メルマガと同じような使い方しかできておらず、
    
    「最小限の工数でMAを活用する方法はないのか?」
    「他社が行っていない画期的な施策はないのか?」
    
    と新しいマーケティング施策を求めたりしている、あなた。
    
    
    そんなマーケッターの方にご紹介したいのが、「パーソナライズド動画」です。
    
    
    
    【パーソナライズド動画】とは、
    
    ・ユーザー(視聴者)一人ひとりにあわせて
    ・個別に構成・最適化(=パーソナライズ)された動画
    
    のこと。現在、その効果の高さから動画マーケティングに注目が集まっています。
    
    
    動画マーケティングが定着している米国では、動画メール経由の流入率(CTR)が一般的なメールよりも大きく向上するという調査結果も示されています。
    
    【動画メールによるCTRの上昇例】
    ・5.83倍(HubSpot社調べ)
    ・2倍(Ragan Communications社調べ)
    ・96.38%アップ(Implix社調べ)
    
    パーソナライズド動画を使えば、その効果をさらに高めることができます。
    
    また、MAと組み合わせると、データに基づいてユーザーごとに動画の内容を構成して配信するという「動画によるOne to Oneマーケティング」も実現できます。
    
    
    
    Web担当者Forumに今回掲載された、パーソナライズ動画を解説する記事では、
    
    ・動画マーケティングの市場動向
    ・パーソナライズド動画の基本
    ・パーソナライズド動画導入のポイント
    ・パーソナライズド動画の活用例
    
    などに加え、パーソナライズド動画を簡単に実現できるサービスとして「personalize me」を紹介しています。
    
    動画マーケティングに興味を持っていたり、すでに実践していたりするマーケッターはもちろん、最先端のマーケティング施策ともいえるパーソナライズド動画の利用に関心のある方は必見です。
    
    
    ●パーソナライズド動画の最新情報を今すぐ記事で確認する
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/11/26214
    
    
    
    
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    特別号 2017年7月21日発行
    
    発行:株式会社インプレス Web担当者Forum 編集部
    〒101-0051 千代田区神田神保町1-105  
    
    配信についてのお問い合わせ:カスタマーサポート--
    
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
  • [7月24日(月)配信]
    自然検索流入が半年で26倍、ビズリーチが実践した検索意図をつかんだコンテンツの作り方 [Web担ウィークリー 2017/07/24]
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    ■□■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    □■□    Web担ウィークリー
    ■□      ~Web担当者Forumの1週間の記事をまとめてチェック
    □ ━ 2017/07/15~2017/07/21 ━━━━━━━━━━ Vol.0460 ━━━━
    
    【購読者数:119,528名】  Web担読者の皆様、ご購読ありがとうございます!
    
    Web 担当者 Forumに掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するメルマガ「Web担ウィークリー」、今回は解説記事 19 本とニュース記事 16 本です。
    
    まずはこのメルマガで、どんな記事がWeb担で公開されたのかをざっとチェックして、興味のある記事があれば、ぜひWeb担のサイトでご覧ください。
    
    今週の担当は、池田です。
    
    
    
    
    ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
    BtoBマーケティング課題を持つ企業担当者様へ★無料講座 8/3(木)東新宿
     ▼BtoBマーケティング成功の考え方とGoogle アナリティクスでの分析軸
     マーケティング戦略なき解析は無意味!戦略設計の重要性に気づくチャンスです。
     人気の実践研修からハイライト部分を抜粋。現場で活かせるプチ演習も一部体験。
     ◎講座詳細・無料資料DL→ https://goo.gl/qt6vqh
    □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[PR]━■
    
    
    
    
    ━━【このメールの目次】━━
    1. 今回の要チェック記事:
       自然検索流入が半年で26倍、ビズリーチが実践した検索意図を考えたコンテンツの作り方
    2. セミナー/お知らせ:
       メール営業力、カンヌ報告会、MA SUMMIT in TOHOKUなど、セミナー・イベント情報
    3. Web担当者向け新着求人情報
    4. コラム:
       メディアは論理破綻してるほうがおもしろい? そんなバカな!
    5. 先週の人気記事
    6. 先週の解説記事
    7. 先週のニュース記事
    
    
    ※このメルマガのコンテンツは、原則として重要なものから並んでいます。忙しい人は、上の方の内容をざっとチェックするだけで大事なトピックを確認できるようになっています。
    
    
    
    ■オウンドメディアを語り尽くしたい人集まれ~! 夏のWeb担オフ会 @渋谷9/7開催
    
    編集部主催のオフ会を渋谷で開催します。テーマはオウンドメディア、名刺100枚もって交流しましょう。
    第一部ではシックス・アパート×ビットエー×ライオンによるパネルディスカッションを実施します。
    
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/q/2017/07/26370
    
    
    
    ■━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ┃1┃[今回の要チェック記事]
    ┣━┛自然検索流入が半年で26倍、ビズリーチが実践した検索意図をつかんだコンテンツの作り方
    □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
    ●「AIで流入を改善!? ビズリーチが初めて挑んだメディア事業が目標の430%に急成長した秘密」が860いいね!と人気です。
    
    ビズリーチが取り組む人事向けメディア「ビズヒント」は、半年間の施策で目標の430%という急成長を見せています。
    
    急成長を支えた、ユーザーの検索意図にもとづいたコンテンツ制作の裏側とは。
    
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/19/26212
    
    
    
    ●「カスタマージャーニーマップ作成でよくある落とし穴と回避方法」は、Web担当者Forumミーティング 2017 Springのレポート記事です。
    
    顧客理解のために活用されている「カスタマージャーニーマップ」ですが、コストをかけて作ったけれど使われないというケースも。
    
    うまく活用するポイントは、「カスタマージャーニーを使って消費者をどう変えるかを管理する」という意識だといいます。
    
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/20/26067
    
    
    
    ●「UX、SEO、Webも良い発注先を見つけるには、業界の仲間を作れ!/土居氏×枌谷氏(後編)」が公開されました。
    
    Web業界の知識がない担当者にとっては、「いい発注先を見つける」のは至難の業です。どうすれば、Webのトレンドを押さえて、良い発注先を選べるのか。ナイル土居氏とベイジ枌谷氏による対談の最終回です。
    
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/18/26127
    
    
    
    ●調査レポート「20~40代女性の80%以上がInstagramの企業アカウントをフォロー。60%以上が投稿からの購入経験あり」が人気です。
    
    20代の半数が20アカウント以上をフォロー、人気のジャンルはコスメやファッションなど、企業のInstagramアカウントは、消費者の購買意欲やブランドイメージに影響を与えているのか。サイバー・バズ10~60代の女性の意識調査を実施しました。
    
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/20/26387
    
    
    
    
    ■━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ┃2┃[お知らせ]
    ┣━┛メール営業力、カンヌ報告会、MA SUMMIT in TOHOKUなど、セミナー・イベント情報
    □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
    ※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄やユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。
    
    
    
    ●メール営業力(8/2)
    
    メールで売れる!?営業力アップセミナー 返信率向上、アポ獲得、売上アップにつなげるメールの極意」をシナジーマーケティングが8月2日(水)に千代田区で開催します。参加費1,500円。
    
    → https://www.synergy-marketing.co.jp/academy/seminar/marketingseminor_170802-2/
    
    
    
    ●モバイルアプリとAPI(8/3)
    
    「アカマイDigital & Mobile Forum」をアカマイが8月3日(木)に東京・京橋で開催します。アクセンチュアがゲスト講演。参加費無料。
    
    → https://content.akamai.com/jp-ja-me9356-digital-and-mobile-forum.html
    
    
    
    ●カンヌ報告会(8/8)
    
    「カンヌライオンズ報告会」をルグランが8月8日(火)に渋谷区で開催します。カンヌ審査員経験者の多摩美術大学教授 佐藤達郎氏などが解説。参加費5,000円。
    
    → http://peatix.com/event/281756
    
    
    
    ●マーケティングオートメーション一挙解説(8/25、仙台)
    
    MAツール開発・導入支援企業が集う「MA SUMMIT in TOHOKU 2017」が8月25日(金)に仙台市で開催されます。同サミット実行委員会の主催、参加費無料。
    
    → http://masummit.net/
    
    
    
    ●統合型マーケティングの実態(7/31)
    
    「デジタル環境下における統合型マーケティングの導入実態と最適化」をWeb広告研究会が7月31日(月)に東京・東銀座で開催します。一般参加費5,400円。
    
    → https://www.wab.ne.jp/wab_sites/general-event/view/2611
    
    
    
    ●Adobe Symposium 2017(9/14~15)
    
    「Adobe Symposium 2017 ~ 顧客体験をビジネスの中心に ~」をアドビが9月14日(木)~15日(金)に東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催します。トレーニング以外のセッションは無料。
    
    →http://symposium.adobe.com/jp/
    
    
    
    
    ■━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ┃3┃Web担当者向け新着求人情報
    □━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
    ・【平均月残業20時間】(恵比寿)スキルアップが出来る環境でのWebマーケティングコンサルタント募集
     → http://web-tan.forum.impressrd.jp/c/dsp/56931
    
    ・【大手メーカー系企業 / 正社員/浜松町エリア 】大手メーカー系企業にて自社プロダクト・ソリューションに対してデジタルマーケティング戦略および企画・提案コンサルタントのお仕事です! 
     → http://web-tan.forum.impressrd.jp/c/dsp/66471
    
    ・【データ分析エンジニア】ITでタクシーを中心とした交通・モビリティ革新を目指す会社でデータアナリストの募集です(採用1名)
     → http://web-tan.forum.impressrd.jp/c/dsp/62984
    
    ・【動画クリエイティブプランナー】ネット広告の大手企業で動画広告・マーケティングの『動画クリエイティブプランナー』を募集!
     → http://web-tan.forum.impressrd.jp/c/dsp/53934
    
    
    
    
    ■━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ┃4┃[コラム]
    ┣━┛メディアは論理破綻してるほうがおもしろい? そんなバカな!
    □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
    今日は、メディアのあるべき姿について。「人間がつくる番組だから破綻してるほうがおもしろい」という発言が某所でありましたが、とんでもない話なのです。
    
    
    
    「人間がつくる番組だから、論理破綻していたり、ごちゃごちゃしていたりしていないと、おもしろくない」――そんな発言を、某大手ネットメディアの編集長がしました。
    
    某テレビ局の某AIで某データを分析した某テレビ番組について「相関関係と因果関係がごちゃまぜ」「たんなる疑似相関だ」という指摘が相次いだことに対して発言したもの。
    
    Web担当者Forumやネットショップ担当者フォーラムといったメディアをまじめに運営している人間として、これはあり得ない発言だと考え、「そんなはずがない」ことをここに論じます。
    
    (当人はその後「軽率で一面的な投稿でした」と投稿していますし、個人や特定のメディアを批判するのが目的ではありませんので、元発言の詳細は記載しません)
    
    
    
    ●「メディア」「番組」などひとくくりにしては意味がない
    
    そもそも、「番組」や「メディア」とひとくくりにして論ずることに無理があります。論理の整合性が大切な番組と、そうでない番組があるのですから。
    
    
    
    別に、エンタメ番組が論理破綻しているのは問題ないですし、そのほうがおもしろいこともあります。
    
    4コママンガや不条理ギャグマンガなんて、一見すると論理整合性がなかったり予想外の展開が来たりすること自体がその存在価値の1つだったりしますからね。
    
    私もよく読みました。西原理恵子氏、喜国雅彦氏、吉田戦車氏、大橋ツヨシ氏。いま週刊モーニングで連載されている『CITY』(あらゐけいいち氏)もステキですよね(一部、不条理マンガじゃないのも含まれている気もしますが)。
    
    
    
    でもね、おなじテレビ番組でも、放送大学の講義内容や、法律や制度が変わったことを解説する番組だとどうでしょうか。
    
    そうした番組で解説する内容において論理の整合性がとれていなければ、視聴者(生徒?)は理解もできないでしょうし、なんのためにその番組をやっているかわかりませんよね。
    
    
    
    番組ごとでもそうですし、フジテレビとNHKとでは性質が違いますし、日経新聞と東スポではまったく違うものですよね。
    
    そうしたものを「メディア」「番組」とひとくくりにして話すこと時点に無理があるのです。
    
    論理的整合性を大切にすべきコンテキストと、そうでないコンテキストがあり、大切なのはそのコンテキストなのです。
    
    オーディエンス(読者・視聴者)がそのメディアや番組や記事をどういうものだととらえており、そこで語られている内容をどう受け止めるつもりなのか。論理の整合性に関する重要性は、それによって変わってくるものなのです。
    
    そうした違いを無視し、メディアや番組をひとくくりに「破綻しているほうがおもしろい」と語ってしまうのは、大きな間違いなのです。
    
    
    
    ●緩和は緊張があってこそ存在する
    
    さらにいえば前述のなかの「論理整合性がさほど重要ではない」コンテキストにおいても、実は論理の整合性が背後にあることが多いものです。
    
    一見すると「破綻」しているように見えるものも、実はしっかりとした筋を踏まえたうえで、その筋からあえて外れることで「意外なおもしろさ」を生んでいるのです。
    
    
    たとえば、ピカソ。
    
    彼の絵は、子どもが見れば「意味がわからない」「おかしい」と反応するのも無理はないものです。しかし彼は、写実的なものも含め絵画を描く人並み外れた技術と才能があり、それをベースにあの絵を描いているからこそ評価されているのではないでしょうか。
    
    ベースの実力がなければ、やはりたんなる落書きと評価されていることでしょう。
    
    
    
    たとえば、上方落語。関西の落語ですね。
    
    その特徴として、派手なおもしろさが目立つのですが、じつはそのストーリー展開や語る内容に関しては、その論理整合性を大切にしていると言います。「この登場人物は、前の場面でこう言っているのに、次の場面ではこんな風に反応するのはおかしい」「なぜここでこの登場人物がこっちの味方になるのか」など、実はかなり突き詰めていると聞きます。
    
    そうした「聞いていて気になる点」「ひっかかる点」を徹底的に排除しているからこそ、純粋に「おもしろい」ものに仕上がっているのではないでしょうか。
    
    
    
    たしかに、エンタメや息抜きの番組では、論理的な破綻があったり、ごちゃごちゃしていたりするほうがおもしろいこともあるかもしれません。
    
    でもそれは、単に破綻していればいいというものではないのです。
    
    人々が知っている「定石」「定番」「期待どおり」「こうなるだろう」を把握したり作り出したりしたうえで、そこから外れすぎず、理解できる範囲のなかで、最大の意外さを生み出し、しかも見ている人がひっかからない(おかしな突っ込みがでない)ようにする。
    
    それが、本当に「おもしろい」破綻を生み出すためにプロがするやり方なのではないでしょうか。
    
    
      ◇  ◇  ◇
    
    
    Web担やネッ担は「仕事に役立つ情報」を得る場であり、読者さんもそう期待していることを前提としていますので、可能な限り「わかりやすさ」「正しさ」「説明のつながり」を、「おもしろさ」よりも大切にして参ります。
    
    私たちは「おもしろければいい」「ウケればいい」と考えて運営することは決してありませんし、そうすることはメディアの存在価値を毀損し、世の中に対してマイナスの影響を生むものだと考えています。
    
    え? 理屈っぽくておもしろみに欠ける? そういう方は、マンガ記事などでお楽しみくださいませ。
    
    
    
    (Web担当者Forum編集長 安田 英久)
    
    ・この記事は、Web担メルマガで先行して配信しています。Web担のサイト上では7月25日11:00頃に以下のURLで公開される予定です:
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/25/26411
    
    ・このコラムのバックナンバーを見る
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/1780
    
    
    
    
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    ┃5┃先週の人気記事  ――  今回は 6 記事
    ┣━┛  Web担で先週公開された記事のうち、アクセスが多かった記事です。
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    ※「★」印は編集部のお勧め記事です。
    
    
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    【海外&国内SEO情報ウォッチ】
    検索ユーザーをチャットでサポート! グーグル マイビジネスに新機能【SEO記事11本まとめ】
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    by 鈴木 謙一
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/21/26378
    
    今週は、「海外からのSEO情報」特集だ。ピックアップ記事は、検索ユーザーとグーグルの検索結果ページを通じてチャットでコミュニケーションできる、グーグル マイビジネスの新機能紹介だ。
    
    
    
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    【Web文章入門(全7回)】
    ウェブの媒体特性に合った文章の大切さ(第1回)
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    by 益子 貴寛(サイバーガーデン)
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/21/26273
    
    「Web文章入門」では、ウェブサイトで求められる文章表現とコピーライティングのエッセンスを解説します。単に情報を提供するだけでなく、利用者に「提案」できるウェブサイト、実店舗への集客と検索サービスからの集客の両方が達成できるウェブサイトを目指しましょう。第1回は「ウェブの媒体特性に合った文章の大切さ」です。
    
    
    
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    【デジマラボ出張所】
    Amazon侵攻開始!AWS AI ソリューション『Polly』『Rekognition』が安すぎてスゴすぎた
    ----------------------------------------------------------------------------
    by BITAデジマラボニュース
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/19/26354
    
    「Amazon AI」ってご存じですか? Amazon謹製のAIソリューション群のなかから、今回は音声認識・解析系の「Polly」、画像解析系の「Rekognition」に触ってみてレポートします。
    
    
    
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    【衣袋教授の新・Googleアナリティクス入門講座】
    カート落ちの原因は何? GAの「目標到達プロセス」でボトルネックのページを見つける方法[第48回]
    ----------------------------------------------------------------------------
    by 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン)
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/20/26322
    
    コンバージョンしなかった訪問者がどこで脱落したのかを確認できるのが「目標到達プロセス」だ。「ボトルネックはどこか」「離脱してどこに行ったのか」という情報をサイトの改善に生かそう。少しクセのあるレポートの見方と注意点を解説する。
    
    
    
    ----------------------------------------------------------------------------
    【編集長ブログ―安田英久】
    「土用の丑の日に鰻」は広告倫理として問題ないのか!?
    ----------------------------------------------------------------------------
    by 安田英久(Web担 編集長)
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/18/26358
    
    今日は、「広告倫理」の話題を。「土用の丑の日に鰻を」は、平賀源内がつくった広告で、日本における広告の元祖だともいわれます。でも、夏は鰻の旬ではありません。この広告、倫理的に問題があるのではないかと気になったのです。
    
    
    
    ----------------------------------------------------------------------------
    【企業ホームページ運営の心得】
    10年コラムを書き続けられた理由、自分ファーストで身につける継続力
    ----------------------------------------------------------------------------
    by 宮脇睦(有限会社アズモード)
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/19/26353
    
    コンテンツの中身が重要なのは当然ですが、続かなくては意味がありません。企業ブログやSNSを廃墟にしないためには、継続力が必要です。
    
    
    
    
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    ┃6┃先週の解説記事  ――  今回は 9 記事
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    ※「★」印は編集部のお勧め記事です。
    
    
    ・【オカンでもわかるアドテク教室】
    シニア向けのバナー広告ねーって、誰がシニアやねん!!【オカンでもわかるネット広告の歴史】
      by 砂森 翔太(ファンコミュニケーションズ)
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/21/26385
    
    
    ・【アフィリエイトの効果が出ていないEC事業者のためのアフィリエイト再入門講座】
    アフィリエイター向けイベントを成功に導く○×チェックリスト[PDFあり]
      by 鈴木 珠世
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/18/26297
    
    
    ・【ユーザー投稿記事】
    【8月9日】撮影・編集スキルは不要!動画制作ディレクションの勘所
      by AQUENT Inc.
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/u/2017/07/21/26399
    
    
    ・【ユーザー投稿記事】
    【ad:tech kyotoレポート】SNSの再認識~「SNS疲れ」が与える企業への影響とは?~
      by 株式会社オロ
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/u/2017/07/21/26402
    
    
    ・【ユーザー投稿記事】
    企業向け動画活用 入門セミナー
      by 株式会社ミツエーリンクス
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/u/2017/07/18/26362
    
    
    ・【ユーザー投稿記事】
    【大規模EC運営者様向け】 解析&決済プロフェッショナル2名の長年の実績に基づく CRO(CVR最適化)手法をこの90分セミナーで押さえる!
      by 株式会社 プリンシプル
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/u/2017/07/18/26360
    
    
    ・【ユーザー投稿記事】
    【無料セミナー】オムニチャネルを成功に導く 最新の顧客データ管理とは?  ~MA運用を成功に導く“データの裏付けのある施策”とは~
      by NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/u/2017/07/20/26386
    
    
    ・【Web担人気記事ランキング】
    ビジネススクール「グロービス経営大学院」に聞くマーケティングの役割
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/20/26384
    
    
    ・【先週のWeb担まとめ記事】
    マーケティングって何? MBAを取得できるグロービス経営大学院に聞いてきた
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/18/26361
    
    
    
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    ┃7┃先週のニュース記事  ――  今回は 16 記事
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    ※「★」印は編集部のお勧め記事です。
    
    
    
    ●[イベント/セミナー]
    
    ・インプレス、デジタルマーケティングの最前線を3時間で集中して学ぶ「本気セミナー」を7/31開催
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/20/26379
    
    
    ・グーグルも登壇、「位置情報」をマーケティングに活用する最前線セミナーをオプトが8/1開催
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/20/26389
    
    
    ・マーケティングオートメーション開発企業が集う、「MA SUMMIT in TOHOKU2017」8/25仙台開催
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/21/26397
    
    
    ・EC・オムニチャネルを学ぶ2日間・高知e商人 高知合宿
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/19/26375
    
    
    
    ●[調査データ]
    
    ・20~69歳男女の通販利用率は90%、利用チャネルではECサイトがネットスーパーなどを圧倒
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/21/26407
    
    
    
    ●[広告/マーケティング]
    
    ・サイバーエージェント、LINE公式アカウントとWeb行動データをひもづけたリターゲティング配信を提供
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/19/26381
    
    
    ・アイレップ、Twitter広告のハンドルターゲティングの質と量を高める「Handle M@p」提供開始
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/19/26380
    
    
    ・凸版印刷がMAコマンドセンター開設、専門チームによる「デジタルマーケティング一括運用サービス」提供
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/20/26396
    
    
    ・サイバーエージェント、雑誌「OCEANS」発行の出版社と協業したWeb広告制作ソリューションを提供
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/20/26394
    
    
    ・TIS、統合マーケティングツール「TIS MARKETING CANVAS」に3つのソリューションを追加
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/18/26367
    
    
    ・凸版印刷とイオレ、電子チラシと連絡網サービスデータを活用したネット広告配信事業で提携
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/19/26382
    
    
    
    ●[アクセス解析・ソーシャル解析・広告効果測定]
    
    ・大広とALBERT、購買行動と感情からユーザーを可視化するダッシュボード「カスタマート」提供開始
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/20/26395
    
    
    ・NTTテクノクロス、GoogleアナリティクスやSalesforceと連携するBIツール「BizSpread」提供開始
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/21/26406
    
    
    
    ●[CMS]
    
    ・シックス・アパート、オウンドメディアに適したMovable Typeの新テーマ「Rimo」公開
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/15/26355
    
    
    
    ●[ソーシャルメディア]
    
    ・アライドアーキテクツ、ユーザー生成コンテンツのマーケティング活用を支援する「UGC事業部」発足
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/18/26368
    
    
    
    ●[その他]
    
    ・[決済システム]
    「トレタ」と「スマレジ」がデータ連携、会計情報と顧客情報を一元管理
    → http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/07/18/26366
    
    
    
    
    
    
    【編集後記】
    クーラーは8月まで我慢と思ってきましたが、今年は早くも電源オン。そういえばフィルタは掃除しましたけど、室外機って手入れ必要ないんですかね(池田)
    
    Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください:
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/editors_note
    
    
    
    
    編集部では、皆様のご意見をいただきながら、どんどんWeb担をカイゼンしていきたいと考えています。ウェブサイト「Web担当者Forum」、このメルマガ「Web担ウィークリー」など、Web担関連のメディアに関するご意見、ご感想、ご要望など、些細なことでもかまいませんので、編集部宛てにメールでお送りいただければ幸いです( web-tan@impressrd.jp )。
    
    
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    本メールは、以下の方へ、Web担当者Forum編集部よりお送りいたしております。
    ・Webより新規購読のお申し込みいただきました方
    ・Web担当者Forumへご登録いただき、メールによる案内をご希望された方や、資料請求やアンケートにご回答いただきました方
    ・インプレス、インプレスR&Dが運営するサービスのご利用や、セミナーや展示会にご来場いただきました方
    ・インプレス、インプレスR&Dの商品をご購入いただきました方
    ・弊社社員と名刺交換をさせていただきました方
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    ご購読いただきまして、誠にありがとうございます。配信停止、ならびに配信先の
    メールアドレス変更につきましては、以下よりお手続きをお願いいたします。
    ※下記URLにてお手続き後、「配信停止の確認メール」をお届けいたします。
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    ◇Web担ウィークリー配信停止 → http://bm-reg.impress.co.jp/mag/cancel/
    ◇メールアドレス変更 → http://bm-reg.impress.co.jp/mag/update/
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    通巻 460号 2017年07月24日発行(毎週月曜発行、休日の場合は翌火曜発行)
    発行:株式会社インプレス Web担当者Forum 編集部
          〒101-0051 千代田区神田神保町1-105  
    配信についてのお問い合わせ:カスタマーサポート--
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
  • [7月25日(火)配信]
    オウンドメディアのKPIは? 悩みは? 120人が集まるWeb担オフ会9/7@渋谷開催 [Web担ウィークリー特別号 7/25]
    このメールは、インプレス、インプレスR&Dのお客様にWeb担当者Forum編集部よりお送りいたしております。(詳しくはメール末尾をご覧ください)
    
    ■□■□ ━━━━━━━━━━━━━━━
    □■□  Web担ウィークリー
    ■□   特別号
    □ ━━━━━━━  2017-07-25 特別号 ━
    
    
    ■□━━ 編集部からのメッセージ ━━□■
    
    こんにちは、Web担編集部の四谷です。
    いつもWeb担ウィークリーをご覧いただき、ありがとうございます。
    
    今日は、久しぶり開催のWeb担オフ会(読者さんが集まって話す場)のお知らせです。オウンドメディアに携わる人なら見逃せない、「オウンドメディアを語り尽くす」オフ会です。
    
    
     ● オウンドメディアを語り尽くす Web担当者Forumオフ会 2017 夏
       
     → https://web-tan.forum.impressrd.jp/q/2017/07/26370
    
       日時: 9/7(木)19:00~  場所: 渋谷
    
    
    皆さんは、どうやってオウンドメディアのKPIを測定していますか?
    毎日記事を更新することに追われて、更新する目的を見失っていませんか。オウンドメディアに関連する情報がたくさんあふれているけど、自分の課題をバッチリ解決する記事ってなかなか見つからないですよね。
    
    そんなあなたに参加してもらいたいのが、「夏のWeb担オフ会」です!
    
    
    オフ会(読者交流会)は、オウンドメディア担当者同士が記事では提供できないような濃い話、裏話などリアルな話をしてもらったり、相談できる仲間を見つけてもらったりできる場です。
    
    また、交流をより活発に行ってもらうために、パネルディスカッションも予定しています。
    
    ・シックス・アパート 壽 かおり 氏
    
    ・ビットエー 飯野 希 氏
    
    ・ライオン 内田 佳奈 氏
    
    ・(モデレーター 編集長 安田)
    
    
    でも、オフ会の主役は参加するあなたです!
    120枚以上の名刺を持って、いろんな人と交流しましょう。
    
    
     ● オウンドメディアを語り尽くす Web担当者Forumオフ会 2017 夏
       
     → https://web-tan.forum.impressrd.jp/q/2017/07/26370
    
    
    
    ━━━━━━イベント概要━━━━━━
    
    ●日時:
    2017年9月7日(木)19:00~21:00(受付18:30~)
    
    ●開催場所:
    東京カルチャーカルチャー
    東京都渋谷区渋谷1丁目23−16 cocoti SHIBUYA(渋谷 ココチ)4階
    
    ●定員:
    120人
    
    ●参加費:
    超早割:6800円(税込) ※2017年8月9日(水)までのお申し込み分
    早割:7300円(税込) ※2017年8月30日(水)までのお申し込み分
    通常:7800円(税込)
    ※Peatixによる事前決済
    
    ●主催:
    株式会社インプレス Web担当者Forum編集部
    
    
    
    ━━━━━━プログラム━━━━━━
    
    ●【第1部】パネルディスカッション(19:00~19:45)
    
    ・オウンドメディアをビジネスでどう活用しているか?
    ・オウンドメディアのKPIって設定している?
    ・オウンドメディアの発信力を強めるコツとは?
    ・運用体制は?
    など
    
    
    ●【第2部】オフ会(19:45~21:00)
    
    
    今回の読者交流会(オフ会)テーマは「オウンドメディア」です。
    
    オウンドメディア運営に携わる人たちが、日々の悩みを話し合ったり、仲間を見つけたりするため場で、主役は参加する皆さんです!
    
    もちろん、Web担のなかの人(編集者)も参加します。
    
    
     ● オウンドメディアを語り尽くす Web担当者Forumオフ会 2017 夏
       
     → https://web-tan.forum.impressrd.jp/q/2017/07/26370
    
    
    みなさんに会場でお会いできることを、編集部一同、楽しみにしております!
    
    
    
    
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
    本メールは、以下の方へ、Web担当者Forum編集部よりお送りいたしております。
    ・Webより新規購読のお申し込みいただきました方
    ・Web担当者Forumへご登録いただき、メールによる案内をご希望された方や、資料請求やアンケートにご回答いただきました方
    ・インプレス、インプレスR&Dが運営するサービスのご利用や、セミナーや展示会にご来場いただきました方
    ・インプレス、インプレスR&Dの商品をご購入いただきました方
    ・弊社社員と名刺交換をさせていただきました方
    
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    ----------------------------------------
    
    特別号 2017年7月25日発行
    
    発行:株式会社インプレス Web担当者Forum 編集部
    〒101-0051 千代田区神田神保町1-105  
    
    配信についてのお問い合わせ:カスタマーサポート--
    
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
  • [7月27日(木)配信]
    UXワークショップを社内で実践! 3人の達人に学ぶ「UXファシリテーター育成講座」9/20(水)開催 [Web担ウィークリー特別号 7/27 (AD)]
    このメールは、インプレス、インプレスR&Dのお客様にWeb担当者Forum編集部よりお送りいたしております。(詳しくはメール末尾をご覧ください)
    
    ■□■□ ━━━━━━━━━━━━━━━
    □■□  Web担ウィークリー
    ■□   特別号
    □ ━━━━━━ 2017-07-27 特別号/AD ━
    
    
    ■□━━ 編集部からのメッセージ ━━□■
    
    こんにちは、Web担編集部の池田です。
    いつもWeb担ウィークリーをご覧いただき、ありがとうございます。
    
    モノやサービスが世の中にあふれているいま、顧客視点の経営やサービスが注目されています。
    デジタルマーケティングにおいても、UXやCXといった言葉を耳にする機会が増えていますね。
    
    しかし、「お客様のため」「顧客視点に立ったサービスを」と言葉にしていても、実は企業視点だったということは珍しくありません。
    そこで今日は、顧客視点になるための「UXワークショップ」の手法を学ぶ講座を紹介します。
    
    
     ● UX視点の改善プロジェクトを社内で実践!
       「UXファシリテーター育成ワークショップ講座」9/20(水) 10:00~18:00
     → https://web-tan.forum.impressrd.jp/school/workshop
    
    
    本講座は、社内でUXワークショップを実践するための手法を実際に体験しながら学ぶ、いわばワークショップのためのワークショップ講座です。
    講師は、コンサルタント、あるいは社内の人間としてUXワークショップを実践してきた3人の達人たち。講師陣が仕事で実践してきた手法をテーマごとに体験しながら、丸1日かけて学びます。
    
    
    
    ――――――講座内容――――――
    
    ・第1部「実践プラグマティックペルソナ」
     講師:森田 雄 氏
     株式会社ツルカメ 代表取締役社長・UXディレクター
    
    
    ・第2部「戦略を図とデータで見える化するワークショップ『コンセプトダイアグラム』」
     講師:清水 誠 氏
    
    
    ・第3部「シナリオを書くためのUXDコンセプトシートワークショプ」
     講師:安藤 昌也 氏
    
    ※詳細はWebサイトを確認ください
    ――――――――――――――――
    
    
    
    「UXに興味があってセミナーや書籍で勉強してきたけど、社内で実践するには不安がある」
    
    「社内外のプロジェクトの関係者と、ユーザー像や顧客体験を共有して仕事をスムーズ進める方法論を知りたい」
    
    「コストと時間を抑えながら、プロジェクトのターゲットユーザーを具体化する実践的な手法を知りたい」
    
    「成果につながらないレポート作成や分析の手間を減らし、顧客視点の本質的なWeb解析手法を知りたい」
    
    「UXデザインについて学び、製品・サービスに関わるアイデアを体験価値に変換していく方法を知りたい」
    
    
    など、UXに興味関心があり、社内に持ち帰ってチャレンジしてみたいという方はもちろん、これからUXについて学びたい、社内の企画立案や意思決定にUXワークショップを導入してみたいという方にもおすすめの内容です。
    
    社内だけでなく、広告代理店やWeb制作会社などのパートナーと仕事を進めている方にも役立つ講座です。
    個人で勉強するだけでなく、一緒に仕事をするチーム内の方との団体受講もおすすめです。
    
    
    
    
     ● UX視点の改善プロジェクトを社内で実践!
       「UXファシリテーター育成ワークショップ講座」9/20(水) 10:00~18:00
     → https://web-tan.forum.impressrd.jp/school/workshop
    
    
    
    
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    特別号 2017年7月27日発行
    
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NPSは調べた。で、何をどう改善すればいいの? 「次の打ち手」がわかるNPS分析手法とは[第3回] | 顧客ロイヤルティを高める「NPS」のはじめかた

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せっかくNPSを調べても、それを改善に生かせなければ何も意味がありません。今回は、NPSの調査票を使ったアンケートでデータを収集した後にどのような分析をすればアクションにつながる示唆が得られるのか、具体的な分析手法について解説します。

なお「NPSとは何か」「NPS調査票の作り方」については連載の第1回と第2回で解説しています。

「定性的な分析」×「定量的な分析」。2つの分析をかけ合わせる

NPSは、「究極の質問」と呼ばれています。「この企業(もしくはブランド、サービスなど)を友人や同僚に薦める可能性はどのくらいありますか?」という、たった1問をユーザーに尋ねるものです。

しかし、当然ながらこの1問への回答だけでは「なぜそのような評価が下されたのか?」「何をすればもっと顧客ロイヤルティを上げることができるのか?」といった改善に結び付けるのは難しいものです。

NPSの数値だけをただ眺めていても意味はなく、それならば調査を行う意味はありません。調査結果から要因を特定して改善する行動につなげるためには、次の2つの分析をかけ合わせて見ていく必要があります。

  • 分析1評価理由のフリーコメント(定性的な分析)
  • 分析2顧客ロイヤルティを構成する各要素の満足度(定量的な分析)

分析1コメントをトピックごとに分類して定性的な要因分析を行う

第2回「調査票の作り方」で紹介したように、調査票では推奨度を聞く設問に加えて「そのように評価した理由をお答えください」というフリーコメント欄を設けることで、評価の理由を聞き取ります。最も基本的な分析は、このコメントで言及されている内容をトピックごとに分類することです。

次の図1は、ある生命保険会社(以下、A社)に対する推奨理由を抜粋したものです。

これらのコメントを読みながら、「ポジティブ/ネガティブ」の双方に関して、言及されているトピックをそれぞれカウントしてゆくことで、要因を把握できます。表ではポジティブなものを青色ネガティブなものを赤色で色付けしています。

ある生命保険会社に対する推奨理由(フリーコメント)の抜粋
推奨度コメント
10自分に合った保険を選んでくれる。押し付け営業ではない。
10手続き処理が早い。しつこく勧められない。
10営業マンも、企業も信頼できるから。
10親身になって相談に乗ってくれ信頼できるから。
9担当していただいた方が親切丁寧に説明してくれ、家計のことや長期的なライフプランの相談にも乗ってもらえた。
9営業社員の対応が良くて、知識もあり、個人個人にあった保険商品を組み合わせて提案してくれるから。
8無理に入らせようとしない。説明を聞かないと入らせない。自分に合ったものを作り上げることができる。無駄なものを排除できる。
8親身になって相談に乗ってくれ、最適な内容で契約ができた。保険金の請求手続きに際しも迅速で丁寧。
8商品を提案するプランナーの方がほかの会社に比べて、押し付けるわけではなく、1人1人のことをよく考えて、話をしてくれるところが好感を持って薦められるところです。
7安くて補償が充実している。
7保険料と補償内容のバランスが良い。
7大手で安心できる。
5契約したきりで特にその後かかわりがないから。こちらから問い合わせがなくても1年に一度くらいは保険の内容確認の説明をしてほしい。
4最近対応が雑になってきた。
4契約内容が複雑。営業はその後何年も顔すら見せない。
3契約した際にはとても親身にプランを考えてくれたのだが、その後たびたび営業担当の変更連絡があり、今は何の接触もない。
3担当者の印象が良くない。
2アフターフォローが一切ない。
2営業マンとのトラブルがあったから。定期的にコンタクトが必要だと思う。
2選択肢がたくさんある中で、特に薦めたいと思うものはない。特に担当者が変わるときは、こちらにも選択できるようにしてしてほしい。
0高いし、契約後のフォローがない。
0コールセンターの対応が事務的で、同じことを何度も意見しているのに一向に改善される気配がない。
0魅力的な商品がなく、営業マンが成績目的。
図1:NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション 業界ベンチマーク調査から、とある生命保険会社の推奨理由(フリーコメント)を抜粋したもの

これらのコメントをトピックごとに分類したのが、次の図2です。回答を「ポジティブ」と「ネガティブ」に分け、さらに何について語っているかを分類しています。

図2:トピックの分類
図2:トピックの分類

このA社の場合、「営業担当者の親身で誠実な姿勢」と「自分に合ったプランを提案してくれること」が顧客ロイヤルティを醸成している重要な要素であることがわかります。一方で、批判理由の内訳を見ると「契約後のアフターフォローがないこと」が50%近くを占めており、この点を改善できれば顧客ロイヤルティが大きく改善すると考えられます。

回答のサンプルサイズが大きくなってくると、この分類はなかなか骨が折れる作業になります。その場合、「推奨者」(推奨度9-10点)と、特に推奨度が低い「批判者」(たとえば推奨度3点以下など)に限定して分類してみるだけでも、十分な示唆が得られることがあります。

中立的な評価をした人のコメントは「特に理由はない」「人それぞれなので他人に薦めたいとは思わない」といったものも多く、気付きにつながる特徴的な言及が現れることが少ないためです。

分析2定量的な要因分析から「打ち手」の優先順位をつける
顧客ロイヤルティを構成する各要素の満足度

定性分析ではフリーコメントに現れるトピックの頻度を分析しましたが、これに定量的な分析を加えることで、「顧客ロイヤルティを構成する要素のうちどの項目の影響が強いのか」「何から着手すれば効果的にロイヤルティを向上できるのか」というアクションの優先順位をつけることが可能になります。

定量分析の方法にはいくつかの手段がありますが、ここでは最もシンプルなものとして、相関分析を用いた「アクションドライバーチャート」を紹介します。次のデータ(図3)は、先ほどの定性分析でも利用したA社に関するアンケート結果です。

図3:A社のアクションドライバーチャート
図3:A社のアクションドライバーチャート

このチャートの縦軸は、調査票で聞いた各要素の満足度(第2回参照)と推奨度との相関係数、つまり「それぞれの要素の満足度が、顧客ロイヤルティとどれくらい強く相関しているか」を表しています。それに対し、横軸は「各要素の満足度の平均値」です。つまり、図の上部にある項目ほど顧客ロイヤルティとの相関が強いということを表します。

縦軸(相関係数)と横軸(各要素の満足度)それぞれの平均値を求めて線を引き、4つの象限(エリア)に分けて各項目を見ていきます。

右上の象限は「現在の強み」

チャートの右上の象限を見ると、「保障内容や保険金請求、条件の説明のわかりやすさ」「保険商品の魅力」「自分に合った保険サービスの提案」という3つの要素がプロットされています。

図3の右上を拡大した図
図3の右上を拡大した図

これらは推奨度との相関が高く、かつ高い満足度を得ているため、現在A社の顧客ロイヤルティを醸成している「強み」であるといえます。そのため、引き続き高い満足度を維持できるように、重点的に取り組む必要があると解釈できます。

左上の象限は優先して改善すべき項目

一方、顧客ロイヤリティとの相関が強いにもかかわらず満足度が低い項目は、左上の象限にプロットされます。このチャートでは「加入後のアフターフォローの手厚さ」「お問合せ時の応対の良さ」の2つが相当します。

図3の左上を拡大した図
図3の左上を拡大した図

ロイヤリティとの相関が強い項目なので、一刻も早く顧客体験を向上させ、チャートの右側に移動させる必要がある優先改善事項であることがわかります。

下半分の象限はロイヤルティとの相関が弱いので優先度を下げてもよい

それでは推奨度との相関の弱い要素はどのように扱うべきでしょうか? チャートの左下の象限を見ると、「企業のイメージ/ブランドイメージの良さ」「保険金請求手続き・支払のスムーズさ」がプロットされています。

図3の下半分を拡大した図
図3の下半分を拡大した図

これらの項目の満足度は確かに改善の余地があるのですが、同時にロイヤルティとの相関も比較的弱いことがわかります。そのため、この象限にプロットされる項目は、場合によっては優先度を下げてもよいかもしれないという判断ができます。

もちろんすべての不満に対して対処できればそれに越したことはないのですが、現実的には使えるリソースは限られており、どのポイントに資源を集中投下すべきか、優先順位をつけて取り組む必要があります。アクションドライバーチャートを見ることで、優先して対処すべき分野を特定し、改善アクションを的確に進めることができるようになります。

サンプルサイズが大きくなればより高度な分析も可能だが、時間がかかる

このアクションドライバーチャートでは「相関係数」という非常にシンプルな指標を使って要素をプロットしています。サンプルサイズ(アンケートの回答件数)が十分に大きくなれば、「重回帰分析」や「ロジスティック回帰分析」といったより高度な分析が可能となります。

ただしこれらの高度な分析には専門的な観点でいくつか注意点があり、納得感のある分析結果となるまで、ある程度分析者による試行錯誤と時間が必要となります。そのため、お客様の声の収集から分析、アクションまでを速やかに実行するためには、ここで紹介したようなシンプルな手法での分析も有効だと考えています。

定性分析と定量分析はどちらか一方では足りず、相互補完関係にある

ここまで、フリーコメントの分類による定性的な分析と、各要素の満足度と推奨度の相関係数を用いた定量分析を紹介してきました。この2つのアプローチは、どちらか一方だけで十分なものではなく、相互補完的な関係にあります

たとえば、定性分析だけを実施した場合、お客様のコメントに現れたトピックのみを対象としているため、潜在的にロイヤルティに影響を与えている要素のインパクトを測ることができません。先ほどの例でいえば「カスタマーサポート」に言及するコメントはそれほど多くありませんが、アクションドライバーチャートを見ると、「お問合せ時の応対の良さ」が「アフターフォローの手厚さ」と同程度の影響力を持っていることがわかります。

逆に定量分析では、調査票設計の際に設定した仮説にもとづいて各要素の満足度を聞いているため、設計者が想定していなかった要素については測定ができません。こちらも先ほどの例でいうと、定性調査で現れた「親身・誠実」という要素は、事前に設問として設定していないため、定量的に分析することは不可能です。

このように想定していなかった要素を定性分析から発見した場合は、次回の調査票にそれを反映することで、定量調査の精度をより上げていくことができます。

◇◇◇

今回は、アクションにつながるNPSの分析方法について、定性・定量の両面から説明しました。次回は「NPSが自社のビジネスにとって有効な指標となりうるか」、その検証方法を解説します。

この記事の筆者

熊谷 賢一(くまがい けんいち)

2003年よりネット調査gooリサーチ(現:NTTコム リサーチ)にて、マーケティングリサーチ業務に従事し、特に通信・オンラインサービス分野における新規事業の需要性調査、市場動向調査、顧客満足度調査等について多くの経験を有する。近年は顧客ロイヤルティが企業の成長に与える効果に着目し、NPS®のエバンジェライズを推進。NPS®認定資格者。

20~30代のスマホ利用率は9割を超え、全世代でも7割超え。日本人のメディア利用実態最新版(前編) | Web担当者必見! リサーチ データ&市場調査レポート

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日本人は、インターネットやソーシャルメディア、モバイルなどをどのように使っているのだろうか。近年、可処分時間の奪い合いが激しく、年代によってメディアへの接触が大きく異なる。今回紹介する最新版の調査結果からその違いを把握して、マーケティングプラン立案に役立ててほしい。

総務省が実施した「平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」から、ポイントをいくつかピックアップして前後編で紹介する。

調査のポイント
  • スマートフォンの利用率は71.3%に
  • インターネット利用は平日100分、テレビ視聴は平日168分(全世代平均)
  • インターネットは各世代で増加傾向。特に10~20代はテレビよりインターネットを40分以上使う
  • ネット利用、平日はメール利用に30.1分。休日はソーシャルメディアに32.7分
  • 10~20代の1日あたりのモバイル利用時間は100分超え、全世代でも60分超え

本調査は、10~60代の1,500人を対象に、インターネット、ソーシャルメディア等のインターネット上のメディア、テレビ、ラジオ等の情報通信メディアについて、利用時間の長さ・時間帯、利用率、信頼度等を継続的に把握し、新聞、雑誌等の情報通信メディア以外のメディアを含め、メディア間の関係や利用実態の変化等を明らかにするもので、平成24年から毎年実施している。今回で5回目の調査となる。

スマートフォンの利用率は、前年の68.7%から71.3%に増加

まずは、スマートフォンの利用率から紹介する。

全年代でのスマートフォンの利用率は年々増加し、ついに7割を超えて71.3%となった。年代別に見ると、30代の利用率が9割を超えて92.1%50代の利用率が10ポイント以上伸び63.1%となった。

一方で10代及び40代の利用率は前回調査と比べて低い値となったが、次回以降の調査を見て評価する必要がある。

インターネット利用は平日100分、テレビ視聴は平日168分(全世代平均)

1日当たりのテレビ(リアルタイム)視聴時間は平日168.0分、休日225.1分と減少傾向にある。その一方、インターネット利用時間は平日99.8分、休日120.7分と増加傾向にある。

10~20代はテレビよりインターネットを40分以上使う。インターネットは各世代で増加傾向

年代別に見ると、10~20代の平日1日当たりのテレビ(リアルタイム)視聴は、平均利用時間及び行為者率ともに概ね減少傾向である。30~50代のテレビ視聴は、確実な傾向は定かでないが、平成28年調査において30代及び50代の行為者率がそれぞれ80%台及び90%台を初めて割り込んだ点が目に付く。60代は、行為者率は90%超、平均利用時間は260分前後でほぼ一定に推移している。

インターネット利用については、特に平均利用時間に着目した場合、10~60代の各年代において概ね増加傾向にあり、10~20代はテレビよりインターネットを40分以上も使っている

左:テレビ 右:インターネット 線グラフ:行為者率 棒グラフ:それぞれの利用時間

ネット利用、平日はメール利用が最も多く30.1分。休日はソーシャルメディアが最も長く32.7分

続いて、インターネット利用においてどのようなことに時間を使っているのか見ていく。

平日の全年代の平均利用時間を比較すると、メールが最も長く30.1分、次いでソーシャルメディアを見る・書くが25.0分、ブログやウェブサイトを見る・書くが21.2分となっている。

休日では、ソーシャルメディアが32.7分、オンラインゲーム・ソーシャルゲームをするが26.2分、動画投稿・共有サービスを見るが21.9分、ブログ・ウェブサイトを見る・書くが21.7分、メールを読む・書くが21.0分の順。

ソーシャルメディアは、全年代では女性の方が平均利用時間が長く、10~20代の若年層で男女差が顕著だ。

10~20代の1日あたりのモバイル利用時間は100分超え、全世代でも60分超え

1日当たりのモバイル機器(スマートフォン及びフィーチャーフォン)からのインターネット利用時間は、全世代で平日61.3分となった。10~20代の1日あたりのモバイル利用時間は平日、休日ともに100分を超えている(突出して長いのは前回調査までと同様)。

モバイル機器による平日のインターネット利用は、前年の53.8分から61.3分となり、休日は前年の80.6分から87.3分と継続的に増加している。

次回は、どんなソーシャルメディアを使っているのか、メディアの信頼度などのポイントを紹介する。

調査概要

  • 対象者:13歳から69歳までの男女1,500人
    サンプルの構成は性別・年齢10歳刻みで平成28年1月住民基本台帳の実勢比例。全国125地点にてランダムロケーションクォータサンプリングにより抽出
  • 調査方法:訪問留置調査
    調査の実査は、株式会社山手情報処理センターが実施
  • 調査対象期間:平成28年11月26日(土)~12月2日(金)
  • 日記式調査とアンケート調査を併行実施
①日記式調査における用語の定義と計算方法
  • 平均利用時間:調査日1日あたりの、ある情報行動の全調査対象者の時間合計を調査対象者数で除した数値。平日については調査日数(2日間)の1日あたりの、休日については調査日の平均時間。
  • 行為者率:調査日1日あたりの、調査対象者のうち情報行動を行った人の比率。平日については調査日2日間の平均。休日については、調査日の比率。
  • 行為者平均時間:調査日1日あたりのある情報行動の時間合計を、同じ調査日における行為者数で除した数値。その情報行動を行った者に限定した平均時間。平日については調査日数(2日間)の1日あたりの、休日については調査日の平均時間。
②アンケート調査における用語の定義と計算方法
  • 利用率:アンケート調査において「自分が利用している」と回答した割合。(日記式調査の調査期間において実際に利用した人の割合(行為者率)とは異なる。)

「平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000064.html

この記事の筆者

四谷志穂(Web担当者Forum 編集部)

物流企業で営業兼Web担当者を経て、Web担当者Forumの編集者となる。企業Web担当者時代の経験を活かして、読者目線の記事をお届けしていきたい。一日の至福のときは、仕事終わりのビールと枝豆。

ユーザビリティ工学の樽本徹也氏に学ぶ「UX/ユーザーテスト集中講座(夏期)」8/26開催

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企画編集・ライティング事業のマナスリンクは、セミナー「利用品質を向上する『UX/ユーザーテスト集中講座(夏期)』」を8月26日に東京で開催する。

本セミナーは「企画から分析まで~ユーザーテストの基本技術が身に付く1日」がコンセプト。テスト手法としてDIYスタイルのユーザーテストについて注目し、ユーザビリティ工学の専門家である樽本徹也氏を講師に迎え、「早く・安く・効果的」にユーザーテストを行うための実践的な技術を演習中心のカリキュラムで学ぶ。

プログラムは、ユーザーテストの基礎知識となる基本理論・概念、テストの第一歩である被験者のリクルート条件の定義方法、テスト設計、テストの観察・分析技術など。ユーザーテストの企画設計から、会場内のユーザーテスト実演までを通して、ユーザーテストの基本技術を集中して身につける。

講座の受講料は通常24,000円、ペアチケット40,000円。オンラインチケットサイトで申し込む。

セミナー開催概要

  • 日時:8月26日(土)10:00-18:00(9:30開場。途中、昼休み・休憩時間有り)
  • 会場:株式会社メンバーズ 東京本社ラウンジ(東京都中央区晴海1-8-10 晴海アイランド トリトンスクエアオフィスタワーX 37階)
  • 受講料:通常チケット24,000円、ペア割チケット40,000円
  • 定員:16名
  • 事務局:株式会社マナスリンク
  • 詳細・申し込み:http://peatix.com/event/286977
この記事の筆者

Web担当者Forum編集部 池田真也

 

家電量販店の法人通販から、Web担当者Forumの前身である『インターネットマガジン』(2006年5月号で休刊)の編集部へ。休刊までの半年ほど雑誌編集を経験し、Web坦の立ち上げを機にネットマーケティングにかかわりはじめ現在へ。編集兼Web担当者。

企業のWeb活用が当たり前になったとはいえ、ビジネスの歴史からすればまだ10数年ほど。それを支えるWeb担当者の仕事がもっと世の中に広まり、ユーザーともどもよりハッピーになれれば、と考えつつ日々勉強中。

[ユーザー投稿] 【8/28(月)&8/29(火)BtoBマーケティング講座】BtoB戦略を描ける担当者になる【2Day実践研修】「引き合い依存」から脱却する戦略的ウェブマーケティングの習得 ~

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