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イーベイがVR百貨店オープン、専用ヘッドセットで1万点以上の3D商品を閲覧・購入

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イーベイは、オーストラリアの大手小売業者であるマイヤー社と提携し、VR(バーチャルリアリティ)百貨店を立ち上げたと5月25日に発表した。

VR百貨店の紹介動画(YouTube)

VR百貨店は、専用に設計されたVRヘッドセット「ショップティカル」を通して、マイヤー社ストア内で12,500以上におよぶ商品を3Dで閲覧可能。ユーザーが視線を商品やカートに固定することで、気になる商品の仕様や価格などの詳細情報を見たり、カートに追加して購入を完了したりできる。

商品情報はebay.com.au(オーストラリア)とAPIで接続されており、マイヤー社の取り扱い商品、価格、在庫情報がリアルタイムで更新される。同社は、VR百貨店を利用することによりユーザーが商品のデザインや質感などを理解しやすくなり、最新の情報をリアルタイムで入手できるVRショッピング体験を実現したとしている。

ショップティカルは、オーストラリア国内を対象に15,000個限定で無料提供される。VR百貨店を見るための専用アプリもiOS 9.0以降とAndroid 4.4以降を対象にそれぞれ提供されているが、オーストラリアのストアで使えるIDが必要となる。


[ユーザー投稿] ソフトブレーン×B→Dash共催セミナー 「最新マーケティング・営業力強化セミナー ~今話題のMA×SFA活用で新規獲得1.6倍、受注率3.6倍に向上した最新事例を初公開~」

エンターテイメント系アプリ向け動画広告「インタースティシャルビデオ広告」開始

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インターネット広告のサイバーエージェントは、同社グループの広告技術商品開発組織、アドテクスタジオがスマートフォン広告プラットフォーム「AMoAd」でエンターテイメント系アプリ向け動画広告「インタースティシャルビデオ広告」の提供を始めた、と5月26日発表した。ビデオオンデマンドやソーシャルゲームなどを対象にする。AMoAdはサイバーエージェント子会社でスマートフォン向け広告プラットフォーム事業のAMoAdが展開している。

企業のマーケティングで動画を活用したユーザーとのコミュニケーションの重要性が高まっていることから実施する。アプリ起動時やゲーム終了時に全画面に表示される広告枠に動画広告を配信する。クリック課金型の配信で、動画再生後、企業のサイトやアプリストアに移る際に確認メッセージを表示し、承認(クリック)したユーザーだけ課金対象にする。誤ったタップを防ぎ、広告の費用対効果を高める。広告表示のインプレッション課金もある。

サイバーエージェント
https://www.cyberagent.co.jp/

AMoAd
http://www.amoad.com/

ドーモがWebサイトからメッセージを直接送信できる「Webプッシュサービス」を開始

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モバイルサイト最適化サービスのドーモは、Webサイトからユーザーにメッセージを直接送信できる「Webプッシュサービス」を始めた、と5月26日発表した。スマートフォンやパソコンに通知が可能なコミュニケーションツールで、最適なタイミングでユーザーとの接点を増やし、購買やサービス利用の促進を図る。同社が日本代理店として取り扱っているモバイルカスタマーエンゲージメントプラットフォーム「モビファイ」の新機能で、Eコマースサイトのほか、キャンペーンやプロモーションなどのマーケティング活動に役立つ。

タグを埋め込むだけでプッシュ配信できる。ユーザーはアプリのダウンロードやメールアドレス登録の必要がない。メールマガジンの開封率が一般的に10%以下とされる中、Webプッシュは20%以上のクリック率が見込め、平均購入額が26%増加し、サイト滞在時間は72%増えるという。配信可能ブラウザはパソコンが「Chrome」「FireFox」「Safari」、モバイルは「Android」の「Chrome」。SSLに対応していないサイトでも通知できる。日本中央競馬会の競馬エンターテインメントサイト「Umabi」がWebプッシュで配信を始めた。

ドーモ
http://www.domore.co.jp/

Webプッシュサービス
http://www.domore.co.jp/mobify/webpush/

AOKIがスマホ決済サービス「Origami Pay」を導入、新宿と池袋の3店舗からスタート

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紳士服販売のAOKIは、コマースサービス運営のOrigamiが提供するスマートフォンアプリを使った決済サービス「Origami Pay」を5月25日に導入した。導入店舗は、AOKI新宿東口店・池袋東口駅前店と、同社グループの若者向けブランド「ORIHICA」池袋東口店の3店舗。

Origami Payは、5月19日に正式サービスをスタートしたスマホ決済サービス。スマートフォンがおサイフケータイに対応していなくても利用できることが特徴。消費者は、アプリ「Origami」(Android/iOS)をダウンロードしてクレジットカードを一度登録すれば、店舗から提示される6桁の認証コードかQRコードを利用して支払いを完了できる。店舗側は、iPad向けに開発した「Origami for Business」を利用する。

Origami Payの利用イメージ
Origami Payの利用イメージ

AOKIは25日から、Origami Payを利用すると商品総額から10%オフとなる特別キャンペーンを実施。将来的にはAOKI全店での導入を目指すという。Origami PayはAOKIのほか、渋谷ロフトが5月19日から導入しており、阪急メンズ東京などでも2016年夏に導入を予定している。

導入予定の企業の例
導入予定の企業の例

[ユーザー投稿] ベビーメタル

社内でキーワードの取り合いとか何なの!? リスティング広告のキーワードはどう選ぶ? | リスティング広告運用でビジネススキルも磨く

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キーワードの取り合いって、意味がわからない

ウェブ担当者:寳さん、ちょっと愚痴っていいですか。先週、リスティングの本を読みながら出稿するキーワードを考えてたんですよ。なのに他の部署の◯◯さんから横槍が入って、私が選んだキーワード、ほとんどダメ出しされちゃって。

寳:それはまたどうしてですか?

ウェブ担当者:こっちが聞きたいくらいですよ。◯◯さんいわく、「自分の部署で使ってるキーワードだから、ちゃんと住み分けしてもらわなきゃ困る」ですって。何なんですか? っていうか私のキーワード選びの時間を返せー!

寳:大変だったんですね。今日はキーワード選びについて話しましょう。それと、企業にとってキーワードがどれだけ重要なのかもお伝えしますね。

キーワードの取り合いは現場で起きている

同じ会社のなかで、キーワードの取り合いなんて起こるの?

リスティング広告を担当されたばかりの方は、会社名などのキーワードならまだしも、違うブランドを扱う他部署とキーワードの取り合いになることに疑問をもつかもしれませんが、こうした悩みを耳にする機会が増えています。

たとえば、化粧品やシャンプーで想像してみましょう。異なるブランドでも、同年代の女性をターゲットにした商品を複数扱う企業があるのが、思い浮かぶでしょう。詳しくは後半で説明しますが、リスティング広告に本気になればなるほど生まれてくる悩みでもあるのです。

キーワードには意図が含まれている

まず、リスティング広告のキーワードが持つ意味について整理しておきましょう。SEOやリスティング広告など、検索エンジンを使ったマーケティングでは、キーワード選びが重要な要素になります。ここでいうキーワードとは、検索エンジンでユーザーが入力して探す言葉のことです。毎日、おびただしい数のキーワードが検索されています。

ユーザーの検索した言葉がマーケティングを行ううえで重要なのは、なぜでしょうか。それは、キーワードにはユーザーの意図や気持ちが入っていると考えられるからです。

実際に検索エンジンで誰かが何かを検索しているシーンを思い浮かべてみましょう。たとえば、ある1人のユーザーが次のような検索行動を繰り返している様子を考えてみましょう。

問1 次のキーワードで検索している人は、どんなことを考えているでしょうか

検索キーワード
  • 週末 温泉 日帰り
  • 箱根 温泉 おすすめ
  • 箱根 食事 おいしい

ユーザーがどんな意図や気持ちを持っているのか、想像できましたか? 週末に箱根温泉へ行くため、さまざまな情報収集をしている様子がうかがえたと思います。

問1 回答例

週末、日帰りで温泉に行きたいけどどこがいいかな、箱根はどうだろう。温泉はもちろんだけど、せっかくだから美味しいものも食べたいな。どこかあるかな。

もう一例、さっきとは別のユーザーを想像してみましょう。

問2 次のキーワードで検索している人は、どんなことを考えているでしょうか

検索キーワード
  • パウンドケーキ レシピ
  • パウンドケーキ ショートニング 不使用
  • ショートニング 代用

いかがですか? 検索しているユーザーの意図や気持ちを想像してみてください。

問2 回答例

よし、パウンドケーキを作ろう。レシピ、レシピと。ああ、材料にショートニング使うものが多いや。あの子がアレルギーだから使わなくていいものはないかな。ええと、ショートニングの代わりになるものって何があるんだっけ。

正解は1つではありませんが、上記2つの例で、キーワードには、それを検索しているユーザーの意図や気持ちが含まれていることが実感できたと思います。そのため、リスティング広告をマーケティングで使う場合には、自社の製品やサービスを使ってくれそうな「こんな気持ちを持っている人に来てほしい」と考えられるキーワードを選び、登録することが重要になります。

キーワード選びの際には必ず検索エンジンを前にして、自分がユーザー(お客さん)候補だったらこんなキーワードで入力するだろうという言葉を打ち込んでみてください。

検索キーワードは想像を超えるほどバラエティ豊か

検索ユーザーの意図を知ろうとするうえで、気をつけたいことが1つあります。この「キーワードに意図が含まれている」という基本を早い段階でインプットをした人のなかには、それを鵜呑みにして「このキーワードはこういう意図に決まっている」というように、固定的に考えてしまったり、断定してしまったりする人がいることです。心あたりがある人は注意です。

リスティング広告の教科書を読み解くと、必ずと言っていいほど、ビッグワードとロングテールのキーワードについて解説されています。ビッグワードで検索するユーザーは、まだ明確に目的が定まっておらず、検討段階が浅い段階。キーワードが2語3語と具体的になるほど、目的が明確になって検討段階が深くなるというのは、そのとおりです。

しかし、実際にユーザーが検索するキーワードは、私たちの想像をはるかに超えるほどバラエティに満ちていることも、あわせて知っておいてください。

あなたがすでに現場でデータに触れていれば、検討段階が深まった人が同じビッグワードを繰り返し検索する例はいくらでもあるでしょう。また、検討段階が浅い人が、検索窓に表示されたサジェスト(候補)キーワードを通じてロングテールの言葉で入ってくる例がいくらでもあることを知っているでしょう。

詳しくは別の回でお話しますが、同じキーワードでも状況に応じて意味合いが異なり、アプローチも変わってくることがあります。「このキーワードはこういう意図に決まっている」というように固定化せず、柔軟に考える姿勢を持つようにしてください。

製品サービスを徹底的に理解して軸となるキーワードを見つける

キーワードを選ぶには、自社の製品・サービスについて知る必要があります。

キーワードを抽出する際、自社の製品・サービスがカバーしている「全体」を、頭ではなく身体にしっかりインプットするつもりで挑みましょう。キーワード抽出と広告文作成のプロセスを通じて、あなたは今まで以上に、自社の製品・サービス全体に詳しくなるはずです。

キーワードは、サイトにあるページから抽出していきます。一定規模以上のサイトであれば、ページの階層ごとに軸となるキーワードを抽出していきます。軸となるキーワードとは、「このページは一言でいうと何のページか」という「何」にあたる部分のことを指します。

例として、キッチン用品の通販サイトで考えてみましょう。サイトの階層と、それに対応する軸のキーワードを見ていきます。

図1 ページの階層ごとに軸となるキーワードを抽出する

図1の例では、中分類の商品種別のページには、鍋やフライパンなどの商品一覧ページが存在しています。ここでは、「鍋」「フライパン」「包丁」が軸キーワードになります。

1つ階層を下りて小分類のページにはブランド別商品一覧ページが存在しています。これも同様に、たとえば、鍋の「バーミキュラ」といったブランド名が軸キーワードになります。

さらに深い階層には各商品の商品詳細ページが存在し、商品名である「オーブンポットラウンド 22cm」などが軸キーワードになります。

「バーミキュラ」「VERMICURA」など、同じページに軸キーワードが2つ以上ある場合もあります。また、家電製品などでは、商品名はもちろん、型番もよく検索されるので押さえておきます。このようにして、ページの階層ごとに軸キーワードをくまなく抽出します。

よく検索されるサブキーワードを知る

ここでもう一度、検索という行為を振り返ってみましょう。インターネットで探しものをしているとき、ユーザーは前述で説明した軸キーワードで検索します。鍋を探していれば、段階に応じて、鍋やオーブンポットラウンドなどと検索していくでしょう。

ただ、それだけだと自分が期待しているぴったりの結果が得られないこともあります。軸キーワードに続けて別のキーワードを入れることで、より自分の求めている結果に絞り込もうとした経験はないでしょうか。

結果を絞る目的で使われる言葉を「サブキーワード」といいます。リスティング広告の運用では、サブキーワードを軸となるキーワードと組み合わせて、キーワードを作っていきます。

図2 よく検索されるサブキーワードの例

上記は、ユーザーの検索パターンと、それに対応したキーワードと想定できるユーザーの検索意図を例としてまとめたものです。

たとえば、「バーミキュラ 通販」「バーミキュラ 買う」などのように、購入と関わる言葉と組み合わせて検索するユーザーは、購買欲の熱量がとても高いことが想像できるので、リスティング広告のキーワードとして高い効果が望めるため登録します。

サブキーワードを探す際は、Google AdWordsの「キーワードプランナー」やYahoo!プロモーション広告の「キーワードアドバイスツール」などのツールを使うと効果的です。

その他にも、Googleで軸キーワードを検索したときに候補として表示される「サジェストキーワード」を確かめるのもいいでしょう。過去に軸キーワードと組み合わせて検索されたことがあるキーワードを調べるだけでなく、今後、表示されたサジェストをユーザーが活用する可能性があるという意味でも有効です。

軸キーワードがどんな言葉と一緒に検索されているのか、しっかり身体にインプットするためにも、主要な軸キーワードのサジェストは必ず確認しておきましょう。

図3 Googleの検索窓下に表示されるサジェストキーワード

ねらいの範囲をコントロールする「マッチタイプ」と「除外キーワード」

リスティング広告には「マッチタイプ」という、登録するキーワードの「ねらいの範囲をコントロールする」機能があります。まず、基本として2つのマッチタイプで考え方を大きくとらえましょう。

  1. 完全一致:登録したキーワードどおりにユーザーが検索したとき広告が表示される
  2. 部分一致:登録したキーワードとユーザーの検索する語句が近しいときに広告が表示される
※厳密には、登録語の類似パターン(タイプミスや表記ゆれ、略語など)でも広告が表示されます。

完全一致と部分一致

ここまでに解説したプロセスで抽出したキーワードは「こんな気持ちを持っている人に来てほしい」というキーワードであり、リスティング広告としても高い効果が望めます。自分が抽出したキーワードだけを広告の表示対象にしたい場合は、キーワードのマッチタイプを完全一致で登録します。

しかし、前述でも説明したように、検索キーワードは1人の担当者が思い描くよりもバラエティに満ちています。そのなかには有望なキーワードも含まれていると考えられますから、そのバリエーションを可能性としてとらえ、部分一致というマッチタイプで登録するほうがチャンスを増やせます。そうすることで、登録したキーワードどおりの語句だけでなく、関連する語句があるとみなされた場合にも広告を表示できます

除外キーワード

リスティング広告の効果を高めるには、狙いとかけ離れたキーワードで広告が表示されるのを防ぐ「除外キーワード」を登録することも重要です。

たとえば、製品を購入してもらうことが目的の広告が、異なる意図を持った、株価や求人などを探しているユーザーに広告を表示することを防ぎます。その他、ネガティブな要素を含む語句や、広告を使った集客にふさわしくないキーワードが明確な場合は、除外キーワードとして登録します。

Google AdWordsには、広告の表示やクリックにつながったキーワードを分析する「検索語句レポート」(Yahoo!プロモーション広告では検索クエリレポート)という機能があります。そのレポートを見れば、部分一致によってヒットした言葉のうち、どの検索語句の効果が良かったのかを確かめることができます。良い言葉を新たにキーワードとして追加登録し、ダメな言葉を除外キーワードに登録して、ねらいの精度を高めながら運用していきます。

絞り込み部分一致

もう1つ押さえておきたいのが、近年、使用頻度が高くなってきている「絞り込み部分一致」というマッチタイプです。通常の部分一致は、関連性が高いとみなされた場合に、語句そのものが含まれていない言葉へも拡張します。可能性が広がる一方、広がりすぎて意図しないクリックを増やしてしまうこともあります。

一方、絞り込み部分一致は、指定したキーワードの語句そのものが含まれている場合に広告が表示されます。広告を表示したいキーワードを網羅できて、あらかじめコントロールの度合いを高められるなら、絞り込み部分一致を登録するのが効率的です。

マッチタイプ別のキーワード利用例

ここまで解説してきた登録キーワードの考え方の実例として、「冷えとり靴下」を軸に考えてみましょう。

図4 マッチタイプ別マッチする検索語句の例

「完全一致」の利用例

「冷えとり 靴下」というキーワードを完全一致として登録すれば、そのとおり「冷えとり 靴下」と検索されたときに広告が表示されます。

「部分一致」の利用例

部分一致と絞り込み部分一致では、部分一致のほうが広く、「冷えとり 靴下 おすすめ」など、「冷えとり」や「靴下」を含む検索語句を含みます。さらに、

  • 冷え性 靴下
  • シルク 靴下
  • 絹 靴下
  • 冷えとり ソックス
  • 靴下 重ね履き
  • 冷えとり 健康法

など、「冷えとり」や「靴下」を含まないキーワードでも広告が表示される可能性があります。

「絞り込み部分一致」の利用例

「絞り込み部分一致」を使うときは、次のように+マークでキーワードを指定します。

  • +冷えとり +靴下

+マークで指定した「冷えとり」や「靴下」を必ず含んだバリエーションで広告が表示されるため、普通の部分一致よりも文字通り「絞り込む」ことができます。

リスティング広告においては、キーワードもマッチタイプも一度決めたら終わりではありません。広告の成果を経過観察しながら、マッチタイプを変えたり、キーワードを追加したり除外したりして、広告を表示させたい検索語句を明らかにしていくものだと頭にとどめておいてください。

部署間で生まれるキーワードの取り合い

さて、ここまでキーワードに含まれるユーザーの検索意図や、リスティング広告のキーワードの考え方を説明してきました。では、冒頭で示したようなキーワードの取り合い問題は、なぜ生まれるのでしょうか。そして、それはどうやって解決すればいいのでしょうか。最後に、課題と解決策を紹介します。

キーワードは「企業ドメイン」
ユーザー視点で組織の壁を乗り越えよう

ここまでリスティング広告におけるキーワード抽出の方法について話してきましたが、キーワードとはビジネスにおいて何なのか、という根本についても知っておきましょう。

キーワードは「企業ドメイン」です。企業ドメインというのは、企業が事業を展開する領域のことです。つまり、その企業が「やる」と決定した範囲によって、検索エンジンマーケティングにおけるキーワードもほぼ規定されるといっていいでしょう。

ところが、冒頭の会話にも出たように、部署間や事業部間でキーワードの取り合いを耳にする機会が増えてきています。

たとえば、企業にA事業部とB事業部があったとします。どちらの事業部も売上目標があり、達成するためにリスティング広告を出稿しています。A事業部にとって重要なキーワードが、B事業部にとっても同じように重要になることがあるために、取り合いになるわけです。

図5 異なる事業部の間でキーワードの取り合いが生まれる

別々のサイトでそれぞれ同じキーワードの広告を出稿している場合、同じ社内にもかかわらず、入札を競い合ってしまうこともあります。これは非常にもったいないことです。

企業ドメインであるキーワードとは、ユーザーの意図や気持ちが反映されたものにほかなりません。そのユーザーが広告を通じてサイトに訪れ、製品やサービスを購入するとき、「これはどの事業部が展開しているものだろうか」などと考えるでしょうか。その企業が信頼できるものかどうかの判断こそすれ、組織内での違いなど、取るに足らない種類のものでしょう。

もしそのような壁を自社の組織内に感じはじめたら、あなたがするべきことは、大きな声を出して自分が担当するキーワードを守り、奪うことではなく、組織内の他の事業部、他の部署の人間に働きかけることです。取り合うほど同じキーワードが重要ということは、「お客さんが共通している」ことを示しているとも言えます。話し合いの場を持ってみてください。

第一歩は、まずお互いのキーワードのパフォーマンスについて共有し合うことです。別の角度からユーザーの気持ちを知ることで、意外な発見もあります。共通のページを作って、ユーザーにどちらかを選んでもらうだけでなく、どちらも利用してもらえるような提案をするのもいいでしょう。ユーザーのニーズや気持ちに応えられれば、新しい製品・サービスを生み出すことができる可能性もあるはずです。

図6 組織の壁をユーザー視点で乗り越える

リスティング広告のキーワードを広告の視点だけで捉えるのではなく、企業ドメインであるキーワードとして、ユーザーの視点に立って考えて動くことが、これからのマーケティング担当者に求められています。

今回のまとめ

  1. 検索キーワードにはユーザーの意図や気持ちが含まれている

  2. 軸となるキーワードをサイトから抽出する

  3. 軸のキーワードと一緒に検索されるサブキーワードで意図をしぼる

  4. マッチタイプや除外キーワードでねらいの範囲をコントロールする

  5. 企業ドメイン=キーワードをユーザー視点で話し合い、社内の壁をくずす

この記事の筆者

寳 洋平(たから ようへい)

アユダンテ株式会社SEMコンサルタント。WEB/紙媒体コンテンツの企画・編集・ライターからSEMの世界へ。Googleアナリティクスを活用して、リスティング広告の設計・運用、コンサルティングを行う。趣味は料理。最近のテーマは「聴くこと」。

著書に『新版 SEM:リスティング広告 Googleアドワーズ&Yahoo!リスティング広告対応 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。』『いちばんやさしいリスティング広告の教本』(インプレス)がある。

グーグルのAMPがSEOやマーケティングに及ぼす影響とは? | Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報

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この記事の内容はすべて筆者自身の見解であり(ありそうもないことだが、筆者が催眠状態にある場合を除く)、Mozの見解を反映しているとは限らない。

グーグルのAMPとは、そもそも何なのか

グーグルのAccelerated Mobile Pages(AMP)プロジェクトは、モバイルデバイスでコンテンツを高速表示するための方法だ。HTMLのモバイル仕様の形式である「AMP HTML」を活用してコンテンツを段階的に表示することから、モバイルコンテンツを表示する従来のモデルを改良したものだと言える。

以下に挙げるのは、AMPページが「iPhone 6」でレンダリングされた場合にどう見えるかを示す例だ。

AMPでモバイルユーザーが目にするのは、(これまでのWebと比べると)基本的なテキストや画像で構成された記事になるが、そうしたAMPコンテンツが読み込まれ表示されるまでの時間は、従来の形式のコンテンツより最大10倍(あるいはそれ以上も!)速くなる

SEOにとってグーグルのAMPがなぜ重要なのか

グーグルがウェブ業界に向けてたびたび述べているように、「ページの表示速度」と「モバイル対応」は検索順位の上位に表示されるサイトに特徴的な要素であり、これによってSERP(検索エンジンの検索結果ページ)に表示されるサイトコンテンツへのリンクの位置が決まる。

(順位決定シグナルのなかでも特に)サイトが高速で、モバイルデバイス向けに最適化されているほど、グーグル検索で表示される機会や、ユーザーにクリックされる可能性は高くなる。

グーグルは2013年以降、「検索結果で他のサイトへのリンクを表示する企業」から、「検索結果で疑問への回答を提示する企業」へと進化している。

たとえば、以下に示したグーグルの「フィーチャード・スニペット」機能は、「1969年のワールドシリーズを制したのはどのチームか?」といったシンプルな質問に対し、検索結果ですばやく回答を提示する手段となっている。

グーグルは「検索結果で回答を提示する」方向へと進んでいる

だが、「2016年の米大統領選挙における主な争点は?」といったもっと複雑な質問になると、フィーチャード・スニペットはうまく機能しない。この種の質問には、詳細な記事のほうが適している。シンプルな回答では対応しきれないこうした質問の場合には、検索結果にズバりの答を表示できず、残念ながら他のページを読み込まざるをえない。

ところが、モバイルデバイスでは読み込みに時間がかかるかもしれない。そこでグーグルは、検索結果でクリックするリンクの読み込みを高速化する方法を開発してきた。そして現在では、AMPプロジェクトによって、そうしたリンクがSERPで一段と目立つようにしたというわけだ。

グーグルのAMPは、どんな仕組みなのか

グーグルのAMPは、次の3つの要素で構成されている。

  1. AMP HTML
  2. AMP JS
  3. AMPキャッシュ

AMP HTMLは、HTMLのサブセットだ。全体としてはHTMLと似たような書き方をするのだが、使えるタグなどに制限がある。さらに、厳格に定義された一連の前処理用タグが含まれる。これらは主に書式設定や画像の埋め込みを定義するタグに限られており、amp-adamp-embedamp-imgamp-pixelamp-videoなどがある。

AMP JSは、厳しく制限されたJavaScriptファイルだ。すべての外部リソースを(バックグラウンドで)非同期で読み込む。そのため、「レンダリングブロック」によって画面上のレンダリング速度が低下する事態を防ぐことができる。記事中のテキストや画像に関係のないものはすべて、最後に読み込まれる。AMP JSはまた、コンテンツを取得してプリレンダリングする作業の一環として、必要になるDNSリソースやコネクションを予測してから、画像をダウンロードして事前にサイズ調整しておく。いずれも、モバイルデバイスでの処理を軽減してデータの使用量を節約するためだ。

AMPキャッシュあるいはAMPコンテンツデリバリーネットワーク(AMP CDN)はグーグルのサーバーシステムで、世界中で最新のコンテンツを取得し、事前に配置しておくという大変な仕事を担う。これにより、たとえばイタリアからリクエストされるページなら、リクエストのたびにカリフォルニア州マウンテンビューから送信される必要はなくなる。その代わりグーグルは、プリレンダリングされて最適化されたそのAMPページのコピーを、イタリアまたはその付近のサーバー上に置いておく。記事が更新または追加されるたびに、CDNはリフレッシュされる。

AMPは、SEOやオンラインマーケティングにどんなプラスの影響を及ぼすのか

記事の読み込みが速くなると、パブリッシャーと読者の関係が改善される

表示速度は、AMPを利用してSEOの改善を目指すパブリッシャーにとって最もわかりやすいメリットだ。表示が高速なほどページビューが増え、苛立つ読者が減り、それによってさらに広告のビューや共有、コンテンツへのエンゲージメントが増える。

1. AMP対応の記事はSERPの上位に表示される。

AMPコンテンツには、グーグル検索の上部(つまりスクロールしなくても目に入る場所)に表示されるという利点があり、グーグルが今後、すべてのAMPの検索結果でこの表示方針や表示の仕方を変更しない限り、その利点は変わらない。以下は、検索結果でAMPページがどのように表示されるかを示す例だ。

オバマ大統領の写真があるBBCニュースが、検索結果の目立つ場所に表示されている(下に「AMP」という表示がある)。

現在のところ、AMP記事はスワイプ可能なカルーセルに表示される。現時点で有料の掲載オプションはないが、いずれ登場するかもしれない。AMP対応の記事はSERPに必ずアイコンが表示され、AMPで構築された(つまりすばやく表示される)ことが検索ユーザーにわかるようになっている。

2. 検索連動型広告のインプレッション数が増加する可能性が高い。

AMPベースのコンテンツを閲覧後、ユーザーの行動パターンとして最も一般的なのは、クリックしてSERPに戻り、他のページを確認することだ。これはやがて、検索連動型広告のインプレッション数にプラスの影響を及ぼすだろう。

3. グーグルのAMPは、すべてのパブリッシャーが利用できる。

Facebookは、「Instant Articles」機能への参加を一部のパブリッシャーだけに制限している。しかし、グーグルのAMPなら、だれでも利用できる。少しでも知識がある人や学びたいという意欲がある人なら、だれでもコンテンツをAMP化して、膨大な数の読者にすばやくアクセスしてもらうことができるのだ。

4. AMPはオープンソースだ。

これはつまり、グーグルの優秀な開発者たち以外にも、AMPの進化に貢献できる門戸が開かれているということだ。改良のアイデアがある人ならだれでも、仕様策定に貢献できる。AMPの機能群は、移り変わるパブリッシングの世界に合わせてますます柔軟に変化を遂げていくだろう。

5. AMP向けアナリティクスが用意されている。

グーグルによると、すでに複数のアナリティクス企業が(comScore、Adobe Analytics、Parse.ly、Chartbeatなど)が、AMPコンテンツのパフォーマンス関連データをパブリッシャーに提供するサービスを準備しているという。

実際、AMPの仕様では、現在利用しているAMPアナリティクスベンダーに対応させる方法や、AMP向けに独自のカスタムアナリティクスソリューションを設定する方法について手順を説明している。

6. コンテンツの読者が増える。

AMPは、FacebookのInstant Articlesに対抗する上で役に立つという点で主にグーグルの利益になるものとはいえ、リーチが改善すればパブリッシャーにも恩恵をもたらす。グーグルのSERPでコンテンツがクリックされれば、壁で囲まれたFacebookの庭の中だけでなく、もっと広範に読んでもらえるようになるからだ。

7. さらに多くの機能や整形オプションが用意されつつある。

AMPがページのデザインに使うタグ群は限られているが、現状の機能がすべてではない。まだ多くの拡張コンポーネントがあり、さらには、いくつかの実験的コンポーネントも準備ができ次第公開される予定だ。

この記事は、前後編の2回に分けてお届けする。後編となる次回では、AMPがSEOやオンラインマーケティングに及ぼすマイナスの影響を紹介する。(後編は6月6日公開予定)

この記事の筆者

この記事は、Moz Blogに掲載された以下の記事を日本語訳したものです。

author photo

原文:「How Google's AMP Will Influence Your Online Marketing」 by Chapman Lever (2016/03/17)

記事セレクション:渡辺隆広株式会社アイレップ
翻訳:株式会社ガリレオ


キリンのデジタルマーケティング担当者が施策の裏側をリアルタイム解説! 新連載スタート | 先週のWeb担まとめ記事

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2016/05/21~2016/05/27

Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 23本とニュース記事 21本です。

忙しい人のためのこの記事の使い方:
  • 上のほうから内容をざっとチェックする
    重要なものほど上の方に置いてあります。
  • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
    要チェックのものは色を付けてあります。

今週の担当は、池田です。

「ネットショップ担当者フォーラム2016/Web担当者Forumミーティング2016 in 福岡」6/9開催
オイシックス COCO 奥谷 孝司の基調講演ほか、アマゾンジャパンなど豪華セッションのすべてが無料。満席になる前に要チェックです。
https://netshop.impress.co.jp/event/201606fukuoka

[今回の要チェック記事]↓セミナー/お知らせ | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース
キリンのデジタルマーケティング担当者が施策の裏側をリアルタイム解説! 新連載スタート

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • 660いいね!「爆発的にシェアされた「氷結」のさかなクンCMの裏側。その狙い・施策・効果とは?」は、新連載「キリン加藤美侑のデジタルマーケティングなう」の記事です。

    キリンが実施しているデジタルマーケティング施策をリアルタイム解説する新連載がスタート。

    第一弾は、「さかなクン動画」でも話題になった「氷結」のリニューアル施策の裏側をお届け。ブランドを担当するキリンの加藤さんが解説します。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/05/26/22767

    はじめまして!キリンの加藤美侑です。
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/05/26/22838

  • 「Facebook井上氏『刈り取りだけじゃないデジタル広告を試してほしい』――FB広告のターゲティング全設定を大公開」も250いいね!と人気です。

    フェイスブック広告の圧倒的なターゲティング機能と精度によって、「幅をとる」広告も「絞り込んだ」広告も、どちらも実現できという執行役員の井上氏に、広告の効果的な活用法を聞きました。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/05/25/22728

  • 「SEOも広告も、利益が出なければ価値はゼロ! 『CRO=コンバージョン率最適化』の発想で進むべし」が公開されました。

    ビジネス目的のWebサイトにとってもっとも重要なことは「会社に貢献する」こと。それが実現できて初めて、Webサイトの価値やWeb担当者自身の存在意義を高めることになります。

    そのために必要な「コンバージョン率最適化」(CRO)という発想と、そのポイントについてお届けします。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/05/25/22527

  • 「モバイル検索の20%が今や音声検索に! などSEO記事まとめ7+4本」は、SEOコラムの記事です。

    「音声検索? 使わないよね」とあなたが思っていても、若者はそうではありません。モバイルの音声検索の利用が増えてきているのです。

    米サンフランシスコのGoogle I/Oで発表された基調講演の内容を要チェック!

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/05/27/22932

  • 「コンテンツマーケティングの成果を測るうえで大切な2つのポイント×4つの力とは?」は、「成果につなげる! コンテンツマーケティング最前線」の記事です。

    コンテンツマーケティングに関する考え方やノウハウを共有していくこのコーナー。今回は、「コンテンツマーケティングの目標設定」がテーマ。

    コンテンツマーケティングを評価するためには、アクセス数だけではなく、専用の指標を準備する必要があります。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/05/24/22748

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[セミナー/お知らせ]↑要チェック記事 | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
宣伝部のデジタル化、若者リサーチ、Google アナリティクス活用など6月のイベント情報

※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

宣伝部のデジタル化(6/27)

宣伝部のデータ武装を横山 隆治氏が解説、「宣伝部はいかにデジタル化するのか」セミナーをWeb広告研究会が6月27日(月)に東京・秋葉原で開催します。参加費は一般5,400円。

https://www.wab.ne.jp/wab_sites/contents/2360

若者リサーチ(6/7)

「ワカル?ワカモノ。~枠からはみ出したくない若者たち~」をビデオリサーチが6月7日(火)に千代田区で開催します。ひと研究所セミナーの第一弾、若者をテーマに研究チームや企業の取り組み事例を発表。参加費は無料。

http://www.videor.co.jp/information/160607info.htm

Google アナリティクス活用(6/8)

小川 卓氏が講師の「データ解析の達人に学ぶ!Google アナリティクス分析&活用講座」をマイナビが6月8日(水)に千代田区で開催します。GA活用の分析方法、改善施策の考え方、レポート作成法などを解説。参加費は無料(要会員登録)。

https://news.mynavi.jp/itsearch/seminar/23

Cross Forum 2016(6/15)

国内・海外のスペシャリストを招いたマーケティングイベント「Cross Forum 2016」をクロスフィニティが6月15日(水)に千代田区で開催します。増席して追加募集中、参加費は無料。

http://www.crossfinity.co.jp/crossforum/

データサイエンス(6/15~16)

データサイエンティスト・エンジニアが集う「Data Scientist Workbench」を日本IBMが6月15日(水)~6月16日(木)に東京・秋葉原で開催します。初級から上級まで、さまざまなセミナーを開催。事前登録で参加無料、一部セッションはすでに満席。

http://www-01.ibm.com/software/jp/events/analytics2/

IA/UX(6/16)

書籍『IA/UX プラクティス』の坂本 貴史氏が講師、CPI x CSS Nite「After Dark」が6月16日(木)に千代田で開催されます。講義+ミニワークを実施。参加費は2,500円、書籍持参のキャッシュバックあり。

http://cssnite.jp/afterdark/cpi/vol33/

コマースサミット(6/20~22、鹿児島)

EC業界のグローバル会議「iMEDIA COMMERCE SUMMIT」が6月20日(月)~22日(水)まで鹿児島で開催されます。海外キーノートほか、多数のセッション、ネットワーキングを実施。イベントは招待制、通販事業主は事前審査が通れば参加無料。

http://imediasummit.jp/commerce-summit/

先週の人気記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↓解説記事 | ↓ニュース記事

Web担で先週公開された記事のうち、「今回の要チェック」に次いでアクセスが多かった記事です。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • 10社の事例でわかるオウンドメディア運営の「企画」「構築」「成果」ノウハウ
    一人で苦しまず長続きする、オウンドメディアの運営体制6つの心得
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/05/27/22741
    by 伏見正輝(ベンチマークジャパン)
  • 編集長ブログ―安田英久
    【Webあるある】問合せ先として個人のメアドを記載→その人が退職→修正で大騒ぎに
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/05/24/22905
    by 安田英久(Web担 編集長)
  • ヒトの心理とページづくり(全6回)
    マジカルナンバー7:Webデザインで要素は7±2個まで――人にはパッと認識できる限界がある
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/05/27/22945
    by 蝦名 晶子(ディーシーティーデザイン)

先週の解説記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↑人気記事 | ↓ニュース記事

Web担の解説記事には、ウェブサイトをビジネス活用したい人向けの情報がたっぷり詰まっています。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • 衣袋教授の新・Googleアナリティクス入門講座
    Googleアナリティクスの新規アカウントを作成する[第1回]
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/05/26/22888
    by 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン)
  • 企業ホームページ運営の心得
    プリンタやパソコンがなくても宣伝はできる、コンビニ事務所で無料拡散のススメ
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/05/25/22886
    by 宮脇睦(有限会社アズモード)
  • Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報
    アプリストア最適化(ASO)のためにチェックすべき10の項目(後編)
  • アフィリエイトの効果が出ていないEC事業者のためのアフィリエイト再入門講座
    アフィリエイターにアピールできるチャンスはスタート時しかない!? おさえておきたいASP管理画面登録のコツ
  • ニュース記事
    Instagramの投稿で購買につながるのは有名人より「友人・同僚の投稿」、女性インスタユーザー650人を調査
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2016/05/23/22913
    by 西 倫英(Web担編集部)
  • ユーザー投稿記事 by クロスフィニティ株式会社
    【増席決定!】 6/15(水)開催 デジタルマーケティングイベント「Cross Forum 2016」 ~海外・国内スペシャリストによる最新事例の紹介~
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社ミツエーリンクス
    【大阪開催セミナー】成功するWebサイトに求められる品質と運用術
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社のれん NORENセミナー担当
    2時間半でわかる!自社に必要なマーケティングオートメーション ~主要MAツールベンダーが解説!各ツールの活用法~
  • ユーザー投稿記事 by トランスコスモス株式会社
    【6/8無料セミナー】Twitter広告を活用したアプリプロモーション最適化施策とは
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社ワンゴジュウゴ
    【企業担当者様向け CMSセミナー】 モバイル対応からCMS選定まで「いまどきのコーポレートサイトリニューアル 7つのポイント」
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社日立システムズ
    Webマネジメント講座(対面研修2日間コース)を6月27日(月)~28日(火)に開催
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社フロムスクラッチ
    ソフトブレーン×B→Dash共催セミナー 「最新マーケティング・営業力強化セミナー ~今話題のMA×SFA活用で新規獲得1.6倍、受注率3.6倍に向上した最新事例を初公開~」
  • ユーザー投稿記事 by コマースリンク株式会社
    広告主、広告代理店、媒体サービス事業者の課題を解決する「個別相談会」の参加者募集【課題別、業種別に応じ最適な方法をご提案】
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    デザイナー家具を無断で撮影すると著作権違反になる!? マンガでわかる著作権

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編集後記

錦織選手は残念ながら負けてしまったようですね。今大会は天気に恵まれなかったようで残念(池田)

Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください:
http://web-tan.forum.impressrd.jp/editors_note

[ユーザー投稿] 北陸2県でウェブ解析士の講座を1年3か月ぶりに開催、コンサルティング体験会も

[ユーザー投稿] 【これだけはやって欲しい!】  コンテンツ7つの要素でSNSのファン獲得・活性化をさせる方法

[ユーザー投稿] 料理好き女子の30%は「レシピは動画で見たい」と回答!文字・写真のレシピはもう古い?

グーグルのWebサイト不具合報告の仕組みがスゴすぎて驚いた | 編集長ブログ―安田英久

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今日は、Webサイトのコンテンツに関して問題があったときに、訪問者にフィードバックしてもらうための仕組みについて。グーグルのサイトが、スゴく良くできてるんです。

御社では、サイトの内容に問題があった場合、どのようにフィードバックを受けるようにしているでしょうか。多くのサイトは、共通の問い合わせフォームやメールアドレスしか用意してないのではないでしょうか。

先日、グーグルのサイトで調べ物をしていて、画像のリンク切れがあったので報告しようとしたところ、そのスムーズさ、わかりやすさに驚きました。

こんな感じです。

リンク切れを発見したページをふと見ると、「フィードバックを送信」というリンクが、そのページのわかりやすい場所にありました。

「フィードバックを送信」をクリックしてみると、サービス自体へのフィードバックなのか、ドキュメントへのフィードバックなのかを選ぶ画面が出ました。

「ドキュメントのフィードバック」を選ぶと、一般的なフィードバックフォームが出ました。入力して「次へ」。

何か次のアクションを求められています。よく読んでみると……

実際の画面上で、どこに問題があったかを、クリックしたりドラッグしたりで指定できるようになっているのです。

「次へ」をクリックすると、場所を指定したのがスクリーンショットとして記録され、フォームに入力した情報に加えて、ブラウザの情報、ページのURL、ブラウザが読み込んでいたHTMLが自動的に記録されて、レポートが完成しました。

どうですか? すごいと思いませんか?

実際に試してみたい方は、Google Developersのページからどうぞ。

確かに、最近のアプリ系のフィードバックはこういった感じのものが多いですよね。それをうまくウェブにも適用している感じです。

これぐらいわかりやすいと、ユーザーも喜んでフィードバックに協力しようと思いますよね。グーグルさん、このシステム、一般向けにも提供してくれませんかね?

この記事の筆者

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレス
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

[ユーザー投稿] 【10名限定】Googleショッピング広告&Criteo 導入・成果向上サポートセミナー(無料)

Yahoo!ウォレットが2つの新決済機能「預金払い」と「Yahoo!マネー」の提供開始、25行の銀行口座に対応

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Yahoo! JAPANを運営するヤフーは、オンラインID決済サービス「Yahoo!ウォレット」の決済機能として、銀行口座から決済代金を即時に引き落とす「預金払い」と電子マネー「Yahoo!マネー」の提供を5月26日に開始した、と同日発表した。「預金払い」と「Yahoo!マネー」は、「ヤフオク!」と「Yahoo!ショッピング」で利用できる。6月中にはアクスルが運営するインターネット通販「LOHACO(ロハコ)」でも利用可能になるという。

「預金払い」は、対象の口座をYahoo!ウォレットに登録するとヤフオク!、Yahoo!ショッピングなどでの買い物において、支払いの際に銀行口座から即座に代金を引き落とす決済手段となる。現在25行の銀行口座に対応しており、年内には地方銀行を中心に13行を追加する予定となっている。現在預金払いに対応しているのは、ジャパンネット銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行ほか20行。三菱東京UFJ銀行ほか12行が年内の対応を予定している。

ヤフー
http://docs.yahoo.co.jp/info/message/

ヤフープレスルーム
http://pr.yahoo.co.jp/


ビデオリサーチ、ユーザーデータに推定プロフィールを付与し広告効果を高める「SiteGraphics」提供開始

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視聴率・インターネット利用状況調査のビデオリサーチは、ターゲティング広告配信の課題解決につながる「SiteGraphics(サイトグラフィックス)」を開発し、6月からサービスの提供を開始する、と5月30日発表した。ビデオリサーチグループが保有する調査データを活用し、インターネットユーザーに推定プロフィールを付与することで、効率的な認知獲得や知名度向上を行い、広告効果を高めていく。

SiteGraphicsは、DMPなどで管理しているインターネットユーザーに推定プロフィールを付与し、行動データのみに基づくセグメントと比較して、より多くのセグメントボリュームを確保する。ターゲットを絞らずに配信するよりも、興味関心の高いユーザーに到達できる可能性が高い。ターゲットの条件が細かい広告配信でも、十分な配信対象ユーザーを確保できるほか、クリック率などの行動指標や広告認知などの態度変容指標において、十分な効果が期待できるという。

ビデオリサーチ
http://www.videor.co.jp/

SiteGraphicsについて
http://www.videor.co.jp/press/2016/160530.pdf

大塚製薬が総合広告電通賞を初受賞、第69回「広告電通賞」結果発表

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電通は、第69回「広告電通賞」の入賞作品が決まり、総合広告電通賞を大塚製薬が初受賞した、と5月30日発表した。選考対象となった広告作品は2015年4月1日から2016年3月31日までに実施したもので、選考対象となった作品点数は1505点、最終選考に残った作品は390点だった。大塚製薬に対しては「テレビ広告」部門で広告電通賞と最優秀賞、「OOHメディア広告(旧アウトドア広告)」部門で最優秀賞を受賞するなど、広告活動全般にわたる成果を評価した。

広告電通賞は1947年12月に創設。毎年1回、年度中に実施した広告作品に関して優秀な広告企画と広告技術を示した広告主を表彰する。今回、大塚製薬以外では、「新聞広告電通賞」を石屋製薬、「雑誌広告電通賞」をキヤノンマーケティングジャパン、「ラジオ広告電通賞」を第一三共ヘルスケア、「OOHメディア広告電通賞」をパナソニック、「デジタルメディア広告電通賞」を宮崎県小林市、「アクティベーション・プランニング電通賞」を松本りんご協会、「イノベーティブ・アプローチ電通賞」を六本木商店街振興組合がそれぞれ獲得した。広く世間の注目を集め話題となった広告作品に贈る「広告電通賞特別賞」は、KDDIが受賞した。

電通
http://www.dentsu.co.jp/

第69回広告電通賞入賞一覧
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/69LIST.pdf

[ユーザー投稿] 「Criteoが始められない!?データフィードの『不一致率』の解消法」を公開しました

[ユーザー投稿] 【6月30日開催】第3回HubSpot User Group Tokyoのご案内

Web担 編集後記 2016年5月

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Web担当者Forum編集後記

毎月、最終営業日に更新する予定のWeb担編集部の編集後記です。こんなメンバーでゆるゆるWeb担を運営しています。

5月の編集後記

安田 英久
編集長 安田 英久
今月の「んまいもの」は、ちょっと趣向を変えてコンビニスイーツ。明治さんの「辻利 抹茶氷」です。

パッケージの見た目はふつうのカップアイス(氷)なんですが……

ふたをあけると、抹茶氷の上に練乳とあずきがしっかりと。

これが、甘すぎず、でも小豆のうまみと甘みがあり、でもやっぱり練乳の甘さと抹茶の苦さがあいまって、絶品なんです。

ところが! どうやらこれはファミリーマート限定の商品のようで(※要出展)、品切れ状態のようなのです(※要出展)。どこのファミマを探しても見つからないですし、ほかのコンビニやスーパーでも見たことがありません。

クチコミサイトなどの情報を見るに、2015年からあった商品のようなのですが……。

みなさん、見つけたら即買いですよ!

池田 真也
デスク 池田 真也

5月の連休中は遠出せずに近場の築地へ。海鮮がうまいと、調子にのって寿司屋をハシゴするという暴挙に。

ちなみに連休明け早々、インフルエンザにかかるというオチが待っていました。「なんと、インフルエンザでした(ニッコリ)」と、この時期には珍しい患者に医者も驚き。

逆算すると、築地の観光客の荒波にもまれたのが原因だったのかなと。

西倫英
西倫英

5月の週末、幕張メッセで行われた「竜王迷宮からの脱出」というイベントに行ってきました。ゲーム「ドラゴンクエスト」を題材にしたリアル脱出ゲームです。

初のリアル脱出ゲーム参加でしたが、5時間と2万歩をかけて満身創痍ながらも無事にクリアー。すみずみまで作りこまれいて満喫しました。最後の謎を解いたときには感動で鳥肌が。

現地でパーティを組んでもらった若いカップルは、リアル脱出ゲーム好きでいろいろなイベントに参加している猛者だそうで、大変頼もしかったです。話によると「会社帰りにちょっと脱出」みたいな人も多いんだとか。解けたときの爽快感を思い出すと、ハマるのもわかる気がします。

内藤 貴志
内藤 貴志

少し前から、1日1回、食事を作るようになりました。だいたいは、レシピ本を見ながらその通りに作っていますが、量だけは適当に案配していて、毎回記録しています。料理にもよりますが、ちょうどよいと感じるのは、できあがりの重さが300~400g。400gを超えると満腹すぎる感じです。ちなみに、CoCo壱番屋では、普通のカレーがライス300g(ルー220g、合計520g)のところ、いつもライス200g(ルー176g、合計376g)にしてもらってちょうどいいので、だいたい記録と実感が一致しています。最近は、メニューにカロリーを書いてくれているお店が増えましたが、重さも書き添えてくれると食べ過ぎ防止に役立ちそうです。

冨岡 晶
冨岡 晶

引っ越してから、やっと4ヶ月経過。まだまだ見知らぬ路地があるので、スマホアプリ「マッピング!」の入ったスマホを片手に、下町ぶらぶらを続けています。

いまの居住地は、かなり変わった歴史があるのか、やたら行き止まりの道や分断された道があるのが特徴。その歴史を想像したり検索したりするのが、ちょっとした楽しみになってます。

そんななかには、妙に雰囲気のある素敵小道が、多数存在。自宅のごくごくすぐそばにも、まるで昭和のドラマのような、ジブリ映画のワンシーンのような、ちょっとイイ感じの風景がありました。

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