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アイ・エム・ジェイ、「スマートフォンサイト最適化コンサルティングサービス」を開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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Webインテグレーション事業のアイ・エム・ジェイ(IMJ)は、「スマートフォンサイト最適化コンサルティングサービス」の提供を開始した、と11月29日発表した。スマートフォンの急速な普及により、Webサイトへのスマートフォンからのアクセス比率が拡大していることから、スマートフォンユーザーならではのニーズやサイトにおける課題を抽出し、サイト最適化の支援を行うサービスを開始した。

スマートフォンサイト最適化コンサルティングサービスは、IMJのコンサルタントが定性的にユーザビリティをチェックする「ヒューリスティック評価」と、定量的にデータを分析する「アクセス解析」で現状分析を行い、最適なサイトに向けた改善方針を策定する。このほか、企業ユーザーに対するアンケートや、被験者が実際に操作するユーザーテストなどを行うことも可能。

アイ・エム・ジェイ
http://www.imjp.co.jp/

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オリジナル記事:アイ・エム・ジェイ、「スマートフォンサイト最適化コンサルティングサービス」を開始 [ニュース] | Web担当者Forum
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[コラム] リマーケティングは「普通の人」にどう見える? [新版 SEM:リスティング広告 新・100の法則] | Web担当者Forum

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新版 SEM:リスティング広告 Googleアドワーズ&Yahoo!リスティング広告 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。
新版 SEM:リスティング広告 Googleアドワーズ&Yahoo!リスティング広告 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。
この記事は、書籍 『新版 SEM:リスティング広告 Googleアドワーズ&Yahoo!リスティング広告 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。』 の第7章「リターゲティング広告で見込み顧客を取り込む法則」を、Web担の読者向けに特別に公開しているものです(本書について)。

リマーケティングが登場して以来、Webマーケティング業界の人から「リマーケティングに追いかけられて……」という苦笑まじりの話を聞くことが珍しくなくなった。仕事に必要でWebサイトにアクセスしただけなのに、繰り返しそのWebサイトへの再訪問を促す広告が表示されてしまうというわけだ。

Googleもこの問題を認識しており、ユーザーが不要な広告を非表示にできたり、パーソナライズされた広告を表示しないよう拒否できたりする仕組みも提供している。ただ、リマーケティングは拒否されずに機能しているからこそ、高い広告効果がある。ここで1つ、あるお客さまから聞いたストーリーを紹介したい。お客さまを仮にAさんとしておこう。

Aさんは、あるとき友達から自分が担当するWebサイトへの敬意のこもったメッセージを受け取ったという。「Aが担当しているWebサイト、メジャーになってきているよね。最近よく名前を見かけるようになったよ」。そう言われてAさんは初めて、Webサイトがオープンしたときに友達にURLを教えたこと、そしてそのWebサイトにリマーケティングタグが設置されていたことを思い出したのだそうだ。

つまり、Aさんの友達はリマーケティングの広告で繰り返しサイトの名前を見ていたのである。このケースでは、リマーケティングは認知度を高めるための従来型の広告とほぼ同じ役割を果たしている。Aさんの友達は、Webマーケティングとはかかわりがない「普通の人」だという。リマーケティングは、ゴールへの誘導だけでなく、このように機能することもあると心に留めておくと、何か活用法が見つかるかもしれない。

新版 SEM:リスティング広告 Googleアドワーズ&Yahoo!リスティング広告 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。
  • 新版 SEM:リスティング広告 Googleアドワーズ&Yahoo!リスティング広告 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。
  • 寳 洋平、岡本 典子、齊藤 康祐 著
  • ISBNコード
    978-4844332695
  • インプレスジャパン
    書籍詳細情報
インプレスダイレクトで購入

この記事は、書籍 『新版 SEM:リスティング広告 Googleアドワーズ&Yahoo!リスティング広告 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。』 の内容の一部を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。

顧客の行動を理解して最大の利益をつかむ。
GoogleとYahoo! JAPANを攻略する最新ノウハウ。

2008年に発行したロングセラーが4年半ぶりにリニューアル。

成長が著しいディスプレイネットワーク広告、リマーケティング、スマートフォン向け広告など、最新のトピックも広く網羅。 もちろん、キーワードの選び方や広告テキストの作り方、LPO、予算の管理など、リスティング広告の基本もしっかり解説しています。

一冊を通して読めば、現場の担当者に必要な、実践的な「考え方」と「知識」を身につけられます。

リスティング広告に携わる担当者はもちろん、オンライン広告の新しいトピックをカバーしたい方にもおすすめです。

寳 洋平

アユダンテ株式会社、SEMコンサルタント。Web/紙媒体コンテンツの企画・編集・ライターからSEMの世界へ。2006年より株式会社クロスリスティング入社、ソリューショングループマネージャーとして、大手通販サイトを中心に継続的なリスティング広告の運用支援を手がける。2010年より現職。Googleアナリティクスを活用し、リスティング広告の設計・運用、およびコンサルティングを行っている。Google AdWords認定(検索広告/ディスプレイ広告/レポートと解析)、Yahoo!リスティング広告認定プロフェッショナル、Google アナリティクスIQ保持。なお、「検索エンジンとソーシャルメディア」を研究テーマに据え、ソーシャルメディアの活用支援も行う。

岡本典子

購買支援サイトを運営する株式会社ベンチャーリパブリックで、約60万件の旅行商品を扱う検索・比較ポータルサイト「Travel.jp」(トラベル・ジェーピー)のSEM運用を2005年より担当。キーワード選定から広告作成、入札管理、分析までを一貫して行う。著書に『SEM:検索連動型キーワード広告 Googleアドワーズ&Overtureスポンサードサーチ対応 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。』(共著、インプレスジャパン)がある。

齊藤康祐

株式会社ベンチャーリパブリック

マーケティンググループ。前職ではトランスコスモス株式会社にて大手金融、不動産会社を中心にリスティング運用コンサルティングに従事。現職ではショッピング検索サイト「coneco.net」(コネコネット)のマーケティング業務全般を担当。著書に『SEM:検索連動型キーワード広告 Googleアドワーズ&Overtureスポンサードサーチ対応 Web担当者が身につけておくべき新・100 の法則。』(共著、インプレスジャパン)がある。

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オリジナル記事:[コラム] リマーケティングは「普通の人」にどう見える? [新版 SEM:リスティング広告 新・100の法則] | Web担当者Forum
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これは外道! 詐欺的な悪徳SEO業者の3つの事例 など10+4記事(海外&国内SEO情報) [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum

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タイトル画像:国内&海外SEO情報ウォッチ

「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、
国内と海外の検索マーケティング関連情報を
さらっとまとめて毎週金曜日にお届けします。

今週のピックアップ

これは外道! 詐欺的な悪徳SEO業者の3つの事例
★★★★☆自分の身は自分で守るべし(ビジネスジャーナル)

「ブラック企業アナリスト」でもある新田 龍氏の記事。各事例はキャッチフレーズとイニシャル表記になっているが……。

悪質なSEO業者の実態を3例、わかりやすく説明しながら問題を指摘した記事。読んでいるだけで血圧が上がってしまいそうなSEOがらみの事例として、

  • 効果が見られなかったため解約を申し出たら逆に違約金を請求された
  • 裁判にまで発展したが結局敗訴した
  • 契約上のサービスを提供してもらえなかった

といったものが、それぞれ経緯やポイントを押さえながら書かれている。

少し前にも悪徳SEO業者による詐欺まがい事件をピックアップしたばかりだ。SEO企業やSEOコンサルタントがすべてこんなふうではなく、問題を起こしているのは一部であることは間違いない。しかし、こういう事例を聞くとやはり悲しくなるし、憤りを感じる。

SEOに限らずどんな業界にも悪質な業者は必ず存在する。被害にあわないようにする最善の方法は自衛だろう。正しいSEOの知識を持ち合わせていれば事例のようなトラブルには巻き込まれなかったかもしれないし、巻き込まれたとしても損失を最小限に抑えることができたに違いない。

日本語で読めるSEO/SEM情報

ビッグキーワードで上位表示しているnanapiのSEOの秘密
★★★★★根底にあるのは役立つコンテンツと正しいSEO(nanapi社長日記)

nanapiは、そのコンテンツの有益性もさることながらSEOで大きな成功を収めていることでも注目を浴びている。そのnanapiがどのようなSEOを施策してきたかを、nanapiの代表である「けんすう」こと古川健介氏が個人ブログで語っている。

今回、紹介してくれたSEOは以下の4項目だ。

  1. 徹底的な構造化
  2. 表示場面に応じたタイトルの最適化
  3. 各テーマの説明文の作成
  4. 1ページあたりの記事表示件数の増量

まずユーザーの役に立つ有益なコンテンツがあり、そのうえで正しいSEOを実行していけば確かな成果を収めることができるという、すばらしい見本だと言えよう。

コンテンツをまともに作ることもせず人工リンクのようにガイドラインに違反したリスクの高い手法に頼る必要などないのだ。非常に参考になるので絶対に読んでほしい。

またnanapiのSEOをコンサルティングした辻正浩氏のツイートも併せて紹介しておく。

グーグル推奨のスマホ向け構成はレスポンシブ、ではタブレット向けは?
★★★★☆基本はデスクトップと同等に扱う(グーグル ウェブマスター向け公式ブログ)

タブレット端末向けサイトの最適化についてグーグルが公式ブログで説明した。といっても、スマートフォン向けサイトにはレスポンシブ・ウェブデザインを推奨していたのと違い、タブレット向けサイト構成としてグーグルが推奨するものは特別にはないそうだ。

そのうえで、主に次の2つをアドバイスしている。

  • タブレット向けに最適化されたコンテンツを提供している場合を除き、スマートフォン版のサイトではなくPC版のサイトを表示させる。

  • ユーザー エージェントに「Mobile」が含まれていない Android端末はすべてタブレット(あるいはその他の大きな画面を持つ) 端末なのでPC 版サイトで対応する。

詳細は公式アナウンスを参照していただきたい。

検索エンジンの仕組みをあなたは理解していますか?
★★★★☆SEOする前に検索エンジンの動きを知っておこう(SEOとその周辺 )

検索エンジンの基本的な仕組みを解説している

検索エンジンの裏側は、どのような仕組みで動いているのか? クロールから始まり、インデックス、検索結果表示までの検索エンジンの一連の処理を解説した記事。実際にはもっと複雑なフローが介在するとしても、基本としてこれだけ知っておくと、SEOを考えるにあたっても物事が整理されてわかりやすいだろう。というよりも、これくらいは知っておかなければならない。

検索エンジンのベースとなる動きを理解しておくことで、トラブルが起こったときでも自分の力だけで解決できることが増えてくるだろうし、反対に理解不足から生じる設定ミスは確実に減るだろう。それにどうでもいいようなくだらない質問に捕らわれることも少なくなるはずだ。

グーグル検索の新UIが日本にも導入
★★★☆☆Google+で公式アナウンスあり(Google Japan on Google+)

米グーグル(google.com)が検索結果ページのデザインを変更したことを前回お伝えした。すべての言語・地域にも導入予定とのことであったがさっそく日本のグーグル(google.co.jp)にも採用された。

グーグル検索の新しいUI
カテゴリや検索ツールが検索結果の上部に移動し、検索結果の左側が空いているデザインのUI

この記事を書いている時点では公式ブログでのアナウンスはまだ出ていないが、グーグルジャパンの公式Google+アカウントが発表している。

おそらくほぼすべてのユーザーにもう行き渡っているはずだ。新しい検索ユーザーインターフェイスの使い心地はいかがであろうか?

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

SEOの今後のあり方と日本語ドメインに関する記事を今週はピックアップ。

次のページへ
海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
  • コピーコンテンツでオリジナルページを検索結果から消し去る実験……成功!!
  • モバイルサイトにおけるナビゲーションメニューのベストプラクティス
  • 削除したページをトップページにリダイレクトしてはいけない
  • サイト全体をSSL化してもグーグルにとって問題なし
  • グーグル マット・カッツのプレゼン資料が手に入る
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
  • 調査結果: Google検索キーワードの39%は「Not Provided」 で表示されず
  • Googleショッピング、ホリデーシーズンを前に大幅に機能追加

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

コピーコンテンツでオリジナルページを検索結果から消し去る実験……成功!!
★★★☆☆しかし最後はグーグルの勝利(DEJAN SEO)

コピーコンテンツでオリジナルコンテンツを検索結果から消し去ることができると言われたら、あなたは驚くだろうか? 実際に、実験に成功した人がいる。しかも1回だけではなく複数回だ。

オーストラリアのSEOコンサルタントであるダン・ペトロヴィック氏が行った実験だが、そのプロセスを簡単にまとめると、次のようになる。

  1. SEOmozのランド・フィッシュキンらの協力を得て彼らのコンテンツをソースコードごと丸々コピーした。
  2. そのコピーコンテンツを別のドメイン名のサイトで公開した。
  3. コピーコンテンツのページに、PageRankの高いページからリンクを張ったり+1したりした。
  4. 検索結果からオリジナルのページが消えコピーのページが表示された。

「乗っ取った」といっても、元サイトに侵入して書き換えたというわけではないし、アルゴリズムのバグを突いたわけでもない。

同じコンテンツのページがいくつも存在する場合に、どのページを代表ページとして選ぶかを決める際にグーグルが利用するPageRank(ツールバーのPageRankではなくランキング要因として内部で使っているPageRank)をはじめとした評価を上げて、コピーページのほうをグーグルが信頼して高く評価するようにしただけだ。アルゴリズムに従った、ある意味正常な結果と思われる。

オーソリティのあるサイトであれば、コピーでもオリジナルに勝てることがあるということなるだろう。


ここで終わるとSEOに携わる人間にとっては面倒な話なのだが、今のグーグルは賢かった。

実験でオリジナルコンテンツの乗っ取りに成功した2~3週間後、コピーしたサイトにウェブマスターツール経由で警告メッセージが届いたのだ。警告の内容は、自動生成やコピーなどにより実質的にオリジナルまたは価値のあるコンテンツを提供しておらず品質ガイドラインに違反していることを通達するものだった。

品質ガイドライン違反を通知する警告メッセージ
ウェブマスターツールに届いた、コピーコンテンツに対する品質ガイドライン違反を通知する警告メッセージ

そしてコピーコンテンツを載せたページは、すべて検索結果から消滅した。

多少時間はかかったものの、最終的にグーグルはオリジナルとコピーを正しく識別してオリジナルを優先させることに成功した。さらにコピーには手動の対応を与えたのだ。

もっともこの実験結果を見たグーグルがアルゴリズム的に自動対応できず手動で対応した可能性も否定できないのだが……。

日本でもこういったテストをしてみようという猛者はいないだろうか?

モバイルサイトにおけるナビゲーションメニューのベストプラクティス
★★★★☆まずはお手本として参考に(Webdesigner Depot)

モバイルサイトはまだ歴史が浅いため、ユーザビリティに優れたデザインやインターフェイスの情報が少ない。こちらの記事では、モバイルサイト(スマホサイト)のナビゲーションのベストプラクティスを紹介している。長い記事なので、特に重要なポイントを抜き出して紹介する。

  • サイトを訪問するユーザーの主な目的に応じて、ページの上部と下部にメニューを設置する。ユーザーがコンテンツを探して下までスクロールしそうなら、下部にもメニューを設置しておけば、検索エンジンや競合サイトに向かわせてしまうのではなく、サイト内の別ページへ誘導できる。

  • ほかのコンテンツを表示するスペースを画面内に確保できるように、メニューを部分的に隠しておく。ユーザーがタップしたらすべてのメニューが出るようにする。こうしておけば、役に立つコンテンツを消し去ることなくメニューを中心に置ける。

  • メニューリンクを画面の上部に配置する。そして下部にはナビゲーションボタンを設置しておく。

  • スーパーモデルは背が高くてスリムなほうがすばらしいが、モバイルサイトのナビゲーションは高さが低く横幅は広いほうが美しい。幅広で高さの低いナビゲーションは、長いカテゴリ名をつけるのにも都合が良くテキストに適している。

  • ヘッダー画像の高さを低くするか、または小さくしたロゴとまとめて置き換えるかして、ナビゲーションのためのスペースを増やす。

  • 大きな画像で貴重なスペースを使いきってしまわずに、ナビゲーションボタンのフォントと色、形に注意を払ってブランド設定とデザインを統一しておく。

  • テキストは短くする。メニューボタンとカテゴリのタイトルにおいては特にだ。短くすることが極めて困難な場合もあるが、その場合は代替手段として、テキストをもっとたくさん各行に入れられるスペースがとれるスタッカブルメニュー(重ねたメニュー)にするのが望ましい。

  • 可能な限り簡素化する。トップページからはできる限り多くの要素を取り去り、もっとも多くのユーザーが欲しがる上位数個のアイテムだけを提示することに絞る。

  • モバイルユーザーは急いでいるし、他のことに気を取られやすいし、あちこち動きまわる。したがってたくさんの選択肢を与えてはいけない。

  • 横スクロールを使わない。ホバーも禁止。スライドメニューもモバイルユーザーにはフラストレーションになることがある。

  • 無駄をなくしてシンプルにする。直感的にわかるようにして、すばやく目的の情報を見つけられるようにする。

どんな構成が最適なのかは、サイトのジャンルやユーザー属性によって変わってくるだろう。しかし何も手がかりがない状態ではスタートすらしづらい。ここで紹介したベストプラクティスをお手本として利用し、検証を重ねて洗練させていくといいだろう。

削除したページをトップページにリダイレクトしてはいけない
★★★★☆検索エンジンにもユーザーにも不適切(Google Webmaster Central Help Forum)

グーグル社員のジョン・ミューラー氏が、404エラーページについて、英語版の公式ヘルプフォーラムで次のようにコメントした。

存在しなくなったページをトップページにリダイレクトする行為があるが、グーグルはそういった場合にソフト404としてみなす場合があるし、オススメしないやり方だ。

あるURLにアクセスした際にそのページが見つからないことを示すためには、通常は404のHTTPステータスコードを返すほうがいい。

カスタマイズしたエラーページをユーザーに見せることはもちろん良いことだが、その場合でもHTTPレスポンス内のステータスコードは404でなければならない。

削除したページを何でもかんでもトップページに301リダイレクトしたがるウェブ担当者がいるが、基本的にこれはやってはいけない。ソフト404として認識されることがあるからだ。

そもそも、ユーザーは何らかのコンテンツが表示されると予期してアクセスしているのだから、サイトのトップページに勝手に転送されたら戸惑ってしまうものだ。

存在しないページは404または410のステータスコードを返すか、内容が似たページがあればそのページに301リダイレクトすることが大原則だ。

サイト全体をSSL化してもグーグルにとって問題なし
★★★☆☆マット・カッツも推奨(Hacker News)

HTTPS(SSL)でアクセスするURLでも、グーグルは適切にインデックスできるようになっているので、安心して利用してかまわない。

グーグルのマット・カッツ氏が、技術系のフォーラムでこのようにコメントした。かつてはSSLを使っているページではクロールやインデックスに問題がある場合もまれにあったのだが、現在ではほぼ確実に解消されているとのことである。

マット・カッツ氏はHTTPSを積極的に推奨している。グーグルはウェブ検索やGmailをすでにSSL化しているし、ツイッターやフェイスブックもSSLになっている。HTTPSがトレンドになっているようだともカッツ氏は考えているようだ。

ユーザーのプライバシーを保護して信頼性を高めるためにも、一般の企業サイトでもSSLの全面導入を検討していい時期なのかもしれない。

ただし、最初はトラフィックの少ないサイトでテストしてうまくいくことを確認したほうがいいし、SSL化した際には301リダイレクトやrel="canonical"を使ってHTTPSに変わったことをグーグルに伝えるべきだともカッツ氏はアドバイスしている。

グーグル マット・カッツのプレゼン資料が手に入る
★★★☆☆資料公開は珍しい(Matt Cutts: Gadgets, Google, and SEO)

米グーグルのマット・カッツ氏が、先月ラスベガスで開催されたPubCon(パブコン)カンファレンスの基調講演で使用したプレゼンテーションスライドを個人ブログで公開した。

内容は2012年のグーグル検索の動向とこの場で発表があったリンクの否認ツールの紹介使い方の解説だ。それぞれこのコーナーですでにピックアップしているが、カッツ氏が使った資料を直接見ることができるめったにないチャンスだ。眺めてみよう。

SEO JapanSEO Japanの
掲載記事からピックアップ

グーグル検索のSSL化から1年経過した今の状況とホリデーシーズンに突入した米グーグルのグーグルショッピングの新機能を今週はピックアップ。

鈴木 謙一

鈴木 謙一(すずき けんいち)

フリーランスのインターネットコンサルタント。アメリカを中心としたSEO/SEMのコアな情報を日本に持ち込み、「海外SEO情報ブログ」で“海外SEO”のブランドを確立。サーチエンジンマーケティング専門ソーシャルニュースサイトSphinn(スピン)の公式日本版であるサービス「Sphinn Japan」立ち上げメンバーでもある(Sphinnの本家はMarketing Landとなり編集記事中心へと路線変更している)。

現在は、株式会社セルフデザイン・ホールディングスの取締役コンサルティングアドバイザーとして、SEOの情報収集やトレーニング、海外のSEOカンファレンス参加などを通じて正しいSEOの普及に取り組んでいる。

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私は反対です!/【漫画】Webマーケッター瞳シーズン3・第8話 [【漫画】Webマーケッター瞳 シーズン3] | Web担当者Forum

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Webマーケッター瞳シーズン3

前回までのあらすじ

不用意にも、リストラの件を部下の岡部に聞かれてしまった瞳。口止めの交換条件として岡部から提案された事柄とは…?

→ネットデイズ在籍中のエピソードはシーズン1
→桜花転職後のエピソードはシーズン2
→現行シーズンのバックナンバーはシーズン3

ここから始まります
岡部「サプリ事業部のリストラのことを黙っていて欲しいなら
娘の彼氏の会社について調べてきてくれないか」
瞳「娘さんの彼氏さんの会社?」
「何を言ってるんですか…?」
岡部「実は昨日娘が彼氏を連れて帰ってな」
「聞くところによるとどっかの社長をやっているらしい」
「社長と言っても社員2人のベンチャーだ!」
コンピューターで事業をしている会社で色々説明されたがよくわからん!」
「だから君にそいつの会社がまともなところか調べてきてほしいんだ!」
瞳「ちょ」
ここから始まります
瞳「ちょっと待ってください!どうして私が…?」
岡部「コンピュータ得意なんだろ」
瞳「で…でも…」
岡部「妻を亡くし大切に育てた一人娘なんだ…」
瞳「え?」
(奥さん亡くされてたんだ…)
岡部「あの子にはこれ以上苦労させたくない…」
「もしあの男のせいで娘が不幸になったら部内で何を口走ってしまうか…」
瞳「わかりましたっやりますからリストラの件は内密にっ!」
(サプリの売上アップを考えなきゃいけないこの忙しい時に…)
RING lab inc.
瞳「ここ…」
(ベンチャーって言っても玉石混交だからな…)
「どちら様?」
ここから始まります
「保険の営業はお断りですよ」
瞳「違いますっ!」
「違うの?」
瞳「桜花株式会社の三立瞳です!」
「桜花…あぁ菜々美のお父さんのところ…」
「本当に来たんですね」
瞳「え?」
「いや…菜々美が」
菜々美「お父さん心配性だから…」
菜々美「きっとあなたの会社のことも調べると思うの会社にも誰か行くかもしれない!」
瞳「ははは…さすが岡部さんの娘さん…」
「好きに見ていって」
瞳「好きにって…!」
ここから始まります
「ただいまはい弁当」
「お帰り
「誰あれ?保険の人?」
「気にしなくていいから」
瞳(すごい設備…)
(なにをしてる人達なの?)
瞳「!」
瞳「婚約指輪?」
「違いますようちの開発商品です」
瞳「え?指輪が?」
「この指輪にはそいつが開発したチップが埋め込まれていて…」
「どうも♪」
「指輪をはめた人の汗や脈拍、心拍数、血圧などのバイタルデータを読み込めるようになってるんです」
「データから心疾患、代謝疾患中性脂肪や血中アルコールなどの健康状態が把握できます」
ここから始まります
瞳「指輪はめるだけでそこまでわかっちゃうの!?」
「あぁ」
「人が健康を保つアルゴリズムを走らせるプログラムを書くことに僕たちは成功したんです」
「指輪からデータを飛ばして健康状態をスマホで管理できます」
「体調が急変した際にはアラートを発信する仕組みになっているから」
「遠く離れた親御さんの健康状態もチェックできる!」
瞳「すごい…そんなことが出来るんだ…」
瞳「この技術があれば…」
「あとは常に最新の医療データとの連携が担保されていれば…」
「うちにはコネが無くて…」
瞳「えっ!」
瞳「だったら是非うちで!」
瞳「テクノロジーは凄いし超ビッグデータ活用のスーパーなケースだわ!」
「は…はぁ…」
ここから始まります
瞳「という訳で
今後リング・ラボさんと業務提携を結ぶことを前提に販売展開を行っていく予定です」
赤城「よろしくどうぞ赤城です」
青山「青山です」
岡部「…」
赤城「お世話になりますお父さん」
「…」
瞳「岡部さん安心して下さい彼は優秀なエンジニアですよ」
福山「確かに凄いテクノロジーだ」
「上手く使えば顧客の健康状態に応じて最適な桜花のサプリメントが紹介できるな」
「アプリで健康状態をチェックしてサプリを紹介…」
「そこから直接購入という流れを作れば間違いなく売上につながるぞ!」
ガタ
ここから始まります
岡部「娘には最高のエンジニアよりいつも側にいてくれる人が必要なんだ」
パタン
瞳「岡部さん」
赤城「…」
福山「ところで瞳さん」
瞳「!」
福山「これって相当予算が必要じゃないのか?」
「製造費もうちが出すんだろ?」
「アプリの開発費だってあるし…」
瞳「うっ…」
福山「ただでさえサプリ事業部は赤字事業だ」
「そう簡単に予算がおりるとは思えないんだけど…」
瞳「だ…大丈夫」
「これだけの技術を他社に持っていかれるのはもったいない!」
ここから始まります
瞳「それくらいの判断役員たちも下せるはずよ…」
役員会議室
社長「指輪とスマホを使った予防医療か!」
「ええやないか」
「やってみなはれ」
役員「少し待っていただけますか!」
社長「!」
役員「桜花全体の業績を考えると
サプリ事業部に巨額な予算を投じるのはリスクが高すぎます」
役員「私は反対です!」
「私も反対です!」
「私も!」
「どうせ不採算部門です」
「辞める人間に付き合うことはありません!」

第9話は2012年12月末公開予定

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マンガでわかるWebマーケティング シーズン2

『マンガでわかるWebマーケティング シーズン2
―Webマーケッター瞳の挑戦!―』
待望の書籍化第二弾、今度は実践編!!

http://www.impressjapan.jp/books/3298

あの“瞳本”がパワーアップして帰ってきた!
マンガと解説による読みやすさは前作そのままに、
現場のWeb担に役立つ実践ノウハウ満載の一冊です。

原案、監修:村上 佳代(むらかみ かよ)

楽天株式会社モバイルコミュニケーション事業事業戦略部、マーケ・編成グループマネージャー。前職は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、TSUTAYA事業部Webマーケティングディレクター。ネットイヤーグループ株式会社にてWebマーケティングコンサルタント。
1996年より一貫して15年強Webマーケティング、デジタルコンテンツ業界に身を置く。
グロービス経営大学院MBAキャンディデイト。経営とマーケティングとITの橋渡しがコアコンピタンス。

Twitterアカウント @murakami_kayo
ブログ ~MBA大爆笑!日記~ by ムラカミ カヨ

原作:星井博文(ほしい・ひろふみ)
漫画家・漫画原作作家。ヤングジャンプにてデビュー。著作に『中京女大レスリング部物語「ちゅうじょ」』(実業之日本社)など多数。

作画:ソウ
漫画家。代表作は『マンガで分かる心療内科』(少年画報社)、『心理研究家ゆうきゆうのスーパーリアルRPG』(マガジンランド)ほか多数。

マンガ制作:トレンド・プロ
主に広告マンガ、イラスト、アニメ、キャラクターの制作を手がけるマンガ制作プロダクション。動機付け、興味の喚起、ストーリー性、分かりやすさなど、マンガの持つ強力な訴求力を活用し、企業が発信するさまざまなメッセージを織り込んだマンガ制作を得意としている。
http://www.ad-manga.com/

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“潜在層への訴求とターゲティング” “検討期間が長くて高価な商品の広告”に効果的なインタレストマッチ――代理店フルスピードが明かすノウハウ [スポンサードサーチ再入門] | Web担当者Forum

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[PR]

ニーズが検索につながる商品ならスポンサードサーチは有効だ。
では、検索されない商品はどうやって訴求するのか?
その答えの1つがインタレストマッチである。

こう語るのは、ネット広告代理店の株式会社フルスピードのメディア戦略本部 リスティング広告部副部長の刑部真氏だ。

「少額からでも始められる、費用対効果の高い広告」として定着したスポンサードサーチ®だが、そもそも検索されない商品を訴求するとなると別の手段が必要となる。このスポンサードサーチだけではカバーしきれない潜在顧客への訴求手段がインタレストマッチ®である。

インタレストマッチは、バナー広告のように「枠や露出回数を買う」わけでも、スポンサードサーチのように「検索キーワードに応じて広告を掲載する」わけでもない。広告主としては難しくて手が出しづらく、代理店としても提案が難しい広告となっている。

果たして、インタレストマッチはどのような使い方で威力を発揮するのか。インタレストマッチの活用に積極的な刑部氏に聞いてみた。

Yahoo! JAPANはじめ優良サイトなどの利用者を対象に訴求

刑部真氏
株式会社フルスピード
メディア戦略本部
リスティング広告部 副部長
刑部真氏

フルスピードはYahoo!リスティング広告正規代理店の中でも特にインタレストマッチを活用しており、投入されている予算の比率も大きい。インタレストマッチが有効な商品やサービス、施策とは何か、同社メディア戦略本部 リスティング広告部副部長の刑部真氏は次のように説明する。

スポンサードサーチは、広告主にとっても非常にわかりやすく費用対効果を説明しやすいことは確かです。しかし掲載枠の数は限られていますし、最適化を突き詰めていくと掲載のボリューム自体が小さくなってしまいます。また、いくら費用対効果が高いといっても競合が多いとクリック単価も高くなるため、別のアプローチが必要になります。

インタレストマッチは、まずYahoo! JAPANを中心とした優良サイトなどのコンテンツページに広告を掲載できることが大きいです。利用者のボリュームも潜在顧客に訴求するうえで広告主へのアピールポイントになります。スポンサードサーチは検索するインターネットユーザーだけが対象ですからね」(刑部氏)

「潜在顧客への訴求」と「ターゲティング」という2つのアプローチ

スポンサードサーチほどニーズに対して直接的ではないものの、Yahoo! JAPANをはじめとする優良サイトのコンテンツページ閲覧者に対してアプローチできる。これはインタレストマッチならではの利点だ。さらに具体的なインタレストマッチの活用ノウハウとして、フルスピードでは2つのアプローチを採っている。

フルスピードによるインタレストマッチのアプローチ
  • キーワードでの検索(スポンサードサーチ)へ誘導
  • さまざまな属性や要素に基づくターゲティング

インタレストマッチの活用には、まず潜在層への訴求があります。興味関心をきっかけに具体的な商品名を知ってもらい、安い単価で検索に誘導してキーワードでの検索につなげるというアプローチです。

もう1つはターゲティングで、これは最近の機能強化でかなり現実的な方法になったといえます。他の広告との連携ではなく、インタレストマッチ単体でも費用対効果を追求できるようになりました。コスメの商品であれば、例えば『10代後半~30代前半の女性』といったように対象を絞り込めますし、それを前提に広告テキストも工夫できます。また、年齢制限があるゲームやWebサービスにも有効です」(刑部氏)

実際、インタレストマッチが効果を出しやすい商品の傾向もある。刑部氏は「不動産、医療、家電といった比較的検討期間が長くて高価な商品との相性が良く、実績も出ている」という。

「そのうち買おう」「いつかは手に入れたい」「何となく気になっている」といった潜在ニーズの掘り起こしに効果的ということだろう。

スマートフォンではPC以上にインタレストマッチのターゲティングが有効

伊藤陽子氏
株式会社フルスピード
メディア戦略本部
リスティング広告部 部長
伊藤陽子氏

広告主として気になるのが、急速に拡大を続けるスマートフォンだ。Yahoo!リスティング広告でも重要視しており、スマートフォン向けのさまざまなターゲティング機能が強化されている。同社メディア戦略本部 リスティング広告部部長の伊藤陽子氏は、広告媒体としてスマートフォンの可能性は大きいと語る。

スマートフォンが今後伸びることは間違いないでしょう。インフラも発展し、機能面でもPCとの差はなくなりつつあります。24時間いつでもどこでも持ち歩きますから、広告との接触機会は明らかに増えます

一方で、限られた画面サイズに出せる広告は限られますから、今後は『どこに出すか』ではなく『誰に出すか』へと発想を変える必要があります。第三者配信やより精度の高いターゲティングなど、技術面からのアプローチも重要になってくると考えています」(伊藤氏)

スマートフォンでのターゲティングについて、パーソナライズという視点からもさらなる精度向上が期待できるとするのが、同社メディア戦略本部 リスティング広告部 シニアコンサルタントの野口直樹氏だ。

野口直樹氏
株式会社フルスピード
メディア戦略本部
リスティング広告部 シニアコンサルタント
野口直樹氏

手元で検索できるというスマートフォンの特性から、パーソナライズがさらに進むはずです。そうなると、興味関心に基づいて広告を出すインタレストマッチの精度はPC以上に高まるでしょうし、今以上に成果を出しやすくなると考えています。

また、インタレストマッチやスポンサードサーチの可能性として、テレビとの連携もあります。当社でもまだ検証段階ではありますが、テレビCMを展開している場合、放送時間帯に合わせてリスティング広告を打つといったことを試しています。

いずれにせよ、スマートフォンへの注目は広告主の間でも非常に高まっています。フィーチャーフォンに取り組んでいなかったのに、スマートフォンには強い興味をお持ちのお客様は多いです。フィーチャーフォンの場合はコンシューマー向けが中心でしたが、スマートフォンの場合はBtoBのお客様の関心も高く、サイト制作からリスティング広告の展開までご相談いただくことは多いです」(野口氏)

トータルソリューション力と技術力で勝負

フルスピードは2006年から正規代理店としてYahoo!リスティング広告(当時は前身となるサービス)を扱っているが、他にもSEO、アフィリエイト広告、ディスプレイ広告、ソーシャルメディアなど幅広くカバーしている。さらに、広告運用最適化のためのプラットフォームを独自開発するなど、技術開発にも力を入れている。

同社取締役副社長でメディア戦略本部本部長の泉健太氏も、トータルソリューション力と技術力に自信を見せる。

泉健太氏
株式会社フルスピード
取締役副社長
メディア戦略本部 本部長
泉健太氏

当社はもともとSEOが主力事業でしたが、実はここ数年でSEO以外の事業が増えています。現在は、主力のSEO/SEMに加えてディスプレイ広告、ソーシャルメディアマーケティングなども幅広く取り組んでいます。さらに、それらの多様なプロモーションを集約して広告運用を最適化する統合プラットフォームを自社開発して、広告の配信と成果の一元管理化も進めています。ネットマーケティングを総合的に提案できる“トータルソリューション力”が当社の強みです。

注目されているスマートフォンに関しては、これまで培ってきたSEOのノウハウが強みになります。画面サイズの制約からファーストビューが勝負といえるスマートフォンでは、検索結果で上位表示させるニーズが高まるはずです。SEOとスポンサードサーチの両面で対策を行い、ファーストビュー画面を面で抑えることが重要となるでしょう。

さらに、当社の親会社であるフリービットは、クラウドやデータセンター事業を手掛けるなど、高い技術力を持っています。われわれはその技術力を広告分野で活用することで、“技術系インターネット総合広告代理店”として躍進していくつもりです」(泉氏)

◇◇◇
「インターネットユーザーの興味関心に基づいた広告を出す」というインタレストマッチには、まだまだ発展の余地がある。スマートフォンの広がりや広告技術の高度化も、それを後押しするはずだ。フルスピードでは、将来の広告を見据えていち早く取り組み、さまざまなチャレンジを行っている。
(左から)刑部真氏、伊藤陽子氏、泉健太氏、野口直樹氏
株式会社フルスピード
株式会社フルスピード
  • 本社所在地 ● 〒150-0044 東京都渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー8階
  • 事業内容 ● インターネット広告代理店事業、アドネットワーク事業、情報メディア事業(レストラン・グルメ情報ポータルサイト、Androidアプリのポータルサイト)、クリエイティブ事業
  • URL ● http://www.fullspeed.co.jp/
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デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム、ビッグデータ領域強化でALBERTを関連会社化 [ニュース] | Web担当者Forum

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インターネット広告のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は、レコメンドエンジンや広告最適化ソリューションを提供するALBERT(アルベルト)を11月30日、DACの関連会社化した、と同日発表した。2011年9月よりDACはALBERTに資本参加し、Webサイトの解析やレコメンド広告などで協業してきた。今回の関連会社化により、ビッグデータを中心とした最先端のマーケティングソリューション分野において、協業を強化していく。

ネットマーケティングが取り扱うべきデータ量は急増しており、今後、モバイルデバイスの進化、デジタル化の進展により、データ量はさらに増大する。DACは、データ解析やデータに基づくレコメンドなど、大量データの取扱いに関する知見やノウハウを有するALBERTとの連携強化により、適切なマーケティングソリューションを共同で提供していくという。

DAC
http://www.dac.co.jp/

ALBERT
http://www.albert2005.co.jp/

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コニカミノルタビズコム、グローバル企業Webマスター向けカンファレンス、名古屋で12/11、東京で12/14 [ニュース] | Web担当者Forum

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コニカミノルタグループでITシステムソリューション・サービス提供のコニカミノルタビズコムは、Webサイトにおけるグローバル戦略に関するカンファレンス「コニカミノルタWebサイトカンファレンスfor Global Company」を12月11日に名古屋市中村区で、12月14日に東京都千代田区で開催する。カンファレンスではヤマハ発動機のグローバル戦略策定の現場を同社プロジェクトリーダーが紹介。このほかグローバル企業における海外グループ会社を対象としたWebガバナンス・マネジメントの進め方やCMSについても紹介していく。名古屋のカンファレンスは午後1時~同4時25分、東京は午後1時半~同5時半に開催。定員は名古屋50人、東京100人、参加無料。サイトから申し込む。概要は次の通り。

日時:【名古屋】2012年12月11日(火)午後1時~同4時25分【東京】2012年12月14日(金)午後1時半~同5時半
場所:【名古屋】愛知県産業労働センター ウインクあいち12階(愛知県名古屋市中村区名駅4-4-38)【東京】JPタワー14階セミナールーム(東京都千代田区丸の内2-7-2)
内容:【名古屋】「グローバルサイト戦略策定の現場と今後の展望」「グローバル企業における海外グループ会社を対象としたWebガバナンス・マネジメントの進め方」「エンタープライズ企業を支えるコンテンツ管理基盤の現場大公開!~選ばれ続けるエンタープライズCMS(TeamSite)~」ショートセッション「全て、ひとつ・1枚・1部から~オンデマンド プリント ソリューション」【東京】「グローバルサイト戦略策定の現場と今後の展望」「グローバル企業における海外グループ会社を対象としたWebガバナンス・マネジメントの進め方」「エンタープライズ企業を支えるコンテンツ管理基盤の現場大公開!~選ばれ続けるエンタープライズCMS(TeamSite)~」ショートセッション「グローバルWebサイトの品質管理、きちんと出来ていますか?~MARS QUALITYを活用した、低コストWebサイト品質管理ソリューションの紹介~」ショートセッション「必要なときに必要な分だけ印刷!!企業内プリントセンター運営のヒント~キンコーズ・ジャパン・プリントソリューションの紹介~」
詳細・申し込みサイト:
http://www.konicaminolta.jp/business/about/bcj/event/2012/december/12121...

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インプレスR&D、「位置情報ビジネス調査報告書2013」で位置情報ビジネス事例と今後の展望を分析 [ニュース] | Web担当者Forum

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インプレスグループで法人向け情報コミュニケーション技術関連メディア事業を手がけるインプレスR&Dのシンクタンク、インターネットメディア総合研究所は、位置情報ビジネスを多角的に分析した「位置情報ビジネス調査報告書2013」を11月30日から販売する、と11月29日発表した。同書はスマートフォンの急速な普及とともに登場した位置情報を活用したサービスの急増と、この状況を受けて登場した位置情報ビジネスについて、ビジネスモデルや市場動向、各プレイヤーの最新動向、O2O(オンラインtoオフライン)ビジネス、地域活動、社会貢献活動、今後の展望を網羅した調査報告書となっている。

位置情報ビジネス調査報告書2013の価格はCD(PDF)版が7万1400円、CD(PDF)+冊子版が8万1900円。構成は次の通り。「第1章 位置情報ビジネスの概要」「第2章 位置情報ビジネスの動向」「第3章 O2Oとローカルサービス」「第4章 位置情報と地域活動」「第5章 位置情報を支える技術」「第6章 位置情報ビジネスのマネタイズ手段」「第7章 社会的課題と位置情報」「第8章 位置情報ビジネスの将来」。

インプレスR&D
http://www.impressrd.jp/

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Googleのお手軽サイト高速化ツール「mod_pagespeed」がスゴイ/人気記事ランキング2012-11-24~11-30 [Web担アクセス数上位ランキング] | Web担当者Forum

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※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

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楽天 最大規模のスーパーセール 50時間で400億円目指す [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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日本ネット経済新聞ダイジェスト

楽天は12月2日から4日にかけて、50時間の「楽天スーパーセール」を開催する。広告宣伝を過去最大規模で行うほか、半額商品の出品を出店者に呼びかけ、セール期間内に400億円の流通額を目指す。

今年6月に開催したスーパーセールでは、アクセスが急増したことによりシステムの不具合が発生。これを踏まえ、今回はシステム体制を万全に準備し、1時間に2万2000件の受注が入っても問題が起こらないシステムを構築した。

広告宣伝は、テレビCMの出稿量を前回の1.3倍に増加。渋谷のスクランブル交差点の大型ビジョンや新宿アルタ前のスクリーンでも宣伝を行う。新聞広告ではテレビ欄の広告枠を購入。放送時間に合わせてタイムセール商品を掲載することで広告効果を高める考えだ。

販売する商品の強化も図る。楽天が主体となって販売する目玉商品を前回の26品目から54品目に拡大。また、出店者に用意してもらう半額セール商品は240万品目から500万品目以上に拡大していく予定だ。

メールマガジンやポイントキャンペーンなども企画に反映させてセールを盛り上げていく。

・楽天スーパーSALE
http://event.rakuten.co.jp/campaign/supersale/

※記事内容は日本ネット経済新聞の紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

→日本ネット経済新聞についてもっと詳しく知りたい

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多言語サイトSEOのベストプラクティス ―― ドメイン名・ディレクトリ構造・インフラ編 [SEOmoz - 検索マーケティングのニュース&テクニック] | Web担当者Forum

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[海外情報]
SEOmoz
検索マーケティングのニュース&テクニック

この記事の内容はすべて筆者自身の見解であり(ありそうもないことだが、筆者が催眠状態にある場合を除く)、SEOmozの見解を反映しているとは限らない。

僕はイタリア人であり、ウェブマーケターだ。この2つの事実のおかげで、僕は国際的SEOという考え方にすぐ気付くことができた。なぜかというと、実のところ、イタリアはよく知られているけど、イタリア語を話す人や理解できる人が世界中に大勢いるわけではないからだ。

売り上げの多くを国外市場に依存している多くのイタリア系企業の特質を考えてみれば、僕や欧州にいる他の多くのSEO業者にとって、なぜSEOと国際的SEOが本質的に同義なのかを理解できるだろう。

この地図は、なぜ僕が国際的SEO担当者であるべきかを説明している。
この地図は、なぜ僕が国際的SEO担当者であるべきかを説明している。
画像の提供元:http://www.hu.mtu.edu

この地図を見れば、多国向けのサイトや多言語を使ったサイトに関連した問題を検索エンジンがどのように扱うかという点について、なぜ僕が関心を持つのかわかってもらえるだろう。これはまた、企業はどのように国外市場に参入し、攻め、そして勝利していけるのか、という僕の興味に影響も与えている。

僕は過去1年の間に、SEO業界のあちこちで多くの人がこの2点に関心を寄せていくさまを見てきた。

今では多くの中小企業が、グローバル化された市場に関わりたいという願望を持っている。こうした企業の意欲は明らかに、事業のリーチ(到達範囲)を広げたことが原因だが、それはまた、現在の経済危機から生じた結果でもある。もし国内市場だけでこれまで以上に取引量を増やす確信が持てないなら、新しい市場への参入を目指すのはごく自然な成り行きだ。

僕はSEOmozアソシエートとしてQ&Aの仕事に関わるうちに、国際的SEOへの興味が高まってきたことに気づいた。コミュニティのメンバーも公開の場で、あるいは内密に質問してはくるが、その数は限られている。

それよりも、国際的SEOの本質やそれがどのように機能するのかについて人々が依然として抱える混乱からくる多くの質問を目にしている。

僕は今回の記事の中で、自分が数か月前に行ったある調査結果を参照しながら、上述した2つの主要な疑問点について答えを出していこう。その調査では、(決定的なものとは呼べないけれども)専門家たちによる国際的SEOの一般的な実務の実態が示されている。

国際的SEOに最良のソリューションとは

国際的SEOに最適なソリューションは何ですか?

調査結果からはっきり言えることは、人々はサブディレクトリやサブドメインよりも、国別コード・トップレベルドメイン(ccTLD)の使用を好む傾向があるということだ(それにしても、「その他」は何を指しているんだろう)。

そういう選択をする大きな理由は、ccTLDの方がジオターゲティングで大きな強みを発揮するからだ。ただし、ccTLDを使ったサイトは、リンクビルディングを通じてゼロからオーソリティを築く必要があるので、その強みも輝きを失ってしまう。

とすると、より多くの企業がサブディレクトリを使うという選択肢を選ぶべきだということなのだろうか? SEO的な観点からすると、これは最適な選択かもしれない。すでに定評のあるドメイン名のドメインオーソリティをあてにできるし、獲得したすべてのリンクは、それがどのような言語を使ったものであれ、別の言語を使ったページにも恩恵をもたらすからだ。

また、(メキシコといった)特定の国ではなく(スペイン語のような)言語圏全体を市場として狙っている場合も、サブディレクトリを使うのが最良の選択となるだろう。

しかし、サブディレクトリを選択することには、いくつか難点もある。次のようなものだ。

  • サブディレクトリはGoogle Webmaster Toolでジオターゲティングできるものの、ccTLDに比べるとその効果は低い。

  • ユーザーがccTLDの方を(無意識のうちに)信頼しており、検索結果ページでサブフォルダの中にあるページよりもccTLDを使ったページをクリックしがちな国もある。

  • サイト内のどこか1か所でもパンダアップデートによって危険信号がともっていると、ドメイン名全体にペナルティが科されてしまう。複数の言語/国をターゲットにしていながら構成や維持管理がお粗末なサイトは、このリスクが飛躍的に増大するおそれがある。

僕は複数の選択肢がある場合、それぞれの長所と短所を考える。そして最終決断をする際には、必ずしもSEO的なニーズとは言えないものが強い影響力を持っている。

たとえば、Amazonが国外市場に事業を広げる際、そのベースとしてccTLDを使うことに決めたのは、極めて理にかなっている。SEO的なメリットは別にしても、巨大なオンラインストアの全バージョンを1つのサイト上に置いたら、大変な問題を抱えることになっただろう。

一方で、Appleはメインサイトに販売機能を持たせず、オンラインストア自体はサブドメイン下に置かれている(たとえば、store.apple.com/esのように)ことから、サブディレクトリというオプションを選択したことになる。Appleはサイトのフォーマットを統一しており、この決定は明確なマーケティングコンセプトを反映している。つまり、メインのサイトは、顧客に見せて、顧客を驚かせ、顧客の心をとらえるためのものであって、売ることは二の次なんだ。

サブディレクトリかccTLDかのどちらかを選ぶ場合、同じようにすることを勧める。これら2つの選択肢から選ばなければならない状況なら、SEOにとらわれず、クライアントや自社のビジネスニーズを理解すべきだ。ただし、そうする上で、君は避けるべきより大きな問題が存在することを発見するだろう。

ローカルIPアドレスの問題とローカルホスティングに関する思い込み

ローカルIPアドレスはどの程度重要ですか?

これはQ&Aで昔からある問題だ。グーグルはこの問題について、Google Webmaster Centralのブログに投稿した少し古いが今でも通用する記事の中で、直接答えてくれている。

(サーバーのIPアドレスを通じて取得できる)サーバーの位置は、ユーザーのいる場所に近いことが多い。

ただし、分散型コンテンツ配信ネットワーク(CDN)を使っているサイトや、ウェブサーバーのインフラがしっかりした国でホスティングされているサイトもあるため、われわれはサーバーの位置(どの国にサーバーが置かれているか)だけに頼らないようにしている。

とはいえ、もしCDNを使用しているのなら、サーバーがどこにあるかを確認し、その内の1つまたはそれ以上が自分の対象とする国、あるいはその近隣の国にあるかどうかを検証すべきだろう。この検証を行う理由は、直接SEOと関わっているからではなく、ページ表示速度の問題に関係している。ページ表示速度は、むしろユーザビリティの問題といえるが、サイトのSEOにも影響を及ぼすものだ。

ローカルホスティングプロバイダを使用していますか? それともローカルIPアドレスを購入し、プロキシのキャッシング経由で運営していますか?

最後に、自社サーバーからプロキシ経由でローカルIPを使えるからといって、ローカルIPアドレスとローカルホスティングを混同してはいけない。ホスティングソリューションについて大きな問題を抱えている国もあり、そのため、多くの企業が外国にあるサーバーでクライアントのサイトをホスティングしているからだ。

つまり、国内のホスティングサービスを利用しているからといって、国内のIPアドレスを利用していることになるとは限らない。

留意点

ccTLDサイトにはローカルIPアドレスが必須だなどと思い込んではいけない。今ではもう、それは些細な要素にすぎないのだから。

サブフォルダ・オプションを選択する場合、技術的な面から、フォルダごとにsitemaps.xmlファイルを作成することが重要だ。これも常識的なことだが、言っておく価値はあるだろう。

この記事は、3回に分けてお届けする。次回(12月10日公開予定)は、多言語でサイトを制作した場合、どの言語や国をターゲットとしているのかを検索エンジンに伝えるシグナルについて考える。

この記事は、Daily SEOmoz Blogに掲載された以下の記事を日本語訳したものです。
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原文:「International SEO: Dropping the Information Dust」by gfiorelli1(2012/09/27)
記事セレクション:渡辺隆広株式会社アイレップ) 翻訳:株式会社ガリレオ
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新規顧客をより多く獲得するためのアクセス解析とは? 集客対策編(全3回 その1) [誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニック] | Web担当者Forum

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誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニック
丸山先生
医者:丸山先生(35歳・男)
当クリニックの代表。
来栖あきら
研修医:来栖あきら(25歳・男)
イケメンの研修医。
綾瀬ゆい
研修医:綾瀬ゆい(25歳・女)
優しい天然ボケの研修医。

ここ「アクセス解析5分クリニック」には、Webサイトについてさまざまな悩みを抱えた患者が、毎日のようにやってくる。研修医の来栖と綾瀬はデコボココンビだが、院長の丸山先生がとにかく名医。たった5分ですべての悩みを解決する!というのだ……。(登場人物紹介を詳しく見る

今回のお悩み
新規顧客をより多く獲得するためのアクセス解析とは?(集客対策)

見込顧客を、よりたくさん集める

前回の「中小企業でアクセス数が少ないのですが、アクセス解析に意味があるのでしょうか?」では、新規顧客獲得には“見込顧客”が大切なことを習いました。この部分をもうちょっと詳しく教えてほしいと思っています。

【新規顧客獲得のための“3つの王道”】(前回の連載より)
  1. 見込顧客を、よりたくさん集める
  2. 見込顧客に信頼してもらえるよう、より多くのコンテンツなどを揃える
  3. 見込顧客が気に入るサービスを、より正しくアピールする

「アクセス解析でココを見ればいいよ!」っていうヒントが欲しいですよね。

よし。じゃあ今日は「新規顧客をより多く獲得するためのアクセス解析」について話そう。とはいえ、1回で語り尽くせる内容ではないから、今日は前編として、まず「1.見込顧客を、よりたくさん集める」にフォーカスして、話をするよ。

集客対策の2つの悩み

さて、まず2人は、「集客対策」と言われて、どのレポートを見るだろうか?

トラフィックレポートで、コンバージョンがあった参照元(集客ルート)は見ています。でも、それを見ても「Google/organic」からコンバージョンしているくらいで、よくわからないです。

僕はコンバージョンしたキーワードも見ています。ただ、「Googleアナリティクス 使い方」など、僕が想定するキーワードしか並ばないから、それ以上どうしたら良いか……。

経験則だけど、集客対策には主に2つの悩みがあると思う。1つは「答えを知りたい」という悩み。これは簡単で、あきら君が指摘した「キーワードレポート」を見れば、伸ばしたいキーワードが見つかるね。そのキーワードでSEOを行えばいいんだよ。

でも僕は、すでにそのキーワードでSEOは行っています。手詰まりです。

あきら君の悩みは、もう1つの悩みである「突破したい」だね。これは「停滞を突破するヒントが欲しい」という意味だ。ところが、それには“顧客創造”、マーケティングとイノベーションが必要で、ここからが今回の本題になってくるんだ。

アクセス解析からイノベーションのヒントを得る

現代経営の父と言われたP・F・ドラッガーの言葉に次のようなものがある。

事業の目的は顧客創造である。企業の基本的な機能は2つ、
マーケティングとイノベーションである

あきら君のやりたい「停滞の突破」というのは、実はまさにこの、“顧客創造”のことなんだ。ただ、“顧客創造”に確実な答えはない。

なんだか難しいですが、要は「答えはないから自分で考えろ」ってことでしょうか。

かといって、やみくもに思いつきで行動するのは辛いから、データを活用してヒントを見つけていきたいよね。だから、そのためにGoogleアナリティクスを使うんだ。

なんだかワクワクしてきました。どうやってヒントを得たらいいのですか?

まず「1.見込顧客をよりたくさん集める」を根本から考えてみよう。これは、次の2つのステップに分けることができる。

ステップ1:どんな人が見込顧客候補か考える

まず、どんな人が見込顧客候補を考えてみよう。

例)見込顧客候補とは?
  • サイトを3ページ以上読んでくれた人
  • 会社概要ページを見てくれた人
  • お店の地図を見てくれた人
  • 商品概要ページを数分間読んでくれた人
  • お問い合わせフォームを見た人
  • などなど

ステップ2:その見込顧客候補がたくさん集まりそうな
集客方法を見つける

ステップ1で考えた人達をGoogleアナリティクスのアドバンスセグメントで絞って確認してみる。そうすると、その人達の集客ルートや地域などがわかる。そこから効率の良い集客方法を見つける。

アドバンスセグメントはメニューの左上
例)
  • 集客効率の良いポータルサイト(トラフィック→参照元→すべてのトラフィック)
  • 地域(ユーザー→ユーザーの分布→地域 ※Japanをクリック)
  • PPC広告のキーワード(トラフィック→検索→有料検索 ※キーワードタブに切り替え)
  • 効率の良い誰かのブログやTwitter(トラフィック→参照元→すべてのトラフィック)
  • などなど

見込顧客が集まりそうな媒体がわかった!

アドバイスに従って「会社概要ページを読んだ人」を調べてみたら、「社長ブログ」からの集客効率が良かったことがわかりました。

ということは、「社長ブログ」に力を入れるべきね!……あれ、でもちょっと待って。「社長ブログ」って、ひょっとして「社長」の友達が読者なんじゃない?

そうすると、会社に遊びに行くために、会社概要ページの地図を見ているだけかもしれない。

いや、この社長ブログは「ニッチ分野の技術情報ブログ」なんです。だから一般ユーザーだと思います。

じゃあ、「問い合わせフォームを見た人」全体で、「社長ブログを見た人」が多いかどうか見れば確実かな。

いいね。そうやって、データを次々に絞り込んでいくと「社長ブログ」が有効かどうかの核心が掴みやすくなるよ。

核心を掴むためのコツは、なにかありますか?

もし1人で抱え込んで悩んでいるなら、チームで話し合うと良いよ。今の2人みたいにね。きっと今回のテーマである「見込顧客を集める方法」を見つけられるはずだ。

まとめ

今回は、集客対策としてアクセス解析から答えではなくヒントを得る方法を示した。シンプルにまとめると、次の2点になる

  1. 「どんな人が見込顧客候補か」を考える
  2. その見込顧客候補がたくさん集まりそうな集客方法を見つける

どんな人が見込顧客候補か、いくつかアイデアは出したけど、これは各会社、各サイトごとに違うはずだ。ぜひ一度考えてみてほしい。見込顧客候補を思いつけば、あとはアドバンスセグメントで絞り込んでレポートを確認するだけだから、簡単だね。

次回は、「2.見込顧客に信頼してもらえるよう、より多くのコンテンツなどを揃える」について話すよ。どれだけ集客ができても、コンテンツがダメならば、成約してくれないからね。アクセス解析からコンテンツの作りのヒントを得る方法だ。ぜひ楽しみにしてほしい。

今日の処方箋

お悩み新規顧客をより多く獲得するためのアクセス解析とは?(集客対策)

アドバイス集客対策でアクセス解析を使う場合、以下の手順で進めてみましょう。

  1. 「どんな人が見込顧客候補か」を考える
  2. その見込顧客候補がたくさん集まりそうな集客方法を見つける
  1. 12 【2分】 「どんな人が見込顧客候補か」を考える

    今のサイトで、どんな人が見込顧客候補か考えてみましょう。たとえば、ECサイトならば商品検索をした人、BtoBサイトならば見積もり依頼ページを読んだ人などです。思いつかない人は、どのページを読んでくれた人が、「あなたのサイトで申し込みを迷った人」なのか考えてみてください。

  2. 345 【3分】 その見込顧客候補がたくさん集まりそうな集客方法を見つける

    上記で考えたページを読んだ人だけのデータを確認します。アドバンスセグメントで絞ってみます。

    アドバンスセグメントはメニューの左上

    たとえば、会社概要ページを読んだ人に絞り込む場合は、新しいカスタムセグメントを作って、以下のように設定します。

    条件の設定例。セグメントとして保存することもできる。複数のURLへの訪問者をまとめるカスタムセグメントを作りたい場合は、[「OR」ステートメントの追加]をクリックして条件を追加していく。
    条件一致
    ディメンションページ
    含む
    company.html

    ※あなたのサイトの会社概要ページのファイル名(URL)を入れる

    これらのアドバンスセグメントを適用した状態でトラフィック系のレポートを見てみて、何か気づくことはありませんか?

※キャラクターイラスト(来栖、綾瀬):「コミPo!」にて制作

丸山耕二(ホームページ診断クリニック.com)
「ホームページ診断クリニック.com」代表。大手SIERのシステムエンジニア、SEOコンサルティング会社を経て独立。現在はアクセス解析を中心とした成約率アップコンサルティング業務を手がける。2009年よりGoogle Analytics英語版の認定資格(GAIQ)を取得。難しいアクセス解析を楽しく伝えるをモットーに“Web業界の池上彰”を目指し活動中。

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オリジナル記事:新規顧客をより多く獲得するためのアクセス解析とは? 集客対策編(全3回 その1) [誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニック] | Web担当者Forum
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「何かちょっと違う…」。ECサイト構築で理想と現実のギャップが生じる理由とは? [ネットショップ担当者フォーラム特集] | Web担当者Forum

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5年10年と使い続けられるか、
それがECサイトのシステム選びのポイント

ネットショップ担当者フォーラム2012

小売りの現場とECを融合する
O2O最新事例を紹介
「ネットショップ担当者フォーラム2012」開催【参加費無料】

12月6~7日の東京有明TFTホールにおいて、ネットショップ運営成功の「本質」的手法を知るショップ担当者のためのイベント「ネットショップ担当者フォーラム2012」が開催される。

特別講演A2-1セッションには、株式会社コマース21のセールス&マーケティング部マネージャー・伊藤 健氏が登壇。ECサイトを構築・運用のお悩みとその改善事例を、【現場の担当者の声】を中心にご紹介する。

講演EC新時代を生き抜く鍵は 現場担当者が語る「悩み改善ポイント」と「運用ノウハウ」
(12月7日 10:50~11:30)

株式会社コマース21の講演内容とイベントの事前参加登録はこちら
ネットショップ担当者フォーラム2012
  • 日時:2012年12月6日(木)・7日(金)
    2日間、10:00~18:30
  • 会場:TFTホール(東京有明)
  • 参加費:無料
  • 主催:Web担当者Forum
    (株式会社インプレスビジネスメディア)

ECサイトを新しく構築したが、何かちょっとしっくり来ない

こんな経験をしたことがあるECサイト運営者は少なくないだろう。構築したシステムに理想と現実のギャップが生まれる原因はどこにあるのか。ECサイト構築大手・コマース21でセールス&マーケティング部マネージャーを務め、通販会社でECサイト運営に携わった経験もある伊藤健氏に、率直なお話を伺った。

――そもそもECサイトはどのような理由で、リニューアルをするのでしょうか。

伊藤氏 システムはよく家に例えられます。家は、年齢や家族構成の変化、時間が経つにつれて老朽化し、徐々に住み心地が悪く感じられるようになるのではないでしょうか。たとえば「リビングを広くしたい」とか、「キッチンをきれいにしたい」などと思うようになります。

システムも同じです。市場や環境が変われば、「スマートフォンに対応したい」「プロモーションを強化したい」「少ない人数(コスト)で運用できるようにしたい」といった要望が挙がってきます。しかしECサイトに限らず、機能追加要望に対する影響範囲はもちろん、本当に自分が望むものは何かをしっかり把握して対応しなければ、実装した時に思わぬところに不具合が出てシステムがうまく動かなかったり、機能だけは追加できても本来の目的が達成できなかったりというケースがあります。

「この機能を追加しなければ、売上アップや運用コスト削減が見込めない。しかしシステムの仕様でその拡張ができない、できるとしても追加投資ばかりがかさんでしまう」という場合には、システムの全面的な入れ替えが検討されることになります。つまり、売上や規模など、ECビジネスのステージをひとつ上にあげようと思うと、これまでのシステムでは限界が生じてしまうのです。

――たとえば最近では、ECサイト運営者から、どのような機能の追加を求められるケースが多いのでしょうか。

伊藤氏

伊藤氏 業種や業態によって異なりますが、最近ではやはりスマートフォンやO2O、ソーシャルメディアに対応するための機能の要望が目立ちます。

ちなみに数年前は中国市場への参入が多くの企業で検討されましたし、もう少し前はSEOなどが機能追加のキーワードになっていました。ネットの世界は入れ替わりが激しく、対応するにはフロント側だけでなくバックオフィス側の仕組みも変更しなければいけないケースもあります。このため2~3年に1回、長くても5年に1回のサイクルでリニューアルを検討しているお客さまが多いと思います。

――商売がうまく行っているECサイトは、そうした時代の流れに対応するため、リニューアルも頻繁に行っているのでしょうか。

伊藤氏 必ずしもそうではありません。リニューアルを行うには大きなコストがかかります。そのコストを回収するだけの成果を得る必要があるからです。また通常の業務と、リニューアルに関する業務を並行して行うのは、非常に負荷がかかる状態ですから、あまり頻繁にリニューアルを行うと、組織が疲弊してしまいます。

ですからリニューアルを行うときは、市場やトレンド、ビジネスのステージが変わっても、それに対応できるだけの機能の追加が容易にでき、この先5年10年と使い続けられるシステムかどうかが、大きなポイントになります。弊社のシステムはこうした拡張性に強みを持っており、たとえばベネッセコーポレーションさんや、ディノスさんは、10年以上、弊社のシステムを使い続けておられます。

成功しているECサイトは、ベンダーと夫婦のような関係を築いている

伊藤氏

――システムをリニューアルするときに、ECサイト運営者がつまずきがちなのは、どのような点でしょうか。

伊藤氏 システムのリニューアルで最もつまずきがちなポイントは、コミュニケーションのギャップです。ECサイトを提供する側が、お客さまの欲しい機能だけに注目して、本来のニーズに気づかず進めてしまうケース。あるいは、お客さまの要望が予算とかけ離れてしまうことや、目に見える機能だけは満たしていても、実は目に見えない使いやすさなどが疎かになっていているケースなど。リニューアルの現場では、このようなコミュニケーションのギャップが起こりがちです。

システム提供側とお客さま側のコミュニケーションのギャップが大きいと、そのギャップがシステムにもそのまま反映されてしまいます。そしてシステムが出来上がったときに、「何かちょっと違う…」「こうなっているはずだったのに、できていない…」となってしまうのです。

ですから私たちの場合は、お客さまとのコミュニケーションを密に取ることを、一番大切に考えています。コミュニケーションがうまく取れれば、機能追加の裏にある本当のニーズやビジネスの方向性も理解したうえでお話しできます。その結果、本当に必要な良いシステムができあがり、お客さまのエンドユーザーにも喜ばれる。そのようなWin-Winの関係を築けると思います。

実際にECサイトの売上を大きく伸ばしているようなお客さまに共通する点として、システムの提供側をパートナーと捉え、仲の良い夫婦のような関係を築いていることがあると思います。

ネットショップ担当者フォーラムの私のセッションでは、私たちシステム提供側とうまくコミュニケーションを取ることによって粘り強く改善を続け、さまざまな課題を打破し、成功につなげたお客さまの事例を、運用担当者の生の声や具体的な数字もご紹介しながら、お話しいたします。ぜひご来場ください。

ネットショップ担当者フォーラム2012

小売りの現場とECを融合するO2O最新事例を紹介
「ネットショップ担当者フォーラム2012」開催【参加費無料】

12月6~7日の東京有明TFTホールにおいて、ネットショップ運営成功の「本質」的手法を知るショップ担当者のためのイベント「ネットショップ担当者フォーラム2012」が開催される。

特別講演A2-1セッションには、株式会社コマース21のセールス&マーケティング部マネージャー・伊藤 健氏が登壇。ECサイトを構築・運用のお悩みとその改善事例を、【現場の担当者の声】を中心にご紹介する。

株式会社コマース21の講演内容とイベントの事前参加登録はこちら
  • 主催:Web担当者Forum(株式会社インプレスビジネスメディア)
  • 日時:2012年12月6日(木)・7日(金)/2日間、10:00~18:30
  • 会場:TFTホール(東京有明) 【会場アクセス】
  • 参加費:無料
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お手軽サイト高速化ツールGoogle mod_pagespeed解説が900はてブと大人気 - 11/24~11/30のWeb担の記事まとめ [先週のWeb担まとめ記事] | Web担当者Forum

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先週のWeb担まとめ記事

Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 21本とニュース記事 14本です。

忙しい人のためのこの記事の使い方:
  • 上のほうから内容をざっとチェックする
    重要なものほど上の方に置いてあります。
  • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
    要チェックのものは色を付けてあります。

今週の担当は、安田です。

【いよいよ今週】ネットショップ担当者フォーラム
EC担当者のためのセミナー&展示会イベント「ネットショップ担当者フォーラム」が、いよいよ今週の木・金に開催です! うっかりまだ事前登録していない方、いますぐ登録を!
http://web-tan.forum.impressrd.jp/events/ec

[今回の要チェック記事]↓セミナー・お知らせ | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
900はてブのお手軽サイト高速化ツールGoogle mod_pagespeed解説

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • 編集部ブログの「インストールするだけ! お手軽サイト高速化ツールGoogle mod_pagespeedはスゴかった」が、900はてブ、500TW/いいねと、人気を集めました。

    グーグルの提供しているサイト高速化ツール「mod_pagespeed」が思いのほかお手軽でスゴかったという情報。どれぐらいスゴいかというと、「サーバーにインストールするだけで、あとは設定ファイルをちょちょっといじれば、かなり高速化できちゃう」というぐらいスゴいのです。しかも、どんなサイトでも、どんなCMSを使っていても「インストールするだけ」。

    とりあえずテストサイトで試してみてはいかが?

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/11/27/14218(今回の記事を読む)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/2838(バックナンバーを見る)

  • 漫画「Webマーケッター瞳 シーズン3」の第8話「私は反対です!」が公開され、いつもどおり安定の人気でした。

    不用意にも、リストラの件を部下の岡部に聞かれてしまった瞳。口止めの交換条件として岡部から提案された事柄とは…? さらに状況が変わる瞳のチームに注目。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/11/30/13960(今回の記事を読む)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/6269(バックナンバーを見る)

  • 「“潜在層への訴求とターゲティング” “検討期間が長くて高価な商品の広告”に効果的なインタレストマッチ――代理店フルスピードが明かすノウハウ」は、「スポンサードサーチ再入門」の記事。

    検索連動型広告だけではカバーしきれない“潜在顧客”に訴求する手段として注目されるインタレストマッチ。うまく使えば高い費用対効果を得られるとあって、さまざまな活用が進んでいる。そうした「市場を広げる」などの施策で成果を上げているネット広告代理店の株式会社フルスピードに、その活用ノウハウを聞いた。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/ylisting/2012/11/30/13701(今回の記事を読む)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/1834(バックナンバーを見る)

  • ネットショップ担当者フォーラム開催直前企画

  • 「わずか1カ月でスマホサイトを構築可能。ECサイトが自動変換サービスを利用するメリットとは?」は、今週開催の「ネットショップ担当者フォーラム」の特集記事。

    PCサイトやフィーチャーフォンサイトを基に、スマートフォンサイトを自動生成する自動変換サービス。スマホサイトの構築手法やECサイトのスマホ対応のノウハウについて、MTIの小畑陽一氏に聞いた。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/11/28/14029(今回の記事を読む)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/6980(バックナンバーを見る)

  • 「O2Oはネットからリアルへの集客だけではない。ECサイトと実店舗の相乗効果で売上を高める2つのポイント」も、今週開催の「ネットショップ担当者フォーラム」の特集記事。

    スマートフォンやソーシャルメディアの普及により注目を集めているO2Oソリューション。ECサイトと実店舗の相乗効果を高め、売上アップにつなげるには何が要点となるのか。ECサイト構築大手のecbeing、林雅也社長に解説していただいた。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/11/29/13959(今回の記事を読む)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/6980(バックナンバーを見る)

Web担の姉妹サイトもお役に立てるはずです。
データセンター(iDC)に携わる方には
データセンター完全ガイド
レンタルサーバーに興味のある方には
クラウド&サーバーホスティング完全ガイド
企業内情報システムのお仕事をされている方には
IT Leaders
ソフトウェア開発者の方には
Think IT

[セミナー・お知らせ]↑要チェック記事 | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
12月のセミナー情報(大阪、名古屋)+人間中心設計専門家認定

※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

EC・O2O・セールス&マーケ革新(12/10~11、大阪)

「EC運用とO2Oサービス」や「セールス&マーケティング革新」などのトピックを中心とした企業競争力強化のためのイベント「事業力革新FORUM 2012」が、12月10日(月)~11日(火)に大阪・梅田のHERBIS HALLで開催されます。

主催は日本能率協会。16のセミナーと17社出展の展示会場で、大阪の企業さんの事業力革新を助けます。参加無料(事前登録なしの当日来場は3000円)

http://www.jma.or.jp/kaku-shin/

WEBライダー式SEOセミナー(12/16)

コンテンツ型SEOを解説する超実践型「WEBライダー式SEOセミナー2013」が12月に開催されます。株式会社WEBライダーが2年振りに開催する自社SEOセミナー。すでに大阪会場と東京の1日目は満席でキャンセル待ちですが、12月16日(日)に八重洲で開催される回は残席あり。参加費3万1500円。

http://www.web-rider.jp/seo-seminar-2013/

次世代ソーシャルメディア(12/12)

「次世代ソーシャルメディアの可能性」と題し、国内数百社のソーシャルメディア戦略に携わってきたコンサルタント3人が「顧客の声を発見するための課題解決に向けた分析手法」から「ソーシャルメディア市場の今後のトレンド」まで語るセミナーを、データセクションが12月12日(水)に渋谷で開催します。参加無料。

http://insightintelligence.jp/archives/1518

ネットショップ成功の新方程式(12/14)

500社を超えるECサイト構築に携わってきたアラタナがネットショップ構築・運営の視点と考え方を伝えるセミナー「ネットショップ成功の新方程式!」を、ペイジェントとアラタナが12月14日(金)に渋谷ヒカリエで開催します。参加無料。

http://www.paygent.co.jp/seminar_event/2012_netshop_success/

グローバルサイト運営(12/11名古屋、12/14東京)

グローバル企業のWebマスター向けセミナー「コニカミノルタ Webサイト カンファレンス for Global Company」が12月11日(火)に名古屋で、12月14日(金)に東京は丸の内で、それぞれ開催されます。ヤマハ発動機でグローバル戦略策定してプロジェクトリーダーがその現場を解説。主催はコニカミノルタビズコム・コニカミノルタビジネスソリューションズで、オートノミーが協賛。参加無料

http://www.konicaminolta.jp/business/about/bcj/event/2012/december/121214.html

リードナーチャリング実践(12/13)

リード獲得とリード・ナーチャリングの実践ポイントを解説するBtoB企業向けセミナーをジゾンとITコミュニケーションズが12月13日(木)に神田小川町で開催します。参加無料。

http://www.xyxon.co.jp/cms/event/20121213.html

人間中心設計(HCD)専門家 資格認定

HCD-Net(人間中心設計機構)は、人間中心設計(人にやさしい製品・システム・サービスづくり)の専門家を認定する資格認定の第4期を開催します。また、募集開始に先立って受験者向けの説明会を12月14日(金)に文京区で開催します(参加無料)

http://www.hcdnet.org/certified/(資格認定制度)
http://www.hcdnet.org/certified/news_certified/4.php(説明会)

先週の人気記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↓解説記事 | ↓ニュース記事

Web担で先週公開された記事のうち、「今回の要チェック」に次いでアクセスが多かった記事です。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • 海外&国内SEO情報ウォッチ
    これは外道! 詐欺的な悪徳SEO業者の3つの事例 など10+4記事(海外&国内SEO情報)
  • SEOmoz - 検索マーケティングのニュース&テクニック
    競合ドメイン分析(後編):レポートに含めるべき3つの分析と提言
  • 企業ホームページ運営の心得
    リニューアル最大の敵の正体と断舎離
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/11/28/14217
    by 宮脇睦(有限会社アズモード)
  • 新版 SEM:リスティング広告 新・100の法則
    [コラム] リマーケティングは「普通の人」にどう見える?
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/11/30/13746
    by 寳洋平+岡本典子+齊藤康祐

先週の解説記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↑人気記事 | ↓ニュース記事

Web担の解説記事には、ウェブサイトをビジネス活用したい人向けの情報がたっぷり詰まっています。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • 日本ネット経済新聞ダイジェスト
    売れるネット広告社 監修の「カゴ落ち防止フォーム一体型LP」をたまごカート plus+が提供開始
  • 日本ネット経済新聞ダイジェスト
    大手3モール、12年7-9月の流通総額 楽天のみ2桁成長 特需の反動や残暑も乗り越え
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社オムニバス
    ニッチターゲットへのオーディエンスターゲティング
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社カルテットコミュニケーションズ
    《Google Analytics》 数値に惑わされないアクセス解析【ページビュー数編】
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社トゥーンライン代表 秋山 慎治
    数十万ユーザーのアカウントを運用するFacebookの実行支援事業から見る、Web担当者の仕事
  • ユーザー投稿記事 by ginzametrics
    【大阪開催】インハウスSEO&制作会社向けのSEOトレンド&実例セミナー12/13開催 Ginzamarkets
  • ユーザー投稿記事 by 栗原康太(株式会社ガイアックス)
    12/6(木) 見込み顧客ばかりを獲得するWEBサイトの作り方+顧客の「心」を可視化し転換率upするWEB解析ツール「クリックテール」活用セミナー
  • ユーザー投稿記事 by ttt.asada
    【 SEOセミナー 】激動のSEO(SEOは終わった?外部SEOはNG?) 今「実際に」、「本当に」やるべきことは何か? 現状・実情をしっかり把握し成果を上げるSEOセミナー【東京開催】
  • ユーザー投稿記事 by ウィージェントセミナー事務局
    【参加者特典アリ】2012年12月WACAウェブ解析士認定講座無料説明会(札幌)
  • Web担アクセス数上位ランキング
    業界初を実践し続ける、ローソンクルーあきこちゃん/人気記事ランキング2012-11-17~11-23
  • 先週のWeb担まとめ記事
    ローソン全社の資産となった、あきこちゃん物語 - 11/17~11/23のWeb担の記事まとめ

先週のニュース記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↑人気記事 | ↑解説記事

大手のニュース媒体では紹介されない、ホームページの企画・構築・運営や、ウェブマーケティング関連のニッチなニュース記事ならWeb担で。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

編集後記

気がつくともう12月。年賀状の準備と来年のカレンダーとおせちと準備しなきゃ。あ、年末年始のサイトのセキュリティ対策もしなきゃですね。(安田)

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オリジナル記事:お手軽サイト高速化ツールGoogle mod_pagespeed解説が900はてブと大人気 - 11/24~11/30のWeb担の記事まとめ [先週のWeb担まとめ記事] | Web担当者Forum
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NTTコム、企業向けにオープンソースのPaaS採用の「BizホスティングCloud(n)PaaS」開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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NTTコミュニケーションズは、企業顧客を対象に、オープンソースのPaaS(Platform as a Service)を採用したホスティングサービス「BizホスティングCloud(n)PaaS」を12月3日始めた、と同日発表した。アプリケーションが稼動するためのネットワーク、OS、ミドルウェアなどの基盤(プラットフォーム)一式を提供。ネットワーク、OS、データベースなどのミドルウェアを用意することなく、アプリケーションを開発・運用する環境が必要に応じて利用できる。

設定の自動化やログ管理機能があり、手間をかけることなく、アプリケーション開発・運用環境が柔軟に利用可能で、環境構築の初期投資が不要になる。運用を始めた後に性能を高めることもでき、スモールスタートで始めることでコストを削減する。個人向けを含むオンライン申し込みでの本格提供開始は、2013年3月末を予定。その際には、開発言語や対応するデータベースの拡充などの機能追加を行う。企業向けの利用料金は、個別問い合わせとなる。

NTTコミュニケーションズ
http://www.ntt.com/

Cloud(n)
http://www.ntt.com/cloudn/

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SCSKとKSK、ECサイトをスマートフォン対応にさせる通販パッケージソリューションを提供 [ニュース] | Web担当者Forum

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ITインフラ構築・ITマネジメントなどITサービスのSCSKと、モバイル機器向けアプリ開発・運用支援のKSKは、SCSKのECパッケージ「PrimeContact(プライムコンタクト)」と、KSKのモバイルサイト開発ソリューション「x-Servlet(クロスサーブレット)」「x-fit(クロスフィット)」を連携させ、ECサイトをスマートフォン対応にさせる通販パッケージソリューションの提供を12月3日始めた、と同日発表した。迅速なスマートフォン対応を支援する。

PrimeContactは、販売管理、ECサイト、受注応対の3つのサービスで構成し、相互にリアルタイムで連携して業務効率を高める。x-Servlet、x-fitは、Webサイトのスマートフォンや通常型の携帯電話への対応を実現する。連携によって、タッチパネルを考慮した操作性の高いWebコンテンツの提供や、スマートフォンの新機種へのコンテンツの自動対応といった機能強化が可能になり、スマートフォンからのアクセスでのECサイトの売上拡大を図る。

SCSK
http://www.scsk.jp/

KSK
http://www.flexfirm.jp/

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ニールセン、ソーシャルメディアに関する中国、インド、英国、米国での調査結果を公表 [ニュース] | Web担当者Forum

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メディア視聴行動分析サービスを提供するニールセンは、ソーシャルメディアに関するグローバルオンライン調査で、中国、インド、英国、米国の4ヵ国の結果を12月3日発表した。どこの国も友人やビジネス関係での交流に時間を割いていた。中でも中国は、最もソーシャルメディアの利用頻度が高く、活動範囲もさまざまにわたっていた。次いでインドが高く、両国と比較して英国、米国は活動頻度が低めだった。

調査は、2月10~27日に世界56ヵ国2万8000人以上の15歳以上を対象に実施。今回はそのうち、4ヵ国についてまとめた。アクセス手段は各国ともパソコンが9割前後で最多だが、携帯電話やタブレット端末からも多く、特に中国ではタブレットからのアクセスも40%に達していた。ソーシャルメディアで話す内容は、中国は電化製品など物が多く、英国、米国はレストラン、エンターテインメントなど無形の事柄が目立った。

ソーシャルメディアを参考にして製品やサービスを購入する可能能に関しては、4ヵ国のいずれも、頻繁に話題にしている内容について購入に影響を受ける割合が高く、中国は衣類・ファッション、電子製品の比率が高い。テレビを見ながらのソーシャルメディア利用率は、米国とインドが半数を超え、中国は5割をやや切る水準。最も少ない英国でも3人に1人以上となり、いわゆる「ながら利用」が一般的になっていた。

ニールセン
http://www.netratings.co.jp/

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そのまま会議に出せる!Facebookネタ:タイムラインの新レイアウト、リーチ数減少の真相など [そのまま会議に出せる!Facebookネタ] | Web担当者Forum

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忙しいWeb担当者のためのそのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルをそのまま使用・配布OK!

Facebookの仕様がまた変わっている!」「いつの間にこんな機能が?」……Facebookは次々に新しい機能を発表しているため、忙しいWeb担当者が情報をキャッチアップしていくのは非常に大変。本コラムでは、そんなWeb担当者をフォローすべく、最新のFacebookネタを厳選して紹介していく(月1回連載)。

本連載の特徴  本連載では、記事内容のポイント部分をまとめたPowerPointファイルを、毎回、別途用意しています。このファイルは、(利用上の注意に従った範囲内であれば)転載・コピー・共有・配布などが可能です。会議の資料として配付するもよし、社内の勉強会に使うもよし、最新ネタを捕捉するニュースペーパーとしてプリントを部内で配るもよし、ぜひご自由にお使いください。
※「利用上の注意」は、PowerPointファイルの最終ページに記載されています。

今回の内容

そのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルはここからダウンロード可能
skdfbn003.ppt
全11ページ/2.9MB
  1. Facebook、タイムラインの新たなレイアウトをテスト導入中!
  2. Page Post Adのモバイルでの表示形式が変更!
  3. App Centerに検索機能を追加、アプリ検索連動型広告への第一歩か?
  4. Facebookページにグローバル化対応ページが登場
  5. 原因はエッジランクだった……Facebookでのリーチ数減少の真相があきらかに!!
  6. 知って得する!Facebook小ネタ集
そのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルはここからダウンロード可能
これらの画像をクリックしても、ファイルダウンロードは可能です。

ネタ1Facebook、タイムラインの新たなレイアウトをテスト導入中!

Facebookは米国時間10月31日に、タイムラインの新たなレイアウトのテストを開始しました(現時点では一部ユーザーのタイムラインのみ)。

Facebook、タイムラインの新たなレイアウトをテスト導入中

新レイアウトによる変更点

  • 投稿コンテンツの掲載幅が広がります。
  • 投稿コンテンツはすべて左側に1列で表示されます(アクティビティや友達の表示はこれまで通り右側になります)。

ブランド・企業のFacebookページへの影響

現在は、一部のユーザー向けに新ページレイアウトでテスト中とのことです。ただ、テストの結果次第では、個人のタイムラインで反映、その後企業ページにも反映されることも考えられます。

※参照元サイト: CNET JAPAN Inside Facebook

ネタ2Page Post Adのモバイルでの表示形式が変更!

日本時間11月9日より、スマートフォンにおけるFacebook広告「Page Post Ad」の表示形式が変更されました。

Facebook広告「Page Post Ad」とは?

利用目的投稿に対するエンゲージメント向上/新規ファンの獲得
特長広告上で投稿に対するアクション(いいね!、コメント、シェア)ができるとともに新規ファンの獲得にも活用できる。
表示対象過去の投稿
掲載個所PC→右側の枠&ニュースフィード モバイル→ニュースフィード
PC版の右側に表示されるPage Post Ad
PC版の右側に表示されるPage Post Ad

今回の変更点

今回の変更対象は、スマートフォン上での見え方のみとなります。変更前と変更後の広告のキャプチャを参照してください。

今回の変更点

※PC画面における表示方法の変更は、今のところありません。

変更による影響

  • いいね!、コメント、シェアをたくさん集めることができ、投稿のエンゲージメントが上がりやすくなります。
  • ファンになる動線がわかりにくくなったため、ファンの獲得率が低下し、ファン獲得単価が2~3倍程度に上昇している例もあります。

ファンの獲得単価高騰への考えられる対応

  1. まずは、新しいPage Post Adにおけるファン獲得単価の推移を確認します。
  2. その結果を受けて、スポンサー記事等、他の広告種類への予算配分変更などを検討します。

ネタ3App Centerに検索機能追加,アプリ検索連動型広告への第一歩か?

Facebookは米国時間11月1日、キーワード検索機能をApp Centerに追加しました。

検索機能の追加による影響

これまでは、カテゴリを選択してアプリを探していましたが、検索機能の追加により、手軽に目的のアプリを探せるようになりました。

検索機能の追加による影響

導入される検索連動型広告サービス

Facebookが近い将来App Centerにて、検索連動型広告サービスの提供を開始することもあり得るかもしれません。その場合、広告主は広告を表示させたいキーワードを選定、オークション方式で入札し、最高額を入札した広告を優先的に表示する、というリアルタイム入札方式を採用すると考えられます。

検索連動型広告を使ってできること

たとえば、カメラ編集アプリを提供している広告主は、ユーザーが“カメラ”と検索したときに、無数のカメラ編集アプリのなかから、最上位に自社アプリを表示させ、ユーザーにインストールを促せます。

※参照元サイト: ITmedia

ネタ14Facebookページにグローバル化対応ページが登場

Facebookは米国時間10月17日に、言語の違うファンを持つブランドや企業向けに、Facebookページのグローバル化対応を発表しました。

Facebookがグローバル化対応ページを用意した経緯

  • Facebookの抱えていた課題

    これまでのFacebookページは、制作された言語で表示されており、海外のファンが見てもページの内容がわからない状態でした(日本語で制作された場合、日本語でのみ表示されるため)。

  • その解決策

    グローバルページを用意して海外のユーザーが来ても母国語に翻訳して表示できるようにしました。

    ※何カ国語まで翻訳できるかは、未確認

グローバルページと各国ページの関連性

グローバルページと各国ページの関連性

グローバルページにより統合される項目

  • ファン数
  • URL
  • ページインサイト

どんなときに使うのか?

  • 世界中に顧客がいるものの、日本語のFacebookページしか運営しておらず、今後海外向けのFacebookページを検討している場合。
  • 各国にFacebookページが存在しており、ファン数を統合して多く見せたい場合。

グローバルページを作成することによるメリットとデメリット

  • メリット

    ファン数が多いページと見せられる(表向きはファンが多い=人気のあるページと思わせられる)。

    各国のFacebookページの制作や運用にかかる作業を削減できる。

  • デメリット

    グローバルページ単体のインサイトが確認できない。

    ※グローバルページのインサイトでは、各国のFacebookページの数値をすべて含んで確認できるようになる。

申請方法

広告ソリューション: お問い合わせページ」より問い合わせが可能。

※参照元サイト: TechCrunch

グローバルページを活用した事例

グローバルページを活用した事例

ネタ5原因はエッジランクだった……リーチ数減少の真相があきらかに!!

9月後半から国内外で多発していたFacebookページのリーチ数落ち込みについて、海外SNSニュースサイトにて、その原因となる“エッジランク計測アルゴリズム”の変更に関する解説がありましたので、ご紹介します。

突然のリーチ数減少

9月20日より世界的に減少していたFacebookページのリーチ数に関して、米国最大手マーケティングコンサルタントOglivyは、「Facebookが9月20日にエッジランクのアルゴリズムを変更した」と報告しました。

突然のリーチ数減少

原因はエッジランク計測アルゴリズムの変更

今回のアルゴリズム変更で、投稿コンテンツのエンゲージメントがさらに重要視されるようになったとのことです。そのため、エンゲージメントの低いページのリーチ数が下がる一方で、エンゲージメントの高いページのリーチ数は伸びる傾向にあるそうです。

そもそもエッジランクとは?

ニュースフィード上に流れてくるコンテンツを選定するFacebook独自のアルゴリズムです。親密度(Affinity Score)、重み(Weight)、時間(Time)の3要素から構成されています。エッジランク計測の結果ユーザーにとって重要でないと判断された投稿は、ニュースフィードには流れない仕組みになっています。

より重要視されるユーザーとのエンゲージメント

リーチを下げないために、これまで以上に投稿のエンゲージメントを企業のFacebookページは意識する必要があります。これまで投稿してきたネタを振り返り、エンゲージメントの高かった投稿の傾向を分析し、その要素を今後の投稿に取り入れていくことが、リーチを高めるための1つの対応策になると思います。

※本調査データ
さまざまな規模のファン数を持つ3,000のFacebookページを対象に、米国時間9月20日の前後1週間のリーチを計測。

※参照元サイト: Inside Facebook  Simply Zesty  メンバーズコラム

ネタ6知って得する!Facebook小ネタ集

Facebookモバイルで「シェアボタン」機能を追加

PCのシェア機能と同様、ユーザーはモバイル上のシェアボタンを押すことで、友達やFacebookページの投稿をシェアできるようになりました。シェア機能はすでにFacebookモバイルアプリ、モバイルブラウザともに導入済みです。

※参照元サイト: Tech Crunch

Facebookモバイルで「シェアボタン」機能を追加

Facebookページのフィード

ユーザーがいいね!を押したページのみを表示できる新機能「Facebookページのフィード」がニュースフィード左側に導入されました。

Facebookページのフィード

クリック後のページでは、いいね!を押したページからの最新投稿がページに表示され、友達の情報は表示されなくなります。

◇◇◇

『そのまま会議に出せる!Facebookネタ』連載3回目でしたが、いかがでしたでしょうか? 本コラムでは、今後もFacebookを中心とした最新かつ重要な情報を発信していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

エンゲージメント・ラボ(株式会社メンバーズ)

エンゲージメント・ラボとは、株式会社メンバーズのFacebookマーケティング推進における実績・ノウハウの蓄積とエンゲージメント向上に特化した事例を集約・研究し、顧客企業へのより一層の効果的なFacebookマーケティングサービスの提供や情報発信、新たなサービス開発を推進する研究機関。

※株式会社メンバーズとは?
1995年設立。創業以来インタラクティブエージェンシーとして、多くの大手クライアントのインターネットマーケティングを支援。近年では“ソーシャルメディア時代をリードし、顧客と共にビジネスを創造するネットビジネスパートナー”を標榜し、いち早くそのノウハウを活かしたFacebook活用の支援サービスを提供中。

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セッション単位の分析では「リピート化の壁」を突破できない。ECサイトに収益をもたらす顧客単位の分析と施策展開 [ネットショップ担当者フォーラム特集] | Web担当者Forum

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[PR]

同じ新規顧客でも、購入のタイミングによってフォローの施策は異なるのではないか。
「初回購入客」も「リピーター」もひとくくりにして同じようにアプローチしても、優良顧客の獲得にはつながりにくい。

ネットショップ担当者フォーラム2012

顧客行動に基づく施策展開が
ECサイトの収益アップにつながる!
「ネットショップ担当者フォーラム2012」開催【参加費無料】

12月6~7日の東京有明TFTホールにおいて、ネットショップ運営成功の「本質」的手法を知るショップ担当者のためのイベント「ネットショップ担当者フォーラム2012」が開催される。

特別講演A2-2セッションの登壇者は、株式会社サイバー・コミュニケーションズ 鈴木理恵氏。顧客行動に着目したECサイトの最適化を紹介する。

講演ECサイトのコンバージョン最大化に向けて(仮)(12月7日 11:40~12:20)

株式会社サイバー・コミュニケーションズの講演内容とイベントの事前参加登録はこちら
ネットショップ担当者フォーラム2012
  • 日時:2012年12月6日(木)・7日(金)
    2日間、10:00~18:30
  • 会場:TFTホール(東京有明)
  • 参加費:無料
  • 主催:Web担当者Forum
    (株式会社インプレスビジネスメディア)

ECサイトの顧客ロイヤリティ向上策について、このような問題を提起するのは、株式会社サイバー・コミュニケーションズで、分析チームリーダーとして複数の分析プロジェクトを統括している鈴木理恵氏だ。

ECサイトの収益アップは、言うまでもなく、いかにリピーターや定期購入客を獲得できるかどうかにある。そうした優良顧客を獲得するためはどのようなデータに着目し、どんなアクションを起こせばいいのか。基本的な考え方を、鈴木氏にお話しいただいた。

セッションという概念を取り払って、顧客一人一人の行動に着目

――「リピーターがなかなか増えない」といった課題を抱えるECサイトは多いと思います。この課題を解決するには、どのような分析データに着目する必要があるのでしょうか。

鈴木氏 リピーターを増やすためには、その前段として顧客と最適なコミュニケーションを取る必要があると思います。そのためにはセッション単位(訪問単位)ではなく顧客単位でデータを見ることがポイントになります。セッション単位でのアクセス解析では、データから一人一人の顧客の行動をつかむことは難しいのではないでしょうか。まずはセッションという概念を取り払い、一人の顧客に着目して、初めてサイトを訪れてから購入に到るまでの流れを読み取ることが大切です。

顧客一人一人の行動を見ていくと、一口に顧客といっても、潜在層から顕在層までさまざまですし、流入経路も異なるのがわかると思います。そうした顧客をひとくくりにし、全顧客に対してアプローチをしても、優良顧客の獲得にはつながりにくいのではないでしょうか。

顧客が今どのような状態にいるのか。たとえば初回訪問客なのか、カート投入者なのか、リピーターなのか、といったことを判断し、それぞれの顧客に合わせたコミュニケーションを取る必要があります。

――「顧客一人一人に合わせたコミュニケーション」とは、具体的にはどのような施策でしょうか。

鈴木氏 たとえば新規訪問しただけで、購入しなかった顧客には、リターゲティングやメールマガジンで再誘導を図るといった施策が考えられます。再訪時には、その顧客が興味を持ちそうな情報が表示されるようにLPOをしておく方法もあるでしょう。

初回購入客に対して、再度購入を促す場合には、何かしらインセンティブのあるキャンペーンを打つといった施策があります。

大まかに分けて、「初回購入客」と「リピーター」の二つで取るべきフォロー施策は異なるのです。ところがこの二つを一緒くたにしてメール配信などをしているECサイトも、多いのではないでしょうか。

本来は、たとえば初回購入客であれば、どの商品をいつ買ったかを把握し、セグメントを分けてコミュニケーションを取るべきだと思います。「Aという商品を1週間前に買った顧客」と「Bという商品を半年前に買った顧客」では、当然フォローの仕方が変わってきます。

初回購入と再購入の間に存在する「リピート化の壁」

――やはりECサイトでは、それだけの手間をかけても、リピーターの獲得に取り組むことが大事なのでしょうか。

鈴木氏 はい。ここからはサプリメントを扱っている、とあるECサイトの事例を交えてお話しします。

そのサイトの顧客成長プロセスとライフタイムバリューの関係を調べて見たところ、「初回来訪⇒初回購入⇒リピート購入⇒定期購入」と進むにつれ、顧客数は減少していきました。一方でライフタイムバリューは右肩上がりで伸びていきます。当たり前のことですが、リピーターや定期購入客を増やすことが、収益最大化のポイントになっていました。ですからやはり着目すべきは、リピーターをいかに増やすかだと思います。

――初回購入客をリピーターにするのは、やはり相当な困難を伴うのでしょうか。

鈴木氏 商材によって異なりますが、初回購入客のうち半数以上は、リピーターにならずに離脱するのが一般的です。先ほどのサプリメントのECサイトの場合は、60%が離脱していました。家電製品などの価格競争が激しい商材を扱うECサイトであれば、9割以上が離脱することもあると思います。これが「リピート化の壁」です。

サプリメントのECサイトを調べた結果、2回目の購入客の半数以上は3回目の購入に到り、その後は、定期購入商品を購入する率が高まっていくことがわかりました。ですから、離脱率の高い初回購入客にフォーカスして集中的にコミュニケーションを取ることが、収益最大化の鍵を握ると思います。

――そのためには、どのような施策がありますか?

鈴木氏 これも商材によって異なるので、一概には言えません。やはり最適なタイミングで、最適な商品を、何かしら顧客が喜ぶオファーを付けて、ダイレクトにアプローチするのが一番効果的だと思います。年齢や性別などの顧客属性に加え、顧客行動によってもセグメントを分けて実際に施策を行い、トライアンドエラーを繰り返しながら、効果の良い方法を探っていく必要があると思います。非常に手間のかかる作業ですから、こうしたことを自動化するツールの活用するのも一つの方法です。

ネットショップ担当者フォーラムの私のセッションでは、このように顧客単位での分析や施策事例について、ツールの活用も交えながらお話ししたいと思います。

(左)清水 康隆 氏(右)鈴木 理恵 氏
(左)清水 康隆 氏(右)鈴木 理恵 氏
ネットショップ担当者フォーラム2012

顧客行動に基づく施策展開がECサイトの収益アップにつながる!
「ネットショップ担当者フォーラム2012」開催【参加費無料】

12月6~7日の東京有明TFTホールにおいて、ネットショップ運営成功の「本質」的手法を知るショップ担当者のためのイベント「ネットショップ担当者フォーラム2012」が開催される。

特別講演A2-2セッションの登壇者は、株式会社サイバー・コミュニケーションズ マーケティング・ソリューション本部データデザイン部 マネージャー 鈴木理恵氏。顧客行動に着目したECサイトの最適化を紹介する

株式会社サイバー・コミュニケーションズの講演内容とイベントの事前参加登録はこちら
  • 主催:Web担当者Forum(株式会社インプレスビジネスメディア)
  • 日時:2012年12月6日(木)・7日(金)/2日間、10:00~18:30
  • 会場:TFTホール(東京有明) 【会場アクセス】
  • 参加費:無料
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偽プレスリリースに通信社とメディアがダマされた日 [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum

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今日は、プレスリリース関連で発生したある事件の話題と、情報を発信する側が気をつけなければいけない点について。

先日、米国でこんな事件がありました。

米インターネット検索最大手グーグルが米通信サービス会社を4億ドル(約330億円)で買収する、と複数の米メディアが報じたが、事実ではないと判明し、すぐに撤回する異例の事態が26日にあった。何者かが買収されるとされた会社になりすまして、ネット上でニセの「発表文」を出していた。

「グーグルがWiFi(ワイファイ)サービスの米ICOAを買収」とする資料が、報道向け発表文を集めて配信するPRサイトに掲載され、それをもとにしてAP通信などが伝えた。ICOAはすぐに報道発表そのものを否定。経営トップが自ら「どの企業とも買収を話し合っていない。完全にでたらめだ」との声明を出した。PRサイトの運営会社も、発表文を削除した。

米メディアによると、ニセの発表文は、ICOAになりすまして、PRサイト運営会社に送られた。文章には基本的な文法の間違いなどもあったという。「株価操作などを狙った何者かの行為」(ICOA)とみられるが、だれが何の目的で偽情報を流したかは分かっていないという。

「グーグルが買収」ニセ発表文 米メディアだまされ報道(朝日新聞)
http://www.asahi.com/business/update/1127/TKY201211270946.html

なぜこんな事件が起きるのでしょうか?

プレスリリースを出す側も、その情報を扱う側(メディアもブロガーも)も、「プレスリリース配信サービスから来る情報は、そのまま信頼できるものだとは限らない」点を忘れているからでしょう。

この記事にあるように、悪意を持った第三者が偽のリリースを配信することは可能なのです。そういうことが起きても、通常はメディア側のチェック機能が働くはずなのですが、

  • プレスリリースを出す側が一次情報を自社サイトに掲載しない
  • プレスリリースを扱う側が一次情報をチェックしていない

といったことが原因となり、今回のような事件になるのだと思われます。


以前にこのコラムで「プレスリリース配信時に最低限やっておきたい2つのこと」の1つとして「リリース配信と同時に、その原本を自社サイトに掲載する」を挙げていますが、プレスリリースは出すけれども、その情報を自社サイトに同時に掲載していない企業がまだまだ多いようです。

まっとうなメディアならば、必ず入って来た情報は、裏を取ってから扱います。自社サイトに一次情報が掲載されていないということは、その裏取りができないということですので、大きな問題だととらえてください。

唯一の例外は、日本ではニューズ・ツー・ユーさん。ここは、プレスリリースを登録するときに、パソコンに専用の「クライアント証明書」ファイルを入れていないと登録できないのです。つまり、ここに掲載されている情報は、一次情報相当のものと同様に扱えます。

ですから私は、大半のリリース配信サービスから流れてきた情報はソースを確認してからでないと扱いませんが、ニューズ・ツー・ユーさんから流れてくる情報はそのまま信用して扱います。

※情報開示:ニューズ・ツー・ユーさんはWeb担をサポートしてくださっているスポンサーさん企業です。ですが、上記の記載はスポンサー契約とは関係なく、客観的な事実に基づいて書いています。

「偽リリースなんて、風説の流布になるようなこと、違法なんだから」と考える人もいるかもしれませんが、そういうことをする人がいるから禁止する法律があるのです。

メディアによっては、ソースを確認せずに適当な記事を出したり、市場の反応を観測する目的で記事を出したり、市場の意見を誘導する意図で記事を出したりすることもあります。ツイッターで流れてくる情報の大半は、特にその情報を出すことに責任をもつつもりのない人が気軽に書いたものです。

どんな情報であれ、それが事実なのか、裏を取ってから扱うようにしましょう。そして、情報を発信する側(つまり、企業の広報やマーケの人)は、そうした裏取りをする人が情報を確認できるように、一次情報を適切に自社サイトに出すようにしましょう。

それにしても、メディアの人間から見ると、こんなに恐ろしい事件はありません。うちでも今にも増して注意するようにしなければ――。

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