Quantcast
Channel: Web担当者Forum
Viewing all 19485 articles
Browse latest View live

競合ドメイン分析(後編):レポートに含めるべき3つの分析と提言 [SEOmoz - 検索マーケティングのニュース&テクニック] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 約 7 分

[海外情報]
SEOmoz
検索マーケティングのニュース&テクニック

この記事は、前後編の2回に分けてお届けしている。後編となる今回は、競合ドメイン分析に盛り込むべきに内容について詳しく見ていこう。→前編を読んでおく

SEOを行う者にとって、競合ドメイン分析は、依頼者に正しいSEOを啓発し、現在の順位や順位向上のためにどんなSEOを行うべきかを理解してもらう機会が得られる重要なタスクだ。

前回は競合ドメイン分析が重要な背景とデータ取得の段階を解説した。今回は具体的な分析レポートの作成を解説する。

きちんと整理する

私たちの競合ドメイン分析は通常10ページ程度だ。とはいえ序文と用語集だけで2ページにはなるし、スクリーンショットが多いからその分ページ数が多くなるだけの話だ。

この文書は、次の4つのセクションに分けて整理するとわかりやすい。

  1. SEOとは何か?
  2. ドメイン分析
  3. 対策の提言
  4. 用語集

それでは、それぞれのセクションについて、どのような内容にすべきかを詳細に説明していこう。

セクション1:SEOとは何か?

文書の冒頭部分には、2~3段落の簡単な説明を持ってくる。ここでは、グーグルの現状と、このところ検索で上位を取るために本当に必要な要素について記述する(私たちは普通、ここにクライアントに読んでもらいたいWeb記事へのリンクを含める)。

この作業は、これまでにクライアントと話し合ってきたことを繰り返すに過ぎないが、クライアントが後で参照できるように書面に残すという意味合いもある(クライアントが忘れがちだから)。

このセクションでは、クライアントのWebサイトを成功に導くと考えられる要素をいくつか必ず指摘しておく(各要素について少し詳しく説明してもいいだろう)。

  • すぐれたコンテンツ
  • すぐれたユーザー体験
  • よい企業であること、パーソナリティを備えること、顧客の役に立つということの意味
  • SEOの適切な導入(ページ内、ページ外)
  • ソーシャルメディアの効果的な活用

あるいは、文章で説明する代わりに、次のようなインフォグラフィックスを使うのも良い方法だ。

グーグルと仲良くする方法

さあ、これで舞台が整った。競合相手とクライアントを比較したドメイン分析を披露する準備ができたわけだ。

セクション2:ドメイン分析

このセクションでは、OSEから持ってきたチャートのスクリーンショットを使う。ここで重要なのは、ただスクリーンショットを配置するだけではなく、それらを分析するということだ。

この文書の目的は、チャートで示されたメトリクスを細かく分析し、それぞれについてどのような意味があるのかを説明することにある。このため、個々のメトリクスについて、時間をかけて丁寧に解説していこう。

  • リンクに関するメトリクス

    リンクの重要性について述べる。OSEから得た各メトリクスについて細かく説明し、クライアントがメトリクスの意味を理解できるようにする。技術知識が豊富なクライアントでさえ、えてしてこれらの用語が何を意味するかを理解していないものなので、業界用語を使わずに細かく説明し、リンクの数と多様性の両方について述べよう。

OSE:ページ固有のメトリクス
OSEでの、ページ固有のメトリクスの表示例
  • 信頼性に関する要素

    MozTrustの意味をしっかりと説明しよう。この概念については、この動画の中でランドが見事に説明している。MozTrustは、「信頼できるサイト」として認知されているオーソリティの高い著名サイトからの「リンク距離」に基づいて算出される。そういったサイトに直接リンクしているか。直接リンクしているサイトにリンクしているか。そうでなければ、そのサイトに直接リンクしているサイトにリンクしているサイトにリンクしているか、などなど。

    これは、いわゆる「ケビン・ベーコン・ゲーム」だ。ここでケビン・ベーコンに該当するのは、whitehouse.govやharvard.eduといったオーソリティサイトであり、自分のサイトからこうしたオーソリティサイトまでの距離はできるだけ短い方がいい。私たちは、この数字をオーソリティ全体に寄与する要素だと説明している。

    ※ケビン・ベーコン・ゲーム:俳優のケビン・ベーコンは幅広いジャンルの作品に多数出演しているため、欧米のほとんどの俳優が共演者としてケビン・ベーコンにつながるというエピソードを元に、米国の大学生が作り出した「つながりの距離」を計測するゲーム。
OSE:信頼性に関するページ固有のメトリクス
OSEでの、信頼性に関するページ固有のメトリクスの表示例
  • ソーシャルメディアの影響

    ページのオーソリティレベルにおけるドメイン分析結果を調べるには、Facebook、Twitter、Google+における共有回数と「いいね!」(や「+1」)がクリックされた回数を示すメトリクスを見る。

    ソーシャルのシグナルが検索順位の向上に関係するかもしれないため(検索順位の向上がソーシャルのシグナルに起因するかどうかについてはまだ結論は出ていないけれど)、分析でソーシャルの要素を無視してはいけない。サイトがソーシャルメディアでまったく言及されていない場合は、対策を提言することになる(後述のセクション3を参照)。

OSE:ソーシャルに関するページ固有のメトリクス
OSEでの、ソーシャルに関するページ固有のメトリクスの表示例

クライアントにドメイン分析を詳しく解説する際、DA(ドメインオーソリティ)は対数スケールで測定されるため、51から100に変化するよりも、1から50に変化する方が容易であることを繰り返し伝えよう。

かなりうまくやっているクライアントと仕事をしている場合であっても、先方が検索順位をもっと向上させたいと本気で願わなければ、二人三脚でやっていくことはできないだろう。むしろ、そういうクライアントこそ、より一層努力しなければならないかもしれない。クライアントの検索順位を上げるためにすべきことを控えめに伝えたりしたら、君の仕事は誰の役にも立たなくなる(とは言え、クライアントがこれまでに上手くやれた部分を褒めてあげる時間も必要だ。誰だって悲観的なことばかり言われたら嫌になってしまうから)。

ドメイン分析は、君の知識やプロとしての技術をクライアントに示すチャンスだということをお忘れなく。ここでクライアントとの間に信頼関係を築き、君に仕事を依頼するとどんなにすばらしいことが起きるか、という感覚を持ってもらおう。

次のページへ
  • セクション3:対策の提言
  • セクション4:用語集
  • この後はどうする?
  • 免責事項のようなもの
  • 結論

きちんと整理する(続き)

セクション3:対策の提言

うまくいけば、この時点までに、クライアントは君に感銘し、関心を持っている。それを利用し、セールスをかけよう。

競合ドメイン分析では、クライアントのDAを向上させるためにはどうすればよいかという基本的な対策を提言しよう。これは、君(または君の会社)こそが、そういう対策を実施する際にあらゆる面でクライアントを支援できるSEO(またはSEO企業)だということを、彼らに認識してもらう機会になる。それと同時に、彼らが競合相手に勝つために何をすればいいかを指摘する最適な場でもある(君が競合相手のウェブサイトを簡単にレビューして、有利な点をこのセクションに盛り込んでもいいだろう)。

このセクションで提言をする場合の一般的な手順は、次のようになる(各手順とも1~2段落程度)。

  • 現状

    クライアントのリンクプロファイルの現状について、今あるリンクの種類や明らかなギャップなど、ごく簡潔で大まかな要約を作成する。

  • ウェブサイトの改善点

    通常、クライアントには、ナビゲーション構造やコンテンツを(もっと魅力的で価値あるページにするために)改善したり、ユーザー体験を向上させたり、(コンテンツマーケティングの取り組みとして)ブログを書いたりすることが必要だ。

    だが、君はまだ正式なサイトの監査を実施していないことを忘れずに。だから、具体的な数値を口にしてはならないし、どんな約束も一切してはいけない。この時点では、DAと検索順位を上昇させるために必要だと思われることを一般化して述べておくだけで十分だ。

  • SEOの導入

    ページ内とページ外両方の取り組みについて手短に説明する。誰にでもわかる言葉で意味を説明すること。

  • コンテンツマーケティング戦略

    ブログ投稿、インフォグラフィックス、動画、写真アルバムのような、記憶に残りやすく普遍的なコンテンツを通じて価値を創造することは、クライアントにとって極めて重要だ。そうした重要性について、1つか2つの説得力のある文で説明する。

  • ソーシャルメディア戦略

    当然のことながら、ソーシャルメディア戦略はコンテンツ管理戦略と一体化している。目的の検索順位を得るためにはソーシャルがいかに重要か、価値を提供しコミュニティを構築するという観点からソーシャルにどのように取り組めばいいかを繰り返して述べる。

  • 実装

    この段階で進めているコンサルティング業務は、ここを到達地点とする。クライアントと協力し合い、戦略全体にわたって指導するとともに、クライアントがすばらしいコンテンツを作成してコミュニティで強力な関係を作り上げられるように支援する段階だ。

セクション4:用語集

私は、クライアントが後で参照できるように、OSEのスクリーンショットに登場した言葉をすべて記載した用語集を付けておくことをお勧めする。この記事をここまで読んでくれた人へのボーナスとして、DA関連の用語集をここからダウンロードできるようにしておく(英語)。

この後はどうする?

クライアントに対して競合ドメイン分析のプレゼンを行い、双方が互いをパートナーにふさわしいだと判断すれば、この後は自然な流れとしてプロジェクト案を提示することになる。

プロジェクト案を出す前にもう少し調査を行うため、クライアントにもうちょっと質問したり、大まかなサイト監査を実施したり、クリエイティブに関わるチームの話し合いをやったりする。

日頃どんなやり方をしているにせよ、この会議を終える「前」に次のステップを必ず決めておくようにする。クライアントにプロジェクト案がまとまる時期を示し、直接会って提案を行う会議の日取りを決める。

免責事項のようなもの

Mack Webでは、クライアントが適切なパートナーであるかどうか判断するのに長い時間をかける。競合ドメイン分析を実施した結果、クライアントに必要なのが自分たちと異なるスキルを持つ企業や異なる価値だとわかった場合には、先方のニーズにきちんと応えることのできる別の会社を紹介することになる。

こういった手順を踏むことで、検索順位が実際どのように動くかについてクライアントを啓発している間に、クライアントの人柄をしっかりと把握できる。これは、本当に「耳を傾ける」機会なのだ。君が提供している情報をクライアントがどのように受け取るかを必ず観察するように。

この情報収集プロセスで、クライアントが君のやり方に対して心を開いて受け入れる姿勢を見せた場合は、プロジェクト案の提示に青信号が点灯したと見ていいだろう。受注すれば、多分すばらしいパートナーシップを構築できるはずだ。一方、この段階で、全体的な業務慣行、非現実的な成果への期待、人柄、さらには社風という面で危険信号がともった場合は、おそらく君が取り扱うべきクライアントではない(または、かなり高額の予算でなければ契約すべきではない非常に手のかかるクライアントである)と見なすべきだろう。

競合ドメイン分析を利用することは、クライアントが自分たちにとってよい取引先かどうかを判断する方法の1つでしかないことに留意してほしい。これは、あくまでも最初の取っ掛かりの1つであって、クライアント調査の最重要課題ではない。ましてや、前述したように、本格的なサイトの監査でもない(何にせよ、私たちにとって、サイトの監査というのはこの後に行うものだ)。競合ドメイン分析は、クライアントに望みどおりの検索順位を取らせるには何重にも重なった複雑さがあることをクライアントに示すための、データに基づく視覚的な手法だ。だから、契約にいたるまでのプロセスでクライアントにいい印象を持つことができたなら、それはちょっとした素敵なボーナスと言っていい。

結論

クライアントが湯水のようにお金を使って美しいウェブサイトを作成したからといって、必ずしも検索上位にくるとは限らない。君はこのことを知っているし、私たちも知っている。だから、クライアントにもこのことを確実に理解させなくてはならない。

これは、気が重いけれどもSEO業者としてやらなければならない仕事だ。顧客のサイトをネット上で宣伝し、信頼性を構築し、オーソリティを獲得するために要する時間と労力を、現実としてはっきりと分かってもらうことは、SEO業者が背負わなければならない十字架の1つだ。

私たちは、そういった負担が、クライアントの啓発や適切なクライアントの選別に役立つ競合ドメイン分析のようなツールを使うことにより、多少なりとも軽減されることを見出した。君もこの手法を使ってみて、自分にも役に立つかどうか調べてみてほしい。

君は、潜在的クライアントの選別と啓発をどういうやり方で行っているだろうか? どういったツールが便利だと感じただろうか?

この記事は、Daily SEOmoz Blogに掲載された以下の記事を日本語訳したものです。
author photo
原文:「Competitive Domain Analyses: Educating & Qualifying Clients in One Fell Swoop」by Mackenzie Fogelson(2012/10/03)
記事セレクション:渡辺隆広株式会社アイレップ) 翻訳:株式会社ガリレオ
この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:競合ドメイン分析(後編):レポートに含めるべき3つの分析と提言 [SEOmoz - 検索マーケティングのニュース&テクニック] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.


ローソン全社の資産となった、あきこちゃん物語 - 11/17~11/23のWeb担の記事まとめ [先週のWeb担まとめ記事] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 約 11.5

先週のWeb担まとめ記事

Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 22本とニュース記事 13本です。

忙しい人のためのこの記事の使い方:
  • 上のほうから内容をざっとチェックする
    重要なものほど上の方に置いてあります。
  • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
    要チェックのものは色を付けてあります。

今週の担当は、安田です。

【イベント】ネットショップ担当者フォーラム(12/6・7)
イオンのEコマース、売れるネット広告、PinterestはなぜECの売上を増やすのか、顧客ロイヤルティづくりなど、ネットショップ/ECの情報が揃うセミナー&展示会イベントを開催します。今すぐ事前登録(無料)を!
http://web-tan.forum.impressrd.jp/events/ec

[今回の要チェック記事]↓セミナー・お知らせ | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
Web発で全社の資産となったローソンのあきこちゃん物語

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • 漫画「ローソンの白井明子さん、杉原弥生さんに聞いてきた」は、「Webのコト、教えてホシイの!」のマンガ記事。150いいね! と人気を集めました。

    2012年度のWeb人大賞を受賞したローソンのWeb担当者・白井明子さんと広報・杉原弥生さんに、ローソンのキャラクター「あきこちゃん」について伺ったWeb担当者マンガです。安田も感心していつもより多い8ページとなったあきこちゃん物語、これは見逃せません!

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/11/20/13784(今回の記事を読む)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/6398(バックナンバーを見る)

  • 「サイト画面などの著作物を正しく引用する方法とは?」は、漫画「僕と彼女と著作権」の第3話。惜しくも大人気のあきこちゃんに敗れましたが、こちらも人気の漫画コーナーです(安田もお気に入り)。

    雑誌記事で紹介するクライアントのWebサイト画面に、モザイクをかけてしまった八瀬さん。でもそれは著作権的にはアウト。じゃあ、どうすればいいの? 教えて、有栖川さん!

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/11/21/13873(今回の記事を読む)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/6649(バックナンバーを見る)

  • 「なぜ手間をかけずに新規顧客を増やせるのか? バッグ専門店サカエ」は、Amazon出品サービス活用事例を解説した記事。

    ネットショップ担当者を悩ます「集客」と「販売」の手間。自社サイトだけでやろうとすると多くの手間がかかるもの。その手間を大幅に軽減してくれる「Amazon出品サービス」を使って新規顧客の獲得に成功した事例として、バッグ専門店の栄屋商店を紹介しています。

    ネットショップ担当者フォーラムでも講演予定のアマゾンジャパンさんのサービスをチェック!

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/11/22/14075(記事を読む)

  • 「中小企業でアクセス数が少ないのですが、アクセス解析に意味があるのでしょうか?」は、「誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニック」の記事。

    「アクセス数が少ないサイト」だと、データをどう見ればよいか悩むことも多いもの。しかし、アクセス解析のヒントは必ずあります。今回は、「新規顧客獲得のための“3つの王道”」を踏まえて、突破口の見つけ方を解説しています。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/11/19/14102(今回の記事を読む)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/5662(バックナンバーを見る)

Web担の姉妹サイトもお役に立てるはずです。
データセンター(iDC)に携わる方には
データセンター完全ガイド
レンタルサーバーに興味のある方には
クラウド&サーバーホスティング完全ガイド
企業内情報システムのお仕事をされている方には
IT Leaders
ソフトウェア開発者の方には
Think IT

[セミナー・お知らせ]↑要チェック記事 | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
CMS・アクセス解析・ソーシャル・SEO・メールマーケなどセミナー8件

※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

サイトのクラウド化とCMS(12/4)

Webサイトのマルチデバイス対応やソーシャルメディア連携などを解説する「WEBサイトの『クラウド化』や『CMS導入』のポイント」セミナーが12月4日(火)に開催されます。主催はアルファサード+オロ+シックス・アパート、場所は市ヶ谷(曙橋)、参加無料。

https://www.sixapart.jp/seminar/sa/2012/10/31-1543.html

アクセス解析のレポーティング(12/8)

「ケーススタディで学ぶ、戦略的ウェブ解析レポーティング講座」と題したセミナーを、一般社団法人ウェブ解析士協会が12月6日(土)に西新宿で開催します。講師はアクセス解析業界の古株である手嶋進氏。

http://www.web-mining.jp/jwda/report.html

H.I.S.のマーケ理論と実践(12/5)

エイチ・アイ・エス(H.I.S.)社が進めた統合マーケティングコミュニケーションの理論と実践や、サイト上での顧客行動分析とそれに基づいたレコメンデーションによるマーケティングを解説するセミナー「行動分析とパーソナルレコメンドでマーケティング成果に繋げる」を、アクティブコアが12月5日(水)に丸の内で開催します。参加無料。

http://www.activecore.jp/seminar/20121205.html

ソーシャルメディアのリスク管理(12/11)

ソーシャルメディアでの炎上などのリスク管理や事故予防などを解説するセミナー「ソーシャルメディア・リスクマネジメントセミナー~迅速な対応で企業のブランドを守る!」が12月11日(火)に汐留で開催されます。アンダーソン・毛利・友常法律事務所の中崎弁護士による講演もあり。

参加無料のはずですが、記載がないので不安な方は主催者さんにご確認を。主催はNTTコミュニケーションズとNTTコムオンライン・マーケティング・ソリューション。

http://blog.nttcoms.com/seminar/3035.html

集客ROI最大化(12/5)

「集客ROI最大化セミナー」と題した、米国で急成長するSEO集客基盤のつくり方などを解説するセミナーをアイ・エム・ジェイが12月5日(水)に目黒区青葉台で開催します。参加無料。

http://www.imjp.co.jp/press/release/20121109_000885.html

脱「メルマガ」(12/5)

「脱『メルマガ』マーケティング!リレーションシップマーケティングの時代」と題したメールマーケティングセミナーをディレクタスが12月5日(水)に六本木一丁目で開催します。参加無料。

http://directus.co.jp/seminar/121205/

コンバージョン改善(12/11)

「DLPO × Clicktaleの最先端Webマーケティング手法でコンバージョンを改善!」と題したセミナーを、アイオイクスとギャプライズが12月11日(火)に市ヶ谷(曙橋)で開催します。参加無料。

http://www.landingpage.jp/seminar/01_11.html

グローバルサイト(12/6)

「グローバル時代のデジタル顧客体験セミナー」として、顧客エンゲージメントを解説するセミナーをSDL Tridionが12月6日(木)に恵比寿で開催します。オグルヴィ・ワン・ジャパンとSDL Tridionがそれぞれ講演。

http://www.sdl.com/jp/

先週の人気記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↓解説記事 | ↓ニュース記事

Web担で先週公開された記事のうち、「今回の要チェック」に次いでアクセスが多かった記事です。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • 企業ホームページ運営の心得
    人生がときめくホームページリニューアルの心得
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/11/21/14148
    by 宮脇睦(有限会社アズモード)
  • SEOmoz - 検索マーケティングのニュース&テクニック
    競合ドメイン分析(前編):ドメインオーソリティの正しい理解とその調査方法
  • 衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座
    解析上手はメモ上手。Googleアナリティクスの メモ機能を使いこなせているか? [第32回]
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/11/22/14185
    by 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン)
  • 新版 SEM:リスティング広告 新・100の法則
    フリークエンシーキャップで適切な表示頻度に抑える ―― リマーケは「しつこい」と思われたら逆効果
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/11/22/13745
    by 寳洋平+岡本典子+齊藤康祐
  • 編集長ブログ―安田英久
    オンライン動画、スタートまで2秒超で5.8%ずつ離脱していき、中断1%ごとに再生時間が5%減る
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/11/20/14177
    by 安田英久(Web担 編集長)

先週の解説記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↑人気記事 | ↓ニュース記事

Web担の解説記事には、ウェブサイトをビジネス活用したい人向けの情報がたっぷり詰まっています。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • 日本ネット経済新聞ダイジェスト
    アマゾン B1グランプリ公認「ご当地グルメでまちおこし!」で 地方の食品企業出店につなげる
  • 日本ネット経済新聞ダイジェスト
    楽天 マレーシアで「Rakuten Online Shopping」開設 ベスト電器など40店舗が出店
  • ユーザー投稿記事 by ロックウェーブ
    レスポンシブECサイト構築のポイント
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社マイクロウェーブ
    大規模サイトのCMS導入と成功ポイントとは(前編)
  • ユーザー投稿記事 by Priodep
    《東京開催》WEBのデータ解析結果をビジネスの成果につなげるための講座
  • ユーザー投稿記事 by 鈴与シンワート株式会社
    iPhone、iPad、Android端末などデバイスごとに Webコンテンツやメッセージ管理を行うデバイス管理機能を強化したクラウドCMS発売開始
  • ユーザー投稿記事 by インフォキュービック
    大好評お申込み受付中!日本初、Baidu (バイドゥ baidu.com)、NAVER(ネイバー naver.com)が集結!検索エンジンマーケティングでアジアを制す!グローバル化に向けた海外SEMセミナー11/29東京
  • ユーザー投稿記事 by イーメイド有限会社
    事業を成功に導く売上拡大のためのデータ分析
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社ペイジェント
    【東京開催】ネットショップ成功の新方程式!~ネットショップ成功の考え方を構築実績500サイトのアラタナが贈る~
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社パワー・インタラクティブ
    【無料セミナー】『BtoB企業のためのGoogle Analytics活用~アクセスログから見込み客リストを獲得する新手法~』を12月13日東京にて開催(パワー・インタラクティブ)
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社カルテットコミュニケーションズ
    リスティング広告運用総合支援ツール 『Lisket (リスケット)』 7つの機能 【リスティングからSEOまで対応】
  • Web担アクセス数上位ランキング
    早くなんとかしないと……ダメすぎるスマホサイトの実例8つ/人気記事ランキング2012-11-10~11-16
  • 先週のWeb担まとめ記事
    コンテンツを王様にするための、コンテンツマーケティングの基本3つの柱 - 11/10~11/16のWeb担の記事まとめ

先週のニュース記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↑人気記事 | ↑解説記事

大手のニュース媒体では紹介されない、ホームページの企画・構築・運営や、ウェブマーケティング関連のニッチなニュース記事ならWeb担で。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

編集後記

星が見たくて週末にレンタカーを借りてドライブ。

夕方は晴れてたのに、神奈川県の山に着いたころには雲・雲・雲そして小雨。

「まぁ、たまにはバイクじゃなくて車でドライブでもいいか」と深夜に帰宅したら晴れ。あーあー。

さらに調べると、星を見たいんなら新月の夜じゃないとダメらしいですね。今度は月齢もチェックしてチャレンジします。

(安田)

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ローソン全社の資産となった、あきこちゃん物語 - 11/17~11/23のWeb担の記事まとめ [先週のWeb担まとめ記事] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

サイバーエージェント、若手ビジネスマン向けセミナー「intelyアカデミー~渋谷で学ぶ仕事術~」、東京で毎月 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 約 1 分

インターネット広告のサイバーエージェントは、同社が運営するビジネスSNS「intely(インテリー)」で、若手ビジネスマンを対象にしたセミナー「intelyアカデミー~渋谷で学ぶ仕事術~」を2012年12月より毎月東京都渋谷区で開講する、と11月22日発表した。20代から30代の若手ビジネスマン約100人を対象に、ジャーナリストや各界の著名人による講演と質疑応答、懇親会を行う。第1回のセミナーの講師はジャーナリストの佐々木俊尚氏。セミナーの定員は約100人、参加費は一律5000円と懇親会費1000円。intelyアカウントがあれば懇親会費のみで参加できる。サイトから申し込む。第1回から第3回の概要は次の通り。

【第1回】
日時:2012年12月18日(火)午後7時半~同9時半
場所:渋谷マークシティ13Fセミナールーム(東京都渋谷区道玄坂1-12-1渋谷マークシティ13Fセミナールーム)
講師:佐々木俊尚氏(ジャーナリスト)
内容:佐々木俊尚が語る「ソーシャルメディアで伸びる人、伸びない人」
詳細・申し込みサイト:
http://peatix.com/event/8394

【第2回】
日時:2013年1月11日(金)午後7時半~同9時半
場所:第1回に同じ
講師:小山龍介氏(コンセプトクリエーター)、佐々木正悟氏(心理学ジャーナリスト)
内容:なぜあなたはデジタルツールを使いこなせないのか? カリスマライフハッカーが指摘する至高のデジタル仕事術!
詳細・申し込みサイト:
http://peatix.com/event/8448

【第3回】
日時:2013年1月30日(水)午後7時半~同9時半
場所:第1回に同じ
講師:曽山哲人(サイバーエージェント取締役人事本部長)
内容:人事は社員の何を見ているのか? 人事視点で見る組織サバイバル術
詳細・申し込みサイト:
http://peatix.com/event/8449

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:サイバーエージェント、若手ビジネスマン向けセミナー「intelyアカデミー~渋谷で学ぶ仕事術~」、東京で毎月 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Yahoo!JAPAN、Yahoo!検索のキーワードを集計した「2012検索ワードランキング」発表 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 約 1 分

Yahoo!JAPANを運営するヤフーは、2012年のYahoo!検索キーワードを集計し、ランキング形式で紹介する「2012年検索ワードランキング」を11月26日発表した。集計期間は2012年1月1日から10月31日。「Yahoo!きっず検索」の「みんながよく調べた言葉2012」と、携帯端末での検索数を基にした携帯版「2012検索ワードランキング」も同日公開した。総合ランキング1位は5年連続で「YouTube」、「Facebook」が昨年の9位から2位にランクアップ、「mixi」が昨年の2位から6位にランクダウンした。

2012年検索ワードランキングの総合ランキングは、1位「YouTube」、2位「Facebook」、3位「Amazon」、4位「楽天」、5位「Google」、6位「mixi」、7位「2ちゃんねる」、8位「ニコニコ動画」、9位「Twitter」、10位「価格.com」の順だった。人名ランキングは1位「AKB48」、2位「嵐」、3位「前田敦子」の順。テレビ番組ランキングは1位「梅ちゃん先生」、2位「平清盛」、3位「仮面ライダーフォーゼ」の順だった。携帯版「2012検索ワードランキング」では3年連続「mixi」が1位で、Facebookが昨年の18位から大きく順位を伸ばし2位となった。

ヤフー
http://www.yahoo.co.jp/

2012検索ワードランキング
http://promo.search.yahoo.co.jp/ranking/2012/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:Yahoo!JAPAN、Yahoo!検索のキーワードを集計した「2012検索ワードランキング」発表 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

ビービット、データ解析初心者セミナー「改善が思いつく!アクセス解析の新手法」を東京で12/18 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

デジタルマーケティング支援のビービットは、「改善が思いつく!アクセス解析の新手法~データ初心者にすすめる『本当に見るべきデータ』とは~」と題した、無料のアクセス解析セミナーを東京で12月18日に開催する。セミナーは同一内容で午前と午後の2回開催。

本セミナーでは、アクセス解析を基礎から学びたい新人Web担当者、統計や解析のノウハウがないためにアクセス解析ツールをほとんど使っていないような担当者向けに、アクセス解析の常識とは異なる改善に役立つデータの活用方法を伝える。

講師はビービット チーフコンサルタントの橋本公彦氏。「正しいアクセス解析の考え方」「実践手法1 ~ 運用業務でのデータ活用」「実践手法2 ~ リニューアルでのデータ活用」「具体例 ~ アトリビューションについての考え方」「ツールの選定ポイント」の5つに分けて解説を行う。

  • 日時:12月18日(火)【午前】10:00~12:00、【午後】15:00~17:00
  • 場所:株式会社ビービット セミナールーム
    (東京都千代田区九段北4丁目2番1号 市ヶ谷東急ビル7階)
  • 参加費:無料
  • 主催:ビービット
  • 詳細・申し込み:http://www.bebit.co.jp/columntalk/seminar/seminar20121218.html

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ビービット、データ解析初心者セミナー「改善が思いつく!アクセス解析の新手法」を東京で12/18 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

インストールするだけ! お手軽サイト高速化ツールGoogle mod_pagespeedはスゴかった [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 約 7 分

今日は、手軽にできるWebサイト高速化の話題を。グーグルの提供しているサイト高速化ツール「mod_pagespeed」が思いのほかお手軽でスゴかったので、その情報です。

どれぐらいスゴいかというと、「サーバーにインストールするだけで、あとは設定ファイルをちょちょっといじれば、かなり高速化できちゃう」というぐらいスゴいのです。しかも、どんなサイトでも、どんなCMSを使っていても「インストールするだけ」


Webサイトを高速化すると、ユーザーに優しいし、場合によっては検索結果での順位にも良い影響が出るかもしれない……それはわかっていても、なかなか本格的にサイトを高速化するのは難しいものです。

サーバー側の高速化に加えて、HTMLのつくりや画像のファイルサイズ最適化、さらにはCSSを調整しての画像スプライト化やCSS/JSファイルの結合・最適化によるブラウザとサーバーの通信本数削減などなど、実はやらなきゃいけないことがたくさん。

グーグルの提供するmod_pagespeedは、そうしたことの、かなりの部分を自動的に行うものです。

mod_pagespeedはこんな最適化を自動的に行う

mod_pagespeedがどれぐらいスゴいかというと、サイト高速化のためのこんなことを自動的にサーバー側で行ってくれるのです。

※かっこ内は、mod_pagespeedの設定名
  • CSSやJavaScriptの最適化
    • HTML内のCSS記述をJavaScriptより前に移動する(move_css_above_scripts)
    • HTMLの<body>内のCSS記述を<head>に移動する(move_css_to_head)
    • HTMLから呼び出す外部CSSや外部JavaScriptが複数ある場合は、それぞれ1つのファイルにまとめてHTTPリクエスト数を削減する(combine_css、combine_javascript)
    • 外部CSSファイルや外部JavaScriptファイルから不要なスペースや改行を取り除いて軽くする。CSSでは画像ファイルのURLを軽量化したファイルのURLに差し替える(rewrite_css、rewrite_javascript)
    • HTML内のstyle属性で書かれているCSSを最適化する(rewrite_style_attributes、rewrite_style_attributes_with_url)
    • HTML内の<style>の@importで参照されているものを1つにまとめる(flatten_css_imports)
    • 小さなサイズの外部CSSファイルや外部JavaScriptファイルをHTML内の<style>や<script>にインライン化する(inline_css、inline_javascript)
    • HTML5のローカルストレージにインライン要素をキャッシュする(local_storage_cache)
    • JavaScriptをロード完了後に実行するdefer指定に変える(defer_javascript)
    • HTML内のCSSが<style>@import ~</style>の場合、それを<link rel="stylesheets"~>形式に変える(inline_import_to_link)
    • HTML内のCSS記述やJavaScript記述のうち分量が多いものを外部ファイル化してブラウザがキャッシュしやすくする(outline_css、outline_javascript)
    • 画像ファイル、外部CSSファイル、外部JavaScriptファイルの、ブラウザ側でのキャッシュ期間を長くする。内容が変わったときに適切に更新されるように内容のハッシュをURLに含む(extend_cache)
  • 画像ファイルの最適化
    • 画像ファイルを最適化する(rewrite_images)
      • 画像ファイルからメタデータや色プロファイルを削除してファイルサイズを削減する
      • ファイルフォーマットを適切なものに変換する
      • サイズの小さな画像をdata:uriでHTML内にインライン化してHTTPリクエスト数を削減する
      • <img>タグで指定された表示サイズと違っている場合に表示サイズに縮小した画像を作成する
    • <img>タグにwidthとheightの指定がない場合に適切なサイズ情報を追加してレンダリング時のリフローをなくす(insert_image_dimensions)
    • HTML上では粗い(つまり軽い)画像ファイルを参照しておいて、実際にブラウザ上でページの表示が完了してから元の画像に差し替える(inline_preview_images)
    • スプライト画像を自動的に作成する。CSSで背景画像に指定されているものを結合して作り、CSSにbackground-positionを自動的に指定する(sprite_images)
    • HTML上では画像ファイルをナシにしておいて、実際にブラウザ上でその画像が表示されるタイミングで元の画像を読み込むようにする(lazyload_images)
  • HTML文書の最適化
    • HTML内のコメントを削除する(remove_comments)
    • HTML内の空白や改行を削除する。ただし<pre>、<script>、<style>、<textarea>を除く(collapse_whitespace)
    • HTML内にある、HTML仕様で重要ではない属性値を削除する(elide_attributes)
    • HTML内のURLを相対パスに書き換える(trim_urls)
    • HTML内の属性値から仕様で不要とされている引用符("")を削除する(remove_quotes)
    • HTML内のmeta http-equivの内容をHTTPヘッダーに変える(convert_meta_tags)
  • Googleアナリティクスコード関連
    • Googleアナリティクスのトラッキングコードを非同期に変える(make_google_analytics_async)
    • Googleアナリティクスのコードを自動的に各ページに追加する(insert_ga)

特にスゴいと思ったのは、やはり画像の最適化関連。CSSやJavaScriptはいちど最適化してしまったらずっとそれを使えるのですが、画像はコンテンツページを追加するごとに増えていくものなので、自動で最適化してくれると非常に楽ですよね。

ただし、ブラウザで画像の部分までスクロールしたときに動的に画像ファイルを読み込むlazyloadは、残念ながらJavaScriptが動かない環境では画像が表示されない仕組みを使っていました。まぁ、やむを得ないのですが……ちょっと残念。

また、スプライトの自動作成機能はテストできていません。

ほかにも、Googleアナリティクスの機能を使って、一部の訪問者にだけmod_pagespeedを有効にしてみるA/Bテストも自動的に設定できるのはポイントが高いですね(ModPagespeedRunExperiment)。

各種の自動最適化の前後を、URLなどがどう変わるかまで含めて確認できるサイトもありますので、見てみるといいでしょう(リンク先ページでbeforeとafterそれぞれのHTMLソースを見たり画像を単体で表示したりするとよくわかります)。

どんな風に早くなるの?

mod_pagespeedを適用した場合と適用しない場合で、ブラウザでの表示までの時間がどれぐらい変わるかを比較したビデオをグーグルが公開しているので、そちらを見てみましょう。

たいしたことない? まぁ、この動画を見るとそう感じる人もいるかもしれませんが、実際には、以前は12.8秒かかっていたページ表示が、mod_pagespeedを有効にするだけで6.6秒まで短縮されています。数字をみると結構なものですよね(ちなみに、これによって売上がどう変わったかは不明です)。

すべてのサイトがここまで改善するとは限りませんが、そもそも、こうしたちょっとした最適化の積み重ねがサイトを良くしていくものなんです。

mod_pagespeedはWebサーバー(Apache)のモジュール

仕組みとしては、Webサーバー(Apache)のモジュールとして作られています。ですので、インストールしたり設定したりするには、それなりに技術を理解しているサーバー管理者の助けが必要です(ちなみに.debや.rpmのパッケージが用意されているのでインストールは簡単です)。

でも、インストールと基本的な設定さえしてもらえば、あとは何もしなくていいし、ほかに必要なソフトウェアもありません。どんなCMSを使っていても、どんな複雑なデザインをしていても、mod_pagespeedが自動的に各ページのHTMLやCSSやJavaScriptや画像を最適化してくれます。

なぜどんなCMSでも自動的に最適化できるのかというと、mod_pagespeedはApacheの一部として動作していて、ページへのアクセスがあるたびに、設定された最適化処理をしたHTMLなどをブラウザに渡す動作をmod_pagespeedがしているからです。

ユーザーがサイトにアクセスすると、まずApacheが対応して、CMSを呼び出して、CMSから出力されたHTMLをApacheがユーザーのブラウザに送信します。その最初の対応部分と最後の送信部分でmod_pagespeedが割り込んで処理をしているわけです。

ですから、いままで運営していたサイトのWebサーバーにmod_pagespeedをインストールすると、その直後から高速化されますし、そのあとにサイトをどんどん更新したりリニューアルしたりしても、それがすべて高速化されるというわけです。

mod_pagespeedの仕組みや動作を詳しく知りたければ、グーグルの担当者が解説している65分の動画がありますので、そちらをご覧ください。

mod_pagespeedのApache内での動作イメージ(グーグルのmod_pagespeed解説動画より)

悪いことはないの?

良いことづくめのように見えるmod_pagespeedですが、もちろんトレードオフもあります。動的に最適化するため、多少はサーバーの処理能力を喰います。

具体的にどれぐらいかはサーバー環境によりますが、いままで秒間100アクセスを処理できていたサイトでは、mod_pagespeedを入れると秒間80アクセスぐらいしか処理できなくなるかもしれません。

「それなら高速化じゃなくて低速化じゃないか」と思うかもしれませんが、そうではありません。mod_pagespeedが行うのは基本的に「ブラウザでの体感表示スピードが快適になる」ための処理なのです。そのため、ユーザーは快適になるけど、サーバーはちょっと処理が多くなってしんどい、ということですね。

ですので、アクセス状況によってはmod_pagespeedを入れたためにサーバーの処理能力が追いつかなくなるという可能性もあります。

それ以外にも、JavaScript関連の処理はまだ完璧とはいえず、最適化するとブラウザでエラーが出たりうまく動作しなかったりする場合もあるようです。そういう問題が出た場合は、JavaScriptの最適化を止めたり、一部のディレクトリに対してのみmod_pagespeedを適用しないようにするなどするといいでしょう。

◇◇◇

「とにかく良く考えられていて、よくできている」がmod_pagespeedを試してみた感想です。サイト運営者が手間を掛けずに基本的なサイト高速化を常に行える、よくできた仕組みです。しばらくするとApacheの標準モジュールとして含まれるようになるのではないかという気もします。

レンタルサーバーに関してはサーバー負荷が上がる点が微妙ですが、米国大手のGo Daddyが採用しているようですので、日本でも採用するサービスが増えてくるのではないかと思います(mod_pagespeedの設定は.htaccessでユーザーが変更できます)。

ただ、Web担ではここらへんの処理をすでにかなり手動で入れたりCMSに実装したりワークフローに組み込んだりしているので、現状では使う予定はありません。でも、もしかしたら近い将来のリニューアルで入れるかもしれませんね。だって運用が楽になるんですから。

御社でも、情シスの人と相談してテストしてみてはいかがでしょうか?

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:インストールするだけ! お手軽サイト高速化ツールGoogle mod_pagespeedはスゴかった [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

炎上発生時の法的リスクや企業責任について弁護士が解説、NTTコムがソーシャルリスク管理セミナー東京で12/11 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

NTTコミュニケーションズと、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションは「ソーシャルメディア・リスクマネジメントセミナー~迅速な対応で企業のブランドを守る!~」と題した無料セミナーを東京で12月11日に開催する。

セミナーでは、インターネットに関わる法制度に詳しいアンダーソン・毛利・友常法律事務所の中崎尚弁護士を講師に招き、ソーシャルメディアに特徴的な法的リスクやトラブル事例、ネット炎上を防止するためのマネジメント方法について解説する。また、企業ブランドを迅速かつ効率的に守るための実践的な手法として、NTTコム オンライン プロダクト本部の三竹氏が、ソーシャルセキュリティサービス「BuzzFinder」を使った、炎上などのソーシャルリスクを早急に察知し、対処するための方法を解説する。

  • 日時:12月11日(火)15:00~16:50(受付14:30~)
  • 場所:NTTコミュニケーションズ 汐留ビル11階 プレゼンテーションルーム(東京都港区海岸1-2-20)
  • 主催:NTTコミュニケーションズ、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション
  • 定員:90名
  • 参加費:無料
  • 詳細・申し込み:http://blog.nttcoms.com/seminar/3035.html

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:炎上発生時の法的リスクや企業責任について弁護士が解説、NTTコムがソーシャルリスク管理セミナー東京で12/11 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

富士通、Webマーケティングに関する「Webインテグレーション・ソリューションセミナー」、東京で12/14 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

富士通は、Webサイトのビジネス活用に必要なWebマーケティングについての「Webインテグレーション・ソリューションセミナー」を12月14日に東京都港区で開催する。複雑化するWebマーケティングに対応し、企業の「Facebook」対応、コンテンツ管理システム「Sitecore CMS」によるソーシャルメディア連携、企業のソーシャルメディア活用事例などを紹介する。セミナーは午後2時~同5時10分に開催。定員は50人、参加無料。サイトから申し込む。概要は次の通り。

日時:2012年12月14日(金)午後2時~同5時10分
場所:富士通トラステッド・クラウド・スクエア(東京都港区浜松町2-4-1世界貿易センタービル(受付30階))
内容:「富士通のWebマーケティング・ソリューション紹介」「Facebookページ運営をしてわかった7つの落とし穴と、その対策」「マルチデバイス時代をリードする最先端Webコンテンツ管理ソリューション」「サッポロビールのソーシャルメディア活用事例(仮)」
詳細・申し込みサイト:
http://fjid.jp.fujitsu.com/events/seminar/2012/12/12004255.html

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:富士通、Webマーケティングに関する「Webインテグレーション・ソリューションセミナー」、東京で12/14 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.


ホットリンク、ソーシャルリスクモニタリングの「e-mining」のアラート機能をバージョンアップ [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

エージェントシステム開発のホットリンクは、インターネット上のソーシャルリスク・モニタリングサービス「e-mining(イーマイニング)」をバージョンアップし、オプションメニューとして「2ちゃんねる」アラートメールサービスの提供を11月26日開始した、と同日発表した。ホットリンクはWebサイトやFacebookページ、「Twitter」などに非難が殺到する「炎上」の発生源として影響力の高い2ちゃんねるデータ利用の独占権を持っており、強みを生かしてバージョンアップを行った。

2ちゃんねるアラートメールサービスは、2ちゃんねるの書き込みが自社とかかわりのある内容で、異常事態が発生している場合はアラートメールで状況がリアルタイムに把握できる。e-miningにキーワードを設定し、設定したキーワードが出現した場合、もしくは設定したキーワードの出現件数が増加した場合の2条件でアラートメールを受け取ることができる。料金は月額3万円で、Twitterと2チャンネルの両方のアラートメールサービスを利用できる。

ホットリンク
http://www.hottolink.co.jp/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ホットリンク、ソーシャルリスクモニタリングの「e-mining」のアラート機能をバージョンアップ [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

楽天リサーチ、ソーシャルメディアを活用した調査サービス「ソーシャルリサーチ」を提供開始 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

楽天の調査会社、楽天リサーチは、ソーシャルメディアを活用したMROC(エムロック・Market Research Online Community)タイプの新調査サービス「ソーシャルリサーチ」の提供を開始する、と11月27日発表した。MROCはソーシャルメディアを利用したコミュニティで、ソーシャルリサーチでは長期間、大規模な企業コミュニティを設定し、調査を実施することができる。マーケティングを目的とした活用も可能だという。

ソーシャルリサーチは、消費者、企業のスタッフ、モデレーター(調整役)からなるコミュニティを構築し、ディスカッション、アンケート、ライブチャットなどの手法を使い、消費者からの情報を収集する。消費者のアイデアを集め、企業と消費者が共同で商品開発をすることもできる。また、イベントの実施により、消費者のロイヤル顧客化を促すといったマーケティング活動も可能。

楽天リサーチ
http://research.rakuten.co.jp/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:楽天リサーチ、ソーシャルメディアを活用した調査サービス「ソーシャルリサーチ」を提供開始 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

売れるネット広告社 監修の「カゴ落ち防止フォーム一体型LP」をたまごカート plus+が提供開始 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 1分弱
日本ネット経済新聞ダイジェスト

EC向けシステム開発のTEMONA(テモナ、本社東京都、佐川隼人社長、03-4455-7452)は11月、提供するリピート通販専用のショッピングカート付き通販システム「たまごカート plus+(プラス)」に、「カゴ落ち」を防止するためのフォーム一体型ランディングページ(LP)の提供を開始した。配送管理、顧客管理、受注管理など単品リピート通販に特化した「たまごカート plus+」と併用することで、新規顧客獲得施策がより効率的になるとしている。

フォーム一体型LPの名称は「たまごLPフォーム」。ネット広告や通販のコンサルティングを行う、売れるネット広告社(本社福岡県)の加藤公一レオ社長が監修した。

ネット通販は商品を購入するまでに複数のページに移るのが一般的だが、移る途中で買い物を止めてしまう「カゴ落ち」が発生する。これを防止するため(1)フォーム一体型LP(2)確認画面(3)サンクス画面――の3ページだけで受注を完了させ、コンバージョン率が向上するという。

「たまごカート plus+」を契約している事業者が導入の条件となる。通常は月額1万9800円だが、今年中の申し込みは月額1万3800円となるキャンペーンを行っている。

・たまごLPフォーム
https://tamago.temonalab.com/content/tamago_lp

※記事内容は日本ネット経済新聞の紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

→日本ネット経済新聞についてもっと詳しく知りたい

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:売れるネット広告社 監修の「カゴ落ち防止フォーム一体型LP」をたまごカート plus+が提供開始 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

リニューアル最大の敵の正体と断舎離 [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 約 3.5
Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる 企業ホームページ運営の心得

コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。

宮脇 睦(有限会社アズモード)

心得其の290

片付けのコンセプト

前回の自社ホームページのリニューアルについて紹介した原稿を入稿すると、サイトを確認した担当者から「劇的ビフォーアフターですね」と返信がありました。我が町足立区は北千住にある「槍かけだんご かどや」がこの秋、建て替えてモダンにリニューアルオープンしましたが、団子を並べるガラスケースは旧店舗のもの使っています。ホームページをリニューアルするときも、改装以前の面影をどこかに残す方がベターです。なぜなら、旧サイトで得た信用を継続することにもつながるからです。

しかし「劇的」に変えました。それは少し前に流行った片付け術の言葉を借りれば「断舎離」です。「断舎離」とはヨガの行法にヒントを得て、クラター(片づけ)コンサルタントを名乗るやましたひでこさんが著書『新・片づけ術 断捨離』で紹介し広まった言葉です。著者の公式サイトには「モノへの執着を捨てることが最大のコンセプト」とあります。

「執着」こそがリニューアルにおいて最大の敵です。

三ノ宮がゴミに

リニューアル前のトップページには、著作はもとより、数年前に書き下ろしたレポート、また、原作したマンガ「三ノ宮純二」の紹介がありました。手前味噌ですが、すべてが自信作です。どれひとつとして削ることはできない……とは執着だと気づきます。物書きとしての「エゴ」かも知れません。しかし、それは胸に秘めるものであり、お客や訪問者に押しつけるものではないと、当たり前のことに気がついたのが、前回述べた地元足立区の「ゴミ屋敷」報道です。

さらに、です。本稿で度々紹介している「焼き鳥屋理論」は、間口を狭くすることで専門性を高め、検索エンジンが分類しやすくなりSEOが期待でき、はじめてのお客にも理解が早くなるとするものです。漠然とした居酒屋ではなく「焼き鳥」と打ち出すことが「焼き鳥屋理論」の骨子です。ところが、自社のサイトはまるで、

ラーメン定食を看板に掲げる寿司屋

だったのです。なんでもありすぎて、自ら提唱する理論に自ら背いていたのです。

アクセスログでビックリ

しかし、執着という病はなかなか根が深く、着手する前に「アクセスログ」から現状維持する理由を探してみたりもしました。ところがそこで驚愕の事実を突きつけられます。「トップページ(厳密にはホームページですが、本稿では一般的に広まっている呼び方を採用しています)」へのランディングが少なかったのです。総ランディング数の8割が「独自コンテンツ」で、トップページが玄関(ポータル)として機能していないのです。にもかかわらず、そこに「執着」しても虚しいだけです。そして2週間、正味1週間でリニューアルを完遂しました。

独自コンテンツを裏口に回したことは前回触れたとおりです。トップページからコンテンツへの移動が少なく、またトップページにランディングした訪問者が次に訪れていたのは「営業案内」や「会社概要」でした。ならばそれ以外は「にぎやかし」に過ぎず、裏口ぐらいの扱いで十分です。

ブログに負けたトップページ

独自コンテンツとは筆者「宮脇睦」としてのレポートやブログなどです。小声で言いますが、筆者としての収入は馬鹿にはできず、トップページに掲載し続けていた理由の1つです。ところが先日もTBSラジオから取材の電話があり、かけてきた理由を訪ねると5年前に書いた「ブログ」でした。週刊誌などからの取材は各種連載をきっかけとするものが多く、本稿の読者から講演会にお招きいただいたこともあります。

つまり、トップページは利益に貢献していなかったのです。むしろ前回述べたように、トップページに置いた「Twitter」で「AV女優」について語っているデメリットの方が大きかったことでしょう。

これは一般企業のサイトにも通じます。人気のコンテンツの大半は、それ自身が「ランディングページ」になっているものです。人気コンテンツから他へと誘導するのが正しい姿であり、わざわざ会社の顔とも言えるトップページに置かなくてもよいということです。自戒を込めて。

サービスの取捨選択

最大の断舎離を決行したのはメニューです。メニューとは営業品目、サービス一覧、業務内容。「焼き鳥屋理論」では「間口は狭く、奥行きは深く」としています。つまり、焼き鳥屋の看板をあげていても、刺身や茶碗蒸しを提供しても構わないということです。しかし、今回はこちらも大胆に捨てました。当社の創業時の事業である「販促ツール制作」の看板を下ろしたのも、それを「執着」としての断舎離です。その選択基準が「受注実績」です。

いま、物書きの仕事を除けば、新規受注の100%がWeb関係です。事実上、受注していないサービスは市場が求めていないものであるか、当社の提案に魅力がないか、私のやる気がないかのどれかです。過去、一年間で新規受注(成約)していないサービスは、粗利が高いサービスであってもバッサリと断舎離します。

ランドセルはいらない

断舎離する過程で創業期の気持ちを思い出しました。金もコネもなく、実績すらなかった当社は、試行錯誤に紆余曲折の日々で、朝令暮改など当たり前です。1つの正解を見つけるために、百の間違いを犯したこともあります。そして自分を見失いそうになったとき、こう念じたのです。

いままでより、これから

昨日より今日が大切で、明日のために今日を変えることをいとわない柔軟さにだけ「執着」していたのです。小学生も中学に上がればランドセルが不要になるように、新しい自分になるためには、まず「捨てる」から始めることをすっかり忘れていました。実は営業戦略も「客を捨てる」から始めるものなのですが、これについてはいずれ機会があれば。

ゴミ屋敷を生み出すのは執着、というのが今回のリニューアルからの結論です。執着を捨てれば、リニューアルは簡単。ちなみに、いまでもチラシの制作を受注し、パンフレットや名刺、動画の撮影・編集から、メルマガの監修まで手がけています。ただし、Web関係で取引のある企業限定で、問い合わせがあっても「面倒くさいな」と言葉にはしませんが、もっともらしい理由を告げて断っていました。失礼な話です。そこで今後は「裏メニュー」とすることにしました。

今回のポイント

注文のないメニューを看板から外す

捨てることで新しい世界が拡がることがある

宮脇睦

宮脇 睦(みやわき あつし)

プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。

制作、営業の双方の現場を知ることからウェブとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、冷静な視点からのIT業界分析に「週刊ポスト」など、様々な媒体から情報発信を続ける。

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:リニューアル最大の敵の正体と断舎離 [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

わずか1カ月でスマホサイトを構築可能。ECサイトが自動変換サービスを利用するメリットとは? [ネットショップ担当者フォーラム特集] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 約 6 分
[PR]

EC市場におけるスマートフォン経由の売上比率は
最終的に5割に到達する可能性がある。

ネットショップ担当者フォーラム2012

モバイルEC最大手『ニッセン』の自動変換サービス活用事例を紹介:スマホ対応の鍵は“リーンスタートアップ”にあり!
「ネットショップ担当者フォーラム2012」【参加費無料】

12月6~7日の東京有明TFTホールにおいて、ネットショップ運営成功の「本質」的手法を知るショップ担当者のためのイベント「ネットショップ担当者フォーラム2012」が開催される。

特別講演A1-2セッションでは、株式会社エムティーアイの小畑陽一氏が、モバイルEC最大手「ニッセン」の事例を紹介。リーンスタートアップでスマホ対応を成功に導くノウハウを明かす。スマホ対応に悩むECサイト担当者必聴の内容だ。

講演“リーンスタートアップ”で切り拓くスマホ・ビジネスの成功戦略
(12月6日 11:40~12:20)

株式会社エムティーアイの講演内容とイベントの事前参加登録はこちら
ネットショップ担当者フォーラム2012
  • 日時:2012年12月6日(木)・7日(金)
    2日間、10:00~18:30
  • 会場:TFTホール(東京有明)
  • 参加費:無料
  • 主催:Web担当者Forum
    (株式会社インプレスビジネスメディア)

このようにEC市場の大きな変化を予測するのは、スマートフォンサイへの自動変換サービスを提供しているMTIのPackage Solution事業部長・小畑陽一氏。

スマートフォンサイトの構築手法は、大別して

  1. フルスクラッチでゼロからつくる
  2. スマートフォンに対応済みのCMSを利用する
  3. 自動変換サービスを利用する

という3つの方法がある。

このうち既存の基幹システムをいじらず、すばやく導入できるのが③の方法だ。ニッセンをはじめ、大手ECサイトでも導入されている自動変換サービス活用のポイントを、小畑氏にうかがった。

なるべく早くスマートフォン対応をしたいと考えているECサイト運営者はぜひ参考にしてほしい。

ECサイトのROI向上にスピードで貢献する自動変換サービス

――MTIはスマートフォン向けのサイト変換で、200社以上の実績があります。どのようなサイトが多いのですか。

小畑氏 顧客の4割はECサイトですが、証券など高度なセキュリティや安定性を求められる金融系サイトにも導入実績があります。

弊社はもともとフィーチャーフォンのキャリア間サイト変換サービスを行っており、そこで蓄積してきたノウハウがあります。加えてオンプレミスで機材をもっていること、システム運用のために専用の人員を配していることなどを、評価していただいているのだと思います。

小畑氏

――顧客にECサイトが多いのは、なぜでしょうか。

小畑氏 ECサイトが多い理由はもちろん、スマートフォンサイトの有無が、売上に直結するからです。スマートフォンでPCサイトを閲覧することはもちろん可能です。しかしPC向けのサイトをスマートフォンで表示させると、離脱率が目に見えて跳ね上がってしまう。こうした傾向があることは、ECサイトを運営している皆さんは、恐らくご存じだと思います。顧客を逃さないためには、スマートフォン向けサイトは必須なのです。

もう1つの理由は、ECサイトの顧客層が、スマートフォンのユーザー層と重なるからです。スマートフォンの普及率は、2年前にはわずか10%程度でしたし、スマートフォン経由の売上比率も、全体から見ればわずかなものでした。にもかかわらず、多くのECサイトがスマートフォン対応をこぞって始めたのには理由があります。その10%のスマホユーザーの中に、課金サービスを利用したり、商品を購入したりするユーザー層が多く含まれていたからです。

別の言い方をすれば、ECをよく利用していたユーザーほど、フィーチャーフォンからスマートフォンへといち早く乗り換える傾向が見られた。このことは、弊社が提供する有料コンテンツのデータからも見て取れましたし、ECサイトの皆さんも実感していたと思います。

――フルスクラッチでの構築や、CMS導入などの選択肢もある中で、なぜ自動変換サービスが選択されるのでしょうか。

小畑氏 ECサイトに限らずビジネスではROI(投資利益率)やQCD(品質・価格・納期)が重要になります。ROIを向上させるためのポイントは、やはりスピードです。結論から言えば、自動変換サービスを用いれば、わずか1か月程度で既存のフィーチャーフォン向けサイトやPC向けサイトを、スマートフォン向けサイトへと変換し、運用スタートできます

ECサイトをフルスクラッチで構築した場合は、当然ながらそのような短期間でローンチするのは不可能です。企画から決済・実装・テストを経てサービス開始に到るまで、6か月から12か月はかかるでしょう。

仮に12か月かけてようやくスタートしたフルスクラッチのサイトと、1か月で立ち上げて、その後11か月間にわたってユーザーのフィードバックを得ながら改善を続けた変換サイトがあるとします。どちらが競争力のあるECサイトかといえば、圧倒的に後者でしょう。テストをしながらユーザーの意見をくみ上げ、フレキシブルに改善を続けていくことが、スマートフォン対応の一番のポイントであり、ECサイトのROIを向上させる要因になると思います。

ECにおけるPCとスマホの売上比率は、最終的に5:5になる

小畑氏

――立ち上げの速さだけでなく、運用面でも自動変換サービスにメリットはあるのですか。

小畑氏 もちろんあります。まずECサイトのWeb担当者にとって一番大きなメリットは、自社のサイトを進化させるための施策を考える時間が生まれることです。

自動変換サービスを利用すれば、既存のケータイサイトさえ運営していれば、スマートフォンサイトは勝手にできあがります。しかもデザイン面は、「music.jp」をはじめとする弊社運営サービスでの実績を基に作られたテンプレートを利用できますし、SEOやABテスト、商品のレコメンドなども自動変換サービス側にある程度任せてしまうことができる。これによってECサイトのWeb担当者は、自社のサイトを進化させたり、尖ったサービスを企画したりという、本来の業務に時間を割けるようになります。

もう1つは前述のスピード面の優位性にも関連しますが、基幹システムをいじる必要がない点です。自動変換サービスは、既存のWebサイトがインターネットに出力するHTMLをそのまま利用し、スマートフォン向けに変換する仕組みになっています。ですからWebの裏側、つまりWebサーバーと連携して動作している基幹システムには手を加える必要がないのです。

基幹システムの奥の方で、COBOLで書かれたメインフレームが動いていたりすると、スマートフォンサイトを構築するためにCOBOLの技術者を探してくる羽目になってしまいます。そこまでは極端だとしても、基幹システムの改修には、100万単位の人月コストがかかることは珍しくないでしょう。

冒頭で説明したとおり、ECサイトは、他サイトに比べてスマートフォン対応に積極的です。しかし実は4割ものECサイトは、現段階でもスマートフォン対応が十分にできていません。スマートフォン対応を阻む大きなハードルとして、基幹システムとの連携の問題を挙げるECサイトも少なくありません。しかし自動変換サービスを利用することで、この問題はすばやくかつ低コストで解決できるようになります。

ECサイトのスマートフォン対応の要は変化への柔軟性

――御社では数多くのスマートフォン対応成功事例を見てきていると思います。ECサイトのスマートフォン対応の要諦は、どこにあるのでしょうか。

小畑氏 一番重要なのはマーケットの変化にフレキシブルに対応することです。

2年前であればスマートフォンのユーザーは、アーリーアダプター層が中心でした。サイトの使い勝手が多少悪くとも、ユーザー側が工夫して使ってくれた。しかし現在では若い女性にも普及してきていますし、来年からは恐らく、高校や大学の入学プレゼントとして子どもたちから一番喜ばれる商品は、スマートフォンになるでしょう。シニア向けのスマートフォンもすでに発売されています。つまりスマートフォンのユーザー層は拡大するとともに、多様化しているわけです。

使い勝手の悪いサイトを我慢して使ってくれるユーザーは、もはや少数派です。

このような変化にECサイトが対応するためには、自分たちの商材がどの層をターゲットとしているのかをはっきりさせ、スマートフォンサイトをその層に最適化させる必要があります。言い方を変えれば、「自社のブランドを尖らせること」が大事です。

たとえば最近、開設されたある航空会社のビジネスクラス向けのサイトでは、フォントやボタンを大きくし、PCサイトより落ち着いたデザインを採用しています。シニア層をターゲットとしており、サイトをその層に最適化しているわけです。スマートフォンはPCに比べてパーソナルなデバイスです。それぞれのユーザー層に特化したインターフェイスで表示させるなど、きめの細かい対応を行うことが、競争力の強化につながります。

もちろん、だからといってすべてのデバイス、ユーザー層に対応するのは不可能ですし、その必要もありません。たとえば今後、画面サイズが7インチ程度のデバイスが普及すると思われますが、自社のユーザー層と一致しなければ、無理に対応しなくてもいいでしょう。むしろ必要がない部分は勇気をもって切り捨て、攻めるべきところをきっちり攻める。そのような選択と集中が、今後のECサイトには強く求められるようになると思います。

――最後に、今後のEC市場がどのように推移していくか、見通しを教えてください。

小畑氏 まず、フィーチャーフォン経由の売上が急速にシュリンクするのは間違いないと思います。家庭でのPCの必要性は少なくなってきていますから、PC経由の売上高も横ばいが続くでしょう。そのパイを埋め、なおかつEC市場の拡大を牽引していくのがスマートフォンだと思います。

ECサイトにおけるPCとモバイルの売上比率は、9対1というのが業界の通説です。しかし私は、この売上比率は最終的に5対5になってもおかしくないと考えています。PCでもフィーチャーフォンでもEC利用経験がなく、スマートフォンで初めて購買体験をするユーザーが今後どんどん増えていくからです。

小売業界全体の年間売上高150兆円のうち、EC市場の規模は数パーセントに過ぎません。しかしスマートフォンの普及が礎となり、EC市場自体が今後飛躍的に拡大していくと思っています。

この大きなマーケットの潮流に乗り遅れないためには、スマートフォン対応が不十分なECサイトは、一刻も早い対応が求められるでしょう。

小畑氏
ネットショップ担当者フォーラム2012

スマホ対応の鍵は“リーンスタートアップ”にあり!
モバイルEC最大手『ニッセン』の自動変換サービス活用事例を紹介
「ネットショップ担当者フォーラム2012」開催【参加費無料】

12月6~7日の東京有明TFTホールにおいて、ネットショップ運営成功の「本質」的手法を知るショップ担当者のためのイベント「ネットショップ担当者フォーラム2012」が開催される。

特別講演A1-2セッションでは、株式会社エムティーアイの小畑陽一氏が、モバイルEC最大手「ニッセン」の事例を紹介。リーンスタートアップでスマホ対応を成功に導くノウハウを明かす。スマホ対応に悩むECサイト担当者必聴の内容だ。

株式会社エムティーアイの講演内容とイベントの事前参加登録はこちら
  • 主催:Web担当者Forum(株式会社インプレスビジネスメディア)
  • 日時:2012年12月6日(木)・7日(金)/2日間、10:00~18:30
  • 会場:TFTホール(東京有明) 【会場アクセス】
  • 参加費:無料
この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:わずか1カ月でスマホサイトを構築可能。ECサイトが自動変換サービスを利用するメリットとは? [ネットショップ担当者フォーラム特集] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

野村総研、位置情報の活用によるサービスの進化などを予測した「ITロードマップ」を発表 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

野村総合研究所は、2017年度までの「位置情報の活用による顧客・生活者向けサービスの進化と、そのインパクト」を予測した「ITロードマップ」をまとめ、11月27日発表した。ITロードマップでは、スマートフォンの急速な普及により、位置情報が活用しやすくなり、ソーシャルメディア上で位置情報を共有する行動が増え、同時に社会・産業分野においても位置情報サービスの価値が高まっているとして、2012年度から2017年度までのサービスの進化を予想した。

ITロードマップによると、2012~2013年度は、位置情報連動クーポンを中心とした実店舗への誘導サービスが始まると予想。2014~2015年度はサービス会員が事前に設定した特定のエリアに近づくと自動的に最新情報やクーポンを企業側からプッシュ配信する、チェックインの自動化(ジオフェンシング)による位置情報活用の高度化が始まると予想している。また2014年に運用が始まる日本の準天頂衛星を使った測位システムにより、屋内や地下でも正確な位置が特定できるようになるとした。2016~2017年度には、生活者の位置データを他のデータと組み合わせて分析・活用する「ロケーション・インテリジェンス」が新たな価値を生み出すと予想している。

野村総合研究所
http://www.nri.co.jp/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:野村総研、位置情報の活用によるサービスの進化などを予測した「ITロードマップ」を発表 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

さくらインターネット、専用サーバーサービス「さくらの専用サーバ」を改定し、月額8800円から提供 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

インターネットデータセンター事業のさくらインターネットは、専用サーバーサービス「さくらの専用サーバ」の改定を12月6日に実施する、と11月28日発表した。「エクスプレスシリーズ」のサーバーモデルの改定と「エクスプレスG2シリーズ」のサーバーモデルの拡充を実施し、エクスプレスシリーズは月額8800円からの低価格で提供する。

エクスプレスシリーズは、申し込みから利用開始まで最速10分納品、4コアのCPU、16GBメモリ、1TBのミラーリング構成のHDDが付いて月額8800円で提供。最大CPU12コア、メモリ64GBまでの構成が可能で、内蔵ストレージにはSSDも選択できる。エクスプレスG2シリーズは、全モデル初期費用なしで利用できる手軽さが特長で。最大CPU16コア、メモリ192GBまで対応し、内蔵ストレージも9台まで搭載できる。

さくらインターネット
http://www.sakura.ad.jp/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:さくらインターネット、専用サーバーサービス「さくらの専用サーバ」を改定し、月額8800円から提供 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.


博報堂DYメディアパートナーズ、「全国47都道府県メディア接触分析」で接触パターンを5分類 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 約 1 分

広告事業の博報堂DYメディアパートナーズ、メディア環境研究所は、全国47都道府県に住む生活者の主要6メディア(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、PCネット、携帯ネット)に対する接触状況を分析する「全国47都道府県メディア接触分析」を行い、11月27日、結果を発表した。その結果、生活者のメディア接触パターンはテレビ・新聞を愛好する「カントリーマス」、ラジオの利用時間が極めて長い「ラジエリアン」、メディア接触の中心がテレビの「テレビラバーズ」、ネット利用が長くメディア接触傾向が平均に近い「アベレージニッポン」、ネット利用時間が突出して長い「ネットシチズン」の5通りに分類でき、地域によって特徴が分かれていることが明らかになった。調査は2011年10月16~22日に、全国47都道府県に住む15~69歳の男女を対象に郵送調査で実施。有効回答数は2万8859だった。

カントリーマスは、テレビ・新聞を愛好する層で、メディア総接触時間が比較的長い。広い土地と豊かな自然に恵まれた北海道、青森県、岩手県などに多く、50~60代の男女比率、農林漁業の比率が高い特徴があった。ラジエリアンは、鉄道がほとんどなく、移動手段が車に限られるため、すべてのパターンの中でラジオの利用時間がもっとも長い沖縄県に特有のパターンだった。テレビラバーズは、メディア接触の中心がテレビで、ラジオやネットへの接触は少ない。静岡県、広島県を除き、人口下位の6県(鳥取県、島根県、高知県、徳島県、福井県、佐賀県)が集中していた。アベレージニッポンは、東京に次ぐ大都市や政令指定都市を多く持つ府県に多かった。PCと携帯ネットの接触が東京に続いて長めだが、傾向としては全体の平均に近かった。東京都に特有のネットシチズンは、メディアの総接触時間が長く、PC・携帯ネットのインターネット利用時間が突出して長い。雑誌接触時間も比較的長く、テレビ、ラジオの接触時間は短めだった。

博報堂DYメディアパートナーズ
http://www.hakuhodody-media.co.jp/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:博報堂DYメディアパートナーズ、「全国47都道府県メディア接触分析」で接触パターンを5分類 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

大手3モール、12年7-9月の流通総額 楽天のみ2桁成長 特需の反動や残暑も乗り越え [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 約 2 分
日本ネット経済新聞ダイジェスト

ネットショッピングモール大手3社の12年7―9月期におけるEC業績がまとまった。

震災特需の反動や長引く残暑の影響で、各社とも今期は成長の鈍化が予想されたが、楽天は流通総額が前年同期比11・4%増となり、2桁成長を維持した。一方、ヤフーはスマートフォン(スマホ)経由の流通額が拡大したが、流通額は同1・1%増にとどまった。ディー・エヌ・エー(DeNA)の流通額は同2・8%増だった。

この結果、大手モール3社の12年7―9月の合計流通総額は同9・0%増の3794億円だった。

楽天市場
出店者数が4万店突破

「楽天市場」の7―9月期の流通総額(ブックス、オークションを含む)は前年同期比11・4%増の2946億円だった。前年同期は地デジの駆け込み需要などもあり家電の売り上げが拡大。楽天では「少なくとも15億円程度の家電特需があった」(三木谷浩史社長)としている。また、残暑により秋冬商品の売れ行きが悪く20億円程度のマイナスになった。加えて7―9月の間に、3月と6月に実施した「楽天スーパーセール」を開催しなかったことから、流通額の伸び率が鈍化することが懸念されたが、2桁増を維持した。

これについて三木谷社長は「マイナス要因にも影響されない安定して成長する事業になってきた証拠だ」と話し、今後さらに成長力を高めることが可能だとする見方を示した。

スマホ経由の流通額は前年同期比で約4倍に拡大。楽天では店舗ページのスマホ対応などを急速に進めており、その結果が出てきているという。すでにスマホ経由の流通額が、従来の携帯電話経由の流通額を超えたとしており、年末年始に「さらに成長することが予想される」(同)としている。

流通額の成長に合わせて出店者数も拡大。発表はなかったものの9月中に「楽天市場」の出店者は4万店を突破。9月末時点の出店者数は4万520店舗となっている。1店舗当たりの平均月商は242万3500円となっており、前年同期比1800円の増加だった。

ヤフーショッピング
キャンペーンなどが不発に

「ヤフーショッピング」の流通総額(オークションは含まず、チケット・旅行を含む)は同1・1%増の745億円だった。スマホ版のヤフートップページからユーザーの誘導を図った結果、スマホ経由の流通額は伸びたが、PC経由の流通額は低迷した。随時行っているポイントキャンペーンにおいても他の2社が行うキャンペーンに比べポイント付与率などが低く、盛り上がりに欠けた。宮坂学CEOは「EC市場の成長率よりも下回る状況は打開していかなければならない」としていたが、今期は主力3社で最も低い成長率に転落した。

オークション事業も低迷。オークション流通額は同2・6%減の1569億円になった。地デジ特需による減収が大きく響いたとしている。

ヤフーショッピングの9月末時点の出店者数は2万377店舗で、6月末に比べ84店舗減少だった。「ヤフーショッピング」のリニューアルの中止など度重なる方針転換が出店者の不安につながった。加えて、このところの成長力鈍化により、退店するEC事業者が増えたようだ。

DeNA
スマホへの期待値で出店者拡大

DeNAのモール流通総額(ビッダーズ、auショッピングモールの合計)は同2・8%増の103億円となった。システムの更新などにより、簡単に商品ページが制作できる仕組みを提供。スマホ向けサイトが作りやすくなったことにより、スマホ経由の売り上げが伸びた。

また、プロ野球球団などと連動した、各種キャンペーンを打ち出しやすくなったこともプラスにつながった。

スマホ経由の流通額が伸びていることから、年末に向けて期待する出店者が拡大。出店者数は6月末に比べ122店舗増の4178店舗になっている。

※記事内容は日本ネット経済新聞の紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

→日本ネット経済新聞についてもっと詳しく知りたい

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:大手3モール、12年7-9月の流通総額 楽天のみ2桁成長 特需の反動や残暑も乗り越え [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

O2Oはネットからリアルへの集客だけではない。ECサイトと実店舗の相乗効果で売上を高める2つのポイント [ネットショップ担当者フォーラム特集] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 約 5.5

O2Oは事業全体の売上を高める施策。購入は実店舗でもネットでもいい。

ネットショップ担当者フォーラム2012

小売りの現場とECを融合する
O2O最新事例を紹介
「ネットショップ担当者フォーラム2012」開催【参加費無料】

12月6~7日の東京有明TFTホールにおいて、ネットショップ運営成功の「本質」的手法を知るショップ担当者のためのイベント「ネットショップ担当者フォーラム2012」が開催される。

特別講演A1-1セッションには、株式会社ecbeing代表取締役社長の林雅也氏が登壇。O2Oを利用した最新ECサイト最新事例を紹介する。

講演O2Oを利用した最新ECサイト構築事例のご紹介(12月6日 10:50~11:30)

株式会社ecbeingの講演内容とイベントの事前参加登録はこちら
ネットショップ担当者フォーラム2012
  • 日時:2012年12月6日(木)・7日(金)
    2日間、10:00~18:30
  • 会場:TFTホール(東京有明)
  • 参加費:無料
  • 主催:Web担当者Forum
    (株式会社インプレスビジネスメディア)

日本ではBtoCの小売・サービス全体に占めるECの割合は、わずか3%にも満たない。この「リアル」と「ネット」の商売のギャップを埋めるソリューションとして、大きな期待を集めているのが「O2O(Online to Offline、オーツーオー)」だ。

市場規模は20兆円以上と言われるO2O関連ビジネス。スマートフォンを店頭の読み取り機にかざすとクーポンがもらえるといった、「ネットからリアル」への集客ソリューションが話題になりがちだ。

しかしECサイトと実店舗の両方を運営している場合、重要なのは両者をどう連携して、顧客満足度を向上させ、成果を出していくかといったことだろう。実店舗も運営しているECサイトがO2Oを行う際にはどのような点がポイントになるのか。 ECサイト構築最大手・ecbeingの林雅也社長にお話を伺った。

ちなみにecbeingの持株会社は東証一部上場のソフトクリエイトホールディングス。同社はもともとパソコンのリアルショップからスタートしており、老舗ECサイトの「特価コム」も運営している。O2Oが「クリック&モルタル」と呼ばれていた時代よりも前から、実店舗とECサイトの連携に関わってきた企業だ。

ではまず基本的なことだが、O2Oとは何を目的にするソリューションなのか。林社長は次のように説明する。

O2Oは実店舗とECサイトをうまく連携して、お客さまを購買行動に結びつけていくことです。実は購買ポイントは、オンライン・オフラインのどちらでもかまいません。リアル・ネットで協調して顧客のロイヤリティーを醸成し、オンラインであろうがオフラインであろうが、自社で購入していただく。このことが大きな狙いになります

冒頭に述べたように、O2Oと言うと「ネットで接触したユーザーを実店舗に誘導する」という一方通行のソリューションが想定されがちだ。しかし重要なのは事業全体の売上がアップすることであり、ネットであってもリアルであっても、コンバージョンに結びつけばいいというのが、林社長の考えだ。

林雅也社長

たとえば一昔前であれば、顧客をネットから実店舗に集客し、ポイントカードを作ったら終わりでした。作ったポイントカードは実店舗でしか使えない。しかし最近ではポイントカードをオンラインとオフラインで統合してどちらでも使えるようにし、実店舗・ECサイトの双方で買ってもらえるようにすることが、O2Oソリューションの基盤になっています。実店舗とECサイトの垣根が、なくなりつつあるのです

もちろん実店舗とECサイトを連携しようという試みは、O2Oが脚光を浴びる前から行われていた。しかし林社長によれば、実店舗とECサイトの考え方に溝があることが原因で、連携がスムーズに行かないケースも多かったのだという。

同じ会社の中とはいえ、実店舗とECサイトは一種の競合関係にあります。特に慎重だったのは実店舗側です。連携を深めた結果、ECサイトに自店の売上を奪われるのではないか。店舗運営者がそのような懸念を抱いて、慎重になっていることも多かったのです

ところが実際には、丁寧に実店舗とECサイトの連携に取り組めば、売上を奪い合う状態にはならないのだと林社長は説明する。むしろネットとの連携を深めていけば、相乗効果で実店舗の売上も増加していく。そんな先行事例が、この2年ほどで目立って増えてきたのだ。背景にあるのは、スマートフォンの普及だ。

林雅也社長

たとえばユーザーにECサイトの販促メールを送ったとします。フィーチャーフォンのユーザーはそこで紹介された商品が気に入れば買いますが、気に入らなければそれで終わりで、サイトのほかのページを見たりしません。実店舗に来てくれるということもない。ところがスマホのユーザーは、解析データからも明らかですが、サイト全体をくまなく閲覧する傾向があります。スマホだけでさまざまな商品を見てもらえるし、実店舗に誘導する施策も展開できる。実店舗誘導後のポイント付与や会員登録も、スマホに搭載されているFeliCaやバーコードなどを使って、簡単にできてしまいます

実店舗でのネット連携も高価な専用端末は不要で、極端に言えばタブレット端末を置くだけで実現できる。サイズ切れの商品の在庫を、顧客自身がネットで調べるということが簡単にできるようになるのだ。このように、スマートフォンやタブレットを活用すれば、アイデア次第でいくらでも連携を深める方策はあると、林社長は強調する。

余談だがO2Oが注目を集めている要因には、スマートフォンだけでなく、ソーシャルメディアの普及もあると言われている。しかし林社長は、ソーシャルメディア上での単純な施策が、ダイレクトに実店舗やECサイトの売上に反映するケースは少ないと話す。

たとえばFacebookページに、『いいね!』を押してもらうのは、ガラケーから空メールを送ってもらってクーポンを配布する手法の延長線上にあります。ローソンの『あきこちゃん』のように大成功している事例もありますから効果がまったくないとは言いませんし、長期的なブランド醸成にはソーシャルメディアは有用なツールです。しかし『いいね!』を獲得しただけで終わりにして、会員化するための施策を講じなければ、売上アップには直接的にはつながらないでしょう

ネットと実店舗でポイントカードの統合をしないことには
O2Oは始まらない

林雅也社長

ではこれからO2Oのソリューションに取り組もうとする企業が、押さえておくべき点とはどのようなものか。林社長に最重要ポイントを2点、挙げてもらった。

まず1点目は、実店舗とECサイトのポイントを統合し、両者で相互にポイントを付与・使用できるようすることだ。これによって、ネットで得たポイントが実店舗では使えない(あるいはその逆)という状況を解消できる。

店側から見れば、ポイントの統合とは会員情報の統合であり、オンライン・オフラインでの顧客属性や行動パターンを把握するための生命線となる。「ポイント統合はO2Oの基本中の基本で、まずそれをしないことには始まらない」と林社長は強調する。

通販系の企業では当たり前に行われている、顧客属性に応じた集客施策が、実店舗では行われていないケースが多く見られます。立地と品揃えさえ良ければ顧客が来てくれるという、放置的なビジネスをしているお店も多いのです。

しかし会員情報を統合化し、実店舗でも細部にわたって顧客の属性や行動パターンを把握できるようになれば、通販系企業と同じようなきめ細やかな集客施策が展開できるようになる。その結果がリピーターの増加、売上の増加につながっていくのです

そして2点目の要点として林社長が挙げたのが、実店舗側のスタッフの意識改革だ。

地味ではありますが、実店舗のスタッフがネット上の自社のサービスを熟知することが大事です。顧客に自社のネット上のキャンペーンや品揃えについて質問されたとき、『わかりません』では話になりません

実店舗側のスタッフが自社のネット上の品揃えや在庫を熟知していれば、それこそオンラインとオフラインが有機的に結びついた、付加価値のあるサービスを提供できるようになる。

たとえば実店舗で顧客の希望する色の靴が在庫切れしていた場合、別の色の靴でサイズを合わせ、オンラインでの在庫を確認し、その場で購入してもらうことも可能だ。アパレル系の商品は、色やサイズは実店舗で確認したいが、商品の入手自体は後日でもいいと考えている顧客も少なくない。このため、在庫面での実店舗とネットの連携は、顧客にとっても魅力あるサービスになりえる。

実店舗とECサイトの連携策には「これが正解」というものはなく、企業や店舗、商品によってストーリーが異なってくる。

たとえば基礎化粧品は、同じブランドの商品が長期間にわたって愛用されることが多い。このような特性を持つ商品は、オンラインでも販売すれば、顧客にわざわざ来店してもらう必要はなくなる。また週末だけセールをやっている店舗であれば、ロイヤリティーの高い顧客に対してはその日を逃してもセール価格を適用するための電子クーポンなどを発行し、来店を促すという施策も考えられる。

いずれにせよスマートフォンの普及などによりO2Oの敷居は格段に低くなっている。大企業はもちろん、それこそ個人経営のECサイト・実店舗でも実践することが可能なのだ。

本格的にO2Oをやろうとすると、POSシステムの刷新という話になりますから、多額の資金が必要です。しかしネットから実店舗に集客し、会員化するところまでは、それこそ街の小さなレストランでもできる。大事なのはその先で、自社の特徴や商品特性に合わせながら、『顧客にとってメリットのある施策』をいかに展開できるか。現状では王道はありません。トライ・アンド・エラー繰り返しながら、会員化したあとのストーリーを探っていってほしいと思います

最後に林社長はこのようにアドバイスしてくれた。

ネットショップ担当者フォーラム2012

小売りの現場とECを融合するO2O最新事例を紹介
「ネットショップ担当者フォーラム2012」開催【参加費無料】

12月6~7日の東京有明TFTホールにおいて、ネットショップ運営成功の「本質」的手法を知るショップ担当者のためのイベント「ネットショップ担当者フォーラム2012」が開催される。

特別講演A1-1セッションには、株式会社ecbeing代表取締役社長の林雅也氏が登壇。O2Oを利用した最新ECサイト最新事例を紹介する。

株式会社ecbeingの講演内容とイベントの事前参加登録はこちら
  • 主催:Web担当者Forum(株式会社インプレスビジネスメディア)
  • 日時:2012年12月6日(木)・7日(金)/2日間、10:00~18:30
  • 会場:TFTホール(東京有明) 【会場アクセス】
  • 参加費:無料
この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:O2Oはネットからリアルへの集客だけではない。ECサイトと実店舗の相乗効果で売上を高める2つのポイント [ネットショップ担当者フォーラム特集] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

日本ブランド戦略研究所の企業情報サイト評価調査、トップはサントリーが返り咲き [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

ブランドやWeb戦略に関するコンサルティングの日本ブランド戦略研究所は、有力企業252社の企業情報サイトに関して毎年実施しているユーザー評価の結果を11月29日発表した。総合1位は2010年まで3年連続1位だったサントリーが返り咲き、各コンテンツで高い評価を得た。2位は昨年1位のトヨタ自動車、3位は味の素だった。

企業情報サイトのうち、会社案内、ニュースリリース、技術・品質・安全・安心情報、CSR・環境への取組み、IR情報、理念・ビジョンの6コンテンツを対象に、ユーザーが5段階で評価。調査は10月にインターネットアンケートで実施し、有効回答数は1万2600だった。

4位以下は次の通り。
(4)ホンダ(本田技研工業)(5)キューピー(6)カゴメ(7)TOTO(8)キリンビール(9)ブリヂストン(10)サッポロビール(11)モスフードサービス(12)アサヒビール(13)キッコーマン(14)ANA(全日本空輸)(15)資生堂(15)富士フイルム(17)ハウス食品(18)旭化成(19)パナソニック(20)日産自動車

日本ブランド戦略研究所
http://japanbrand.jp/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:日本ブランド戦略研究所の企業情報サイト評価調査、トップはサントリーが返り咲き [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

博報堂DYグループのBuynd(バインド)、ECサイトをまたいだサンプリングサービス「BUYNDER」を提供開始 [ニュース] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

博報堂DYホールディングスのグループ会社、Buynd(バインド)は、複数のECサイトをまたいだターゲットサンプリングサービスの「BUYNDER(バインダー)」を開発し、広告主やEC事業者向けに提供を開始した、と11月29日発表した。ECで購入した商品にサンプル品を同梱して配布する従来のサンプリング手法は、規模が小さいECサイトの場合、サンプリング先を適切にターゲティングすることが難しかった。BUYNDERは、複数のECサイトにまたがる同梱ネットワークを構築し、これらをまとめて活用することでターゲティングの精度を高める。

BUYNDERでサンプル品を配布した後は、データトラッキングにより、売上への影響を調査し、これまで分かりにくかったサンプリング効果を可視化することができる。10月に行った実証実験では、ネットスーパーやドラッグストアなど複数のECをまたいだターゲティングを行い、当該商品の売上げが17%上昇し、カテゴリ内のシェアが7.6%から11.5%に拡大した。EC事業者はBUYNDERのネットワークに参加することで、小売業以外の新たな収益が確保できるほか、サンプリング後の本商品購入による売上拡大や、顧客のロイヤリティ向上が期待できるという。

Buynd
http://www.buynd.co.jp/

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:博報堂DYグループのBuynd(バインド)、ECサイトをまたいだサンプリングサービス「BUYNDER」を提供開始 [ニュース] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Viewing all 19485 articles
Browse latest View live




Latest Images