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「Google アナリティクス プレミアム」のプロと、世界トップシェアA/Bテストツール「Optimizely」日本責任者が明かす成果貢献マーケティングの秘訣 | 【レポート】アナリティクス サミット2015 | Web担当者Forum

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上司の決定や多数決による非定量的判断をもとにしたリニューアルは、いちかばちかの一発勝負。A/Bテストを繰り返し、勝ちを確定させてからこそ勝負に挑むべきである。「Google アナリティクス プレミアム」とA/Bテストツール「Optimizely(オプティマイズリー)」を活用した成果貢献マーケティングの秘訣を、イー・エージェンシーの野口竜司氏と、Optimizely社のNick Benavides(ニック・ベナヴィデス)氏が公開した。

株式会社イー・エージェンシー 野口 竜司氏(左)と、Optimizely社 ニック・ベナヴィデス氏(右)

Google アナリティクス プレミアムで“攻め”の解析基盤を手に入れる

アクセス解析ツールとしてGoogle アナリティクスが広く認知され、企業における解析ツールとして利用されるケースは多い。しかし、Google アナリティクスはあくまでも無料ツールであり、エンタープライズにおける利用では、次のような課題に直面することがないだろうか。

  • わからないことがあったとき、だれに聞いたらいいかわからない
  • データが大きすぎると、サンプリングされ実データと乖離する可能性がある
  • データがレポートに反映されるのが遅い
  • データの所有権とSLA(サービス品質保証)の問題
  • 月間トラフィックが大きすぎて警告が出た

こうした問題を解決するのが、有料版の「Google アナリティクス プレミアム」である。見た目や操作性などはGoogle アナリティクスとほぼ同じながら、上記に掲げた課題を解決できる。

  • わからないことがあったらリセラー(相談窓口)にいつでも聞ける
  • 非サンプリングデータが取れる。また、データがサンプリングされにくくなる
  • データがレポートに反映されるのが早い
  • データの所有権とSLAが保証されている
  • 大きいトラフィックでも安心して利用できる

さらに、プレミアム版には次のような3つの機能拡張も用意されている。

Google アナリティクス プレミアムは通常版にはない拡張機能を備える

特筆すべきは、Googleの広告プラットフォームとのシームレスな連携だ。Google アナリティクス プレミアムで作成したリマーケティングリストやユーザーのセグメントデータを、ワンストップでGoogleのDSP(DoubleClick Bid Manager)にセットすることが可能になる。これによって、膨大な解析データを一元管理・分析し、広告配信などのアクションプランを最適化するプラットフォームを容易に構築できる。

イー・エージェンシーは、アジアでも上位にランクされるトップクラスの「Google アナリティクス プレミアム」のリセラーで、800サイト以上の導入実績を有している(野口氏)

また、イー・エージェンシーでは導入時サポートとして、「ユニバーサルアナリティクスへの移行支援」「Googleタグマネージャー連携」「アプリ計測SDKの導入サポート」「Bigqueryデータエクスポート」「GoogleDSP第三者配信との連携」などのメニューを用意するという。詳細については、同社の「Google アナリティクス プレミアム」ページを確認してもらいたい。

イー・エージェンシーでは、さまざまな導入サポートを提供

さらに、Google アナリティクスをA/Bテストツール「Optimizely」と連携させることも可能だ。具体的には、Optimizelyによるテスト結果を受け、テストパターンがどのユーザーに露出され、それぞれのパターンを閲覧したユーザーがどんな動きをしたのか、Google アナリティクス上でドリルダウンして分析できる。

A/Bテストによる“勝てる改善フロー”導入のススメ

解析基盤の構築によって、見える化を実現した次に整備すべきは、「勝つための改善フロー」の導入だ。Webサイトのリニューアルプロジェクトもその1つ。一般的なWebサイトリニューアルのフローでは、「要件定義」「設計」「デザイン」などを経て、その後に社内稟議や上司判断で仕様が決定されることが多い。

こうしたリニューアルプロジェクトの現場で、次のような経験をしたことのある担当者はいないだろうか。

リニューアルを派手にやったら、売上が落ちてしい。上司から怒られてしまった

Webサイトのリニューアルは、やり直しのきかない大きなプロジェクトだが、社内での多数決や上司の主観をもとにした非定量的判断は「失敗するか成功するかはやってみないとわからない」判断で、いわば一発勝負で成功を収めようとする非効率的なものになりやすい。

非定量的判断をもとにしたリニューアルは、やってみなければ結果がわからない

A/Bテストによって「勝ちを確定してから」戦いを始める。これが「戦わずして勝つ」合理的な戦い方だ(野口氏)

これに対し、野口氏は孫子の兵法の言葉を引用して合理的なフローの重要性を説く。具体的には、次のようなA/Bテストのフローが成果を上げやすい。テストを繰り返し、実ユーザーによる定量的な立証に基づく改善を経て本番に反映すれば、成功の確率は高まる。

A/Bテストを繰り返し、勝ちを確定してからリニューアルに臨む

こうしたA/Bテストのフローは、イー・エージェンシーのクライアントにも導入され、成果を上げている。また、A/Bテストによるグロースハックの手法は、2008年の米国大統領選挙においてオバマ陣営のキャンペーンにも取り入れられた。Webサイトを通じた献金を集めるため、有権者にとって最も好感度の高いWebサイトのデザイン追求のために、A/Bテストによる微調整が繰り返されたのだ。なお、このときの改善を主導したのが、Optimizely社を設立したCEOのダン・シロッカー氏だ。

グローバル8,500社超が導入するA/Bテストツール

A/BテストツールのOptimizelyは、ソニーやSalesforce、ディズニーなど世界中の大手企業8,500社以上で導入されている。なぜ世界中の企業が利用しているのか、Optimizely社のニック・ベナヴィデス氏は、特徴として次の3点を挙げる。

  1. 使いやすくて導入が簡単

    Optimizelyは、対象ページへ解析用のタグをコピー&ペーストで設置すれば1日以内で利用開始できる。また、A/BテストのクリエイティブのパターンはOptimizelyのサーバーから配信されるため、HTMLは1つでいい。

    また、パターンの編集は管理画面からドラッグ&ドロップで行え、WYSIWYGエディタの「ビジュアルエディター」を使えば、コードがわからなくても簡単に編集できる。

  2. リッチな機能

    基本機能の使いやすさに加え、高度なテスト機能を備えているのも特徴だ。

    • A/Bバージョンで、複数のサイトにおける行動履歴を横断的に収集するオーディエンスターゲティングやテストスケジューリングが可能
    • Google アナリティクスをはじめとするアクセス解析ツール、ヒートマップツールなどと連携可能
    • テスト結果はリアルタイムに確認でき、オーディエンスごとにリアルタイムにパターンの調整が可能
    • いくつかのゴールを同時に立ててリアルタイムに調整が可能なほか、A、Bだけでなく、ABと他のバージョンを同時にテストすることも可能
    • デスクトップだけでなく、モバイル、レスポンシブルサイトも対応可。また、iOS、Androidのネイティブアプリもテスト可能
    • APIが公開されており、他のツールと連携した実用的なテストが可能
    • 複数ページをまたがった横断的なテストが可能
  3. 高い信頼性

    Akamaiをはじめとする大手CDN3社と並列契約した冗長化構成で高い信頼性を備えるほか、スタンフォード大学で開発された「新・統計エンジン」により、より細かいテスト結果を得ることができる。

PC・スマホ・ネイティブアプリのA/Bテストに対応

また特筆すべきは、デスクトップ版と同様のビジュアルエディターがネイティブアプリ向けに用意されている点だ。これによって、開発環境にビジュアルエディターを組み込み、公開前にコードレベルでさまざまなテストを容易に行える。

ベナヴィデス氏は、デモ画面を通じ、実在のページをOptimizelyで読み込み、ビジュアルエディターを使って、商品ビジュアルの位置や色などを変更して簡単にテストパターンを編集する様子を解説した。また、PVやページごとの売上といったさまざまな指標に基づくテストのゴールを設定し、トラッキングする様子をデモした。

e-Agencyのホームページを「ビジュアルエディター」で編集。コードがわからなくても簡単に変更できる
「会社情報」の文字色とサイズ、メインクリエイティブの配置を変更。オリジナルと比べて大きく変更されている(所要時間2分)

Optimizelyは、特定のオーディエンスをターゲットにテストすることも可能だ。たとえば、「Webサイトで買い物をする顧客は、初回訪問と再訪問では大幅に動きが違う」という仮設を立て、初回訪問と再訪問で違うページのバリエーションをテストするターゲティングテストや、IPアドレスをもとにユーザーがアクセスしてきた地域にあわせてコンテンツを表示させるようなテストも容易に行える。

また、日本ではイー・エージェンシーが「Optimizely」正規代理店として導入を進めており、すでに日本語化も完了しているという。

ユーザーインターフェースは日本語にローカライズされているので安心して利用可能だ。パターンの編集を行ったコードの編集履歴はテストタグに含まれ、タグをHTMLページにコピー&ペーストすればすぐにテストが開始できる。Optimizelyを利用して、ぜひ、よいA/Bテストを実施していただきたい(ベナヴィデス氏)

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
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この記事の筆者

【執筆】
【ライター/ディレクター】
阿部 欽一(あべ きんいち)

「キットフック」の屋号で活動するフリーランスのライター/ディレクターです。社内報の編集、編集プロダクション等を経て2008年より現職。

「難しいことをカンタンに」伝えることを信条に、「ITソリューション」「情報セキュリティ」「コンプライアンス」などをテーマにした解説記事やインタビュー記事等の執筆のほか、動画やクイズ形式の学習コンテンツのシナリオ制作や、イラストレーターやFlash技術者と協業し、マンガやアニメーションを使ったユーザー参加型の集客キャンペーンなどを企画から制作までワンストップで多数プロデュースしています。

【撮影】
鹿野 宏
柳川 勤


コンテンツマーケティングでロングテールを活用するキーワード調査法①ロングテールは拡大している | Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報 | Web担当者Forum

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この記事の内容はすべて筆者自身の見解であり(ありそうもないことだが、筆者が催眠状態にある場合を除く)、Mozの見解を反映しているとは限らない。

コンテンツマーケティングで効果的に潜在顧客のニーズを拾うコンテンツを作るために、ヘッドタームに頼らず、昨今リーチが拡大しているロングテールを活用するためのノウハウを解説する。

代理店を運営していると、顧客のサイトが検索でどういった動きをするのか大量のデータを直接確認できたり、特にそうした動きが日や月ごとにどう変化するのかも確認できたり、多くの有利な点がある。

ニッチな分野ではそれぞれ状況が異なるうえ、筋金入りのSEO担当者やデータアナリストでさえイライラさせられる微妙な違いを見せることもあるが、調査を深めるに値するトレンドがはっきり現れることがしょっちゅうあるのも確かだ。

筆者が経営するZazzle Mediaチームはこの1年間、1つのトレンドを観察してきた。今回の記事では、このトレンドに光を当てることで、より幅広い議論が起きることを願っている。

そのトレンドとは何か。簡単に言うと、これは検索結果の表示方法における大きな変化と考えられるもので、その結果として、ロングテールのトラフィックが増加している。

2014年におけるトラフィックの増加

これは、過去1年を通じて多くの顧客がトラフィックの増加を経験しているという事実に裏付けられた結論だ。これらの顧客が大きく成長したのは、いずれの場合も、ヘッドターム(検索ボリュームの多い検索語)のおかげではなく、オーガニック検索からトラフィックを獲得するURLが増えたことによる。

Searchmetricsが公開した、ある金融ブランドのビジビリティを示す以下のグラフは、この現象の直接的な恩恵をうけて前年比でトラフィックが大きく増加した企業のほんの一例だ。この企業は、一部のヘッドタームからのトラフィックがいささか減少しているにもかかわらず、全体としては成長を続けている。

なぜこうした状況が起きているのかを理解するために、ここ2年でグーグルがどのように進化したのかを駆け足で見ていこう。

キーワードのマッチング

グーグルは、高性能なシステムを礎として帝国を築いた。当初の仕組みは、キーワードの出現回数に基づいて「ドキュメント」(ウェブページ)をスキャンし整理することで、両者をマッチングさせるシステムだった。

しかし「ビッグデータ」の世界になって、このアプローチでは単純すぎるようになってきた。

これに対する答えは、クエリの背後にあるユーザーの意図をより重視し、検索ユーザーが本当に探しているものを正確に把握することにあると思われる。

ハミングバード

この課題への解決策がハミングバードだ。このグーグルの新「エンジン」は、検索時に表示される検索結果をソートしてくれる。

グーグルの以前の検索アーキテクチャである「カフェイン」では、検索結果が頻繁に更新され、(パンダ・アップデートやペンギン・アップデートなどの)アルゴリズムの変更を迅速に全世界でリリースできるようになった。ハミングバードは、パーソナライズされた検索結果でも同じことができるように設計されている。

この過程はまだ始まったばかりだが、ここ1年のデータを見ると、深い階層のページにおけるトラフィック増加に繋がっているように思われる。

この動きはなぜ起きているのだろうか? それに答えるには、グーグルが実現しようとしているものを、さらに分析する必要がある。

暗黙的なものと明示的なもの

変化をうまく説明するため、「コーヒーショップ」のようなわかりやすいキーワードで検索に及ぼす影響を見ることにしよう。

2年ほど前なら、「コーヒーショップ」で検索すると、誰でも知っているチェーン店とその企業情報ページへのリンクが10件、青い文字で表示されたことだろう。

しかしユーザーにとって、これは便利ではない。それはグーグルもわかっている。グーグルは、トム・アンソニー氏が以前の記事で説明したように、クエリの裏にあるユーザーの意図、すなわち「暗黙的クエリ」を理解したいと考えている。

検索においてこれが意味するところは、「コーヒーショップ」という言葉を検索する場合、そこに「コンテキスト」(背景)があるということである。グーグルがユーザーにGoogleアカウントにログインさせたい理由の1つは、ユーザーからもっと多くのシグナルを収集して、クエリを詳しく理解できるようにしたいからだ。つまり、ユーザーの位置情報や、おそらくはブランドの好みといったような情報までも知りたいと思っている。

そうした情報を把握すれば、ユーザーの正確なニーズに合わせて検索をパーソナライズし、たとえばユーザーの好きな店がスターバックスであるとすれば、現在地に最も近いスターバックスの詳細を表示できる。

そうして、この流れが膨大な数の他の検索に広がれば、より深い階層のページ、さらには記事によって、より優れて厳選された選択肢をグーグルが把握できるようになる。

こうなれば、グーグルがユーザーの現在地や職業、ひいては可処分所得のタイプを把握している場合に、「ホテル」のような語の検索結果がどう変わっていくかわかってくる。

たとえば、検索ユーザーが次のような人物であるということをグーグルが把握しているとしよう。

会社のCEOで、泊まるのは高級ホテル、翌日に大きな会議を控えていてしっかり眠れる静かな部屋を必要としている

こうした情報を把握していれば、たとえば「best hotels in London」(ロンドンのおすすめホテル)と検索した場合、通常表示される結果ではなく、はるかにパーソナライズされ、しかもきわめて重要なことに、はるかに有益な結果が表示されることになる。

新たなロングテール曲線

その結果として、だれもがよく知っている従来のロングテール曲線の形に変化が起きているようだ。以下のグラフの線のように、形が変わりつつある。

ヘッドターム
ロングテール
新しい曲線
従来の曲線

これは注目すべき変化だ。僕たちの顧客の中には、検索からトラフィックを獲得したページの数が135%増加し、それによって全体のオーガニック検索トラフィックが98%増加した例もある。

この増加をもたらした主な要因は、こうした変化を活かす「適切」なコンテンツの作成にある。これを正しく行うには、ウェブがまだ存在していない時代から何十年にもわたって営まれてきた従来型のマーケティングのやり方と同様のアプローチが求められる。

それはつまり、獲得したいオーディエンスを理解するということであり、そうすることで、彼らが日々問いかけている大切な質問の輪郭を描くことを意味する。

こうしたオーディエンス重視のマーケティング手法について、僕は以前にもこのMozブログや他の場所で書いたことがある。キーワードの「コンテキスト」や、顧客や取引相手が本当に探しているものを理解する上で不可欠だからだ。

ではどうすればいいのか。データを深く分析するとともに、製品やサービスを購入してくれる顧客や、ともに仕事をする相手となるような人たちと話をしよう。

この記事は、3回に分けてお届けする。第1回となる今回は、ハミングバードに伴うロングテール曲線の変化について紹介した。次回は、オーディエンスを理解するための調査について説明する。(「②ペルソナで考えるユーザーの意図」は6月8日公開予定)

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この記事の筆者

この記事は、Moz Blogに掲載された以下の記事を日本語訳したものです。

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原文:「Off with Your Head Terms: Leveraging Long-Tail Opportunity with Content」 by Simon Penson (2015/04/08)

記事セレクション:渡辺隆広株式会社アイレップ
翻訳:株式会社ガリレオ

[ユーザー投稿] 【“結果の出る”Webリニューアルのポイント】6/26開催 無料セミナー | Web担当者Forum

漫画ネギリエ「ネット広告を月10万円で」と広告代理店に行ってみた | 先週のWeb担まとめ記事 | Web担当者Forum

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Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 20本とニュース記事 12本です。

忙しい人のためのこの記事の使い方:
  • 上のほうから内容をざっとチェックする
    重要なものほど上の方に置いてあります。
  • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
    要チェックのものは色を付けてあります。

今週の担当は、安田です。

【セミナー】LINEを利用しネット通販を成功に導いた事例&九州ECミーティング・トークバトル
「ネットショップ担当者フォーラム2015/Web担当者Forumミーティング2015 in 福岡」が6月11日(木)に福岡で開催されます。「LINEのビジネス活用」や「コンバージョンが増えるサイトのつくり方」「マーケティングオートメーション」など、豪華全6セッション、すべて無料です。
https://netshop.impress.co.jp/event/201506fukuoka

[今回の要チェック記事]↓セミナー/お知らせ | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース
漫画ネギリエ「ネット広告を月10万円で」と広告代理店に行ってみた

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • 漫画「価格交渉人ネギリエ」の第10話「米のネット広告を10万円で?任せて下さい!――でも米嫌いの担当者で本当に大丈夫?」が公開されました。

    「コメのネット直販を始めて、ネット広告で集客したい!」兄が駆け込んだ国内最大手の広告代理店で、担当に就いたのは……やる気が空回りしては怒られてばかりの問題社員だった。

    ネギリエが今回対峙するトピックはネット広告です。ぜひご覧ください。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/05/29/19845

  • 編集部ブログ「Googleアナリティクスを長く使ってる人ほど知らないかもしれない5つの機能」も、100いいね!超えの人気でした。

    Web担をご覧の方のなかでも、意外と知らないかもしれない、比較的新しい機能「ソーシャルメディア データハブのアクティビティ」「ピボットテーブル」「目標設定テンプレート」「ボットのフィルタリング」「参照元除外リスト」などを紹介しています。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/05/26/20026

  • 「ディスプレイ広告のクリエイティブを自動作成する『テンプレート』機能、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)に登場」の記事も、230いいね!と人気でした。

    素材を準備し広告管理ツールから設定することで自動的に広告クリエイティブを生成するYDNの広告掲載フォーマット「テンプレート」を紹介する内容です。Facebookの広告っぽい感じですね。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/yahooads/2015/05/27/19899

  • 「大量ページのコンテンツを短期間で作り出すのに役立つ「百人一首法」とは?」は、「誰も語らなかったWebコンテンツ作成技法」の記事。

    「百人一首法」を使って作ったコンテンツは、多くの分野をカバーし新規検索者訪問者を集められ、手軽に短期間にできます。コンテンツのアイデアで悩んでいる方は要チェックです。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/05/28/19697

  • 「Webマーケで勝率9割の男が語る、クライアントの頼れるパートナーになる方法」が公開されました。

    制作会社さんや広告代理店さん向けの記事です。

    クライアント企業の多忙なマーケ担当やWeb担当の成果につながり、喜んでもらえる提案をするには? 数多くのクライアント企業のWeb制作や広告支援、アクセス解析を手がける経験豊富なスペシャリストが語ります。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/05/26/19913

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デジタルマーケティング(6/10)

「ビジネス成果を最大化するデジタルプラットフォームとは?」と題したセミナーを、トランスコスモスが6月10日(水)に六本木で開催します。参加無料。

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http://www.trans-cosmos.co.jp/digitalmktg/seminar/150610.html

インバウンドマーケティング(6/8)

「インバウンドマーケティング実践セミナー」を、日立システムズが6月8日(月)に大崎で開催します。参加無料。

http://www.hitachi-systems.com/seminar/2015/06/0608.html

サービスデザイン(6/11)

サービスデザインの有志勉強会「サービスデザイン倶楽部」が、2015年の勉強会第1会「デザインリサーチ」を6月11日(木)に渋谷で開催します。参加費は1,500円。7月・8月・9月とあわせて全4回を予定。

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CMS+マーケティングオートメーション(6/12)

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http://drupal-tokyo-201506.peatix.com/

Webデザイン(6/13)

「Webデザイン最前線」セミナーが、6月13日(土)に金沢で開催されます。主催は金沢のWebコミュニティ「WDF」で、参加費は一般3,000円。UXやWebフォントの話題あり。

http://wdf.jp/vol18/

オムニチャネル+ECバックヤード(6/23)

EC向けイベント「オムニチャネルプラットフォーム&バックヤードフェスタ」を、いつも.が6月23日(火)に御茶ノ水で開催します。参加無料。

http://omnichanelfesta.com/

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http://gs.dhw.ac.jp/cp/internetmarketing/

データフィード(6/9)

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http://www.feedforce.jp/seminar/4370/

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編集後記

30年以上付き合っている慢性の鼻炎と副鼻腔炎を治療しようかと病院を調べたら、専門医が神保町に。これは僥倖。(安田)

Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください:
http://web-tan.forum.impressrd.jp/editors_note

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この記事の筆者

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレス
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

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シンフォニーマーケティング、失敗事例に学ぶマーケティングオートメーション導入セミナー6/16開催 | ニュース | Web担当者Forum

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BtoB企業がマーケティングオートメーション(MA)導入で成功するためのポイントを解説するセミナー、「業界初!失敗事例から学ぶ。間違わないMA導入のために」をシンフォニーマーケティングが6月16日に東京で開催する。

本セミナーでは、BtoBのエンドユーザー企業を対象に、MAを導入・運用する際に浮き彫りとなる問題点、導入を成功させるためのポイントなどを解説。第一部ではMAについて正しい知識を学び、第二部では同社のMA運用責任者が、実務を通して経験した、具体的なMA導入・運用の失敗ケースを交えながら、MA導入を失敗に終わらせないためのノウハウを共有する。

講師は、同社 代表取締役 庭山一郎氏と、執行役員 オペレーションセンター長 田中亜矢子氏。

業界初!失敗事例から学ぶ。間違わないMA導入のために
  • 日時:6月16日(火) 9:30~12:00(9:15受付開始 )
  • 会場:富士ソフト アキバプラザ(東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル)
  • 対象:BtoB企業の役員、営業責任者、営業・マーケティング戦略を企画、立案する方
  • 参加費:無料
  • 定員:30名
  • 詳細・申し込み:http://www.symphony-marketing.co.jp/seminar/2015/semi_12.html

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Web担当者Forum編集部 池田真也

家電量販店の法人通販から、Web担当者Forumの前身である『インターネットマガジン』(2006年5月号で休刊)の編集部へ。休刊までの半年ほど雑誌編集を経験し、Web坦の立ち上げを機にネットマーケティングにかかわりはじめ現在へ。編集兼Web担当者。

企業のWeb活用が当たり前になったとはいえ、ビジネスの歴史からすればまだ10数年ほど。それを支えるWeb担当者の仕事がもっと世の中に広まり、ユーザーともどもよりハッピーになれれば、と考えつつ日々勉強中。

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ZOZOTOWNとOisixのCMOが語る、“勝てるマーケッター”が実践していること | 【レポート】アナリティクス サミット2015 | Web担当者Forum

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ビジネスを勝利に導くために、マーケティングの最前線では今、どんな取り組みがなされているのだろうか。ZOZOTOWN、OisixのCMOら業界のトップランナーが、大量のデータ分析をビジネスに結びつけるデータドリブンや、顧客中心のCRM戦略、ますます重要性が高まるデータサイエンティストの役割などについて語る。

データとクリエイティブをつなぎ、ユーザー体験の強化を図る

「勝利に導くアナリティクス」をテーマに行われた「アナリティクス サミット 2015」では、基調講演にスタートトゥデイの清水俊明氏、オイシックスの西井敏恭氏、ペー・ジェー・セー・デー・ジャパンの村上佳代氏という、デジタルマーケティング業界を牽引するトップランナーが集結、村上氏をファシリテーターに、それぞれの取り組みについてパネルディスカッションを行った。

大量のデータ分析をビジネスに結びつけるデータドリブンや、顧客中心のCRM戦略、ますます重要性が高まるデータサイエンティストの役割など、ビジネスを勝利に導くために、マーケティングの最前線では今、どんな取り組みがなされているのだろうか

本講演では、ファシリテーターの村上氏が事前に用意したテーマから、会場の関心が高い下記の3つのテーマがその場で選ばれ、それぞれについてパネラーの意見が交わされた。

  1. データ分析環境や運用体制、データサイエンティストの役割
  2. CRM戦略において重要視するポイント
  3. 各社のKPI

ネット専業企業で、製造、ロジスティクスから、原価管理、情報システムまでの一切を取りまとめる

株式会社ペー・ジェー・セー・デー・ジャパン
フルフィルメント部
部長
村上 佳代氏

ファシリテーターの村上氏は、スキンケアブランド「P.G.C.D.」を手がけるペー・ジェー・セー・デー・ジャパンで、発注から製造、在庫管理、出荷等のロジスティクス一切、データ分析環境、EC環境管理と設計・構築等の情報システム部門を取りまとめるフルフィルメント部 部長を務める。

ペー・ジェー・セー・デー・ジャパンは、Yahoo! BEAUTYの「あなたが選ぶ通販コスメ大賞」で毎年、2位、3位にランクインする人気スキンケア、ヘアケア商品をリリースしている年商約10億円のネット専業企業だ。

村上氏は、ネットイヤーグループ、CCC、楽天でネット戦略コンサルタントやWebマーケティング、モバイルを用いた新規事業や新規会員獲得にフォーカスしたマーケティングなどを経験し、現職に就いた。また、個人の取り組みとして、Web担の人気連載で書籍化された「Webマーケッター瞳」など、Webマーケティングの入門書の執筆を手がけ、Webマーケティングと経営とのつながりについて啓蒙活動にも積極的に取り組んでいる

近年、データ分析の分野で学術的な連携を進めるZOZOTOWNの取り組み

株式会社スタートトゥデイ
取締役 兼
ホスピタリティ・マーケティング本部
本部長
清水 俊明氏

清水氏は、ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイにて、取締役兼ホスピタリティ・マーケティング本部長を務める。

ZOZOTOWNは1000万人超の会員数を擁するファッションECサイトだ。この10年ほどは、データ分析の分野で学術的な連携を進め、公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会と連携してデータ分析手法の研究のためのデータ提供や、2014年には「データサイエンスフェスティバル」というデータ解析コンテストを主催し、データサイエンティストの活躍の場を提供する試みを続けている

また、2015年4月22日には、サイト開設10周年を記念して、約2万点、総額2億円相当の商品を、「0円」でこっそり販売するというゲリラキャンペーンを実施したばかりだ。事前告知がなかったため、利用者の間では「システムエラーではないのか」と騒然となり、TwitterなどのSNS上でもかなりのバズが発生したという。この取り組みについて清水氏は以下のように舞台裏を語る。

世の中に何も告知せずに、いきなり0円で販売したらどうなるかという、ZOZOTOWNが10周年なので10歳の子供心のイタズラのような試みだった。ただし、当社は上場企業であるため、株価や投資家への影響やリスクに配慮して株式市場が空いている時間には実施しないことにした。しかし、夜遅くに実施すると、今度は記事にしてくれるメディアの記者がいなくなってしまうため、夕方頃から実施した(清水氏)

結局、用意した商品は数時間で完売し、ソーシャルメディアでもかなりの話題を喚起した。こんなイタズラ心に溢れた施策も、同社らしい取り組みといえる。

オイシックスの強みはデータドリブンマーケティング

オイシックス株式会社 CMO
warmth inc.
代表取締役CEO
西井 敏恭氏

オイシックス CMOの西井氏は、2003年ごろからECの世界に携わっている。2001年から2年間、世界一周の旅に出た際のWeb日記が人気を博し、帰国後、その体験を本にして出版した。その後、各社でECマーケティングを経験し、2013年末には、化粧品通販のドクターシーラボを退社。2度目の世界一周を経て、帰国後、2014年7月から現職に就く傍ら、自ら設立したwarmth inc.にて、大手通販やスタートアップ企業など数社のマーケティングを支援している。

オイシックスは、有機野菜などの食品宅配専門のECサイト「Oisix」を運営する。事業の特色として西井氏は、「データドリブンマーケティング」を挙げた。

通常のECは年間3~4回くらいのペースで顧客データが集まるが、オイシックスは毎週、売上のトランザクションが発生する。週ごとの注文で、お客様一人あたり平均で20品目くらい購入されるので、膨大な商品データと、細かなKPIに基づいてデータドリブンマーケティングを行っているのがオイシックスの強みだ(西井氏)

オイシックスは取り扱う商品の特性上、保存期間が短く、配送、在庫、ページ更新のスピード感がビジネスの鍵を握る。天候にも影響される難しさがあるが、オイシックスは、世界的にネットスーパーの利益率は2~3%、オンライン専業では0.5%以下と言われる中で、平均5%程度の利益率をキープしているという。

データ分析は、改善を生み出す「知恵」を生み出すためにある

ディスカッションの1つ目のテーマは、それぞれの会社におけるデータ分析環境や運用体制、データサイエンティストの役割についてである。

ZOZOTOWNでは、5名のデータサイエンティストがデータ分析を行っている。現在の課題として、清水氏は「改善につながる“知恵”をどのように提供するか」というポイントを挙げた。

清水氏は、データには4つのフェーズがあると考えている。

  1. システムに蓄積された「生データ」
  2. それを加工した「情報」
  3. 分析者が考察を加えた「知識」
  4. 経営層や社内に何らかの改善を促すための「知恵」

「多くの場合は情報や知識を提供するところで精一杯で、改善を生む“知恵”という価値をいかにして生み出すかが課題だ」(清水氏)という。

そのため、同社では、スキルだけでなくさまざまな知見を蓄積するため、上述したような学術分野との連携のほか、「顧客の潜在的なニーズを理解するため、エスノグラフィーのような文化人類学的なアプローチで、街に出て人の行動を観察したり、インタビューを行う」といったフィールドワークにも積極的に取り組んでいる。また、社内の他部署を巻き込んだワークショップへの取り組みもユニークだ。

企画の段階からマーケティングや営業、システム、場合によっては人事といった関係部署に入ってもらって、ワークショップを行う。例えば、アイデア出しのためのユーザーインタビューでは、統計的に見て平均的なお客様ではなく、エクストリームユーザーなどの振り切ったお客様を選ぶようにしている。そうして得られたキーワードをもとに、ワークショップでカスタマージャーニーマップに落とし込み、ストーリーを作って施策化していく(清水氏)

一方、オイシックスの西井氏は、「データの質的な重みづけ」についての課題を挙げた。

例えば、トマトと一口にいっても、生産者も違えば時期によって味も違う。それを一つの“トマト”と括って、“ユーザーAはトマトが好き”と理解していいのかという課題だ。オイシックスでは、社長自ら、週に1回はお客様に会ってヒアリングを行う。データは解析するだけではただの数字。これを意味のあるデータにするために、ヒアリングの機会を増やしている。では、得られたデータに対して、具体的にどのような改善を行っているのだろうか

僕たちは“失敗体験”と呼んでいるが、よくあるケースが、トマトは夏においしいイメージがあるが、実は春が一番おいしくて、夏は味が落ちる商品だ。春にトマトを購入しておいしいと感じたお客様が、夏に同じものを購入して、「オイシックスはまずくなった」と感じると購入をやめてしまう。これが失敗体験だ。そこで、お客様が購入をやめるきっかけとなる要素を特定して、例えば、トマトの糖度が違うことを、きちんとお客様に伝えると失敗にならないというように改善をしていく(西井氏)。

ECサイトのCRMとは、お客様にとっての「感動設計」による成功体験の積み重ね

続いて、2つ目のテーマは、CRM戦略において各社が重要視するポイントについてだ。

清水氏は、「ロイヤリティ」と「顧客満足度」をきちんと整理する必要があると指摘した。

よく、囲い込みがCRMの目的といわれるが、「ロイヤリティ」と「顧客満足度」は別のものと理解する必要がある。例えば、お客様の満足度が高くても、競争過多の業界であれば、次の購入につながらない可能性があり、すなわち満足度が高くても継続的なロイヤリティにつながるとは限らない。反対に、独占的な業界では、ロイヤリティは高いが満足度は高いとは限らない(清水氏)

ZOZOTOWNでは、ロイヤリティを築こうとお客様を無理に囲い込もうとしても、結果的にお客様の不利益になる場合があると考え、お客様との関係を再定義した。それが、CFM(Customer Friendship Management:顧客と友達のような関係になること)と呼ばれる独自のCRM戦略で、オープンで、嘘のないコミュニケーションを目指している。

一方で、オイシックスの西井氏は、「CRMやマーケティング・オートメーションがもてはやされて、ツールが全てという風潮を感じるが、大事なのはお客様を理解して、適切な施策を実施することだ」と、ツールが一人歩きしている現状に警鐘を鳴らす。

サービスを通じて成功体験が増えればユーザーのリピートは増えるし、失敗が増えれば離れる。西井氏は、お客様の成功体験という意味で、特にECサイトは梱包の仕方からお客様との接点を意識した「感動」を設計すべきとの持論を展開した。

前職のドクターシーラボでは、無料サンプルの同梱物を入れる順番によってお客様のレスポンスが変わった。お客様とリアルで接する部分でどのように改善するか、いい成功体験を増やすために色々な視点を持つようにしている(西井氏)

「正解」がないからこそ、常に改善が必要。そのための判断材料がデータ分析の価値

3つ目のテーマは、各社のKPIだ。どのような指標でビジネスの正否を評価しているのか。また、KPIはどのように決まっているのだろうか。

清水氏によると、意外にもスタートトゥデイ社内には、コンバージョン数(CV)をKPIとして持つ部署はないという。かつてはCVをKPIにしていた時期もあったが、現在では、マーケティングであればUU数やセッション数といった集客を見て、サイト開発部門は直帰率と離脱率を見ているという。

CVを上げる意識はあるが、そこは評価指標にしていない。なぜなら、CVは、在庫があるかどうかや、商品力、UI、プロモーションといったさまざまな影響要因があるので、CVの推移だけ見ていても原因を特定しにくいからだ。

指標は、ビジネスモデルを構成する要素として一番重要なものをシンプルかつわかりやすく定義することで、アクションまでのスピードが早くなる(清水氏)

一方、西井氏によれば、オイシックスは「KPIが非常に多い」ということだ。

1件あたりの定期契約獲得率や、5週間後の継続率など、社内独自のKPIがある。なかでも社内で浸透しているのは定期会員のアクティブ率と客単価だという。例えば、客単価では、いつもは野菜だけを注文しているユーザーが、ある週では牛乳を購入して客単価が上がったということがある。何が客単価を上げる要因になりうるかを、仮説を立て検証している。

また、同社では、サイトのUI(ユーザーインターフェイス)が客単価に与える影響を調べるため、顧客IDの下一桁の番号ごとに、まったく違うTOPページのUIを表示させるテストも行ったという。

TOPページのナビゲーションやキービジュアルを、特集メインにするか、通常の商品カテゴリ別にするかで客単価は大きく変わる。リアルの食品スーパーは、店内に入って目に入った商品を追っていく導線設計になっている。オイシックスでも、お客様は商品の詳細ページを細かく見るというより、商品の産地と値段だけを見て購入を決める傾向がある(西井氏)

こうした顧客心理に基づいたUI設計が、客単価を上げる要因になるということだ。

スーパーの店内を歩くうちに献立がイメージできるように、ECサイトでも、回遊率が上がると客単価が上がる傾向がある。なるべくユーザーにサイト内を“寄り道”させるような工夫が大事だが、同時に、あまり滞在時間を長くさせようとすると、面倒くさくなって離脱するユーザーも増えるのでバランスが求められるだろう。

マーケッターが経営層の信頼を得るために

お客様にとっての最良とは何か。ECサイトのマーケッターは、日々「正解のない」問題と格闘している。

正解がないからこそ、運用しながら、その会社にあったUIを、試行錯誤を繰り返して考えていく」(清水氏)、「違うと思ったらスピード感を持って変更する。その判断材料として、データを分析することの価値がある」(西井氏)と語る2人は、マーケッターが経営層の信頼を得るためのポイントとして、以下のように会場にエールを送り、セッションを締めくくった。

成功している経営者ほど数値感覚に優れ、ディティールまで把握している。経営者が迅速に正しい決断を行えるような提言、すなわち良質なアウトプット、知恵に繋げていけるような示唆に富む意思が入った分析を、スピード感を持って示すことが経営者の信頼を勝ち取る方法だ(清水氏)

経営者は確固たる意志があるが、反面、現場の意見を知りたいという気持ちも持っている。現場と経営者との橋渡し役、現場とコミュニケーションを図って、何でも気軽に相談しやすい立場を心がけている(西井氏)

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この記事の筆者

阿部欽一(キットフック)
【ライター/ディレクター】

「キットフック」の屋号で活動するフリーランスのライター/ディレクターです。社内報の編集、編集プロダクション等を経て2008年より現職。

「難しいことをカンタンに」伝えることを信条に、「ITソリューション」「情報セキュリティ」「コンプライアンス」などをテーマにした解説記事やインタビュー記事等の執筆のほか、動画やクイズ形式の学習コンテンツのシナリオ制作や、イラストレーターやFlash技術者と協業し、マンガやアニメーションを使ったユーザー参加型の集客キャンペーンなどを企画から制作までワンストップで多数プロデュースしています。

kithook
Twitter:@kithook
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[ユーザー投稿] 250%ものCVを向上させたABテストから学ぶ、ECサイトで対応すべき4つのこと | Web担当者Forum

顧客サポートはFacebookメッセンジャーで? アプリからFacebookのMessengerを利用可能に | 編集長ブログ―安田英久 | Web担当者Forum

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今日は、Facebookの話題です。企業が提供するスマホアプリで、Facebook Messengerの機能を利用して顧客とメッセージのやりとりをする仕組みをFacebookが提供していること、ご存じでしたか?

Facebookプラットフォーム商品開発部責任者のデボラ・リウ氏が来日し、プレスを対象にFacebookプラットフォームに関する説明会を5月25日に開催しました。

説明会の内容は、3月に開催されたFacebook開発者会議「F8」からの情報が中心だったのですが、そのなかから、「Messenger Platform」に関する話題を、Web担の読者さん向けにお届けします。

FacebookメッセージをWebで使えるmessenger.com

Facebookメッセージを頻繁に利用するあなた、メッセージを使おうとFacebookを開いたものの、ついフィードを眺めてしまって、何のためにFacebookにアクセスしたか忘れてしまうということは、ありませんか?

そんなあなたに便利な、「FacebookメッセージだけをやりとりするWeb版Facebook Messenger」があります。

さて、このmessenger.com、Web版メッセンジャーのページかと思いきや、実は「Messenger Platform」のサイトなのです。

Facebookメッセージをアプリから扱うMessenger Platform

「Messenger Platform」は、スマートフォンアプリからFacebookメッセンジャーの機能を利用する枠組みです。

現時点で、iOSとAndroidに対応しており、ビジネス利用については「Businesses on Messenger」として情報が提供されています。

アプリからFacebookメッセンジャーの機能を利用できると、何が良いのでしょうか?

メッセンジャー機能のビジネス利用の例として、Facebookでは次のようなものを示しています。

  • ECサイトで、商品購入後のサポートやフォローアップを企業からMessenger Platformを通じて行う。
  • 購入した商品の配送状況を地図でわかりやすく示す。
  • お得意さん向けのセールを、商品画像を含めて提示する。
  • サポート時に交換品を写真込みで提示する。

メッセージには画像を含めたカスタムレイアウトを指定できるので、商品写真や地図もわかりやすく表示できます。

すでにECのEverlaneやzulily、運送業のFedExや米国郵便公社などがメッセンジャー機能を利用するアプリを開発しているという(画像はFacebookのBusinesses on Messengerより)

通常のFacebookアプリと同様に、こうしたコミュニケーションを行えるようにするには、顧客にオプトインしてもらう必要があります。通常は、商品購入時やサービスへのログイン時などにこうしたパーミッションを得ることになるでしょう。

Everlaneで商品購入時のサンクス画面でメッセンジャーを使ったコミュニケーションを提示している画面(画像はFacebookのBusinesses on Messengerより)

企業側は多数の顧客とやりとりする必要があるため、たとえばZendeskのようなサポートデスク用のアプリなどを使って対応することになります。

Messenger Platformは、ビジネス利用でも費用は発生しません。

現時点ではサイト上でも米国の一部企業でのみ利用可能」と表示されているように、米国内でも一部の開発者に声を掛けている段階ですが、サイトからサインアップすることで、日本の企業でも利用を申請できるということです。

ECサイト自体にこうしたメッセージングの機能を組み込みたいという要望もあるかもしれませんが、現時点ではMessenger Platformはメッセンジャーアプリの機能を利用するAPIとして作られているため、メッセンジャーアプリが提供されているモバイルプラットフォームにしか対応していません。

日本ではLINEのような他のメッセージングアプリが普及していますが、これに対してFacebookでは、メッセンジャーアプリの使いやすいさを改善していくとともに、開発者や企業と協力することで、エコシステムを構築し、より良いアプリを提供していくことを目指すということです。

個別メッセージのやりとりを企業の顧客コミュニケーションに組み込む方向性

すでにLINEを使った顧客コミュニケーションを企業が活用している例はあります。

たとえば、私の知人が経営しているバイク屋では、修理の状況を写真で知らせたり、見積書を写真に撮って送ったりということを、LINE経由で行っています。

同様のことは、昔ならば電子メールで行っていました。しかし、BtoCの世界では顧客がメールよりもメッセージングを好むようになっており、企業の対応方法も変わってきています。

もちろんFacebookで友だちになれば同様のことをメッセンジャーで行えますが、アプリを提供している企業であれば、そのアプリでコミュニケーションも行えるようにすることで、より良い個客体験を提供できるようになるかもしれません。

モバイルアプリを活用して顧客とのコミュニケーションを改善したい企業の方、チェックしてみてはいかがでしょうか。

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安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレス
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

[ユーザー投稿] Ruby1.8.7からのバージョンアップ | Web担当者Forum

シンフォニーマーケティング、セミナー「BtoBマーケティングで成果をだすための、データマネージメント術」6/16 | ニュース | Web担当者Forum

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BtoB企業を対象にしたデータマネジメントセミナー、「BtoBマーケティングで成果をだすための、データマネージメント術」をシンフォニーマーケティングが6月16日に東京で開催する。

本セミナーでは、BtoBマーケティングで重要な役割を担うデータの管理手法や事例を紹介。第一部では、同社 代表取締役 庭山一郎氏がマーケティング活動に取り組むためにどのようにデータを管理すべきか解説し、第二部では、執行役員 オペレーションセンター長 田中亜矢子氏がデータの管理方法のほか、実際にクライアント企業で実現しているスコアリングやレポートの事例を紹介する。

BtoBマーケティングで成果をだすための、データマネージメント術
  • 日時:6月16日(火)14:00~16:30(13:45受付開始)
  • 会場:富士ソフト アキバプラザ(東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル)
  • 対象:BtoB企業の役員、営業責任者、営業・マーケティング戦略を企画、立案する方
  • 参加費:無料
  • 定員:30名
  • 詳細・申し込み:http://www.symphony-marketing.co.jp/seminar/2015/semi_13.html

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[ユーザー投稿] タブレットPOSシステム「EC-Orange POS」、「PowaPOS」との連携によりiPadレジの無人化を実現~安価かつ省スペースなセルフレジを開発~ | Web担当者Forum

ヤフーとアリババグループのECモールが連携、日中双方のメーカー・小売業のeコマース事業を支援 | ニュース | Web担当者Forum

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Yahoo! JAPANを運営するヤフーと中国に本社を置く電子商取引のアリババグループは、連携して日本の有力メーカー、有力小売業者向けに日中双方でのeコマース事業を支援するサービスの提供について検討を開始した、と5月29日発表した。インターネット通信を活用した「越境EC」は今後大きな成長を見込んでいることから、ソフトバンクグループのアリババグループと連携し、日本企業の海外事業展開をサポートすることにした。

ヤフーとアリババグループの連携によるサービスの第一弾として、中国でEC事業の展開を検討する日本企業に対し、アリババグループが運営する中国のBtoC ECモール「天猫(ティーモール)」「天猫国際(ティーモールグローバル)」への出店において、料金と利用者の誘導面での優遇プログラムを提供し、日本企業の中国市場進出をサポートしていく。

「天猫」「天猫国際」連携プロモーションページ
http://topics.shopping.yahoo.co.jp/promotion/china/

アリババグループ
http://www.alibaba.co.jp/

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SNSユーザーの7割が公式アカウントから情報を取得、企業・ブランド公式SNSの情報取得について意識調査 | ニュース | Web担当者Forum

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ソーシャルメディアマーケティングのアライドアーキテクツは、インターネットユーザーにおけるSNS公式アカウントからの情報取得に関してアンケート調査を実施し、6月1日、調査結果を発表した。「企業/ブランドのSNS公式アカウントから情報を得ているか」という質問に対しては、全体の77%が「情報を得ている」と回答した。男女別では男性が71%、女性が83%で、女性の方がSNSを情報活用ツールとして積極的に活用していることが分かった。年代別では30代女性が85%ともっとも高かった。調査は4月3~14日に、Facebookアプリ「モニプラ」上でアンケート調査を実施して行った。有効回答数は3582人だった。

SNS公式アカウントで取得している情報のジャンルは、全体では「食品メーカー」が58%とトップだった。男女別では男性は「家電メーカー」が63%とトップで、女性の約2倍の割合があった。女性は「化粧品」が66%、「食品メーカー」が62%、「生活雑貨」が49%の順だった。SNS公式アカウントから情報を得るようになったきっかけは「キャンペーンや広告が気になったから」が67%と男女ともに最多だった。また、男女ともに20%が「購入を検討しているから」と回答。購入前の情報収集ツールとして活用している状況を知ることができる。SNS公式アカウントから情報を取得後、実際に購入に至ったかどうかについて、全体の43%が「購入した」と回答。33%は「機会があれば購入したい」と回答した。SNSにおける企業/ブランドの情報発信が、購買行動に大きな影響を及ぼしていると考えることができる。

アライドアーキテクツ
http://www.aainc.co.jp/

調査結果の詳細
http://smmlab.jp/?p=39118

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マルチデバイス対応の動画配信プラットフォーム「シンフォニー」提供開始 | ニュース | Web担当者Forum

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CDN(コンテンツ・デリバリ・ネットワーク)サービスのシーディーネットワークス・ジャパンは、動画配信サービス「メディア・アクセラレーション(MA)」のオプションとしてマルチデバイス対応のオンライン・ビデオ・プラットフォームサービス「シンフォニー」の提供を6月1日開始する、と同日発表した。同社は動画コンテンツの高速・安定配信だけでなく、動画活用ソリューションの提供も可能になるという。

シンフォニーは、DRM、オーディオウォーターマーキング、キャプチャソフトブロック、ワンタイムURLなど、多彩なコンテンツ保護機能を備えている。動画ファイルをアップロードすれば、自動的にマルチエンコードとサムネール抽出を行う。また、倍速再生、動画やバナーなどの広告挿入、ソーシャルメディアとの連動、ブックマーク機能など使い勝手のよい機能を備えている。MAのオプションのため、すでにMAを利用しているユーザーはすぐに利用を開始することができる。

シィーディーネットワークス・ジャパン
http://www.cdnetworks.co.jp/

シンフォニー
http://www.cdnetworks.co.jp/service/symphony.html

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CXとブランドプロミス強化のあるべき姿「富士通デジタルマーケティングフォーラム2015」6/26開催 | ニュース | Web担当者Forum

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複数部門にまたがるプロジェクトでの「ブランドプロミスの強化」と「CXを最大化するカスタマージャーニーの設計」にフォーカスし、デジタル・マーケティングの「あるべき姿」を共有するセミナーイベント「富士通デジタルマーケティングフォーラム2015」を、富士通が6月26日(金)に浜松町で開催する。

特別講演の講師は、デロイト トーマツ コンサルティング執行役員の石﨑氏。そのほか、サイトコアと富士通が、企業のデジタル・マーケティングを成功に導くエンゲージメント志向のWebサイト戦略の姿を、成功モデルや組織設計のノウハウなどを交えて紹介する。

セミナー概要

セミナー内容

  • 日本企業がデジタル変革を加速・実現させるためには
    講師: デロイト トーマツ コンサルティング株式会社 執行役員 石﨑 雅之 氏

  • デジタルマーケティング実践におけるWebサイトの役割
    講師:サイトコア株式会社 マーケティンググループ 本部長 片桐 佳江 氏

  • カスタマーエクスペリエンスの最大化を実現する富士通のデジタルマーケティングソリューション紹介
    富士通株式会社

  • 質疑応答

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この記事の筆者

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレス
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

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