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昭文社、旅行ガイドに掲載の観光スポット情報を配信する法人向け「MAPPLE観光情報API」販売 [ニュース] | Web担当者Forum

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地図・旅行情報の昭文社は、同社の旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」「ことりっぷ」シリーズに掲載している観光スポットの情報をインターネットで配信する法人向けウェブサービス「MAPPLE観光情報API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)」の販売を始めた、と8月21日発表した。テキストコンテンツ商品「MAPPLE POIデータ」に収録した7万件以上の観光スポットの住所、電話番号、緯度経度などの基本情報と、営業時間、料金、紹介記事、写真など独自取材の情報をAPIで配信する。

企業のサーバー内にデータを保存することなく、インターネットを通じて観光スポット情報をサイト上に掲載できる。ガイドブック編集部が直接取材して収集した質の高い情報を画像とテキストで提供する。「ショッピング・サービス」「グルメ」「レジャー・観光」「宿泊・温泉」など7ジャンルに分かれ、さらに「アウトレットモール」「懐石料理」など約250項目に分類されている。利用企業が必要なジャンルに絞った最適配信も可能。情報はキーワード、ジャンル、住所や地図の範囲指定で検索できる。

昭文社
http://www.mapple.co.jp/corporate/

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オリジナル記事:昭文社、旅行ガイドに掲載の観光スポット情報を配信する法人向け「MAPPLE観光情報API」販売 [ニュース] | Web担当者Forum
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HTTPSを使うなら“HSTS”と“HSTSプリロード”でセキュリティを高めよう など10+4記事 [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum

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タイトル画像:国内&海外SEO情報ウォッチ

「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、
国内と海外の検索マーケティング関連情報を
さらっとまとめて毎週金曜日にお届けします。

今週のピックアップ

HTTPSを使うなら“HSTS”と“HSTSプリロード”でセキュリティを高めよう
★★☆☆☆サイトをHTTPS化したらこちらもご一緒に(Ilya Grigorik on Google+)

グーグルがHTTPS(SSL/TLS)を使っているページの評価を高めることを発表した。この件については国内情報の1つ目で紹介しているが、今週のピックアップでは、サイトをHTTPS化するなら、知っておきたい仕組み「HSTS」と「プリロードHSTS」の2つを紹介する。

HSTS

HSTS(HTTP Strict Transport Security)という仕組みがある。簡単にいうと、次のような仕組みだ。

「このサイトにはHTTPではなくHTTPSで必ず接続するように」と、サーバーがブラウザに指示するHTTPヘッダー。この指示を受け取ったブラウザは、その情報を記録しておき、以降は、そのサイトに対してアクセスするのにHTTPを使わず自動的にHTTPSで接続するようにする。

たとえHTTPSでサイトを構成していたとしても、通信を傍受されたりフィッシング詐欺に遭ったりする危険性がある(特に無線LANなどの環境で)。これを防ぐのにHSTSを利用できる。

グーグルは、HTTPSをランキング要因に組み込んだことを発表した際に、「サイトでHSTSを有効にするように」と指示している。

ところが、たしかにHSTSによってブラウザは必ずHTTPSで接続を試みるのだが、それは2回目以降だ。そのブラウザが初めてそのサイトにHTTPSでアクセスしたタイミングで、「必ずHTTPSで接続するように」というHSTSを受け取るからだ。

これだと初回のアクセス時にはHTTPでアクセスすることがあり得るので、セキュリティは万全とはいえない(そういうケースの解説)。

プリロードHSTS

だが、HSTSを適用していることをブラウザが事前に知っていれば、初めてアクセスするときからHTTPを使わずHTTPSで接続できる。

この仕組みを「プリロードHSTS(Preload HSTS)」と呼ぶ。

プリロードHSTSの一覧にサイトを登録するフォームを、グーグル社員のイリア・グリゴリク氏がGoogle+で紹介した。このフォームから登録しておけば、ChromeとFirefox、Safariの3製品のブラウザからアクセスしたときは、初回訪問を含めて常にHTTPSでのアクセスを標準にする。

サイトを完全にHTTPSにし、かつサーバー側でHSTSを実装したのならば、ぜひ登録しておこう。

ただし、プリロードHSTSを登録できるのは、ペイレベルドメイン名(example.com)だけだ。サブドメイン単位(sub.example.comなど)では登録できない。

日本語で読めるSEO/SEM情報

安全なサイトを優遇、グーグルがHTTPSをランキング要因に組み込んだ
★★★★★慌ててHTTPSへ移行しなくても大丈夫(Google ウェブマスター向け公式ブログ)

グーグルの発表によると、HTTPS(SSL/TLS)を使っていることをランキング決定の要因として利用するようにしたとのことだ。HTTPSのページは、若干ではあるが評価が高くなる。つまり順位が上がることがある。

これを機に、運営サイトを完全にHTTPS化することを真剣に考えるのは良いことだ。

ただし、焦らないでほしい。

HTTPSに変更するということはURLが変わる。URLが変わるということは、すなわちサイトの移転と同じだ。適切に非HTTPSなURLへのトラフィックをリダイレクト設定していないと、順位が上がるどころか、反対に検索トラフィックを大きく失うことにつながりかねない。

今のところは、検索結果全体に与える影響はわずか1%程度だ。逆にいえば、99%の検索は、HTTPSの評価による影響を受けない。

最終的にはHTTPSに切り替えるとしても、公式アナウンスとそこで紹介されている数々のリソース、ヘルプを丹念に読むことから始めよう。入念なテストも必須だ。移行に挑戦したサイトの情報も今後出てくるだろう。準備万端の状態が整ってから移行すればいい。

また、この発表を乱用して「グーグルのSEO対策に効果あり」などとうたい、サーバー証明書をセールスしてくる業者がいるかもしれない(すでに出てきたという噂も耳にしている)。

きちんと状況を理解したうえで購入するのは問題ないが、口車に乗せられることがないように十分に気を付けてほしい。知り合いのウェブ担当者にも、だまされないように注意を促してあげよう。

グーグルは、ウェブを安全な場所にすることに非常に力を注いでおり、今回の決定もその一環と考えていい。HTTPSをランキング要因に組み込んだことにより、HTTPSを使うサイトが増えるだろう。

賛否両論があるにせよ、ウェブの安全性が高まる方向に進むことに間違いない。グーグルにとって最も大切なのは、サイト管理者ではなく検索ユーザーだ。検索ユーザーにとっていちばんメリットになることをグーグルが選択した結果だと筆者は認識している。

ちなみに、グーグルがHTTPSをランキング要因にした理由を安田編集長が考察している。ユーザーにとってのメリット、すなわちユーザーエクスペリエンスの向上をグーグルが第一にしているという点で筆者の考えと共通しているところがあり、まったくそのとおりだとうなずいた。

また、筆者ブログの記事ではもう少し詳しい情報も掲載しているし、ピックアップで紹介したプリロードHSTSの情報もあるので、そちらも参照してほしい。

モバイルサイト設計の25の指針――知らないとライバルサイトに出し抜かれること必至
★★★★★119時間にわたるユーザビリティテストから導き出された(Inside AdSense)

119時間にわたるユーザビリティテストの結果をもとにまとめた「モバイルサイト設計の指針:ユーザーの満足度とコンバージョンの促進」を、グーグルが発表した。資料はPDFで公開されている。

モバイル サイト設計 25 の指針

資料で解説されているデザインの指針は全部で25個。たとえば次のようなものがある。

  • メニューは短く簡潔に
  • トップページには簡単に戻れるように
  • すぐに目につく場所にサイト内検索を設置
  • シンプルな入力方法を提供する
  • 拡大・縮小いらずで見やすく表示

英語ではしばらく前に公開されていた資料の日本語訳版だ。筆者は英語版を一足早く読んでいたのだが、非常に参考になると断言する。必ず読んでほしい。

「実質のないコンテンツ」の手動対策から4日で生還した事例
★★★★★謙虚に受け止めて徹底的に対処した結果(鴨野隼人 x 午後OFFライフ)

「実質のないコンテンツ」だとしてグーグルから手動の対策を受けたサイトが、すみやかに適切に対処し、わずか4日間で解除にこぎつけた自らの体験を書き綴った記事。

不自然なリンクによる手動対策の解除事例は、調べればいくつも見つかる。しかし「実質のないコンテンツ」の詳細な解除事例はほとんど見たことがない。貴重な事例だ。

筆者が感心したのは、こちらの方がグーグルの指摘を謙虚に受け止めて、グーグルが公開している情報を参照しながら、少しでも疑わしいと思ったところを徹底的に修正、改善、ものによっては削除し、さらに再審査リクエストでも適切な内容を送信していたところだ。

グーグルから手動の対策を受けた場合、「何が違反しているのかわからない」と人によっては隅から隅まで自分で調べようとしない。それならまだしも「自分は何も悪いことをしていない」「グーグルが間違っている」と、グーグルを非難する人さえいる。

手動の対策を受けるということは、何かしらの原因が絶対にあるはずだ。怒りの感情に流されずに冷静に対処すれば必ず解除されることを示してくれた事例でもある。

ウェブマスターツールでできるドメイン名設定のキホン
★★★☆☆優先するドメイン名と登録するドメイン名のタイプ(Google ウェブマスター コミュニティ on Google+)

夏の間、グーグルのサーチクオリティチームがGoogle+のコミュニティで共有しているWebmasterTipsシリーズをピックアップする(前回はこちらから)。

今回は、ウェブマスターツールに登録するドメイン名の設定についてのTIPSだ。

www有り? 無し? 使用するドメインを設定しよう

使用するドメインとは、サイトのページをインデックスに登録するときに優先的に使用するドメインのことです(正規ドメインとも呼ばれます)。サイトへのリンクは、URL に www を含むバージョンと www を含まないバージョンの両方で指定できます(http://www.example.com と http://example.com など)。使用するドメインを設定すると、検索結果にサイトを表示するときに優先的に使用されます。

詳しくは以下のヘルプ ページをご覧ください。
http://goo.gl/q1olwQ.

→元の投稿はこちら
すべてのタイプのURLをウェブマスターツールに登録しよう

あなたのサイトが、異なるドメインのバージョンでインデックスされている場合、
ウェブマスター ツール上でサイトのデータが表示されなかったり、極端にデータが少なく表示されることがあります。
たとえば、www.example.com という形式でサイトをウェブマスター ツールに追加していて、優先するドメイン設定や Google がインデックスしているのが www 無しの example.com である、といったケースがよく見られます。
すべてのタイプが適切にウェブマスター ツール上に追加されているか、確認してみてください(www の有無、http/https)。

関連ヘルプ記事
https://support.google.com/webmasters/answer/96568?hl=ja#2

→元の投稿はこちら

今回も基本的な設定だが、きちんとできているか確認してみよう。

Google Domainsの画面を本邦初公開
★★☆☆☆使いやすいのかが気になる(朝山貴生 on Google+)

グーグルが開始予定の独自ドメイン名管理サービス、「Google Domains(グーグル・ドメイン)」のスクリーンショットを朝山氏がGoogle+に投稿した。

Google Domainsは、ごく一部のユーザーがベータテスターとして利用している(今のところ米国に住所がある人のみ)。

朝山氏によれば、現時点で登録できるドメイン名と登録にかかる金額は次のようになっている。

使い勝手や他のドメイン名登録事業者との違いはどうなのかが気になるところだ。

筆者追記このピックアップを書き終えた後に、筆者の元にもGoogle Domainsの招待メールが届いた。だが残念ながら、ログインはできるものの日本からはドメイン名の購入や移管といった実質的な操作はできなかった。

Google Domainsの管理画面
「申し訳ございませんが、お客さまの国ではGoogle Domainsはご利用いただけません」というメッセージが表示される。

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

入力フォームの最適化とサイトのHTTPS移行に関する記事を今週はピックアップ。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
  • 次のペンギンはいつ実行されるのか?
  • ウェブマスターツール「アドレス変更」4つの小話は、知ってると得するかも
  • Googlebotのクロール速度を速くすることはできない
  • グーグルニュースの発行サイトでもHTTPS化はできるのか?
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
  • アイトラッキング調査で判明した8つの原則
  • クライアントサイトへのSEO導入講座 – 入門編

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

次のペンギンはいつ実行されるのか?
★★★☆☆気配は当分なし(English Google Webmaster Central office-hours hangout)

ペンギンアップデートはまた必ず更新する」とグーグルのジョン・ミューラー氏は言い切ったものの、その実施時期までは具体的に言及しなかった。次の更新はいつのなるのだろうか?

8月11日にGoogle+で開催したウェブマスター向けのハングアウトオンエアで、ペンギンアップデート更新がそう簡単ではないことを伺わせる発言をミューラー氏が口にした。

ペンギンは単なるデータ更新ではなく、完全なデータの入れ替えが必要だ。必要最小限の調整ではなく、完全な再実行になる。

ペンギンは、正しい結果を確実に返すようにするために改良に長い時間がかかるアルゴリズムだ。

話しぶりからすると、しばらくは更新の実施はないように思えた。

ところがこの4日後、8月15日のハングアウトオンエアではこんなふうに言っている。

エンジニアたちが取り組みを続けている。しばらく更新がなく静かな状況だ。しかし更新の実施はそう遠くはないだろう。もちろん今日の朝ということではないが。

近いうちに実行される可能性もゼロではなさそうだ。ひょっとしたら、この記事が公開されるときには「グーグル、ペンギンアップデート3.0を実施!」というニュースでSEO界隈は盛り上がっているかもしれない。

ウェブマスターツール「アドレス変更」4つの小話は、知ってると得するかも
★★★☆☆利用できるなら利用しよう(Google Webmaster Help Forum ほか)

グーグルウェブマスターにツールにある「アドレス変更」ツールを利用すると、ドメイン名を変更したことをグーグルに通知できる。

このツールの働きに関して、複数の場所グーグルの社員発言していたのでまとめる。

  • サブディレクトリの移動には対応していない(筆者補足: サブドメインも対応していない)。

  • 移転をグーグルに伝えるには301リダイレクトが非常に強いシグナルになるので、アドレス変更ツールを利用しなくても問題はない。

  • ただし、アドレス変更ツールを利用すると移転認識の処理が若干早く行われる。

  • 移転を実行したらすぐに使うべき。

  • 同じドメイン名でのHTTPからHTTPSへの移行には利用できない。

Googlebotのクロール速度を速くすることはできない
★★★☆☆Google Webmaster Help Forum(遅くすることは可能だけど)

ウェブマスターツールにある「クロール速度」の設定を変更すると、Googlebotがサイトをクロールするスピードを調節できる。

設定画面を見ると、通常よりもさらに高速にできるように思えるが実はそうではない。自動で設定された状態よりも遅くすることはできても、速くすることはできないのだ。

クロール速度の設定

Googlebotのクロールによってサーバーのパフォーマンスに問題が発生している際に、クロールを抑える目的で使うのがこの機能だ。もっとたくさんクロールさせるために用いることはできない。

仮にゲージを目いっぱい「高」に設定しても、標準状態よりも通常は遅くなるようだ。

普段から使う設定ではないが、間違った解釈で設定変更しクロールに問題を起こさないように知っておいて悪いことではない。

グーグルニュースの発行サイトでもHTTPS化はできるのか?
★★☆☆☆問題なくできそう(Search Engine Roundatable)

グーグルニュースに取り上げられるサイトが、サイト全体をHTTPS化しても大丈夫なのだろうか? それまでどおりグーグルニュースに掲載されるのだろうか?

グーグルのジョン・ミューラー氏によれば大丈夫とのことだ。申請も不要らしい。

Web担も含め、ニュース発行サイトであっても安心してHTTPS化に臨める。

SEO JapanSEO Japanの
掲載記事からピックアップ

コンバージョン率アップに貢献する原則とSEOの正しい導入方法を扱った記事を今週はピックアップ。

この記事の筆者
ユーザー 鈴木 謙一 の写真

鈴木 謙一(すずき けんいち)

「海外SEO情報ブログ」の運営者。株式会社セルフデザイン・ホールディングスの取締役インディペンデント・コントリビュータ。

海外SEO情報ブログは、SEOに特化した日本ではもっとも有名なSEO系ブログの1つ。米国発の最新のSEO情報を中心に、コンバージョン率アップやユーザーエクスペリエンス最適化のための施策も取り上げている。

正しいSEOをウェブ担当者に習得してもらうために、ブログでの情報発信に加えて所属先のセルフデザインでは、セミナー講師や講演スピーカーを主たる役割にしている。

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お金をかけてプロに任せれば成功する!? オウンドメディアの運営に潜む5つの落とし穴 [優良顧客を育てる! オウンドメディア運用入門] | Web担当者Forum

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優良顧客を育てる! オウンドメディア運用入門

今回はオウンドメディアを運用していくにあたって、一見正しいようで、鵜呑みにすると危険な5つの落とし穴を例に挙げ、その落とし穴にハマらないためには、何に気を付けなければならないかも紹介します。また、記事末では、もっと詳しくオウンドメディアについて学びたい方のために本記事の執筆者のセミナー情報も掲載しています。

オウンドメディアの5つの落とし穴

※各リンクをクリックすると詳しい解説に飛びます。

落とし穴①お金をかけてプロに任せれば成功する

お金をかけてプロに任せれば成功する

企業がオウンドメディアを運用するにあたって、社外の専門スタッフと組むことは決して間違った選択ではありません。むしろ社内にWebマーケティングやコンテンツ制作の専門スタッフがいなければ、社外のプロと組むべきでしょう。しかし、その際に気を付けたいのが、いわゆる「外注丸投げ」です。あなたはこれまで下記のような経験はありませんか? 1つでも当てはまることがあったら要注意です。「外注丸投げ」の落とし穴にハマっています。

  • コンテンツ案の千本ノック
    根拠がなくなんとなく好き、嫌いでコンテンツの良し悪しを決めていませんか。

  • バズ狙いのおもしろいコンテンツをめざす
    売上増加など本来のKGIから脱線してもおもしろければOKとしていませんか。

  • 最先端のデザインや機能にウキウキする
    見た目のクリエイティブでなんとなく自己満足できればOKとしていませんか。

  • 結果を焦って広告に頼る
    長期的エンゲージメントより短期的な成果を最優先としていませんか。

  • コスト最優先でできるだけ安い業者にバラバラに発注
    結果的に効率性が落ちて高くつくようなことをしていませんか。

これら「外注丸投げ」の落とし穴は、結果的にムダなお金と時間を費やすだけの非効率的な運用を招くことになります。弊社でも「オウンドメディアをはじめてみたものの、どうもうまくいかない」というご相談をいただくときは、たいてい上記のような落とし穴にハマっているケースが多くあります。

また、オウンドメディアとは文字通り企業が自らメディアを持つことなので、「外注丸投げ」では、せっかくの企業の素顔や魅力がなかなか伝わりにくかったりします。ユーザーは素顔の見えない企業とコミュニケーションをとろうとは思いません。

「外注丸投げ」の弊害は、「中の人」(企業のWeb担当者)の熱意と愛情が欠落したときに発生します。熱意と愛情がないと、往々にして企業の発注者は「外注スタッフの質が低い」と言い、外注スタッフは「発注者が何をしたいのかわからない」と、お互い不満が募ることになりかねません。

成功しているオウンドメディアの多くの共通点は企業人格に合ったコンテンツを発信し、ユーザーとコミュニケーションを図っていることです。それは企業や予算規模の大小と関係ありません。企業都合の一方的な情報を発信し、企業人格を無視した「バズ狙い」で一時的な集客を狙うだけならペイドメディア(広告枠をもつメディア)で済みます。あえてオウンドメディアでやる意味はありません。どんなに予算をつぎ込んで一流のプロと組んでも、ユーザーとコミュニケーションの最適化を図る目的なくして、長期的なエンゲージメントを築くことは難しいでしょう。

オウンドメディアを成功させるためには、まず社内体制を整備し、明確な目的をもって外部パートナーと組み、長期的視点に立って運用を継続することです。それを行って、はじめて「コンテンツ案の根拠を提示し、独自のコンテンツ資産によって価値を生み、コスト改善を図っていく」ことが可能になるのです。

落とし穴②最初から完璧なオウンドメディアをめざす

Done is better than perfect.完璧をめざすより、まずは作り上げてみる。by マーク・ザッカーバーグFacebookの創設者

これはFacebookの創設者、マーク・ザッカーバーグのお気に入りのモットーだそうです。直訳すると「完璧をめざすより、まずは作り上げてみる」。つまり「やったもん勝ち」ということです。

わたしたちがオウンドメディアを立ち上げるときには、当然ながらKGI(重要目標達成指標)とKPI(重要な業績評価指標)を設定し、そのメディアを運用するための明確な目標を定めます。

ただし、PDCAを回していくなかでKPIは常に変動することも視野に入れるべきでしょう。最初に決めた目標設定に縛られるあまり、状況に応じてKPIを変更することを恐れ、KGIに辿りつけなくなったら本末転倒です。

メディアは生き物です。時の流れとともに、コンタクトしたいユーザーのペルソナや思考、行動心理も常に変わり続けます。企業とユーザーがコミュニケーションを図りながら一緒に成長していくイメージで運用していかないと、「一度失敗したから最初からやり直し → コンテンツの変更によってデザインも大幅変更 → キャンペーン施策と同じ一発勝負の繰り返し → オウンドメディアのメリットが生かせない」という負のスパイラルを招きかねません。

そんな事態を防ぐためには、下記のように柔軟かつ適応性の高い運用をしていくことが必要になります。

  • PDCAの回す中で課題を抽出し、改善策を実施しながら、理想形に近づけていく

  • シンプルなサイト構造にしておくことで、課題や問題点に直面した際、効率的かつスピーディに改修を行う

  • 運用中に生まれてくるユーザーの反応に合わせて、機能追加などを行いやすくする

オウンドメディアは長期計画です。上手に運用すれば費用対効果も高くなるので、失敗を恐れる必要はありません。重要なのは、スモールスタートで良いので、トライ&エラーを重ねながら前に進むことです。

落とし穴③コンテンツはたくさん作ったほうがいい

「オウンドメディアではコンテンツはたくさん作ったほうがいい」という記事をよく目にします。間違ってはいないのですが、そこに“質”が伴わないと、どんなに数を増やしても意味がありません。つまり誰も読まないような埋め合わせの記事を100本作るより、多くの人が求めている1本の記事にこだわるべきなのです。

世の中はすべての事象が8:2で構成されているというパレートの法則というものがあります。有名なのが次のような例です。

  • 売上の8割は、全従業員のうちの2割で生み出している
  • 全所得の8割は、人口の2割の富裕層が持つ

ウィキペディアによると「仕事や経済でよく使われていて、経済学者のパレートが発見した経験に基づいた法則」だそうです。元「WIRED」編集長のクリス・アンダーソンが提唱するロングテールにも同じことがいえますし、オウンドメディアにおけるコンテンツについても例外ではなさそうです。

パレートの法則 上位2割のユーザー 残りの8割のユーザー 上位2割のユーザーがもたらす売上や利益

たとえばオウンドメディアでいえば「アクセス数の8割は、全コンテンツの2割が担っている」となります。問題は、このパレートの法則に甘んじてはいけないということです。なぜならこの法則に従えば、全コンテンツの8割はムダなコンテンツになってしまうからです。

コンテンツをつくるとき、数にこだわるあまりに全体の質が落ちて、ムダなコンテンツの8割の比率を増やしてしまうと、アクセス数の8割を占めている良質なコンテンツの2割の比率がどんどん下がっていくわけです。

コンテンツをやみくもに大量生産するのは、コストも時間もかかります。コンテンツの10割が10割のユーザーに読まれる、というのは現実的ではないかもしれません。ただし、おざなりな100本のコンテンツを量産するよりは、半分でも良質な50本のコンテンツに注力したほうが、長期的には費用対効果の高い施策につながることは間違いありません。

コンテンツを量産するよりも、“質”が大切です。つまり、20本の良質な記事と80本のおざなりの記事(2:8)の100本を作るよりは、半分のコストで30本の良質な記事と20本のおざなりの記事(6:4)の50本をめざすべきです。

落とし穴④おもしろいコンテンツがあれば成功する

「おもしろい」とは「fun」だけではなく、「interesting」「good」「excellent」などの意味も含まれます。ここで誤解されやすいのが「おもしろいコンテンツ」さえ作れば「新規顧客の流入が増える、ブランド価値が向上する、ファンが増えてサイトで囲い込みできる、商品やサービスが売れるようになる」などです。

次に紹介する、「コンテンツは王様である」という金言にもこのような期待値が含まれています。しかし、「おもしろいコンテンツ」はオウンドメディアを成功させるために必要な最低条件ではありますが、十分条件ではありません。「おもしろい」コンテンツを生かすためには、下記の5つのことをチェックする必要があります。

  • 成し遂げたいことは何か?
    最終的な目的が明確になっているか? なぜおもしろいコンテンツが必要なのか改めて考える。

  • ユーザーに関係があるか?
    たとえおもしろくてもユーザーに関係のない一方的な情報だけでは成功しない。コンテンツを配信するとき、それがユーザーに役立つかを必ず意識する。

  • ユーザーの疑問や問題に答えているか?
    ユーザーの疑問や問題に答える。どんなにおもしろくてもユーザーにとって、ニーズがまったくない話題の情報を与えても、楽しんで逃げられるだけ。

  • 自社のビジネスに関係があるか?
    コンテンツがビジネス上の目的をサポートしなければ、リソースのムダにしかならない。

  • おもしろくする明白な理由はあるか?
    ほかの広告・宣伝費を削ってまでおもしろいコンテンツを発信するための理由と狙い、根拠を明白にしておく。

これら5つをチェックしてクリアすればオウンドメディアは成功するのでしょうか。残念ながらまだ足りません。それだけでは成立はすれども、成功するとはいえません。オウンドメディアは広告やキャンペーンのように即効性はなく、施策の効果が出てくるまでにある程度時間がかかります。

オウンドメディアを早く、効率的に成功させるためには、「オウンドメディア(自社で発信できるメディア)」「アーンドメディア(ソーシャルメディア)」「ペイドメディア(広告枠を持つメディア)」の3つのチャネルを上手に利用することも欠かせません。それぞれのメディアが果たす主な役割は、

  • アーンドメディアが「共有・拡散」
  • ペイドメディアが「認知・集客」
  • オウンドメディアが「顧客の育成」

といえます。そしてオウンドメディアのメリットを最大限に生かすには、アーンドメディアによる「共有・拡散」、ペイドメディアによる「認知・集客」という支援が欠かせないのです。

トリプルメディア オウンドメディア企業のメディア化重要性が高まる アーンドメディア ユーザー自らが情報を推薦、伝播、拡散「影響力が拡大」 ペイドメディア ユーザーのメディア接触時間が断片化する時代のマス広告「影響力が縮小」

アーンドメディアを利用するユーザーは、自分にとって有益な情報や友人からの情報を入手したり、人とのコミュニケーションを目的としています。そのユーザーと最適なコミュニケーションを図るためには、アーンドメディアに自社の情報を発信するだけではなく、ユーザー同士のコミュニケーションを傾聴する必要があります。ユーザーの声を傾聴するためには、彼らが何をシェアしているのかを観察します。観察を通してコンテンツ内容を改善し、ユーザーとの関係を深め、ひいては費用対効果の最大化を図っていきます。

また、最近は「認知・集客」を目的とするペイドメディアが抱える課題の解決策としてネイティブアドが注目を浴びています。従来のペイドメディアには、費用対効果が低くなってきている、効果検証が難しい、といった課題があります。一方、ネイティブアドは第三者(メディア)視点で作られるコンテンツのため信頼性が高い、ユーザーが楽しめる(役に立つ)コンテンツが作りやすい、といったメリットがあります。すでにユーザーと高いエンゲージメントを持つメディアの力を借りて届けるため、より共感を得やすくなります。

オウンドメディアの成功のカギを握るのは、オウンドメディアでおもしろいコンテンツを発信するだけでなく、「オウンドメディア」「アーンドメディア」「ペイドメディア」それぞれの長所を上手に組み合わせて効率的なマーケティング戦略を展開していくことです。

落とし穴⑤コンテンツは王様である

コンテンツは王様である

「コンテンツは王様である」とは、今日のコンテンツマーケティングの役割を説明するときによく引き合いに出される金言です。たしかにコンテンツなくして、ユーザーとのコミュニケーションはあり得ません。

しかし、これはあくまで発信側のスタンスです。「コンテンツは王様である」という言葉の裏には、王様であるブランド(広告主)にとって都合のよいコンテンツこそが正しいものである、という思いが見え隠れします。

それらを受け取るユーザーの立場でいえば、むしろコンテンツはユーザーにとって役に立ち、楽しませてくれる、思い通りにできるものであるべきなのです。つまり、従来のペイドメディア(広告)がユーザーに一方的に発するメッセージだとすれば、コンテンツマーケティングにおける理想のコンテンツとは、ユーザーが享受するものです。

コカ・コーラ社が2011年に「CONTENT 2020」という社内向けビデオで、これからはコンテンツマーケティングの時代だと宣言しました。同社はこのビデオの中でコンテンツは”Liquid and linked”であるべきであるという提唱をしています。

liquidは流動性があり、発信者がコントロールできないゆえに、思いもよらない広がり方をするという意味です。また、さまざまなメディアを通じて永続的につながり(link)、ユーザー同士もつなげる(link)ことで何か新しいことが生まれることです。

コカ・コーラ社の提唱したこのメッセージは、ユーザーに一方的に発するメッセージという時代ではなく、液体のように流動的でユーザーの意志によって自由自在に姿を変えて永遠につながり続けていくものである、ということを意味しています。つまり、王様ですらコントロールできないリキッドコンテンツこそが、これから求められるコンテンツなのです。

オウンドメディアで発信するコンテンツは、ユーザーにとって役に立ち、楽しませてくれて、思い通りにできるものであるべきです。つまり、ユーザーが享受できるものでなければなりません。

限りないポテンシャルを秘めたオウンドメディア

今日、オウンドメディアはデジタルマーケティングにおけるバズワードとなっていますが、オウンドメディアを単なる広告手法の1つという考えに留まっている人もまだ少なくありません。

オウンドメディアとして紹介される企業サイトを見ても、いまだにブランドキャンペーンや商品カタログの延長線上に終始している例は数多くあります。オウンドメディアはそれ単体でメディアパワーを持つには時間はかかりますが、オウンドメディア本来の特性を生かした運用をすれば、影響力の強いマスメディアやターゲティングメディアのようなパワーをもつことも可能です。

そして、そのパワーを持ったオウンドメディアに集まってくるのは、あなた自身が顧客にしたいユーザーです。そんな限りないポテンシャルを秘めているのがオウンドメディアです。

オウンドメディアの運営を成功に導くためのコンテンツの作り方・企画方法を学べる

「オウンドメディアのコンテンツ企画・作成ワークショップ」
2日間講座で本記事の筆者インフォバーンの成田氏が講師を務めます!

オウンドメディアのコンテンツ企画・作成ワークショップ

オウンドメディアを運営していくなかで一見正しいように見える落とし穴にはまらず、理想のコンテンツを作るノウハウを2日間にぎゅっと凝縮したワークショップ型の講座を9/11(木)・12(金)で開催します。

  • 顧客にしたいターゲットユーザーにいかにしてオウンドメディアに訪問してもらうか
  • コンテンツの品質や成果達成を継続的に維持するためにはどうすればよいのか
  • 企業サイトのコンテンツは、どのように企画してどのように運営していけばよいのか

といった、すでに運用をしている方の課題や悩みを解決するだけでなく、これから自社サイトをオウンドメディア化していこうと考えている担当者の方のための講座です。

■講座内容

講座1日目 9月11日(木)

  • 上司を説得するオウンドメディア5つのメリット
  • インフォバーンのオウンドメディア運用例
  • オウンドメディア事例にみる企画立案から運用プロセスまで
  • コンテンツマーケティング成功の条件
  • 【ワークショップ】オウンドメディア立ちあげ大作戦
  • オウンドメディアの予算と制作費用

講座2日目 9月12日(金)

  • おいしいコンテンツの作り方
  • オウンドメディア事例にみる企画立案から運用までのプロセス
  • 【ワークショップ】コンテンツ視点で考えるオウンドメディア
  • 【ワークショップ】「ペルソナ」を理解して、自社にとっての「ペルソナ」を作ってみよう
  • 【ワークショップ】カスタマージャーニーマップを作ってみよう
この記事の筆者
ユーザー 成田幸久(インフォバーン) の写真

成田幸久

株式会社インフォバーン執行役員/プロダクション部門 部門長 コンテンツ開発ユニット統括。

AMEX会員誌、『ワイアード』日本版、JAL機内誌などで副編集長を務めた後、2004年インフォバーン入社。ニフティのブログサービス『ココログ』の立ち上げ時に、眞鍋かをりなどの著名人ブログをプロデュース。ほかにPC・モバイルと連動した通販誌『カタロガー』編集長、セブン-イレブンとヤフーの共同事業メディア『4B』の編集長を務めるなど、数多くのWebメディアの企画・運用を手がける。

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オリジナル記事:お金をかけてプロに任せれば成功する!? オウンドメディアの運営に潜む5つの落とし穴 [優良顧客を育てる! オウンドメディア運用入門] | Web担当者Forum
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【プレゼント】『現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書』 | Web担当者Forum

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※2014-08-25 初出時点で書影の画像が間違っておりました。大変失礼いたしました。

8月23日発売の小川卓氏の著書、Webサイトのコンバージョンを増やすための分析・改善の考え方をまとめた『現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書』(マイナビ)を3名様にプレゼントいたします。

Webサイトの分析・改善ノウハウを、リクルートやサイバーエージェントでアクセス解析の導入運用をしてきた小川卓氏(現アマゾンジャパン)がやさしく解説。現場のプロが実践し続けてきたノウハウが余すことなく詰まった一冊です。

『現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書』

  • 著者:小川卓
  • 価格:3,218円
  • ISBN:978-4-8399-5116-0
  • 発行:マイナビ

豊富な事例と、明日からできる施策の数々をがっつり詰め込んだ、濃密な一冊!

本書はWebサイトのコンバージョンを増やすための主要施策の分析方法と改善の考え方をまとめた書籍になります。筆者の4冊目の書籍となりますが、最も「施策」と「実践」を意識した一冊です。

Chapter 1では、施策の説明に入る前に抑えておいていただきたい、コンバージョンの設定とデータの見方について説明をしています。コンバージョンの設定では「ビジネスロードマップ」という手法を使って、どのようにビジネスゴールとKPIを決めるかを事例を交えて紹介しています。

Chapter 2では、12個の施策を取り上げています。皆さんが普段使っている施策であれば、効果を上げるための手法を学ぶことができますし、使っていない施策に関しては理解を深めることができるでしょう。また、ECサイトおよびBtoBサイトに特化した内容も取り上げています。

Chapter 3 に関しては、改善施策を行い、成果を出すためのプロセスにフォーカスしました。得られた気づきをどう施策にまでもっていくのか。そのために必要なPDCAの考え方と、実践方法を筆者の経験に基づいて紹介しています。

Chapter 4 は、Googleアナリティクスで絶対に押さえておかないといけない機能を紹介しています。本書ではGoogleアナリティクスを活用した分析手法を沢山紹介しています。

目次
  • Chapter 1 改善ポイントの見つけ方
  • Chapter 2 項目別の改善策とノウハウ
  • Chapter 3 分析結果の活用方法
  • Chapter 4 Googleアナリティクスの主要機能と情報リソース

応募要項

  • 応募締切:2014年8月29日(金)23:59
  • 当選者数:3名様
  • 応募方法:下記応募フォームに必要事項をご記入して応募をお願いします。当選者の発表はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます。

※フリーの方や自営業の方はその旨をご記入ください。

プレゼント発送先

※勤務先への発送をご希望の方は、会社名をご記入ください。

※勤務先への発送をご希望の方は、部署名をご記入ください

「はい」にチェックをすると、Web担のコンテンツをサマリで紹介するメールマガジンを毎週月曜日にお送りします(すでに購読されている方は改めてチェックしなくても大丈夫です)。メルマガについて詳しくはWeb担メルマガについてをご覧ください。Web担の編集長が毎週の日曜日に家族サービスをサボって書いているメルマガで、編集長コラムがほかよりも一足先に読めます。

現場ですぐに役立つノウハウが多いのがよいです」のようなWeb担をおすすめする言葉や、「会社で毎日チェックして情報共有しています」「上司から見るように言われて見始めましたが、マンガが楽しくてついつい全部読んじゃいました」のようなあなたがWeb担をどう使っているかの声などをお書きください。

いただいたお言葉は、編集者が読んで喜んだり困ったりするほか、Web担のサイト上で紹介させていただいたり、Web担の宣伝などで掲載させていただく場合があります(個人や所属を特定できる形にはいたしません)。たとえば、

アクセス解析やSEOでつまずいていたあの頃、Web担に出合って助けられました」(東京都、マーケティング担当)

のような形です。編集者が「おぉっ」と思うコメントを残していただいた方には……。

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    ユナイテッド、SSP「AdStir」がCriteoのデジタルパフォーマンス広告とRTB接続 [ニュース] | Web担当者Forum

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    この記事を読むのにかかる時間: 約 1 分

    メディア・広告事業のユナイテッドと、デジタル広告のCRITEO(クリテオ)は、ユナイテッドのスマートフォン媒体社向けSSP(サプライサイドプラットフォーム)「AdStir(アドステア)」が、Criteoのデジタルパフォーマンス広告とRTB(リアルタイムベッディング)接続した、と8月22日発表した。AdStir経由で広告を配信しているメディアは、計12のDSP(デマンドサイドプラットフォーム)と広告事業者から入札を受けられるようになる。Criteoは、AdStirを国内で最初の接続先にしてスマートフォンアプリ内広告を配信する。

    SSPは、複数の広告案件を一元管理して配信を最適化し、収益を最大にするサプライサイド(媒体側)の広告管理プラットフォーム。RTBはSSPを経由して媒体の広告枠を入札形式で掲載ごとに買い付けする広告技術を指す。AdStirは、RTB広告の競争入札を利用する媒体向け広告プラットフォームで、今後も国内外のDSPとの接続を進める。Criteoは、独自のレコメンデーション・予測アルゴリズムを使い、各ユーザーの関心・興味と関連性が高いデジタル広告やアプリ内広告をリアルタイムで自動生成して配信している。

    ユナイテッド
    http://united.jp/

    AdStir
    https://ja.ad-stir.com/

    CRITEO
    http://www.criteo.com/jp/

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    ソフトバンクテクノロジー、データ可視化・分析ソリューション「Tableau」を取り扱い [ニュース] | Web担当者Forum

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    この記事を読むのにかかる時間: 1分弱

    ICT(情報通信技術)サービス事業のソフトバンクテクノロジーは、データ分析ソリューションの米国Tableau Software(タブローソフトウエア)の日本法人、Tableau Japan(タブロージャパン)が提供する次世代型のデータ可視化・分析ソリューション「Tableau(タブロー)」の取り扱いを始める、と8月21日発表した。Tableauは、直観的な操作でデータを簡単に取り込み、高速処理によって瞬時にグラフ、図、色にまとめることができる。

    Tableauは、専門的な知識や技術がなくてもデータ分析の環境を実現する。これまで読み取るのに時間がかかっていた表や数字などの情報を経営戦略に迅速に活用し、競争力を高められる。ドラッグ&ドロップで直観的にダッシュボードが作成可能で、必要なデータを必要な時に直観的に可視化でき、ダッシュボードをワンクリックするだけで多角的な分析が可能になる。ダッシュボードやレポートはタブレット端末でも利用できる。

    ソフトバンクテクノロジー
    http://www.softbanktech.co.jp/

    Tableau Japan
    http://www.tableausoftware.com/ja-jp/

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    cci、ビデオコンテンツにビデオ素材を掲載するインストリーム広告「ADJUSTVideo」開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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    インターネット広告のサイバー・コミュニケーションズ(cci)は、ビデオコンテンツの前後や中間にビデオ素材を掲載するインストリーム広告のアドネットワーク「ADJUSTVideo(アジャストビデオ)」の提供を10月に始める、と8月21日発表した。法人媒体の優良サイトを中心に広告在庫を保有してcciが運営するアドネットワーク「ADJUST(アジャスト)」で、バナー広告枠にビデオ素材を掲載するこれまでのインバナー広告に加え、インストリーム広告も展開する。

    インフラや機器の進化でオンラインビデオ広告へのニーズが急速に高まっている中、今後インストリーム広告の需要増が見込まれることから実施する。インストリーム広告は掲載箇所がコンテンツと同一なため注視率が高く、大画面、音声で認知の向上が期待できるという。テレビ朝日、テレビ東京系、東京メトロポリタンテレビジョン、日経CNBC、ユナイテッド・シネマや、ポータルサイト、新聞社サイト、動画サイトなどがADJUSTVideoへの参画を予定している。

    サイバー・コミュニケーションズ
    http://www.cci.co.jp/

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    会員規約や利用規約を見直して、モンスタークレーマーに強いネットショップになろう [ネットショップ担当者フォーラム ダイジェスト] | Web担当者Forum

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    この記事を読むのにかかる時間: 約 5 分

    この記事は、ネットショップ担当者フォーラムで公開された記事を、許諾を得てWeb担当者Forumで転載したものです。

    読者の皆さんも顧客向けの会員規約や利用規約は用意していると思います。私はさまざまなネットショップで規約を読んできましたが、なぜこのような内容になるのか分からないものが多々ありました。果ては、別のネットショップの規約をそのままコピーしているのではないかと思われるものも散見され、とても残念な状況です。いざというとき、身を守るための楯になるのが規約です。もう一度、自分のショップの規約を見直してみましょう。

    ネットショップの規約に必要な要素とは

    そもそも規約とは何でしょうか。現時点での規約は、顧客との間で任意に交わすルールです。法的拘束力は今のところありません(今後債権法が改正されれば効力を持つとも言われています)。

    ルールを書くべき項目は数多くありますが、記載しておいた方が良い主な項目を表にまとめました。

    規約への記載を検討するべき項目
      検討すべきリスク書き方のポイント
    会員登録重複登録、虚偽申請など登録内容や注文内容に不審点が発覚した場合に、登録や注文を断れるようにしておく。
    受注誤注文、在庫切れ、価格表記の間違いなど顧客が後で「聞いていない。知らなかった」とならないように注意。特に顧客が間違えそうな項目がある場合は特に注意。
    配送出荷遅延、延着、配送先(海外を含む)など自社の責任によらない部分ではあるが、比較的トラブルが多いので、しっかりと対応できるようにしておく。
    決済代引き、クレジットカード、後払い決済など、各支払い方法に付随するリスク代引きの場合は受取拒否や手数料の負担について、クレジットカードの場合はチャージバックについて、後払い決済の場合は未払いについてなど、それぞれに固有のリスクが存在する。代引き手数料などを顧客負担にする場合などは、特に明確にして置く必要がある。決済の多様化は必要だが、お金に関する項目なので、締めすぎると売上が減り、緩すぎると詐欺まがいが横行する。どこにリスクがあるのか十分に知っておく。
    返品・交換・返金商品、パッケージ、イメージ違い、肌トラブルなどもっとも苦情・クレームが多いところ。返品制度は顧客への安心感をアピールするためにあるが、緩いルールは悪用するモンスターを助長させるだけ。優良顧客に安心感を持ってもらいながら、モンスターが付け入る隙が発生しないように、他社動向や自社の収益などを鑑みながら検討する。

    リピート
    (定期購入・頒布会)

    単回購入と定期購入の思い違い、定期回数、発送間隔、途中解約などLTVから考えると、3回は購入してもらいたいところだが、トラブルが起こりやすい部分でもあり、顧客に誤解を招かないよう、明確なルールを作成しておく。

    この他に、特定商取引法の表記やプライバシーポリシーについての記述も必要です。また、キャンペーンや値引きなど、個別にルールを考えなければならない項目も多々あります、抜けや漏れのないように確認しましょう。

    また、HP、LP、ショップカートだけではなく、モールでの販売や紙媒体を使ったDM、チラシなどにより、ルールが変わることもあります。また、販売するチャネルが増えたら、その都度随時見直しが必要になります。ルール自体の優先順位を付けることで、しっかりした規約にしていきましょう。

    「配送」「配達」「到着」「宅配」など、同じことを言っているのに、言葉の統一がされていないケースもよくあります。まず、文言を統一するルールブックを作ると比較的分かりやすくなりますが、一番重要なのは、コールセンター、物流、配送など、自社の社員や委託している会社の社員と、ルールが共有されていることです。連携が取れていない事でお客さまの信頼をなくしたり、苦情・クレームの原因が生まれたりすることもあります。他社のコピペではなく、自社の販売シーンに合わせたリスクの洗い出しと、ルール化(文章化)を行ってください。

    規約で「万が一」に備える

    公益社団法人日本通信販売協会の会報誌「JADMA NEWS」2014年2月号に、事業者側の価格表示ミスへの対処法について、次のような事例が出ていました。

    ネットショップで高級紳士靴を販売しているが、ある商品に10分の1の価格が表示されていた。申込みと問い合わせがあった顧客に対して謝罪し、ほぼ理解を得られたが「確認メールが届いているから契約は成立している」と主張している顧客がいる。
    参考:http://saas.startialab.com/acti_books/1045176281/19724/(14ページ)

    もちろんそのようなケアレスミスは犯さないのが原則ですが、間違えてしまったときには、法的に「錯誤による無効」と判断し、販売しないとことも可能だとのことです。一部の通販会社は、「出荷した時点の通知をもって契約成立」という規約を作成することで、リスクを回避できているとのことでした。1つのアイデアだと思います。例えば、下記のように規約に明記し、関係者全員が同じ認識を持てば有効に機能します。

    会員が当サイトにて商品をご注文いただくと、注文の受領確認と注文内容を記載した確認のメールが当サイトから送信されます。会員からのご注文は、商品購入についての契約の仮申込となります。

    会員が選択された商品の支払い方法および配送方法にかかわらず、当社の倉庫から商品が出荷されたときに正式に申し込みは承諾され、契約が成立するものとします。また、インターネット以外での注文に関しても、当社が受注後、商品の出荷が完了した時点で成立するものとします。

    Amazonに見る規約の重要性

    Amazonの利用規約を見ると、サービスに関して実に事細かく規定されていることがわかります。他のサイトに比べて圧倒的に情報量が多いのではないでしょうか。取扱商品の数やサービスの数が多いのは間違いないのですが、逆に言えば、これほどの規約を作る能力があるからこそ、多くのサービスを展開できるのだと思います。

    Amazonは即日配送、価格、1クリック受注、レコメンデーションなど、Amazonから買わない理由を見つける方が難しいほどのサービスを備えていますが、その基本にあるのは、CRM(Customer Relationship Management)です。CRMとは、情報システムを応用して企業が顧客と長期的な関係を築く手法のことです。もちろん顧客ならどんな相手でも良いというわけではなく、本当に長期的な関係を築きたいのは優良顧客だと、運営側なら誰でも思うのではないでしょうか?

    Amazonほど顧客の利便性に長けた仕組みを構築することには、実は非常にリスクが高いのです。利便性の高い1クリック注文は間違えてクリックする可能性も高く、「1つしか注文した覚えがないのに、何個も届いた。どうしてくれるのだ」とクレームが寄せられる可能性も高いからです。

    会員規約や利用規約にしっかりとポリシーが貫き通されていて、リスクマネジメントや債権管理に長けているから、優良顧客への利便性を徹底的に追求できるのではないでしょうか。そしてそれによって良い顧客が集まり、より一層の収益が生み出される仕組みになっているのです。

    「性弱説」で顧客対応に取り組もう

    顧客を選別する事は、売上を下げる要因だと思われがちですが、実は、顧客を選別する事と売上を上げる事はとても関係のあることだと思います。販売をお断りすると「私に販売しないなんて差別だ!」というクレームが入ることがありますが、人権侵害と取引の選定は別物です。支払いに重大な懸念がある人に販売しなければならない法律はありません。契約の自由が日本では認められています。

    本当はルールもマニュアルもなく、平和の内に取引ができれば良いのですが、そこに到達するにはあまりにも長い道のりがあります。「性善説」と「性悪説」は聞いたことがあると思いますが、どちらも一長一短あります。「善」だと思えば裏切られることがありますし、「悪」だと思えば関係が築けません。

    そこで情報セキュリティ構築の時には、「性弱説」という概念を伝えます。「人はもともと善くも悪くもなく、弱いもの。環境によって善くも悪くもなります。だから環境を整えませんか? 情報を漏えいしにくい環境、情報を盗みにくい環境を作りましょう」というものです。顧客対応もこれと同じ考え方で、顧客の利便性を第一に考えながらも、商品を搾取しにくい環境、モンスターが不正な要求をしにくい環境を整えるのが、売り手にとっても買い手にとっても一番だと考えています。

    ◇◇◇

    もっともっと、ネットショップの世界を安心して買いやすいものにしていきたいというのが私の夢です。企業の規模や存在する場所や商品に関係なく、成功のチャンスがあるのがネットショップです。優良顧客に対して安心・安全な市場を提供するのは事業者側の責任です。その責任を果たすために頑張っていきましょう。

    オリジナル記事はこちら:会員規約や利用規約を見直して、モンスターに強いネットショップになろう(2014/07/25)

    ネットショップ担当者フォーラム
    ネットショップ担当者フォーラムについて

    ネットショップ担当者フォーラムでは、ECサイトを運営する企業の経営者や運営担当者、制作者が語り合う場所や、“ここに行けば情報がある”、“ここに行けば問題が解決できる”を目指したメディア運営をしています。

    この記事の筆者
    ユーザー 東 弘樹(HAZS/ハッツ) の写真

    東 弘樹

    株式会社HAZS(ハッツ)代表取締役。
    1964年生まれ。87年輸入貿易商社90年大手信販会社:営業・債権管理・決済システム・商品企画。当時大手通販会社を担当。06年、通販向け受注管理開発会社を経て、07年にHAZS株式会社(ハッツ)を設立。09年、通販向け内部統制 「少額債権管理 社内体制構築支援」をリリース。 14年、筑波大学大学院リスク工学博士課程にて「通販の債権管理」を研究。論文「通信販売における顧客の名寄せ知識の構築」などを発表。現代社会において、優良顧客と社員のためにリスクマネジメントは必須であると、通販・ネットショップに対して実践的なリスクマネジメントのノウハウを提供している。

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    御社のSEOコンテンツ戦略では、キーワードだけでなく訪問者の意図も考えていますか?(前編) [Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報] | Web担当者Forum

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    この記事を読むのにかかる時間: 約 5 分
    この記事の内容はすべて筆者自身の見解であり(ありそうもないことだが、筆者が催眠状態にある場合を除く)、Mozの見解を反映しているとは限らない。

    SEOを意識するあまり、次のようなコンテンツ戦略があまりにも多すぎはしないだろうか。

    1. 人々が何を検索しているのかを調べる(キーワード調査)。
    2. できるだけ多くのキーワードが当てはまるランディングページを作る。
    3. キーワードに最適化したコンテンツ(無意味なものが多い)をたくさん書く。

    典型的な旧式のSEO戦略だ。だが、オーディエンス(訪問者)の意図はどうするのだろうか?

    コンバージョンのためのランディングページならば、SEOに多大な注力をしているだろう。最適化されたランディングページは、次のようなことを満たしているはずだ。

    • 狙いを絞ったキーワードと話題
    • 狙いを絞ったページタイトル
    • すっきりしたURL
    • 説得力のあるmeta descriptionタグ
    • 直観的なレイアウトとナビゲーション
    • 読み込みが速い
    • 見た目もすばらしい
    • スクロールしなくても見える場所にCTA(行動喚起)がある

    一方で、ページの中心となるコンテンツは、単にランディングページの最適化のような方法論で感性するものではない。コンテンツは目的に寄与するものだ。コンテンツによって他社よりも優位に立てる。コンテンツは、コミュニケーションを築きオーディエンスとの交流を生む手段なのだ。

    オーディエンスの意図は何か?

    あなたが呼びこもうとしているコアオーディエンスは、何かを求めており、何らかの意図をもっている。あなたのサイトが旅行関係のものだったとすると、たとえばオーディエンスの意図には次のようなものがあるだろう。

    • 世界最高の休日ハイキングを調べているのかもしれない。
    • ユタ州でハイキングできる場所を知りたいのかもしれない。
    • ユタ州でハイキングを楽しむため、ハイキングを含むユタ州の休暇パッケージツアーを探しているのかもしれない。
    • あるいは、ボストンからパークシティへの旅行を予約したいだけなのかもしれない。

    オーディエンスの意図というものは、きわめてあやふやなものから、ごく具体的なものまで、さまざまだ。ランディングページ用のコンテンツを考えるときには、オーディエンスの気持ちになり、本当に見たいのは何かをしっかり考える必要がある。オーディエンスの意図に関しては、次の点を検討する。

    1. 訪問者の意図を十分に満たすには、どんなコンテンツが役に立つか?

    2. 意図があやふやな場合は、その意図のバリエーションにどんなものがあり、どんなコンテンツが適しているのかを考える。

      たとえばヘアスタイルならば、次のようなものばあるかもしれない。

      • ヘアスタイルのハウツー動画
      • ヘアスタイルのカタログ本
      • ショートヘア、ロングヘア、カーリーヘアなどのヘアスタイル
      • 薄毛、縮れ毛、あるいはアップスタイルや編み込みといった特徴によるヘアスタイル
    3. オーディエンスが役に立つと思うものは?

    4. オーディエンスが興味深いと思うものは?

    5. オーディエンスが共有したいと思うものは?

    うまくいくコンテンツ役に立ち、独自性があり、興味深いと思われるヒント――シェアした人を役に立ち、独自性があり、興味深くするもの。

    「自宅でも楽しく過ごすほとんど無料の68のやり方」
    「お金を使う代わりにやるべき121のこと」
    「春の31日間お掃除DIY:台所の流し排水クリーナー」

    うまくいかないコンテンツさほど役に立たず、独自性がなく、興味深くもないもの――シェアした人を役に立ち、独自性があり、興味深くはしないもの。

    「400万円の借金をなんとかするのに私がとった5つの戦略」
    「節電タイプの電球、どれが一番やわらかい光か?」
    「キャリアとお金のために今月するべき決意」

    コンテンツ戦略の基本要件

    すばらしいコンテンツには(ホワイトペーパー、動画、ガイド、マップなどではない、実際のランディングページになっているコンテンツの場合)、すばらしいランディングページに必要なものがすべて揃っていなければならない。しかし、すばらしいコンテンツ戦略では、前もって検討しておくことがもう少しある。主なものを挙げてみよう。

    • このコンテンツの目標は何か?(作る理由)

    • ビジネスの目標は何か?(売上を得る方法)

    • 消費者のために解決しなければならないことは何か?(オーディエンスの意図)

    そして、オーディエンスのニーズと競争環境を十分に調査したうえで、次の問題を考える。

    ユーザーの意図を満たし(それを上回り)、同時にビジネス上の目標を実現するもの。それでいて、すでにあるほかのどれよりも優れたもの。それをどうやって作るか?

    こういった考えのうえに立って、コンテンツ戦略の実例を見ていこう。そうするなかで、単にランディングページを作り文章を書くことと、オーディエンスの意図とビジネス上の目標を満たす創造的なやり方を考え出すこととの違いが明確に示される。

    コンテンツ戦略の実例1: コンテンツ VS ライフスタイル

    この実例に出てくる企業は、今のところ純粋なECサイトだ。

    設定(概略)

    • オーディエンス: 女性(22~55歳)。主に母親。
    • オーディエンスのニーズ/意図: 余分なお金をかけずに、なおかつステキな生活を送る、賢くて革新的な方法を見つける。
    • コンテンツの目標: 現在はECのみを行うブランドだが、それを広範かつ多元的なコンテンツプランを通じて拡張し、ライフスタイルを提案するブランドにする。
    • ビジネスの目標: オンラインで製品を販売する

    この会社がこれまでコンテンツによって行った試みは失敗に終わっている(主な競合企業による同様の試みでも成功した例はない)。ブログはまったく読まれておらず、短時間で間に合わせ的に作ったコンテンツは(程度の差はあれ)たいした反応を得られていない。

    こんなことになった大きな原因は、ECのみでしか実績のない会社が、だれにも発言を期待されていないのに発信による影響力を得ようとしたせいだ。

    「発信力がないブランド」と「信頼できる専門家でもなくインフルエンサーでもないスタッフ」という組み合わせが、ささやかなコンテンツを行き当たりばったりに公開しても、うまく行く見込みはない。オーディエンスからすれば、共感するよりも疑問が先に立つ。

    どうしてこんなコンテンツがここにあるのだろうか?
    コンテンツはもっと増えるのだろうか?
    何をもってこの発言が信頼できると思えるのだろうか?
    ウェブサイトとライフスタイルのすべてを費やしてこのテーマに取り組んでいる、もっと信頼できる発言があちこちで見つかるというのに。

    このケースでカギとなるのは、ライフスタイルだ。「コンテンツを作ること」と「ブランドにライフスタイルを浸透させること」は大きく違う。

    コンテンツに含まれるもの
    • ランディングページ
    • 記事
    • ブログ投稿
    • 動画
    • スライドショー
    • ガイド
    • マップ
    ライフスタイルの浸透に必要なもの
    • 自己表現
    • コミュニティ
    • 文化
    • アイデンティティ
    • つながり
    • 体験
    • 感情

    コンテンツを通してライフスタイルを表現しているブランドと、そのコンテンツで示されているブランドメッセージ(と企業がその先に求めること)をいくつか紹介しよう。

    GoPro: 創造的になる。カメラを買う
    Be inventive. buy cameras.

    Nike: ただスポーツをする。シューズを買う
    Just do it. buy shoes.

    Airbnb: かっこいい旅をする。宿を借りる
    Travel hip. rent places.

    Martha Stewart: 器用になる。製品を買う
    Be crafty, buy products.

    ブランドは製品を売るためのものだが、これらのブランドのコンテンツはオーディエンスを魅了し、オーディエンスは火に誘われる蛾のようにコンテンツに引き寄せられる。

    これらのコンテンツが作られた背景にあるのは、キーワードやランディングページ最適化のノウハウではない。その根底にあるのは、オーディエンスが必要としているものを提供し、その中でオーディエンスの胸を躍らせたいという思いだ。

    こうした実例を踏まえると、実例1のクライアントに提案するアプローチとしては、たとえば次のようなものがいいだろう。

    予算内でステキな生活を。製品を買う。

    大量のキーワードによるランディングページの最適化を行い、そこから製品を買ってもらおうとしていたアプローチとの違いがおわかりだろうか?

    コンテンツ戦略には、たとえば次のようなものがある。

    • 週ごとの特集
    • ガイド
    • 毎日のコンテンツのための雑誌スタイルの取り組み
    • 古びないマーケティング資料
    • 休日向けの特別な取り組み

    また、その分野で影響力のある人々に協力を求めて提携し、さらには「企業の声」としてブランドを代表する人物となってテレビ出演やPRを行い、コンテンツを広めてもらう可能性も探る。

    もちろん、このようなコンテンツ戦略には何か月もの期間と多くの調査が必要だ。包括的なコンテンツ戦略をまとめる場合のプロセスとツールについて、後編の記事でさらに詳しく説明しよう。

    この記事は、前後編の2回に分けてお届けする。後編となる次回は、今回に引き続いてコンテンツ戦略の実例をもういくつか紹介する。(後編は9/1公開予定)

    この記事の筆者

    この記事は、Moz Blogに掲載された以下の記事を日本語訳したものです。

    author photo

    原文:「Is Your Content Strategy Guided by Audience Intent (or Just Keywords)?」 by Laura Lippay (2014/05/06)

    記事セレクション:渡辺隆広株式会社アイレップ
    翻訳:株式会社ガリレオ

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    オリジナル記事:御社のSEOコンテンツ戦略では、キーワードだけでなく訪問者の意図も考えていますか?(前編) [Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報] | Web担当者Forum
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    Web担当者が数年でジョブローテしちゃうのは会社の損失!? [先週のWeb担まとめ記事] | Web担当者Forum

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    先週のWeb担まとめ記事

    Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 24本とニュース記事 19本です。

    忙しい人のためのこの記事の使い方:
    • 上のほうから内容をざっとチェックする
      重要なものほど上の方に置いてあります。
    • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
      要チェックのものは色を付けてあります。

    今週の担当は、安田です。

    【プレゼント】『現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書』
    8/23発売の小川卓氏の著書、Webサイトのコンバージョンを増やすための分析・改善の考え方をまとめた『現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書』(マイナビ)を3名様にプレゼント。
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/q/201408/18057

    [今回の要チェック記事]↓セミナー/お知らせ | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース
    Web担当者が数年でジョブローテしちゃうのは会社の損失!?

    Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

    • 「Web担当者のジョブローテや引継はどうあるべきか? ミツカンの加藤美侑さんに聞いてきた」の記事が350いいね!と人気を集めました。「Webのコト、教えてホシイの!」の記事ですね。

      ミツカンの加藤さんに、Web担当者としての仕事と「ジョブローテーション」について聞いたマンガ記事です。

      Web担当者のジョブローテは何年ぐらいにして、引き継ぎのための期間はどれぐらい設けるのがいいのでしょうか。Web担当者が会社に対して最大限の利益をもたらせるようにするための、ジョブローテや引き継ぎの環境とはどのようなものなのでしょうか?

      御社ではどうですか?

      http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/08/20/17788

    • もう1つマンガ記事が。「建物や公園を無断撮影すると、著作権侵害になるの?」は、「僕と彼女と著作権」の第9話。

      今回は、「写真撮影が禁止されている建物や、許可が必要とされている公園で、無断で撮影をするとどうなるのか」を解説しています。現役弁護士が自ら描くマンガ解説、ぜひあなたもご覧ください。

      http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/08/19/17297

    • 「『アクセス解析データなし』『デザイン変更なし』でもユーザー行動観察で問い合わせを10倍にした方法」は、「一人でできるWebサイト収益UP術-ウェブ解析士事例集」の記事。

      ウェブ経由問い合わせ数を10倍に伸ばした自動車保険代理店のホームページ改善プロジェクトの裏側を大公開しています。

      http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/08/18/18024

    • 「お金をかけてプロに任せれば成功する!? オウンドメディアの運営に潜む5つの落とし穴」は、「優良顧客を育てる! オウンドメディア運用入門」の記事。

      今回は、オウンドメディアを運用していくにあたって「一見正しいようで、鵜呑みにすると危険」な5つの落とし穴について解説しています。

      http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/08/22/18062

    Web担の姉妹サイトもお役に立てるはずです。
    ECの現場で売上アップを目指す方には
    ネットショップ担当者フォーラム
    データセンター(iDC)に携わる方には
    データセンター完全ガイド
    企業内情報システムのお仕事をされている方には
    IT Leaders
    ソフトウェア開発者の方には
    Think IT

    [セミナー/お知らせ]↑要チェック記事 | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
    オムニチャネル、リスティング広告、グローバルWebなど8セミナー

    ※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

    Web担&ネッ担@大阪(9/5、大阪)

    オムニチャネル時代を生き抜く、eコマース、企業マーケティング戦略、最新情報、業界裏事情が集結

    Web担とネッ担(ネットショップ担当者フォーラム)のセミナーイベントが、9月5日に大阪で開催されます。無印良品の奥谷氏による基調講演、ネッ担プログラム委員とミネルヴァの山内氏によるパネルディスカッションなど、豪華なセッションが全8コマ! 関西方面の方、この機械をお見逃しなく。

    https://netshop.impress.co.jp/event/201409osaka

    リスティング広告(9/5)

    「“成果が出ない”と言う前に知っておきたいリスティング広告の育て方」と題したセミナーを、インプレスが9月5日(金)に市ヶ谷で開催します。書籍『いちばんやさしいリスティング広告の教本』の出版記念セミナー。参加費は2000円。

    http://www.impressjapan.jp/items/listing-20140905

    企業Webグランプリ(8/29締切)

    Web広告研究会の主催する「2014 Webグランプリ」が開始され、企業グランプリ部門の参加申し込みを受付中です。参加申し込みは8月29日(金)締め切り。

    http://award.wab.ne.jp/

    グローバルWeb(9/12)

    SDL Global Marketing Forum 2014が9月12日(金)に千代田区で開催されます。主催はSDL。参加費は無料。テーマは「次の成功の鍵はデジタルマーケティングのグローバル展開」。

    http://www.sdl.com/jp/events/ls/210-09-12-SDL-Global-Marketing-Forum-2014.html

    BtoBマーケ(9/9)

    「ゼロから学ぶBtoBビジネスのWebマーケティング講座(基本編)」をデジタルハリウッドが9月9日(火)に御茶ノ水で開催します。参加費は無料。

    http://biz.dhw.co.jp/course/detail.php?p=599

    スマホEC(9/10)

    「CV130%アップ!スマホ時代のECのあるべき姿とツールについてお話しします」と題したセミナーが9月10日(水)に西新宿で開催されます。主催はソケット、講師としてオイシックスCMOの西井氏も登壇。参加費は無料。

    http://peatix.com/event/47424/view

    4大モール活用(9/10大阪、9/11東京)

    「楽天+ヤフー+DeNA+ポンパレモール活用セミナー」が、9月10日(水)に大阪で、9月11日(木)に東京田町で開催されます。主催はいつも.、参加費は無料。

    http://itsumo365.co.jp/sem/category/mall/malljigyou20140910.html(大阪)
    http://itsumo365.co.jp/sem/category/mall/malljigyou20140911.html(東京)

    オムニチャネルと広告(9/11)

    「年末商戦の売上が変わる! オムニチャネル最新事例とWEB広告戦略セミナー」を、コマースリンクとアパレルウェブが9月11日に渋谷で開催します。参加費は無料。

    http://www.commercelink.co.jp/seminar/seminar20140911

    先週の人気記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↓解説記事 | ↓ニュース記事

    Web担で先週公開された記事のうち、「今回の要チェック」に次いでアクセスが多かった記事です。

    背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

    • DIGITAL&DIRECT NEWS
      ネットは生活のなかでどのくらい使われているのか? 11の購買行動で調査
    • 海外&国内SEO情報ウォッチ
      HTTPSを使うなら“HSTS”と“HSTSプリロード”でセキュリティを高めよう など10+4記事
    • 編集長ブログ―安田英久
      グーグルはなぜHTTPSをランキングシグナルに使うことにしたのか
      http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/08/19/18060
      by 安田英久(Web担 編集長)
    • Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報
      コンバージョン率最適化を、正しくA/Bテストで進めるための5つのステップ(後編:実験からレビュー)
    • ニュース記事
      成長しては下がる日本の企業Webサイト運営を改善、「日本ウェブ戦略担当者協議会」が始動
      http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2014/08/18/18056
      by 池田真也(Web担 編集部)
    • Web広告研究会セミナーレポート
      B2C/B2Bのソーシャルメディア運用担当者が明かす運用実態&スターターキット
    • Googleアナリティクス セグメント100選
      Googleアナリティクス セグメント機能の落とし穴① 適用できるレポート・できないレポートの見分け方(第18回)
      http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/08/21/18068
      by 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン)

    先週の解説記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↑人気記事 | ↓ニュース記事

    Web担の解説記事には、ウェブサイトをビジネス活用したい人向けの情報がたっぷり詰まっています。

    背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

    • 企業ホームページ運営の心得
      セグメントの先に広がる最強コンテンツへの道(客の声・後編)
      http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/08/20/18025
      by 宮脇睦(有限会社アズモード)
    • Oracle WebCenter Blog
      1日2000記事を公開する新聞社&システム連携を実現した航空会社: 大規模CMS「WebCenter Sites」事例
    • ユーザー投稿記事 by 福島 卓 / 株式会社インテリジェンスビジネスソリューションズ
      第2回 モニタリングレポートから読み解く数値分析と対策へのアプローチ
    • ユーザー投稿記事 by ホワイトコンサルタント 水上裕之
      ブラック企業がホワイト企業に!Web業界の労働環境に革命!
    • ユーザー投稿記事 by 株式会社ペイジェント
      【WordPressでECサイト運営ができる!】世界中で最も利用されている「WooCommerce」によるネットショップ構築を学ぶセミナー
    • ユーザー投稿記事 by 株式会社ギャプライズ クリックテール事業部
      9月3日(水)セミナー開催!ウォンテッドリーのCVRを160%アップさせたヒートマップ×ABテスト手法とは?
    • ユーザー投稿記事 by ビジネスサーチテクノロジ株式会社
      ドクターシーラボ、BSTの「ポップリンク」を導入!検索キーワード入力中の商品画像と詳細リンクのサジェストで、コンバージョン率20%向上!
    • ユーザー投稿記事 by 長瀬 果 (株式会社タービン・インタラクティブ)
      【名古屋 9/2 14:00~16:00】モノづくり企業が取り組むべきSEO対策セミナー開催!
    • ユーザー投稿記事 by 株式会社エイジア
      「成果を出し続けるメルマガ制作セミナー ~企画から考えるメルマガ改善、プロのやりかた大公開~」 好評につき、2014年9月30日(火)に追加開催決定!
    • ユーザー投稿記事 by 吉政忠志
      WEBセキュリティの大家である、徳丸本の徳丸先生の講演会(9月5日東京無料) まだ聞いたことがない人は聞くべき。
    • ユーザー投稿記事 by phpexam
      文教向けCMSソリューションの大阪セミナー(無料)
    • 先週のWeb担まとめ記事
      Google好みのサイトになる4つの条件とは
    • Web担アクセス数上位ランキング
      アクセス解析データがすべてじゃない。ユーザー行動観察で問い合わせ10倍の改善事例

    先週のニュース記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↑人気記事 | ↑解説記事

    大手のニュース媒体では紹介されない、ホームページの企画・構築・運営や、ウェブマーケティング関連のニッチなニュース記事ならWeb担で。

    背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

    編集後記

    お盆からずっと、Web担のサイトのCMSバージョンアップの作業をしていました。予想以上に工数がかかり、やっと9割方完成。でもここからのチェックと修正にも手間がかかりそうだし、WebサーバーとDBサーバーも新しくする予定なので、どうなることやら。(安田)

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    リスティング広告はこんなに広く浸透している [いちばんやさしいリスティング広告の教本] | Web担当者Forum

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    書籍発売を記念したセミナー「“成果が出ない”と言う前に知っておきたいリスティング広告の育て方」が9月5日(金)に東京・市ヶ谷で開催されます。紙幅の都合で書籍では伝えきれなかったノウハウを、著者の3人がざっくばらんに語り合います!

    いちばんやさしいリスティング広告の教本

    この記事は、書籍『いちばんやさしいリスティング広告の教本』の一部をWeb担向けに特別にオンラインで公開しているものです。

    2002年にリスティング広告が登場して以来、2014年現在まで、いまだにその進化のスピードは衰えることを知りません。そして、ますます需要も増すばかりです。誰にでも今日から始められる手軽さも魅力のリスティング広告は、インターネットを利用する人々のさまざまな場面でアピールできる非常に有効な広告手段です。

    Chapter 1 リスティング広告の目的と考え方を知りましょう
    Lessen 01 リスティング広告とは

    検索が日常的に利用される時代

    中小規模の通販サイトから大手の住宅サイトまで、さまざまな事業主がリスティング広告を利用しています。なぜ、リスティング広告はこれほどまでに普及したのでしょうか? その答えは「インターネットの爆発的な普及」と、もう1つは「検索という行為が日常的に利用される時代になったこと」が挙げられます。何かわからないことや気になることがあった場合に、検索に頼ったことはありませんか? こうした検索行為がインターネットにかかわる事業者のみならず、例えば私の姪っ子や母親など、インターネットをビジネスでは使わない人たちにも当たり前に浸透しています。リスティング広告を使えば、下記のような多くの人が目にしている検索結果の画面に、自社の広告を表示できるのです。

    見慣れた検索結果画面にリスティング広告は存在する。「何か」を調べるときに、今では誰でも検索するようになりました。検索結果画面には「自然検索」の結果に加えて「広告=リスティング広告」も表示されます。

    リスティング広告で多くのユーザーと接点がもてる

    私たちは「検索」という行為を日常的に、半ば無意識に繰り返しているとも言えますね。だからこそ、リスティング広告を使えば多くの消費者にさまざまな形で接触が可能となりました。GoogleやYahoo! JAPANなどの検索結果画面に表示できるものを「検索連動型広告」と呼びますが、さらに「教えて!goo」や「OKWave」などのQ&Aサイト、各種ブログサービスなどに広告を表示できる「コンテンツ向け広告」も存在します(レッスン2、第8章参照)。これらの配信手段を使うことで、より多くのインターネットユーザー(消費者)と、自社との接点を生み出せるのです。

    いろいろな場所に表示されるリスティング広告。Q&Aサイトやブログサービスなどにも自社の広告を表示できます。このようなコンテンツ向け広告は、第8章で詳しく解説します。

    リスティング広告で何をしたいのか?

    リスティング広告はユーザーの、いろいろな利用シーンに表示できる魅力的な広告です。考えるべきこと、行うべきことが多くあるのは事実ですが、まずは、ユーザーがどんな状態のときにあなたのサイトに気づいてもらい、興味をもってもらい、アクセスして何をしてもらいたいのか。あなたがリスティング広告でしたいことをイメージしつつ、第1章を読み進めてみてください。本書は、リスティング広告に初めて取り組む人のために執筆しました。さまざまな専門用語がこれから登場しますが、「料理のレシピ本」のように、誰もがつまづくことのない構成を考えてまとめています。さあ、リスティング広告を始めましょう!

    リスティング広告に取り組むときに考えること。どんな言葉で検索されたときに(どんなページを見ているときに)、どんな広告を表示して、どんなページにアクセスして何をしてほしいのか
    • 著者:阿部圭司、岡田吉弘、寳 洋平
    • 発行:株式会社インプレス
    • ISBN:978-4-8443-3611-2
    • 価格:1,680円+税

    いちばんやさしいリスティング広告の教本
    人気講師が教える利益を生むネット広告の作り方

    成果を上げるネット広告のいちばんやさしい始め方

    「広告費が高額になるのが恐くて登録すらしていない」「わからないことだらけで広告を作る途中でやめた」「数千円分だけやってみて効果がなくて放置した」、そんなあなたでも挫折しない、リスティング広告で成果を上げるための1冊です。

    クリック単価やコンバージョンなど、初めての人がつまずきやすい専門用語やその仕組みを、図を交えてわかりやすく解説。どんなキーワードを選んで、どんな広告文を作って、いくら予算を用意して、いくらで入札すればいいのか? そして結果をどう読み解いて、どう改善すればいいのか?

    リスティング広告で必ず直面する問題に、セミナー経験も豊富な現役コンサルタントが、単なる手順ではなく「考え方」を示すことで、応用が利く解決力を身につけられます。

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    消費者の9割は個人情報の提供に不安、パーソナルデータ活用には感情への配慮が必要 [Web広告研究会セミナーレポート] | Web担当者Forum

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    この記事を読むのにかかる時間: 約 4.5
    Web広告研究会セミナーレポート

    この記事は、公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会が開催およびレポートしたセミナー記事を、クリエイティブ・コモンズライセンスのもと一部編集して転載したものです。オリジナルの記事はWeb広告研究会のサイトでご覧ください。

    個人情報保護制度の改正に向け、2015年初頭に政府から改正案が提出される予定だ。企業のマーケティング活動にも深くかかわる個人情報保護制度の改正は、企業のマーケティング活動にどのように影響するのか。Web広告研究会の6月月例セミナーでは、ネット広告と個人情報のかかわり、パーソナルデータの利活用など、「個人情報保護法改正がマーケティング・コミュニケーションに及ぼす影響」をテーマに議論された。

    不正な広告表示とは知らずに消費者が被害に遭う

    一般社団法人ECネットワーク
    理事
    原田 由里氏

    第1部は「ネット広告と個人情報の関わり」について、安心して参加できるインターネット取引市場の実現に向けた取り組みを行う、一般社団法人ECネットワーク理事の原田由里氏が、実際の相談事例などを交えながら講演した。

    まず原田氏は、インターネット広告への理解は消費者の世代によって異なり、ECネットワークに問い合わせる相談者の多くが、広告が出る仕組みを把握していないことを示す。海外から配信されている広告があると理解されていないことも多く、広告だと知らずにクリックして被害に遭う場合もあるという。

    消費者庁が2011年10月に発表した「インターネット消費者取引に係る広告表示に関する景品表示法上の問題点及び留意事項(PDF)」(2012年5月に一部改定)でも、こうしたネット広告の問題点が指摘されている。

    続いて原田氏は、一般消費者が広告だとはわからない広告の事例をいくつか紹介する。

    コンピュータにウイルスがあると警告が提示されて、表示されたセキュリティソフトをクレジットカードで購入してしまい、後から詐欺サイトとわかったケース

    人気アプリのダウンロード方法を検索してたどり着いたサイトで、「ダウンロード」と書かれた広告をクリックして別サイトに誘導され、有料会員サービスに登録してしまったケース

    後者は、人気のアプリをダウンロードしようと検索し、表示されたサイトで「ダウンロードボタン」を押したが、それが広告枠で配信されているものだと気づかずに、リンク先のサイトでサービス登録してしまったという例だ。グーグルに対して、これらのサイトがヒットしないように申請することもできるが、消される前に詐欺に遭ってしまうケースは多いという。

    ターゲティング広告の認知もさほど高くないため、知らないうちに行動データが取られていることに多くの消費者が驚くのが実際だという。ターゲティングが迷惑な場合は無効にすることもできるが、詳しい方法は、各サイトを自分で確認して行う必要があると、ECネットワークでは消費者に説明している。

    ターゲティング広告にかかわるトラブルとして、原田氏はSNSの登録属性を利用した事例を紹介。お得な初回サンプル価格をうたっているが、実際に注文すると継続契約になっていたという事例だ。

    クレジットカード番号の入力画面にある、利用規約のリンク先を見ないと契約内容がわからなくなっている。一般消費者は利用規約をほとんど見ないため、お試し価格で注文できると思っていたのに、実は毎月商品を購入する契約なってしまっている。しかも、14日以内にキャンセルしないと、お試し分の商品まで正規料金で請求されてしまう(原田氏)

    こうした広告は、不当な商品広告であるとSNSに通知することで消すことはできるが、ユーザーはSNSに頻繁にアクセスするため、消えるまでの数日間で被害にあってしまうという。

    また、詐欺サイトが急増していることも問題だ。検索エンジンで「ブランド名+激安」などのキーワードで検索すると、悪質なサイトが上位に表示されることがあるが、一般消費者は検索上位のサイトは信頼できると思ってしまうと原田氏は警告する。特に最近は、大手ECサイトのデザインをコピーした詐欺サイトが急増しているという。

    その他、過去に被害にあった際に登録した個人情報が、勝手に詐欺サイトの会社運営責任者として使われ、覚えのない請求書や問い合わせが届くといった二次被害も起きているという。

    消費者が持つ法律への期待とギャップ

    これらの詐欺サイトの多くは海外から配信されており、日本の事業者がいかに公正に運営を行うように努力していても、一般の消費者が広告を信用できない、個人情報の取扱を信用できないと感じてしまうという懸念がある(原田氏)

    このように話す原田氏は、ECネットワークに寄せられる個人情報に関する主な相談は、「情報漏えい」「個人情報削除」「提供した個人情報の取扱」などの内容が多いと説明する。また、個人情報保護法は、情報を漏えいさせたり、悪用した事業者を厳しく取り締まる法律だという消費者の期待があったが、実際の法の趣旨は、そうした期待とは微妙な差があったと原田氏は説明する。

    最も多く相談が寄せられるのは、ワンクリック詐欺と呼ばれるものだ。「アダルトサイトで間違ってクリックして高額な請求が行われたが、IPアドレスや機種で個人情報が知られてしまうのか」といったものや、「無料通話アプリのID交換をした女性の求めるままにアプリをインストールしたら、端末内の情報を盗まれてしまった」といった相談があると原田氏は説明する。

    スマートフォンの不正アプリを使って約3,700万人の情報を不正に収集した事件も2013年に起きているが、このようなアプリで連絡先を不正に収集されても、本人はほとんど気づかないというのも問題だ。

    一般の消費者は、知らないところから連絡が来ることに抵抗感がある」と話を続ける原田氏は、消費者は知らないところからDMなどが来たときに自分の個人情報の入手経路がわからないことに不安を覚え、合法的な手段で入手されていたとしても、だまされるキッカケになるかもしれないと感じるという。これには、ネット黎明期から知らない人に個人情報は教えないと教育されてきたことも影響している。

    消費者の感情に配慮した取り組みが必要

    消費者庁が発表した「平成26年度消費者白書」(2014年6月17日公表)によると、個人情報の漏えい事案件数は減少傾向にあり、苦情相談の内容は「不適正な取得」に関するものが全体の約4割とされている。これについて、原田氏は「同意していないことに使われていることを消費者は不満に思っている」と説明する。

    また、多くの人が個人情報を提供するときに情報漏えいや目的外利用を不安視している一方、提供することでサポートや経済的メリットが得られるという、肯定的な考えもあるという。さらに、消費者白書では、ビッグデータの認知度は男性約3割、女性約1割に留まっていることが書かれており、ビッグデータを知らない人ほどその利活用に否定的で、不安を感じていることが明かされている。

    収集したデータの活用が問題視された例として、原田氏は、2013年6月にJR東日本がSuicaの個人情報を削除した乗降履歴を日立製作所に販売後、反発を受けて販売を中止し、オプトアウト(利用販売の停止)を受け付けた事案を紹介。このケースでは、利用履歴などのデータが第三者に提供されることについて利用者に事前説明がなく、オプトアウトの周知が不十分であったことへの不満があったと原田氏は説明する。

    こうした利用履歴の活用については、Tポイントカードが話題になることが多いのだが、前述のSuicaの事前が通知なくタダで利用しようとしたのに対して、Tポイントカードにはポイント還元があり、利用されることが事前にわかっていることが大きな違いだという。

    マイナスイメージを避けるためには、利用者の感情に配慮した取り組みが必要だと話す原田氏は、法律論ではなく、以下の4点を考えてパーソナルデータを利用することが重要だと最後に話した。

    利用者の感情に配慮した取り組み
    • 利用目的を明確に伝える
    • 不必要なデータを取らないという姿勢
    • 周知と同意による不信感の払拭
    • 消費者メリットの提示
    この記事は、2014年6月26日に開催されたWeb広告研究会6月月例セミナーのレポートです。第二部は近日公開

    オリジナル記事はこちら:「消費者の9割は個人情報の提供に不安、パーソナルデータ活用には感情への配慮が必要」2014年6月26日開催 月例セミナー 第一部

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    長ーーーいランディングページを、アニメで手軽に、コンパクトに、自由に、効果的に! | Web担当者Forum

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    広告で集客しても、商品の良さを理解してもらえなければ購買には結びつかない。商品理解を促進し、さらに広告の費用対効果を上げたい――そんな課題を持っていたサンスターのトクホ飲料『緑でサラナ』は、ランディングページ(LP)にアニメを掲載することで、本商品購入者数をグッと増やした。なぜアニメだったのか。アニメを採用したことによって何が見えたのか。サンスターの松﨑由美子氏と、このLPの企画・制作を担当した益田啓光氏にお話をうかがった。

    取材メモ
    • LPにアニメを導入後、引き上げ率が1.6倍に!
      商品の良さをたくさん伝えたいけど、文字と画像のLPでは伝えきれない。そこでコンパクトに伝えられるアニメを使ってみたところ、商品の良さをしっかり伝えることができ、自分の問題解決の手段として考えてもらえた。

    • 広告表現には薬事法の制限があり、文字に頼らないアニメなら表現の幅が広がる!
      アニメは、実写と違って撮影のやり直しなどがなく、修正が楽で自由度も高く、制作期間は従来のLPと同程度で、予算的にもほぼ変わらない。

    • 販売本数などが増えても修正しやすいように、アフレコの際に複数パターン収録するとよい!
      『緑でサラナ』の場合、動画の長さによる離脱の差はなかった。

    サンスター『緑でサラナ』のランディングページ
    サンスター『緑でサラナ』のランディングページ(クリックするとサンスターのページにリンクします)
    サンスター株式会社 営業本部 ダイレクト営業部 松﨑由美子氏
    サンスター株式会社
    営業本部 ダイレクト営業部
    松﨑 由美子 氏
    株式会社アサツー ディ・ケイ 西日本ネットワーク本部 九州支社 コミュニケーションデザイン局 インタラクティブ・コミュニケーションチーム プロデューサー 益田啓光氏
    株式会社アサツー ディ・ケイ
    西日本ネットワーク本部 九州支社
    コミュニケーションデザイン局
    インタラクティブ・コミュニケーションチーム プロデューサー
    益田 啓光 氏

    伝えたいことはたくさんあるのに、普通のLPでは伝わらない!

    この『緑でサラナ』は1日2本飲んでいただく商品で、1本あたり約200円という、決して安くはない商品です。だから、商品の良さをもっと理解していただくためには、LPでただ文字を読んでもらうだけではなく、アニメでわかりやすく説明した方が良いと思いました。

    あと、トクホ(消費者庁許可特定保健用食品)商品ということもしっかり伝えたかったのですが、これも文字だけでは伝わりにくいんです。だから、ストーリーで伝えられるアニメを採用したんです(松﨑)。

    薬事法の制限のため、“絶対にコレステロールが下がる”など、効果効能を保証する強い表現はできません。そのため文字だけで表現すると、どうしても訴求が弱くなってしまうんです。しかし、アニメだったら幅広い表現ができるので、見る人の感性に訴えかけられます。さらに、同じ動画でも役者さんに演じてもらう実写よりも、アニメの方が制作期間やコストも抑えられます。だから一度チャレンジしてみたいと思っていました(益田)。

    確かに、どんなに売り手側が熱い思いをLPにぶつけても、文字ばかり、派手な画像ばかりのLPでは読む気になれない。しかし、説明が少なすぎても商品の良さを理解してもらうことは難しいだろう。たくさんある商品の良さをコンパクトに伝えたい。そんな思いとアニメがぴったりはまったようだ。

    アニメ制作はプロにお任せ。時間と費用も調整可能

    アニメはどうやって制作するのだろうか。大まかな流れは下記の通りだ(図1)。

    通常のLPの制作フロー(左)とアニメの制作フロー
    図1 通常のLPの制作フロー(左)とアニメの制作フロー

    …全体の流れやキャラクター設定と絵の案(PowerPoint2枚くらい)
    …テキストベース。登場人物、どんなことをどんなシーンで話すのがここで決まる。動画の長さは文字数で調整する
    …シーンごとのラフな絵とセリフを文字で表記。この絵が本番のベースになる。内容や絵柄の調整はここで行う
    …レイヤー分けして絵コンテに色を付けていく
    …演出・エフェクト。このあたりで声優を決める
    …声優がスタジオで録音
    …スタジオで録音

    赤い数字で示した部分はすべて制作側の作業で、発注側は各段階で確認するのみ。今回のケースの場合、制作期間は最初の提案からできあがるまでおよそ2か月。一般的な文字と画像によるLPでも新製品だとそれくらいかかるため、アニメだからといって特別時間がかかるわけではない

    文字と画像だけのLPを作るのに比べて、当然アニメを作成する時間がプラスされるのだが、アニメを入れると確認しなければならない文字数が減り、校正の時間が節約できる。そのため、最終的な制作期間は変わらなかった。

    このアニメでは時間もコストも一般的なLPと同じくらいになるように調整できました。実は、アニメを選んだのもそこが理由の1つなんです。同じ動画でも、アニメなら実写に比べて制作、修正などが簡単ですから(益田)。

    変更を見越して音声を多めに録っておくのがコツ

    松﨑氏にとっても益田氏にとっても、アニメをLPに取り入れるのは初めての試み。アニメゆえに苦労した点はなかったのだろうか。

    アニメの終わりの方に、登場人物が健康診断の再検査の結果を見るシーンがあるのですが、そこで登場人物の驚き方でお客様に与える印象が変わってくるので、音声を何パターンか録音しておきました。公開する前に社内規定をクリアしなければなりませんが、制作のシンフィールドさんが修正を見越して“音声は何パターンか録っておいた方がいいですよ”とアドバイスしてくれたのは良かったです(松﨑)。

    実写よりは手軽とはいえ、ナレーションなどは声優がスタジオで録音するため、すぐに変更できるわけではない。完成してからも変更しなければならないこともある。だからこそ、いろんな可能性に備えることが必要なのかもしれない。

    松﨑氏と益田氏
    アサツー ディ・ケイの益田氏(左)と、サンスターの松﨑氏(右)

    アニメで見えたお客様の姿

    動画の長さはどれくらいであるべきか、というのもアニメ制作においては大きな問題だ。

    お客様に誤解を与えてはいけないと思い、商品の説明を増やしていったら、最終的に8分くらいの長いアニメになってしまったんです。8分は長過ぎるということで、今度はどこをカットするかを調整しました。結局、5分のバージョンと3分のバージョンを作成してもらいました(松﨑)。

    5分バージョンと3分バージョンでコンバージョンに影響が出るのかテストしてみたが、ほとんど差は出なかったそうだ。長い方は離脱が高いだろうと予測していたが、やってみると変わらなかった。

    意外な結果だが、これはコレステロール対策という『緑でサラナ』の性質上、問題意識を持った人が見に来ているためで、多少長いくらいでは離脱が増えなかったのではと考えている。アニメをやってみたからこそ見えた消費者の姿だ。

    引き上げ率が1.6倍に。商品の良さをどれだけ伝えられるかが鍵

    このアニメは2012年6月に作成された。効果はどうだったのだろうか。モニター商品と本商品を合わせた全体のコンバージョン率自体はほとんど変わらなかった。しかし、本商品を申し込む割合が1.6倍に向上したという。これはかなりの効果だ(図2)。

    既存のLPとアニメを使ったLPとの比較 文字と画像のみの既存のLP→モニター申込数・本商品申込数→合計1,000件。アニメを使った新LP 全体申込数は同等 引き上げ率が1.6倍に!
    図2 既存のLPとアニメを使ったLPとの比較

    商品理解の重要性は商品の価格によって異なります。安価なモニター商品に比べ、数千円の本商品は、商品の魅力がしっかり伝わらない限り購入していただけません。既存のLPは文字と画像の長いものでしたが、ページをスクロールしてもらっていても、中身を読んで理解してもらえているか疑問がありました。

    それに対して、このアニメは3分程度です。なんとなく観ていてもストーリーを通して商品理解が進みやすいんだと思います。だから、アニメのLPでは今までより多くのお客様に“本商品を買ってみよう”と思っていただけたんだと思います(益田)。

    従来のLPでは、商品自体をアピールしていましたが、アニメではお客様をイメージさせる夫婦が登場して、コレステロールについての悩みを解決していきます。商品のアピールだけでなく、商品がお客様にどんな効果をもたらすかを伝えることができたため、お客様にご自分のこととして考えていただけたのではないでしょうか(松﨑)。

    このアニメが制作から約2年間の長期に渡って使用されているのは、商品理解を促進する効果が続いているからにほかならない。

    使い方は未知数。まだまだ可能性は広がる

    最後に、これから自社のLPにアニメを取り入れてみたいと考える人にアドバイスをいただいた。

    アニメはストーリー性を持って商品を訴求できるのが強みです。もし既存のLPをベースに作るのであっても、LPのコンテンツを切り貼りしたスライドショーにしてしまうのではなく、ストーリー性のある新しいアニメを作ることをオススメします。 また、広告LP内でのアニメの使い方にも色々な方法が考えられます。

    アニメのみのLP、既存の長いLP + アニメ、アニメのキャラクターをLP内でも挿絵的に使う、などです。商材やアニメの内容によって最適な使い方があると思いますので、テストしてみてください。僕らも日々色んなアイデアを出しながら多くのテストを実施しています(益田)。

    アニメは掴みが大事だと思います。サラナの場合は健康診断から入るんですが、お客様の悩みをつかんで、解決するための方法として自社の製品を提示するというストーリーの流れを作るとやりやすいと思います(松﨑)。

    ◇◇◇

    両者とも、今後もアニメは積極的に活用していきたいという。現在は既存のアニメを超える新作を制作中。次回はどんなアニメになるのか楽しみだ。

    関連リンク:アニメーション制作株式会社シンフィールド

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    オリジナル記事:長ーーーいランディングページを、アニメで手軽に、コンパクトに、自由に、効果的に! | Web担当者Forum
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    コンバージョン改善のために顧客を知る4つの究極の質問 [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum

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    Google+ページでもWeb担向け情報発信中!

    今日は、顧客理解を深め、顧客の心理を知るためにどんな質問をするといいかの情報をお届けします。LPOやEFOやユーザビリティ改善などコンバージョン向上のための施策はいろいろとありますが、コンバージョンした人のキモチを知ることで、さらにグッと成果を伸ばせるはずです。

    「御社の訪問者がコンバージョンしなかった理由をバッチリ暴く“黄金の質問”」というスライドが、slideshareで公開されていました。

    Conversion Rate Expertsというコンサルティング集団の代表と、Web上でアンケートをとるシステムQualarooのCEOによる資料です。

    スライドで語られている「黄金の質問」とは、次の4つ。

    質問1

    我々のことを、どこで最初に知りましたか?

    • 目的:顧客がどこから来るか知る
    • 注意点:あらかじめ選択肢を用意すると回答が制限されるので、顧客が制限なく自由に入力できるように

    質問2

    我々のところで購買(申し込み)したポイントは?

    または

    他のサイトではなく我々のところに決めたポイントの上位3つを教えてください

    • 目的:何が魅力なのかを知る
    • 注意点:あなたは価格か何かだと思っているかもしれないが、決定のポイントを顧客に語ってもらうことが大切

    質問3

    我々の○○(製品やサービス)を選ぶときに、他にはどんな候補を考えていましたか?

    または

    我々の競合(オンラインでもオフラインでも)のどこを検討していましたか?

    • 目的:競合との相対的なポジションを理解する
    • 注意点:あなたが思っている競合とはまったく異なるものと比較されていて驚くことが多いはずだ

    質問4

    我々の○○(製品やサービス)を選ぶときに、もう少しでやめるところだったというポイントはありましたか?

    または

    我々を選ぶことに対する最大の不安や心配事は何でしたか?

    もっとも良い○○(製品やサービス)を見つけるにあたっての、最大の疑問、フラストレーション、問題は何でしたか?

    • 目的:不安を理解する
    • 注意点:現実的ではない答が出てくるだろうが、これまで考えたこともなかったアイデアが1つでも得られれば、それが価値である

    これらは、最近コンバージョンした人に対してすると良い質問で、コンバージョンした人を理解すれば、コンバージョンしなかった人も見えてくるとのこと。

    冒頭にも書いたように、コンバージョンを向上させる手段というと、広告のチューニングもそうですし、ランディングページの改善、コンバージョンフォームの改善、ユーザビリティ改善などいろいろあります。

    もちろんそういう施策を進めるのも効果があるのですが、場合によっては、それよりも「コンバージョンする気の促進」と「不安の解消」のほうが劇的な改善ができる可能性があるというのは、以前にこのコラムでもお伝えしたとおりです。

    このスライドで説明されている4つの「黄金の質問」は、うまく使えば、思ってもいなかった顧客の心理や不安を理解でき、それに対応することで、コンバージョンを劇的に改善できる可能性があるものです。

    あなたは自社の商品のことをよく知っていて、顧客がなぜそれを買うのかもしっかりわかっていると思っているかもしれません。しかし、実際のところ、それは思い込みだったり、想定内の選択肢を並べたアンケートから得られた想定内の顧客だったりするのかもしれません。

    顧客を知ることは、コンバージョンだけでなくコミュニケーション全体に大きな価値をもたらしてくれることです。

    あなたも、ここで紹介したような質問で顧客をもっと理解してみるのはいかがでしょうか。

    この記事の筆者
    ユーザー 安田英久(Web担 編集長) の写真

    安田 英久(やすだ・ひでひさ)

    株式会社インプレスビジネスメディア
    Web担当者Forum 編集長

    プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

    個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

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    博報堂アイ・スタジオ、市場のデジタル化に呼応したネット動画ソリューション「再生商店」を提供開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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    コンテンツ制作の博報堂アイ・スタジオは、ネット動画の企画立案、KPI(重要業績評価指数)の策定、動画制作、集客PR、効果測定を支援するソリューション「再生商店」を開発し、8月25日に提供を開始した、と同日発表した。デジタル領域におけるネット動画の重要性が高まっている。動画コンテンツの制作はコストと時間がかさむ割にはKPIの策定と効果測定が難しく、動画制作に踏み切れない企業が少なくない。博報堂アイ・スタジオは、こうした状況を支援するため、生活者のオンライン閲覧環境や特性を考慮した動画制作をワンパッケージで提供できるソリューション「再生商店」を開発した。

    再生商店は、オンラインならではの動画クリエイティブを最適な品質で、スピーディに制作する。持続的なネット動画配信を可能にするため、施策の効果検証に実績がある同社データドリブン・クリエイティブ部と連携し、生活者との長期的なエンゲージメント構築を促進する。今後は動画プロモーションの成果を最大にするため、インターネットメディアを活用した集客PRも行い、「集客から効果検証まで」を支援するサービスへと拡張していくという。

    博報堂アイ・スタジオ
    http://www.i-studio.co.jp/

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    大塚商会、Adobe Creative Cloudの販売・サポート体制を強化し、締め支払いによる月額支払いに対応 [ニュース] | Web担当者Forum

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    システムインテグレーション事業の大塚商会は、アドビシステムズが提供する「Adobe Creative Cloud グループ版」を、月額での支払いに対応する「たよれーるAdobe Creative Cloud」として9月1日から販売開始する、と8月25日発表した。同サービスにより、モバイルやタブレット端末、セキュリティなど、最新のIT環境と月額サービスを組み合わせ、外出先や自宅におけるビジネス環境を提供し、新しいワークスタイルの創出と生産性向上を支援していく。

    たよれーるAdobe Creative Cloudは、Adobe Creative Cloudの機能と提供サービスに「法人決済による月ごとの支払い」「年4回のエキスパートサービス」「ユーザー管理画面の問い合わせ窓口の設置」を加え、大塚商会独自のサービスにした。同サービスは締め支払いといった法人決済による月額支払いに対応し、更新手続き不要の自動更新となる。エキスパートサービスは、アドビから業務効率アップの方法などについて、直接コンサルティングを受けることができる。アドビが提供するユーザー管理画面「アドミンコンソール」の問い合わせ窓口は、大塚商会「たよれーるコンタクトセンター」に設置する。

    大塚商会
    http://www.otsuka-shokai.co.jp/

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    素人でもできるサイト評価。航空チケットの手配で見つけた心得 [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum

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    Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる 企業ホームページ運営の心得

    コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。

    宮脇 睦(有限会社アズモード)

    心得其の373

    突然の電話に

    行きつけのレストランのマスターから電話が入ったのは8月15日金曜日の午後。この日から日曜日までの3日間が弊社の「お盆休み」でした。

    チケットを押さえてくれ。ミヤワキさんのスーパーコンピュータで

    追い込まれた状況でも、冗談を挟む人柄が大好きですが、いつもギリギリに「お願い」をしてくるのが難点です。翌週の水曜日、北海道から東京までの飛行機のチケットをWebで取って欲しいという依頼です。往路は事前に予約していたが、旅程が未定だったため復路は押さえておらず、チケットが取れなければ翌日から店が開かない……と。

    チケット確保ぐらいならと休日を中断し「スーパーコンピュータ」を起動します。そこで様々な「不便」に出会います。その解消はすべてのサイトに通じる「心得」と気がついたとき、お盆休みは終わっていました。

    緊急時の心得

    焦っていたマスターは日程を1か月間違えており、実際の予定は9月でしたが利用予定の空港は便数が少なく、「秋のゴールデンウィーク」と呼ばれる2週連続の連休に重なることから残席数はわずか。急を要する状況は8月とさして変わりませんでした。

    そこで昼寝をしていた弊社専務(妻)をたたき起こしてWebでのチケット確保を手伝わせます。時間がないときは「複数の目」を導入することで確認を徹底します。これは重要な「現場の心得」。焦るあまり確認が疎かなまま納品し、その結果、「間違えました」では、苦労の末に不信を買うようなものだからです。

    日頃の出張や旅行でのチケット確保、ルート確認などは彼女に任せており慣れています。時間のないときこそ、少しでも得意な人、適している人材を投入すべきというのも同じく「現場の心得」。期待通り、彼女はすぐに「最安値」のチケットを探しだしました。

    常識と非常識

    ところが「便名」は、私がすでに見つけていた便と異なります。仮に専務の見つけた便名を「ANA1234」とすると、私のほうは「ADO34」だったのです。便名は頭の3文字が航空会社を表し、前者が「全日空」で、後者は「エア・ドゥ」。国内では同じ時間に、同じ空港から、複数の飛行機は飛び立てないはず。

    それぞれの航空会社のサイトにアクセスしても、これに対する説明はありません。「全日空」には便名の下に「ADO運航」と小さなアイコンがあり、クリックするとチェックインの方法などの説明があるだけです。

    出発空港のサイトをくまなく探し「共同運航便」というキーワードを見つけ、それが「同じ飛行機」と確認できたのは30分後です。エア・ドゥが運航する飛行機の座席の一部を、全日空が自社便名で販売していたのです。彼らにとっては常識かもしれませんが、飛行機を利用するのは航空会社の社員ばかりではありません。

    あえての屋上屋

    生まれてから一度も飛行機に乗ったことのない人は多く、私の周辺調査に過ぎませんが、その内の3割ぐらいは「機内は土足厳禁。スリッパ持参だよ」と囁くと一瞬信じるほど無知です。

    Webサイトの利点は、どれだけ説明を重ねても追加費用がほとんど発生せず、人件費を抑えて運用できること。スリッパ持参はともかく、「共同運行便」についての説明、つまり「初心者に向けたコンテンツは、屋上屋を架すほどであってもよい」とは、すべてのサイトに通じる心得でしょう。

    さて、便名問題が解決したので最安値サイトでいざ発注。手続きが完了しましたが、今度は支払い手続きに進みません。小首をかしげながら、届いた申し込み確認メールを覗くと、ざっくりと次のように書かれています。

    申し込みは完了しました。チケットはまだ確保できていません。後ほど成否をメールします

    冷静にサイトを見ると、「申し込み」とはありますが「座席確保」とはどこにも記されていませんでした。

    ユーザビリティの勝利

    さらに、チケット1枚当たりに手数料が加算され、「最安値」でなくなることは後に気がつきます。先のメールには購入予定価格も、手数料も明記されていませんでした。申し込みを増やすために、不利な情報を「隠す」気持ちはわかりますが、それが「不信の火種」となります。お客に取って不利な情報を伝える努力を怠ってはなりません

    結局、エア・ドゥのオフィシャルサイトから申し込みをすることにしました。全日空ではなくエア・ドゥを選択したのは、サイトの使い勝手の良さが理由です。「ユーザビリティ」と大上段に構えはしませんが、使い勝手も購入理由になるのです。

    全日空は1画面の情報量が多すぎました。獲得できるマイル数まで表示されても初心者は混乱するだけです。初心者も見る「予約フォーム」は、可能な限りスッキリと仕上げるべきでしょう。先の屋上屋と矛盾はしません。マイルなどの付随情報は、予約フォーム上ではなく、「別画面」や「フローティングウィンドウ」などに振り分けることで、両者の共存は可能ということです。

    昭和世代向けコンテンツ

    エア・ドゥにも不満がありました。チケットの手配は「予約番号」の発行で完結します。確認の電子メールもありません。手軽で便利ともいえますが、チケット手配後、予約を確認する画面を探しにくいのです。手元にチケットの届かない電子情報だけに、「確認」方法の明示は「お客の安心」という利便性を向上させることでしょう。

    最後にすべてのサイトに通じる心得として、「年齢」の入力が必要なサイトでは、生年から満年齢を選択できるようにすると親切です。冒頭で登場したマスターに年齢を尋ねると、「昭和●●年生まれ」と答え、実年齢を把握していないのです。若い人にはピンと来ないかもしれませんが、年齢を重ねると、年齢そのものに興味がなくなる人も少なくないのです。特に昭和生まれは西暦ではなく元号で覚えている傾向が強く、ターゲットによってはこうした配慮は不可欠でしょう。

    チケット手配において「純粋な利用者」の視点でサイトに接します。そして感じたいくつかの不満は、そのまま心得に通じると気がつきます。そして弊社で管理しているサイトを「純粋な利用者」の目で見たとき、予定していた休みを1日繰り上げてマイナーチェンジに着手した夏の終わりです。

    今回のポイント

    利用者目線で感じた不便が改善ポイント

    利用に勝る検証なし

    この記事の筆者
    ユーザー 宮脇睦(有限会社アズモード) の写真

    宮脇 睦(みやわき あつし)

    プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。

    制作、営業の双方の現場を知ることからウェブとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『完全! ネット選挙マニュアル』(Kindle版)、『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、冷静な視点からのIT業界分析に「週刊ポスト」など、様々な媒体から情報発信を続ける。

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    Webガイドラインって何のためにあるの? ルールを守ってもらうための3つの理由 [脱・新人Web担!あずさのWeb担当者日記] | Web担当者Forum

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    この記事を読むのにかかる時間: 約 6.5
    垣内 梓

    「ガイドライン」とは規範となるルールやマナーを示したもの。

    ……ん~、重要そうなことはわかるけど、そもそもガイドラインってなんのためにあるんだろう? 私が上司やメンターに教わって、腑に落ちたガイドラインを守るべき3つの理由とガイドラインを守ってもらうコツを紹介します!

    ガイドラインチェックの仕事って何をするの?

    私がちょうど入社した年に、コニカミノルタの全世界のウェブサイトを一斉にリニューアルしました。当時、私の指導役のメンターが担当していた、ウェブサイトの“ガイドラインチェック”という仕事をサポートしたのがきっかけで、ガイドラインに触れることになりました。

    では、ガイドラインチェックのお仕事って何をするの? ということですが、私の部門では、ウェブサイトリニューアルに伴って、次の2つの基準をもとに、チェック表を作って全世界44カ国、76サイトの「ガイドラインを守っているか否か」のチェックをしました。

    • デザインの統一感
    • WCAGの適合度合い

    ※WCAGとはウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドラインのこと
    http://www.jsa.or.jp/stdz/instac/commitee-acc/W3C-WCAG/WCAG20/

    たとえば、次のようなことを各国のサイトオーナーに指摘をするんです。

    • キービジュアルに使う画像が違います。コーポレートが指定しているものにしてください。

    • テキストカラーが指定のものと違います。指定の色に変えてください。

    • altテキストが画像に入っていません。適切なテキストを入れてください。

    この仕事を始めてまず感じたことは、……小姑みたいだなと(笑)。とにかくサイトオーナーに対して、重箱の隅をつつくような指摘をしていると思っていました。大雑把な性格の私は、正直、「自分の性に合わない仕事だな」って感じていました(今だからいえる笑)。

    理由①
    ブランドアイデンティティ、統一感のため

    そこで思ったことは、「なんのためにガイドラインチェックなんてするんだろう? ガイドラインを守ることがどのくらい大事なの?」ってことです。そんな疑問に対して、懇々とガバナンスとは何かを説いてくれたのが当時のメンターです。

    垣内梓×上司

    私:サイトオーナーから、「テキストカラーは、自分たち独自のものがいい」と言われました。ガイドラインに違反していますが、テキストカラー位なら目つぶってもいいですか?

    メンター:1つの会社が、見た目が全然違うウェブサイトをいくつも作っていたら、そこのブランドアイデンティティ(Brand Identity)は一体どうなると思う?全然見た目が違うAとBのコンテンツを、お客様が同じ会社のウェブサイトだと思うかな?

    ※ブランドアイデンティティとは、ブランドの特徴や個性をはっきり提示し、共通したイメージで顧客が認識できるように働きかけること。

    私:うーん確かに、テイストが全く違うと、同一の会社かどうかわからないと思います。でも、全く同じに見せる必要がありますか? だって、ブラジルのページを閲覧している人が、ベトナムのページを閲覧すると思いますか?ロゴさえ守っていれば、ブランドアイデンティティは守られると思います。

    メンター:そうね、確かにウェブコンテンツだけであれば、そういう考え方もできるかもしれない。でも全世界に共通する“うちの会社はこういう会社なんだ”っていう会社の色や文化は、どうやって表現できると思う?

    私:う~ん……。

    メンター:じゃあ、たとえば、「ルールなんて関係なく、自由にやっていいよ」とした場合、どこまでならば、私たちの部署(ブランドマネジメントグループ)として許容できる?

    私:(´・_・`)……なんかガイドラインがあったほうがよさそうですね。

    メンター:そう、ガイドラインには、「やってはいけないこと」が書かれているだけでなく、「ここまでならやってもOK」という基準が書かれているの。

    つまり、ガイドラインを守るべき理由としては、

    ガイドラインを守るべき理由その①
    ウェブサイトガイドラインを整備して、サイトに統一感を持たせ、企業としてのブランドアイデンティティを守るため

    理由②
    ガイドラインはガバナンスをする上で重要

    これは表向きの理由にならないけれど、実際に起こった話で、ブラウザのアップデート(Internet ExplorerやFirefoxのバージョンアップ)があったとき、今までのガイドラインのままだと、表示崩れが起こってしまったんです。

    すぐに原因究明をして、CSSとガイドラインの改定をして、サイトオーナーに「表示崩れでブランド毀損にならないように、きちんと修正を行ってください」と連絡をしました。

    ところがガイドラインを無視して勝手に作られていたコンテンツの表示崩れが直らない! ということが起こったんです。

    ガイドラインを守っていることを前提に、原因究明・改定を行って、修正指示を出しているので、そのガイドラインを守っていないことが想定外のことで、起こるべくして起こってしまったことなんですが。こういったことを、なくすためにもガイドラインが大事なんです。サイトオーナーには、「ガイドラインを守っておいてもらえれば、何かあったときに私たちが調べて対応しますよ!」と伝えるとガイドラインを守ってもらいやすくなるかもしれません。

    ガイドラインを守るべき理由その②
    ガイドラインでルールを作っておいたほうが、後々、外的要因で不具合が起きたとしても、対応が早くできる可能性が上がるし、コーポレートガバナンス(企業統治)も効かせやすくなるため
    垣内 梓

    後日談だけど、実はそのコンテンツ、なんと、リンクがクリックできない状態でしばらく放置されていたらしいの。気付いたから良かったものの、これがもし「お客様がお問い合わせできない」なんて不具合だったとすれば、2chで晒しものにされかねないわ(`д´;)。

    理由③
    お客様へのお・も・て・な・し

    上記で書いた2つの理由は、「企業側目線でガイドラインを守る理由」だったけれど、「お客様へのおもてなし」をするためにもガイドラインは重要なのだと上司に教えてもらいました。

    ウェブサイトに訪問してくれたお客様に、整った体裁の提供や、使い勝手を担保することによって、気持ちよく使っていただく――これがガイドラインを使ってコーポレートガバナンスをする究極の目的なんです。

    たとえば、次のようなサイトを想像してみてください。

    • コンテンツごとにロゴの位置が変わっているサイト

    • フォントの種類やサイズにバラつきがあるサイト

    • ページごとにお問い合わせボタンがあったりなかったり、上にあったり下にあったりするサイト

    これらのサイトを使うお客様にとっては、コンテンツのロゴの位置が変わると違和感を覚えるだろうし、テキストの文字がさまざまだったら読みにくいだろうし、お問い合わせのボタンがページよって場所が違ったら迷ってしまうだろうと思います。つまり、「使いにくくて、なんだかよくわからないサイト」と思われてしまう可能性があります。

    だからといって、CSSでガチガチにして金太郎飴みたいなページ作りをしてほしい、とまではいわないけれど、「お客様にとってストレスなく、スムーズに使ってもらえるサイト」であったほうが良いに決まっています。この条件を満たすためにガイドラインが存在しているんです。ですから、サイトオーナーには、「ガイドラインは、“使いやすいサイトの基準”が書かれているものですよ」と伝えるとガイドラインが身近なものに感じてもらえるかもしれません。

    ガイドラインを守るべき理由その③
    お客様にスムーズに使っていただける体裁を整えておくため

    ガイドラインを守ってもらう目的ってなに?

    ここまで、ガイドラインを守るべき理由を3つ紹介してきました。ガイドラインの重要性は理解できたものの、潤沢な予算と人材を持っている部門とそうでない部門に、同じことを強制することに、やっぱり違和感を拭えずにいました。

    とはいえ、「これはコーポレートで決まったルールだから、守ってもらわなくては」と、ガイドラインの基準を満たしていない部門に「ガイドラインの違反をしていますよ~。修正お願いしま~す」とチクチク言っていたら、「一体この修正せんかったらどれだけの人間が困るのか数字を出せ!」と電話越しに怒鳴られたことは、今ではいい思い出です(笑)。

    怒鳴られたことによって、「ガイドラインを守ってもらう」手段が目的となって、大事な大題目を忘れていたことに気付かされました。

    私がガイドラインの番人をするのは何のため? と改めて考えたときに、私の役割は「ブランドを守ること」だということを思い出しました(この回答は、会社の方針や部門によって変わってきます)。

    私が所属するブランドマネジメントグループの仕事は、ブランドを醸成する仕事もあれば、守る仕事もあります。つまり、ブランドを守るためには、予算や人材が少ない部門にも、ガイドラインを守ってもらうことが大事なんです。

    たとえ今すぐに修正できなくても、「こういうルールがあるんですよ」ということを、まずは伝えることも重要だと思いました。そう思えたとき、やっと自分の小姑みたいな仕事も意味があることだって腑に落ちました。

    垣内 梓

    ブランド、ガイドライン、予算、リソース……とぐるぐる考えても結論が見いだせず。迷走したときは、社会人として当たり前だけれど、自分の仕事の目的がどこにあるのかに立ち返ることが大事なんだよねぇ。

    ガイドラインを守ってもらうコツ

    私の仕事はガイドラインのチェックすることと違反している場合はその修正を進めてもらうことの2つです。伝えることも重要だと前述したけれど、やはり違反している場合は、修正を進めてもらわなければいけません。

    サイトオーナーに「ガイドラインを守るとブランドが守られます、だから、このガイドラインを守ってください」と伝えたところで、「いまはできない」と言われて、なかなかその修正が進まず落ち込んでいました。

    そんなとき、あるサイトオーナーからかけてもらった言葉があります。

    ガイドラインもさ、自分にとってのメリットがわかれば動く気になるんだよね。これを守ったときのメリット、守らなかったときのデメリット、説明できる?

    「そうか! メリットがないのに何で動かなきゃいけないの? ってそりゃなるよね!」と納得してしまいました。この言葉を聞いてから、ガイドラインに書かれている一つひとつの意味と、作られた背景をきちんと把握するようになりました。たとえば、altタグにテキストが入っていない場合は、

    altテキストをきちんと入れることによって、目の不自由な方にもきちんと情報を伝えることができますよ。ユニバーサルデザインをうたっているあなたのコンテンツにもってこいです! お手数ですけど、適切なaltテキストを入れてください。お願いします!

    といったように、メリットと修正内容をセットで説明するようにしたら、修正してくれる部門の数が増えたしコミュニケーションのスピードが上がりました。

    ガイドラインに書かれている背景や理由までわかると、ガイドラインは「ウェブサイトはこうあるべきだ、こうしろ、あぁしろ」って記載したうるさいルールブックではなくて、「ウェブサイトがなぜ、こうでなければいけないのか」が記載された困ったときの教科書だ、と捉えられるようになりました。

    垣内 梓

    メリットと修正内容をセットで説明するって考えてみれば当然のことで、そんなことにも気づかなかったなんて阿呆ですか、って今になって思うんですが(笑)。最初は性に合わないかも、なんて思っていたこの仕事……。背景事情や理由がわかってからは、鬱陶しがられるけど、実は大事な役割だったのねと思えるようになりました。自分が納得するまで根気よく指導を続けてくれたメンターと上司に感謝です。

    今日の総まとめ:ガイドラインを守るべき理由
    • ガイドラインはブランド統一のため、コーポレートガバナンスをするうえで必要なツール

    • ガイドラインを使ってお客様にスムーズに使ってもらえるための「おもてなし」マニュアル

    • ガイドラインはうるさいルールブックではなく、困ったときの教科書

    • ガイドラインを守ってもらうコツは、メリットと、そのルールが作られた背景を理解し、正しく伝えることで、コミュニケーションが円滑になる

    この記事の筆者

    執筆:

    ユーザー 垣内梓(コニカミノルタ) の写真垣内 梓(かきうち あずさ)

    コニカミノルタ株式会社 CSR・広報・ブランド推進部所属。

    San Diego State University卒業。2012年4月、コニカミノルタホールディングス株式会社(現:コニカミノルタ株式会社)に入社。新人ウェブ担当者としてウェブ業務のいろはを学ぶ。

    現在に至るまで主にコンテンツの立ち上げ、ウェブサイトガバナンス、ログ解析、ドメイン業務に携わる。

    コニカミノルタ

    撮影:
    津島隆雄

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    オリジナル記事:Webガイドラインって何のためにあるの? ルールを守ってもらうための3つの理由 [脱・新人Web担!あずさのWeb担当者日記] | Web担当者Forum
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    凸版印刷、「主婦のスマホ利用に関する意識調査」で主婦のスマホ利用率が48.7%から66.3%に増加 [ニュース] | Web担当者Forum

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    凸版印刷が運営する電子チラシサービス「Shufoo!」は、主婦の食料品購入におけるスマートフォン利用についての調査を実施。8月25日調査結果を発表した。主婦のスマートフォン利用率は2013年調査の48.7%から2014年は66.3%に増加していた。新聞は主婦の51.4%が定期購読をしていないと回答した。食品購入において主婦が影響を受けるのは1位が「店頭での陳列商品を見て」で、2位は「新聞折込チラシ」、3位は「友人・知人の話」だった。調査は5月28~29日に、全国の25~49歳で、週1回以上スーパーで買い物をする既婚女性を対象に、インターネットを利用して実施。有効回答数は1752だった。

    Shufoo!は2012年から主婦のスマートフォン利用率を調査している。2013年調査では、フィーチャーフォン(従来型携帯電話)とスマートフォンの所有率はほぼ同数だった。2014年は、フィーチャーフォンを使う主婦は30.2%で、2013年の49.1%から大きく減少している。プライベートでパソコンを使っている主婦も2013年の85.8%から2014年は75%に減少している。タブレット型端末は2013年は9.3%で、2014年は12.9%だった。普段の買い物に関して「とても影響を受ける媒体」の4位以下は、「家族の話」が16%、「店内のPOP」と「テレビ番組での紹介」が12.2%、「電子チラシ」「テレビCM」「友人・知人のSNSの口コミ」が8.4%だった。

    凸版印刷
    http://www.toppan.co.jp/

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    HARMONYとアルゴスサービスジャパンが提携し、アクセス解析の「アスペクトラム」に速度分析レポートを追加 [ニュース] | Web担当者Forum

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    Web関連ツールのHARMONYとデータ解析のアルゴスサービスジャパンは、業務提携し、HARMONYのアクセス解析サービス「アスペクトラム」のオプションとして「速度分析レポート」を8月26日に提供開始する、と同日発表した。このほかHARMONYのアクセス解析サービスにアルゴスサービスジャパンの「サイト配信性能テスト」機能が加わった。また、アルゴスサービスジャパンのサイト配信性能テストツール「ARGOS(アルゴス)」にコンサルティング性が加わった。

    速度分析レポートは、ARGOSが顧客指定のWebサイトに実際にアクセスし、どれくらいの反応速度で表示したか、どの部分で時間がかかったか、ライバルと比較して速度はどうか、などの情報を表示する。アクセス解析サービスのアスペクトラムは、Webサイトのアクセス動向を可視化することで、分析に不慣れな企業でもWebサイトを改善することができる。

    HARMONY
    http://www.harmony.ne.jp/

    アルゴスサービスジャパン
    http://www.argos-service.com/

    アスペクトラム
    http://www.aspectram.com/

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