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響くページタイトルを書くための6つの原則 [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum

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今日は、「読者に響くWebページのタイトル」を作るためのアドバイスを。元は「売れるキャッチコピーを作るための手順」として紹介されていたものですが、タイトルにも使えるな、ということで紹介します。御社サイトのコンテンツをよりアピールできるタイトルにするのに役立ててください。

Copybloggerというブログに「売れるシンプルなコピーを書くための6つのステップ」という記事があり、そこに書かれていたポイントが「そうそう、そうだよ!」というものでした。

記事に書かれている「6つのステップ」とは、次のとおり。

  1. 1つのゴールだけを定める(本当に1つだけにする)
  2. ターゲット像を1つに絞る
  3. 会話形式にする……本当に会話してみることで
  4. 専門用語や業界用語を避ける
  5. 形容詞を半分に減らし、副詞を(ほぼ)ぜんぶなくす
  6. ヤバくなるまで文字を削る

どうです、すばらしいルールだと思いませんか? やるべきことを、シンプルにまとめてあります。それぞれ、記事タイトルの場合を想定して、解説しますね。

「1つのゴールだけを定める」が最初に来ているのは、本当に大切なことだからです。

「何のためにこのページがあるのか」「どうなればこのページを作って成功だったと判断できるのか」など、Webページを作る前に明確に決めているはずです。となれば、そのゴールを改めて確認しましょう。

ページ自体には、達成したいゴールが複数あるかもしれません。でも、タイトルを付けるときには、どれか1つ、メインの目的だけに絞るのが大切ですね。

「ターゲット像を1つに絞る」も同様で、大切なことです。

たとえばWeb担当者向けのコンテンツの場合だと、ついこんなターゲットを設定してしまいます。

企業Web担当者

そうではなく、たとえば

1人でWeb関連の業務を全部やっているので日々の作業に追われており、新しい技術を利用するともっと良いサイトにできるだろうと考えてはいても、それを検証する余裕もないし、だれかに聞こうにも上司はWebのことをよくわかっていないので助けにならず、ほかに聞ける人もあまり知らない、そんなWeb担当者

のように、明確にその人が気にしているだろうことやニーズをイメージできるようにするということですね。

「会話形式にする……本当に会話してみることで」というのはちょっとわかりづらいですが、要は「声に出して話してみて、それを聞いてみる」ということですね。

会話では主に名詞と動詞が重要な役割で、リズムがあります。作ったタイトルをだれかに読み上げてもらって(または自分で録音して)聞いてみると、それがシンプルでわかりやすいかどうかが見えやすくなるということですね。

Web担では今までやったことのない手法ですが、こんど試してみようと思います。

「専門用語や業界用語を避ける」は当然といえば当然だけど、油断するとつい意識から抜けてしまうポイント。あなたにとってはなじみがある業界用語だったとしても、触れる人によってはわかりづらいものである場合が多々あります。

タイトルを読むのは、あなたではなく、お客さん。あなたの感覚ではなく、お客さんの感覚で、スムーズに入ってくるか、わかりやすいかを考えることが大切なのです。

SEOを考えると具体的な用語を入れたくなりますが、その用語をお客さんが実際にイメージして検索しているかどうかというのは大切なポイントですから、実際には同様ですよね。

「形容詞を半分に減らし、副詞を(ほぼ)ぜんぶなくす」というのは、編集者的ですね。ほとんどの形容詞や副詞は情報を増やす役に立たないので、可能な限り減らすということです。

ここで大切なのは、「絶対に使ってはいけない」というわけではないこと。本当に効果的ならば、そこでこそ形容詞や副詞を使う意味があるのです。

たとえばソーシャルをメインに考えていて口語的なタイトルを付ける場合、「すごい」とか「めちゃくちゃ」とかいった表現は、うまくハマると読者の右脳に響く場合もありますからね。

「ヤバくなるまで文字を削る」は、長いタイトルを付けがちなWeb担としては耳が痛い感じです。でも、「複雑よりもシンプル」「長いよりも短い」ほうが、キャッチコピーでもWebでも良いことなのです。それは間違いない。

ヤフトピの「13文字」を目指して、削れるだけ削りましょう。

Copybloggerいわく、「シンプルなのが良いと言うのは簡単だが、実際にそうするのは大変なことだ」。たしかにそうなんですよね……。

一時期、「ソーシャル向けには多少長くても、中身がイメージできるタイトルのほうが効く」という考えをもっていましたが、今はやっぱりソーシャルでも短いほうがいいんだろうな、と思うようになっています。ただ、「そのタイトルをクリックするとどんな価値が得られるのか」をイメージできるようにすることは、やっぱり重要だと思いますけどね。

◇◇◇

Webページのタイトルということで考えると、SEOを考慮すると微妙に違うとか、ソーシャルでの反応を強くねらいたい場合はまた少し変わってくるとかは、あると思います。でも、基本としてのポイントは変わらないはずです。

場合によっては、この6つのポイント(ステップ)を印刷して壁に貼っておいて、Webページのタイトルを考えるときには常にこれを見返すというのもアリかもしれませんね。

この記事の筆者
ユーザー 安田英久(Web担 編集長) の写真

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレスビジネスメディア
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

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オウンドメディアを戦略的に活用する術を2日間で学ぶ「オウンドメディアのコンテンツ企画・作成ワークショップ」講座を9/11、12開催 [イベント・セミナー] | Web担当者Forum

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「オウンドメディアのコンテンツ企画・作成ワークショップ」は、「オウンドメディアのコンテンツを軸にしたデジタルマーケティングの基本的なスキーム」について学ぶ講座です。この講座の特徴は、講師の話を聞く座学だけでなく、講師から出されたお題や自社の例に対して、受講者が自分で考え、手を動かして学ぶ形式で、より身につく内容を目指しています。

オウンドメディアの運営をこれから始める方、オウンドメディアの運営をすでに行っていて運用面で課題を感じている方にお勧めです。

この講座を受講して得られるメリット

この講座は、次のような課題や悩みを解決するためのヒントが得られます。

  • 顧客にしたいターゲットユーザーにいかにしてオウンドメディアに訪問してもらうか
    オウンドメディアのメリットを最大限に活かすには、アーンドメディアによる「拡散」、ペイドメディアによる「認知、集客」という支援が欠かせません。それらをいかに活用していくべきか掴めます。

  • 品質や成果達成を継続的に維持するためにはどうすればよいのか
    「良いコンテンツ」を作るためには、迷えるユーザーの「課題・悩み・欠乏感」に解決策を提示し、継続的に訪問したくなるストーリー戦略が必要です。その戦略を包括的に理解できます。

  • 企業サイトのコンテンツは、どのように企画してどのように運営していけばよいのか
    インフォバーンの事例を基に、実際に運用しているオウンドメディアの企画から運用プロセスを紹介します。コンテンツ運用をスムーズに進めるためにペルソナやカスタマージャーニーマップの作成を体験することで、自社ですぐに試せる手法を学べます。

今すぐ講座に申し込む(フォームへ)

講座内容

講座1日目 9月11日(木) 10:00~17:00

10:00

10:50
上司を説得するオウンドメディア5つのメリット
講師:成田氏(インフォバーン)
  1. 体験価値の共有(ユーザー視点の情報発信)
  2. コンテンツの資産化(コスト削減)
  3. 新市場の創出(新しい価値観の訴求/ニーズの顕在化)
  4. 拡散(ソーシャルメディア連携/検索流入の拡大)
  5. 継続的コミュニケーション(コミュニティの醸成)
10:50

11:00
休憩(10分)
11:00

11:40
インフォバーンのオウンドメディア運用例
講師:成田氏(インフォバーン)
  • 日本IBM「mugendai(無限大)」
  • 花王「マイカジスタイル」
  • 花王「ホメ髪.com」
  • 富士通「あしたのコミュニティーラボ」
  • 毛髪クリニックリーブ21「Men’s HOLOS」
  • インテリジェンス「キャリアコンパス」
  • 弥生「スモビバ!」
11:40

11:50
休憩(10分)
11:50

12:40

事例紹介1

オウンドメディア事例にみる企画立案から運用プロセスまで
講師:関本氏(インフォバーン)

花王「マイカジスタイル」の具体的な事例の紹介

12:40

13:40
休憩(60分)
13:40

14:30
コンテンツマーケティング成功の条件
講師:成田氏(インフォバーン)
  1. 購買ファネル
  2. 戦略的アプローチ(計画・戦略・目標・コントロール)
  3. SWOT
  4. 重点ポイント
  5. ペルソナ設定
  6. 編集計画
  7. コンテンツ戦略4タイプ
  8. コンテンツマトリックス
  9. Smarter Evaluation(VQVC)
14:30

14:40
休憩(10分)
14:40

16:20

ワークショップ1講義(20分)/ワークショップ(50分)/発表(30分)

オウンドメディア立ちあげ大作戦
講師:成田氏(インフォバーン)

あるサイトをチェックシートに基づいて客観的に評価・分析し、オウンドメディアを立ち上げるために何が必要かをシミュレーション体験します。

16:20

16:30
休憩(10分)
16:30

17:00
オウンドメディアの予算と制作費用
講師:成田氏(インフォバーン)

制作費の考え方について

講座2日目 9月12日(木) 10:00~17:30

10:00

10:40
おいしいコンテンツの作り方
講師:成田氏(インフォバーン)
  1. お店の設計(社内体制・チーム作り)
  2. お客様選び(ターゲット設定)
  3. 素材選び(コンテンツの構造化)
  4. レシピ(コンテンツの物語化)
  5. 盛りつけ(コンテンツの演出)
  • あなたのサイトに来てほしいターゲットユーザーは、どんな人ですか?
  • あなたは彼らのどんな問題をどのように解決できますか?
  • そのターゲットユーザーには何をしてほしいですか?
  • 競合他社と差別化したいポイントはどこですか?
  • どんな記事をユーザーに読んでもらうべきですか?
10:40

10:50
休憩(10分)
10:50

11:20

事例紹介2

オウンドメディア事例にみる企画立案から運用までのプロセス
講師:成田氏(インフォバーン)

IBM「無限大」

11:20

12:20
休憩(60分)
12:20

14:00

グループワークショップ2講義(20分)/ワークショップ(50分)/発表(30分)

コンテンツ視点で考えるオウンドメディア
講師:成田氏(インフォバーン)

チェックシートに基づいて架空のサイトの企画を立てて発表します。発表された企画をみんなでコンテンツ視点で評価・分析し、強力なコンテンツとは何かについて考えます。

  • なぜコンテンツマーケティングに取り組むのか?
  • 誰をターゲットとしているのか?
  • コンテンツマーケティングを阻む「欲望」と「脅威」とは?
  • 最優先事項とは?
  • どのプラットフォームで展開するのか?
  • リリースされたコンテンツは、どのようにシェアされ、広まっていくのか?
  • リリース後のPDCAはどうやって回すのか?
14:00

14:10
休憩(10分)
14:10

15:55

グループワークショップ3講義(45分)+休憩(5分)/ワークショップ(55分)

「ペルソナ」を理解して、自社にとっての「ペルソナ」を作ってみよう
講師:井登氏(インフォバーン)
  • ペルソナとは
  • コンテンツマーケティングにおける「ペルソナ」の重要性
  • ペルソナの作り方
  • 水面下のニーズに探るインタビューのコツ「デプスの十戒」
  • 実際のペルソナをワークショップで作ってみよう
15:55

16:05
休憩(10分)
16:05

17:30

グループワークショップ4講義(35分)+休憩(5分)/ワークショップ(45分)

カスタマージャーニーマップを作ってみよう
講師:井登氏(インフォバーン)
  • マーケターが陥りがちな生活者に対する「6つの大誤解」
  • ユーザーにとっての理想の体験を描く方法「カスタマージャーニー」について
  • カスタマージャーニーマップを作ってみよう

2日目講座終了後:懇親会

2日間の講座が終了した後、講師と参加者の懇親会を行う予定です。

今すぐ講座に申し込む(フォームへ)

参加者の声

過去の受講者の方からは次のようなご感想をいただいています。

今までコンテンツのプランニングに携わったことのない方や、他部署を巻き込みながら立ち上げていく基本の進め方を学べるわかりやすい講座でした。
オウンドメディアって、全体の設計から運用まで大変なことが目白押しだと思います。実際にフレームワークを使って考えて、実践できたので「なんかできそうかも、会社に戻って頑張ろう!」と思える講座でした。
ワークショップを通じて学んだ「ペルソナ」や「カスタマージャーニーマップ」などのツールは、今後の活動でも通用できると感じました。知っていたつもりを正せる場だと感じました。
講座を通じて、自分の実務に役立つことはもちろんですが、社内の人に対して「Webで何ができて、何ができないのか」を説明するための材料を説明してもらいました。
今すぐ講座に申し込む(フォームへ)

開催概要

対象経験3年以内の企業のWeb担当者 (Web主管部門・事業部Web担当者の両方)
※主管部門の方からお声がけいただいて事業部のWeb担当者さんも受講されるのが最適です。
  • それ以上の経験がある方でも参加できますし役に立ちますが、
    講座の内容はWeb担当初心者を対象としたものです。
  • Web担当以外の業務の経験年数は問いません。
  • 企業規模・B2B/B2C・業種などは問いません。
日程9月11日(木)、9月12日(金)
時間2日間、計12.5時間
受講料
  • 超早割:7万8,000円(税込) ※7月18日(金)17時までのお申し込み分
  • 早割:8万8,000円(税込) ※8月8日(金)17時までのお申し込み分
  • 通常:9万8,000円(税込)
  • 1社で複数名参加の場合:2人目以降7万8,000円(税込)
    1社複数名でご参加の場合は、それぞれ個別にフォーム送信のうえ、通信欄にてお知らせください。
懇親会費受講料とは別に3,000円頂戴します(懇親会費用として領収書を用意いたします)。懇親会は2日目講座終了後、2時間程度を予定しています。
会場住友市ヶ谷ビル 9F インプレスグループ市ヶ谷セミナールーム
東京都新宿区市谷本村町1-1(地図
JR市ヶ谷駅より徒歩2分
定員20名(最少開講人数12名)
主催Web担当者Forum編集部(株式会社インプレス
運営事務局株式会社オプンラボ

講師プロフィール

成田 幸久氏

成田 幸久氏(なりた ゆきひさ)
株式会社インフォバーン 執行役員/Production & Operating部門長

AMEX会員誌、『ワイアード』日本版、JAL機内誌などで副編集長を務めた後、2004年インフォバーン入社。ニフティのブログサービス『ココログ』の立ち上げ時に、眞鍋かをりなどの著名人ブログをプロデュース。ほかにPC・モバイルと連動した通販誌『カタロガー』編集長、『ギズモード・ジャパン』創刊ディレクター、セブン-イレブンとヤフーの共同事業メディア『4B』の編集長を務めるなど、数多くのWebメディアの企画・運用を手がける。

井登 友一氏

井登 友一氏(いのぼり ゆういち)
株式会社インフォバーン 執行役員 京都支社長

デザインコンサルティング会社にて定性的なユーザーインサイトを起点とした「ユーザー中心発想」によるコミュニケーションデザインと、Webサイトの企画・プロデュース・ 設計に従事。大手住宅メーカー、ウェディングプロデュース企業、大手製薬企業など、数多くの企業のマーケティングコミュニケーションを支援。2011年インフォバーン入社、京都支社の責任者を務める。

日本プロジェクトマネジメント協会認定 プロジェクトマネジメントスペシャリスト(PMS)

Web担当者の学校「オウンドメディアのコンテンツ企画・作成ワークショップ受講」を申し込む

受講者情報

受講される方のお名前です。

(ぜんかくひらがな)お名前のふりがなを、全角のひらがな(カタカナではありません)で入力してください。

参加される方の所属会社名です。所属されていない場合は「フリー」とご記入ください。

受講される方のメールアドレスです。

講座に関して編集部から緊急の連絡が必要な場合のために、お手数ですが電話番号もご記入ください。

受講者さんのイメージを事前に把握してより良い講座にするためにお教えください

2日目終了後に、講師と参加者での懇親会を開催します。参加意向をお知らせください(ここでいずれを選んでいても、最終決定は当日でけっこうです)。参加希望の方には、懇親会の領収書を用意します。

受講料の請求書関連

請求先の名称を入力してください。入力しない場合は、会社名での請求とさせていただきます。

請求書の送付先住所、ビル名、社名、部署名、ご担当者名をご記入ください。

お申し込みに際しての編集部へのメッセージや申込みコード(お持ちの場合)などを記入してください。

「はい」にチェックをすると、Web担のコンテンツをサマリで紹介するメールマガジンを毎週月曜日にお送りします(すでに購読されている方は改めてチェックしなくても大丈夫です)。メルマガについて詳しくはWeb担メルマガについてをご覧ください。

お申し込みいただいた個人情報は、株式会社インプレスと、運営事務局の株式会社オプンラボとで共有させていただきます。

受講料のお支払い方法については、申し込みボタン下の詳細をご覧ください。

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博報堂DY、コスモ・コミュニケーションズとファッション関連EC支援「フリスト」開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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総合メディア事業の博報堂DYメディアパートナーズは、広告事業のコスモ・コミュニケーションズとともに、ファッション関連のECビジネスを支援するコンサルティングパッケージ「フリスト」を始める、と6月30日発表した。ECビジネスの仕組み構築から、プロモーション、販売まで一括して企画・運営し、顧客に関するビッグデータやサイトのアクセス解析などを行って売り上げ向上を目指す。コストを抑えながらECビジネスが導入できる。

フリストは、博報堂DYメディアが展開する出版社のECビジネスを支援するマガジンコマースソリューション「TAKARA-BACO」と、コスモ・コミュニケーションズのファッション・スポーツ分野のノウハウを活用する。売上高に応じた成果報酬型となり、パソコン・スマートフォン向けECサイト・システムの構築・運用、撮影を含む商品管理、マーケティングサポート、受注管理・出荷、決済代行、問い合わせ対応に関する初期費用を無料にする。

博報堂DYメディアパートナーズ
http://www.hakuhodody-media.co.jp/

コスモ・コミュニケーションズ
http://www.cosmo-com.jp/

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トランスコスモス、スマートフォンを活用した「オムニチャネルサポートサービス」を開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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ITアウトソーシングサービスのトランスコスモスは、オムニチャネル(さまざまな販売ルートの統合)サービスの取り組みの一環でスマートフォンを活用した「オムニチャネルサポートサービス」を7月末に始める、と7月1日発表した。クロスチャネルでカスタマー・サポートを支援する日本オラクルのクラウド・ソリューション「Oracle Service Cloud」に、ビジネスソリューションのインテックが提供する顧客接点強化ソリューション「Callクレヨン」を実装した。

オムニチャネルサポートサービスによってユーザーはFAQなどのサポートサイトをスマートフォンから利用できるようになる。解決できない場合は、画面に表示されるボタンをタップすることでコンタクトセンターに問い合わせが可能。コミュニケーターにはユーザーの閲覧ページ情報が自動的に伝送され、FAQのどの手順でつまずいているかを共有して効率的に解決する。トランスコスモスの調査・分析サービスと組み合わせると、蓄積されたログが効果的に分析できる。

トランスコスモス
http://www.trans-cosmos.co.jp/

日本オラクル
http://www.oracle.com/jp/

インテック
http://www.intec.co.jp/

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オーリック・システムズとユミルリンク、デジタルマーケティングシステムを共同で提供 [ニュース] | Web担当者Forum

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アクセス解析ソフトのオーリック・システムズと、メールマーケティングソリューションのユミルリンクは、Web行動解析とメールマーケティングに関する技術、販売・マーケティングで協業し、デジタルマーケティングシステムを共同提供する、と7月1日発表した。オーリックのWeb行動解析マーケティングツール「AuriQ Campaign(オーリックキャンペーン)」と、ユミルリンクのメール配信「Cuenote(キューノート)FC」の間でセグメントされた顧客リストを共有する。

共同提供するデジタルマーケティングシステムは、メールの受信・開封、Webサイトのクリック、Webサイト内の行動、コンバージョン(最終成果)までの顧客の一連の行動を分析。効果的なメールコンテンツの作成や配信先の最適化など、メール配信計画を立案、見直すことで、キャンペーンをはじめとしたマーケティング施策の効果を最大にできる。両社は共催で7月24日に東京都千代田区で「Web行動データを活用した顧客コニミュニケーション最適化セミナー」を開く。

オーリック・システムズ
http://www.auriq.co.jp/

ユミルリンク
http://www.ymir.co.jp/

セミナー詳細
http://www.auriq.co.jp/support/event/detail_29.html

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脱WordPress! 使わないという不正アクセス対策 [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum

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Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる 企業ホームページ運営の心得

コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。

宮脇 睦(有限会社アズモード)

世界標準というリスク

心得其の366

世界的に利用されているブログツール「WordPress」への不正アクセスが頻発しています。当社においては、WordPressを利用しているサイト、すべてが攻撃されていました。幸いにもクラッキングは免れましたが、そのたびに対策に追われます。

他のCMSも標的となり得ますが、今やWordPressはブログツールのトップシェアといって過言ではなく、CMS的なアプローチも充実しています。個人はもとより、企業でもWordPressをベースにサイトを構築するケースがあり、もはや一般的ですらあるのです。だから狙われるのは当然です。

不正アクセスの目的はそれぞれでも、攻撃対象の多さは成功したときのリターンを保証し、攻撃対象を探す手間も省けます。この春、サポートが終了された「Windows XP」が狙われていた理由と同じです。

WordPressは世界で使われているツールであるため、バージョンアップ対応などもすばやいのですが、オープンソース故に管理者のスキルが問われるもの。セキュリティ対策をはじめとした運用のリソースを割けないのであれば、利用実態に合わせた他の選択肢が必要です。

そこで“使わない”という対策を紹介します。

攻撃のリスクも24時間365日

たいていの不正アクセスの手口は単純です。WordPressを利用しているとわかれば、表示上隠していてもログインページの特定は容易。そこに推定したログインIDとパスワードを引き渡し、両者が合致すればログイン成功です。外れても諦めることなく、それぞれを変化させて攻撃を繰り返します。ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)と呼ばれる攻撃手法で、“総当たり”の名が示すように、4桁の数字の「ダイヤル錠」を、「0000」から「9999」まで総当たりするイメージです。

気の遠くなるほど多くのパターンでも、プログラムによる自動処理ですから、理論上1兆回を超えるアタックを、わずかな時間とほぼ0円で実現できます。さらにログインIDを、デフォルト設定である「admin」や、執筆者名などにしていると、解読対象はパスワードだけになるので、攻撃の成功率が高まるため注意が必要、というまでもなく厳禁です。

24時間365日営業を続けてくれるWebサイトですが、視点を変えれば、常に攻撃のリスクにさらされているともいえます。Web担当者にとってセキュリティ対策は他人ごとではなく、第三者のツールを多用する昨今は、自社サイト内だけの問題とも限りません。

不正アクセスが成功してサイトの管理権限を奪われると、サイトの改ざんが自由自在となります。イタズラ目的なら更新し直せば済みますが、営利など特定の目的がある場合、サイトの閲覧者に被害を与えたり、パソコン遠隔操作事件のように、踏み台にされたりする可能性もあるので、いずれにせよ侵入を許さないに越したことはありません。

最も難しい心得

対策の基本はパスワードをこまめに変更すること。単純ですが、これがもっとも難しい方法です。

パスワードを考え変更し、それを覚える手間は、一度や二度ではなく永遠です。毎週なら煩雑で、毎月なら後回しにしてしまい、そのうち「問題が発生しなければ問題がない」と考える心根が問題である気づきながらも「放置」してしまいます。わずかな手間の遵守こそ、現場においてもっとも難しく、重要というのも今回の「現場の心得」です。

サーバーの機能を利用して、外部からのアクセスを制限する方法もあります。サーバーによって設定方法が異なるので、細かい方法を割愛しますが、IPアドレス単位で管理画面へのアクセスを限定することができます。ただし、設定と異なるIPアドレスからは接続できなくなるので、接続のたびにIPアドレスが変わる方法でネットを利用している場合、ログインするたびに再設定が必要となります。

社内PCや指定の取引先など、IPアドレスは複数設定が可能で接続プロバイダ名でも制限できますが、その分だけリスクが高まります。

更新されないサイト

その他にも不正アクセス対策のプラグインの導入や、二重認証など、対策を講じることもできます。しかし、セキュリティ全般に通じることですが、対策を厳格にすれば不自由になり、緩めればリスクが高まるというトレードオフの関係にあるということです。そこで利用実態によっては、

WordPressを使わない

という方法に達します。

そもそも、WordPressでサイトを構築するのは、コストを抑えつつ、ブログに投稿する感覚でコンテンツを追加できるといった保守の容易性が理由です。ところが、コンテンツを追加することなく、放置している事例は少なくありません。また、利用していたとしても「ブログ」としての機能か、「お盆休みのお知らせ」ぐらいしか使っていない会社を私はいくつも知っています。

大手サービスという対策

WordPressをブログとして利用するのは、正しい利用法です。しかし、コンテンツを追加しないのなら、「ブログ」は「アメブロ」など「大手の外部ブログ」を利用し、企業サイトは静的な、いわゆる「ホームページ」にするのも不正アクセス対策としては有効です。

技術知識・スキルを持たない個人でブログを管理するのであれば、大手のサービスを利用する方が、サイト全体が改ざんされるリスクを低減することができます。また、企業に関連する情報を、分散して公開するのはBCP(事業継続計画)にも通じます。ところでBCPの備えはできていますか?

そして「お盆休みのお知らせ」程度ならば「掲示板」で十分です。念のため、掲示板を知らないWeb担のために説明すれば、掲示板とはphpやPerlで作成されたCGI(プログラム)で、所定の投稿フォームに記述した内容を、サイトに公開する機能全般を指します。ブログが普及する前、Web業界を席巻し「BBS」とも呼ばれていました。

ブログと掲示板の違い

WordPressのような高機能を要求しない、長期休暇の告知程度のサイト更新なら「掲示板」で十分。そして実際に「掲示板」で運用しているいくつかのサイトは、一度も不正アタックを受けていません。掲示板が不正アクセスの対象になりにくいのは、見つかりにくいからです。特にCGIの名前(ファイル名)が独自で、静的に表示する掲示板なら、砂浜に落ちたビーズを探すより困難で、攻撃される確率は限りなく低くなります。

ブログの普及期は「トラックバック」を「優れた双方向性」と礼賛し、それを持たない掲示板を卑下するWeb有識者も散見しました。ところが今、スパム排除の流れや、他のソーシャルメディアの台頭を背景にトラックバックはあまり使われなくなりました。そもそもWebで果たす「機能」で捉えたときブログと掲示板は同じで、ならば「攻撃されにくい掲示板」のチョイスとは、いわば「逃げるが勝ち」です。

オープンソースのWordPressは、コストを抑えてサイトを構築できるというメリットがあります。ただし、冒頭でも述べたように自己の管理能力が問われます。ツールはタダでも、運用コストはかかるもの。Web担当者として、自社に合わせた選択を行います。

今回のポイント

ブログと掲示板はおなじ

利用実態に合わせた選択を

この記事の筆者
ユーザー 宮脇睦(有限会社アズモード) の写真

宮脇 睦(みやわき あつし)

プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。

制作、営業の双方の現場を知ることからウェブとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『完全! ネット選挙マニュアル』(Kindle版)、『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、冷静な視点からのIT業界分析に「週刊ポスト」など、様々な媒体から情報発信を続ける。

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あなたの広告に足りないものは「YDN」で補完する! [Yahoo!プロモーション広告 業界情報] | Web担当者Forum

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この記事は、Yahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルで公開されているリスティング広告「業界情報」の記事を、ヤフー株式会社の許諾のもと転載しています。オリジナルの記事はYahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルのサイトでご覧ください。

こんにちは!

ようこそ! プロモーション広告」も4回目になりました。Yahoo!プロモーション広告には慣れてきましたか?今回は少しステップアップして、「あなたの広告に足りないものは「YDN」で補完する!」をお送りします。

スポンサードサーチを利用しているけど、「思ったように広告が表示されない」、または「クリック料金が高すぎる」、「もっと広告の表示機会を増やしたい!」と思っている広告主様は、必見です。

Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)は、「あなたの商材に興味関心のある人」や「あなたの商材を検索したことがある人」、「あなたのウェブサイトを訪れたことがある人」などの条件をもとに掲載する広告です。

YDNとスポンサードサーチとの違いは、広告の配信面です。スポンサードサーチでは、検索結果ページのみに広告が配信されますが、YDNはYahoo!ニュースやYahoo!知恵袋などのコンテンツページに配信されるため、スポンサードサーチよりもさらに表示回数が期待できます。また、テキスト広告だけではなく、ディスプレイ広告も(画像広告)の配信も可能できるので、スポンサードサーチではもの足りないなと思われている広告主様にはおすすめです。

さらに、テキスト広告の他に、ディスプレイ広告(画像広告)の配信も可能です。

特徴を理解して、必要なターゲティング機能をチョイスしよう!

Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)

YDNの概要や多彩なターゲティング機能の特徴、スポンサードサーチのお悩みに合わせた効果的な選び方について説明します。

ターゲティング

広告の配信先となるインターネットユーザーを、広告主が指定できる「ターゲティング」。Yahoo!プロモーション広告の多彩なターゲティング機能について説明します。

サイトリターゲティング

ウェブサイトに訪れたユーザーに広告を配信する「サイトリターゲティング」のメリットやターゲットリストの設定方法について説明します。

サーチターゲティング

インターネットユーザーが検索したキーワードを利用して広告を配信する「サーチターゲティング」の活用方法について説明します。

インタレストマッチ

閲覧中のページやコンテンツページの閲覧履歴、検索履歴などから、商材に興味・関心があるかをシステムが判断して広告を配信するインタレストマッチについて説明します。

ディスプレイ(画像)広告

クリック課金で掲載できる、画像を使った広告「ディスプレイ広告」について説明します。

特徴を理解して、必要なターゲティング機能をチョイスしよう!

YDNのこと、わかってきましたか? 何から始めたらいいか迷う場合は、診断チャートで確認してみましょう!

今すぐわかる! あなたにぴったりの「YDN」

オリジナル記事はこちら:あなたの広告に足りないものは「YDN」で補完する!(2014/06/04)

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スマホ対応を中途半端な変換でやり過ごそうとするWeb担当者に喝! レスポンシブですべて解決するわけがない! [生田昌弘の「Web担当者に喝!」] | Web担当者Forum

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スマホ対応をPCサイトの変換でやり過ごそうとするWeb担当者に喝!
レスポンシブデザインですべてが解決するかのように吹聴するツールベンダーや制作会社にも喝!
ユーザーの導線はデバイスごとに最適化すべき!

「スマートフォン対応お願いします!」とWeb担当者は言うけれど

イマドキの業界キーワードといえば、「スマートフォン対応」である。

最近は、ほぼすべての案件に含まれているし、スマートフォン対応そのものも、多くの問い合わせを受けるようになった。

これ自体はすばらしいことだ。しかし、その問い合わせ内容がイケてない。

社長がスマホで閲覧できないと騒いでるんで、大至急!
Web担当者A
とにかく、すばやく、簡単に、低価格でスマホ対応をお願いします!
Web担当者B
運用に手間がかからないようにしてください!
PCのサイトの運用だけでもいっぱいいっぱいの状況ですから……。
Web担当者C

ほとんどの依頼がこんな感じだ。

ソフトウェアベンダーやWeb制作者の態度も、こうなってしまう一因だ。

このCMSツールは、マルチデバイス対応です!
このCMSツールは、レスポンシブデザイン対応です!!
ソフトウェアベンダー
PCサイトからスマホサイトへ簡単に変換できます!(キリッ)
ASPツール提供事業者
レスポンシブデザイン対応のWebサイトを制作すれば、すべて解決できますよ!(ドヤッ)
Web制作会社

これらの説明は、決して間違ってはいないし、私も同じようにお勧めすることがある。ただし、ある一文を加えればの話だ ―― それは「直近の緊急対応であれば」という一文である。

PCサイトとスマートフォンサイトの導線が同一でもかまわない企業も、確かに存在する。

しかしほとんどの企業では、別の導線を提供するほうがユーザーにとってより有益になる場合が多い。

それによって運用の負荷は増えてしまうが、知恵を絞れば、ある程度は軽減できる。

そもそも、ユーザーへのサービスメニューが増えることで負荷が増すのは、ビジネスサイトとしてしかたのないこと。お客さま(ユーザー)により良いサービスを提供して喜んでもらえるのであれば、むしろ企業として受け入れるべき負荷だといえるのではないか?

それを見合わないと判断するなら、スマートフォン対応なぞ、端からしなければいいだけの話である(PCサイトをそのまま閲覧した方が、100倍マシなスマホサイトも結構存在する)。

“スマートフォン対応とは何か”を根本から見直すべし

みなさんがスマートフォン対応に興味を持ち始めた一番の理由は、スマートフォンからのアクセスが劇的に増えてきたからだろう。

弊社のクライアントでも、平均して36%のユーザーがスマートフォンからアクセスしている。この数字が50%を超える日もそう遠くないだろう。

さらに重要な点は、スマートフォンのみからアクセスしていると推測されるユーザーが、現時点でも10%近くいるという事実だ(購買などの出口アクションから推測した数値)。

今後2年以内に、この層が30%に達することは間違いないと確信できる。

さらに、タブレットや新しいデバイスの出現も視野に入れなければならない。TVやゲーム機からの閲覧も考慮しなければならない時代が来るだろう。

だから、考えるべきことは、「スマートフォン対応をどうしよう?」ではない。そうではなく、ユーザーが多様なデバイスで自社のサイトを閲覧するようになった現状を幸せに思うことだ。そう考えてこそ初めて、正しい対応策を発想できるようになる。

“昔と比べて良い時代になった、いや本当にすばらしい時代になった”
“企業にとっても、私たち制作者にとっても、これは喜ばしいことである”
この発想からスタートして、この流れを活かすにはどうすべきか考えるべし!

“視点を変える絶好のチャンス”だと思って取り組むべし

こんな時代を嘆くのではなく、逆にチャンスだと考えれば、やるべきことは明白だ。

PCによる閲覧が中心だったWebサイトが、多様なデバイスからも閲覧できるとなれば、「いつでも」「どこでも」というキーワードが浮上してくるはずだ。

さらに、PCのようなスキルやリテラシーを必要とせず、PCよりも多くのユーザーが利用するとなれば、「誰にでも」「簡単に」というキーワードも重要になる。

「いつでも」「どこでも」「誰にでも」「簡単に」

これこそが、スマートフォンサイト構築のためのキーワードだ。

私は、Webサイトを「問題解決ツール」と位置付けている。

Webサイトがさまざまなデバイスに対応する時代になれば、「いつでも、どこでも、誰にでも、簡単に、問題解決できるツール」になるはずだ。

これを成し得るためには、まずデバイスを利用しているユーザーのシチュエーションを理解すること。そして、それぞれに最適化されたコンテンツ<情報>を、最適化されたフォーマット<デザイン>で提供する必要がある。

これが「いつでも」の対応。

さらに、どんなステージ(購入前から購入後まで)でも、同じデバイスが最適とは限らない。

ユーザーが置かれているステージを理解し、利用シーンを想定すること。

これが「どこでも」の対応。

SEOもLPOも内包したWebサイトの構築で、アクセスするユーザーごとに最適な情報を、デバイスにも最適化された形で提供すること。

これが「誰にでも」の対応。

さらに、ユーザーに必要なものを選択して提供する。つまり、少ないクリック、シンプルな導線、そんな自然な連動が必要不可欠である。

これが「簡単に」の対応。

このように、スマートフォンサイトだけでなくPCサイトも含めて、上記のキーワードに対応するための再構築が必要な時代がやってくるのだと認識しなければいけない。

ユーザーごとに最適化されたページの提供

どんな場所で、どんなデバイスでインターネットにアクセスするのか?

スマートフォンやタブレットを筆頭に、ユーザーがWebサイトを閲覧するデバイスは多様化しており、また1人のユーザーが複数のデバイスを併用している。

個々のユーザーごとに必要な情報を、必要なタイミングとデバイス向けに提供することで、「ユーザーの利用シーンに応じた最適化」が可能となる。

ホテルサイトの例
ユーザーのデバイスやシチュエーションに合わせて、掲載するコンテンツの内容と量、ビジュアルサイズ、レイアウトなどを個別に設計し、CMSを使って出し分ける

マルチデバイス対応が目指すゴールは“顧客視点”での発想

ここまで説明してきたことを効率よく実行するためには、CMSツールの有効活用が必須となる。

  • コンテンツは一元管理され、入力作業は1回だけ
  • サイトは各デバイス向けの最適な構造を持っていて、最適なUIのテンプレートも用意されている
  • ユーザーがアクセスに使うデバイスやそのリファラー情報をもとに、最適なテンプレートに最適なコンテンツを出力する

これらを満たせば、ユーザーにとっても、運用側にとっても、非常に「やさしい」サイトが完成するはずである。

もちろん、いきなりこんな理想のサイトができるはずがない。そもそも「出し分けに必要なコンテンツが存在するのか」という、根本的な問題にすぐに直面することだろう。

だから、できるところからでかまわないので、マルチデバイス対応のサイトを目指してほしい。

ユーザーが求めているのは、決して「社長に言われたから、とりあえず工数を減らすために行うPCサイトの変換」ではないはずだ。

本日のまとめ

これからのWebサイト構築のためのキーワードは、「いつでも、どこでも、誰にでも、簡単に」。

マルチデバイス対応は、サイトを利用する「お客さまのための施策」でなければ、なんの意味もないし、Webサイトで成果を出すことはできない。

本記事の筆者 キノトロープ生田氏も講演
【7月24日(木)開催】キノトロープ主催 第2回 CMSカンファレンス

中~大規模Webサイト向け
Webサイトを有効に機能させる「CMS選定&活用ガイド」
~比較・検討でもう悩まない!主要CMSの特徴と機能が丸わかり!!~

CMSは、単なる運用・更新ツールの域を超えて、マーケティングなどの企業戦略にとって必須のツールとなっています。

すばやく正確な情報発信と戦略的な運用を両立させるためには、最適なCMSを選定し、最大限に活用する必要があります。

そこで本セミナーでは、中~大規模の企業Webサイト向けにCMS構築のパイオニアとして業界を牽引し続ける株式会社キノトロープと、中~大規模Webサイト向けのCMSツールとして主要な5製品の各ベンダーが集結し、選定・導入におけるポイントから、CMSを最大限に活用するノウハウ、各製品の特徴や機能まで、一挙に紹介します。

「CMSツールの正しい選び方と導入におけるポイント」と題したセッションでは、本連載の筆者である株式会社キノトロープの生田昌弘氏が登壇して、さらに詳しいCMS選びについて解説します。

開催概要

  • イベント名称:第2回 CMSカンファレンス
    中~大規模Webサイト向け
    Webサイトを有効に機能させる「CMS選定&活用ガイド」
    ~比較・検討でもう悩まない!主要CMSの特徴と機能が丸わかり!!~
  • 日時: 2014年7月24日(木) 14:00~18:00 (13:30 受付開始)
  • 場所:ソラシティ カンファレンスセンター 2F Sola City Hall 【WEST】
  • 定員: 200名
  • 参加費:無料(事前登録制)
  • 応募締切: 2014年7月18日(金) 19:00まで(定員になり次第締切)
  • 主催:株式会社キノトロープ
  • 共催:日本オラクル株式会社/株式会社ジゾン/株式会社のれん/株式会社ミックスネットワーク
セミナー:Webサイトを有効に機能させる「CMS選定&活用ガイド」7月24日開催(参加無料)
※セミナー紹介ページに移動します
この記事の筆者
生田昌弘氏のプロフィール写真

生田 昌弘(いくた まさひろ)

株式会社キノトロープ
代表取締役社長

1959年生まれ。岡山県出身。1985年に生田写真事務所を設立し、カメラマンとして活動を開始する。1993年12月にキノトロープを設立し、代表取締役に就任。以後、一貫した方針で数々のWebソリューションを築き上げる。現在もネットエバンジェリストとして布教活動を実践中。

主な著書に『Webブランディング成功の法則55』(翔泳社)、『CMS構築成功の法則』(技術評論社)、『Webサイト構築ワークフロー』(ソフトバンククリエイティブ)、『アクセス解析からはじめる Webサイト運用 成功の法則』(ソフトバンククリエイティブ)、『次世代Webサイト構築ワークフロー』(インプレスジャパン)など。

【イラスト】
北上 諭志(きたがみ さとし)

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サイバーエージェント、タイアップクリップ制作子会社の渋谷クリップクリエイト設立 [ニュース] | Web担当者Forum

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インターネット広告のサイバーエージェントは、企業とのタイアップクリップ(動画)制作子会社、渋谷クリップクリエイトを7月1日に設立した、と同日発表した。Web動画の影響力や波及効果が大きくなっていることを受けた。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の普及によって企業のプロモーション動画がSNSで広がり、再生回数が数百万回になることもある。2015年9月までに100件の制作と延べ2億回の再生数を目指す。

渋谷クリップクリエイトは資本金1000万円で、サイバーエージェントが70%出資した。企業向けに独自のタイアップクリップの企画・制作を行う。サイバーエージェントが運営する9つのキュレーションメディア(情報を分類・整理したまとめサイト)や外部メディアなどとも連携し、タイアップクリップの拡散や話題づくりまで総合的に支援する。放送作家の鈴木おさむさんが社外取締役を務め、タイアップクリップを監修する。

サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

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ヤフー、オンラインストレージ「Yahoo!ボックス」で容量無制限オプションプラン販売 [ニュース] | Web担当者Forum

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ヤフーは、同社が運営するオンラインストレージサービス「Yahoo!ボックス」で、容量無制限でデータが保存できるオプションプランの販売を7月2日始めた、と同日発表した。「Yahoo!ボックス容量無制限オプション」と呼び、一般ユーザーは月額690円(税込み)、「Yahoo! JAPAN」の有料サービス「Yahoo!プレミアム」会員は同490円(同)となる。容量無制限オプションを購入すると、Yahoo!ボックスで通常使用する保存フォルダ(マイフォルダ)と別に「容量無制限フォルダ」ができる。

容量無制限フォルダはデータの保存と閲覧が可能で、写真や動画の保管や、端末のバックアップなど容量を気にすることなく無制限でデータが入れられる。ただ、他ユーザーとのデータ共有機能はない。「Android」端末と「iPhone」のアプリに対応する。今後パソコンでも利用できるようにする。オンラインストレージサービスは各社が展開し、容量制限から複数サービスをまたぐユーザーがいることから、価格を抑えた容量無制限プランを導入することで利用者の取り込みを図る。

ヤフー
http://www.yahoo.co.jp/

Yahoo!ボックス
http://info.box.yahoo.co.jp/

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大日本印刷、タッチパネルディスプレーとカードを使った新たな販売促進サービスを開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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大日本印刷(DNP)は、スマートフォンやタブレット端末などのタッチパネルディスプレーとカードを使った新たな販売促進サービスを7月に始める、と7月2日発表した。ディスプレーにかざすカードごとに異なる画像や映像、商品情報やクーポンなどを表示する「Touchcode(タッチコード)」と呼ぶ仕組みを採用した。DNPは、タッチコードカードを活用した各種のプロモーションや地域の活性化、エンターテインメントなどに対応したソリューションを提供する。

カードには、目に見えない電子コードが印刷され、ほぼ100%読み取ることができる。紙やフィルムなどに導電性材料で印刷したパターンを静電容量方式のタッチパネルで認識し、対応するIDコードを特定。IDコードごとに登録されたコンテンツを専用アプリやウェブを通して利用者のディスプレーに表示する。タッチコードカードを送ったり配布することで、来店や商品購入が促進できる。タッチコードカードは1枚あたり約10円から、アプリ制作は50万円から。

大日本印刷
http://www.dnp.co.jp/

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価格交渉人ネギリエが行く! 新マンガ連載スタート [Web担アクセス数上位ランキング] | Web担当者Forum

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アクセス数上位ランキング

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  8. リンクのクリックやダウンロードを「イベント」として計測する! イベントトラッキングの使い方と注意点[第65回]

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    リンクのクリックやダウンロードを「イベント」として計測する! イベントトラッキングの使い方と注意点[第65回]

    ブラウザでの動作をイベントとして計測するイベントトラッキングの使い方
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  9. リスティング広告で即効O2O。検索結果で店舗在庫アリをリアルタイムでアピールする機能が登場

    [ スポンサードサーチ再入門スポンサードサーチ再入門 の記事一覧へ ]
    リスティング広告で即効O2O。検索結果で店舗在庫アリをリアルタイムでアピールする機能が登場

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  10. [ ニュース記事 ]
    日経BPコンサルティング、「Webブランド調査2014-春夏」でトラベル系2サイトが急上昇

    「全体ランキング」トップ3は「Yahoo!JAPAN」「楽天市場」「Amazon.co.jp」の順
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※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

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ネットショップ乱立時代の人材育成 [ネットショップ担当者フォーラム ダイジェスト] | Web担当者Forum

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この記事は、ネットショップ担当者フォーラムで公開された記事を、許諾を得てWeb担当者Forumで転載したものです。

ネットショップ担当者フォーラムプログラム委員リレーコラム

あなたのネットショップは十分な人材が確保できていますか?

EC市場が大きく成長し続けるなか、小売業全体の大きな課題の1つとして、EC化に対応した人材育成の遅れが挙げられるのではないでしょうか。

急速な市場環境の変化に対応できるEC人材をどのように育てれば良いのでしょうか。人材育成に必要なポイントを3つの視点で解説していきます。

① ネットショップはITではなく小売業

「Webで商品を販売する」ということから、当然、サーバー設定やHTML、Webプログラミングなど、技術的なスキルがある程度必要です。また、Web制作会社やショップ構築ツール提供者、システム開発依頼時のベンダー選定、各種コンテンツ制作に関するやり取りにも、EC特有の知識が必要です。

しかし、ECの最終的な目的を見失わないようにしないといけません。つまり、お客さまに対して商品を販売するという、小売業としてのリテラシーを徹底して教える必要があるということです。

  1. 小売業の基本を理解する
  2. リアルの小売業とネットの小売業の違いを理解する
  3. EC業界のトレンドを理解する

という3つの育成プロセスが重要になります。

リアルであってもネットであっても、業務を担当するスタッフは小売業としての業務プロセスを理解し、お客さまに対するホスピタリティを考え、ネット特有の業界動向や専門知識を習得することが不可欠なのです。

② 必要なスキルを可視化してOJTを機能させる

ネットショップに関わる人材を育成する場合には、小売業界として最低限必要な基本スキルをベースにし、ネットショップ構築や運営に関するトレンド、そして、自社ショップの運営に必要となるスキルを収集・習得し続ける「習慣づけ・環境」が大切です。

  1. 自社の戦略を実現させるために必要な、ビジネス、制作、運営の3分野からなる「人材のスキルセット」を明確にする
  2. 新規に採用するスタッフ、社内の既存スタッフのスキルを診断・把握する
  3. 足りないスキルを教育で補完する

など、OJT(On the Job Training)を通して、組織全体のレベルアップを図ることがポイントです。そして、外部講師によるスタッフ研修を実施したり、各種セミナー・同業者の交流会などに参加したりするなど、常に改善・向上を目指す環境づくりが必要です。

③ スタッフ人材育成の取り組みをショップのブランディングにつなげる

昨年10月のYahoo!の「eコマース革命宣言」の影響を受け、Yahoo!ショッピングのストア数が7万8千店を突破するなど、ネットショップの事業者数が大幅に増えています。

初めて出店する方も多数いらっしゃいますから、初心者特有のトラブルが増えることも大いに予想されます。 消費者視点で考えれば、トラブルがないショップで購入したしたいと思うのは当然です、つまり、スタッフ教育がしっかり行われている質の高いショップだと証明できれば、非常に有利だと言えるでしょう。

スタッフの質はショップの質

「個人消費動向に関する市場規模調査」(株式会社MM総研/2014年1月29日発表)によると、2013年度の国内消費市場全体に占めるECの市場規模は15.9兆円と算出されています。これは2013年度の国内最終消費の市場規模283.7兆円全体の5.6%を占めることになります。特に、EC市場の中でスマートフォンの市場規模は2.6兆円となっており、利用比率は16.3%まで上昇してきました。

EC市場の利用端末別市場規模(市場全体に対しての割合)
パソコン:11.8兆円(74.2%)
スマートフォン:2.6兆円(16.4%)
フィーチャーフォン:0.8兆円(5.0%)
タブレット端末:0.7兆円(4.4%)
図:EC市場の利用端末別市場規模と市場全体に対する割合
出典:個人消費動向に関する市場規模調査(MM総研の資料をもとに編集部で作成)

スマートフォンの保有率が高まったことに伴い、消費者の消費行動も大きく変化してきました。あわせて、小売事業者の新しい取り組み(O2Oやオム二チャネル、リアルの店舗のショールーミング化など)も加速してきています。

本リレーコラムで、天井秀和さんも「変化の激しいECという業態において、先人の作った常識が今日や明日も通用するのか評価はできない。評価が終わる頃には雌雄を決してしまっていることが少なくない」と指摘なさっていますが、トレンドの変化が激しいEC業界では常に変化への対応を求められます

運営スタッフの質がショップの評価要素に加わる時代になってきています。今後ますますネットショップが増え続けると予想される中、ネットショップ運営における基礎を身につけたうえで市場の変化にも対応できる。そのために学び続けられる環境作りこそが急務なのです。

◇◇◇

私が事務局長を務める一般財団法人ネットショップ能力認定機構では、「Eコマース業界での実務能力を証明する資格」として位置づけている「ネットショップ実務士」の資格取得者に、運営ショップのページや名刺などへネットショップ実務士のロゴマークを掲載していただき、ショップ運営者のスキル保有の可視化・ショップの信頼性向上などに活用していただいています。また、近々、新たな取り組みとして、運営スタッフの人材育成に力を入れているネットショップの認定も行う予定です。

オリジナル記事はこちら:ネットショップ乱立時代の人材育成(2014/05/26)

ネットショップ担当者フォーラム
ネットショップ担当者フォーラムについて

ネットショップ担当者フォーラムでは、ECサイトを運営する企業の経営者や運営担当者、制作者が語り合う場所や、“ここに行けば情報がある”、“ここに行けば問題が解決できる”を目指したメディア運営をしています。

この記事の筆者
森戸 裕一氏

森戸 裕一(もりと ゆういち)

ネットショップ担当者フォーラム プログラム委員
一般財団法人ネットショップ能力認定機構事務局長
一般社団法人日本中小企業情報化支援協議会代表理事
ナレッジネットワーク株式会社代表取締役社長
サイバー大学教授

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オリジナル記事:ネットショップ乱立時代の人材育成 [ネットショップ担当者フォーラム ダイジェスト] | Web担当者Forum
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経営トップのソーシャルメディア影響力を最大化、ライフネット生命保険の広報戦略/ユーザーローカル [【レポート】Web担当者Forumミーティング 2014 Spring] | Web担当者Forum

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ネット申し込みの生命保険会社として、ソーシャルメディアを積極的に活用するライフネット生命保険では、企業公式アカウント以上に、経営陣トップ2人の影響力が強いのが特徴だ。そのため、公式アカウントの役割の1つに経営陣2人のサポートがある。同社の公式アカウントのオペレーションおよびユーザーローカルの分析ツール「Social Insight」を用いた業務効率化が明かされた講演をレポートする。

経営トップがソーシャルメディアを積極的に利用

株式会社ユーザーローカル
コーレポートセールス ディレクター
渡邊 和行氏
ライフネット生命保険株式会社
お申し込みサポート部 ウェブチーム
川端 麻清氏

始めに登壇した渡邊氏は、「ライフネット生命がソーシャルメディアを実際にどのように運用しているかについて、分析を中心に川端さんに話していただきたいと思っている」と話し、ソーシャルメディアの現状について話し始める。

企業がソーシャルメディアをモニタリングする際には、自社ブランドの言及について分析することが主な目的の1つだ。また、ソーシャルメディアは、他メディアとの接続が進んでおり、リアル店舗やECなどとも連動してきている。マスメディアとソーシャルメディアも連動しており、ニュースで取り上げられた情報がソーシャルメディアでも話題になることが多いと渡邊氏は説明する。

また、ユーザー環境も変化し、数年前と比較して現在はPCよりもスマートフォンからの書き込みが多くなっている。ITビジネスから離れた、多くの若いユーザーがソーシャルメディアを使っていることも、ここ数年の動きだ。「これらの状況に対して企業がどのようにマーケティングを考えるのかを考えてほしい」と話す渡邉氏は、ソーシャルメディアマーケティングに取り組むライフネット生命保険の川端氏にマイクを譲った。

続いて登壇した川端氏は、ライフネット生命保険のソーシャルメディア活動の実態を紹介する。ライフネット生命保険では、企業のTwitter公式アカウント運用前から、代表取締役会長兼CEOの出口治明氏と、代表取締役社長兼COOの岩瀬大輔氏がTwitterを積極的に活用しており、現在(2014年6月時点)、2人合わせて7万7,000ほどのフォロワーがいるという。そのため、ライフネット生命保険の公式アカウントは、強い影響力を持つ経営陣トップの2人がソーシャルメディアを積極的に利用していることを前提に作られたという。そのなかで、公式アカウントで行っている活動は、次の5つだ。

ライフネット生命公式ツイッター(@lifenetter)の役割
  1. 経営陣トップ2人のサポート
  2. 告知の急先鋒となる(告知を率先して行う)
  3. アクティブサポート
  4. 顧客との対話
  5. ソーシャルのモニタリングと社内への報告

「トップ2人のサポート」は、たとえば、出口会長が新商品の告知を行った場合に、公式アカウントがわかりやすい画像を付けてリツイートし、さらにそれを出口会長がリツイートするといったようなことだ。これにより、フォロワー数の少ない公式アカウントが何度もツイートをするよりも、一度の工夫でより多くの人にリーチできる。トップ2人のツイートの影響力を利用した効率の良い告知手法である。

「告知の急先鋒」は、ライフネット生命保険がモットーとする「全員マーケティング」にかかわってくる。新商品などの拡散したい情報がある場合は、広報から全社員に向けて、公式のツイートやFacebook投稿を社員一人ひとりがリツイートしたり、シェアするように依頼があるという。公式アカウントの投稿を拡散すればいいだけの仕組みにすることで、社員が告知文を考えなければならない手間を省いている。また、「公式の告知文」を広めてもらうことで、「情報の正確さ」においてリスクヘッジにもなっている。

「アクティブサポート」と「顧客との対話」について川端氏は、「告知ばかりしていると宣伝したいだけと思われて、せっかくついてくれたファンも離れていってしまう」と話し、積極的に対話するようにしていると説明する。フォロワーと気軽なやり取りを行ったり、保険を検討しているユーザーには語りかけるようにしていると川端氏は話す。公式アカウントは他の業務との兼任で担当しており、隙間時間にしか書き込めないため、それほど多くの対話はできていないが、真摯に対応していることも明かした。

モニタリングでは発言内容までチェック

「モニタリング」は、ユーザーローカルのソーシャルメディア分析ツール「Social Insight」で効率的に行っていると説明する川端氏は、公式アカウントを作成した当初からモニタリングはしっかり行う必要があると考えていたと話す。ライフネット生命保険では、「レピュテーションチェック(評判確認)」「施策の反映チェック」「リスクの防止」の3つをモニタリングの目的としている。なお、ライフネット生命保険では、3~4か月に一度、コンプライアンス研修の一環で「ソーシャル勉強会」を開催し、ソーシャルメディアを使ううえで注意しなければならないことを社員にも勉強してもらい、テストも実施しているという。

ニュースリリースなどを出した場合は、そのリリース内容について公式アカウントでツイートし、キーワード検索画面でどれくらい話題になっているかをチェックする。必要であれば、さらにツイートするようにして、メンションやリツイートへの個別対応やトップ2人に拡散を依頼するなどの作業を行っている。翌日以降は、前日のソーシャルメディア上での発言をSocial Insightでダウンロードし、Excelで整理して関係者にメールで報告するというのが、ライフネット生命保険のモニタリングの流れだ。

複数の気になるキーワードで検索している場合に便利なのが、Social Insightの「風評監視メール」だと川端氏は説明する。この機能は、前日比でキーワードの検索数が急増したときにメール通知するサービスで、チェックしておきたいキーワードがある場合は、わざわざ個別にチェックしなくてもメール通知をアラートとして利用することで動きを把握できるという。

細かな分析を行うというよりも、動向把握のための情報取得をスムーズに行うためにSocial Insightを使い、モニタリングなどの運用業務を効率化している(川端氏)

このように話す川端氏は、「ソーシャルメディア傾聴」機能も活用していると説明する。この機能では、たとえば、広告の担当者が「今回のCMについてのツイートは前回のCMと比べてどんな感じだろう」と考えた場合に、期間を区切ってツイート数を比較して示せるという。

分析結果にはキーワードランキングも示されるため、ネガティブな内容が含まれていないか確認することもできる。名詞、動詞、形容詞ごとにキーワードが示されることを説明する。実際に、現在(2014年6月時点)放映中のライフネット生命保険のテレビCMでは、CMの内容と合致するキーワードがランキングに登場しており、こちらの期待通りにメッセージを届けられているのではないか、と川端氏は話す。

新しいCMに対しては、気がつく、おりる、押す、現れる、という動詞が含まれている。CMのストーリーはファミリーレストランで店員を呼ぶボタンを押すと、商品を説明する女性がパッと現われるという内容であり、キーワードがストーリーと合致することから、CMの内容がしっかりと伝わっていることがわかった(川端氏)

また、社内においてもレピュテーションを気にしているので、施策に対してネガティブな意見が出ていないかどうかについては、毎日社名入りツイートの一覧を添付したメールで異常の有無などを報告。苦情などのネガティブ発言がないことを示し、社内の不安を解消しているという。

ライフネット生命保険の公式アカウントのオペレーションの流れを説明した川端氏は、「企業の公式アカウントをただ運用するだけでなく、社内にどれだけ還元するかに迷っている人の参考にしてほしい」と話し、最後は聴講者の質疑応答に応じながら講演を終えた。

株式会社ユーザーローカル
http://www.userlocal.jp/

Social Insight
http://social.userlocal.jp/

この記事の筆者

野本幹彦

IT系ローカライズ会社、IT関連雑誌記者を経て、フリーライターとなる。コンシューマから企業システム、ソーシャルアプリ、デジタルマーケティングまでの幅広い分野で記事を執筆。事例取材やインタビューを中心に、書籍、広報誌記事、Web記事などを手がけている。

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あなたのサイトはユーザーニーズに応えていますか? 訪問動機ごとに閲覧傾向の違いを分析するには(第13回) [Googleアナリティクス セグメント100選] | Web担当者Forum

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参照元とランディングページの組み合わせでわかる訪問動機別の閲覧傾向を確認したい

ユーザーは、なぜあなたのサイトを訪れたのか。そうした訪問意図は、「参照元」と「ランディングページ」を組み合わせることで、ある程度推測できる。つまり、ユーザーのニーズを推測できるのだ。そこで今回は、

  • 特定の参照元から訪問し、かつ特定のページがランディングページになっているセッションに絞り込むセグメント

を使って、ユーザーの訪問動機別に、閲覧傾向を分析する方法を紹介する。

参照元」とは、自社サイトに訪問して来たユーザーが、どのサイトのどのページから訪れたのかがわかる情報だ。

ランディングページ」は、サイト内のどのページから閲覧が開始されたかという情報だ。

参照元が同じであっても、ランディングページが異なる場合もあるし、逆に1つのランディングページにもさまざまな参照元からユーザーが来ているケースもある。

たとえば、同じ参照元ページから自社サイトへのリンクは1つとは限らない。ドメイン内のさまざまなページへ複数のリンクが張られていることもある。その場合に、そのなかのどれが選択されたのかによって、ユーザーの訪問意図は変わってくる。だからユーザーの訪問動機は、「参照元」と「ランディングページ」の組み合わせ、つまり

  • 外部のどのリンクから
  • 計測対象サイト内のどのページへ訪問したか

という組み合わせで見ることで、より正確に把握できるのだ。

参照元×ランディングページで絞り込んで分析できるようにする方法

標準に用意されているセグメントには今回紹介するセグメントは存在しないので、新しいセグメントを作成していく必要がある。まずレポート画面の上部にある「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックしよう。ブラウザ表示の横幅が狭い場合は、すべてのセッション(図1青枠部分)の下に並んで表示される。

図1:「+セグメント」をクリックする

「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックすると、図2のようなセグメントの機能が表示されるので、左上にある「+ 新しいセグメント」(図2赤枠部分)をクリックして新規セグメントを作成していこう。

図2:セグメント機能(グリッド表示)

注:一覧表示(図2青枠部分)を選択している場合や、自分ですでにカスタムセグメントを作成している場合などでは、図2と同じ見え方にはならない。

※セグメント機能のインタフェース(図2)が6月下旬に変わっていた。セグメントの分類選択(図2緑枠部分)が、従来は上部右側に配置されていたが、それが左側に移動している。皆さんの画面では変わっているだろうか。

新しいセグメントを作成する初期画面で「ユーザー属性」(図3赤枠部分)が選択されているが、今回使用するセグメントでは「条件」(図3青枠部分)を選択しよう。

図3:「条件」セグメント指定の初期画面

「参照元」によるセグメントの指定は「トラフィック」(図3緑枠部分)でも指定できるが、どうせ2つの条件を組み合わせるので、「条件」の画面で指定していこう。

  • 特定の参照元から訪問
  • かつ特定のページがランディングページ

という条件なので、たとえば、

  • 参照元は検索エンジン(広告除く)
  • ランディングページは新製品紹介ページ

という条件を作成してみよう。

検索エンジン(広告除く)からの訪問は、「メディア」ディメンションが「organic」に完全一致という指定(図4赤枠部分)となり、「/product/a.html」がランディングページなら、「ランディングページ」ディメンションが「/product/a.html」に完全一致という指定(図4青枠部分)でよいだろう。

条件指定
参照元は検索エンジン(広告除く)「メディア」ディメンションが「organic」に「完全一致」
ランディングページは新製品紹介ページ「ランディングページ」ディメンションが「/product/a.html」に「完全一致」

このケースでは2つの条件を「AND」で結びつけたいので、1つ目の条件設定(図4赤枠部分)後に、右側の「AND」ボタン(図4緑枠部分)をクリックし、2つ目の条件設定画面を出して指定する流れになる。

図4:検索エンジンから訪問し、ある新製品紹介ページがランディングページになったセッション条件の指定

参照元に特定のドメインを指定したいときは?

ここでは参照元が検索エンジンと大きなくくりだったが、特定の参照元ドメインを指定したい、あるいは特定の参照元ページを指定したいといったことにも対応可能だ。

図5は複数の参照元のどちらかから来訪し、複数のページのいずれかがランディングページとなったセッションを指定する例だ。このようにANDやOR条件で指定したり、さらに複雑な指定内容を正規表現という方法を使って指定することもできる。

図5:example.comかexample.jpが参照元ドメインであるという条件の指定

参照元にあるドメインのディレクトリを指定したいときは?

あるドメインのあるディレクトリからの訪問を指定するような場合は、図6のように、「参照元URL」に「ドメイン名/ディレクトリ名」で指定したくなるかもしれないが、「参照URL」はドメインを含まないパスとファイル名の組み合わせのことなので、このケースで言うと、example.jpというドメインは指定できない。

図6:まずい指定例

ドメインとディレクトリを指定したいのであれば、参照元(こちらがドメインの指定に該当する)と参照URLの指定の2つをANDでつないで設定する必要があるので注意しよう。

図7:適正な指定例

ランディングページの指定は、図4青枠部分のように特定の1つのページを指定することも可能だし、ディレクトリ全体のような指定の仕方(前方一致でディレクトリを指定)も可能だし、複数のページを正規表現一致で指定することもできる。問題意識に応じて設定してほしい。

参照元とランディングページの組み合わせ例

セグメントの設定例は上記で紹介したが、どのような参照元とランディングページの組み合わせの例が考えられるだろうか。

当然サイトのタイプによって事情は異なるので、これさえやれば大丈夫ですなどという組み合わせパターンが存在するわけではない。下記をヒントにしながら、自分のサイトの課題に応じて考えてみていただきたい。

サイトの種類参照元ランディングページ
eコマースサイト広告掲載サイト(ページ)キャンペーンのランディングページ
ソーシャルメディア特定カテゴリ(商品)のページ(群)
価格比較サイト特定カテゴリ(商品)のページ(群)
メディアサイト検索エンジン特定カテゴリの記事群
ソーシャルメディア特定カテゴリの記事群
メルマガ特定の記事
企業サイト就職情報サイト人材募集ページ
ソーシャルメディア特定のページ(群)
商品・サービス紹介サイト検索エンジン製品・サービスページ
リリース紹介サイト新製品紹介ページ

特定の参照元とランディングページに絞り込んで分析するには?

このようにして必要なセグメント群を作成できたら、次は実際のデータにこのセグメントを掛けていこう。

まずは、該当の参照元とランディングページを組み合わせたセッションでは、どのコンテンツが見られたのかを絞り込んでみよう。[行動]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ]レポートに該当セグメントを適用したのが図8だ。「検索エンジンから新製品紹介ページへ」というセグメント名(図8赤枠部分)で登録したセグメントを適用したレポートだ。

操作手順
  1. 画面上部グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
  2. 画面左側にあるメニューで、[行動]をクリックする
  3. メニューが開くので、[サイト コンテンツ][すべてのページ]を順にクリックする
  4. 先ほど作った「検索エンジンから新製品紹介ページへ」セグメントを適用する
図8:[行動]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ]レポートに対してセグメントを掛けた

参照元とランディングページの組み合わせから想定されるユーザーの訪問意図と、ページ閲覧状況を比べて見てみよう。具体的には、

  • そのユーザーのモチベーションに対応して、見るべきコンテンツが閲覧されているか(図7青枠部分)
  • ページ回遊そのものがどの程度されているか
  • 目標に貢献しているか(図7緑枠部分)

といった視点で見ていこう。もちろん比較するものがないと、単独で評価しにくいと思うので、別のモチベーション(参照元とランディングページの組み合わせ)のセグメントを掛けたレポートといくつか比較するのがよいだろう。

成果の視点で絞り込み分析を行うには?

最後は成果の視点で絞り込みを行う。こちら[コンバージョン]>[eコマース]>[商品の販売状況]レポートなどで、成果を比較したい複数の参照元とランディングページの組み合わせで絞り込んでみるとよいだろう。

図9の例は、ソーシャルメディアからカテゴリAの商品ページに来たセッションと、比較サイトからカテゴリAの商品ページに来たセッションの2つのセグメントを掛けて比較(図9赤枠部分)してみたものだ。

操作手順
  1. 画面上部グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
  2. 画面左側にあるメニューで、[コンバージョン]をクリックする
  3. メニューが開くので、[eコマース][商品の販売状況]を順にクリックする
  4. 「ソーシャルからカテゴリAへ」「比較サイトからカテゴリAへ」という2つのセグメントを適用して比較する
図9:[コンバージョン]>[eコマース]>[商品の販売状況]レポートで2つのセグメントを掛けて比較

ここで掛けているセグメントは、あくまで一例にすぎない。各自、自社サイトの成果に即したセグメントを作成し、適用してみて、期待したユーザーの訪問動機に沿った形で商品は売れているだろうか、確認してみていただきたい。

筆者が講義を行うGoogle アナリティクス徹底講座(2014年8月開催)申し込み受付中。詳しくは→ Google アナリティクス ゼミナール

この記事の筆者
ユーザー 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン) の写真

衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)

1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社へ。調査部、インターネット視聴率センター長などを経て、2000年ネットレイティングスへ。視聴率サービスやアクセス解析サービスの立ち上げに尽力。2006年株式会社クロス・フュージョンを設立し代表取締役に。現在アユダンテ株式会社の社外フェロー、アクセス解析イニシアチブ副代表も兼任。

著書など:
Web担当者Forumでの連載:
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シックス・アパート、CMS「Movable Type クラウド版」で新たにエントリープランを開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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ブログソフト・サービスのシックス・アパートは、同社のCMS(コンテンツ管理システム)の最新版「Movable Type(ムーバブルタイプ)6」をベースにしたクラウド型CMSサービス「Movable Type クラウド版」で、ホスティングサービスのGMOクラウドが提供するクラウドサービス「ALTUS(アルタス)」を利用した新プランを始めた、と7月2日発表した。エントリープランとして低料金を設定し、普及拡大を目指す。

Movable Type クラウド版は、クラウド環境にインストールされた最新版のMovable Typeが利用でき、アップデート作業やサーバー管理などが不要になるサービス。現在月額9500~3万5000円(税別)で展開している。GMOクラウドのALTUSを利用する新プランは、同5000円(同)の「XSg」と同8000円(同)の「S2g」となる。XSgはCPU(仮想)が0.5、メモリ0.5GB、S2gはCPU(同)が1、メモリ2GBで、ディスクはどちらも10GB。

シックス・アパート
http://www.sixapart.jp/

GMOクラウド
http://www.gmocloud.com/

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  • 内容カテゴリ:CMS

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グランドデザイン&カンパニー、オムニチャネルプラットフォーム「Gotcha!mall」を開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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デジタルマーケティング事業のグランドデザイン&カンパニーは、オムニチャネル(さまざまな販売ルートの統合)プラットフォーム「Gotcha!mall(ガッチャモール)」の提供を7月3日に始めた、と同日発表した。楽しみながらショッピングができるスマートフォン向けのアプリで、ユーザーがアプリ上の店舗やブランドの小型自販機(カプセルトイ)でプレーすると、クーポンや景品が贈られる仕組み。出店企業の店舗、商品、サイト、ECと連携し、新規顧客増や来店・購買率向上を図る。

Gotcha!mallでは、出店企業独自のクーポン、景品といったインセンティブに他の参加企業のインセンティブを合わせ、出店企業同士で相互の送客を可能にする。ユーザーの行動データを解析し、効果的なインセンティブのミックスや新規送客、購買率・単価上昇のための最適化を行う。ユーザーの性別・年齢やプレイ回数・来店回数に利用時間や場所を加えたデータを蓄積し、ユーザーと出店企業の最適なマッチングを図る。商業施設のPARCO(パルコ)が、来店促進を狙いに運用開始した。

グランドデザイン&カンパニー
http://www.gd-c.com/

PARCOのキャンペーン
http://www.parco.jp/sale/gacha/

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スマホ向けサイトで設定ミスをすると68%の検索アクセスを失う など10+4記事 [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum

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タイトル画像:国内&海外SEO情報ウォッチ

「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、
国内と海外の検索マーケティング関連情報を
さらっとまとめて毎週金曜日にお届けします。

今週のピックアップ

スマホ向けサイトで設定ミスをすると68%の検索アクセスを失う
★★★★☆3つのモバイル構成の違いよるランキングの差異はなし(BrightEdge)

BrightEdge(ブライトエッジ)が、モバイルの利用状況を調査した結果を公開した。

レポートのなかには、モバイル向けサイトの調査も含まれている。

たとえばモバイルサイトの構成によるランキングの差異だ。

グーグルは、レスポンシブ・ウェブデザインと動的配信、別URL構成の3つのモバイル向け構成をサポートしている。検索順位において、これらの3つには差異はほとんど見られない。優劣をつけていないというグーグルの説明は正しそうだ。

これは嬉しい発見といえる。しかし放っては置けないデータもある。

  • 別URL構成のサイトには、設定ミスが非常に多く見られる。
    • rel="alternate"がない ―― 61%
    • Vary HTTPヘッダーを返していない ―― 41%
    • rel="canonical"が間違っている ―― 35%
    • rel="canonical"がない ―― 35%
    • rel="alternate"が間違っている ―― 2%
    • モバイル向けサイトをrobots.txtでブロックしている ―― 16%
    • モバイルからのアクセスをすべてモバイル向けサイトのトップページにリダイレクトしてる ―― 12%
  • 動的配信でも、82%がVary HTTPヘッダーを返していない。

BrightEdgeは、構成ミスがあるモバイル向けサイトは、本来得られるはずのトラフィックの68%を失っていると見積もっている。

3つのうちのどの構成でもグーグルはえこひいきしないことが確かめられた。だが、グーグルが推奨する技術的要件どおりにモバイル向けサイトを正しく設定できていないとしたら、大きな機会損失を引き起こしているかもしれない。

日本語で読めるSEO/SEM情報

簡単に設定できるようになったApp Indexingは取り組む価値あり
★★★★★モバイルのユーザー体験向上のためぜひ(Google ウェブマスター向け公式ブログ)

グーグルのApp Indexing(アップ・インデクシング)は、スマホアプリのコンテンツを検索結果に表示し、検索結果から直接アプリにアクセスできるようにする機能だ。日本語でも利用可能になったばかりだ。

グーグルは、App Indexingのプロセスを大きく簡易化し、より手軽に実装できるようにした。

App Indexingに対応した日本のサービスも続々登場している。たとえば、クックパッドだ。

ブラウザで開くかアプリで開くかを問われる
アプリをインストールしているとブラウザで開くかアプリで開くかを問われる。
検索結果にアプリアイコンが表示
2回目以降は検索結果にアプリアイコンが表示される。
検索結果から直接アプリ内のコンテンツにアクセス
検索結果から直接アプリ内のコンテンツにアクセスできる。

ウェブサイトと連動させたアプリを公開しているなら、App Indexingに対応させるといい。モバイルのユーザー体験の向上に一役買ってくれるだろう。

モバイルサイトで、別URL構成から動的配信に変更するときの手順
★★★★☆rel="alternate"削除&302リダイレクト(ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラム)

PC向けサイトとスマホ向けサイトを、別のURLで構成していましたが、HTMLは別で同じURLで構成する動的配信に変更しました。

以前に設置していたrel="alternate"やrel="canonical"のアノテーションは削除して大丈夫でしょうか?

こういった内容の質問がグーグルの公式ヘルプフォーラムに投稿された。

フォーラムメンバーが適切なアドバイスを返している。同じ状況を経験する読者もいるだろうから、やるべき手順を筆者がまとめよう。

  1. PC向けページに設置していたrel="alternate"のアノテーションは削除する。以前使用していたスマホ向けページのURLはもうないのだから、付けたままではグーグルを混乱させてしまうかもしれない。

  2. スマホ向けページに設置していた、PC向けページを指し示すrel="canonical"はそのままでかまわない。今度は自分自身を指す自己参照のrel="canonical"になる(PC向けページに設置しているかもしれないrel="canonical"と同じ)。

  3. スマホ向けページのU古いRLを、PC向けページと統一したURLにリダイレクトする。公式ドキュメントに従うなら、302リダイレクトを使うことになる(グーグル的には301でも問題ないようだが)。

  4. 可能なら、Vary HTTPヘッダーを返すようにする(別URL構成のときにすでに設定してあるならそのまま継続)。

h1、h2、h3タグにはSEOの効果がどのくらいあるのか?
★★★☆☆順位を上げる効果はないが利用すべき(ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラム)

hタグのSEOにおける効果を質問する投稿を、公式ヘルプフォーラムで見つけた。

現在h1 のみ使用をしています。
ライバルサイトなどはh1 h2 h3・・・も使用しているのですが
h2 h3・・・使用の効果というのはどれくらいあるのでしょうか?
他の要素ももちろんあると思いますがh2 h3・・・での効果についてご意見をいただけたらと思います。

昔からよくあるSEO関連の質問の1つだ。

「ランキング」という観点だけから考えれば、hタグの使い方だけで目に見える順位への影響は、ほとんどの場合、ないだろう。過去は影響したかもしれないが、現在は影響したとしても微々たるものと考えられる。

しかし、それでもhタグは適切に記述べきだと筆者は考える。見出しであることを伝えておけば、検索エンジンの理解の手助けになるからだ。

また、文章には適切に中見出しや小見出しを付け、それをh2タグやh3タグで示すほうが、読者にとっても読みやすく、理解しやすくなる。

グーグルが推奨することを全部やるのは難しい
★★★☆☆超一流のSEOコンサルタントでさえ悩む(辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) on Twitter)

辻正浩氏のツイートをピックアップする。

グーグルが禁止すること、つまりウェブマスター向け品質ガイドラインに違反することは絶対にやってはいけない。このコーナーの読者であれば、これは十分に理解しているはずだ。

ところがグーグルが「やったほうがいい」していることでも、できないことはたしかに多そうだ。たとえば、rel="prev/next"や検索エンジン向け無限スクロールなど実施したとしても、それだけの価値があるかどうかが不透明なものや技術的に難しいものがある。

これまでに数多くの案件に携わってきた辻氏には、やりたくてもさまざまな事情で実行には至らない施策がきっと多くあるに違いない。

ウェブ担当者としてのあなたも同じような悩みを抱えたことがあるだろう。超一流のSEOコンサルタントの辻氏もあなたと同じ問題を抱えていることは知っておこう。

優先度・重要度の判断や、現実的に難しいことにはいつまでもこだわらずに次の判断に移るといった姿勢は、ウェブ担当者にとっては大切なことだ。

スマホでショッピングしない理由は「商品画像が見にくいから」
★★★☆☆50代60代は、文字の見にくさと入力しにくさに不満(楽天リサーチ)

スマートフォン利用に関する調査を、楽天リサーチが実施してその結果を公開した(レポートはPDFでダウンロード可)

ウェブ担当者の役に立ちそうなデータを3つ取り上げる。

  • 50代では約6割が、60代では約7割が、スマートフォンで商品購入の経験なし

  • 50代と60代がスマートフォンに不便を感じるのは、「文字が入力しにくい」「文字が見にくい」点

  • スマートフォンでEC利用の経験がない理由のトップは、「商品の画像が見にくいから」

1つ目と2つ目は50代、60代のユーザーを主な対象にしているサイトの場合に、3つ目はECサイトの場合に改善を検討すべき課題に含めたい。

それ以外にも、既存の認識の確認になるが、「スマートフォン利用時間は女性20代が長い」「スマートフォンの利用シーンは電車やバスなどの移動中や待ち時間が多く、その他は旅行やレジャー中、テレビ視聴中など」といったデータもあるので、確認しておくといいだろう。

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

グーグルが公開したローカルビジネスオーナー向けの管理ツールと構造化データを早くから積極利用してきた米国のECサイトの記事を今週はピックアップ。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
  • ショック!? グーグル著者情報に写真が表示されなくなった
  • 大量のURL変更をグーグルに速やかに認識させる方法
  • Chrome拡張機能のPage Analyticsでウェブページでのユーザー行動を分析
  • hreflangの実装状況をレポートする機能がウェブマスターツールに登場予定
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
  • SEOの健康診断を10分で行う方法
  • Googleのナレッジグラフから検索トラフィックを獲得する方法

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

ショック!? グーグル著者情報に写真が表示されなくなった
★★★★☆モバイルのユーザー体験を最優先した決断(John Mueller on Google+)

検索結果の著者情報から顔写真とGoogle+のフォロワー数の表示を撤廃したことを、グーグルのジョン・ミューラー氏はGoogle+で通知した。

モバイル検索のユーザー体験を向上させることが主な目的だ。検索結果を見やすくするとともに、モバイルとデスクトップのユーザーインターフェイスの一貫性を保つためだという。

ただし著者情報の機能自体を廃止したわけではない。正しく設定してあれば著者名だけは表示される。

以前の著者情報では、著者名・顔写真・Google+フォロワー数が表示されていた
新しい著者情報表示では、著者名だけになった

写真が出ないのは正常なことなので、出なくなったからといって困惑する必要はない。

残念な変更に感じるコンテンツ作者もいるだろうが、グーグルにとってはモバイルも含めたユーザー体験のほうがずっと重要な問題なのだろう。

大量のURL変更をグーグルに速やかに認識させる方法
★★★★☆特効薬なし(WebmasterWorld)

こんな質問がWebmasterWorldフォーラムに投稿された。

サイト全体で数百万ページあり、そのなかの10万ページほどのURL構造を変更した。

301リダイレクトで適切に処理しているが、URLの変更を、できる限り早く認識させるにはどうしたらいいだろうか。

新しいURLがインデックスされているのに、301が認識されていなかったとしたら古いURLとの重複コンテンツが発生してしまう。検索トラフィックを少しでも失いたくないので、好ましい状況ではない。

サイトマップには新しいURLだけを記述して、グーグルの自然なクロール処理に任せるしかないとも考えるのだが、何か良い方法があるだろうか。

フォーラムモデレータは次のようにコメントを返した。

URLを変更した私の過去の経験からいうと、グーグルは新しいURLを発見するとむさぼるようにクロールする。結果として、古いURLをクロールして301リダイレクトを処理するまでに、一定の期間、重複コンテンツがほぼ間違いなく発生する。

必ずしもということではないが、URL構造を変えた間は多少の順位下落を覚悟しておいた方がいい。でも私の経験からすると、301リダイレクトを正しく設定できていれば、順位は必ず完全に元に戻るだろう。

古いURLをサイトマップに記述しておけば、それを見たグーグルがクロールして301の処理が早まるという憶測も昔はあったけれど、試したことはない。リダイレクト元のURLがサイトマップにあるとウェブマスターツールにエラーがレポートされるので、良い方法ではないと私は思う。

「新しいURLだけをサイトマップに記述して、あとは待つ」のが私の推奨だ。

新しいURLだけをサイトマップに記述して、あとは待つ」というモデレータの意見に、筆者も賛成だ。質問者がすでに考えている以上の手立てはないであろう。

グーグルによるクロールと301リダイレクトの処理に任せるしかない。サイトの規模が多ければ大きいほど、処理が完了するまでの時間が長くなるのは仕方がないだろう。

こう考えると、本当にそうすることに大きな価値がないのであれば、URLを変更すべきでないといえる。

Chrome拡張機能のPage Analyticsでウェブページでのユーザー行動を分析
★★★☆☆グーグル純正のGoogleアナリティクス サポートツール(Analytics & Optimization)

グーグルは、「Page Analytics(ページ・アナリティクス)」というGoogle Chromeの拡張機能を公開した。

Page Analyticsを使うと、Chromeで閲覧しているページのGoogleアナリティクスデータを、ページを開いたままその場で確認できる。

現時点で見られるデータは次のとおり。

  • ページビュー数
  • ユニーク ページビュー数
  • 平均ページ滞在時間
  • 直帰率
  • 離脱率
  • アクティブ ユーザー数(リアルタイム)
  • ページ内クリック分析(ユーザーがクリックした場所)

また、データにセグメントをかけたり、以前の期間のデータと比較したりといったことも、その場でできる。

Page Analyticsでのデータ表示イメージ
Googleアナリティクスでインストールを促すメッセージ
Googleアナリティクスではインストールを促すメッセージが現れた

該当ページを見ながら分析できるので、改善点を見つけるのが楽になるだろう。

hreflangの実装状況をレポートする機能がウェブマスターツールに登場予定
★★★☆☆グローバルグーグルサイト管理者に嬉しい機能(Google Webmasters on Google+)

米グーグルのサーチクオリティチームの3人が、Google+でSEOのハングアウトオンエアを開催した。トピックは次の3つのベストプラクティスだ。

  • モバイルSEO
  • 多地域・多言語サイト
  • ウェブスパムにならないために

内容は特に目新しいものではなく、このコーナーでこれまでに扱ってきたものばかりだ。しかし、1つだけ新しいニュースがあるのでそれをピックアップする。

多地域・多言語向けサイトをサポートする、ウェブマスターツールの新機能だ。

多地域・多言語向けサイトでは、「rel="alternate" hreflang="x"」を設定し、各地域と各言語向けページの対応をグーグルに伝える必要がある。しかし正しく設定できているサイトはかなり少ないらしい。

そこで、hreflangの設定状況をレポートするツールをグーグルはウェブマスターツールに提供する予定だ。

hreflangのサポートツール
hreflangのサポートツール

現在は、申請した一部のユーザーを対象に試験的に提供されていると思われる。

グローバルサイトを運用するウェブ担当者には心強いツールになることだろう。一般公開を待ちたい。

SEO JapanSEO Japanの
掲載記事からピックアップ

適切なSEOができているかのチェック方法とナレッジグラフの最適化を開設した記事を今週はピックアップ。

この記事の筆者
ユーザー 鈴木 謙一 の写真

鈴木 謙一(すずき けんいち)

「海外SEO情報ブログ」の運営者。株式会社セルフデザイン・ホールディングスの取締役インディペンデント・コントリビュータ。

海外SEO情報ブログは、SEOに特化した日本ではもっとも有名なSEO系ブログの1つ。米国発の最新のSEO情報を中心に、コンバージョン率アップやユーザーエクスペリエンス最適化のための施策も取り上げている。

正しいSEOをウェブ担当者に習得してもらうために、ブログでの情報発信に加えて所属先のセルフデザインでは、セミナー講師や講演スピーカーを主たる役割にしている。

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オリジナル記事:スマホ向けサイトで設定ミスをすると68%の検索アクセスを失う など10+4記事 [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum
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Facebookがオーガニックリーチ減少の要因と今後を公式に解説 [そのまま会議に出せる!Facebookネタ] | Web担当者Forum

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本連載の特徴 「Facebookの仕様がまた変わっている!」「いつの間にこんな機能が?」……そんなWeb担当者をフォローすべく、最新のFacebookネタを厳選して紹介していく(月1回連載)。

記事内容のポイントをまとめたPowerPointファイルは、自由に転載・コピー・共有・配布できます。会議の資料として、社内の勉強会で、部内の情報共有に、ぜひご自由にお使いください。
※PowerPointファイルの最終ページに記載されている「利用上の注意」に従ってください。

今回の内容

そのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルはここからダウンロード可能
skdfbn022.ppt
全11ページ/2.68MB
  1. Facebookがオーガニックリーチ減少について言及 要因と今後の見解は?
  2. ビデオ広告3つの新機能、より高いリーチとエンゲージメントに
  3. インプレッションの価値向上 右エリアの広告枠サイズをアップデート
  4. 「暑中見舞い」での投稿ネタ
  5. 「夏の風物詩」での投稿ネタ

ネタ1Facebookがオーガニックリーチ減少について言及 要因と今後の見解は?

昨今のオーガニックリーチの減少に対しての見解を、Facebookが6月6日に「Facebook ビジネス」において発表しました。減少の要因ならびに今後について言及しています。

言及記事

オーガニックリーチ減少の要因

Facebookは、主な減少要因を、以下の2点であると考察しています。

  • シェアされるコンテンツ数の増加
  • ニュースフィードアルゴリズムの改善

シェアされるコンテンツ数の増加」は、ユーザー数やFacebookページ自体の増加、スマートフォンをはじめとした利用のデバイスの普及・発達によりユーザー投稿が増加したため、Facebook上のコンテンツ自体が溢れているということでしょう。

ニュースフィードアルゴリズムの改善」については、昨年行った2点の改善「高品質なコンテンツを優先して表示する」「ニュースフィードからスパムを排除する」の影響が大きいとしています。 こうした変更により、「ニュースフィードはより多くのエンゲージメントを生むようになり、Facebook上でシェアされるコンテンツの量もいっそう増加する結果となりました」としています。

有料リーチに対する見解

一方で「有料リーチについてはどう捉えているのか?」「今回の減少は有料リーチを売りたいがための変更なのでは?」といった疑問に対しては、以下のように回答しています。

いいえ。私たちの目標はFacebookを利用する人々に最高の体験を提供することであり、それは昔も今も変わりません。そして利用者に最高の体験を提供することは、Facebookを利用するビジネスにも利益をもたらすと私たちは考えます。見た人がより積極的に反応してくれるようなニュースフィードを作れば、ビジネスから発信するコンテンツもそれだけ積極的に反応してもらえるはずです。

【Ads Product Marketingチームリーダー Brian Boland氏の発言】参照元より

獲得したファンの重要性

また、企業ページがすでに獲得したファンの重要性やメリットについても説明されています。ファンがいることでファンのインサイト(居住地、趣味・関心等)を取得できます。これらの情報は既存顧客や見込み客にリーチするための大きな判断材料となることでしょう。

ファンは広告の効率を高めてくれます。広告にソーシャルコンテキスト(つまり、そのブランドについて友達が「いいね!」と言っているというキャプション)が付くと、広告想起率は平均50%向上し、オンライン売上は35%増加します。

【Ads Product Marketingチームリーダー Brian Boland氏の発言】参照元より
投稿広告に付与されたソーシャルコンテキスト

Facebookのビジネス活用のこれから

Facebookは、「オーガニックリーチが価値を失ったわけではなく人々に必要とされる情報を発信し続ければ、リーチにつながるため、オーガニックリーチも重要である」と説明しています。

ただしその一方で、Facebookは今後について、「ビジネス目標達成のために利用できるペイドメディアとしての活用」を推奨しています。背景には、検索エンジン、新聞、ラジオ、その他ほぼどんなマーケティングプラットフォームにもひけをとらない効率性への自負があるようです。

最後に、Facebookは利用者のために、今後も積極的な改良に取り組むと同時に、情報の透明性とサポートの維持に務めると明言しています。

ネタ2ビデオ広告3つの新機能、より高いリーチとエンゲージメントに

新機能のイメージ

Facebookは6月12日、よりユーザーへのリーチやエンゲージメントを高めることを目的に、ビデオ広告機能のアップグレードを発表しました。

今回のアップグレードで追加される新機能は3つです。アップグレード時期は2014年6月末ごろの予定となっています(2014年6月20日時点では、アップグレードは確認されていません)。

3つの新機能

今回のアップグレードでは以下の3つの新機能が予定されています。

  • 新機能1:「Call to Action」ボタンの追加
    ビデオ視聴後にユーザーを特定のウェブサイトへ誘導できる、「Call to Action」ボタンが追加できるようになります。

  • 新機能2:視聴済みのユーザーをセグメント化
    すでに特定のビデオを視聴したユーザーを集めたオーディエンスを作成できるようになります。複数本のビデオを展開する場合などに有効活用できます。逆の使い方としては、このオーディエンスを除外することで、ビデオを視聴していないユーザーへの配信も可能となります。

  • 新機能3:「Video View」機能
    動画の再生数が最大化するよう、最適化したリーチを設定できるようになります。

ビデオ広告を活用する企業への影響

ビデオ広告を活用する企業では、従来より高いリーチおよびエンゲージメントを期待できます。ただし、同記事公開時点で、出稿金額の変更等、費用面についての言及はありません。

ネタ3インプレッションの価値向上 右エリアの広告枠サイズをアップデート

Facebookは、画面右側に表示される広告枠のサイズの変更を発表しました。従来よりも大きく表示され、より目立つようになります。

広告枠サイズアップデートの概要

主な変更点としては、従来よりも広告枠サイズが大きく(約2.5~3倍)表示されるようになります。変更は6月3週目以降に開始され、完全移行は8月下旬を予定しているとのこと。ただし、時期は変動する場合もあり得るとしています。

アップデート前
アップデート後

広告を利用する企業への影響としては、1広告ごとのクリック率が高まると予測されます。そのため、1インプレッションの価値が向上し、インプレッション課金広告での成果向上につながると想定されます。

ネタ4「暑中見舞い」での投稿ネタ

早いもので季節はもう夏ですね。今回はネタ4とネタ5で夏をテーマにした投稿をご紹介します。まずは暑い季節をともに過ごすファンへの「暑中見舞い」をテーマにした投稿事例をご紹介します。

Case. 1 土屋鞄製造所

夏らしい一日に、夏らしい風景といっしょに、「暑中お見舞い申し上げます」と一言。

  • 投稿日: 2013年8月2日 (金)
  • いいね!: 8,109
  • コメント: 21
  • シェア: 53
  • 当時のファン数: 214,458人
  • エンゲージメント率: 3.82%
  • エンゲージメント率平均: 2.11%(直近25件)

Case. 2 コカ・コーラ

夏といえば、熱中症が心配ですよね。自社製品を使って熱中症対策を推奨。

あわせて、自社が取り組んでいる熱中症対策プロジェクトを紹介しています。

  • 投稿日: 2013年8月15日(木)
  • いいね! : 4,954
  • コメント: 31
  • シェア: 76
  • 当時のファン数: 459,729人
  • エンゲージメント率: 1.11%
  • エンゲージメント率平均: 1.05%(直近25件)

Case. 3 八芳園

猛暑日が連日続いたら、お疲れのファンに労いの言葉を。労いをきっかけに、ファンによりそってみてはいかがでしょうか?

  • 投稿日: 2013年7月12日(金)
  • いいね! : 59
  • コメント: 2
  • シェア: 0
  • 当時のファン数: 2,866人
  • エンゲージメント率: 2.16%
  • エンゲージメント率平均: 2.65%(直近25件)

ネタ5「夏の風物詩」での投稿ネタ

夏といえば、「お盆」や「花火」等、季節の風物詩も盛りだくさんです。これらを使い、コンテンツ訴求につなげている投稿事例をご紹介します。

テーマ1:夏の青空 キリン のどごし<生> / NODOGOSHI NAMA

夏らしい青空とあわせて自社製品を紹介。青空とのコントラストが夏らしさを表現しています。

  • 投稿日: 2013年7月11日 (木)
  • いいね!: 1,381
  • コメント: 12
  • シェア: 5
  • 当時のファン数: 112,360人
  • エンゲージメント率: 1.25%
  • エンゲージメント率平均: 0.23%(直近25件)

テーマ2:お盆 キリンラガービール

お盆休みに帰省中のファンに向け、ビールを飲みながら家族や親戚と過ごす休暇を提案。風鈴を前面に出した写真からも夏らしさが伝わります。

  • 投稿日: 8月12日(月)
  • いいね!: 2,574
  • コメント: 8
  • シェア: 19
  • 当時のファン数: 118,853人
  • エンゲージメント率: 2.19%
  • エンゲージメント率平均: 2.61%(直近25件)

テーマ3:かき氷 キリンラガービール

7月25日は「かき氷の日」なのだそうです。トリビア(【今日は何の日?】)とかけ夏らしい投稿に仕上げていますね。

  • 投稿日: 2013年7月25日 (木)
  • いいね!: 3,013
  • コメント: 20
  • シェア: 28
  • 当時のファン数: 118,352人
  • エンゲージメント率: 2.59%
  • エンゲージメント率平均: 2.61%(直近25件)

テーマ4:花火 au

夏の花火を自社のスマートフォンで撮影。花火の美しさとあわせて自社商品訴求にもつなげている投稿といえます。

  • 投稿日: 2013年8月16日(金)
  • いいね!: 7,368
  • コメント: 47
  • シェア: 114
  • 当時のファン数: 934,974人
  • エンゲージメント率: 0.81%
  • エンゲージメント率平均: 0.41%(直近25件)
◇◇◇

「そのまま会議に出せる!Facebookネタ」連載22回目でしたが、いかがでしたでしょうか? 本コラムでは、今後もFacebookを中心とした最新かつ重要な情報を発信していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

この記事の筆者

エンゲージメント・ラボ(株式会社メンバーズ)

エンゲージメント・ラボとは、株式会社メンバーズのFacebookマーケティング推進における実績・ノウハウの蓄積とエンゲージメント向上に特化した事例を集約・研究し、顧客企業へのより一層の効果的なFacebookマーケティングサービスの提供や情報発信、新たなサービス開発を推進する研究機関。

※株式会社メンバーズとは?
1995年設立。創業以来インタラクティブエージェンシーとして、多くの大手クライアントのインターネットマーケティングを支援。近年では“ソーシャルメディア時代をリードし、顧客と共にビジネスを創造するネットビジネスパートナー”を標榜し、いち早くそのノウハウを活かしたFacebook活用の支援サービスを提供中。

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コンテンツ向け広告で成果を出すにはどうすればいいの? リスティング広告のプロ・阿部圭司さんに聞いてきた(後半) [Webのコト、教えてホシイの!] | Web担当者Forum

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Webのコト、教えてホシイの!

この記事は、前後編でお届けしています。前回は、コストを抑えつつ、リスティング広告の成果を上げる3つのポイントを解説しました。前回をまだご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。

前回の記事

ここから始まります
えぇ!リスティング広告って検索連動型広告のことじゃないんですか?
実はそれ以外にコンテンツ向け広告というのもあるんです!
アナグラム株式会社・代表取締役・阿部圭司さん。
もう検索連動型広告で頭がいっぱいなんですけど…。
まぁまぁそう言わずに。
内藤さん、あとよろしくお願いします。
検索連動型広告とコンテンツ向け広告の違いは、ねるとんとナンパみたいなものです。
え?
面白そうですね、どういうことですか?
食いつきすぎだろ!
ここから始まります
ねるとんって出会いを求めて参加しますよね。
検索連動型広告も同じで、興味があって検索した人に対して、それに近いものを広告を使って提供する。
先週やりましたね。
それに対してナンパは、出会いを求めているわけでない人に、出会いを勝手に提供するじゃないですか。
コンテンツ向け広告も近くて、必ずしも今すぐに興味があるとは限らない人に対してアプローチするものなんです。
もちろん関連性ですとか、マッチ度は広告主側で選択できます。これはナンパでもタイプじゃない人には声を掛けないのと同じですね。
けどナンパじゃあ成功確率低いんじゃないですか?コンバージョン率も低そうだし、無駄なクリックも増えそうですよね。それだと相当お金がかかるんじゃないですか?
いえいえ、大丈夫です。クリック単価は検索連動型広告よりも格段に安く配信することが容易に可能なんです。それにやり方を間違わなければ、実は効果的なんですよ。
ここから始まります
ちなみにコンテンツ向け広告は、このようにブログの下のアタリに表示されます。
あぁアメブロとかで見たことありますね。
それに検索連動型広告のような文字だけのテキスト広告とは違って、コンテンツ向け広告はこのように絵と文字が使えるんです。
結構興味をそそるバナーが貼ってありますよね。
うーん。
どうしたんですか、変な顔して。
やっぱり効果が出るのか、イマイチピンと来ないですね。何せ僕、ナンパに成功したことないですから。
真面目にやってください。
ここから始まります
例えば、僕の漫画の仕事を募集したい場合はどうやってやるんですか?
まぁまぁ慌てないで。
コンテンツ向け広告では、「サイトやコンテンツ」「人」の二種類でターゲットを絞ることができるんです。
まずは「サイト」をターゲットとした場合です。
例えば、星井さんが好きな作家さんのサイトにバナーを出したいとき、広告枠を設けていれば、URLを指定したら広告を表示させることができるんです。
えぇ、スゴイ!
無料で?
有料に決まってるでしょ!
言っときますが、入札が高い人が優先ですよ。
やっぱり。
ここから始まります
いいですかぁ。もう一つは、「コンテンツ」をターゲットとした場合です。
星井さんがマンガについて書かれているコンテンツに広告を出したいとき、キーワードを指定すれば、広告枠を設定してあるコンテンツに表示されるんです。
こっちもすげぇ!
もちろん有料ですよ。
は、はい。
次にターゲットを「人」にする場合です。
「人」は属性と行動に分けます。
属性って何ですか?
属性とは、検索サイトの検索結果や行動などから作り上げたペルソナです。
エロいこと検索すると、検索サイトにエロオヤジの属性に区別されてしまうのか…。
変なこと考えてるな。
これってその属性を元にターゲットを絞り込んで、その人に対して広告を出すことができるんですよね。
ええ。
それじゃあ…。
ここから始まります
例えば、「40代」「千代田区在住」「BMW」の人に対して広告を出すことができるってことですか?
なんやそれ、将来の夢か?
理論上は可能です。
できるんだ、すごいな。
ただ、「40代」「千代田区在住」「BMW」に限ってしまうと、コンバージョンは上がるかもしれませんが、ほとんど表示されませんよ。
そして、行動ですね。
わかりやすいのはリマーケティングです。
リマケやな。
リマケ?
リマケはまるでストーカーですよ。
ストーカー?Webの話でしょ?
ふふふ。広告がどこに行ってもついて回るんですよ。
お!なんだこの広告。
ここから始まります
おぉっ。こっちの広告にもまたこの広告。
うわぁ、また同じ広告が。金かけてるなぁ。
ついて回るんですね。本当にストーカーみたい。
もちろんすべてのサイトにお金をかけてるわけじゃないですよ。
一度訪れたホームページの広告がどこに行っても表示される。これこそが李マーケティングなんです。
これって有名出版社のホームページに訪れた人に僕の広告を見せることができるんですね。
いやできないよ。
えぇ!
リマーケティングができるのは、自分が管理しているサイトだけです。それに広告スペースを設けてないと表示されませんから。
えー!
そもそも出版社に訪れる人は、お客様にならないでしょ。
あ、ホントだ。
ここから始まります
それにしてもリスティング広告ってややこしいですね。こんなに手法がたくさんあると、どれをどれくらいの割合で選んでいいのか、迷いますね。
まぁ確かに、その複雑さ故にいきなりやってできるもんやないわな。
だからこそ9割辞めちゃうんですよね。
話を聞いてもまた失敗しそう。
ちょっと待ってください。いきなり100点を狙うから難しく感じるんです。
例えば始めは狭いキーワードで検索連動型広告をやり、併せて李マーケティングをするだけでもいいんです。
確かに機能はたくさんあって、すべてを使いこなすことは難しいです。しかし…。
ここから始まります
ダメな理由は99%アカウントの中にあります。1日10分でいいですから、どうしてうまく行かないか、紐解く努力をしてみてください。必ずプラスにする方法はあります。
そうですね。1回の失敗であきらめるのはもったいないですよね!
そりゃそうだ。二ヶ月続けて勉強しといて、やらないなんて選択肢はないで。
ちゃんと効果出してもらわないと困りますよ。
え?
や、やっぱりいったん持ち帰って検討します。
帰らせませんよ。
あかん、ここでやってもらうで。
いい加減帰ってください。

第24回は8月公開予定

この記事の筆者

星井博文(ほしい・ひろふみ)

漫画家・漫画原作作家。ヤングジャンプにてデビュー。著作に『中京女大レスリ ング部物語「ちゅうじょ」』(実業之日本社)など多数。

「グランドジャンプ」にて、『未解決事件 File.02 オウム真理教』などの構成を担当。

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