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漫画でわかる「リスティング広告で成果を出すには?」 [先週のWeb担まとめ記事] | Web担当者Forum

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先週のWeb担まとめ記事

Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 25本とニュース記事 22本です。

忙しい人のためのこの記事の使い方:
  • 上のほうから内容をざっとチェックする
    重要なものほど上の方に置いてあります。
  • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
    要チェックのものは色を付けてあります。

今週の担当は、安田です。

“ヤフーeコマース革命&失敗しないネットショップ業者の選び方・業界裏事情” ―― ネットショップ担当者フォーラム2014 in 札幌 6/27開催
北海道でWeb担+ネットショップ担のセミナーやります! 地域におけるeコマース市場の現状と課題を把握し、その方策を導くためのセミナーイベントで、ヤフーさんのeコマース革命や、業界裏話などのパネルディスカッションをお楽しみに。参加無料ですよ。
https://netshop.impress.co.jp/event/201406sapporo

[今回の要チェック記事]↓セミナー/お知らせ | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース
漫画でわかる「リスティング広告で成果を出すには?」

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • 「Googleアドワーズで成果を出すにはどうすればいいの? リスティング広告のプロ・阿部圭司さんに聞いてきた」が人気でした。ルポマンガ「Webのコト、教えてホシイの!」の記事です。

    リスティング広告マスターの阿部さんが語る、コストを抑えつつ、成果を上げるために必要な「3つの点を線にする方法」とは?

    ※「絵が似ていない」というクレームはお断りしております。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/06/05/17340

  • 編集部コラムの「お客を“お客さま”だと思わないことが商売に大切だと、やっと気づいた」の記事も、手前味噌ながら地味に人気。

    ソーシャル共有数などはさほど伸びなかったのですが、メールなどで共有されたのか、訪問数は結構な数に。

    記事では、「お客さん(顧客)」のとらえ方について、私の(遅まきながらの)気づきを述べています。メディアやセミナーで漠然と「お客さま」に対応していた私ですが、その「お客さま」というとらえ方が、実はよろしくないのではないかと思ったのです。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/06/03/17590

  • 「被リンクなしでの上位表示は可能なのか? マット・カッツ氏いわく……など10+4記事」は、「海外&国内SEO情報ウォッチ」の記事。

    今週のトップストーリーは、「被リンクなしでの上位表示は可能なのか?」に対するマット・カッツ氏のコメント。ほかにも、日本のSEOの現状、スマホ向け表示のポイント、検索順位が下がった原因などなど、SEOの情報をお届けしています。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/06/06/17608

  • 「マーケターが陥りやすい過ち――ROIを重視しすぎてこんなことになっていませんか?」は、「Moz」の記事。久々のランド・フィッシュキン登場です。

    今回は、多くのマーケターに見られる自殺行為だとも言える考え方や行動について解説しています。

    マーケティング担当者は、データや利益を優先させるアプローチを重視しすぎると、リターンの最大化を追求するあまり、相手が人間であることを忘れてしまい、顧客とのやりとりをすべて単なる取引として扱ってしまうことがあるのです。

    SEOもインバウンドマーケティングも関係ないですが、非常に良い記事です。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/06/02/17502

Web担の姉妹サイトもお役に立てるはずです。
データセンター(iDC)に携わる方には
データセンター完全ガイド
レンタルサーバーに興味のある方には
クラウド&サーバーホスティング完全ガイド
企業内情報システムのお仕事をされている方には
IT Leaders
ソフトウェア開発者の方には
Think IT

[セミナー/お知らせ]↑要チェック記事 | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
広告、EC、アナリティクスなどセミナー情報8件(大阪、名古屋、金沢あり)

※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

動的リターゲティング広告(6/18)

「ダイナミックリターゲティング広告『CRITEO(クリテオ)』活用セミナー」を、メディックスが6/18(水)に霞が関で開催します。参加無料。

http://www.medix-inc.co.jp/seminar201406/

EC向けオムニチャネル(6/13、大阪)

「ECサイトのためのオムニチャネルスタートアップセミナー」を、コマースリンクとアライドアーキテクツが6月13日(金)に大阪で開催します。参加無料。

http://www.commercelink.co.jp/seminar/seminar20140613

すぐに使えるアナリティクス活用(6/19、名古屋)

「ウェブ関係者必見 すぐに使える!アナリティクス活用」と題したセミナーを、a2i(アナリティクス アソシエーション)が6月19日(木)に名古屋で開催します。a2i非会員の参加費は4,000円

http://a2i.jp/activity/seminar-activity-2/18634/

世界最大級ECイベント「IRCE」のレポート(6/20)

世界最大級のECカンファレンス「IRCE」の参加報告なども行われるEコマースセミナーを、JECCICA(ジェシカ、一般社団法人ジャパンEコマースコンサルタント協会)が6月20日(金)に神田小川町で開催します。JECCICA非会員の参加費は5,000円。

https://netshop.impress.co.jp/node/233

Webディレクター向け(6/14、金沢)

「Webディレクターに必要なスキル・マインドセット」と題したセミナーを、特定非営利活動法人WDFが6月14日(土)に金沢で開催します。一般の参加費は3,000円。

http://wdf.jp/vol14/

ネイティブ広告(6/19)

「ネイティブ広告とはなにか。」と題したセミナーを、WOMマーケティング協議会が6月19日(木)に渋谷で開催します。参加費は3,000円。

http://peatix.com/event/39911

インハウスSEO(6/20)

インハウスSEOを行う人たちの集い「In-house SEO Meetup」が6月20日(金)に原宿で開催されます。参加費は3,000円。

http://ism20140620.peatix.com/

Webクリエイターの集まり(7/12)

WCAN 2014 Summerが7月12日(土)に名古屋で開催されます。参加費は3,000円。

WCANは、Web Creators Association Nagoyaの略で、名古屋を中心としたエリアでWeb制作に携わっている人、Web に興味のある人が集まるグループで、定期的にイベントを開催しています。

http://wcan.jp/event/2014summer/

先週の人気記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↓解説記事 | ↓ニュース記事

Web担で先週公開された記事のうち、「今回の要チェック」に次いでアクセスが多かった記事です。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • Googleアナリティクス セグメント100選
    サイトに初めて訪れたユーザーが、その後もユーザーとして継続的に訪問しているのかを分析するには?(第9回)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/06/05/17598
    by 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン)
  • ニュース記事
    オフライン用クリエイティブをA/Bテストする新手法「売れる TVCM クリエイティブテスター」などを売れるネット広告社がリリース
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2014/06/02/17589
    by 安田英久(Web担 編集長)
  • 企業ホームページ運営の心得
    LINE・Facebook・Twitterの登場で高まるブログSEOの有効性
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/06/04/17565
    by 宮脇睦(有限会社アズモード)
  • スマートフォンレポート
    スマホでECを楽しむ女子急増中! 全体としてはスマホよりパソコンから購入したいユーザーが2割多い
  • 企業担当者に聞くFacebook&Twitter運用の現場
    ツイートするたびにフォロワーが減っていく……ターゲットを重複させないソーシャル戦略/ランスタッド
  • ネットショップ担当者フォーラム ダイジェスト
    ネットショップのSEO。鍵を握るのは「キーワード」と「コンテンツ」
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/06/06/17625
    by 江沢 真紀(アユダンテ)
  • そのまま会議に出せる!Facebookネタ
    Facebookのカンファレンス「f8」で発表された新機能などFB最新情報+初夏シーズンの投稿ネタ紹介
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/06/04/17549
    by エンゲージメント・ラボ(株式会社メンバーズ)

先週の解説記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↑人気記事 | ↓ニュース記事

Web担の解説記事には、ウェブサイトをビジネス活用したい人向けの情報がたっぷり詰まっています。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • Yahoo!プロモーション広告 業界情報
    スポンサードサーチを100%使いこなすためのノウハウ集
  • Web広告研究会セミナーレポート
    マーケティングは科学的アプローチに近づく、数字は仕事をスムーズに進める共通言語
  • Web広告研究会セミナーレポート
    意思決定の精度を高めるためのビッグデータ活用、データで導く施策の成否
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社キノトロープ
    【Web制作者向け 1日完結型講座】これからのWeb業界を担う、若者のための生田塾 6/21(土)開催 [キノトロープ]
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社ブレインネット
    【SEOセミナー】オーサーランク?コンテンツSEO?外部リンクは?実際はどうなの?
  • ユーザー投稿記事 by クロスフィニティ株式会社
    7/4(金)開催 クロスフィニティ×米国seoClarity共催(無料/定員制) Web担当者に伝えたい!これからのSEOとの正しい向き合い方 ~欧米企業の最新動向から見るSEOの多角的アプローチ~
  • ユーザー投稿記事 by コマースリンク株式会社
    ECマーケティングトレンド2014~ ECサイトの「集客」「接客」「おもてなし」まるわかり事例セミナー 【7/4(金)東京開催】
  • ユーザー投稿記事 by セキュアスカイ・テクノロジー
    【セキュリティ対策セミナー】もう悩まない!モバイルシフト時代に押さえておくべき注目の開発手法~Webサイト&モバイルアプリセキュリティの傾向と対策~ in 福岡
  • ユーザー投稿記事 by Yoshihiko_NAKATA
    【無料セミナー】 Pt engine を広告運用に活用して、顧客満足度アップ & 業務効率アップ
  • 先週のWeb担まとめ記事
    UXのプロの診断レポート「Web担のサイトはこう変えるべし!」

先週のニュース記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↑人気記事 | ↑解説記事

大手のニュース媒体では紹介されない、ホームページの企画・構築・運営や、ウェブマーケティング関連のニッチなニュース記事ならWeb担で。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

編集後記

最近、改めてオウンドメディア+ソーシャルでのA/Bテストについて考え中。オウンドメディアだけでは単純には不可能に見えるテスティングも、いろいろ方法はありそうですが、なかなか。(安田)

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オリジナル記事:漫画でわかる「リスティング広告で成果を出すには?」 [先週のWeb担まとめ記事] | Web担当者Forum
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iPhone 5cは人気がないの?……ケータイが一番売れる3月の人気機種ランキング [スマートフォンレポート] | Web担当者Forum

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この記事は、ドコモ・ドットコムが発行するモバイルビジネス・マーケティング情報誌「スマートフォンレポート」の一部を、Web担当者Forum向けに特別公開したものです。

スマートフォンレポート

iPhone 5sとiPhone 5cの人気機種ツートップが崩壊しiPhone 5cが後退しXperiaにその座を明け渡した。また、キャリア別シェアは依然としてドコモがトップだが、高額キャッシュバックキャンペーンで他キャリアへの流出が相次いだ。

今回は2014年5月に発表された「スマートフォンレポート vol.12」から、調査報告1「スマートフォンの購入状況(2014年2~3月) ~キャッシュバックを軸にしたキャリアのシェア争いが激化~」の調査レポートをお届けする。

1年で一番携帯電話が売れる3月の人気機種ランキング
iPhone 5cの不人気が明らかに

携帯電話業界において、毎年3月は1年で最大の商戦期と呼ばれており、入学や就職など4月から新生活を送るユーザーを中心に多数の携帯端末が購入され、市場が最も活性化する月である。

直近半年において、各月のスマートフォン購入数を比較しても、3月はクリスマス商戦がある12月を上回り、全体の約4分の1を占めるほどである。この結果からも、3月の商戦期が各キャリアにとって最も重要な月ということがお分かり頂けるであろう。特に今年は4月からの消費税増税に伴い、例年以上にユーザーの需要が高まったことが推察される(図1)。

図1:スマートフォン購入時期

注目すべき3月の端末購入動向についてだが、調査結果から機種毎の購入状況を見てみると、TOP3は引き続き各キャリアから発売されている「iPhone 5s」が占め、相変わらずの人気の高さを示した。

ただし、これまではドコモの「iPhone 5s」がトップを守ってきたものの、3月においては僅差ではあるがソフトバンクモバイルがドコモを初めて上回り、トップとなっている。

その一方で、1月まで「iPhone 5s」に次ぐシェアをキープしていた「iPhone 5c」はシェアを落としている。発売から半年が経過し、廉価版である「iPhone 5c」の人気が徐々に低下している傾向が顕著になったと言えよう。その「iPhone 5c」に代わって人気を集めたのが、ドコモの「SO-02F:Xperia Z1 f」や「F-01F:ARROWS NX」、auの「SOL23:Xperia Z1」等といったAndroid端末で、「iPhone 5s」に次ぐ結果となった(図2)。

図2:購入機種TOP10(3月を基にソート)

高額キャッシュバックでドコモから他キャリアに乗り換えたユーザー

続いて端末購入傾向をキャリア別で見ると、2、3月ともにドコモが4割前後でトップシェアを獲得し、auが3割前後、ソフトバンクモバイルが2割強という結果となった。年代別で見ると、20、30代ではドコモのシェアが高い一方、10代と50代においてはau、ソフトバンクモバイルがシェアを伸ばすといった傾向が見受けられた。

その要因としては、複数回線のMNPによる高額キャッシュバック施策に惹かれて、学生とその両親といった家族単位でキャリアを乗り換えたケースが多かったのではないかと考えられる。

実際、TCAの発表から契約者数動向を見ると、3月においてはドコモが9万3800件の流出、auが5万2300件、ソフトバンクモバイルが4万6100件の流入となっており、ドコモから他キャリアへMNPを行ったユーザーが多かったことが証明されている。

すなわち、ドコモにおいては端末購入者が多かった一方で、au、ソフトバンクモバイルにおいては他キャリアからの乗り換え購入が多かったことが想定される(図3)。

図3:2014年2月、3月のスマートフォン購入状況[キャリアのシェア]

3月までのスマートフォン市場を振り返ると、キャッシュバックを目玉に押し出した異様な市場が形成されたように感じられる。端末の機能や販売価格、通信料等といったキャリアのサービスに大きな差異がないことが結果として価格競争を呼び、キャッシュバックという販売促進施策が、あたかもキャリアが提供するサービスとしてユーザーに受け止められていたのではないだろうか。

キャッシュバック施策はあくまで販売促進施策であり、一時的な効果しか生み出さないようにも感じられ、やはり利用し続ける上でのサービス面でいかに他社と差別化を図ることが出来るかが鍵になるのではないだろうか。

実際、4月に入って、ソフトバンクモバイルから音声定額とパケット定額をパックにしたプランが、ドコモからは通話定額やデータ通信量の家族間シェアのサービスがそれぞれ発表され、大きな話題となっている。今後は各キャリアがキャッシュバックの金額を競うのではなく、サービス内容を純粋に競い合う市場が形成されることを期待したい。

スマートフォンの購入実態及び利用状況の把握調査

調査対象15~69歳男女 60,000サンプル
※性年代別人口構成比に合わせて60,000サンプルを回収
調査地域全国
調査実施期間2014年4月2日(水)~4月7日(月)
調査方法インターネットリサーチ
調査実施機関株式会社ドコモ・インサイトマーケティング

この記事は、ドコモ・ドットコムが発行するモバイルビジネス・マーケティング情報誌「スマートフォンレポート」の一部を、Web担当者Forum向けに特別公開したものです。

スマートフォンレポート

スマートフォンレポート

「スマートフォンレポート」は、独自調査の分析レポートや、NTTドコモへのインタビュー、またモバイルビジネスを展開する上で鍵となるメールマーケティングや広告展開等についての記事を掲載する隔月発行のモバイルビジネス・マーケティング情報誌です。

※6/26をもってサービスの提供を終了致します。
長らくご愛読いただきましてありがとうございました。

この記事の筆者

提供:株式会社ドコモ・ドットコム

モバイル(スマートフォン・タブレットおよびフィーチャーフォン)を活用したビジネスに関するコンサルティング事業を軸に、企業プロモーション・マーケティング企画をはじめとした新たなビジネス開発事業を展開。

http://www.docomo-com.com/

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現役大手企業マーケッター8名のガチンコ勝負! ネットマーケティング検定受験でトップに輝くのは? | Web担当者Forum

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この記事を読むのにかかる時間: 約 7 分
ネットマーケティング検定 公式テキスト
あなたは「ネットマーケティング検定」を知っていますか?

ゴールデンウイークが明けて間もない5月初旬、大手企業のネットマーケティングを担う現役マーケッター8名が都内某所の会議室に集まった。今から、「ネットマーケティング検定」を受験するためだ。「マークシートの試験なんて、まるでセンター試験だね」などと笑顔で談笑しながら試験を待つ一同だが、その場には見えない緊張が張りつめていた。

なぜなら、今回の企画は、現役マーケッターが、所属している企業名と氏名を公開してネットマーケティング検定試験を受け、その合格・不合格まですべて記事上で発表されてしまうという過酷なものだからだ。

職場でネットマーケティングの中枢を担ってきた彼らにとって、もし不合格ならその面目は丸潰れ、翌日から何を言われるかわからない。下手をしたら給料査定にも関わってくる可能性もある……。“絶対に負けられない戦い”なのだ。果たして合格することができるのだろうか。

有名企業のマーケッターが集結!
全員合格は当然……のはずだが、まさか!?

まずは、今回の検定に挑戦する8名のマーケッターたちを紹介しよう。

アドビ システムズ 株式会社 井上慎也氏
(マーケティング本部 マーケティング インテリジェンス部 デジタル マーケティング スペシャリスト)
社内からかなりのプレッシャーを受けながら参加。「『お前の立場なら当然トップ取ってこいよ』と言われました」とトホホ。
株式会社じげん 田添聡士氏
(経営企画グループ グロースハックチーム)
参加者唯一のネット専業ベンチャー。2013年11月に上場を果たして多忙のなか、ピンチヒッターとしてなんと2日前に参加が決定。
ソニー銀行株式会社 下園哲史氏
(営業統括部 マーケティング担当)
サイトやツールの企画・開発業務を経て、現在Web広告(アドテクノロジー)担当。「テキストを読んで、自分の知識の偏りに気づけました」
ソフトバンクモバイル株式会社 小田晋太郎氏
(マーケティング・コミュニケーション本部 Webコミュニケーション部 Webマネジメント1課 課長)
事前に送られたテキストに「ネットマーケを網羅した教科書は珍しいですね」と興味しんしん。
株式会社デサント 松倉蛍太郎氏
(セールスプロモーション統括部 SP部 WEB推進課)
結婚式を翌週に控えながら、その準備時間を削って試験勉強。Web担のせいで奥様に怒られたらすみません。
日本電気株式会社 田中滋子氏
(CRM本部 宣伝グループ シニアエキスパート Webコミュニケーション推進)
NECのコーポレートサイトをはじめ、数多くのオウンドメディアを運営するNECのWebマスター。「もし不合格だったら内緒にできる?」ダメです。
株式会社ニューバランス ジャパン 鈴木健氏
(マーケティング部 部長)
「合格すればトップじゃなくても大丈夫」と余裕の表情で参加。履いている靴はもちろんニューバランス。
株式会社ヤマハミュージックジャパン 前田武敏氏
(事業企画部 WEB・CRM推進課)
楽器と音楽をこよなく愛するWebマーケ担当15年目! ヤマハ音楽部Facebookの部長も務めている。
(社名順)
真剣な表情
真剣な表情
真剣な表情で試験に取り組む
「ネットマーケティング検定」で問われる項目
  • 概論
  • インターネット技術概論
  • 総論
  • リサーチ
  • PR・ブランディング
  • 広告
  • インターネット販売
  • 効果測定
  • 外注管理
  • ポリシー
  • 関連法規
  • 事例問題

名だたる企業に名を連ねる彼らがこれから挑戦するのは、2012年に開始されたばかりの「ネットマーケティング検定」だ。これは、企業のWeb担当者に必要なファシリテート能力、Webの知識と技術、マーケティングの知識、経営戦略と連動したWebブランディング能力などを確かめる検定試験である。あらかじめ参加者には公式テキストを配布し、短い期間ではあるが勉強をしてもらっているため、言い訳はできない。自社のネットマーケティングを担っている8名にとって、不合格となることは許されないというわけだ。

一同は、検定開始と同時に、笑顔から真剣な顔つきへと一変し、問題に挑んだ。スムーズに回答用紙に答えを書き込んだかと思えば、じっと考え込む場面もあった。

凄腕マーケッターである彼らを考え込ませている理由。それは、ネットマーケティング検定の大きな特長であるその試験範囲の広さだ。検定の対象となる項目は、ネットマーケティングに関するあらゆる分野にわたっており、どれかひとつの知識に精通しているだけでは、合格することはできない。ネットマーケティングに関する総合的な知識を問われる検定なのだ。たとえば、試験勉強をするだけでも、自分がどの分野が得意で、どの分野が不得意かが歴然となってしまうのだ。

試験当日は空模様が不安定で、試験中に大きな雷が鳴ったり、ヒョウが降って窓を打ち付けたりするなど、会場の外は大変な状態だったが、8名の挑戦者たちは動じる様子もなく、集中して試験問題と向き合っていた。

→ 8名の採点の結果は、記事の最後に!

全員が「難しかった」と声をそろえる

試験時間の80分を終えて、すぐさま、検定を主催するサーティファイ(東京都中央区)の試験監督者による採点と合否判定が行われる。採点をしている間に、参加者に試験の感想などを伺った。「試験は難しかったか?」の質問に対しては、8名全員が迷わず挙手した。

全員が難しかったと挙手

難しかった理由

  • 設問に普段は使わないような用語が多く登場して、理解するのが難しかった」(ニューバランス ジャパン 鈴木氏)

  • 実務に照らすと迷いが出るところがあり、テキストと実務どちらに軸を置いて回答すべきか迷った」(デサント 松倉氏)

  • ネットマーケは日進月歩で進化している。そうしたなかで、知識をいつの時代に合わせていいのか、少しわかりづらかった」(ソフトバンクモバイル 小田氏)

ネットマーケティングという業界の進歩の速さから、どこまで最新の知識をもって問題に回答すればいいのか、また問題文章中の言葉の定義などに迷う部分もあったようだ。最新のネットマーケトレンドに問題が追い付いていない部分もあり、これは検定側の課題のひとつとも言えそうだ。

業務で得た知識の整理のために、熟練のマーケッターこそ受験すべき

一方で、「試験を受けて良かったか?」という質問には、前向きな意見が多数挙がった。

会場風景

試験を受けて良かった理由

  • 試験問題の幅が広いため、ネットマーケティングの担当者が知っておくべき知識の広さに改めて気付いた。例えば「関連法規」などは、法務部がやることだから自分には関係ないと思ってしまいがちだが、そうした基礎知識をまんべんなく学ぶのにいいと思う」(ニューバランス ジャパン 鈴木氏)

  • まだ活用していないネットマーケティング手法に気づかされたことが大きかった。狭くなっていた視野が広がった。ネットマーケ業界は、どういった施策を打つのかという部分で担当者の裁量が大きいので、未経験の人がまず幅広く勉強するのに最適」(じげん 田添氏)

  • 少人数でやっているうちのような会社だと、業務をカバーしあう必要がある。お互いの業務を理解するうえでも、マーケティング担当としてはネットマーケの一部分だけでなく、幅広い知識を持ったものが理想だ。うちの部署の新人向けにはぴったりだと思う。そのままではなくカスタムして使うことも検討したい」(ソニー銀行 下園氏)

  • あまりマーケティングに関する社員研修にコストやお金を掛けられない状況で、こうした試験を基に勉強することを必須にしても良いのではないか」(アドビ システムズ 井上氏)

  • ネットマーケティングに携わる中堅社員がステップアップするための資格として有効なのではないか。ネットマーケティングには公的な資格がないので、この検定はそういうポジションになれそう」(NEC 田中氏)

今までネットマーケティングをどのように勉強してきたかという質問には、「業務の中で身につけてきた」という答えが多かった。ネットマーケティングを体系的に整理し、学べる場は少ない。だからこそ、実務経験のあるマーケッターが改めてその知識を整理して不足しているものを補う手段として、ネットマーケティング検定は有効なのかもしれない。

ただし、ネットマーケティングに対する考え方やメソッドは、企業によって大きく違う。担当者は、このネットマーケティング検定で得られた基礎知識をベースにしつつ、業務に活用する場合には実務上の慣例に合わせて柔軟に対応していくことが求められそうだ。

ネットマーケティングの知識が社内業務を円滑化させる

一方で、“基礎知識の習得”という観点で言えば、ネットマーケティング業務の直接の担当者はもちろん、業務に直接的に携わっていない、もしくは関連のある部門の社員に受験を勧めたいという意見もあった

会場風景

どんな人間が受験すべき?

  • ネット専業の会社であればスタッフ全員が知っておくべき内容が網羅されているので、エンジニア、営業など関係なく最低限知っておくべき内容だと思う」(じげん 田添氏)

  • 営業部門をはじめ、さまざまな部署が共通の基礎知識を持つことができれば、業務に関する社内コミュニケーションをより円滑に進められるのではないか」(デサント 松倉氏)

  • ITインフラ担当や製品開発担当のスタッフは、マーケティング担当がネットを使ってどんなことをやっているのか知らないことが多い。それを理解してもらえるかもしれない」(ヤマハミュージックジャパン 前田氏)

  • インターネットを販売チャネルのひとつとして重視しているのであれば、そこに関係する人たちはみんな知っておくべき」(ニューバランス ジャパン 鈴木氏)

ネットマーケティングは専門的な業務と思われがちだが、現在、企業活動のあらゆる部分とインターネットは切っても切れない関係となっている。製品、営業、顧客サポート、広報、広告、研究開発、法務、管理部門などインターネットに直接的な関係のない部署であっても、最低限のネットマーケティング知識を保有しておくことで、スムーズに業務を進められる

こうした発言をまとめてみると、ネットマーケティング検定は下記のようなタイプの人にオススメだと言えるだろう。

ネットマーケティング検定をオススメしたい人

1.業務としてネットマーケティングに携わっているが、勉強は今まで自己流だったため、改めて体系的な知識を習得したい。

2.ネットマーケティングに網羅的な知識を持っているつもりだが、その知識が本当に定着しているか腕試しがしたい。

3.これからネットマーケティングに携わるので勉強したいが、何をやったらいいかわからない。

4.製品担当や営業担当だが、ネットマーケティング担当ともっと密に連携して業務を効率化したい。

採点結果は……全員、見事に合格! 最高得点は90点!

約1時間ほどの採点時間を経て、サーティファイの試験監督者から合否結果が発表される時が来た。合格ラインは70点だ(100点満点)。

全員、現役のマーケッター。もしこれで不合格になれば、会社の人間に何と言われるだろうか。8名の笑顔は祈るような表情に一変し、部屋に緊張が走った。

結果は果たして――。

8名、全員合格!

その瞬間、緊張感でこわばっていた8人の顔が一気にほころび、「あ~、よかった!」と安堵の表情に変わった。

成績トップはアドビ 井上氏と、ソニー銀行 下園氏

トップの成績で合格したのは、アドビ システムズの井上氏とソニー銀行の下園氏の2名で、得点は90点と高得点を記録した。

トップ合格で認定証を受け取るアドビ システムズ井上氏
同じくトップの、ソニー銀行 下園氏

第3位は、86点を獲得した、じげん田添氏。

本検定の合格ラインは70点に設定されているが、今回参加した8名は全員が見事にクリア。胸を張って会社に帰ることができそうだ。

見事に全員合格、認定証を持って笑顔の記念撮影。おめでとうございます!

結果発表を終えた8人は、和やかに答え合わせとディスカッションを行い、試験内容への知識を一層深めた様子だった。

自分の実力を試せる「ネットマーケティング検定」、次回は8月3日に全国一斉試験を開催

ネットマーケティング検定は、その名の通りインターネットマーケティング全般の知識・方法論を問う試験だ。主催は株式会社サーティファイWeb利用・技術認定委員会、監修は株式会社ワールドエンブレム。マーケティングを体系的・網羅的に学習する本格的な検定であり、下記の4つの要件が評価・認定対象となる。

  • ファシリテート能力
  • Webに関する知識や技術
  • ネットマーケティングに関する知識
  • 経営戦略と連動したWebブランディング能力

問題は、基本問題30題、事例問題10題で、試験時間は80分。得点率70%以上で合格となる。企業が部署単位で受ける「団体受験」を基本とするが、個人で受けられる「全国一斉試験」もある。

次回の全国一斉試験は8月3日(日)に、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の全5都市で開催予定だ。申し込み締め切りは7月14日(月)のため、早めに申し込みたい。

一斉試験の申し込みはこちら

ネットマーケティング検定の『体験版』『チャレンジ版』もこちらから無料で体験できる→http://www.sikaku.gr.jp/nm/

現代ビジネスに関わる全ての人に必須の知識が得られるネットマーケティング検定だから、どんな職種の人にもぜひ挑戦してほしい。

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この記事の筆者
【執筆】井口裕右
【撮影】小沢朋範
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広告枠をプログラム買い付けする企業が海外では85%、P&Gは今年中に7割をプログラマティックに [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum

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今日は、広告のお話を。IABの調査によると、海外ではすでに85%の企業が、自社の広告を掲載するための広告枠の買い付けに、プログラマティック・バイイング(プログラムによる買い付け)を試みているというのです。

これは、IABが2013年11月に発表した調査資料にあるもの。半年前の資料ですが、私が知らなかった&「85%も!」とびっくりしたので紹介します。

図でいう「オークションベースのメディア売買」とは、「プログラマティック・バイイング」も呼ばれ、広告主はDSPを使って広告出稿のオーダーを出し、メディア側はSSPを使って広告枠を提示し、RTBなどの仕組みを使ってリアルタイムで(訪問者がサイトを訪れるたびに自動的にオークションを行って)どの広告を表示するか決めるもの。

既存の広告枠は「広告をどこに表示するか」で決まっていましたが、こうした広告枠の買い付けでは、「どんな属性の人か」によって入札する方式が可能なため、「狙った層の人が集まるだろう場所に広告を出す」のではなく、「狙った層の人に対して広告を表示する」ことが可能になります。

それにしても、85%もとは、すごいですね。

もちろん、「調査対象となった(比較的)大企業のうち、85%が“プログラマティック・バイイングを試みたことがある”」のであって、「海外の85%の企業が広告出稿をプログラマティック・バイイングだけで行っている」わけではないのですが……。

さらには、世界最大級の広告主の1社でもあるP&Gが2014年中には、米国で買い付けるデジタルメディアの70%~75%をプログラマティックにしたいとしているという話もあるようです。

とはいえ、広告主とメディア側では、プログラマティック・バイイングを採用する目的は異なるようです。

さっきのグラフとは「広告主」と「メディア」の順が逆になっているので注意してください。

「運用効率の改善」や「効率的な価値判断」は広告主もメディアも同様に重視していますが、メディアにとってはさらに「収益拡大」が同様に重要で、広告主にとっては「効率的なターゲティング」「より良い体験の提供」がきています。

こうみると、プログラマティック・バイイング(セリング)は、広告主にとってもメディアにとっても良いものであって、どんどん浸透していくもののように見えますが、実際にはそうではないようです。

こうした手法の推進を妨げる懸念点についても調査では聞いています。

広告主もメディアも、「ブランドセーフティ」つまり、ブランディングに対して悪影響を及ぼす形での広告掲載を懸念しています。

広告主にとっては、以前に「うわっ…ウチの広告、こんなサイトに出てたらブランド毀損じゃん! を防ぐアドベリフィケーションとは?」の記事で解説したような、おかしなサイトや適切ではない面に広告が掲載される可能性への懸念ですね。

メディアにとっても同様です。Web担でも少しSSPを試したことがあるのですが、「この広告がWeb担に掲載されていることで、読者にとって価値があるのか」「この広告をWeb担で目にすることに読者は違和感を抱かないのか」という点がまだクリアされきっていない印象です。

すでに多くの広告主やメディアが価値を感じているプログラマティック取引ですから、こうした問題を少しずつ解決していくことが重要なのではないかと思います。

ちなみに、この資料では、「プログラマティック」や「自動取引」といった言葉について、一般的な使われ方よりも突っ込んで解説しています。実際の取引の仕組みは「在庫予約ができるか」「単価を固定で設定できるか」といった軸で分類できるとしているのです。

このあたりちょっと難しいのですが、プラットフォーム・ワンさんがこの部分を日本語化して解説していますので、気になる方は参考にしてください。

この記事の筆者
ユーザー 安田英久(Web担 編集長) の写真

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレスビジネスメディア
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

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日本オラクル、クラウド型マーケティング・プラットフォーム「Oracle Marketing Cloud」を拡充 [ニュース] | Web担当者Forum

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ITソリューションの日本オラクルは、マーケティング活動を効果的にするクラウド型マーケティング・プラットフォーム「Oracle Marketing Cloud」を拡充し、新しいサービス「Oracle Responsys Marketing Cloud Services(Oracle Responsys)」の提供を開始する、と6月9日発表した。すでに提供しているクラウド型マーケティング・オートメーションの「Oracle Eloqua Marketing Cloud Service」、ソーシャルメディア・チャンネルにおける顧客との関係を管理、強化する「Oracle Social Cloud」に続くサービスとなる。

Oracle Responsysは、コンテンツ制作、シナリオ作成、配信先リストの抽出、メール配信機能、データ分析、顧客データ統合を実現する4種類の機能で構成。「Responsys Program」は顧客プロファイルと行動を基盤に、顧客別に最適なシナリオを設計する。「Responsys Campaign」は、複数のチャンネル向けメッセージを作成し、個々の顧客に適したコンテンツを設定できる。「Responsys Insight」は、マーケティング活動を改善するために必要なレポーティング機能を提供する。「Responsys Connect」は、Web上の履歴やメールの利用に関するデータを顧客管理システム、アクセス解析ツール、ソーシャル・ネットワークなどから取得する。

日本オラクル
http://www.oracle.com/jp/

日本オラクル・メディアセンター
http://japanmediacentre.oracle.com/

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クリーマとKDDI、「KDDI Open Innovation Fund」を通じて資本業務提携を開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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クリエイターと消費者がWeb上でオリジナル作品を売買するソーシャルコマースサイト「Creema(クリーマ)」を運営するクリーマとKDDIは、ベンチャー支援のグローバル・ブレインが運営する「KDDI Open Innovation Fund」を通じて6月6日より資本業務提携を開始する、と同日発表した。スマートフォンの普及やソーシャルネットワークの広がりにより、国内CtoC市場が活性化するなか、ネットとリアルの融合を目指すKDDIがさまざまな取り組みでクリーマの活動をサポートする。

KDDIは「auスマートパス」などのauサービスにおいて、Creemaの周知を行うほか、Creema上で代金を通信料金と合算して支払う「auかんたん決済」や、プリペイド式の電子マネーサービス「au WALLET」が使えるようにする。KDDIは7月にクリーマが主催する「ハンドメイドインジャパンフェス2014」にも後援として参加し、日本のものづくり文化と全国のクリエイター活動を支援していく。

クリーマ
http://www.creema.jp/

KDDI
http://www.kddi.com/

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オムニバス、「ソフトバンクお知らせメール(iPhone版)」の新広告メニューに動画広告の配信技術を提供 [ニュース] | Web担当者Forum

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インターネット広告配信のオムニバスは、ソフトバンクモバイルが6月9日から提供を開始した「ソフトバンクお知らせメール(iPhone版)」の新広告メニュー「動画メニュー」に、動画広告配信技術の提供を行った、と同日発表した。動画メニューは、ソフトバンクお知らせメールに登録するユーザーに動画広告を配信できる。オムニバスは動画広告配信に必要なインフラなどに関する技術を提供している。

動画メニューは、ユーザー属性に合わせたターゲティング配信が可能で、動画を全画面表示で再生することができる。動画視聴ユーザーの属性をレポーティングすることもできる。動画メニューの仕様はサイズが幅480×高さ270ピクセル(16:9)、再生時間は最長60秒で、音声あり。容量は最大5000kBまで。ファイル形式はmp4となっている。

オムニバス
http://e-omnibus.co.jp/

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LINE、CRMサービスの米セールスフォース・ドットコムとパートナーシップを締結 [ニュース] | Web担当者Forum

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スマートフォン向け無料通話・無料メールアプリのLINEは、CRM(顧客関係管理)の米セールスフォース・ドットコムとパートナーシップを締結した、と6月10日発表した。パートナーシップの締結により、LINE公式アカウントの機能を企業向けにAPIで提供する「LINEビジネスネクスト」がセールスフォース・ドットコムのCRMサービス「Salesforce ExactTarget Marketing Cloud」と連携。LINEビジネスネクストにおける企業の開発負担を軽減し、円滑な導入が可能になるという。

Salesforce ExactTarget Marketing Cloudは、顧客データベースやユーザー行動データを基に、ユーザーに適切なタイミングでメッセージ配信やコンテンツ表示の管理ができるCRMサービス。パートナーシップ締結により、Salesforce ExactTarget Marketing Cloudは電子メール・SMSに加え、LINEへのメッセージ配信に対応する。企業はSalesforce ExactTarget Marketing Cloudで最適化したユーザーに、ユーザーのメッセージの開封率が高いメッセージを届けることができ、より効果的なコミュニケーションを図ることが可能になる。

LINE
http://linecorp.com/

セールスフォース・ドットコム
http://www.salesforce.com/jp/

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ニールセン、スマートフォン利用状況分析レポートで、SNS利用のピークは週末の夜 [ニュース] | Web担当者Forum

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インターネット調査のニールセンは、スマートフォン利用状況分析レポート「Nielsen Smartphone Analytics」の2014年2月のデータを基にスマートフォンの利用機能とサービスの曜日別、時間帯別の利用状況を分析し、6月10日、結果を発表した。スマートフォンの主要な機能・サービスの曜日別の利用状況をみると、「カメラ」「音楽・動画」は金曜日から週末にかけて利用者が増加する傾向が分かった。「SNS」は1週間を通し、ほぼ横ばいとなっているものの、そのなかでも金曜日の利用者数がもっとも多かった。Nielsen Smartphone Analyticsは日本全国のiOS、Android各2000人の調査協力モニターから取得するアクセスログ情報や、端末/ネットワーク利用状況を基に作成。回線種別の使用状況、日別、曜日別、時間帯別の利用状況をメーターで計測し、レポートする。データは利用者属性、OS、携帯電話会社、回線種別などのセグメント別に抽出できる。

SNSの曜日別、時間帯別の利用状況をみると、曜日別でもっとも利用者数が多いのは金曜日で、昼12時台に一度山があり、1日のピークは夜7時台だった。月曜日は朝の利用者数が少なく、ピークは夜10時台と金曜日と比べて約3時間の差があった。土曜日は午前9時台から利用者が増え、月曜日や金曜日よりも日中の利用者が多く、ピークは夜9時台だった。SNSに関して、「女性社会人」「子供を持つ母親」に属性を絞って利用状況をみると、社会人では夜8~9時に利用のピークがあった。子供を持つ母親では、午後4時台と夜10時台が1日の利用のピークとなっていた。

ニールセン
http://www.netratings.co.jp/

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サーチターゲティングの始め方 [Yahoo!プロモーション広告 業界情報] | Web担当者Forum

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この記事は、Yahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルで公開されているリスティング広告「業界情報」の記事を、ヤフー株式会社の許諾のもと転載しています。オリジナルの記事はYahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルのサイトでご覧ください。

サーチターゲティングの仕組み

サーチターゲティングは、Yahoo! JAPANの各種検索機能でインターネットユーザーが検索したキーワードを利用し、ターゲティングを行う機能です。過去にあるキーワードを検索したインターネットユーザーが、別の機会にYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)が配信されるウェブページを訪れると、そのキーワードの検索履歴をもとに広告が配信されます。

サーチターゲティングの始め方

サーチターゲティングを利用するには、広告配信の対象となるキーワードを選んで「サーチキーワードリスト」を作成し、広告グループに設定します。

はじめに、広告管理ツールの「広告管理:YDN」タブに、アカウントを作成しているかどうかを確認してください。サイトリターゲティングはYDNで設定・運用しますので、まだYDNアカウントを作成していない場合は、以下のページを参考に、YDNが利用できる状態にしましょう。

STEP 1 サーチキーワードリストを作成する

サーチキーワードリストは、「サーチキーワードリスト管理」で作成します。

サーチキーワードリストとは、サーチキーワードリストを設定した広告グループに所属する広告の配信対象となるキーワードをまとめたリストです。広告グループにはサーチキーワードリストを1件設定できます。キーワードリストを複数作成することで、それぞれのリストごとに広告を出し分けることができます。

サーチキーワードリストは、「サーチキーワード入力」または「おすすめサーチキーワードリスト」の2種類の方法で作成できます。

キーワードは、まずスポンサードサーチでパフォーマンスのよかったキーワードを中心に選びましょう。さらに、効果を出すには「サーチキーワードの選び方」を参考にしましょう。

STEP 2 広告グループを作成し、サーチキーワードリストを設定する

広告掲載方式で「ターゲティング」を選択したキャンペーンに、広告グループを作成します。広告グループ作成画面の「ターゲティング設定」の項目にある「サーチターゲティング」で、サーチキーワードリストを選択します。

STEP 3 広告を作成する

広告のタイトルや説明文は、広告グループに設定したサーチキーワードに合わせて作成します。

これで、サーチターゲティング広告の掲載準備が整いました。

掲載開始後は、パフォーマンスレポートでサーチキーワードの効果をチェックしましょう。もし、効果があまり出ていない場合は、次の記事を参考にキーワードリストを編集しましょう。

オリジナル記事はこちら:サーチターゲティングの始め方(2014/05/21)

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情報の非対称性がキラーコンテンツになる! ブログSEO~ネタ編~ [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum

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Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる 企業ホームページ運営の心得

コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。

宮脇 睦(有限会社アズモード)

心得其の363

金のなるネタ

ブログが金を生む。Web担当者なら一度は耳にしたことでしょう。この主張の大半は個人ブロガーによる「アフィリエイト」収入を指しますが、その多くは再現性の低い「奇跡」のような現象です。「奇跡」を祈るのはビジネスではなくオカルトです。

10年前のブログブーム以降、企業のブログマーケティングも盛んになりましたが、実際にはブログの更新を「徒労」と感じる人は少なくありません。しかし、ブログをビジネスに結びつけることは可能です。そして前回紹介したように、ブログがSEOに結びつきやすくなっていると感じますが、SEOに効果的なネタと、埋もれてしまう話題があるのも事実です。すると理想的な組み合わせはこうです。

ビジネスになり、SEOに効果的なネタ

こんな都合の良い話しを紹介します。それも簡単な方法で。

以前紹介したように「テレビネタ」はアクセス数を跳ね上げることができます。しかし、ビジネスに結びつくことはありません。ブログに限ったことではありませんが、Webをビジネスに結びつけるには、訪問者の「質」が重要。ビジネス視点においての「SEO」の本質はここにあります。

SEOというフィルタ

ブログでSEOを目指すなら、専門用語を多用します。「地上権」「賃借権」「使用貸借契約」「賃貸借」「強制競売」。守秘義務の関係で割愛していますが、これらのキーワードを組み合わせたSEOによって、ある不動産サイトでは、苦もなく検索結果の上位をキープし、いつもお客を集めています。

耳慣れない言葉ですが、興味がある人であれば専門用語を知っており、ニーズも高いためビジネスにつながる確率が高いのです。先の不動産サイトでも、専門用語で検索してきた訪問者は、実例紹介など、具体的な取引を紹介したコンテンツに移動する傾向が確認できています。

専門用語は一般用語と比較したとき、ネット流通量の少ないスモールキーワードです。競合が少なければ、上位表示も比較的容易となり、SEOに有利な環境であることは言うまでもありません。

具体的名称の強さ

専門用語と同じ効果を期待できるのが「企業名」や「商品名」です。「コカ・コーラ」や「ユニクロ」など、巨大企業の名前ではありません。業界人だけが知っているような企業名が狙い目です。検索エンジンでその会社の公式サイトより、投稿されたブログのエントリーが上位表示されることは珍しくありません。残念ながら基本的なSEOすらできていないホームページや、そうしたサイトを納品するホームページ制作業者はまだいます。そして企業名を知っているということは、取引に関連するユーザーの可能性が高いと言えるのです。

さらに企業名より効果が高いのが「商品名(製品名)」です。ユーザーサイドに立てば簡単なことです。「アイスノン」という商品は知っていても、そのメーカーが「株式会社白元」とまで覚えている人は少ないように、商品名やブランドは覚えていても企業名まで記憶していることは少ないからです。そして型番まで記載すると、より効果が高まるのは、事例を紹介すると字数が尽きるほど。

推測される理由は2つ。体感値として、検索エンジンが細かな型番を「はしょる」傾向があること。また、型番まで記述したコンテンツが少ないことが挙げられます。いずれにせよ、わずかな手間なら記載しない手はありません。

情報の非対称性を利用する

「業界紙」的なネタも、ビジネスとSEOに直結します。たとえば、

産業用モーターが省エネ法トップランナー基準適用へ

とは、世界的な省エネ化対策の声の高まりから、産業用のモーターの規制を強化するために法律が改定されるというニュース。モーターが日本の全消費電力量の約55%、産業部門の消費電力量の75%を占めると推計されることからの取り組みです。洗濯機や掃除機の消費電力の大半は「モーター」で、産業用モーターで省エネ化が進めば、民生品にフィードバックされることは十分に期待できる……とネタになります。

「社内や業界のノウハウはブログのネタになる」とはよくいいますが、業界において常識的な話を、わざわざブログに書く人は多くないのです。しかし、いわゆる「お客」は知りません。端々に登場する「専門用語」と「商品名」がSEOになります。つまり、専門家とお客の間に存在する「情報の非対称性」を逆手に取れば「キラーコンテンツ」になるということです。

コンテンツとの違い

ただし、専門用語の羅列は一般客を遠ざけます。お客の大半はその道の素人ですから、彼らのすべてを置き去りにしてはビジネスのひろがりが欠けます。そこで1つエントリーでは1つの専門用語といったように、内容を絞り込み、素人でもわかるよう心がけるのは、ビジネスとSEOの一挙両得をブログで実現する要諦です。

そして最適解は、あらかじめ「非専門用語のコンテンツ」を用意しておくことです。ホームページの「コンテンツ」と「ブログ」では、それぞれ別の執筆方針をとることで、どちらのお客にも対応できるようにします。掲載スペースの限れた紙媒体と違い、「素人」と「専門家」どちらか一方ではなく、どちらも掲載できるのがWebの魅力です。

ブログを巡る誤解

まとめて言えば、「ビジネスとSEOの一挙両得を実現するブログとは、業界の「当たり前」を書くこと」と言ってもよいでしょう。業界人にとっては、「当たり前」過ぎて取り上げていないネタは、素人のお客にとって、なにより専門用語をかじった半可通……もとい、勉強家には興味をそそられるネタになるということです。

最後に「ブログが金になる」という誤解を解いておきます。純粋に無名のブロガーがアフィリエイトだけで身を立てることは「奇跡」のレベルで、再現性はほぼゼロです。そもそも数多く出版されている「ブログで儲ける」とうたう書籍の大半は、「自己啓発」にカテゴライズされるべき内容で、ビジネスシーンを想定していません。なかには、

書くだけで人生が変わる

と結ぶものもあり、これなどまさに自己啓発セミナーの定型文です。

人生を変えるのは、その人の行動です。ブログはただの「ツール=道具」に過ぎません。道具だからこそ、正しく使えばビジネスの役に立つと、ブログブームから10年を経ての結論です。

今回のポイント

ブログは専門用語でOK

情報の非対称性を活かす

この記事の筆者
ユーザー 宮脇睦(有限会社アズモード) の写真

宮脇 睦(みやわき あつし)

プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。

制作、営業の双方の現場を知ることからウェブとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『完全! ネット選挙マニュアル』(Kindle版)、『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、冷静な視点からのIT業界分析に「週刊ポスト」など、様々な媒体から情報発信を続ける。

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入力フォームは「1000×550px」で作る! 1画面に収めて直帰率を減らす/15か条の3 [勝手にEFO分析-エントリーフォーム改善] | Web担当者Forum

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エントリーフォームに来たユーザーにパッと見て、どのくらい入力しなければいけないかを把握してもらうために、ブラウザの1画面に入力項目~送信完了までを収めて直帰率を減らそう。

この記事では、入力フォームを改善して入力完了率を上げる!エントリーフォーム最適化15か条【第3条】「ファーストビューに収めるべし」を紹介します。※リンクをクリックすると第3条のまとめに飛びます。

フォームを開いたときに内容を一望できるかどうかで、モチベーションが大きく変わる

まずは実際に例を見てみましょう。エントリーフォームを開いたときに画面にこの内容が表示されたとして何を感じるでしょうか? 「一体このフォームにはどれだけの項目があるのか」と一瞬、不安を感じるのではないでしょうか?

ブックオフオンライン新規会員登録フォーム

自分がエントリーフォームに入力する時の操作を思い出してみてください。私ならば、入力を開始する前に縦の画面スクロールをして、ページ全体を確認しようとします。

これは、フォームの最初の項目から、送信ボタンまでを見渡すことで、どのくらいの項目数に入力しなければならないのか、入力内容はどんなものか、自分が送信完了するために必要な作業量を計るためです。

では、こちらはどうでしょうか? 同じくらいの項目数ですが、送信ボタンまで見渡すことができますから、スクロールの手間は不要です。

エフ・コード流改善案:ファーストビューに収まっている例

エントリーフォームを開いた瞬間、入力項目から送信ボタンまで見渡せるようにすることは、入力作業がどれだけ必要かがわからないという一瞬の不安と、ユーザーが最初に行う縦スクロールの手間を減らすことができます。そのため、入力項目から送信ボタンまで見渡せるとユーザーは安心してスムーズに入力を開始することができます。これもまた直帰を減らすための有効な策です。

今回は、このエントリーフォームを例に、勝手に入力完了率アップのための改善すべきポイントを紹介し、改善案を提案します。

【第3条】ファーストビューに収めるべし

第3回の「惜しい!」エントリーフォームとして紹介するのは、ブックオフオンライン様の「新規会員登録フォーム」です。

良いポイント
入力支援機能を入れている点は○です。

入力中の項目背景の色を変更し、リアルタイムにエラー表示する

項目にフォーカスをあてたとき、入力項目の背景色が変更することで、ユーザーは自分が入力しようとしている項目がどれかがわかります。

また、入力直後にリアルタイムでエラーも表示されますので、ユーザーは送信ボタンを押すまでに入力内容の軌道修正をし、ボタンを押したときにはエラーのない状態で次ページに進めるでしょう。

改善ポイント
フォームの縦サイズを少しでも減らし、「ファーストビュー」に収めるようにしよう

フォームを開いたときに、できるだけ全ての入力項目が見渡せるようにすることが大事

今回の惜しい点は「項目数は少ないのに、ファーストビューに収まっていない点」です。

ブラウザでページを開いたときに表示できる領域を「ファーストビュー」といいます。モニタサイズや解像度によって表示できる領域(ピクセル)は変わってきますが、ここ数年は、横幅1000ピクセル、高さ550ピクセルがファーストビューのサイズといわれています。

この「ファーストビュー」に入力項目の全てが収まっていると、ユーザーは最初に見えていないページ後半部分を縦スクロールで確認することなく、スムーズに入力を開始することができます。また、入力しながらも送信ボタンが見えているため、モチベーションを下げることなく、入力作業を続けることができます。

改善案
ファーストビューを意識したレイアウトにしよう

入力項目をコンパクトに配置することで、入力項目から送信ボタンまでをファーストビューに収め、ユーザーにスムーズに入力してもらう

再掲/エフ・コード流改善案:ファーストビューに収まっている例

「メールアドレス」「メルマガ配信」「パスワード」という見出しを省略することで、ぐっとコンパクトなレイアウトになりました。ファーストビューの横幅1000px、高さ550pxというサイズの領域に収まっているかどうかは、実際の表現で調整して検証する必要はありますが、少なくとも、ぐっと見やすくなり、印象が良くなっているのではないでしょうか?

改善前(Before)と改善後(After)を並べてご覧いただきましょう。いかがですか? 改善前より改善後の方がずっと入力を開始しやすいはずです。

入力項目の絶対量が多い場合は、2画面程度を目安にページの縦の長さが収まるように努力しよう

今回、入力ページの縦の長さをファーストビューに収めることの大事さを伝えしてきましたが、項目の絶対量が多い場合には、とてもファーストビューには収まらないというケースが実際には多いと思います。同時に、入力項目はそう簡単には減らすことがでないのも現実だと思います。

しかしその場合でも、できるだけ入力ページの高さを節約することは大事なポイントです。項目数が多い場合には、以下のポイントに留意してレイアウトを調整しましょう。

  1. 入力例を入れる場合、入力項目の右側または入力項目内に配置する

  2. 姓名などの項目は、左右に並べ、1行分を節約する

  3. 個人情報ポリシーをiframeにし3~5行程度が見えるようにする

  4. 入力項目部分を、左右2カラムのレイアウトにする

  5. 入力ページを複数に分ける

ファーストビューにこだわるあまり、入力項目を詰め込みすぎてゆとりのないレイアウトになってしまっては本末転倒です。レイアウト変更にあたっては、入力しやすさを失うことのないように注意しましょう。

【第3条】ファーストビューに収めるべし

入力ページが縦に長いと、ユーザーがページを表示した際に、入力すべき項目がどのくらいあるかがわからず、ユーザーは不安を感じてしまう。入力ページを開いたときに最初に表示される領域に、入力項目の全てと送信ボタンが見えるようにすることが重要だ。

多くのユーザーが最初に表示できるブラウザ画面の領域をファーストビューという。モニタの解像度にもよるが、ここ数年は、横幅1000px、縦幅550pxというのが目安だ。

フォームの最初の入力項目から送信ボタンまでをファーストビューで表示できるよう努力しよう。

とはいえ、項目数の絶対量というものはあるだろう。ファーストビューが難しい場合は、せめて2画面程度に収めるようにしよう。

この記事の筆者
ユーザー 田中慶樹(株式会社エフ・コード) の写真

田中慶樹(たなか よしき)

1974年東京都生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。株式会社エフ・コードでは開発チームに所属、ASP型EFOツール「f-traEFO」のいわゆる「なかのひと」。Web制作とプログラムがともにわかる人材として、エントリーフォーム改善の支援に従事する。

大学卒業後、Web制作会社勤務を経て、Webディレクター/コーダーとして活動。その後、東京R不動産 制作チーム所属を経て、株式会社エフ・コード入社、現在に至る。

株式会社エフ・コード
f-traEFO
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サーチターゲティングの始め方 [Yahoo!プロモーション広告 業界情報] | Web担当者Forum

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この記事は、Yahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルで公開されているリスティング広告「業界情報」の記事を、ヤフー株式会社の許諾のもと転載しています。オリジナルの記事はYahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルのサイトでご覧ください。

サーチターゲティングの仕組み

サーチターゲティングは、Yahoo! JAPANの各種検索機能でインターネットユーザーが検索したキーワードを利用し、ターゲティングを行う機能です。過去にあるキーワードを検索したインターネットユーザーが、別の機会にYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)が配信されるウェブページを訪れると、そのキーワードの検索履歴をもとに広告が配信されます。

サーチターゲティングの始め方

サーチターゲティングを利用するには、広告配信の対象となるキーワードを選んで「サーチキーワードリスト」を作成し、広告グループに設定します。

はじめに、広告管理ツールの「広告管理:YDN」タブに、アカウントを作成しているかどうかを確認してください。サイトリターゲティングはYDNで設定・運用しますので、まだYDNアカウントを作成していない場合は、以下のページを参考に、YDNが利用できる状態にしましょう。

STEP 1 サーチキーワードリストを作成する

サーチキーワードリストは、「サーチキーワードリスト管理」で作成します。

サーチキーワードリストとは、サーチキーワードリストを設定した広告グループに所属する広告の配信対象となるキーワードをまとめたリストです。広告グループにはサーチキーワードリストを1件設定できます。キーワードリストを複数作成することで、それぞれのリストごとに広告を出し分けることができます。

サーチキーワードリストは、「サーチキーワード入力」または「おすすめサーチキーワードリスト」の2種類の方法で作成できます。

キーワードは、まずスポンサードサーチでパフォーマンスのよかったキーワードを中心に選びましょう。さらに、効果を出すには「サーチキーワードの選び方」を参考にしましょう。

STEP 2 広告グループを作成し、サーチキーワードリストを設定する

広告掲載方式で「ターゲティング」を選択したキャンペーンに、広告グループを作成します。広告グループ作成画面の「ターゲティング設定」の項目にある「サーチターゲティング」で、サーチキーワードリストを選択します。

STEP 3 広告を作成する

広告のタイトルや説明文は、広告グループに設定したサーチキーワードに合わせて作成します。

これで、サーチターゲティング広告の掲載準備が整いました。

掲載開始後は、パフォーマンスレポートでサーチキーワードの効果をチェックしましょう。もし、効果があまり出ていない場合は、次の記事を参考にキーワードリストを編集しましょう。

オリジナル記事はこちら:サーチターゲティングの始め方(2014/05/21)

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オリジナル記事:サーチターゲティングの始め方 [Yahoo!プロモーション広告 業界情報] | Web担当者Forum
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「Yahoo! JAPAN インターネットクリエイティブアワード2014」7/15エントリー受付開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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ヤフー主催のクリエイター発掘・支援を目的としたアワード、「Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード 2014」(YJICA)の開催概要が6月11日に発表された。作品の応募期間は7月15日から8月18日まで、公式サイトで申し込む。

第9回アワードでは、前回に引き続きスマートデバイス(スマートフォン、タブレット端末)に関連した広告作品やクリエイティブが審査対象になる。成熟が進みつつあるスマートデバイスという舞台での可能性を探り、既存の枠にとらわれない、スマートデバイスだからこそできる新しい体験や驚き、感動が得られる作品を募集する。

アワードの部門は、プロ・アマチュアを問わない「一般の部」(スマートデバイス広告部門/アプリ部門/イノベーション部門)と、企業・各種団体のブランディングや商品・サービスの訴求を目的に活用された作品を募る「企業の部」(スマートデバイス広告・キャンペーン部門/アプリ部門/イノベーション部門)の2つ。

応募作品は、審査員によるノミネート作品選考、公式サイト上でのノミネート作品発表を経て最終審査される。ノミネート作品の発表は10月中旬、最終審査結果の発表と贈賞式は11月下旬の予定。

Yahoo! JAPAN インターネットクリエイティブアワード2014
http://creative-award.yahoo.co.jp/

この記事の筆者

家電量販店の法人通販から、Web担当者Forumの前身である『インターネットマガジン』(2006年5月号で休刊)の編集部へ。休刊までの半年ほど雑誌編集を経験し、Web坦の立ち上げを機にネットマーケティングにかかわりはじめ現在へ。編集兼Web担当者。

企業のWeb活用が当たり前になったとはいえ、ビジネスの歴史からすればまだ10数年ほど。それを支えるWeb担当者の仕事がもっと世の中に広まり、ユーザーともどもよりハッピーになれれば、と考えている。日朝特撮、海外ドラマ、時代劇、デパ地下好き。一押し平成ライダーはクウガ、ダブル。

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サーチキーワードの選び方 [Yahoo!プロモーション広告 業界情報] | Web担当者Forum

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この記事は、Yahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルで公開されているリスティング広告「業界情報」の記事を、ヤフー株式会社の許諾のもと転載しています。オリジナルの記事はYahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルのサイトでご覧ください。

サーチターゲティングは、“顕在化されたニーズ”である「検索キーワード」でターゲティングを行うため、興味関心の明確なインターネットユーザーに対して広告配信が可能です。その効果を最大限発揮するためには、サーチキーワード選びが大切なポイントです。

サーチキーワードは、大きく2つの観点に分けて考えていきましょう。

1. スポンサードサーチでパフォーマンスの良いキーワード

スポンサードサーチで効率よく成約に結びついているキーワードなら、サーチターゲティングでも成約に結びつく可能性が高いと考えられます。

まずは、現在運用しているスポンサードサーチのキーワードを参考に設定しましょう。

2. ウェブサイトにコンテンツのないキーワード

サーチターゲティングは、スポンサードサーチと同様に「キーワード」を元に広告を配信する機能ですが、スポンサードサーチでは使用することができない多彩なキーワードを、サーチキーワード候補から選択できるメリットがあります。

サーチキーワードから連想できるキーワード

サーチキーワードリストに登録したキーワードから、ターゲットとなるインターネットユーザーの人物像や行動を想像して、キーワードの候補を広げます。

例えばインテリア関連の広告を運用している場合には、「部屋探しや引っ越しをした人は、新居で使う家具を探す可能性が高い」と連想できます。そこで、サーチキーワードとして「新築」や「賃貸」、「引っ越し」などを登録することで、より配信対象が拡張します。

サーチキーワードリストを作成した時点では想像していない未知のターゲット層まで範囲を広げたプロモーションが実現します。

競合他社のブランド名や商品名

スポンサードサーチでは登録できない、競合他社の商品名やブランド名も、サーチターゲティングならサーチキーワードリストに登録することができます。類似した商品を探しているインターネットユーザーを獲得することができます。

キーワード選びに迷ったら「おすすめサーチキーワードリスト」

「おすすめサーチキーワードリスト」は、検索数の多いおすすめキーワードを、テーマごとにリスト化しています。

「注目サーチキーワードリスト」「月別から探す」「業種別から探す」の3つの項目別に選択できるので、自社の商材に近いテーマのサーチキーワード候補を探してみましょう。検索実績があるキーワードのリストから簡単に追加することができるので、登録するキーワードに迷うことなく設定できます。

オリジナル記事はこちら:サーチキーワードの選び方(2014/05/21)

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ターゲットユーザーが想定どおりに閲覧・購入しているかを、性別・年齢別セグメントで分析するには?(第10回) [Googleアナリティクス セグメント100選] | Web担当者Forum

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性別・年齢別の基本属性別に、見ているコンテンツや買っている商品を確認したい

今回は、「男女別のセグメント」「年齢区分別のセグメント」を使って、性別・年齢別に行動分析をする方法を紹介する。

B2B系サイトなどでは性や年齢といった基本属性は分析軸としてあまり有効ではないかもしれないが、一般消費者が対象のメディアサイトやeコマースサイトなどでは、性別年齢別の分析軸は有効だろう。

性格、嗜好、ライフスタイル、価値観などの心理的特性(サイコグラフィック)とともに重要なのが、この人口動態特性(デモグラフィック)と呼ばれるもので、分析軸となり得るものには、性/年齢/学歴/職業などがある。

さまざまな調査データも、全体の結果だけでなく、男女別に集計したものや、年齢区分別に集計してその違いを浮き彫りにすることは多い。Webサイトの利用でもその分析軸で分けてデータを見ることで、ユーザー理解を深め、各セグメントに対応した有効な施策を展開するのに役立てられることだろう。

「男女別のセグメント」「年齢区分別のセグメント」を使うには準備が必要

このセグメントを使用するにあたっては、トラッキングコードのカスタマイズが必要になる。まずはこのカスタマイズについて、簡単に述べておこう。2014年6月現在でユニバーサル アナリティクスでもこのカスタマイズが可能になっている。

Googleアナリティクスの非同期ga.jsを利用している場合は、トラッキングコードの1行を差し替える必要がある。呼び出しているJavaScriptを変更するのだ。

Googleアナリティクスの場合の変更

変更前
ga.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https://ssl' : 'http://www') + '.google-analytics.com/ga.js';
変更後
ga.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https://' : 'http://') + 'stats.g.doubleclick.net/dc.js';

ユニバーサル アナリティクスの場合の変更

ユニバーサル アナリティクスでは、次のように1行追記をすればよい。

変更前
ga('create', 'UA-XXXXXX-Y', 'example.com');
ga('send', 'pageview');
変更後
ga('create', 'UA-XXXXXX-Y', 'example.com');ga('require', 'displayfeatures');
ga('send', 'pageview');
※「ga('create'~」の行と「ga('send'」の行の間に1行追記する

詳しくは下記公式サイトのヘルプを参照してほしい。

Google アナリティクスは基本的にファーストパーティCookieを利用しているが、このカスタマイズを施すことで、DoubleClick CookieというサードパーティCookieも利用することになる。

DoubleClickのサードパーティCookieを使うと、ユーザーが別のWebサイトを利用した場合の状況も横断的に把握できるので、該当サイトだけでなく他のWebサイト閲覧状況をグーグルが把握できるようになる。

その性質を利用して計測対象サイトのユーザーの属性や関心分野をグーグルが推測してレポートする仕組みだと考えてほしい。

なおこのカスタマイズを実施してから、しばらくして属性関連情報に関するデータが溜まってくる。レポートにも反映されるようになるのはそれからなので、各種設定などとは異なり、翌日からすぐにレポートに反映されるとは限らないので気長に待とう。

また、この方法でトラッキングコードを更新する場合は、計測対象サイトで訪問者に対して提示するプライバシーポリシーも更新する必要があることに注意してほしい。

新たなセグメントを作成して、性別・年齢別で分析できるようにする方法

標準に用意されているセグメントには今回紹介するセグメントは存在しないので、新しいセグメントを作成していく必要がある。まずレポート画面の上部にある「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックしよう。ブラウザ表示の横幅が狭い場合は、すべてのセッション(図1青枠部分)の下に並んで表示される。

図1:「+セグメント」をクリックする

「+セグメント」(図1赤枠部分)のエリアをクリックすると、図2のようなセグメントの機能が表示されるので、左上にある「+新しいセグメントを作成」(図2赤枠部分)をクリックして新規セグメントを作成していこう。

図2:セグメント機能の左上部分(グリッド表示)

注:一覧表示(図2青枠部分)を選択している場合や、自分ですでにカスタムセグメントを作成している場合などでは、図2と同じ見え方にはならない。

初期画面で「ユーザー属性」(図3赤枠部分)が選択されており、今回使用するセグメントである「年齢」と「性別」は、セグメント条件を指定する右側にある(図3青枠部分)。

図3:「ユーザー属性」セグメント指定の初期画面

複数のセグメント条件を掛け合わせることも可能だ。たとえば「女性」(図4青枠部分)の「25歳~34歳」(図4赤枠部分)といったセグメントを指定したい場合は、図4のように該当の条件を複数チェックすればよい。

図4:「女性」の「25歳~34歳」のセグメント指定
(「Female」が女性、「Male」が男性を表し、「Unknown」は性別を推測できていないことを表す)

こうして、「男性」や「女性」、「25歳から34歳」「35歳から44歳」などといったセグメントを作成し、保存しておこう(図3緑枠部分)。

年齢区分は図4のように、「18歳~24歳」「25歳~34歳」「35歳~34歳」「45歳~54歳」「55歳~64歳」「65歳以上」の6分類で固定されている。日本のテレビ視聴率などで使われる「20歳~34歳」「35歳~49歳」「50歳以上」といった区分でなく、また任意にこの範囲を指定することもできない。

年齢が6分類、性別が3分類なので、すべてのパターンを網羅すると、全部で18個のセグメントができるということになる。

性別・年齢別で行動分析をするには?

このようにして必要なセグメントを作成したら、次は実際のデータにこのセグメントを掛けていこう。ただ「年齢」と「性別」は、それ自体が分析軸であるレポートが標準で用意されている(図5赤枠部分)ので、まずはそのレポート群をひととおり見ておくのがよい。

[ユーザー]>[ユーザーの分布]>[性別]レポートを表示する

まずは[ユーザー]>[ユーザーの分布]>[性別]レポートを確認してみよう。

操作手順
  1. 画面上部グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
  2. 画面左側にあるメニューで、[ユーザー]をクリックする
  3. メニューが開くので、[ユーザーの分布]>[性別]をクリックする
図5:ユーザー系のレポートの一部

図6は[ユーザー]>[ユーザーの分布]>[性別]レポートの例だ。

図6:[ユーザー]>[ユーザーの分布]>[性別]レポート

男女別(図6赤枠部分)に各種指標(図6青枠部分)を見比べることで、性別による違いを見ることができる。さらに男女の項目(図6赤枠部分)をクリックすると、男性の年齢区分別、あるいは女性の年齢区分別のデータにドリルダウンすることもできる。

  • セッション数などの量
  • 新規ユーザーの割合などユーザーの特徴
  • セッション滞在時間や直帰率などのユーザーの行動特性
  • コンバージョン率など成果の違い

を見較べてみよう。

どの集客チャネルが成功しているかを確認するには?

そして、たとえばターゲットが25歳~34歳の男性だということであれば、そのセグメントに絞ってまずどの集客チャネルが成功しているかを見てみよう図7は[集客]>[すべてのトラフィック]レポートに対して、あらかじめ作成しておいた「男性25歳~34歳」というセグメント(図7赤枠部分)で絞り込んだレポートの例だ。

図7:[集客]>[すべてのトラフィック]レポートに対して「男性25歳~34歳」セグメントで絞り込んだ

狙ったターゲットが購入・閲覧しているのかを確認するには?

eコマースサイトなどであれば、狙ったターゲットに絞った上で、どのチャネル(キャンペーン)のコンバージョン率が高くて成功しているのかといった分析をするのがよいだろう。

メディアサイトであれば、狙ったターゲットが、確かにコンテンツを見てくれているのかを確認したい。全体との相対比較もしないとわかりにくいので、図8のように「すべてのセッション」と「男性25歳~34歳」セグメントの2つ(図8赤枠部分)を掛けたレポートにして見るのもよいだろう。

図8:[行動]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ]レポートに対して、「すべてのセッション」と「男性25歳~34歳」セグメントの2つを掛けた画面

4つのページのページビュー数について、「すべてのセッション」と「男性25~34歳」の閲覧している人の割合を比べてみると、「すべてのセッション」よりも「男性25~34歳」の方が割合は大きい(図8青枠部分)。よって、このデータを見る限りでは、限りでは、これら上位のページは、全体よりも該当ターゲットに届いているページだと言えるだろう。

ただ、この「年齢」と「性別」のデータは、推計値であるため精度が高いとも言い切れないし、それらの属性が推定できた割合も100%というわけではない図6図8で紹介したデータのレポートでは、実は年齢も性別も全体の73%程度(図9赤枠部分)が推定できたに過ぎないというのが、[ユーザー]>[ユーザーの分布]>[サマリー]レポートを見るとわかる。

図9:[ユーザー]>[ユーザーの分布]>[サマリー]レポート

さらに性と年齢を掛け合わせて作った細かいセグメントということになると、全体に対する割合がかなり少なくなる場合もあるので、むやみに細かくセグメントを切ることにならないように注意が必要だ。

筆者の著書『ユニバーサルアナリティクス版Googleアナリティクス完全マニュアル(PDF)』『Google Analyticsによるアクセス解析入門』が発行されました。

この記事の筆者
ユーザー 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン) の写真

衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)

1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社へ。調査部、インターネット視聴率センター長などを経て、2000年ネットレイティングスへ。視聴率サービスやアクセス解析サービスの立ち上げに尽力。2006年株式会社クロス・フュージョンを設立し代表取締役に。現在アユダンテ株式会社の社外フェロー、アクセス解析イニシアチブ副代表も兼任。

著書など:
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本当のUXは、「使っていない期間」をどうデザインするかだ! UX侍 × MUJI passport [UXサムライ] | Web担当者Forum

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MUJI passort

MUJI passport
価格:無料

新しい買い物体験を
買い物やチェックインで「MUJIマイル」が貯まり、貯まったマイルに応じて買い物で使える「MUJIショッピングポイント」がもらえる。また、商品の各店舗在庫を検索できるショッピングガイド機能も搭載。

リリースから1年弱で140万ダウンロードを記録し、今もなお右肩上がりで伸びる無印良品の「MUJI passport」。購買のタッチポイントに留まらず、長期にわたる顧客との接点をどう作るのか。現状のパスポートをモチーフにしたデザインには、無理矢理感が否めない。生活に寄り添う企業だからこそ、顧客の心象に影響する細かな要素へも気を配りたい。「使っていない期間」と向き合う、あるべきUXデザインの姿とは。

森田 雄
森田 雄

UIの見た目をそれらしくするよりも、「履歴を持ち歩く」というような概念を沿わせるほうが、MUJI passportの世界観が作りやすいと感じました。

深津 貴之
深津 貴之

買い物中にレジで起動するアプリなので、周辺機能よりも、瞬間で起動できること一画面目に置いてもらえることなどに特化すると、もっとステキになりそうです。

1年弱で140万ダウンロード、購買前後を含むお客様との接点作り

――まず、MUJI passportが誕生した背景から教えてもらえますか。

川名 常海氏
川名 常海氏
WEB事業部
WEB制作担当(兼)コミュニティー担当 課長

川名:私たちWEB事業部のミッションは、無印良品を好きになってもらい、リアルの店舗に足を運んでもらうための施策を考えることです。ですので、その施策の1つとして誕生したのが「MUJI passport」というアプリなのです。また、スマホが普及したことによって、お客様とのタッチポイント(コミュニケーションの接点)が増えました。そこで、そのタッチポイントを活用していくためにアプリを開発することになりました。

森田:紙のポイントカードがアプリになったということでしょうか。

川名:いえ、無印良品にはもともと、ポイントカードはありません。このアプリは、無印良品の会員証のようなものです。それをアプリという形でお客様にて提供しています。お店でアプリを提示すると、マイルが貯まっていき、一定数貯まると商品購入時に使えるポイントがもらえる仕組みです。

森田:ただのポイントカードにしなかった理由は何かあるのでしょうか。

川名:お客様との関係性をもっと深めていきたいからです。たとえばアプリならば、お店でチェックインをしていただいたり、商品を調べてレビューを書いていただいたりなどができるからです。今年1月中旬には無印良品の商品への改善案やアイデアを投稿できる「IDEA PARK」というコミュニティをリリースし、そこでのアクティビティにもマイルが貯まります。購買の前後を含めてお客様と接点を作ることを目指しています。

――アプリはどのくらい使われているのでしょうか。

川名:アプリのリリースが2013年5月で、現在ダウンロード数が140万くらいです。店頭でレジを通るお客様の10%強がパスポートを提示してくれています。未だに毎週平均で2~3万ダウンロードがあります。MUJI passportがダウンロードされる一番のきっかけは、「アプリはお持ちですか?」という店舗での声掛けですね。

深津:それは大成功ですね。MUJI passportは買い物する人すべてが対象なので、無印良品のアプリの中では、対象ユーザー数がもっとも多いですよね。

「購入マイルを貯める」「商品の在庫がわかる」2つの機能がある「MUJI passport」このネーミングから引きずったパスポートモチーフがネックに?

――MUJI passportにある機能について教えてもらえますか。

風間 公太氏
風間 公太氏
WEB事業部 コミュニティ担当

風間:アプリの機能は、大きく分けて2つあります。

  • 無印良品の商品を購入してマイルを貯めて、そのマイルに応じてポイントがもらえる機能
  • 無印良品の商品の紹介やリアルタイムに店舗の在庫状況がわかる機能
    (その商品が現在地から近い店舗で在庫しているリストが表示できる)
機能①マイルを貯める/自分専用のバーコードが表示される
機能②商品検索
機能③おすすめ商品の紹介

森田:アプリを実際に使ってみたのですが、ショッピングガイドの機能は、どうしてこのアプリに追加したのでしょうか。

風間:実はショッピングガイドはアプリの中でも押している機能です。もっと使ってほしいのですが、タブになっているのであまり気づかれていないっていうのが現状です。

森田:そうですね、上下タブはわかりづらいですね。下のタブをなくすだけでもシンプルになるはずです。僕も、ショッピングガイドで在庫までわかるとは思わなかったです(笑)。

風間:以前は、店舗にある商品の在庫をネットストアで表示していました。しかし、お客様の利便性を考えたら、手元にあるスマホで現在地付近のお店の在庫状況がわかるほうが親切だと思いアプリに加えました。

アプリで商品を検索できる
現在地から近い店舗で在庫しているリストが表示される

深津:商品詳細をアプリに入れるのってかなり難しいですよね。お店側が入れたい気持ちはすごくわかるんですが、案外ユーザーは見てくれないことが多いです。そもそも、スマホでおすすめ商品を調べるユーザーって、そのまま無印良品のネットストアで買いたいユーザー層だと思うので店舗への来店にはつながらなさそうですね。

森田:日用品ってそもそも商品名がわからなかったりするから検索自体が難しいですよね。特に文房具関係とか名前がわからないものだらけですよね。これはファイルなのか、バインダーなのかみたいな(笑)。

深津:ですよね。僕もいつも無印良品のネットストアで買う時は、商品名で検索するのではなく、カテゴリーから検索しています。

森田:でも、無印良品としてはショッピングガイドを使ってほしいんですよね。個人的にはパスポートだけで十分だと思うんですが。

深津:それは僕も思いました。パスポートの1ページ目だけでもアプリが成立すると思います。

風間:実は、当初はショッピングガイドの部分だけでアプリを作ろうとしていたんです。ほぼ完成した時点でパスポートの構想が出てきて、2つを一緒にすることになりました。若干強引に押し込んだ感は否めないと思っています。

深津:そうすると、どこかのタイミングでショッピングガイドだけ切り離して別アプリにするってことになるのでしょうか。

風間:今のところその構想はありませんね。また、MUJI passportというネーミングから、パスポートをモチーフにデザインしたことで、つじつまが合わない点があることも課題です。モチーフにこだわることで操作性が悪くなってしまっていると感じています。今年のどこかで次期バージョンを出したいと考えています。

マイルを貯めるトップ画面とクーポン画面がわかれている

森田:店舗でバーコードを提示してマイルを貯めることがメインのアプリなので、バーコードは全画面にあってもいいですよね。ID(バーコードのページ)とクーポンが統合されていたら嬉しいですね。どちらの画面も店舗で見せるのに、ページが分断されてしまってバーコードが2画面で表示されてしまっていますね。

深津:何より、お店でバーコードを出そうとした時に、スムーズに起動されないと切ないですね。極論いえば、再起動した時に前回表示したページが表示されるのではなく、起動すると常にバーコード画面が表示されるでもいいのかなと思います。

森田:あと細かいですけど、バーコードが表示されている画面にパーソナルな情報が載っていることに違和感を覚えます。

深津:これも結局パスポートありきのデザインだから項目に国籍や写真が必要ということでしょうか。

風間:そうですね。写真はユーザーからも同様の声があったので自由に変えられるように変更しました。

1年でマイルが消滅する問題でApp Storeレビューが大荒れした一方で実際は平和だった?

――UXの大きなところで、パスポートにとって最大の壁の1つである「1年経つとマイルが消えてしまう」問題についてお伺いできますか。

深津 貴之
なぜポイントが消失するのか?

一般的な会計処理上、期末に残っている未使用のポイント残高は、企業が負債として認識して引当計上される。国際財務報告基準(IFRS)では少し違った取扱いとなるが、いずれにしてもポイントで売上が上がると同時に負債も上がるという、財務構造となるため、ポイント制度を導入している各社の考え方で対応が必要となる。

深津:MUJIマイルに限らず、ポイントがある一定期間を過ぎるとポイントが消失してしまうのは、法律の問題なので仕方がないとして、マイルをポイントとして還元する以外の方法は、選択肢としてなかったのでしょうか。たとえば、1000マイル貯めたら商品をプレゼントとかです。

川名:引き当て問題はクリアすべき法律の壁ですね。この問題の対処方法の1つとして、深津さんのおっしゃったアイデアに近いものが出ていたんですが、具体的に何を実施するかまで落とし込みができずにいました。

森田:チェックインなどのアクティビティをマイルにしないほうがいい気がします。ユーザーが一生懸命やったことが帳消しにされてしまうので。

深津:リセットしなければならないのは仕方ないとして、パーマネントなパラメーターも持つべきってことですね。ポイントがなくなってしまうことは、ユーザー体験としては一番せつないので。

川名:おっしゃる通りです。その対策として、航空会社の生涯マイルのような概念を入れてみようという話はあります。それこそ無印良品でキャンプ場を貸し切って花火を上げるというようなユーザーにとってスペシャルな体験を提供するなどのアイデアも出ています。

深津:単純なリセットではなく、毎年1回リセットされる代わりにポイントに応じた非売品が送られてくるとか。消滅ではなくて別のものにコンバートする感じだと納得感がユーザーに伝わりますよね。

風間:実は、この前まさに1回目のリセットを迎えたんです。一か月半くらい前から段階的にお客様に告知をして、社内もコールセンターも万全の体制で迎えました。

川名:「マイルが0になっちゃって残念!」なんて反響が押し寄せるかと思ったら、意外にも「マイルとポイントの違いって何だっけ?」みたいな反応で(笑)。店舗のレジでいわれて貯めていたけれど、その仕組みまでは理解されていなくて、お客様にしっかりと説明しきれていなかったことはショックですし、大反省です。

一同:

深津:「マイル」っていう言葉が難しかったんですかね。外からiTunesのレビューを観察しているとポイント失効で炎上しているように感じたんですが、実際はわりと平和だったんですね。100万ユーザーのうちの100人くらいの怒った人たちがレビューを書いたのかもしれないですね。

風間:先ほども言いましたが、単なるポイントプログラムにはせず、無印良品とお客様の接点をできるだけ可視化したいという思いがあるので、次のバージョンに向けて仕組みをわかりやすくすべきだと思っています。

川名:お買い物もそうだし、お客様が無印良品と一緒に商品開発に参加したという関係性も含めて、それを測る尺度としてマイルにしているので、それが伝わるようにしていく必要があると思っています。

深津:いいですね。そうであるならば、貯まったマイルの数をグラフとかでビジュアライズした方がいいですね。文字の羅列の中では、その数字が埋もれてしまうので。

川名:はい、深津さんのおっしゃる通りで、まさに今そのような方向で進んでいます。

「カッコ良さ」よりも言葉や表現を含む「わかりやすさ」重視

――個別の機能の利用状況は、どうでしょうか。たとえば、ニュースやチェックインといった機能は使われているのでしょうか。

半径600m以内にある無印良品の店舗がリスト表示される
チェックインするともらえるスタンプ

風間:チェックインはかなり使われていますね。アプリを起動すると現在地から半径600mの店舗がリストアップされて、営業時間に関係なくチェックインできるのでよく使われています。

森田:僕も会社に行く途中に無印良品の店舗があるので、店舗の前でチェックインをしています。1回チェックインすると10マイルもらえるんですよね。店舗の近くを通ったら自動でチェックインしてほしいくらいです(笑)。

深津:それは、将来的にiBeacon(ビーコン)とかで自動化できそうですね。営業時間外にチェックインできるのは、アリなんでしょうか。

川名:はい、アリです。営業時間外や実際に店舗に来店していなくてもチェックインできるのは、マインドシェア的な意味合いが大きいです。無印良品を想起してアクションしてくれていることが価値だと思っています。

深津:せっかくチェックインの機能があるのでそれに加えて、たとえば、チェックインしてから1時間のみ有効のクーポンとかがあれば購買率がすごく上がりそうですね。さらに、Twitterなどと連携して、この場所で今しか使えないクーポンが手に入るとなればツイートをするだろうし、本来、無印良品で買い物をする予定がなかったとしてもクーポンが手に入ったことで購買する可能性がありますよね。

川名:それは面白いですね。

深津:超ショートタイムクーポンってあまり実施されていないですよね。有効期限が3か月間といったある程度利用期間が設けられているクーポンだと、結局使わないで期限が過ぎてしまうことが多いですよね。

――チェックインのアクティブユーザーの属性はとっていますか。

風間 公太氏

風間:正確にとっているわけではないのですが、無印良品の主な顧客層は30代後半の女性なのに対して、アプリでチェックインしているのは男性の方が多い印象です。

深津:幅広いユーザーに利用してもらうのであれば、名称は「チェックイン」ではなく「スタンプラリー」とかのほうがいいかもしれませんね。さらに、「日本中のスタンプを集めよう」とかにすると違う店舗に来店してもらう行動示唆ができますよね。

風間:そうですね。言葉の選び方や表現ってすごく大事だなと改めて感じています。これまで、無印良品のアプリはある程度リテラシーが高い人に使われてきました。一方、MUJI passportは年齢も性別も問わないので、今まで以上に「わかりやすく」「使いやすく」を追及していく必要があると感じています。

森田:MUJI passportの主な機能がバーコードを提示して、マイルを貯めることならば、正直画面のかっこ良さは二の次で、むしろわかりやすさが大事ですよね。

風間:誰もが使いやすいようにする意味では、名前の入力をしなくても使えるようにしたのは企業アプリとしては珍しいと思います。

深津:ユーザーに必要以上の情報を求めないことは大事ですよね。

風間:お客様に情報登録のための手間を強いなくても、無印良品とすればお店で使っていただければ、その方が何を買ったかはデータとして追えます。極論をいえば、商品を購入してくれた方の個人名まで知らなくてもいいだろうと考えています。

ユーザーの心象に影響する細かい要素は無視しない

――森田さん、深津さんはMUJI passportをもっと使いやすいアプリにするためにはどんな機能が必要だと思いますか。

深津:僕は、ショッピングガイドより無印良品の全商品、もしくは買った商品の取扱い説明書があるといいですね。たとえば、買った物の使い方がわかる「暮らしの手帖」のようなガイドが入っていたり、その手帖で紹介されている商品がそのまま買えたりするとかがあるといいですね。

森田 雄

森田:僕は買ったものを記録してほしいですね。今のMUJI passportだと店舗で出すっていう以外にシナリオがないのですが、購入履歴があれば一日の色んなシーンでアプリを出して調べたりできます。あと、一度購入したものを再度購入したい場合、商品全体から検索するってとても大変です。ですので、購入履歴から、それに近しい商品を紹介してくれるとかのほうが使えると思います。たとえば、「サイズ違い、色違いのこれもあるよ」とかです。

川名:購入履歴はいいですね。単なるショッピングガイドじゃなくて、買った商品への意見やリクエストを「IDEA PARK」に書き込んでもらうこともできそうですね。

深津:あとは、機能面をシンプルにすることと、ちょっとした使いにくさをつぶしていくことですかね。たとえば、チェックインだと、既にチェックイン済みのところはチェックインした後にエラーを出すより、事前にグレーアウトして選べないようになっている方がユーザーにとっては優しいです。

森田:警告的なアラートを出すのは、ユーザーのことを馬鹿にしているんですよね。間違わせていること自体がそもそもおかしいので、アラートを出さない状況をどう作るかを考えないといけません。

深津:ちょっとした機能の変更で、バージョンアップ後のダウンロードが大きく変動することはあります。ただ、今話したような機能変更では、残念ながらダウンロード数は1ミリも変わらないはずです。それでも、アプリ全体としてはすごく細かい話ですが、UI(ユーザーインターフェース)としては大事だと思います。

森田:さらにいうと、チェックインを使っている人に「今日はもうチェックインしてあるからまた明日してね」ってメッセージが出るほうがいいですね。大きく変わらないけれど、細かい心象にはすごく影響があると思います。

深津:ちょっと話しはズレますが、レビューも心象と関係がありますね。普通のアプリなのにやたらレビューの評価が高いアプリがあって、その理由を調べてみたらアプリのアップデート文が毎回すごく面白いんです。普通は新しい機能を箇条書きしますよね。しかし、そのアプリの場合は、「実は最近結婚しました。ところで、今回のアップデートは……」という感じなんです。

川名:レビューでコミュニティを作るというのは面白いですね。

深津:アプリのレビューは、「おめでとうございます!」の嵐でした。すごいところでユーザー体験を作っているなと思ったのを思い出しました(笑)。

一同:

――森田さん、深津さんがMUJI passportをバージョンアップするならば、どのようにしますか。

深津:極論を言ってしまうと、「パスポート以外の機能を全部失くす」ですかね、ショッピングガイドの部分は分離した方がいいと思います。

川名:確かにそういうスタンスのほうがいいんですが、やっぱり会議とかで話していると、レジの前だけじゃなくてもパスポートを見てほしいっていろんなシナリオを考えてしまうんですよね。

森田:日々、見てほしいのであれば、普通に読み物コンテンツを配信したらいいと思います。

深津:たとえば、「無印良品の商品を使って簡単に掃除するには」や「商品を使って整理整頓するには」などユーザーにとって役立つ情報ですね。そういった情報とパスポートを組み合わせるとすごくいいと思います。自分の経験上、他にコンテンツと機能的なアプリを組み合わせているモノが他にあまりないので、とても強いと思うんですが、これらを提案してもコンテンツを作るコストが高くて結局できないんです。

風間:無印良品の場合、コンテンツはあります。

深津:だとしたら、パスポートとコンテンツを合体させるほうが、商品情報よりはユーザー的には、嬉しいと感じるはずです。

森田:そうですね。コンテンツがあるなら話は早いですね。無印良品のコンテンツを持ち歩いているのなら、レジの前以外でもパスポートに接する機会が多くなるでしょうし、近くの無印良品に寄ってこうかなというシナリオもできますよね。

本当のUXは、「使っていない期間」をどうデザインするか

――MUJI passportはこれからどうバージョンアップしていくのでしょうか。

川名 常海氏

川名:目の前の小さな課題をいい形で解決して、店舗のショッピング体験を変えていくようなことを積み上げていきたいと思っています。

風間:MUJI passportの裏側のシステムはほとんどAPI化しているので、全部APIを公開して、好きに作ってもらうなんてことも半分本気、半分冗談でいつも話しています。

森田:自分好みのパスポートを作れるのはいいと思いますよ。

川名:ついつい開発していると画面の細かい要素に目が行ってしまうので、ユーザー体験としてオペレーションを含めて施策を練って面白いものを作って行きたいですね。

森田:ユーザー体験のデザインって、使っていない時間が一番重要なんです。UI的な観点になると、どうしても実際にアプリを起動して使っている期間のエクスペリエンスを考えてしまいがちですが、本当は使っていない期間の体験を含んだ包括的な利用期間でデザインすることが重要なんです。

深津:たとえば、バーコードを見せて買った後に、アプリにも「お買い上げありがとうございました」的なものが出るといったことです。これは一見地味ですが、アプリを通して店員さんに接客されているような感覚を、ユーザーに提供することはとても重要です。

話は少しずれますが、アプリのデザインが物理メタファーからフラット系になった時に、デザイン的にはユーザーとの関係性がドライな感じになってしまいます。直接売上には、貢献しなくても、ドライな関係だからこそ温かみが感じられる画面が1つあるだけで、ユーザーの好感度は上がると思います。

風間:そうですね、ユーザー体験という意味では、そういったところがすごく大事だと思います。

森田:商品を買った5時間後に、「使い方がわからなくて困っていませんか?」なんてメッセージが届いて、「IDEA PARK」にも導線がつながっていると素敵ですよね。

川名:そういうのってすごくいいですね。リアルな購買に対しても、スマホでアプローチできますからね。今日はいいヒントをありがとうございました。

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森田 雄(もりた ゆう)

東芝EMI、マイクロソフト、ビジネス・アーキテクツなどを経て、現在はツルカメ代表取締役社長、ネコメシ代表取締役CEO、KDDIウェブコミュニケーションズ顧問。IA/UXデザイン、アクセシビリティ、ユーザビリティのスペシャリスト。趣味は料理とカメラ。
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深津 貴之(ふかつ たかゆき)

インターフェースデザイナー、株式会社THE GUILD代表。スマートフォンのアプリやウェブを中心に、使い易さと気持ちよさを追求している。ネット上ではfladdict名義で活動。
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三橋 ゆか里(みつはし ゆかり)

ITライター・編集者。ECショップ、UIコンサル会社などを経て2009年に独立。Markezine、The Bridge、Japan Timesなどで執筆。Hanakoなどのウェブ・スマホ特集なども手掛ける。
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(執筆)

撮影:永友 啓美

協力:イマジカデジタルスケープ

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オリジナル記事:本当のUXは、「使っていない期間」をどうデザインするかだ! UX侍 × MUJI passport [UXサムライ] | Web担当者Forum
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まっとうなWebサイトにはSEOなど不要! 検索エンジンよりもユーザーを思うべし [生田昌弘の「Web担当者に喝!」] | Web担当者Forum

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小手先だけのインチキSEOに頼るWeb担当者や業者なぞ、論外!
ユーザー思いのWeb設計なら、わざわざSEOする必要などない!

「SEOお願いします!」とWeb担当者は言うけれど

「SEOをお願いしたい!」という問い合わせが最近増えている。

ひと口にSEOといっても、担当者や会社によって意味することが異なるので、まずは話だけでも聞くようにしている。しかし、その内容にはあきれることが多い。

とにかく、何でもいいから検索の上位に表示されるようにして、集客して、売り上げを伸ばしたいんです!
Web担当者A
それはいくらでできますか?
すべてお任せしたいのですが、お願いできますか?
Web担当者B
コンテンツ(情報)を作るのは面倒だし、リニューアルもしたくないので、SEOで何とかなりませんか?
Web担当者C

こんな依頼ばかりなのだ。実はこれ、SEO業者に原因がある。

お任せください、どんなキーワードでも検索上位に表示さえすれば、Webサイトは成功しますから!
SEO業者

到底SEOとは呼べない“SEOもどき”のサービスを提供している多くのSEO屋が、このようないいかげんな営業トークでテレアポをしまくったり、広告を出しまくったりした結果が招いた惨状がこれだ。こんな業界の現状は、もはや憂うしかない。

まっとうなSEOサービスを提供する会社やWeb制作会社にとっては、とても迷惑な話だ。

何の成果も上がらない、ただキーワードの上位表示を維持するためだけに、コストが湯水のように使われて、サイトそのものやコンテンツ(情報)そのものを改修していくコストが、毎月のように失われていく

そもそもSEOが何なのかを根本から考え直すべし

SEOとは「Search Engine Optimization」(検索エンジン最適化)である。本来は、検索エンジンが正しくWebサイトの内容を把握し、その情報を必要とする検索ユーザーに探してもらいやすくするための行為だ。

逆に言えば、すでにWebサイトがありながら、あらためてSEOをやらなければいけないということは、そもそも、そのWebサイトに問題があるのではないだろうか?

そして、Webサイトに問題があるのなら、SEOをしてもたいした成果は出ないのは当然!

多くのSEO屋が一生懸命に営業していたSEOとは、たくさんのバックリンクを張るという施策が中心だ。そんな施策は、すでにSEOとしての効果は小さくなっていると聞くし、度が過ぎると検索エンジンからのペナルティーを心配しなければならない。

肝心なのはコンテンツ(情報)の質であり、そのコンテンツ(情報)のディレクトリ構造をパンくずナビで、きちんと検索エンジンに伝えることだ。

加えて「オーソリティ」の有無も鍵になるだろう。その分野で権威のあるサイトからのリンクが評価対象であるのはもちろん、これからは執筆者そのものも評価対象になっていくと言われている。

Web担当者は、まずこの事実を理解しなければならない。

公開してからSEOをしなければならないWebサイトなんて作るな!

サイトの立ち上げやリニューアルの時点で、ユーザーの検索ニーズやSEOをしっかりと考慮すべし!

そもそも有効なSEOとは、検索エンジンからのユーザー導線を確保することだ。

一方、Webサイトのリニューアルにおいて一番肝心なのは、インターネットからのユーザーの導線を確保するということである。

つまり、Webサイトのリニューアルには本来SEOの考え方が含まれているべきだということだ。

ユーザーの導線を考えることがWebサイトの情報設計の基本である。きちんと設計されたWebサイトには、後付けでSEOなど不要なはずだ。

こんな当たり前のことを、いい大人に向かって何度も何度も説明しなければならないのは、非常につらいし、面倒だし、情けない!

設計段階からユーザー体験シナリオを導入して解決すべし

ユーザーがニーズを満たすまでの行動の流れを可視化したものを「ユーザー体験シナリオ」と弊社では呼んでいる。

Webサイトであってもリアルな現場であっても、ユーザーとの接点すべてにおいて、ユーザーと企業がもっともハッピーになるシナリオを描き、企業として「Webサイトで何をすべきか」を明確にするのが大切なのは、言うまでもない。

ユーザー体験シナリオの作成が、真に機能するWebサイトを構築するための鍵となるのだ。

シナリオ作りの起点はユーザーニーズ

ユーザー体験シナリオを作成するためには、まずキーワード調査、アクセスログ調査などからユーザーニーズを洗い出す。Webサイトを訪れるユーザーの「声なき声を聞く」ことができるこれらの調査は、ユーザーニーズを探るうえで非常に有効だ。

次にこれら洗い出したユーザーニーズに基づいて、ユーザー体験シナリオを作成していく。たとえば、次のようなものだ。

ユーザー体験シナリオ
スタート
○○を購入したい
リアルでの体験
広告を見る
検索する
Webサイトでの入口
商品の内容を見る
Webサイトでの体験
比較・検討する
Webサイトでの出口
問い合わせをする
購入
ゴール
※[出口]となる体験の例
商品を購入する
資料を請求する
セミナーに申し込む
製品のサポートを受ける

ユーザー体験シナリオをベースにWebサイトの情報設計を行えば、SEOとして残るのは、内部施策としての「マークアップの仕方」など、基本的な部分だけになるはずだ。

Webサイトでは、ユーザーにわかりやすいコンテンツ(情報)を、すばやく最適な形で提供することが求められる。

Webサイトの情報設計に求められるのも、まさにこの部分だ。

さらにどんなコンテンツ(情報)が必要なのかも明確になることで、必要なコンテンツの制作や整理が可能になる。

こうした情報設計は特に目新しいものではないが、これこそが、コンテンツファースト時代に求められるものなのかもしれない。

検索エンジンのための対策ではなく、「お客さまのための施策」にならなければ、Webサイトで成果を出すことはできないはずだ。

時代は「検索エンジン最適化」から「ユーザーニーズ最適化」(User Needs Optimization)へと移り変わっている。

本日のまとめ

Webサイトが「ユーザーのニーズ」に応えられるように正しく設計されていれば、自ずとSEOもなしえられるはず。

「お客さまのための施策」でなければ、Webサイトで成果を出すことはできない。

すべては、お客さまの問題解決のために!

本記事の筆者 キノトロープ生田氏も講演
【7月24日(木)開催】キノトロープ主催 第2回 CMSカンファレンス

中~大規模Webサイト向け
Webサイトを有効に機能させる「CMS選定&活用ガイド」
~比較・検討でもう悩まない!主要CMSの特徴と機能が丸わかり!!~

CMSは、単なる運用・更新ツールの域を超えて、マーケティングなどの企業戦略にとって必須のツールとなっています。

すばやく正確な情報発信と戦略的な運用を両立させるためには、最適なCMSを選定し、最大限に活用する必要があります。

そこで本セミナーでは、中~大規模の企業Webサイト向けにCMS構築のパイオニアとして業界を牽引し続ける株式会社キノトロープと、中~大規模Webサイト向けのCMSツールとして主要な5製品の各ベンダーが集結し、選定・導入におけるポイントから、CMSを最大限に活用するノウハウ、各製品の特徴や機能まで、一挙に紹介します。

「CMSツールの正しい選び方と導入におけるポイント」と題したセッションでは、本連載の筆者である株式会社キノトロープの生田昌弘氏が登壇して、さらに詳しいCMS選びについて解説します。

開催概要

  • イベント名称:第2回 CMSカンファレンス
    中~大規模Webサイト向け
    Webサイトを有効に機能させる「CMS選定&活用ガイド」
    ~比較・検討でもう悩まない!主要CMSの特徴と機能が丸わかり!!~
  • 日時: 2014年7月24日(木) 14:00~18:00 (13:30 受付開始)
  • 場所:ソラシティ カンファレンスセンター 2F Sola City Hall 【WEST】
  • 定員: 200名
  • 参加費:無料(事前登録制)
  • 応募締切: 2014年7月18日(金) 19:00まで(定員になり次第締切)
  • 主催:株式会社キノトロープ
  • 共催:日本オラクル株式会社/株式会社ジゾン/株式会社のれん/株式会社ミックスネットワーク
「中~大規模Webサイト向け Webサイトを有効に機能させるCMS選定&活用ガイド」セミナーに参加申し込みする(参加無料)
※主催のキノトロープの申し込みフォームに移動します
この記事の筆者
生田昌弘氏のプロフィール写真

生田 昌弘(いくた まさひろ)

株式会社キノトロープ
代表取締役社長

1959年生まれ。岡山県出身。1985年に生田写真事務所を設立し、カメラマンとして活動を開始する。1993年12月にキノトロープを設立し、代表取締役に就任。以後、一貫した方針で数々のWebソリューションを築き上げる。現在もネットエバンジェリストとして布教活動を実践中。

主な著書に『Webブランディング成功の法則55』(翔泳社)、『CMS構築成功の法則』(技術評論社)、『Webサイト構築ワークフロー』(ソフトバンククリエイティブ)、『アクセス解析からはじめる Webサイト運用 成功の法則』(ソフトバンククリエイティブ)、『次世代Webサイト構築ワークフロー』(インプレスジャパン)など。

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博報堂DYメディアパートナーズとDAC、スマートテレビの画面上に配信する動画CMを活用したサービスを開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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広告事業の博報堂DYメディアパートナーズとインターネット広告のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は、共同で「スマートテレビのホーム画面上で動画広告を配信・掲載する新サービス」を活用したサービスを開始する、と6月10日発表した。両社がテレビ画面上に動画CMを配信する液晶テレビ「レグザ」のクラウドサービス「TimeOn(タイムオン)」を利用するとTポイントが貯まる。

新サービスでは、動画CMを視聴した後にアンケートに答えるとTポイントが貯まり、TimeOnの予約ランキング上位の番組を見ると抽選でTポイントがもらえる。テレビメーカーとしては初めてのデジタルライフスタイルの提案となる。博報堂DYメディアパートナーズとDACは、「動画CMを見てTポイントを貯める」広告メニューの開発、配信、運用を行う。

博報堂DYメディアパートナーズ
http://www.media-kankyo.jp/

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム
http://www.dac.co.jp/

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ブレインパッド、レコメンドエンジン「Rtoaster」に「コンテンツマーケティングレコメンド機能」を追加 [ニュース] | Web担当者Forum

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データマイニングと最適化技術のブレインパッドは、同社のWebプラットフォーム/レコメンドエンジン「Rtoaster(アールトースター)」に自然言語処理エンジン「Semantic Finder(セマンティックファインダー)」による「コンテンツマーケティングレコメンド」の新機能を追加した、と6月10日発表した。ダイヤモンド社が運営する経済・ビジネスの情報メディア「ダイヤモンド・オンライン」が最初に導入する。

Rtoasterはユーザー個々の趣味や好みに応じて最適な情報を提供するマーケティングソリューション。RtoasterにSemantic Finderによるテキストデータ解析技術を取り入れたことで、Webサイト、広告文、メール文などのコンテンツを対象とした、各種テキストデータ解析によるレコメンド・アルゴリズムを利用することが可能となり、テキストデータを大量に保有するメディアサイトなどにおいて、コンテンツマーケティング施策をより精密に行うことができるようになるという。

ブレインパッド
http://www.brainpad.co.jp/

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