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iPhoneの購入理由は「使いやすさ」不満は「電池の減り」iPhoneユーザー利用・意識調査でわかったこと [スマートフォンレポート] | Web担当者Forum

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この記事は、ドコモ・ドットコムが発行するモバイルビジネス・マーケティング情報誌「スマートフォンレポート」の一部を、Web担当者Forum向けに特別公開したものです。

スマートフォンレポート

今回は2013年11月に発表された「スマートフォンレポート vol.9」から、調査報告3「iPhoneユーザー利用・意識調査~iPhoneユーザーにマッチしたサービスの提供方法とは~」の調査レポートをお届けする。

iPhoneを選ぶ理由のトップは「使いやすい」

9月にドコモから発売され、いよいよ国内主要3キャリア全てが取り扱うようになった「iPhone」。2008年の「iPhone 3G」の販売開始以降順調に販売台数を伸ばし、スマートフォンの普及拡大を牽引し続けてきた。

また、ドコモが契約者数を減らした主要因として「iPhone」を取り扱っていなかった点が挙げられるなど、携帯電話市場における影響度の大きさは周知の事実である。2013年9月よりドコモが販売を開始し、今後更に利用者が拡大すると思われる「iPhone」について、今回はその利用動向に関する独自調査を実施した。「iPhone」について、そのユーザーの利用や意識という観点から分析してみたい。

まず、初めて「iPhone」を購入したきっかけについてだが、「使いやすい/操作しやすいと聞いたから」といった回答が最も多い結果となった。クチコミなどで使いやすい、操作しやすいといったイメージが広がっていたことが感じられ、操作性の高さを期待して購入したユーザーの多いことがわかる。

次いで、「おしゃれなイメージがあったから」が多く、回答者数の多かった若年層を中心にファッションアイテムとして認知されている様子もうかがわれる。また、3、4位が「友人が持っていたから」「家族が持っていたから/家族割引が適用されるから」が入っている点も見逃せない。家族や知人の端末を見て、もしくは情報を聞いて、自分も欲しくなるといったクチコミ等の影響もかなり大きいようだ(図1)。

初めてiPhoneを購入しようと思ったきっかけ
図1 初めてiPhoneを購入しようと思ったきっかけ

アプリの充実面に満足するiPhoneユーザー

では実際に購入した後、「iPhone」に対して満足している点と不満に思っている点はどのようになっているのか。まず満足している点だが、「様々なアプリが豊富にある」が最多となり、アプリの充実に対し満足感を得るユーザーが非常に多いことがわかった。

購入前の段階で、アプリの充実度に期待する意見はあまり多くなかったが、実際に使ってみるとその充実度に満足する模様である。「iPhone」ユーザーにおけるアプリ利用に対する意欲の高さが感じられる。次いで、カメラの使いやすさ、性能を評価する声も目立っており、現在搭載されているカメラは不満なく受け入れられている模様である。

また、購入するきっかけで最多となった操作性については、「操作が簡単で使いやすい」点に対する満足度でも約3割を記録しており、期待通りの満足度をユーザーは得られていると言えそうだ。全般的に、「iPhone」は使いやすい、という印象が持たれている模様である(図2)。

iPhoneの満足度・魅力
図2 iPhoneの満足度・魅力

4割のユーザーは電池のなくなりやすさが不満

一方、不満点として挙げられていた項目としては、「電池がなくなりやすい」が最も高く、約4割のユーザーが回答している。スマートフォンになったことで、フィーチャーフォンよりも電池の持ちが悪くなったと感じるユーザーは「iPhone」においても非常に多い模様だ。

それ以外では、「防水機能がない」「赤外線が使えない」「テレビ(ワンセグ・フルセグ)を見る事ができない」といった機能面での不満が多く挙げられており、フィーチャーフォン時代に使用できていた機能が無いことに不満を感じている模様である。

逆に、電波環境や通信速度については、満足点、不満点の双方でそれほど意見が挙げられておらず、可もなく不可もなくといったユーザーの印象がうかがえる。ちなみに、満足している点で最も高かったアプリの充実面については、不満としてあげるユーザーは非常に少なく、このことからもアプリの豊富さ、充実度が「iPhone」ユーザーから高い評価を得ているのは間違いないようだ(図3)。

iPhoneに対する不満点
図3 iPhoneに対する不満点

では、「iPhone」ユーザーはアプリ等のコンテンツをどこで認知しているのか。その認知場所について聞いてみると、「App Store」が突出して高く、中でも「『App Store』全体のランキングを見て」が最も目立った。

この傾向は特に若年層で顕著であるが、若年層を中心としたアプリ動向に興味のあるユーザーは、能動的にランキング情報を調べ、アプリを入手している模様だ。その他では、クチコミから認知するという意見も多数挙がっており、特に女性において目立つ。また10代、20代は友人から、40~60代は家族から、といったように、クチコミ情報の元となる部分に違いがある点も大きな特徴と言える。

その一方で、各通信キャリアが提供するポータルサイトはあまり利用されていないという結果となっている。ただし、このデータをキャリアユーザー別に見ると、「auスマートパス」はauユーザーの16.4%で使われており、他キャリアと比較して高い数値となっている。

現時点で回答者自体が少ないドコモ(9人)のポータルサービスについてはさておき、「auポータル」やソフトバンクモバイルのポータルサービスが1桁台に留まっている中、「auスマートパス」はコンテンツの認知経路として、auユーザーにある程度浸透していることが証明されている(図4、図5)。

コンテンツ認知場所
図4 コンテンツ認知場所
コンテンツ認知場所(auユーザー限定)
図5 コンテンツ認知場所(auユーザー限定)

最後に、ダウンロードしたアプリを削除するタイミングについて見てみると、全体としては「使わなくなったら随時」が最も高い結果となり、利用しないアプリはこまめに削除し、容量を確保している様子がうかがえる。また、定期的にアプリを削除しているユーザーも4割弱存在し、中でも「1か月に1回程度」「2、3か月に1回程度」の頻度で削除しているユーザーが比較的多い。

反対に「容量が一杯になった時」と回答したユーザーは非常に少なく、このことからも、多くのユーザーは常に容量を意識した使い方をしていることがうかがえる。一方、50代、60代の高年齢層においては「削除(アンインストール)したことはない」という意見も多く、高年齢層のユーザーの中には、削除が必要な程アプリをインストールしていないユーザーも存在する模様だ(図6)。

アプリの削除(アンインストール)タイミング
図6 アプリの削除(アンインストール)タイミング

アプリを使いこなす一方、アプリの認知経路が課題

ここまで、「iPhone」ユーザーの利用傾向について分析を行ってきたが、全体的に「iPhone」を積極的に使いこなそうとする意識が高い様子が感じられる。中でもアプリに関しては、「App Store」のランキング情報をチェックした上で、気に入ったアプリをダウンロード利用し、必要ないと判断すればすぐ削除するといった使い方が多い模様である。このような「iPhone」ユーザーの利用傾向を踏まえ、いかに自社のアプリやサービスを認知、継続利用させるかが課題となる。

まず認知に関してだが、「App Store」のランキングが告知効果として高いと言えるものの、現状のランキングは一部のアプリが上位を独占しており、DL数や売上等でランキング上位に入るには大変厳しい状況になっていると想定される。しかし、上位の固定化が進み、顔ぶれがなかなか変わらないということは、ユーザーの中にはランキングをチェックしなくなっている人も増えているのではないだろうか。

と考えると、「App Store」以外のアプリ情報サイトが今後有力な認知経路となる可能性が考えられ、現状でも前述の通り「auスマートパス」がサービスの認知経路としてauユーザーに活用されていることを考えると、今後サービスの有力な導線になりうる通信キャリアのポータルサイトを有効に活用したいところである。同時に、各通信キャリアにはポータルサイトをより一層使いやすく、充実したものにして欲しいと期待する。

一方、継続利用に関しては、一旦不要と判断されたアプリはすぐに削除される可能性が高いため、ユーザーの利用頻度を高める努力が必要と考える。エンタメ系サービス、情報系サービス共に、新しいコンテンツの定期的な提供や、ユーザーが使いやすいようなUIの改善など、サービス内容を更新し続ける取り組みが重要であろう。

また、レビュー等を通じてユーザーの意見を収集し、アプリやサービスの改善につなげるといった体制、努力も必要である。スマートフォン時代になって、豊富にサービスが提供されている中、ひとつのコンテンツ利用スパンは以前より更に短くなっていると想定される。これまで以上にユーザーの特性や利用傾向を把握し、その上でニーズに合わせたサービス提供を実施したいところである。
調査対象15歳以上69歳までのiPhoneを所有する男女個人
調査地域全国
有効回答数600サンプル
※事前調査におけるiPhone保有者の性別出現割合を構成比として、下記の割り付けにて回収
10代20代30代40代50代60代
男性376672664422307
女性408069543515293
771461411207937600
調査実施期間2013年10月9日(水)~10月11日(金)
調査方法インターネット調査
調実施機関株式会社ドコモ・インサイトマーケティング

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スマートフォンレポート

スマートフォンレポート

「スマートフォンレポート」は、独自調査の分析レポートや、NTTドコモへのインタビュー、またモバイルビジネスを展開する上で鍵となるメールマーケティングや広告展開等についての記事を掲載する隔月発行のモバイルビジネス・マーケティング情報誌です。

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この記事の筆者

提供:株式会社ドコモ・ドットコム

モバイル(スマートフォン・タブレットおよびフィーチャーフォン)を活用したビジネスに関するコンサルティング事業を軸に、企業プロモーション・マーケティング企画をはじめとした新たなビジネス開発事業を展開。

http://www.docomo-com.com/

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ヤフー、Yahoo!ショッピングで自由度の高いサービス開発を行う無料のAPIを約50本公開 [ニュース] | Web担当者Forum

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Yahoo!JAPANを運営するヤフーは、「Yahoo!ショッピング」オープン化戦略の一環として、Yahoo!ショッピングに関するAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)約50本を3月12日公開した、と同日発表した。出品管理や商品管理などを行うAPIで、誰でも無料で利用でき、eコマース事業に関わる開発者による、より自由度の高いサービス開発を支援する。

新しく公開したAPIは、出品管理APIが計5本、商品APIが計9本、製品/SHPカテゴリ/ブランドAPIが計6本、在庫APIが1本、ストアカテゴリAPIが計6本、画像APIが計12本、デザインAPIが計7本となっている。これまでYahoo!ショッピングが提供する専用ツールで行っていた作業がAPI経由で管理、作成が可能になる。APIは「Yahoo!デベロッパーネットワーク」にアクセスし、登録して利用する。

Yahoo!ショッピング
http://shopping.yahoo.co.jp/

Yahoo!デベロッパーネットワーク
http://developer.yahoo.co.jp/webapi/shopping/

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博報堂アイ・スタジオ、「データドリブン・クリエイティブ」チームを新設 [ニュース] | Web担当者Forum

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コンテンツ制作の博報堂アイ・スタジオは、生活者のWebアクセスログやPOSデータなどの多様なデータ収集と解釈を行い、結果を基に企業のWebサイトやソーシャルメディアのクリエイティブなどを提案する新組織「データドリブン・クリエイティブ」を3月12日新設した、と同日発表した。データ解析業務のスペシャリストにより、クリエイティブ力に加え、データを基に次のアクションを起こす「データドリブン」な要素を掛け合わせることで、企業と生活者のより深い関係の実現を目指す。

データドリブン・クリエイティブチームが収集するデータは「生活者意識データ」「ソーシャルメディア露出量データ」「PR報道露出量データ」「アクセスログ/インターネット視聴率」「検索ボリューム」「ID-POSデータ」など。収集したデータはクリエイターとプロデューサーが解釈し、コミュニケーションのシナリオを創出する。シナリオを基に、博報堂アイ・スタジオの表現力と技術力でクリエイティブを構築していく。

博報堂アイ・スタジオ
http://www.i-studio.co.jp/

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オールアバウト、「All About」の記事内動画広告「In-Read Video」の提供を開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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専門ガイドによる情報サイト「All About」を運営するオールアバウトは、サイトの記事内に広告主の動画コンテンツを掲載する広告商品「In-Read Video」を3月12日に提供開始する、と同日発表した。In-Read Videoは、All Aboutの記事内で、広告主が保有するTVCMなどの動画コンテンツを表示する。広告の掲載先は「All Aboutまとめコンテンツ」と30~40代男性向け「For M」や同女性向け「For F」のライフスタイルWebマガジン内になる。

In-Read Videoの動画はユーザーが記事を閲覧しながら動画表示位置までスクロールしたときに広告スペースが出現し、動画を再生する。ユーザーは閲覧したかったコンテンツを中断して再生する必要がなく、従来の動画配信サイト内の動画広告と比較して、ユーザー体験を阻害せずに閲覧できる。広告主に対しては、ユーザーへの高いブランディング効果や商品・サービスの理解促進が期待できる。

オールアバウト
http://corp.allabout.co.jp/

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グーグル「キーワードがnot providedだらけ問題は数か月のうちに何とかする」 など11+3記事 [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum

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タイトル画像:国内&海外SEO情報ウォッチ

「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、
国内と海外の検索マーケティング関連情報を
さらっとまとめて毎週金曜日にお届けします。

今週のピックアップ

グーグル「キーワードがnot providedだらけ問題は数か月のうちに何とかする」
★★☆☆☆具体的にはわからないが(Search Engine Land)

サイト訪問時の検索キーワードが「not provided」ばかりになってしまう(つまり検索キーワード情報がわからない)問題が、解決されるかもしれない。

米グーグル検索品質チームのトップ、アミット・シンガル氏が、米国で開催されているカンファレンス「SMX West」の基調講演で、参加者からの質問に答える形で次のように語ったのだ。

これまで、グーグルは「セキュア検索」に移行してきた。その影響で、ウェブマスターはリファラーから検索キーワードを知ることができなくなっているが、(アドワーズの)広告主は検索キーワード情報を得ている。とはいうものの、ウェブマスターツールを使えば、もっと多くの情報が得られるのも事実だ。

ずっと検索ユーザーからは検索をセキュアにしてほしいという要望が出ており、これは非常に重要なことだったのだ。我々はオーガニック検索の今の状態が好ましいと思っている。

さて、これからの数週間から数か月で、我々はこの問題に対する解決策を調べる。現時点で明言できることはないが、この問題(ウェブマスターがオーガニック検索のキーワードを調べられない問題)にどう対処すべきかに関しては、広告側とも話し合ってきている。

現時点ではまだ何がどうなるか明確にはなっていないが、具体的な「解決策」がどうなるか楽しみではある。

「ユーザーのプライバシーのため」という理由に基づいて検索キーワードを隠しているにもかかわらず、アドワーズ広告を利用する広告主にはその情報が伝わっているという状況を、どのような方向で解決するのだろうか。

日本語で読めるSEO/SEM情報

検索結果のタイトルを生成するアルゴリズムをグーグルが変更した!?
★★☆☆☆「SEOの神様」が気付いた異変(辻正浩 | Masahiro Tsuji (tsuj) on Twitter)

辻正広氏がこんなツイートを投稿した。

検索結果に表示されるページタイトルの文字数が少なくなることを、アユダンテ コラム「検索結果のtitleが25文字に!?Googleが新しい検索結果を一部テスト中」という記事で解説しているが、このことだろうか。

辻氏はその後、この件に関して追加でツイートしているので、紹介する。

さしあたり主だったキーワードで管理サイトのtitleタグが検索結果でどのように表示されるか調べてみる程度にしておくのが良さそうだ。

必ず見よう!グーグルによるモバイルサイト改善のためのチェックリストと動画
★★★★★動画は日本語字幕付き(Googleウェブマスター向け 公式ブログ)

グーグルは、モバイルサイトを改善するためのチェックリストと動画を日本向けにも公開した。

昨年12月に英語で提供されていたチェックリストと動画に日本語字幕を付け、チェックリストの簡易版の日本語訳とともにウェブマスター向け公式ブログで公開したものだ。

チェックするように推奨している項目は次の3つだ。

  • ユーザーをイライラさせない
  • 簡単にタスクを完了できるようにする
  • ユーザーをファンに変える

マイリー・オイェ氏による動画はウェブマスターとGoogleアナリティクスも使いながら実践的なノウハウを説明している。時間を確保して必ず視聴してほしい。

「大量の404エラーもHTML改善の重複も無視してOK」グーグル社員が助言
★★★★☆今回は質問てんこ盛り(ウェブマスター オフィスアワー)

グーグル日本のサーチクオリティチームがGoogle+のハングアウトオンエアで「オフィスアワー」を開催した。オフィスアワーは、筆者たちからの質問にグーグル社員が回答するカジュアルな形式でのQ&Aビデオチャットだ。

やや盛り上がりに欠けた前回前々回とは異なり、今回は次に挙げるほか、時間が足りなくなるほど多数の質問が寄せられ活気があった。

  • 大量の404エラーについて
  • 解消されない、ウェブマスターツールでの「HTMLの改善」の重複
  • スパムレポートの扱い
  • HTMLページとPDFの重複

30分強の動画で公開されているので、見ておくといいだろう。

次回のオフィスアワーは、「3月19日(水)日本時間 17:00 - 17:30」の予定だ。

リンク否認の対象範囲はルートレベルドメインとサブドメインで違う
★★★★☆間違えて指定しないように注意(グーグル ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラム)

リンクの否認ツールでアップロードするファイルでは、「domain:」を使うと指定したドメイン名からのリンクをすべて否認できる。同じドメイン名のサイトから複数のリンクが張られていてそれらをすべて否認したい場合は、1本1本記述する必要がないので手間が省けるし、記述漏れを防ぐことにも役立つ。

この「domain:」の利用に関して非常に重要なことを、グーグル社員のAiriさんが公式ヘルプフォーラムで説明した。

ルート ドメインを否認すると、サブドメインも否認の対象になります。
しかし、サブドメインを否認しただけでは、ルート ドメインは否認ファイルの影響を受けません。

例えば、「domain:example.com」という行を追加すると、example.com からのリンクをすべて無視するよう Google に指定することになります。
「domain:subdomain.example.com」という行を追加すると、そのサブドメインからのリンクのみが否認されます。

また、アップロードするファイルには、Google に無視するよう指定するリンクのみを記載してください。自分のサイトへのすべてのリンクのリストをアップロードしないように注意してください。

「ルートドメイン」と書かれているのは、「example.com」などのペイレベル・ドメイン名(ルートレベル・ドメイン名)のことだ。

考えてみれば当たり前のことだが、うっかりしないように、サブドメインの対象範囲の違いには、特に注意してほしい。

スマホ&マルチスクリーン時代に欠かせないバイブルの第2版をグーグルが公開
★★★★★必ず読んでほしい(Inside AdWords-Japan)

グーグルは、スマートフォンおよびマルチスクリーンワールドに関する、次の2つのリソースをアップデートして公開した。

The Mobile Playbook」は、企業がスマートフォン戦略を立てる際に考慮すべき、5つの課題における最新の成功事例や取り組みを紹介している。

マルチスクリーン ワールド」調査データ サイトでは、マルチスクリーン社会における消費者行動とスマートフォン ユーザーの利用動向を、インタラクティブに楽しみながら知ることができる。

グーグルアドワーズの公式ブログが紹介したリソースであるが、SEOに取り組む筆者たちにも非常に有益な情報がぎっしり詰まっている。参照することを強く、強く推奨する。

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

SEOに適した無限スクロールを実装しているサイトの紹介記事とHTML5の新技術をグーグルが推奨する記事を今週はピックアップ。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
  • 時間がたってもすたれない12種類のコンテンツ
  • コンテンツマーケティングの成果が出るまでに時間はどのくらいかかる?
  • 積み重ねてきたウェブスパムはそう簡単には許してもらえない
  • ウェブマスター向けGoogle+ページ、スタート
  • URLの文字数は2000文字以下に抑えるべき
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
  • あなたのSEOを劇的に改善する内部リンク構築戦略

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

時間がたってもすたれない12種類のコンテンツ
★★★★☆バックリンクが集まる期待もあり(Search Engine Watch)

時間がたってもすたれることがなく、リンクを集められるコンテンツの種類を12個挙げた記事。筆者による補足を交えながら簡潔に紹介する。

  • 毎年更新する特集

    毎年あるいは定期的に、決まったテーマの内容を更新するコンテンツ。たとえばWeb担ならMozが調査した「検索エンジンランキング要因」に当たる。

  • 何かを追跡調査する記事

    たとえば、Red SweaterというサイトはMacBook Pro(Apple社製のノートPC)に発生するトラブルに関する情報を絶えず収集し、詳細を説明している記事へのリンクを掲載している。

  • インタビュー

    だれかにインタビューする。どんなテーマでも、どんな人にでもインタビューできるが、今までに聞かれたことがなかったことを聞きだしているインタビューだと人気が出る。

  • ハウツーもの

    何かのやり方や作り方などを具体的に説明する記事。だれかがすでに解説したのと同じテーマにするときは独自性を出す。動画や画像を入れたり、役立つ関連コンテンツへリンクしたりするのもいい。

  • 歴史

    何かの歴史について書いた記事。教養があるコンテンツになるし、新しい情報が出てきたら追加更新できる。

  • 会社案内

    会社案内やスタッフ紹介、運営者紹介のページ。これらのページを優れたコンテンツにすることができる。

  • 小技紹介

    ちょっとした便利な使い方を紹介する記事。たとえば、iPhoneやiPadを初めて手にしたユーザーに役に立つ使い方ガイドが作れる。

  • 体験談

    製品やサービスを利用した顧客の声をコンテンツにできる。基本的には、その製品やサービスを気に入った人に語ってもらう。

  • レビュー

    体験談と似ているが、レビューは必ずしもポジティブなものだけとは限らない。またUGC(ユーザー生成コンテンツ)としてユーザーが自由に書き込むことができる場合が多い。

  • キュレーション記事

    平たく言えば、「まとめ記事」のことだ。気をつける点は、単なる「コピペ」「つぎはぎ」にならないように、本当に役に立つものをえりすぐることだ。選んだ記事がどんな記事なのかの簡単な説明や、自分なりの意見を追加すると喜ばれるだろう。

  • 個人の経歴

    あなたの経歴を詳細に書く。あなたがどんな人物なのかを知ってもらうコンテンツだ。

  • リソース集

    何かをやりたいときに必要となるもの・ことがどこで手に入るかをまとめたコンテンツ。たとえば、子どもがガーデニングするなら、本や雑誌、よくある疑問、花の種を買うところなどの情報をどこで得られるかを紹介する。

コンテンツマーケティングの成果が出るまでに時間はどのくらいかかる?
★★★★☆3~4か月が1つの目安になりそう(Search Engine Journal)

コンテンツを足し続けるだけで、訪問ユーザーがどのくらい増えるのかを検証したケーススタディ。

40人ほどの大学生に、自分がよく知っているニッチなテーマに関するブログを立ち上げて記事を書かせた。1日に100訪問を得るまでに要した期間は、平均して3~4か月だったそうだ。訪問の大半は検索エンジンからのトラフィックだ。

アクセス推移
健康系のブログのアクセス推移。3か月位から訪問数が上昇しているのがわかる。

リンクを獲得するための施策はもちろんのことキーワードリサーチも行っていない。記事の書き方などは指導したと思われるが、やったことは「質が高い記事を公開すること」だけだ。

どんなケースでもこの事例に当てはまるとは限らない。それでもコンテンツを足し続けることでそれなりのアクセスを集めるには3~4か月かかることを1つの目安として、まずはこのくらいを最初の成果測定地点として設定していいかもしれない。

積み重ねてきたウェブスパムはそう簡単には許してもらえない
★★★★☆すべての悪事をグーグルはお見通し(Marie Haynes on Twitter)

どうしても再審査が通りません。なんとか助けてもらえないでしょうか。

クライアントのサイトに与えられた不自然リンクの警告をどうしても解除できないSEOコンサルタントが、グーグルのマット・カッツ氏にツイッターで助けを求めた。

マット・カッツ氏は、まだ残されているスパムコメントをいくつか例示したうえで、このクライアントが保有している別のスパムサイトを指摘した。

クライアントはかなり昔から複数のサイトで継続的にスパム行為をしていたらしい。この事実をコンサルタントは知らされていかったようだ。しかしマット・カッツ氏はお見通しだった。

同じ管理者のもとで運用されているサイトがスパムサイトばかりだった場合は、総合的にスパム判断されることがあるようだ。つまり1つのサイトの問題だけを修正しても、その管理者が所有するスパムサイトが残っているかぎりは手動対策を解除してもらえないかもしれないということだ。

長年にわたり、またいくつものサイトでガイドライン違反を繰り返してきた場合は、手動対策の解除は非常に難しくなることがある」ともマット・カッツ氏は付け加えている。

ウェブマスター向けGoogle+ページ、スタート
★★★★☆フォローしてグーグルSEOの最新情報を入手(Google Webmasters on Google+)

グーグルは、ウェブマスター向けの公式Google+ページを開設した。

このページを通じて、アナウンスやイベント告知、TIPS、クイズなどの情報を提供するとのことだ。

グーグルはツイッターでもウェブマスター向けの公式アカウントを運用している。どちらもフォローしておけば最新の情報が手に入る。

なお日本のグーグルサーチクオリティチームはGoogle+のコミュニティを独自に運用している。こちらにも参加しておくことを勧める。

URLの文字数は2000文字以下に抑えるべき
★★☆☆☆普通は気にしなくていい(Google Webmaster Help Forum)

URLの長さはどれぐらいがいいのかについて、グーグルのジョン・ミューラー氏が次のように公式ヘルプフォーラムでコメントした。

私が知るかぎりでは長さに理論的な上限はないが、扱いやすく保つためには2,000文字以下に抑えることを推奨する。

2000文字というのは、おそらくIEで扱えるURL文字長が2083文字だというあたりが理由だろう。

日本語URLを使ったとしても2,000文字を超えるほど長いURLはまずできあがらないだろうし、使おうとも思わないだろう。とりあえず豆知識として知っておくといいかもしれない。

ちなみに、URLが長すぎる場合にサーバーから「414(Request-URI Too Long)」のレスポンスが返る場合がある。400番台なので、クライアント側のエラー扱いだ。

ApacheやnginxといったWebサーバーでは、標準で8190バイトを超える場合は414エラーが返るようになっている。

SEO JapanSEO Japanの
掲載記事からピックアップ

内部リンクの最適化を解説した記事を今週はピックアップ。

この記事の筆者
ユーザー 鈴木 謙一 の写真

鈴木 謙一(すずき けんいち)

フリーランスのインターネットコンサルタント。アメリカを中心としたSEO/SEMのコアな情報を日本に持ち込み、「海外SEO情報ブログ」で“海外SEO”のブランドを確立。サーチエンジンマーケティング専門ソーシャルニュースサイトSphinn(スピン)の公式日本版であるサービス「Sphinn Japan」立ち上げメンバーでもある(Sphinnの本家はMarketing Landとなり編集記事中心へと路線変更している)。

現在は、株式会社セルフデザイン・ホールディングスの取締役コンサルティングアドバイザーとして、SEOの情報収集やトレーニング、海外のSEOカンファレンス参加などを通じて正しいSEOの普及に取り組んでいる。

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メンバーズとモバーシャル、Web動画マーケティング支援のジョイントベンチャー「MOVAAA」を設立 [ニュース] | Web担当者Forum

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マーケティングソリューションのメンバーズは、映像制作・配信のモバーシャルと、ジョイントベンチャー「MOVAAA(ムーヴァー)」を設立し、Web動画マーケティングの立案、制作プロデュース、効果検証を一括して行うWeb動画マーケティング支援サービスを提供することになった、と3月14日発表した。Webサイトコンテンツやマーケティング活動におけるWeb動画活用のニーズが高まったことを受け、メンバーズのエンゲージメント・マーケティング支援のノウハウと、モバーシャルのWeb動画制作サービスのノウハウを組み合わせて新会社を設立することにした。

MOVAAAの事業の概要は、Web動画制作プロデュース、Web動画マーケティング支援、Webコンテンツ企画、運営、制作プロデュースなど。企業が保有するソーシャルメディアやオウンドメディア、キャンペーンなどのWeb動画をプロデュースし、動画活用を支援することで、企業のWeb動画マーケティングの成功と企業と生活者とのエンゲージメント強化を支援していく。設立は4月1日を予定している。

メンバーズ
http://www.members.co.jp/

モバーシャル
http://www.mobercial.com/

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大日本印刷、スマホでレシートを撮影しキャンペーン応募できるアプリ「レシプレ!」の提供を開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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大日本印刷(DNP)は、レシートをスマートフォンで撮影し、商品の購買証明を確認してキャンペーンに応募できるアプリ「レシプレ!」の提供を開始する、と3月11日発表した。iPhoneとAndroidに対応しており、無料でダウンロードできる。従来、商品購入者を対象とするキャンペーンでは、応募シールやレシートなどを応募用紙に貼り郵送するなどの手間がかかり、企業側も情報の確認やデータ入力などの負荷が大きかった。DNPではこうした課題を解決するため、レシプレ!を提供開始することにした。

レシプレ!を起動すると、さまざまな企業のキャンペーンが閲覧できる。応募するキャンペーンを選択してレシートを撮影すると、OCR(光学文字認識)でキャンペーン対象商品を認識するので、応募ボタンをクリックして手続きを完了する。重複などによる二重応募はOCRを利用したレシート解析技術を応用している。アプリの活用により、企業は応募数の増加が見込めるほか、デジタルデータ化に対応しているため、キャンペーン事務局の負荷を軽減する。また、応募者の属性、対象商品と一緒に購入した商品などのデータは収集、分析の後マーケティングデータとして提供する。

大日本印刷
http://www.dnp.co.jp/

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<YDN画像広告>ガイドラインに抵触しない広告表現とは③ [Yahoo!プロモーション広告 業界情報] | Web担当者Forum

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この記事は、Yahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルで公開されているリスティング広告「業界情報」の記事を、ヤフー株式会社の許諾のもと転載しています。オリジナルの記事はYahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルのサイトでご覧ください。

Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)の掲載フォーマットには、「テキスト広告」の他に、画像を使った広告出稿ができる「ディスプレイ広告」があります。

ディスプレイ広告は、バナーなどの画像によって視覚的にインパクトを与え、より強くメッセージを訴求することができるため、商材やサービスの魅力を強力にアピールしたい方や、競合他社との差別化を図り認知度を上げたい方などにお勧めです。

ディスプレイ広告の入稿の際に、特に多く見られる掲載不可の例とその理由を取り上げ、3回に分けてご紹介します。

最終回となる今回取り上げるのは、「掲載不可例③」の「アフィリエイトサイトにおける不適切な画像/画像における最上級表示/画像でのアルコール飲料の表現/著しく周りのコンテンツとなじまない」です。

掲載不可例①
  • 広告の主体者が不明確
  • ユーザーに迷惑となる広告の禁止(人体の局部の強調)
  • ユーザーに迷惑となる広告の禁止(コンプレックス表現)
  • 画像に連絡先情報が含まれている
掲載不可例② (インタレストマッチ)
  • 画像とリンク先の情報が一致しない
  • 画像と広告文の情報が一致しない
  • 広告の不一致(複数の広告文に対し画像が1つ)
  • 広告の不一致(複数の画像に対し広告文が1つ)
掲載不可例③
  • アフィリエイトサイトにおける不適切な画像
  • 画像における最上級表示
  • 画像でのアルコール飲料の表現
  • 著しく周りのコンテンツとなじまない

「審査に通るか不安…」

「審査に落ちたけど、どう修正していいのか分からない」

そんなお悩みをお持ちなら、まずこの資料をチェックし参考にしてみてください。

スムーズな審査通過と広告掲載のために、ご活用ください。

オリジナル記事はこちら:<YDN画像広告>ガイドラインに抵触しない広告表現とは③(2014/03/04)

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コンテンツの将来:2014年の4つのトレンド(前編) ――FCBグリッド分析とKPI(B2B/B2Cそれぞれ) [Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報] | Web担当者Forum

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この記事の内容はすべて筆者自身の見解であり(ありそうもないことだが、筆者が催眠状態にある場合を除く)、Mozの見解を反映しているとは限らない。

この記事では、「コンテンツマーケターを待ち受けるトレンド」と「コンテンツマーケターが組織で果たす役割」を、役に立つ資料を参照しながら細かく見ていく。これからのトレンドを具体的に理解することは、組織におけるコンテンツの目標を明確にしてリソースの配分を決めるための基礎を構築する上での要となる。

今、デジタルマーケティングに取り組む絶好の機会がやってきていると言える。世界の全人口のほぼ半分がインターネットにアクセスし、消費者がコンテンツに向き合う形が急速に進化している今、刺激的な課題とチャンスが次々と到来しているのだ。

トレンド1:消費者の注目を集める競争が激化

独自のコンテンツで定期的にサイトを更新するだけでは不十分だ。インターネットには毎日約9万2000本の新しい記事が投稿されている。デジタルメディアのパブリッシャーは、大量のコンテンツを低価格で制作できるシステムを開発した。たとえば、Huffington Postは1日に最低でも1200本のコンテンツを作る。Forbesは(1000人の寄稿者を擁して)400本だ。そして、コンテンツを作るのはパブリッシャーだけではない。WordPress利用者は毎月、約3580万本の投稿を生み出している。

規模がそれほど大きくない企業は、量ではとうてい勝負にならない。ではどうすれば、この市場でウェブサイトを差別化できるのか。

ここで効果的なのがコンテンツ戦略の策定だ。企業独自のバリュープロポジション(価値提案)を理解することがきわめて有用だが、独自のバリュープロポジションがない場合、それを作り出すためには、チャンスが市場のどこにあるのかを理解することが役に立つ。

  • BtoC企業ならば、現在ターゲットとなっているオーディエンスを見極め、特定のライフスタイルを提唱するものとしてブランドを売り込むというやり方があるだろう。

  • BtoB企業ならば、特定の業界やニッチにおける最高の権威や情報源として自社のブランドを位置づけていく場合が多い。

コンテンツ戦略を策定する際には、その企業が販売している製品を評価することが大切だ。製品の評価とは、「製品の特徴を明らかにする」とか「単に長所を理解する」といったことではない。求められるのは製品の市場性を理解することだ。

たとえば、低関与・高関与の「関与度」と、指向型・感情型の「製品タイプ」の2軸で考える「FCBグリッド」(リチャード・ヴォーン氏が開発したものだ)の利用が有効だ。

その製品は、「思考型」の製品なのか「感情型」の製品なのか。消費者にとって関与度は高い製品なのか低い製品なのか。

  • 製品タイプ
    • 「思考型」の製品とは、消費者が購入前に十分に考慮する製品だ。このタイプの製品では通常、消費者は購入前にいろいろと調査してさまざまな取り組みを行う。

    • 「感情型」の製品とは、購入のプロセスで感情がきわめて重要な役割を果たす製品だ。

  • 関与度
    • 「高関与度」の製品は、消費者が購入の決断にじっくりと取り組む製品だ。そのような製品は総じて高価な傾向にあるが、必ずしも金銭的な面だけの問題ではない。いったん購入すると変更に多くの時間がかかるものや、長期的に見た場合の影響が無視できない大きさとなるものもある。たとえば、個人退職基金口座(IRA)の開設は「関与度が高い」買い物だ。壁紙の購入も「関与度が高い」買い物にあたる。

    • 「低関与度」の製品は、より衝動的に、とっさに購入される傾向がある。消費者は、欲しいと思ったらさほど調査に時間をかけない。判断が間違っていたとしても、たいしたリスクがないからだ。通常、低価格の製品が多い。

その企業が販売しているのが「高関与度」で「思考型」の製品なら、消費者は、レビューを読んだり観たり、特徴を見極めたり、費用に見合うかを考えたり、より多くの時間を使って製品を検討するだろう。そのため、このような製品に向けたコンテンツ戦略では、消費者が製品を見つけやすく探しやすいように、製品の特徴や利点に関する情報を多く盛り込んだり、製品とブランドの認知度を高めたりしなければならない。

販売する製品が「低関与度」で「感情型」の製品である場合は、消費者とつながって感情にアピールすることに多くの時間をかけるべきだ。またこうした製品は、繰り返し購入の傾向があるため、ブランド・ロイヤルティを構築し顧客を逃さない対策にも重点的に取り組む必要がある。

英国の広告代理店Bartle Bogle Hegarty社(BBH)でコミュニケーション・プランニングのトップを務めるジュリアン・コール氏が、「ビジネスの諸問題を解決する」と題したスライドでこのプロセスを詳細に分析しているので、参考になるだろう。

トレンド2:コンテンツの成功を測定する主要指標の決定がより重要に

これまでは、トラフィックとページビューが各コンテンツの成功を評価するための指標とされてきた。トラフィックの増加には明確なバリュープロポジション(ブランド認知の増加、パブリッシャーとブロガーの現在および将来の収益増加など)があるが、これらの指標だけに頼っていると判断を誤る危険性がある

さらに問題なのは、成功の指標としてトラフィックとページビューにばかり取り組むと、意図しない行動や見当違いのやる気につながる恐れがある。たとえば、次のようなことだ。

  • クリックされやすい見出しを重視しすぎる
  • title要素にキーワードを使いすぎる

場合によっては、ユーザーのためのコンテンツ作り(長期的な開発)からページビューのためのコンテンツ作り(短期的な勝利)へと重点が移ってしまうこともある。

結局のところ、組織にとって適切な指標の決定は、コンテンツの目標次第だ。目指すのは、次のどれだろうか。

  • 積極的に関与してくれるコミュニティの維持やブランド支持者の育成
  • ブランド認知の構築
  • ユーザーをお金を出してくれる顧客に変えること

あるいは、この3つすべてなのかもしれない。どれも答えるのが難しい問題だ。

Distilledでは現在、クライアントに協力してコンテンツ指標の明確化に力を入れている。ときには、分析して対象を絞りたい複数の指標を組み合わせて使うのが最良の選択肢となることもある。

クライアントによっては、主要指標が、次の4つを組み合わせたものになるかもしれない。

  • オーガニックトラフィック
  • リピート訪問の割合
  • 直帰率
  • サイト滞在時間の変化

たとえば、探していたそのものズバリが見つかったうえでの直帰なら、必ずしも悪いことではない。おそらく、理想的なランディングページにたどり着き、まさに探していた情報を見つけたのだ。それはすばらしいユーザー体験だし、ましてやその利用者がサイトに長く滞在し、リピート訪問者となったら、なおすばらしい。

どんな指標も、それだけをみているとたくさんの間違った仮定をしかねない。完璧な解決策というものは存在しなくても、いくつかの指標を組み合わせることで次善の策を得られるのだ。

また、ソーシャル関連の指標がコンテンツによるコンバージョンを測るすばらしい指標になる企業もあるだろう。

Facebookの「いいね!」とTwitterのリツイートは何らかの関心の存在を示すものであり、シェアやコメント、それからFacebookページの「ファン」になることは、潜在的なブランド支持者を示唆する。

シェアやFacebookページの新しい「ファン」の獲得の方が意味が大きいかもしれないが、ともかく、こういった行動はどれも、コンテンツがユーザーの注目を獲得できることを証明するものであり、認知を得ることにははなかなかの価値がある。

コンテント・マーケティング・インスティテュートが、BtoB企業とBtoC企業向けにコンテンツの効果測定に役立つ主要指標のすばらしいリストを作っているので紹介しておこう。

BtoBのコンテンツマーケティングにおける成功の指標
ウェブトラフィック
セールスリードの質
ソーシャルメディアでの共有
セールスリードの量
SEOの順位
ウェブサイトの滞在時間
直販
顧客からの定性的フィードバック
外部リンク
登録者の増加
企業認知の基準指標の上昇
製品/サービス認知の基準指標の上昇
顧客ロイヤリティの向上
クロスセリング
コスト削減
BtoCのコンテンツマーケティングにおける成功の指標

ウェブトラフィック
ソーシャルメディアでの共有
ウェブサイトの滞在時間
直販
顧客からの定性的フィードバック
SEOの順位
顧客ロイヤリティの向上
登録者の増加
企業認知の基準指標の上昇
製品/サービス認知の基準指標の上昇
外部リンク
セールスリードの質
セールスリードの量
クロスセリング
コスト削減

この記事は、前後編の2回に分けてお届けする。後編では、今回に引き続き残る2つのトレンドを紹介する。(後編は3/24公開予定)

この記事の筆者

この記事は、Moz Blogに掲載された以下の記事を日本語訳したものです。

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原文:「The Future of Content: Upcoming Trends in 2014」 by Stephanie Chang (2013/12/09)

記事セレクション:渡辺隆広株式会社アイレップ
翻訳:株式会社ガリレオ

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タブレット向けWebデザインのノウハウ40選 ―― 第3章 ワークフローを整理する [タブレット向けWebデザインのノウハウ40選] | Web担当者Forum

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3-1 構成

#31マルチスクリーンの対応方法を検討する

タブレットを中心にマルチスクリーンWebのポイントを見てきましたが、ここで簡単に具体的な作り方を考えてみたいと思います。

まず、どのようにマルチスクリーンに対応させるのかを決めましょう。大きく分けて次の3つの方法になります。

  1. 専用サイト
  2. テンプレート(CMSを利用している場合)
  3. レスポンシブWebデザイン

#32対応方法で気をつけること

①の専用サイトは制作・運用のコストがかかってしまいますが、きちんとリソースが確保できるのならば、マルチスクリーンのための設計に頭を悩ます必要は少なくなります。この場合でも、基本的にはどのデバイスでも同じ情報をユーザーが得られるようにするのがよいでしょう。また、別URLにはしないで、同じURLをサーバーサイドで振り分けるようにしましょう。

②のテンプレート対応は、使用しているCMSがどの程度対応できるかによりますが、完全にリニューアルするよりは早く済む可能性があります。個別に静的HTMLを出力するような場合は、デバイスごとに違うURLにならないよう注意が必要です。

リニューアルが可能であれば、③のレスポンシブWebデザインの導入が、同じURLでマルチスクリーン対応できるベストな方法でしょう。どのサイズでレイアウトを変更するか、CSSのメディアクエリーで決定するブレークポイントの設定と、各レイアウトごとのCSSの記述を事前に綿密に設計する必要があります。その際、SASSやLESSなどのCSS拡張言語が使用できれば混乱を軽減できます。

3-2 ワイヤーフレーム

#33PCサイトのベースを捨てる

もし今までPC用のサイトを作る際にワイヤーフレームのベースとなるようなものを使用していたら、それは一度忘れてしまいましょう。PCで当たり前のことがタッチデバイスではまったく使えないということがあり得るからです。

ヘッダーにはロゴとナビゲーションを配置しましょう。なるべく余計なスペースを取らずにシンプルにすると良いでしょう。

ナビゲーションをスライドパネルで表示させるのならば、ロゴをセンターに配置するといいでしょう。ロゴは左上になければならないというのは、PCサイトを前提にした古い考え方です。

ワシントン・ポスト紙のスマートフォン版サイトでは、文字サイズやシェアなどの機能メニューをユーザーが四隅の好きな位置に配置できるように工夫してあります。

#34レイアウトを考える

コンテンツ部分の構成を考えます。

2カラム、3カラム、リキッドレイアウト――コンテンツのレイアウトはサイトによってさまざまありますが、気をつけなければいけないのは、コンテンツの幅は固定できないということです。

iPadのポートレートモードであれば768ピクセルの横幅ですが、Nexus 7の場合は640ピクセルです。

ランドスケープにするとiPadの幅は1024ピクセルになる一方で、今度はNexus 7は1200ピクセルになります。

小さい画面で横スクロールが必要になってしまうような設計は論外ですが、最小幅に合わせておいて画面の大きいデバイスではセンターに寄せるというのも、バランスが悪くなってしまいます。

画面サイズに合わせて2~3パターンに配置が変わることも念頭に置いて、基本レイアウトを考えましょう。

#35メインビジュアルとコピーを決める

次に来るのは、メインビジュアルです。企業やサービスのイメージを伝える重要な要素です。

インパクトのある写真と思いを伝えられるコピーは用意できましたか?

ここで気を付けたいのは、伝えたいことを何でもここに詰め込まないこと。特にレスポンシブにイメージを提供するのであれば、小さい画面でもきちんとコピーが読めることが大事です。

ビジュアルの中で主題となる要素は全体の3分の1ぐらいに収まるようにして、残りのスペースの半分以下にコピーを配置してみます。

スマートフォンも含めてワンソースで対応するのであれば、このコピーはビジュアルの外に出る可能性もあります。

#36ブロックの積み方とフッターを検討する

プライバシーポリシーや著作権表記など詳細なページへのリンクはメニューの中に収めてしまってもいいかもしれません。

その次には、各カテゴリーの紹介ブロックを入れてみます。

スマートフォンの場合は幅が小さいので縦に積んだ方がスッキリしますが、タブレットでは画面に余裕があるので、それぞれの入り口はPCと同じように横並びに配置しても大丈夫でしょう。

3列か4列か? 並べる数はサイトの構成によりますが、大事なのは「ユーザーがそこをタップしてアクションを起こしてもらえるか」ということです。「続きはこちら」というテキストリンクだけでは、そこをタップするとどんなコンテンツが出てくるのかがイメージできず、先に進んでもらう可能性が低くなってしまいます。

最後に、サイト共通のフッターにテキストリンクをたくさん入れて、不必要に重くしていませんか? もしヘッダーを固定にしてメニューにいつでもアクセスできるようにしているのであれば、無意味に重いフッターは排除しましょう。

3-3 機能

#37リキッドレイアウトを基準にする

画面の向きやサイズによるレイアウト変更の有無に応じて、どのような仕組みにするか決定しましょう。基本的にはリキッドレイアウトとして、サイズにかかわらず幅100%が基準サイズとなるようにすると良いでしょう。

向きの違いでの変更は、「ポートレートモードでは3列」「ランドスケープモードでは5列」にするなどが考えられます。

向きやサイズの違いで、見え方が異なるのはOKですが、コンテンツや機能そのものが異なることは避けた方が良いでしょう。

ただし、ポートレートモードではメニューをスライドパネルで表示した場合、ランドスケープモードでは同じ位置に常時表示させた方が使い勝手がいい場合もあります。

3-4 デザイン

#38気を付けるべき5つのこと

モバイルファーストで設計が出来上がれば、今まで見てきたポイントを押さえながら取り組めば、デザインの工程はPCのときとそう大差はないはずです。

気をつけるべき所をおさらいすると、以下のような点になります。

  • キービジュアルとなる画像はRetina対応も考慮して大きく作る。
  • テキストにはデバイスフォントを使い、画像と切り離す。
  • ユーザーインターフェイスはタッチデバイスを考慮したサイズで作成する。
  • レイアウトや各要素のサイズはピクセルで固定しないで%指定で構成する。
  • リキッドレイアウトになることを前提に配置する。

3-5 コーディング

#39ブレークポイントに気をつける

基本設計が組まれてからのデザインが割とスムーズに行くのに比べて、コーディングは、また慎重に取り組まねばならない工程となります。

特にレスポンシブデザインでブレークポイントを設定する場合は、各ブロックの位置関係がめまぐるしく変わることもあるので、注意が必要です。

このとき気をつけるべき点は、「見た目から順にマークアップしない」ということです。

PC環境では人間の視線は上から下、左から右へと流れがちで、マークアップも自然とデザイン上の順番に従ってしまいがちです。しかし、そうすると文書構造が要素によってバラバラになってしまい、ブレークポイントに対処できなくなることがあるからです。

#40Web標準を心がける

2006年頃に「Web標準」という言葉が盛んに使われるようになり、そのおかげで今ではCSSコーディングは当たり前となっています。しかし実際には、文書構造を規定するHTMLにレイアウトやデザイン情報がかなり入り込んでいるサイトが多いというのが実状です。

正しい文書構造になっているかは、次のようなブックマークレットを用いて簡易的に確認することができます。

※以下のリンクを右クリックして[このリンクをブックマーク]や[お気に入りに追加]でブックマークレットとして保存してください。試したいページを表示している状態で、保存したブックマークを選ぶとその場で実行できます(元の状態に戻すにはページを再読込)。

マルチスクリーン対応、特にレスポンシブでは、HTMLとCSSの役割を明確に分けられないと、次第に収拾のつかない状態になる可能性があるため、今一度Web標準という原点に還って、HTMLはきちんとした文書構造でマークアップするよう心がける必要があります。

HTML5への移行という観点からも、この点はぜひ押さえておきたい点です

最後に ―― エリック・シュミット氏の言葉から

「はじめに」でも触れたように、PCが減少しスマートフォンやタブレットが増加する現在は、どれか1つのデバイスがメジャーだというのではなく、どれもが同じぐらい必要とされているという状況です。

ユーザーは1つのデバイスのみを使い続けるのではなく、出勤中やランチの間はスマートフォン、職場ではPC、家に帰ったらソファでタブレットというように、1日のうちでも状況に応じてデバイスを選んでいます。それは意図的に選んでいるというわけでもなく、そのとき手近にあるデバイスを利用しているに過ぎないのかもしれません。そうであれば尚更、どのデバイスからでもアクセスできるWebサイトは、どのデバイスを使用していても同じコンテンツを得られるようにしなければならないでしょう。

それでもまだ今の段階ではPCを中心にWebサイトを考えておけばいいと思う方もいるかもしれません。グーグルのエリック・シュミット会長が2014年を予想したインタビューで「モバイルはすでにPCに勝っている」と宣言している点を1つの材料に、今後のマルチスクリーン対応というものを検討してみてはいかがでしょうか?

モバイルが勝利を収めつつある(進行形)というのが、これまでの流れだった。

だが、今はもうモバイルが勝利を手に入れた(完了形)。

今は、PCよりもタブレットやスマートフォンのほうが売れている。人々は、この新しいアーキテクチャに急速なペースで移行している。

Bloomberg TVのインタビューより

この記事の元となる資料を作った株式会社ドーモでは、Web担当者さん向けのEbookをほかにも提供しています。興味をもたれた方は、こちらもチェックしてみてください。

「スマートフォン・タブレットサイト研究」Facebookも公開中!!

この記事の筆者

マルチスクリーン時代にむけた
タブレット向けWeb構築のノウハウ40選

この記事は、企業Webサイトのタブレット対応における戦略および制作対応のノウハウをまとめた資料として、モビファイ社の「Tablet Web Design Best Practices」をもとに、日本語に翻訳し、日本におけるデザインベースの違いを踏まえて株式会社ドーモの大賀匠竜が加筆・修正し再構成したものです。

オリジナル:
Tablet Web Design Best Practices:
30 Ways to Create Amazing Web Experiences on Tablets
(by Mobify)

  • オリジナル原稿: モビファイ
  • 日本版原稿: 大賀匠竜(ドーモ 技術担当責任 兼 デザイナー)
  • 監修・編集: 占部雅一(ドーモ 代表取締役)

モビファイは、世界各国でモバイルサイト最適化サービスを提供するカナダ・バンクーバーを拠点とする会社です。このプラットフォームは、米グーグルにもマルチスクリーンベンダーとして推奨されたもので、安定かつ高いパフォーマンスが定評で、日本でも60サイトのマルチデバイス対応を裏側から支えています(2013年12月現在)。

Mobify株式会社ドーモ
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CMSはサイト管理からコンテンツ管理へ、Movable Type公式サイトのリニューアル実例 [先週のWeb担まとめ記事] | Web担当者Forum

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先週のWeb担まとめ記事

Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 28本とニュース記事 14本です。

忙しい人のためのこの記事の使い方:
  • 上のほうから内容をざっとチェックする
    重要なものほど上の方に置いてあります。
  • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
    要チェックのものは色を付けてあります。

今週の担当は、池田です。

[今回の要チェック記事]↓セミナー/お知らせ | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース
CMSはサイト管理からコンテンツ管理へ、Movable Type公式サイトのリニューアル実例

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • 長谷川恭久氏の特別寄稿「CMSは『サイト管理』から『コンテンツ管理』へ MTサイトに長谷川恭久氏が行った『根本改革』とは」が420いいね! 140ツイートと注目を集めました。

    スマートフォン対応やタブレット対応が必須の時代に、CMSはどうあるべきでしょうか。また、パソコンがマイノリティデバイスになりつつあるなか、Web担当者は「ユーザーに価値をもたらすWebサイトやコンテンツ」をどう考え、デザインして実装すべきなのか。

    長谷川氏がMovable Type 6のリリースにあわせて、MT公式サイトを根本的にリニューアルした際の「コンテンツの根本改革」を、その背景にあるユーザー変化とCMSの関係とともに解説します。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/03/11/16834

  • アドテクノロジーの実践手法「Googleアナリティクスを DMP化して DoubleClick Digital Marketingと連携させる 具体的な方法」も人気です。

    この記事では、GoogleアナリティクスをDMP(データ管理プラットフォーム)として扱う方法をお届けします。

    専門記事で難しい部分もありますが、GoogleアナリティクスとDoubleClickのマーケティングサービスを連携し、マルチチャネルの分析をもとにした効果的なマーケティングを行うための具体的な方法について解説します。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/03/12/16804

  • 「タブレット向けWebデザインのノウハウ40選 ―― 第2章 タブレットデザインを考える」も150いいね! 130ツイートと注目です。

    第2章では、タブレットのデザインについて、「スクリーンサイズ」「ナビゲーション」「アピアランス(デザイン)」「UI/UX」に関する18個のデザインノウハウをお届けします。実際のデザインイメージがわかりやすいよう、豊富な図説と合わせて解説します。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/03/10/16981

  • 「あの企業サイトはなぜ使いづらい? UXを左右する2大要素」では、BtoBサイトのカスタマーエクスペリエンス戦略を解説します。

    連載第2回のテーマは、企業サイトの使い勝手を左右する2つの根本的要因と理想的な制作体制&プロセスについて。

    企業サイトの使い勝手は、「Web活用ステージにおけるUXへの意識の違い」「職種やバックグラウンドによる視点の違い」に左右されるといいます。これらの課題を解決し、使い勝手の良い企業サイトとするために取り組むべき事とは。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/03/12/17089

Web担の姉妹サイトもお役に立てるはずです。
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Googleアナリティクス講座、NPS入門、モバイル決済など3月~4月イベント情報

※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

Googleアナリティクス徹底活用(5/16、5/23)

「Google アナリティクス ゼミナール」が5月16日と5月23日の2日間、渋谷区で開催されます。アクセス解析イニシアチブの定期開催講座で、ツールを徹底的に使う方法を衣袋宏美氏が解説。受講料は会員7万8,840円、一般9万5,040円。4月15日までの早割あり。

http://a2i.jp/activity/gatraining

BtoBマーケティング(3/20)

「BtoBマーケティングの効果を最大化させる仕組み作りとその事例」セミナーが3月20日に千代田区で開催されます。BtoB企業の担当者向けに実例を挙げながら解説。ワンマーケティング、ラクス、ITコミュニケーションズ共催、参加費は無料。

http://47ps.net/synapse/seminar/000117.html

NPS入門(3/25)

NPS認定コース講師による「NPS入門講座」が3月25日に新宿区で開催されます。世界各地で講師として活躍するLenna Russ氏(同通あり)が初来日し、基本と具体的な事例を解説。シンクー主催、受講料は4万2,000円。

http://www.engagement-forum.com/npsintroseminar

CMS・Web解析・Webフォント(4/16)

「Web解析で変わる高付加価値なサイトリニューアルとWebフォントの基礎知識と活用事例」セミナーが4月16日に新宿区で開催されます。シックス・アパート、環ソフトバンク・テクノロジーの3社が各テーマの最新情報や事例を解説。参加費は無料。

http://www.softbanktech.co.jp/corp/news/press/2014/018/

モバイル決済(4/8~4/9)

モバイル決済特化の国際カンファレンス「Mobile Payment and Value Added Services Japan 2014」が4月8日~9日に新宿区で開催されます。業界エキスパートが集うアジア最大級のイベント。ゴールドパス18万3,000円、シルバーパス15万8,000円。

http://www.mformobile.com/paymentjapan/jp-index.php

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    by 田中慶樹(株式会社エフ・コード)
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    超高性能だけどドジっ子な、画像ファイルサイズ軽量化(減色)ツール【決定版?】
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編集後記

花粉の舞う季節になってきました。数年前に発症してから、悪化しているように感じるのは気のせいだと思いたい花粉症。先輩方に「ようこそ!」 と言われるのがまた悔しい……(池田)

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デジタルインテリジェンス、テレビCMとオンライン動画広告のコンサルティングサービス開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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デジタルマーケティング・コンサルティングのデジタルインテリジェンスは、テレビCMとオンライン動画広告の適切な配分モデルの構築に関するコンサルティングサービスを始める、と3月17日発表した。オンライン動画広告が注目される中、テレビCMに多くの予算を使っている企業に対し、テレビCMの投資効果を高めて効率的に運用するオンライン動画広告の組み合わせ方などを提案する。テレビCMの予算のないブランド向けの動画広告プランニングも実施する。

これまで蓄積してきたオンライン動画広告測定の知識を基に、テレビCMと同様にオンライン動画広告の効果指標を作り、テレビCMが届きにくくなっている若年層の広告接触を補完するとともに、ターゲティング配信できるオンライン動画広告を使用してテレビCMとの相乗効果が得られるようにする。さらに、オンライン動画広告の視聴データから制作物を改善する仕組みを導入したり、オンライン特有の動画を制作する、などのコンサルティングサービスを提供する。

デジタルインテリジェンス
http://di-d.jp/

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at+link、プライベートクラウド環境「at+linkプライベートクラウド」の提供を開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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広告制作・インターネット関連サービスのリンクとサーバー機器のエーティーワークスが共同運営するホスティングサービス「at+link(エーティー・リンク)」は、オープンソースを活用することで価格を抑えたプライベートクラウド環境「at+linkプライベートクラウド」の提供を3月17日に始めた、と同日発表した。初期費用無料で、「small(スモール)プラン」は物理サーバー5台(計10コア、メモリ16GB、ディスク容量450GB)で月額5万円(税別)、「standard(スタンダード)プラン」は同7台(計28コア、同52GB、同1370GB)で14万円(同)となる。

クラウドの利用が進む中、パブリッククラウドでは、他のユーザーの影響を受けて十分なパフォーマンスが確保できなかったり、セキュリティ面での不安や従量課金で結果的に費用がかかることなどが指摘されていた。しかし自社専用のプライベートクラウド環境の構築は高コストのため、気軽に導入できなかった。今回at+linkは、オープンソースでコストを抑制して低価格で可能にした。専用コントロールパネルからクラウド環境を自由に構築・管理でき、仮想マシンを何台作っても料金は定額。24時間365日の監視・運用・保守サービスも提供する。

リンク
http://www.link.co.jp/

エーティーワークス
http://www.atworks.co.jp/

at+link
http://www.at-link.ad.jp/

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IPA、「2014年版情報セキュリティ10大脅威」公開、1位は標的型メールを用いたスパイ活動 [ニュース] | Web担当者Forum

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独立行政法人の情報処理推進機構(IPA)は、資料「2014年版情報セキュリティ10大脅威」をまとめた、と3月17日発表した。ウェブサイトで公開した。1位は、標的型メールを用いた組織へのスパイ・諜報活動で、前年の2位から順位を上げた。2位は不正ログイン・不正利用(前年8位)、3位はウェブサイトの改ざん(同7位)だった。情報セキュリティ分野の研究者、企業などの実務担当者など117人の執筆者会の審議・投票でトップ10を選出し、それぞれについてメンバーの知識や意見を集めて解説した。

3つの章に分かれ、第1章「セキュリティ脅威の分類と傾向」で脅威が高まる社会的背景を解説し、第2章で1~10位の順位を付け、第3章では今後注目すべき脅威を記した。1位の標的型メールを用いた組織へのスパイ・諜報活動は、インターネットを介して組織の機密情報を盗み取るスパイ型の攻撃となり、政府機関から民間企業まで幅広く狙われ、国益や企業経営を揺るがしている。2位の不正ログイン・不正利用は、要因として複数サイトでのパスワードの使い回しを挙げた。4~10位は次の通り。

4:ウェブサービスからのユーザー情報の漏えい(前年7位)、5:オンラインバンキングからの不正送金(同5位)、6:悪意あるスマートフォンアプリ(同3位)、7:SNSへの軽率な情報公開(新規)、8:紛失や設定不備による情報漏えい(同11位)、9:ウイルスを使った詐欺・恐喝(新規)、10:サービス妨害(同13位)
※前年は、ウェブサイトを狙った攻撃として、改ざんと情報漏えいを1つの脅威にしていたため、今回の3位と4位の前年順位がどちらも7位になっている。

情報処理推進機構
http://www.ipa.go.jp/

2014年版情報セキュリティ10大脅威
http://www.ipa.go.jp/files/000037151.pdf

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ブックオフが被災地の移動図書館活動に562万円寄付 ネットでの12万点以上買取から [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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ブックオフコーポレーションは2月26日、EC事業子会社ブックオフオンライン(本社神奈川県、柳重光社長)が手掛ける書籍、CD、ゲームソフトなどの宅配買い取りサービス「宅本便」を通じて東日本大震災の被災地に約562万円を寄付したと発表した。CSR活動の一環となる。

個人や企業がネット経由で書籍やCDなどの買い取りを依頼し、顧客が寄付を希望すれば、被災地の移動図書館活動に買い取り金が贈られる仕組み。11年8月に開始した。

1月末日までに一般消費者689人と企業32社から12万点以上を集め、買い取り総額は511万3111円となった。同社はこの金額に10%上乗せして、移動図書館活動を行う公益社団法人シャンティ国際ボランティア会に寄付した。

・ブックオフコーポレーションのニュースリリース
http://www.bookoff.co.jp/info/corporate/pdf/2013PR_19.pdf(PDF)

・「本・CD・DVD・ゲームソフトを売って、被災地の移動図書館を応援しよう」プロジェクト
http://www.bookoffonline.co.jp/files/guide/vehicular_library_eq2011.html

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

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知識も予算もないけど32店舗100万人にメルマガを――未経験のWeb担当者が挑んだ来店促進 | Web担当者Forum

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新任Web担当者「100万人にメルマガですか!?」
上司「そうだ、今の時代ネットに力を入れていかないとな! 首都圏32店舗の客にメルマガを使って販促だ! 経費はかけられない! 普段利用する店舗や興味のあるスポーツごとにそれぞれ違う内容を送るんだ! 人員もとりあえずはお前一人でやってくれ! もちろんスマホにも対応しろよ。いずれは百万人規模の購読者を目指す一大プロジェクトだ!」
新任Web担当者「メルマガなんてはじめてで、右も左もわからないよ。条件が多すぎる……」
やらないといけないこと/スマホやガラケーに簡単対応/利用店舗や興味ごとに違うメールを送る/低コストで初めて、いずれは大規模に/クーポン配信もしたい/ソーシャルメディア連携も/運用管理が簡単で、サポートが手厚い
新任Web担当者「Web管理もFacebookも一人でやってるのに、手が足りないよ 予算もほとんどかけられないし、どうしよう……」

ひとくちにメルマガ発行といっても、「スマホ対応」、「顧客の利用店舗や興味ごとに異なるメールを送る」、「クーポン発行」、「ソーシャル連携」などさまざまなニーズがある。“知識も予算もないけど100万人にメルマガを送る”――新任Web担当者が挑んだ来店促進策を通して、O2Oマーケティングを実現し、顧客とのリレーションシップを育てるメールマガジンの実現方法を探る。

未経験担当者に、ネット集客施策のすべてが任された

冒頭のコミックの状況を見て、「笑えない……」「ウチも同じ状況だ……」と胸を痛めた読者もいるのではないだろうか。

「ネットの知識や経験がない」「予算がない」「リソース(人員)が足りない」、そのような“3つのない”に苦労しながら日々の業務をこなしているWeb担当者は少なくない。どんな企業であっても、Web担当者たるものインターネットやITを熟知しているはず――というのは、大きな間違いである。特に小売店やサービス業などデジタルとの縁が普段は遠い業界ならなおさらだ。しかし、あらゆる企業がインターネットを活用する現代において、Web担当者が担う責任は重く、高い目標を達成するために、膨大なタスクをこなしているのだ。

スポーツ用品店チェーン「B&D」を首都圏に32店舗展開する、株式会社ビーアンドディー販売部販売促進チームの彌富(いやどみ)大輔氏もその一人だ。自身でもサッカーとランニングを楽しんでいるという彌富氏は、店舗で販売員を経験したのち、本社の情報システム部を経て、販売促進チームのWeb担当に着任した。

ビーアンドディー 販売部 販売促進チームの彌富(いやどみ)大輔氏
ビーアンドディー
販売部 販売促進チーム
彌富(いやどみ)大輔氏

それまでは業務でインターネットに関わることは全くなかったです。周囲にも、デジタルに強い人はほとんどいなかった。しかし、着任するとすぐ、雑誌広告などの管理に加えて、PC向けサイト、モバイルサイト、メールマガジンといったインターネットを活用したあらゆる集客施策の運用を任されることになりました(彌富氏)

同社にとって、ネット集客施策の見直しは急務だった。それまでの主な店舗集客手段は、スタンプカード会員へのダイレクトメールと新聞の折り込みチラシ、雑誌への広告出稿といったアナログな手段が中心で、メールマガジンは6年以上展開していたものの、不定期にお知らせを配信するくらい。会員数は1万人にも達していなかったのだという。「担当者1人で多くのことを処理していかなければならず、忙しさからネットの活用は後回しになってしまいがちでした」(彌富氏)。

しかし、彌富氏は就任早々、「いずれは100万人の購読客を目指すメールマガジンの運営」というミッションを受け、取り組むことになったのだ。

限られた予算ですぐに動き出したいニーズに応えた
「Bizマーケティング モバイルウェブ」

まず彌富氏が見直したのが、メールマガジンの配信システムだ。「旧来から利用していたシステムは構築から長期間が経っていて、使い勝手が悪かったですね。予約配信もできないようなものでした」と彌富氏。さらに、メルマガ会員がよく利用する店舗を登録情報として取得しておらず、店舗ごとのセールやキャンペーンといった情報を告知することができなかった。また、「野球に興味のあるユーザーにだけ、用品のキャンペーン情報を配信」といった、嗜好性に合わせた情報を適切に配信することもできなかった。顧客が求める情報を適切に届けることができる状態ではなかったのだ。

ビーアンドディー店舗
ビーアンドディー売り場
B&Dは、「スポーツマンの情熱に応えたい」をモットーとしたスポーツショップ。取り扱い用品は、サッカー、フットサル、陸上、ランニング、バスケ、野球、ラグビー、バレーボール、スイミングなど多岐にわたっている。

現在の仕組みを改善するにも、コストと手間が膨大になってしまい難しいという状況で、彌富氏はシステムを一新することを決断する。

利用店舗や興味のあるスポーツごとのオススメ情報を提供したり、割引クーポンを配信したりして、メールマガジンをもっと来店促進に活用したかった。しかし、予算をかけられる状況ではありませんでした。なるべく早くスモールスタートで始めて、成功体験を積み重ねながら大きくしていこうと考えました。かつ、ネットに精通していない私でも簡単に導入でき、求めている機能を実現できるメールシステムを探しました(彌富氏)

導入にあたり、彌富氏はいくつかのサービスを検討したが、予算、導入にかかる期間と手間、求めている機能などを比較していくなかで、ほとんどのサービスは脱落していった。最後まで残ったのが、NTTコミュニケーションズが提供する「Bizマーケティング モバイルウェブ」だった。同サービスは、初期導入費用は1万円(税抜)と安価で、かつ10営業日という短期間で導入することができる。これが導入の決め手になった。「初期費用の安さはもちろん、導入までの早さには本当に驚かされました」(彌富氏)。ちなみに、月額利用料金も1万円(税抜)からとなっており、ランニングコストを抑えながら会員データベースを育てることができるのが特長だ。

簡単な設定で、旧メールシステムの課題をすべて解決

短期間の導入でメールシステムの一新を実現した同社だが、「Bizマーケティング モバイルウェブ」はインターネットの知識や経験がほとんどない彌富氏でも使いこなせている。「もし困ったことがあっても、ヘルプデスクの電話対応が素早く、助かっています」(彌富氏)という。

「Bizマーケティング モバイルウェブ」でできること
  • メルマガ配信
  • 携帯・スマホサイト開設
  • クーポン、ポイント管理

メールマガジンの登録フォームは、担当者が項目を設定するだけで自動的に生成され、出来上がったページはスマートフォン、フィーチャーフォン(ガラケー)両方に対応している。HTMLやデータベースの知識がない担当者でも、簡単にメール配信サービスを立ち上げることができるのだ。

また、会員の属性を指定したメール配信設定ができるため、ビーアンドディーでは、会員に2店舗までの利用店舗とお気に入りスポーツを登録をしてもらうことで、会員のニーズに合わせたメール配信を行えるようにした。例えば、「町田店利用者にのみ、町田店でだけ使える5%オフクーポンを配信」、「サッカーに興味のあるユーザーにだけ、サッカー用品のキャンペーン情報を配信」といったことが可能になる。

同サービスを導入して、メール配信でやりたいことがおおむねできるようになりました。今後は店舗のキャンペーンやイベントに合わせてメールを配信し、来店動機を作っていきたいですね(彌富氏)

ちなみに、メール原稿の作成やメールの配信・管理は当面、彌富氏ひとりで行っていく計画だ。しかし、配信設定や管理はブラウザーから簡単に行うことができ、難しい作業は必要ない。「差込コンテンツ機能」を活用すれば、店舗やスポーツごとに用意したクーポンやキャンペーンの原稿を自動的に基本のメールフォーマットの中に差し込んで配信することができるため、作業効率のアップも期待できる。

目標は100万人のメール会員獲得
モバイルを集客のプラットフォームに

同社がこうして、メール会員「ビーアンドディーモバイル」の募集を開始したところ、最初の2日間で1000人以上の登録があったという。今後は2014年8月までに1万人、将来的には100万人の会員獲得を目指している。

ビーアンドディー会員登録特典クーポン画面
「ビーアンドディーモバイル」の会員登録者には特典として5%オフのクーポンを配布している

スタートダッシュに成功した要因としては、登録会員に対する割引クーポンの提供があるようだ。「当社のメイン顧客層は学生などスマートフォンを活用する若い人たち。クーポンの配布は来店だけでなく商品購入の促進にもなるので、積極的に活用していきたいです」と彌富氏は展望を語る。

「Bizマーケティング モバイルウェブ」には、“どの会員がクーポンを利用したか”まで管理できる機能がオプションで提供されるため、いずれはその機能を利用して、より会員の好みや購買意欲に合わせたアプローチを行うことも視野に入っている。さらに、今後はモバイルサイトのリニューアルにも取り組み、企業と顧客を結びつけるプラットフォームとしていきたいという展望もある。

将来的には、ポイントカードやダイレクトメールの郵送といった現在あるアナログな会員組織も「ビーアンドディーモバイル」の会員に統合して、販売促進全体のコスト削減に取り組みたいですね。『Bizマーケティング モバイルウェブ』を活用して、今まで取り組めなかった顧客にもリーチして来店動機を作り、店舗をもっと盛り上げていきたいです(彌富氏)

  • 手軽にメルマガを始めたい
  • 顧客の利用店舗や興味ごとに異なるメールを送りたい
  • スマホやガラケーに対応したモバイルウェブを作りたい
  • 低コスト、低予算から始めたい
  • いずれは大規模なメール配信を実現したい
  • 知識がなくても簡単に運用管理を行いたい
  • しっかりサポートしてほしい
  • クーポン配信もしたい
  • FacebookやTwitterとの連携もしたい

「Bizマーケティング モバイルウェブ」はそんなわがままなニーズに応える最適なソリューションだと言えるだろう。狙い通りのスモールスタートを成功させた彌富氏とビーアンドディーは、今後、顧客との関係構築をさらに豊かなものにしていくはずだ。

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画面キャプチャはClearTypeオフで撮るほうが軽いファイルになる? を検証してみた [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum

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今日は、ソフトやWebサイトの画面キャプチャをする際に、「ClearTypeをオンにした状態で画面キャプチャを撮ると、無駄に色数が増えて、画像ファイルのサイズも大きくなるのではないか」という仮説と、テスト結果を紹介します。

結論から言うと、こんな感じでした。

  • ClearTypeなどのサブピクセルレンダリングを有効にした状態で画面キャプチャを撮ると、色数が増えて画像のファイルサイズが大きくなる。

  • しかし、適切に減色すればその差はなくなる。

  • ただし、サブピクセルレンダリングの色に引きずられて他の部分の減色処理に影響がある可能性がある。

ClearTypeは液晶ディスプレイ向けのアンチエイリアス処理

そもそも、このテストを解説する前に、「ClearType」(Windowsでの名称)などの、「サブピクセルレンダリング」が何なのか、軽く解説しておきましょう。

画面キャプチャを撮る人は、画像を拡大して見ると黒文字のはずが文字の周辺に赤や青の色が付いているのに気づいた人がいるでしょう。これがサブピクセルレンダリングです。

サブピクセルレンダリングで黒以外の色が使われている文字表示

ただし、画像や、ClearTypeが有効にならないサイズのフォント(上図の下の文字)は、サブピクセルレンダリングの影響を受けません。

画面に表示する文字は適度に周辺をぼやかして読みやすくされていますが、液晶ディスプレイでは1ピクセルが赤と緑と青の3つのサブピクセルで構成されているということを利用して、サブピクセルごとに点灯を制御することで、より細かいアンチエイリアスを実現しているのがClearTypeだということです。

Windowsでは、コントロールパネルで「ClearType」と検索すれば設定を変えられます。Macでは、システム環境設定の[一般]に「使用可能な場合は LCD で滑らかな文字を使用」という項目があるようです。

で、液晶表示ではサブピクセルでも、画面キャプチャに撮るとサブピクセルではなく1ピクセルになります。そのため、次のように考えたのです。

仮説ClearTypeをオンにした状態で画面キャプチャを撮ると、無駄に色数が増えて、画像ファイルのサイズも大きくなるのではないか。

テスト結果:やはりClearTypeだと色数が増える

検証のために、Webページの文字の部分を、ClearTypeオン(サブピクセルレンダリング)とオフ(通常のアンチエイリアス)の状態でそれぞれ画面キャプチャを撮ってファイルサイズを比べるテストをしてみました。

大きな文字ではあまりわかりませんが、小さな文字(上の「連載」のところ)は、サブピクセルレンダリングありのほうが見やすいですね。また、サブピクセルレンダリングと通常のアンチエイリアスでは文字の幅に影響が出るようで、折り返しが変わってしまっています。

  • ClearTypeなし(通常のアンチエイリアス)の場合

    ファイルサイズ:5,057 バイト
    使われている色数:20色

  • ClearTypeあり(サブピクセルレンダリング)の場合

    ファイルサイズ:9,602バイト
    使われている色数:978色(24bit PNGで保存)

やはり、ClearyTypeをオンにしていると、1色の文字でも色数がグッと増えてファイルサイズが大きくなりますね。

では、これをClearTypeなしの場合と同じ20色に減色するとどうなるでしょうか。

  • ClearTypeあり(サブピクセルレンダリング)の場合(減色)

    ファイルサイズ:5,707 バイト
    使われている色数:20色

ファイルサイズはかなり近づきましたね。

テスト結果:画像を縮小すると、さらに違いが大きくなる

次に、この画像を縮小するとどうなるでしょうか。中途半端になるように、オリジナルサイズの71%に縮小してみました。

  • ClearTypeなし(通常のアンチエイリアス)の場合(71%サイズ)

    ファイルサイズ:13,512 バイト
    使われている色数:252色

  • ClearTypeあり(サブピクセルレンダリング)の場合(71%サイズ)

    ファイルサイズ:31,732 バイト
    使われている色数:7039色(24bit PNGで保存)

やはりClearTypeオンの場合は色数が増え、ファイルサイズも大きくなります。その差異は、原寸の場合よりも大きくなっています。

この縮小画像を元の20色に減色するとどうでしょうか。

  • ClearTypeなし(通常のアンチエイリアス)の場合(71%サイズ、減色)

    ファイルサイズ:8,133 バイト
    使われている色数:20色

  • ClearTypeあり(サブピクセルレンダリング)の場合(71%サイズ、減色)

    ファイルサイズ:7,882 バイト
    使われている色数:20色

ファイルサイズ的には、どちらも同じぐらいになっています。このテストではClearTypeありのほうがファイルサイズが減りましたが、このあたりは元画像の状態によって変わることでしょう。

◇◇◇

ということで結論としては、サブピクセルレンダリングをオンにしているシステムで画面キャプチャを撮った場合は、そのままではファイルサイズが大きくなってしまうが、ちゃんと減色処理をすれば大きな違いはないということですね。

ただし、今回は文字だけの画像でテストしましたが、さまざまな色が含まれる画像とテキストが一緒になっている画像では、サブピクセルレンダリングの色が減色処理に影響する場合があるので、注意したほうがいいですね。

この記事の筆者
ユーザー 安田英久(Web担 編集長) の写真

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレスビジネスメディア
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

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トランスコスモス、国内44ヵ所目のサービス拠点「MCMセンター大阪」を大阪市に新設 [ニュース] | Web担当者Forum

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ITアウトソーシングサービスのトランスコスモスは、国内で44ヵ所目のサービス拠点「マーケティングチェーンマネジメント(MCM)センター大阪」を大阪市北区に3月15日新設して業務を始めた、と3月17日に発表した。近畿地域での事業展開が順調なことから、体制を強化する。1184.79m2、約300席の規模があり、240人のオペレーターを採用し、主に金融業界向けのコールセンターサービスを実施する。

MCMセンター大阪は近畿地域で9拠点目となり、同地域のコールセンター規模は約1600席に拡大する。トランスコスモスは、MCMセンター大阪を同地域の中核拠点の1つに位置付け、大阪市を中心とした顧客企業向けにコールセンターサービスを積極的に展開する。トランスコスモスは1966年に大阪で創業し、企業の売り上げ拡大とコスト削減を総合的に支援するアウトソーシングサービスを提供している。

トランスコスモス
http://www.trans-cosmos.co.jp/

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アララ、ブラウザ上でAR動画コンテンツが作成できるASP型「MARCS STUDIO」のサービス開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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スマートフォン向けAR(拡張現実)アプリ開発のアララは、ウェブブラウザ上でAR動画コンテンツが容易に作成できるASP型システム「MARCS STUDIO(マークススタジオ)」とスマートフォンアプリ「marcs(マークス)」をソフト開発のエーエヌラボと共同開発し、3月18日にサービスを始めた、と同日発表した。アララのAR技術とエーエヌラボの画像マッチング技術を応用した。MARCS STUDIOのブラウザ管理画面で画像と動画を登録してAR動画コンテンツを作り、アプリのmarcsで視聴する仕組みとなる。

MARCS STUDIOはコンテンツの登録・公開、課金処理までウェブページ上で可能なサービスで、登録する素材は動画再生のきっかけになる画像と再生したい動画だけ。動画は、写真やテキストデータをメールに添付す感覚でアップロードでき、AR動画の再生後に関連URLを表示したり、再生することなく直接サイトにつなぐ設定にも対応する。初期費用無料、システム利用料は月額定額制となり、月5000回再生までのプランは7万円。初年度に国内を中心に200社の導入を目指し、海外展開も視野に入れる。

アララ
https://www.arara.com/?lang=ja

エーエヌラボ
http://anlab.jp/

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電通、オウンドメディアの価値を総合評価する「ウェブロイヤリティ総合診断サービス」開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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電通は、企業のオウンドメディア(自社媒体)の価値を総合的に評価する「ウェブロイヤリティ総合診断サービス」を3月に始める、と3月18日発表した。ウェブコンサルティングのトライベック・ストラテジーと業務提携して実施する。トライベックが提供する企業サイト診断サービス「ユーザビリティ診断」と、両社で開発した「コミュニケーション力診断」に、トライベックが新開発した顧客ロイヤリティ(忠誠度)やブランドロイヤリティを可視化する「ウェブロイヤリティスコア」を加えた。

各診断サービスを統合して活用し、それぞれの診断結果の相関性を分析して具体的な改善策を提示する。ユーザビリティ診断とコミュニケーション力診断は専門家が評価項目に沿って診断する調査で、ウェブロイヤリティスコアは対象になる生活者やユーザーに直接オンラインでアンケートを取り、10問の質問について11段階評価をしてもらうことでウェブロイヤリティスコアを算出する。結果に偏りがなく、どの項目が顧客ロイヤリティや売り上げに影響するのかを客観的に明らかにできるという。

電通
http://www.dentsu.co.jp/

トライベック・ストラテジー
http://www.tribeck.jp/

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オリジナル記事:電通、オウンドメディアの価値を総合評価する「ウェブロイヤリティ総合診断サービス」開始 [ニュース] | Web担当者Forum
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