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Yahoo!JAPANとブレインパッド、データ分析とコンサルティングの「Qubitalデータサイエンス」を設立 [ニュース] | Web担当者Forum

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Yahoo!JAPANを運営するヤフーとデータマイニングと最適化技術のブレインパッドは、データ分析とコンサルティングを専門とする合弁会社「Qubital(キュービタル)データサイエンス」を1月24日設立した、と1月31日発表した。ビッグデータに注目が集まる一方で、データを分析する人材が不足しているという企業の課題を解決するため、合弁会社を設立することにした。

Qubitalデータサイエンスの設立により、Yahoo!JAPANでは広告主からのデータとYahoo!JAPANのデータを活用したデータサイエンティストによる分析と、分析結果のビジネスへの活用を支援するコンサルティングサービスを3月から提供する。企業はマルチビッグデータに基づいた効率のよい広告出稿、マルチビッグデータの分析で得た結果のマーケティング活動への有効活用などが可能になるという。

ヤフー
http://www.yahoo.co.jp/

ブレイパッド
http://www.brainpad.co.jp/

Qubitalデータサイエンス
http://www.qubital.co.jp/

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大日本印刷、ポイント会員管理システム「POINT TACTiX」ASPサービスの機能を拡充 [ニュース] | Web担当者Forum

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大日本印刷は、ポイントサービスを低コストで導入できるポイント会員システム「POINT TACTiX(ポイントタクティクス)」パッケージ版ASPサービスの機能を拡充した、と1月30日発表した。メールマガジン配信機能を追加し、3G回線接続によるハンディタイプのNFC対応ポイント専用端末のレンタルサービスと、非接触IC会員カードをセットで提供する。

POINT TACTiXで拡充したサービスのうち、ポイント専用端末は専用のアプリケーションを搭載し、3G回線によるリアルタイム通信が可能のため、LAN設置工事が不要。最短1ヵ月程度でのポイントサービスの導入が可能になる。メールマガジン配信機能は、規定の月額利用料で月間100万通までのメールを配信することができる。非接触ICポイントカードは1枚あたり100円からとなっている(ロット数やデザインで価格が変動)。

大日本印刷
http://www.dnp.co.jp/

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CAリワード、ポイントやユーザーの管理機能を支援するサービス「SRWS」を提供開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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サイバーエージェントグループのアドテクノロジー分野におけるサービス開発を行うアドテクスタジオは、成功報酬型のリワード広告を取り扱うCAリワードにおいて、ポイントやユーザーの管理機能をパッケージ化した「SRWS(Super Reward Web Service)」の提供を開始する、と1月30日発表した。SRWSの利用により、ポイントやユーザーの管理機能の開発、サーバーの構築を行うことなく、無償でスマートフォン向けリワード広告を導入することが可能になる。

SRWSではリワード広告に必要な管理機能をパッケージとして提供するため、導入が容易で広告収益を得ることも可能。ユーザーへのインセンティブ付与が可能になるため、コンテンツ利用促進、ユーザーの再来訪の向上にも寄与する。ポイントやユーザーの管理機能をパッケージ化しているため、開発コストや時間が削減できる。ユーザーの管理やユーザーが貯めたポイントで交換できるアイテムの登録・編集は管理画面から行うことができる。

CAリワード
http://www.ca-reward.co.jp/

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<健康食品> ~春編~ 季節対策! 押さえておきたい掲載基準 [Yahoo!プロモーション広告 業界情報] | Web担当者Forum

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この記事は、Yahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルで公開されているリスティング広告「業界情報」の記事を、ヤフー株式会社の許諾のもと転載しています。オリジナルの記事はYahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータルのサイトでご覧ください。

季節の変わり目に、消費者の関心が集まる商材がいくつかあります。健康食品の中にも季節に応じた商材が多く見られます。売り上げが爆発する時期に合わせた広告施策を準備する広告主の皆さまも数多くいるでしょう。しかし広告出稿を前にして、健康食品を商材に扱う広告主の頭を悩ませる大きな問題が…。それは「薬事法」や「景品表示法」による広告表現規制です。

「薬事法」は医薬品、医薬部外品、化粧品および医療機器に関する運用などを定めた法律です。飲食品や健康食品、サプリメントに関しても、医薬品と同様の効能があると期待されないように、広告や表示に制限があります。また、虚偽や誇大といった不当な表示が「景品表示法」で禁止されています。

今回は健康食品の季節対策のうち「春」を取り上げ、ガイドラインに関する注意点をまとめてみました。

審査に通るか不安…

審査に落ちたけど、どう修正していいのかわからない

そんなお悩みをお持ちなら、まずこの資料をチェックし参考にしてみてください。

「春」に関する健康食品で、どのような表現がどの程度規制に抵触する可能性があるのか、どうしてこの表現が使用できないのか、またどういった表現を使用すれば効果的な広告が可能かなど、例をあげて紹介しています。

スムーズな審査通過と広告掲載のために、ダウンロードしてご活用ください。

<本資料について>

※本資料は薬事法や健康増進法により広告表示規制がある健康食品などの分野において、どのような表示が法律の規制や、法律の規制を元にした弊社広告掲載基準に抵触するのかを、弊社におけるこれまでの広告審査の知見を基に、具体例をあげて表現ごとに分類したものです。

※本資料で紹介している広告表現を利用した場合でも、各種法律に違反しないことや弊社での広告の掲載を保証するものではありません。ご理解いただいた上で、貴社の広告宣伝活動にご利用ください。また、不明な点がある場合は、関係省庁や都道府県の担当窓口に相談するなど、法律に違反するような広告活動を行わないよう十分ご注意ください。

※本分野については、2013年12月24日に消費者庁から表現事例集が公表されています。こちらも併せて参考にされることをお勧めいたします。

※参考:「いわゆる健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について」(消費者庁)

オリジナル記事はこちら:<健康食品> ~春編~ 季節対策! 押さえておきたい掲載基準(2014/1/23)

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セマンティックSEOと構造化データのマークアップに関する5つの疑問に答える(前編) [Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報] | Web担当者Forum

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この記事では、セマンティックSEOと構造化データのマークアップの現状について、「どんな戦術と戦略を考えればいいのか」という内容の質問から主なものを5つ選び、解説する。

この記事の内容

僕は2013年6月、サンフランシスコで開催されたセマンティック技術に関するカンファレンス『SemTechBiz 2013』(Semantic Technology & Business Conference)に参加してきた。このカンファレンスは、セマンティック技術分野のクリエイターやデザイナー、セマンティックウェブ標準に関してさまざまな取り組みを行っている技術者、検索エンジン各社の代表などが一堂に会し、セマンティック技術業界の現状について話し合う場だ。

今回のカンファレンスで焦点となっていたのはセマンティック検索と構造化データのマークアップで、schema.orgやグーグルのナレッジグラフ、さらにはBingの「Snapshot」機能が広まりしつつあることや、Open Graph Protocolの影響が増していることを反映していた。

アーロン・ブラッドリー氏は、このカンファレンスについて、SemTechBiz 2013から学ぶべき検索マーケティングの重要ポイントをわかりやすくまとめた記事をSEOSkepticに書いた。この記事は、セマンティック検索分野に向かっていきたいと思っている人にはいい出発点になる。

ついでに自分の話で恐縮だが、2014年7月のMozCon 2014カンファレンスで、僕はこうした業界の移行に戦略的に適応する方法について講演する予定だ。

マーケターには、認知度を向上し、ブランドを構築し、エンゲージメントを推進するために選択できる活動が山ほどある。だが、世に出たばかりの新しい活動については、取り組むべき時期を決めることが難しい場合もある―― 特に「グーグル」や「SEO」といった言葉が大きく関係してくる場合、特にそうだ。

SEO業界のありようを根底から変えるような動きが出てくると(僕は実のところ、業界がこうした変化の1つに近づいてきたと考えている)、「新たな戦術オプションを中心として、戦略をどのように構成すべきなのか」という質問が、検索業界の専門家に多く寄せられるようになる。この記事では、そうした質問の中から5つを取り上げ、セマンティックSEOと構造化データのマークアップの現状について明らかにしていきたい。

1. 「セマンティックSEO」は新しい用語か?

SEOコミュニティでは、用語と定義についての議論に長い時間をかける。僕らが長年取り組んできて業界ですでに定着している活動でさえ、例外ではない。そして、検索業界以外の技術分野の人たちについては、なおさらこれが当てはまる。自由になる時間がたっぷりあるときに、Hacker NewsでSEO関連のスレッドを見てみるといい。「SEO」が妥当な用語または分野であるかどうかについて、未だに合意に達していないことがわかるはずだ。

SEOの定義はさておき、セマンティック検索については、先に紹介したブラッドリー氏のSemTechBizに関する記事の中に、WebLibのタマス・ドズコックス氏が提唱した簡潔な定義が引用されている。

「セマンティック検索」とは

セマンティック検索とは、意味のある結果を生み出す検索、質問またはアクションのことであり、得られる結果に検索語句がまったく含まれない、あるいは検索テキストをまったく使わずに検索を行う、という場合すらありうる。

グーグルとBingがいかにセマンティックな検索結果に移行しつつあるかを考察することは、すばらしい出発点になる。

検索エンジンがユーザーの検索語句にセマンティックな検索結果を返す方向に次第に進みつつある状況を理解するための手引きとしては、ジャスティン・ブリッグズ氏がエンティティの検索結果について約1年前に投稿した記事が、今なお役に立つ。ただし、セマンティック検索結果における認知度を高めたり、セマンティック検索エンジン向けの最適化を実施したりする活動に関しては、まだ統一された用語が存在しない。

エンティティベースの検索結果に関する最適化の呼び方については、「エンティティベースSEO」「エンティティSEO」「検索エンティティ最適化」に至るまで、ありとあらゆるものを耳にしてきた。個人的には、「セマンティック検索最適化」または「セマンティックSEO」を推したいが、1つだけ確かなのは、結局のところ、それをどう呼ぼうと問題ではないということだ。

いずれにしても、今後のSEO担当者の職務内容説明書には、セマンティック検索環境への対応という項目が当たり前になるだろう。

2. 「エンティティベースの検索結果」は現在、どう表示されているか?

グーグルでは、エンティティベースの検索結果の第1弾として、「答えのカード」と「ナレッジグラフの結果」を表示するようになった。具体的には、グーグルで人・場所・メディアオブジェクトなどを検索すると、次のような結果をよく目にする。

上図は、グーグルで映画監督サム・ペキンパーの映画を検索した場合のナレッジグラフの結果だが、この場合、表示されるコンテンツは主にFreebaseの記述から生成されていることは明らかだ。

しかし、これよりも分析がはるかに難しい変化がある。それは、検索結果で上位に表示されるサイトの中に、次のようなサイトが出てきていることだ。

  • 特定のキーワード検索に明白に最適化しているわけではないサイト
  • SEO担当者が強いと見なすようなキーワードに一致するようなアンカーテキストを持つリンクプロファイルを持っていないようなサイト

たとえば、映画『2001年宇宙の旅』からの有名なせりふ「I'm sorry Dave」を検索してみると、次のような結果が表示された。

「2001: A Space Odyssey」は『2001年宇宙の旅』の原題

1ページ目に表示されるYouTubeのクリップやその他の検索結果は、オンページ最適化とアンカーテキストプロファイルという点で予想できそうな要素をすべて含んでいる。つまり、キーワードがタイトル/メタタグ/URLに使われていて、リンクプロファイルに検索語句と完全一致するアンカーテキストと部分一致するアンカーテキストの両方が含まれているということだ。

ところが、IMDbとWikiquoteのページは少し様子が異なっている。これらのいずれの要素についても強力なシグナルが含まれていない。IMDbのページへはリンクが多数張られているが、SEO担当者が期待するような、検索語句と部分一致または完全一致するアンカーテキストによるリンクは比較的少ない。さらに、このページのコンテンツ本文には確かに検索語句が含まれてはいるものの、SEO的なスイートスポットであるURLや内部アンカーテキスト、HTMLのtitle要素は、この語句に最適化されているわけではない。

このトピックについては、ジャンルカ・フィオレッリ氏がグラフとエンティティ認識に関する記事で言及し、これがウェブドキュメント全体における共起(co-occurrence)と共参照(co-reference)にどう関連するかを考察した。グーグルは2013年にWikilinks Corpusをリリースし、この中でエンティティ解決に追加する共参照のシステムについて説明した。具体的に言うと、異なる言及や検索語句は、どのようなタイミングで、同一のエンティティをウェブドキュメント全体で参照しているのだろう、という問題だ。

グーグルとマサチューセッツ大学のWikilinksプロジェクトは、Wikipediaの曖昧さを回避した項目「Banksy」にリンクするウェブドキュメント2件との「クロスドキュメントの共参照」について、優れた解説を行っている。

エンティティラベルとしてのWikipediaへのリンク

つまり、僕が示した上述の例で言うと、「I'm sorry Dave」で検索した場合、グーグルはかなり簡単に、IMDbページを共参照するウェブドキュメント全体でこの検索語句を2001: A Space Odyssey(『2001年宇宙の旅』)というエンティティに一致させ、HTMLの要素やアンカーテキストでキーワード文字列が一致しているかどうかにかかわらず、そのエンティティに対する検索結果を返せるということだ。

3. だったら、キーワードはもうおしまいなのか?

非常に興味深いことに、僕は、この点に関して異なる見解を持つ切れ者のSEO担当者が書いた2つの記事を読んでいた。

AJ・コーン氏は、「ユーザーの意図を判断し、それを関連する検索結果と一致させるのに、キーワードは不可欠である」という理由から、キーワードは依然として重要だという説得力ある推論を示てしいる。

エンティティベースのSEOやナレッジグラフの検索結果がローカライゼーション、パーソナライゼーション、エンティティの曖昧性回避を通じてユーザーの意図を推測しようとするが、「意図」という観点から言えば、「シアトルの病院」や「Xbox 360で最高のゲームは?」(答えはもちろん「Bioshock」だけど)といったキーワード文字列以上に明確なものなどない。

しかし、「ユーザーの意図を伝える強力な代弁者としてのキーワードが、少し勢いを失ってきた」可能性を示す兆候もいくつかある。たとえば、グーグルの「音声検索」は、ユーザーが過去に何を検索したか、ユーザーは誰か、どこにいるかを加味して、検索語句に含まれる意図を判断している。その検索結果には目に見えない「意図」が重なりあっており、キーワードに関する研究やリンクグラフ型のメトリクスではおそらくそれを解明できないということに、頑固で古いタイプのSEO担当者たちでさえも気付き始めている。

ブラッドリー氏は、先述のSemTechBizの記事(真面目な話、ぜひ読んでほしい)の中で、極めて重要な指摘をしている。それは、

モバイルがセマンティック検索革命の推進力となる

ということだ。グーグル、Bing、ヤフーのすべてが、モバイルの普及に災いの前兆を読み取り、デスクトップPCの緩やかな死を予想している。キーワードがお払い箱になることはないかもしれないが、ユーザーの意図を解明したり、関連する検索結果を提供したりするということになると、キーワードの他に、たくさんの要素が加味されるようになるだろう。

この記事は、前後編の2回に分けてお届けする。後編となる次回は、残り2つの疑問に対する回答を紹介する。後編は2月10日公開予定

この記事の筆者

この記事は、Moz Blogに掲載された以下の記事を日本語訳したものです。

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原文:「5 Questions About Semantic SEO」 by Matthew Brown (2013/06/25)

記事セレクション:渡辺隆広株式会社アイレップ
翻訳:株式会社ガリレオ

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アマゾンや楽天やヤフー頼みにならないための“本店”の意義/Eストアー [ネットショップ担当者フォーラム セミナーレポート] | Web担当者Forum

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楽天というECにおける圧倒的なブランドを誇るモールに加えて、ネットの巨人であるヤフーまでもが「無料化」をひっさげてショッピングモールビジネスに参入してきた。しかし、それでも自前で構築するECサイト、いわば“本店”の価値は損なわれることはない。「独自のブランディング」、「顧客との良質な関係性」、「施策・分析が行いやすい」など本店のメリットは多岐にわたる。

モール店と本店の特性をきちんと理解しよう

株式会社Eストアー ソリューション事業部 取締役 高崎青史氏
株式会社Eストアー
ソリューション事業部
取締役 高崎青史氏

Eストアーは、1999年に創業したネットショップ専門のコンサルティング会社だ。「日本中をウェブショップだらけにしたい」という理念のもと、14年間で15万社のECサイトを支援してきた。

本セッションでは「ヤフーショッピング無料化でも本店の存在意義は変わらない!」と題して、“本店”すなわちモールではなく自社ドメインに自社で構築したECサイトだからこそ実現可能なマーケティングと、モールと支店を併存させるメリットについて、株式会社Eストアー ソリューション事業部取締役の高崎青史氏が語った。

ECサイトを実現する上で、モール店と本店、どちらにもメリットとデメリットがある。楽天やヤフーやアマゾンは、すでにブランドと知名度が確立しており、圧倒的な集客力に加え、消費者への信頼感も大きい。一方で本店は、独自のブランディングが行いやすい、顧客と良質な関係性が築きやすい、サイトや顧客の分析および各種施策が行いやすいという特長がある。

消費者がECサイトを選ぶ導線は多様化している。それぞれの特徴を理解して、本店とモール店で見せ方を変えるなどの工夫をすることが大切である(高崎氏)

たとえば、普段から楽天やヤフーやアマゾンなどのモール店を利用しているユーザーは、グーグル等の検索サイトで商品を検索して訪れるという行動よりも、それぞれのサイトのトップページから検索またはカテゴリーをたどって商品を購入するケースが多く、また同時に、価格を比較しながら商品を選ぶ傾向も強い。

本店の場合、一般的に、新規ユーザーが訪れる経路は、検索サイトの検索結果からの流入が多く、この場合、消費者は、価格よりもECサイトの価値観やデザイン性やメッセージの質を重視することが多い。

また、ソーシャル上で流入してきた利用者は、その共有元となったユーザーの意見に共感しているため、他のサイトや商品と比較することなく購買に至るケースが多いという。このように、流入導線によってユーザーの行動は異なるため、それにあわせたブランディングやサイト構築が必要になってくる

モール店の顧客を本店に誘導することが成功のカギ

だが、本店とモール店、両社をそれぞれの利用者に最適化して、バラバラに運営すれば良いわけではないと高崎氏は言う。「モール店と本店を上手く併用して、本店に上手く誘導する」ことで、自社のブランディングを高めることできるのだという。

誤解を恐れずに言うと、モール店の利用者はポイントや価格を重視する傾向がある」と高崎氏は言う。そこで、自社の商品を知ってもらうために、モール店ではセール品やアウトレット品を多めにし、新商品はモール店にはあまり置かず、本店に多めに置くなどのチューニングをすることで、モール店から本店へ誘導するという棲み分けを実現している店が増えているのだ。

モール店の方で買って、自社商品のファンになっていただければ、商品の棲み分けなどをすることにより、本店への流れをつくることができる。そのためにも、モール店で広告をしっかり打って、リピート対策も行い、モール店のファン作りをすることも大切である(高崎氏)

本店の存在意義(ブランディング)/モール店/セール品/ポイント/安い/本店/セール品+新商品/掲載商品を適宜チューニングし、本店へ誘導
モール店から本店への誘導が重要

このような運用を効果的に行うためには、モール店での購入者に「どのお店で買ったのか」を明確に認識してもらうことが必要になってくる。そのためには、本店とモール店において、共通のロゴやデザイン、タグライン(キャッチフレーズ)などを定めておきたい。ECサイト上やメールに加えて、商品の発送にあたっての梱包材や送付状などでも、一貫性を持って何度も「どのお店で買ったのか」を伝えることで、ユーザーは「●●ショップで買った」「●●というブランドが好き」という思考に変わっていくのだ。

もちろん、その際によい対応をしてファンになってもらうことも大切だ。さらに、メールだけのコミュニケーションだけでなく、手紙やハガキを活用したり、紙のカタログを季節ごとに郵送したりすることも効果的だという。

メールには少しうんざりしているという消費者も増えてきた。多くのECサイトからたくさんのメールが送られてくる中で、手紙やハガキやカタログは実際に手に取ることができ、温度感を感じてもらえる(高崎氏)

また高崎氏は、本店ならではの特長のひとつとして、客層の良さを上げた。「月商1000万円を越えているECサイト30店舗にインタビューしたところ、キャンセル率がモールは3%、本店が1.5%程度だった。商材によっても異なるが、返品率もモールの方が高い」と具体的な数値を見せ、その理由として、「モール店は衝動買いが多いのではないか」という仮説を紹介した。また、「靴の通販サイトのロコンドで実施しているような、“返品交換は無料”などの施策も本店の方が適しているかもしれない」と語った。

他にも本店のメリットは多い。ひとつには、リアル店舗を持つ小売店における、EC化率の向上があるという。日本の小売り業全体におけるEC化率は3%、アメリカで8%とされている中で、アパレル販売のユナイテッドアローズは10%を達成している。これほど高い数字は、単にECに注力してネットのユーザーを取り込むだけでは実現が難しい。リアル店舗を利用していた消費者の購買手段がECへシフト、あるいはECを併用するようになったことによる貢献度も大きいという。

この事実だけを捉えると、リアル店舗とECとでお客を取り合いしているように見える。しかし、ネットはリアル店舗よりも行動分析がしやすく、またメールなどを通じての関係作りもしやすいというメリットがある。何より、オムニチャネル時代においては、消費者にとって、リアルやネットの垣根を超えたチャネル提供やサービス提供が大切である。

また、モールでは、消費者の購買履歴を軸に広告やレコメンドなどでいろいろなお店が紹介されていくが、アパレルのようなブランドロイヤリティが高い傾向のある商材において、消費者は他社や他ブランドのレコメンドを望まない。したがって、アパレルでEC化率をアップさせるためには、本店が欠かせないというわけだ。

本店とモール店の違いを理解して相乗効果を生む

さらに、お客との関係性の構築、すなわちリピート率の向上においても本店ならではのメリットがあると高崎氏は語る。

関係性の構築のために必須なのは顧客情報だが、モールによっては顧客情報を開示していないところもあるのだ。そうした場合、お客にアプローチしようにも個別に行えず、一辺倒の対応しかできないことがある。その点、本店では柔軟な対応ができる。メールでのアプローチだけでなく、初めてのお客にはハガキで割引コードを送ることで、2回目、3回目の注文につなげているECサイトもある。

このようなあらゆる意味での柔軟さこそが、本店のメリットだと高崎氏は再度強調した。そして、それがもっとも大きく現れるのが、アクセス解析だ。

モールでも、多くの場合流入経路などは知ることができる。だが、本店ならアクセス解析ツールを自由に使えるため、経路だけでなく、ページごとの詳細な分析も可能になる。仮にモール店よりも本店の売り上げが低い場合でも、アクセス解析から流入や導線、回遊状況を分析することで、本店の売り上げをモール店並みに伸ばせる見込みが高いのだという。

高崎氏は、実際に本店で行った施策の成功事例をいくつか紹介した。

ひとつは、本店がモール店に比べて検索結果が下になってしまっていた家具のECサイトだ。そのECサイトでは、モール店に掲載した画像を本店でも流用し、モール店のサーバーから画像を呼び出していた。Googleでは、同じようなコンテンツ(商品ページ)がモールや本店に複数掲載されていた場合、片方しか検索には表示させない、あるいはしっかりと優劣をつけて調整されるようになっている。このケースでは、本店の評価がモール店よりも低い評価をされていた。

そこで、本店用の画像を新たに準備した。単に本店のサーバーに画像ファイルをアップし直すだけでなく、たとえばダイニングセットならテーブルとイスで画像を分けたり、製品のキャッチフレーズを画像から抜き出しテキストとして入れ込んだりすることによって、モール店と同じ素材を使いながら、違うコンテンツに見えるような工夫を行った。その結果、3か月後には、本店がモール店よりも検索結果で上に表示されるようになった。

成功施策/今後のGoogle対策を見据え、独自画像を用意/モール店/商品画像1/商品画像2/転用/本店/商品画像1*/商品画像2*/オリジナルテキスト/検索順位改善!/本店独自のオリジナル画像やテキストを掲載しSEO強化
本店独自のオリジナル画像やテキストでSEOを強化

また、優良顧客の離脱について高崎氏は「ロイヤルカスタマーが離れるということは真剣に考えるべき事態」だといい、それを取り戻すことの重要さを訴えかけた。モール店の場合、一度離脱した顧客へのアプローチは難しいが、本店ならば顧客情報を利用して、離脱した顧客へのアプローチが可能になる。たとえば、離脱した顧客に対して、買わない理由を尋ねるアンケートを送り、回答者に対しては自社商品のプレゼントを行うという手段がある。とある店舗では、この手法を利用することで離脱者の半分から回答が得られたという。

最後に高崎氏は「モノがあふれている時代のため、モノからコトに人々の興味が移ってしまった。モノではなく、便利なサービスがヒットする時代。その次は、信頼できる、安心できる、共感できる、心と心がつながる時代になると思っている」と展望を語り、だからこそ「自社の世界観や信頼を醸成していけば、たとえ時代が変わっても、この人から買いたい、この人が勧めているならやってみたい、と思ってもらえるようになる」と、この先も商売の基本は変わらないことを改めて強調して講演を終えた。

問い合わせ先

株式会社Eストアー
http://estore.co.jp/

この記事の筆者

執筆:青山祐輔

撮影:鹿野宏(Lab Inc.)

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「スマホ主流は首都圏だけ、地方はまだガラケーだよね」は本当か? [先週のWeb担まとめ記事] | Web担当者Forum

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先週のWeb担まとめ記事

Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 23本とニュース記事 11本です。

忙しい人のためのこの記事の使い方:
  • 上のほうから内容をざっとチェックする
    重要なものほど上の方に置いてあります。
  • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
    要チェックのものは色を付けてあります。

今週の担当は、安田です。

【プレゼント】『Lean UX ―リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン』
顧客を中心においたUXデザインを身に付けられる本『Lean UX ―リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン』(オライリー・ジャパン)を3名様にプレゼント
https://web-tan.forum.impressrd.jp/q/201401/16877

[今回の要チェック記事]↓セミナー/お知らせ | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース
「スマホ主流は首都圏だけ、地方はまだガラケーだよね」は本当か?

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • 編集部ブログの「地方は今でもガラケー主流なのか? スマホの普及状況を地域別に調べてみた」が、530いいね!と人気を集めました。

    「地方でスマホはどれぐらい普及してきているのか」つまり地域別のスマホ普及状況の話題をお届けした記事です。「スマホばかりなのは首都圏だけで、地方はまだガラケー多いよね」は、今どうなのでしょうか。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/28/16837

  • 漫画「Webマーケッター瞳 シーズン4」の第10話「人を動かす!」が公開されました。

    公募によって決めたキャラクター「エミちゃん」を使ったソーシャルメディアを始めた恵美は、次なる施策として「O2O」を進めるために社内で動き始めたのだが……。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/31/16658

  • 「相談できるWeb担当者の仲間が欲しいと思いませんか? 勉強会を始めるのに必要な3つのポイント」が公開されました。

    あなたも、Web担仲間を増やして仕事をしやすくするために、Web担当者の勉強会を始めてみませんか? 中小企業向けのWeb担当者勉強会を主催するKDDIウェブコミュニケーションズのWebマスターが、勉強会を始めるために必要な3つのポイントを教えます。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/28/16678

  • 「企業Webサイトのセキュリティ対策チェックリスト――貴社はすでに”加害者”になっているかも?」の記事も公開されています。

    2013年から急増している新たなサイバー攻撃、あなたは把握し、対策を取っていますか? サイバー攻撃の現状の徹底解説と、企業が最低限クリアしなければならない重要な項目をまとめた「Webサイトセキュリティ対策セルフチェック集」を無料でダウンロードできます。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/28/16851

Web担の姉妹サイトもお役に立てるはずです。
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ウェブコンサル・ECのおもてなし・Googleアナリティクスなど6セミナー

※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

ウェブコンサルタントになる(2/8東京、2/15大阪)

「ウェブコンサルトになるには」と題したイベント「ウェブコンサルタントサミット」を、ゴンウェブコンサルティングが開催します。

2月8日(土)に渋谷で、2月15日(土)に大阪梅田での開催。

http://www.webconsultant.jp/summit/

ネットショップのおもてなし(2/7)

「ネットショップの勝ち残り戦略は“おもてなし”に有り」と題したEC担当者向けセミナーを、ペイジェント・サバウェイ・スクロール360の3社が2月7日(金)に渋谷で開催します。参加無料。

http://www.paygent.co.jp/seminar_event/2014_omotenashi/

ブランドコミュニケーション(2/19)

「ランドコミュニケーションのこれから~戦略設計の起点はデジタル~」と題し、これからのブランドコミュニケーションについて考えるセミナーを、ルグランとマイクロアドが2月19日(水)に渋谷で開催します。

セミナーは参加無料、ネットワーキングパーティは5,250円。

http://eventregist.com/e/8NRiXGTQtRsP

プライベートDMP+広告インハウス化(2/20)

「Adobe Media Managerを活用した プライベートDMP構築&広告運用インハウス化セミナー」を、IMJが2月20日(木)に池尻大橋/神泉で開催します。参加無料。

http://www.imjp.co.jp/press/release/20140220.html

インハウスSEO(3/28)

「インハウスSEOミートアップ」の第10回が、3月28日(金)に渋谷で開催されます。アイレップ渡辺氏などが講演。参加費は3,000円(早割で2,800円)。

https://www.facebook.com/events/353464738124170

ユニバーサル アナリティクス(3/14)

Googleアナリティクスの「ユニバーサル アナリティクス」への移行手順を解説するセミナーを、ミツエーリンクスが3月14日(金)に西新宿で開催します。参加無料。

http://www.mitsue.co.jp/seminar/universal_analytics_upgrade.html

先週の人気記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↓解説記事 | ↓ニュース記事

Web担で先週公開された記事のうち、「今回の要チェック」に次いでアクセスが多かった記事です。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報
    被リンクを増やすために動画を活用する9つの方法 (後編)
  • 企業ホームページ運営の心得
    グーグルの日本語解読からたどり着く全角2文字のSEO
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/29/16830
    by 宮脇睦(有限会社アズモード)
  • 海外&国内SEO情報ウォッチ
    マット・カッツが明言「TwitterもFacebookも、検索順位の要因として特別扱いしてない」 など10+4記事
  • 誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニック
    SEO集客のために、アクセス解析データを役立てる方法を教えてください
  • 【レポート】Web担当者Forumミーティング 2013 Autumn
    サイトリニューアルに欠かせない未来志向とは、Webサービス化で「使えるサイト」へ/コネクティ
  • Yahoo!プロモーション広告 業界情報
    商品やサービスを検索した人の来店経験率は?
  • 【レポート】Web担当者Forumミーティング 2013 Autumn
    ビッグデータ活用が進まない3つの理由、データを成果につなげるデータサイエンティストの役割とは/ソフトバンク・テクノロジー

先週の解説記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↑人気記事 | ↓ニュース記事

Web担の解説記事には、ウェブサイトをビジネス活用したい人向けの情報がたっぷり詰まっています。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • Yahoo!プロモーション広告 業界情報
    バレンタインに「チョコレート以外の贈り物」を贈る人は半数以上
  • 衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座
    一般閲覧ユーザーには、どの権限を設定すればいいのか?――新しく増えた4種類のユーザー権限の使い分け方・前編(第86回)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/30/16849
    by 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン)
  • ネットショップ担当者フォーラム セミナーレポート
    オムニチャネルコマース実現までの3ステップ/富士通システムズ・ウエスト
  • Oracle WebCenter Blog
    CXパズルを解く――顧客タッチポイントの連携にOracle WebCenter Sitesと他のOracle CXソリューションを組み合わせる
  • 日本ネット経済新聞ダイジェスト
    Yahoo!ショッピングがトップページを刷新 7年ぶり 季節感を盛り上げる演出も
  • 日本ネット経済新聞ダイジェスト
    PHP研究所 雑誌とコラボした雑貨のEC「PHPダイレクトショップ」を開設
  • ユーザー投稿記事 by アナライズネット
    Googleタグマネージャとユニバーサルアナリティクスの導入セミナー応用編【2月19日 静岡で開催】
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社クリエイティブホープ
    2/7セミナー"Webマーケティングは死んだ"―従来型の手法が通用しない時代に利益率50%を実現する企業成長戦略とは? 開催(クリエイティブホープ)
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社ペイジェント
    月商500万を狙う方向け『売れるサイト作り』と『売れた後の運営作り』を学ぶセミナー(東京開催)
  • ユーザー投稿記事 by 株式会社エイジア
    「心を動かすメールマガジン」制作セミナー 、 好評につき、2014年3月6日(木)に開催決定
  • Web担アクセス数上位ランキング
    3年離れると別世界、中国で通用するWebサイトを作るには?
  • 先週のWeb担まとめ記事
    日本のWebの常識は通用しない? 中国で通用するWebサイトの作り方

先週のニュース記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー/お知らせ | ↑人気記事 | ↑解説記事

大手のニュース媒体では紹介されない、ホームページの企画・構築・運営や、ウェブマーケティング関連のニッチなニュース記事ならWeb担で。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

編集後記

「バカは風邪をひかない」という言葉がありますよね。そういうものかと思ってたのですが、週末に「バカは風邪をひいても気づいてないだけじゃないか」という結論に(帰納的に)達しました。調べてみたら、そもそもそういう意味だったという。一つ勉強になりました。(安田)

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電通、エスキュービズムと業務提携して新たなECプラットフォームを共同で構築 [ニュース] | Web担当者Forum

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電通は、ECシステム開発・ソリューションのエスキュービズムと業務提携した、と2月3日発表した。新たなECプラットフォームを共同で構築する。顧客の課題ごとに受注データ、サイト内の行動データ、広告出稿データなどのモジュールを組み合わせて提供する「DECIDE(Dentsu E-Commerce Ideal Designing Engine)」の販売を3月上旬に始める。

DECIDEは、エスキュービズムの独自ECパッケージ「EC-Orange」をベースに、各種外部ツールからデータを取得・蓄積する。顧客によって異なる企業規模やEC事業に柔軟に対応し、統合的なマーケティングデータに活用できる。広告からeコマースまでを結んだソリューションを目指し、電通が保有するデータやマーケティングツールと接続する。

電通
http://www.dentsu.co.jp/

エスキュービズム
http://s-cubism.jp/

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日本オラクル、顧客向けイベント「Oracle Industry Leadership Summit 2014」東京で4/24 [ニュース] | Web担当者Forum

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日本オラクルは、顧客向けイベント「Oracle Industry Leadership Summit 2014」を4月24日に東京都千代田区のパレスホテル東京で開催する。国内外の各業界の先進的事例を紹介する催しで、前年に続いて2回目の開催となる。今回は「革新的ビジネスを構想から実践へ」をテーマに、製造、金融、通信、メディア、ヘルスサイエンス、流通、公共、公益などでの実践的な取り組みを計29セッションで取り上げる。米オラクルの上級副社長と、セブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏社長が基調講演する。参加登録はサイトから。概要は次の通り。

日時:4月24日(木)午前9時半~午後5時20分
場所:パレスホテル東京(東京都千代田区丸の内1-1-1)
内容:基調講演「The Power of Industries」「世界最強のオムニチャネルリテーラーを目指して~セブン&アイ・ホールディングスの経営戦略~」、各セッション
詳細・参加登録ページ:
http://www.oracle.co.jp/industry/

日本オラクル
http://www.oracle.com/jp/

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ニフティ、SaaSのパッケージ「ハコクラ NIFTY Cloud selection」に5タイトル追加 [ニュース] | Web担当者Forum

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ニフティは、ソフトの機能のうち利用者が必要とするサービスだけを提供するSaaSを箱形のパッケージで販売する「ハコクラ NIFTY Cloud selection」で、新たに5タイトルを2月3日に追加した、と同日発表した。予約管理システム「ChoiceRESERVE」のエステ・クリニック・サロン業界向けと飲食・観光・レジャー業界向け、全自動会計システム「freee」の小規模法人向けと個人事業主向け、タブレット型POSシステム 「EC-Orange POS」となる。

ハコクラには、ニフティのパートナー企業のSaaSが一定期間試用できるプロダクトキーと利用マニュアルが入っていて、購入してすぐに使うことができる。価格は880円(税別)。試用期間終了後に継続使用する場合、所定のウェブサイトで正式に申し込む仕組み。今回発売したChoiceRESERVEとEC-Orange POSは試用期間30日、freeeは同90日となる。ハコクラは「ワークスタイル変革」をテーマに展開し、5タイトルの追加で計10タイトルになった。

ニフティ
http://www.nifty.co.jp/

ハコクラ NIFTY Cloud selection
https://saas.nifty.com/selection/1st.html

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西友のネットスーパー 送料無料条件引き下げで受注倍増 2月以降も継続へ [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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西友は12月4日から、運営する通販サイト「SEIYUドットコム」における配送料無料の購入条件額を従来の5000円から1980円に引き下げるキャンペーンを行った結果、受注件数が倍増したと発表した。1月末までの期間限定だったが、この結果を受け、2月以降もキャンペーンを継続する。

キャンペーンは新規利用者に便利さを認識してもらうことを目的として実施。あわせて、テレビCMやネット広告の出稿量を増やしたほか、福袋の企画も実施した。この結果、受注件数が通常月の2倍に伸長。また、1回の買い物における購入点数も8点以上になったという。

「SEIYUドットコム」はネットスーパーとネットショップを融合した統合型のネット店舗。送料が無料になるのはネットショップでの買い物金額が1980円以上の場合とする。ネットスーパーとあわせて利用する場合は、これまで通り、5000円以上で送料無料となる。

・西友 - SEIYUドットコム
http://www.the-seiyu.com/

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

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iOSは全体の58%シェア獲得、iPhone5sが一番売れたキャリアは? [スマートフォンレポート] | Web担当者Forum

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この記事は、ドコモ・ドットコムが発行するモバイルビジネス・マーケティング情報誌「スマートフォンレポート」の一部を、Web担当者Forum向けに特別公開したものです。

スマートフォンレポート

今回は2013年11月に発表された「スマートフォンレポート vol.9」から、調査報告1「スマートフォンの購入状況(2013年8月~9月)~iPhoneシリーズ人気の高さが際立つ~ 」の調査レポートをお届けする。

販売機種別ランキングトップはドコモ「iPhone5s」

2013年9月の端末動向においては、何といっても20日に「iPhone5s」「iPhone5c」が発売開始されたこと、また初めてドコモから発売されたことが大きな話題となった。従来と同様に「iPhone」人気が大きく出現するのか、どのキャリアから購入するケースが多いのかなど、多数存在する注目ポイントを中心に、端末購入の動きを追ってみたい。

まずは9月の販売機種別ランキングに注目すると、最も購入された機種は、ドコモの「iPhone5s」であった。遂にドコモから発売されたということで、「iPhone」へ買い換えたドコモユーザーが多かったと想定される。

次いでソフトバンクモバイルの「iPhone5s」が続いており、上位モデルである「iPhone5s」に人気が集まっていることがわかる。一方auにおいては、昨年発売された「iPhone5」が「iPhone5s」を上回る動きが見られた。

新規モデル販売を機に、既存端末を値下げするといった施策を実施しており、この効果が表れた結果となっている。ソフトバンクモバイルも同様の施策を実施しており、au程ではないものの、ある程度の効果を挙げている模様だ(図1、図2)。

図1 購入機種TOP10(9月を基にソート)
図1 購入機種TOP10(9月を基にソート)
図2 2013年8月、9月のスマートフォン購入状況[キャリアのシェア]
図2 2013年8月、9月のスマートフォン購入状況[キャリアのシェア]

「iPhone5s」と共に今回新たに発売された「iPhone5c」については、機能的にはやや下がるものの、豊富なカラーバリエーションなど話題を集め、且つ報道にもあったように在庫も一定数確保していたようであるが、各キャリアとも「iPhone5s」程の人気には至らなかった。

スペック的に上位モデルとなる「iPhone5s」が上位に位置していることからもわかるように、やはり機能面で物足りなさを感じるユーザーも一定数存在したのではないだろうか。特に発売後すぐに購入するといったユーザーにおいては、携帯端末に対してのリテラシーが高いと思われ、スペックなどを重視する傾向にあったと想定される。

とはいえ、「iPhone」シリーズ全体として捉えると、9月においては「iPhone」シリーズが携帯端末市場を席巻したといっても過言ではないだろう。OS別シェアで見ると、9月における購入端末OSにおいて、iOSは実に全体の58.1%を占める結果となった。

半数以上のユーザーが「iPhone」シリーズを購入したわけだが、特に10代においては、約8割ものユーザーが「iPhone」シリーズを購入しており、若い世代におけるその人気の高さがうかがえる。

iPhoneの魅力はおしゃれ、スタイリッシュ

今回同時に実施した「iPhoneユーザー利用・意識調査」においても、若い世代を中心に、その魅力として「おしゃれ、スタイリッシュ」といった要素が挙げられており(全体の約30%)、そのブランド力やファッションアイテムとしての存在も購入を強く促しているといえるだろう。

ちなみにひとつ前のモデルとなる「iPhone5」が2012年9月に発売された際には、iOSのシェアは52.6%を記録し(弊社独自調査より)、今回と同様に半数を超えていた。

翌10月にはさらにiOSシェアは伸びを見せ、61%を記録している。今回はドコモからも発売されたことで、発売開始月より昨年以上のシェアを記録したが、在庫不足の解消などといった条件が整えば、今後昨年以上に大きなシェアを記録することが予想される(図3)。

図3 2013年8月、9月のスマートフォン購入状況[OSのシェア]
図3 2013年8月、9月のスマートフォン購入状況[OSのシェア]

「Android」端末の新モデル「電池の持ち」の長さを前面に押し出す

一方、6月から8月まで最も購入された端末となった「SO-04E(XperiaA)」は、「iPhone」人気に押される形で順位を落とした。とはいえ、Android端末では依然最も購入されており、ここ半年以内の購入動向を見ても、「iPhone5」とほぼ同じ売れ行きを見せている。

これまで発売された「Android」端末の中でも最も売れた機種のひとつといえよう。

年末に向けて各社より発表された「Android」端末の新モデルにおいては、前述の「SO-04E(XperiaA)」に続く人気機種が現れるかが注目される。今回は、従来スマートフォンにおける不満要素として大きく挙げられていた「電池の持ち」の長さを前面に押し出すモデルが目立つ。

今後どの程度の人気を集めるかが注目となるが、在庫及び販売店舗数の拡充などが図られることを背景に、昨年同様、しばらくは「iPhone」人気が続くのではないだろうか。

調査対象15~69歳男女
端末販売動向調査 60,000サンプル
※性年代別人口構成比に合わせて60,000サンプルを回収
調査地域全国
調査実施期間2013年10月1日(火)~10月7日(月)
調査方法インターネットリサーチ
調査実施機関株式会社ドコモ・インサイトマーケティング

この記事は、ドコモ・ドットコムが発行するモバイルビジネス・マーケティング情報誌「スマートフォンレポート」の一部を、Web担当者Forum向けに特別公開したものです。

スマートフォンレポート

スマートフォンレポート

「スマートフォンレポート」は、独自調査の分析レポートや、NTTドコモへのインタビュー、またモバイルビジネスを展開する上で鍵となるメールマーケティングや広告展開等についての記事を掲載する隔月発行のモバイルビジネス・マーケティング情報誌です。

専用Webサイトに無料登録して頂ければ、企業や団体に所属する方であればどなたでも無料にて入手・閲覧することが可能です。デジタル媒体(PDF)にてご提供しておりますので、無料会員登録後すぐにダウンロードの上でご利用頂けます。

この記事の筆者

提供:株式会社ドコモ・ドットコム

モバイル(スマートフォン・タブレットおよびフィーチャーフォン)を活用したビジネスに関するコンサルティング事業を軸に、企業プロモーション・マーケティング企画をはじめとした新たなビジネス開発事業を展開。

http://www.docomo-com.com/

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年末年始のFacebookオーガニックリーチ減少、その理由とは? 新機能「トレンディング」も紹介 [そのまま会議に出せる!Facebookネタ] | Web担当者Forum

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忙しいWeb担当者のためのそのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルをそのまま使用・配布OK!

Facebookの仕様がまた変わっている!」「いつの間にこんな機能が?」……Facebookは次々に新しい機能を発表しているため、忙しいWeb担当者が情報をキャッチアップしていくのは非常に大変。本コラムでは、そんなWeb担当者をフォローすべく、最新のFacebookネタを厳選して紹介していく(月1回連載)。

本連載の特徴  本連載では、記事内容のポイント部分をまとめたPowerPointファイルを、毎回、別途用意しています。このファイルは、(利用上の注意に従った範囲内であれば)転載・コピー・共有・配布などが可能です。会議の資料として配付するもよし、社内の勉強会に使うもよし、最新ネタを捕捉するニュースペーパーとしてプリントを部内で配るもよし、ぜひご自由にお使いください。
※「利用上の注意」は、PowerPointファイルの最終ページに記載されています。

今回の内容

そのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルはここからダウンロード可能
skdfbn017.ppt
全13ページ/3.98MB
  1. 年末年始にオーガニックリーチが減少、その理由を分析
  2. スポンサー記事広告、他広告に統合へ
  3. ニュースフィードアルゴリズムが調整される、テキスト投稿よりもリンク投稿を推奨
  4. Facebook内で話題のテーマを紹介する新機能「トレンディング」開始
  5. 投稿ネタTIPSその1「バレンタインデーにむけて」
  6. 投稿ネタTIPSその2「ひな祭り」
そのまま会議に出せる!FacebookネタPowerPointファイルはここからダウンロード可能
これらの画像をクリックしても、ファイルダウンロードは可能です。

ネタ1年末年始にオーガニックリーチが減少、その理由を分析

2013年後半、全体的にFacebookページのオーガニックリーチが減少傾向にありました。特に、直近の12月~1月は低い数値となっています。

2013年後半のオーガニックリーチ数の推移

ファン数10万人以上のFacebookページ(任意)の月別オーガニックリーチ数(平均値)の推移
※1月は、1月1日~20日までの平均値です。

減少の原因

以下の2点が、主な理由と考えられます。

  • 例年12月と1月は、年末年始の挨拶をはじめ企業ページやユーザーの投稿が多くなるため。今回も、1投稿あたりの、ニュースフィードの表示時間と回数が減り、結果としてリーチ数減少という影響が出たと思われます。

  • ニュースフィードアルゴリズムの微調整(ニュース記事へのリンク投稿がより多く表示されるよう調整)が反映されたため。

以下のブログ記事でも言及されています。

アルゴリズムの調整内容の詳細

過去記事の「ネタ1:ニュース記事のリンクがより多く表示されるようにアルゴリズムが変更」で言及しています。

ネタ2スポンサー記事広告、他広告に統合へ

Facebook広告のスポンサー記事に表示されていた友だちのアクション(ソーシャルコンテクスト)が、今後は「Page Like Ad」「Page Post Ad」にも表示されるようになります。広告の機能の統合により、以前より話題にあがっていた“広告メニューの簡易化”につなげる狙いだと考えられます。

統合後の表示イメージ

あくまで想定のイメージですが、従来のPage Like AdやPage Post Adの上部にソーシャルコンテクストが付与されるものと思われます。

Page Like Ad(ページへのいいね!広告)
Page Post Ad(ページの投稿広告)

スポンサー記事広告の今後

スポンサー記事広告自体は、2014年4月9日をもってサービスが終了します。「Page Like Ad」「Page Post Ad」への統合により、両広告でスポンサー記事広告同様の機能が実現できるようになるためとのことです。

今後の広告出稿にあたり

必要となる素材については、従来のPage Like Ad、Page Post Adと同様と思われます。

  • Page Like Ad

    • テキスト:半角90文字以内
    • 画像縦横比:8:3
    • 画像サイズ: 1200×450ピクセル
  • Page Post Ad

    • テキスト:半角90文字以内
    • 画像アスペクト比:1:1
    • 画像サイズ: 1200×1200ピクセル

スポンサー記事出稿時との相違点は下記の2点です。

  • (ページへのいいね!につなげる)スポンサー記事の場合はカバー写真が表示されましたが、今後は別途画像素材を用意する必要があります。

  • 出稿時にターゲットを指定すれば、スポンサー記事と同様に、自社ページのファンの友だちのみに配信できます。

広告主への影響

スポンサー記事広告の「Page Like Ad」「Page Post Ad」への統合にあたり、広告主には以下の影響があるものと考えます。

  • 「Page Like Ad」「Page Post Ad」で、従来のスポンサー記事と同様の成果につながると予想されます。両広告でもソーシャルコンテクスト付の広告(スポンサー記事同様の機能)を再現できるためです。

    ※ソーシャルコンテクストは、広告が表示されたユーザーの友だちが、自社ページのファンになっている、もしくは何かしらのアクションを行っている場合にのみ表示されます。
    ※従来のスポンサー記事同様、自社ページのファンの友だち限定に配信することもできます。
  • 画像素材のクリエイティブの重要性が、より高まると推測されます。

  • 「Page Like Ad」の場合、カバー写真ではなく専用の画像素材の表示が前提となるため、事前にクリエイティブテストを行うなど、他社に負けないクリエイティブ訴求が重要となると考えます。

  • Facebookページに設定するカバー写真について、テキスト20%ルールを気にする必要がなくなると考えます。

    ※カバー写真が広告として表示されるケースがなくなるため

参照元: Developer Roadmap(Facebook開発者)

ネタ3ニュースフィードアルゴリズムが調整される、テキスト投稿よりもリンク投稿を推奨

Facebookは1月21日、ニュースフィードアルゴリズムの調整を発表しました。Facebookページによるテキスト表記のみの投稿の、表示回数を減らしていくよう調整したとのことです。

アルゴリズム調整の概要

今回の調整では、Facebookページによるテキスト表記のみの投稿の、ニュースフィードへの表示回数が減らされます。その分、個人アカウントからのテキストのみの投稿が多く表示されるようになります。今回の調整による影響としては、調整前と比べリンクを付与したFacebookページからの投稿が、表示されやすくなるだろうと見られています。

今回の調整の背景

Facebook社独自のテスト結果によると、個人のテキスト投稿にはユーザーからの反応がつきやすいがFacebookページのテキスト投稿への反応が比較的少なかったためとのことです。

今後推奨される対応

Facebookの見解としては、テキストにリンク先URLを記載するだけではなく、あわせてサムネイル画像を指定したリンク先プレビューの表示を推奨しています。そのほうがユーザーのアクションにつながるだろうと言及しています。

テキストのみの投稿
リンク先プレビューを表示した投稿(サムネイル画像の指定も行っている)

ネタ4Facebook内で話題のテーマを紹介する新機能「トレンディング」開始

Facebookは1月16日、ニュースフィードの右側に、Facebook内で話題になっているキーワードを、ユーザーごとにパーソナライズして表示する「トレンディング」機能を開始しました。

トレンディング機能の概要

ユーザーのニュースフィード右側に、Facebook上で話題になっているキーワードとリンクが表示されます。キーワードは、興味があると思われるキーワードをユーザーごとにパーソナライズし表示します。キーワードのリンクをクリックすると、キーワードに関連する自身の友だちやファンになっているページの投稿が別ページで一覧表示されます。

※公開設定範囲を「公開」もしくは閲覧可能な投稿のみ表示されるものと思われます。

提供範囲について

現状、一部の国を選定しWeb版のみ提供を開始しており、モバイル版への提供については継続してテスト中とのことです。また、日本での提供時期などの詳細は未定です。

Twitterでも、同機能に似た機能「トレンド」が提供されていますが、広告メニュー化(プロモトレンド)も行われています。Facebookのトレンディング機能については、広告メニュー化の言及は今のところありません。

ネタ5投稿ネタTIPSその1「バレンタインデーにむけて」

2月14日にはバレンタインデーがありますね。特に女性にとっては素敵なチョコやプレゼントを贈りたい、そんな特別な一日ですよね。そんな女性の心理にどう訴求するか!? ポイントをとらえ、エンゲージメント獲得につなげましょう。

Case.1 土屋鞄製造所

バレンタインデーにかけて、生チョコのような質感のレザートレーを紹介しています。

  • 投稿日: 2013年1月18日(金)
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  • 投稿時のファン数: 167,240人
  • エンゲージメント率: 4.00%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 0.74%

Case. 2 伊藤ハム

キャラクターが手作りチョコレートを作っている設定に。手作りチョコのプレゼントを検討している女子への強い共感につながるのではないでしょうか。

  • 投稿日: 2013年2月12日(火)
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  • 投稿時のファン数: 36,815人
  • エンゲージメント率: 1.46%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 1.07%

Case. 3 セブン-イレブン・ジャパン

自社がスポンサーを務めるラジオ番組のパーソナリティが、自身のバレンタインデーにまつわるエピソードを語っています。女性視点での、ほんのり苦いエピソードに共感する女性も多いと思われます。

  • 投稿日: 2013年2月1日(金)
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  • 投稿時のファン数: 201,597人
  • エンゲージメント率: 1.32%
  • エンゲージメント率平均: 1.52%(直近25件)

Case. 4 キリンビール / KIRIN BEER

バレンタインデーにマッチする自社商品「ビールゼリーチョコレート」を紹介しています。商品訴求ならびにプレゼントの提案にもつなげています。

  • 投稿日: 2013年1月15日(火)
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  • シェア 数: 119
  • 投稿時のファン数: 177,901人
  • エンゲージメント率: 0.18%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 1.02%

ネタ6投稿ネタTIPSその2「ひな祭り」

3月に入るとすぐに、桃の節句・ひな祭りがありますね。こちらは女の子にとって特別な日。バレンタインデー投稿同様に、2013年の投稿事例とポイントをご紹介します。

Case. 1 コカ・コーラ
(Coca-Cola)

ひな祭りの定番、「ひなあられ」とあわせて、イベントの1シーンに商品を入れ込んでいます。

  • 投稿日: 2013年3月1日(金)
  • いいね! 数: 2,627
  • コメント数: 10
  • シェア 数: 20
  • 投稿時のファン数: 21,3957人
  • エンゲージメント率: 1.24%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 1.41%

Case. 2 キリンラガービール

ひな祭りの定番「ちらし寿司」。スーパーの食材で作れるお手軽レシピを紹介、あわせてビールとの相性の訴求にもつなげています。

  • 投稿日: 2013年2月12日(火)
  • いいね! 数: 510
  • コメント数: 27
  • シェア 数: 1
  • 投稿時のファン数: 36,815人
  • エンゲージメント率: 1.46%
  • エンゲージメント率平均(直近25件): 2.03%

Case. 3 チキンラーメン ひよこちゃん

キャラクターがひな人形に変身。画像をダウンロードすれば、壁紙・カレンダーとしての利用できるという工夫もしています。投稿のハイライト表示機能を使用しタイムライン上で目立たせている点もポイントといえます。

  • 投稿日: 2013年3月3日(日)
  • いいね! 数: 13,562
  • コメント数: 85
  • シェア 数: 426
  • 投稿時のファン数: 308,647人
  • エンゲージメント率: 4.56%
  • エンゲージメント率平均: 2.13%(直近25件)

カバー画像は複数用意されています。

  • 投稿日: 2013年3月3日(日)
  • いいね! 数: 4,779
  • コメント数: 25
  • シェア 数: 30
  • 投稿時のファン数: 308,647人
  • エンゲージメント率: 1.57%
◇◇◇

『そのまま会議に出せる!Facebookネタ』連載17回目でしたが、いかがでしたでしょうか? 本コラムでは、今後もFacebookを中心とした最新かつ重要な情報を発信していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

この記事の筆者

エンゲージメント・ラボ(株式会社メンバーズ)

エンゲージメント・ラボとは、株式会社メンバーズのFacebookマーケティング推進における実績・ノウハウの蓄積とエンゲージメント向上に特化した事例を集約・研究し、顧客企業へのより一層の効果的なFacebookマーケティングサービスの提供や情報発信、新たなサービス開発を推進する研究機関。

※株式会社メンバーズとは?
1995年設立。創業以来インタラクティブエージェンシーとして、多くの大手クライアントのインターネットマーケティングを支援。近年では“ソーシャルメディア時代をリードし、顧客と共にビジネスを創造するネットビジネスパートナー”を標榜し、いち早くそのノウハウを活かしたFacebook活用の支援サービスを提供中。

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オリジナル記事:年末年始のFacebookオーガニックリーチ減少、その理由とは? 新機能「トレンディング」も紹介 [そのまま会議に出せる!Facebookネタ] | Web担当者Forum
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良いフォームの条件と、入力フォーム最適化(EFO)に関する 4つの基本+2つの本質 [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum

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今日は、「良いフォームとはどんなものか」を考え、コンバージョン率をアップさせる入力フォーム最適化(EFO)の基本を紹介します。問い合わせフォームや申し込みフォームなどを改善するヒントにしてください。

良いフォームとはどんなものか

EFOを考える前に、まず「良いフォーム」というのは、どういうものかを考えてみましょう。企業側から見ると、良いフォームとは次のようなものではないでしょうか。

  • 申し込み数(フォーム入力完了数)が多い
  • ターゲットに合った顧客層の申し込み数が多い
  • ターゲットでない顧客層の申し込み数が少ない
  • 問い合わせ(「どうすればいいんですか?」などのサポート的なもの)が少ない

まぁ、フォームの話題なので上記の「数が多い」というのは「率が高い」ということなのですが(訪問者数を増やせば、数は増やせるので)、ここは、わかりやすさのために「数が多い」としています。

入力フォーム最適化(EFO)の4つの基本

では、入力フォームをどのように改善すれば、良いフォームにできるのでしょうか。基本としては、フォームを次のような状態にするための改善ということになるでしょう。

  • 入力項目数が少ない

    EFOの基本ですね。入力項目は少なければ少ないほうがいいです。

    特に「入力必須項目」「個人情報に関する項目」は、可能な限り減らしましょう。

    マーケの人は「社員数も聞いておきましょう」「電話番号も聞きましょう」と言うものですが、「それは何のために聞くの?」「入力されたデータをどう利用するの?」と強く聞いて、本当に必要な項目かどうか、検討しましょう。

  • ユーザーが入力するのにストレスがない

    Webユーザーは「面倒だ」「なんかイライラする」と思ったら、途中で放り出してしまうものです。次のようなことを意識しましょう。

    • 「半角」「全角」や「かな」「カナ」などの入力文字種を強制しない(入力された値をフォームやサーバー側で自動変換する)
    • 郵便番号を入力したら住所も自動入力できるようにする
    • メールアドレスをユーザー名部分とドメイン名部分別々に入力させない(コピペできなくなるので)
    • ラベルとフォーム要素が関連付けられていて選択しやすい
    • 入力作業全体のなかで、いまどの段階にいて、あとどれぐらいで作業が終わるのかをイメージできる
    • 項目の並び順がユーザーの脳味噌がイメージするものと合っている

    最後の項目はちょっとわかりづらいですが、たとえば都道府県が文字コード順に並べられていると、自分が選びたい県名を探しづらくなりますよね。地名は、次のような標準仕様に準じた並び順にしましょう。

    また、入力エラーはフォーム送信後にエラーを表示するのではなく、できるだけ入力中にJavaScriptなどでチェックしてその場で修正してもらえるようにするというのも、ユーザーのストレスをなくすのに良いでしょう。

  • 各項目にどんな内容を入力すべきなのかわかりやすい

    たとえば、次のようなことですね。

    • 入力例が具体的に示されている
    • 入力要素とラベルがわかりやすい位置関係にあって、目線があちこち移動しなくてもスムーズに入力できる
  • ユーザーを逃さない

    残念ながらユーザーは移り気です。フォームと関係のない他のページへのリンクに気を取られてクリックしてしまうと、戻ってきてくれない場合もあります。

    フォーム入力に関係のないリンクは、できるだけフォームページには置かないようにしましょう。

本当に効くのは「入力する気の促進」と「不安の解消」

でも実は、良いフォームを作るには、次のような要素が一番大切なのではないかと思っています。

  • そのフォームを入力することで得られるメリットを、あらかじめ理解してもらえている

    得られるメリットが、入力の手間や面倒よりも大きければ、入力を進めてくれます。

    フォームを送信すれば間違いなく1億円もらえるのならば、多少は面倒だったり作りが悪いフォームだったりしても、がんばって入力しますよね。

    フォームにたどり着いたユーザーが、すでにそのフォームを送信する気になっているというのは、大きなポイントです。

    そのためには、フォームに入力して得られるメリットを、明確に、ユーザーのニーズに合う形で、ちゃんと伝えるようにしましょう。

  • そのフォーム入力・送信に関する不安を、あらかじめ解消できている

    1億円もらえるといっても、代わりに一生奴隷になるといった条件が付いていたり、相手が暴力団だったりしたら、怖くて申し込めないですよね。そもそも、「そんなことがあるはずがない、詐欺だろう」という疑いがあるはずです。

    そうした不安を、フォームに至る前(またはフォームを入力中に気になるタイミング)で解消できているというのは、大きなポイントです。

    ユーザーは、いろいろな不安を抱えています。たとえば次のようなものです。

    • クレジットカード番号や個人情報を入力して大丈夫なのか
    • 本当に商品が届くのか(この会社が信用できるのか)
    • このフォームを送信したら後から営業電話がかかってきて面倒なんじゃないか
    • 自分のような人間は相手にしてくれないのではないか

    どんな不安を解消するべきなのかを知るには、ただ想像するだけでなく、実際のユーザーを観察したりヒアリングしたりするのが一番です。

前述のフォーム改善は、ユーザーが面倒だと思って離脱してしまわないようにするものですが、そもそも「多少面倒でも、ぜひ入力したい」と思ってもらえばいいのです。

フォームを細かく修正しても、完了数は数パーセント~2桁パーセント程度の改善というのが一般的ですが、この部分を改善するだけで完了数が10倍以上になったという事例も、実際にあります。

ちなみに、前述の基本ルールに「他のページに離脱するリンクをなくす」というものがありましたが、単純にリンクがなければいいのではなく、ユーザーが抱いた不安を解消できるようにするリンクはアリだと思っています。

その他のフォーム改善に関する情報

おまけとして、ここ最近で気になったフォーム改善に関する情報をメモしておきますね。

この記事の筆者
ユーザー 安田英久(Web担 編集長) の写真

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレスビジネスメディア
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

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シャノン、企業のマーケティング・営業活動の推進支援でランドスケイプと協業 [ニュース] | Web担当者Forum

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クラウド型マーケティングソリューションのシャノンは、企業のマーケティング・営業活動の推進支援でデータベースマーケティング支援のランドスケイプと協業する、と2月4日発表した。マーケティング業務の自動化・効率化と統合的なデータ管理が可能なシャノンのクラウドアプリ「シャノンマーケティングプラットフォーム」ユーザー向けに登録されている見込み客データに、ランドスケイプが保有する企業の属性データを付与する。3月にサービスを始める。

シャノンマーケティングプラットフォームが持つ見込み客の個人属性情報や、資料請求・セミナー申し込み、メールクリック、ウェブアクセス、セミナー来場など行動履歴情報に、ランドスケイプが保有する日本最大級の企業情報データベースのデータを加え、ターゲットの抽出を容易にする。企業名、住所だけでなく電子メールドメインとURLデータを活用し、70%以上のマッチング率を実現するという。データは毎月更新され常に最新の企業データが付与できる。

シャノン
http://www.shanon.co.jp/

ランドスケイプ
http://www.landscape.co.jp/

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博報堂DYメディアパートナーズ、イードと次世代メディア事業推進で資本・業務提携 [ニュース] | Web担当者Forum

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総合メディア事業の博報堂DYメディアパートナーズは、ウェブメディア、EC事業などのイードと次世代メディア事業の共同推進で合意し、資本・業務提携した、と2月3日発表した。イードが保有するメディアプラットフォームやメディア運営のノウハウと、博報堂DYメディアの広告主企業、媒体社、コンテンツホルダーなどとのネットワークを合わせてメディア事業を進めるとともに、イードの生活者データを博報堂DYメディアの生活者データ基盤と連携させてマーケティングに活用する。

イードはITニュースサイト「RBB TODAY」や自動車ニュースサイト「レスポンス」などの専門ウェブメディアを運営している。博報堂DYメディアは、資本・業務提携を通じて広告主企業のオウンドメディア構築支援や媒体社の新しいデジタルメディアやコミュニティーの企画・開発・支援を行い、それで得られる生活者データを生かす。さらに、イードのECソリューションと、博報堂DYメディアが実施する媒体社やコンテンツホルダーとの共同EC事業を、一元的に連携させて運営する。

博報堂DYメディアパートナーズ
http://www.hakuhodody-media.co.jp/

イード
http://www.iid.co.jp/

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電通、AMNと企業情報提供で業務提携、ニューズレターをブロガーやSNSユーザーに提供 [ニュース] | Web担当者Forum

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電通は、ソーシャルメディア活用支援のアジャイルメディア・ネットワーク(AMN)と企業情報提供サービスで業務提携した、と2月4日発表した。企業が発信する各種の情報を基にソーシャルメディアの反響やマスメディアの傾向などを独自に編集したニューズレターを作成し、ブロガーやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のユーザーに提供する内容となる。電通がニューズレターの制作とサービスの販売を行い、AMNはブロガー向けの情報配信と啓発を担当する。

ソーシャルメディアの普及に伴い、新商品発売など企業活動に関してブログや「Facebook」「Twitter」でコメントするブロガーやSNSユーザーが増加する中、企業の広報活動でマスメディア向けに加えてソーシャルメディアに情報提供し、マスメディアとソーシャルメディアを連動させた形態が増えていることから、始めることにした。マスメディアへの配信も計画する。3月の開始を前にテストマーケティングを実施。試行を希望する企業先着20社には無償で提供する。

電通
http://www.dentsu.co.jp/

アジャイルメディア・ネットワーク
http://agilemedia.jp/

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セールスフォースによる非対称性の営業アプローチ [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum

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Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる 企業ホームページ運営の心得

コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。

宮脇 睦(有限会社アズモード)

心得其の346

Disるか、持ち上げるか

今年も激辛の視点で、IT業界を切りまくってください。

親交のある編集者から届いた年賀状に添えられたメッセージです。実は、つねづね新商品や新サービスを礼賛する原稿を書きたいと願っています。そのほうが、お金になるからです。売文稼業を支えるお金の出所の多くは「広告費」へとたどり着きます。

たとえば、新しいネットサービスについて、シンポジウムの主催者が「Disるライター」と「持ち上げるジャーナリスト」のどちらを呼ぶかといえば後者です。この話を別の編集者にすると、こう返されました。

(誉める原稿では)個性死んじゃいますよ。

貧しくても生きていたい。そして今年も激辛をチョイスしているのですが、今回は現場の視点的に「セールスフォースのシステム」を誉めてみます。

きっちり1月後にくる

セールスフォースとはSaaSやPaaSの第一人者で、今では「クラウドコンピューティング・サービス企業」とウィキペディアで紹介されています。業務は多岐にわたるのですが、語弊を怖れずに言えば、データベースをもとにした業務管理ツールを提供しています。

当社の業務連絡は、ほぼすべてネット上で完結しており、電話のベルが鳴る理由の9割はテレアポ(無作為、あるいは電話帳順に電話をかける営業方法)です。売り込みと思いながらも営業マン時代の習性から、私は手が空いていれば、ほぼワンコールのうちに受話器を取ります。

昨年の11月、セールスフォースからテレアポがありました。「いまは不用」と無難な断りかたをするのは、人の縁はどこでつながるかわからず、意味なく嫌われるのは損だからです。

翌12月、再びセールスフォースから電話がかかってきました。少々呆れながら、先月もセールスフォースから電話があったと告げると、「11月○日ですね」と回答し、会話の内容を復唱します。慌ててカレンダーをみると、曜日の誤差を除けばきっちり1か月後でした。

21世紀の手帳

すっかり感心しました。多少なりとも感触を得た訪問先、あるいは嫌われていないお客を定期的に訪問するのは営業の基本です。正確な内容を失念しましたが、11月の応対で手応えを感じたのでしょう。その情報を確認しながら、電話口に向かっていることから「自社製品」を使っているとみてよいでしょう。

飛び込み営業をしていた20世紀。見込み顧客の管理は手書きの手帳を利用していました。毎週、毎月、季節ごとなど、間隔は相手により変えますが、あらかじめ訪問予定日を書き込んでおいたものです。そして21世紀、セールスフォースの社員が、手書きの手帳をもとに電話を掛けているとは考えにくいことが、自社製品を使っているだろうとする理由です。

自作自演をしないネット企業

自社のサービスがすばらしいなら「自作自演」すべきなのですが、ネット企業のなかには、社員が自社製品を使っていないケースは少なくありません。私の原稿に辛口が多い理由の1つです。

売るためのサービスと、使いたいサービスの言行不一致は珍しくなく、グループ会社で検索エンジンを開発している企業が、グーグルでネット検索しているなどよくあることです。さらに「ホームページ制作」を看板に掲げ、実務を別の業者に丸投げしている会社もあれば、そのコンテンツに「JavaScript」が使われていることも調べられない「有識者」も実在します。こうした事実を指摘しているだけで、Web業界では辛口と呼ばれます。

しかし、セールスフォースの営業活動は、理にかなったアプローチで、しかも自作自演、もとい自社製品のITを活用しています(想像ですが)。そして思わず嬉しくなりツイートしました。

三度の電話の理由

そのときのツイートがこれ(誤字脱字は修正)。

売り込みの電話は面倒ですが、清々しいと感じたのはセールスフォース。きっちり1ヶ月間隔で電話してきて、しかも前回のやり取りを記録している様子。自社製品を使っているのでしょうね。利用する気はないけど言行一致の企業は好き。

リツイートしてくれた人もいましたが、さして話題になることなどありません。数日後、三度セールスフォースから電話がかかります。前回の電話で利用する予定がないことを明確に告げ、さらに電話の間隔が短かったこともあり「イラッ」として応対すると、

SNSで当社を紹介していただいたようでありがとうございます。

お礼の言葉が飛び込んできました。

ツイートをSNSと読み替えるあたりから、電話の主が直接ツイッターを確認したものではない可能性もあります。しかし、それでもお礼を言われて悪い気はしません。

非対称性アプローチ

社内にSNSをチェックする部署があり、ツイートにセールスフォースの名前を見つけ、文面から見込み客リストをたどり、担当者に指示が出されたと見ています。だとしたら、これこそが「IT」の利便性です。ツイッターに張り付いていては、営業マンは仕事になりません。

しかし、今のご時世、しかもネット企業なら余計にツイッターなどのSNSのチェックは必要で、そのための担当者を置き、見つけた情報をイントラネットやクラウドで営業マンや現場スタッフと共有化する……とは、あくまで推測ですがIT活用事例の理想型です。

感心したことはもう1つ。ツイートへの感謝はツイートで返すのがWeb業界の感覚でしょう。いわば「アプローチの対称性」です。しかし、リツイートは見逃される可能性もあり、閲覧されてもその他大勢の1人です。しかし電話なら、確実に相手と時間を共有するオンリーワンです。

自分に有利な状況を作るために、非対称性アプローチをチョイスするのは営業の基本です。電話による資料請求や直接訪問して届けるのも同じで、私が得意とした戦術の1つ。非対称性のポイントは「スピード」と「意外性」にあるのですが、これを語り出すと「営業マニュアル」になるので、ここまで。

今回のポイント

自社製品・サービスを使っているか?

情報の共有化にITは最適、という当たり前を実践する
セールスフォース

この記事の筆者
ユーザー 宮脇睦(有限会社アズモード) の写真

宮脇 睦(みやわき あつし)

プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。

制作、営業の双方の現場を知ることからウェブとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『完全! ネット選挙マニュアル』(Kindle版)、『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、冷静な視点からのIT業界分析に「週刊ポスト」など、様々な媒体から情報発信を続ける。

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次世代暗号アルゴリズム「ECC」と「常時SSL」で変わるウェブセキュリティ最新トレンド/日本ベリサイン [【レポート】Web担当者Forumミーティング 2013 Autumn] | Web担当者Forum

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サイトのセキュリティリスクを低減させるためにも常時SSLを採用する企業サイトが増えてきている。しかし、常時SSLにはパフォーマンスやSEOに対しての不安を感じているWeb担当者がいるのも事実だ。日本ベリサインの山崎潤一氏は、常時SSLの必要性を示しながらこれらの疑問に答え、最新の暗号化アルゴリズムであるECCの紹介も行った。

Wi-Fiやスマートフォン活用で必要性が高まる常時SSL

日本ベリサイン株式会社
SSL製品本部
SSLプロダクトマーケティング部 主任
山崎 潤一氏

今回はECCと常時SSLについて紹介したい。この2つは証明書を管理するテクノロジーではなく、Wi-Fiやスマートデバイスのように多様化した環境の中で非常に有効なテクノロジーとなる(山崎氏)

セミナー冒頭、このように挨拶する山崎氏は、まず「常時SSL(https)」のトレンドについて解説する。常時SSLとは、簡単に言えばWebサイト上の全ページをhttps化することだ。なぜこうした対策が進んでいるのか、その背景の1つとして、山崎氏は無線LANに潜むリスクについての解説を始めた。

無線LANにはマンインザミドル(中間者攻撃)と呼ばれるリスクがあり、特にフリーのホットスポットやなりすましのアクセスポイントで情報を盗まれる危険が高く、暗号化されていないCookie内のセッションIDが盗まれてしまう可能性がある。以前は高度な技術がなければマンインザミドルは行えなかったが、簡単になりすましを行えるツールが登場したことも問題だ。

Cookieが盗まれてしまうと、FacebookやTwitter、自社サイトになりすましてログインされてしまい、IDやパスワードが改ざんされたり、ユーザー情報が漏えいしたりする危険がある。「Webサイトそのものに脆弱性がある場合は、Webサイトの情報をすべて盗み取るなどの大きな犯罪に発展することもある」と山崎氏は警告する。

これを避けるためには、Cookie情報をSSLで暗号化することが求められるが、より確実に安全性を高めるのが常時SSLという考え方だ。たとえば、検索サイトからECサイトに来訪して、支払いサイトで決済するまでのすべてをSSL暗号化することで、ユーザーのCookie情報をすべて保護できる。これまでは、決済画面や個人情報を入力するページのみをSSL化して暗号化するケースが多かったが、TwitterやFacebook、Google、2014年に入り米Yahoo!やbingが採用するなど、常時SSLを採用するサイトが増えてきている、と山崎氏は説明する。

個人情報やパスワードを入力するログインページのみSSLで暗号化するケースが多かったが、大手サイトを中心に常時SSL化が進んでいる

常時SSLを導入することでパフォーマンスに影響が出ることを懸念する声もあるが、現在のPCスペックを考えれば、ほとんど影響しないという。実際、Googleは常時SSL化の影響について、Gmailの常時SSL化による影響はCPU負荷の1%以下、セッションあたり10KB以下のメモリ、ネットワーク負荷の2%以下だったと、無視してもよい程度の負荷しかかからなかったと発表している。

常時SSLの事例として山崎氏は、ネット選挙が実行される前に、政党のホームページが信頼性を高めるために常時SSLを採用したケースを紹介する。たとえば、自民党公明党は常時SSLとEV SSL証明書を組み合わせて利用している。厳しい審査を通じて発行されるEV SSL証明書を採用し、信頼性を向上させているのだ。

EV SSL証明書を導入したサイトはアドレスバーが緑色になり、サイト所有者の名前が表示される(Internet Explorer 9の例)

常時SSL化で注意すべき4つのポイント

既存のサイトを常時SSLにするには、いくつかの方法があると説明する山崎氏は、次の4つの方法を示す。

常時SSL化を行う4つの方法
  1. HTTPS(SSL)のみ
    安全性が高い反面、HTTPによるアクセスを取りこぼしてしまう可能性がある
  2. HTTPのアクセスをHTTPSに転送する(実質SSLのみ)
    同じURLのHTTPSページに301転送(完全に移動)を設定する
    HTTP/HTTPSのいずれでアクセスしても必ずSSL暗号化される
  3. ハイブリッド(HTTP/HTTPSの両方を運用)して、HTTPSのリンクを設置する
    HTTPSへの切り替えボタンを用意する
  4. ハイブリッドのみ
    HTTPSを知っている場合やリンクで誘導されたユーザーだけがSSL化される

このなかで一般的なのは2番目の「HTTPのアクセスをHTTPSに転送する」方法で、ベリサインでも利用している方法だと山崎氏は勧める。この方法では、HTTPページのアクセスが自動的にHTTPSページへ転送されるため、SEOの効果を引き継ぐことができるが、ハイブリッドの場合は被リンクの効果がHTTPとHTTPSのページに分散されるため、検索順位を落とす可能性もあるという。

2011年5月にはGoogleのマットカッツ氏が301転送を行えばHTTPSに切り替えてもランクに影響を与えないと動画でコメントしている。ただし、2011年5月の時点ではまだ例が少ないため、いったんアクセスの少ないサイトや一部のサブディレクトリで試して、順位を確かめてみることが推奨されている。

また、常時SSL化するとリファラ(リンク元)情報を取得できるという効果もある。主要なブラウザはHTTPSからHTTPへ遷移するとリファラ情報を引き渡さないが、HTTPからHTTPS、HTTPSからHTTPSの場合は、リファラ情報を引き渡すようになっている。つまり、自社のページにHTTPがあった場合はリファラ情報を取得できない可能性があり、常時SSL化しておけば確実にリファラ情報を取得できるということになるのだ。

ブラウザのリファラ引渡し状況の例
リンク元ページリンク先ページInternet Explorer 8Firefox 3.6
HTTPHTTP○(引き渡す)○(引き渡す)
HTTPSHTTP×(引き渡さない)×(引き渡さない)
HTTPHTTPS○(引き渡す)○(引き渡す)
HTTPSHTTPS○(引き渡す)○(引き渡す)

続いて、山崎氏はサーバーがクライアントにCookieを送るときのレスポンスヘッダでSECURE属性を指定することで、Cookie情報を保護できることを説明する。これによって、セキュアなHTTPS接続時のみCookie情報を利用し、非セキュアなHTTP通信の場合はCookie情報を利用しないようにできるため、Cookieが盗聴される危険性を極小化できるという。

  • Set-Cookieヘッダのフォーマット 例
    Set-Cookie: NAME=VALUE; expires=DATE; secure
  • Set-Cookieヘッダ 例
    Set-Cookie: num=0001; expires=Sun, 1-Jan-2012 12:00:00 GMT; secure

常時SSLの説明の最後として、再度レスポンスの課題を説明する山崎氏は、CPU処理能力が飛躍的に向上しているのでレスポンスに問題はなく、さらに「Connection: keep-alive」のようにKeep Aliveを有効な設定とすることで、SSLネゴシエーションの発生回数を減らすこともできるとし、常時SSL化のメリットとデメリットを次のようにまとめた。

常時SSL化のメリットとデメリット
常時SSL化http/httpsのハイブリッド
メリット
  • すべてのアクセスを暗号化
  • SEOで不利になりにくい
  • コンテンツ/リンクの管理がシンプル
  • リファラ情報が取得しやすくなる
  • EV SSL設定ウェブサイトであることを伝えやすい(EV SSL証明書の場合)
  • ユーザーに接続タイプの選択権がある
  • 転送の設定が不要
デメリット
  • SSL接続を禁止しているネットワークに対応できない
  • HTTP接続のときと比べると、少なからずSSLネゴシエーションによる負荷が発生する
  • ログ解析が複雑になる
  • Cookieの安全なセッション管理が煩雑に
実装サイト例

RSAよりも負荷を低減する暗号アルゴリズムECC

続いて解説は、新しい暗号アルゴリズムである「ECC(楕円曲線暗号)」の話題に移る。ECCは、広く普及する暗号化技術のRSAのように素因数分解で鍵長を長くしてセキュリティを高めるのではなく、より複雑な演算によって現状では鍵長が短くても解読しづらい使用となっているのが特徴だ。そのためECCは、セキュリティの観点から鍵長が長くなり続けているRSAよりも負荷をかけずに活用でき、常時SSL化されたサイトや、スマートフォンなどのPCよりも非力なデバイスからのアクセスにも適した暗号化を提供できる。

ECC暗号は、世界に先駆けて日本の上場企業情報サイト「Kmonos」やブログ「小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記」で利用されている。

どちらも常時SSL化を行った後、不定期に訪れるピーク時のパフォーマンスが落ちることを避けるためにECC導入を決めているが、WebサーバーにApacheを利用しているKmonosではピーク時のCPU使用率を76.4%から41.53%に、Nginxを使っている小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記では41.95%から30.5%に下げることができたという。

CPUの負荷を低減させる効果があり、サーバーリソースの寿命を延ばすことでもECCが注目されていると山崎氏は話す。ただし、ブラウザやOSのバージョンによって非対応の場合もあるため、ECCとRSAのハイブリッド構成にするなど、注意点もあるという。

ECC導入時の注意点
  • 最新版のアプリケーションをインストールする必要がある
  • ApacheはRSAとECCのハイブリッド構成に対応しているが、どちらを選択するかはブラウザによって異なってしまう
  • NginxはRSAとECCのハイブリッド構成に対応していない

現時点では普及段階にあるECCだが、最後に山崎氏は、今後さらに導入環境を整えていくことを話した。

現時点ではまだ普及していないが、トランザクションが頻発するような環境では将来的にECCの利用をご検討いただきたい。テスト用の証明書も公開しているので、興味のある人はベリサインのホームページでECCと検索して実機の検証やパフォーマンステストを試してみてほしい(山崎氏)

日本ベリサイン株式会社
https://www.verisign.co.jp/

この記事の筆者

執筆:野本 幹彦

撮影:石川 恵愛(Lab Inc.)

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現役大学生がソーシャルメディアを企画・運営、ユーザー目線のメッセージと徹底した分析評価で会員獲得へ/トモノカイ [企業担当者に聞くFacebook&Twitter運用の現場] | Web担当者Forum

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企業担当者に聞くFacebook&Twitter運用

大学生スタッフに必ず行っていることは、企画をあげてもらったときに必ず、「それは楽しい? 自分ならリツイートしたい?」と確認することです。自分が楽しければ、同じ立場の大学生も楽しいはずです。仮に失敗しても、チャレンジして取り戻せばいい、というスタンスで任せています。

上司から「やりなさい」と言われたことではなく、自分で考えたことができるから、期待以上の結果を出したいと思いますし、パフォーマンスも伸びるのではないかと思っています。

株式会社トモノカイ
http://www.tomonokai.net/e/

塾講師紹介、家庭教師紹介を中心に教育分野で事業を行う株式会社トモノカイ。2013年2月には大学生をターゲットにした「t-news Web」というメディア事業を開始し、ソーシャルメディアでは主に3つのTwitterアカウント、2つのFacebookページを運用している。

実はTwitterとFacebookページの運用を主に行っているのはアルバイトの大学生スタッフで、現場の裁量に任せ、企画から効果測定まで行っている。今回取材に応じてくれたのは、同社事業創造戦略室の北野博俊氏と柄川愛氏の2人。柄川氏は、慶應義塾大学に通う現役大学2年生で、同社のソーシャルメディアアカウントのうち、特に活発に運用されている2つのTwitterアカウントの企画、運用、分析・評価までを担当している。

アカウント情報は2014年1月末時点の内容
t-news|大学生のためのお役立ち情報(@tnews_tomonokai)
  • 運用開始時期:2012年10月
  • ツイート:4,737
  • フォロー:12,666
  • フォロワー:13,506

大学生活や就活についての先輩の声、首都圏の家庭教師・塾講師・試験監督などのバイト情報など、大学生の「今と未来のセカイを広げる」情報を配信します!新大学1年生向け情報も多数!株式会社トモノカイの、現役大学生「あいあい」と「ゆーや」がつぶやきます。

T-news(家庭教師/塾講師/試験監督アルバイト/就活情報)
  • 運用開始時期:2011年9月
  • いいね!:786人
  • 話題にしている人:23人

株式会社トモノカイが運営する大学生向け総合情報サイト「t-news web」のfacebookページです。http://www.tnews.jp/

Twitter活用の目的
双方向コミュニケーションとクチコミしやすいフィールド作り

――ソーシャルメディアを活用し始めたきっかけを教えて下さい

株式会社トモノカイ
事業創造戦略室
学生メディアセクション
北野 博俊氏

北野 当社では、家庭教師紹介、塾講師紹介を主な事業としていますが、企業のミッションとして「次の時代の価値を創造する人材の排出」を掲げており、アルバイトや様々なコンテンツを通じていろいろな知識を得て、また様々な経験をして成長してほしいという願いがあります。

しかし、教育事業は今大きな転換期にあり、これまでの塾講師、家庭教師だけではたちゆかなくなってきています。そこで10年先を見据え、新しい教育事業戦略として「t-news Web」というメディアを2013年に開始しました。t-news Webは大学生向けのメディアで、大学生活を送るにあたって役に立つ情報、成長につながる情報を配信することを目指しています。

これまで、家庭教師や塾講師の求人情報などはメルマガだけで配信していました。しかし、メルマガは一方向の情報配信しかできないことが課題でした。大学生が今どういう情報を必要としているのか、何を考えているのか、ということが見えないので限界を感じていたのです。

また、新規会員を集めるのはチラシやリスティング広告、SEOなど、費用がかかるペイドメディアばかりでした。ところが、実際には会員になるきっかけはクチコミが多かったため、クチコミが生まれやすいフィールドを作ったほうがいいと考えました。

この2つの課題を解決するための手法としてソーシャルメディアが必要ということからTwitter、Facebookの運用を検討しました。運用にあたって考えたのがいわゆるR3コミュニケーションモデル(Relevance:自分事化、Relationship:関係構築、Reputation:評判形成)で、貢献できる情報を発信して、共有でき、ともに育てていく体制を作っていきたいということでした。

これまで、一方向の情報配信しかできていないのが課題でしたが、 貢献できる情報を発信して、共有し、ともに育てていく体制を作っていきたい。

目的とターゲットの異なるアカウントを現役大学生が運用

――主に3つのTwitterのアカウントを活用されているそうですが、どのような使い分けをしていますか。

北野 1つ目は「t-news|大学生のためのお役立ち情報」で、2012年10月から開始しています。こちらは、t-news Webのコンテンツ配信や、タイムリーなお役立ち情報を配信しています。

2つ目が『大学へのすゝめ』で、ターゲットは中高生です。このアカウントでは、東大・早慶生が語る勉強法や大学生活を中心にツイートしています。この2つのアカウントを学生スタッフの柄川が担当しています。

あとは、教員を目指す人のための採用試験対策や教育ニュースを配信する『教員ステーション|教員採用試験対策』があります。これらはすべて大学生が運用しています。

先輩が後輩を徹底的に育てる! これがトモノカイの伝統

――社員ではなく、大学生スタッフが運用されているということですが、その決断に至った経緯はどういったものですか。

北野 トモノカイは、そもそも大学のサークルからスタートした会社です。以前から大学生スタッフもパートナーとして位置づけ、社会人と同じような裁量を持ち一緒に事業を運用してきました。ですから、Twitterの運用をまかせるというのも、自然な流れです。

トモノカイは、大学生が社会に出るまでの道場みたいなもので、社会人である正社員も一緒に学びながら教えられることを教え、大学生に成長していってもらう場所です。

また伝統として続いているのが、新入生が入ると先輩の学生が仕事やノウハウを徹底的に教えこんでいくということです。この結果、数か月後には一般の新卒2~3年目の社会人よりもパフォーマンスを出せるようになります。

――ノウハウの引き継ぎは問題なく行われているようですね。

北野 2013年からは、メンター制度を取り入れて、先輩が後輩の悩みを聞いてアドバイスする、さらに社会人スタッフにも相談してどのように教え、また支えていくかをフィードバックしながら進めていくという仕組みも始めました。

運用体制
大学生活に役立つ情報と速報性の高い情報のバランス

――Twitterの運用担当者はどのような形で決められたのですか。

北野 メルマガでソーシャルメディア運用担当者の求人を出し、その応募者のなかから選びました。最初から、ソーシャルメディア運用担当ということで選んでいるので、柄川は塾講師や家庭教師の業務は行っていません。1年生のときから携わっているので、担当してから約1年になります。

――投稿内容は編集会議などで決めているのでしょうか。

柄川 愛氏

柄川 t-news Webのサイトに情報がたくさんあるので、その時々でそこから記事を選んで、読みたくなるような文章を考えてリンクを紹介しています。また、外部のサイトでも、大学生が興味を持つようなコンテンツがあれば紹介しています。t-news Webとそれ以外のコンテンツの割合は8:2くらいですね。

北野 編集会議とまではいきませんが、毎週のミーティングで方針を話し合っています。その他のコンテンツとしては、大学生にとって知っておいたほうがいいタイムリーなニュース、情報があります。

たとえば、2013年7月に「経団連が『採用選考に関する企業の倫理憲章』の見直しを発表して、現在の大学2年生の選考開始は8月からと大幅に後ろ倒しになりました。」ということを経団連が発表した直後ツイートしたり、おもしろいコンテンツとしては、ゲリラ豪雨の話題のときに、降雨情報を3分ごとに画像化してツイートしました。隅田川花火のときなども、「何分後に豪雨が花火会場周辺にいくから気をつけて!」というツイートをするなど、週次のミーティングでは決めてないこともツイートしたりしています。

どういった内容であれば即ツイートしていいかどうかは決めており、即効性のあるツイートができるような体制をとっています。両方ともリツイートの数がとても多くものすごく拡散しました。他の企業のアカウントを調べてみると、2~3割くらい遊びの部分があるので、バランスを参考にしながらその時々の世の中のトレンドと大学生の興味関心を調べつつツイートしています。

クレームも真摯に対応することでファンに変える

――運用にあたって、始めからガイドラインなどの整備はしていましたか。

北野 開始前にざっくりと、ツイートしない時間、ツイートしないキーワードといった基本ルールを決めました。たとえば、ディスる(否定的な)キーワードは絶対に使わないというルールがあります。そういったキーワードのツイートは盛り上がるかもしれないのですが、それは瞬間的なものであって、結果として不快に感じる人や傷つく人がいるかもしれない。トモノカイのビジョンと照らし合わせて、あわない内容は使わないようにしています。後は、日々の運用のなかで、付け加えながら改善していっています。

柄川 「やらないこと」という基本的なルールは社会人スタッフと話し合いながら決めましたが、実際にどういうことをツイートするかという各アカウントのブランディングなども、学生で企画しながら作っていきました。

――炎上などの心配はありませんでしたか。

北野 運用を開始して最初のころは「こんなクレームきちゃいました」と泣きそうな様子で報告に来たこともありました。だけど、クレームや苦情などがきても、きちんと返事をして対応していくことで、最後は「ありがとうございます」というように、ファン化して終わることがほとんどです。人間同士なので相容れないことがあっても、落とし所を探りながらコミュニケーションを続けていくことで、理解を得られることはあると思います。

効果測定
学生が自ら作ったKPI評価のためのExcelシート

――Twitterの運用ではどのくらい時間をかけていますか。

柄川 月に60時間ほどですね。毎日、1時間半くらいでツイートを作ること、返信をすることに加えて、ツイートの効果分析をして、次にどうつなげて改善していくかということを検証しています。また週に1回、ソーシャルメディアチームでミーティングをしていて、前の週の振り返りをやっています。

――効果測定まで柄川さんがやっているんですか。

柄川 管理ツールの「つぶやきデスク」から、CSVデータをダウンロードして、自分たちで作成したExcelの評価シートのカテゴリごとに落とし込み、KPIとしてクリック数、リツイート数を評価しています。

――ツールの効果測定機能もあると思いますが。

柄川 つぶやきデスクでは、投稿ごとのクリック数、リツイート数はわかりますが、それがどんな内容のツイートなのかというカテゴリまではわからないので、自分たちでツイートを投稿内容から分類してカテゴリごとの数値を分析しています。

たとえば、毎週このカテゴリはどれくらいリツイートされたか、クリックされたか、先週とどう変わったかを見ています。クリックではどの話題に興味・関心があるのか、メルマガへの登録につながったかを評価し、リツイートではクチコミでどれくらい情報が広がったかを評価しています。

ツールとExcelを併用してソーシャルメディアの効果を分析

――かなり詳細な分析シートですね。自分たちで作成したのですか。

北野 社内で作成されたひな形を学生スタッフ同士で共有して、それをさらに改良して現在の形になりました。大学生の興味や関心は、月ごとに、早ければ週でトレンドが変わります。就活時期、休みの前後で話題がガラッと変わるので、その傾向を見ながら、次の週の企画を考えていきます。

――ツールを選ぶときのポイントはどこにありましたか。

北野 Twitterを2011年10月に始めてから、フリーのサービスも含めてあらゆる管理系のサービスを試してみました。そのなかで一番パフォーマンスがよくて、CSVダウンロードができる点でつぶやきデスクを選びました。また、無料のサービスはTwitter側のAPI仕様変更などに対応できずに使えなくなるものもあったので、仕様変更への対応が早いつぶやきデスクは安心して利用できます。

柄川 つぶやきデスクは、CSVダウンロードでデータを取得できるので自分たちのやりやすいような分析ができることに加えて、ツール側でフォロワー推移、他社との比較分析ができるので、そこは毎週チェックしています。また、つぶやきデスクの「未読のツイート」を見て、返信したかどうかを確認しています。わざわざ、ツイートをさかのぼって探さなくてもいいので助かっています。

新規会員登録の15%はTwitter経由

――Twitter経由の会員登録数などはどれくらいあるのでしょうか。

北野 2013年上期の場合では、新規会員登録者のうち、15%がTwitter経由での申し込みでした。以前から、自分の周囲に積極的に紹介してくれる学生が現れることがあるのですが、Twitterでも紹介してくれている人が何人かいて、そこからの流入が多かったです。

これまでは、ペイドメディアからの会員登録がほとんどでしたが、ソーシャルメディア経由も増えたことで、うまくいっているという実感があります。メルマガ配信数は現在3万7千通ほどですので、2014年は7万通を目標にしています。

Twitterを運用するメリットとして、反応をすぐに見ることができるのは大きいです。たとえば、以前であればメルマガで配信した求人情報のリンクを間違った場合、翌日になって応募がないためリンクミスに気づくということがありました。Twitterでは、数分後に「リンクが切れているよ」というようなユーザーのつぶやきやリプライをいただけるので、即わかることがあります。

また、日々の運用のなかで、今の大学生が何を考えているのかという動向もつかめるようになりました。

コミュニケーションを主眼に半年間で1万フォロワーを達成

――Twitter開始当初、フォロワーはどうやって増やしましたか。また目標値などはありましたか。

柄川 最初は、大学生のアカウントをこちらからフォローして、フォローを返してもらっていました。ある程度のフォロワー数に達した後は、リツイートでどんどん広まり、フォロワーも増えていくようになりました。運用の目標として、開始から半年で1万フォロワーというのがあり、ぎりぎり達成しています。

――かなり苦労されたのでしょうか。

北野 ラスト1か月で「達成できそうにないです」という報告があったのですが、この目標を達成することを考えて実行するプロセスを経験することで、柄川自身が成長できることは過去の学生スタッフを見てきた経験からわかっていたので、私から具体論はあまり出さずアドバイスをして自分で方法を考えてもらいました。

柄川 施策としては、過去のツイートの結果を分析し、リツイートが多く発生しているツイートと同傾向のものを多くツイートして、フォロワーを増やしました。そのときは、1日50人ペースでフォロワーが増えていきました。

北野 他社と比較すると金銭をからめたキャンペーンは圧倒的に少ないです。それは金銭をからめたキャンペーンだと、「金銭が目的」になってしまい、後々反応が悪くなるからです。ソーシャルメディアを始めたのは、コミュニケーションを取ることが目的でしたから、コミュニケーションを主眼に、どうしたら振り向いてもらえるかに注力して運用してきました。

ソーシャルメディアの目的はコミュニケーション。
どうしたら振り向いてもらえるかに注力して運用してきました。

――その他、これまでどんな投稿に反応がありましたか。

柄川 学祭シーズン中に主要な大学の学園祭スケジュールをツイートしたら、1000以上のリツイートがありました。

他のアカウントでは1万リツイートを超えたものもあります。それは、数学の計算式のクイズだったのですが、フォローしているユーザーは大学生が多いので、方針として彼らに響くコンテンツ、参加したくなる内容を考えてツイートしました。

北野 春ごろには、大学生とお酒との付き合い方に関するt-news Webの記事にとても多くの反響がありました。毎年、新入生の飲酒事故があり、この課題を解決しないといけないと感じていましたので、「上手なお酒の断り方」をテーマにした記事をツイートしたところ、たくさんのリツイートがあり、これは今でも多く読まれている記事の1つで、ツイッターでも毎回多くの反応があります。

Facebookは大学3~4年生向けの話題が中心に

――Facebookページはどのような運用をしていますか。

T-news
教員ステーション

北野 Facebookページは、「T-news(家庭教師/塾講師/試験監督アルバイト/就活情報)」と「教員ステーション|教員志望の学生のための情報ポータル」の2つを運用しており、こちらは別の大学生が運用しています。

「T-news」は現状、大学1~2年生が主に利用していて、この層はFacebookを使っている割合が少ないので、反応が少ないのが現実です。一方の「教員ステーション」は、3~4年生を対象にしているので反応はあります。これは、Facebookの特性だと思っています。

担当者自身が楽しめているか、自社の隠れたコンテンツを探して発信

――今後はどのような展開を考えていますか。

北野 基本的には、今と同じで会社としてのビジョンに基づきながら、会員との密なコミュニケーションをさらに伸ばしていきたいです。今は首都圏が中心なので、次年度は関西圏も含めて展開していきたいと考えており、Twitterの活用が鍵になりそうです。

柄川 Twitterでは、ツイートに画像や動画が表示されるようになったので、写真、動画を付けたツイートを増やして反応を上げていきたいです。

――これまでの経験で得た、ソーシャルメディアを運用するコツを教えてください。

北野 まずは徹底的にKPIを自分たちの目的と照らし合わせ、評価しながら運用することですね。他の会社の方から相談を受けることもあるのですが、みなさん自社の持っているコンテンツの魅力や、そのコンテンツのどこにユーザーが興味関心を抱いているのか気づいていないことがあります。自分たちにとっては当たり前のことでも、発信してみると意外と知られていなかったりすることがよくあります。自社のコンテンツの隠れた魅力を、KPIを見ながら探っていくことが重要だと思います。

弊社では大学生に企画立案・運用を任せていますが、必ず行っていることがあります。それは企画をあげてもらったときに必ず、「それは楽しい? 自分ならリツイートしたい?」と確認することです。自分が楽しければ、同じ立場の大学生も楽しいはずだし、仮に信じてやったことが失敗しも、またチャレンジして取り戻し、その反省を踏まえて伸ばせばいい、というスタンスで任せています。

柄川 企画をゼロから任せてもらえる仕事は、他のアルバイトやインターンでもなかなか経験できないのでやりがいを感じています。上司から「やりなさい」と言われたことではなく、自分で考えたことができるから、期待以上の結果を出したいと思いますし、パフォーマンスも伸びるのではないかと思っています。

この記事の筆者
ユーザー 深谷歩+藤原亜希子 の写真

株式会社 深谷歩事務所
深谷歩

深谷歩事務所代表取締役。ソーシャルメディアやブロクを活用したコンテンツマーケティング支援を行う。Web メディア、雑誌の執筆に加え、講演活動も行う。

著書
  • 『小さな会社のFacebookページ制作・運用ガイド』
  • 『小さな会社のFacebookページ集客・販促ガイド』

http://officefukaya.com

アユダンテ株式会社
藤原 亜希子(Akiko Fujiwara)

神奈川県出身。横浜市立大学文理学部心理学科を卒業後、就職情報会社にて、Nifty-Serveを利用した就活学生の情報交換支援フォーラムを立ち上げ、運用する。その後、アユダンテ前身のイージャパン株式会社にて、企業サイトSEO施策プロジェクトを担当。子育て専念期間を経て、2011年12月より、アユダンテ株式会社にて、ディレクター、ソーシャルメディアマーケティング担当として、企業のSEOプロジェクト進行ならびに、企業のソーシャルメディア活用支援、コンテンツマーケティング支援を行っている。

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